◆−彩−序−−ソエル (2005/8/11 19:39:22) No.17185
 ┣彩−欠片−−ソエル (2005/8/11 19:51:01) No.17186
 ┣彩−泉−−ソエル (2005/8/12 01:08:11) No.17187
 ┃┗散文的ですてきです。−十叶 夕海 (2005/8/12 20:31:29) No.17188
 ┃ ┗ありがとうございますv−ソエル (2005/8/12 21:27:41) No.17189
 ┗彩−花−−ソエル (2005/8/16 20:07:48) No.17197


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17185彩−序−ソエル 2005/8/11 19:39:22


−序−
投稿小説2の方では初めまして、ソエルです。
1の方は流れるのが早いので、こちらで投稿させていただきます。
シリーズっぽくなりそうなので。
あ、長編の方はそのまま1で投稿します。・・・ペースはそんなに変わらないよう気をつけますが・・・

この彩(さい)は同じ世界観で詩を書いていくつもりです。
ファンタジー系かと。思いついたままに書くのでどうなるわかりませんが(ぇ
今までとは少し雰囲気が変わると思います。

では、次の−欠片−へ・・・

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17186彩−欠片−ソエル 2005/8/11 19:51:01
記事番号17185へのコメント

−欠片−

旅立とう
飛び散った硝子の欠片を探しに

ひび割れて散ってしまった硝子の花
青い空を移して輝いたその欠片を
探しに行こう

守りきれなかったあの花を
再び咲かせるために

  

きらきらと
輝く欠片
空から降ってきた不思議な硝子
大切にしまっておこう
宝物のように

誰かが空から探しに来るかもしれないから
これはきっと大切なもの

  

砕け散った硝子
散ってしまった幻想の花

触れるだけでひび割れて
儚く消えた

その欠片を探しにいこうか
今度こそ手に入れるために
・・・・・・往生際は悪いようだが

  

天(そら)の城から飛び降りて

硝子の欠片を探しに走り出す

森の奥

風の谷

海の底

砂漠の中

次はどこに探しに行こうか

欠片をみつけに



◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

えらそうなこと言っといて試行錯誤中です(^^;
次は−泉−になると思いますが、関連性は薄いと思います。
少し唐突かな、この詩・・・

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17187彩−泉−ソエル 2005/8/12 01:08:11
記事番号17185へのコメント
長い旅の途中
深い森の中でみつけた不思議な泉
昼も夜もきらきら光る、光の泉

昼は水底で七色がゆれて
かざした手のひらを淡く照らす
影になるはずの木の下も変わらず不思議な色合いのまま

夕方は長くのびた木々の影の中で炎がおどり
時に夕焼けよりも赤く染まる
泉に落ちた白い花びらさえも珊瑚のような桃色へと変えるほど

夜は淡い金色の光がつつみ
蛍のように光が舞う
水底から浮かんできた光の玉は色を変えながら空へと消えてゆく

光を纏う不思議な泉
朝はどんな風にきらめくだろう
明日泉をみてから歩き出そう
こんな泉を見るのは
きっと
最初で最後



不思議な人
少年とも少女ともつかない姿
どこか神秘的な雰囲気
お伽噺で聞くような服装
そして、強い意志を秘めた人

見た目よりずっと深い泉の底
淡い光を放つ小石がしきつめられて
いつも明るい
色はそれぞれゆっくりと変わってゆくけれど
泉の水をすくい上げれば
その水もきらきら光っているのがきっとわかる

その泉の底から見あげると
いつのまにか泉のほとりにそんな人が立っていた
光と漣のおかげでよく見えなかったけれど

辺り一面赤一色に変わる頃
すこし水面に近づいてみたけれど
やっぱりその人はいて
木の幹にもたれて座っていた
眼を閉じてわたしの知らない歌を口ずさんでいるよう
しばらくそのまま見ていると
眼を開けてこちらを見たから
あわてて泉の底に戻ったわ

優しい金色の光が辺りを包む頃
思いきって皆と一緒に水面の上へといってみた
そうしたら
その人がちょうどこちらを向いていた
視線があって思わずそのまま固まったわ



眠れずに光の泉をながめていたら
いきなり金髪の女の子が顔をだした
きょろきょろと辺りを見ながら浮かびあがって
ふと正面を向いたから眼があった
お互いしばらく固まっていた
その子はとても小さくて
闇の向こうへと消えてゆく光の玉のように
さまざまな色の光を放つ
思わず見入ってしまった

少しして
ぽつりぽつりと話し出した
いろいろな話をして
結局は
夜がかなり更けるまで話していた

朝辺りが薄明るくなる頃
雪がふるように光の玉は泉へとあつまり
水底へと吸い込まれてゆく
泉は次々と色を変え
朝日が昇る頃には
七色の光がゆれていた

不思議な女の子はいつのまにかいなくなっていたけど
泉の中から見送ってくれているのはなんとなくわかる
―別れの言葉をつげて歩き出そう
まだ旅は終わっていない



長い旅の途中
深い森の中に人知れずある光の泉
不思議な少女
もう
訪れることもないだろう
それでも
大切な記憶としてとっておこう

さあ
次はどこへ行こうか
また
不思議なところだといい
きっと
綺麗だから

そして
あてのない旅はまだ続いてゆく


◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

関連性薄いとかいっときながら思いっきり続きっぽいです〈汗
ついでにやたら長くなってしまいました(ーー;
今までで一番長い詩かも・・・(すでに詩じゃない気が
次は・・・ちょっとまだわかりません。ごめんなさい;

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17188散文的ですてきです。十叶 夕海 2005/8/12 20:31:29
記事番号17187へのコメント



〉長い旅の途中

終り無き旅の中で

>深い森の中でみつけた不思議な泉

深い森の中の神秘的な泉

>昼も夜もきらきら光る、光の泉

時間を問わず 静かに光る 泉

>
>昼は水底で七色がゆれて

太陽が在る頃は 虹が水底で揺れて

>かざした手のひらを淡く照らす

木々を淡く照らす

>影になるはずの木の下も変わらず不思議な色合いのまま

影を映さずに不思議と彩られる

>
>夕方は長くのびた木々の影の中で炎がおどり

太陽が眠る少し前 木々の陰と一緒に炎が踊る

>時に夕焼けよりも赤く染まる

夕焼けよりも赤く寂しく染まる

>泉に落ちた白い花びらさえも珊瑚のような桃色へと変えるほど

水面に落ちた純白の花さえも 真紅のバラを思わせる

>
>夜は淡い金色の光がつつみ

太陽が完全に沈めば 淡い太陽の色が包み込み

>蛍のように光が舞う

蛍のように 幻想的に舞う

>水底から浮かんできた光の玉は色を変えながら空へと消えてゆく

水底からの光の珠は 移ろいながらも 空へと消え行く

>
>光を纏う不思議な泉

光ある神秘的な泉

>朝はどんな風にきらめくだろう

朝は どんな顔を見せてくれる

>明日泉をみてから歩き出そう

旅発つときは 泉を見てまた歩みだそう

>こんな泉を見るのは

こんな泉を見るのは

>きっと

たぶん

>最初で最後

最初で最後

>
>
>
>不思議な人

不思議なお方

>少年とも少女ともつかない姿

少年のようなのに 老人のような雰囲気

>どこか神秘的な雰囲気

どこか 厭世的なお方

>お伽噺で聞くような服装

遠い国の御伽噺のような服装

>そして、強い意志を秘めた人

そして それなのに強い意志を瞳に宿すお方

>
>見た目よりずっと深い泉の底

見た目よりとても深い私の底

>淡い光を放つ小石がしきつめられて

淡い光を持つ石が敷き詰められて

>いつも明るい

いつもほの明るい

>色はそれぞれゆっくりと変わってゆくけれど

色は 時とともにゆるりと変わるけれど

>泉の水をすくい上げれば

私の水を汲めば

>その水もきらきら光っているのがきっとわかる

その水すらも 石と同じ様に光る。

>
>その泉の底から見あげると

その私の底からあの方が見えた

>いつのまにか泉のほとりにそんな人が立っていた

気が付くと 私のほとりにそんな方が佇んでいた

>光と漣のおかげでよく見えなかったけれど

はっきりと見ることは出来なかったけど

>
>辺り一面赤一色に変わる頃

あたりが赤く染め抜かれる瞬間

>すこし水面に近づいてみたけれど

すこし 意識を水面にやったけれど

>やっぱりその人はいて

その人は、やっぱりいて

>木の幹にもたれて座っていた

切り株に座っていた

>眼を閉じてわたしの知らない歌を口ずさんでいるよう

瞳を閉じて 異国の歌を静かに口ずさむ

>しばらくそのまま見ていると

しばらく そのままで居ると

>眼を開けてこちらを見たから

瞳を明けてこっちを見たの 見えるはずがないのに

>あわてて泉の底に戻ったわ

私はびっくりして水底に戻った

>
>優しい金色の光が辺りを包む頃

淡い金色の光があたりを包み込む頃

>思いきって皆と一緒に水面の上へといってみた

思い切って 私は水面の上に人型を作った

>そうしたら

そうしたら

>その人がちょうどこちらを向いていた

その方が、ちょうどこちらを向いていた

>視線があって思わずそのまま固まったわ

眼が合ってしまって、思わず固まってしまったわ

>
>
>
>眠れずに光の泉をながめていたら

眠れずに 泉を何の気なしに見ていたら

>いきなり金髪の女の子が顔をだした

いきなり 水色の輝くの髪の女の子が顔を出した

>きょろきょろと辺りを見ながら浮かびあがって

辺りを見回して ゆっくりと浮かび上がって

>ふと正面を向いたから眼があった

ふと 僕の方を向いて目が合った

>お互いしばらく固まっていた

おたがい 少しの間固まっていた

>その子はとても小さくて

その子はとても小柄で

>闇の向こうへと消えてゆく光の玉のように

闇の彼方へと消え行く光の珠のように

>さまざまな色の光を放つ

鮮やかで様々な光を放つ

>思わず見入ってしまった

思わず見惚れてしまった

>
>少しして

少しして

>ぽつりぽつりと話し出した

少しづつ話し出した

>いろいろな話をして

いろいろな話を交わして

>結局は

しまいには

>夜がかなり更けるまで話していた

空が白むまで話していた

>
>朝辺りが薄明るくなる頃

朝を迎える頃

>雪がふるように光の玉は泉へとあつまり

四月の雪のように光の珠は 泉へを寄り

>水底へと吸い込まれてゆく

水底へと吸い込まれ行く

>泉は次々と色を変え

泉は次々と顔を変え

>朝日が昇る頃には

太陽が完全に目覚める頃

>七色の光がゆれていた

七色の光が揺れていた

>
>不思議な女の子はいつのまにかいなくなっていたけど

不思議な少女は 気が付くと居なかったけれど

>泉の中から見送ってくれているのはなんとなくわかる

泉の中から 見送ってくれているのがそれとなく判る

>―別れの言葉をつげて歩き出そう

別れの言葉を告げ 歩き出そう

>まだ旅は終わっていない

まだ 旅は終わらない

>
>
>
>長い旅の途中

終わり無き旅のなか

>深い森の中に人知れずある光の泉

深き森の人知らぬ光の泉

>不思議な少女

不思議な少女

>もう

決して

>訪れることもないだろう

二度と来ることも無いだろう

>それでも

そうだとしても

>大切な記憶としてとっておこう

大切な想い出として覚えておこう

>
>さあ

さて

>次はどこへ行こうか

次は何処に行くか

>また

また

>不思議なところだといい

神秘的なところだといい

>きっと

きっと

>綺麗だから

綺麗だから

>
>そして

そして

>あてのない旅はまだ続いてゆく

あてなく終わりの無いたびは続く

>
>
>◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇
>
>関連性薄いとかいっときながら思いっきり続きっぽいです〈汗
>ついでにやたら長くなってしまいました(ーー;
>今までで一番長い詩かも・・・(すでに詩じゃない気が
>次は・・・ちょっとまだわかりません。ごめんなさい;


はい、ソエル様素敵でした。
今回の返歌・・と言うか返し散文の解説おば少し
見ていた人(僕)・・・・目的あって旅をしている
            不老不死の呪いを解くとか?
泉の少女(私)・・・・・泉自体で また泉の精霊?
って言う感じです。

できればですが、『孤独な闇』というオリジナル詩投稿してありますので、一言でも感想ください。

それでは。



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17189ありがとうございますvソエル 2005/8/12 21:27:41
記事番号17188へのコメント


レスありがとうございました^^
この「彩」は今までと大分雰囲気変えちゃったのでどうかなぁと思ってましたが、少しほっとしました。
それで、下のところ
>>水底から浮かんできた光の玉は色を変えながら空へと消えてゆく
>水底からの光の珠は 移ろいながらも 空へと消え行く
叫びました(笑。あーーーーー!!!って。「たま」って「珠」もあったんですよね・・・気がつかなかった;;こっちの方が断然綺麗です
あとこの二つ。
>少年のようなのに 老人のような雰囲気
>そして それなのに強い意志を瞳に宿すお方
心が読まれてるのかと思いました。えぇ。こういう風にするかどうか迷ったんですよね
>>光と漣のおかげでよく見えなかったけれど
漣はさざなみです。最後に書き忘れました(汗
>あたりが赤く染め抜かれる瞬間
思わず感嘆。すごいです(拍手
>>いきなり金髪の女の子が顔をだした
>いきなり 水色の輝くの髪の女の子が顔を出した
髪の色も実は金にするか水色、それか青にするか迷ってました。
>>夜がかなり更けるまで話していた
>空が白むまで話していた
これもまた悩んだところだったりします

>はい、ソエル様素敵でした。
きゃーー(狂喜乱舞
>今回の返歌・・と言うか返し散文の解説おば少し
>見ていた人(僕)・・・・目的あって旅をしている
>            不老不死の呪いを解くとか?
>泉の少女(私)・・・・・泉自体で また泉の精霊?
>って言う感じです。
なるほど。私はあの少女は泉の妖精のような感じで書きました。見てた人は探し物をしながらあっちこっち旅をしているという感じです。
>できればですが、『孤独な闇』というオリジナル詩投稿してありますので、一言でも感想ください。
十叶様は私の心を読んでいらっしゃるのかと思いました(^^;
レス書こうと思って勇気がなかったんです。(しかもうまくかけない
喜んでさせていただきます。

p・s夕海様と呼んでいいでしょうか。漢字変換が大変で^^;

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17197彩−花−ソエル 2005/8/16 20:07:48
記事番号17185へのコメント

―花―

狭霧がたちこめて
花の雫に濡れる朝
ひとり 佇む

流れる雫 とめどなく
いつのまにか 
足下の花 濡らしてた


遠き日に
旅立ったひとを待ち続けて
どれほど 時は流れたの

“必ず帰ってくるから”

その言葉を信じて
待つけど

時々
どうしようもなく
涙が零れる
こんな風に

ねぇ どこにいるの
いつ 帰ってこれる?
「大切なモノ」 みつかった?

浮かんでは 消えていく言葉
空に放たれた 問いかけ
あなたに 
届いてくれたらいいのに

“早く 会いたい”

わがままなのは わかってる
あなたが
たくさんのものを 背負っていることも

だから
ここから祈るの
神々の花に囲まれて

あなたが無事でいられるように

―――きっとまた会えるように


風が朝霧を裂いて 
花々を散らす
舞い上がった花の欠片
碧空にすいこまれて
いつか あなたに・・・

願っています
もう一度 あなたの側で
共に過ごせる日々が 訪れるのを

ずっと




―――――――――――――――――――――――――――
また雰囲気が違います(^^;
何か最近書くたびに変わってる気がします・・・。
あ、タイトルの―花―・・・−祈り−とかと正直迷いました。
でも、「永遠に見えても、いつかは散ってしまうもの」の意味をこめたかったので・・・。
全体的にファンタジーからは外れてしまいましたが(涙
よってこれ彩にいれるかどうか迷ったんですが・・・うーん。
ま、いいか(ぇ。

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