◆−朱と紅(シークレット・クイーン)−桐生あきや(2/9-04:23)No.5611
 ┣うっしゃぁぁぁああっ!!−ゆっちぃ(2/9-05:55)No.5612
 ┃┗よっしゃぁぁぁああっ!!−桐生あきや(2/10-06:11)No.5622
 ┣Re:ユズハだぁあっ☆−みてい(2/9-09:18)No.5613
 ┃┗ユズハですう−桐生あきや(2/10-06:19)No.5623
 ┣そろそろ投稿しようかなと思ってた矢先に(嬉)−ねんねこ(2/9-11:24)No.5614
 ┃┗ほんと、ほんと?(嬉)−桐生あきや(2/10-06:25)No.5624
 ┣馬鹿の墓(ヒートアップ・アゴン)−あごん(2/10-00:20)No.5617
 ┃┗いつかのアッテンボローにニヤリ(笑)−桐生あきや(2/10-06:36)No.5625
 ┣猫・・・。−水晶さな(2/10-01:16)No.5618
 ┃┗こねこねこねこ(笑)−桐生あきや(2/10-06:42)No.5626
 ┣帰〜ってきたぞ、帰〜ってきたぞ〜♪−雫石彼方(2/10-02:53)No.5621
 ┃┗ごめん、続きの歌詞忘れた………(汗)−桐生あきや(2/10-06:49)No.5627
 ┗朱と紅(シークレット・クイーン) 2−桐生あきや(2/10-07:04)No.5628
  ┣おひさしぶり(?)です!−あんでぃ(2/10-21:34)No.5634
  ┃┗ですう〜−桐生あきや(2/11-21:58)No.5640
  ┣猫が寝込んだアナコンダ(意味不明)。−あごん(2/10-22:17)No.5635
  ┃┗アナコンダは蛇だっかワニだったか……(汗)−桐生あきや(2/11-22:06)No.5641
  ┣一粒で二度おいしい!!−砂緒(2/11-02:47)No.5637
  ┃┗一粒300メートル(何の話だ何の)−桐生あきや(2/11-22:15)No.5642
  ┗ファンクラブ会員No10.−ゆえ(2/12-01:34)No.5643
   ┗10人もいたなんて(嬉泣)−桐生あきや(2/13-06:54)No.5651


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5611朱と紅(シークレット・クイーン)桐生あきや 2/9-04:23



 またまた、ユズハの続きです。始まりじゃありません。いいかげんにしろ自分(汗)
 前の話の「帰る場所」でゼルと別れた後の話です。アメリア王宮編第一話。
 もちろんユズハも一緒です。
 ユズハが出てくるお話は「破烈の人形」「帽子と迷子」「帰る場所」がそれぞれ過去の作品の海に沈んでおります。読み切り形式にもかかわらず、もはや完全なる続き物と化しておりますので、よろしければ、先にそっちのほうを大海から引き上げて読んでやってください。



 *** 朱と紅(シークレット・クイーン)【前編】 ***


 良く晴れた、うららかな春の終わりの日だった。
 アメリアは隣りにたたずむユズハの帽子を整えてやり、軽くうなずいた。
「よし」
 そうして、すっくと立ち上がるとパンッと自分の頬を両手で叩く。
 濃紺の瞳が、キッと遠くに見える景色を見据えた。
「ユズハ、行きますよ!」
「ン」
 アメリアとは対照的に、ユズハはのんびりとうなずいた。
 クリーム色の艶やかな頭髪に、赤みがかったオレンジ色の瞳の5、6歳の少女で、道行く人が思わずふり返るほどに可愛らしく、整った容貌をしている。
 クリーム色の生地に朱の色糸で刺繍をほどこした、耳覆いのあるその帽子の下には、尖った耳が隠れているはずだ。
 ユズハ。炎の精霊と、抽出された邪妖精の精神体とを合成して生み出された、いわば合成獣の亜種である。
 アンティークドールをその器としていたのだが、色々あるなかでその人形は壊れてしまい、現在は精神体のみの、ほとんど魔族のような存在である。
 現在その外見は、人形だったときの外見の記憶と邪妖精の肉体の記憶から構成されていて、パッと見、エルフのように見えないこともない。
 以前は着ているローブも一緒に具現化させていたのだが、最近になって魔力が増幅されたことと、アメリアが必死に行った練習のかいあって、ローブを具現化させずに普通の服を着ることができるようになった。
 その結果、アメリアの着せ替え人形と化している。
 今着ているのは、鮮やかな山吹色の丈の短い前合わせの上着とスカート。上着の裾にもスカートの裾にも、帽子と良く似た朱色の刺繍がされてあって、まるで最初からお揃いのだったかのようだ。
「ン、行くべし」
 のほほーんと呟かれたユズハの言葉に気勢をそがれて、アメリアは思わずつんのめった。
「あのですねえ、ユズハ。これから行くところわかってますか?」
「んと、りあのおうち」
「おおむね間違ってないです。で、あなたは何でしたっけ」
「えと……えるふ」
「はい、良くできました。じゃ、行きますよ!」
 アメリアは再び、前方にある王宮の門を睨みつけた。
 家に帰る者の表情ではない。
 一年半ぶりの、帰城であった。


「門を開けなさい! アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが帰りました!」
 なかばヤケクソ気味のアメリアの声に、歩哨に立った兵の一人が、慌てて通用門から中へと飛びこんでいく。
 門が全部開ききるのを待たず、アメリアは王宮の中へと足を踏み入れた。
 ちょこまかとユズハがその後を追う。
「………あの……アメリア様。こちらの子どもは………?」
 ユズハを見とがめた兵士の問いに、アメリアはにっこり笑って答えた。
「ハーフエルフのユズハです」
 そう言ってさっさと先へ進んでいく。
 リナとガウリイがこの場にいたなら言っただろう。
 やっぱり親子だ、と。
「アメリア様だ」
「アメリア王女が帰られたぞ」
「ただいま、みんな」
 次々に集まってくる城の人間に、アメリアは気さくに手をふった。
 片手では、ユズハの手をひいている。
 ユズハと言えば、さっきから周りをきょろきょろ見回していて、落ち着きがない。
 遠くに父親と重臣たちの集団を見つけて、アメリアはユズハを抱き上げて目線を合わせた。
「さあ、いよいよですよ。騙しきりましょうね。一緒にいるためにも」
「ン。がんばる」
 神妙な表情で、ユズハはこっくりうなずいた。

 こうして、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンは二十歳の誕生日を間近に控えた春の終わり、セイルーン王宮へと帰還した。



「そろそろ暑くなってきましたねー」
 窓を大きく引き開けながら、アメリアは初夏の風を胸一杯に吸い込んだ。
 王宮に戻ってきてから三週間近くが経過していた。
 そろそろ王宮での暮らしに、元の感覚が戻り始めている。
 ユズハも、あまり騒ぎを起こさなくなった。
 アメリアは、親から疎まれて売られたハーフエルフの子どもだとか何とか適当な嘘をついて、父親と重臣にユズハを紹介し、王宮で引き取るよう強引に押し通した。
 父親のフィリオネル王子が慈善事業に反対するわけはなく、渋い顔をする重臣たちにをなだめすかして半分脅して承諾させたのだ。
 ユズハの容貌が極めつきに愛くるしいのも、承諾に一役かっている。
 来るなり、ユズハは下働きの女官やメイドたちのアイドルとなった。可愛いがってお菓子などをくれるで、ユズハはご満悦である。
「ベッドの端から端まで転がっていって、そのまま床に落ちられたときにはどうしようかと思いましたけど………」
 広いベッドとシーツの感触が嬉しかったらしい。
 思い出して口をへの字に曲げたアメリアは、何気なく中庭の鮮やかな緑の芝生を見おろした。
「ま、でも順応してるみたいで………ってユーズーハッ! また何してるんですかあなたは!?」
「あ、りあー」
 アメリアの声に気づいたユズハが、アメリアのいる二階の窓を見上げて、ぶんぶか手をふった。
 そのちまい片腕には、何やらのたうちまわる白いモノがしっかりと抱えこまれている。
「何なんですか、それは!?」
 窓から身を乗り出して叫ぶアメリアに、ユズハは両手でその白い物体を掲げて見せて、一言。
「ねこ」
「見ればわかります。そんなことは。一体どこから捕まえてきたんです」
「そこにいタ」
 王宮区画は別に陸の孤島ではないので、ネコぐらい探せばいくらでもいるだろうから、別に不自然ではない。が、
 なにゆえ、そのネコを水揚げされた魚のごとく、でべろんと抱えこんでいるのだ。
「何してるんです。そのネコめいっぱい嫌がってるじゃないですか!」
 ユズハが必死で暴れる白ネコを抱きしめて、あっさりと言った。
「勝っタ」
「何にですっ!?」
「ねこに」
「ワケのわからないケンカをしないでくださいっ」
 思わず叫ぶアメリアに、ユズハはもはや抵抗をあきらめたらしい白ネコをでべろーんとぶら下げて見せた。
「いいですか。いまからそこに行きますからね! 尻尾つかんで、ふりまわして放り投げちゃダメですよ!?」
 アメリアはドレスの裾を持ち上げて、呪文を唱えながら窓枠を蹴った。
 ネコを抱えて、ユズハがそれを見上げながら呟いた。
「りあ、それヒドイ」


 その夜。
 アメリアの寝室にはアメリア以外に一人と一匹がベッドの上に転がっていた。
 枕を抱えて、ごろんごろんしているユズハと、ユズハとさんざん格闘したうえに「王宮に入れるならそのネコ洗ってください!」と引きつった表情で女官が叫んだため、これでもかというぐらいに洗われて疲れ切ったネコが、丸くなるどころではなく棒のようにノビている。
 ゼルガディスの代わりに、ユズハは新たなケンカ相手を見つけたようだった。
 夜着に着替えたアメリアが、ノビている白ネコを持ち上げる。
 パン生地のごとくネコがでろーんと伸びる。
「………いや、あの、少しは反応してほしいんですけど」
 されるがままにしていた白ネコは、物憂げにアメリアを見返して、ナーオと鳴いた。
「………ごくろうさまです」
 思わずそうネコに言うと、アメリアはソファの上にネコの寝場所を作ってやった。
 そこまで行くと、ネコは丸くなって寝てしまう。
 白い毛並みに、オレンジの瞳の優美なネコだった。
 体の半分はあろうかという巨大な羽根枕に体ごとのしかかりながら、ユズハがアメリアに事の顛末を報告する。
「んとね、木の上にいたの」
「………で、目があったら因縁つけられたんですか?」
「ン、そう」
 つぶれた枕を叩いて膨らませてから、もう一度。
「…………」
 こめかみに手をあてて、アメリアは目を閉じた。
 因縁つけられたというよりも、人ならぬユズハの気配に獣の防衛本能が働いただけのような気がしてならないのはなぜだろうか。
 眠るネコの隣りに座って、アメリアはネコの毛並みを撫ぜた。
「ユズハのお友達第一号ですか?」
「おとも、だち?」
 相変わらず表情の乏しい顔を、せいいっぱいしかめてユズハが唸る。
「んとね、毎日ケンカするの」
「…………………それは何て言うんでしょうね………」
 複雑きわまる声音で呟いて、アメリアはユズハに視線を投げた。
 視線の先で、巨大なイモムシのような物体がベッドを右へ左へ転がっている。おそらく抱えていた枕にシーツが巻きこまれたのだろう。
「名前はどうするんです?」
「なまえ?」
 シーツが巻物のごとく解けて、ユズハが顔をあげてアメリアとネコを見た。
「なまえ、おるは。おんなじ目の色してるの」
 アメリアはゆっくりと微笑んだ。
「そうですか。ケンカは程々にしてくださいね。ユズハ、オルハ」
「ン。二日に一回にすル」
「………できればもうちょっと少なく」
 それからしばらく時が過ぎて、深夜。
 傾きかけた初夏の満月が、二人と一匹が眠る王宮の部屋に、静かに光を投げかけていた。

 サイドテーブルには、対の欠けた瑠璃の耳飾り。



 そして季節は夏へと移り変わる。
 自室のテーブルのうえに山積みにされた、肖像画やら履歴を書いた羊皮紙やらの塊を床の上に払い落とすと、アメリアは空いたテーブルにチェス盤を置いた。
 市松模様の碁盤目は、白は象牙、黒はオニキスの薄片で象嵌(ぞうがん)されており、後からテーブルに置かれた駒は象牙と黒檀でできている。姉グレイシアの私室にあったのを無断で借用してきたのだ。
 アメリアは白の王(キング)をつまむと、所定の位置に置いた。自分に一番近い列の真ん中に。そして傍らに自由に動ける女王(クイーン)を横に寝かせて置く。
 王(キング)の傍らにある、不確定要素。自由に動けるイレギュラー。
 アメリアの伏せ駒。
 少し離れたところには、僧侶(ビショップ)。王を助けようと思えば助けられる位置に。しかし、動きに多少の不自由がある。
 そして、幾つかの歩兵(ポーン)を配すると、アメリアは窓辺で寝そべっている白ネコを呼んだ。
「オルハ、ユズハはどこです。探してきてください」
 オルハはちらっとアメリアに視線を投げたものの、命令に従う気配はなさそうだった。
 ユズハの姿が見えないとなれば、たいてい厨房にいる。そこではオルハの姿が見えただけで料理人が殺気立つので迂闊に近寄れないらしい。
 アメリアは嘆息して椅子から立ち上がった。
 白い薄い紗のドレスがさらさらと絹ずれの音を立てる。下から重ねた萌黄の薄物の色が透けて見えて、涼しげだった。伝統的な夏の配色である。
 そのドレスの裾を持ち上げて、アメリアは床に堆積した羊皮紙やら肖像画などを、靴の爪先で思いっきり蹴っ飛ばした。
「誰も彼もが敵ばっかですっ」
 憤然と呟いて、アメリアはユズハを探しに自室を出た。
 寝るのに飽きたオルハが、近くまで蹴飛ばされてきた肖像画の木の額で爪を研ぎ始める。
 床の塊全部がアメリアに持ち込まれた縁談の資料だった。



 無事にユズハを探し当てたアメリアは、女官に香茶と茶菓子を運んでくれるように頼んでから、自室へと戻った。散歩にでも行ったのか、オルハは姿を消している。
 さっそくユズハがテーブルの上のチェスに興味を示して、椅子の上によじのぼる。
「りあ、何コレ」
 アメリアは何も説明せずにユズハに残りの駒全部を押しやった。
 ユズハがさっそくソレをいじり始めるのを見ながら、先ほど駒を置いた方を自分側に、何もない方がユズハ側になるようにチェス盤の位置を直す。
「ユズハ、あなたならどうやって、この真ん中のヤツを取りますか?」
 小さなユズハの指が、中央の王(キング)の駒を指差す。
「これ?」
「そう、それです。どうします?」
「んとね、手でトル」
「………それはそうです。でも、その前に周りの駒が邪魔をしますよ。その間にこの駒は逃げちゃいます」
 ユズハがチェス盤の上に身を乗り出した。
 せっかくズラリと立てて並べたチェスの駒を、着ている夏用の巫女服の袖で掃除してしまわないように押さえてから、その手で一点を指差した。
「これ、ジャマ」
 そこには幾つかの駒の集団がいた。ひとつだけ王の近くに歩兵(ポーン)があって、そこから延長線上にちょうど援軍のような状態で二つ騎士(ナイト)が置いてある。変則的な動きをする騎士。
「………ですよね。邪魔ですか、やっぱり。なら先にそれを除きにかかるでしょうね………」
 ユズハに指摘されて、アメリアはその歩兵(ポーン)をつまもうと指をかけた、ちょうどそのとき。
 控えめに扉がノックされて、香茶と菓子をのせた盆を提げた侍女が部屋に入ってきた。
 床に散乱した無惨な状態の縁談資料に、一瞬表情をひきつらせてから、彼女は告げる。
「シルフィールさまがお見えになっています」
 アメリアは軽く目を見張った。
 彼女にはリナたちへのパイプ役として、以前から度々会っているが、帰城してからはまだ一度も会っていない。
 指をかけたままの歩兵(ポーン)に、ちらりと視線を戻してから、アメリアは言った。
「通してください」
「………ここにですか?」
 床の上の塊を見て、侍女が口ごもる。
「ええ、ここに通してください」
 侍女のところまで歩いていって、その手から盆を受け取ると、アメリアは有無を言わさぬ口調で重ねて告げた。
「ここで全然オッケーですから」
「は、はい………」
 退出する侍女に追加で来客の分も香茶と菓子を頼むと、アメリアはチェス盤の横に盆を置いた。
「ユズハ」
「何、りあ」
 アメリアの幼い頃の巫女服を着たユズハが、無表情にアメリアを見上げた。
「歩兵(ポーン)はパワーアップできそうですよ。簡単にはどきません。どうやって除きにかかります?」
 ユズハがむう、と唸ってチェス盤を睨む。
 アメリアは知らなかった。
 その歩兵が、今回は騎士二人を伴っていることを。
 嬉しい驚きは、ほんの数分先の未来のことだった。


 続く

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5612うっしゃぁぁぁああっ!!ゆっちぃ E-mail URL2/9-05:55
記事番号5611へのコメント

て、朝もはよから気合入っててすみません(汗)
いやもぅ、桐生サンの新作が読めてハイなんですよ自分〜〜〜〜(激嬉!)
あんま時間ないんで短い感想しかできないのが口惜しいのですが(泣)

ユズハちゃんっっ!!ああもぅ相変わらずの可愛さですね〜〜〜〜〜(ぽ)
オルハちゃんと喧嘩してるトコとか好きです♪因縁つけられたからってしっかり売られた喧嘩を買うところがまた素敵v
タイトルも相変わらず素敵さ炸裂ですね。あのカタカナが良い感じで大好きです♪
しかし愛しの姫サマに縁談…………むぅ。王族の定めなんでしょーけど、ゆっちぃはゼル以外のお相手は断じて認めませんです!
(何でおまえが認める必要あるんだ?)

続き、指折り数えて待ってまスですv


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5622よっしゃぁぁぁああっ!!桐生あきや 2/10-06:11
記事番号5612へのコメント


>て、朝もはよから気合入っててすみません(汗)
 いえいえ。かくいう私もこんな時間(爆)
 朝からありがとうございます(><)  

>いやもぅ、桐生サンの新作が読めてハイなんですよ自分〜〜〜〜(激嬉!)
>あんま時間ないんで短い感想しかできないのが口惜しいのですが(泣)
>ユズハちゃんっっ!!ああもぅ相変わらずの可愛さですね〜〜〜〜〜(ぽ)
>オルハちゃんと喧嘩してるトコとか好きです♪因縁つけられたからってしっかり売られた喧嘩を買うところがまた素敵v
 きっとアメリアの周りをぐるぐる追いかけっこですね(笑)。

>タイトルも相変わらず素敵さ炸裂ですね。あのカタカナが良い感じで大好きです♪
 毎回うんうん唸りながら考えてます(笑)。タイトルだけ先に決定しているやつは楽なんですけどねー。

>しかし愛しの姫サマに縁談…………むぅ。王族の定めなんでしょーけど、ゆっちぃはゼル以外のお相手は断じて認めませんです!
>(何でおまえが認める必要あるんだ?)
 だれも認めないと思いますです、はい。
 もちろん私も認めません。

>続き、指折り数えて待ってまスですv
 というわけで続きです。
 いつもありがとうございますVv

 桐生あきや 拝

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5613Re:ユズハだぁあっ☆みてい 2/9-09:18
記事番号5611へのコメント

こんにちは!投稿小説1の方で巨大かつ変則的なツリーをこさえているみていでございます。

ユズハのゼルに代わる対戦相手にオルハ(ネコ)が登場しましたね。
アメリア、何やらふつふつとストレスが溜まっているようで…育児疲れ?父親はどーこーだ=(爆)

続き、楽しみにしておりますv
非常に短いですが、まずはこれにて失礼します。

以上みていでした。


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5623ユズハですう桐生あきや 2/10-06:19
記事番号5613へのコメント


>こんにちは!投稿小説1の方で巨大かつ変則的なツリーをこさえているみていでございます。
 どうもです〜。
 本当はみていさんのようなツリーにしたほうが、すぐに続きのページに飛べて良いんですよね。とかいいつつやってない私ですが……。

>ユズハのゼルに代わる対戦相手にオルハ(ネコ)が登場しましたね。
>アメリア、何やらふつふつとストレスが溜まっているようで…育児疲れ?父親はどーこーだ=(爆)
 育児疲れというより、宮廷疲れでしょうか(笑)
 ほんとにゼルさっさと帰ってきなさい(お前が言うな)。

>続き、楽しみにしておりますv
>非常に短いですが、まずはこれにて失礼します。
>以上みていでした。
 レスくださっただけで嬉しいです。
 長い短いは全然関係ないですよ。
 ほんとにどうもありがとうございます〜!
  
 桐生あきや 拝 

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5614そろそろ投稿しようかなと思ってた矢先に(嬉)ねんねこ E-mail URL2/9-11:24
記事番号5611へのコメント

あっきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!
と、とりあえず、出会い頭のどつきあいも(どつきあいだったのか……)済ませたところで、どんどんおかーさんになっていくアメリアに乾杯(笑)
ゼルがいなくて、ユズハとオリハが一緒になると、アメリアがすごく大人に見えます(笑)

オリハを魚のように抱え込むユズハを想像して撃沈。可愛すぎ。
そのまま王宮から連れ出して、養女にしちゃいたい気分です。
……いろいろ大変なことが山積みになって押し寄せるんだろうけど……食費とか。

何はともあれ、続きを楽しみにしておりまする。
んだば、そろそろ長編投稿はじめようかななどと密かに目論んでいるねこちゃんでした。では!

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5624ほんと、ほんと?(嬉)桐生あきや 2/10-06:25
記事番号5614へのコメント


>あっきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!
 ねこちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!(やるなっ)

>と、とりあえず、出会い頭のどつきあいも(どつきあいだったのか……)済ませたところで、どんどんおかーさんになっていくアメリアに乾杯(笑)
>ゼルがいなくて、ユズハとオルハが一緒になると、アメリアがすごく大人に見えます(笑)
 王宮内ではアメリアがユズハの保護者だろうしなあ。
 でもオルハもいい年したネコだと個人的には思う。だって子猫がでべろーんってのは無いだろう(笑)

>オリハを魚のように抱え込むユズハを想像して撃沈。可愛すぎ。
>そのまま王宮から連れ出して、養女にしちゃいたい気分です。
>……いろいろ大変なことが山積みになって押し寄せるんだろうけど……食費とか。
 そこらへん触れようかどうしようか思案中(笑)
 きっとリナたちが滞在していたころよりは少ないんだろうけどさ。ああ、でもみんなのアイドルだし。宮廷大臣以外は別に気にしてないとか(笑)

>何はともあれ、続きを楽しみにしておりまする。
>んだば、そろそろ長編投稿はじめようかななどと密かに目論んでいるねこちゃんでした。では!
 ほんとっ(嬉)
 すごく楽しみにしてるね。
 メール送りました。例の刑事モノも共に(笑)
 ではでは、また〜。

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5617馬鹿の墓(ヒートアップ・アゴン)あごん E-mail 2/10-00:20
記事番号5611へのコメント

おひさしぶりです!あごんとゆーものです!!
あああああ(嬉)っっ!
ユズハですぅぅ(狂喜)!!!

はっ!取り乱してしまいましたっ!
申し訳ありませんんんんんっ!

前回の「帰る場所(スプリング・アゲイン)ではすっかりレスするタイミングを逃してしまい、かなり一点の曇の無い私の人生において(笑)すんごい曇を残してしまい悔しい想いでしたので、今回はしっかりレスれて安心です!のあごんです(どんな自己紹介やねん)。
これでいつ死んでも悔いはないですね(笑)。

ユズハ可愛いですねぇ、いつものことながら!
脱帽でございます。桐生様のその人物描写には。
ますます私のユズハ熱は上がる一方です。

オルハという名前が綺麗な響きで。
本家オルハがお亡くなりあそばした時に悲しい想いでしたので、ここで再び名前を聞けて嬉しいですぅっ!
ゼルの代わりとなるのでしょうか。猫のオルハは。

騎士二人とゆーのもめっさ気になります!
誰なのでしょーか?
リナとガウリイじゃあないですよねぇ。
オリキャラですか?
などとゆー疑問と共に、続きをお待ちしております!
ではではあごんでした!

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5625いつかのアッテンボローにニヤリ(笑)桐生あきや 2/10-06:36
記事番号5617へのコメント


>おひさしぶりです!あごんとゆーものです!!
>あああああ(嬉)っっ!
>ユズハですぅぅ(狂喜)!!!
 おひさしぶりですううっ。また逢えてうれしいです!
 他の方のレスへのタイトルに、顔がにやけてしょうがなかった桐生です。
 大好きなんです、あの話。アッテンボローのお兄さんもビュコックのお祖父さんも。
 有栖川に銀英伝、あごんさんは色んな本を読んでるんですね。

>前回の「帰る場所(スプリング・アゲイン)ではすっかりレスするタイミングを逃してしまい、かなり一点の曇の無い私の人生において(笑)すんごい曇を残してしまい悔しい想いでしたので、今回はしっかりレスれて安心です!のあごんです(どんな自己紹介やねん)。
>これでいつ死んでも悔いはないですね(笑)。
 ああ死んじゃダメですっ。せっかく「生誕祭」も連載されているというのにっ。
 って、レスもせずに本当にすいませんです(−−;

>ユズハ可愛いですねぇ、いつものことながら!
>脱帽でございます。桐生様のその人物描写には。
>ますます私のユズハ熱は上がる一方です。
>オルハという名前が綺麗な響きで。
>本家オルハがお亡くなりあそばした時に悲しい想いでしたので、ここで再び名前を聞けて嬉しいですぅっ!
>ゼルの代わりとなるのでしょうか。猫のオルハは。
 ケンカ相手としてはそうですね(笑)
 でも、オルハにゼルの代わりはつとまらないでしょう、どっちかっていうと、本家オルハの代わりです(^^;

>騎士二人とゆーのもめっさ気になります!
>誰なのでしょーか?
>リナとガウリイじゃあないですよねぇ。
 い、いえ……、実はそうだったり……(爆)

>オリキャラですか?
 たぶん出します、いつか(さらに爆)

>などとゆー疑問と共に、続きをお待ちしております!
>ではではあごんでした!
 レスどうもありがとうございますっ。
 というわけで、レス返しし終わったら続きアップしたいと思います〜。
 桐生でした。

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5618猫・・・。水晶さな E-mail 2/10-01:16
記事番号5611へのコメント


 スミマセン猫オルハに画面前でのたうち回ってました。ナマモノに弱い私(←失礼)。
 ユズハ嬢再登場で嬉しいですマジでvv
 でも魔剣士さんがいないと日常が穏やかに見えるのは気のせいですか・・・?(笑)

 チェスをするアメリアが何だか素敵です。淑女のたしなみv(妄想)
 何だか突っ走った乾燥で、いえ感想でスミマセン(汗)。
 続き楽しみにしておりますvv 

 From水晶さな.

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5626こねこねこねこ(笑)桐生あきや 2/10-06:42
記事番号5618へのコメント


> スミマセン猫オルハに画面前でのたうち回ってました。ナマモノに弱い私(←失礼)。
 オルハ気に入っていただけたようで、嬉しいです。
 私もナマモノ弱いですね……、某黒魔術師のディープドラゴンとかにメロメロです(笑)

> ユズハ嬢再登場で嬉しいですマジでvv
> でも魔剣士さんがいないと日常が穏やかに見えるのは気のせいですか・・・?(笑)
 いえ、たぶんその通りだと思います(笑)
 ユズハもオルハ見つけるまで、からかう相手がいなくて、ちょっと寂しげだったりしたのでしょう。

> チェスをするアメリアが何だか素敵です。淑女のたしなみv(妄想)
 何だか気が付いたらやっていました(笑)
 チェスって貴族階級の戦略戦術研究の道具だったそうで、ついなんとなく………。

> 何だか突っ走った乾燥で、いえ感想でスミマセン(汗)。
> 続き楽しみにしておりますvv 
 さなさんの方も、新しくお話がアップされてて、続きが楽しみですvv
 乙女の祈り………じゃない、トゥインクルスターなアメリアをちょっと期待しちゃってる桐生でした(笑)。

 では、またです。

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5621帰〜ってきたぞ、帰〜ってきたぞ〜♪雫石彼方 E-mail 2/10-02:53
記事番号5611へのコメント

オーストラリアから帰ってきただすよ。雫石だす。

新たに喧嘩友達も加わって(笑)、しかも次回からは遂にあの人たちがっvvあの二人に対して、ユズハがどういう態度を取るのか楽しみでしょうがないっす。

にしても白猫オルハを魚のように抱え込むユズハ、あるCMを思い出しますな(笑)ユズハにかかっちゃ、猫じゃひとたまりもないだろうなー(^^)オルハの心の声としては、きっと「とんでもないのにつかまっちまったぜ、けっ」てな感じだろうなー、などと勝手に解釈しているわたくし。何となくひねくれた柄の悪いイメージがあったりする・・・・。ゼルの代わりの喧嘩相手だからそう感じるのかな?(笑)
アメリアも縁談たくさんで大変みたいだね。ゼルが傍にいる時の縁談話は、ゼルを積極的にさせるいい薬になって見てるこっちとしては楽しいけど、ゼルが傍にいない時の縁談話はひたすら辛いっすね。でもリナ達が力になってくれるはずだし!!
頑張れアメリア!!

ってなわけで、また〜。



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5627ごめん、続きの歌詞忘れた………(汗)桐生あきや 2/10-06:49
記事番号5621へのコメント


>オーストラリアから帰ってきただすよ。雫石だす。
 お帰りなさいだす。彼方ちゃん。
 向こうは暑かったんだろうねえ。

>新たに喧嘩友達も加わって(笑)、しかも次回からは遂にあの人たちがっvvあの二人に対して、ユズハがどういう態度を取るのか楽しみでしょうがないっす。
 いたって普通だったりして(笑)
 言い意味で予想を裏切れたらいいなあ、と………。

>にしても白猫オルハを魚のように抱え込むユズハ、あるCMを思い出しますな(笑)ユズハにかかっちゃ、猫じゃひとたまりもないだろうなー(^^)オルハの心の声としては、きっと「とんでもないのにつかまっちまったぜ、けっ」てな感じだろうなー、などと勝手に解釈しているわたくし。何となくひねくれた柄の悪いイメージがあったりする・・・・。ゼルの代わりの喧嘩相手だからそう感じるのかな?(笑)
 えっえっ? なんのCM?
 それにしても、オルハはメスなんだろうかオスなんだろうか………。名前と桐生的にはメスなんだけど。

>アメリアも縁談たくさんで大変みたいだね。ゼルが傍にいる時の縁談話は、ゼルを積極的にさせるいい薬になって見てるこっちとしては楽しいけど、ゼルが傍にいない時の縁談話はひたすら辛いっすね。でもリナ達が力になってくれるはずだし!!
>頑張れアメリア!!
 王宮編は別名、奮闘記。
 タイトル決まってない話のファイル名これだし(笑)
 ユズハとアメリアがタッグ組んで頑張ってます。

>ってなわけで、また〜。
 あ、メール送ったよ。
 ではでは、またです。

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5628朱と紅(シークレット・クイーン) 2桐生あきや 2/10-07:04
記事番号5611へのコメント



 *** 朱と紅(シークレット・クイーン)【後編】 ***


「アメリア、あんたやっと帰ってきたんだって?」
 懐かしい声に、思わずアメリアは椅子から立ち上がってその人影に抱きついて―――否、飛びついていた。
「リナさああああぁんっ! 会いたかったですうううぅっ!」
「うにょわっ!?」
 勢いを受け止めきれなくて、ひっくり返りそうになるリナとアメリアを、後ろの人物がひょいと支える。
「おいおい、アメリア」
「ガウリイさんもお久しぶりです! シルフィールさんも!」
「ごぶさたしてます。アメリアさん」
 最後尾のシルフィールがにっこりを会釈を返してきた。
「リナさんたち、どうしてセイルーンに?」
「何言ってんの。シルフィールからやっとあんたが城に戻ってきたっていう手紙もらったから、顔見にきたのよ………って、すごいことになってるわね部屋………」
 アメリアの肩越しに部屋の床を見たリナが、呆れた表情で呟いた。
「ああ。遠慮なく、がすがすげしげし踏んでください。全部、縁談資料ですから」
「いや、踏めって言われても………」
 ガウリイが困った表情で床の塊を見降ろした。
「リナさんが塵化滅(アッシャーデイスト)あたりでチリにしてくれると助かるんですけど」
「いくらなんでも、それはちょっとマズイわよ………。丁重に扱えって言う気は全っ然ないけど、とりあえず邪魔にならないように隅に除けたら?」
 茶器を持ってきた侍女が見たのは、大人四人で床の散乱物を暖炉脇に寄せている光景だった。
 思わず立ちつくしている侍女に、てこてことユズハが近寄ってきて、その服の裾をひっぱる。
「あそこ」
 テーブルの上を指差されて、我に返った侍女は慌ててそこに盆を置くと早々に退出していった。
「りあ、お茶きタ」
「わかりました。とりあえずこんなもんですかね」
 二人掛けの丸テーブルからソファの方のテーブルに盆を移して、アメリアはリナたちを誘った。
「この子が連れ帰ったっていうハーフエルフの子どもですか?」
 シルフィールがユズハを見て、首を傾げた。城下では幸運児としてもっぱらの噂である。
 ユズハの方も、シルフィールに向かって首を傾げてみせる。
 アメリアは直接それには答えずに、ガウリイを呼んだ。
「ガウリイさん。この部屋の周りに誰かいますか?」
「いや。いない」
 アメリアはひとつ頷いて、ユズハの素性をリナたちに明かした。
「………なんかすごいの拾ったわね、あんた」
 リナが唸る。
「なあ、よくわからないんだが………」
「いい。わかんなくていいから。とりあえず名前だけ覚えてなさい」
 相変わらずのやり取りにアメリアは笑った。
 ひどく懐かしい。そういえば、連絡だけはとっていたものの、四年も会っていなかったのだ。
「りあ。りあ」
 隣りに座ったユズハが、アメリアの白いドレスをくいくいっと引っ張った。
「なまえ。ダレ?」
「ああ、ごめんなさい。まだ教えてませんでしたね」
 一通り名前を聞き終わると、ユズハは首を傾げた。
「りな。しる。えと……がうりい」
 さすがにガウリイだけは名前の省略しようがなかったらしい。
 そこまで言ってから、ユズハは不意に周囲を見回した。
「おるは、どこ」
 白ネコの姿を捜して、ユズハはソファを降り立った。
 その様子を目で追っていたリナの視線がテーブルのうえのチェスに留まる。
 ゲームとしての不自然な配置に気がついて、リナは眉をひそめた。
 白の駒が幾つか配されているだけで、あとは全部、盤の外で直立している。もちろんそれはユズハがやったのだが。
「アメリア。あれは何?」
「チェスです。やりますか?」
「いや、そうじゃなくて………」
 そう言いかけて、リナはアメリアの問いかけるような目に気づいて言葉を途切れさせた。
「………いいわ。やる」
 何か言いかけたシルフィールは、もう片方のところで展開されているやり取りに気をとられた。
「おるは、捜す」
「そいつは誰なんだ?」
「ネコ」
「なら、オレも一緒に捜してやるよ。リナ―――」
 ソファから立ち上がってチェス盤に視線を注いでいたリナは、ひらひらと手をふった。
「いってらっしゃい。シルフィールはどうする?」
「あ、わたくしは………。そうですね、ネコを捜して、それからグレイおじさまのところに帰ります。リナさんとガウリイさまは、今日はどうされます?」
 応えかけたリナの腕をアメリアがとらえた。
「泊まっていってくれますよね?」
 目を潤ませてお願い攻撃されて、リナは思わずうなずいていた。


 数分後、リナとアメリアはチェス盤をはさんで向かい合って座っていた。
 リナが面白くなさそうに黒檀の駒―――敵駒を僧侶(ビショップ)の前におく。
「シルフィールを通してのうちらへの圧力が不可能なら、こうくるでしょ。フィルさん抱きこんで説得ってとこかしら」
 アメリアは、黒駒に囲まれている、父に見立てた僧侶の駒を遠ざけて、盤の外へと置く。
「父さんは、この件に関しては無介入、中立です。母さんも市井(しせい)の人でしたから、私に無理強いできる立場じゃないです」
「なら………」
 トン。
 リナは黒の王(キング)を手に取ると、白の王すなわちアメリアの駒の正面へとおいた。
「チェックメイト――――」
「お祖父さまですか?」
「そういうこと。やっぱり味方が少ないのが痛いわね。あたしもずっとここにいるわけにはいかないし、シルフィールもこれに関しては、ね………」
「戦略レベルでは手のうちようがないですね。お祖父様が強権発動しないことを祈るしかないです。見合いとか夜会とかの小さなレベルになると、何とでもなるんですけどね」
 アメリアは伏せられていた女王(クイーン)の駒を起こした。
「これは?」
「ユズハです。見合いをぶち壊すくらい、自覚ナシにやってくれると思います」
 敵駒の認識外にある、伏せ駒。シークレット・クイーン。
 それが自在に動いて、敵の歩兵(ポーン)を蹴散らした。
「ユズハか………」
 さっきのユズハの仕草を思い出すかのように、リナは目を細めた。
「ゼルもユズハみたいに思い切りよく、いっそ、戻んなくてもいいって言えばいいのに」
 女王の駒を動かしていたアメリアの手が、虚空で一瞬だけ静止した。
「私がウィル=テスラ=セイルーンでなければ、そう言ってくれたかもしれませんね………」
 リナが驚いた表情でアメリアを見返した。
「ずいぶん弱気じゃないの。らしくないわね」
「ダメですか? リナさんの前じゃなきゃ言いません、こんなこと」
「ダメじゃないわよ。溜めこんでると、潰れるわよ。要は最後に胸張ってればいいんだから」
 互いに顔を見合わせて、しばしの沈黙のあと、二人は同時に苦笑した。
「まあ、ユズハに関してはゼルガディスさんも色々思うところがあるみたいです」
 口には決して出さなかったが、何となくわかってしまった。
 望まない変貌をとげた自分自身に対してのユズハの全面的な肯定は、ゼルガディスとは対極の位置にある。
「待ってるのね?」
 さりげなく投げかけられた言葉は問いではなく、確認。
 アメリアははっきりとうなずいた。
「待ってます」
「そっか………」
 リナは秘密を共有している子どもめいた顔で笑った。
「がんばんなさいよ」
「はい」
「シルフィールにはあたしから言っとく。こまめに連絡しなさい」
「え………? でもリナさん、旅の途中じゃ………」
 相手の居場所が不定では、連絡のしようがない。
 リナは気まずげに視線を宙に泳がせた。
「うん、途中よ。でも、ちょっとゼフィーリアに帰ってゆっくりしようかな、って………」
「え? でもさっきの話だと、一回帰ったんでしょう?」
「うん。だから、もう一回………」
「んんんー?」
 アメリアは意地悪く笑って、持っていた女王の駒をリナの頬に押しつけた。
「どうしてですかー? ガウリイさんももちろん一緒ですよねー?」
「ア、アメリア………」
「ダメですよ。四年ぶりにあったんですから、もちろん聞かせてくれますよねー? あ、あとででいいですよ。夕飯のあとにでもゆっくり」
「………この娘は………」
 劣勢に追いこまれたリナが反撃を試みる。
「そういうアメリアも聞かせてくれるわよね? まる一年ゼルと一緒に旅してたんでしょう?」
「な、何言ってるんですかっ。ユズハも一緒ですよ」
「でもその前の半年間は二人だけだったんでしょー?」
「うぐ………」
「あ、あとででいいわよ。夕飯のあとにでも」
 互いに二十歳を過ぎても、何ら変わるところのない二人だった。



 その頃、ユズハとガウリイとシルフィールの一行は、無事にネコのオルハを発見していた。
「おるは」
 ユズハが呼ぶと、寝ていたオルハは脱兎のごとく木の上に駆け上がり、あっという間に枝を伝って二階の開いていた窓のなかへと飛びこんでしまった。
「あ、逃げタ」
「嫌われてないか、お前さん………」
「そう言うかも、しれナイ」
 むう、とユズハが唸って、ネコの消えた窓を見上げる。
「どうするんだ?」
 ガウリイが自分の膝ぐらいの位置にあるユズハの顔を見おろした。
「追う」
 それまで二人のやりとりを見守っていたシルフィールが一人うなずいて、ガウリイに声をかけた。
「ガウリイさま。わたくし、これで失礼させていただきます。あんまり遅くなるとおじさまが心配しますし」
「わかった。帰るときにまた寄らせてもらうさ」
「はい。お待ちしてます」
 何気ないその会話を、ユズハはジッと聞いていた。
 シルフィールが中庭から姿を消して、ガウリイはユズハをふり返った。
「捜しにいくか?」
「ン、行く」
 夏の強い光が溢れて、濃い影をつくる中庭を歩きながら、ユズハはガウリイの服をとらえた。
「がうりい」
「ん? 何だ?」
 前を行く剣士が、のんびりと精霊の少女を見やる。
「がうりいも、ぜると、おんなじ。言いたいコト言わないの。黙ってル」
「…………?」
「しる、もそう。言わないの。思ってるのに、言わナイ。したいことしない。りあも、ちょっとだけ、そう。好きなのに言わないの。ぜると一緒いたいのに、いない」
 太陽の光に、ユズハの炎色の瞳が鮮やかな艶を帯びた。
「そういうとこ、キライ」
 情緒がそれほど育っていないユズハの精神面は何ら子どもと変わらない。
 その子ども特有の潔癖な思考に、わずかにガウリイは苦笑して、ユズハをひょいと抱き上げた。
「キライか」
「きらーい」
「アメリアもキライか?」
「大スキ」
 即答だった。
「なら、許してくれよ。オレもアメリアも、シルフィールもな」
 王宮の回廊を抜けて、ガウリイに抱っこされて二階への階段を上りながら、ユズハは不満げだった。
「どして、言わナイの?」
「言わなくてもわかってくれる相手ってのも、いるんだ。アメリアもそうだし、ゼルもそうだ………リナもな」
「しる、は?」
「………シルフィールにはまだいない。オレは、なれない」
「どうして?」
 邪気のないユズハの問いは、真っ直ぐだ。
 はぐらかすことなく、ガウリイもそれに答える。
「リナがいるから」
「ゆずは、りな、スキ」
「そうか」
「キラキラしてる。キレイ」
「そうだな」
「一緒いるの?」
「ああ」
「じゃあ、どして? りあは、ぜると一緒いたいのに、いないの?」
 階段を上りきって、ユズハを床に降ろしてやりながら、ガウリイは静かに言った。
「――――ずっと一緒にいたいからさ」



「おそーい………って、何その顔」
 ガウリイの顔を見た途端、リナは吹き出した。
「こいつにやられた」
 憮然とした表情で、ガウリイはユズハに『拉致』されているオルハを指差す。
 ユズハの肉体は具現化した物質にすぎないので、痛覚の有無は自由自在である。よって、ひっかかれようが蹴られようが、ユズハ自身はいっこうに平気な顔をしていた。
 ネコにとって、これほどケンカしがいのない相手もいるまい。
「オルハ、何やってるんですか! ユズハもそういう時は止めるんです」
「あう」
 ユズハが尖ったその耳をぴこぴこさせて、生返事をする。
 それを見て、リナが笑いながらユズハに言った。
「面白かったんでしょ?」
「ン。すごく」
「お前らなあ………」
 笑いを噛み殺しながら、リナがガウリイを手招いた。
「ほら、治癒(リカバリィ)かけたげる。ご飯、フィルさんも一緒だってさ。それとも、その顔で会う?」
「いい」
 二人の向こうでは、ようやっとユズハの手から逃れたオルハが、テーブルを蹴ってアメリアの肩の上に逃げこんでいた。
 ネコの重みにアメリアがよろける。
 アメリアの横で、ユズハがネコを見上げて指差した。
「おるは、降りル」
 ニャーオと鳴くと、アメリアの肩の上で、オルハはそっぽを向いてしまった。
 そのオルハのひっかき傷を治療中のリナとガウリイは、次いで起こったアメリアの大声に驚いて、そっちを見やる。
「ユズハっ! 宙に浮くなとあれほど言ってるじゃないですか!」
 浮遊してオルハを捕らえようとしたユズハが、すとんと床に降り立つと、ぱたぱた走って、部屋のすみに逃げたオルハを追いかけていく。
「ああ、そっか。魔族と似た存在の仕方なら、そりゃ宙にも浮けるわよね」
「なんでもいいんだが、リナ」
「何?」
「呪文続けてくれ」
 言われてリナは軽く舌を出した。
「ごめん、つい」



 その夜。
 うんと背伸びをしてノブをつかむと、ユズハはリナにあてがわれた客室のドアを開けた。
「りな?」
 夕食の後、ユズハはリナの部屋に呼ばれたのだった。
 窓際の揺り椅子に座って魔道書を読んでいたリナは、本を閉じてテーブルに置くと、ユズハを手招いた。
 ドアを閉めてから、ユズハがリナのそばまでやってくる。
「ユズハ」
「何、りな」
「あんた、辛くない?」
 ユズハはゆっくりを目をまばたいた。
 朱橙色の瞳が見上げる先に、強く輝く真紅の瞳がある。
「ツライ? 何が?」
「魔力。平気なの? あんたはずっとここにいるだろうから、聞くけど。圧迫されてるでしょう? この街入ったときからずっと」
「ン」
 ユズハはあっさりうなずいた。
 街全体が巨大な結界となっているセイルーン。
 結界内での歪んだ魔力の流れを正そうとする機能が、そこには働く。
 調和と安定の六紡星。
 殊に、ここはその中心部の王宮。もっとも強く結界が働きかける。
 いるだけで、ユズハの魔力は削られ続ける。
「当分、平気。ばっ君から、もらったカラ」
「そう」
 リナはうなずいて、椅子の傍らに立つユズハの頭を撫でた。
「やばくなったら、あたしに言いなさい。なるべく早く。アメリアを一人にしないでほしいから。王宮内で、あの子の味方はあんただけよ」
 フィリオネル王子はダメだ。公人として、王族の責務を自覚しているから娘の行動を応援するわけにはいかないし、私人として、自分も似たようなことをやっている以上、重臣たちに味方して勝手に縁談を進めるわけにもいかない。この件に関しては傍観者でいるしかない。
 リナの言葉に、ユズハはすぐに頷いた。
「ン。言う。一人にしナイ」
 そう言って、ユズハは首を傾げる。
「言ったら、りな、何とかスル?」
 窓を背にして、リナは苦笑した。
「わかんないけど、多分ね」
 ユズハは再び首を傾げた。
 昼間リナを初めて見たときとは、微妙に雰囲気と受け取る印象が違う。
 こんな………茫洋とした、穏やかな目をした存在だっただろうか。
 ジッと見つめてくるユズハに、リナが首を傾げた。
「どうかした、ユズハ?」
「りな、違う」
「何が?」
「一人じゃ、ナイ」
「…………!」
 リナが絶句した。
 次いでその顔が真っ赤になる。
「………参ったわね………」
 思わず天を仰いでから、リナがユズハを見やる。
「気づいたのはあんたが最初だわ、ユズハ。まだ誰にも言ってない」
「何を?」
 肘掛けに頬杖をついて、リナは苦笑しながら答えた。
「この部屋に、あんたとあたしの他に三人目がいるってこと。ここにね―――」
 リナが手で軽く自分の腹部を示す。
 何のことぞや、とユズハが首を傾げるのを見て、リナはその尖った耳をつまんだ。
「そういうことの講釈は、後でアメリアにでもしてもらいなさい。あたしはめんどいからやんない。とりあえず………このことは秘密ね。言っちゃダメよ」
「言わナイの?」
「………言うわよ。あとで」
 複雑きわまるリナの声音に、ユズハはうーんと唸ってみせた。
「ダレに、言わなければイイ?」
「全員に決まってるでしょうが」
「ン、努力する」
「………………なら、せめてここにいる間だけでも黙っててちょうだい。お菓子上げるから」
「ン、黙る」
「よし、契約成立。じゃ、おやすみなさい、ユズハ」
「おやすみ、なさい。りな」
 ユズハはリナの部屋を出て、アメリアのところへと戻った。
「何のお話だったんです?」
 オルハの喉を撫でながら、アメリアが不思議そうな表情で尋ねてきた。
「んとね、魔力」
「はあ………」
 アメリアが相づちをうつ。
「ユズハの魔力に興味でも持ったんでしょうか………」
 首を傾げるアメリアの横で、羽根枕に埋没しながらユズハが告げた。
「おやすみ、なさい。りあ」

 アメリアが秘密を知ったのは、リナたちが王宮を去ってから数日後のことだった。
 黙っていたユズハに、アメリアが拗ねてしまったのは、言うまでもない――――



 鮮烈な夏の光。蝉の声がうるさく響く。
 広い広い芝生の上に影を落としながら流れていく、純白の雲から視線を戻して、アメリアはもうしわけなさそうに隣りに立つユズハに笑いかけた。
「ゼルガディスさんを待っている間、私は戦わなくちゃいけません。手伝ってくれますか?」
 持ちこまれるだろう数々の縁談を断り続ける他に、王宮内の改革を。持ちこまれる異分子に、重臣たちの眉がしかめられることのないように。反論の余地がないほどに体裁を整える、その準備をしなければ。
 ただ、待つことなど絶対にするものか。
 扇状のひらひらした巫女服の袖を夏の風になびかせながら、異分子第一号がアメリアを見上げた。
 春に続き、これもまたユズハにとって初めての夏。
 ユズハの小さな右手が、アメリアに向けて伸ばされる。
「てつだう」
 窓の外の遠い空の青を背景に、アメリアの手とユズハの手が、うちあわされた。


 END




 *** たわごと ***

 アメリア王宮編第一話です。予告通り、リナたちが出てきました。
 ゼルアメのはずなのに、ゼルが出てこないこと甚だしいです(汗)
 ユズハにも新たなケンカ相手が出来たようで何よりですが……って、ゼルの代わりが白ネコかい(笑)

 しかし、起承転結のルールが守られてないこと甚だしい話ですな(苦笑)。書きたいエピソードだけで構成されていると言っても過言じゃありません。いちばん書きたかったのは、リナとガウリイそれぞれとのユズハの会話なのですが。
 リナではなく、ガウリイのほうに懐かないってのは最初っから決めてました。ゼルもガウリイも滅多に本心ださないからだと、勝手に理由をこさえてます。

 それにしても、なんだか姫がやたらと攻撃的ですねー。決して王宮が嫌いなわけじゃなくて、縁談がイヤなだけなんだと思いますが。
 でも、何で続きはサクサク進むのに、初めの話がどうしても書けないんだろう……(落涙)。書かないでおこうかとも思ったものの、言った以上は書かねばなるまい。がんばれ、私!

 今回のタイトルは、ずっと前からの予定通り「朱と紅」ですんなり決まりました。
 が、カタカナがやっぱり決まらなかったです。本当は漢字タイトルに合わせて(ピュア・レッド)の予定だったのですが、話の中で特にリナとユズハを対比させてるわけではないので急遽とりやめ。そう思うんなら漢字のほうも変えろってか(^^;)
 ユズハと、リナの中にいる三人目にちなんでクイーンのところをチャイルドにしようかとも考えたのですが、何だか直訳すると隠し子っぽいので止めにしました(笑)。
 こんなんですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
 それでは、桐生でした(ぺこり)。

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5634おひさしぶり(?)です!あんでぃ 2/10-21:34
記事番号5628へのコメント


こんにちは!そしてお久しぶりです!!(←といってもそんなに日は経っていませんね)あんでぃです。(^▽^)
私事(一年生大会)もどうにか終了し、久々のお休みにウハウハしております!!
そして、桐生さんのお話が登場!もういいことばっかしですv

> アメリア王宮編第一話です。予告通り、リナたちが出てきました。

リナちゃんたちが現れた時に、喜んだのは私だけじゃあないですね!!
しかもリナちゃん&ガウリイ君・・・・vこれ以上私には言えませんぅぅぅ!(脱走)
いじけてたアメリアちゃんもぷりてぃですv

> ゼルアメのはずなのに、ゼルが出てこないこと甚だしいです(汗)

ゼルに早く帰ってきて欲しいです・・・・
でも、ギリギリになってから返ってくるのでしょうきっと。あの人いいとこ取りだから(笑)

> リナではなく、ガウリイのほうに懐かないってのは最初っから決めてました。ゼルもガウリイも滅多に本心ださないからだと、勝手に理由をこさえてます。

リナちゃんとユズハちゃんが仲良くなって良かったですv
ユズハちゃんとリナちゃんがタッグを組めば、敵も味方もすぺぺのぺーい!でしょう!
この人たち(ユズハちゃん&リナちゃんガウリイも)の夢の(?)共演!見れて嬉しいです!
もうしばらくリナちゃんたちが出てくることは無さそうですが・・・またきっと見れると信じております!!

> 今回のタイトルは、ずっと前からの予定通り「朱と紅」ですんなり決まりました。

私はこのタイトルを見て一番に連想したのは、“朱に交われば紅となる(・・・で、あってたでしょうか?)”です。
まさに、ゼルにぴったりのタイトルだ!と勝手に決めておりました(笑)
全然違うじゃないか私・・・

> こんなんですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
> それでは、桐生でした(ぺこり)。

毎回ながら訳のわからないレスです(泣)
・・・・・伝わるかなぁ・・・・?(文才ゼロの私/汗)おろおろ・・・・
毎回ながらとても続きを楽しみにしています!!

それでは!あんでぃでした!


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5640ですう〜桐生あきや 2/11-21:58
記事番号5634へのコメント


>こんにちは!そしてお久しぶりです!!(←といってもそんなに日は経っていませんね)あんでぃです。(^▽^)
 ですね(笑)。レスどうもありがとうございます、桐生です〜。

>私事(一年生大会)もどうにか終了し、久々のお休みにウハウハしております!!
>そして、桐生さんのお話が登場!もういいことばっかしですv
 何の大会だったんでしょうか。球技大会とか……ああっ、ごめんなさい。思考が単純で(−−;

>> アメリア王宮編第一話です。予告通り、リナたちが出てきました。
>リナちゃんたちが現れた時に、喜んだのは私だけじゃあないですね!!
>しかもリナちゃん&ガウリイ君・・・・vこれ以上私には言えませんぅぅぅ!(脱走)
>いじけてたアメリアちゃんもぷりてぃですv
 節操ナシの本朝発揮です(笑)。ゼルアメのはずなのに〜(^^;

>> ゼルアメのはずなのに、ゼルが出てこないこと甚だしいです(汗)
>ゼルに早く帰ってきて欲しいです・・・・
>でも、ギリギリになってから返ってくるのでしょうきっと。あの人いいとこ取りだから(笑)
 うんうん(深く頷く)。いいとこどりだから、きっと最後にかっこよく登場するんでしょう。

>> リナではなく、ガウリイのほうに懐かないってのは最初っから決めてました。ゼルもガウリイも滅多に本心ださないからだと、勝手に理由をこさえてます。
>リナちゃんとユズハちゃんが仲良くなって良かったですv
>ユズハちゃんとリナちゃんがタッグを組めば、敵も味方もすぺぺのぺーい!でしょう!
>この人たち(ユズハちゃん&リナちゃんガウリイも)の夢の(?)共演!見れて嬉しいです!
>もうしばらくリナちゃんたちが出てくることは無さそうですが・・・またきっと見れると信じております!!
 せっかくですから、リナとガウリイの子どもにも登場してもらおうかと思ってます。

>> 今回のタイトルは、ずっと前からの予定通り「朱と紅」ですんなり決まりました。
>私はこのタイトルを見て一番に連想したのは、“朱に交われば紅となる(・・・で、あってたでしょうか?)”です。
>まさに、ゼルにぴったりのタイトルだ!と勝手に決めておりました(笑)
>全然違うじゃないか私・・・
 おおう、確かに!(笑)。しかし、あんまり話とタイトルがあってないですな。

>> こんなんですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
>> それでは、桐生でした(ぺこり)。
>毎回ながら訳のわからないレスです(泣)
>・・・・・伝わるかなぁ・・・・?(文才ゼロの私/汗)おろおろ・・・・
>毎回ながらとても続きを楽しみにしています!!
 伝わってますよー。しっかりはっきりダイレクトに(笑)
 いつもありがとうございます。嬉しいですよう(泣)
 ではでは、またです。

 桐生あきや 拝

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5635猫が寝込んだアナコンダ(意味不明)。あごん E-mail 2/10-22:17
記事番号5628へのコメント

は〜やれやれ。
発注ミスはするわ、店長にやつあたりはされるわ、バイトは来ないわ、売り上げは悪いわ、今日は散々じゃわい。
こーゆー時はなんかこう心が洗われるよーな素敵な小説でも読まん事には・・・って!
ああっ!桐生様の御小説ぐあっ!!

テロリロレーーン♪
あごんは「朱と紅2」を読んだ。
あごんは体力が回復した。
あごんは心が癒された。
あごんのレベルがあがった!

わーい!桐生様のお陰でレベルが上がりました(何のっ!?)!

はっ!思わず挨拶も無しにレスを続けるとこでした。
危ない危ない(笑)。
こんばんは!あごんです!

いやー、ユズハはガウリイに懐くとばかり思ってましたので結構意外でした。
むしろリナの方が合わないかな、と勝手に思っておりました。
なんとなくユズハはアメリアの心を占めている人が嫌なのかなぁ、と。
その点ガウはアメリアにとって、あうと・おぶ・眼中ですし(笑)。
でも心を隠す人が好きではないのですねぇ。
納得です。

タイトルはリナとユズハの瞳のことだったのですねぇ。
気付きませんでした(苦笑)。すみません。
今日も仕事中に、
「朱と紅かぁ。でもチェスは黒と白だしなぁ。
 む〜。どこに絡んでくるんだろう・・・」
とずっと考えておりました(仕事しろっ!)。

それにしても祝ご懐妊!ですね、リナ。
しかし、どーやら双子ではないのですね(笑)。←おいっ!

これからのアメリアとユズハとオルハのてんやわんやでキリキリ舞いな生活を楽しみにしております!
ではでは!あごんでした!

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5641アナコンダは蛇だっかワニだったか……(汗)桐生あきや 2/11-22:06
記事番号5635へのコメント


>は〜やれやれ。
>発注ミスはするわ、店長にやつあたりはされるわ、バイトは来ないわ、売り上げは悪いわ、今日は散々じゃわい。
>こーゆー時はなんかこう心が洗われるよーな素敵な小説でも読まん事には・・・って!
>ああっ!桐生様の御小説ぐあっ!!
>
>テロリロレーーン♪
>あごんは「朱と紅2」を読んだ。
>あごんは体力が回復した。
>あごんは心が癒された。
>あごんのレベルがあがった!
>
>わーい!桐生様のお陰でレベルが上がりました(何のっ!?)!
>
>はっ!思わず挨拶も無しにレスを続けるとこでした。
>危ない危ない(笑)。
>こんばんは!あごんです!
 レベルが上がって何よりです。……ってコラ、私。
 こんばんわ、桐生です〜。

>いやー、ユズハはガウリイに懐くとばかり思ってましたので結構意外でした。
>むしろリナの方が合わないかな、と勝手に思っておりました。
>なんとなくユズハはアメリアの心を占めている人が嫌なのかなぁ、と。
>その点ガウはアメリアにとって、あうと・おぶ・眼中ですし(笑)。
>でも心を隠す人が好きではないのですねぇ。
>納得です。
 普通に考えるとVSリナなんだろうなあ、と思うと、根がヒネてますので逆にしたくなりました(笑)

>タイトルはリナとユズハの瞳のことだったのですねぇ。
>気付きませんでした(苦笑)。すみません。
>今日も仕事中に、
>「朱と紅かぁ。でもチェスは黒と白だしなぁ。
> む〜。どこに絡んでくるんだろう・・・」
>とずっと考えておりました(仕事しろっ!)。
 話の内容と何の関係もないタイトルですから(苦笑)
 次は上手くタイトルつけられるといいんですけど……。

>それにしても祝ご懐妊!ですね、リナ。
>しかし、どーやら双子ではないのですね(笑)。←おいっ!
 双子代表は、ゆえさまのフィリス・ティリス組という素晴らしいツインがいますので、そんな大それたことはできません(笑)

>これからのアメリアとユズハとオルハのてんやわんやでキリキリ舞いな生活を楽しみにしております!
>ではでは!あごんでした!
 オルハ………何食べるんだろうなあ。などとふと思ってしまった桐生でした。
 レスほんとにありがとうございます。嬉しいです。
 あごんさんのほうの生誕祭も楽しみにしております!
 それでは。

 桐生あきや 拝

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5637一粒で二度おいしい!!砂緒 2/11-02:47
記事番号5628へのコメント

きゃああああああああああああああああああ!!(歓喜)桐生さまのお話だぁ!
・・・・・・と、パラパラを踊るほど喜んでる砂緒ですっ!!(←どういう喜び方だ)
しかも、今回ガウリナもありますのね!?
一粒で二度おいしいとは、まさにこのことです♪


> アメリア王宮編第一話です。予告通り、リナたちが出てきました。
> ゼルアメのはずなのに、ゼルが出てこないこと甚だしいです(汗)
わたしは一向にかまいませんよ?
だってアメリアもユズハちゃんもいますし。(←おい)


> しかし、起承転結のルールが守られてないこと甚だしい話ですな(苦笑)。書きたいエピソードだけで構成されていると言っても過言じゃありません。いちばん書きたかったのは、リナとガウリイそれぞれとのユズハの会話なのですが。
> リナではなく、ガウリイのほうに懐かないってのは最初っから決めてました。ゼルもガウリイも滅多に本心ださないからだと、勝手に理由をこさえてます。
ふむふむ。ユズハが純粋なのですね。
スレイヤーズに登場する男性陣は、みんななに考えてんだか読み取れないし。(特にガウリイ)
別にゼルやガウリイが純粋じゃないってわけじゃないんでしょうけど(笑)


> それにしても、なんだか姫がやたらと攻撃的ですねー。決して王宮が嫌いなわけじゃなくて、縁談がイヤなだけなんだと思いますが。
それだけ、アメリアの愛は強いってことですね!
ゼルは幸せものですね〜♪


> 今回のタイトルは、ずっと前からの予定通り「朱と紅」ですんなり決まりました。
> が、カタカナがやっぱり決まらなかったです。本当は漢字タイトルに合わせて(ピュア・レッド)の予定だったのですが、話の中で特にリナとユズハを対比させてるわけではないので急遽とりやめ。そう思うんなら漢字のほうも変えろってか(^^;)
わたしはチェスを知らないので、「うひゃあ。桐生さまは博識だなぁ・・・・・・」と思いました。ますます尊敬です。


> こんなんですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
楽しみました!思いっきり楽しんでました!!
次のお話も、じっくり楽しみにしております。砂緒でした。


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5642一粒300メートル(何の話だ何の)桐生あきや 2/11-22:15
記事番号5637へのコメント


>きゃああああああああああああああああああ!!(歓喜)桐生さまのお話だぁ!
>・・・・・・と、パラパラを踊るほど喜んでる砂緒ですっ!!(←どういう喜び方だ)
>しかも、今回ガウリナもありますのね!?
>一粒で二度おいしいとは、まさにこのことです♪
 節操ナシの本領発揮です。ゼルアメのはずなのにガウリナがしっかり食い込んでます(笑)。そしてガウリナをかけばゼルアメが食い込むというこの私………(^^;

>> アメリア王宮編第一話です。予告通り、リナたちが出てきました。
>> ゼルアメのはずなのに、ゼルが出てこないこと甚だしいです(汗)
>わたしは一向にかまいませんよ?
>だってアメリアもユズハちゃんもいますし。(←おい)
 そう言ってくれると助かりますです(←おい)
 アメリアの回想ぐらいでしか登場の余地がないですから………おーい、早く帰ってこーい。

>> リナではなく、ガウリイのほうに懐かないってのは最初っから決めてました。ゼルもガウリイも滅多に本心ださないからだと、勝手に理由をこさえてます。
>ふむふむ。ユズハが純粋なのですね。
>スレイヤーズに登場する男性陣は、みんななに考えてんだか読み取れないし。(特にガウリイ)
>別にゼルやガウリイが純粋じゃないってわけじゃないんでしょうけど(笑)
 もしかしたら、単にユズハが男性嫌いかもしれないです(笑)

>> 今回のタイトルは、ずっと前からの予定通り「朱と紅」ですんなり決まりました。
>> が、カタカナがやっぱり決まらなかったです。本当は漢字タイトルに合わせて(ピュア・レッド)の予定だったのですが、話の中で特にリナとユズハを対比させてるわけではないので急遽とりやめ。そう思うんなら漢字のほうも変えろってか(^^;)
>わたしはチェスを知らないので、「うひゃあ。桐生さまは博識だなぁ・・・・・・」と思いました。ますます尊敬です。
 実は私も私で、あれ……どんな駒があったっけ、広辞苑広辞苑……とかやっておりました(爆)。しかも電話で弟に訊く姉の私。
「ねえ、たしかキャッスルは将棋の『かしゃ』(香車)と同じ動き方なんだよね?」
「姉ちゃん、それは『きょうしゃ』って読むんだよ」
 ………などと恥をさらしておりました。知ったかぶりの底が知れたというものです(笑)

>> こんなんですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
>楽しみました!思いっきり楽しんでました!!
>次のお話も、じっくり楽しみにしております。砂緒でした。
 ありがとうございます。お言葉に甘えてじっくりしてます(するな)
 それでは桐生でした。

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5643ファンクラブ会員No10.ゆえ E-mail 2/12-01:34
記事番号5628へのコメント

こんにちは〜〜〜。こぶさたのゆえです。

うだぁぁぁぁぁぁぁぁぁさっっっ!!!
ユズハシリーズ(かってに付けるな)ですぅぅぅぅぅぅ。

くうっ。ユズハのプリちーに磨きがかかっております。
ゼルの代わりの敵もみつかったようですし(笑)

アメリアは大変ですね。見合い攻撃ですか。
しかし、私はこのチェスのやり取りが暫し分かりませんでした。
なにせ将棋ですら挟み将棋しかできない、おこちゃま並の脳なもので・・・・・・・

今回のお気に入りはやっぱりガウリイとユズハの会話ですね。
ユズハ、いいことつくじゃない♪
シルフィールの登場にも一瞬どきっとしましたが、二人の会話で納得しました。
そしてリナのやや子。
ユズハはするどいですねぇ。さすが精霊。

今後の二人の王宮内ので戦いぶりが楽しみです。
そしてゼル、かえってこいよーとさびつつ。

次回のユズハを楽しみにしてます♪

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565110人もいたなんて(嬉泣)桐生あきや 2/13-06:54
記事番号5643へのコメント


>こんにちは〜〜〜。こぶさたのゆえです。
 おひさしぶりです〜。遙かなる絆のほうもますます目が離せない展開で、個人的にめっちゃ楽しみにしている桐生です。

>うだぁぁぁぁぁぁぁぁぁさっっっ!!!
>ユズハシリーズ(かってに付けるな)ですぅぅぅぅぅぅ。
 ……やっぱりそういう名前なんでしょうか(笑)。実は一人でこのシリーズをどう呼ぼうか、うんうん唸って考えている最中でして、でもコレしか思い浮かばないんですよね(^^;
 ゼルアメなのにオリキャラの名前をシリーズ名として冠してもいいのだろうか(笑)

>くうっ。ユズハのプリちーに磨きがかかっております。
>ゼルの代わりの敵もみつかったようですし(笑)
 どんどん進化していきますね。永遠に外見は変わらないのに(笑)

>アメリアは大変ですね。見合い攻撃ですか。
>しかし、私はこのチェスのやり取りが暫し分かりませんでした。
>なにせ将棋ですら挟み将棋しかできない、おこちゃま並の脳なもので・・・・・・・
 この二人、チェスのルールを無視したチェスをやっています。っていうか、私も将棋とかチェス苦手てで、いちばん好きなのが山崩し(ジェンガみたいなやつですね)……ダメじゃん。

>今回のお気に入りはやっぱりガウリイとユズハの会話ですね。
>ユズハ、いいことつくじゃない♪
>シルフィールの登場にも一瞬どきっとしましたが、二人の会話で納得しました。
>そしてリナのやや子。
>ユズハはするどいですねぇ。さすが精霊。
 気に入っていただけて嬉しいです♪ あそことリナの会話の二つの場面が真っ先に浮かんだエピソードでした。このうえはシルフィールにも幸せになってほしいです。でも彼女、グレイおじさんとかが見合いすすめたらあっさり結婚しそーだな……(^^;

>今後の二人の王宮内ので戦いぶりが楽しみです。
>そしてゼル、かえってこいよーとさびつつ。
 帰ってこーいっ。そのうち、ゼルサイドも書こうかと思ってます。

>次回のユズハを楽しみにしてます♪
 私もゆえさんの、セフィルちゃんを楽しみにしてます♪

 桐生あきや 拝

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