◆−お久しぶりです&改題・連載再開−闇の結晶 (2002/4/16 17:06:32) No.8318
 ┣混沌宮にまつわるいくつかの出来事 1−闇の結晶 (2002/4/16 17:07:51) No.8319
 ┗混沌宮にまつわるいくつかの出来事 2−闇の結晶 (2002/4/16 17:15:22) No.8320
  ┗お久しぶりです〜−みい (2002/4/20 23:25:50) No.8339
   ┗お久しぶりです!−闇の結晶 (2002/4/23 17:18:43) No.8354
    ┗Re:お久しぶりです!−みい (2002/4/26 23:32:42) No.8394


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8318お久しぶりです&改題・連載再開闇の結晶 2002/4/16 17:06:32



お久しぶりです。闇の結晶と申します。
数ヶ月前に投稿したっきりなので、きっと忘れられていることでしょう。
と言うか、忘れててください(汗)

さてと。
以前に投稿した『北と南が寒いわけ』という小説を、手直しの上改題して、止まっている連載を再開させていただこうと思っています。
……と言っても、連載ペースは一ヶ月に一度程度になりそうですが。

それでは。
少しでも、皆様の目にとまることを期待して。

闇の結晶でした。

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8319混沌宮にまつわるいくつかの出来事 1闇の結晶 2002/4/16 17:07:51
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混沌宮にまつわるいくつかの出来事 1

穏やかな春の昼下がり。
陽射しがぽかぽか気持ちいい。
平和な森を貫きとおる,これまた平和な本街道。
その道の途中,街道の真中ぐらいで、リナとガウリイは――
やっぱし平和に道を歩いていた。
いや,ここで「戦闘をしていた」とかいうとカッコイイのは確かなのだが,平和なもんは致し方ない。
まあ,世の中平和が一番である。うん。
「ご飯も食べたし,陽射しは気持ちいーし……
…なんだか,お昼寝でもしたくなってくるわねー……」
「……そーだな〜……」
その辺の木の下に腰掛ければ,すぐにでも眠っちゃいそうな表情で,リナとガウリイは会話を交わす。
だけど……平和は長くは続かなかった。お約束どおり。
ぴばしいっ!
いきなし聞こえてきたのは,無論攻撃呪文の音!
――雷撃系の呪文に聞こえるけど,「ディグボルト」ジャこうも響かないし,「アーク・ブラス」は単発じゃない。となると残りは……「ダイナスト・ブレス」!
ここまでをリナは一気に判断すると,音のほう――街道の先に向かってダッシュをかける!
無論のことついてくるガウリイに、リナが,
「ガウリイ!あんた,何にも感じなかったの!?」
「呪文の音がするまで,気配も何も無かったんだ!
今は,デーモンと……純魔族の気配が一つだ!」
「デーモンの数は分かる!?」
「ダース以上!」
そうこう話しているうちに,戦闘の現場が見えてくる。
そこに居たのは,20半ば、緑の髪に白い服の巫女と,紫の髪に黒い服の神官。そして――2ダースを越えるレッサー・デーモン達!
リナが加勢しようと呪文を唱え始めた,その時。
神官のほうが不意によろめき――炎の矢をよけそこね,十数本もの矢が神官に命中する!
神官は,倒れてそのまま動かなくなる。
巫女は,ちらり,とそれに目をやり――何の感慨もなさげに,何かの呪文を唱えつづける。まるで,どうでもいい取るにたらないことででもあるかのように。
「………………!?」
思わず立ち止まり,呪文の詠唱を止めてしまうリナ。
ざぞんっ!
戦場にたどり着いたガウリイが,デーモンの一体を切り下ろす。
「助けに来たぞ!」
ガウリイがそう言うと同時に,巫女は地面にひざと手をつく。
「いらないわ。『闇魔滅波動(ダーク・スレイヴ・ウエーブ)』」
巫女が力ある言葉を発動させると同時に,巫女を中心として黒い波のようなものが広がって行く。それに触れてもガウリイは何とも無いが――デーモンは,白いちりと化し,すぐに風へと溶け消える。
「すごい……」
つぶやくリナ。だが、倒れた神官の方が気になり、ガウリイの隣に飛び出した。
「ちょっと!そっちの人は大丈夫なの!?」
だが、巫女は神官に回復呪文を掛けようとすらせず、リナたちの方に向き直る。
「野次馬根性で来たのなら帰ってくれる?こっちはあたし一人でも十分に勝てたの。
いざとなったら純魔族使って下がらせるって手もあったんだし」
その声は、何と言うか――この世のすべての氷を使ってすら、ここまで寒くはならないんじゃないかというくらいの冷たさ、だった。
「純魔族…って……あんた、巫女じゃないのか!?」
驚きの声を上げるガウリイ。
巫女はその言葉にはこたえず、神官の方に向き直ると……
どざしっ!
・・・・・・いきなし頭を蹴っ飛ばした。
驚くリナとガウリイの目の前で、動かなかったはずの神官は頭を押さえつつむっくりと起き上がる。
「ひどいですよー、ミシリムさぁん……
僕、一応怪我人なんですから……」
「……どこが?」
「……いえあの、確かに僕にフレアアローなんか効きませんけどね……」
なんだか情けない声を上げている、この黒い神官は、言わずと知れた……
「…ああああああっ!ゼロスっ!心配して損したぁぁぁっ!」
絶叫を上げて頭を抱えるリナ。
「……知り合いなの?ゼロス?」
「あ、はい。えっと……リナ=インバースさんとガウリイ=ガブリエフさんですよ」
なんだか萎縮しているようにも見えるゼロス。
「それで、ゼロス。そっちの美人の子、ゼロスのご同類?」
「魔族かどうか」とのニュアンスを込めて聞くリナ。
「残念ながら、あたしはこいつの同類でも友達でも仲間でも、味方でもないわね。共闘関係ではあるけれど」
「ま、平たく言っちゃえば、お互いに利用価値があるから、利用できるうちはお互いを利用していよう……ってことです」
あっさりとした二人の答え。
「ふうん……
それで、名前は?」
内容がほんとに分かってるのかどうか、お気楽の口調で聞くガウリイ。
「悪いけど、自分と関わりあいになりそうに無い相手には名乗らない事にしてるの」
言って彼女は自分の荷物をしょいなおす。
「行くわよ、ゼロス。人を探すんでしょう?早目に次の街に着いた方がいいって言ってたのはどこのだれよ?」
さっさと歩き出そうとする巫女に、しかしゼロスは気まずそうに。
「その……僕の探してる人たちって、このお二人も含まれているんですけれど……」
その言葉に巫女は、不愉快そうに一瞬目を細めた。
「探してる……って……?」
つぶやくリナに、ゼロスは一つ頷くと、
「上からのご命令です。
リナ=インバースを含む八名を、とある遺跡まで連れて行け、との――」

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8320混沌宮にまつわるいくつかの出来事 2闇の結晶 2002/4/16 17:15:22
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混沌宮にまつわるいくつかの出来事 2

「探してる……って……?」
つぶやくリナに、ゼロスは一つ頷くと、
「上からのご命令です。
リナ=インバースを含む八名を、とある遺跡まで連れて行け、との――」

「あ、そう。じゃ、そういうことで」
ゼロスのせりふを聞いたとたん、いきなり背を向けて次の街方向に向かって歩き出すリナ。
「あ、それじゃ……って、リナさんっ!どこに行こうとしてるんですかっ!?ちょっと待ってくださいよぉっ!」
去ろうとするリナのマントにしがみつき、ずりずりそのまま引きずられていくゼロス。見苦しいったらありゃしない。
「うーるーさーいーわーね!罠だって分かってる魔族のお誘いに乗る奴がどこに居るっていうのっ!それともなに、あんた人質でも取るつもりっ!?」
「うっ……そ、そういう手段をとれればどれだけ楽か……
とにかく、僕の話ぐらい聞いてくださいってばぁぁぁ!」
「やだっ!聞いたら後戻りできないような話でもするつもりでしょっ!?」

ずんずん(といったってゼロスが引っ付いてる分遅いが)進んでいくリナと、それに引っ付いてずりずり引っ張られてくゼロス。進んでいく二人の姿にため息一つ、ついていくガウリイと巫女。
森は何だか平和だった。

「ですから!僕の話をきいてくださいってばっ!
僕は……と言うかこの話は、リナさん達の身になにか危険が起こるような事じゃないですし、他のどなたにもご迷惑がかかるような事でもないんですよっ!
……大体、僕は「上からの」命令としか言ってないでしょうっ!?」
「それじゃあ、腹心からの命令じゃあないとでも?」
いい加減うっとおしくなったか、そこで立ち止まるリナ。
「ええ、その通りですけど……」
立ち上がりつつ言うゼロス。
「んじゃあ、魔王からの命令?」
「いえ、そうでもなくて……その……
それより上の方からの……」
「それより上……って、まさか……!?」
その瞬間、タイミングよくガウリイがリナに聞いてくる。
「なあ、リナ。「ろーどおぶないとめあ」って、どっかで聞いた事なかったか?」
「ちょっ……ガウリイ、何であんたが「あれ」の名前憶えてんのよ!?」
「お二人とも、みだりにあのお方の二つ名を口に出したり、ましてやあれ呼ばわりしないで下さいよっ!」
ゼロスの抗議の声が飛ぶが、驚ききったリナの耳には入っていない。
「いや、憶えてたわけじゃないんだけどな。
ゼロスの連れの人……ミシリムさん、って言うそうなんだけど、その人が、ゼロスにおれたち連れてくるように言ったのは、ろーどおぶないとめあって名前の魔王らしい、って言ったから。
でも、この世界の魔王はシャブ……何とかだし、なんかろーどおぶ…なんとかって名前にも聞き覚えがあったもんで。
……で、何なんだ?そのろーど……なんとかってのは」
どうやらゼロスとリナがもめてるうちに、こちらはこちらで自己紹介やらなんやらしていたらしい。
「あんたに説明すると十年かかっても理解できそうにないから、パスするわ。
そ・れ・よ・り……」
そこでリナは勢いよくふりかえると、ゼロスにヘッドロックをかます!
「あんたねー!結局、聞いたら後戻りできないような話だったじゃないのよっ!?」
「ちょっ……リナさん、痛いです……
僕は、一言も「聞いても後戻りできる話」だとは言ってませんよ?」
「どやかましいぃぃぃぃぃ!問答無用で聞かせといて何を言うか!?」
「リナさんに聞かせたのは僕じゃなくてガウリイさんですし、そのガウリイさんに聞かせたのもミシリムさんじゃないですかっ……!」
「でもあたしに聞かせたのはゼロスでしょう?
それと、顔色紫にしてみせるのはやめなさい。ダメージ受けてないんだから」
と、最後はミシリムのツッコミ。
それを聞いたゼロスは、一瞬悲しそうな表情をした後、
しゅんっ!
「ああああっ!空間移動で逃げるかっ!?」
「この場から逃げた訳じゃ無いんですから別にいいじゃないですかぁ……
それより、これからどうなさるんです?あくまでもついてこないとおっしゃいますか?」
ゼロスの言葉に、リナはとても苦々しそうな顔をして。
「「ロードオブナイトメア様」直々のご命令じゃ仕方ないわよ……。
ついてきゃいいんでしょ、ついてきゃ!」
ぶっきらぼうに言い放つ。
そのリナの言葉に、ゼロスは満面の笑みを浮かべた。

――――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき(もどき)

と言うわけで、お送りしました「混沌宮にまつわるいくつかの出来事」。
いかがでしたでしょうか?いえもちろん駄文の極みであることは承知の上なんですが。
お目通し頂けただけでもうれしいですね。

それでは。

闇の結晶でした。

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8339お久しぶりです〜みい 2002/4/20 23:25:50
記事番号8320へのコメント

どうもです。あああっ!再掲示は嬉しいですっ!読めなかったのありますから。続きも楽しみにしています。
ところで、今年はお互い受験生ですねぇ。まあ、とりあえずは目先の修学旅行を楽しみですね。6月の456なのです。それでは

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8354お久しぶりです!闇の結晶 2002/4/23 17:18:43
記事番号8339へのコメント

みいさんは No.8339「お久しぶりです〜」で書きました。

お久しぶりです,闇の結晶です。

>どうもです。あああっ!再掲示は嬉しいですっ!読めなかったのありますから。続きも楽しみにしています。
続きは……3のオール書きなおしをしてるので,もしかしたら5月かも……(汗)

>ところで、今年はお互い受験生ですねぇ。まあ、とりあえずは目先の修学旅行を楽しみですね。6月の456なのです。それでは
……そう言えば,受験などと言うものがありましたですね。やっぱり,受験真っ盛りのころはさすがに書き殴りに来れませんかねえ……
修学旅行。私の所は5月の12,13,14です。京都・奈良に行くんですが,お寺ばっかり見ても……という気がしてしまいます,私。

そう言えば,「前の学校はとうとう学級崩壊です。(苦笑)」と別のツリーで言ってましたが,転校したんですか?

それでは。

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8394Re:お久しぶりです!みい 2002/4/26 23:32:42
記事番号8354へのコメント

どうもです。あれ?言ってませんでしたっけ?そうです。転校したんですよ。今日は中体連で久々にあえたりしたんですよv

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