◆−The song of a dragon.−紫清 月季花 (2003/9/25 10:29:07) No.15203
 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第31章−紫清 月季花 (2003/9/25 10:34:12) No.15204
 ┃┗人外魔境と書いてゼフィーリアと読む……−エモーション (2003/9/25 22:16:58) No.15210
 ┃ ┗Re:人外魔境と書いてゼフィーリアと読む……−紫清 月季花 (2003/9/27 09:49:41) No.15218
 ┣一息ついて、茶飲み話。−紫清 月季花 (2003/9/27 09:22:55) No.15217
 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第32章−紫清 月季花 (2003/10/11 14:34:29) No.15289
 ┃┗容赦なく厳しい一族……−エモーション (2003/10/13 23:04:03) No.15303
 ┃ ┗Re:容赦なく厳しい一族……−紫清 月季花 (2003/10/26 14:00:21) NEW No.15396
 ┗The song of a dragon. The requiem to darkness. 第33章−紫清 月季花 (2003/10/26 14:03:41) NEW No.15397
  ┗ルナねーちゃん……目標設定高すぎです(滂沱)−エモーション (2003/10/26 23:30:52) NEW No.15418


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15203The song of a dragon.紫清 月季花 2003/9/25 10:29:07


えんえんだらだら続いております。
次ぎ書くまでにツリーが沈まないことを願いつつ、『竜の謳・闇への鎮魂歌』の始まりです。

それにしても、いつまで続くかねえ・・・・・(遠い目)

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15204The song of a dragon. The requiem to darkness. 第31章紫清 月季花 2003/9/25 10:34:12
記事番号15203へのコメント

【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】





















朝っぱらからしとしとと雨が降り続き、どことなくだらけた空気が流れる今日この頃。
ゼフィーリア組がかなりの大人数になった為、他国の代表者と共に広大の別邸に移っていた。
そんな中、ゼルガディスは、またもや数人の客を迎えていた。



一人はリナがよーく知る人物で、他に三名ほどいる。
ゼルガディスを訪れた客の一人、20代半ばほどのなかなかの美人な女性で、ふんわりと裾の広がったドレスに、二の腕までくるサテンシルクのレースの手袋をはめた、典型的な貴婦人である。
明るいブラウンの髪を結い上げ、エメラルドを思わせるグリーンの瞳をしている。
リナも自称上流階級という人種を見てきたが、この女性を見れば生まれながらのノーブル(貴族)が持つ気品というものが、自称上流階級の連中に無いかが解る。
所詮は金持ちの成り上がりということなのだろう。
あとの二人は黒髪の青年と少年だ。
青年は黒のスウェードのロングコートに、黒のスタンドカラーの服。
黒のズボンに黒のロングブーツ、ブーツのつま先と踵、脛の部分には鋼が入っているらしく、歩くたびに重そうな音を立てている。
そして彫りの深い顔立ちに黒い色眼鏡をかけ、肩には真っ黒な梟をとまらせている。
少年は薄いグリーンのマントで全身を覆っている。
ダークブラウンの髪に、きれいなブルーの瞳をしている。

ちなみにリナは、そのよく知る人物と顔を負わせるなり、速攻で逃げ出し、今は首根っこをつかまれて放心状態にある。

「ルナ・・・・いいかげんリナを放してやれよ・・・・まさか来るとは思わなくて、パニックになっただけだろう」
広い応接室にそれぞれ好きなように腰をかけ、寛いだ表情を見せているなか、ゼルガディスはその様子に苦笑しながら、リナの姉ルナに言う。
「そうは言うけど、人の顔みていきなり逃げ出すような子に、育てた覚えはないわ」
「久しぶりに会ったのだから、そんなに目くじらを立てなくても」
「アルト、躾はしっかりしないと、困るのはこの子なのよ」
「でも、怯えさせるほど厳しくする必要は無いでしょう?
わたくし達の一族とは違うのですもの」
「そりゃあ・・・アルト達とは違うけど・・・・」
そう言いながら、ようやくルナはリナを放した。

――この子は魔族に狙われやすいから・・・・

それだけに不安も多いということだろう。
「で、ゼルガディスさん、その人たちは誰なんですか?」
心なしかとがった声で問い掛けるのは、アメリア。
アルトが挨拶ついでに、ゼルガディスの頬にキスしたのを見てしまい、妙に不機嫌になっているのだ。
もっともアメリアは知らないが、ゼルガディスとアルトは、幼馴染のようなもので昔から挨拶ついでにキスしていたりする。
知ったら知ったで、さらにアメリアの機嫌が悪くなる可能性が強いが。
「ああ、この女はアルト=タッカー=イージス。
うちの一族、イモータルの人間で、プルトンの傍系のイージス家の者さ」
「よろしくお願いしますわ。
アメリア殿下」
アルトはそう言ってにっこり微笑む。
「でそっちの黒眼鏡がイリアス=ルガー。
ユピテル家の傍系だな。
で、その隣の生意気そうな餓鬼がラティス=ユピテル。
現在10歳だった筈だ。
アルトとイリアスは俺と同じ、イモータル公爵家の当主候補だよ」
「生意気そうなとか言うなよ!
僕より弱いくせに偉そうにすんな!!
現当主の息子だから、みんなお前の言うこと聞いてるだけなんだよ!!!」
ゼルガディスの言葉に、ラティスと紹介された少年が顔を真っ赤にし、甲高い声で叫ぶ。
「喚くな、餓鬼。
大体なんでお前がここにいるんだ?」
あからさまにうんざりした言い様に、ラティスはムッとする。
「父上に言われたんだ。
セイルーンに行って手柄を立てて来いって。
お前の実力をみんなに見せてやれって」
「・・・・オニキス!
この餓鬼を本国に送り返せ!!」
「ちょっとゼル!?」
しばし放心状態だったリナが、ゼルガディスの声に我に帰る。
「せっかく来たのにいきなり送り返せだなんて(汗)」
「ふんっ!邪魔にしかならん。
足を引っ張られる前に、とっとと帰ってもらうだけだ」
リナの言葉に、ただ突き放すように答えるゼルガディス。
リナは姉たちのほうを振り返るが、アルトとイリアスは別段表情を変えてはいない。
「ネティス、何故帰れといわれるのか解らない限り、貴方は役に立ちませんわ」
アルトは涼やかな声で、切り捨てるように言う。
「何だよ!
我等一族は力さえあれば、10にも満たない幼子であっても、戦場に出すだろうが!!
何で僕が追い返されなきゃならないんだよ!!!」
ゼルガディスとアルト呆れたようにネティスを眺めている。
ルナも、僅かに困惑の表情を浮かべてはいるものの、ゼルガディスやアルトの言葉の意味はわかっていた。
ネティスは暫くゼルガディス達を睨み付けていたが、頬を膨らませふいっと横を向くと、部屋をとび出て行った。
「ねえ、ゼル。
何で帰れって言ったの?」
リナが不思議そうに聞いてくる。
「解らないか?」
「全然」
「・・・・」
「リナさん、わたくしたち一族の事は知っていて?」
アルトがリナに問い掛けてくる。
リナはアルトの方を向いて、少し首を傾げて答える。
「ゼフィーリアの有力貴族って事以外は知らないわ」
「そう・・・なら解らなくても仕方ないですわね」
そう言うと、アルトはにっこり微笑み、それ以上は言わせないという雰囲気を見せた。
リナも、答える気がなさそうなゼルガディスやアルトに、無理に聞こうとは思わなかった。
それ以上に、ルナからの余計なことは聞くなという視線が、怖かったと言うのもある。






「ああ、それと・・・・イリアス。
お前待機命令が出てたんじゃないのか?」
「・・・・有休」
「ふーん」
「ゼルガディス、後でいい、第四士団の連中と顔を合わせたい。
それと、少し眠らせてもらう」
周りの騒ぎをどこ吹く風という風に、イリアスはそれだけ言うと、騎士達にあてがわれている仮眠室へと向かった。
「相変わらずマイペースだこと」
アルトはイリアスの背中を見送って、ポツリと呟く。
「なあ、ゼルガディス。
あいつ何者だ?無茶苦茶強そうだけど」
ガウリイがのんびりとゼルガディスに聞いてくる。
「流石に解るか。
あいつはゼフィーリアの最強騎士団、王宮騎士(テンプルナイト)のメンバーさ。
ちなみに黒の方だ」
「・・・・・・・まぢ?(汗)」
リナが引きつった声で確認してくる。
「ふーん、リナはちゃんとテンプルナイトの事を知ってるんだな。
名前だけのお飾り騎士とか、言われてたりするんだがな」
ゼルガディスは悪戯っぽい笑みを浮かべ、リナの方に視線を向ける。
「黒って事は、黒騎士フィアーナイトの方よね?
それこそまず一生のうちに、いっぺんでも見れればいい方よね。
白騎士はまだ見かけることがあるし」
小さい頃に姉に連れられ王城に上がった際、白銀の鎧に身を包んだ数人の騎士を見たことがあった。
その時、姉のルナにこう言われたのだ。

『あれがテンプルナイトよ、彼らに勝てる剣士は、この世界にどれほどいるかしら。一人一人が超一流の腕をした、最強の化け物集団よ。リナ覚えておきなさい、彼らを敵に回してはだめよ。それこそ瞬きする間無く、あの世に行くことになるから』

リナがこの世で最も恐れるルナをして、化け物と呼ばれる騎士たち。
その一人が今目の前にいたのだ。
「姉ちゃんの友達って・・・・(滝汗)」
姉には聞こえないように、こっそりと呟くリナだった。









<続>


【あとがき】

故郷の姉ちゃん現る。

ゼル:ついでにアルト達も来たな。

そのうち書くけどさ、アルトやイリアス達の話は。
イモータルの一族の話でね。

ゼル:一応一族最強は俺の母さんだろ?
親父は別扱いだし・・・・

そだね・・・ラダ氏は一族とは違うから。
剣だけ見れば、ミーノスとアイアコスが最強だよ。

ゼル:他にも当主候補はいるのか?

もしかしたら出るかもしれない。
けど、本編にはアルトとイリアスぐらいしか出ないと思うよ。

ゼル:それにしても、あいも変わらず大風呂敷広げまくりだな(呆)

うっ!(ぐっさああ!)
気にしてることを・・・・・(T◇T)

ゼル:ま、何とか収拾つけろよ。

あう・・・じゃ、この辺で。(いじけ中)

ゼル:のの字を書くな(呆)
次もよろしくな。

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15210人外魔境と書いてゼフィーリアと読む……エモーション E-mail 2003/9/25 22:16:58
記事番号15204へのコメント

こんばんは。

ルナお姉さまとイモータル家の方々のご登場……。
ねーちゃん登場では、リナはもう無条件降伏&借りてきた猫になるしかありませんね。
そして美女のアルトさんに、イリアスさん、そして生意気になりつつある年齢とはいえ、
親がどんな人間か予想できそうな、ラティスくん、と。本当に大所帯です……。
人数が多いと手綱取るのが大変だと思いますが、がんばってください。

>アルトが挨拶ついでに、ゼルガディスの頬にキスしたのを見てしまい、妙に不機嫌になっているのだ。
>もっともアメリアは知らないが、ゼルガディスとアルトは、幼馴染のようなもので昔から挨拶ついでにキスしていたりする。
>知ったら知ったで、さらにアメリアの機嫌が悪くなる可能性が強いが。

この辺りはもう……(笑)アメリアの機嫌が悪くなりますよ、確かに。
気がつきなさいよ、ゼル、という感じですね。こういう点は本当に鈍感ですよね。
アルトさん……スレ世界の感覚でいくと、結婚していて当然のような年齢に
思えますが……。もしかして、アメリア姫をからかってるとか……(汗)

>「リナさん、わたくしたち一族の事は知っていて?」
>アルトがリナに問い掛けてくる。
>リナはアルトの方を向いて、少し首を傾げて答える。
>「ゼフィーリアの有力貴族って事以外は知らないわ」
>「そう・・・なら解らなくても仕方ないですわね」

……何だか思いっきり人外魔境な一族のような気がしてきました……(汗)
メティさんやアイアコスさんやミーノスさんもそうですが、イリアスさんや
おそらくアルトさんも、何かしらとんでもない力を持つのだろうなと、思いますと……。
…………ゼフィーリア……それは人外魔境の代名詞…………。

>『あれがテンプルナイトよ、彼らに勝てる剣士は、この世界にどれほどいるかしら。一人一人が超一流の腕をした、最強の化け物集団よ。リナ覚えておきなさい、彼らを敵に回してはだめよ。それこそ瞬きする間無く、あの世に行くことになるから』
>
>リナがこの世で最も恐れるルナをして、化け物と呼ばれる騎士たち。
>その一人が今目の前にいたのだ。

「白」の方だけで、仮にも赤の竜神の騎士にこう言わせるテンプルナイト……(汗)
それではイリアスさんのような、一生に一度見られるかどうかの「黒」の方は一体……(汗)
そしてそれを従えるゼフィーリア王家って一体……(滝汗)

>「姉ちゃんの友達って・・・・(滝汗)」

類友類友……。人、それを類友と呼ぶ。
類は友を呼ぶのではなく、類は友になるのです。
朱に交わって赤くなるのではなく、複数の朱が交わって、互いをさらに赤く染め上げるのです……。


>ゼル:一応一族最強は俺の母さんだろ?
>親父は別扱いだし・・・・
>
>そだね・・・ラダ氏は一族とは違うから。
>剣だけ見れば、ミーノスとアイアコスが最強だよ。

ラダマンティスさんは……本当に比べるのが間違いでしょう……(遠い目)
イモータル家は剣や魔道などで優秀な力を持っていて、それに頭の良さや
人の上に立つ才の有無、人格などをトータルで判断して、当主を選ぶのですね。

>ゼル:それにしても、あいも変わらず大風呂敷広げまくりだな(呆)
>
>うっ!(ぐっさああ!)
>気にしてることを・・・・・(T◇T)

ゼル……(汗)酷いことを……。大丈夫です、設定がちゃんとしていらっしゃるので、
大変ではあっても、手綱はとれると思います。
……私はキャラに振り回されてますが(汗)

楽しませていただきました♪
イモータル家を通して、垣間見えるゼフィーリアの実体(笑)……。
リナがいたって普通の女の子に見えます(本気)
そしてこんな人々の上に立ち、国を治めるゼフィーリア王家……(汗)
敵も巨大ですが、味方も巨大……ってことは、対等ですね。
この先どうなるのか、また、次回の舞台はどこになるのかな、と楽しみにしつつ
続きをお待ちしています。
それでは、変なコメントですがこれで失礼いたします。

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15218Re:人外魔境と書いてゼフィーリアと読む……紫清 月季花 2003/9/27 09:49:41
記事番号15210へのコメント


>こんばんは。
>
>ルナお姉さまとイモータル家の方々のご登場……。
>ねーちゃん登場では、リナはもう無条件降伏&借りてきた猫になるしかありませんね。
>そして美女のアルトさんに、イリアスさん、そして生意気になりつつある年齢とはいえ、
>親がどんな人間か予想できそうな、ラティスくん、と。本当に大所帯です……。
>人数が多いと手綱取るのが大変だと思いますが、がんばってください。

おはようございます。
故郷の姉ちゃんと、規格外な方たちが登場しております。
ネティスは生意気だけど、それ以上に背伸びしてる部分があるんですよ(笑)
両親はちょっとばかし貴族思考が入ってますが、まともな部類だと思いますよ。

>>アルトが挨拶ついでに、ゼルガディスの頬にキスしたのを見てしまい、妙に不機嫌になっているのだ。
>>もっともアメリアは知らないが、ゼルガディスとアルトは、幼馴染のようなもので昔から挨拶ついでにキスしていたりする。
>>知ったら知ったで、さらにアメリアの機嫌が悪くなる可能性が強いが。
>
>この辺りはもう……(笑)アメリアの機嫌が悪くなりますよ、確かに。
>気がつきなさいよ、ゼル、という感じですね。こういう点は本当に鈍感ですよね。
>アルトさん……スレ世界の感覚でいくと、結婚していて当然のような年齢に
>思えますが……。もしかして、アメリア姫をからかってるとか……(汗)

ゼルの鈍感っぷりは、別の話で書こうと思ってますが、アルトは恋する女の子の味方ですよ、一応(笑)
アルトもそうですが、ルナ姉ちゃんもいい加減結婚しててもいいような年齢ですよね・・・・スレ世界だと。

>>「リナさん、わたくしたち一族の事は知っていて?」
>>アルトがリナに問い掛けてくる。
>>リナはアルトの方を向いて、少し首を傾げて答える。
>>「ゼフィーリアの有力貴族って事以外は知らないわ」
>>「そう・・・なら解らなくても仕方ないですわね」
>
>……何だか思いっきり人外魔境な一族のような気がしてきました……(汗)
>メティさんやアイアコスさんやミーノスさんもそうですが、イリアスさんや
>おそらくアルトさんも、何かしらとんでもない力を持つのだろうなと、思いますと……。
>…………ゼフィーリア……それは人外魔境の代名詞…………。

人外魔境な方は一族のなかでも一握りです、後は普通より上程度の方たちです。
まあ、アルトもイリアスも当主候補に上がってるだけあって、結構な実力者です。
しかしこんな一族が、平然と存在するゼフィーリアって・・・・・・・・・・・・

>>『あれがテンプルナイトよ、彼らに勝てる剣士は、この世界にどれほどいるかしら。一人一人が超一流の腕をした、最強の化け物集団よ。リナ覚えておきなさい、彼らを敵に回してはだめよ。それこそ瞬きする間無く、あの世に行くことになるから』
>>
>>リナがこの世で最も恐れるルナをして、化け物と呼ばれる騎士たち。
>>その一人が今目の前にいたのだ。
>
>「白」の方だけで、仮にも赤の竜神の騎士にこう言わせるテンプルナイト……(汗)
>それではイリアスさんのような、一生に一度見られるかどうかの「黒」の方は一体……(汗)
>そしてそれを従えるゼフィーリア王家って一体……(滝汗)

白と黒は実力に違いはさほどないです。
ただ役割が違うだけで・・・・ただ、公的な場には白の方しか出ませんが。

>>「姉ちゃんの友達って・・・・(滝汗)」
>
>類友類友……。人、それを類友と呼ぶ。
>類は友を呼ぶのではなく、類は友になるのです。
>朱に交わって赤くなるのではなく、複数の朱が交わって、互いをさらに赤く染め上げるのです……。

一般ピープルの方が近付けない類の方々ですが。
>
>>ゼル:一応一族最強は俺の母さんだろ?
>>親父は別扱いだし・・・・
>>
>>そだね・・・ラダ氏は一族とは違うから。
>>剣だけ見れば、ミーノスとアイアコスが最強だよ。
>
>ラダマンティスさんは……本当に比べるのが間違いでしょう……(遠い目)
>イモータル家は剣や魔道などで優秀な力を持っていて、それに頭の良さや
>人の上に立つ才の有無、人格などをトータルで判断して、当主を選ぶのですね。

選ぶ基準はその通りです。
歴代の当主は、自分の子供だからと言って、甘やかすような事はしてません。
世襲制にしてないからこその、厳しさなのかもしれませんが。

>>ゼル:それにしても、あいも変わらず大風呂敷広げまくりだな(呆)
>>
>>うっ!(ぐっさああ!)
>>気にしてることを・・・・・(T◇T)
>
>ゼル……(汗)酷いことを……。大丈夫です、設定がちゃんとしていらっしゃるので、
>大変ではあっても、手綱はとれると思います。
>……私はキャラに振り回されてますが(汗)

私もキャラが動いてくれなくて、苦労してます(汗)

>楽しませていただきました♪
>イモータル家を通して、垣間見えるゼフィーリアの実体(笑)……。
>リナがいたって普通の女の子に見えます(本気)
>そしてこんな人々の上に立ち、国を治めるゼフィーリア王家……(汗)
>敵も巨大ですが、味方も巨大……ってことは、対等ですね。
>この先どうなるのか、また、次回の舞台はどこになるのかな、と楽しみにしつつ
>続きをお待ちしています。
>それでは、変なコメントですがこれで失礼いたします。

リナが人より魔力が高いだけの、普通の子に見えてしまうあの一族・・・・・ゼフィーリアがとんでもない魔境になるのは、そう遠くないかもしれない(汗)

この先どうなっていくか、いまだに名前すら出てこないラスボスがどうなるか、片付けなきゃいけないネタがまだあるんですよ。
ほんとに話の終わりが見えるのは、何時になるか解りませんが、気長にお付き合いくださると嬉しいです。
ではこの辺で、感想ありがとうございました。

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15217一息ついて、茶飲み話。紫清 月季花 2003/9/27 09:22:55
記事番号15203へのコメント

【竜の謳・闇への鎮魂歌 ――座談会 第二弾――】





ゼロス:皆さんこんにちは。
司会進行役のゼロスです。

ダイ・グ:今回もゼロス様の補佐いたします、覇王神官ダイ・グと申します。
前回からすっかり間が空いてしまいました。

ゼロス:ダイ・グさん・・・・今回は逃げないでくださいね(涙)

ダイ・グ:何の事を言ってるんですか?

ゼロス:で、今回のゲストは・・・・・

ダイ・グ:恐怖の一族、イモータル公家の方たちです。

ゼロス:・・・・・・・・・・・・・ニゲテイイデスカ?

ダイ・グ:諦めましょう。
それに、以前来たマイアさんのような方は、居ないようですし。

ゼル:いいか?

ダイ・グ:ええどうぞ。
あ、n皆さんにお茶の用意を。

ゼル:自己紹介いるか?

ダイ・グ:ゼルガディスさんは特に必要ないかと・・・・他の方はお願いします。

アルト:解りましたわ。
わたくしは、アルト=タッカー=イージス=イモータル。
プルトン家の当主、ミーノス様はわたくしの伯父ですわ。

イリアス:イリアス=ルガー=イモータルだ。
ユピテル家の分家、ルガー家に養子に入ってる。

ゼル:イリアスはもとはユピテル家の長男だよ。
本編に出てるネティスはイリアスの弟だ。

ゼロス:そうなんですか。(ああ、普通そうな方たちでよかった)

イリアス:俺は一族の恥だと言われてな・・・・・

ゼル:あのおっさん、無能じゃないが見る目が無かっただけだ。
だいたい、ミーノスとアイアコスの両名を除けば、一族の中で最強の剣士はお前だろ。

アルト:そのうちあの怪奇植物が書くつもりらしい、とは聞いてますわ。
わたくし達の一族がどういうものか。

イリアス:・・・・

ゼロス:えーと、イリアスさんの名前は、同名の小説からとってるとか聞いたんですが?

ゼル:小説というか、『イリアス(著・ホメロス)』というのからとったらしい。
内容はトロイア戦争の話だ、ギリシャ神話なんかに詳しい人なら、わかると思うが。

アルト:そういえば、あの植物、『ファウスト(著・ゲーテ)』も読みかけで、その『イリアス』も読みかけにしてるそうですわね。
それと、『神曲(著・ダンテ)』も読みたいみたいな事を思ってるそうですわ。

ダイ・グ:どこからその情報を仕入れてくるんですか?(それ以前にどういう趣味だ;;)

アルト:それは企業秘密というものですわ(笑)
最初イリアスの名前は、「グロリア」と言う名にするつもりだったそうだけど、結局変更したそうよ。

ゼル:一応まともに読んだのは『失楽園(著・ミルトン)』ぐらいか・・・・エデンの園からアダムとイヴが追放されるまでの、旧約聖書を元にした話だが、読んだ当人はほとんど覚えてないそうだ。

アルト:大体それを読んだのが、今から数年ほど前の高校生のときでしょう?

ゼル:まあ、タイトル聞いて某不倫小説思い浮かべる人の方が、多いだろうけどな(笑)

ゼロス:はあ・・・(つくづくどこからその情報を仕入れて来るんだか;;)

ダイ・グ:ところで、イモータル家の方たちは、結構無茶苦茶な風習があるとか?

ゼル:・・・一ヶ月間サバイバルの事だろうか?

ゼロス:なんですかそれ?

アルト:わたくし達の一族では、12の誕生日の日から最低一ヶ月サバイバルに出されます。
持っていけるのは、サバイバルナイフ一本。

ゼル:行き先はくじを引いて決める、俺は群狼の島付近の無人島だったな。

アルト:わたくしは魔海でしたわ。

イリアス:北の拠点・・・・氷しかなかったな。

ゼロス:・・・(絶句)

ダイ・グ:あの他には何も持って行かなかったんですか?(汗)

ゼル:いや、食糧も磁石も水も着替えも何も無しだ。
着の身着のまま、ナイフ一本だけだ。

アルト:そこで一ヶ月自力で生き残れた者が、更に自らの力を鍛え、見聞を広げるために、旅に出されるんですの。

ゼロス:あの・・・生き残れないってことがあるんですか?(かなーり恐々と聞いてる)

ゼル:自力で生き残れ無いと判断されたら、一応最寄のオニキスが救助する。
大概近くにオニキスの誰かが居るから、死人はほとんど出た事が無い。

ダイ・グ:殆ど?(汗)

アルト:運の悪い方は死ぬだけですわ。(にっこり)

ゼロス&ダイ・グ:・・・(絶句)

ダイ・グ:ああ・・・えーと(何とか復活)、アルトさんってお幾つなんですか?
女性にこういう質問は失礼だそうですが・・・・・

アルト:23ですわ。
ゼルガディスより一つ年上ですの。
因みにルナも、わたくしと同い年だと言う設定にしてるそうですわ、あの怪奇植物は。

ゼロス:イリアスさんは?

イリアス:・・・・28。

ゼロス:一応ガウリイさんより、年上として設定してるみたいですね・・・・

ゼル:一応な(笑)

アルト:そう言えば、ゼロスさん、ダルフィンの事はご存知?
わたくしの友人ですの。

ゼロス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗)

ゼル:また妙なのを友人にしたな・・・・(汗)

イリアス:俺は覇王と酒を飲みに行ったぞ。(ぼそっとね)

ダイ・グ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・(覇王さまああああ(滝汗))

ゼル:そういやガーヴに聞いたが、覇王も結構な酒好きだそうだな。

アルト:あら、ゼルガディスは魔竜王と仲がよろしいの?

ゼル:いや、どっちかと言うとその部下(ヴァル)の方だな。

ゼロス:なんだかとんでもない一族ですね;;(ひそヒソ)

ダイ・グ:ここらで無理に終わらせますか?(ヒソ砒素←笑)

ゼル:何を話してる?

ゼロス:いえなんでもありません(見えないところで冷汗たっぷり)

ダイ・グ:ではそろそろお開きしましょうか。

ゼロス:そうですね。
ではこの辺で、皆さんありがとうございました。
ではごきげんようさようなら。

ゼル:無理に終わらせたな。

アルト:後でマイア様に知らせておきますわ。

イリアス:墓は御影石か・・・・・


―――幕―――


以上、座談会第ニ弾でした。
今回はゼロスが不幸じゃないです(笑)
何気に化け物っぷりを発揮してる一族ですね、イモータル(汗)
死人怪我人不幸人が出ない座談会でございました。
次回があれば司会はやっぱりゼロスでしょうね(笑)
ではではこの辺で。

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15289The song of a dragon. The requiem to darkness. 第32章紫清 月季花 2003/10/11 14:34:29
記事番号15203へのコメント

【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】





















ルナの相手をリナ達に任せ、ゼルガディスはアルトを連れ、イリアスが居る騎士の待機所に向かった。

待機所に入ると隅に置いてある、簡素なベットに寝転ぶ長身が目に入る。
その脇に、梟がちょこんととまり、きょろきょろとしていた。
「イリアス、起きてるんだろ?」
ゼルガディスに声をかけられ、のそりと身を起こす。
「もう眼鏡はとっていいだろ、この部屋はそれほど日が入らないからな」
「・・・・そうだな」
ゼルガディスの言葉に、イリアスは軽く返事を返し、かけたままにしていた色眼鏡をはずす。
その眼鏡の下には赤い瞳がある。
「・・・少し痛むな・・」
「大丈夫か?」
「ああ、これくらいならな。
じきになれる」
イリアスはそう言うと、僅かに唇を上げ、笑みの形にする。
「面倒なものだな、アルビノと言うのも」
「ああ、そうだな。
こいつのせいで俺は苦労したけどな」
「・・・」

―アルビノ―先天性的な色素欠乏、髪や瞳の色がなく、太陽光に対する耐性が無いと言われる。
遺伝子になんらかの異常をきたし、色素を作り出す事ができないと言うものだ。

イリアスは目だけアルビノだった、それゆえか視力はあってないようなもの、本来虹彩で調整される筈の光がすべて目に入ってしまうからだ。
そのため普段は黒い色眼鏡をかけ、光をある程度抑えながら、無駄に好奇の視線にさらされるのを、防いでいた。
「で、ラティスは?」
イリアスがゼルガディスのほうに向きながら、問い掛ける。
光の加減で瞳が、赤みを帯びた茶に見える。
「今オニキスの女メンバーが宥めてる。
で、よくまあ有休なんか取れたな」
僅かに呆れたような言い様に、イリアスは苦笑を浮かべる。
「・・・黒だからだろ・・・」
「そういうもんかよ」
「いいですわね、有休が取れる方は・・・」
アルトはジト目で男二人を見る。
「取れなかったのか?」
ゼルガディスは意外そうな表情をアルトに向ける。
「・・・そうよ・・」
「有休使い切ってたのか・・・(呆)」
「・・・(汗)」
一筋の汗を流しつつ、あさっての方を向くアルト。
「有休を使い切って、更に仕事をやめてきてるんだ、アルトは」
イリアスが淡々と告げる。
「・・・・アルト・・・」
思いっきり呆れたように名前を呼ばれ、アルトはそーっとゼルガディスのほうに顔を向けると、あきれ返った顔で自分を見ていた。
「まあ、一応手に職を持ってるようだし、食うに困らないだけの資産もあるし、暫くはいいんじゃないか」
イリアスの何ともやる気の無い声で、フォローが入る。
「王室お抱え魔道士を止めてどうする気だったんだか・・・」
「別に辞めても問題ありませんもの、もともと副業が多くて本業よりも収入がよろしかったから」
「まあ、うちの連中は本業以外に副業を持ってることが多いが・・・・」
はあっとため息をついて、手近な椅子に腰掛ける。
アルトもくすりと微笑むと、同じように近くにある椅子に腰をおろした。
「で、本国に居る方が仕事が多そうなのに、何でこっちに来るかな?」
「それを聞くか?」
ゼルガディスの浮かべる薄い笑みに、イリアスは静かに視線を向け、軽い調子で聞き返す。
「ま、いいさ。
理由なんてのは本人がわかってればな」






「時々思う事があるの、どうしてこの一族に生まれてしまったんだろうって・・・どうしてこんな生き方をするんだろうって・・・」
アルトはふとポツリと呟く。
「幼い頃は何度も泣きましたわ。
体中が痛むのに繰り返される戦闘訓練や、さまざまな知識を覚えさせられる事に・・・・なんでこんな事をしなきゃいけないんだろうって・・・・」
「アルト・・・」
「そのうえ、友達もまともにできなくて・・・いえ、作る機会すら無かったですわね・・・・。
まともじゃない幼少時代ですもの」
「最強の中の最高を求められる・・・・上に行けば行くほどな・・・・。
無茶苦茶な強さを持つだけに、純粋な人間かと言われれば、答えはNO≠セ」
「仕方あるまい、俺たちの先祖にはエルフや竜族の血も混じってる。
・・・・が、お前たちはまだいい、どんなに厳しくとも両親の下で育ってるんだ・・・」
「イリアス・・・・すまん・・・」
「謝るな」
イリアスは苦笑を浮かべ、ゼルガディスを見る。
自分はこのアルビノ目のせいで、実の父からすてられた。
父には強くなれないと思われたのだろう。
実際この厳しい一族の中で生き抜いていくのは、通常なら不可能だろう。
本家の一つ、ユピテル家の当主にすらなれないと思われても、仕方なかったかもしれない。
だが、自分を不幸だとは思った事は無い。
自分を育ててくれた叔母夫婦は、本当の子供のように接してくれた。
「俺は自分が不幸だと思った事は無い、お前たちが気にするようなことじゃないだろ」
「・・・イリアス・・・・貴方・・・・強いですわね・・・・本当に」
アルトの言葉は最後の方は小さく呟くようになり、二人には聞こえなかった。










――――――――――強すぎるぐらい









――――――――――否










――――――――――強すぎるぐらいでは駄目なのだ










――――――――――生きる事は










――――――――――戦いと同じだから










――――――――――強く・・・・何者よりも強く










<続>


【あとがき】

よくわからない話でございます。
語ってるなあ・・・この三人・・・・・・・
あとがきするネタが無い(^^;
ではこの辺で。

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15303容赦なく厳しい一族……エモーション E-mail 2003/10/13 23:04:03
記事番号15289へのコメント

こんばんは。

今回はゼル達、イモータル家当主候補によって、一族に関して語られている
お話ですね。
なかなか厳しいというか、きっつい一族ですね。イモータル家……。
読んでいて、どうがんばっても、ドロップアウトする人は(どの世代にも一人は)
いるだろうけれど、そういう方々はどうなったのかな、どうなるのかな、と思いました。
こと才能や能力って、本人がどんなに真面目に取り組んで、人の百倍努力したとしても、
人の百分の一しか出来ない……なんて、徹底的に特定の方面には向いていない場合も
ありますし、資質や才能はあっても、性格的にこういった一族の傾向には、
やはり徹底的に向かない人もいたのでしょうから。
すっぱり縁を切って、我が道を突き進めた人はともかく、そうじゃない人、
それが出来ない人は、一族にいるだけでも、いろいろ大変そうですね。

>イリアスは目だけアルビノだった、それゆえか視力はあってないようなもの、本来虹彩で調整される筈の光がすべて目に入ってしまうからだ。
>そのため普段は黒い色眼鏡をかけ、光をある程度抑えながら、無駄に好奇の視線にさらされるのを、防いでいた。

イリアスさんは半分、周囲の気配や音などで、身の回りを認識しているような
感じなのですね。
それで騎士団の黒……。相当努力したんですね……。

>「別に辞めても問題ありませんもの、もともと副業が多くて本業よりも収入がよろしかったから」

アルトさん……有休使い切りって……(汗)
そういえば、今回のは公務にならなかったのですか? 
ゼフィーリアの公務で、セイルーンへ派遣されているゼルの手伝いに来たようなものだと
思うのですが。

>自分はこのアルビノ目のせいで、実の父からすてられた。
>父には強くなれないと思われたのだろう。
>実際この厳しい一族の中で生き抜いていくのは、通常なら不可能だろう。
>本家の一つ、ユピテル家の当主にすらなれないと思われても、仕方なかったかもしれない。
>だが、自分を不幸だとは思った事は無い。
>自分を育ててくれた叔母夫婦は、本当の子供のように接してくれた。
>「俺は自分が不幸だと思った事は無い、お前たちが気にするようなことじゃないだろ」
>「・・・イリアス・・・・貴方・・・・強いですわね・・・・本当に」
>アルトの言葉は最後の方は小さく呟くようになり、二人には聞こえなかった。

イモータル家の一族が、とにかくひたすら強さを要求されるのには、血筋に
何かそうしなくてはならない、切実な理由があるのでしょうか。
単純に竜族や、エルフの血が混じっていることが理由とは思えませんし。
普通の人より力や魔力などが強い分、制御する術、悪用されないようにする術が
必要だというのは、分かるのですが……。
イリアスさんは、育ててくれた叔母夫婦のために、強くなった気がしました。
理由はどうあれ、実の親に対する反発や不満がないと言ったら、嘘でしょう。
けれど、それ以上に叔母夫婦に対する思いが強いのでしょうね。
だから、叔母夫婦のためにも、自分を鍛えたのじゃないでしょうか。
今のイリアスさんは、その結果なのですね。
アルトさんのいうように、本当に強い人です。


>よくわからない話でございます。
>語ってるなあ・・・この三人・・・・・・・
>あとがきするネタが無い(^^;
>ではこの辺で。

迷いや葛藤は誰にでもありますけれど、やたら厳しくて、複雑なお家柄に
生まれたゼル達。
同じ一族で同世代の者同士でなくては、どうしても言えないことや、
分かち合うことができない面が、あるのでしょうね。
そういう感じが出ている話だなと思いました。

さて、次の舞台はどこになるのでしょうか。
それでは、続きを楽しみにしつつ、今日はこの辺で失礼いたします。

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15396Re:容赦なく厳しい一族……紫清 月季花 2003/10/26 14:00:21
記事番号15303へのコメント


>こんばんは。

こんにちは、レス返しが大変遅くなりました。

>今回はゼル達、イモータル家当主候補によって、一族に関して語られている
>お話ですね。
>なかなか厳しいというか、きっつい一族ですね。イモータル家……。

今回はゼルたちに、イモータル家の一部分を語ってもらってますけど、普通の感覚なら耐えられないんじゃないかと思いますね。
ここまで厳しくする必要は無いんじゃないかと思いますが、まあそれなりに理由があったりするわけですから。
普通じゃない理由が。

>読んでいて、どうがんばっても、ドロップアウトする人は(どの世代にも一人は)
>いるだろうけれど、そういう方々はどうなったのかな、どうなるのかな、と思いました。
>こと才能や能力って、本人がどんなに真面目に取り組んで、人の百倍努力したとしても、
>人の百分の一しか出来ない……なんて、徹底的に特定の方面には向いていない場合も
>ありますし、資質や才能はあっても、性格的にこういった一族の傾向には、
>やはり徹底的に向かない人もいたのでしょうから。
>すっぱり縁を切って、我が道を突き進めた人はともかく、そうじゃない人、
>それが出来ない人は、一族にいるだけでも、いろいろ大変そうですね。

一応一族に生まれれば、普通の人よりは身体能力や魔力は高いんですよね。
性格的なものや、もって生まれた才能の方向性なんかで、どうしても駄目な人はいるでしょう。
まあ、わが道突き進むような方が大半なのですが、できない者に無理強いするような困った方はそう多くないので。
それほど苦労と言うのは感じないかもしれません。

>>イリアスは目だけアルビノだった、それゆえか視力はあってないようなもの、本来虹彩で調整される筈の光がすべて目に入ってしまうからだ。
>>そのため普段は黒い色眼鏡をかけ、光をある程度抑えながら、無駄に好奇の視線にさらされるのを、防いでいた。
>
>イリアスさんは半分、周囲の気配や音などで、身の回りを認識しているような
>感じなのですね。
>それで騎士団の黒……。相当努力したんですね……。

そうですね、イリアスは半分音や気配で周りを認識しています。
イメージとしては十度の近眼と言ったところでしょうか。
もって生まれた才と、努力の賜物でしょう、彼の実力は。

>>「別に辞めても問題ありませんもの、もともと副業が多くて本業よりも収入がよろしかったから」
>
>アルトさん……有休使い切りって……(汗)
>そういえば、今回のは公務にならなかったのですか? 
>ゼフィーリアの公務で、セイルーンへ派遣されているゼルの手伝いに来たようなものだと
>思うのですが。

公務にはならなかったりします・・・・すでにラフィリアスやメティスがセイルーン入りしてますから。
それにしても・・・・有休使い切るって・・・・・(汗)

>>自分はこのアルビノ目のせいで、実の父からすてられた。
>>父には強くなれないと思われたのだろう。
>>実際この厳しい一族の中で生き抜いていくのは、通常なら不可能だろう。
>>本家の一つ、ユピテル家の当主にすらなれないと思われても、仕方なかったかもしれない。
>>だが、自分を不幸だとは思った事は無い。
>>自分を育ててくれた叔母夫婦は、本当の子供のように接してくれた。
>>「俺は自分が不幸だと思った事は無い、お前たちが気にするようなことじゃないだろ」
>>「・・・イリアス・・・・貴方・・・・強いですわね・・・・本当に」
>>アルトの言葉は最後の方は小さく呟くようになり、二人には聞こえなかった。
>
>イモータル家の一族が、とにかくひたすら強さを要求されるのには、血筋に
>何かそうしなくてはならない、切実な理由があるのでしょうか。
>単純に竜族や、エルフの血が混じっていることが理由とは思えませんし。
>普通の人より力や魔力などが強い分、制御する術、悪用されないようにする術が
>必要だというのは、分かるのですが……。

イモータル家が強さを求めるのは、一応理由があるんですが、今はまだ上手く形にならないので話としては書きませんが、ご先祖のある願いと誓いによるものだったりします。

>イリアスさんは、育ててくれた叔母夫婦のために、強くなった気がしました。
>理由はどうあれ、実の親に対する反発や不満がないと言ったら、嘘でしょう。
>けれど、それ以上に叔母夫婦に対する思いが強いのでしょうね。
>だから、叔母夫婦のためにも、自分を鍛えたのじゃないでしょうか。
>今のイリアスさんは、その結果なのですね。
>アルトさんのいうように、本当に強い人です。

イリアスはこの三人(ゼル・アルト・イリアス)のなかで、一番精神的部分が強いでしょう。
ただ、人を惹きつけるカリスマ性や、人の上にたって統治する能力面は、ゼルの方があります。
イリアスの実父は、彼のために彼を妹に夫婦に預けてます・・・・・彼を捨てたと嘯いて。
この辺の話もいずれ書くことになるとは思います。
イリアスはそういった父親側の事情も知ってたりするんで、叔母夫婦のためだけでなく、父親のためにも強くなったんでしょう。

>>よくわからない話でございます。
>>語ってるなあ・・・この三人・・・・・・・
>>あとがきするネタが無い(^^;
>>ではこの辺で。
>
>迷いや葛藤は誰にでもありますけれど、やたら厳しくて、複雑なお家柄に
>生まれたゼル達。
>同じ一族で同世代の者同士でなくては、どうしても言えないことや、
>分かち合うことができない面が、あるのでしょうね。
>そういう感じが出ている話だなと思いました。

複雑すぎて簡単に説明できない一族です。
この一族って、やっぱり周りには奇異に映るんでしょうね・・・・

>さて、次の舞台はどこになるのでしょうか。
>それでは、続きを楽しみにしつつ、今日はこの辺で失礼いたします。
>
感想ありがとうございました。
急に寒さが増してきましたので、風邪など体調を崩されませんよう。

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15397The song of a dragon. The requiem to darkness. 第33章紫清 月季花 2003/10/26 14:03:41
記事番号15203へのコメント

【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】





















「ところでリナ、いい人は居ないの?」
ルナはのんびりとお茶を飲みつつ、妹へと視線を向ける。
「なっ!何言ってるかなあ(滝汗&赤面)
そんな人居ないわよお!(真赤)」
「あらそう。
じゃ、そちらの方はどうなの?」
視線だけをガウリイへと向ける。
その視線の意味に気づき、更にリナの顔が赤くなる。
「俺はリナの保護者だ」
ガウリイはルナの視線にのほほんと答える。
「保護者?
・・・・・・・・ふーん・・・・・」
ルナの唇がにやりと歪む。
「保護者だと言い切るなら、この子を一生守るんでしょ?
なら、このあたしよりも強くないと♪
そうねえ、ラダマンティス様ぐらい強くなってほしいところね」
「すいません無理です(泣)」
ルナのウキウキとした物言いに、涙をだくだく流しながら速攻で言葉を返すガウリイ。
いくら強い方が良いとは言っても、限度という物がある。
比べる相手と言うか、目標に出された人物は、誰もが認める世界最強であろう人。
いくらガウリイが人間離れしていると言っても、魔王をあっさり倒せるような人物とは、張り合えないだろう・・・・・・いくらなんでも。
「あら、目標を大きく持てと言ってるのよ。
あの方に勝てる者なんて、この世界には居ないでしょう。
もしかしたら・・・あの竜族の青年あたりなら勝てるだろうけど・・・」
ルナの言う竜族の青年とはヴァルのことだろう。

――いやそんな無茶苦茶な人を目標にしてどうすんですか姉ちゃん(滝汗)

リナも思わず遠い目して現実逃避に走りかける。
「ああそう言えば、ペットを連れてきてたのよ。
アメリア様、庭の木に適当に繋いじゃったんですけど・・・・邪魔なら移動しますけど?」






 どっこおおぉぉぉ・・・ん!!






「何今の音(汗)」
「庭の方から聞こえましたよね;;」
リナとアメリアは互いに顔を見合わせる。

「スポット生きてるかしら?」






「ゼル・・・・・何もいきなり呪文叩き込まなくても;;」
静かにパタンと窓を閉めるゼルガディスの背中に、アルトは引きつった声をかける。
「あれで死ぬような軟なペットは飼わないだろ、ルナは」

――声だけは非常に楽しそうだったりするんですけど・・・・・

横に立つイリアスは、無表情なゼルガディスの横顔に、つい半歩ほど下がる。
「・・・ゼルガディスの視界に入らないような場所に、繋ぐようにルナには言っておきますわ;;」
「ああそうしてくれ」
やっぱり声だけは楽しそうだ(滝汗)
ルナがペットを連れて来ていて、庭に繋いでいると聞き、窓をあけて確認しようとしたとこまでは、問題なかった。
が、ルナ命名スポット≠見た瞬間、ゼルガディスはファイアーボールを数発叩き込んでいた。
「ああ、アルト。
焦げた芝生の再生頼むな」
やっぱり無表情のまま、声だけは楽しそうだったりする。
てか貴方なんでそんなに声だけ楽しそうなんですか(滝汗)
流石に異様な雰囲気がするゼルガディスに、アルトもイリアスも心なしか顔が青ざめていた。






「あー・・・やっぱし焦げてる;;
生きてる?」
轟音のした場所まで移動してきたリナとルナ、そしてアメリア。
「はい、生きてるみたいですね。
でも変わったペットですね、これ。
獣人(ワーウルフ)ですよね」
アメリアはスポット≠ノリカバリーをかけつつ、ルナに問い掛ける。
「アメリア・・・マジボケ?;;」
半目でアメリアを見るリナ。
「それにしても・・・・なんで姉ちゃんのペットなんかに;;
ホント何してんのよ、ディルギアってば・・・・」
ぷすぷすと香ばしい匂いをさせながら、焦げた塊にため息をつく。
一瞬指差して笑おうかとも思ったが、反応が返らないのもつまらなそうなので、とりあえず眺めるだけにしておく。






「やっぱりそう簡単にはシリアスさせてもらえないんダネ」
庭の木の枝にちょこんと腰掛、ステフは何とも言えない生ぬるい笑みを浮かべ、一人ごちる。
「まあ、彼らに招かれざる客≠ェちょっかいかけるとは思えないけど・・・・ボクの邪魔だけはされないようにしないと・・・・」












<続>


【あとがき】

んばばんばんばめらっさめらっさ・・・・・って、えらい懐かしいもんがアニメ化したよなあ・・・・
つーかシンちゃんの声がグリーンリバーライトじゃねえええ!!

ゼル:何アホ言ってる。

魚っ!Σ(−−;

ゼル:小学生以下がリアルタイムで見てなさそうなネタを出すな!

まあ、アニメの方はね;;
原作は年関係なさそうだし・・・・・・・・・・・獅子舞隊長結構好きだけどさ・・・・・

ゼル:それにしても・・・・貴様の嗜好はどうなっとるんだ?
と言うか、なんの話しかわかるんだろうか・・・・

ほっとけ。(^^;

ゼル:まあ、とりあえずアホな話は置いとこう。

そだな。

ゼル:今回はずいぶん短いな。

まあ、息抜きみたいな話だからね。
そして相変わらず神出鬼没なステフ氏が出てきてます。

ゼル:どこにでも出てくる害虫のようだな・・・・

・・・・ひでえ言い様だな;;

ゼル:どうせ俺らには碌なかかわり方をしないんだろ。

まあそうなるだろうね・・・。
じゃあ、この辺で。

ゼル:次をさっさと書けよ。

しくしく(TT)

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15418ルナねーちゃん……目標設定高すぎです(滂沱)エモーション E-mail 2003/10/26 23:30:52
記事番号15397へのコメント

こんばんは。
続きをお持ちしていました。
何だか最近はスレ三部作のネット配信の影響なのか、新規の方が一気に増えて、
ツリーの流れが一気に早くなった気がします。しばらくすれば、落ち着くのでしょうけれど。


>「保護者?
>・・・・・・・・ふーん・・・・・」
>ルナの唇がにやりと歪む。
>「保護者だと言い切るなら、この子を一生守るんでしょ?
>なら、このあたしよりも強くないと♪
>そうねえ、ラダマンティス様ぐらい強くなってほしいところね」
>「すいません無理です(泣)」
>ルナのウキウキとした物言いに、涙をだくだく流しながら速攻で言葉を返すガウリイ。

ねーちゃん……それはガウリイが可哀相すぎ……(^_^;)
何より、ねーちゃんですら、人間のレベルではありませんし(滝汗)
リナもガウリイに同情するしかないですね、この「目標設定」では……。

>「ゼル・・・・・何もいきなり呪文叩き込まなくても;;」
>静かにパタンと窓を閉めるゼルガディスの背中に、アルトは引きつった声をかける。
>「あれで死ぬような軟なペットは飼わないだろ、ルナは」
>
>――声だけは非常に楽しそうだったりするんですけど・・・・・
>
>横に立つイリアスは、無表情なゼルガディスの横顔に、つい半歩ほど下がる。

ゼルってば……(汗)
イリアスさんも、思わず下がっちゃうくらい、殺気と言いますか、周囲は地雷だらけと
言いますか、「何か知らんが、今迂闊に近づいたらめちゃめちゃヤバイ」と、
心の底からひしひしと感じさせる雰囲気を、漂わせているんですね……(汗)

>ルナがペットを連れて来ていて、庭に繋いでいると聞き、窓をあけて確認しようとしたとこまでは、問題なかった。
>が、ルナ命名?スポット?を見た瞬間、ゼルガディスはファイアーボールを数発叩き込んでいた。

スポット(笑)……哀れな……。でも、不幸の代名詞:北の魔王様や、
不幸が標準装備のゼロスよりはマシに見えるのは何故でしょうか……。
それにしてもゼル、ものすごーく怒っていたんですね(汗)
…………もしかしたら、溜まったストレスの発散も、ついでにしていたのかも。
何にせよ、合掌……。

>「やっぱりそう簡単にはシリアスさせてもらえないんダネ」
>庭の木の枝にちょこんと腰掛、ステフは何とも言えない生ぬるい笑みを浮かべ、一人ごちる。

……ステフさんにまで、こう言われてしまいましたか(汗)
ある意味快挙です! スポット(笑)!!

>「まあ、彼らに?招かれざる客?がちょっかいかけるとは思えないけど・・・・ボクの邪魔だけはされないようにしないと・・・・」

再びセイルーンに現れたステフさん。何か……仕掛ける気なのか、それとも
一気に尋常じゃないのが増えたので、様子見に来たのか……どちらなのでしょう。

>
>んばばんばんばめらっさめらっさ・・・・・って、えらい懐かしいもんがアニメ化したよなあ・・・・
>つーかシンちゃんの声がグリーンリバーライトじゃねえええ!!

本当に懐かしいですねぇ……。前回のは10年以上も前だったような。
10年以上も経っていて、何より放送局が変わったら、キャストが変わってしまうのは、
仕方ないのでしょうね……。
何せ、以前の方と同じでは、キャスト料だけで、凄いことになりそうですし。
テレ東系列は、ほとんど見られませんので、どんな具合なのか分かりませんが。
でも……私の中でマジック総帥の声は、永遠に速水奨さんです。というか、
あの役はもうこの方の声でしか、想像できないです。

>ゼル:まあ、とりあえずアホな話は置いとこう。
>
>そだな。

思いっきり、乗ってしまいました(^_^;)

>そして相変わらず神出鬼没なステフ氏が出てきてます。
>
>ゼル:どこにでも出てくる害虫のようだな・・・・
>
>・・・・ひでえ言い様だな;;

確かに。でも、ゼルとしてはそう言いたくなるでしょうね(汗)
ステフさん。今度はどこで何をするのでしょうね。
それはそれで楽しみです(おいっ!)

>まあそうなるだろうね・・・。
>じゃあ、この辺で。
>
>ゼル:次をさっさと書けよ。
>
>しくしく(TT)

今回は、本当に一息つくお話でしたね。ガウリイとスポット(笑)がちょっと
不幸だったような気もしますが。
何気に気になる動きをしているステフさんが、気がかりと言えば気がかりですが。
そして〃招かれざる客〃についても。
次回の舞台はどこになるのでしょうか。続きを楽しみにお待ちしています。

もう全国的に冬になりつつありますね。今年は冬の訪れが早くなるらしいと、
この間見た天気予報で言っていました。風邪などに十分ご注意下さいませ。
それでは、この辺で失礼いたします。


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