◆−腹心漬(ワレモノ注意)−キツネノテブクロ (2002/9/17 09:07:43) No.9312
 ┣Re:腹心漬(ワレモノ注意)−ドラマ・スライム (2002/9/17 11:42:17) No.9317
 ┃┗Re:腹心漬(ワレモノ注意)−キツネノテブクロ (2002/9/17 14:20:45) No.9323
 ┗腹心漬(硬度8)−キツネノテブクロ (2002/9/18 08:37:37) No.9351
  ┗Re:腹心漬(硬度8)−ドラマ・スライム (2002/9/18 11:26:08) No.9355
   ┗Re:腹心漬(硬度8)−キツネノテブクロ (2002/9/18 14:54:08) No.9364


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9312腹心漬(ワレモノ注意)キツネノテブクロ 2002/9/17 09:07:43


注:上のタイトルと話の中身は全く関係ありません。



――――――――――――――――――――――――――――――

綺麗なグラスを見つけた

――『グラス』――

ダルフィンと二人、久々に街に出る。

「あら、これ・・・以前グラウに頂いたものと同じですわ」

そういって指差したのは、ふと立ち寄った店の棚に置かれた、青い花びらの散った白い陶器の、ティーセット。

「ほう、あいつのしてはセンスがいいな」

「ふふふ、意外そうですわね。
グラウはこういったものを選ぶセンスは、よろしいのよ」

そう言うと、ダルフィンは悪戯っぽい笑顔を見せる。

「知らなかった・・・」

正直、あの無骨なイメージのあるグラウ=シェラーが、こういった物を選ぶ姿は、想像できない・・・

「ゼラス見て。
素敵なグラス・・・」

ダルフィンの言う方を向けば、繊細なデザインのワイングラスをはじめとする、硝子細工が置いてある、それらは光の反射を受け、きらきらと輝いて見える・・・

「・・・ほう」

棚をずっと見ていくと、切子細工のウイスキーグラスが目に付く。

「・・・ガーヴが使いそうだな・・・」

あの男は、とにかく酒を好む。

「・・・たまには、私から何かをやるのも良いか・・・」

・・・・ガーヴ帰ってきたら・・・一緒の飲もう・・・






・・・・丁寧に包装されたグラスは、結局使われる事は無かった・・・・それは、渡すべき相手が既に・・・・・








<了>

あとがき。

獣王様の一人称っぽい話です。
時間的には、降魔戦争後、ガーヴがフィブリゾに滅ぼされる前。
何処と無く淋しい気がします、この話・・・

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9317Re:腹心漬(ワレモノ注意)ドラマ・スライム 2002/9/17 11:42:17
記事番号9312へのコメント

おお悲しくも素晴らしいお話でした。
これからもがんばって続きを書いてください。(短!)

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9323Re:腹心漬(ワレモノ注意)キツネノテブクロ 2002/9/17 14:20:45
記事番号9317へのコメント

ドラマ・スライムさんは No.9317「Re:腹心漬(ワレモノ注意)」で書きました。
>
>おお悲しくも素晴らしいお話でした。
>これからもがんばって続きを書いてください。(短!)
>
有難う御座います。
頑張りますので、続きを書いた際はまた読んでやってください。

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9351腹心漬(硬度8)キツネノテブクロ 2002/9/18 08:37:37
記事番号9312へのコメント

注:上のタイトルと話の中身は全く関係ありません。



――――――――――――――――――――――――――――――

オウゴンイロノキレイナイシ・・・

――『石』――

人間の振りして立ち寄った村で、村を襲う魔物を退治したら、綺麗な石が報酬の中に混じっていた。

「こいつは上物だ」

緋色の髪の男――魔竜王ガーヴの手の中でゆれる石は、黄金色の綺麗な石・・・インペリアル・トパーズと呼ばれる宝石・・・

「さて、俺には宝石は似合わねえし・・・」

――あいつにでもやるかな――

この石の言葉は『希望』

「・・・魔族の望みは滅び・・・希望なんかもたねえか・・・」

石の言葉は教えずあいつに渡そう。



・・・魔族に希望はいらない・・・魔族は絶望を撒くもの・・・



・・・・・・魔族が希望持つ事は無い・・・



・・・・石の色は・・・







――いつか全てのものを飲み込んで、無へと帰ること・・・それが魔族の『希望』・・・・






<了>

あとがき。

みぢかっ!
しかも変!
・・・・(逃)

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9355Re:腹心漬(硬度8)ドラマ・スライム 2002/9/18 11:26:08
記事番号9351へのコメント

キツネノテブクロさんは No.9351「腹心漬(硬度8)」で書きました。
>
>注:上のタイトルと話の中身は全く関係ありません。
>
>
>
>――――――――――――――――――――――――――――――
>
>オウゴンイロノキレイナイシ・・・
>
>――『石』――
>
>人間の振りして立ち寄った村で、村を襲う魔物を退治したら、綺麗な石が報酬の中に混じっていた。
>
>「こいつは上物だ」
>
>緋色の髪の男――魔竜王ガーヴの手の中でゆれる石は、黄金色の綺麗な石・・・インペリアル・トパーズと呼ばれる宝石・・・
>
>「さて、俺には宝石は似合わねえし・・・」
>
>――あいつにでもやるかな――
>
>この石の言葉は『希望』
>
>「・・・魔族の望みは滅び・・・希望なんかもたねえか・・・」
>
>石の言葉は教えずあいつに渡そう。
>
>
>
>・・・魔族に希望はいらない・・・魔族は絶望を撒くもの・・・
>
>
>
>・・・・・・魔族が希望持つ事は無い・・・
>
>
>
>・・・・石の色は・・・
>
>
>
>
>
>
>
>――いつか全てのものを飲み込んで、無へと帰ること・・・それが魔族の『希望』・・・・
まさに『金色の魔王』の色ですか
>
>
>
>
>
>
><了>
>
>あとがき。
>
>みぢかっ!
>しかも変!
>・・・・(逃)
ありがとうございました。

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9364Re:腹心漬(硬度8)キツネノテブクロ 2002/9/18 14:54:08
記事番号9355へのコメント

コメント有難う御座います。
インペリアルトパーズの宝石の言葉は、『希望』の他に『友情』とかあったんですが、アメリアとかならともかく、魔族には合わないと思い使ってなかったりします(^^;

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