◆−So What? 2−エモーション (2002/10/18 22:37:31) No.10728
 ┣Re:So What? 2−ドラマ・スライム (2002/10/19 11:02:56) No.10732
 ┃┗Re:−エモーション (2002/10/19 22:32:26) No.10760
 ┃ ┗Re:おまぬけミス……−エモーション (2002/10/19 22:39:14) No.10761
 ┗エゴフライさんの行方は。−猫楽者 (2002/10/31 23:51:16) No.10946
  ┣すいません上↑のタイトル『エビフライさんの行方は』です−猫楽者 (2002/10/31 23:54:31) No.10947
  ┗ありがとうございます♪−エモーション (2002/11/2 00:23:46) No.10982


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10728So What? 2エモーション E-mail 2002/10/18 22:37:31



 こんばんは。すっかり調子にのって投稿です(苦笑)
 短編ですので、何も考えずに気楽に読んでください。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 「So What? 2」

「……また来たの?」
 全く振り返りもせずに、ルナは心底嫌そうな声で背後の人物に話しかけた。
「そう嫌わないでくださいよぉ。一応、これをお返しに来たんですから……」
 渋々振り返ったルナの視線の先に、声をかける間もなくそう言われ、少し
困ったような顔でめん棒片手に立っている、二十歳前後で黒髪、黒い法衣と
いう姿の青年がいた。
 一見すると、ただの怪しい神官だが、その正体はそれ以上に怪しい。名前
はゼロス、獣王ゼラス=メタリオムの部下で、立派な純魔族。
 前回「顔を見に来ました」など言うふざけた理由で、呼ばれもしないのに
一方的に来訪し、勝手にお茶したあげくクッキーを全部持ち逃げした極悪人
である。
「律儀ねぇ……わざわざ持ってくるなんて。で、前回は人違いだったけど、
今度は何しに来たわけ? 返答次第ではただじゃ置かないからそのつもりで」
 前回同様クッキーを焼いていたルナは、あの後新しく購入したNewめん棒(ルナ専用)
を手に、にっこりと笑っているがいつでも攻撃できる態勢で訊ねた。
「いえ、今回は単に、めん棒をお返しに来ただけなんですけどね」
 そんなルナに引きつった笑顔を返しながら、ゼロスはめん棒を渡す。前回
どつかれた事が、多少尾を引いているのか、さすがにおとなしい。
「この間はごちそうさまでした。獣王様も美味しいと喜んでましたよ」
「……誉め言葉は受け取っておくけど、あんた、私を怒らせたいわけ? 
あれは、あんたが勝手に持ってたんでしょうが。あの後、妹に大泣きされ
ちゃったわよ」
「怒らせるなんて、そんなつもりは……(笑)
 ああ、そう言えば、妹さんがいらっしゃるんですよね? 一度お会いして
みたいですね♪」
 ぽん、と軽く手を叩いてゼロスがそう言った途端、ルナのめん棒を持って
いたはずの手に、赤竜の剣が現れ、切っ先が喉元に突きつけられた。
「今の時点で、妹に余計なちょかい出したら……滅ぼすわよ。それもいっそ
一撃で滅ぼしてほしいと思うような形で。
 ……Can you understand?」
 身動きひとつ取れないような、強烈な圧迫感をゼロスに与えながら、静かな
口調で物騒な言葉を淡々と吐く10歳の少女の目は、完璧に据わっていた。
「Y……Yes I can……。
 少なくとも僕からは、間接的にも直接的にも、妹さんに何かすることは
しません。……今の時点では」
「分かればいいわ。じゃ、もう用は済んだわね」
 引きつった顔のゼロスの返答に、ルナはそう言うと、さっきのは幻覚だったの
だろうかと思うほど、がらりと態度と空気を変え、くるりと踵を返して
オーブンへ向かう。そろそろ焼き上がりの時間だ。

 ……さすがに、スィーフィード・ナイトが本気で怒ると、単に欠片を
持っていたにすぎない「彼女」よりも、ずっと強烈ですね。性格や受けて
いる影響の違いもあるんでしょうけど。

 オーブンから鉄板を出しているルナの後ろ姿を見ながら、ゼロスは冷や汗
をかきながら、そう思った。
 現・スィーフィード・ナイトにとって、妹は最大の弱点であると同時に、
逆鱗でもあるらしい。「好奇心は猫を殺す」の言葉のとおり、迂闊に手出し
しない方が身のためのようだ。少なくとも、今はまだ。
「……あのー、お聞きしてもよろしいですか?」
 オーブンに鉄板を入れ換えているルナに、取り出された鉄板を見ていた
ゼロスが訊ねた。
「何よ?」
「これ……クッキー……ですか?」
 ゼロスが指差す先の鉄板には、鉄板の半分を埋め尽くす巨大な魚の形と、
もう半分は妙に長い形状で、魚の尻尾らしきものがある、 クッキーというよりも、
もはやサブレと言った方が良いようなものがあった。
「……巨大だけどクッキーよ……。私もすでにサブレのような気がするけど……。
 妹が型抜きやりたい、っていうから、型を抜いた分は全部あげるって
答えたら、型を抜かずに、いきなりそんな巨大なもの作ったのよ。あの子……」
「……はあ、そうなんですか……」
「どうして、こんなに大きいのにしたのかって聞いたら、何て言ったと思う?
 『これなら私のだって、すぐに分かるから』……ですって」
「……知恵の回る方ですねぇ……」
 どこか苦笑しているような声音で答えるルナに、唖然としつつゼロスは
相槌を打つ。これはすでに「型抜き」ではなく「型の創作」だ。しかし、
確かに誰にも間違えられないだろう。
「ちなみに、大きい魚は『クジラ』で、長い方は『エビフライ』だって言ってたわ」
「……ユ、ユニークで、独創的、ですね……」
 もう、それしか言えない。
 ……エビフライのクッキー……エビフライの後に「の形をした」と入れないと、
いや、入れても違和感大爆発である。
「とりあえず、それは勝手に持っていかないでよ」
「……持っていきませんよ」
 スィーフィード・ナイトの妹には申し訳ないが、例え進呈されても謹んで
辞退したい。獣王様は気に入って大ウケしそうだが、それを目の当たりに
見ることになる、自分の精神的だめぇじの方が大きい。
 ゼロスがそんなことを思っていたら、目の前に軽くラッピングされた包み
が差し出された。
「あげるわ、それ」
「……ありがとうございます……」
 意外な展開に、さすがに目を丸くしていると、
「ま、また勝手に持って行かれても困るしね。……それに、前回の出来を
誉めたから」
 付け足された後半の言葉に、ひょっとしたら照れているんだろうかと思ったが、
口にするのはやめた。……また、怒られそうなので。
 だから、にっこりと笑う程度にとどめた。
「では、失礼します」

 一瞬で消え去ったゼロスの気配が、周囲のアストラルサイドからも完全に
なくなってから、ルナは軽くため息をついた。
「……リナをう〜んと鍛えておかなきゃ。あいつ、機会さえあればちょかい
出すわ。絶対」

 『ああ、そう言えば、妹さんがいらっしゃるんですよね? 一度お会いして
みたいですね♪』
 『少なくとも僕からは、間接的にも直接的にも、妹さんに何かすることは
しません。……今の時点では』

 最初に、妹の存在を口にしたのは完全に自分のミスだが、それに答えた
ゼロスの言葉は、すでに妹の存在を知っているものだった。
 実は既に、妹にまでちょっかいを出そうとする魔族を、何匹か倒している。
ゼロスは言葉のとおり、「今は」何もしないだろうし、あれだけ脅かしておけば、
今後も迂闊に手出しはしないだろう。
 だが、いつか必ず、機会があればちょっかいを出してくるのは間違いない。
「……まだ顔と名前を知られてないのが、唯一の救いかな。
 ま、何にしても、リナをがっちりと鍛えておけば問題ないわね……今まで以上に」

 ルナが行っているリナの特訓メニューが、より強力なものになったのは、
これから数日後のことであった……。(合掌)

       ──So What? 2・終──

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

L.前回同様、タイトルどおりの内容ね……。というより、こんな内容だから
  タイトルが「So What?」になるのね……。
X.意味は「それで?」とか「だから何なの?」でしたね、確か。
  おや、対談形式再び……って、今回のイニシャルLはルナさんですか?
L.だって、リナ出てないもの。
  対談形式なのは筆者Eが前回で味しめたからよ。書くの楽だからって。
X.……楽することにはめざといですね。
L.ほんとよね。さて、クッキーとサブレってどう違うのかしら? 
  実は筆者E、それが分かってません。
X.材料的には変わりませんから、なおさら分からないみたいですね。
L.ということで、この話では「サイズの差」ということに、無理やりしました。
  ご了承下さい(笑)
X.ちなみに今回の話、実話が元になってます。
L.「クジラ」と「エビフライ」……ね(笑)
X.あれはほんとに見たとき、目眩がしたそうです。確かあれを三つか
  四つ、創られたそうですから。
L.それに「鉄板2つしかないのに、他のはどうしよう」って、ね。
  しょうがないので鉄板があくまで、普通のお皿に並べて……。
X.今となってはネタになる笑い話ですね。
L.と言ったところで、今回はこの辺で。
  読んでくださいまして、ありがとうございました。m(__)m

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10732Re:So What? 2ドラマ・スライム 2002/10/19 11:02:56
記事番号10728へのコメント

少し昔のお話のようですね
ゼロルナ・・・ですか?
リナ・・・どんな訓練受けてるんだろう
最終試練が『世界を見て来い。」だったのかな・・・
所々、笑わせていただきました。
内容も長すぎず、短すぎずで・・・
ところで2ということは・・・

それでは変な感想失礼しました。
では〜

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10760Re:エモーション E-mail 2002/10/19 22:32:26
記事番号10732へのコメント

いつもありがとうございます〜。

>少し昔のお話のようですね
そうです。何か過去話って好きなんですよ。
歴史好きの性と言いますか、現在からいろいろ類推(注:この場合に関しては
世間一般では憶測という)して、過去を埋めていく作業が好きなんだと思います。
(実はガウリイのも書いていたり……(笑)設定などで手直しがいるので、
UPしてないだけで)

>ゼロルナ・・・ですか?
「らぶらぶ」ではないですけど、そーなるんでしょうか?
一応神坂先生の「(ルナは)ゼロス辺りと組ませたら、(パワー)バランス
取れるかも」発言から、このコンビになりました。会話しているだけですけどね。

>最終試練が『世界を見て来い。」だったのかな・・・
そうかも(笑)あと、「魔族に(ルナの妹として)面が割れる前に、家を
出なさい」と。……勝手にリナ個人として、面が割れてるけど(爆笑)
最強の姉妹ですね、ほんと。

>ところで2ということは・・・
「1」は著者別です。「3」は……ネタは浮かんだんですけど、ゼロス……
どうやって扱おう、あのネタ……。

>それでは変な感想失礼しました。
>では〜
>
ありがとうございました〜。

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10761Re:おまぬけミス……エモーション E-mail 2002/10/19 22:39:14
記事番号10760へのコメント

レスのタイトル、入れ忘れてる……。何でまた……?
上の記事は「ありがとうございます」がタイトルです……。

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10946エゴフライさんの行方は。猫楽者 E-mail 2002/10/31 23:51:16
記事番号10728へのコメント

こんにちは、猫楽者と申します。
エモーションさんのお話、とても楽しく読ませて頂いておりました。
今まで・・・読み逃げしておりました・・・・ごめんなさい。

>「この間はごちそうさまでした。獣王様も美味しいと喜んでましたよ」
>「……誉め言葉は受け取っておくけど、あんた、私を怒らせたいわけ? 
>あれは、あんたが勝手に持ってたんでしょうが。あの後、妹に大泣きされ
>ちゃったわよ」

ゼロスさん、なかなか手癖の悪い方だったのですね。
勝手に持って帰ったクッキー・・・・・本当に獣王様に差し上げたのですか。

>「今の時点で、妹に余計なちょかい出したら……滅ぼすわよ。それもいっそ
>一撃で滅ぼしてほしいと思うような形で。
> ……Can you understand?」
> 身動きひとつ取れないような、強烈な圧迫感をゼロスに与えながら、静かな
>口調で物騒な言葉を淡々と吐く10歳の少女の目は、完璧に据わっていた。
>「Y……Yes I can……。
> 少なくとも僕からは、間接的にも直接的にも、妹さんに何かすることは
>しません。……今の時点では」
>「分かればいいわ。じゃ、もう用は済んだわね」

『獣神官』さんさえも動けないほどの威圧感を放つとは、僅か10歳とはいえ
流石は『赤竜の騎士』さんですね。

>「ちなみに、大きい魚は『クジラ』で、長い方は『エビフライ』だって言ってたわ」
>「……ユ、ユニークで、独創的、ですね……」
> もう、それしか言えない。
> ……エビフライのクッキー……エビフライの後に「の形をした」と入れないと、
>いや、入れても違和感大爆発である。

すいません・・・・『エビフライ』・・・想像して笑ってしまいました♪
リナさん、あなたの作品をご覧になって、ゼロスさんがコメントに困ってますよ。

笑顔を浮かべながら、とても嬉しそうに『クジラ』さんと、『エビフライ』さんを食べたのでしょうか♪

>「とりあえず、それは勝手に持っていかないでよ」
>「……持っていきませんよ」
> スィーフィード・ナイトの妹には申し訳ないが、例え進呈されても謹んで
>辞退したい。獣王様は気に入って大ウケしそうだが、それを目の当たりに
>見ることになる、自分の精神的だめぇじの方が大きい。

獣王様・・・・大ウケなさるのですか・・・・もしかして・・・・・・・
他の腹心の方々にも大好評になるのですか?

>「あげるわ、それ」
>「……ありがとうございます……」
> 意外な展開に、さすがに目を丸くしていると、
>「ま、また勝手に持って行かれても困るしね。……それに、前回の出来を
>誉めたから」
> 付け足された後半の言葉に、ひょっとしたら照れているんだろうかと思ったが、
>口にするのはやめた。……また、怒られそうなので。
> だから、にっこりと笑う程度にとどめた。
>「では、失礼します」

良い雰囲気ですね。
『魔族』も『人間』も同じ世界に『生きている』のですね。
ルナさんとゼロスさんの関係・・・・どうなって行くのでしょうか。

> 実は既に、妹にまでちょっかいを出そうとする魔族を、何匹か倒している。

ルナさんの妹さんだから、狙われたのでしょうか。
それとも何か別の理由があるのですか。

>ゼロスは言葉のとおり、「今は」何もしないだろうし、あれだけ脅かしておけば、
>今後も迂闊に手出しはしないだろう。
> だが、いつか必ず、機会があればちょっかいを出してくるのは間違いない。

確かに・・・・下手にちょっかい出してルナさんを怒らせると怖いですから
とか、良いながら面白がって、いろいろと手を変え品を変えして楽しみそうですね。

>「……まだ顔と名前を知られてないのが、唯一の救いかな。
> ま、何にしても、リナをがっちりと鍛えておけば問題ないわね……今まで以上に」
> ルナが行っているリナの特訓メニューが、より強力なものになったのは、
>これから数日後のことであった……。(合掌)

ゼロスさんが原因、そしてルナさんの愛の鞭がプラスされて、今日のリナさんの数々のご活躍が
あるのですね(汗)
・・・・・あの〜ルナさん・・・特訓て・・・・いったい何を・・・・・
リナさんの怯え方から想像しますと・・・・・いえ、なにやら恐ろしいので・・・・・・・・
これ以上は御聞きしないことしますね(滝汗)

>X.ちなみに今回の話、実話が元になってます。
>L.「クジラ」と「エビフライ」……ね(笑)
>X.あれはほんとに見たとき、目眩がしたそうです。確かあれを三つか
>  四つ、創られたそうですから。
>L.それに「鉄板2つしかないのに、他のはどうしよう」って、ね。
>  しょうがないので鉄板があくまで、普通のお皿に並べて……。
>X.今となってはネタになる笑い話ですね。

実話だったのですか。
仲良くクッキーをお作りになって、とても楽しそうですね。

>L.と言ったところで、今回はこの辺で。
>  読んでくださいまして、ありがとうございました。m(__)m

面白かったです〜。
ゼロスさんとルナさんの楽しい会話、会話のテンポが絶妙ですね。

次回作を、楽しみにお待ちしております。

寒くなって参りました、風邪も流行っているようですので
お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

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10947すいません上↑のタイトル『エビフライさんの行方は』です猫楽者 E-mail 2002/10/31 23:54:31
記事番号10946へのコメント

すいません・・・・・タイトルを間違えてしまいました。
大変な失礼をしてしまいました。
ごめんなさい。

上のタイトルは、『エビフライさんの行方は』、です。

本当に申し訳ありませんでした。

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10982ありがとうございます♪エモーション E-mail 2002/11/2 00:23:46
記事番号10946へのコメント

猫楽者さま、コメントありがとうございます。

>今まで・・・読み逃げしておりました・・・・ごめんなさい。
ああああ、お気になさらずに〜。読んでいただけただけでありがたいです。

>ゼロスさん、なかなか手癖の悪い方だったのですね。
うちのゼロスは時々そうなります……(滝汗)
先程投稿したものなんて……(ひとつ間違えると昏睡強盗……)

>良い雰囲気ですね。
>『魔族』も『人間』も同じ世界に『生きている』のですね。
>ルナさんとゼロスさんの関係・・・・どうなって行くのでしょうか。
どうなるのやら、もう関係についてはキャラ任せです。実はこの場面、
下書きにはなかったんです。下書きにない行動するのは、ゼロスはしょっちゅうですが、
ルナもつられてきてます……。多分、正面切って対決はしないと思います。
今のところは口げんか友達みたいですね。

>ルナさんの妹さんだから、狙われたのでしょうか。
単純に、ルナの妹だから、です。
ルナに対抗する手段のひとつ、として目を付けられてます。それは両親も同じですが、
元冒険者で付け入る隙のない親父たち(笑)よりは、まだ幼い子どもの方が、
付け入る隙がありますからね。色々利用しやすいってことで。

>ゼロスさんが原因
リナが知ったら、怒るでしょうね〜(笑)

>実話だったのですか。
実話です。エビフライの他に鉄板全部を埋め尽くす「ぬりかべ」だの
「ポスト」なんてのもありました……(笑)

丁寧な感想ありがとうございました。
猫楽者さまもお身体にお気をつけくださいませ。
では。

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