◆−赤の竜神  最終−桜井  ゆかり(9/20-17:23)No.4362
 ┗赤の竜神  番外編−桜井  ゆかり(9/21-20:17)No.4380


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4362赤の竜神 最終桜井 ゆかり 9/20-17:23




さぁ!!最終回行きましょう!!
マリーさんの人魔の謎も徹底公開!(?)

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「ゼルガディスさん?どうしたんですか・・・?こんなところまで来て・・
じゃ、ありませんね・・・鉢は大丈夫なんですか・・?」
「ああ。」
ゼルガディスはそう言うとアメリアの体を優しく包み込んだ。
「ゼルガディスさん・・・ありがとうございます・・・わざわざ助けに来てくれて・・・」



「は・?」
あたしはすごく間の抜けた声を出した。
「だから、私は何もやっていないわ」
「魔族を2回も送り付けておいて、なにもやってないって・・・どういうこと?」
あたしがきっと睨みながら言うとすこし退きぎみで
「わ、私は只アメリアちゃんを連れてきてほしかっただけよ。
どこかの魔族が命令を間違えただけ。」
言った。この時あたしは苦しさを少し感じてくる。重いものがのかったように・・・
「もう、限界みたいだね・・・
どうやら、人魔でもアストラル界の毒には耐えられないみたい・・・」
「じゃあ、貴方と戦う時はここを戦場にした方がいいのね。」
「どうやら、そうみたいね・・・・。
まぁ、生きているうちに魔族との戦いが無い事を祈りますよ・・・」


「あ、おかえり。早かったね。」
「ええ。
そいえば、なんだか魔族は魔王を召喚しようとしてないみたいなんですよ。」
「どーいうこと・・・?」
「なんだか、命令の取り間違いみたい。」
「ふ〜ん。それより、マリー貴方一体何者・・・?
アストラル・サイドまで入れて生きて戻ってくる。って、事は貴方は人間じゃないでしょ。」
リナがあたしに質問をかけてきた。もちろん、あたしは黙ったまま。
「それに、さっき人魔って言ってた。なんで、人魔を知っているのか。」
「それは・・・・
リナ、貴方が人間と魔族が混じったものを人魔っていっていたじゃない。あたしは人間じゃない。人魔・・・・。昔の記憶はすっぽりと抜けていて分からないけどこれだけ・・・
あたしは街を護る為に自分の身に魔族を吸収した・・・・」
あたしは、この話には触れられたくない、けど、けどなぜか言葉を出していた・・・
「じゃあ、なぜ人間の姿をしているの?」
「そ、それは・・・・
高位の魔族を吸収したの・・・・かなり昔の話だけど・・・。
それから、あたしの時間は止まりっぱなし。絶対に動かない時間になってしまったの。」
『それで、アストラル・サイドの毒にも犯されなかったのですね。』

『ゼロス!?』

あたしとアメりん以外は声を上げた。だが、あたしは平然としながら
「そーゆーこと。
に、してもアメりんもゼロスもきずかないなんてすごいのかもね。」
あたしの隣に向かって話す。
「おや、僕がここに居るのがよく分かりましたね。」
ゼロスはアストラル・サイドから出てきて言った。
「で、どうしたんですか?ゼロスさん。
また、獣王の命令かなにかですか?」
「いやぁ、実はそうなんですよ。なんでも、アメリアさんがゼラス様のぬいぐるみになるようにそして、誰かに取られないように監視してなさいって言われたんですよ」
「まだ、ぬいぐるみ諦めてないんですかぁ!?」
「そうみたいですねぇ・・・・
と、言う訳でアメリアさんが行くところは僕も付いていきますから。」

「なにぃぃいいいいい!!?」

ゼルはこれ以上ないぐらいの大声を上げた。
まぁ、確かにアメりんの行くところにはゼルも付いていくんだろう。それじゃあ、大変なことになりそうだね・・・・・
「あたしも、アンタ達に付いていく事にする。
これで、面白いメンバーの完成だね。
人魔、魔族、合成獣、それに、竜神の力を持った人間。」

『面白くない(ありません)!!』

あたしの言葉にゼルとゼロスが揃って言った。4人に膨れ上がって悲しいんでしょ。どーせ。
「に、してもさ、
神託って、一体なんだったのよ・・・」
「そ、そう言えば全然神託の内容みたいになったところってありませんよね・・・」
「どー言うことなんだ?」
「・・・・・・魔族の暇つぶしだったりして・・・・」

『・・・・・・ありうる・・・・・』

あたしの言葉に一同頷いた。が、その時ゼロスが言葉を発した。それは、消滅の危険性をもった一言だった。
「いやぁ、ばれちゃいました?
これは、北の魔王様が考えた物で神託の声は僕だったりして」
かるーく言うゼロスにあたし達は一斉に顔を向け睨む。
ゼロスはそのことにきずき一歩下がるがすでに時遅し。あたし達の怒りは爆発した。

『この、中間管理職(ゼロス/さん)消えてしまえ!!!』

今日最大級の魔法の花がそこに咲いた。
そして、話に介入してこなかったガウはというと木陰で寝むりについていた。
それも、
「もう、食えねぇ・・・・」
食べ物を食べる夢を見ながら・・・・



「じゃあね。」
「リナもお元気で。いつか遊びに来ますね。」
「じゃあ、行きましょうか?」
みんなの荷物を持ったゼロスが言った。さっきぼろぼろになったはずがもう回復していた為荷物持ちに変えたのだった。そして、あたし達は歩き出した。次の目的、ゼルの体を元に戻す方法を探す為に・・・そして、あたしは、人魔になる前の記憶を取り戻す為に。


絶対に面白い事があるはず。それを探しに行きましょう。

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なんとか、終りました。
けど、この人達の冒険はまだまだ続きます。次はどんなことが待っているんでしょうか。
と、言っても番外編があるけど・・・・
まぁ、赤の竜神を読んでくれてありがとうございました




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4380赤の竜神 番外編桜井 ゆかり 9/21-20:17
記事番号4362へのコメント


ゼヒュロス長くて書く気が起きないゆかりです・・・
ついでに言えば、ハリー・ポッターを4時間かけて熱中して読んでました・・・・(本好き)
色々ありましたが、赤の竜神の番外編でも書いてみました。どんなものになるかは見てのお楽しみvv。
まぁ、ヒントはゼロスさん不幸計画が発動しました。(笑)


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ここは、セイルーンから少し離れた街。キューザック。(スレイヤーズろいやる参照)
あたし達は今、沿岸諸国連合に行く為にセイルーン領地の中を通っていた。そして、明日ここでバザーが行われると知ったアメりんがゼルとゼロスにおねだり攻撃をしてここに一日滞在することになった。それにしても、アメりんのおねだり攻撃ってすごい・・・・
2人が反撃(?)を開始してもウルウル攻撃に切り替えてそれで2人はすぐに折れてしまうという。ある意味、情けない男2人を連れ歩いているように見られるじゃない・・・・
と、いろんな事があったけど(これ以外にもあったりするが聞かないで・・・)御飯を食べ寝ることになった。
「じゃあ、おやすみぃ〜・・・」
あたしはものすごく眠たそうな声を上げてあくびをした。
「言っておくけど、アメりんがいるからって部屋に入り込まないでよ。特に、ゼロス!」
びっと指でゼロスのことを指して、次の瞬間欠伸をする。
・・・・・眠い・・・・・
そう思いながらあたしは2人を置いて先に眠りに入ったアメりんの横のベットに入り数分も経たないうちに寝りについた・・・・
もしかして、寝つきのよさはアメりんと同じくらい・・?



「おはよう・・・」
あたしは下に降りてきて仲良く食事をしている3人に挨拶をした。
「今日も遅いな」
いつものようにそう言ってくるゼル。
「おはようございます」
元気そうにいつも明るい笑顔を送るアメりん。
って、あり・・?
「ねぇ、ゼロスは?」
あたしは姿が見えないゼロスのことを聞いた。
「マリーさんも知らないんですか?」
「どーいうこと・・・・?」
「ゼロスの奴俺が起きた時にはベットにいなかったんだ。で、アメリアに聞いたのだが知らんと答えてな。マリーが何か知っているかと思ってな。」
「じゃあ、なに?あたしにアストラル・サイドからゼロスのことを探索しろ、と?」
あたしはキッパリというとゼルは黙り込む。どうやらこれが狙いだったらしい。でも、あたしの頭の回転力はゼルに劣らないのよ。
「ちょっと待っててなんとか捜索してみるから。」
あたしはそういって魔力をアストラル・サイドにくまなく送り込む。言葉では簡単だけど、どんなに魔力を使うか・・・
「・・・・・・嘘・・・・
なんで!?何でこんな所にゼラスさんがいるの!!?」
あたしは反応を見て誰だかを言うと
「なに!?」
「私、あの方苦手です・・・」
一人一人違う反応をする。あたしは驚き、アメりんは気弱に。ゼルは、怒りを現わしている。まだ、ゼラスさんがアメりんを誘拐(?)したのが許せないのだろう。
まぁ、そんな事を言っていないで
「ゼラスさんとゼロスの所にいきましょ」
そういって宿を後にした。



「ゼロス!あれも欲しいから買ってね。」
「・・・・はい。」
上司の命令は絶対だからゼロスはゼラスさんに言われたものを買いに走っていく。
に、しても、なにやっているのよ・・・・
魔族が人間のやってるバザーに来てどうするのよ・・・
あたしが、そんな事を考えていると
「マリー。いるんでしょ。出てきなさい。」
『はいはい。腹心様の命令は絶対だからいま姿を現わしますよ。』
あたしはその場所に舞い下りるように出現した。
が、ゼラスさんはそんな事は全然気にしないようにがしっとあたしの手を握り
「ねぇ、アメリアちゃん何処?その辺にでも隠れてるの?」
と聞いてくる。あたしはひとつため息を吐き
「ゼルと仲良くバザーを見てるけど」
「な、本当ですか!?マリーさん!!」
買い物を終えて近くまでやってきていたゼロスがあたしをかくかくと揺らす。
「や、止めて・・・・
目が・・・まわ・・・る・・・から、や・・・めて・・・」
「ほら、ゼロス。離してやりなさい。」
ぜ、ゼラスさん・・・ナイス・・・・
それより、きもぢ悪ひ・・・・
ゼロスはやっと手を離してくれて自由になった。と、とりあえず、
「朝からゼロスさんいなかったから探しにいったんですけどアメりんがバザー生きたいって言ってゼルを引っ張っていちゃったの」
ものすごく遠回しに言う。おして、極力笑顔を保って。
ゼロスはいつものニコニコした顔をあたしにむけながら
「2人がバザーに行くのを何も言わずに見送った訳ですね。」
と、言ってくる。
「見送った訳じゃないですよ。」
「じゃあ、『仲良く行ってくれば』とか言って送り出したんですか?」
う・・・図星だったりして・・・・
あたしがアストラル・サイドから捜索するからアメりんとゼルはバザーでも見てくればって言ってたりして・・・
「そ、そんなことないよ。」
「かすかに動揺してるということは図星ですね」
「あは・・・・
そうかなぁ〜・・・あ、そうだ。あそこに美味しそうな匂いがするけどいってみない?」
「話をそらしても無駄ですよ。」
ぜ、ゼラスさん助けて・・・・
あたしは、ゼラスさんにそう言う視線を送るが無視するみたいな反応が返ってきた。
そのうちにもゼロスの殺気は高まってくる。
下手に刺激したらあたし殺されるかも・・・・・だって、あたしの魔族の力はゼロスよりも下なんだもの。
「ぜ、ゼロス。抑えようよ。ね。そうしょう、ね。」
「もう遅いですよ。マリーさん」
あたしが言うとゼロスは目を開きあたしに向かってくる!
あたしは、慌ててアストラル・サイドに逃げ込んだ。が、ゼロスも追いかけてくる!
ま、マジで殺されるかもしれない・・・あたし・・・
ゼロスの攻撃を避けながらあたしはそう感じた。が、そんな一瞬ゼロスの攻撃があたしを直撃した。
「きゃぁ!!」
そして、ぷちっと何かが切れたような気がした。今、思えば血管だったのだろう・・・
「許さん!!
ゼロス!あたしだって覇王神官を吸収した人魔なのよ!」
そういって、大きな魔法(なんだか分からない)を頭上生み出し投げつける。



「さ、次行こうか!」
「そうね。ゼロス、しっかりしなさいね。」
今、あたしとゼラスさんはバザーをしっかりと楽しんでいたりする。荷物持ちのゼロスを加えて。
あの戦いの後こうやって買い物を楽しんでいるの。戦いの最中はよく覚えてないんだけど勝ったみたい。たぶん・・・
「お二方待って下さい。僕はもう持てませんよ。」
あたしとゼラスさんは顔を見合わせくすりと笑い
「もう、持てないって。どうする?ゼラスさん」
「そうねぇ・・・アメリアちゃん達と旅をするの一ヶ月禁止っていうのはどうかしらね。」
話を進めていった。どうやら敵同士だけどゼラスさんとは馬が合うらしい。
「それ、いいね。そしたらゼルも喜ぶと思うよ。」
「とことん付き合わせてもらいます。」
あたしがゼルという言葉を入れるとすぐに反応して歩き出した。すごい執念・・・・
ま、今のところはそれを利用しない手はないか。
あたしはゼラスさんの方を見て笑った。そして、
「さぁ!今日はとことん遊ぼう!!」
と、高らかに言った。魔族と一緒に買い物なんてそうそうないもの。いーっぱいゼロスを使いながら遊ばないとね。



そのころ、アメリア達は・・・


「わ〜。可愛いネックレスですね。」
「買ってやろうか?」
「え?ほんとですか?」
「ああ。嘘はつかん。」
「そーでしたっけ?
よく私を置いて旅に出ようとしてたような気がするんですけど。気のせいでしょうかね。」
「お、お前性格悪くなったな・・・」
「どっかの誰かさんのせいですね。」
と、きっちりマリーとゼロスのことを忘れて買い物を楽しんでいたりする。


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さぁ、番外編はゼラス様とマリーさんのいじめ攻撃でした。
ゼ「これで、終わりですか・・・?」
これで終わりです。
ゼ「なんだか、僕に幸運が舞い込んでこないのは気のせいですか?」
気のせいじゃないと思います。多分、ゼロスさんが今日おみくじ引いたら大凶でしょうね。
ゼ「僕で遊んでませんか?」
遊んでます。だって、一番面白くていじりやすいから。

などと言うゼロスさんとの会話はこれまでにして次の物語りも期待して下さい。





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