◆−マティスとユリエの改正版(←誰か知っている人いるのかな・・・・)−桜井  ゆかり(9/6-21:20)No.4230
 ┣やっぱりスレ版だとこうなるんですね^^−ねんねこ(9/7-15:42)No.4237
 ┃┗Re:こうなるんです。−桜井  ゆかり(9/7-16:35)No.4238
 ┗赤の竜神3−桜井  ゆかり(9/7-16:43)No.4239
  ┗赤の竜神   4−桜井  ゆかり(9/11-18:29)No.4256
   ┗赤の竜神   5−桜井  ゆかり(9/13-18:21)NEWNo.4263


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4230マティスとユリエの改正版(←誰か知っている人いるのかな・・・・)桜井 ゆかり 9/6-21:20




こんばんわー!今まで、FF9をやっていたゆかりです。
挨拶はこれまでにしまして、だれかこの物語知ってますか?って、分からない人の方が多いと思いますので、一応説明を付けます。



《説明》 (ユリエは、貴族。マティスは、一般人)
この物語は非恋愛物です。
まず、美しい笑顔のユリエがいて、その笑顔に嫉妬した魔女が笑えないように呪いをかけるのです。
マティスは、その呪いを解こうとしてある魔道士のもとを尋ね呪いを解く方法を教えてもらい黄金(きん)の剣でユリエの心臓を突き刺したのだが、魔道士の話とは違く血が出始めた・・・
そして、魔女の呪いは解けユリエは美しい微笑みをマティスに見せて死んでしまった。マティスは、そのことで自分を悔やみユリエの側で手首を切って死んでしまった・・・・・・・



と、まぁこんなお話です。(暗い・・・)それを、スレイヤーズバージョンに直してみました。カップリングはゼルアメでしょうか・・・・・(たびん・・・・)
あ、そうです。これは、ねんねこさんのシンデレラを見て思い付いたわけではありませんから。いつか、短編でやろうとしていた物です。
説明したやつとちょっと違いますがこれがスレイヤーズなんだっと思って下さい。



_____________________________________________




ここは、セイルーン城・・・・・・
そこの姫、アメリア姫は笑顔が可愛いお姫様でしたが少しわんぱくでちょくちょくお城を抜け出していました。
そして、今日も自分の部屋の窓から飛び降り、翔封界(レイ・ウイング)を使ってお友達がいる森へと遊びに行きました。



「こんにちわ。ゼルガディスさん。ゼロスさん。
あれ?ガウリイさんはいないんですか・・・・?」
アメリアは周りを見渡すがガウリイの姿はありませんでした。
「もうすぐ来るんじゃないでしょうか」
ゼロスがそう言うとアメリアは、一息ついて
「そうですね。」
笑顔をむけて笑いました。
ゼルガディスとゼロスは、アメリアの友達で1週間に3回ほどこの森で遊んでいました。
ゼロスは、このセイルーンの街のお金持ちの息子で、ゼルガディスは、有名な魔道士の孫でけっこう街で有名です。
そして、さっき言っていたガウリイとは、(自称)天才大魔道士リナ=インバースの夫でいつもガウリイは、魔道の実験材料として尻に敷かれているということで有名な夫婦でした。
「そういえば、リナはこの頃部屋にこもりっぱなしらしい」
「あの、リナさんがですか?」
ゼルガディスの言葉に疑問を感じたゼロスがすぐに口を開きました。
あの、というのは『ドラまた』とか『ロバースキラー』という2つ名のことです。まだまだありますが悪い噂ばかりの魔道士です。
「なんでも、もう4日ぐらいでてこないらしい。近くに住んでる奴が言っていた。」
「じゃあ、ガウリイさん来ないかもしれませんね・・・・・」
アメリアは悲しそうに言ったが、ゼルガディスとゼロスは内心ガッツポーズをとっていました。
この2人はこんな無邪気で笑顔の可愛いアメリアが好きなのです。ですが、そんな思いはアメリアにはいっこうに伝わりませんでした。つまり、アメリアは鈍感さんなのです。
3人はガウリイとリナの話題から話を切り替えて一日中話をしていました。



そして、次の日。大変な事が起こりました。
アメリアから笑顔が消えたのです。それは、噂としてゼルガディスとゼロスのもとにまで届きました。
この2人は大いに慌てて夜にアメリアの部屋まで忍び込みました。



「ゼルガディスさんにゼロスさん!?どうしたんですか・・・・?こんな時間に・・・・・」
アメリアは驚いた表情を浮かべ慌ててベットから起き上がると2人の側のイスに腰掛けました。
「実は、夜這い・・・・・・
って、言うのは嘘でアメリアさんの笑顔が消えたって言う噂が流れているものですから確かめに来たんです」
ゼロスは、問答無用で首にかけられた剣を見て慌てて本題に入りました。
アメリアはゼロスの言葉にびくりと反応して下を向き悲しそうな声で
「本当なんです。楽しい事があっても、笑えないんです。
悲しい時にはちゃんと泣けます。驚く事も出来ます。怒る事も・・・・・でも、笑う事だけ出来ないんです」
ぽつりぽつりと言葉を紡ぎだしていきました。
ゼルガディスはそんな痛々しいアメリアを見てこう言いました。
「呪いをかけた魔道士を探す。そして、アメリア。お前の笑顔を取り戻してやる」
いつもは、この辺で顔を赤くして明後日の方をむきますがそんな素振りは一切なくじっとアメリアの瞳を見ていました。
アメリアは、そんなゼルガディスを見ながら心臓の鼓動が早くなってる事にきずき、
「ゼルガディスさん・・・・・・」
切ない声でゼルガディスの名前を呼びました。なんだか、側にいるゼロスは眼中にないといった感じです。
そんな2人を横から見ていたゼロスは「このままにしておくとくっついちゃいますねぇ」といって、横から2人の間に割り込んできました。そして、なにげなくアメリアの手を取りその甲に口付けをして
「僕も全力をかけて探させてもらいますよ。アメリアさん」
と、言った後にニッコリと笑いました。



その後、2人はお城を抜け出し
「ゼロス!貴様アメリアの甲にキスをするなんぞいい度胸だな・・・・!」
「ゼルガディスさんが僕を無視してアメリアさんと喋るからですよ!」
と、口論を始めました。が、すぐに止まり
「ゼルガディスさん、呪いをかけた魔道士を倒すか呪いを解いたりした方が負けた方になんでも命令出来るというのはどうでしょう」
「乗った!!」
すぐに話はまとまりました。



そして、1週間後______



「本当か!?」
ある魔道士の家にてゼルガディスが大声で叫び、目の前にいる老人・・・・ラルタークと言うらしい・・・・に確認を取る為に聞きました。
「ああ。本当だとも・・・ただし、決心が必要だな・・・」
「決心・・・?」
ラルタークは落ち着いた様子で言い、ゼルガディスは不安そうに聞き返しました。すると、ラルタークはタンスから一本の剣を取り出し
「この剣でアメリア姫の心臓を突き刺すのだ。」
「ンなもんできるか!!」
その言葉に即答しゼルガディスは、ラルタークを足蹴りしました。
「な、なにをする。
そんな事では一生アメリア姫の呪いは解けないぞ・・・・」

ぴく

ゼルガディスはその言葉にちょっと反応して
「リナにでも頼んでみるか・・・・」
入り口の方へ足を向けます。そして、ラルタークの家を後にした。



「あ、ゼルガディスさん。どうです?呪いを解く方法は見つかりましたか?」
通りを歩いていたゼルガディスに声がかかるが、
「なんだ、ゼロスか・・・・」
そういって、ゼロスの前を通り過ぎます。が、
「その様子じゃまだ、見つかってないようですね・・・・呪いを解く方法。」
ゼロスのこの言葉に足を止めゼルガディスは、顔をゼロスの方にむけ睨みます。
「どういう事だ?」
「じゃあ、教えてあげましょう。呪いを解く方法が分かったんですよ。」
「まさかとは思うが・・・・
呪いをかけた者をを倒すとか言うのは無しだぞ・・・・」
「なーんだ、分かってるじゃないですか。って、事はラルタークさんが呪いをかけた事も知ってるんですね。」
ゼロスの言葉に呆れた顔になり
「は・・・?」
まの抜けた声を上げました。
さっきまでいた家の主が黒幕だったなんて誰が思うでしょうか・・・それに、知らなかった情報まで転がってきたのですからこんな顔になったのも分かると思います。
そんな顔のゼルガディスを見ながらゼロスは恐る恐る声をかけました。
「ま、まさか・・・知らなかったんですか・・・?」
こくこくと頷く事が精一杯でした。
2人は違う意味で固まってまま動きません。そして、さきに復活したのは、ゼルガディスでした。
「あんにゃろぉぉぉぉおおおおおお!!」
ゼルガディスは、そう叫ぶとゼロスをそこに残してアメリアのいる城に駆け込んでいきました。
そして、バシンっとアメリアの部屋のドアを開けました。そして、
「アメリア!!さくさく着替えろ!ただし、旅に出る服と戦闘が出来るような服にしておけ!!」
まだ、ラルタークへの怒りがおさまらないのか大声でそう言った。
「大丈夫です。ほら。もう用意はOKですよ。ゼルガディスさん」
ニッコリとはしないが荷物をまとめて白い巫女の服を着ていました。
「ラルタークさんを倒しに行くんですか?」
「そうだ・・
って、なんでお前が知ってる!?」
「さっき、ゼルガディスさんとゼロスさんの話を聞いてましたから。空中で、ですけどね・・・」
今度はニッコリと笑って言いました。
「な!?アメリア、お前笑ってるぞ!?」
「え・・・?あ、ほんとです。」
「・・・・・・逃げるぞ。ゼロスの奴が来る。」
そういってアメリアを抱きかかえると

「翔封界!(レイ・ウイング)」

窓から空に飛び出していった。
そして、アメリアの部屋は空っぽの部屋となった。でも、テーブルの上に一枚の手紙が置いてあった。誰が書いたのか、誰に送ったのかも分からない手紙が・・・・・・・



今は、この2人どうしているんでしょうね。でも、この後ゼロスも追いかけていったからゼロスに追い回される生活をしていたりして・・・・




【終わり】


____________________________________________________



さてと、ラルタークさんを混沌に返す仕事も終りましたし、後書きを・・・


さてさて、9月になりましたね。9月の星座は乙女座な事は知ってますよね。それで、私はアメりんの誕生日は9月だと思ってます。
ちゃんと理由もあります。ギリシャ神話で言うと乙女座には、正義の女神の説があるのです。
ついでに言いますと9月は私の誕生日なんですよ。(関係ない)

いろいろと書きましたが、今日は終わりにします。感想などを下さると嬉しいです。




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4237やっぱりスレ版だとこうなるんですね^^ねんねこ E-mail 9/7-15:42
記事番号4230へのコメント

ねんねこです。
これですね、おっしゃっていたやつ。楽しかったです。
ねんねこは原作を知らないのですが、はじめの説明書きと本文の内容を比べると……やっぱりこれがスレイヤーズなのね、と思いました(笑)
悲劇にならずに喜劇になる。
なんといっても笑えるのはゼルとゼロスでしょう。ガウリイが来ないだけでガッツポーズを取るなよ、おまいら。しかも普通夜中にアメりんとこに忍び込むか……?
いや、まあ2人らしいです(笑)
最後……ゼロス絶対ゼルとアメリア追っかけているでしょうね。
『ゼルガディスさん、抜け駆けはずるいですよっ!』とか言いながら。どこまでも果てしなく追ってきて、いつの間にか一緒に旅してる……なんかこう書くと、リナとナーガのようだ………ちょっと嫌かも(泣)ゼロスがナーガみたいだなんて……
前言撤回。
いつの間にか一緒に旅しながら、でもやっぱりゼルはゼロスを無視してアメリアと二人旅を楽しむ、と。よし、これなら良い感じだ(笑)
と、上手くまとまったところで。
ねんねこでした。

追伸。(←書き忘れと読んでいただけると嬉)
アメリアが9月生まれは賛成です。おとめ座……まさにアメリアのためにあるような星座だ(笑)

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4238Re:こうなるんです。桜井 ゆかり 9/7-16:35
記事番号4237へのコメント



>
>ねんねこです。
>これですね、おっしゃっていたやつ。楽しかったです。
そうです。読んで感想まで書いてくれてありがとうございます。
ねんねこさんの小説のほうにレスつけようと思ったのですが沈みそうなので止めました。でも、楽しかったです。


>ねんねこは原作を知らないのですが、はじめの説明書きと本文の内容を比べると……やっぱりこれがスレイヤーズなのね、と思いました(笑)
>悲劇にならずに喜劇になる。
そうなんですよ。何回か書いてみたんですが全部喜劇になってしまい、これでいいやっと思ってこんなものになりました・・・


>なんといっても笑えるのはゼルとゼロスでしょう。ガウリイが来ないだけでガッツポーズを取るなよ、おまいら。しかも普通夜中にアメりんとこに忍び込むか……?
>いや、まあ2人らしいです(笑)
いやぁ、いろいろとあって笑顔が無くなったと言ってもアメちゃんですから・・・自分の目で確かめないと本当だとは信じられなかったんでしょうね。2人とも・・・


>最後……ゼロス絶対ゼルとアメリア追っかけているでしょうね。
追いかけてます。ダッシュで(笑)


>『ゼルガディスさん、抜け駆けはずるいですよっ!』とか言いながら。どこまでも果てしなく追ってきて、いつの間にか一緒に旅してる……なんかこう書くと、リナとナーガのようだ………ちょっと嫌かも(泣)ゼロスがナーガみたいだなんて……
>前言撤回。
>いつの間にか一緒に旅しながら、でもやっぱりゼルはゼロスを無視してアメリアと二人旅を楽しむ、と。よし、これなら良い感じだ(笑)
確かに私も前者より後者の方に賛成します。


>追伸。(←書き忘れと読んでいただけると嬉)
>アメリアが9月生まれは賛成です。おとめ座……まさにアメリアのためにあるような星座だ(笑)
わ〜!賛成してくれる方がいて嬉しいです。他にもいろいろな説があるのですが忘れました・・・(笑)
正義の女神説しか覚えていません・・・
と、長々書いたような気がしますが気のせいでしょう。
では、ゆかりでした。

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4239赤の竜神3桜井 ゆかり 9/7-16:43
記事番号4230へのコメント

さぁ、3です。
マリー「って、魔天道やってるのにいいの?これやってて」
ま、マリーさん・・・・物語から出てこないで下さい!!(マリーを物語の中に戻す)
で、では、どうぞ、



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「スポット!お客様よ。でてらしゃい。」
ルナさんは、でっかい犬小屋(狼小屋?)のまえまで案内するとそのペットを呼んだ。すると、
「わんわん。姐さん。客って、誰ですか?」
と、嬉しそうに喋る狼が一匹現れた。・・・・・・ちゃんと、飼ってる証拠の首輪まで付いてる。逃げたりしないの?
そう思ってスポットを見ると唖然としているゼルが目に入った。なんで唖然としてるか分からないけど、あたしには関係ない。
「スポット。こちらが、アメリアさんとゼルガディスさん。それと・・・・」
と、ルナさんはアメりんとゼルを紹介する。すると、スポットの顔に変化があり、
「あー!!お前はゼルガディス!お前が、なんでこんな所にいるんだ!?」
ルナさんの声を遮ってスポットが叫んだ。なーんだ。お知り合いだったのね。ペットと・・・・
「デ、ディルギア・・・・・・お前なにをしてる・・・・・?」
ゼルが呆れた声で言うけど、こいつってスポットていう名前じゃなかったの?
「お前達に負けてから姐さんに拾われたんだよ!」
・・・・・・あたしは、おもむろに棒を取り出しスポット・・・・(で、いいや)の首にあてて
「ねぇ、あたしの名前を言ってもらってないのに遮らないでよ。」
脅すように言うと
「はいぃぃいい!!すいません!」
素直に答えた。う〜ん・・・・弱っちいのね。そんな、スポットにゼルは、
「お前弱体化でもしたのか?」
またまた呆れたように言った。
「あたしの名前は、マリホンゴット・スターウォン。マリーって呼んでくれ。スポットちゃん。」
なでなでなで。
あたしはスポットちゃんの頭を撫でる。ふわふわしていて気持ちいい。
「ちゃんを付けないでくれ!
それより、ゼルの旦那。あんな可愛い子を2人も連れて3人旅。憎いねー。このこの」
と、言ってスポットちゃんが、ゼルの事を押す。あたしは、その話の中に入って、
「スポットちゃん。良い事教えてあげるよ。あたしとは、無関係だけどあたしが、ゼルに会うまではアメりんと2人旅してたんだよ」
と、言ってやる。ゼルの方を見ると明後日の方に顔をむけてアメりんは・・・・・あれ?アメりんは・・・・?
ルナさんに聞いてみると
「アメリアさんなら店の中よ」
ちっ、逃げたか。なんだか、話に参加してこないと思ったら・・・・・
あたしは、店の中に入り、アメりんをすぐに見つけた。
「アメりんどうしたの?」
気軽に声をかけてアメりんの方に歩いていくと、
「マリーさんって、ゼルガディスさんの事好きなんですか?」

ずごがしょ

おもいっきりこける。
それより、なにぃぃい?あたしがゼルの事好きかって!?
「誰があんな根暗。あたしは、もう婚約者がいるのよ。」
ハッキリ言って嘘。求婚者は大勢いるけど断り続けたから。それに、ゼルみたいな根暗は超嫌いだ。
「そうなんですか?」
アメりんはそう言いながらお店の中にあったイスに座る。
「嘘。
でも、ゼルははっきし言ってタイプじゃないの。それに、求婚者がいっぱいいるけど男なんぞ好きになる事はないな。」
「なんでですか?」
「だって、あたしスターウォン家の十九代目の頭首よ。こーんなあたしより有名な家の名前に載りたい奴等ばっかり。こんなんで本気だからなんつっても信用できないよ・・・・・
それに、あたしは天才として扱われ名前を呼ばれた事は数少ないの。だから、家出してきたの。」
あたしは、淡々と言いアメりんを見て
「ねぇ、アメりん。貴方ならあたしの気持ち分かるでしょ?
自分の事は名前で呼んでくれない。地位と座だけが目的が多い。みんな、あたしと同じ。わかるでしょ。アメりん・・・・・いえ、アメリア=ウイル=テスラ=セイルーン姫・・・・・・」
あたしは、アメりんをフルネームで呼んだ。アメりんはあたしを見ながらにこっと笑い
「知ってたんですか・・・・・」
と、優しい声で言う。あたしは頷くだけにした。
「なぁんだ。でも、私とマリーさんって似てるのかもしれませんね。地位とか天才とか姫とかを抜かしても似てますよ。」
「あたしと、アメりんが・・・・?」
あたしは、アメりんの言葉が気になり聞いてみた。そしたら、笑ってこういった・・・・
「だって、家出するとこも一緒ですしなにより心が強いと言うか・・・
何事も行動あるのみみたいな感じが似てますよ。私達。」
そう・・・・かもしれない・・・・。初めてあった時なんだか、アメりんには親近感が湧いた。たぶん、似てるからなのだろう・・・・
そんなことを考えているとアメりんが急にあたしの手を取り外に出ていった。
「わ〜。さっきは感じませんでしたが青空綺麗ですね。」
アメりんは、空を見上げながらそう言った。そして、切なそうな顔を空に向けて
「私、お城にいたらこんな所には来なかったと思うんです。今思うとあの時、リナがセイルーンに来てくれてよかったと思うわ。いろんな仲間にあっていろんな人達にあって・・・。こんなに楽しいことそんなにありませんでしたから・・・・・」
話しながら切なさを振り切りあたしに笑顔を見せて笑った。あまりにも、無邪気なお姫様。あたしは、そんなアメりんに笑いかけ
「あたしも、アメりんと一応ゼルに会えてよかったと思う。あの木の下であなた達に会わなかったら家に戻っていたと思うの・・・」
あたしが、いい終わるとアメりんは、
「やっと、笑いましたね。マリーさん。」
自分の事のように嬉しそうに笑い出した。
「そう言えば、この頃全然笑ってなかったわね・・・・閉め切られた場所であたしの心も閉め切られてたのね。
でも、アメりんが開放してくれた。ありがと。アメりん」
「お礼なんて言わないで下さいよ・・・・」
あたしがお礼を言うとなかなかなかったから(?)何を答えたらいいか分からなかったのだろう。
だが、あたしはそんな困った顔のアメりんが可愛くてたまらなかったから笑い出した。
「あ!なんで笑うんですか?」
あたしが笑った事に腹を立てたのだろう。でも、怒った顔も可愛くて笑いがとまらなかった。本当にこんなに笑ったのは何年ぶりだろうか・・・・
そんなことを思っているところにゼルがやってきた。
「何笑ってるんだ?マリー。
それより、アメリア。ルナがリナに会わせてくれるらしい。」
「ほんとですか!?」
アメリアの問いに頷いて答えるゼル。それだけでも、アメりんは目をきらきらに輝かせてさっきルナさんがいた犬小屋(狼小屋)まで駆けていった。
「ぷっ・・・・
ねぇ、ゼル。貴方がなんでアメりんのことを好きになったか分かった気がする・・・・」
あたしがそう言うとゼルは
「そうか・・・・」
とそっけなく答えた。そして、あたしの方をむいて言った
「マリーもその笑顔なら誰にでもモテるかもな」
「普通でもあたしはモテるわよ!
でも、ゼルみたいにクールなのは絶対に嫌。だけど、本当の愛みたいなのをしってる人が好きになりたいな・・・・・」
あたしがそう言うとゼルは顔を歪ませ
「俺のような奴はそうそういないと思うぞ」
と、低い声で言った。
「絶対見つけるの。そして、ゼルとアメりん以上のカップルになるの!!」
あたしはわざと明るいて大きな声で言った。隣でゼルが苦笑していたのは言うまでもない・・・・


__________________________________________________



マリーさんの性格は、ゼルガディスさんとアメちゃんを足して2でわった性格なんですよ。ですので、2人のことは少しだけなら分かるんです。
でも、このマリーさんリナさんと妙に気が合うようです。それは、次の話を読めば分かる事です。
では、ゆかりでした。







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4256赤の竜神 4桜井 ゆかり 9/11-18:29
記事番号4239へのコメント


4まで行きました。今日は、リナさんと対面します。さぁ、見てください。


___________________________________________________



「ほーら、ほーら。どうしたのかなぁ?スポット」
スポットちゃんの小屋から声が聞こえてきた。そして、あたしは面白いものを見た。それは、スポットちゃんの鎖の届くちょっと外に御飯が置いてあるのだ。スポットちゃんは、だくだく涙を流しながら泣いていた・・・
それを、ぼーぜんっと見ているゼルと長身で金髪の髪を持つ男性がいた・・・・
「あ、あの〜・・・・リナさん何やってるんですか・・・?」
アメりんは、あたしの隣でやっと声を絞り出したような声で言う。
「ん?スポットいじめ」
と、スポットちゃんに御飯をあげない女性がそう言った。この人が、リナ=インバース・・・?噂で聞くより全然可愛いじゃない。絵に書いてもらった事もあったが全然違う・・・(どんな絵だ・・・)
「あれ・・?新顔がいるわね・・・。アンタ誰?」
考えているとリナさんがあたしにきずいて言ってきた。
「あたし・・・?あたしは、マリホンゴット・スターウォン。マリーって、呼んでくれ!」
「そう・・・あたしは、リナ=インバース。こっちの金髪の奴がクラゲことガウリイ=ガブリエフ。」
あたしは、リナさんの言葉にピクリと反応して
「ガウリイ=ガブリエフ・・・?もしかして、あのザナッファーを倒した光の剣の継承者の家で剣の腕は超一流の・・・?」
と、あたしの知ってる事を全部言った。
「なんで、そんなに知ってるの・・・?」
「あたしの家系も超一流の家系だから覚え込まされたの。
あたしは、棒術の天才って呼ばれていてスターウォン家の十九代目の頭首ですから。」
「へー。そうなの。で?アンタ達は何をする為に来たの?」
あたしにそう言った後ゼルに顔をむけた。
「ルナ=インバースはスイフィード・ナイトか?リナ」
「聞いてどうするの・・・?」
ゼルの問いに聞き返すリナさん。
そして、あたしは会話に入らずスポットちゃんの頭を撫でていた。
「神託が下ったんです。それによると、赤眼の魔王の復活。そして、それを倒すのはスイフィードの力を持つ者。っと、いうことなんですよ。だから、ルナさんが本当にスイフィード・ナイトか確かめに来たんです。」
ゼルじゃなくアメりんが答える。そして、付け加える。
「姫、ナイト、戦士。その三人を探しているんです。」
そのことはあたしも知っている。『姫』にあたるのがアメりんだと・・・
「そう・・・。じゃあ、その為に姉ちゃんの所に?」
「最初は違ったんです。ただ、ルークさんの遺言みたいなものを言う為にリナの所を訪れようと思ったの。」

ぴく

アメりんの言葉に反応する、リナさん・・・・あたしには分からない。でも、何かあったのだろう。この4人・・って、ガウは・・・?
なんだか一人足りないと思って辺りを見ると木陰で一人気持ちよさそうに寝ていた・・・・ガウって、本当に一流の剣士・・・?信じられなくなってきた・・・・
「ルーク・・?なんで、知ってるの!?で?遺言みたいなのって!?」
「私達は、3回だけルークさんとミリーナさんに会った事があるんです。・・・・ガイリア・シティー・・・初めてそこで2人と会ったんです。」
「ガイリア!?もしかして、グラウシェラーの暗躍の後!?」
「そうです。その後にもセレンティア・シティーで・・・・ケレス大神官様のところで警備をやってましたから。
それで、遺言みたいなものに移りますが、『すまねぇな。』あと、『ありがとう』だそうです。」
「そう。ありがとアメリア。教えてくれて・・・・」
リナさんは、なんだかちょっと悲しそうな顔をしながら言ったがすぐに切り替わり元の顔にもどした。
「ちょっといい?リナさん・・・」
「リナでいいわよ」
「なら、リナ。本題からずれまくってるけど・・・・早く戻したら?本題に」
あたしが言った言葉に3人ははっと顔を見合わせた。
「えっと、姉ちゃんは本当にスイフィードの力を受け継いでいるわ。」
「なるほど・・・
これで、2人目だな。あと、一人を探さなくてはな・・・・」
「2人目?もう一人知ってるの?」
ゼルの言葉に疑問を感じたようでリナはゼルに聞く。が、答えたのはゼルでもなくアメりんでもなくあたしでもガウでもなかった。
「アメリアさんが、よね」
みんなが一斉に声がした方を向いた。そこには、赤の竜神の騎士(スイフィード・ナイト)のルナ=インバースさん。やっぱり、同じ力があるから分かるんですね。
「アメリアが?!」
驚いた様子でアメりんを見るリナ。
「一応、『姫』にあてはまるんですよ。姫って言うのは巫女もかねてあるそうなんです。
まだ、大きすぎる力の流れを完全に制御する事は出来ないんです。」
アメりんがそう言うと、
『それは、好都合だな・・・』
何処からともなく低い声が聞こえてきた。何処かで聞いたことのある声。前、あたし達が撃退した魔族。
『その力がルナ=インバースの力のようにならない為にアメリア嬢よ。貴方に死を_______』
魔族(名前知らんからこれでいい!)が言葉を言い終わると同時に空間が歪む。
「な、なんだ?」
ガウも目が覚めたようだ。まぁ、こんな変な空間に閉じ込められて目覚めない奴が果たしているだろうか・・・・っと、こんなことを思っていないで抜け出すことを・・・
あたしはとっさに呪文を唱え
「フェリアス・ブリード!!」
呪文を完成させて上に放つ。が、
「え・・?」
何も起きない・・・
「どうやら、強力な結界にしてるみたいね・・・・
それじゃあ、ハトを呼んだところでも役に立たないわ」
リナって、すごい・・・・。あたしのやろうとしてたことを瞬時に読み取るなんて・・・『魔を滅す者達』の名は伊達じゃないのね・・・・
そんな事を考えていると魔族が一匹姿を現わした。
「よく分かってるな・・・リナ=インバースよ。だが、今回の狙いはお前ではない。そこにいるアメリア嬢だ。」
そう言うと、ヴンと言う音がして違う魔族が6匹現れる。
「さあ、始めようか?」
その言葉が合図となったのかあたし達の方に魔族が向かってきた。そして、あたし達はバラバラに飛び去った。


_______________________________________________________



4でした。この頃よく授業中に元ネタの方を書いてます。
でも、頭は良い方なので全部70点台はあたりまえです。だから、勉強やれってつっこまないで下さいね。





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4263赤の竜神 5桜井 ゆかり 9/13-18:21
記事番号4256へのコメント



この頃書くペースが遅くなってます。どうしてでしょうか・・・?
もしかして・・・・ゲームのやりすぎでしょうか・・・・
・・・・・まぁ、気にしない事にしましょう!
では、5です。・・・・ゼロスさんでるのかなぁ・・・・?



_________________________________________________




あたし達は完全に一人一人に分断されてしまった。そして、対する魔族は人間の姿に近く大体予想では中級魔族とみた!
など、思いながらあたしは魔族と対峙していた。
「名前なに?魔族にも名前ぐらいあるでしょ」
あたしは、ちょっとばかし関係のない事を聞いた。でも、これは呪文を唱える為の時間稼ぎだから・・・
「そうだな・・・・グレイスとでも呼んでもらおうか!」
言い終わらないうちにあたしにむかって空間移動をしてくる。
やばっ!!
「グレイスか・・・ま、名前なんてどうだっていいわ。」
余裕を見せているつもりだが自分の中では余裕なんて言葉はない。なんとか、グレイスから逃げて・・・・

ドガ

「・・・・ッッッッ!!!」
あたしは声にならない悲鳴をあげて倒れる。いまのは、グレイスのアストラル・サイドからの(たぶん)攻撃だったのだろう。攻撃が見えなかったから・・・・・
なんて、悠長に解説してる場合じゃないよ・・・。さっき唱えていた呪文はパァ。どうする・・・
「もう終りなのかい・・・?つまらないな・・」
そう言いながら右の腕を上げ魔法の球体を作り出す。
くっ・・・。体が動けば・・・。ん・・?体が動けば・・・?
そうだ!
あたしは棒を振り上げ立てる。そして、
「はぁぁぁぁああああ!!」
気合を溜めて、
「竜昇!(ドラゴン・フライ)」
叫ぶと同時に棒を地面に叩き付けて衝撃を出させてその反動で、ドラゴンのように舞い上がる。そして、グレイスの後ろに降り立った。そして、アメりんのようにびしっと指差して
「覚悟するのよ!あたしは絶対に勝って見せる!!」
と、高らかに宣言したのだった。



「ほぅ・・・俺の相手はアンタか。」
ゼルは、余裕たっぷりの声で言った。が、相手はあたしの相手グレイスと同じぐらいだろう。でも、グレイスよりも体の構造がハッキリと現れていてゾンビと間違えそうになるぐらい恐い。こんなのがあたしの相手じゃなくてよかった・・・
「俺は、アンタを殺す。俺の獲物」
ゼルと対峙する魔族。ズっと音がしてゼルは距離を縮める。そして、
「魔皇霊斬!!」
剣に魔力を込める術。あたしみたいに棒でもOK。
そして、剣が赤く光りゼルは魔族(ゾンビもどき)にむかって走り出す。
「たぁぁああああ!!」
切りかかるのだが、魔族の前に薄い防御壁が張ってあったみたいでキィィンという音がして剣はあっさりと弾かれる。
「なに!?」
ゼルは驚愕の声を上げた。でも、まぁ無理はないと思う。あんな防御壁をみたのはあたしもはじめてだから。
「俺、お前なんかに負けん。俺も攻撃する」
そういって、手(?)に煉獄が集ってくる。
ゼルもヤバイ。煉獄なんが受けたらゼルだって・・・・
だが、ゼルは冷血な笑みをこぼし
「崩霊裂!!」
精霊魔法の最強呪文を解き放つ。
こぅ。
青白い光を放ち魔族を包み込んだ。見たかぎり避けたようには見えなかったが・・・・魔族は、煉獄の球体を持ちながら立っていた。
魔族はゼルに言葉を言う暇も与えず煉獄の魔法を解き放った。
そして、ゼルは炎の中に消えた。
「っほっほっほ。俺の勝ちみたいだな。俺、勝ち。」
「ちっ、今のはさすがにやばかったな・・・」
魔族の小躍りを途中でゼルが炎の中からでてきた。耐火の呪文でもつかったんだろうか・・・
そんなことより、ゼルを見ると目がもう座っていた。完全にキレたようだ・・・
「俺を怒らせたようだな」
そういって全身からとてつもない殺気に近いオーラを出し始めていた。




「ちっ、甘かったか」
ガウは、魔族の腕を切り裂くが甘かったようで切り口が浅い。だが、確実にダメージを与えていた。あたし達の中で一番有利なのはガウかも知れない・・・・
ガウは斬撃を繰り返しているがさっきのようには当たらなくなった。

ブォ!
キィイン

衝撃波がくるがガウは衝撃波を剣で弾いた。
すごい__
魔力も込めてない剣で弾くなんて・・・
あたしは感心するが次の瞬間、

ズガン

「ぐっ・・・!」
ガウはいきなり何処からか魔法を食らう。そう。何処からともなく・・・
ガウの前から何時の間にか魔族の姿は消えていた。アストラルに逃げたか?っと一瞬思ったがさっきの攻撃が何処からともなく来たのだ。この辺りにいるに違いない。しかし、これで有利は消えて不利になったのは確実だろう・・・・
「どこだ・・・?」
ガウは全神経を集め魔族の居場所を知ろうとするが、容赦ない攻撃がガウを襲う。が、すべて紙一重でかわしてる。これぞ、神業だろう・・・
ダガン!ボン!
キィィンン
かわしきれないのは剣で弾き逃げていたが息が上がってきている。これを続けるのはもう無理そうだった・・・




「ちょっと、聞いていい?なんで、あたしだけ二匹なの?」
ルナさんは手に剣を持ちながらそう言った。が、魔族は平然としながら
「スイフィード・ナイトにひとりで挑む馬鹿はいない・・・・」
冷静に言う。
その言葉にルナさんはさっきよ剣とを強く握り締めて戦闘態勢を取る。
「その強さ見せてもらうぞ!」
もう一匹の魔族がそう言うと姿が消えてもう一匹の魔族がルナさんに向かって魔法を放つ。ルナさんは、体術も結構使えるようでなんとか横に避ける。が、これが精一杯の様だ。
「くっ、2対1ってやっぱり卑怯じゃない?」
押され続けルナさんはなんとか言葉を出した。が、まったく無視された。
そして、さっき消えた魔族がルナさんの後ろに現れる。ルナさんはきずいて後ろを振り向くがちょっと遅かった。

グシュ

肉が切れる嫌な音が聞こえる。切られたのは腹部。どんどん血が流れ魔法が使えないルナさんにとっては絶体絶命のピンチになってしまった・・・



「獣王牙操弾!!(ゼラス・ブリッド)」
リナの意志により動きを変えていく青白い帯が一匹の魔族に向かって行く。が、魔族は、シールドを張りそれを防ぐ。
「ちっ」
リナは、舌打ちを一つして違う魔法の詠唱に入った。異空間の中だから使える魔法。竜破斬(ドラグ・スレイブ)を___
が、魔族は唱えさせないように邪魔をする。そして、魔族の何度めかの攻撃がリナに当たりリナは、魔法の詠唱をスットプするはめとなった。
ルナさんよりも傷は浅いが、回復を施さないと危険な状態だった。
リナは、急いで治療(リカバリィ)を唱え傷口にあてる。が、あくまで応急処置にしかすぎない程度で何度も治療をかけるわけにはいかない。
リナは、なんとか持ちこたえ呪文を唱えだす。そして、完成した。
「夢幻覚(イリュージョン)」
幻覚の術を使い魔族に何人ものリナを見せる。これで、呪文を唱える作戦だろう。すべてが同じ事をすれば、魔族でも見破るのは難しい。
「余計なまねをしてくれましたね・・・・」
はじめて口を開く魔族。その声は低く寒気を覚える声だった。そして、手に魔法の光を集めて呪文を唱えているリナに向かって投げつける。だが、放ったところは偽者だらけで本物がいなかった。が、リナは一瞬他の事に気を取られた。それは、リナの姉、ルナさんが深い傷を負った時だった。
その一瞬を逃すはずなく魔族は魔法を放つ。
「いやぁぁああああ!!」
リナは吹っ飛ばされて遠くまで飛ばされた。そして、寝そべったまま起きない・・・・
魔族はそこまで空間を移動して来て
「もう終わりか?リナ=インバースよ」
と言い放ちながら魔法を放つ準備をしていた。が、リナは起き上がらない。
「残念だな・・・・」
そういって腕を振り上げた瞬間リナが突然顔を上げにやりと不敵な笑みを残し消えた。つまり、そのリナは夢幻覚で作った幻覚だったわけだ。
「神滅斬!!(ラグナ・ブレード)」
そして、魔族の後ろから本物のリナが出て来て魔法の剣でいともたやすく魔族を切り裂いた。
リナは、そのままルナさんのところに駆けていった。



じり・・・・

アメりんのほうに魔族が一歩動く。が、それに合わせてアメりんは一歩退いていた。アメりんが逃げを選ぶ事はまずないと思っていたが間違いだったようだ。
「おやおや。どうして後退するのかな?プリンセス。」
「なんだか、これ以上近ずくのは危険なような気がするからですよ。」
「おやおや、よく分かったね。それは、誉めてあげるよ。」
そういって拍手をアメりんに送る。なんだか、この魔族はあまり強そうには見えない。でも、この魔族達を呼んだ張本人。言葉とか態度とかで決めたらいけないね・・・・
「さてと、プリンセス。竜神のプリンセスにならないで魔族のプリンセスになったらどうだろう?
さぞ、可愛いプリンセスになるんだろうね。その中に眠る強大な力を使った、破壊のプリンセスに・・・・」
アメりんが口を開くより早くに魔族が口を開いた。
「どうだい?竜神側じゃなく魔族側につかないか?」
「いやだ。っと言ったらどうするんです?」
「もちろん、力ずくにきまってるじゃないか・・・」
「じゃあ、嫌です。たとえ連れ去ろうとしても戦って勝利を収めていきますよ。」
アメりんがいい終わるとにたりと笑い
「おやおや、それなら、邪魔物は処理しましょうか」
そういってぱちんと指を鳴らすとあたし達と戦っていた魔族達があたし達を逃がさないように戦いはじめる。
「プリンセス。見ててみなさい。」
そう言うと魔法を溜めはじめ・・・・
「!!・・・止めて下さい!!」
そう叫んであたし達の前に出るアメりん。が、魔法は放たれた。それも、アメりんを避けるようにして全部あたし達の方にやってくる。



「魔皇霊斬!!」
あたしは魔力を込めその魔力で魔族の背中をちょいと押した。すると、あたしに来たすべての魔法は魔族に当たり魔族を消滅させた。
そして、魔法の直撃を避けたのはあたしとアメりんしかいなかった・・・・


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魔族が出て来ましたね。スレイヤーズの方々よわひ・・・・
それも、アメちゃんがみんなの前に出るところ某ゲームのオープニングですよ・・・・
ま、いいか。




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