◆−龍皇奇譚−キツネノテブクロ (2002/10/9 06:55:21) No.10409
 ┣龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 前編−キツネノテブクロ (2002/10/9 06:56:26) No.10410
 ┣龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 後編−キツネノテブクロ (2002/10/9 06:57:58) No.10411
 ┃┣Re:龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 後編−ドラマ・スライム (2002/10/9 12:21:48) No.10418
 ┃┃┗Re:龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 後編−キツネノテブクロ (2002/10/9 19:43:32) No.10429
 ┃┣お疲れ様でした。−猫楽者 (2002/10/9 22:59:03) No.10438
 ┃┃┗Re:お疲れ様でした。−キツネノテブクロ (2002/10/10 10:06:45) No.10443
 ┃┣お疲れ様でした。−らん (2002/10/16 21:39:54) No.10689
 ┃┃┗Re:お疲れ様でした。−キツネノテブクロ (2002/10/17 11:05:04) No.10698
 ┃┗Re:お疲れ様です。−由季まる (2002/10/19 21:00:55) No.10759
 ┃ ┗Re:お疲れ様です。−キツネノテブクロ (2002/10/20 15:05:50) No.10769
 ┗――「茶飲み話」と書いて、座談会と読む。単に、まとめてあとがき――−キツネノテブクロ (2002/10/9 07:00:26) No.10412
  ┗何と無く思いついたおまけ。−キツネノテブクロ (2002/10/17 17:16:15) No.10701


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10409龍皇奇譚キツネノテブクロ 2002/10/9 06:55:21


龍皇奇譚も最終話です。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
では始まりです。

※今までの話はカテゴリー別検索と著者別に登録してあります。
第十話もツリーが落ち次第登録します。

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10410龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 前編キツネノテブクロ 2002/10/9 06:56:26
記事番号10409へのコメント

――龍皇奇譚――
 最終話「夢の跡」 前編




そこには花が咲き乱れる場所だった。
花霞の中、一人佇んでいるのは、この世界の創造主・・・カオティック・メシア・・・

「来たか」

カオティック・メシアが目を向けた先には、ヴァルとフィリアにルース。

「ああ、来たぜ・・・お前の望みを叶えてやるよ・・・」


さぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・


二人の間に静かに風が吹き抜けていく。
「ヴァル、彼は?」
「あれがカオティック・メシア・・・・この世界の皇さ」
フィリアの問いを静かな声で返す。
「顔見せたらどうだ?」
ヴァルの言葉に微かに頷き、顔の半分以上を覆う外套の襟を下げる。

「・・・うそ・・・」

さらされたその顔は、フィリアのよく知る人の顔・・・・・・・・

「・・・・・・・・ヴァルガーヴ」

髪と目の色が違うが、顔に残る傷跡もそのままに、その顔はまぎれも無くヴァルガーヴだった。
「何で?ヴァルガーヴが・・・でも・・・」
「・・・混乱するのも解るが・・・」
カオティック・メシア―――ヴァルガーヴにルースがとことこと寄って行く。
「ルース君!?」
フィリアが慌てて自分の方へ引き戻そうとするのを、ヴァルが制止する。
「何故止めるんです!?」
「・・・」
非難するようなフィリアの声に、ヴァルは何も言わずルースを見ている。
ルースはヴァルガーヴを見上げ、小さな手を伸ばし・・・
「兄ちゃん?」
ヴァルガーヴはそっと、ルースを抱き上げ目線を合わせる。
「・・・名は?・・・」
「るうしゅ!」
「・・・ルースか・・・」
ヴァルガーヴは穏やかな声でルースに問いかけ、それにルースは元気に答えている。

「ヴァル、説明して下さい・・・何故此処にヴァルガーヴが?」
フィリアの困惑したような声に、ヴァルは静かに語りだす。

「あの時・・・ダークスターとヴルフィードが滅ぶ時、ヴァルフィードが俺を残し、ダークスターがあいつを残した。
ただ、その時ダークスターが自ら分身として俺の魔族の部分を使った・・・それがあいつカオティック・メシア、ヴァルガーヴ=デュグラディグドゥ≠ウ」
「それって・・・」
「二つに分かれたもう一人の俺だ。
魔族は精神生命体、あの体は奴の記憶に焼きついた姿だ」
「まさか、彼の望みは・・・」

「安心しな・・・・お嬢さん」
ルースをそっと降ろしながら、ヴァルガーヴはフィリアに言葉をかける。
「今の俺はそんなのは望んでねえよ、なあ?
ヴァル=アガレス=ヴォルフィード」
「・・・・」
ヴァルは何も言わず、微かに頷きルースを抱き上げ、フィリアに向き直る。

「あいつの望み・・・・それは・・・」

「ヴァル?」

「この世界を終らせる事」

「え?」

「我が説明しよう」

「カオティック・メシア・・・」

「もうすぐ我の寿命が尽きる、それはこの世界の終わり・・・の筈だった、だが」

「俺がいるせいで、半端に残る。
完全に崩壊もせず、かといって安定もせず、延々と崩壊だけが続く」

「この世界に死は無い、それはこの世界そのものも死なぬと言う事・・・この世界を終らせるには」

「この世界を生み出したものが、安定させるか」

「完全に破壊する事」

「この世界を壊せるのは、俺と」

「我だけ」

「そして、こいつのはもう時間も力も残っていない・・・だから、幕を引くのは俺がする」

「本当なら・・・残してやりたかった。
だが・・・モイラたちは知っていた、この世界そのものの寿命が無い事を・・・」

「力の殆どは俺が受継いでしまった、だから俺にこの世界を支えさせようとした、が・・・」



「・・・・・お前にはその意思は無かった」





・・・重い沈黙が落ちる・・・

「終らせようか」
最初に口を開いたのはヴァル。
「我の力はお前が受継ぐ・・・ここを壊すだけならわざわざ、ここまで来る必要は無い。
開放された我の力を受け止めれるのは、我と同じ存在であるお前だけ・・・お前が受け止めねば、行き場を無くした力はこの世界のみならず、他の世界すら巻き込み崩壊させる・・・」
「終らせよう」
「うむ」

ぱあああああ・・・・

カオティックメシアの体から、光が立ち昇り・・・その光は、ゆっくりとヴァルへと移り、吸い込まれていく。
やがて、体さえ光の粒に変わったカオティックメシアの全てが、ヴァルの中へ消えていく・・・

「後はここ(ケイオス)を壊すだけだ・・・ありがとな、お嬢さん」
「え?」
「俺は・・・」

「皇子よ・・」
不意に声をかけられその方を向けば、そこにはモイラの姿。
「これを・・・どうか・・・」
差し出されたのは、手のひらにのるほどの小さなオーブ。
「これは・・・・―――の・・・」
そこまで言うと、モイラは羽根を散らすように消え散った・・・

「・・・確かに預かったぜ・・・」

ヴァルは虚空に向かい呟く。

―――必ず・・・

「行くか」
「はい」
「うん♪」
ヴァルの言葉に、フィリアとルースはそれぞれに返事を返す。


――――――必ずお前の願いを・・・・




<続>

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10411龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 後編キツネノテブクロ 2002/10/9 06:57:58
記事番号10409へのコメント

――龍皇奇譚――
 最終話「夢の跡」 後編




ヴァルたちが降り立ったのは、エンシェントドラゴンの神殿跡。
「どうやって・・・あの世界壊すんですか?」
「・・・もう壊れたさ・・・」


ふわあぁぁぁぁぁ・・・・・・・


不意に白と黒の羽根が舞い落ちてくる、さながら雪が降る様に・・・止むことなく降り続いている。
その羽根は地面に触れると、細かい光の粒になり消えていく。

「この羽根・・・・」
「ケイオスが砕けてできた物さ。
白い羽は光を、黒い羽は闇を・・・・俺にもある・・・神と魔を表すものとして」
そう告げるヴァルの背には、白と黒の翼が幾重にも重なって広り、その姿は花のようにも見える。
「終ったんですか?」
「ああ・・・終ったんだ」

―――これで・・・眠れるだろ?・・・・もう一人の俺よ・・・



「帰ったら、色々説明しろとか言われるだろうな;;」
「そうですね;;」
歩きかけて、もらしたヴァルの呟きに、フィリアもちょっとうんざりしたように答える。
「・・・・このままどっか逃げてやろうか・・・」
「気持ちは解りますけど・・・多分無理です(ため息)」
「・・・(−ー;」



「しゃねえ、帰るか」



全ての者がゼフィーリアの王城に集まっていた。
「さあ、一から話してもらおうかしら」
「無理だ」
リナが勢いつけて聞いてくるのを、一言で返す。
「何でよ?」
「多分理解できないだろうからな・・・俺も奴の望みは知っていても、理解は出来なかったしな・・・」
「・・・・・・・・・」

――自らの寿命と共に滅びる筈の世界が歪む・・・歪む前にその世界もろとも自身を滅ぼせなどと・・・こいつらに理解出来るだろうか・・・生きるためならどんな可能性にもかけるこいつらに・・・

「ただ、奴が望んだのは消滅・・・それしか言いようは無い」
それだけいって、これ以上聞いても無駄と言わんばかりに、ヴァルは口を閉ざす。
「ふぃりあ〜?」
リナはフィリアの方に視線を向けるが、フィリアは何かを考え込んだまま、リナの視線に気づかない。
「ったく、フィリアってば帰ってからずっとああだし・・・」
「ああ、気にはなるが無理に聞いた所で、答えてくれるとは限らんだろうな」
リナのぼやきに、ゼルガディスが静かに言葉を返す。

――結局ヴァルガーヴは救われたのでしょうか・・・・

フィリアの思考はそれしかなかった、今のヴァルはそれなりに幸せだと言うが、カオティック・メシアである、ヴァルガーヴは幸せだったのかと自問する。
「考えても答えなんて出ねえよ、お嬢さん。
あいつの出した答えだ、結局はあいつにしか解らねえことだ」
フィリアの思考を破ったのは、ヴァルの言葉。
「それに・・・」

――俺と奴は今は一つになってる・・・元々一つだったんだしな・・・

そっと、フィリアにだけ聞こえるように囁く。
「・・・ヴァル・・・今幸せですか?」


「ああ」


そう答えたときのフィリアは、花のような笑顔を見せた。






「さあ、リナ達には言わなかったけどあたしにはちゃんと説明してよ」
結局、ヴァルもフィリアも何も言わぬまま、その場はお開きになり、そのまま何処かに行こうとしているところを、エルに捕まってしまったヴァルだった。
「その前に、これ」
「ん?・・・・・・・・あっ」
「あんたに渡しとく、このことを話すかどうかはあんた次第。
俺から言う気は全く無い」
「・・・・」
「で、あいつの・・・メシアの本当の望みってのは、自身の消滅による俺との融合、そして歪んだ世界ケイオスの消滅。
どうしてそう思うようになったかは、俺にもマジで解らん」
「・・・やっぱ、ヴァルガーヴだったんだ・・・」
「ああ」
「・・・あんたも色々抱え込むわね。
で、その力どうする?」
「ほっときゃ封印状態に戻る。
第一、今回みてーな事でも無いかぎり、こんな力は必要ねえしな」
「OK.あんたの好きになさい。
で、これなんだけど・・・・」
そう言いつつ、ヴァルが手渡したオーブを指差し・・・
「ん?」
「水竜王よね?」
「ああ、モイラが見つけて保管してたようだ。
あんたその話は聞いてたんだろ?」
「うん。
モイラの使いから」
「で、ルークの事なんだが・・・」
「あ、向こう(混沌)で聞いた。
でもなんで、相手がミリーナだったの?」
「偶然」
「は?」
「ケイオスの侵入者を排除するために、あの女を使ったんだが・・・・運が悪かったとしか」
「・・・・マジで偶然だったの?(汗)」
「ああ、あれは流石に狙ってたわけじゃ、なかったようだ」
ついヴァルは遠い目してしまう。
「あの二人・・・次は哀しい一生にならなきゃいいがな」
「・・・」



ヴァルは弟のルースを両親の下に戻し、またフレイとガーヴの二人について旅に出た・・・ただ、人数が一人増えて・・・

リナとガウリイは気ままな旅に戻り、アメリアはセイルーンに戻った。

ゼルガディスは実家に戻り、これからのことを考えるらしい。

レゾは制限つきの生を終え、再び混沌に帰り輪廻の輪に乗るまで眠りに着いた。

魔族と神たちもそれぞれの場所に戻り、全てがまたゆったりと時が流れ始める。

金色の王は・・・




・・・・・・哀しい話は・・・・・これで・・・・終わり・・・・・・・眠れメシア・・・・・・・おやすみ・・・・・優しい風が吹き抜けていく・・・・・・・・・赤い世界に・・・・・・・・

<最終話・終>

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10418Re:龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 後編ドラマ・スライム 2002/10/9 12:21:48
記事番号10411へのコメント

カオテイック・メシアがヴァルガーヴとは・・・。
それにしてもいい終わり方でよかったです。
僕にはこんな温かみのあるエピローグ書けそうにもありません。(当然挑戦はしてみますが)
それでは短い感想ですみませんが・・・。
それでは〜

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10429Re:龍皇奇譚 最終話「夢の跡」 後編キツネノテブクロ 2002/10/9 19:43:32
記事番号10418へのコメント

ドラマ・スライム様、感想有難う御座います。
>カオテイック・メシアがヴァルガーヴとは・・・。
カオティック・メシアをヴァルガーヴにしたのは、ヴァルとあそこまで意識を同調できるとしたら、よほど近い存在で無ければ無理だろうと思ったのと。
私の話の中では、ダークスターとヴォルフィードの魂は輪廻の輪に乗ってますが、ヴァルガーヴの魔族の部分がどうなったかは、触れてなかったからです。
なので、竜のヴァルと魔族のヴァルーガーヴが出てくることになったわけです。(あとがきの方で触れればよかったと、ちょっと思ってます)
>それにしてもいい終わり方でよかったです。
そう言ってもらえて嬉しいです。
>僕にはこんな温かみのあるエピローグ書けそうにもありません。(当然挑戦はしてみますが)
意識してなかったんですが、温かみが感じられると言う事は、ただ哀しいだけの話でなかったと言う事ですよね。

ではこの辺で、レス有難う御座いました。

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10438お疲れ様でした。猫楽者 E-mail 2002/10/9 22:59:03
記事番号10411へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロさん。
お元気ですか、猫楽者です。

>
>「この羽根・・・・」
>「ケイオスが砕けてできた物さ。
>白い羽は光を、黒い羽は闇を・・・・俺にもある・・・神と魔を表すものとして」
>そう告げるヴァルの背には、白と黒の翼が幾重にも重なって広り、その姿は花のようにも見える。
>
美しく、そしてとても悲しい景色ですね。
音も無く降り注ぐ、世界の欠片。
せめて、この世界の方々に安らぎを。

>
>―――これで・・・眠れるだろ?・・・・もう一人の俺よ・・・
>

きっと・・・安らかな眠りに、そして輪廻の輪に乗り、次の生ではお幸せになる事をお祈りします。

>
>――自らの寿命と共に滅びる筈の世界が歪む・・・歪む前にその世界もろとも自身を滅ぼせなどと・・・こいつらに理解出来るだろうか・・・生きるためならどんな可能性にもかけるこいつらに・・・
>

歪む前に滅ぼす・・・悲しい決断ですね。
リナさん達は、『生きる』ということを、真剣に考えて
どんな状況でも、今の自分達に出来る最大限のことをするのでしょうね。

>
>そっと、フィリアにだけ聞こえるように囁く。
>「・・・ヴァル・・・今幸せですか?」
>
>「ああ」
>
>そう答えたときのフィリアは、花のような笑顔を見せた。
>

『幸せ』という答えで、本当に良かったです。

>
>で、これなんだけど・・・・」
>そう言いつつ、ヴァルが手渡したオーブを指差し・・・
>「ん?」
>「水竜王よね?」

フレイさんに知らせるかどうかも、難しい問題ですね。

>「で、ルークの事なんだが・・・」
>「あ、向こう(混沌)で聞いた。
>でもなんで、相手がミリーナだったの?」
>「偶然」
>「は?」
>「ケイオスの侵入者を排除するために、あの女を使ったんだが・・・・運が悪かったとしか」
>「・・・・マジで偶然だったの?(汗)」
>「ああ、あれは流石に狙ってたわけじゃ、なかったようだ」
>ついヴァルは遠い目してしまう。
>「あの二人・・・次は哀しい一生にならなきゃいいがな」
>「・・・」

悲しい・・・・偶然ですね。
ルークさん、ミリーナさん。次の人生こそ、どうかお幸せに。

>
>ヴァルは弟のルースを両親の下に戻し、またフレイとガーヴの二人について旅に出た・・・ただ、人数が一人増えて・・・
>

もう一人増えた・・・って、もしかしたら、フィリアさんですか。
なかなか、楽しく賑やかな旅の御一行ですね。

>
>・・・・・・哀しい話は・・・・・これで・・・・終わり・・・・・・・眠れメシア・・・・・・・おやすみ・・・・・優しい風が吹き抜けていく・・・・・・・・・赤い世界に・・・・・・・・
>
><最終話・終>

お疲れさまでした。
毎回、とても楽しく読ませて頂いておりました。
(ほとんど読み逃げ、してしまいました。ごめんなさい)
ダークスターとヴォルフィード、それぞれの分身として、ヴァルさんが存在する。
という発想や、たくさんのステキなオリキャラさんの素晴らしい世界。
面白かったです〜。

次回作のパラレルもの。
楽しみにお待ちしております。

秋らしくなって参りましたが、お体にお気を付けて、お元気で。

では、失礼します。


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10443Re:お疲れ様でした。キツネノテブクロ 2002/10/10 10:06:45
記事番号10438へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん。
>お元気ですか、猫楽者です。
こんにちはキツネノテブクロです。
感想有難う御座います。

>>「この羽根・・・・」
>>「ケイオスが砕けてできた物さ。
>>白い羽は光を、黒い羽は闇を・・・・俺にもある・・・神と魔を表すものとして」
>>そう告げるヴァルの背には、白と黒の翼が幾重にも重なって広り、その姿は花のようにも見える。
>>
>美しく、そしてとても悲しい景色ですね。
>音も無く降り注ぐ、世界の欠片。
TRY最終話の羽が散り落ちるシーンが印象に強くて、儚さが感じれればと思って使った表現ですが、ヴァルガーヴの最後と何処と無く被りました。
>せめて、この世界の方々に安らぎを
たとえ壊れ行く世界であっても、そこで生きている者もいますし・・・安らぎがあって欲しいです。

>>―――これで・・・眠れるだろ?・・・・もう一人の俺よ・・・
>きっと・・・安らかな眠りに、そして輪廻の輪に乗り、次の生ではお幸せになる事をお祈りします。
もう一人のヴァルであるヴァルガーヴにも、これで本当に終わりが来ました・・・ヴァルガーヴが次の生で幸せになれることを祈ります。

>>――自らの寿命と共に滅びる筈の世界が歪む・・・歪む前にその世界もろとも自身を滅ぼせなどと・・・こいつらに理解出来るだろうか・・・生きるためならどんな可能性にもかけるこいつらに・・・
>歪む前に滅ぼす・・・悲しい決断ですね。
>リナさん達は、『生きる』ということを、真剣に考えて
>どんな状況でも、今の自分達に出来る最大限のことをするのでしょうね。
ヴァルがリナ達に話さなかったのは、生き続ける事が、必ずしもカオティック・メシア(ヴァルガーヴ)にとって、幸せとは言え無い事など、常に生きる事を考え実行する者であるリナ達には、理解できないと思って言わなかったんです。
カオティック・メシアにとって、選択肢は余りにも少なかったと言えるのかもしれませんが・・・

>>そっと、フィリアにだけ聞こえるように囁く。
>>「・・・ヴァル・・・今幸せですか?」
>>
>>「ああ」
>>
>>そう答えたときのフィリアは、花のような笑顔を見せた。
>>
>
>『幸せ』という答えで、本当に良かったです。
今のヴァルには、生きることを教えたガーヴもいます、光を与えてくれた人たちが居ます。
これで不幸とか言ったら、L様あたりに滅ぼされます。
私は、今のヴァルは幸せだと思ってます。

>>で、これなんだけど・・・・」
>>そう言いつつ、ヴァルが手渡したオーブを指差し・・・
>>「ん?」
>>「水竜王よね?」
>
>フレイさんに知らせるかどうかも、難しい問題ですね。
そうですね・・・この話が結局水竜王探しから完全には離れてなかった、と言う事なんですが・・・このことを話すかどうかは、私の中でも決めかねてるとこです。

>>「で、ルークの事なんだが・・・」
>>「あ、向こう(混沌)で聞いた。
>>でもなんで、相手がミリーナだったの?」
>>「偶然」
>>「は?」
>>「ケイオスの侵入者を排除するために、あの女を使ったんだが・・・・運が悪かったとしか」
>>「・・・・マジで偶然だったの?(汗)」
>>「ああ、あれは流石に狙ってたわけじゃ、なかったようだ」
>>ついヴァルは遠い目してしまう。
>>「あの二人・・・次は哀しい一生にならなきゃいいがな」
>>「・・・」
>
>悲しい・・・・偶然ですね。
>ルークさん、ミリーナさん。次の人生こそ、どうかお幸せに。
哀しい偶然です・・・そして二人がまた巡り逢えることを、祈っています。

>>ヴァルは弟のルースを両親の下に戻し、またフレイとガーヴの二人について旅に出た・・・ただ、人数が一人増えて・・・
>>
>
>もう一人増えた・・・って、もしかしたら、フィリアさんですか。
>なかなか、楽しく賑やかな旅の御一行ですね。
はい、フィリアです(店はどうした?)
フィリアは「やくざな赤毛魔族(ガ−ヴのこと)」のせいで、ヴァルが不良ドラゴンにならないように、くっ付いて行ってます。
どうも私の書くフィリアは、結構肝が据わってるような気が・・・

>>・・・・・・哀しい話は・・・・・これで・・・・終わり・・・・・・・眠れメシア・・・・・・・おやすみ・・・・・優しい風が吹き抜けていく・・・・・・・・・赤い世界に・・・・・・・・
>>
>><最終話・終>
>
>お疲れさまでした。
>毎回、とても楽しく読ませて頂いておりました。
有難う御座います。
>(ほとんど読み逃げ、してしまいました。ごめんなさい)
いえ、私も読み逃げすることありまし・・・(^^;
>ダークスターとヴォルフィード、それぞれの分身として、ヴァルさんが存在する。
>という発想や、たくさんのステキなオリキャラさんの素晴らしい世界。
魔族のヴァルガーヴにも、竜族のヴァルの様に、生きていて欲しかったと言うのが何処かであったため、この設定になったんですが・・・結局お亡くなりなってしました(TT)
その上、登場キャラの半分以上が、オリキャラじゃ無かろうかと言うぐらい、出まくってました。(^^;
一部シビュレのおねーさん達、アトロポス、ラケシス、クロトの三人はフィブリゾやミリーナを蘇らせる時に、命の糸に関係した能力があるため、重要な役だった筈なのに・・・セリフすらなく消えていきました;;
>面白かったです〜。
そう言って頂けるのが嬉しいです。(^−^)


>次回作のパラレルもの。
>楽しみにお待ちしております。
今アイデアの断片を纏めてるんですが、ゼルガディスとヴァルガーヴ、あと魔族が数名、メインに来そうです。(リナとガウリイにアメリアが何処行ったんだ状態です^^;)
どんな話になるかは、まだ未定ですが楽しみにしてもらえるとの事なので、期待通りになるかどうかは解りませんが、頑張ろうと思います。
>秋らしくなって参りましたが、お体にお気を付けて、お元気で。
最近は朝夕が冷え込むようになって来ましたね、猫楽者さまもお体には気をつけてください。
ではこの辺で失礼します。

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10689お疲れ様でした。らん URL2002/10/16 21:39:54
記事番号10411へのコメント


こんにちは、キツネノテブクロさん♪
一気に読んでないところから読ませていただきましたvvv
エル様:で・・・・・やっと読み終わったから、レスと・・・・出遅れよねぇ・・・
あああ!!!痛いところをぉぉぉお!!突付かないでください(滝汗)

>「この羽根・・・・」
>「ケイオスが砕けてできた物さ。
>白い羽は光を、黒い羽は闇を・・・・俺にもある・・・神と魔を表すものとして」
>そう告げるヴァルの背には、白と黒の翼が幾重にも重なって広り、その姿は花のようにも見える。
>「終ったんですか?」
>「ああ・・・終ったんだ」
>
>―――これで・・・眠れるだろ?・・・・もう一人の俺よ・・・

安らかに・・・・・眠ってください。
ヴァルも・・・・・ようやく肩の荷が下りたのでしょうか・・・・

>――結局ヴァルガーヴは救われたのでしょうか・・・・

それはとても気になりますからね・・・・・

>――俺と奴は今は一つになってる・・・元々一つだったんだしな・・・
>
>そっと、フィリアにだけ聞こえるように囁く。
>「・・・ヴァル・・・今幸せですか?」
>
>
>「ああ」
>
>
>そう答えたときのフィリアは、花のような笑顔を見せた。


くぅううううぅぅ(ハンカチ持参中)その答えでよかったです><
フィリアの心も和んだことでしょう・・・・
そうですよね。回りには支えてくれる人たちがいるのですから♪幸せですよね☆

>「水竜王よね?」
>「ああ、モイラが見つけて保管してたようだ。
>あんたその話は聞いてたんだろ?」

水竜王・・・・・・伝えるのでしょうか・・・・フレイさんに・・・

>「あの二人・・・次は哀しい一生にならなきゃいいがな」

本当に次こそは、自分自身で幸せをつかんで欲しいです。
二人なら、必ず幸せになれると信じております。


>・・・・・・哀しい話は・・・・・これで・・・・終わり・・・・・・・眠れメシア・・・・・・・おやすみ・・・・・優しい風が吹き抜けていく・・・・・・・・・赤い世界に・・・・・・・・

お疲れ様でした。
素敵な作品にお会いできて良かったですvvv
それではこれにて失礼いたします。

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10698Re:お疲れ様でした。キツネノテブクロ 2002/10/17 11:05:04
記事番号10689へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん♪
>一気に読んでないところから読ませていただきましたvvv
こんにちは、キツネノテブクロです。
この話長かった思います、読むのお疲れ様でした。

ラダ:こんにちは、ラダです。
キツネの無駄に長い話に付き合ってくれて有難うな。

ラダ氏きついね(−ー;

>>「この羽根・・・・」
>>「ケイオスが砕けてできた物さ。
>>白い羽は光を、黒い羽は闇を・・・・俺にもある・・・神と魔を表すものとして」
>>そう告げるヴァルの背には、白と黒の翼が幾重にも重なって広り、その姿は花のようにも見える。
>>「終ったんですか?」
>>「ああ・・・終ったんだ」
>>
>>―――これで・・・眠れるだろ?・・・・もう一人の俺よ・・・
>安らかに・・・・・眠ってください。
>ヴァルも・・・・・ようやく肩の荷が下りたのでしょうか・・・・
そうですね、ヴァルもやっと落ち着けるでしょう。

ラダ:苦労人だしな、ヴァルは。


>>――結局ヴァルガーヴは救われたのでしょうか・・・・
>それはとても気になりますからね・・・・・
救われたと信じたいです・・・

>>――俺と奴は今は一つになってる・・・元々一つだったんだしな・・・
>>
>>そっと、フィリアにだけ聞こえるように囁く。
>>「・・・ヴァル・・・今幸せですか?」
>>
>>
>>「ああ」
>>
>>
>>そう答えたときのフィリアは、花のような笑顔を見せた。
>くぅううううぅぅ(ハンカチ持参中)その答えでよかったです><
>フィリアの心も和んだことでしょう・・・・
>そうですよね。回りには支えてくれる人たちがいるのですから♪幸せですよね☆
ここで違うなんて答えたら・・・L様とかにお仕置きされますよ;;

ラダ:支えてくれる奴がいるのはいいもんだ。

ラダ氏もそうなんだよね。

>>「水竜王よね?」
>>「ああ、モイラが見つけて保管してたようだ。
>>あんたその話は聞いてたんだろ?」
>水竜王・・・・・・伝えるのでしょうか・・・・フレイさんに・・・
難しいとこです、探していた者は自分達の世界には、居なかったなんて辛いでしょうし・・・このセリフって考えようでは、モイラが水竜王の魂を保管してなきゃ、異形にされて、それをフレイが殺していたかも知れなかったですし・・・

>>「あの二人・・・次は哀しい一生にならなきゃいいがな」
>本当に次こそは、自分自身で幸せをつかんで欲しいです。
>二人なら、必ず幸せになれると信じております。
ルークのあのシーンは、かなり後味が悪い話だったと思ってます。
偶然が生んだ哀しい末路ですが、それだけに次の生では幸福であって欲しいです。

>>・・・・・・哀しい話は・・・・・これで・・・・終わり・・・・・・・眠れメシア・・・・・・・おやすみ・・・・・優しい風が吹き抜けていく・・・・・・・・・赤い世界に・・・・・・・・
>お疲れ様でした。
有難う御座います。
>素敵な作品にお会いできて良かったですvvv
ううう物凄く照れます(>///<)
>それではこれにて失礼いたします。
感想有難う御座いました。
失礼します。

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10759Re:お疲れ様です。由季まる 2002/10/19 21:00:55
記事番号10411へのコメント

この前書き殴りに来た時に龍皇奇譚を全部読破させて頂きました。
由季まるです。以前は由季と名乗っていたのですが、名前変えました。(聞いてないっ!)
それでは、感想です!引用苦手なのであまり入ってませんがすいません!

全編とうして…ルース君かっわいいいvvvv
くらっときました、私も彼欲しいです!(挙手!)
すいません…半分冗談です(え?

私はTRYの時ヴァルにはまっていてたくちなので
ヴァル大好きです!
そういうんで彼には幸せになってほしいなーとか考えてました。

>「・・・ヴァル・・・今幸せですか?」
>
>
>「ああ」
>
>
>そう答えたときのフィリアは、花のような笑顔を見せた。
>
だからこの部分がそーと好きだったりします。
…『花』のようなとか素敵な表現ですねー。

>ヴァルは弟のルースを両親の下に戻し、またフレイとガーヴの二人について旅に出た・・・ただ、人数が一人増えて・・・
ああ、やはりルース君は帰ってしまうのね(涙)とか、うあ、自分ルース君好きなんだなあと思ってみたり。
…あと、こっそり増えたり?ですか、フィリアさんもおしあわせに〜、と(微笑)

…以前キツネさんが言われてた、ヴァルは「転生じゃなくて再生」って言葉私もそう思います、転生じゃ意味ないじゃないですか、ねえ?せっかくのもう1度なのに…(それでも滅んじゃうよりましだけど…)全て記憶がないんでは。
きっとヴォルさんだってそうおもったさあ!
…なんて(笑)

あとヴァルの羽が白いのと黒いのってイメージが「か、かっこいい!」とか一人興奮しておりました!

ヴァルの家族もいい感じです〜。そうか…竜だから父は外見若くてもいいんだ…お得だなあ…(笑)後日談も拝見しました。お爺さんのお爺さんのお爺さんの…そっれってどんなだけいるんだ〜古代竜!!

あと…やはりラダさん(キラーン)は気になる存在です。異世界から…とか、設定がはばひろくてきになります!
ただ登場人物が多くて混乱しました…。(まさか30人とは!)

良いイメージを頂きました。これからもがんばって下さい!あと…ルース君をお絵描きで描きたい!とか思ってるのですがいいでしょうか?もしかしたらルース君でない人も(フィリアさんの笑顔とか)小説のイメージで描かせてもらいたいなと、いえ、とか言っといて描かなかったりするかもしれないんですが(滝汗)
そんなんでも描いてみていいでしょうか〜。
ああ、あやふやですいません(汗)

では長くなりましたが、また縁がありましたら!

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10769Re:お疲れ様です。キツネノテブクロ 2002/10/20 15:05:50
記事番号10759へのコメント

>この前書き殴りに来た時に龍皇奇譚を全部読破させて頂きました。
>由季まるです。以前は由季と名乗っていたのですが、名前変えました。(聞いてないっ!)
こんにちは、初めましてキツネノテブクロです。
この話長いので大変だったと思いますが、読んでいただいて有難う御座います。

>それでは、感想です!引用苦手なのであまり入ってませんがすいません!
>
>全編とうして…ルース君かっわいいいvvvv
>くらっときました、私も彼欲しいです!(挙手!)
私も欲しかったです(笑)

>すいません…半分冗談です(え?
いえいえ

>私はTRYの時ヴァルにはまっていてたくちなので
>ヴァル大好きです!
>そういうんで彼には幸せになってほしいなーとか考えてました。
私もヴァルガーヴにはまってました。
TRY最終話あれを見たとき、これで終るほど単純じゃない気がしたもので、ヴァルには幸せになって欲しいと思ってます。
それにこの話、魔族の部分はどうなったのか考えていた時に、思いついたネタを使ってます。(カオティック・メシアの正体とか)

>>「・・・ヴァル・・・今幸せですか?」
>>
>>
>>「ああ」
>>
>>
>>そう答えたときのフィリアは、花のような笑顔を見せた。
>>
>だからこの部分がそーと好きだったりします。
>…『花』のようなとか素敵な表現ですねー。
有難う御座います。
ここで違うと答えたら、L様はじめヴァルのことを思ってくれてる方達に、どんな目に会わされるか・・・

>>ヴァルは弟のルースを両親の下に戻し、またフレイとガーヴの二人について旅に出た・・・ただ、人数が一人増えて・・・
>ああ、やはりルース君は帰ってしまうのね(涙)とか、うあ、自分ルース君好きなんだなあと思ってみたり。
流石にちっちゃ過ぎて連れては行けませんし。
また、何処かでルースは出したいです。

>…あと、こっそり増えたり?ですか、フィリアさんもおしあわせに〜、と(微笑)
店は大丈夫なんだろうかと思いながらも、一緒に行ってます。
フィリアも幸せでいて欲しいです。

>…以前キツネさんが言われてた、ヴァルは「転生じゃなくて再生」って言葉私もそう思います、転生じゃ意味ないじゃないですか、ねえ?せっかくのもう1度なのに…(それでも滅んじゃうよりましだけど…)全て記憶がないんでは。
>きっとヴォルさんだってそうおもったさあ!
>…なんて(笑)
転生だと何も残らない、それが彼にとって救いになるのかどうか解りませんし・・・
やはりヴァルには記憶は残っていて欲しいです、その上で生きることの意味と幸せを感じて欲しいと思ってます。

>あとヴァルの羽が白いのと黒いのってイメージが「か、かっこいい!」とか一人興奮しておりました!
とにかくヴァルはカッコよくあって欲しいです。

>ヴァルの家族もいい感じです〜。そうか…竜だから父は外見若くてもいいんだ…お得だなあ…(笑)後日談も拝見しました。お爺さんのお爺さんのお爺さんの…そっれってどんなだけいるんだ〜古代竜!!
死んでたから年食ってませんし(^^
竜族は長生きですし、爺様たちがいっぱいいてもいいのではと(笑)

>あと…やはりラダさん(キラーン)は気になる存在です。異世界から…とか、設定がはばひろくてきになります!
ラダ氏人気ですね・・・最初の登場はギャグシリーズの方だったのに・・・

>ただ登場人物が多くて混乱しました…。(まさか30人とは!)
最終的には全部で39人(内3人はセリフなし)でした・・・多すぎですねこれは流石に(滝汗)

>良いイメージを頂きました。これからもがんばって下さい!あと…ルース君をお絵描きで描きたい!とか思ってるのですがいいでしょうか?もしかしたらルース君でない人も(フィリアさんの笑顔とか)小説のイメージで描かせてもらいたいなと、いえ、とか言っといて描かなかったりするかもしれないんですが(滝汗)
>そんなんでも描いてみていいでしょうか〜。
見たいです。
ルース書くときはヴァルもセットで(まて)
>ああ、あやふやですいません(汗)
>
>では長くなりましたが、また縁がありましたら!
感想有難う御座いました。

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10412――「茶飲み話」と書いて、座談会と読む。単に、まとめてあとがき――キツネノテブクロ 2002/10/9 07:00:26
記事番号10409へのコメント

――「茶飲み話」と書いて、座談会と読む。単に、まとめてあとがき――



『龍皇奇譚』終りました。
謎がいくつか残った様な気がするのは、私の気のせいでしょうか?

リナ:謎はともかく終ったわね。

ガウリイ:俺ほとんどセリフが無かったような・・・

すまんガウリイ。
意外と動かしにくかったよ、ガウリイって(^^;

ゼル:俺もそれ程無かったろセリフ。

ゼルは結構質問者してるよ、リナと一緒に。

アメリア:・・・・

一番すまんのはアメリアだったね;;
ガウリイ以上にセリフが無かった気がする(汗)

アメリア:私も動かしにくいんですか?

うん。
何よりこの話、何処にも正義はありません。

アメリア:え?

気づかなかった?この話って、思いっきりエゴ剥き出しなんだよ。
全員、自分のためとか、命令とかで動いてたの気づかなかった?

一同:うん。

・・・・(−ー;
まず、神と魔が動いた理由だけど、知らない相手に滅ぼされるのが癪に障るから動いた。
次に、リナ達は単に巻き込まれただけ。
ヴァル、こいつが一番被害者かも、ダークスターの後始末しただけとも言える。(他にもあるけど・・・)
レゾとルーク、金色の王の命令。(これが一番みもふたも無い)
カオティック・メシア、単なる自殺。(おい)
アイオロス、他数名は暴走。
金色の王(ロード・オブ・ナイトメア)、暇つぶし。(まて)
大体こんな感じかな。

一同:・・・・・

****************************

さて、オリキャラさんが大量に出ましたよこの話。

ラダ:覚えてんのか?

かなり出たからねえ。

ラダ:敵さんだけでも結構いたな。

えーと・・・まずカオティック・メシア(ヴァルガーヴ=デュグラディグドゥ)∞シビュレ(モイラ、ネメシス、テュケ、アトロポス、ラケシス、クロト)∞アイオロス∞東西南北の風(エウロス、ゼピュロス、ノトス、ボレアス)=B
他は、シヴァ∞カーリー∞ルース=Aキャラと呼んで良いのか疑問な、青竜∞白虎∞朱雀∞玄武=B

ラダ:他は俺とメティスに半オリキャラのフレイ、フィブリゾの部下で冥神官タナトス∞冥将軍ヒュプノス≠ゥ。
結構いるな(汗)

よく出したもんだ;;
殆ど死んでるし・・・

ラダ:・・・・・
セリフすらなく、消えてった奴もいるよな;;

はははははははは・・・・・(乾いた笑&遠い目)

****************************

結局主役がヴァルにしか見えん話になってしまった。

ヴァル:ホントはフレイのオッサンなんだろ?

うむ。
どっからこうなったかな?

ヴァル:第三話あたりからか?

・・・・・次ぎ書くときは、ちゃんとフレイが主役になるように・・・・・

ヴァル:無理無理。

うっ、やっぱり・・・まあ、書いてて動かしやすいよ、ヴァルの場合は・・・あとガーヴとか。
それに、これの続きなんてあるかどうか解らんしね、今んとこネタないし。

ヴァル:ふーん。

それに、パラレルとか書いてみたいし。
ネタは浮かんでるけど、纏まってないからまだ書かないけど。

ヴァル:ちなみに誰が主役だ?

ゼルガディスかヴァルガーヴだと思う。
二人を組ませるのもありかな。

ヴぁる:ま、他のキャラに恨まれん様にな。

うむ。

****************************

フレイ:私の出番・・・

すまん。
主役なのに霞まくってたね。(^^;

フレイ:・・・・・・

龍皇奇譚の続きを書くときは、ちゃんと主役にするから。(確約は出来ないけどね)

****************************


最後に、ここまで読んでくださって有難う御座いました。
当初、ここまで長くなる予定ではなかったのですが、何故か長くなってしまいました。
最後にモイラがヴァルにオーヴを手渡し、それをL様に手渡すヴァルのシーンは、この話を書き始めた当初から予定していた物なので、それはよかったんですが・・・それらしき事をろくすっぽ匂わせてなかったなと、反省。
フレイが主役だったはずの話が、いつの間にかヴァルの方が主役状態になり、水竜王探しからかなり外れた感がありました。
次があるなら、ちゃんと主役らしくするから、恨まないでいてくれることを願いつつ、この辺で失礼します。

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10701何と無く思いついたおまけ。キツネノテブクロ 2002/10/17 17:16:15
記事番号10412へのコメント

おまけ。



ルースを連れ、ヴァルは両親もとへ来ていた。
「ルースは返すぜ、流石に旅につれては行けねえからな」
ソファーに座り、そう言いつつルースを膝に乗せる。
ルースは例のごとく、ヴァルの膝に上で丸くなって寝ている。
「まあ、しゃあねーか・・・・で、ヴァル。
孫の顔はまだ見せてくれねえのか?」
無視。
「う゛ぁるぅぅぅぅ」
さらに無視。
「曾孫の顔が見たいのお」
「どっから沸いて出た?」
何時の間に来たのか、ヴァルの爺さんがソファーの後ろからぬぼっと顔を出す、ヴァルも一応つっこんでみる。
「曾孫の顔」
無視。
「玄孫の顔が見たいのお」
「今度はあんたか;;」
反対側からは曾爺さん、ちなみにこの曾爺さんは古代竜の族長・・・
「玄孫の顔〜」
またも無視。
「この際あの黄金竜の娘でも構わん、わしらにお前の子供をだな・・・」

ごばあっ!

ヴァルがいきなり力を解放したため、吹っ飛ぶ三名・・・
「いい加減にしろぢぢいども(怒)」
額にはでっかい青筋を浮かべ、地を這うような声で呟く。

『・・・・・・(こええええええええ(汗))』

古代竜のお偉いさんたちも、ヴァルの迫力に情けなくもびびってたりする;;
「フィリアさんだったかしら?あのお嬢さん、綺麗な子じゃないv
あれだけ美人なら、生まれてくる子は男だろうが女だろうが、美人さん間違いなしvv」
楽しそうに言うのはカーリー。
「・・・おふくろ・・・(疲)」
流石に脱力しまくるヴァル(笑)
「楽しみしてるわねv
二人の子供vvv」
がっくし肩を落とし、脱力しきったヴァルは何も言えず、その場にはただにこにこ笑う、カーリーが目立っていた。


「ルースを押し付けたから、子供が欲しくなってるわよね。
あの調子なら(笑)」
カーリーさん、あなたって・・・・(TーT)


<おしまい>


あほな話です。
何故か思いついてしまい書いてしまいましたが・・・・ただの変な話に(TT)
さらっと読み流してくださいませ、それではこの辺で。

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