◆−王女様と私 プロローグ−エモーション (2003/6/8 22:14:14) No.14397
 ┣王女様と私 1話−エモーション (2003/6/8 22:26:01) No.14398
 ┃┣未知との遭遇でしょうか(笑)−猫楽者 (2003/6/9 12:50:36) No.14402
 ┃┃┗Re:未知との遭遇でしょうか(笑)−エモーション (2003/6/9 23:50:41) No.14423
 ┃┣こ・・・この展開は(笑)−かお (2003/6/9 18:45:48) No.14409
 ┃┃┗Re:こ・・・この展開は(笑)−エモーション (2003/6/10 00:13:46) No.14424
 ┃┣Re:王女様と私 1話−棒太郎 (2003/6/9 22:35:20) No.14421
 ┃┃┗ゼルも属性・不幸かも(笑)−エモーション (2003/6/10 21:54:24) No.14441
 ┃┣Re:王女様と私 1話−オロシ・ハイドラント (2003/6/10 19:15:05) No.14436
 ┃┃┗矢ゼルって見てみたい気も……。←鬼−エモーション (2003/6/10 22:49:11) No.14443
 ┃┗Re:王女様と私 1話−紫清 月季花 (2003/6/13 13:13:55) No.14455
 ┃ ┗見た目はプランツ・ドールですし(汗)−エモーション (2003/6/14 00:41:16) No.14459
 ┣王女様と私 2話−エモーション (2003/6/15 22:43:26) No.14475
 ┃┣まとめて感想−けーこ (2003/6/16 00:12:07) No.14477
 ┃┃┗天性の巻き込まれ体質かも……−エモーション (2003/6/16 21:42:01) No.14482
 ┃┗Re:王女様と私 2話−オロシ・ハイドラント (2003/6/17 19:51:11) No.14488
 ┃ ┗まあ、ゼフィーリアだし−エモーション (2003/6/17 22:02:01) No.14491
 ┗王女様と私 3話−エモーション (2003/6/29 21:56:50) No.14547
  ┣待ってました、第3話♪−けーこ (2003/6/30 10:36:52) No.14550
  ┃┗いろんな意味でトラブルメーカーかも(笑)−エモーション (2003/6/30 22:24:56) No.14554
  ┣人間台風エヴァンジェリン−棒太郎 (2003/6/30 23:02:15) No.14555
  ┃┗確かにそれは言えるかも……(笑)−エモーション (2003/7/1 22:49:37) No.14562
  ┗Re:王女様と私 3話−オロシ・ハイドラント (2003/7/2 18:55:07) No.14564
   ┗何だか珍道中と化してきたような……−エモーション (2003/7/2 21:05:44) No.14569


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14397王女様と私 プロローグエモーション E-mail 2003/6/8 22:14:14


こんばんは。
最初に、タイトルからアメリアの話だと思った方、ごめんなさい。違います。m(__)m
本当に、このタイトルは紛らわしいと思ったのですが……
他に合いそうなものがなかったので、こうなりました。
このお話は「So What? Part4」の午前中の出来事……エヴァ姫が、
白い魔剣士さんと出会うお話です(汗) 突発的に書いてしまいました。
さあ、どうしようかと考えていたら、読み切りで終わらなくなりました。
しかも、まだ最後まで書き上げてないですし(汗)……あまり長い話に
するつもりはないので、5話くらいで終わると良いのですが……。
……どうなるかな……(遠い目)
とりあえず、プロローグはゼルもエヴァも出てきませんが……
もう、知っている方には「モデルじゃなくて、そのまんまだ」と、
突っ込まれること間違いなしな(それを言ったらエヴァもそうですが)方々が、
出て参ります。
……一応、鬱展開にはならない予定ですので、そんな変な話ですが、お付き合いして
いただけたら、そして楽しんでいただけたら幸いです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「王女様と私」

プロローグ
 その日、書類を抱えて廊下を歩いていた、まだ二十歳ほどの若い執務官は、
何やら探しているような様子で、前方からやって来る上司に気づき、声をかけた。
「室長。どうかなさったのですか?」
「ああ、コーディ。ちょうど良かった。姫……エヴァンジェリン姫を
お見かけしなかったか?」
「姫ですか? お見かけしておりませんが、おそらく、騎獣のマリアンヌの
世話をなさっておられるのだと……」
「……あの騎獣の……。いつも思うんだが、何も騎獣の世話まで、ご自分で
なさらなくてもよろしいのに……」
「あの騎獣は親友の方からいただいた、とてもお気に入りの騎獣で、しかも
マリアンヌは姫の専用ですからね。どうしても、ご自分でお世話をなさりたいのでしょう。
 それに、午後から、そのご親友の家へ行きたいと仰っていましたから、
マリアンヌの調子を見ているのかもしれません」
 そう答えながらも、黙って立っていれば、誰が見ても清楚可憐なお姫様なのに、
と、ため息をつきつつぼやく室長に、コーディは苦笑するしかない。
 だが、くるくると動き回り、人と分け隔てなく話す姫だから、城内では姫に
親しみを持つ者が多いのも事実だ。それが〃姫〃としては、良いことなのか、
悪いことなのか、コーディには判断しかねるが、現在城には、エヴァンジェリンの他にも、
二人の姫君がいるのに、「姫」と言われて、エヴァンジェリンを連想する者が
ほとんどなのは、その証拠と言える。
 もっとも、他の二人の姫君が、どちらもタイプは違えど〃高貴すぎて、
近寄りがたい〃雰囲気を感じさせる上に、常に〃ご実家〃から付いてきた者たちが
周囲を固め、それ以外の者をほとんど傍に近づけようとしないので、
無理もないと言えば、無理もないが。
「……ところで、室長。姫にどのような御用が?」
「ああ、そうだった。そろそろワルツの練習をしていただく時間なんだ。
今日は、姫のお休みの日ではあるが、これだけは、毎日練習していただかないと……」
「……それは分かります……。
 頭も運動神経もよろしいのに、どうしてワルツだけは、ああも壊滅的に、
お出来にならないのか、以前からお仕えしている私たちも、本当に不思議なんですよ……。
 もしかしたら……姫は根本的に、ワルツには向いておられないのかもしれません(汗)」
 室長の言葉に、コーディはどことなく遠い目で、そう返した。
 コーディは姫が〃ご実家〃にいた頃から数えても、仕えて二年ほどでしかないが、
ワルツの練習相手をしていて、まともに踊るどころか、足を踏まれずにすんだことすら、
一度もないのだ。
「まあ、そうも言っていられないだろう。ワルツも大事な外交の一つなんだから。
賓客からダンスを申し込まれているのに、踊れません、で、すむわけないし……。
 ……意地でも姫に、相手の足を踏まない程度には、踊れるようになって
いただかなくては。今までよりも強力な、超猛特訓メニューも、
無事完成したことですし……ふふふふふ」
「い……今までよりも……凄いんですか……?」
 思わず聞き返したコーディは、自分と同様に、遠い目をしながらもそう言った室長の、
鈍くキラリーンと光った目が本気(マジ)な事に気づいて、少しだけ、
姫に同情した。
 と、不意に後方から全力疾走しながら、コーディより3〜4歳年上の執務官が
慌てた様子でやって来た。
「大変だ、コーディ!! 室長もこちらでしたか。とにかく、大変です!!」
「どうした? 騒々しい。それと、廊下を走るんじゃない」
「それどころじゃありません。今、騎獣の世話をしている者から、姫が……
マリアンヌに乗って、お一人で外出されたと……」

  ……サッパリ精霊が、ワルツしながら通り過ぎるほどの沈黙の後……

「…………な、何ーーーーーーーっ!!!!」
「……室長。これはおそらく、ワルツの練習から逃げるための、計画的なものでしょう……。
どこかで適当に時間を潰して、そのままご親友の家へ行くつもりです、きっと……」
 絶叫する室長の横で、ぼそりとコーディは呟いた。……表面上だけは、妙に冷静に……。
 ……まったく、あのお姫さんはーーーーっ!!
 内面は……本人が知ったら、反論もせずにおとなしくお説教を聞いてしまうくらい
……怒っていた。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

オ○カル様にはア○ドレ、ラ○ンハ○トにはキ○ヒア○スが付き従うのは当然!!
……ということで、エヴァンジェリンに振り回されている執務官、フルネーム、
オーソン=ウィル=コーディと執務室長を、プロローグに出してみました(笑)
ええ、もう。そのままでございます。「オーソン」がファーストネームになって
しまいましたが。……やはりエヴァ姫にはオーソンですし(笑)
また、一応、補足しますと、室長は元からここのお城に仕えている人です。
現在お姫様たちのお世話や教育などを、一手に任されていて……その結果、
エヴァに振り回されてます(笑)

では、ゼルの視点でお送りする本編、1話へ続きます。

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14398王女様と私 1話エモーション E-mail 2003/6/8 22:26:01
記事番号14397へのコメント


 「王女様と私」1話

 ……無駄足だったな。まあ、〃賢者の石〃なんかが、そう簡単に見つかるわけないか……。
 森の中を歩きながら、ゼルガディスはそう思っていた。彼がゼフィーリアへ
来たのは偶然だ。ゼフィーリアのある盗賊団が、〃賢者の石〃を手に入れた、
という情報を得たのはつい3日前。たまたま近くにいたこともあり、事実なら
それを手に入れるように、と命令されたからだ。
 昨夜その盗賊団のアジトを襲撃し、手に入れて確かめたが、それは単に
そう呼ばれているだけで、ゼルガディスが──正確には彼が嫌々ながらも
従っている相手の──探す、〃賢者の石〃ではなかった。
 それでも、深い青を基調とする不思議な色合いをした、一見宝石に見えるが、
宝石と言うよりは貴石の類のその石は、何やら不思議な力を持つらしいので、
とりあえず持ち帰ることにしたが。
 睡眠不足ではなくても心地よい眠りを誘う暖かな空気と、それをさらに
助長するような適度に陽射しを遮る森の木々の下で、望んでもいないのに
合成獣(キメラ)になってしまった少年は思わず苦笑した。半分徹夜明けに
近い状態にもかかわらず、寝不足どころか気力も体力も問題なく動けるのは、
腹立たしいがこの身体のおかげだからだ。
 そんなことをぼんやりと、だが、自嘲気味に思ったとき、不可解な声と同時に、
何かがこちらへ向かってくる音に気がついた。

 ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ

 音の方向へ顔を向けた途端、そんな笑い声と共に茂みから飛び出してきたのは、
人間の大人くらいの大きさの、茶色でニコ目の変な生き物だった。
「うわああああああっ!!」
 突然現れた、見たことも聞いたこともない変な恐竜モドキ──おそらく、
その表現が最も適しているだろう──に、さすがのゼルガディスも驚いてしまった。
 ……何だっ?! 何なんだ、これはっ?!
 唖然としているゼルガディスの目の前を、二足歩行の恐竜モドキはひたすら笑いながら、
やたらと速いスピードで疾走していく。
 ……今のは一体……(汗)
 ゼルガディスは目を丸くしながら、恐竜モドキが疾走していった方向を見つめる。
既に遠くに行ってしまい、姿は影も形も見えない。あの笑い声と地響きが
まだ聞こえていなければ、無理やりでも幻覚だと思っただろう。
 自慢ではないが、ゼルガディスは一般人どころかその辺の賢者・魔道士よりも
知識がある方だ。彼をこんな身体にした張本人、赤法師レゾはゼルガディスに、
合成獣(キメラ)にするよりも前、それこそ幼少の頃から様々な知識を
与えていたからだ。
 現代の五大賢者でもあるレゾの所蔵する書物は膨大なものだったから、
ゼルガディスは幼い頃から、一般的な書物を知識欲の赴くままに読みふけっていた。
動植物の図鑑の類など、子ども向けの簡単なものから専門書まで読破している。
 だから、すべてを諳んじているわけではないが断言できる。少なくとも
こんな変な生き物はどの書物にも載っていなかったし、勿論、今までに見たことも
聞いたこともない。
 ……新種、か……? それとも突然変異か何かの実験動物……?
 未発見の動物と思わない。ここは未開の地などではないからだ。人里近くを
堂々と走っているのに、未発見のままとは思えない。
 自覚はしていないが、動揺を抑えるためにフルスピードで知識を検索し、
推論を重ねながら、もう姿の見えない恐竜モドキが去った方向を見ていると、

  ドガッ!!

 今度は一抱えはある巨大な石が飛んできた。
 ゼルガディスは咄嗟にかわし、茂みから石を投げ、逃げようとした人物の手を
掴んで引っ張る。おそらく盗賊の生き残りか何かだろう。そう思ったのだが、
どうがんばっても荒くれた男の手とは思えない掴んだ手首の細さと、実際に
引きずり出した相手を見て驚いた。
 捕まえた相手は柔らかく波うつ小麦色の髪とサファイア・ブルーの瞳をした、
13〜14歳ほどの少女。質素で清楚な服装をしているが、とても庶民には
普段着に使えない、高価な布地を使ったかなり仕立ての良い服を着ているので、
上流家庭、いや、貴族の娘だろう。
 少女の整った容貌と持っている全体的な雰囲気は、〃古き良き時代の姫君〃
もしくは〃深窓のご令嬢〃という単語しか似合わない。詐欺師や役者が、
そう見せるためにつける〃仮面〃のものとはあきらかに違う、けして真似のできない
本質的な品の良さだ。
 華奢で愛くるしい外見と上品な雰囲気を持つ、どこから見ても騎士道物語に出てくる
〃お姫様〃のような少女に、ゼルガディスは思わず見入ってしまった。

 ……本当にいるんだな。こういう種類の女が。

 ゼルガディスは幼い頃からずっと、レゾや彼の弟子達といった、圧倒的に
大人の男性が多い環境で育った。しかも人里から離れていたために、
同年代の子どもと遊ぶことも滅多になかったので、ゼルガディスの女性に
対するイメージが、物語にでてくるような、多少、いや、やたらと誇張された
分かりやすいものになってしまうのは、まあ、仕方のないことだろう。
 そして合成獣(キメラ)にされてからは、当たり前だが人生の裏街道まっしぐら。
一般の女性に普通の形で関わることなど皆無なうえに、裏の世界に出入りする女性は、
意図的にしろそうでないにしろ、ゼルガディスが女性に対して持っていた、
「淡い憧れ」のようなイメージを、あっさりと粉砕した。救いがあるとすれば、
理想と現実は違うと言っても、極端すぎたことだろうか。おかげで、ゼルガディスは
まだ女性に対して、幻滅せずにすんでいる。

「……あの……」
 少なくとも、理想そのままの少女を目の前にして、ある種、感慨深い気分に
浸っていたゼルガディスは、恐る恐ると言った様子の、少女の言葉に我に返る。
 普段なら目深にフードを被り、目の部分以外は隠しているが、盗賊のアジトを
襲撃する際に、邪魔になるので外し、その後あまり人の通らない場所を歩いていたので、
そのまま顔を隠さずにいた。
 誤魔化しようのない、一目で異形のものと分かる顔がさらされている……。
 通常の人間のように、自分を見た途端、悲鳴を上げて狼狽し、恥も外聞もなく
命乞いをしたりしないのは、身分の高さからくるプライド故だろうか。
 ストレートに悲鳴を上げて、存在を拒絶されないことを多少ほっとする反面、
まだ露骨に拒絶された方が良いとも、苦い気持ちでそう思っていると、少女は
真っ直ぐにゼルガディスを見つめ、頭を下げた。
「申し訳ありません。わたくし、人違いをして、あなたにとても失礼で、
大変なことをしてしまいましたわ」
「……は?」
「あの石のこと……です」
 訳が分からず目を丸くするゼルガディスに、少女は掴まれていないもう片方の手で、
先程飛んできた石を指さした。
「人違いなのに、あなたに当ててしまうところでしたわ。ケガを負わせずに
すみましたのは、あなたが避けてくださったからです。お怒りになるのは、
当然のことだと思います」
「……ちょっと待て。あの石……本当に、あんたが投げたのか……?」
 少女の言葉の意味を理解しながらも、ゼルガディスの頭には疑問符が浮かぶ。
投げられた石は一抱えもある石で、当然それなりの重さがある。
……貴族のお嬢様でなくても、持ち上げるのは大変なはずだ。
「本当です。自分でも出来るとは思いませんでしたわ。何て言いましたかしら。
切羽詰まったときにでる力を。多分それだと思うのですけれど……自分でも、
驚いてしまいました」
 要するに「火事場の馬鹿力」というものかと思いつつも、あまりにもこの少女には
似合わない単語なので、ゼルガディスの美意識と〃お嬢様〃に対するドリーム(笑)が、
口にするのを阻む。
「本当に……申し訳ありませんでした」
「あ、いや、その……。それは……もう、いい……」
 再び、深々と頭を下げられて、ゼルガディスは少々調子が狂う。合成獣(キメラ)に
されてから、ここまで真摯に謝罪をされたことがないのと、身近に年の近い
異性がいない環境で育ったため、どんな態度を取ったら良いのか分からないのだ。
さらに、今目の前にいるのは、普通に暮らしていたとしても、そうそう出会う事など
ないであろう、〃お育ちの良いお嬢さん〃だということが、それに拍車をかけている。
「許していただいて、ありがとうございます。
 あの、実は石のこととは別に、もう一つ、謝罪しなくてはならないかもしれません」
「……謝罪? 別に他に何かされたとは思えないが……?」
「これから、のことですわ。わたくし、あなたを巻き込んでしまうかもしれませんので」
 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

こんなところで、2話に続きます。
もう、見事に〃お嬢様〃に対するドリームに、浸っているゼルでした(苦笑)
何だか、アニメ版は完璧にそうですが、ゼルって本当に、この手のタイプには
滅茶苦茶ドリーム持ってそうだと思ったので(笑)こうなりました。
そうでなくても、原作の方のゼルも、身近に年の近い異性がいなかったタイプに
見えますから。(逆にガウリイは身近にいたタイプに見えます)
しかもエヴァの外見は、後から作中で高級品のビスクドールって表現してますが、
実は川原由美子さんの「観用少女(プランツ・ドール)」みたいなのを、
イメージしていたりします……(汗)
ある意味、最強の少女幻想ですからねー、あれは(汗) 免疫ないと騙されます(笑)
何にせよ、これに関しては、ゼルのイメージを壊してしまったかもしれません。
ゼルファンの方々、ごめんなさいです。m(__)m

では、読んでいただいてありがとうございました。
2話で、再びお目にかかることを祈りつつ、この辺で失礼いたします。

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14402未知との遭遇でしょうか(笑)猫楽者 E-mail 2003/6/9 12:50:36
記事番号14398へのコメント

>こんばんは。

こんばんは、エモーションさん。
お元気ですか、猫楽者です。
新作♪ですね。
お姫様や御殿様が、お忍びで御城を抜け出して
偶然出合った方と共に、冒険したりする。
エヴァンジェリン姫さまと白い魔剣士さんに、ローマの休日のような
素敵な淡いロマンスが生まれるのでしょうか。

>このお話は「So What? Part4」の午前中の出来事……エヴァ姫が、
>白い魔剣士さんと出会うお話です(汗) 突発的に書いてしまいました。
>さあ、どうしようかと考えていたら、読み切りで終わらなくなりました。
>しかも、まだ最後まで書き上げてないですし(汗)……あまり長い話に
>するつもりはないので、5話くらいで終わると良いのですが……。
>……どうなるかな……(遠い目)

連載♪なのですね。
ゼルガディスさんは、『夢』を持ち続けることが出きるのでしょうか。

>「あの騎獣は親友の方からいただいた、とてもお気に入りの騎獣で、しかも
>マリアンヌは姫の専用ですからね。どうしても、ご自分でお世話をなさりたいのでしょう。
> それに、午後から、そのご親友の家へ行きたいと仰っていましたから、
>マリアンヌの調子を見ているのかもしれません」
> そう答えながらも、黙って立っていれば、誰が見ても清楚可憐なお姫様なのに、
>と、ため息をつきつつぼやく室長に、コーディは苦笑するしかない。
> だが、くるくると動き回り、人と分け隔てなく話す姫だから、城内では姫に
>親しみを持つ者が多いのも事実だ。それが〃姫〃としては、良いことなのか、
>悪いことなのか、コーディには判断しかねるが、現在城には、エヴァンジェリンの他にも、
>二人の姫君がいるのに、「姫」と言われて、エヴァンジェリンを連想する者が
>ほとんどなのは、その証拠と言える。

城内で『お姫様』と接している方々に、慕われている。
とても良いことですね。
ご自分の周りを、都合の良いことしか伝えないような人たちで固めてしまいますと
いつのまにか、考え方が偏ってしまって
そのことに気付かなかったりしますから。
エヴァンジェリンさんのような方にこそ、指導者となって頂きたいですね。

> もっとも、他の二人の姫君が、どちらもタイプは違えど〃高貴すぎて、
>近寄りがたい〃雰囲気を感じさせる上に、常に〃ご実家〃から付いてきた者たちが
>周囲を固め、それ以外の者をほとんど傍に近づけようとしないので、
>無理もないと言えば、無理もないが。

“ご実家”から派遣された方々だけしか身近に居ないのですね。
『姫様』をお守りする、という理由なのでしょうけど・・・・・。
せっかく“ご実家”の外へと出られて、いろいろな方といろいろなお話をして
“ご実家”では経験できないような様々なことを、御経験できる機会なのに・・・・・
もったいないですね。

>「……ところで、室長。姫にどのような御用が?」
>「ああ、そうだった。そろそろワルツの練習をしていただく時間なんだ。
>今日は、姫のお休みの日ではあるが、これだけは、毎日練習していただかないと……」

厳しい毎日を御過ごししている『お姫様』の、数少ない休日でさえも
レッスンがあるのですね。
せめて、お休みの日くらいは・・・・・ゆっくり出きると良いですね。

>「まあ、そうも言っていられないだろう。ワルツも大事な外交の一つなんだから。
>賓客からダンスを申し込まれているのに、踊れません、で、すむわけないし……。
> ……意地でも姫に、相手の足を踏まない程度には、踊れるようになって
>いただかなくては。今までよりも強力な、超猛特訓メニューも、
>無事完成したことですし……ふふふふふ」
>「い……今までよりも……凄いんですか……?」
> 思わず聞き返したコーディは、自分と同様に、遠い目をしながらもそう言った室長の、
>鈍くキラリーンと光った目が本気(マジ)な事に気づいて、少しだけ、
>姫に同情した。

遠い目・・・・光ってる・・・・って・・しかも・・・・笑ってますし・・・あ・・・・あの〜(汗)・・
室長さま・・・・・『超猛特訓メニュー』・・・(滝汗)
い・・・いったい・・・・どのやうな・・・・・“ワルツの練習”・・・・・なのでしょうか・・・・
そして・・・今まで・・・・どんな“特訓”を・・・・(ガクガクブルブル)
コーディさん。エヴァンジェリンさんの危機です!
対策を考えなくて・・・・よろしいのですか。

> と、不意に後方から全力疾走しながら、コーディより3〜4歳年上の執務官が
>慌てた様子でやって来た。
>「大変だ、コーディ!! 室長もこちらでしたか。とにかく、大変です!!」
>「どうした? 騒々しい。それと、廊下を走るんじゃない」
>「それどころじゃありません。今、騎獣の世話をしている者から、姫が……
>マリアンヌに乗って、お一人で外出されたと……」
>
>  ……サッパリ精霊が、ワルツしながら通り過ぎるほどの沈黙の後……

え・・・っと(汗)
室長さまとコーディさん・・・・・思わず思考停止状態に・・・・なってしまいましたね(笑)
『お姫様』が供の方も護衛の方も連れずに・・・・・お一人で外出なさる・・・・(滝汗)
危ないですよ〜。大丈夫なのでしょうか。

>「…………な、何ーーーーーーーっ!!!!」
>「……室長。これはおそらく、ワルツの練習から逃げるための、計画的なものでしょう……。
>どこかで適当に時間を潰して、そのままご親友の家へ行くつもりです、きっと……」
> 絶叫する室長の横で、ぼそりとコーディは呟いた。……表面上だけは、妙に冷静に……。
> ……まったく、あのお姫さんはーーーーっ!!
> 内面は……本人が知ったら、反論もせずにおとなしくお説教を聞いてしまうくらい
>……怒っていた。

な・・・なるほど。エヴァンジェリンさん・・・・やりますね(汗)
それほど“ワルツの特訓”が、お嫌だったのですね。
そ・・・それに、恐怖の『超猛特訓メニュー』を、受けなくて済んだのですから
その意味では・・・・良かったの・・・・でしょうか。
“冷静”に、“怒り”を制御できる・・・・コーディさんだけは・・・怒らせない方が良いみたいですね(汗)
コーディさん・・・・・お気持ちは・・・・わかるような気がしますが・・・・
できましたら・・・・あまり・・・・怒らないであげてくださいね(汗)

>オ○カル様にはア○ドレ、ラ○ンハ○トにはキ○ヒア○スが付き従うのは当然!!
>……ということで、エヴァンジェリンに振り回されている執務官、フルネーム、
>オーソン=ウィル=コーディと執務室長を、プロローグに出してみました(笑)
>ええ、もう。そのままでございます。「オーソン」がファーストネームになって
>しまいましたが。……やはりエヴァ姫にはオーソンですし(笑)

付き従う方は、いろいろと御苦労なさるのですね。
そして、エヴァンジェリンさんは苦労のしがいのある、とても魅力的な方ですね。

>また、一応、補足しますと、室長は元からここのお城に仕えている人です。
>現在お姫様たちのお世話や教育などを、一手に任されていて……その結果、
>エヴァに振り回されてます(笑)

室長さまは真面目で一本気な方なのですね。
エヴァンジェリンさんに振り回される毎日(汗)
大変ですね。
室長さまは、どうか御冷静に。
御苦労なさって大変でしょうけど・・・・・もう少し余裕を持った方が・・・
いつもピリピリしていたら・・・・・胃に穴が開いてしまいますよ。

> ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ
>
> 音の方向へ顔を向けた途端、そんな笑い声と共に茂みから飛び出してきたのは、
>人間の大人くらいの大きさの、茶色でニコ目の変な生き物だった。
>「うわああああああっ!!」
> 突然現れた、見たことも聞いたこともない変な恐竜モドキ──おそらく、
>その表現が最も適しているだろう──に、さすがのゼルガディスも驚いてしまった。
> ……何だっ?! 何なんだ、これはっ?!
> 唖然としているゼルガディスの目の前を、二足歩行の恐竜モドキはひたすら笑いながら、
>やたらと速いスピードで疾走していく。

驚きのあまり絶叫しているゼルガディスさんの御姿・・・・目に浮かぶようです(笑)
未知との遭遇ですね。
巨大なインパクトを御持ちの恐竜モドキさん、そのお姿に動じない
ゼフィーリアの方々・・・・・・タフなのですね(汗)

> ……今のは一体……(汗)
> ゼルガディスは目を丸くしながら、恐竜モドキが疾走していった方向を見つめる。
>既に遠くに行ってしまい、姿は影も形も見えない。あの笑い声と地響きが
>まだ聞こえていなければ、無理やりでも幻覚だと思っただろう。

そうですよね。
『見なかったことにしよう(汗)』
そう思いたくなってしまいますよね(汗)

> だから、すべてを諳んじているわけではないが断言できる。少なくとも
>こんな変な生き物はどの書物にも載っていなかったし、勿論、今までに見たことも
>聞いたこともない。
> ……新種、か……? それとも突然変異か何かの実験動物……?
> 未発見の動物と思わない。ここは未開の地などではないからだ。人里近くを
>堂々と走っているのに、未発見のままとは思えない。
> 自覚はしていないが、動揺を抑えるためにフルスピードで知識を検索し、
>推論を重ねながら、もう姿の見えない恐竜モドキが去った方向を見ていると、

見た瞬間に回れ右して、ダッシュで逃げても不思議ではありませんのに
恐竜モドキさんの正体を分析なさる。
流石はゼルガディスさんです。

そして正解は、『獣王さまから、ルナさんへの御中元』・・・・(汗)
ゼルガディスさんの推論が、正解に辿り着くことはあるのでしょうか(笑)
この情報量で辿り着くことが出来たら・・・・それはそれで怖いですね。

> 捕まえた相手は柔らかく波うつ小麦色の髪とサファイア・ブルーの瞳をした、
>13〜14歳ほどの少女。質素で清楚な服装をしているが、とても庶民には
>普段着に使えない、高価な布地を使ったかなり仕立ての良い服を着ているので、
>上流家庭、いや、貴族の娘だろう。
> 少女の整った容貌と持っている全体的な雰囲気は、〃古き良き時代の姫君〃
>もしくは〃深窓のご令嬢〃という単語しか似合わない。詐欺師や役者が、
>そう見せるためにつける〃仮面〃のものとはあきらかに違う、けして真似のできない
>本質的な品の良さだ。
> 華奢で愛くるしい外見と上品な雰囲気を持つ、どこから見ても騎士道物語に出てくる
>〃お姫様〃のような少女に、ゼルガディスは思わず見入ってしまった。
>
> ……本当にいるんだな。こういう種類の女が。

貴族のご令嬢の手を取り、見詰め合うゼルガディスさん。
ああああああ、この御姿をぜひアメリアさんに見せてあげたい(←鬼)

> ゼルガディスは幼い頃からずっと、レゾや彼の弟子達といった、圧倒的に
>大人の男性が多い環境で育った。しかも人里から離れていたために、
>同年代の子どもと遊ぶことも滅多になかったので、ゼルガディスの女性に
>対するイメージが、物語にでてくるような、多少、いや、やたらと誇張された
>分かりやすいものになってしまうのは、まあ、仕方のないことだろう。
> そして合成獣(キメラ)にされてからは、当たり前だが人生の裏街道まっしぐら。

同じ年頃の友達と、いたずらしたり冒険したり・・・・ごく普通に暮らしていれば
毎日楽しく遊んで、笑って泣いて・・・・いろいろな経験をなさる。
ゼルガディスさんには、そんな思い出が無いとしたら・・・・切ないですね。

>「……あの……」
> 少なくとも、理想そのままの少女を目の前にして、ある種、感慨深い気分に
>浸っていたゼルガディスは、恐る恐ると言った様子の、少女の言葉に我に返る。

ゼルガディスさん。物思いに耽るのでしたら・・・・・手を離してさしあげないと(笑)
手を掴まれたままのお嬢様も、どんな反応をすれば良いのか、困ってしまいますよ。
事情を知らない方が見たら、ある意味・・・・良い雰囲気・・・・なのでしょうか。

> 普段なら目深にフードを被り、目の部分以外は隠しているが、盗賊のアジトを
>襲撃する際に、邪魔になるので外し、その後あまり人の通らない場所を歩いていたので、
>そのまま顔を隠さずにいた。
> 誤魔化しようのない、一目で異形のものと分かる顔がさらされている……。
> 通常の人間のように、自分を見た途端、悲鳴を上げて狼狽し、恥も外聞もなく
>命乞いをしたりしないのは、身分の高さからくるプライド故だろうか。
> ストレートに悲鳴を上げて、存在を拒絶されないことを多少ほっとする反面、
>まだ露骨に拒絶された方が良いとも、苦い気持ちでそう思っていると、少女は

人間は、毛色の違う人を見つけて、仲間外れにする名人ですから・・・・・。
ゼルガディスさんは、その御姿になってから・・・・・ずっと『見た目』の印象で
辛く悲しい目に遭って来たのでしょうね。

>真っ直ぐにゼルガディスを見つめ、頭を下げた。
>「申し訳ありません。わたくし、人違いをして、あなたにとても失礼で、
>大変なことをしてしまいましたわ」
>「……は?」
>「あの石のこと……です」
> 訳が分からず目を丸くするゼルガディスに、少女は掴まれていないもう片方の手で、
>先程飛んできた石を指さした。
>「人違いなのに、あなたに当ててしまうところでしたわ。ケガを負わせずに
>すみましたのは、あなたが避けてくださったからです。お怒りになるのは、
>当然のことだと思います」
>「……ちょっと待て。あの石……本当に、あんたが投げたのか……?」
> 少女の言葉の意味を理解しながらも、ゼルガディスの頭には疑問符が浮かぶ。
>投げられた石は一抱えもある石で、当然それなりの重さがある。
>……貴族のお嬢様でなくても、持ち上げるのは大変なはずだ。

一抱えもある石・・・・・マイルズさんのような筋肉マンの方でしたら
投げられるのでしょうけど・・・・・・目の前の華奢なお嬢様が
投げた・・・・とは、思いませんよね。

>「本当です。自分でも出来るとは思いませんでしたわ。何て言いましたかしら。
>切羽詰まったときにでる力を。多分それだと思うのですけれど……自分でも、
>驚いてしまいました」
> 要するに「火事場の馬鹿力」というものかと思いつつも、あまりにもこの少女には
>似合わない単語なので、ゼルガディスの美意識と〃お嬢様〃に対するドリーム(笑)が、
>口にするのを阻む。

確か、人間の筋力をフルパワーで使うと、骨や筋肉が耐え切れない。と
前に聞いたことがあります。
『火事場の馬鹿力』。車の下敷きになってしまった我が子を
お母さんが車を持ち上げて助けた、そんなニュースもありましたね。
ゼルガディスさん(笑)
『火事場の馬鹿力』と、『お譲様』を結び付けたくは無いのですね(笑)

>「本当に……申し訳ありませんでした」
>「あ、いや、その……。それは……もう、いい……」
> 再び、深々と頭を下げられて、ゼルガディスは少々調子が狂う。合成獣(キメラ)に
>されてから、ここまで真摯に謝罪をされたことがないのと、身近に年の近い
>異性がいない環境で育ったため、どんな態度を取ったら良いのか分からないのだ。
>さらに、今目の前にいるのは、普通に暮らしていたとしても、そうそう出会う事など
>ないであろう、〃お育ちの良いお嬢さん〃だということが、それに拍車をかけている。

お嬢様。素直に悪かった、そう謝ることの出きる。ご立派です。

『お嬢様』の前で、ドキドキしている(?)ゼルガディスさん。
良いですね(笑)
やはり、今の御姿をぜひアメリアさんとリナさんにお見せしたいですね〜(笑)

>「許していただいて、ありがとうございます。
> あの、実は石のこととは別に、もう一つ、謝罪しなくてはならないかもしれません」
>「……謝罪? 別に他に何かされたとは思えないが……?」
>「これから、のことですわ。わたくし、あなたを巻き込んでしまうかもしれませんので」
> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。

あああああああ、せっかくの良い雰囲気が(まて)
このままラブラブに発展なさるところでしたのに〜(だから、まて)
お嬢様は、周りから弓矢で狙っている『敵』に気付いていたのですね。
そして、普段と勝手が違ってしまったゼルガディスさんは、気付いていなかったのですね(笑)

ゼルガディスさんごと、弓矢で狙うとは、乱暴な方々ですね。
お嬢様を狙うとは、御家騒動や権力争いなのでしょうか。

>こんなところで、2話に続きます。
>もう、見事に〃お嬢様〃に対するドリームに、浸っているゼルでした(苦笑)
>何だか、アニメ版は完璧にそうですが、ゼルって本当に、この手のタイプには
>滅茶苦茶ドリーム持ってそうだと思ったので(笑)こうなりました。
>そうでなくても、原作の方のゼルも、身近に年の近い異性がいなかったタイプに
>見えますから。(逆にガウリイは身近にいたタイプに見えます)

ゼルガディスさんは・・・淡い憧れ・・・・・夢を見れる年頃なのですね(いいなあ若いって)
あれ。ということは・・・・清楚な美人のシルフィールさんにも
ゼルガディスさんは、ドキドキしていたのでしょうか(笑)

>しかもエヴァの外見は、後から作中で高級品のビスクドールって表現してますが、
>実は川原由美子さんの「観用少女(プランツ・ドール)」みたいなのを、
>イメージしていたりします……(汗)
>ある意味、最強の少女幻想ですからねー、あれは(汗) 免疫ないと騙されます(笑)

面白そうですね。少女漫画なのでしょうか。
また探してみます。
大きな本屋さんが近くに欲しいです。

>何にせよ、これに関しては、ゼルのイメージを壊してしまったかもしれません。
>ゼルファンの方々、ごめんなさいです。m(__)m

とても新鮮なイメージを楽しませて頂きました。
お嬢様の手を取り、固まってしまうゼルガディスさんのお姿を
とても楽しく想像させて頂きました。

>では、読んでいただいてありがとうございました。
>2話で、再びお目にかかることを祈りつつ、この辺で失礼いたします。

恐竜モドキさんと岩の洗礼を受けたゼルガディスさん。
お嬢様を狙う、悪人とどんな戦いをなさるのか。
続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。

6月に入り、雨が多くなりましたね。
お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

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14423Re:未知との遭遇でしょうか(笑)エモーション E-mail 2003/6/9 23:50:41
記事番号14402へのコメント

こんばんは。

>こんばんは、エモーションさん。
>お元気ですか、猫楽者です。
>新作♪ですね。
>お姫様や御殿様が、お忍びで御城を抜け出して
>偶然出合った方と共に、冒険したりする。
>エヴァンジェリン姫さまと白い魔剣士さんに、ローマの休日のような
>素敵な淡いロマンスが生まれるのでしょうか。

「淡いロマンス」……(遠い目)いえ、だってエヴァですから(笑)
一応、ゼルに多少影響を与えたような感じにしたいな、と思ってます。
……(ぽんっ!)ゼルにとって「素敵な思い出(多少脳内修正済み)」に
なっていれば、良いのかも。

>連載♪なのですね。
>ゼルガディスさんは、『夢』を持ち続けることが出きるのでしょうか。

とりあえずゼルの持つドリームを、粉砕しないようにしたいです(笑)
……もしかしたら、「見なかった」ことにするかも、しれないですね、ゼル……(笑)

>> だが、くるくると動き回り、人と分け隔てなく話す姫だから、城内では姫に
>>親しみを持つ者が多いのも事実だ。それが〃姫〃としては、良いことなのか、
>>悪いことなのか、コーディには判断しかねるが、現在城には、エヴァンジェリンの他にも、
>>二人の姫君がいるのに、「姫」と言われて、エヴァンジェリンを連想する者が
>>ほとんどなのは、その証拠と言える。
>
>城内で『お姫様』と接している方々に、慕われている。
>とても良いことですね。
>ご自分の周りを、都合の良いことしか伝えないような人たちで固めてしまいますと
>いつのまにか、考え方が偏ってしまって
>そのことに気付かなかったりしますから。
>エヴァンジェリンさんのような方にこそ、指導者となって頂きたいですね。

良い部分と悪い部分と、二通りなんでしょうね。親しみを持ってもらえることや、
広い視野で物事を見られるけれど、変に馴れあってしまう部分が出てきたり、
甘く見られてしまうこともあるでしょうし、自覚がなさすぎる!と思われたりも
しますから。
エヴァの場合は他の姫よりも、気ままに動いている部分のマイナス面をどうするか、
が今後の課題かもしれません。

>> もっとも、他の二人の姫君が、どちらもタイプは違えど〃高貴すぎて、
>>近寄りがたい〃雰囲気を感じさせる上に、常に〃ご実家〃から付いてきた者たちが
>>周囲を固め、それ以外の者をほとんど傍に近づけようとしないので、
>>無理もないと言えば、無理もないが。
>
>“ご実家”から派遣された方々だけしか身近に居ないのですね。
>『姫様』をお守りする、という理由なのでしょうけど・・・・・。
>せっかく“ご実家”の外へと出られて、いろいろな方といろいろなお話をして
>“ご実家”では経験できないような様々なことを、御経験できる機会なのに・・・・・
>もったいないですね。

そうです。2話で分かりますが、まあ、彼らがそうなるのも、無理はないかも。
ただ、このお姫様たちも現在の状態が良いとは思ってませんので、少しずつ
変えていくと思います。
ある意味、エヴァたちは思い切り良すぎなんです(汗)

>>「……ところで、室長。姫にどのような御用が?」
>>「ああ、そうだった。そろそろワルツの練習をしていただく時間なんだ。
>>今日は、姫のお休みの日ではあるが、これだけは、毎日練習していただかないと……」
>
>厳しい毎日を御過ごししている『お姫様』の、数少ない休日でさえも
>レッスンがあるのですね。
>せめて、お休みの日くらいは・・・・・ゆっくり出きると良いですね。

休日くらいは、本当にゆっくりしたいでしょうね。……まあ、これ(笑)だけは
休みも何も関係ない、というのも仕方ない気がしますが(笑)

>> ……意地でも姫に、相手の足を踏まない程度には、踊れるようになって
>>いただかなくては。今までよりも強力な、超猛特訓メニューも、
>>無事完成したことですし……ふふふふふ」
>>「い……今までよりも……凄いんですか……?」
>> 思わず聞き返したコーディは、自分と同様に、遠い目をしながらもそう言った室長の、
>>鈍くキラリーンと光った目が本気(マジ)な事に気づいて、少しだけ、姫に同情した。
>
>遠い目・・・・光ってる・・・・って・・しかも・・・・笑ってますし・・・あ・・・・あの〜(汗)・・
>室長さま・・・・・『超猛特訓メニュー』・・・(滝汗)
>い・・・いったい・・・・どのやうな・・・・・“ワルツの練習”・・・・・なのでしょうか・・・・
>そして・・・今まで・・・・どんな“特訓”を・・・・(ガクガクブルブル)
>コーディさん。エヴァンジェリンさんの危機です!
>対策を考えなくて・・・・よろしいのですか。

変な養成ギプス(笑)とかないだけマシ、と言う感じです。文字通り、手取り足取り、
ビシビシと、カロリーをかなり消費するんじゃないか、というくらいの厳しさで(笑)
また、この件に関しては、コーディも室長の味方でしょう(笑)
姫のためを思って(笑)暖かい目で見守ります。……相当、苦労しているんですね。

>>「それどころじゃありません。今、騎獣の世話をしている者から、姫が……
>>マリアンヌに乗って、お一人で外出されたと……」
>>
>>  ……サッパリ精霊が、ワルツしながら通り過ぎるほどの沈黙の後……
>
>え・・・っと(汗)
>室長さまとコーディさん・・・・・思わず思考停止状態に・・・・なってしまいましたね(笑)
>『お姫様』が供の方も護衛の方も連れずに・・・・・お一人で外出なさる・・・・(滝汗)
>危ないですよ〜。大丈夫なのでしょうか。

きっぱり危険です。姫が城の中を動き回るのはいつものことですが、
さすがに自分の立場を分かっているのに、外へ一人で出ていくとは思わなかったので、
固まってます。
〃ご実家〃にいたときは、たまにやっていたんですけれどね。(大抵、ルナと
一緒だったので、黙認されていたんです)

>>「…………な、何ーーーーーーーっ!!!!」
>>「……室長。これはおそらく、ワルツの練習から逃げるための、計画的なものでしょう……。
>>どこかで適当に時間を潰して、そのままご親友の家へ行くつもりです、きっと……」
>> 絶叫する室長の横で、ぼそりとコーディは呟いた。……表面上だけは、妙に冷静に……。
>> ……まったく、あのお姫さんはーーーーっ!!
>> 内面は……本人が知ったら、反論もせずにおとなしくお説教を聞いてしまうくらい
>>……怒っていた。
>
>な・・・なるほど。エヴァンジェリンさん・・・・やりますね(汗)
>それほど“ワルツの特訓”が、お嫌だったのですね。
>そ・・・それに、恐怖の『超猛特訓メニュー』を、受けなくて済んだのですから
>その意味では・・・・良かったの・・・・でしょうか。

そうです(笑)「休みの日まで、練習したくなーい!」と(笑)
……でも、『超猛特訓メニュー』からは逃れられない……(合掌)

>“冷静”に、“怒り”を制御できる・・・・コーディさんだけは・・・怒らせない方が良いみたいですね(汗)
>コーディさん・・・・・お気持ちは・・・・わかるような気がしますが・・・・
>できましたら・・・・あまり・・・・怒らないであげてくださいね(汗)

エヴァはコーディには弱いです。仕えるようになった、いきさつのせいも
ありますが、一番気に入っていて懐いていると言いますか、信じている相手ですし。
また、コーディもエヴァには弱いんですよ、実は。
この二人、感情的には微妙な間柄なんです。

>>オ○カル様にはア○ドレ、ラ○ンハ○トにはキ○ヒア○スが付き従うのは当然!!
>>……ということで、エヴァンジェリンに振り回されている執務官、フルネーム、
>>オーソン=ウィル=コーディと執務室長を、プロローグに出してみました(笑)
>
>付き従う方は、いろいろと御苦労なさるのですね。
>そして、エヴァンジェリンさんは苦労のしがいのある、とても魅力的な方ですね。

そう言っていただけて、嬉しいです〜(うるうる)
とにかく今回は多分、エヴァをどれだけ人間的な魅力があるようにするか、が課題です。
彼女に他人が付いてくるのが、不思議に見えないようにしなきゃならないので。

>>また、一応、補足しますと、室長は元からここのお城に仕えている人です。
>>現在お姫様たちのお世話や教育などを、一手に任されていて……その結果、
>>エヴァに振り回されてます(笑)
>
>室長さまは真面目で一本気な方なのですね。
>エヴァンジェリンさんに振り回される毎日(汗)
>大変ですね。
>室長さまは、どうか御冷静に。
>御苦労なさって大変でしょうけど・・・・・もう少し余裕を持った方が・・・
>いつもピリピリしていたら・・・・・胃に穴が開いてしまいますよ。

そうです……。モデルもほんと、このまんまです(笑)
大分慣れてきてはいますが、エヴァがその斜め上(笑)を行くのでしょう。
こうして室長の苦労は続く……。

>> ……何だっ?! 何なんだ、これはっ?!
>> 唖然としているゼルガディスの目の前を、二足歩行の恐竜モドキはひたすら笑いながら、
>>やたらと速いスピードで疾走していく。
>
>驚きのあまり絶叫しているゼルガディスさんの御姿・・・・目に浮かぶようです(笑)
>未知との遭遇ですね。
>巨大なインパクトを御持ちの恐竜モドキさん、そのお姿に動じない
>ゼフィーリアの方々・・・・・・タフなのですね(汗)

これは初めて見たら驚きます。まさしく未知との遭遇(笑)
ゼフィーリアの人々……この近辺の方々は慣れちゃったのでしょうね。
王宮とインバース家のおかげで(笑)

>>既に遠くに行ってしまい、姿は影も形も見えない。あの笑い声と地響きが
>>まだ聞こえていなければ、無理やりでも幻覚だと思っただろう。
>
>そうですよね。
>『見なかったことにしよう(汗)』
>そう思いたくなってしまいますよね(汗)

人間の脳は正気を保つために、勝手に物事を「無かったこと」として、
処理することもあるそうですし(汗)

>> ……新種、か……? それとも突然変異か何かの実験動物……?
>> 未発見の動物と思わない。ここは未開の地などではないからだ。人里近くを
>>堂々と走っているのに、未発見のままとは思えない。
>> 自覚はしていないが、動揺を抑えるためにフルスピードで知識を検索し、
>>推論を重ねながら、もう姿の見えない恐竜モドキが去った方向を見ていると、
>
>見た瞬間に回れ右して、ダッシュで逃げても不思議ではありませんのに
>恐竜モドキさんの正体を分析なさる。
>流石はゼルガディスさんです。

それがゼルの長所であると同時に、不幸への片道切符なのかも(笑)
リナほどではなくても、好奇心や知識欲が働いちゃうのかもしれないですね。

>そして正解は、『獣王さまから、ルナさんへの御中元』・・・・(汗)
>ゼルガディスさんの推論が、正解に辿り着くことはあるのでしょうか(笑)
>この情報量で辿り着くことが出来たら・・・・それはそれで怖いですね。

分かったら凄いでしょうね(笑)
何でも分かる水晶玉でも覗いたのかという感じです。
正解を知ったら、「聞くんじゃなかった」と思うのかも……。

>> 華奢で愛くるしい外見と上品な雰囲気を持つ、どこから見ても騎士道物語に出てくる
>>〃お姫様〃のような少女に、ゼルガディスは思わず見入ってしまった。
>>
>> ……本当にいるんだな。こういう種類の女が。
>
>貴族のご令嬢の手を取り、見詰め合うゼルガディスさん。
>ああああああ、この御姿をぜひアメリアさんに見せてあげたい(←鬼)

メモリーオーブに記録したいところですね。見たら、頬を膨らまして
足の一つも踏んでいるかもしれませんね。
ゼフィーリアとセイルーンの関係が悪化しませんよーに(笑)

>> ゼルガディスは幼い頃からずっと、レゾや彼の弟子達といった、圧倒的に
>>大人の男性が多い環境で育った。しかも人里から離れていたために、
>>同年代の子どもと遊ぶことも滅多になかったので、ゼルガディスの女性に
>>対するイメージが、物語にでてくるような、多少、いや、やたらと誇張された
>>分かりやすいものになってしまうのは、まあ、仕方のないことだろう。
>
>同じ年頃の友達と、いたずらしたり冒険したり・・・・ごく普通に暮らしていれば
>毎日楽しく遊んで、笑って泣いて・・・・いろいろな経験をなさる。
>ゼルガディスさんには、そんな思い出が無いとしたら・・・・切ないですね。

さすがに面倒を見る人を雇ったり、数少ない女性の弟子や、子ども好きの弟子が
相手をしていたのでしょうけれど……。
ゼルにとっては、当たり前のことでしょうけれど、それだけに、たまに遊んだ時の
記憶は、はっきりと残っているんでしょうね。

>>「……あの……」
>> 少なくとも、理想そのままの少女を目の前にして、ある種、感慨深い気分に
>>浸っていたゼルガディスは、恐る恐ると言った様子の、少女の言葉に我に返る。
>
>ゼルガディスさん。物思いに耽るのでしたら・・・・・手を離してさしあげないと(笑)
>手を掴まれたままのお嬢様も、どんな反応をすれば良いのか、困ってしまいますよ。
>事情を知らない方が見たら、ある意味・・・・良い雰囲気・・・・なのでしょうか。

アメリアあたりは「それは正義じゃありませ〜ん!」とか言いながら、
手を離すように騒ぎそうですね。

>> 誤魔化しようのない、一目で異形のものと分かる顔がさらされている……。
>> 通常の人間のように、自分を見た途端、悲鳴を上げて狼狽し、恥も外聞もなく
>>命乞いをしたりしないのは、身分の高さからくるプライド故だろうか。
>> ストレートに悲鳴を上げて、存在を拒絶されないことを多少ほっとする反面、
>>まだ露骨に拒絶された方が良いとも、苦い気持ちでそう思っていると、少女は
>
>人間は、毛色の違う人を見つけて、仲間外れにする名人ですから・・・・・。
>ゼルガディスさんは、その御姿になってから・・・・・ずっと『見た目』の印象で
>辛く悲しい目に遭って来たのでしょうね。

相当、嫌な思いをしたでしょうね。しかも思春期ですからね。かなり傷ついて来たと
思います。どうしても、荒んだ気分にはなるでしょうし。

>>「……ちょっと待て。あの石……本当に、あんたが投げたのか……?」
>> 少女の言葉の意味を理解しながらも、ゼルガディスの頭には疑問符が浮かぶ。
>>投げられた石は一抱えもある石で、当然それなりの重さがある。
>>……貴族のお嬢様でなくても、持ち上げるのは大変なはずだ。
>
>一抱えもある石・・・・・マイルズさんのような筋肉マンの方でしたら
>投げられるのでしょうけど・・・・・・目の前の華奢なお嬢様が
>投げた・・・・とは、思いませんよね。

普通は思いません。というより……想像したくないですね(汗)

>> 要するに「火事場の馬鹿力」というものかと思いつつも、あまりにもこの少女には
>>似合わない単語なので、ゼルガディスの美意識と〃お嬢様〃に対するドリーム(笑)が、
>>口にするのを阻む。
>
>確か、人間の筋力をフルパワーで使うと、骨や筋肉が耐え切れない。と
>前に聞いたことがあります。
>『火事場の馬鹿力』。車の下敷きになってしまった我が子を
>お母さんが車を持ち上げて助けた、そんなニュースもありましたね。
>ゼルガディスさん(笑)
>『火事場の馬鹿力』と、『お譲様』を結び付けたくは無いのですね(笑)

この辺りはもう「ガラスの十代」な少年のドリームが、そんな事実を
却下しちゃうでしょう(笑)

>>「本当に……申し訳ありませんでした」
>>「あ、いや、その……。それは……もう、いい……」
>> 再び、深々と頭を下げられて、ゼルガディスは少々調子が狂う。合成獣(キメラ)に
>>されてから、ここまで真摯に謝罪をされたことがないのと、身近に年の近い
>>異性がいない環境で育ったため、どんな態度を取ったら良いのか分からないのだ。
>>さらに、今目の前にいるのは、普通に暮らしていたとしても、そうそう出会う事など
>>ないであろう、〃お育ちの良いお嬢さん〃だということが、それに拍車をかけている。
>
>お嬢様。素直に悪かった、そう謝ることの出きる。ご立派です。
>
>『お嬢様』の前で、ドキドキしている(?)ゼルガディスさん。
>良いですね(笑)
>やはり、今の御姿をぜひアメリアさんとリナさんにお見せしたいですね〜(笑)

リナは面白がって、からかいまくり、アメリアは不機嫌な面持ちとジト目で
ゼルをみているんでしょうね(笑)

>>「……謝罪? 別に他に何かされたとは思えないが……?」
>>「これから、のことですわ。わたくし、あなたを巻き込んでしまうかもしれませんので」
>> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。
>
>あああああああ、せっかくの良い雰囲気が(まて)
>このままラブラブに発展なさるところでしたのに〜(だから、まて)
>お嬢様は、周りから弓矢で狙っている『敵』に気付いていたのですね。
>そして、普段と勝手が違ってしまったゼルガディスさんは、気付いていなかったのですね(笑)

らぶらぶ(笑)はともかく、はい、その通りです。ドリームに浸ってたゼルは
気づきませんでした(笑)

>ゼルガディスさんごと、弓矢で狙うとは、乱暴な方々ですね。
>お嬢様を狙うとは、御家騒動や権力争いなのでしょうか。

そんな感じでございます。それに女王候補としてのエヴァの認識や感覚、
ゼフィーリア王家のことを、ちょっと書いていきます。

>>こんなところで、2話に続きます。
>>もう、見事に〃お嬢様〃に対するドリームに、浸っているゼルでした(苦笑)
>>何だか、アニメ版は完璧にそうですが、ゼルって本当に、この手のタイプには
>>滅茶苦茶ドリーム持ってそうだと思ったので(笑)こうなりました。
>
>ゼルガディスさんは・・・淡い憧れ・・・・・夢を見れる年頃なのですね(いいなあ若いって)
>あれ。ということは・・・・清楚な美人のシルフィールさんにも
>ゼルガディスさんは、ドキドキしていたのでしょうか(笑)

好みはあるでしょうが、そうかもしれないですね(笑)
さすがに少年の頃(笑)ほど、ストレートじゃなかっただけで。

>>しかもエヴァの外見は、後から作中で高級品のビスクドールって表現してますが、
>>実は川原由美子さんの「観用少女(プランツ・ドール)」みたいなのを、
>>イメージしていたりします……(汗)
>>ある意味、最強の少女幻想ですからねー、あれは(汗) 免疫ないと騙されます(笑)
>
>面白そうですね。少女漫画なのでしょうか。
>また探してみます。
>大きな本屋さんが近くに欲しいです。

川原由美子さんは少女マンガ出身の方ですが、「プランツ・ドール」は「ネムキ」
というちょっとオカルトマンガっぽい雑誌で、不定期に連載されているものです。
ミルクと砂糖菓子と持ち主の愛情で育つ、少女の姿をした観用植物を巡る
オムニバス形式のお話です。
……怪しい方向へは行きませんが、最強のロリ趣味とも言えるかも……。

>>何にせよ、これに関しては、ゼルのイメージを壊してしまったかもしれません。
>>ゼルファンの方々、ごめんなさいです。m(__)m
>
>とても新鮮なイメージを楽しませて頂きました。
>お嬢様の手を取り、固まってしまうゼルガディスさんのお姿を
>とても楽しく想像させて頂きました。

アニメ版のゼルがちょっと入ったかな、という感じですが、
そう言っていただけて嬉しいです。
イメージ壊しそうだな、と思いつつ、実は書きながら自分でも想像してました。

>恐竜モドキさんと岩の洗礼を受けたゼルガディスさん。
>お嬢様を狙う、悪人とどんな戦いをなさるのか。
>続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。
>
>6月に入り、雨が多くなりましたね。
>お体にお気を付けて、お元気で。
>では、失礼します。

2話はちょっと会話が多くて、動かないのですが……展開としては
ドタバタしていくと思います。

どうやらそろそろ梅雨入りも近いようですね。
猫楽者さんも、お体にはお気を付け下さいませ。
では、コメントをありがとうございました。

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14409こ・・・この展開は(笑)かお E-mail URL2003/6/9 18:45:48
記事番号14398へのコメント

こんにちわ。エモーションさんv
ふふふふvエヴァvvv
こ・・この展開は!?
まさか温泉わくのか?!(こらまて!)
そんなわきゃないわなぁ(笑)
オーソンでてきましたねぇ(爆!)
ふふふふvそーしてまさか迷う込むのが別名○いの森!?(笑)
エモーションさんに言われるまで。
あれが絶版だとは知りませんでしたよ・・くすん。
とゆーか・・初版でそろえてるからなぁ・・・くす。
>ワルツ
・・・・さすがv
騒ぎですっからかんに忘れてしまったあの後が私は気になる、
エヴァンジェリンv(こらまて!)←元を知らないと意味が分かりません。
・・・まさかゼルまでこの子が犯罪者のボスの娘かなにかか。
とおもう・・・とゆーことはないだろうな(おい!)
いやぁv堪能ですv
ちなみに。
私の頭の中ではこの小説では、あのエヴァの容姿の子が。
走り回ってます(笑)
>ゼル。
とゆーかここには赤の竜神の騎士がいますよぉ?(笑)
その辺りこと・・・知らないのかな?(爆!)
・・リナの姉としったときの反応が・・・・ぐふふふ(おいこらまて!)
まあ、この時点ではリナと知り合いではないようだけど。
ふふv続きが楽しみなのです!
がんばってくださいねv
それではvv

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14424Re:こ・・・この展開は(笑)エモーション E-mail 2003/6/10 00:13:46
記事番号14409へのコメント

こんばんは。

>こんにちわ。エモーションさんv
>ふふふふvエヴァvvv
>こ・・この展開は!?
>まさか温泉わくのか?!(こらまて!)
>そんなわきゃないわなぁ(笑)

温泉はわきませんが……まあ、定番といいますか(笑)
エヴァ姫が外へ出たら、騒動に巻き込まれるのはお約束(笑)

>オーソンでてきましたねぇ(爆!)

出しました!(爆)やはりオーソンは外せません!!(笑)

>ふふふふvそーしてまさか迷う込むのが別名○いの森!?(笑)

さすがに、普通の森ですが……森の中でうろうろしてます。

>エモーションさんに言われるまで。
>あれが絶版だとは知りませんでしたよ・・くすん。
>とゆーか・・初版でそろえてるからなぁ・・・くす。

私も某所の書き込みを見るまで知らなかったんですよ〜。
「いつか夢の中で」や「マダムとミスター」より前の作品は、
ほぼ絶版みたいです。
文庫になっているのはどうやら、絶版ものが中心のようです。
人から勧められて、ハマった時には絶版だった、という方が多いので、
文庫の売り上げは好調みたいです。
……今度「退っ引き町」が文庫になるそうですよ♪

>>ワルツ
>・・・・さすがv
>騒ぎですっからかんに忘れてしまったあの後が私は気になる、
>エヴァンジェリンv(こらまて!)←元を知らないと意味が分かりません。
>・・・まさかゼルまでこの子が犯罪者のボスの娘かなにかか。
>とおもう・・・とゆーことはないだろうな(おい!)
>いやぁv堪能ですv
>ちなみに。
>私の頭の中ではこの小説では、あのエヴァの容姿の子が。
>走り回ってます(笑)

エヴァ姫……特訓……やっぱワルツだ! という発想で(笑)
元のエヴァ姫より出来ないように書いたつもりで……たいして変わってないのかも。
あの後は、私も気になりました♪ 大丈夫か、外交!(笑)
ゼルはもうマイドリームに入ってます(笑)
ただ、残酷な魔剣士(笑)のプライドが、素直にさせてくれないのvと言う感じかも。
堪能していただけたのは、本当に嬉しいです。
エヴァ姫のシリーズを知っている方には、ニヤリと思うものを、これからも
入れていくつもりです。
容姿……エヴァは最初に外見があったので、まだそれは阻まれてますが、
オーソンと室長は、私の脳内でも彼らのまんまです(笑)

>>ゼル。
>とゆーかここには赤の竜神の騎士がいますよぉ?(笑)
>その辺りこと・・・知らないのかな?(爆!)
>・・リナの姉としったときの反応が・・・・ぐふふふ(おいこらまて!)
>まあ、この時点ではリナと知り合いではないようだけど。

ルナのことは「知る人ぞ知る」という感じで、知っている方もあまり人に
触れまわったりしないですからね……。
リナの姉、と知ったときの反応は、想像すると楽しそうですね。

>ふふv続きが楽しみなのです!
>がんばってくださいねv
>それではvv

ありがたいお言葉を、ありがとうございました。(うるうる)
もう、エヴァ姫とアデイルという割と濃いキャラがベースなため、制御が大変ですが、
がんばって書きます。
それでは、コメントをありがとうございました。

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14421Re:王女様と私 1話棒太郎 2003/6/9 22:35:20
記事番号14398へのコメント


こんばんわ、棒太郎です。
新作ですね。
プロローグみたとき、「な・・・・・ひ、姫が構想していたあの話がま、まさか・・・・」とバカなことおもってしまいました。(書けないって言ってるのに)



> 昨夜その盗賊団のアジトを襲撃し、手に入れて確かめたが、それは単に
>そう呼ばれているだけで、ゼルガディスが──正確には彼が嫌々ながらも
>従っている相手の──探す、〃賢者の石〃ではなかった。

ゼルやん頑張ってますね。ジャパニーズビジネスマンのごとく(古!)
たとえそれが自分の意に沿わないものでも。

> それでも、深い青を基調とする不思議な色合いをした、一見宝石に見えるが、
>宝石と言うよりは貴石の類のその石は、何やら不思議な力を持つらしいので、
>とりあえず持ち帰ることにしたが。

ちゃっかりしてますな。もう。

>
> ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ
>
> 音の方向へ顔を向けた途端、そんな笑い声と共に茂みから飛び出してきたのは、
>人間の大人くらいの大きさの、茶色でニコ目の変な生き物だった。
>「うわああああああっ!!」
> 突然現れた、見たことも聞いたこともない変な恐竜モドキ──おそらく、
>その表現が最も適しているだろう──に、さすがのゼルガディスも驚いてしまった。

こんなの突然出てきたら誰だって驚きますわ。
ってか思考が強制フリーズ。

>動植物の図鑑の類など、子ども向けの簡単なものから専門書まで読破している。
> だから、すべてを諳んじているわけではないが断言できる。少なくとも
>こんな変な生き物はどの書物にも載っていなかったし、勿論、今までに見たことも
>聞いたこともない。

異世界の珍品ですからね。こんなのいてもイヤですが・・・・

> 今度は一抱えはある巨大な石が飛んできた。

泣きっ面にハチ(笑)君も某獣神官のようにそんな基本アビリティを持っているのか?

> ゼルガディスは幼い頃からずっと、レゾや彼の弟子達といった、圧倒的に
>大人の男性が多い環境で育った。しかも人里から離れていたために、
>同年代の子どもと遊ぶことも滅多になかったので、ゼルガディスの女性に
>対するイメージが、物語にでてくるような、多少、いや、やたらと誇張された
>分かりやすいものになってしまうのは、まあ、仕方のないことだろう。

あまりにもムサい環境で育ってきたんですね・・・・・・(ほろり)
あまりに大きなイメージを持ちすぎると、現実とぶつかったときのギャップに苦しみまっせ。

>意図的にしろそうでないにしろ、ゼルガディスが女性に対して持っていた、
>「淡い憧れ」のようなイメージを、あっさりと粉砕した。救いがあるとすれば、
>理想と現実は違うと言っても、極端すぎたことだろうか。おかげで、ゼルガディスは
>まだ女性に対して、幻滅せずにすんでいる。

まだ小さな希望をもっているわけですね。
でもそれがセイルーンの第二王女にあてはまるのか(笑)

>「本当です。自分でも出来るとは思いませんでしたわ。何て言いましたかしら。
>切羽詰まったときにでる力を。多分それだと思うのですけれど……自分でも、
>驚いてしまいました」
> 要するに「火事場の馬鹿力」というものかと思いつつも、あまりにもこの少女には
>似合わない単語なので、ゼルガディスの美意識と〃お嬢様〃に対するドリーム(笑)が、
>口にするのを阻む。

なはは、夢を大切にするゼルガディスには、認めたくない現実ですね。
それを何遍も乗り越えて、人は大きくなっていくんだよ。

>「許していただいて、ありがとうございます。
> あの、実は石のこととは別に、もう一つ、謝罪しなくてはならないかもしれません」
>「……謝罪? 別に他に何かされたとは思えないが……?」
>「これから、のことですわ。わたくし、あなたを巻き込んでしまうかもしれませんので」
> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。

やっぱり、某獣神官と同じ属性持ってるでしょ、あなた(笑)
余計な苦労を背負ってしまうのは、今も昔も変わらず・・・・ですかね。

>こんなところで、2話に続きます。
>もう、見事に〃お嬢様〃に対するドリームに、浸っているゼルでした(苦笑)
>何だか、アニメ版は完璧にそうですが、ゼルって本当に、この手のタイプには
>滅茶苦茶ドリーム持ってそうだと思ったので(笑)こうなりました。

確かに。かなりのドリーム持ってそうですね。

>実は川原由美子さんの「観用少女(プランツ・ドール)」みたいなのを、
>イメージしていたりします……(汗)
>ある意味、最強の少女幻想ですからねー、あれは(汗) 免疫ないと騙されます(笑)

どんなお話なんでしょ?
なんかわたしも騙されてしまいそうな気がします。

>では、読んでいただいてありがとうございました。
>2話で、再びお目にかかることを祈りつつ、この辺で失礼いたします。

お体に気をつけて頑張ってください。
そう言いながらわたしは先日体調崩しました。
1年ちょいぶりの苦しみだった・・・・・・・
それではこのへんで失礼します。

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14441ゼルも属性・不幸かも(笑)エモーション E-mail 2003/6/10 21:54:24
記事番号14421へのコメント

こんばんは。

>こんばんわ、棒太郎です。
>新作ですね。
>プロローグみたとき、「な・・・・・ひ、姫が構想していたあの話がま、まさか・・・・」とバカなことおもってしまいました。(書けないって言ってるのに)

(爆笑)あははは……(汗)
「私○T女○学園」を元ネタにした4コマギャグで、ソッチ系のギャグなら
一発ギャグが可能ですが(笑)


>> 昨夜その盗賊団のアジトを襲撃し、手に入れて確かめたが、それは単に
>>そう呼ばれているだけで、ゼルガディスが──正確には彼が嫌々ながらも
>>従っている相手の──探す、〃賢者の石〃ではなかった。
>
>ゼルやん頑張ってますね。ジャパニーズビジネスマンのごとく(古!)
>たとえそれが自分の意に沿わないものでも。

がんばっているんです。言うことを聞かないいと、酷い目にあうから、というのも
あるのでしょうけど、いざ行動すると変に真面目ですよね。

>> それでも、深い青を基調とする不思議な色合いをした、一見宝石に見えるが、
>>宝石と言うよりは貴石の類のその石は、何やら不思議な力を持つらしいので、
>>とりあえず持ち帰ることにしたが。
>
>ちゃっかりしてますな。もう。

確かに(笑)また、自分でも興味を引かれた以外に、レゾに対して、確かに
違うものだ、という証明の意味もあります。

>> ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ
>>
>> 音の方向へ顔を向けた途端、そんな笑い声と共に茂みから飛び出してきたのは、
>>人間の大人くらいの大きさの、茶色でニコ目の変な生き物だった。
>>「うわああああああっ!!」
>> 突然現れた、見たことも聞いたこともない変な恐竜モドキ──おそらく、
>>その表現が最も適しているだろう──に、さすがのゼルガディスも驚いてしまった。
>
>こんなの突然出てきたら誰だって驚きますわ。
>ってか思考が強制フリーズ。

それはもう。インパクトが強いですからね(汗)
大抵のことには慣れたつもりだったのでしょうけれど。

>>動植物の図鑑の類など、子ども向けの簡単なものから専門書まで読破している。
>> だから、すべてを諳んじているわけではないが断言できる。少なくとも
>>こんな変な生き物はどの書物にも載っていなかったし、勿論、今までに見たことも
>>聞いたこともない。
>
>異世界の珍品ですからね。こんなのいてもイヤですが・・・・

ちなみにゼフィーリアでは、これを新種として学会に公表。登録する予定です(笑)

>> 今度は一抱えはある巨大な石が飛んできた。
>
>泣きっ面にハチ(笑)君も某獣神官のようにそんな基本アビリティを持っているのか?

某獣神官同様、ゼルも属性・不幸です(笑)

>> ゼルガディスは幼い頃からずっと、レゾや彼の弟子達といった、圧倒的に
>>大人の男性が多い環境で育った。しかも人里から離れていたために、
>>同年代の子どもと遊ぶことも滅多になかったので、ゼルガディスの女性に
>>対するイメージが、物語にでてくるような、多少、いや、やたらと誇張された
>>分かりやすいものになってしまうのは、まあ、仕方のないことだろう。
>
>あまりにもムサい環境で育ってきたんですね・・・・・・(ほろり)
>あまりに大きなイメージを持ちすぎると、現実とぶつかったときのギャップに苦しみまっせ。

そうです。レゾの弟子は、やはり女性は少なそうですし。原作ではエリスとも
面識無かったですしね。
現実は違うだろうとは思いつつ、ドリームを捨てられないんですね(笑)

>>意図的にしろそうでないにしろ、ゼルガディスが女性に対して持っていた、
>>「淡い憧れ」のようなイメージを、あっさりと粉砕した。救いがあるとすれば、
>>理想と現実は違うと言っても、極端すぎたことだろうか。おかげで、ゼルガディスは
>>まだ女性に対して、幻滅せずにすんでいる。
>
>まだ小さな希望をもっているわけですね。
>でもそれがセイルーンの第二王女にあてはまるのか(笑)

多分、「物語みたいとは言わないが、ここまで酷くはないはずだ!」と(笑)
リナやアメリアに会って、一緒に旅をしていくうちに、それなりに
学習したのでしょう(笑)

>>「本当です。自分でも出来るとは思いませんでしたわ。何て言いましたかしら。
>>切羽詰まったときにでる力を。多分それだと思うのですけれど……自分でも、
>>驚いてしまいました」
>> 要するに「火事場の馬鹿力」というものかと思いつつも、あまりにもこの少女には
>>似合わない単語なので、ゼルガディスの美意識と〃お嬢様〃に対するドリーム(笑)が、
>>口にするのを阻む。
>
>なはは、夢を大切にするゼルガディスには、認めたくない現実ですね。
>それを何遍も乗り越えて、人は大きくなっていくんだよ。

本当にその通りで(笑)普通に考えても、驚くようなことですしね。
そのうち、ゼルの脳内では、この件は綺麗に修正されていることでしょう。

>>「許していただいて、ありがとうございます。
>> あの、実は石のこととは別に、もう一つ、謝罪しなくてはならないかもしれません」
>>「……謝罪? 別に他に何かされたとは思えないが……?」
>>「これから、のことですわ。わたくし、あなたを巻き込んでしまうかもしれませんので」
>> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。
>
>やっぱり、某獣神官と同じ属性持ってるでしょ、あなた(笑)
>余計な苦労を背負ってしまうのは、今も昔も変わらず・・・・ですかね。

今回はもう、巻き込まれ話ですが、そういう星の元にいますよね、ゼルは。
時々、じっと手を見ているのかもしれません。

>>こんなところで、2話に続きます。
>>もう、見事に〃お嬢様〃に対するドリームに、浸っているゼルでした(苦笑)
>>何だか、アニメ版は完璧にそうですが、ゼルって本当に、この手のタイプには
>>滅茶苦茶ドリーム持ってそうだと思ったので(笑)こうなりました。
>
>確かに。かなりのドリーム持ってそうですね。

真面目〜で、表面上しれっとしているくせに、実は……と(笑)
そんな感じがするので。

>>実は川原由美子さんの「観用少女(プランツ・ドール)」みたいなのを、
>>イメージしていたりします……(汗)
>>ある意味、最強の少女幻想ですからねー、あれは(汗) 免疫ないと騙されます(笑)
>
>どんなお話なんでしょ?
>なんかわたしも騙されてしまいそうな気がします。

「ネムキ」というオカルトマンガっぽい雑誌に、オムニバス形式で
不定期連載されている作品です。
ミルクと砂糖菓子と持ち主の愛情で育つ少女の姿の植物ですが、一見すると
ほぼ人間と変わりません。
あれは、ある意味性別関係なく、免疫あっても微笑まれたら、くらっときます。
プランツは植物だけに純粋ですが……あんな感じの人間に、にっこりと
微笑まれたら……外見に騙されますね、ゼルみたいなのは特に(笑)

>>では、読んでいただいてありがとうございました。
>>2話で、再びお目にかかることを祈りつつ、この辺で失礼いたします。
>
>お体に気をつけて頑張ってください。
>そう言いながらわたしは先日体調崩しました。
>1年ちょいぶりの苦しみだった・・・・・・・
>それではこのへんで失礼します。

お気遣いありがとうございます。
大変でしたね。お風邪を引いていたそうですが、快復されて良かったです。
私は風邪よりも、カモガヤのアレルギーでちょっと……(汗)
そろそろ花粉も落ち着いてきたらしく、治まりつつありますが。
お体、ご自愛下さいませ。

それでは、コメントをありがとうございました。

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14436Re:王女様と私 1話オロシ・ハイドラント URL2003/6/10 19:15:05
記事番号14398へのコメント

こんばんは

今度はユーモアというか、ギャグというか、ライトテイストというか……まあそのような要素が含まれたものなのでしょうか。
それに、今回は、「So What? Part4」系の長編と言えなくもないわけですよね。
とにかく期待致します。

>合成獣(キメラ)になってしまった少年は思わず苦笑した。半分徹夜明けに
そういや、この時代のゼルってどれくらいの歳なのでしょうか?

> ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ
これで、白蛇さんの方浮かべてしまったのですけど、恐竜モドキのほうでしたか。
というかそちらが出てきたら、話が無茶苦茶になるような。

にしても姫様、凄まじきパワァの持ち主。
あーいうタイプはやはり無敵なのでしょうか?
ちなみに、「So What? Part4」の彼女ですよね。(まあ間違いないか)

> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。
さて、一体どうなるのでしょうか?
まあ、このまま矢に射抜かれてジエンド、ではないでしょうけど……。

それでは、今後どうなるのか楽しみに、待っています。
まともなコメントなのかどうか、少々不安なのですが、これで失礼致します。

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14443矢ゼルって見てみたい気も……。←鬼エモーション E-mail 2003/6/10 22:49:11
記事番号14436へのコメント

こんばんは。

>今度はユーモアというか、ギャグというか、ライトテイストというか……まあそのような要素が含まれたものなのでしょうか。

そんな感じです。あまりシリアス路線では行かないと言いますか。
割合ドタバタしている感じかもしれません。
よく考えると結構キツイかも、というのはあると思いますが。

>それに、今回は、「So What? Part4」系の長編と言えなくもないわけですよね。

そうですね。それから発生したものですし。エヴァの女王候補としての認識や感覚、
ゼフィーリア王家のことを少し書く予定です。

>とにかく期待致します。

ありがとうございます。ご期待に添えると良うにがんばって書きます。

>>合成獣(キメラ)になってしまった少年は思わず苦笑した。半分徹夜明けに
>そういや、この時代のゼルってどれくらいの歳なのでしょうか?

だいたい16〜17歳くらいです。外見は。
私の方はキメラになったゼルは、2年〜3年で1歳くらい成長するとしています。
だから、実年齢は少年という年でもないんですが、精神面は外見年齢に
引きずられちゃってます。

>> ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ
>これで、白蛇さんの方浮かべてしまったのですけど、恐竜モドキのほうでしたか。
>というかそちらが出てきたら、話が無茶苦茶になるような。

彼女を制御する自信は、ないです、さすがに……(汗)
元ネタが、本当に「ほほほほほほほ」と笑って走ってます。

>にしても姫様、凄まじきパワァの持ち主。
>あーいうタイプはやはり無敵なのでしょうか?
>ちなみに、「So What? Part4」の彼女ですよね。(まあ間違いないか)

はい、エヴァンジェリンです。ゼルの視点なので、名前はまだでてませんが。
岩の件は本当に「火事場の馬鹿力」なんだと思いますが、あのタイプは
本当にいろんな意味で、無敵だと思います(笑)
外見イメージのプランツ・ドールは……微笑まれたらくらっときますよ。
性別関係なく(汗&笑)
ルナはもう、ある程度免疫出来てますが、それでも「若い子にメロメロになる
オヤジの気分が分かる……」とか、思ってますから。

>> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。
>さて、一体どうなるのでしょうか?
>まあ、このまま矢に射抜かれてジエンド、ではないでしょうけど……。

矢ゼル(笑)ができたら、それはそれで面白いかも……。←おいっ!
というより、矢を跳ね返しそうですが……ゼル……。←さらにおいっ!!

>それでは、今後どうなるのか楽しみに、待っています。
>まともなコメントなのかどうか、少々不安なのですが、これで失礼致します。

ちゃんとしたコメントだと思いますよ。本当にありがとうございます。
がんばって書きます。
それでは、コメントをありがとうございました。

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14455Re:王女様と私 1話紫清 月季花 2003/6/13 13:13:55
記事番号14398へのコメント


>こんばんは。
>最初に、タイトルからアメリアの話だと思った方、ごめんなさい。違います。m(__)m
>本当に、このタイトルは紛らわしいと思ったのですが……
>他に合いそうなものがなかったので、こうなりました。
>このお話は「So What? Part4」の午前中の出来事……エヴァ姫が、
>白い魔剣士さんと出会うお話です(汗) 突発的に書いてしまいました。
>さあ、どうしようかと考えていたら、読み切りで終わらなくなりました。
>しかも、まだ最後まで書き上げてないですし(汗)……あまり長い話に
>するつもりはないので、5話くらいで終わると良いのですが……。
>……どうなるかな……(遠い目)
>とりあえず、プロローグはゼルもエヴァも出てきませんが……
>もう、知っている方には「モデルじゃなくて、そのまんまだ」と、
>突っ込まれること間違いなしな(それを言ったらエヴァもそうですが)方々が、
>出て参ります。
>……一応、鬱展開にはならない予定ですので、そんな変な話ですが、お付き合いして
>いただけたら、そして楽しんでいただけたら幸いです。

こんにちは。
キツネノテブクロ改め、紫清 月季花です。
不幸街道に足を突っ込んでる魔剣士さんと、愉快(?)な感覚のお姫様のお話なんですね。

ラダ:ども、通りすがりの破壊神です(笑)

は、破壊神なのか?ラダ氏は(汗)

ラダ:さあな(にやり)

> だが、くるくると動き回り、人と分け隔てなく話す姫だから、城内では姫に
>親しみを持つ者が多いのも事実だ。それが〃姫〃としては、良いことなのか、
>悪いことなのか、コーディには判断しかねるが、現在城には、エヴァンジェリンの他にも、

難しいとこですねえ・・・

ラダ:親しみ安いのは自国の民には良いだろうが、他国の統治者から軽く見られかねないな。

>二人の姫君がいるのに、「姫」と言われて、エヴァンジェリンを連想する者が
>ほとんどなのは、その証拠と言える。
> もっとも、他の二人の姫君が、どちらもタイプは違えど〃高貴すぎて、
>近寄りがたい〃雰囲気を感じさせる上に、常に〃ご実家〃から付いてきた者たちが
>周囲を固め、それ以外の者をほとんど傍に近づけようとしないので、
>無理もないと言えば、無理もないが。

こちらの方達も、良いのか悪いのか判断が難しいですね。

ラダ:そうだな。

>「……ところで、室長。姫にどのような御用が?」
>「ああ、そうだった。そろそろワルツの練習をしていただく時間なんだ。
>今日は、姫のお休みの日ではあるが、これだけは、毎日練習していただかないと……」
>「……それは分かります……。
> 頭も運動神経もよろしいのに、どうしてワルツだけは、ああも壊滅的に、
>お出来にならないのか、以前からお仕えしている私たちも、本当に不思議なんですよ……。
> もしかしたら……姫は根本的に、ワルツには向いておられないのかもしれません(汗)」
> 室長の言葉に、コーディはどことなく遠い目で、そう返した。
> コーディは姫が〃ご実家〃にいた頃から数えても、仕えて二年ほどでしかないが、
>ワルツの練習相手をしていて、まともに踊るどころか、足を踏まれずにすんだことすら、
>一度もないのだ。

ワルツに関しては壊滅的に不器用なんですね(^^;

>「まあ、そうも言っていられないだろう。ワルツも大事な外交の一つなんだから。
>賓客からダンスを申し込まれているのに、踊れません、で、すむわけないし……。
> ……意地でも姫に、相手の足を踏まない程度には、踊れるようになって
>いただかなくては。今までよりも強力な、超猛特訓メニューも、
>無事完成したことですし……ふふふふふ」
>「い……今までよりも……凄いんですか……?」
> 思わず聞き返したコーディは、自分と同様に、遠い目をしながらもそう言った室長の、
>鈍くキラリーンと光った目が本気(マジ)な事に気づいて、少しだけ、
>姫に同情した。

あの、室長さん?
何気に怖いんですけど(汗)

ラダ:まあ、恥じかかせるわけにもいかねんだろ(遠い目)

>オ○カル様にはア○ドレ、ラ○ンハ○トにはキ○ヒア○スが付き従うのは当然!!

そして先に逝っちゃうんですか?

ラダ:不吉なことを言うな;;

> ……無駄足だったな。まあ、〃賢者の石〃なんかが、そう簡単に見つかるわけないか……。
> 森の中を歩きながら、ゼルガディスはそう思っていた。彼がゼフィーリアへ
>来たのは偶然だ。ゼフィーリアのある盗賊団が、〃賢者の石〃を手に入れた、
>という情報を得たのはつい3日前。たまたま近くにいたこともあり、事実なら
>それを手に入れるように、と命令されたからだ。
> 昨夜その盗賊団のアジトを襲撃し、手に入れて確かめたが、それは単に
>そう呼ばれているだけで、ゼルガディスが──正確には彼が嫌々ながらも
>従っている相手の──探す、〃賢者の石〃ではなかった。

まだこの頃はレゾのとこにいたんですねえ、ゼルガディスは。

ラダ:苦労してたんだろうな・・・・・
あのジイサマ、かなり変だったから。

いや、人の事言えないんじゃ・・・・・

> それでも、深い青を基調とする不思議な色合いをした、一見宝石に見えるが、
>宝石と言うよりは貴石の類のその石は、何やら不思議な力を持つらしいので、
>とりあえず持ち帰ることにしたが。

一瞬、瑠璃(ラピス・ラズリ)を思い浮かべました。

>何かがこちらへ向かってくる音に気がついた。
>
> ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ
>
> 音の方向へ顔を向けた途端、そんな笑い声と共に茂みから飛び出してきたのは、
>人間の大人くらいの大きさの、茶色でニコ目の変な生き物だった。

出た!

ラダ:出たな(笑)

> 突然現れた、見たことも聞いたこともない変な恐竜モドキ──おそらく、
>その表現が最も適しているだろう──に、さすがのゼルガディスも驚いてしまった。
> ……何だっ?! 何なんだ、これはっ?!
> 唖然としているゼルガディスの目の前を、二足歩行の恐竜モドキはひたすら笑いながら、
>やたらと速いスピードで疾走していく。
> ……今のは一体……(汗)
> ゼルガディスは目を丸くしながら、恐竜モドキが疾走していった方向を見つめる。
>既に遠くに行ってしまい、姿は影も形も見えない。あの笑い声と地響きが
>まだ聞こえていなければ、無理やりでも幻覚だと思っただろう。

普通は夢か幻と言うことにして、さっさと見なかったことにするでしょうね(^^;

ラダ:まあ、普通はな。

> 自慢ではないが、ゼルガディスは一般人どころかその辺の賢者・魔道士よりも
>知識がある方だ。彼をこんな身体にした張本人、赤法師レゾはゼルガディスに、
>合成獣(キメラ)にするよりも前、それこそ幼少の頃から様々な知識を
>与えていたからだ。
> 現代の五大賢者でもあるレゾの所蔵する書物は膨大なものだったから、
>ゼルガディスは幼い頃から、一般的な書物を知識欲の赴くままに読みふけっていた。
>動植物の図鑑の類など、子ども向けの簡単なものから専門書まで読破している。
> だから、すべてを諳んじているわけではないが断言できる。少なくとも
>こんな変な生き物はどの書物にも載っていなかったし、勿論、今までに見たことも
>聞いたこともない。
> ……新種、か……? それとも突然変異か何かの実験動物……?

的確に観察してますね。
でも流石にこれが獣王様からの、お中元とかお歳暮の品だとは思わないでしょう。

> 未発見の動物と思わない。ここは未開の地などではないからだ。人里近くを
>堂々と走っているのに、未発見のままとは思えない。
> 自覚はしていないが、動揺を抑えるためにフルスピードで知識を検索し、
>推論を重ねながら、もう姿の見えない恐竜モドキが去った方向を見ていると、
>
>  ドガッ!!
>
> 今度は一抱えはある巨大な石が飛んできた。

考え事してる時に、石が降ってくるとは(笑)

ラダ:不幸だねえ(笑)

> 少女の整った容貌と持っている全体的な雰囲気は、〃古き良き時代の姫君〃
>もしくは〃深窓のご令嬢〃という単語しか似合わない。詐欺師や役者が、
>そう見せるためにつける〃仮面〃のものとはあきらかに違う、けして真似のできない
>本質的な品の良さだ。
> 華奢で愛くるしい外見と上品な雰囲気を持つ、どこから見ても騎士道物語に出てくる
>〃お姫様〃のような少女に、ゼルガディスは思わず見入ってしまった。
>
> ……本当にいるんだな。こういう種類の女が。

まるで天然記念物(違)

ラダ:まあまず、普通に生活してる奴は、こういう種類の人にはあわんだろうな。

>「申し訳ありません。わたくし、人違いをして、あなたにとても失礼で、
>大変なことをしてしまいましたわ」
>「……は?」
>「あの石のこと……です」
> 訳が分からず目を丸くするゼルガディスに、少女は掴まれていないもう片方の手で、
>先程飛んできた石を指さした。
>「人違いなのに、あなたに当ててしまうところでしたわ。ケガを負わせずに
>すみましたのは、あなたが避けてくださったからです。お怒りになるのは、
>当然のことだと思います」
>「……ちょっと待て。あの石……本当に、あんたが投げたのか……?」
> 少女の言葉の意味を理解しながらも、ゼルガディスの頭には疑問符が浮かぶ。
>投げられた石は一抱えもある石で、当然それなりの重さがある。
>……貴族のお嬢様でなくても、持ち上げるのは大変なはずだ。

とことん普通じゃない方ですねえ、このお姫様。
それよりまだ手を掴んでたんですか?(笑)

ラダ:セイルーンの姫さんに見せてやりたいな(笑)
どんな反応するか・・・(企んでる笑)

> 要するに「火事場の馬鹿力」というものかと思いつつも、あまりにもこの少女には
>似合わない単語なので、ゼルガディスの美意識と〃お嬢様〃に対するドリーム(笑)が、
>口にするのを阻む。

いや、ゼルガディスじゃなくても、言いたく無いかも(笑)
似合わな過ぎでしょうから。

>「許していただいて、ありがとうございます。
> あの、実は石のこととは別に、もう一つ、謝罪しなくてはならないかもしれません」
>「……謝罪? 別に他に何かされたとは思えないが……?」
>「これから、のことですわ。わたくし、あなたを巻き込んでしまうかもしれませんので」
> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。

うわーどっから飛んできたんでしょうね。
でもまあ、ゼルには矢は刺さりそうに無いですよね。

ラダ:まあ、物によりけりだろう。
鏃がダイアモンドとかなら刺さるだろうし。


>では、読んでいただいてありがとうございました。
>2話で、再びお目にかかることを祈りつつ、この辺で失礼いたします。

続きを気にしつつ、お待ちしております。
ではこの辺で、失礼します。

トップに戻る
14459見た目はプランツ・ドールですし(汗)エモーション E-mail 2003/6/14 00:41:16
記事番号14455へのコメント

こんばんは。

>こんにちは。
>キツネノテブクロ改め、紫清 月季花です。
>不幸街道に足を突っ込んでる魔剣士さんと、愉快(?)な感覚のお姫様のお話なんですね。

紫清 月季花さま、いらっしゃいませ。m(__)m
魔剣士さんと見た目と中身にズレがある姫様のお話です。
すこーし、真面目な内容にはなりますが、鬱にはならないです。
というよりも、姫の性格上、そうはなれません。楽天家なので(^_^;)

>ラダ:ども、通りすがりの破壊神です(笑)
>
>は、破壊神なのか?ラダ氏は(汗)
>
>ラダ:さあな(にやり)

ラダマンティスさんも、いらっしゃいませm(__)m
こちらのゼフィーリアの姫はこんなんです、すみません(汗)

>> だが、くるくると動き回り、人と分け隔てなく話す姫だから、城内では姫に
>>親しみを持つ者が多いのも事実だ。それが〃姫〃としては、良いことなのか、
>>悪いことなのか、コーディには判断しかねるが、現在城には、エヴァンジェリンの他にも、
>
>難しいとこですねえ・・・
>
>ラダ:親しみ安いのは自国の民には良いだろうが、他国の統治者から軽く見られかねないな。

その通りでございます。ついでに家臣達の中にも、舐めてかかるのは
出てくるでしょうし。
エヴァのこれからの課題は、そのマイナス面をどうするか、なんです。

>> もっとも、他の二人の姫君が、どちらもタイプは違えど〃高貴すぎて、
>>近寄りがたい〃雰囲気を感じさせる上に、常に〃ご実家〃から付いてきた者たちが
>>周囲を固め、それ以外の者をほとんど傍に近づけようとしないので、
>>無理もないと言えば、無理もないが。
>
>こちらの方達も、良いのか悪いのか判断が難しいですね。
>
>ラダ:そうだな。

城に召還されているのですから、資質はちゃんとしている方々なので、
彼女たちはその辺りをどうするかが、目下の課題です。
でも、プライド高い……。
ちなみに片方は〃ご実家〃は違いますが、エヴァの実の姉だったり……(汗)

>>「……ところで、室長。姫にどのような御用が?」
>>「ああ、そうだった。そろそろワルツの練習をしていただく時間なんだ。
>>今日は、姫のお休みの日ではあるが、これだけは、毎日練習していただかないと……」
>>「……それは分かります……。
>> 頭も運動神経もよろしいのに、どうしてワルツだけは、ああも壊滅的に、
>>お出来にならないのか、以前からお仕えしている私たちも、本当に不思議なんですよ……。
>> もしかしたら……姫は根本的に、ワルツには向いておられないのかもしれません(汗)」
>> 室長の言葉に、コーディはどことなく遠い目で、そう返した。
>> コーディは姫が〃ご実家〃にいた頃から数えても、仕えて二年ほどでしかないが、
>>ワルツの練習相手をしていて、まともに踊るどころか、足を踏まれずにすんだことすら、
>>一度もないのだ。
>
>ワルツに関しては壊滅的に不器用なんですね(^^;

はい(笑)習った端から忘れてます(爆)
唯一、覚えているのは「マイムマイム」……ワルツじゃない(笑)

>>「まあ、そうも言っていられないだろう。ワルツも大事な外交の一つなんだから。
>>賓客からダンスを申し込まれているのに、踊れません、で、すむわけないし……。
>> ……意地でも姫に、相手の足を踏まない程度には、踊れるようになって
>>いただかなくては。今までよりも強力な、超猛特訓メニューも、
>>無事完成したことですし……ふふふふふ」
>>「い……今までよりも……凄いんですか……?」
>> 思わず聞き返したコーディは、自分と同様に、遠い目をしながらもそう言った室長の、
>>鈍くキラリーンと光った目が本気(マジ)な事に気づいて、少しだけ、
>>姫に同情した。
>
>あの、室長さん?
>何気に怖いんですけど(汗)
>
>ラダ:まあ、恥じかかせるわけにもいかねんだろ(遠い目)

相当苦労していますからねぇ……(遠い目)国としての面目もありますし。

>>オ○カル様にはア○ドレ、ラ○ンハ○トにはキ○ヒア○スが付き従うのは当然!!
>
>そして先に逝っちゃうんですか?
>
>ラダ:不吉なことを言うな;;

それはちょっと……(汗)
でもケガは頻繁にしているかも……コーディさん。

>> ……無駄足だったな。まあ、〃賢者の石〃なんかが、そう簡単に見つかるわけないか……。
>> 森の中を歩きながら、ゼルガディスはそう思っていた。彼がゼフィーリアへ
>>来たのは偶然だ。ゼフィーリアのある盗賊団が、〃賢者の石〃を手に入れた、
>>という情報を得たのはつい3日前。たまたま近くにいたこともあり、事実なら
>>それを手に入れるように、と命令されたからだ。
>> 昨夜その盗賊団のアジトを襲撃し、手に入れて確かめたが、それは単に
>>そう呼ばれているだけで、ゼルガディスが──正確には彼が嫌々ながらも
>>従っている相手の──探す、〃賢者の石〃ではなかった。
>
>まだこの頃はレゾのとこにいたんですねえ、ゼルガディスは。
>
>ラダ:苦労してたんだろうな・・・・・
>あのジイサマ、かなり変だったから。
>
>いや、人の事言えないんじゃ・・・・・

本当に……苦労していたんでしょうね……。
もう大分悪事に慣れてしまって、裏の世界でも名前がちらほらと、
有名になりつつある頃……です。
私の方のゼルは微妙に年取るのが遅いので、この時リナはまだ8〜9歳です。

>> それでも、深い青を基調とする不思議な色合いをした、一見宝石に見えるが、
>>宝石と言うよりは貴石の類のその石は、何やら不思議な力を持つらしいので、
>>とりあえず持ち帰ることにしたが。
>
>一瞬、瑠璃(ラピス・ラズリ)を思い浮かべました。

そんな感じです。瑠璃ではないですが、その色に光の加減で、オパールみたいな
色が光って見えるような、そんなものをイメージしています。

>>何かがこちらへ向かってくる音に気がついた。
>>
>> ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ
>>
>> 音の方向へ顔を向けた途端、そんな笑い声と共に茂みから飛び出してきたのは、
>>人間の大人くらいの大きさの、茶色でニコ目の変な生き物だった。
>
>出た!
>
>ラダ:出たな(笑)

やはりこれは出さなくては(笑)ゼフィーリア特産の生物にする気満々ですので(笑)
王家で今がんばって繁殖させてます。

>> 突然現れた、見たことも聞いたこともない変な恐竜モドキ──おそらく、
>>その表現が最も適しているだろう──に、さすがのゼルガディスも驚いてしまった。
>> ……何だっ?! 何なんだ、これはっ?!
>> 唖然としているゼルガディスの目の前を、二足歩行の恐竜モドキはひたすら笑いながら、
>>やたらと速いスピードで疾走していく。
>> ……今のは一体……(汗)
>> ゼルガディスは目を丸くしながら、恐竜モドキが疾走していった方向を見つめる。
>>既に遠くに行ってしまい、姿は影も形も見えない。あの笑い声と地響きが
>>まだ聞こえていなければ、無理やりでも幻覚だと思っただろう。
>
>普通は夢か幻と言うことにして、さっさと見なかったことにするでしょうね(^^;
>
>ラダ:まあ、普通はな。

人間の脳は、たまに勝手に物事を「無かったこと」として、処理しちゃいますしね(笑)

>> 自慢ではないが、ゼルガディスは一般人どころかその辺の賢者・魔道士よりも
>>知識がある方だ。彼をこんな身体にした張本人、赤法師レゾはゼルガディスに、
>>合成獣(キメラ)にするよりも前、それこそ幼少の頃から様々な知識を
>>与えていたからだ。
>> 現代の五大賢者でもあるレゾの所蔵する書物は膨大なものだったから、
>>ゼルガディスは幼い頃から、一般的な書物を知識欲の赴くままに読みふけっていた。
>>動植物の図鑑の類など、子ども向けの簡単なものから専門書まで読破している。
>> だから、すべてを諳んじているわけではないが断言できる。少なくとも
>>こんな変な生き物はどの書物にも載っていなかったし、勿論、今までに見たことも
>>聞いたこともない。
>> ……新種、か……? それとも突然変異か何かの実験動物……?
>
>的確に観察してますね。
>でも流石にこれが獣王様からの、お中元とかお歳暮の品だとは思わないでしょう。

それが推測できたら、怪しげな水晶玉(汗)を覗いているとしか……。
ルドウィヒさんが視てたような……(汗)

>> 未発見の動物と思わない。ここは未開の地などではないからだ。人里近くを
>>堂々と走っているのに、未発見のままとは思えない。
>> 自覚はしていないが、動揺を抑えるためにフルスピードで知識を検索し、
>>推論を重ねながら、もう姿の見えない恐竜モドキが去った方向を見ていると、
>>
>>  ドガッ!!
>>
>> 今度は一抱えはある巨大な石が飛んできた。
>
>考え事してる時に、石が降ってくるとは(笑)
>
>ラダ:不幸だねえ(笑)

ゼロスに次いで、属性:不幸ですから。
……真面目なだけに、ついついそうなっちゃいます。

>> 少女の整った容貌と持っている全体的な雰囲気は、〃古き良き時代の姫君〃
>>もしくは〃深窓のご令嬢〃という単語しか似合わない。詐欺師や役者が、
>>そう見せるためにつける〃仮面〃のものとはあきらかに違う、けして真似のできない
>>本質的な品の良さだ。
>> 華奢で愛くるしい外見と上品な雰囲気を持つ、どこから見ても騎士道物語に出てくる
>>〃お姫様〃のような少女に、ゼルガディスは思わず見入ってしまった。
>>
>> ……本当にいるんだな。こういう種類の女が。
>
>まるで天然記念物(違)
>
>ラダ:まあまず、普通に生活してる奴は、こういう種類の人にはあわんだろうな。

外見は確かに天然記念物かも。
ラダマンティスさんは、王宮などで見かけていると思いますが。

>>「申し訳ありません。わたくし、人違いをして、あなたにとても失礼で、
>>大変なことをしてしまいましたわ」
>>「……は?」
>>「あの石のこと……です」
>> 訳が分からず目を丸くするゼルガディスに、少女は掴まれていないもう片方の手で、
>>先程飛んできた石を指さした。
>>「人違いなのに、あなたに当ててしまうところでしたわ。ケガを負わせずに
>>すみましたのは、あなたが避けてくださったからです。お怒りになるのは、
>>当然のことだと思います」
>>「……ちょっと待て。あの石……本当に、あんたが投げたのか……?」
>> 少女の言葉の意味を理解しながらも、ゼルガディスの頭には疑問符が浮かぶ。
>>投げられた石は一抱えもある石で、当然それなりの重さがある。
>>……貴族のお嬢様でなくても、持ち上げるのは大変なはずだ。
>
>とことん普通じゃない方ですねえ、このお姫様。
>それよりまだ手を掴んでたんですか?(笑)
>
>ラダ:セイルーンの姫さんに見せてやりたいな(笑)
>どんな反応するか・・・(企んでる笑)

「あ゛あ゛あ゛あ゛〜!! ゼルガディスさん、それは正義じゃありませーん!!」
と、言いそうですね(笑)

>> 要するに「火事場の馬鹿力」というものかと思いつつも、あまりにもこの少女には
>>似合わない単語なので、ゼルガディスの美意識と〃お嬢様〃に対するドリーム(笑)が、
>>口にするのを阻む。
>
>いや、ゼルガディスじゃなくても、言いたく無いかも(笑)
>似合わな過ぎでしょうから。

見かけは「プランツ・ドール」ですからねぇ……。中身はともかく。

>>「許していただいて、ありがとうございます。
>> あの、実は石のこととは別に、もう一つ、謝罪しなくてはならないかもしれません」
>>「……謝罪? 別に他に何かされたとは思えないが……?」
>>「これから、のことですわ。わたくし、あなたを巻き込んでしまうかもしれませんので」
>> 少女が真摯な眼差しでそう言った途端、二人目がけて、十数本の矢が飛んできた。
>
>うわーどっから飛んできたんでしょうね。
>でもまあ、ゼルには矢は刺さりそうに無いですよね。
>
>ラダ:まあ、物によりけりだろう。
>鏃がダイアモンドとかなら刺さるだろうし。

矢ゼル(笑)は一度くらい見てみたいな、と思いつつ、一応普通の矢ですから……。
飛んできた方向は、エヴァに見える位置……ゼルの斜め後です。
変にカンは鋭いのと、運良く矢が光に反射したので、気が付きました。
ゼルはドリームに浸ってて、気づくのが遅れましたが(笑)

>続きを気にしつつ、お待ちしております。
>ではこの辺で、失礼します。

2話は台詞回しなどで、何故か書き直し・修正に手間取ってますが、
なるべく早くUPしたいと思っています。
それでは、コメントをありがとうございました。

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14475王女様と私 2話エモーション E-mail 2003/6/15 22:43:26
記事番号14397へのコメント

こんばんは。

無意味に台詞回しなどの書き直し・修正で手間取りました、2話です。
今回はちょっと真面目な部分が強く出ましたので、ギャグ色が薄いと思います。
エヴァもアデイルの要素が強く出ましたし。しかも今回はほとんど場面が
動いてません。
そんな話ですが、2話、読んでいただければ幸いです。

∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵

 「王女様と私」2話

 見事に巻き込まれた者として、ゼルガディスが事の次第を聞き出せたのは、
少女を庇って飛んできた矢をかわし、さらに射かけられてきた矢を魔風(ディム・ウィン)で
吹き飛ばしてから、相手に火炎球(ファイアー・ボール)をお返しして、
その場から安全と思われる場所に移動してからだった。
 エヴァンジェリンと名のった少女は、やはり貴族の娘で、久しぶりに友人の家へ
遊びに行く途中だったが、相手が今日の午前中はまだ学校へ行っているため、
時間つぶしも兼ねて、森の中を、半ばハイキングの感覚で散策していたところ、
先程の連中に襲われたのだという。

「それは、いくら何でも不用心すぎだ。盗賊なんかからすれば、あんたみたいなのは、
格好のカモだ。遠目で見ても若くて、しかも金持ちか貴族の娘だとすぐに分かるからな」
「確かにそうでしたわ。足の速い騎獣に乗っていましたから、何かあっても
すぐに逃げられると、油断していましたもの。ですが、先程の方々は盗賊などでは
ないと思います」
「何故わかる? 心当たりでもあるのか?」
 ゼルガディスの問いに、エヴァンジェリンは静かな面持ちで答えた。
「わたくしには、心当たりならいくらでもあります。わたくしがいない方が、
都合が良いと思う方もおられるでしょうから。
 それに襲ってきた方々の動きは、兵士などのきちんと訓練された人間の
動きでした。何より、彼らに指示を出していた方は、わたくしの顔と名前を
知っていましたもの」
 小さく上品に笑んでそう言ったエヴァンジェリンに、ゼルガディスは呆気に
取られた。確かに身分の高い家柄の者たちが、権力闘争の果てに邪魔者の暗殺を
計ることはあるが、いくら権力闘争でも、エヴァンジェリンのような年頃の、
しかも女性を暗殺しようとする理由になると……
「有力貴族や、それこそ王族とか……その辺りとの縁談話でもあるのか?」
 もしそうなら、エヴァンジェリンが狙われるのも納得できる。
 今はどこの国でもそうだが、ゼフィーリアでは、社交界への公式デビューが
できない年齢……14歳未満の年少者の婚姻を、禁止している。だが、結婚相手が
幼児の頃から決まっていることなど、貴族の家では珍しくもない。貴族や
王族になると、婚姻は政略が絡んでいたり、権力強化の手段となることが
多いからだ。
 そのため、目的の相手にすでに婚約者などがいる場合、その人間を〃手っ取り早く
排除〃しようする者もいるのだ。
 だが、ゼルガディスのごく妥当な予想は外れた。
「いいえ。そのようなお話は、まだありませんわ。わたくしが狙われるのは、
おそらく、わたくしが……〃後継者〃になるかもしれないからです」
「……〃後継者〃……?」
「はい。わたくしの〃家〃は、男性ではなく、女性が後継になります。正確には
〃本家〃を継げるのが、女性だけということなのですが……。わたくしは、
その〃後継者〃候補のひとりですから……」
 最近はそうでもなくなりつつあるが、後継が男性だけというのは珍しくないし、
女性に相続権があっても、通常は男性の方が優先される。しかし、後継が
女性だけというのは、かなり珍しい方だろう。だが、ゼフィーリアは女王制の国なので、
それに倣った貴族の家系があっても、別におかしくないのかもしれない。つまり……。
「……要するに〃お家騒動〃というやつなのか?」
「はっきりと、そう断定はできませんけれど、その可能性もあります」
「それ以外に考えられんが」
「それが……厄介なことに、わたくしに対する、テストの可能性もありますの」
「……てすとぉ?」
 不可解な単語に、ゼルガディスは思わず頓狂な声を上げた。そんなゼルガディスに、
エヴァンジェリンは苦笑しながら答える。
「ええ。〃本家〃は血筋だけで継ぐことはできません。ですから、候補は〃後継〃に
ふさわしいかどうか、陰に日向に試されますの。面と向かって〃課題〃を
与えられることもあれば、知らない間に試されていることもありますわ。
もちろん、このような〃形〃のものも。
 今までにも、このような〃テスト〃は何度かありましたから、実を言いますと
わたくしにも、これがテストなのかそうでないのか、判別がつかないのです」
「確かにややこしいが……まあ、テストの方ならまだマシだな。とりあえず
命は保証される」
「ええ。結果が悪くても、死なない程度のケガぐらいですみますわ。長くても、
せいぜい半月ほど、ベットから出られなくなるくらいですし」
「……おい……。それが本当に〃テスト〃……なのか……?」
「リアリティを追求すれば、このくらいにはなります」
「リアリティって……。本気で言っているのか? いくらテストでも、限度と
いうのがあるだろうに(汗)」
 半ば呆れた調子のゼルガディスに、エヴァンジェリンはさらりと、事もなげに答えた。
「テストでなければ、命を落とすことになりかねませんわ。それに比べれば、
その程度のことです」
「その程度って……あんたも、その〃本家〃の当主も、本気でどうかして
いるんじゃないのか?! 
 そのつもりがなくても、世の中には〃運〃と言うものがあるだろう?! 
〃テスト〃でついうっかり死んでも平気なのか、あんたは!!」
 思わず怒鳴ったゼルガディスに、エヴァンジェリンは驚いたように目を
丸くしていたが、
「……後継者候補は、わたくし一人だけではありません。命を落としたことを、
残念には思われるでしょうけれど、テストで命を落とす程度の運しか持ちあわせて
いない者や、最低限の状況判断もできない者に任せられるほど、〃本家〃は
甘いものではありませんから」
 すぐに高級品のビスクドールを思わせるような、華奢で愛らしい外見に、
どこか不思議な風格を漂わせて、静かに、きっぱりとそう言いきった。
 それを本心で納得しているかどうかはともかく、頭では理解して、尚かつ、
かなり根性が据わっているのは、確かだろう。
「それに……」
 と、エヴァンジェリンは上品に微笑みながら言う。
「わたくし、運はかなり良い方だと自負していますわ。現に今も、ゼルガディスさん、
あなたにお会いできましたもの。そうでなければ、テストにしろそうでないにしろ、
先程の時点でケガをしていますし、確実に捕まっていたはずです」
「あれは、たまたまそうなっただけで……」
 にっこりと、極上の笑みを向けられて、ゼルガディスは何故か、不思議なほど
困惑してしまい、慌ててそう言い返す。
「でも、助けてくださいましたわ。それは変わらない事実です」
 真っ直ぐな目を向けて言うエヴァンジェリンに、ゼルガディスの困惑は強くなる。
確かに、いつもなら厄介ごとに、それもなし崩し的に巻き込まれるのは御免だから、
事情など聞かずに、さっさと立ち去っていただろう。まして、特別な階級の人間の
特別な事情など、ゼルガディスにはどうでもいいことでしかない。関わった
ところで、ろくな事にならないからだ。
 同時に、根性が据わっているとはいえ、やはりエヴァンジェリンは〃育ちが
良すぎる〃のだと良く分かる。ゼルガディスがこの〃お嬢様〃を、どうしても
放っていく気になれなかったのは事実だが、たまたま、ちょっと助けられた
だけなのに、もう自分に対して気を許しているからだ。
「そんなに簡単に、人を信用するもんじゃない。エヴァンジェリン、あんたみたいな
立場なら尚更だ。
 俺が『偶然さっきの連中とは別口なだけで、実は敵かもしれない』とは、
思わないのか?」
 ゼルガディスは自分でもそう言ってから、何故これほど困惑してしまうのかに
気がついた。
 ゼルガディスは常に騙し合いや裏切りのある世界にいる。簡単に他人を
信用していたら、生命がいくつあっても足りないのだ。だから基本的に他人に
対しては、ビジネスの面以外では信用しない、という認識が身に付いているし、
信用されたこともない。それが当たり前の世界だ。
 それなのに、こんなにもあっさりと信用されたことで、ゼルガディスは
嬉しいよりも、妙に居心地が悪く感じたのだ。
「あなたは違うと思います」
「……俺の言ったこと、分かってないのか……?」
 さらりと受け流されて、呆れ半分にそう呟くと、少し真面目な声音の言葉
が返ってきた。
「ゼルガディスさんは先程、テストのことで『死んでも平気なのか』と、お怒りに
なられましたわ。ご自分が巻き込まれた事よりも、そちらの事で怒った方は
……あなたで二人目です。
 わたくしが、それを理由にあなたを信用するのは、それほどおかしいこと
でしょうか」
 静かな面持ちと、真っ直ぐな瞳でそう言うエヴァンジェリンに、ゼルガディスは
思わず顔を背けた。自分でも、顔が赤くなっているのが分かる。
 ……何を照れてるんだ、俺はーーーーっ!!
 内面でじたばたするゼルガディスを余所に、エヴァンジェリンはさらに
言葉を続けた。
「それに……ゼルガディスさんは既に、今回の件に巻き込まれておられます。
テストでもそうでなくても、彼らはあなたをけして見逃しては下さらないと
思いますし、……とても言いにくいのですけれど、わたくしを連れて逃げた時点で、
あなたにとってはテストの場合の方が……危険になっておられますわ。
このままですと……」

 しまった、とそう思う。

 ゼルガディスにとって、むしろテストだった場合の方が問題なことを、
うっかりと失念していた。
 例えゼルガディスが合成獣(キメラ)じゃなかったとしても、どうみても
ただの一般人ではないのだから、彼らはテストの遂行よりも、エヴァンジェリンの
安全を優先させ、ゼルガディスを〃無関係〃と判断するまで、それこそ手抜き
手加減なしの、徹底的な攻撃をしてくるだろう。つまり、テストでもテストじゃなくても、
自分にとっては同じなのだ。

「そういうことですので、『袖すり合うも一生の不覚』という気分かもしれませんけれど、
わたくしに、お力を貸していただけませんか? もちろん、お礼はきちんといたします」

 ……何故か分からんが……この〃お嬢様〃には、〃絶対に〃勝てないような
気がする……。いろんな意味で……(汗)

 上品な、そして極上の微笑みでそう言うエヴァンジェリンを前に、何やら
上手く追い込まれたような気分と同時に、不意にそんな気がヒシヒシとして
仕方がないゼルガディスだった。

 余談であるが、数年後、ゼルガディスは某栗色の髪の天才美少女魔道士や、
某国の第2王女にも、同じような感想を持つことになるのだが、それはまた、
別の話である。

∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

今回書いていて「無自覚なだけに悪魔だよな、エヴァンジェリン」と思いました(汗)
おそるべし、見た目プランツ・ドール……(笑)
ゼルの視点なので、それが余計に強化されてますし(苦笑)
それから、こちら↓が外見モデルにした川原由美子さん原作の「プランツ・ドール」です。
http://images-jp.amazon.com/images/P/4257720999.09.LZZZZZZZ.jpg
なるべく原作の絵を、と思ったら、ア○ゾンのブックストアのイメージ画しか、
はっきり分かるのがみつからなかったです。
正確には表紙の子じゃなくて、10話目(話数は文庫に順じたもの)の子なんですが、
表紙の子も近いので。
(ちなみにフィリシアは6話目や8話目みたいなのがイメージだったり(笑))

また、ある意味エヴァがかなり刹那的、と言いますか、自分の生命に無頓着に
見えたと思います。……本来は最後まで諦めないタイプなのですが。
ゼル視点のため、まだまだどんな考えがあってのものか、分かりづらい
エヴァの言動を、今後、上手く出せて……いけるかなあ……。

それでは、読んでいただいてありがとうございました。
3話でお目にかかれることを祈りつつ、今回はこの辺で失礼いたします。

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14477まとめて感想けーこ 2003/6/16 00:12:07
記事番号14475へのコメント

こんばんは〜(^^)
先日気づいていたんですけど、感想書くタイミングを逃してばっかりでやっとカキコです(笑)

プロローグから2話目を読んで真っ先に思った事。ゼル、相変わらず不幸かも♪
というか・・コレが彼の女難の始まりだったりして(^^;)

プロローグにて、エヴァンジェリンがワルツが苦手、というのが思わず(^^;
その特訓は凄まじい物なのでしょうね、彼女が逃げ出すほどですから。

1話、2話にて、エヴァンジェリンを目の前にして照れるゼルがぷりちぃ♪
恐竜モドキが笑いながら眼前を走り去った後のゼル・・どれだけ放心状態だったんでしょう(^^:)エヴァンジェリン、火事場の・・だったとしても・・いや、彼女だからこそ投げられた、と思う方が正解なのかもしれませんね。お家騒動による刺客なのか「テスト」なのか判らない、というのも凄いです(^^;)
平然としてる彼女をみてて、ゼルの持っていた女性観というのも変わって来てるんでしょうね。エヴァンジェリンの人を見る目は確かですね。さすが、と言うべきか。ゼルがその後どう巻き込まれるか・・。

あぁ、続きが楽しみです♪なんか今日は頭がまとまってませんので、まともな感想になってませんけどご了承くださいませ。本当に楽しかったんですぅ(T_T)

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14482天性の巻き込まれ体質かも……エモーション E-mail 2003/6/16 21:42:01
記事番号14477へのコメント

こんばんは。

>こんばんは〜(^^)
>先日気づいていたんですけど、感想書くタイミングを逃してばっかりでやっとカキコです(笑)

ありがとうございます〜♪ 感想いただけて本当に嬉しいです。

>プロローグから2話目を読んで真っ先に思った事。ゼル、相変わらず不幸かも♪
>というか・・コレが彼の女難の始まりだったりして(^^;)

そうかもしれません(笑)
ゼロスと並んで、属性:不幸だと思いますが、きっとそれ以上に「天性の
巻き込まれ体質」なのでしょう♪ 相手が女性だとその傾向がさらにアップ、
と言う感じで(笑)

>プロローグにて、エヴァンジェリンがワルツが苦手、というのが思わず(^^;
>その特訓は凄まじい物なのでしょうね、彼女が逃げ出すほどですから。

元ネタのエヴァ姫がワルツが苦手なので、それをさらにパワーアップさせて
「まともに踊れたことがない」になりました。(^_^;)
特訓は本気で凄まじいのでしょう(笑)ビシバシとレッスンさせられて、
「もう、嫌ー!! 休みの日くらい休ませてー!」と。

>1話、2話にて、エヴァンジェリンを目の前にして照れるゼルがぷりちぃ♪

ここら辺は自分でも書いていて、楽しかったです。「クールで残酷な魔剣士」の
プライドと、「お嬢様へのドリーム」の間でじたばたしてくれますから(笑)
ゼルはそう言う意味では、非情に扱いやすいです。

>恐竜モドキが笑いながら眼前を走り去った後のゼル・・どれだけ放心状態だったんでしょう(^^:)エヴァンジェリン、火事場の・・だったとしても・・いや、彼女だからこそ投げられた、と思う方が正解なのかもしれませんね。お家騒動による刺客なのか「テスト」なのか判らない、というのも凄いです(^^;)

放心状態はそれ程長い時間ではないものの……当人にとっては、長かったかも
しれませんね。
そしてエヴァ……。確かに火事場にしても、普通岩を投げて倒そうと思う以前に、
気づかれないうちに逃げる方を考えるよーな……。(^_^;)
敵じゃなかったので、結果オーライだったわけですが。
ちなみに少々ネタバレになりますが、実はエヴァは8:2の割合で、今回は
「刺客」の方じゃないかなと思ってます。

>平然としてる彼女をみてて、ゼルの持っていた女性観というのも変わって来てるんでしょうね。エヴァンジェリンの人を見る目は確かですね。さすが、と言うべきか。ゼルがその後どう巻き込まれるか・・。

少なくともエヴァに関しては、見た目通りのお嬢様じゃないな、とは
思っているでしょうね。それでも淡いドリームは残ってますが。(笑)
エヴァは立場上、見る目はかなり鍛えられていると思いますが……それ以前に、
この頃のゼルは女性が相手だと、かなり分かりやすい反応をしているのだと思います。(笑)
免疫ないから……(笑)

>あぁ、続きが楽しみです♪なんか今日は頭がまとまってませんので、まともな感想になってませんけどご了承くださいませ。本当に楽しかったんですぅ(T_T)

感想はちゃんとしていると思います〜。また、楽しんでいただけて良かったです♪
あとはもう、とにかく続きをがんばって書くぞ〜と思ってます。
今回はどうも、暴走するキャラがいないのに、書きたいネタと必要な部分を
どう釣り合わせて、話のバランスを取るかに苦労してます。あとは台詞回し。

それでは、感想をありがとうございました。

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14488Re:王女様と私 2話オロシ・ハイドラント URL2003/6/17 19:51:11
記事番号14475へのコメント

こんばんは
暑さのせいであまり時間取れなくて、遅れました。
テスト前だというのに、平気で書いて読んでるラントです。

なかなかツワモノですねエヴァンジェリン姫。
そして国もただもんじゃないですな。
テストで本気で殺すような国ですし。

完全に巻き込まれたゼル。
『袖すり合うも一生の不覚』とはよく言ったものです。

>「ゼルガディスさんは先程、テストのことで『死んでも平気なのか』と、お怒りに
>なられましたわ。ご自分が巻き込まれた事よりも、そちらの事で怒った方は
>……あなたで二人目です。
> わたくしが、それを理由にあなたを信用するのは、それほどおかしいこと
>でしょうか」
こういう部分でも、凄さが出てますし。

にしても真面目なシーンでこそ、ほんのりとしたあっさり味が出ていると思います。
安定したタイプの文体で、くどすぎず曖昧過ぎずに書かれているということには、今になって気付きました。
ミステリー系文章?

>それから、こちら↓が外見モデルにした川原由美子さん原作の「プランツ・ドール」です。
>http://images-jp.amazon.com/images/P/4257720999.09.LZZZZZZZ.jpg
なるほど。
もう少しド派手で煌びやかなの想像していましたが(おい)

>また、ある意味エヴァがかなり刹那的、と言いますか、自分の生命に無頓着に
>見えたと思います。……本来は最後まで諦めないタイプなのですが。
>ゼル視点のため、まだまだどんな考えがあってのものか、分かりづらい
>エヴァの言動を、今後、上手く出せて……いけるかなあ……。
書けば物語は完結すると思われます。
それに失敗したら直せば良いし、それでも駄目なら書きなおせば良いはずだと思います。
気楽にがんばりましょう(何か変?)。
いや、そんなこと言えた立場ではないですが、そういう思いをやや持っていたので書いて見ました。

それではこれで失礼致します。

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14491まあ、ゼフィーリアだしエモーション E-mail 2003/6/17 22:02:01
記事番号14488へのコメント

こんばんは。

>こんばんは
>暑さのせいであまり時間取れなくて、遅れました。
>テスト前だというのに、平気で書いて読んでるラントです。

本当に蒸し暑くなってきましたね。テスト前……大丈夫ですか?(汗)
テスト勉強もがんばってくださいね。

>なかなかツワモノですねエヴァンジェリン姫。
>そして国もただもんじゃないですな。
>テストで本気で殺すような国ですし。

エヴァはもう不幸に浸るより、開き直る方ですから(苦笑)
「どん底もずっと続けば平坦」と思うような方ですので。
国もねぇ……(笑)まあ、ゼフィーリアですし。
本気で殺す、と言うより半殺しで止めておく国ですが……何にせよ
とんでもない国です。まあ、ゼフィーリアだし。←それですむんかいっ!

>完全に巻き込まれたゼル。
>『袖すり合うも一生の不覚』とはよく言ったものです。

巻き込まれたあげく、さらに上手く絡め取られてしまったゼルには、
ピッタリの言葉だと思います♪

>>「ゼルガディスさんは先程、テストのことで『死んでも平気なのか』と、お怒りに
>>なられましたわ。ご自分が巻き込まれた事よりも、そちらの事で怒った方は
>>……あなたで二人目です。
>> わたくしが、それを理由にあなたを信用するのは、それほどおかしいこと
>>でしょうか」
>こういう部分でも、凄さが出てますし。

ありがとうございます(ほろり)
実はあの辺りは、かなり苦労した部分です。さすがにお嬢様ドリーム入っていても、
ゼルはちょっとやそっとでは、自分が信用される理由を納得してくれませんので。

>にしても真面目なシーンでこそ、ほんのりとしたあっさり味が出ていると思います。
>安定したタイプの文体で、くどすぎず曖昧過ぎずに書かれているということには、今になって気付きました。
>ミステリー系文章?

何だかとても有り難いお言葉をいただきまして……(うるうる)
くどくなりすぎないように、は気を付けてます。最初の文はそのままですと、
くどくなることが多いので。(^_^;)
私の場合、推敲の大半はそれに費やしています。
ミステリー系の文章……自分では分かりませんが、影響は受けていると
思います。「読み手に情報をきちんと与えること」という、有栖川有栖氏が
エッセイか何かで書かれていた「ミステリー小説を書く上でのお約束」が、
何となくいつも頭にありますし、森博嗣氏の無駄がなく、言葉も表現も
吟味されている文章は、こんな風に書けたらいいなあと思っていますから。
少しでもそう見えているのでしたら、本当に嬉しいです。

>>それから、こちら↓が外見モデルにした川原由美子さん原作の「プランツ・ドール」です。
>>http://images-jp.amazon.com/images/P/4257720999.09.LZZZZZZZ.jpg
>なるほど。
>もう少しド派手で煌びやかなの想像していましたが(おい)

派手で煌びやかなプランツもありますよ(笑)表紙の子は少々おとなしめですね。
笑ってないのが残念です。

>>また、ある意味エヴァがかなり刹那的、と言いますか、自分の生命に無頓着に
>>見えたと思います。……本来は最後まで諦めないタイプなのですが。
>>ゼル視点のため、まだまだどんな考えがあってのものか、分かりづらい
>>エヴァの言動を、今後、上手く出せて……いけるかなあ……。
>書けば物語は完結すると思われます。
>それに失敗したら直せば良いし、それでも駄目なら書きなおせば良いはずだと思います。
>気楽にがんばりましょう(何か変?)。
>いや、そんなこと言えた立場ではないですが、そういう思いをやや持っていたので書いて見ました。

ありがとうございます。本当にその通りで、書いていくしかないですよね。
こうなったら、ゼル視点で書きつつ、脳内はエヴァの思考をトレースしていこうかと(笑)

>それではこれで失礼致します。

感想をありがとうございました。
大変だと思いますが、テスト勉強もがんばってくださいね。

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14547王女様と私 3話エモーション E-mail 2003/6/29 21:56:50
記事番号14397へのコメント

こんばんは。

やっと投稿です。「王女様と私」3話(汗)
本当は昨日投稿するつもりでしたが、主役がゼロスとシルフィールな(ちょっと待て)
「タイタニック」を見ていたので(笑)

今回は少し(本当に少し)話が動いた……というよりも、小道具だけやたらと
バラ巻いている感じです。ラストまでに無理なく絡められると良いのですが。
そして……戦闘シーンって……ほんと苦手です……私……(汗)
こんな3話ですが、読んでいただければ幸いです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 「王女様と私」3話

 ……何だか、このお嬢様みたいだな。
 護衛の報酬に、と、エヴァンジェリンから渡された小さなブローチを見て、
ゼルガディスは何となくそう思った。
 誰が選んだのか知らないが、3粒のコーラルピンクの真珠の周りに、それぞれ
小さなダイヤをあしらって、三つ葉の形に仕上げた愛らしいブローチは、
確かにこのお嬢様のイメージだ。
「それで相応だとよろしいのですけれど……」
「相応どころか……はっきり言って充分すぎるぞ。本当にこれを手放していいのか?」
 ゼルガディスの顔を見上げながら、心配そうに訊ねるエヴァンジェリンに、
ゼルガディスは逆にそう訊ね返す。彼女は分かっていないのかもしれないが、
この真珠一粒だけでもかなり高価なものだ。相手の知識のなさに「ラッキー♪」と
受け取ってしまうのは簡単だが、ゼルガディスはこのお嬢様相手に、それを行う
気にはなれなかった。
「こういった事のお礼として、わたくしがお渡ししても問題がないのは、
そのブローチくらいですもの。多すぎる、と仰るのでしたら、その分は
巻き込んだ事への、ご迷惑料だと思ってください」
「……分かった。とりあえず、預かっておく事にする」
 自分を見上げているエヴァンジェリンの、真摯な表情に勝てず、迷惑料込みの
護衛料としては、充分どころか法外な価値のブローチを前に、ゼルガディスは、
エヴァンジェリンの家の人間が来たら、これを返して妥当な分だけもらえばいい、
と思いながら、そう答えた。

「……しかし、どうやって家の人間に連絡したんだ?」
 森の中を、周囲を警戒しながら歩きつつ、ゼルガディスはふと思っていた疑問を
口にする。エヴァンジェリンに依頼されたのは、「家の者たちと無事に合うまでの
護衛」というものだったからだ。
「ゼルガディスさんに会う前、マリアンヌを……乗ってきた騎獣を、家に
戻しましたの。何かあったとすぐに分かるでしょうし、上手くすれば、家まで
戻らなくても、誰かが途中であの子を見つけてくれます。多分、探している
でしょうから」
「確かに貴族のお嬢様が、供の者もつけずに外出していたら、普通は探す
だろうが……。どうして、その騎獣に乗って戻ろうと思わなかったんだ?」
「わたくしが乗ったままでは、足を止めるために、マリアンヌが酷い攻撃を
受けてしまいます。ですが、わたくしが乗っていなければ、その分早く走れますし、
並みの攻撃なら簡単に避けることができますもの。
 あの子を戻したあと、わたくし、目に付いた方々にはちゃんと、石をぶつけて
いましたから、間違ってもわたくしが乗っていないのに、あの子が攻撃されることは
ありませんわ。ですから、きっと今頃は、無事に家に戻っているはずです。
 ……もっとも、その為にゼルガディスさんにまで、石をぶつけてしまう
ところでしたけれど……」
「……お゛い……。狙われてるのは、騎獣じゃなくて、あんただろう……? 
騎獣を大切にしているのは分かったが……相手にわざわざ自分の存在をアピールして、
捕まったら本末転倒だろうが……(滝汗)」
「……それは、確かにそうでしたわ……ね……(汗)」
 話を聞いていて、半ば脱力しそうな気分のゼルガディスに、エヴァンジェリンは
頬を少し赤く染めながら、半ば困ったような面持ちで答える。おそらく、とっさに
取ってしまった行動なのだろう。ゼルガディスが言っている事はもっともなだけに、
返す言葉もないという感じだ。
 ……騎獣を囮にするならともかく、自分が囮になるとはな……。変わった
お嬢様だ。
 思わず小さく笑ったゼルガディスだったが、すぐに気配を感じて足を止め、
エヴァンジェリンに忠告した。
「……前に、6〜7人ほどいる。気を付けろ……」

 彼らが前方の茂みから飛び出して来るのと、ゼルガディスが剣を抜いたのは
同時だった。

  ガチンッ!

 最初に飛び出してきた男の剣を自分の剣で止め、相手を押し返すとすぐに
脇腹をなぎ払い、返し際、続いてかかって来た者に斬りつけた。3人目は剣を
弾き飛ばしてから、横をすり抜ける際に、鳩尾に蹴りを入れて倒し、振り向くと
同時に追ってきた者を斬りつける。
 そんな調子で、あっという間に4人を戦闘不能にしたゼルガディスに、今度は
リーダー格らしい男が、斬りつけてきた。とっさに避けたのでダメージはないが、
服の方は剣がかすめたらしく、少し切れていた。
 リーダー格の男はたたらを踏んで向き直ると、剣を構え、間合いを取りながら
ゼルガディスの正面に立った。
「……思ったより、腕は立つようだな。だが、この私を倒すことができるかな」
 不敵に笑ってそう言う男を、ゼルガディスは少々緊張しながら、剣を構えて
睨みつける。
 確かにエヴァンジェリンが言った通り、この連中はきちんと剣を学び、訓練を
積んだ者たちのようだが、実際斬り結んでみて、ゼルガディスは負ける気は
しなかった。しかし、さすがにリーダー格のこの男だけは、迂闊に仕掛けられる
相手ではない。動きにまるで無駄がなく、隙もないのだ。
 ……これは……厄介な相手だな。
 相手を睨み、奥歯を噛みしめながら、ゼルガディスは思考を巡らす。相手は
この男を含めて3人いる。どうやら、力が抜きん出ているのは、目の前の男だけの
ようだが、純粋に剣技だけでこの男の相手をしながら、他の二人からエヴァンジェリンを
守るのはかなり難しいし、呪文を使おうにも、この男はそんな余裕を、そうそう
与えてはくれないだろう。
 だが、ゼルガディスの方も、彼らに数の有利さを行使させる気はない。
今、目の前の男とは、互いに牽制しあっているような状態だが、他の二人が
この隙に、と妙な動きをしようがものなら、まずそちらを片づけるつもりでいる。
二、三度斬りつけられるだろうが、こんなときだけは便利な、合成された
岩人形(ロックゴーレム)の岩の肌が、凌いでくれるはずだ。
 それは目の前の男も分かっているらしく、どうするか、考えているようだ。

 ほんの少しの隙や判断ミスが、負けに繋がる。
 そんな緊迫した空気が、その場を支配する中……。

「き……きゃああああああああああっ! 二人ともそこをどいてくださーーーーいっ!!」

 唐突にそんな声がして、エヴァンジェリンが剣を振り回し……否、剣に
振り回されながら、二人に向かって突っ込んで来るのに気が付いた。

「……と、止まらないんですぅぅぅぅぅぅっ!!」
 エヴァンジェリンが振り回しているのは、おそらく先程ゼルガディスが
弾き飛ばした剣だろう。剣の重さでふらつきながらも、なんとか引きずらずに
それを両手で持ち上げた、までは良いが、力一杯振り上げた反動で、そのまま
剣に振り回される結果になったらしい。
 剣の訓練をした男性なら、片手で充分に持てる標準的な重さのブロードソードでも、
訓練をしたことがないどころか、華奢な少女では、両手で持ったところで、
そうなるのは当然だ。否、持ち上げられるだけ、凄いのかもしれないが。
 何にせよ、ゼルガディスとリーダー格の男が、ぎょっとし、慌てて避けたのは
言うまでもない。二人が避けると同時に、エヴァンジェリンの持つ剣は、二人が
立っていた場の空気を、大きく切り裂きながら、鈍い音を立てて、地面に
突き刺さった。

「な、何をしているっ?! いや、それ以前に、何でそんなもん振り回して
いるんだっ?!」
「……け……牽制に……使えるかも……しれないって、そう……思ったの
ですけれど……」
 ゼルガディスの問いに、少し声を途切れさせながら、エヴァンジェリンは
答える。剣が地面に突き刺さった衝撃で、腕がしびれているらしい。
「使いこなせないものを、無理に使おうと思うなーーっ! かえって危険だろうが!」
「ご、ごめんなさいっ! 友達はグレートソードを軽々と片手で振り回しますから、
このくらいならわたくしでも持てると思っ……あ……」
 その友達は、まさか「女」なんて言わないだろうな。それ以前に人間なのか、
その友達は、とゼルガディスが突っ込みを入れる前に、そう言った拍子に、
思わず力が入ったのか、刺さった剣が地面から抜けた。……とても、勢いよく……。

「きゃああああああっ! ま、またぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 そうして、再び剣に振り回されながら、反対側に駆けていく。大きく、まるで
なぎ払うように、周囲の空気を切り裂きながら……。

「きゃああああああああっ!! どいてくださああああああいっ!!」
「──っつ!」
「うわわわわわっ!」
「うひゃあっ! あ、危ねーっ! 何なんだ、このお姫様はっ?!」
 キャーキャー言いながら、剣に振り回されているエヴァンジェリンに向かって
こられて、男たちは慌てながら避けていた。何か仕掛けようと思っても、まるで
それを読んだかのように──そんなはずはない、と思うのだが──振り回された剣が、
そのタイミングを崩すのだ。それも、一度や二度ではない。
 どうみても動きは無茶苦茶。力も全く足りていない。完璧に剣に振り回されている、
剣術に関してはど素人の、華奢な少女。そう、普通なら、剣の訓練を積んだ
人間の相手など、出来るはずがない。そのはずなのに、である。

 ……ひょっとして、わざと剣が使えないフリをしているのか……? 
いや、まさかな……。
 誰がどう見てもへっぽこではあるものの、男たちが何か仕掛けようとする度、
何故か絶妙のタイミングで、それを牽制するエヴァンジェリンの剣技(絶対違う)に、
一瞬、呆然としつつゼルガディスはそう思った。
 が、すぐに我に返って行動に移す。
「エヴァンジェリン! 剣を止めて、そのまま後に下がれ!」
「は、はいっ! ……っ、きゃあっ!」
 剣を止めようとして、何故か思いっきり振り上げてしまい、反動で後へ、
そのまま仰向けに倒れそうになるエヴァンジェリンを、ゼルガディスは後から
抱きとめる。
 さすが、というべきか、リーダー格の男はそれを見逃さずに、すぐに仕掛けて
来ようとしたが、もうゼルガディスの呪は完成していた。
「炸弾陣!(ディル・ブランド)」
 ゼルガディスとエヴァンジェリンを中心として、ドーナツ状に土砂が噴き上げた。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ああ、やっぱり苦手です、戦闘シーン……(泣)
しかも、剣だけなら互角のノリで書いていたつもりだったのに、(呪文でどうにか
乗り切れると言った具合で)よくよく考えると、ゼルの方が少々有利な状況ですよね……。
だって、普通の剣では傷つかないし(汗)
まあ、エヴァが捕まってしまったら、それでおしまいですし、一度に大勢でこられたら、
剣で傷つけられなくても、捕まるくらいはすると思いますけれど……。

それでは、3話を読んでいただきまして、ありがとうございました。
4話でまた、お会いできることを祈りつつ、これで失礼いたします。

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14550待ってました、第3話♪けーこ 2003/6/30 10:36:52
記事番号14547へのコメント

おはようございます(^^)
いやぁ、朝見てみたら3話UPされててウレシイ限り♪おまけに内容もムフ♪

もう、エヴァの素っ頓狂さに脱帽です(笑)
マリアンヌを逃がして自分の危機を家の者に知らせる、という点はさすがですが、逃がすのに必死になって自分が囮になっている点に気付かない所が可愛いと言うかなんというか。でも、目に付いた人達に石をぶつけて気絶させている(ですよね?^^;)姫様・・ある意味怖いです(笑)
あと、ゼルと刺客たちの緊張状態を破るエヴァ姫・・情景がありありと浮かんで爆笑してしまいました。正直その存在自体が凶器なような(-ヮ-;)目が点になっているだろうゼルに同情(笑)

いやぁ、グレートソードって、いろーんなゲームにおいても両手剣ですよね。それを「片手で軽々振回す」のは尋常じゃないんですね(汗)その友の真相をゼルが知った時、どう反応するか見てみたい気もします。

戦闘シーンが苦手と仰っていますけど、何の何の!綺麗に動いてますがな!いかにもゼルらしい動きで(彼は無駄な動きをしない方ですよね、相手の力の作用を利用したり、と。^^)

美味しいお話、いつもありがとうござます。あぁ、4話が楽しみです(^^)
またお待ちしてますね〜♪

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14554いろんな意味でトラブルメーカーかも(笑)エモーション E-mail 2003/6/30 22:24:56
記事番号14550へのコメント

こんばんは。

>おはようございます(^^)
>いやぁ、朝見てみたら3話UPされててウレシイ限り♪おまけに内容もムフ♪

ありがとうございます♪ 自分では「何故この話は、こんなに動かないーっ!」
と悶えてます(汗)……何故か思ったよりスローペースで進むので……。

>もう、エヴァの素っ頓狂さに脱帽です(笑)

ありがとうございます。モデルのエヴァ姫目指して、がんばった甲斐があります。

>マリアンヌを逃がして自分の危機を家の者に知らせる、という点はさすがですが、逃がすのに必死になって自分が囮になっている点に気付かない所が可愛いと言うかなんというか。でも、目に付いた人達に石をぶつけて気絶させている(ですよね?^^;)姫様・・ある意味怖いです(笑)

そうです。気絶させてます(汗)「とりあえず、死なない程度ならOK」とか
思ってますし(笑)……いいのか、それで……。まあ、ゼフィーリアですし(^_^;)

>あと、ゼルと刺客たちの緊張状態を破るエヴァ姫・・情景がありありと浮かんで爆笑してしまいました。正直その存在自体が凶器なような(-ヮ-;)目が点になっているだろうゼルに同情(笑)

確かに(爆笑)シリアスにしろ、ギャグにしろ、存在自体が騒動の元のような
感じですので。
ゼルはもう……(笑)彼の「そうそうシリアスさせてもらえない」はこの時から
始まったのです!(爆)

>いやぁ、グレートソードって、いろーんなゲームにおいても両手剣ですよね。それを「片手で軽々振回す」のは尋常じゃないんですね(汗)その友の真相をゼルが知った時、どう反応するか見てみたい気もします。

はい、グレソは両手剣です。片手で持つものじゃないです(汗)
ついでにかなり力がないと、持ち上げることもできません。
某所で昔の原作者様のインタビューを知って、ルナはこのくらいすると、
判断しました(笑)
ゼルの反応……魂が抜け出て、自分のつむじを見ている気分でしょうね。
「正体」を知ったら、何とか気を保つのかも。

>戦闘シーンが苦手と仰っていますけど、何の何の!綺麗に動いてますがな!いかにもゼルらしい動きで(彼は無駄な動きをしない方ですよね、相手の力の作用を利用したり、と。^^)

ありがとうございます(ほろほろ)本当にもう戦闘シーンはいつも、
どういう手段で戦わせたら良いかと、妙に考え込んでしまいます。
ゼルの場合は剣&呪文を使いますから、特にバランスが(汗)

>美味しいお話、いつもありがとうござます。あぁ、4話が楽しみです(^^)
>またお待ちしてますね〜♪

本当に、有り難いお言葉を(うるうる)
妙にスローテンポで話を進めたがるゼルとエヴァを、がんばって動かしてます。
なるべく早めにUPしたいなあ……。
それでは、感想をありがとうございました。

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14555人間台風エヴァンジェリン棒太郎 2003/6/30 23:02:15
記事番号14547へのコメント


>こんばんは。
>
>やっと投稿です。「王女様と私」3話(汗)
>本当は昨日投稿するつもりでしたが、主役がゼロスとシルフィールな(ちょっと待て)
>「タイタニック」を見ていたので(笑)

こんばんわ、棒太郎です。
第3話ですね。
いつもながらなかなかの密度ですね。凄いです。
わたしのは、話の内容が伸ばしてるか、ぶつ切りになってるかなので。

「タイタニック」――当時、受験真っ只中だったわたしを気遣って、わたしを置いて家族は観にいってました。(後からそれを知った)
自分も観たかったちゅーねん!!

> 自分を見上げているエヴァンジェリンの、真摯な表情に勝てず、迷惑料込みの
>護衛料としては、充分どころか法外な価値のブローチを前に、ゼルガディスは、
>エヴァンジェリンの家の人間が来たら、これを返して妥当な分だけもらえばいい、
>と思いながら、そう答えた。

欲がないね、ゼルやん。
『俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの』って言葉と対極の位置にいますね。

>「……お゛い……。狙われてるのは、騎獣じゃなくて、あんただろう……? 
>騎獣を大切にしているのは分かったが……相手にわざわざ自分の存在をアピールして、
>捕まったら本末転倒だろうが……(滝汗)」
>「……それは、確かにそうでしたわ……ね……(汗)」

確かに・・・・・・人、それを本末転倒という・・・・・・・
ひょっとしなくても、姫様天然?(失礼)

> 彼らが前方の茂みから飛び出して来るのと、ゼルガディスが剣を抜いたのは
>同時だった。
>
>  ガチンッ!
>
> 最初に飛び出してきた男の剣を自分の剣で止め、相手を押し返すとすぐに
>脇腹をなぎ払い、返し際、続いてかかって来た者に斬りつけた。3人目は剣を
>弾き飛ばしてから、横をすり抜ける際に、鳩尾に蹴りを入れて倒し、振り向くと
>同時に追ってきた者を斬りつける。
> そんな調子で、あっという間に4人を戦闘不能にしたゼルガディスに、今度は
>リーダー格らしい男が、斬りつけてきた。とっさに避けたのでダメージはないが、
>服の方は剣がかすめたらしく、少し切れていた。
> リーダー格の男はたたらを踏んで向き直ると、剣を構え、間合いを取りながら
>ゼルガディスの正面に立った。

>今、目の前の男とは、互いに牽制しあっているような状態だが、他の二人が
>この隙に、と妙な動きをしようがものなら、まずそちらを片づけるつもりでいる。
>二、三度斬りつけられるだろうが、こんなときだけは便利な、合成された
>岩人形(ロックゴーレム)の岩の肌が、凌いでくれるはずだ。
> それは目の前の男も分かっているらしく、どうするか、考えているようだ。
>
> ほんの少しの隙や判断ミスが、負けに繋がる。
> そんな緊迫した空気が、その場を支配する中……。

シリアスだ・・・・・・・ゼルやん、久々のシリアスだ・・・・・・・・

>「き……きゃああああああああああっ! 二人ともそこをどいてくださーーーーいっ!!」
>
> 唐突にそんな声がして、エヴァンジェリンが剣を振り回し……否、剣に
>振り回されながら、二人に向かって突っ込んで来るのに気が付いた。

と、思ったらやっぱりこうなるのね・・・・・・
ゼルやん、それが貴方の生きる道(笑)

>「ご、ごめんなさいっ! 友達はグレートソードを軽々と片手で振り回しますから、
>このくらいならわたくしでも持てると思っ……あ……」
> その友達は、まさか「女」なんて言わないだろうな。それ以前に人間なのか、
>その友達は、とゼルガディスが突っ込みを入れる前に、そう言った拍子に、
>思わず力が入ったのか、刺さった剣が地面から抜けた。……とても、勢いよく……。

姫様・・・・・その友達は特別規格の人間だということに気づいてますか・・・?

>「きゃああああああっ! ま、またぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
>
> そうして、再び剣に振り回されながら、反対側に駆けていく。大きく、まるで
>なぎ払うように、周囲の空気を切り裂きながら……。
>
>「きゃああああああああっ!! どいてくださああああああいっ!!」
>「──っつ!」
>「うわわわわわっ!」
>「うひゃあっ! あ、危ねーっ! 何なんだ、このお姫様はっ?!」
> キャーキャー言いながら、剣に振り回されているエヴァンジェリンに向かって
>こられて、男たちは慌てながら避けていた。何か仕掛けようと思っても、まるで
>それを読んだかのように──そんなはずはない、と思うのだが──振り回された剣が、
>そのタイミングを崩すのだ。それも、一度や二度ではない。
> どうみても動きは無茶苦茶。力も全く足りていない。完璧に剣に振り回されている、
>剣術に関してはど素人の、華奢な少女。そう、普通なら、剣の訓練を積んだ
>人間の相手など、出来るはずがない。そのはずなのに、である。
>
> ……ひょっとして、わざと剣が使えないフリをしているのか……? 
>いや、まさかな……。
> 誰がどう見てもへっぽこではあるものの、男たちが何か仕掛けようとする度、
>何故か絶妙のタイミングで、それを牽制するエヴァンジェリンの剣技(絶対違う)に、
>一瞬、呆然としつつゼルガディスはそう思った。

わたしはここで一つの学説を思いつきました。
『エヴァンジェリン姫は他の者のラッキーを吸い取り、自分の力としている』
っして吸われた人間はその分、不幸がやってくる、と。
・・・・・・・って、アホな話ですね。

>ああ、やっぱり苦手です、戦闘シーン……(泣)

いやいや、上手くできてますよ。
まあ、わたしも苦労します。特に今回は剣豪がいるので。

>それでは、3話を読んでいただきまして、ありがとうございました。
>4話でまた、お会いできることを祈りつつ、これで失礼いたします。

もうすぐ夏ですね。
夏バテにはお気をつけて、頑張ってください。
それでは、失礼します。

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14562確かにそれは言えるかも……(笑)エモーション E-mail 2003/7/1 22:49:37
記事番号14555へのコメント

こんばんは。

>こんばんわ、棒太郎です。
>第3話ですね。
>いつもながらなかなかの密度ですね。凄いです。
>わたしのは、話の内容が伸ばしてるか、ぶつ切りになってるかなので。

私のは単に、ギチギチになっているだけなのかも……(苦笑)
推敲で切れるところは切っているのですが、時々さらに説明をつけたして
長くしてしまったりしますし(……意味ない……)

>「タイタニック」――当時、受験真っ只中だったわたしを気遣って、わたしを置いて家族は観にいってました。(後からそれを知った)
>自分も観たかったちゅーねん!!

うわあ……。それは悔しいですね(汗)
主役二人の恋愛はともかく、沈没シーンは大画面で見た方が迫力あると思いますし。

>> 自分を見上げているエヴァンジェリンの、真摯な表情に勝てず、迷惑料込みの
>>護衛料としては、充分どころか法外な価値のブローチを前に、ゼルガディスは、
>>エヴァンジェリンの家の人間が来たら、これを返して妥当な分だけもらえばいい、
>>と思いながら、そう答えた。
>
>欲がないね、ゼルやん。
>『俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの』って言葉と対極の位置にいますね。

自分でも欲がなさすぎかな、とも思いましたが……。エヴァ並みにこの手の
知識がないのではそれはないだろうと思いつつも、つい「報酬が法外→裏に
何かある」と考えてしまい、落ち着かないのだろうと、あとからこじつけました(笑)
まあ、確かに、これがかなりお高すぎる代物のせいもあるのですが。
ちなみにこのブローチ、真珠もデザインも現実にあったものを、そのまんま
使いました。

>>「……お゛い……。狙われてるのは、騎獣じゃなくて、あんただろう……? 
>>騎獣を大切にしているのは分かったが……相手にわざわざ自分の存在をアピールして、
>>捕まったら本末転倒だろうが……(滝汗)」
>>「……それは、確かにそうでしたわ……ね……(汗)」
>
>確かに・・・・・・人、それを本末転倒という・・・・・・・
>ひょっとしなくても、姫様天然?(失礼)

天然……といいますか、重要なところはしっかり抑えるのに、どこか一本、
(場合によってはまんべんなく)スポーンと抜けているんです。(笑)

>>今、目の前の男とは、互いに牽制しあっているような状態だが、他の二人が
>>この隙に、と妙な動きをしようがものなら、まずそちらを片づけるつもりでいる。
>>二、三度斬りつけられるだろうが、こんなときだけは便利な、合成された
>>岩人形(ロックゴーレム)の岩の肌が、凌いでくれるはずだ。
>> それは目の前の男も分かっているらしく、どうするか、考えているようだ。
>>
>> ほんの少しの隙や判断ミスが、負けに繋がる。
>> そんな緊迫した空気が、その場を支配する中……。
>
>シリアスだ・・・・・・・ゼルやん、久々のシリアスだ・・・・・・・・

シリアスです。久々のシリアス……なのに(笑)

>>「き……きゃああああああああああっ! 二人ともそこをどいてくださーーーーいっ!!」
>>
>> 唐突にそんな声がして、エヴァンジェリンが剣を振り回し……否、剣に
>>振り回されながら、二人に向かって突っ込んで来るのに気が付いた。
>
>と、思ったらやっぱりこうなるのね・・・・・・
>ゼルやん、それが貴方の生きる道(笑)

こうなるんです(笑)「そうそうシリアスさせてもらえない」のです(笑)

>>「ご、ごめんなさいっ! 友達はグレートソードを軽々と片手で振り回しますから、
>>このくらいならわたくしでも持てると思っ……あ……」
>> その友達は、まさか「女」なんて言わないだろうな。それ以前に人間なのか、
>>その友達は、とゼルガディスが突っ込みを入れる前に、そう言った拍子に、
>>思わず力が入ったのか、刺さった剣が地面から抜けた。……とても、勢いよく……。
>
>姫様・・・・・その友達は特別規格の人間だということに気づいてますか・・・?

身近にいすぎて、その手の感覚や認識がズレているのかも(苦笑)
さらにゼフィーリアですし(笑)グレソを当たり前のように使う人間が
ごろごろいるのでしょう。
さらに姫の剣の認識は、
グレソ→とても重い。バッソ→重い。ブロードソード→これが基準。
ショートソード→少し軽い。レイピア→とても軽い。
ダガー→ちっちゃい。リンゴの皮むきにも使える。
……となっています(汗)

>>「きゃああああああああっ!! どいてくださああああああいっ!!」
>>「──っつ!」
>>「うわわわわわっ!」
>>「うひゃあっ! あ、危ねーっ! 何なんだ、このお姫様はっ?!」
>> キャーキャー言いながら、剣に振り回されているエヴァンジェリンに向かって
>>こられて、男たちは慌てながら避けていた。何か仕掛けようと思っても、まるで
>>それを読んだかのように──そんなはずはない、と思うのだが──振り回された剣が、
>>そのタイミングを崩すのだ。それも、一度や二度ではない。
>> どうみても動きは無茶苦茶。力も全く足りていない。完璧に剣に振り回されている、
>>剣術に関してはど素人の、華奢な少女。そう、普通なら、剣の訓練を積んだ
>>人間の相手など、出来るはずがない。そのはずなのに、である。
>>
>> ……ひょっとして、わざと剣が使えないフリをしているのか……? 
>>いや、まさかな……。
>> 誰がどう見てもへっぽこではあるものの、男たちが何か仕掛けようとする度、
>>何故か絶妙のタイミングで、それを牽制するエヴァンジェリンの剣技(絶対違う)に、
>>一瞬、呆然としつつゼルガディスはそう思った。
>
>わたしはここで一つの学説を思いつきました。
>『エヴァンジェリン姫は他の者のラッキーを吸い取り、自分の力としている』
>っして吸われた人間はその分、不幸がやってくる、と。
>・・・・・・・って、アホな話ですね。

爆笑! 確かにありえそうです(笑)
まあ、自分の運気に他人を巻き込む(引きずり込む?)タイプではあります。
文字通り台風の目なのかも。

>>ああ、やっぱり苦手です、戦闘シーン……(泣)
>
>いやいや、上手くできてますよ。
>まあ、わたしも苦労します。特に今回は剣豪がいるので。

ありがとうございます(ほろほろ)
どう動かしたらいいのか、いっつも考え込んじゃうんですよ。
今回のゼルの場合は、剣と呪文を使うのでバランスが特に。

>>それでは、3話を読んでいただきまして、ありがとうございました。
>>4話でまた、お会いできることを祈りつつ、これで失礼いたします。
>
>もうすぐ夏ですね。
>夏バテにはお気をつけて、頑張ってください。
>それでは、失礼します。

ありがとうございます。暑さが苦手なので(毎年ぐったりしている)
対策をそろそろ練っておかなくては……。
棒太郎様も、夏バテや日射病、熱射病等、お気を付け下さいませ。
それでは、感想をありがとうございました。

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14564Re:王女様と私 3話オロシ・ハイドラント URL2003/7/2 18:55:07
記事番号14547へのコメント

こんばんは。


いつの間にやら投稿なされていたのですね。


騎獣の囮になってた姫様。
だが、真のメインはあの戦闘シーン。
シリアスな斬り合いが始まるか、と思いきや!
さすがにああなるとは、予想も付きませんでした。
あの脅威の剣術(?)が、世界を反転(誇張?)させてくれました。


面白かったです。
さてさて、この物語に結末はあるのでしょうか?
無敵の姫様とゼルガディスの旅路はどこまで続くか?
私には予測が不可能です。


>ああ、やっぱり苦手です、戦闘シーン……(泣)
上質だと思いますよ。
相手の実力や危機感が伝わって来ますし。


短く拙いレスですみませんが、これで失礼致します。
それでは……

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14569何だか珍道中と化してきたような……エモーション E-mail 2003/7/2 21:05:44
記事番号14564へのコメント

こんばんは。
いつも感想をありがとうございます。

>いつの間にやら投稿なされていたのですね。
はい、いつの間にやら、こっそりと(笑)
確か、ハイドラント様はご旅行中でした。

>騎獣の囮になってた姫様。
>だが、真のメインはあの戦闘シーン。
>シリアスな斬り合いが始まるか、と思いきや!
>さすがにああなるとは、予想も付きませんでした。
>あの脅威の剣術(?)が、世界を反転(誇張?)させてくれました。

ゼルの久々のシリアス……を見事に打ち砕く、エヴァの驚異の剣術(笑)
これで見た目は「清楚・可憐なお姫様v」なのだから……世の中って……(笑)
とりあえず、楽しんでいただけたのでしたら、嬉しいです。
姫は今後も色々やらかす予定ですので。

>面白かったです。
>さてさて、この物語に結末はあるのでしょうか?
>無敵の姫様とゼルガディスの旅路はどこまで続くか?
>私には予測が不可能です。

書き上げていないものの、一応の結末はあるのですが……
……そこまでたどり着くのに、どれだけかかるのやら(汗)
最初に思ったよりも、妙にスローテンポで話を進めたがるんですよ。
この組み合わせは……。
ひたすらエヴァに振り回されるゼル……。
基本的に「So What? 4」の午前中(ちょっと午後にも食い込む)の話なのに、
ゼルにとっては「一番長い午前中+α」になりそうです(汗)

>>ああ、やっぱり苦手です、戦闘シーン……(泣)
>上質だと思いますよ。
>相手の実力や危機感が伝わって来ますし。

ありがとうございます(ほろほろ)
銭湯、じゃない、戦闘シーンはいっつも頭を悩ませるんです。
ゼルの場合は剣&呪文のバランスや、動きなどに。

>短く拙いレスですみませんが、これで失礼致します。
>それでは……

面白かったと言っていただけて、嬉しいです。
本当に、感想をありがとうございました。

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