◆−無意味に長い年初めのご挨拶。−ねんねこ (2002/1/28 11:28:56) No.8000 ┣CREID ≪Overture≫−ねんねこ (2002/1/28 11:31:15) No.8001 ┃┗どーも!!−圭悟 (2002/2/3 10:45:18) No.8038 ┃ ┗どもですっ!!−ねんねこ (2002/2/5 14:08:33) No.8055 ┣CREID ≪The First≫−ねんねこ (2002/1/28 11:33:15) No.8002 ┃┣きゃああああああああああ♪新連載いいいい♪−覇雷瑛 (2002/1/28 17:58:16) No.8003 ┃┃┗にょほほほほほほほほほほほほほほvv−ねんねこ (2002/1/31 09:26:05) No.8016 ┃┣待ってましたっっvvvv−早坂未森 (2002/1/28 18:34:40) No.8004 ┃┃┗お待たせしましたっ!(><)−ねんねこ (2002/1/31 09:27:11) No.8017 ┃┣にゃはははvv(嬉しくて笑いが止まらないらしい)−ひろみ (2002/1/29 10:20:37) No.8006 ┃┃┗ひょひゃひゃひゃひゃひゃvv(対抗心が芽生えたらしい←何)−ねんねこ (2002/1/31 09:28:21) No.8018 ┃┣ぃやっほぅっ!−むくぅ (2002/1/29 20:23:36) No.8008 ┃┃┗にゃほっっ!−ねんねこ (2002/1/31 09:29:13) No.8019 ┃┗いつものごとくで遅れると(滝涙)−久遠安宿 (2002/1/30 21:00:24) No.8014 ┃ ┗ドンマイですっっ!−ねんねこ (2002/1/31 09:30:01) No.8020 ┣CREID ≪The Second≫−ねんねこ (2002/1/31 09:32:15) No.8021 ┃┣今日わっ初めましてv−蒼杜 (2002/1/31 19:09:36) No.8027 ┃┃┗はじめましてなのです♪(笑)−ねんねこ (2002/2/5 14:03:35) No.8050 ┃┣にょろろんv −春祭あられ (2002/1/31 23:50:38) No.8029 ┃┃┗うにょにょにょにょん♪−ねんねこ (2002/2/5 14:04:32) No.8051 ┃┣はじめまして−狩野 理砂 (2002/2/1 18:24:03) No.8032 ┃┃┗はじめましてですv−ねんねこ (2002/2/5 14:05:17) No.8052 ┃┣(遠い目)−久遠安宿 (2002/2/2 13:06:01) No.8036 ┃┃┗沈没。(何)−ねんねこ (2002/2/5 14:06:22) No.8053 ┃┗本領発揮なのですねっ!?(何)−むくぅ (2002/2/2 13:56:16) No.8037 ┃ ┗さらに暴走確実なのですねっ!?(訊くな)−ねんねこ (2002/2/5 14:07:28) No.8054 ┣CREID ≪The Third≫−ねんねこ (2002/2/5 14:10:36) No.8056 ┃┣やっぱり我慢は体に毒なのですよ!(言い訳とも言う)−風見りあ (2002/2/5 16:29:23) No.8057 ┃┃┗あなたのことが忘れられないのv(何)−ねんねこ (2002/2/10 15:01:51) No.8073 ┃┣続き♪続き♪−狩野 理砂 (2002/2/5 22:16:21) No.8058 ┃┃┗レス♪レス♪−ねんねこ (2002/2/10 15:02:43) No.8074 ┃┣顔面蹴りだあvv−ひろみ (2002/2/6 20:54:49) No.8062 ┃┃┗次回は反復横飛び三段蹴りで。−ねんねこ (2002/2/10 15:04:26) No.8075 ┃┣学びあいなのですねっ!?−むくぅ (2002/2/7 18:48:27) No.8064 ┃┃┗漫才しあいなのですねっ!?(違)−ねんねこ (2002/2/10 15:05:28) No.8076 ┃┗いよっ!森林伐採人っ!(ひどいよ)−九条みすず (2002/2/9 13:05:20) No.8070 ┃ ┗世の中気づいちゃいけないこともあるもんです。−ねんねこ (2002/2/10 15:09:29) No.8077 ┗CREID ≪The Fourth≫−ねんねこ (2002/2/10 15:12:24) No.8078 ┣石っころさんだあ♪−狩野 理砂 (2002/2/10 21:05:07) No.8080 ┃┗理砂さんだあ♪−ねんねこ (2002/2/14 12:15:51) No.8095 ┣姐さんっ(笑)−ひろみ (2002/2/12 16:40:57) No.8090 ┃┗ちなまなくても読み方は『あねさん』。『あねさん』……?(滝汗)−ねんねこ (2002/2/14 12:23:42) No.8096 ┣爆睡アスタローシェ君♪−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2002/2/13 17:45:40) No.8093 ┃┗夢の中で貴方はいったい何を見る?(笑)−ねんねこ (2002/2/14 12:33:43) No.8097 ┗お互い辛い時期ですね…(お前だけだ)−白河綜 (2002/2/16 21:18:37) No.8116 ┗おかげさまで♪−ねんねこ (2002/2/18 11:24:23) NEW No.8125
8000 | 無意味に長い年初めのご挨拶。 | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/28 11:28:56 |
お久しぶりです。もしくははじめましてなのです。 なにはともあれ、あけましておめでとうございますっ!(激遅)ねんねこですっ! 新年最初に出会った方には夏でも新年のご挨拶を、のねんねこ宅の家訓に乗っ取りまして(そんなもんない)ちと遅い新年のご挨拶と共に短期連載などを一つ――― 「……て、ちと待ておい」 おや、そこに立つのはクラヴィスくんではないですか。ああ、ちなみにこのクラヴィスくん。知らない方のためにご説明を簡単にさせていただきますと…… 「……説明の仕方によっては殴り倒すからな……」 ……………………一言に言えば、『最近ちょっと落ち目の物好きエセ神官』と言うのが一番近い言いか――― ごめし。 「とってもぷりちーでかっこいい素敵にミステリアスなヴァレンタイン家を陰で操る参謀と言え」 い……いつからウィルフレッド氏を手のひらで弄べるほどの知能がついたんだクーちゃん……ていうか、違うっ!オリキャラの分際で創造主(ねんねこ)をその製菓用伸ばし棒で殴りつけるたぁ良い度胸だっ!不意打ちなんぞせずに正々堂々外に出やがれっ! 「出ていいのか? 本気で殴りかかったらお前……死ぬぞv」 ……すみません。わたくしが悪かったです。そのにっこり微笑んだままわたくしの頭を片手で鷲掴みにするのは止めていででででででででででっ!(泣) 「そんなことより、なにいきなり短期連載とか言い出してんだお前は? ん?」 い、いえ!これにはいろいろと諸般の事情がありまして! 「オレには数日後からお前にゃ試験地獄が待っていると記憶していたんだが……」 まー今さら追い込みもくそもないしねぇ……て、そーじゃなくって! 勉強の合間の物書きタイム(どうやらそんな余裕があったらしい)に書いていた話がちとまとまりつつあるし、なにより新年の初っ端の月に一回は投稿させていただきたいなぁと言う欲求に駆られて…… 「どっちかっていうと、後者の方が本音に聞こえるな」 ふっ、よくぞ見破ったな。ご褒美として――― 「主役? オレっち今回主役っ!?」 いや、主役っぽいゼルガディス=グレイワーズ氏の補佐。下克上不許可。あの男をかっこ良く見せるための調味品。がんばれ、兄貴。最近の弟はほえほえしててちと手強いぞ。 「なんじゃそら」 いや知らない間に無気力キャラへと転向したらしいから……十中八九ねんねこの気分が原因だと。 ええっと、ちなみにねんねこ的いつものメンバーです。ので、いつものメンバーてなんじゃい、と疑問に思われる方はいつものメンバーがわかるまで著作別の方を参照していただければ幸いです。 「一言で説明をまとめるとか言う慎ましい努力はしない気か」 一言でまとめられれば苦労しないメンバーです。というか、いい加減そろそろオリキャラに頼るのやめれ自分。 「―――などと言いつつ、オレが話に出てこないと寂しいなvとか思ってやがるくせに♪」 いやあんたは良いけど、パパりんいないと寂しいね。なんで今日連れてこなかったの。 「(ぷち。)………………………………言い残すことは?」 言い残す……?ああそうだね。それではタイトル通り無意味に長くくだらない前置きになりましたが(なんとかしろ)最後までお付き合いいただければ幸いですv(ちなみに2月末日終了予定←とんでもなくとろいぞおい) ―――こんなもんか。 「ならばいっぺん地の果てまで旅に出てこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいっ!」 にょあああああああああああああああああああああああっ!?結局こーいうキャラとの対話にありがちな殴り倒しに走るかおのれはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! (などといいつつ。ねんねこ、地の果てへの旅路へと出発して……あとがきへと続く) |
8001 | CREID ≪Overture≫ | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/28 11:31:15 |
記事番号8000へのコメント Nil faic nach gcifea Ni mor leat an t-eagla Ag siul I dtreo na gaoith' I measc tonnta na bhfocal Le imeacht ama stadann an chine Creid i d'aisling is beidh leat in aineoinn imeacht ama Le titim na hoiche galann na scamaill le solas na gealal Lonradh na realt ag mealladh nahuain I dtreo luascadh de shior na mara ――――ディアーク神殿最奥部に残された石板より抜粋。 『CREID』 ラルティーグ王国に属する沿岸都市。 その街より南西方向に船で半日ほど進んだ辺りに大きな無人島がある。 “伝説の島”ディアーク。 かつて高度な魔道技術で栄華を極めたと言われているその島は、現在ではその面影すら見ることが叶わず、潮の満干の関係で島の大半が海の下へと沈む。 数々の伝承が残され、幾十人、幾百人もの人々が宝島とも称されたディアークへと渡ったが、無事に帰って来た者はおらず、現在は無人の島と化していた。 島に眠っているかもしれないと言う憶測だけの財宝と自らの命。 天秤に掛ければ、大切なのはやはり自らの命だった。 『渡れば二度と帰ってこれなくなる』 やがて人々はそんな言葉を残し、その島へと近づかなくなった―――ふと思い出したように現れる相当の物好き以外は。 「あんたらは相当の物好きなんだなぁ!」 声をあげて笑いながらそう言ってきたのは船長だった。 ひげを生やし、見るだけで海の男を連想させるようないでたち―――極めつけは、でかい人食いザメと対決した時に持っていかれたと言う左手か。現在は義手を使っているらしい―――そんな話は船に乗った最初の一時間嫌になるほどくどくどと話し込まれた。彼にとって、その左手は海の男としての誇りなのだろう。 先程まで海で泳いでいた生きの良いイカを包丁で丁寧にさばきながら、“彼”はやはり笑いながら問い返した。 「ディアークに行くことが? それともメシを作ってることが?」 「両方さ」 なるほど確かにそうかもしれない。 返ってきた言葉に“彼”―――クラヴィス=ヴァレンタインは心中で頷いた。 長身痩躯で、腰まである漆黒の髪と宝石のように輝く翠の瞳。少しばかり変わった神官服を身にまとっている。 そんな男が全身白ずくめと言うみょー格好の連れと共にいまどき誰も行きやしない『ディアーク島へ連れていってくれ』と頼んだことも、それ相応の乗船賃を払ったにもかかわらず『暇だから』と言う理由で食事の用意を手伝っていることも、“自分たち”にとってはごく普通の行動でもはたから見ればおかしく見えたかもしれない。 ―――いや、ごく普通の行動だと思っていたのは“自分だけ”なのかもしれない。 自分の仕事を終えて、クラヴィスは自分の隣で頼んでおいたジャガイモの皮むきをもくもくとこなしている連れ―――というか親友というか弟―――ゼルガディスを見やった。 「そっちはどうだ? ゼル」 ゼルガディス=グレイワーズと言う男は少しばかり変わったいでたちだった―――別に好きでなったわけではないが。様々の不運が重なり、彼の姿は本来の人間の姿とは異なった合成獣の身体を持っている。その姿を人の見せることに抵抗があるのか、彼は人前に―――心を許している家族や一部の友人たちは例外としてだが―――出る時はたいてい全身白ずくめの姿をしていた。 無論、船長がいるこの場では、彼はフードで顔を隠している。深海のような蒼い瞳だけを人目にさらし、その視線を真剣にジャガイモに向けて、彼は淡々と答えてきた。 「いたって順調だ。しなくても良い仕事をなんでしているのかと言ういささかの疑問があるが、最近ちょっと心が広くなった俺なので敢えて訊ねないことにしよう。ああなんて優しいんだろう俺。つーか、きっと数ヶ月前だったら5個皮むき終わった時点で間違いなくお前の首を絞めにかかってただろうな。ちなみに今むいているのが31個目だ」 なんだか一瞬さりげなく文句を言われた気がするが、そこは“敢えて”訊ね返さないことにしておいた―――単に気になった部分にいちいちツッコミいれて、最近やたらと反抗的な態度を見せるようになったこの悪友のような弟をどつき倒す理由を作ろうとする意識以上に気になったことがあったのだ。 そう―――問題はゼルガディスではなく、ゼルガディスが皮をむいたと言うジャガイモである。いや、ジャガイモに問題があると言うのも少し間違いかもしれない。問題があるのはジャガイモと言うよりは――― 「……なにこれ?」 クラヴィスは疑問に持ったものを指差して、素直に訊ねた。 皮のむき終わったジャガイモの脇に申し訳なさそうに置かれている薄っぺらい“なにか”の山その数3つ―――間違いなく3つである。その量は下手しなくてもむき終わったと言う30個のジャガイモよりも多い。 クラヴィスの問いにゼルガディスは見たくないものをいやいや見るような視線でそれを一瞥し、すぐに作業中のジャガイモと皮むき器に目を向ける。そのままの状態でぽつりと答えた。 「見て分からないか、クー。ジャガイモの皮むきの残骸だ」 「そうなのか。オレはてっきりこのまま油で揚げてポテチにするのかと―――て、ちょい待てっ!」 淡々と答えてきた男の答えにふむ、と頷きながら言葉を返しかけ―――わずかに声を荒らげてクラヴィスは自らの言葉にツッコミを入れた。ゼルガディスいわく『ジャガイモの皮むきの残骸』を指差して、顔を引きつらせる。 「なんなんだよ、この皮のむき方はっ!?」 ゼルガディスが皮をむいたと言い張るジャガイモはどれもこぶし大の大きさだったものが少し大きな栗の実程度にまで小さくなっており、形も無意味に角張っている。対して、彼が皮むきの残骸と呼んだ山3つは茶色の皮などほんの1割で、あとは薄黄色のものがほとんど。 普通に考えればこの山の9割のものは本来ならば皮をむいたジャガイモの方に含まれてしかるべきだと思うのだが――― 言葉を求めるように視線を向ければ、その意図を汲んだのかゼルガディスは淡々と答えて来た。 「芽がな。なかなか深くまで根づいてんだ」 ほら、こことか―――と、皮むき途中のジャガイモを指差す。その部分を見れば、確かに小さな芽が出ていた。 クラヴィスが眺めている横でその部分に何度も皮むき器を往復させるゼルガディス。彼の前には4つ目の皮むきの残骸の山が完成されようとしていた。 「……んで?」 すっかりお馬鹿な人間を殴り倒すのに愛用品になってしまった製菓用伸ばし棒。それに手を伸ばしても、殴り倒さなかったのは、きっと自分の心が広くなったせいだ―――なんとなくそう確信しつつ、クラヴィスは半眼でゼルガディスに続きの言葉を求めた。いつになく真剣な表情でゼルガディスは頷く。 「大変なんだぞ。ジャガイモの芽にはソラニンと言う毒素があるんだぞ。それを大量に摂取すると中毒症状が―――」 「んにょああああああああああっ! みょーなところでウンチクを傾けるなぁぁぁぁっ!」 珍しく殴り倒さなくとも、結局最後は怒鳴りつける始末である。手にした伸ばし棒を頭の上で―――いつでも殴り倒せるように―――振り回しつつ、クラヴィスはぴしゃりとゼルガディスに言い放つ。 「ソラニンなんざこの際どーでもいいんだよ。大切なのは今作っているシーフード・カレーに入れるジャガイモだ。ちょっと昔風に言うと馬鈴薯? さらに言うならなんでか悲しい片栗粉の原料っ!」 その言葉にゼルガディスは反論するわけでもなく頷いた。 「騙されてるよな。片栗粉と言うから片栗の粉とか思いきや、単なるでんぷんだぞ、でんぷん。きっとヨウ素液を垂らすとじわじわじわと青紫色に変色して、誰かがこう叫ぶんだ。『先生っ! 先生すごいや色が変わったよ!』ってな」 「……オレはその『先生』の部分が『レゾ』に変わっていた台詞を十数年前に聞いた覚えがあるぞ。お前の口から」 「ああ。なんだかとてつもなく言ったような気がしてちと懐かしかった」 「今から思えば小さなことで幸せを感じてしまう幼き頃はなんて純粋だったんだ―――て、違うっ! 危うく話が脱線しまくって当初の言いたいことを忘れるところだった―――てもしやそれを狙ったなっ!?」 (……気づいたか) 一人騒ぎ出した兄に寛大にも付き合ってやっていたゼルガディスが明後日の方に顔を向け、ちっ、と舌打ちする。 ゼルガディスのその様子に得意の得体の知れない悲鳴をあげながらクラヴィスが伸ばし棒を放り出し、ジャガイモを引ったくる。そのまま一度置いた包丁を再び手にして器用に残りの皮をむき、指摘された芽の部分は包丁を上手く使って排除する。 「……たく、なんで一部を排除するのに全面を削ろうとするんだ? お前は自分の部屋を掃除しろ言われて家全体を掃除するのか? ああん? こうすりゃ簡単に芽の部分だけ取り除けんだろうが」 「……難しいんだな」 「にょあぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉっ! どぉしてだ? 器用だろ? 頭の回転は良い方だろ? なのにどーしてお前はこうみょーなところで抜けるんだっ!?」 「十中八九、興味がないせいだと」 自分よりも格段に速いスピードで皮むきを進めるクラヴィスの手つきを内心感嘆の声をあげながらも、口では憎まれ口を叩いてみる。 「だいたい断然的にお前がやる方が早いんだから俺にこんなもん頼むなよ。クー」 「ねこの手くらいにはなれ」 「ねこに手はないぞ。前足ならあるが」 「昔の人の言葉にいちいちツッコミ入れんな」 けり。 左足で軽くゼルガディスを蹴りつければ、ゼルガディスもまたクラヴィスを軽く蹴り返し、そのまま顔を近づける。クラヴィスの耳元に口を近づければ、できるだけ小さな声で非難の声をあげる。 「だいたいなんで船員連中のメシなんざつくらにゃならんのだ? 俺たちの目的はあのディアークとか言う島の魔道技術であって、別に飯作りじゃないんだぞ。わかってんのか、クー!」 しかもこんな得体の知れない船なんかで―――その言葉は心中でのみ吐き出された。さすがに船長がいる目の前でそんな言葉を吐く度胸はなかった。 「単なる暇つぶしだよ、暇つぶし。それに―――」 そこで言葉を切り、クラヴィスが小さく口の端をあげた。 「暇だからってあちこち船を散策してれば“見ちゃいけないもの”まで見ちまう気がしてな。ここにずっといた方が得策だ―――自分(てめぇ)が相手さんの領域(フィールド)にいることを忘れんなよ」 なぜ先程から船長が自分たちのそばにいるのか。 船長と言うことは船の指揮を執る者だ―――こんなところで油を売っている暇などないはずなのに、先程から1時間も自らの義手の話をしたり、こちらの昼食の準備を眺めていたり、である。 口には出さずに呑気に料理を作っていたクラヴィスが自分と同じことを危惧していたことに少しばかり驚いて、ゼルガディスはそのまま視線だけをちらりと船長へと向けた。 「そういえばお前さん方―――」 ゼルガディスの視線に気づいたのか、それとも偶然だったのか―――読んでいた持参の新聞を適当に畳んでいた船長の声が唐突に2人のやり取りを中断させた。にやり、と意味深な笑みを浮かべながら―――まるでこれからが本題と言わんばかりの表情で―――船長は訊ねてくる。 「あんたらはいったいなにしにディアークなんぞにいくんだい?」 その問いにクラヴィスとゼルガディスは思わず顔を見合わせた。 別に大した理由があるわけでもない。魔道が栄えた場所なら、もしかすればゼルガディスの身体を元に戻せる方法があるかもしれないとなんとなく考えついたゆえの行動である。であるが――― しばしの沈黙の後、クラヴィスがウインクをかましつつにっこりと答えた。 「ちょいと宝捜しにね」 |
8038 | どーも!! | 圭悟 | 2002/2/3 10:45:18 |
記事番号8001へのコメント どーも、こんにちは。この前はチャットでお世話になりました。 > 返ってきた言葉に“彼”―――クラヴィス=ヴァレンタインは心中で頷いた。 > 長身痩躯で、腰まである漆黒の髪と宝石のように輝く翠の瞳。少しばかり変わった神官服を身にまとっている。 うわーい、なんかとってもかっこよさそう(はあと)。長身に黒いロン毛ってあたりが好みです!! >「芽がな。なかなか深くまで根づいてんだ」 > ほら、こことか―――と、皮むき途中のジャガイモを指差す。その部分を見れば、確かに小さな芽が出ていた。 > クラヴィスが眺めている横でその部分に何度も皮むき器を往復させるゼルガディス。彼の前には4つ目の皮むきの残骸の山が完成されようとしていた。 >「……んで?」 > すっかりお馬鹿な人間を殴り倒すのに愛用品になってしまった製菓用伸ばし棒。それに手を伸ばしても、殴り倒さなかったのは、きっと自分の心が広くなったせいだ―――なんとなくそう確信しつつ、クラヴィスは半眼でゼルガディスに続きの言葉を求めた。いつになく真剣な表情でゼルガディスは頷く。 >「大変なんだぞ。ジャガイモの芽にはソラニンと言う毒素があるんだぞ。それを大量に摂取すると中毒症状が―――」 >「んにょああああああああああっ! みょーなところでウンチクを傾けるなぁぁぁぁっ!」 ああ、なんかゼルがちょーお茶目!!リナたちの影響なのでしょうか・・・、それともっ・・・・・!! >「にょあぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉっ! どぉしてだ? 器用だろ? 頭の回転は良い方だろ? なのにどーしてお前はこうみょーなところで抜けるんだっ!?」 なんだかガウリイが少し入ってません?違うー、ゼルはそんなんじゃない―!! > しばしの沈黙の後、クラヴィスがウインクをかましつつにっこりと答えた。 >「ちょいと宝捜しにね」 ちょいと、奥さんこの方かなり素敵です!!こんな兄貴ほしーよー!!(長女なもんで・・・・) というわけで小説読ませていただきました!!素敵ですねえ、かっこいいですねえ、クラビスさん!!(ゼルは眼中になしっ!!)これからがとってもたのしみですねえ。宝捜しは楽しそうです、はい。これからもがんばってください!!チャットでまた会いましょう!!でわでわ。 |
8055 | どもですっ!! | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/5 14:08:33 |
記事番号8038へのコメント 圭悟さんは No.8038「どーも!!」で書きました。 > どーも、こんにちは。この前はチャットでお世話になりました。 こんにちはなのです。ねんねこねーさん(まだ言ってるよおい)なのです。 こちらこそ先日はどうもお世話になりました。知り合いにごあいさつに伺っただけなので、あまり話せませんでしたがまたお会いする機会があったならばお相手して下さると嬉しいのです。 >> 返ってきた言葉に“彼”―――クラヴィス=ヴァレンタインは心中で頷いた。 >> 長身痩躯で、腰まである漆黒の髪と宝石のように輝く翠の瞳。少しばかり変わった神官服を身にまとっている。 > うわーい、なんかとってもかっこよさそう(はあと)。長身に黒いロン毛ってあたりが好みです!! ちなみに我が家に他人様からいただいたクラヴィス氏のイラスト(ウィルフレッド氏も)がたくさんありますので(笑)良かったらぜひ見に来て下さいなのです(ここら辺ちと宣伝←すな。) >>「芽がな。なかなか深くまで根づいてんだ」 >> ほら、こことか―――と、皮むき途中のジャガイモを指差す。その部分を見れば、確かに小さな芽が出ていた。 >> クラヴィスが眺めている横でその部分に何度も皮むき器を往復させるゼルガディス。彼の前には4つ目の皮むきの残骸の山が完成されようとしていた。 >>「……んで?」 >> すっかりお馬鹿な人間を殴り倒すのに愛用品になってしまった製菓用伸ばし棒。それに手を伸ばしても、殴り倒さなかったのは、きっと自分の心が広くなったせいだ―――なんとなくそう確信しつつ、クラヴィスは半眼でゼルガディスに続きの言葉を求めた。いつになく真剣な表情でゼルガディスは頷く。 >>「大変なんだぞ。ジャガイモの芽にはソラニンと言う毒素があるんだぞ。それを大量に摂取すると中毒症状が―――」 >>「んにょああああああああああっ! みょーなところでウンチクを傾けるなぁぁぁぁっ!」 >ああ、なんかゼルがちょーお茶目!!リナたちの影響なのでしょうか・・・、それともっ・・・・・!! ふふ。ゼル氏にはいろいろありまして(遠い目) >>「にょあぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉっ! どぉしてだ? 器用だろ? 頭の回転は良い方だろ? なのにどーしてお前はこうみょーなところで抜けるんだっ!?」 > なんだかガウリイが少し入ってません?違うー、ゼルはそんなんじゃない―!! 我が家のゼルガディス氏はねんねこばーじょんとも言うべきゼルガディスでして。 皆様が話の題材でよく使われるように生前のイカれていない(失礼)赤法師レゾと血縁関係に(私の場合は祖父と孫ということになってますが)あったゼルガディス。物心ついた頃にはもういなかった両親の代わりに自分を育ててくれたレゾは彼にとって親のような大切な存在だったと思うんです。異形の身体にされるまでいろいろ楽しい思いでもいっぱい作ったんだと思います。 ただ、それだけ慕っていた人間に裏切りにも似たことをされて、ショックだった。というのが、皆さんの考えだと思うんですが、私はそれだけじゃすまなかったんだと思うんです。アニメで発表されている年齢(NEXTでは18歳でしたか)で考える限り、ゼルがキメラになったのはちょうど15歳とかその辺り。リナがナーガと旅していた頃にはもう既にあの身体になっていたことは、『リナ抹殺指令』の方でも書かれてあるので、15歳の時にキメラの身体にされたと私は決めていまして。 で、その15歳という年頃って、一番心の成長で大事な時期だと思うんです。物の分別をつけると言う事もありますけれど、もっと大事な子供から大人に変わる大事な時期だと思うんです。でも、その大事な時期に心に深い傷を負ってしまったゼルガディスは、間違いなく心を閉ざしてしまったと思います。それが、あちこちで指名手配を食らうような非道なことを繰り返したりしているのだと考えました。 要するに、15歳の時点で、心の成長が止まってしまったんですね。そんな時に、リナやガウリイ、アメリアと出会い、(私の話ではクラヴィスと再会し)少しずつ心を開くようになった。だけど、心の成長はまだ15歳で止まったままなので、自分の年齢には到底追いつけず、今一生懸命に自分の年齢に相応した心を取り戻そうとしている、という設定になってます。 だから子供っぽくしているのは実は意図的だったりするのです(汗) ですが、原作やアニメ、ラジオではゼルガディスが子供っぽいところはまったく出ていませんし、すんなりと敵だったはずのリナと打ち解けているところからとても心を硬く閉ざしたようには見えません。これらはあくまでねんねこオリジナル設定ですので(汗) ただ、いきなりそんなオリジナル設定だしても、読み手に戸惑いを与えるだけですから、それをフォローする形になったのが、クラヴィスの初登場話『翼の設計図』なんです。この『翼の設計図』は偶然再会したゼルガディスとクラヴィスが昔のことを語り合うという男しか出てこないむさっくるしい内容となっているんですが(苦笑) 心を閉ざして各地で人を虐殺していったゼルガディス。常に後ろ向きだった彼がいったいどうやって前向きな考えをしようとしたのか。もちろん、ゼルガディスが自分で決意して、というのも十分考えられますが、わたしの過去の経験から一度後ろを振り返ってしまったらなにか大きなきっかけがない限り前を向くことって出来ないんですよね(あくまでわたし個人の経験からですから、違う場合の多々あるんでしょうが)。 わたしのゼルガディスの大きなきっかけは『クラヴィス』と言う人間だった。リナたちと出会う前にクラヴィスと再会したゼルガディスはそれをきっかけにして前を向くようになった、というフォローをしてあるんですが(汗) ではなぜリナと一緒にいる時はまともだったのに、クラヴィスとアメリアと三人で旅するようになってからいきなり脳みそ退化していったか(……なんかガウリイのようだ……)というとリナたちは『仲間』だったのに対して、クラヴィスは『家族』そのものだったからです。仲間に対してある程度の距離はあけても、家族に対してまで『自分』を隠す必要性はないですから……あああ、言葉では上手く説明できない自分が情けないですが(汗) まあ、かなり異端な考え方であることは十分自覚しているのですが……無理に他人様に合わせるよりも自分にあったキャラクターの見方で書いたほうがいいかななどと一人納得してかいてたりします。 ―――というのを以前某レス返しで語ったのですが、まあそんなわけでして。(長いよ) >> しばしの沈黙の後、クラヴィスがウインクをかましつつにっこりと答えた。 >>「ちょいと宝捜しにね」 > ちょいと、奥さんこの方かなり素敵です!!こんな兄貴ほしーよー!!(長女なもんで・・・・) 皆さん、こいつを兄貴に欲しいとおっしゃって下さるんですが、恋人にしたいとは言わないのがちと不思議(笑) 長女なんですか……ねんねこは思いっきり一人っ子でして、やっぱりクーちゃん(クラヴィス)みたいなおにーちゃんが欲しいなぁ、という願望の元書き殴っています(ちなみに父親はウィルフレッド氏みたいなのが……←ワガママ)。 > というわけで小説読ませていただきました!!素敵ですねえ、かっこいいですねえ、クラビスさん!!(ゼルは眼中になしっ!!)これからがとってもたのしみですねえ。宝捜しは楽しそうです、はい。これからもがんばってください!!チャットでまた会いましょう!!でわでわ。 クラヴィスさんはねんねこさんのお話の大半にのらりくらりと出演してたりするので、著作別の方とかねんねこのサイトの方とかの作品見ていただければ彼の成長ぶりが見れるのではないかと(笑) チャットの方は、おそらくもう少ししたらちょくちょく顔を出すと思われますので、またお会いしたらよろしくお願いいたしますですっ! というわけで、ねんねこでした。 |
8002 | CREID ≪The First≫ | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/28 11:33:15 |
記事番号8000へのコメント ―――――――――――――――――――――――――――――>>> CREID The First. そもそもなぜ、殴れば万事解決するなどと思い込んでいる節が多大にある炸裂撲裂家族―――諸般の事情により親玉(ちちおや)不在―――兄弟2人だけで行動しているのかは数日前の夕食にまでさかのぼる。 「僧侶(プリースト)連盟会議?」 父親―――というか炸裂撲裂家族の親玉―――の口から出たその言葉にゼルガディスは怪訝な顔をして問い返した。 だが、彼のその反応は予想済みだったらしい。父親―――もとい。ウィルフレッドは目の前の皿にのっていたオマール海老をフォークとナイフで丁寧に切り分けつつさらに言葉を付け加えた。 「まあ……ゼルガディスくんにもわかるように簡単に言えば半年に一度行われる定例報告会みたいなものだね。 魔道士協会と同じく、僧侶連盟も慈善団体じゃないから商売品になりそーな新しく開発した治療呪文とかを報告するわけ」 そこらへんの街に支部がある魔道士協会が魔道の理念を有料で説くのと同様に、僧侶連盟は治癒(リカバリイ)や麗和浄(ディクリアリィ)といった怪我の応急処置に不可欠な呪文や解毒の呪文を一般市民に有料で教えている―――とは言え、この二つの呪文だけで満足しているわけにもいかない。人の命を助けるものならばいくつあっても足りないくらいだからである。 魔道士協会が魔道そのものについての研究をするならば、僧侶連盟は白魔術に的を絞り、深くまで研究を進めよう―――と言うわけである。もちろん、開発された治療呪文はそれなりの額で市民に教えられるわけだが。 無論、それだけが会議の内容ではないが、あまり細かい内容まで相手は求めていないだろう。興味ないことは徹底的に避けるゼルガディスの性格を的確に汲み取って、ウィルフレッドはさっさと話を先に進めた。 「その会議の開催場所は毎回異なっていてね。今回はちょうどここに決定した、というわけなんだよ」 「だからここに行くって言い出したのか」 「にょ」 自分の隣に腰を掛けて、突然話に割り込んで来たクラヴィスの言葉にこくんと首を縦に振りながら、オマール海老を口に放り込む。港町だけあって、新鮮な海の幸はどれも美味しい。幸せそうに顔をほころばせながら料理をつまむウィルフレッドをしばし眺めてからゼルガディスはぼそりと呟いた。 「……そういやあんたも一応は神官だったんだな。それらしい素振りを一っ度も見たことがないからすっかり忘れきってたが」 「とてつもなく嫌味に聞こえるのは僕の気のせいかな? ゼルガディスくん」 いつもの通りに微笑んでいたウィルフレッドだったが、その表情がわずかに引きつっていたのをクラヴィスは見逃さなかった。 ウィルフレッド=ヴァレンタイン。 長身痩躯。宝石のように輝く翠の瞳―――クラヴィスは間違いなく母親ではなく、父親に似たのだろう―――を持ち、耳の辺りで漆黒の髪が切り揃えられている好青年風の男。 不気味なほどに童顔であるおかげで、40代半ばで、しかも成人した息子が2人もいるようには感じさせない―――どころか、下手をすればクラヴィスとゼルガディス、2人の息子と同年代に間違われてしまう―――一応、精神年齢の方は歳相応に成長しているらしいが。 さて、そんなウィルフレッドだが、実はさりげなく高い地位を手にしているということは、生まれて21年目にして彼と血の繋がった親子と言うことが発覚したゼルガディスでも知っていることだった。 ヴァレンタイン家当主―――それが彼の本来の顔である。 500年以上も続く、世界でも名の知れた神官貴族ヴァレンタイン。 僧侶連盟創設時より連盟に多大な貢献をし、中でも大きな発言を有していると言われている旧家である。その地位の高さゆえ、過去にちょっとしたいざこざが起こったが、若き当主ウィルフレッドと彼の息子たちのおかげでその揉め事も解決し、今は当主自ら旅に出ると言う平穏な毎日が続いている。 ―――決して、当主が旅に出ても仕事に支障が出ないほど暇な家柄でないことを特筆しておくが。 閑話休題。 その連盟の中心的人物が定例会議に出席しないと言うのは、少しばかり問題が生じるのだろう―――いつもは目的地など息子たちに任せきりで、とてとてと後をついて来ていたウィルフレッドが突然『この街へ行きたい』と言ってきたのが、ちょうど1ヵ月ほど前のことである。 そしてもう1人。 「アメリアちゃんもその会議に出るのかい?」 今まで沈黙を保っていた―――と言うよりも夕食を食べることに夢中になっていたと言う方が正しいかもしれない―――アメリアに、クラヴィスは首を傾げてみせた。 聖王都、白魔術都市と呼ばれるほど赤竜(スィーフィード)信仰が栄え、神官たちが集う国セイルーン。僧侶連盟本部やヴァレンタイン家の屋敷もあるこの国を将来治めるかもしれないのが、この小柄な少女―――名をアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンと言う―――であった。 なぜ一国の王女がこんな宿屋の食堂で黙々とカニの身を殻からこそげ落としているのかはこの際どこかにおいておくとして―――ちょうど小皿に山盛りになったカニの身を満足そうに見てから、彼女は向かいに腰を掛けていたクラヴィスを見やった。 「一応わたしもセイルーン王宮神殿の巫女頭に就いている者ですからね。ウィルフレッドさんみたいに発言とかはしないですけど、出席は義務づけられているんです」 「……旅してる間、会議に出席するお前の姿を見た覚えが俺にはまったくないんだが……」 現在は半ば家族旅行と言っても良いようなメンツで旅をしているが、以前―――だいたい3、4年ほど前になるか―――初めてサイラーグで彼女と出会った頃は栗毛の女魔道士と金髪剣士がいた。なんどか出会っては別れを繰り返しつつ、旅をしていたが、彼女が半年に一度会議に出るという話は聞いたことも見たこともなかった―――出会った頃にはもう既に巫女頭の職に就いていたはずである。 隣で怪訝な声をあげてくるゼルガディスにアメリアは笑いながらぱたぱたと手を振る。 「そりゃそーですよ。会議には代理の者が出席してましたから。本当は今回もそのはずだったんですけど―――」 「けど?」 「―――ウィルフレッドさんが『出席しないとセイルーンに強制送還する』って脅すから……」 ぴし。 少女の言葉に耳を傾けていたゼルガディスとクラヴィスの表情が固まる―――が、それも一瞬のことだった。半眼で父親を睨みつければ、彼は嘆息して目を瞑ってみせた。 「脅すなんて人聞き悪いにょ」 頭を振りながら、心外だとばかりに嘆いてくる。 「どうせ人でなしロクでなしの君たちのことだから、僕だけが会議に出席したらこれ幸いと荷物抱えてどっか行っちゃうでしょうに」 (ちっ、なんてカンの良い……) (とりあえず自分の立場は理解しているらしいな……) (―――と言うか、君たち表情にすぐ出るし……) 図星を突かれて舌打ちする兄弟にウィルフレッドが半眼を向けてみせたが、息子たちはそれを無視したようだった。明後日の方を向く2人にウィルフレッドは目を細めて、薄ら笑いを浮かべる。 「アメリアちゃんは、君たちがどっかに行っちゃわないための“保険”だよ、“保険”。 ―――まあ、別に良いけどねぇ? アメリアちゃんまで放ってどっかに行っちゃっても僕は会議が終わったらゆぅぅぅっくりとアメリアちゃんと2人で2人旅を続けるから。 それでも僕は構わないんだよ。ん? 特にそこで歯ぎしりしてるゼルガディスくん?」 「……あんた、見かけはほえほえしてると思って侮ってりゃあ本っ気で悪どいな……」 「“人は見かけで判断しちゃいけない”って教訓が身についたにょ?」 にっこり笑っていってくるウィルフレッドにゼルガディスが目を据わらせて睨みつける―――もちろん、こんな威嚇程度でこの父親をどうにかできるとは思っていないだろうが。 予想通り、その視線をかゆいとも思っていないウィルフレッドがにっこりと微笑んで首を斜めに傾げつつ勝手に話を進めていく。 「まあともかく、会議は明日から2、3日程度かかると思うから。その間魔道士協会へ行くなり観光するなり適当に時間を潰しててにょ」 アメリアを“保険”として連れて行かれることに対して未だに納得していない表情だったが、もはや決まったことにいろいろ文句を言っても無意味だと判断したのだろう―――ゼルガディスはしぶしぶ頷いた。 「……わかった」 その返事にウィルフレッドは満足そうに頷いて、隣のクラヴィスを見やる。 「クラヴィスくんも。パパりんが帰ってくるのちゃぁぁんと待ってるんだにょ? お返事は?」 まるで幼い子供に言い聞かせるような口振りの父親にクラヴィスは憮然とした顔をした。肩をすくめて、大きな溜め息と共に適当な返事を返す。 「へいへ―――」 ふみ。 「―――いっ!?」 気の抜けたような返事はそのまま涙声へと変化する―――なんのことはない、クラヴィスの礼儀もくそもない返答に腹を立てたウィルフレッドが、彼の左足を思いきり踏みつけたのだ。全体重を息子の足を踏みつけている右足へとかけ、だが表情は変わらずにっこりと微笑んだまま再度問い直してくる。 「小さい頃に教えたでしょう? お返事は『はい』と一回気持ちよく♪―――てね。クラヴィスくん、お返事は?」 そう言いながらもさらに踏まれた足へ体重がかかったのは気のせいだろうか―――なんだか骨が軋む音が聞こえてきそうな気がして、クラヴィスは目にわずかだが涙を浮かべつつ、こくこく首を何度も縦に振りながら素直に返事をし直した。 「は、はひ」 「うん。良い子v」 ようやく左足が解放されたのはこの時だった。ちゃんと返事ができたことに対してのご褒美とばかりに頭を撫でてくるウィルフレッドに、その場にした一同は彼の前では特に礼儀作法には気をつけることをこっそりと心に誓った。 ―――まあ、そんな親子の微笑ましい会話があったのがちょうど今日より3日前の夜であった。 次の日、会議が行われると言う場所へ向かったウィルフレッドとアメリアを見送った後、残されたクラヴィスとゼルガディスはお約束通りに魔道士協会へと向かい―――そこで見つけたのが、ディアークに関する古い記述であった。 現在よりも遥かに進んだ技術まであったとも言われているディアーク。 人には少々手に余るその技術に神は怒り狂い、一晩でディアークを海へと沈めたと言われている。人々は栄華を極めたディアークに宝があるのではないか、と噂し、中には船を出しディアークへと向かった者もいるらしいが―――確かに現在よりも進んだ魔道技術は魔道士にとって最大の宝かもしれない。 「神の怒りに触れた魔道技術、か―――」 魔道士協会から本来貸し出されていないところを『特例』と言う形で借りて来た―――受付係が女性であったためにたった5分でクラヴィスが口説き落としたのだ―――書物をぺらぺらとめくりながらゼルガディスがぽつりと呟いた。 その言葉にクラヴィスは可笑しそうに笑ってみせた。 「おや心外。お前さんがそんな伝承信じているとは」 結局カレーに入れようにも入れられず、使い道がなくなった、ゼルガディスいわく『皮むきの残骸』―――クラヴィスいわく『ジャガイモの薄切り』―――を油でさくっ、と揚げ、どこにあるかわからない調味料を探しながら―――こんなことなら先程までいた船長に聞いておけば良かったと後悔しつつ―――彼は言葉を続けた。 「実際には神の怒りなんかじゃあなかった。 島の大半が沈む少し前に陸の方で大きな地震が観測されていたらしい。その地震が起こった時にディアーク周辺の地盤が変わっちまった―――それが原因で満潮になるとほとんど海に沈んじまうというのが地層学者どもが弾き出した結論さ―――オレは『神の怒り』よりもこっちの説を信じるけど。 まあ結局、高度に発展した魔道技術をもってしても自然の脅威には勝てなかったってことだな。全てを力で支配しようなんざナンセンスにもほどがある」 「完全に一つの島として孤立していたディアークは陸地との交流がなかったようだからな。変な魔道実験ばかり繰り返しているとしか知らない連中が『神の怒りに触れた』とでも思ったんだろう。 ―――別に神の怒りを信じたわけじゃない。ただ―――」 そこで言葉は切られた。 中途半端な終わりを見せたゼルガディスの言葉にクラヴィスは怪訝な顔をして弟を見やる―――が、目を細めてどこか切ない視線を部屋の向かいの壁に向けている彼を見れば続きを促すことも出来なかった。 人の手で異形な姿へと変えられた自分の身体。 人の手によって、既に存在している生き物から別の生き物を創造する『合成獣』と言う魔道技術―――生き物の命を冒涜していると言っても過言ではないその行為は神の怒りに触れる魔道技術ではないのか。 ならば、自分の身体は神の怒りに触れる身体である。自分の存在は神の怒りに触れる存在である。 忌み嫌い続けたこの身体で存在を否定されることが彼にとっては一番嫌なことだった。 ゼルガディスの表情から彼が思うことを汲み取ったのかもしれない。クラヴィスはゼルガディスに背中を向けて口を開く。 「前から訊きたかったんだけどさぁ……」 ようやく見つかった塩を揚げたジャガイモに軽く振りかけて、クラヴィスはその一枚を自分の口に放り込んだ。ちょうど良い塩加減に満足そうに頷いて、もう一枚手に取ると、少し離れたところで床に座り込んでいるゼルガディスのところへ向かう。 しゃがんで、そのフライドポテトを弟の口に押し込めつつ、クラヴィスは首を傾げてみせた。 「お前、今もその身体になったこと、後悔してるのか?」 「……は?」 いまさら何を言っているんだ、お前は―――そんなような表情がゼルガディスの顔にはっきりと表れていた。顔をしかめて、ゼルガディスは言葉を返した。 「当たり前だろ。俺がこの身体のせいでどんなに苦労してるか……そんなのクーが一番よく知ってんじゃないか―――」 「―――いや、そーでなくてさ」 「じゃあなんだよ?」 自分の言葉を否定して来たクラヴィスに怪訝な顔をしてみせる。クラヴィスは後ろ頭を掻きながらもう一度、ゼルガディスにもわかるように問い直した。 「だからな。その身体が嫌だってのはオレだってわかってる―――その身体のせいでしなくても良い苦労しまくってることもな。 でもそーじゃなくってさ。“その身体になったこと自体”に後悔してるのか、って訊いてるんだよ」 「……それは……」 邪妖精(ブロウ・デーモン)と石人形(ロック・ゴーレム)の合成獣。 こんな身体になることもなければ、普通の人間としても生活も望めたはずだ―――ありきたりでも良いからささやかな幸せと共に生きていきたいと願っていた自分にとっては“この身体になったこと自体”後悔しているはずだ。はずなのに――― なんだろう。はっきりと後悔していると言えない、この気持ちは。 クラヴィスの問いを完全に理解すれば、今度は返答に困った。吃るゼルガディスにクラヴィスは腰を上げた。ゼルガディスの頭をフードの上からぽんぽんと叩いて、小さく笑った。 「ま、そんなに考え込んでもわからん答えはあるさ。考え込まなくてもふとした瞬間にわかることもな。 そのうち答え聞かせてくれりゃいーから」 さて、残りのジャガイモも揚げちまうか、などと言いながら、ひらひらと手を振るクラヴィスをゼルガディスは叩かれた部分に手を当てながら怪訝な顔で見送った。 To Be Continued. <<<―――――――――――――――――――――――――――― |
8003 | きゃああああああああああ♪新連載いいいい♪ | 覇雷瑛 URL | 2002/1/28 17:58:16 |
記事番号8002へのコメント お久し振りでございます。そしてここでは始めまして(笑)お馴染みのメンバーが!!ぱぱりん〜vv最近すっかりぱぱりんファンになりつつある瑛でございますが(笑)、続き楽しみにしております♪(容量が足りる限りみますので♪)にしてもぱぱりんあくどい…(笑) |
8016 | にょほほほほほほほほほほほほほほvv | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/31 09:26:05 |
記事番号8003へのコメント 覇雷瑛さんは No.8003「きゃああああああああああ♪新連載いいいい♪」で書きました。 >お久し振りでございます。そしてここでは始めまして(笑)お馴染みのメンバーが!!ぱぱりん〜vv最近すっかりぱぱりんファンになりつつある瑛でございますが(笑)、続き楽しみにしております♪(容量が足りる限りみますので♪)にしてもぱぱりんあくどい…(笑) お久しぶりですvvと言うか風邪大丈夫ですか??(汗)というわけでねんねこですvv ふふふ。新連載なのです(また無謀なことを)。でも今回は珍しくノートにある程度下書き済みですので、詰まることはないと……ないと……(汗)←断言できないらしい。 毎度毎度飽きもせずおなじみのメンバーなのでぃす(笑) 今回はパパりんと言うか珍しく(え?)クーちゃんが目立つかもです(ゼルとアメリアは?)。さりげなくゼルアメ風味ですので(さりげなくなんかい)楽しみにして下されば幸いなのです〜♪でも結局後半はパパりんになるんでしょうねぇ(笑)ちなみにねんねこ的にはアスト君も捨て難いです(未だ出る影なしだし)。 ある意味ねんねこの天敵である容量の方は……1話がすべて表示されたならば大丈夫だと思われますv最近ケータイの方で閲覧していらっしゃる方が多いようなのでちと(ホントにちょっと・爆死)配慮してみましたv(それでも白黒表示だと全部表示しきれない←駄目じゃん。) ではでは、最近悪どいパパりんを書くのが趣味になりつつ(パパりんと言うよりもお前が悪どい)ねんねこでしたv |
8004 | 待ってましたっっvvvv | 早坂未森 E-mail URL | 2002/1/28 18:34:40 |
記事番号8002へのコメント うふふふふふふふふふ。 久しぶりのねこ姉の新作に妙にハイテンションな未森です。 早く読みたいがために部活の時『帰っていいよ』の一言を聞いてすぐに鞄しょって早足で(それは何時もの事だろ)帰ってきたのです、その甲斐が会ったってもんですうふふふふ。 まぁ学校なんている必要がないなら長居は無用なのでいつもサッサと帰ってきますけど。 …って、んなこたどうでもいいんです。 新作。新作ですよ自分。 某中学校一年二組出席番号三十四番早坂未森(仮名)、叫びます。つーか叫ばせてくださいッ! クー様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああっっっvvvvv(マテそっちか) ねこ姉っ! 毎度の事ながら素敵すぎて素晴らしいですホントにっ!(意味わかんねーし) てーかパパりー。さり気なく素敵です。 礼儀は必要ですよね、人間としてvv そしてジャガイモ。 やっぱりねこ姉、ジャガイモの皮むきあたしにやらせてください(爆) 張り切って剥かせていただきますからッ!(激無理) そいでクー様v ゼルとの兄弟漫才(なのか?)の言葉の端々にでさえカッコいいと思えるあたしは末期状態なのかなーとか思ってる今日この頃なんですけども、いいんですクー様だから。うんv あとあと。 やっぱりねこ姉の文って綺麗だよなーと思いますです。 読んでていつも惚れ惚れしてます。というか、完璧あたし好みの文体(爆) 続き、楽しみにしておりますv あ、そういえば。 寒中見舞いに送った絵の女の子、あたしがイメージしていた通りに表現してくださっていて感激しました(*^^*) 嬉しかったです。 それでわっ! |
8017 | お待たせしましたっ!(><) | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/31 09:27:11 |
記事番号8004へのコメント 早坂未森さんは No.8004「待ってましたっっvvvv」で書きました。 >うふふふふふふふふふ。 >久しぶりのねこ姉の新作に妙にハイテンションな未森です。 >早く読みたいがために部活の時『帰っていいよ』の一言を聞いてすぐに鞄しょって早足で(それは何時もの事だろ)帰ってきたのです、その甲斐が会ったってもんですうふふふふ。 >まぁ学校なんている必要がないなら長居は無用なのでいつもサッサと帰ってきますけど。 ぬほほほほほほほほほほ(対抗←待て)。 最近やたらと夢での出現率が高すぎな(他の人の夢にも問答無用で出現中。しかもなんか殴り倒されたとの被害届けも←私がいったいなにをした・笑)ねんねこですvv 誰でしょうね。土曜日に投稿するとか言いながら、2、3日後にさりげなく投稿したお馬鹿さんは(お前だろ)。お待たせしましたです(><) ……学校。部活が週一度だったんですけど、部活ない日は本気でHR終わったらさっさと帰って来てましたねぇ(遠い目)電車で40分かかるところに通ってたので、放課後居残りする気力もなかったです(笑)←ちなみに電車の中で居眠りこいて降りる駅通り過ぎていたこともしばしば(待てない)。 >…って、んなこたどうでもいいんです。 >新作。新作ですよ自分。 >某中学校一年二組出席番号三十四番早坂未森(仮名)、叫びます。つーか叫ばせてくださいッ! >クー様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああっっっvvvvv(マテそっちか) >ねこ姉っ! 毎度の事ながら素敵すぎて素晴らしいですホントにっ!(意味わかんねーし) >てーかパパりー。さり気なく素敵です。 >礼儀は必要ですよね、人間としてvv なるほど、みーちゃんは1年2組の34番なのね(メモっちメモっち) というわけでっ!やっぱりなぜか対抗して元某高校3年G組20番、猫野ねんねこ(仮名)っ!絶叫しますっ! タマにょんのママりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ―――(ごめすっ!) ……ふっ、ある意味勇気ある絶叫をしたら後頭部を製菓用伸ばし棒で殴打されたわ(遠い目) 毎度のようにくだらなさが素敵すぎるんですねっ!?ふふっ、最大の誉め言葉ですぜ旦那(そうなんかい) ちなみにウィルフレッド=ヴァレンタイン。今年の抱負は『自分に正直』らしいです。要するに毒舌全開で突っ走るらしいですが―――本性表しそうでちと怖いv(笑) >そしてジャガイモ。 >やっぱりねこ姉、ジャガイモの皮むきあたしにやらせてください(爆) >張り切って剥かせていただきますからッ!(激無理) はいっ!というわけでとりあえずダンボール箱をみーちゃん宅に送りつけますんで(え?)30分以内に全ての皮をむいてくださいっ!ちなみに推定個数は60個っ!(いじめかおい) ちなみに合格判定はクラヴィス氏が行いますが、女と自分に甘く、男にゃ厳しい彼のことですからかわむいてなくてもきっとオーケイの印が出ると(待て) >そいでクー様v >ゼルとの兄弟漫才(なのか?)の言葉の端々にでさえカッコいいと思えるあたしは末期状態なのかなーとか思ってる今日この頃なんですけども、いいんですクー様だから。うんv 間違いなく末期症状ですvどこまでも突っ走っていって下さい。 もしかしたら真夜中に起きると、枕元ににっこり微笑んでいてくれるかもしれません。ちなみにそういう場合は慌てずさわがず不法侵入者として警察に連絡して下さい。まかり間違ってもお茶なんか出しちゃ駄目ですよっ!(笑) >あとあと。 >やっぱりねこ姉の文って綺麗だよなーと思いますです。 >読んでていつも惚れ惚れしてます。というか、完璧あたし好みの文体(爆) >続き、楽しみにしておりますv いやん♪そう言ってもらえると調子に乗ります(乗るな)。 無駄に長くて文字数で誤魔化しているだけという気が多大にしないでもないですが、良かったらこれからも馬鹿話につきやって下さいませなのですvv >あ、そういえば。 >寒中見舞いに送った絵の女の子、あたしがイメージしていた通りに表現してくださっていて感激しました(*^^*) >嬉しかったです。 をを、それは良かったvv なんとなくイラストを見た瞬間に情景が思い浮かんで来て、勝手に書いてしまったので、後から見返した時にどーするよじぶんとかツッコミ入れてましたが(笑)←遅いって。 イメージ通りだったならば良かったです〜♪ ではでは、ねんねこでした♪ |
8006 | にゃはははvv(嬉しくて笑いが止まらないらしい) | ひろみ | 2002/1/29 10:20:37 |
記事番号8002へのコメント とおとお新連載ですねv といいつつまた学校だよここは。 小説が読めないいいっ(絶叫) ーーーでも半分位まで読んでたりします。 ああっ、「課題終了が先だろ」なんて言わないで友人っ。 ・・・しかたないから最後の方は家帰って読みます(しくしく・・・) でも待ちきれないから半分読んだところでレスするという。 すんごいおもしろかったです!授業中こんなハイテンションになったことはないですよ(どれほど不真面目に生きてるんだおまいは) 次を楽しみにしておりますさvv ではでは〜。 |
8018 | ひょひゃひゃひゃひゃひゃvv(対抗心が芽生えたらしい←何) | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/31 09:28:21 |
記事番号8006へのコメント ひろみさんは No.8006「にゃはははvv(嬉しくて笑いが止まらないらしい)」で書きました。 >とおとお新連載ですねv >といいつつまた学校だよここは。 >小説が読めないいいっ(絶叫) >ーーーでも半分位まで読んでたりします。 >ああっ、「課題終了が先だろ」なんて言わないで友人っ。 > >・・・しかたないから最後の方は家帰って読みます(しくしく・・・) はいっ!お前いくつ連載抱えているんだとかいうツッコミは入れられても完全無視しますっ!(待てない) 忘れたわけじゃないですっ!行き詰まったわけでもないですっ!ただ頭の中で自己完結しているだけでっ!(それが一番問題だろおい)いえ、この話が終わったらがしがし続きを書きます(汗) ―――ああっ、なんか懺悔大会にっ!(滝汗) またまた学校からなのですねっ!ふふっ、スリル満点なのですっ! そこはそこ、ノエちょん料理指導者としての意地を見せなきゃ駄目ですっ!(なんじゃそら) 先生が来たら、どこからともなく取り出した木槌で一撃、ちなみに叫び声は 「うぅぅぅわぁぁぁきぃぃぃしぃぃぃたぁぁぁわぁぁぁねぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」 心の底から怒った震える声で叫んで下さい。ネットどころの話ではなくなるはずですっ!別の問題が生じてもねんねこは一切責任追いませんのであしからずv(言うだけいってそれかい) >でも待ちきれないから半分読んだところでレスするという。 >すんごいおもしろかったです!授業中こんなハイテンションになったことはないですよ(どれほど不真面目に生きてるんだおまいは) >次を楽しみにしておりますさvv >ではでは〜。 ふふ。きっとジャガイモ効果が(激違) それともパパりんの礼儀作法講座でも開きましょうか。あの男ならばきっと正座して痺れた足をにこやかに笑いながら問答無用で踏みつけると言う鬼のような仕打ちをすること間違いなしです。 ちなみに書いてる本人もかなりハイテンションで書いてますので、くだらない部分は無駄に長くなっていますが気にしちゃ駄目です。ゼルガディスと同じ事をまんまねんねこが幼い頃にしていたとか言う過去も暴いちゃ駄目です。クーちゃんが言葉遣い悪いのは私の言葉遣いが悪いからということも―――(以下略) ……これ以上墓穴掘る前に帰ろうか自分(遠い目) というわけでこれからも読んで下されば嬉しくて小躍りしちゃうのvなねんねこでしたっ! |
8008 | ぃやっほぅっ! | むくぅ E-mail URL | 2002/1/29 20:23:36 |
記事番号8002へのコメント をををををををッ! ――と、初っ端から叫んでおります。壊れ気味のむくぅなのです。 なんだか最近嬉しいときには画面の前で踊るという習性が出来ているような気がしますが、それはそれとして…… 親玉(ちちおや)に笑い、礼儀作法に笑い、受付係を五分で口説き落としたクラヴィスさんに感心いたしました(待て) 親子揃って口説き上手……とゆーことはパパりんのスキル『詐欺師』もお子さんたち(さり気に複数形)に綿々と受け継がれているのですねッ!? ぎくっ。(微妙に殺気を感じたらしい) そ、それでは短い上にわけ解りませんが、これにて逃げたいと思いたく存じますッ!? それでは、むくぅなのでしたッ! |
8019 | にゃほっっ! | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/31 09:29:13 |
記事番号8008へのコメント むくぅさんは No.8008「ぃやっほぅっ!」で書きました。 > をををををををッ! > ――と、初っ端から叫んでおります。壊れ気味のむくぅなのです。 > なんだか最近嬉しいときには画面の前で踊るという習性が出来ているような気がしますが、それはそれとして…… 最近と言わずだいぶ前から嬉しい時には小躍りをし、そのままどこかに足をぶつけてうずくまると言うお約束なことをしているねんねこですv ふふ、ついにむくぅさんも奇怪な行動をする仲間入りに……!(仲間を作るな) > 親玉(ちちおや)に笑い、礼儀作法に笑い、受付係を五分で口説き落としたクラヴィスさんに感心いたしました(待て) > 親子揃って口説き上手……とゆーことはパパりんのスキル『詐欺師』もお子さんたち(さり気に複数形)に綿々と受け継がれているのですねッ!? どう考えても親玉(ちちおや)なのです。どの辺がっていうのは、まあ後々出てきますが相手が決まっていることには間違いありません。不幸でこその彼ですから(うを言切ったよ)。 さり気に複数形にされた(爆笑)『詐欺師』スキル、親玉がLv100ならば、子分その壱はLv90、子分その弐はLv50と言うところでしょう(低いね、ゼル)。きっと、親玉(しつこい)引退後は子分その壱が立派に役目を果たしてくれることでしょうvv(そうなんかい) > ぎくっ。(微妙に殺気を感じたらしい) ほほほほほほほほ(滝汗) ↑かなり殺気を感じているらしい。 > そ、それでは短い上にわけ解りませんが、これにて逃げたいと思いたく存じますッ!? > それでは、むくぅなのでしたッ! ではでは、後ろから短刀で刺されないよう気をつけながら続きを書いてまいりたいと存じますっ!?(真似っこ) ふはははははははっ!さらばだ諸君また会おうっ!―――などとちと昔の特撮番組でしばしば聞こえる叫び声をあげながら(謎)ねんねこでしたっ! |
8014 | いつものごとくで遅れると(滝涙) | 久遠安宿 | 2002/1/30 21:00:24 |
記事番号8002へのコメント お久しぶりです!!久遠です。 新作ということでねんねこさんのお名前が目に入った瞬間一も二もなく飛びつきましたvvうふふー、新作ーvvクーちゃんとパパりんも出てて幸せ一杯胸一杯です! 思わず徹夜明けということも忘れて印字♪印字♪何時でもどこでも2人に会えるように準備万端です。あ、いや!ゼルガディスくんとアメリアちゃんにも会えるのを楽しみにしてましたvv 興奮してたらさすがに眠くなってまいりましたので(汗)いろいろある感想は次回しっかりと書かせていただきますvv ではでは、夢の中に爆裂撲裂親子(笑)が出て来てくれることを切に願いつつ―――― 久遠安宿 拝 |
8020 | ドンマイですっっ! | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/31 09:30:01 |
記事番号8014へのコメント 久遠安宿さんは No.8014「いつものごとくで遅れると(滝涙)」で書きました。 > お久しぶりです!!久遠です。 > 新作ということでねんねこさんのお名前が目に入った瞬間一も二もなく飛びつきましたvvうふふー、新作ーvvクーちゃんとパパりんも出てて幸せ一杯胸一杯です! お久しぶりですーvv植林潰し(ツリー・クラッシャー)の名前を貴方様からいただいたねんねこです(爆死) 先日はメールどうもでした。そしてお返事書かずにごめんなさい(汗) そのうちくっだらない(ここいと強調←待てない)メールが届くと思われますのでお付き合い下さいませ。 相も変わらず今年もクーちゃんとパパりんを引っ張りまわしております(笑)が気にしちゃ駄目です。ああ、やっぱりいるのね程度に思って下さればきっと彼らも草葉の陰からたぬきとうさぎになって―――(殺気を感じたので以下自己規制) > 思わず徹夜明けということも忘れて印字♪印字♪何時でもどこでも2人に会えるように準備万端です。あ、いや!ゼルガディスくんとアメリアちゃんにも会えるのを楽しみにしてましたvv ぎゃあああああっ!ここでも印字攻撃がっっ!?(先日とある方から印字宣言を受けたらしい) ねんねこの話は一人の時読むべしと言うことわざも一部で語り継がれていますからなるべく一人の時に読んで下さいね(^^;) 最近、息子弐号はともかく姫の出番が少ないのがいと気になりますが(汗)今回は後半に結構出番があるようなので(でも予定は未定←待て。)見捨てずにお付き合い下さいませv > 興奮してたらさすがに眠くなってまいりましたので(汗)いろいろある感想は次回しっかりと書かせていただきますvv > ではでは、夢の中に爆裂撲裂親子(笑)が出て来てくれることを切に願いつつ―――― ああっ、寝て下さい寝て下さいっ!睡眠は人間にとって必要不可欠ですからねv(人のこと言えない人) 夢の中に爆裂(以下略)親子が出てきたら間違いなく末期症状突入ですので、その時にはぜひご一報を(笑) というわけで、人のこと言えないねんねこもさっさと寝たいと思います(投稿する時間はわからねど、現在夜中の2時←本気で寝ろ)。 ではではねんねこでしたっ! |
8021 | CREID ≪The Second≫ | ねんねこ E-mail URL | 2002/1/31 09:32:15 |
記事番号8000へのコメント 現在『カフェ吉』と言ってその言葉の意味がわかる方大募集中(爆) 寂しがり屋のねんねこと友達になってやって下さい(核爆) ―――などとくだらないことをぼやきつつ、さらにくだらなく話が進んでいない第2話を抱えてまいりました(爆死) 心優しき方、最後までお付き合い下さい。ではっ!(逃走用意) ―――――――――――――――――――――――――――――>>> CREID The Second. 会議も最終日を迎えた今日も、昼食時間は会議を一時中断する形で取られることになった。世界各国から集まった3、40人ほどの僧侶(プリースト)連盟の重役たちは参加者全員が余裕で入れるホールの中で思い思いの場所に散らばる。 食事の取り方は様々だった。 独り静かに書類を片手に取る者。 久方ぶりに再会した同胞たちと賑やかに談話しつつ取る者。 その中で、まるで親子のように年の離れた2人が窓際の席を陣取って食事をしている姿があった―――言わずもがな、アメリアとウィルフレッドである。 「やっと会議も今日で終わりだねぇ」 クラブサンドを手に取りつつ、いつものにこやかな笑顔を浮かべているウィルフレッド。それに引き換え、彼よりも一回り以上若いアメリアは疲れきったような表情でクラブサンドを口につけていた。もうそろそろ限界が近づいて来ている様子の彼女にウィルフレッドは微笑みながら尋ねた。 「アメリアちゃんは“僧連会議”に出るのは初めてだったんだよね。どう? 初めての感想は?」 そう問われて、アメリアは虚ろだった瞳を真っ直ぐとウィルフレッドに向けた。そのまま彼に負けじとにっこりと微笑み―――疲れているのにもかかわらず、それを微塵も感じさせずに笑顔を作る辺りがセイルーン王族としての意地なのだろう―――そのままどぎっぱりと言ってくる。 「夜中の一人歩きは気をつけて下さいね、ウィルフレッドさんv」 「はにゃん」 奇妙な声をあげたウィルフレッドの額には一筋の冷や汗が流れていた―――なんとなく言われそうな予感はしていたのだが、こうもはっきりと言われるとさすがに少しばかり胸に突き刺さるかもしれない。 たかが数日間の会議で何がそんなに疲れるのか――― 会議に代理で出席した者が数日間の会議を終え、帰ってくる頃は疲れきった様子でいたことに少しばかり疑問を感じていたアメリアだったが、自ら会議に出席してみて、初めてその辛さを実感することになる。 僧連会議―――僧侶連盟会議は一種の戦場だった。 武器を用いることも魔術を用いることもない言葉の戦場。 会議には、定例報告会と言う本来の趣旨とは別に裏の目的があったのだ―――自らの地位の格上げ(ランク・アップ)である。 神官世界の中心とも言える僧侶連盟。その会議で大きな功績を残せば、連盟を通じ、神官世界に自らの名前を刻みつけることができる。その逆も当然あり、会議で恥をかけば、それは末代まで笑い話として語られる。 ―――つまり。 会議に出席している神官の一部がこの場の影響力を借りて有力者たちに恥をかかせ、その地位から蹴落とし、己がそこにのし上がってしまおうなどという困った野望を抱くのだ。言葉の応酬でここぞとばかりに相手をねちねちとどつきまわすと言うなんとも姑息な下克上作戦の格好の標的(まと)になっているのが、ウィルフレッドだった。 それなりに高い地位をキープし続け、連盟に大きな影響力を与えているヴァレンタインの当主。しかもその地位に君臨しているのが当主と呼ぶにはあまりに若すぎるウィルフレッドである。 自分よりも年下の若造に頭を下げるなど死んでもごめんということだろう―――プライドの高い老人たちはことある毎に彼に言葉と疑問を投げかけた―――が。 相手はやられたら―――3倍だの10倍だのとケチくさいことは言わず、きっちりと100倍にして―――やり返すウィルフレッドである。人を油断させるようなほえほえした笑顔を浮かべつつ吐き出される言葉は毒そのものだった。なにより質が悪いのは、その毒が彼に喧嘩を売った者だけではなく無関係の人間にまで及ぶことか―――要するに自分に楯突こうなどとは考えるなという忠告のつもりなのだろう―――言っていることは正論だが、とにかく言葉に棘がある。 しかも言葉遣いは丁寧なもののちと柄の悪いにーさん風に―――クラヴィス辺りが適任かもしれない―――その発言を翻訳するならば。 『てめぇ、俺にケンカ売ってただで済むと思うなよこら』 『あんまりふざけたことばっかりぬかしてっと水車にくくりつけて水責めにあわせっぞ』 ―――表現に幾ばくかの自己規制を敷けば、言っている内容はこんなところである。 相手を陥れようとして、返って来た答えが頷きざるを得ない正論と言葉遣いは丁寧だが言っていることはひたすら自分を罵る言葉だった時には―――相手に対して殺意が起こるだろう。それこそ、闇夜に紛れて背中をナイフで刺すほどに。 「なんていうか……あれだよね」 冷や汗を浮かべていたウィルフレッドだったが、しばしの間を置いて、妙にさわやかな笑顔を作ってみせた。 「伸ばし棒とかハリセンとかで殴って解決しようとする誰かさんたちに比べたら、話し合いで解決を試みる僕ってすっごく大人?」 「いえ。どっちもどっち」 即答するアメリアの言葉をウィルフレッドは聞かなかったことにした。手にしていた最後のクラブサンドを口に押し込み、そのまま話題をすり替えるようにぽん、と手を叩けば彼は自分の荷物をかき回し始めた。 「なにしてるんですか?」 怪訝な顔で訊ねても、ウィルフレッドはその手を止めようとせず、ひたすら荷物をかき回す。やがてそこの方から発見した箱のような物を取り出して、彼はアメリアに目をやった。 「アメリアちゃん、今夜どうする? 晩餐会」 毎回会議の終わりにはお疲れさま、という気持ちも兼ねて参加者全員参加の晩餐会が行われている―――といっても参加が義務づけられているわけではないが。ただ、料理も一流料理人が作る立派なものであることと出席するしないに関わらず費用が徴収されていることもあって、ほとんどの人々が参加する。 「美味しいご飯が出るならぜひ―――と言いたいところですけど」 苦笑のような笑みを浮かべつつアメリアが答える。 「ゼルガディスさんたちが待ってますし。今夜の夕食は一緒に食べたいなぁって」 「言うと思ったよ」 彼女が自分と同じことを考えているとなんとなく思っていたウィルフレッドは小さく微笑んだ。彼女の返事に言葉を返しつつ、荷物から引っ張り出した箱を手に席を立つ。箱を掲げてみせながら、彼は淡々と告げた。 「じゃあ僕はちょっと用事があるから先に行ってるよ。ゆっくり食事とってからおいで。 ―――じゃあ、また会議が終わったら入口のところで待ってるね」 「へ? あ、ちょっとウィルフレッドさん?」 言いたいことだけ言って、荷物を抱えてさっさとその場を立ち去っていくウィルフレッドにアメリアが慌てた声をあげるが―――彼が立ち止まることはなかった。結局あの箱を何に使うのか言わないままどこかへ行ってしまったウィルフレッドにアメリアは嘆息して立ち上がりかけた椅子に座り直す。 「……まったく……人のことお構いなしにマイペースでさっさと行っちゃうのはゼルガディスさんと一緒ですか……」 皿に残っているクラブサンドを頬張って彼女は窓の外を見やった。広がる青い海。点々と浮かぶ島々。名前を口にしたあの男も今この海を見ているだろうか。 何ヵ月も会っていなかったことがあったから、この3日間まったく会えなくても寂しくはなかった。今はいつ再会できるかわからないわけじゃない―――帰れば、彼は待っていてくれるから。 忙しくて思い出す暇もなかったゼルガディスの顔を思い浮かべて、アメリアは小さく笑みを浮かべた。 「いったいゼルガディスさん、なにしてるのかしら―――て言いたいところですけど」 入ってくる潮の香りのする風に髪をなびかせつつ、彼女はぽつりと呟く。 「クラヴィスさんと一緒じゃ、漫才やってるか文句言ってるかのどっちかでしょうねぇ……」 ―――その言葉を肯定する者はいなかったが、否定する者もいなかった。 「じゃあな! 気をつけろよ若き冒険者(ばかやろう)どもよ!」 半日かけて辿り着いたディアークの岸に着けば、船と別れの時間がやってくる。 どこぞの娘よろしく顔で着地することなくディアークへと降り立てば、甲板から船長や手の空いた船員たちが手を振っていた。それに応えて、手を振り返し、船に乗る船員たちの表情が見えなくなったところでクラヴィスが安堵の溜め息と共にぽつりと漏らした。 「……ふう。とりあえずなにごともなく無事に辿り着けたな」 やはり食堂にずっと立てこもっていたのは正解だったらしい―――船長が食堂を去った後も入口の外で船員1人が突っ立っていた―――まるで自分たちを見張っているように。それに気づいたのは、本来ならば食事の支度をするはずだった船員が入って来た時だった。 食事係の船員に作った異様にジャガイモが少ないカレーと予定外のフライドポテトの簡単な説明をし、彼らは船を下りた。 降りたのはいいが―――ここに文句をぐちぐちと呟く輩が一人いたりする。 「……結局作ったにもかかわらずカレー食わんと……」 言わずもがなゼルガディスである。最後まで作ったカレーが自分の口に入らなかったのが気に食わないのか、先程から口から出る言葉はカレーの話題ばかりである。食べ物に対してさほど執着心のないゼルガディスが珍しいと意外な表情で見やりながら訊ねる。 「なに? 食べたかったわけ?」 「お前に蹴り倒されつつジャガイモの皮むいたんだぞ。それくらいのご褒美くらいあっても良かったじゃないか。なんなんだ、『カレーは半日熟成させないと』とかいうのは」 ―――要するに、タダ働きさせられたことに対して腹を立てているのか。 そっぽを向いて、変わらずぶつぶつと文句を言い続けているゼルガディスに小さく嘆息して、クラヴィスはところどころに小さな雲が浮かぶ青い空を見上げた。呆れたような口調で独り言のようにぽつりと呟く。 「熟成させなくとも別に構わないけどねぇ。オレはあのカレー食う気しねぇな」 「……調味料適当に入れたのか……?」 クラヴィスの言葉を聞いたのだろう―――文句を言っていた口からようやくまともな言葉を吐き、ゼルガディスは隣に目をやる。その視線は呆れと怪訝が混じったような感じで―――おそらく、心の中ではクラヴィスならやりかねない、などとでも思っているのだろう。 ―――が、ゼルガディスの予想に反して、クラヴィスは首を横に振った。そのまま肩をすくめてみせ、彼は否定の言葉を口にした。 「まさか。料理人としてそんな風上にも置けないようなことするかよ」 彼が料理人になったことなど一度もないが。 ―――というツッコミはさて置いて。料理の腕に自信があるクラヴィスとしては、故意に調味料を間違えることなどプライドが許さないのだろう―――もしかしたら、食材がもったいないと思っているだけなのかもしれないが。 だが、調味料に小細工をしていないとすれば、なにゆえクラヴィスはカレーを食べたくないのか。 別に彼がカレーを嫌いだということは―――クラヴィスという男は自分が嫌いな食べ物は頼まれても決して作らないといったわがままを発揮する男である―――ないし、手伝う傍ら鍋に入れた食材を見ていた限り、食欲をなくすような変な食材も入れていないはずである。 「じゃあなんで……?」 首を傾げてみれば、クラヴィスは空からゼルガディスの方へと視線を移した。弟の前に握り締めた右手こぶしを出す。 「ブルーリーの実が〜♪」 即席で作った妙な歌を歌いつつ、クラヴィスは出した右手こぶしを軽く振った。振り上げられたこぶしが元の位置に戻る頃には、人差し指と中指がこぶしから突き出ていた―――その間に小さな実のおまけ付きで。 「一つ♪」 もう一度同じ動作を繰り返す。次に薬指が出てくる。やはり、中指との間に小さな実のおまけ付きで。 「二つ♪―――三つ♪―――で、あら四つ♪」 さらに同じ動作。右手を振る度に広げられていく手と共に一つずつ増えていく小さな黒い実。四本の指が出たところで次に振れば、クラヴィスの右手は完全に広げた状態になった。五本の指の全ての間には黒い実が収まっている。 それを呆然と眺めていたゼルガディスだったが、やがてその目を半眼にしてクラヴィスを見やる。 その視線にクラヴィスは最後にもう一度広げた右手を振って右手中にすべての実を回収すれば、そのうちの一つを親指と人差し指ではさんだ。そのまま翠の目を細めてゼルガディスに寄り、彼の口元にその実を近づける。 「ほら、お口あーんして。あーんv」 さりげなく逃げられないようにゼルガディスの後ろから首根っこを押さえつけている辺りは手慣れていると言うかなんと言うか。 「……お前な……」 「そんなにカレーが食べたかったんなら、カレーに入れた“調味料”くらいは食べさせてやってもいいんだぜ? ん?」 唇に押しつけられてくる黒い実に顔を引きつらせる。 なんとか自分からその実を遠ざけようと顔を背けようとするゼルガディスとどうしても食べさせたいのか、首根っこを掴む手に力を込めて彼の顔を実に近づけさせるクラヴィス。 明らかに自分をからかっているクラヴィスの手をなんとか振り払って、ゼルガディスは絶叫した。 「にょああああああああっ! もうやめんかっ! この馬鹿クーっ!」 「あっ―――」 ゼルガディスの怒声と共にクラヴィスの呆けた声が辺りに響く。振り払われた手から地に落ちた実をしばらく眺めた後、しゃがんでそれを拾い上げれば、クラヴィスはゼルガディスの目の前にその実を突きつけた。 「じょーだんなんだからなにも落とすこたぁねぇだろ!? もったいないから食えっ!」 「ブルーリーの実なんぞ食えるかっ!」 ブルーリーの実。少しばかり苦みのある実である。調味料として使えばその実が持つほろ苦い味わいが絶妙の味を引き出すが―――はっきり言って嫌がらせ以外のなにものでもない。もっぱら睡眠薬の原料として用いられる実である。 こんなものを食べた日にゃ、このままその場でぱたんきゅー。朝までぐっすりおやすみなさいがオチだ―――朝までぐっすりと言う以前にクラヴィスに海へ放り投げられてそのまま永遠に目覚めない、ということも可能性としては多大にある。 クラヴィスが突きつけてきたブルーリーの実を素早く手で払って地面に落とすと、今度はその実を足で踏みつけて二度と拾えないようにする。そのままクラヴィスを指差してゼルガディスは言葉を続けた。 「だいたいっ! 完っ全に気づいていないよーだから言っておくがな、クーっ!」 「おうっ、なんだっ! 用件次第によっちゃソッコーで張り倒すっ! ていうかどんな用件でも殴り倒したい気分なので反応がなくなるまで殴り倒して蹴り倒す予定っ!」 「ンな予定を立てるなっ! 立てる前に大事なことにさっさと気づけっ!」 「なにがっ!?」 弟の言いたいことがまったく理解できなくて、クラヴィスは怒ったような声をあげる。そんな兄に対して、ゼルガディスは順調に島から離れていっている乗って来た船を指差し、悲鳴のような声をあげる。 「あんな得体の知れない船でも帰しちまったら俺たちどーやって帰るつもりなんだよっ!?」 ぴし。 「あ。固まった。」 どうやら行くことばかりに頭がいって、帰る時のことまで考えていなかったらしい―――自らの致命的なミスにようやく気づいて凍りつくクラヴィスに呆れた顔をしてゼルガディスがぽつりと呟いた。 To Be Continued. <<<―――――――――――――――――――――――――――― だ・か・ら〜。くだらないと言ったのです(撲殺) ま、まあ。しょーもない伏線ぱこぱこ張ってる回ですから(言い訳) |
8027 | 今日わっ初めましてv | 蒼杜 | 2002/1/31 19:09:36 |
記事番号8021へのコメント 今日和。初めましての蒼杜ですv(何回目だ、ホント) いつぞやのメールではお世話さまでした。自分の書いたモノ読み返してみると、何と言うか、自分の事ばかり書き連ねてまして、スミマセン(TT) 精進します(汗) そして、来てみれば新連載始まってました〜♪嬉しいですv 面白くてニヤニヤしながら(明らかに変)読みましたvv パパりんっていい性格してるねと今更に気付くし(をい) あと伏線楽しみにしてます。どんな感じに出てくるのかな? では、感想になってないですが、この辺で。 蒼杜でした |
8050 | はじめましてなのです♪(笑) | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/5 14:03:35 |
記事番号8027へのコメント 蒼杜さんは No.8027「今日わっ初めましてv」で書きました。 >今日和。初めましての蒼杜ですv(何回目だ、ホント) >いつぞやのメールではお世話さまでした。自分の書いたモノ読み返してみると、何と言うか、自分の事ばかり書き連ねてまして、スミマセン(TT) 精進します(汗) はじめまして♪のねんねこです♪(確か4度目のハズ・笑) さらにメールありがとうございました〜(><) いえいえ、メール下さるだけでホントに嬉しいのでどうかお気になさらず(^^) お返事の方はまた後ほど送らせて下さいませvv >そして、来てみれば新連載始まってました〜♪嬉しいですv >面白くてニヤニヤしながら(明らかに変)読みましたvv 新連載です。間違いなく自分の首を絞めてます(爆) でも、年初めの月にどーしても一度は投稿しておきたいと言う誘惑に勝てませんでした(それが本音か自分)。とりあえず、ノートにだらだらと書き連ねてあることを一刻も早くまとめて、投稿したいですv(あくまで希望)←駄目じゃん。 >パパりんっていい性格してるねと今更に気付くし(をい) >あと伏線楽しみにしてます。どんな感じに出てくるのかな? >では、感想になってないですが、この辺で。 パパりーん(笑) きっと彼は幸せ絶頂の人間をさりげなく地獄のどん底に叩き落としてにんまりと笑っているタイプですね(いやな奴だなおひ) 伏線は本編には対して関係のない(待てない)小ネタ的伏線だったりしますが、私的に全ての話を読み終えた後に今一度読み返して、「ああ、なるほどこういう意味だったのか」と後から納得するのが好きです(は?) というか、後から読み返して伏線だったんだとわかればばんばんざいだと言う(とりあえず待っとかない) なにはともあれ、これからもお付き合い下されば幸いなのですvv ではでは、ねんねこでした♪ |
8029 | にょろろんv | 春祭あられ E-mail | 2002/1/31 23:50:38 |
記事番号8021へのコメント レスででは始めましてですv 春祭あられですv 新連載の始まりですね?! ちょっと・・・・・・いやかなり嬉しいです! なんかとっても出遅れてしまいましたが、感想を少しばかりながら書かせていただきます。 私としては、パパりんの出番があまりなかったのが悲しくて、ふみえーんといっていたところに2話にしてパパりん登場。 かなり嬉しくて飛び上がってしまいました。学校で読んでいたので、かなりぐふぐふ笑って怪しい人になっていたり。(汗) 伏線というのがかなりむなくそ気になりますが、あえて聞きません。 クーちゃんの手品調も、指摘に想像しててヒットしました。 ・・・・・・感想ってどう書けばいいのでしょうか・・・・・・分からないです。 なんか面白くて、感想にその想いをいっぱいぶつけたかったのですが、いい書きかたがわからないです。 まだまだいっぱい書きたいのですが、なんだかまとまりが一向につきそうにないので、とりあえず一言。 面白かったです。 そしてこれからも頑張ってください。 これで勘弁してください。(涙) 本気で感想って難しいですね。 と、言うわけで、次回も待ってます。 なんだかよく分からないレスでごめんなさい。それでは。 春祭あられ |
8051 | うにょにょにょにょん♪ | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/5 14:04:32 |
記事番号8029へのコメント 春祭あられさんは No.8029「にょろろんv 」で書きました。 >レスででは始めましてですv 春祭あられですv >新連載の始まりですね?! >ちょっと・・・・・・いやかなり嬉しいです! >なんかとっても出遅れてしまいましたが、感想を少しばかりながら書かせていただきます。 レスでははじめましてですねっ!ねんねこですv あられさんのお話にレスしようしようと思っても悲しいかな気がつくとツリーが落ちていると言う(投稿1回転はやすぎ・汗)状態でして……今度はしっかりレスしようと虎視耽々と狙っておりまするv 新連載なのですっ!というかいつ終わるかも不明になって来たのですがっ!珍しく最後だけでなく途中も見えているのでなんか素敵に終わりそうな予感っ!?(なんで最後に驚くよ自分) >私としては、パパりんの出番があまりなかったのが悲しくて、ふみえーんといっていたところに2話にしてパパりん登場。 >かなり嬉しくて飛び上がってしまいました。学校で読んでいたので、かなりぐふぐふ笑って怪しい人になっていたり。(汗) パパりん……実は3話ではあんまりというかほぼ出番ないのですが(待て)4話でおそらくはじけ飛んでくれると(笑) ねんねこ自体がパパりんラブv人間ですので(敢えてつっこみいれない)おそらく回を追うごとに出番が増えていくとvv ちなみにねんねこの話は人前では読んでいけないと言う標語が一部の方の間で言われているようです(なんでだよおい)。 >伏線というのがかなりむなくそ気になりますが、あえて聞きません。 >クーちゃんの手品調も、指摘に想像しててヒットしました。 気になりますか(笑) 気にしてて下さい。そして読み終わった後に『だからあの伏線はっ!?』と問い詰めて下さればきっとねんねこが素敵に腹立つボケをかましますので、棒かなにかで殴り倒して下さればきっと草葉の陰からアスト君辺りがガッツポーズして下さるでしょう(謎) クーちゃんの手品調。一部で『あの男があんなことするのは犯罪だ』と突っ込まれました。どんな想像をしたのかは敢えて聞きませんでしたが、きっとろくでもない想像だったのでしょう……(遠い目) >・・・・・・感想ってどう書けばいいのでしょうか・・・・・・分からないです。 >なんか面白くて、感想にその想いをいっぱいぶつけたかったのですが、いい書きかたがわからないです。 >まだまだいっぱい書きたいのですが、なんだかまとまりが一向につきそうにないので、とりあえず一言。 >面白かったです。 >そしてこれからも頑張ってください。 >これで勘弁してください。(涙) >本気で感想って難しいですね。 >と、言うわけで、次回も待ってます。 >なんだかよく分からないレスでごめんなさい。それでは。 いえいえっ!しっかりと感想になってますですvv レス下さるだけで本当に嬉しくて、励みになるので気が向いたらがしがしレスってやって下さいませv ちなみにレスで突っ込みと言うのも多いにありです(笑)しばしば反撃に出て突っ込み返しますが(反抗期っ!?) ちなまなくてもたいていの人は気持ちをぶつけるのに叫んでたりします。というわけで、ねんねこさんのレスの応酬はかなりエキサイトします。ですが気にしちゃ駄目です。人間、自分を捨てたもん勝ちです(おら待て) ではでは、これからもお付き合い下されば幸いです。ねんねこでした♪ |
8032 | はじめまして | 狩野 理砂 | 2002/2/1 18:24:03 |
記事番号8021へのコメント はじめまして。携帯電話でいつもこのサイトに来ている者です。ねんねこさんのお名前は前々から拝見していたのですが容量の関係で読めませんでした。今回初めて読みました♪クーゼル最高♪です。これからも楽しみにしてます。では。 |
8052 | はじめましてですv | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/5 14:05:17 |
記事番号8032へのコメント 狩野 理砂さんは No.8032「はじめまして」で書きました。 >はじめまして。携帯電話でいつもこのサイトに来ている者です。ねんねこさんのお名前は前々から拝見していたのですが容量の関係で読めませんでした。今回初めて読みました♪クーゼル最高♪です。これからも楽しみにしてます。では。 はじめまして、ねんねこと申します。 ああっ、携帯さんがここにも一人っっ(汗)実はさりげなく携帯できてらっしゃる方が多いと判明したので、ちと容量を押さえてみたのです。少しでも多くの方に読んでもらいたいのでv こうして理砂さんと出会えたので、良かったなと思いますvv クーゼルですか……クーゼル……クー&ゼルじゃなくって?(汗) い、いえ。深いことは気にしないことにしますっ!私もこのふたりのコンビは好きなので(書いてて楽しいです・笑)これからもボケと突っ込みをフルにさせたお馬鹿たれコンビにしていきたいと(え?) ではではこれからもよろしくお願いいたします。ねんねこでした! |
8036 | (遠い目) | 久遠安宿 | 2002/2/2 13:06:01 |
記事番号8021へのコメント どーも!久遠ですっ!出ましたね第二話っ!ふふ影ながら楽しみにしておりました! といいたいところなんですが現在わけあって帰省中でして、最後まで読めてないです!ごめんなさい!弟のケータイ借りてるのですが、古すぎ!うう、まさに生殺し状態。とりあえずパパりんの素敵さに再び惚れましたvv ではではまた帰宅後にでも。 |
8053 | 沈没。(何) | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/5 14:06:22 |
記事番号8036へのコメント 久遠安宿さんは No.8036「(遠い目)」で書きました。 >どーも!久遠ですっ!出ましたね第二話っ!ふふ影ながら楽しみにしておりました! >といいたいところなんですが現在わけあって帰省中でして、最後まで読めてないです!ごめんなさい!弟のケータイ借りてるのですが、古すぎ!うう、まさに生殺し状態。とりあえずパパりんの素敵さに再び惚れましたvv >ではではまた帰宅後にでも。 あああああっ、わざわざ携帯からありがとうございますっ!ていうか弟さんのっ!?(汗) というわけで驚きつつねんねこです。 携帯古いんですか……私のもかなり古いです。というわけで、最後まで読めないですが(笑)大して話は進んでいないので、今からでも十分間に合います。というわけでかむばぁぁぁぁぁぁぁっく!久遠さぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!(笑) 一刻も早く帰宅&ネット復活、お待ちしております。というわけでねんねこでしたv |
8037 | 本領発揮なのですねっ!?(何) | むくぅ E-mail URL | 2002/2/2 13:56:16 |
記事番号8021へのコメント 毒舌ですね毒舌ですねッ! 毒舌なのですねぇぇぇぇぇっ! ……と、あからさまに喜びつつ意味不明タイトルで始まるむくぅなのです(汗) 姫のツッコミが、絶妙でしたッ! 一人歩きの夜、何か襲ってくる刺客さん、返り討ちにするウィルパパりん、という構図があからさまに浮かびましたのです(汗) それと、『若き馬鹿野郎(ぼうけんしゃ)』(逆)に思わず拍手をしてしまいましたのです(待て) なるほど! こういう表現はいかにもさんにぴったりなのですねッ!(謎) そして最後に、『いいボケかましてくれましたぜっ! 旦那!』……ということでクラヴィスさんの新たな魅力発見です(だから待て) クーさんゼルさんコンビは、どつき漫才のテンポが良すぎで読み終わる頃には息切れしてますッ!(主に笑いすぎで) ということで、意味不明の感想(のようなもの)を置き土産に逃げさせていただきますのですッ! それでは、むくぅなのでしたッ! 逃走ッ!! |
8054 | さらに暴走確実なのですねっ!?(訊くな) | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/5 14:07:28 |
記事番号8037へのコメント むくぅさんは No.8037「本領発揮なのですねっ!?(何)」で書きました。 > 毒舌ですね毒舌ですねッ! 毒舌なのですねぇぇぇぇぇっ! > ……と、あからさまに喜びつつ意味不明タイトルで始まるむくぅなのです(汗) 毒舌こそパパりんなのねっ!?ていうか、アスト君どこいったの!?(関係ないじゃん)なねんねこですv 対抗して意味不明な出だしにしてみましたが、本当に意味不明になって困っている今日この頃。でも修正せずに出しているところを見ると、その謎の部分がまた良いということですね(さらに謎だし) 要するにそう言う細かいところにツッコミ入れてはいけないと言うクラヴィス氏の思し召しなのです(なにゆえ)。 > 姫のツッコミが、絶妙でしたッ! > 一人歩きの夜、何か襲ってくる刺客さん、返り討ちにするウィルパパりん、という構図があからさまに浮かびましたのです(汗) ―――薄い雲に姿を隠すおぼろ月夜。 文字通り山ほどあった仕事を終え、ウィルフレッド=ヴァレンタインは夜道を歩いていた。月の薄明かりの中、道の伸びるウィルフレッドの影―――ともう一つの影。その影を一瞥し、気づかないような振りをしながら彼は自宅へと足を進める。 しびれを切らしたのか、それとも刻々と彼が自宅へと近づいているためか。やがて、影がウィルフレッドの影との距離を狭めていく。 ―――来る。 彼はそう直感した―――その直後。 「おぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 日頃の恨み思い知れにょほほ親父ぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」 『のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!? いきなり何をしやがるのだ息子壱号ぅぅぅぅぅぅぅっ!?』 漆黒の長髪をなびかせて、“影"はウィルフレッドに向かって碧色の光る何かを投げつける―――投げつけた直後に奇妙な悲鳴が頭に直接響いた気もするが大したことではない。そのまま迫る碧の何かにウィルフレッドは戦慄した。 「これは――――っ!」 驚嘆の声をあげる。微かな月夜に照らされて、碧は正体を現す―――手のひら大の大きさの宝石。名は知らない。だが、中央に≪うお座≫の紋章が刻まれているゆえ、彼はこう呼ばれている。 聖石≪パイシーズ≫と。 小さく悲鳴をあげたウィルフレッドだったが、すぐに低く身構えた。どこからともなく取り出したのは金属製のバット。 『な・ん・で・じ・ゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』 やはり頭のどこかから悲鳴が聞こえて来たがウィルフレッドは無視した。そのまま金属バットを低く身構え、碧の石―――≪パイシーズ≫を出迎える。 「野球なら負けないにょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」 『これ野球だったのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』 かきぃぃぃぃぃぃぃんっ! 渾身の一撃。結局最後まで謎の悲鳴を残しつつ、≪パイシーズ≫は光り輝く塵と消える。 不意打ちを見事にかわし、不敵な笑みを浮かべつつ、金属バットの先を影―――自分の息子クラヴィスへと向けて、彼は朗々と口上をあげた。 「こんなことで僕を倒せると思ったのかいクラヴィスくんっ! 笑止千万っ! 石っころごときで倒せるものがいるならばきっとそれは防御することも叶わないダニやノミ程度っ! さあっ、今度は正々堂々とかかってきなさいっ! 僕はどんな魔球でも立ち向かって見せようじゃないかっ!」 「ちちぃっ! さりげなく堂々とホームラン宣言をしてくるとはっ!」 クラヴィスが唸るような声をあげながら爪をかんでいれば、その背後からひょい、と見慣れた顔が出てくる。 真夜中に袋一杯のタイヤキ抱えたゼルガディスである。彼はタイヤキを加えながら呆れた表情でつぶやいた。 「……何やってんだ、お前ら?」 ―――その場にセイルーンの姫君がいたならば、彼女はきっとこうつぶやいたであろう。 『あんたこそなにやってんだ』 と―――― そして、誰かからツッコミをいただく。 『ねんねここそなにやってんだ』 単に馬鹿話を書いてるだけだ、と答えてみます。 > それと、『若き馬鹿野郎(ぼうけんしゃ)』(逆)に思わず拍手をしてしまいましたのです(待て) なるほど! こういう表現はいかにもさんにぴったりなのですねッ!(謎) > そして最後に、『いいボケかましてくれましたぜっ! 旦那!』……ということでクラヴィスさんの新たな魅力発見です(だから待て) > クーさんゼルさんコンビは、どつき漫才のテンポが良すぎで読み終わる頃には息切れしてますッ!(主に笑いすぎで) というわけで、クラヴィス&ゼルのコンビ名は『若き冒険者(ばかやろう)ども』に決定した模様(やめれ) もうこの際どっちがルビだろうがなんだろうか関係ないとか言う勢いですね。気にしちゃ負けです(そうなんかい)。 ちなまなくてもこのコンビ。目指すお笑いコンビは爆○問題らしく(そうなのか)、日々、ツッコミを入れ合ってどちらがツッコミ役でどちらがボケ役かと言う重要な役割分担を決め合っているとかいないとか(いないっつーねん) 息切れしちゃ駄目です。モニタ前でにやけて周りにいた家族に怪訝な目で見られて慌てて言いつくろうと言うのがベスト(やけに現実的なのは単にいつもねんねこさんがしている光景なため)なのですっ! > ということで、意味不明の感想(のようなもの)を置き土産に逃げさせていただきますのですッ! それでは、むくぅなのでしたッ! 逃走ッ!! それでは、逃走したむくぅさんに羽根うさぎなんぞ数万匹突入なんぞさせつつ、ねんねこでした♪ |
8056 | CREID ≪The Third≫ | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/5 14:10:36 |
記事番号8000へのコメント 理由あって、2話を投稿した次の日から4日間ほどネット留守にしてたのですが、たくさんの方からレスを戴き感謝感激です(><)にもかかわらず、お返事遅れまして申し訳ありませんでした(反省)。 では、ちょっとクー氏が語る、ウィル氏壊れる、アストっちどーした(爆)な第3話をお届けします。最後まで楽しんで下されば幸いです―――て、名前あげたのオリキャラばっかじゃん(待て) ―――――――――――――――――――――――――――――>>> CREID The Third. 「いつもどこか抜けてるよな、クーって」 「それ以上言うな。お前の首を絞めたくなる」 低い声でぼそりと呟いてくるクラヴィスにゼルガディスはとりあえず兄の言葉に従い、それ以上なにも言わずに肩をすくめた。 いつもどこか肝心なところで誰でもすぐに気づきそうな間抜けなミスをするのはクラヴィスのクセだった―――一般的に考えれば悪いクセだが、彼にとっては良いクセだろう。運動神経も人並み以上にあり、頭の切れも良い。昔の努力もあってたいていのことはすぐにこなせる万能さ―――非の打ち所のない人間など憧れるが、完璧すぎてつまらない人間でもある。一つくらい笑える欠点くらいあった方が良いだろう。 「あーあ。今日か明日辺りにはアメリアたちが戻ってくるっていうのに……」 「あほ。そうすりゃばんばんざいだろ。ここに来るのはアストに言っておいたんだから、帰りが遅けりゃ迎えに来る」 「その“アスト”の部分がかなり不安なんだよ。あの石っころ、1日の半分を寝て過ごしてんだぞ」 船を戻そうにもどうにもならない距離に途方に暮れた後、彼らはのんびりと島の中心にそって歩き出した。小高い丘になっているのか、中心へと続く道のりはゆるい上り坂。道という親切なものはないので―――以前はあったのかもしれないが―――思うがままに突っ切ると言う感じなのだが――― ひらひらと舞いながら鼻っ先を横切った蝶に視線を向けて、クラヴィスがぽつりと呟いた。 「魔道文明が栄えた場所って言うからもっと物々しいところかと思いきや、意外にのどかなのね」 「島の大半が沈むと聞いてたが……この辺は潮が満ちても沈まない場所なんだろうな」 クラヴィスの言葉に頷いて、ゼルガディスもまた口を開く。 彼らが歩いているのは、野原だった―――小さな白い花が咲き乱れ、幾匹もの蝶が辺りを行き交うほどの。なにも知らない者がこれを見れば、誰もこの地が魔道技術の研究に盛んだったとは思わないだろう。クラヴィスやウィルフレッドでさえ、陸地の方で伝えられている『高度な魔道技術』があるかどうか疑わしいと思ったほどである。 ゆっくりと足を進めながらもクラヴィスが屈み込んで咲いていた白い花を一本だけ摘む。花の香りを楽しむかのように鼻の辺りに持っていけば、その様子を横目で見ていたゼルガディスが溜め息交じりにぼそりと言ってくる。 「それは食えんぞ。クー」 「誰が食べるなんて言ったっ!? お前じゃあるまいしっ!」 ぴたり。 即答で返されたクラヴィスの言葉にゼルガディスが足を止める。ほぼ同時にクラヴィスも足を止め、野原のど真ん中で2人の男が対峙した―――顔を少し引きつらせた様子で。 自分よりも背の高いクラヴィスを見上げるように睨みつけ、ゼルガディスが口元を引きつらせながら言葉を吐く。 「どーしてその比較対象に俺が出てくるんだ? 俺はそこらへんの物を食う習慣なんぞただの一度だってなかったっ!」 「よく言うよ! 子供の頃、見つけた花見てお前なんて言ったか忘れたのか!? 『クー、この花の蜜は美味しいかな?』って言ったんだぞっ!?」 勢いよく右腕を振りながら声をあげれば、一瞬ゼルガディスの身体が動いた―――まるで、クラヴィスの言葉に圧倒されたがごとく重心を少しばかり後ろに移動させたのだ。 「な、なんでンなことまで覚えとるんだお前はっ!?」 「ほほう、その台詞が出てくるってことはその台詞を自分が言ったということは覚えているらしいな、ゼル」 口元を吊り上げ、不敵な笑みを浮かべてみせれば、ゼルガディスは小さくうめく。それ以上の言葉は返さず―――それ以上続ければ墓穴を掘るだけと判断したのだろう―――再び島の中心に向かって歩き出す。 他愛のない口論に―――ケンカとも言えない微笑ましいやり取りである―――勝利し、不敵の笑みから満足そうな笑みに変え、クラヴィスもそのままゼルガディスの横について歩き出す。 「でも懐かしいよなぁ……お前だって覚えてんだろ。“迷いの森(ディープ・フォレスト)”の野っぱら一面にシロツメグサが咲いた時のこと。 花摘んで輪っかに編んでやった時、お前教えてくれって駄々こねて最後泣き出してたよな」 「忘れろ。さっさと」 今から思い出せばこっぱずかしい思い出の数々。自分でも忘れているようなことまで覚えているところを見ると、もしかしたら共に過ごした時のことをまるで昨日の出来事のように覚えているのかもしれない―――いや、そんなことはありえないだろうが、そう言われてもなんの違和感も感じないほどクラヴィスは様々なことを覚えていた。 恥ずかしさからか、わずかに顔を赤くしてうめくゼルガディスにクラヴィスは目を細めた。小さく笑みを浮かべていつもの軽い口調ではなく、小さな子供に語るような口振りで口を開いた。 「なあ、ゼル?」 「なんだよ?」 怪訝な顔でクラヴィスを見やれば、彼は摘み取った花の茎を指で回転させていた。視線を自分たちが向かう先へと向けながら彼は静かに言葉を続けてくる。 「人って言うのはさ、生きてる間になんにもしなくたって歴史の中に簡単にこの世に自分が存在した、って言う証はできるんだよ。 いつどこで生まれて、いつどこで死んだか―――お前だってオレだって、たった一枚の紙っぺらに生きていたっていう証が記されるんだ」 いつどこで生まれ、いつどこで死んだか。 その間にどんな功績を上げたか。 その間にどんな犯罪を犯したか。 全てはたった一枚の紙に集約され、その人間が存在した証として倉の奥底で眠っている。 それは形式的な書類に過ぎない。だがしかし、それは“クラヴィス=ヴァレンタイン”という人間が、そして“ゼルガディス=グレイワーズ”という人間が―――この世で生活している全ての人間がこの世に存在したと言う立派な証となる。 クラヴィスは苦笑にも似た笑みを浮かべた。 「―――けど、歴史や書類なんざ真実を語るだけだ。ただそこにあった真実だけをな。 その真実に隠された想い―――感情や思惑は、推測できても完全にはわからないんだ。わかるのは、その真実の中にいた当の本人たちだけだ」 例えば王立学院の定期試験。 勉強があまり得意ではない自分は今回こそは良い結果を残すぞと寝る間も惜しんで一生懸命勉強し、その結果好成績を残すことができた。だが、記録として残るのは好成績を取った、という結果だけだ。その結果からは好成績を残したと言う喜びは分かっても、睡眠時間を減らしてまで勉強したと言う努力は見出せない。 好成績を残した―――その結果だけでは、もともと頭の良い人間が好成績を残した、ともとれてしまうのだ。 「歴史に名を残すなんてそう難しいわけじゃない……でもな―――」 クラヴィスはゼルガディスに目を向けて、自分の胸をぽん、と叩いた。 「他人の胸の中に自分を残すことは難しいさ。“誰か”の中に自分がいたと言うことを刻みつけるのは歴史に名を残すよりもオレは難しいと思うんだよ」 記録として残るものよりも。心と言う不安定なものに残るというのは。 「オレは誰かの胸の中で自分が存在したと言う証を持っていて欲しいし、オレが誰かが存在したって言う証明もしたい」 たとえこの世から消え去ってしまったとしても。 『クラヴィス』 亡き妻の笑顔は今も心の中で彼女がこの世に存在したと言う証として残っている。 ノエル=エレインという人間がこの世に存在し、クラヴィス=ヴァレンタインという人間と愛し合ったと言う証として。 そして、少年時代を共に過ごしたゼルガディスとの思い出は――― 「―――だから、オレは忘れない。どんな昔話でも、お前との思い出はお前とオレがここに存在したって言う大切な証だから」 それは自分の存在証明をするものだから。 自分が“誰か”の中で生き続けるから。 「……クラヴィス……」 なんて言えばいいのかわからずに、ただぽつりと名前を呟けば、感慨にふけったようなクラヴィスの顔はいつもの軽口を叩くような表情に戻ってさらりと言葉を付け加えてくる。 「―――なぁんてな。そー言っておけばお前の笑い話を世間に広めてもオールオッケー、問題なっしんぐ。安心しろ、オレが責任を持っていつか『ゼルガディス=グレイワーズのお笑い人生』とかタイトル適当につけて本にしてやるから」 「すんなっ!」 即座に否定して、ゼルガディスは深い溜め息をつく。 「ああ、もうなんでお前は……」 いらんことまで付け加えて、真面目な話にオチをつけたがるのか―――そう言いかけて、やめる。ふと、その理由を思い立ったから。 (ああ、そうか……一応照れてるのか) 言葉を途中で切ったため、怪訝な顔で続きを待っているクラヴィスの顔をまじまじと見ながらなんとなくそう思う。 「うした?」 首を傾げてくるクラヴィスにゼルガディスは嘆息して、肩をすくめた。 「……余裕……ないからかな。俺にはそんな考えなんざ思いつきゃしないよ」 クラヴィスから学んだことはたくさんある。 技術的なことから―――精神的なことまで。 決して死んでも口に出すことなどできないが、自分では考えもつかないことを当然のように思ってて、それをはっきり言える人間が少しばかり羨ましかったりもする―――クラヴィスにしろ、ウィルフレッドにしろ。そして、以前共に旅をしていた女魔道士にしろ。 「なに言ってんだ。オレにだって余裕なんざありゃしないよ。だいたい―――知らないか?」 溜め息交じりに呟いて来たゼルガディスにクラヴィスは小さく吹き出しながら言う。 「オレが一番大切なことを学んだのはお前からだぞ」 「…………へ?」 自分が彼に影響を与えるほどのことを言ったのか? 自分が? 間の抜けた声をあげるゼルガディスに、くつくつと笑いながらクラヴィスは1人先に進んだ。 「いやはや、今回も無事に終わりましたねぇ……」 何かをやり遂げた―――その何かが喧嘩を売って来た人々への罵倒であることは難しく考えるまでもない―――表情でウィルフレッドは独りぽつりと呟く。 「あとはアメリアちゃんと合流して―――と……ああ、どーもお疲れさまです」 会議が終われば、そのまま晩餐会である。会議場の入口とは反対方向への広間へ参加者たちは移動しているため、入口方面に繋がる廊下にはほとんど人の姿は見えなかった―――が、誰もいないわけではない。 やはり個人事情で晩餐会に出席しない人間はいるため、思い出したように廊下には人が歩いていた。四つ角のところで人の姿を認め、ウィルフレッドはすたすたと歩きながらお決まりの台詞を口にする。そのまま入口方面に歩いていき――― ―――殺気。 「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 なにを言ってるかも理解できないような―――いや、なにも言っていないのだろうが―――唸り声をあげながら先程通り過ぎた人が自分に近づいてくる。その足音を聞き取って、ウィルフレッドは素早く振り向いた。 右足を高く上げて、身体ごと。 ばべしっ! 「げぐふっ!?」 からん。 男の悲鳴と、何かがぶつかる音。そして、金属性のものが落ちる音が辺りに響く。 高く上げた右足で何かを蹴り上げたままの状態でウィルフレッドはさらりと言ってくる。 「あ、ごめん。顔蹴っちゃったにょ」 ―――などといいながら表情はあまり、というよりも全然反省などしていない様子。振り上げていた右足をおろせば、音を聞きつけて来たのか足音が響いてくる。だんだんと近づいて来て、その音が止まった時に姿を現したのは――― 「ウィルフレッドさん!? なにしてるんですかっ!?」 ―――ウィルフレッドとの待ち合わせの場所へと向かっていたアメリアだった。 なにごともなかったように立っているウィルフレッドにそれとは対照的に床に倒れ込んで失神している男。しかも、その近くには―――銀色に輝く一本の短刀(ダガー)。悲鳴のような声をあげれば、彼は頬を掻きながら困ったように返事をした。 「あーうん。ナイフ持って後ろから突進して来たから思わず顔面蹴り飛ばしちゃったにょ」 「うあ。さっそくやられてるし」 昼間に忠告したことがさっそく実行されている事態に思わず頭を抱えるアメリア。ちらりと失神した男を見やれば、その顔は見かけない顔だった―――今回初めて出席した会議に、しかも参加者が大勢いるならば、たとえ数日間同じ場所にいたとしてもいったい誰なのか見当もつかないのは当然だが。 「……でもいったい誰なんですか? 結構若そうですけど」 「ああ、僕も見かけない顔なんだけど。その顔のデッサン狂ってるっぽいところを見ると―――」 「意外にひどいこと言いますね。結構あたってますけど」 言葉の途中でアメリアが呆れた顔をする。彼女の言葉も十分ひどいのでは、などと心中でツッコミを入れつつも、敢えてその言葉には反応せず、彼は言葉を最後まで続ける。 「―――デイライク神官の息子さんみたいだね」 デイライク神官といえば、この数日間ことあるごとにウィルフレッドを小突いていたが、ことごとく反撃されていた神官である。アメリアが名前を聞いて顔が思いつくほど印象がある―――それほどしつこい嫌がらせを繰り返していたため、影では『やめりゃあいいのに』などと笑い話のネタにされる始末である。 廊下で響いた物音になにごとかとぞくぞく駆けつけてくる関係者たちの足音を聞きながら、彼は嘆息する。 「嫌だなぁ、そこまで自分を追い詰めなくても良いのに」 「いえ、追い詰めたのあなただと」 「はにゃん」 肩をすくめて首を横に振るウィルフレッドに即座に言葉を返せば再びウィルフレッドは奇妙な声をあげた。 窓から入ってくる潮風が彼の長い髪をなびかせる。 海に沈んでいく夕焼けが彼の銀髪を輝かせた。 一週間近く滞在している宿。自分に―――というよりも自分の連れに―――与えられた二階の部屋の窓際で彼は開いていた書物を音を立てて閉じた。 腰よりも長い銀髪にすらりとした長身。碧色に輝く瞳は、光の当たり具合で色が幾重にも変化する。 静寂という文字がそのまま当てはまるような―――窓から見える海も波の音までは届かない―――空間で、もうすぐ日も暮れ、完全に闇に支配されるであろう海を眺めた。 遠くに浮かぶ大きな島―――ディアーク。 300年前、歴史という名の海に沈められた真実を隠す島。 再びこの島へと近づくことになろうとは――― 「―――“クリイド”」 ただそれだけを呟いて、彼―――アスタローシェはその場から姿を消した。 To Be Continued. <<<―――――――――――――――――――――――――――― |
8057 | やっぱり我慢は体に毒なのですよ!(言い訳とも言う) | 風見りあ E-mail | 2002/2/5 16:29:23 |
記事番号8056へのコメント さぁ、今回もひょろりと登場してみました。風見です。 こんにちはねんねこさんv(ちょっと畏まってみる←なぜに) はてさて、受験終わるまでコメントは控えようとか思いつつも、ついにクーちゃんの魅力にノックアウトされてカキコに訪れてしまったらしいです(爆) どうしましょう……?(何が) 語りに弱い風見さん、クーちゃんとパパりんの間で激しく揺れる乙女心のようなでも乙女ではないでしょう的な感じなのです!(謎過ぎ) 二話でのクーちゃんの『そんなわたしでも気付くような失敗をぉぉぉぉッ!!(爆笑)』なドジも、思わず『でもそこが愛しいv』とか思ってしまっている時点でダメっぽいです!! ぜはーぜはー……(ちょっと息切れ) ……やはりねこっちのお話は一人じゃなくちゃとてもじゃないですけど、顔が人様にお見せできないぐらい怪しくなるので読めませんね(笑) そしてやっぱり今回の見所はクーちゃん語りでしょう! ステキ過ぎって言うか!ねこさんラビューって言うか!!(待て) ……いや、凄いですよ本当に(いと惚れ惚れ)ねこっちの人間の深さ(なんじゃそりゃ)を感じさせます。 そんでもってパパりん。毒舌全開で暗殺計画でアサシンたちは大忙しなのですね!?(そんなわけないから)言葉と行動が一致してないあなたは最高です(待てない) ではでは、アストっちはどうなるの?ってなところで、次回を楽しみにしつつ短いですが(え?)終わりたいと思いまする。他の方に付けた小話もいと笑わせていただきましたv(ロム済) そんなこんなで、感想になってるのかしら?な、りあっちよりでしたv |
8073 | あなたのことが忘れられないのv(何) | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/10 15:01:51 |
記事番号8057へのコメント 風見りあさんは No.8057「やっぱり我慢は体に毒なのですよ!(言い訳とも言う)」で書きました。 > さぁ、今回もひょろりと登場してみました。風見です。 > こんにちはねんねこさんv(ちょっと畏まってみる←なぜに) なぜに畏まっていらっしゃるのか疑問に感じつつ(だからなぜに敬語)ねんねこなのですv というかお互いこんなことしてても良いのでしょうか―――といいたいところなんですがっ! 脱・試験地獄っ!(どんどんぱふぱふ〜!!)になりましたvv(感涙) というかまだ実際には2校あるんですけど(しかも明日ってどーいうことよ自分)とりあえず1校合格をいただいたのでかなり余裕ができたのですvv というわけでりあっち!頑張るのダっ!(><) > はてさて、受験終わるまでコメントは控えようとか思いつつも、ついにクーちゃんの魅力にノックアウトされてカキコに訪れてしまったらしいです(爆) > どうしましょう……?(何が) > 語りに弱い風見さん、クーちゃんとパパりんの間で激しく揺れる乙女心のようなでも乙女ではないでしょう的な感じなのです!(謎過ぎ) > 二話でのクーちゃんの『そんなわたしでも気付くような失敗をぉぉぉぉッ!!(爆笑)』なドジも、思わず『でもそこが愛しいv』とか思ってしまっている時点でダメっぽいです!! ああっ、わかりますそれっ!素敵な殿方の間で揺れ動く腐りかけの(駄目じゃん)乙女心っ! 「ああっ、なんて私って罪作りなのっ!?」 という言葉を遺言にとりあえず私は地面に埋められてきます(謎) ……ていうか、すみません。誰でも気づく失敗に気づかなかったのは、クーちゃんだけでなく私もだったり(滝汗) はっはっはっ、おかげで当初の予定とは大幅に改訂しなければらんことに。いやはやビバ行き当たりばったり(何) > ぜはーぜはー……(ちょっと息切れ) > ……やはりねこっちのお話は一人じゃなくちゃとてもじゃないですけど、顔が人様にお見せできないぐらい怪しくなるので読めませんね(笑) どうして私の話を読む方はたいてい息切れをするのか……はっ、もしかしてモニターにねんねこの話を呼び出すと石っころ辺りの呪いで部屋の酸素量が減っていくとかっ!?(ンなわけないだろ) とりあえずねんねこ的にはレスをいただく度に母上に怪訝な目で見られるほど顔がにやついていますが、おそらく想像すると怖いことに。どれぐらい怖いかと申しますと。クーちゃんが目を輝かせながら父親に向かって「パーパりんvだーい好きvv」と言って抱きつくくらい。 想像しましたねっ!?今読みながら想像したでしょうっ!それもまた良し、とか思っちゃったら私と共に末期の道直走りですっ!(爆死) > そしてやっぱり今回の見所はクーちゃん語りでしょう! > ステキ過ぎって言うか!ねこさんラビューって言うか!!(待て) > ……いや、凄いですよ本当に(いと惚れ惚れ)ねこっちの人間の深さ(なんじゃそりゃ)を感じさせます。 どーやらクーちゃんとパパりんは語るのがとてもお好きなよーなのです(他人事かい) とりあえずなんとなく感じたことを言葉にしてみたと言うのが正直なところです。 学校の卒業生のところとかに自分の名前を残すのはとても簡単だけど、人の思い出の中に自分を残すのはとても難しいんだな、と。楽しかった思い出も時が経つにつれて、いろいろなことを経験していくうちにどんどん色あせていってしまうし、もっと楽しいことがあってそっちの記憶の方が強烈に残って、元あった大切な思い出が記憶から消えてしまうことだってある。 別に自分に関わった全ての人に自分のことを覚えていてもらいたいとは思わないんですけど、自分が大切に思っている友達や家族たちには自分のことを覚えてもらいたいな―――たとえ、突然命を落としたりしても、彼らの記憶に私と言う人物が存在したと言うことだけは覚えていてもらいたいな、と。 ―――はっ!?ガラにもなく語ってしまった!?(爆) > そんでもってパパりん。毒舌全開で暗殺計画でアサシンたちは大忙しなのですね!?(そんなわけないから)言葉と行動が一致してないあなたは最高です(待てない) 言葉と行動が一致しないのはどうやら彼の十八番のようなのです(汗) ……こうなってくるとほぼ90%被害者のアストさんには同情を禁じ得ません。まあ、不幸でこその彼ですから被害被ろうが何しようが笑って済ませられるんですけど(ひど) > ではでは、アストっちはどうなるの?ってなところで、次回を楽しみにしつつ短いですが(え?)終わりたいと思いまする。他の方に付けた小話もいと笑わせていただきましたv(ロム済) > そんなこんなで、感想になってるのかしら?な、りあっちよりでしたv ロムられてるし(笑)ふっ……そこまでチェックするとは、さすがよのぅ、りあっち!(何) アストっち。どうなっているのかと言えばやっぱり予想通りな状態になっているわけで。どうやら最近アストっちがツッコミ役からボケ役へと転身しつつあることにいと不安を抱いていたりするのですが、そう言えばこの男ツッコミ役すら満足にしていなかった気も……(遠い目) まあ、とりあえず深く考えないことにしつつ、ねんねこだったのです。 ……なぁんか、みょーに長い気が(笑) |
8058 | 続き♪続き♪ | 狩野 理砂 | 2002/2/5 22:16:21 |
記事番号8056へのコメント 懲りずにすみません。狩野理砂です。 実は先日ネットカフェに行きましてお話の方を読ませていただきました。どの話も素敵でハンカチとちりがみが手放せませんでした。 カップリングの投票でクラゼルがあって嬉しかったです。 今回の話もいろいろ考えさせる話ですね。こんな話を書けるねんねこさんは凄いです。 では短いですがこの辺で。 |
8074 | レス♪レス♪ | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/10 15:02:43 |
記事番号8058へのコメント 狩野 理砂さんは No.8058「続き♪続き♪」で書きました。 >懲りずにすみません。狩野理砂です。 いえいえ、今回もレスありがとうございます♪ 感謝感激雨嵐。お約束のボケをかましつつねんねこなのですv >実は先日ネットカフェに行きましてお話の方を読ませていただきました。どの話も素敵でハンカチとちりがみが手放せませんでした。 >カップリングの投票でクラゼルがあって嬉しかったです。 ああっ、そう言って下さると励みになりますです(><) ハンカチとちり紙が手放せませんか……もしかして、あまりのくだらなさに涙が出て来たとかっ!?(ぉぃ) クラゼル……あのある意味伝説のカップリングを選ぶとは……っ!狩野さんってばちゃれんぢゃー!!ですねっ(><) ちなみにそのカップリングを常に頭に思い浮かべながら話を読み返すとラブラブvなシーンがいくつかあってちと幸せに浸れると言う意見を頂いております。その言葉を聞いた瞬間に笑い転げましたが(笑) >今回の話もいろいろ考えさせる話ですね。こんな話を書けるねんねこさんは凄いです。 >では短いですがこの辺で。 ありがとうございますっ!のらりくらりと連載続きますのでこれからもお付き合い下されば幸いなのですっ! ではではねんねこでしたっ! |
8062 | 顔面蹴りだあvv | ひろみ | 2002/2/6 20:54:49 |
記事番号8056へのコメント おこんばんはっ,ひろみです! 待ってましたの続きですねvv←壊れてる壊れてる そこら辺のものを何でも口に入れては,「このバカ!」と殴り蹴られ(注・されてない)自分の身をめちゃめちゃ滅ぼしまくってた子供時代(画鋲を食べそうになったこともあるという) ゼルも,つまみ食いとかしては周りにはりとばされてたことでしょう(概視感) 幼き頃の思ひ出です。ああなんて微笑ましい…(激違) にょっ!?パパりんの顔面蹴りっ!!やった!(…なんで?) 壊れまくってるウィルぱぱは,なんかつぼです。 多分一番被害こうむってるのは,いわずもがな,アスト君でありませう。 でもパパりんは何だか訳のわからない必殺技とかいっぱい持ってそうで,素晴らしくやな感じ♪ どうでもいい感想で埋め尽くされております(汗) ではではっ。 |
8075 | 次回は反復横飛び三段蹴りで。 | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/10 15:04:26 |
記事番号8062へのコメント ひろみさんは No.8062「顔面蹴りだあvv」で書きました。 >おこんばんはっ,ひろみです! >待ってましたの続きですねvv←壊れてる壊れてる おこんにちは♪ねんねこですっ! お待たせしました、おせぇぞ自分っ!な続きなのですvv←壊れてる(以下略) でも珍しくねんねこ的には進んでいる方なのです。珍しくと言う辺りがいつもいかに行き当たりばったりで苦しんでいるかが伺えます。ちなみに今回も結局行き当たりばったり化しているんですが(駄目じゃん) >そこら辺のものを何でも口に入れては,「このバカ!」と殴り蹴られ(注・されてない)自分の身をめちゃめちゃ滅ぼしまくってた子供時代(画鋲を食べそうになったこともあるという) >ゼルも,つまみ食いとかしては周りにはりとばされてたことでしょう(概視感) >幼き頃の思ひ出です。ああなんて微笑ましい…(激違) 画鋲っっ!(滝汗)それはいとまずいですっ! ちなみに最強我が家の母上は幼き頃、でかい飴玉を喉に詰まらせ死にかけたとか。笑って聞いてた自分が同じことやった時は『ああ、親子vv』とか思いましたねっ!(やったんかい) まあ、若気の至りで全て済ませば問題なっしんぐです。 ゼルのつまみ食いを発見して張り飛ばす相手はおそらくクラヴィス氏のみだったと(笑) 「おにょれオレの作ったホットケーキかえせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」 とか言いながら屋敷を必死の形相で駆けずり回る2人の姿が脳裡に浮かんでとても微笑ましい時を過ごしていますv ああ、そこに出てこないでね。赤い服着たじーさまよ(爆死) >にょっ!?パパりんの顔面蹴りっ!!やった!(…なんで?) >壊れまくってるウィルぱぱは,なんかつぼです。 >多分一番被害こうむってるのは,いわずもがな,アスト君でありませう。 >でもパパりんは何だか訳のわからない必殺技とかいっぱい持ってそうで,素晴らしくやな感じ♪ まあ、アストくんですし。(なんだか最近この言葉は合い言葉化している気が←それもまた良し。) 毒舌パパりんだとか壊れかけパパりんがみょーに人気があるのは気のせいでしょうか(笑) いたって真面目であると言う設定はどこへ消えたオッサン!(爆笑) >どうでもいい感想で埋め尽くされております(汗) >ではではっ。 いえいえっ、レスくださってありがとうございますっ! それではねんねこでしたっ! |
8064 | 学びあいなのですねっ!? | むくぅ E-mail URL | 2002/2/7 18:48:27 |
記事番号8056へのコメント どうも、タイトル出張した挙句、本家(何)の方では使ってなかったりするむくぅなのです(意味不明) どうもこんにちはッ! レスのお話、きっちり印刷させてもらいますッ! タイトルのとおり、今回はクーさん&ゼルさんが大ヒットでしたっ! 『ゼルガディス=グレイワーズのお笑い人生』――発売したら是非買わせていただきますのです(待て) そしてさり気に執筆者さんにファンレターを送ったりしますのですッ!(さらに待て) ……『はにゃん』――『はにゃん』! 二話連続でこの単語が出てくるなんて、意表をつかれましたっ!(そこか) 姫の『意外にひどいこと〜』というくだりで、『全然意外じゃないですよ姫ッ!(汗)』と心の中で叫んでみたり(爆) 最近『毒舌ウィルさん』(こら)が普及(違)してきて、非常に嬉しい限りなのですッ!(嬉しいんかい) そして最後にアスタローシェさん……がいなくなってしまったら、一体伝言は誰がするのでしょう(汗) 一日に半分以上寝てるなんて、うらやましい限りです(汗) そうか、いつも投げられたり叫んだりしてるから、十四時間ぐらい寝てないとやってられないということなのですねっ!?(待て) をぅっ!? そ、それでは、毎度ながらなんだか色んな方々の怒りを買ってしまったようなので、これにて逃げさせていただきたいと思いますッ! むくぅなのでしたっ! 逃走ッ! |
8076 | 漫才しあいなのですねっ!?(違) | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/10 15:05:28 |
記事番号8064へのコメント むくぅさんは No.8064「学びあいなのですねっ!?」で書きました。 > どうも、タイトル出張した挙句、本家(何)の方では使ってなかったりするむくぅなのです(意味不明) どうもこんにちはッ! > レスのお話、きっちり印刷させてもらいますッ! ああっ、印字行きなのねっ!?(滝汗) というわけで、印字されるんだったらもう少しまぢめに書き殴っておけば良かったと後悔しつつ、ねんねこなのですっ! ていうか、タイトル、本家(だから何)の方では既に廃止モード突入中だったのですねっ!?気づけませんでした(駄目じゃん) > タイトルのとおり、今回はクーさん&ゼルさんが大ヒットでしたっ! > 『ゼルガディス=グレイワーズのお笑い人生』――発売したら是非買わせていただきますのです(待て) そしてさり気に執筆者さんにファンレターを送ったりしますのですッ!(さらに待て) さりげなくそんなタイトルの話が投稿されていたらとりあえず指差して笑って下さい。ていうか、書き出した時点でゼルガディスがゼルガディスでなくなる可能性ほぼ100パーセントです―――ていうか、今でもじゅーぶんゼルではないと言う意見はとりあえず却下です(待てない) 執筆者さんにファンレターですかっ!? なんて物好きな――――いや、げふげふごぶっ!?(血祭り) > ……『はにゃん』――『はにゃん』! 二話連続でこの単語が出てくるなんて、意表をつかれましたっ!(そこか) > 姫の『意外にひどいこと〜』というくだりで、『全然意外じゃないですよ姫ッ!(汗)』と心の中で叫んでみたり(爆) 最近『毒舌ウィルさん』(こら)が普及(違)してきて、非常に嬉しい限りなのですッ!(嬉しいんかい) はいっ!ご要望にお応えして(せんで良い)入れてみましたっ!ていうか最近のねんねこの口癖ですっ!(出た) 「はにゃん」――――意味は「なんてこったい」他多数っ!(は?)その時の状況によって意味は臨機応変に変化すると言うなんとも嬉しい言葉っ! ちなみに現在普及活動実施中っ! 普及せんでも自然に口から出てしまう人はきっとパパりん病に感染している模様っ!(嬉しいのか悲しいのかいまいち判断がつかない病気だ……) 毒舌ウィルさん。最近は足癖も悪くなっているご様子。というかそろそろ本性を見せはじめているご様子。ちなみに本性みせたら暴走なんて言葉では済まされないらしいですわよ、奥さん(何) > そして最後にアスタローシェさん……がいなくなってしまったら、一体伝言は誰がするのでしょう(汗) > 一日に半分以上寝てるなんて、うらやましい限りです(汗) > そうか、いつも投げられたり叫んだりしてるから、十四時間ぐらい寝てないとやってられないということなのですねっ!?(待て) 安心してくださいっ! きっといなくなってもパパりんが地獄の果てまで追いかけて行って、きっと南極にいる白熊さんとかペンギンさん辺りに餌として差し出してくれるはずっ!(意味不明だっつーに) 一日に半分以上寝ていられると言うのは確かに羨ましい限りですな。というか、実際問題として、そんな存在が自分の周りにいたら問答無用で張り倒しますけど。 ではでは、さらにいろんな方々にケンカを売りつつ、なぜかちらちらと見える羽根うさぎの大軍を気にしながら逃走したいと思いますっ!というわけで無事に帰還した時にお会いしましょうっ!ねんねこでしたっ! |
8070 | いよっ!森林伐採人っ!(ひどいよ) | 九条みすず | 2002/2/9 13:05:20 |
記事番号8056へのコメント お久し振り!かなり久し振りに覗いてみたらねーさまの話がっ!ていうかツリーでかっ!(笑)さすがあーさんに森林伐採人の異名をいただいただけあります。 いやいや私的にそれだけ多くの人にねーさまの話が愛されてるんだと我が身のように嬉しいです♪ お話の感想はじっくり読み味わった後で個人的に送りますな。ようやく地獄も終わりかけ♪卍会の方にも参加させて下さいませ!では九条でした。 |
8077 | 世の中気づいちゃいけないこともあるもんです。 | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/10 15:09:29 |
記事番号8070へのコメント 九条みすずさんは No.8070「いよっ!森林伐採人っ!(ひどいよ)」で書きました。 >お久し振り!かなり久し振りに覗いてみたらねーさまの話がっ!ていうかツリーでかっ!(笑)さすがあーさんに森林伐採人の異名をいただいただけあります。 >いやいや私的にそれだけ多くの人にねーさまの話が愛されてるんだと我が身のように嬉しいです♪ お久しぶりなのでーす。というわけで私めは一足先に終わらせて頂きました。ふふふ。国立はこれからですね、頑張ってくださ―――て、まて。あんたここでいったいなにしてる(汗) いえ、気分転換は良いことなのです。ねんねこの話が気分転換になるのかとか言う疑問は当然のごとくあるんですが。 やはり今回も森林伐採人になりそーな勢いですが、それもまた良しです(何) それでけ多くの方に呼んでもらっていると嬉しいやら恥ずかしいやら……でもとても嬉しいのですv >お話の感想はじっくり読み味わった後で個人的に送りますな。ようやく地獄も終わりかけ♪卍会の方にも参加させて下さいませ!では九条でした。 いつものごとくですね(笑)楽しみにしております。 卍会の方はいつでも参加して下さいませvきっと皆さまお待ちしていますっ!私も待ってるわvv(笑) ではでは、ねんねこなのでした。 |
8078 | CREID ≪The Fourth≫ | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/10 15:12:24 |
記事番号8000へのコメント ねんねこです。 先日母校に行けば、偶然にも部活が一緒だった同級生に再会しました。 小説創作とかにまったく関係ないハイキング部―――つーかハイキング部と言う名の登山部―――の友人だったのですが、卒業以来2年近くあっていなかったので少々話し込んでいたのですが。 どうやら相手は私が黙っていたにもかかわらず、私がネットで創作小説を書き殴っていることを知っていたご様子。開口一番にこんなことを言われました。 「姐さんって呼んでも良いですかっ!? 姐さんっ!」 タメ年に姐さんって……(汗)しかも既に呼んでるし―――ていうか、私がいったいなにをした?(滝汗) その後、別の友人から電話を貰ったところ、どうやらねんねこの『姐さん』呼ばわりが完全に広まっているご様子。というわけで知らん間にまたみょーなニックネームができました(遠い目) ―――という悲しいような開き直っちゃいそーな近況報告をしつつ、第4話です。2月14日と言われて一番始めに思いつくのがバレンタインと言うよりもクーちゃんの誕生日と言う辺りが既に抹殺決定のような気がしないでもないですが(関係ないし)最後までお付き合い頂ければ幸いです。 ―――――――――――――――――――――――――――――>>> CREID The Fourth. 「―――なるほど?」 自然が生み出した芸術―――赤と蒼が入り交じり、夕暮れと夜空が共存し合う頃。 果てしなく広がっていた野原が途切れたと思えば、目の前に現れる外壁にゼルガディスは軽く口の端をつりあげた。 津波の被害に遭い、そして300年も放置していたせいで、外壁は風化し、半壊している。ちょうど胸の辺りまで壊れている場所から中を覗けば―――そこは一種の閉鎖空間になっていた。 ゼルガディスの隣で風になびく漆黒の髪を押さえたクラヴィスも似たような笑みを浮かべる。 「ディアークに関しての考察の本があっても、ディアークでの研究内容が書かれた本が一冊もなかった理由が“これ”か」 外壁で囲まれた空間はぽっかりと空洞を連想させた。谷―――という言葉は正しくはないだろう。外壁で囲まれ、ここから見下ろすことのできる廃墟はどう見ても人工的に生み出された場所だった。 「ああ―――どうやらここの人間はよっぽど外部の人間がお嫌いだったらしい」 クラヴィスの言葉に頷いて、ゼルガディスは口を開く。 結構な深さのある空洞―――もしかしたら海面よりも低い高さにあるかもしれない―――に広がる町の残骸。それを隠すように、また守るように囲んだ外壁。 その光景は、この島で暮らしていた人間たちが外部との接触を拒んでいたことを容易に想像させた。 では、なぜ外部との接触を拒んでいたか―――この島で暮らしていた連中も元は外部の人間だったはずだ。陸地の方でこの島に人間を追放したなどの記述がまったくないところからして、彼らは自主的にこの島に移り住んで来たのだろう。 そんな彼らが外部との関わり合いを極力避けた理由は―――自分たちが掴んでいる情報から推測するにただひとつ。 ―――禁呪の研究。 魔道士たちの間に暗黙の了解で禁呪とされている研究はいくつかある。不死の研究に―――人間を素材としたデーモンの作成。その他にもいろいろあるが、なんにしても魔道士協会に知られてはまずい研究というものが秘密裏に行われていることはしばしばある。 外部との接触を断つ―――それは、外部に情報が漏れるのを遮断すると言う効果もある。外部に情報が漏れなければ―――研究内容が漏れなければ―――邪魔が入らずに研究が進められるとでも考えていたのだろう。 「こりゃあ、ちっとは期待ができそうかもな。もっとも―――」 そこで言葉を切って、クラヴィスは苦笑にも似た笑みを浮かべる。 研究者たちの誤算は突然の地震による地盤のズレと津波だった。海面と同じ高さ―――あるいは、それよりも低い高さのとちで研究を行っていた彼らは、その研究所、研究内容―――果ては、自らの命までも失うことになった。 クラヴィスの言おうとしていることを理解して、ゼルガディスが深い溜め息をつく。 「―――研究の成果が海に沈んでなきゃの話だが」 眼下の廃墟に広がる水面が風に揺れるのを見つめながら、クラヴィスは言葉を付け加えた。 ばったん。 「たっだいまーv」 勢いよく息子たちにあてられた部屋の扉を開け、満面の笑みを浮かべつつ手を挙げれば―――なんの反応もなかった。 ―――どころか、そこはもう既に日も暮れていると言うのに明かりも点けられていない真っ暗闇の部屋だった。 数日ぶりに息子たちと再会できると言う嬉しさから来たいつになく明るい笑顔が見事に空回りしたウィルフレッドは手を挙げたそのままできょとんとした顔をしてみせた。 「―――あれ?」 首を傾げれば、脇からアメリアの顔がひょっこりと出てくる。 「ゼルガディスさんもクラヴィスさんもいませんね?」 ゼルガディスはともかく、クラヴィスが真っ暗闇の中で過ごすということは考えられなかった―――ゼルガディスはしばしば暗闇の中でぬぼーとしていたところを見たことはあるが。 もしかしたら、2人とも外出中だろうか? そんな予想を心中に抱きながらも、とりあえず明かり(ライティング)の呪文を唱え、部屋全体に光を灯す。 予想通り、誰もいない部屋を見回して、床に目をやり―――なぜか大股で部屋に足を踏み入れ、ぽつりと呟く。 「おやまあ……夜に出歩くような育て方はした覚えないんだけどなぁ……」 あごに手をかけ、天井に視線をはわせるウィルフレッドにアメリアも言葉を付け加える。 「下の食堂にもいらっしゃいませんでしたよね」 「見かけなかったよねぇ。うーん……2人していったいどこに―――」 行ったのか、と続けようとして、ウィルフレッドはそのまま言葉を止めた。視線を天井から目線の高さにまで戻し、そのまま目を細める。心当たりがあるかのように正面から視線を外すと、ぽつりと意味ありげに呟いてみせた。 「……まさかあの2人……変な店とかに遊びに行っちゃったわけじゃあ……」 「……変な店?」 「例えば口でははっきりと言えないようないかがわしいお店とか」 怪訝な顔で訊ねてくる少女にウィルフレッドはただそう告げた―――告げただけだが、ウィルフレッドの思いも寄らぬ台詞に彼女はぎょっとした顔をする。 王宮で純粋培養に育てられた彼女が、自分が言う『いかがわしいお店』というものを知っているのか疑問だったが―――もしかしたら旅をしている間にそういう店についての知識をいろんなところで耳に入れたのかもしれない。 赤く染まった両頬を手で押さえつつ、アメリアはしどろもどろに反論してくる。 「ええっ!? いや、でも……クラヴィスさんはともかく、ゼルガディスさんはそんなところへは……! い、いえっ! とりあえずクラヴィスさんだってそんなお店には出入りしてないと……!」 1年以上旅して来た相手にまで“ともかく”だの“とりあえず”などと言われているクラヴィスがいったいどんな生活をしているのか、一度徹底的に調べたい気もするが―――慌てる少女に目を向け、少しだけ屈むとウィルフレッドは囁くように言う。 「でもさぁ……クラヴィスくんもゼルガディスくんもまだまだ若い年頃の男の子だよ? アメリアちゃんだけじゃ物足りなくって、他の女の子に手を出しまくってるかもねぇ……」 「うう……それは……」 「しかも恋多き僕の子だしねぇ。なんかもう確実ってカンジ?」 「ええっ!? ウィルフレッドさんもそんな所に出入りを……!?」 中身は相当ひねくれていても、やはり見かけは好青年の―――絶対これは詐欺師だとアメリアは最近ようやく思い始めた―――ウィルフレッド。そんな彼までもが女中たちや旅の途中で聞いた、想像するだけで嫌悪感を抱くような場所に出入りしていたなんて―――思わず後退さるアメリアに彼はのへら、と一見無害な笑みを浮かべて答えてくる。 「んにゃ。僕はそんなところに出入りしなくちゃならないほど女の子には苦労してなかったんでv ―――てまあ、下卑た冗談はこの辺で止めておいて」 (……今、最後にさらりともの凄いこと言われた気が……) 虚空に置かれた空気の箱を横に移動させるような仕種をしてみせてから、本当にどこへ行ったのだろうか、などと腕を組み考えるウィルフレッドに冷や汗が流れるのを自覚しながらアメリアは心中でうめく。 しばし沈黙した後、まあ、とりあえず深く考えない方が自分にとって幸せなのだろうと判断し―――と言うよりもそれ以上深く考えることを脳が拒絶したと言う方が正しい―――彼女もまた留守番も満足にできない兄弟の行方を考え始める。 真夜中と言うわけではないが、日もとっぷり暮れた夕食時。 まさか今の時間まで図書館や魔道士協会の資料室が開いているということもないだろう。 かといって、食堂には姿が見えなかった―――じっくりと確認したわけではないが、なぜか息子の気配を敏感に察知する能力を身につけているウィルフレッドが気づかなかったのならばいないのだろう。 ならばいったいどこへ―――? (まさか本当にウィルフレッドさんが言う通り……) 一瞬いやな方向へと思考が行き、それを振り払うように頭を振れば、はたと思いつくのは――― 「そういえば、アストさんもいらっしゃいませんね?」 いつもは窓際で本を開いているか、ベッドのサイドテーブルに本来の姿―――聖石≪パイシーズ≫になって居眠りこいている―――どちらかと言えば後者の方が見る機会は多い―――彼の姿がどこにも見えない。 「あー、アストくん?」 言われてようやく思い出したような口振りでウィルフレッドが声をあげる。アメリアを見やり、腕を組んであごに片手をやったまま、彼は視線を自分の足元へと―――先程妙な歩幅で進めた足へと―――向け、白状する。 「アストくんならさっきから僕に踏まれてる」 「なぁにしてるんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 「はにゃん」 悲鳴のような絶叫をあげながらもウィルフレッドの足元を見れば、確かに彼の右足の下には床の色ではない―――碧色が見えた。アメリアもウィルフレッドの妙な歩き方には気がついていたが、さすがにその歩き方が3人目の留守番係を踏みつけるためだとは思わなかった。 相棒―――生まれた時からずっと共にいたのならば、父親とか兄弟という関係と言っても差し支えないだろうが―――を容赦なく踏みつけたまま、ウィルフレッドはぺろりと舌を出す。 「ほらだって床に落ちてたらつい踏んづけたくなっちゃうような存在じゃない?」 「それはまあそうですけどっ!」 のへらとした笑みを浮かべながらの彼の言葉に否定どころか肯定の言葉を返し、アメリアは首を傾げる。 「でもどうしてこんな所に『踏んで下さい』とばかりにいたんでしょう……?」 踏まれていると言うのになんの反応もないところを見ると熟睡しきっているのだろう―――入口から数歩もかからない場所に転がっている―――そして今もなお主人に踏まれている―――≪パイシーズ≫に目をやりながらぽつりと疑問を投げかければ、答えはすぐにウィルフレッドの口から返ってきた。 「ああ、この石っころ、果てしなく寝相が悪いからね」 「は?」 「んー、つまりね―――元はベッドのサイドテーブルで寝てたんだろうね。だけど、寝相が悪いもんだからあちこちに転々と移動しちゃうんだよ。 この間なんか僕の背中の下にいて起きたら背中と腰が痛くなっちゃってさぁ。腹立ったから思わず漬け物と一緒に漬けちゃったんだよねぇ」 「……どっちに同情したらいいのかびみょーなところですね……」 「うんうん。実は僕もね、ぬか漬けくさくなったアストくんを見て、今度からは浅漬けにしてやろうと心に誓ったわけなんだにょ」 「……わたしって本来ボケ役なんですけど、ここは『そーいう問題じゃない』とかってツッコミ入れといた方が良いんですかね―――て、違いますっ! それ以前にめちゃくちゃ話がずれてるじゃないですかっ!」 結局、慣れないツッコミ役を買って出てアメリアがわたわたと両手を振る。 「この際、ぬか漬けだろーが浅漬けだろーが一夜漬けだろーがアストさんなんですからどーでもいいんですっ!」 「事実だけど、さりげなくひどいこと言うね。アメリアちゃん」 ぽつりとウィルフレッドがツッコミを入れるが、彼女はそれを無視した。両手を振ったままで話を先に進める。 「アストさんがいるんならはじめからそー言って下さればっ! もしかしたらゼルガディスさんとクラヴィスさんの行き先を知ってらっしゃるかもしれないじゃないですかっ!」 アメリアの言葉に、無言で彼女を見つめ、1秒、2秒、3秒―――10秒経った後にようやくぽん、と手を叩いてウィルフレッドは同意した。 「をを、それはそうかもだにょ。いやん、アメリアちゃんってば冴えてるにょ。いやいやそーだよね。アストくんだってそれくらいは役に立つよね」 (……そこまで見下しますか……一応アストさんのご主人様でしょうに……) 心中でうめくが、それを口には出さずにしておく。 その間に、ウィルフレッドはようやく行動を起こし始める。 「よっ……と」 小さく声をあげながら、器用に足の甲に碧の石を乗せれば、そのまま真上へ軽く蹴り上げる。宙を浮かぶ≪パイシーズ≫に素早く狙いを定めれば、サッカーボールよろしくもの凄い勢いで向かいの壁にシュートを決める! がごしっ! 「……………………………………………」 もし表情の略画を得意とする画家が今の自分の表情を描いたならば、間違いなく目は点で描かれているだろう―――妙な確信をしつつ、アメリアは呆然と壁にぶち当たっていった≪パイシーズ≫を見つめた。 動かない石にウィルフレッドが困ったように頬を掻く。 「あれ? まだ起きない?」 (起きるどころか失神したのでは……?) ぎぎぎ、とぎこちない動きがウィルフレッドを見れば、すぐ後から先程まで目を向けていた方からうめくような声が上がる。 ぽん。 やたらと可愛い音を立てるのは―――仕様ではなく、単にアスタローシェ―――と言うか≪パイシーズ≫―――のこだわりらしい。とにかくまるで何かを召喚した時に発せられる破裂音が響けば、碧の石は、眉目秀麗、銀の長髪の青年へと変貌を遂げる。 ウィルフレッドとアメリアに背を向けたまま、青年―――アスタローシェは後ろ頭をがしがしと掻き乱す。小さく『うゅー?』などと言う寝惚けた声が聞こえれば、ウィルフレッドが腰に両手をあて、呆れたような声をあげた。 「アストくーん? 起きたー?」 その言葉に反応して、アスタローシェがぼんやりと肩越しに振り返る。もともと細い碧の瞳は寝惚け眼で、その瞳に映った自分の主人の姿に彼はいったん視線を床に向けた。 気を抜けば、そのまま再び閉じてしまいそうな両目の目頭を親指と人差し指で押さえ―――今度は座ったまま身体ごと2人の方に向いて、彼はぽつりと口を開いた。 「…………おみやげは?」 「まず初めは『おかえりなさい』でしょっ!? ああんっ!?」 ごめきょ。 ようやく目が冷めた後の開口一番の台詞に、半ば予想していたのか―――ウィルフレッドは即座にアスタローシェの顔面に容赦なく蹴りをいれた。 To Be Continued. <<<―――――――――――――――――――――――――――― ……危うくタイトルの英語を間違えるところでした(汗)<Fourth 危ない。危ない。ねんねこ英語力皆無がばれるところだった……(滝汗) |
8080 | 石っころさんだあ♪ | 狩野 理砂 | 2002/2/10 21:05:07 |
記事番号8078へのコメント いつもいつも大したレスつけていないのに丁寧なお返事ありがとうございます。お言葉に甘えてさらにレスをつけさしてください。 アストがめちゃくちゃ可愛いです!寝ぼけた彼に1票!彼が出てくる話を初めて読みました。(すみません。初心者なもので)彼をどんどん活躍させてくれるとうれしいです♪ |
8095 | 理砂さんだあ♪ | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/14 12:15:51 |
記事番号8080へのコメント 狩野 理砂さんは No.8080「石っころさんだあ♪」で書きました。 >いつもいつも大したレスつけていないのに丁寧なお返事ありがとうございます。お言葉に甘えてさらにレスをつけさしてください。 こちらこそ、いつもいつもレスありがとうございます(><) レスを頂くたびにねんねこは舞踊っておりますです(爆死) >アストがめちゃくちゃ可愛いです!寝ぼけた彼に1票!彼が出てくる話を初めて読みました。(すみません。初心者なもので)彼をどんどん活躍させてくれるとうれしいです♪ をを、初めてですかっ! アストくん―――というか石っころ―――は、単発キャラのはずだったのですが、某組織に拾われまして(笑)人間の姿を手に入れてしまわれたのです(爆) なので、アストくんの出てくる話はまだまだ少なかったりするのですが、これからどんどん活躍させていきたいですvv ではでは、ねんねこでした♪ |
8090 | 姐さんっ(笑) | ひろみ | 2002/2/12 16:40:57 |
記事番号8078へのコメント なにやらさりげなく極道風だなと思われる呼び名を叫んでみたりっ。ひろみです。 >「…………おみやげは?」 >「まず初めは『おかえりなさい』でしょっ!? ああんっ!?」 > ごめきょ。 > ようやく目が冷めた後の開口一番の台詞に、半ば予想していたのか―――ウィルフレッドは即座にアスタローシェの顔面に容赦なく蹴りをいれた。 まあ,アストくんですし。(人でなし,ろくでなし) 読者にもてもての壊れかけ(壊れまくり?)パパりんが最後のおいしいところを攫っていかれましたっ。 留守番もろくに出来ない二人組みに次はどんなお仕置きがvv(はあとの付ける所が確実に違うわ,自分) 次回作という,ねんねこさんのお土産を楽しみにしつつ。 ではでは,ひろみでした! ふう。 間違ってるところを直さないまま投稿確認の投稿ボタンを押してしまい,一人焦ってました(滝汗) 直せてよかった。 |
8096 | ちなまなくても読み方は『あねさん』。『あねさん』……?(滝汗) | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/14 12:23:42 |
記事番号8090へのコメント ひろみさんは No.8090「姐さんっ(笑)」で書きました。 >なにやらさりげなく極道風だなと思われる呼び名を叫んでみたりっ。ひろみです。 呼んじゃうんですかっ!?ていうか叫んじゃうんですかっ!? いえ、まあネットではもはやとめる気にもならない程度に『姐さん』呼ばわれしている方が多いので良いんですが(いいんかい)。さすがに現実世界で言われると、こーなんていうか私のいめぇじが……(爆死) >>「…………おみやげは?」 >>「まず初めは『おかえりなさい』でしょっ!? ああんっ!?」 >> ごめきょ。 >> ようやく目が冷めた後の開口一番の台詞に、半ば予想していたのか―――ウィルフレッドは即座にアスタローシェの顔面に容赦なく蹴りをいれた。 >まあ,アストくんですし。(人でなし,ろくでなし) >読者にもてもての壊れかけ(壊れまくり?)パパりんが最後のおいしいところを攫っていかれましたっ。 おそらくその反動で次回は偉くまぢめさんになると<アストくんとパパりん。 どちらも元はとてもまぢめな方だったのですよ(説得力皆無)。何でいつ間にかあんなに暴走したキャラに……という以前にクーちゃんがあそこまで暴れん坊になるとは誰が想像しただろうか……(遠い目) >留守番もろくに出来ない二人組みに次はどんなお仕置きがvv(はあとの付ける所が確実に違うわ,自分) >次回作という,ねんねこさんのお土産を楽しみにしつつ。 >ではでは,ひろみでした! とりあえずまず先に留守番満足に出来ないお仕置きというか、よくもまあ船帰したなこの野郎なお仕置きが下されるかと(笑) ただこれの問題は、お仕置きを下す弟さんが兄の逆襲に耐えられるか、という多大な問題が……(ダメじゃん) お土産♪お土産♪ パパりんの場合、そこら辺の雑草引っこ抜いてきて、微笑みながら『はい、お土産v』という暴挙に出そうな勢いまんまんでいと怖いですね(笑) >ふう。 >間違ってるところを直さないまま投稿確認の投稿ボタンを押してしまい,一人焦ってました(滝汗) >直せてよかった。 をを、裏ワザ使用ですか?(なんだそれ) 直せてよかったです♪ ではではねんねこでしたっ! |
8093 | 爆睡アスタローシェ君♪ | ザズルア=ジャズルフィードゥ | 2002/2/13 17:45:40 |
記事番号8078へのコメント どうも♪自分の話も書かずにレスしようとしているザズルア=ジャズルフィードゥです!! > ―――という悲しいような開き直っちゃいそーな近況報告をしつつ、第4話です。2月14日と言われて一番始めに思いつくのがバレンタインと言うよりもクーちゃんの誕生日と言う辺りが既に抹殺決定のような気がしないでもないですが(関係ないし)最後までお付き合い頂ければ幸いです。 あははvあたしも同じです。それ。 今日、 クラスの男子が「ヴァレンタインって誰の誕生日だったっけ?」とふざけていた(本当はヴァレンタイン司祭(だっけ?)の処刑された日)所に「クーちゃんの誕生日・・・。」と心の中で答えていました。ねんねこさん万歳(何故) アスト君寝起き悪いですねー。 しかもコロコロコロコロ勝手に転がるってのは知らない人が見れば怪奇現象そのものだし。(爆) アメリアもウィルパパりんもアスト君にひどいこと言うし。(まぁアスト君だからいいけどとやっぱり思うけど。・爆) しかし、開口一番に「おみやげは?」なんて可愛い〜〜〜〜〜〜〜vv(暴走) それでは、また!! |
8097 | 夢の中で貴方はいったい何を見る?(笑) | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/14 12:33:43 |
記事番号8093へのコメント ザズルア=ジャズルフィードゥさんは No.8093「爆睡アスタローシェ君♪」で書きました。 >どうも♪自分の話も書かずにレスしようとしているザズルア=ジャズルフィードゥです!! 書きましょうっ!レスも自分の話も書きましょうっ!(無茶言うな) というわけで、ねんねこです。 最近はのらりくらりとした生活が身体に染み付いて困ってたりします(ダメじゃん) >> ―――という悲しいような開き直っちゃいそーな近況報告をしつつ、第4話です。2月14日と言われて一番始めに思いつくのがバレンタインと言うよりもクーちゃんの誕生日と言う辺りが既に抹殺決定のような気がしないでもないですが(関係ないし)最後までお付き合い頂ければ幸いです。 >あははvあたしも同じです。それ。 >今日、 クラスの男子が「ヴァレンタインって誰の誕生日だったっけ?」とふざけていた(本当はヴァレンタイン司祭(だっけ?)の処刑された日)所に「クーちゃんの誕生日・・・。」と心の中で答えていました。ねんねこさん万歳(何故) というわけで、さりげなく誕生日祝いをしてみたり(は?) パパりんの誕生日にはろくな今年なかったくせに、クーちゃんの誕生日には真面目に何かをやるというのは……やはり、愛?(激違) 2月14日はバレンタイン(バレンティヌス)司祭が殉教された日らしいですね。本当に2月14日だったのかは疑わしいですが(笑) 何を隠そう、ヴァレンタイン家が神官なのは、この人のせいだったりするとか言う話はまた別の話ですv >アスト君寝起き悪いですねー。 >しかもコロコロコロコロ勝手に転がるってのは知らない人が見れば怪奇現象そのものだし。(爆) >アメリアもウィルパパりんもアスト君にひどいこと言うし。(まぁアスト君だからいいけどとやっぱり思うけど。・爆) >しかし、開口一番に「おみやげは?」なんて可愛い〜〜〜〜〜〜〜vv(暴走) 転がるというよりは転々と空間を飛んでいるといったほうが正しいですね(^^)さすがにころころ転がってパパりんの背中の下にたどり着くのは至難の業だぞ、アストっち(笑) というか、誰にでも『アストくんだし』で終えられてしまうこの男っていったい……(爆笑) とりあえず、今回は可愛さ重視です(はい?)かわいけりゃなんでもありです―――そう。例え糠漬け臭かったとしても……(ダメじゃん) ではでは、ねんねこでした♪ |
8116 | お互い辛い時期ですね…(お前だけだ) | 白河綜 E-mail | 2002/2/16 21:18:37 |
記事番号8078へのコメント ねんねこさんは No.8078「CREID ≪The Fourth≫」で書きました。 こんにちは。お久しぶりの白河綜なのですv まだ合格発表になってないのにこんな処で何をしとるか!!とうとうのツッコミは一切却下して、こんな処にいたりしますv >「たっだいまーv」 ああっ、パパりんだっvv なんだかもう語尾に「v」や「♪」がつくと、もおパパりん意外考えられませんね♪(激しく待て) >「おやまあ……夜に出歩くような育て方はした覚えないんだけどなぁ……」 子供は親を見て育つ…………って、にょぉおっ!!? べぃいん > あごに手をかけ、天井に視線をはわせるウィルフレッドにアメリアも言葉を付け加える。 >「下の食堂にもいらっしゃいませんでしたよね」 >「見かけなかったよねぇ。うーん……2人していったいどこに―――」 > 行ったのか、と続けようとして、ウィルフレッドはそのまま言葉を止めた。視線を天井から目線の高さにまで戻し、そのまま目を細める。心当たりがあるかのように正面から視線を外すと、ぽつりと意味ありげに呟いてみせた。 >「……まさかあの2人……変な店とかに遊びに行っちゃったわけじゃあ……」 >「……変な店?」 >「例えば口でははっきりと言えないようないかがわしいお店とか」 > 怪訝な顔で訊ねてくる少女にウィルフレッドはただそう告げた―――告げただけだが、ウィルフレッドの思いも寄らぬ台詞に彼女はぎょっとした顔をする。 > 王宮で純粋培養に育てられた彼女が、自分が言う『いかがわしいお店』というものを知っているのか疑問だったが―――もしかしたら旅をしている間にそういう店についての知識をいろんなところで耳に入れたのかもしれない。 > 赤く染まった両頬を手で押さえつつ、アメリアはしどろもどろに反論してくる。 >「ええっ!? いや、でも……クラヴィスさんはともかく、ゼルガディスさんはそんなところへは……! > い、いえっ! とりあえずクラヴィスさんだってそんなお店には出入りしてないと……!」 > 1年以上旅して来た相手にまで“ともかく”だの“とりあえず”などと言われているクラヴィスがいったいどんな生活をしているのか、一度徹底的に調べたい気もするが―――慌てる少女に目を向け、少しだけ屈むとウィルフレッドは囁くように言う。 >「でもさぁ……クラヴィスくんもゼルガディスくんもまだまだ若い年頃の男の子だよ? アメリアちゃんだけじゃ物足りなくって、他の女の子に手を出しまくってるかもねぇ……」 違います!! 確かにクーちゃんはプレイボーイだけど、本命はノエちょん!! そして一途なはず!! 姫!! 惑わされちゃダメです! ゼルガディスさんが二股なんて器用な事できるわけ無いじゃないですか!!(待て) >「しかも恋多き僕の子だしねぇ。なんかもう確実ってカンジ?」 >「ええっ!? ウィルフレッドさんもそんな所に出入りを……!?」 > 中身は相当ひねくれていても、やはり見かけは好青年の―――絶対これは詐欺師だとアメリアは最近ようやく思い始めた―――ウィルフレッド。そんな彼までもが女中たちや旅の途中で聞いた、想像するだけで嫌悪感を抱くような場所に出入りしていたなんて―――思わず後退さるアメリアに彼はのへら、と一見無害な笑みを浮かべて答えてくる。 >「んにゃ。僕はそんなところに出入りしなくちゃならないほど女の子には苦労してなかったんでv > ―――てまあ、下卑た冗談はこの辺で止めておいて」 本当に冗談ですか?(びくびく) >「そういえば、アストさんもいらっしゃいませんね?」 > いつもは窓際で本を開いているか、ベッドのサイドテーブルに本来の姿―――聖石≪パイシーズ≫になって居眠りこいている―――どちらかと言えば後者の方が見る機会は多い―――彼の姿がどこにも見えない。 >「あー、アストくん?」 > 言われてようやく思い出したような口振りでウィルフレッドが声をあげる。アメリアを見やり、腕を組んであごに片手をやったまま、彼は視線を自分の足元へと―――先程妙な歩幅で進めた足へと―――向け、白状する。 >「アストくんならさっきから僕に踏まれてる」 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!! アスト君がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!(涙) >「アストくーん? 起きたー?」 > その言葉に反応して、アスタローシェがぼんやりと肩越しに振り返る。もともと細い碧の瞳は寝惚け眼で、その瞳に映った自分の主人の姿に彼はいったん視線を床に向けた。 > 気を抜けば、そのまま再び閉じてしまいそうな両目の目頭を親指と人差し指で押さえ―――今度は座ったまま身体ごと2人の方に向いて、彼はぽつりと口を開いた。 >「…………おみやげは?」 >「まず初めは『おかえりなさい』でしょっ!? ああんっ!?」 > ごめきょ。 > ようやく目が冷めた後の開口一番の台詞に、半ば予想していたのか―――ウィルフレッドは即座にアスタローシェの顔面に容赦なく蹴りをいれた。 …………さりげなく、パパりんの本性をみたような…………(汗) ではでは。 短いですが。 続き楽しみにしてますv 白河綜でした♪ |
8125 | おかげさまで♪ | ねんねこ E-mail URL | 2002/2/18 11:24:23 |
記事番号8116へのコメント 白河綜さんは No.8116「お互い辛い時期ですね…(お前だけだ)」で書きました。 > こんにちは。お久しぶりの白河綜なのですv > まだ合格発表になってないのにこんな処で何をしとるか!!とうとうのツッコミは一切却下して、こんな処にいたりしますv お久しぶりですっ!復活おめでとうございますっ!というわけでねんねこなのです。 おかげさまで一足お先に合格を決めまして(笑)そそくさとネット復活してたりしますが、別に復活も何もちょくちょく顔出ししてたやんか自分、という突っ込みはあえて入れちゃダメですっ!(爆死) >>「たっだいまーv」 > ああっ、パパりんだっvv > なんだかもう語尾に「v」や「♪」がつくと、もおパパりん意外考えられませんね♪(激しく待て) ハート乱舞にお歌を歌いましょ的発言はもはやほとんどパパりんですね。クーちゃんはまだ考えられそーですが、ゼルになってくるともう仲間に対する嫌がらせとか精神攻撃とかにしかならないよーな気が……(笑) >>「おやまあ……夜に出歩くような育て方はした覚えないんだけどなぁ……」 > 子供は親を見て育つ…………って、にょぉおっ!!? > べぃいん ああっ、パパりんっ!図星突かれたからって怒っちゃダメっ!(え?) 夜な夜な屋敷を抜け出してフィルさんと女引っ掛けに行ってたのはどこの誰よっ!(フィルさんまで巻き込むんかい) >>「でもさぁ……クラヴィスくんもゼルガディスくんもまだまだ若い年頃の男の子だよ? アメリアちゃんだけじゃ物足りなくって、他の女の子に手を出しまくってるかもねぇ……」 > 違います!! > 確かにクーちゃんはプレイボーイだけど、本命はノエちょん!! そして一途なはず!! > 姫!! 惑わされちゃダメです! ゼルガディスさんが二股なんて器用な事できるわけ無いじゃないですか!!(待て) 「でも人って時々『魔がさす』ってこともあるからねぇ…… 夜道を歩いてて客引きの女の子のお尻追っかけて……てこともあるかもしれないにょ?」 ―――さらに姫を惑わすにょほほ親父の陰謀(爆死) >>「しかも恋多き僕の子だしねぇ。なんかもう確実ってカンジ?」 >>「ええっ!? ウィルフレッドさんもそんな所に出入りを……!?」 >> 中身は相当ひねくれていても、やはり見かけは好青年の―――絶対これは詐欺師だとアメリアは最近ようやく思い始めた―――ウィルフレッド。そんな彼までもが女中たちや旅の途中で聞いた、想像するだけで嫌悪感を抱くような場所に出入りしていたなんて―――思わず後退さるアメリアに彼はのへら、と一見無害な笑みを浮かべて答えてくる。 >>「んにゃ。僕はそんなところに出入りしなくちゃならないほど女の子には苦労してなかったんでv >> ―――てまあ、下卑た冗談はこの辺で止めておいて」 > 本当に冗談ですか?(びくびく) その辺の真偽はアスタローシェくんだけが知っている(笑) かもんっ!石っころっ! 『なんなのだ? 眠いのだ』 あれだけ寝てまだ眠いのか己は……まあいいや。パパりんの女遊びは――― 『し、しししししししし知らないのだっ!言うと石臼でがりがりがっこんがっこんされるのだっ!絶対喋らないのだっ!』 いやそんなどもられても……てああっ、パパりんが睨んでいるっ!? >>「そういえば、アストさんもいらっしゃいませんね?」 >> いつもは窓際で本を開いているか、ベッドのサイドテーブルに本来の姿―――聖石≪パイシーズ≫になって居眠りこいている―――どちらかと言えば後者の方が見る機会は多い―――彼の姿がどこにも見えない。 >>「あー、アストくん?」 >> 言われてようやく思い出したような口振りでウィルフレッドが声をあげる。アメリアを見やり、腕を組んであごに片手をやったまま、彼は視線を自分の足元へと―――先程妙な歩幅で進めた足へと―――向け、白状する。 >>「アストくんならさっきから僕に踏まれてる」 > あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!! > アスト君がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!(涙) 踏まれてなんぼ。 まあ、アストくんですし。(結局それで終わるんかい) >>「アストくーん? 起きたー?」 >> その言葉に反応して、アスタローシェがぼんやりと肩越しに振り返る。もともと細い碧の瞳は寝惚け眼で、その瞳に映った自分の主人の姿に彼はいったん視線を床に向けた。 >> 気を抜けば、そのまま再び閉じてしまいそうな両目の目頭を親指と人差し指で押さえ―――今度は座ったまま身体ごと2人の方に向いて、彼はぽつりと口を開いた。 >>「…………おみやげは?」 >>「まず初めは『おかえりなさい』でしょっ!? ああんっ!?」 >> ごめきょ。 >> ようやく目が冷めた後の開口一番の台詞に、半ば予想していたのか―――ウィルフレッドは即座にアスタローシェの顔面に容赦なく蹴りをいれた。 > …………さりげなく、パパりんの本性をみたような…………(汗) 見なかったことにしちゃいましょう。人はいいます。『臭いものにはふたを』(違) パパりんはほえほえ笑顔がよく似合う、しばしば毒舌を吐き、相棒に容赦なく蹴りを入れるところがお素敵―――ああっ、フォローになってないっ!?(汗) > ではでは。 > 短いですが。 > 続き楽しみにしてますv ありがとうございますっ!近いうちに(というかツリー早く落ちてねv←汗)投稿するので、よかったらまた感想書いてやってくださいませですvねんねこでした。 |