◆−赤い糸 4 〜知りたいけど、でも〜−早坂未森(2/22-21:01)No.5786
 ┣待ってました♪−ゆえ(2/24-16:39)No.5796
 ┃┗ありがたや〜−早坂未森(2/24-20:12)No.5797
 ┗赤い糸 5 〜ring〜−早坂未森(3/6-21:19)NEWNo.5890
  ┣Re:赤い糸 5 〜ring〜−みてい(3/6-23:06)NEWNo.5894
  ┃┗きゃ〜、みていさん(はーと)−早坂未森(3/7-20:30)NEWNo.5906
  ┗たしかに悔しいかも(笑)−ゆえ(3/6-23:20)NEWNo.5895
   ┗Re:たしかに悔しいかも(笑)−早坂未森(3/7-20:34)NEWNo.5907


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5786赤い糸 4 〜知りたいけど、でも〜早坂未森 E-mail URL2/22-21:01


赤い糸

4  〜知りたいけど、でも〜






運命の赤い糸
見えない見えない赤い糸
見てみたくても見えない赤い糸
私は誰と繋がっているの?
でもそれを知ってしまったらつまらない
だからきっと
赤い糸は見えないの






ざわざわざわ…

「ねぇリナさん」
「あによ?」

いろんなざわめきの聞こえる街の中。
それは客を呼び寄せる声だったり、はたまた、楽しそうな喋り声だったり。
リナ達は、そんな街の中にある噴水の傍で、つい先ほど買ったアイスクリームを食べていた。

「…なんで、赤い糸は見えないんでしょう?」
「……また、あの話?」

あんたも好きねそういう話、と呟き、残りのアイスを一気に食べる。

「いいじゃないですか。気になったんですもん」
「悪い、なんてあたしは言ってないわよ?」
「まぁ、そうなんですけど…」

アメリアも、そう言ってから、残りのアイスを一気に食べる。

「…でも、気になって…なんで、見えないんでしょうね」
「……………そりゃあ、見えたら面白くないから、じゃないの?」
「面白くないから、ですかぁ。…まぁ、確かにそうですよね」
「それに、もしもよ?糸が見えるとしたら…今頃とんでもないことになってるわよ」

もしも赤い糸が見えたなら。
きっと、『運命の相手』とやらを探して大騒ぎになるだろう。
姫の相手を探すために莫大な賞金をかけるとか(?)
「私の運命の相手はあなたよっ!」とか言って相手を困らせるとか。
それに、見えたら視界が赤い糸だらけになってしまうかもしれない。
まぁとにかく、色々と大変なことになっていただろう。

「それに…そんな『運命』に縛られるなんてつまらないわ」





見えなくったっていい
そのとき大好きな人と幸せならば
そのとき大切な人といられるならば
それがきっと真実だから
運命なんて信じない
運命なんていらない
運命なんかに縛られたりはしない
私は私らしく生きてやるのだから





「…リナさんらしいですね」
「まぁね、このリナ=インバースがそんな『運命』如きに縛られるなんて許されることじゃないわよ!」





運命如きに縛られない
前を向いて胸をはって
直向(ひたむき)に生きてやる
誰にも邪魔はさせない
それが例え誰であろうと邪魔はさせない





リナはそう言って、ウインクをする。
その真紅の瞳は常に前を向いて輝いている。
そんなリナに、アメリアは少し意地悪く笑って言った。

「それじゃあ、ガウリイさんが何て言ったかはリナさんには教えられませんね」
「? なによ、それ。なんのこと?」
「ガウリイさんの赤い糸の先の人のこと」
「なっ…ι」
「ふふふふふ、リナさん、気になるでしょう♪正直に気になるって言いましょうよ♪最も、言ったとしても教えませんけど♪」
「ず、ずるいわよあんた!」
「だってリナさん、運命なんかに縛られないんでしょう?だったら知らなくてもいいじゃないですか♪」
「あっ、あんたねぇっ!って、待ちなさいよ!」
「嫌です〜!」
「ちょっと、アメリアのくせに生意気よっ!待ちなさいアメリア!」










「影縛り(シャドウ・スナップ)!」

カカカッ!!

「ラ、光明(ライティング)っ!!」

どかっ!!
ずざざざざぁっっ!!

『………………………………………………………』

ぜー、はー、ぜー、はー…

「や、やりますね…」
「あ、あんたこそ…」

『・……………………………………・・………………』

しばし、沈黙。
二人とも、相手の出方を見ている。

―ざっ…

『何やってんだお前ら』

ずるっ!
べしゃっ!
どしぃんっっ!!

少し(?)緊迫した雰囲気の中で、いきなり呆れたような声がして思いっきりずっこける。
はっきりいって、痛そう(違)である。

「ぜ、ぜるがでぃす、さん…?」
「それに、ガウリイまで…ι」

ガウリイとゼルガディスの姿を見て、地面に座り込んで、呆然と呟く。

「どうして、ゼルガディスさんたちがいるんですか?」
「ガウリイと二人で歩いてたら、『女の子二人がすごい勢いで戦ってる』というのを聞いてな」
「んで、もしかして、って思ってきてみたら、案の定お前さんたちだった、ってワケだ」
「…なんで二人で歩いてたんですか?」
「それはどうでもいいだろう」
「ぶぅ〜、教えてくれてもいいじゃないですか」
「で、お前さんたち一体何やってたんだ?」
「何って…」

ガウリイに問われ、思わず顔を見合わせる二人。

「そ、それは乙女の秘密よ!ねっ、アメリア!?」
「えっ!?あ、そ、そうなんですよぉ、ねっ、リナさんっ!」

ねーっ、と冷や汗ながら言い合う。
まさか、運命の赤い糸の話で何時の間にかこうなっていたとは言えまい。

「ったく…そろそろ戻るぞ」
「そーね、戻りましょうか」


見れば、もう日が傾き始めていた。

四人は、今日の宿へ歩き出した。




「ねぇ、アメリア?」
「なんですか?」
「あたしね、確かに『運命』なんかに縛られたくないって思ってる。…けど、ガウリイの気持ちを知りたくないなんて思ってないわ」
「え、じゃあ…」

「知りたいけど、でも…やっぱり、どうせなら言わせたいじゃない?」







―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


やっとこさ、4章でございます。
待っててくれた人…いらっしゃいます?
いてくれたらいいなぁ、と思いますです。
にしても未森遅いですね。
ゆえさんとかねんねこさんとかが羨ましいです、ホント。
でも未森頑張りますっっ!!出来る限り(笑
今回のリナちゃん、ちょっと小悪魔的(爆

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5796待ってました♪ゆえ E-mail 2/24-16:39
記事番号5786へのコメント

こんにちは、ゆえですっ。わーい続きです〜〜♪


>見えなくったっていい
>そのとき大好きな人と幸せならば
>そのとき大切な人といられるならば
>それがきっと真実だから
>運命なんて信じない
>運命なんていらない
>運命なんかに縛られたりはしない
>私は私らしく生きてやるのだから

リナらしい考え方です。
運命なんぞ、彼女ならペペのぺいっとねじ曲げて自分の思う道を進むでしょうし。


>「どうして、ゼルガディスさんたちがいるんですか?」
>「ガウリイと二人で歩いてたら、『女の子二人がすごい勢いで戦ってる』というのを聞いてな」
>「んで、もしかして、って思ってきてみたら、案の定お前さんたちだった、ってワケだ」
>「…なんで二人で歩いてたんですか?」
>「それはどうでもいいだろう」
>「ぶぅ〜、教えてくれてもいいじゃないですか」
>「で、お前さんたち一体何やってたんだ?」
>「何って…」

戦ってる女の子=リナとアメリア。この方程式は試験にでますな(なんの試験だ)
それに二人連れ立ってたガウリイとゼルは何してたんでしょうか。
うーむ気になります。


>やっとこさ、4章でございます。
>待っててくれた人…いらっしゃいます?

はいはいはいはいはいはいはいははいはいはいははぁーーーーーーーーーーいっ!
待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪

>ゆえさんとかねんねこさんとかが羨ましいです、ホント。

んにゃ、私もかなり遅くなりつつあります・・・・週1からそのうち月刊ペースに・・・・

>でも未森頑張りますっっ!!出来る限り(笑
>今回のリナちゃん、ちょっと小悪魔的(爆

どこまでもお待ちしてます♪
小悪魔リナもいいですが、けっこうアメリアも小悪魔はいっててかわゆいです♪

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5797ありがたや〜早坂未森 E-mail URL2/24-20:12
記事番号5796へのコメント

ああああ、コメントありがとうです、ゆえサマっっ!!

>>見えなくったっていい
>>そのとき大好きな人と幸せならば
>>そのとき大切な人といられるならば
>>それがきっと真実だから
>>運命なんて信じない
>>運命なんていらない
>>運命なんかに縛られたりはしない
>>私は私らしく生きてやるのだから
>
>リナらしい考え方です。
>運命なんぞ、彼女ならペペのぺいっとねじ曲げて自分の思う道を進むでしょうし。
確かに(笑
リナちゃんなら運命なんかぺぺいのぺいっと捻じ曲げて自分の思うが侭に生きるでしょう(笑>
>>「どうして、ゼルガディスさんたちがいるんですか?」
>>「ガウリイと二人で歩いてたら、『女の子二人がすごい勢いで戦ってる』というのを聞いてな」
>>「んで、もしかして、って思ってきてみたら、案の定お前さんたちだった、ってワケだ」
>>「…なんで二人で歩いてたんですか?」
>>「それはどうでもいいだろう」
>>「ぶぅ〜、教えてくれてもいいじゃないですか」
>>「で、お前さんたち一体何やってたんだ?」
>>「何って…」
>
>戦ってる女の子=リナとアメリア。この方程式は試験にでますな(なんの試験だ)
>それに二人連れ立ってたガウリイとゼルは何してたんでしょうか。
>うーむ気になります。
…いや、別にただ何となく(をい
帰るのが遅いリナちゃんたちを探しにきたということでv<をい

>>やっとこさ、4章でございます。
>>待っててくれた人…いらっしゃいます?
>
>はいはいはいはいはいはいはいははいはいはいははぁーーーーーーーーーーいっ!
>待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪
あう、ありがとおございます〜〜感激(TT)

>>ゆえさんとかねんねこさんとかが羨ましいです、ホント。
>
>んにゃ、私もかなり遅くなりつつあります・・・・週1からそのうち月刊ペースに・・・・
だいじょーぶです、みも程じゃーないですから(おい
>>でも未森頑張りますっっ!!出来る限り(笑
>>今回のリナちゃん、ちょっと小悪魔的(爆
>
>どこまでもお待ちしてます♪
>小悪魔リナもいいですが、けっこうアメリアも小悪魔はいっててかわゆいです♪
ちょっぴし小悪魔なアメりん(笑
こーいうのも好きだ!(をい
次回は結構早くできそうですv

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5890赤い糸 5 〜ring〜早坂未森 E-mail URL3/6-21:19
記事番号5786へのコメント

赤い糸 5  〜ring〜







―翌日。
リナは、ガウリイの部屋で一生懸命ガウリイの枝毛を見つけようとしていた(笑)



「う゛〜〜〜〜っ」

わしわし。

「………………………………………」

わしわし。

「う゛う゛〜〜〜〜〜っ」

ぐしゃ。

「………………………………………」

わしわし。

「う゛う゛う゛ぅ〜〜〜〜〜〜っ」

わしわし。

「……………なぁ、リナ」

わしわし。

「〜〜〜〜、あによっ!」

わしわし。

「…いつまでこうやってなきゃいけないんだ?俺」

わしわし。

「決まってるじゃないっ!あんたの枝毛が見つかるまでよ!!」

わしわし。

「でもさ、好い加減飽きないかぁ?」

わしわし。

「飽きない」

わしわし。

「………………………………………」

わしわし。

「なぁ、リナ」

わしわし。

「…なに!?」

わしわし。

「…俺、トイレ行きたいんだけど」
「………………………………………」

ぱ。

「…行ってらっしゃい」
「おう」

きぃ。
かちゃん。

「………………………………………」

ぼすっ!

そんな音を立てて。
ベッドに、リナが突っ伏した。

「くやしいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっっ、なんであんな長い髪してて枝毛が一本もないのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!!」


…さいですか。










コツン。

「ほえ?」

足に何か硬いものが当たって、ふとアメリアは立ち止まった。

足元を見ると。

「…紅い、指輪…?」


綺麗なルビーのはめ込まれた、シンプルな指輪が、そこにあった。


「…なんでしょう、これ…。落し物、でしょうか…」


その指輪を手にとって、アメリアは一人、呟いた。


「なんだか…不思議な、指輪…」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――


ええっと…中編みたいな感じの話です。
なんでこんな話に何日もかかっていたのでしょう(汗
いや、他のが忙しくて…うふ(をひ
さて、頑張りますっ
にしても…枝毛がないガウリイ、羨ましすぎ<ありまくりの人(汗

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5894Re:赤い糸 5 〜ring〜みてい 3/6-23:06
記事番号5890へのコメント

はじめまして。
小説1をうろうろしているみていと申します。

>―翌日。
>リナは、ガウリイの部屋で一生懸命ガウリイの枝毛を見つけようとしていた(笑)
この一文でひっくり返りました。
何がどーなってこうなったのでしょう?(笑)
>「くやしいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっっ、なんであんな長い髪してて枝毛が一本もないのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!!」
無さそうですよねぇ。
ガウリイはリナの枝毛探したりしないんでしょうか。ふと見つけてしまって口走ったのが発端か!?
>「…紅い、指輪…?」
気になります。誰が落としたのか?それとも誰かに拾ってもらうの待ってたのか?
どきどき。


>ええっと…中編みたいな感じの話です。
>なんでこんな話に何日もかかっていたのでしょう(汗
>いや、他のが忙しくて…うふ(をひ
>さて、頑張りますっ
気張ってくださいっv
>にしても…枝毛がないガウリイ、羨ましすぎ<ありまくりの人(汗
みていは無いです。髪短いので。

続き楽しみにしてますっ。また寄らせてください。
ではでは、みていでした。

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5906きゃ〜、みていさん(はーと)早坂未森 E-mail URL3/7-20:30
記事番号5894へのコメント


>はじめまして。
>小説1をうろうろしているみていと申します。
はっ、はじめましてですっ!
わーい、みていさんだぁ♪
>>―翌日。
>>リナは、ガウリイの部屋で一生懸命ガウリイの枝毛を見つけようとしていた(笑)
>この一文でひっくり返りました。
>何がどーなってこうなったのでしょう?(笑)
>>「くやしいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっっ、なんであんな長い髪してて枝毛が一本もないのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!!」
>無さそうですよねぇ。
>ガウリイはリナの枝毛探したりしないんでしょうか。ふと見つけてしまって口走ったのが発端か!?
そーです(笑)
ああ羨ましい…
>>「…紅い、指輪…?」
>気になります。誰が落としたのか?それとも誰かに拾ってもらうの待ってたのか?
>どきどき。
くす(謎)
>>ええっと…中編みたいな感じの話です。
>>なんでこんな話に何日もかかっていたのでしょう(汗
>>いや、他のが忙しくて…うふ(をひ
>>さて、頑張りますっ
>気張ってくださいっv
>>にしても…枝毛がないガウリイ、羨ましすぎ<ありまくりの人(汗
>みていは無いです。髪短いので。
うっ、うらやましひ!
>続き楽しみにしてますっ。また寄らせてください。
>ではでは、みていでした。
レスありがとうございますっ(感涙)

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5895たしかに悔しいかも(笑)ゆえ E-mail 3/6-23:20
記事番号5890へのコメント

こんにちは、ゆえです。

そーか、見つからなかったかガウリイの枝毛(笑)
あれだけリナが探して見つからないガウの髪って、一体どうなってるんでしょ。
呪文で飛ばされたり、焦げたりしてかなり酷使してると思うのに・・・・・・

アメりんが何か見つけましたね?
うーみゅ。誰のなんでしょうあの指輪は。
めっさ気になるマス。

ということで、次回も楽しみにまってます♪

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5907Re:たしかに悔しいかも(笑)早坂未森 E-mail URL3/7-20:34
記事番号5895へのコメント


>そーか、見つからなかったかガウリイの枝毛(笑)
未森は探せば簡単に見つかります(泣
>あれだけリナが探して見つからないガウの髪って、一体どうなってるんでしょ。
>呪文で飛ばされたり、焦げたりしてかなり酷使してると思うのに・・・・・・
不思議ですね〜…どうなってんでしょ?
>アメりんが何か見つけましたね?
>うーみゅ。誰のなんでしょうあの指輪は。
>めっさ気になるマス。
どうなるかは、秘密です♪(死
っていうかどうなるんでしょ(をい
>ということで、次回も楽しみにまってます♪
懲りずに(をい)レスくださってありがとうございますますっ♪

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