◆−龍皇奇譚−キツネノテブクロ (2002/10/4 08:58:43) NEW No.10205
 ┣龍皇奇譚 第九話「命」 第一回−キツネノテブクロ (2002/10/4 09:01:00) NEW No.10206
 ┣龍皇奇譚 第九話「命」 第ニ回−キツネノテブクロ (2002/10/4 09:08:20) NEW No.10207
 ┣龍皇奇譚 第九話「命」 第三回−キツネノテブクロ (2002/10/4 09:13:51) NEW No.10208
 ┃┣Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回−ドラマ・スライム (2002/10/4 13:00:20) NEW No.10215
 ┃┃┗Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回−キツネノテブクロ (2002/10/4 14:48:41) NEW No.10232
 ┃┗Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回−Yuppy (2002/10/4 13:09:58) NEW No.10217
 ┃ ┗Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回−キツネノテブクロ (2002/10/4 14:53:49) NEW No.10234
 ┣龍皇奇譚 第九話「命」 第四回−キツネノテブクロ (2002/10/4 21:37:03) NEW No.10259
 ┃┣Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第四回−ドラマ・スライム (2002/10/4 21:46:47) NEW No.10261
 ┃┃┗Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第四回−キツネノテブクロ (2002/10/5 09:56:21) NEW No.10277
 ┃┗悲しいですね・・・・・でも。−猫楽者 (2002/10/5 04:03:47) NEW No.10274
 ┃ ┗Re:悲しいですね・・・・・でも。−キツネノテブクロ (2002/10/5 10:15:06) NEW No.10279
 ┗龍皇奇譚 第九話「命」 最終回−キツネノテブクロ (2002/10/5 09:50:35) NEW No.10275
  ┣Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回−ドラマ・スライム (2002/10/5 11:39:22) NEW No.10292
  ┃┗Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回−キツネノテブクロ (2002/10/5 15:56:37) NEW No.10302
  ┗Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回−Yuppy (2002/10/5 11:45:28) NEW No.10294
   ┗Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回−キツネノテブクロ (2002/10/5 16:03:24) NEW No.10303


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10205龍皇奇譚キツネノテブクロ 2002/10/4 08:58:43


ツリー落ちしてないですが、新規ツリーで第九話。

ラダ:なげーぞ。

文句言わないで(TT)
これでも終わりに向かって話は動いてるんだから・・・

ラダ:ふーん
で、この九話はどんな感じの話になるんだ?

色々です、不幸になる人も居ます。

ラダ:・・・

あとは本編を読んでいただきましょう。

ラダ:第九話の始まりだ。
読んでやってくれ。


※前回までの話はカテゴリー別検索と著者別に登録してあります。
第八話もツリーが沈み次第登録します。

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10206龍皇奇譚 第九話「命」 第一回キツネノテブクロ 2002/10/4 09:01:00
記事番号10205へのコメント
――龍皇奇譚――
 第九話「命」 第一回





ラダマンティスはルークとは別行動をしていた。
途中までは一緒に行動していたが、街らしきものが見えたとき、別行動しようという事になった。
「結構ふつうな街だな」
そう、自分がみて普通だと感じるほど、穏やかな町並み。
ケイオスには争いが無い世界だと聞いている。
「物買うのに金が要るかな?」
普通に歩きながらもそう言った事に、注意してみているとどうも貨幣といったものを、使っている様子は無い。
「試してみるか・・・すいません、これください」
そう言って、近くの店で果物を買ってみる。
「はい、いっらしゃい」
そう言って、袋に詰めるだけで、幾ら要るとか金額の事を一切触れずに、品物を渡す。
「ありがとう」
ラダマンティスはれを言って店を出ると、公園らしき場所に来てみた。
「何とも不思議な世界だな」



「で、どうやって戻ったかはそのうち説明するとして・・・」
そう言ってリナはフレイ達の方を見る。
「随分酷い怪我してるみたいだけど?」
「そうねえ火竜王が暴走しかけて、それを止めようとしたザードとシーリウスはボロボロにされてるし、天竜王も火竜王とまともにぶつかったせいで、こっちもぼろぼろ。
で、一番酷いのはあたしがかけた封印を強引に破ったせいで、激痛走りまくりの体で全力で暴れた火竜王かしら」
「いま、父様は全く動けません。
傷もそうなんですが、それ以上に封印を無理に破った反動で、まともに動けないんです」
「・・・・いいのか?神様がそれで(汗)」
「さあ?」
呆れたようにエルもフレイたちを見ている。
「ところでさ、ヴァルは?
フィリアも居ないみたいだけど・・・」
「ヴァルはあいつのとこよ。
フィリアはヴァルを追ってったわ」
「親父は?」
「ラダマンティスはあいつの世界に行ってる、あたしの代わりとして。
ルークも一緒に行ったけど」
「・・・」



ラダマンティスは街の外れま来て、足を止めていた。
「通行止め?」
立て看板には「この先土砂崩れにより通行止め」とか書いてある。
「・・・」
無言のまま看板の横を通り抜け、先へずんずん進むと確かに土砂で道が塞がっていた。
「おいおい;;
しゃーねえか」
とか言ってるうちに愛用のツルハシを取り出し、手近な岩から粉砕していく。
見る見るうちに岩が無くなり、残った土砂はツルハシを一閃させ、その衝撃波で吹き飛ばす。
「これで通れるだろ」



「ところで、そこで伸びてる奴らが回復したら、一戦やらかすわよ」
「は?」
「ヴァルも了承済みvv
シーリウス、あんたの世界のバカどもを一掃するわよ。
派手にいきましょ、派手にね」
「・・・・ご存知だったのですか、金色の王よ。
我らの同族が、愚かな行いをしようとしていることに・・・」
シーリウスはそう言葉にするとうな垂れる・・・
「ヴァルが言ってたある意味あたしへの反逆、教えてくれたの・・・あいつの世界に行く前に、色々とね。
あんたも戻って調べたみたいね」
エルの言葉に、シーリウスは顔をあげる。
「命を道具と見る者達の暴走・・・それが一番の原因かもしれません」
「ちゃんと説明してね」
「はい・・・」


ルークは森らしきとこをてくてく歩いていた。
「方向感覚が変になるな・・・」
・・・・・・・迷ったらしい・・・・




「あれは、我らの同胞だった者や、異界より集められた、神や魔の変わり果てた姿・・・・。
我らの神ヴォルフィードを蘇らせんとし、ダークスターと融合したヴルフィードを、分離しようとした結果が・・・」




―――闇色の混沌



<続>


――あとがき――

はじまった・・・

L:始まったわね・・・

第九話まで来たよ

L:そーね

何か言う事は?

L:出番・・・・

じゃあこの辺で(無視)
次回をよろしく。

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10207龍皇奇譚 第九話「命」 第ニ回キツネノテブクロ 2002/10/4 09:08:20
記事番号10205へのコメント

――龍皇奇譚――
 第九話「命」 第ニ回





アイオロスは自分が狂っていくのを感じていた。


ダークスターを分断し倒す、その案が出たとき、アイオロスは別の考えを持っていた。
自分達が仕える神を取り戻す、そのためにこの計画を立てた・・・が、神は滅び、残ったのは欠片と力を受継ぐ者のみ。
既に純粋な神を取り戻せないなら創り出せばいい。
それは天地を創造すのに等しき事、並大抵の力と技術ではなしえない・・・何故なら自分達よりも上位の存在を創ることは、不可能だった。
そして彼が選んだ道は・・・・


自分達よりも高位の存在の魂を核にして、新たな神を創る。


本来それが出来るのは、金色の王たる全てのモノの母だけなのだ。
ただし、例外が居た・・・・新世界の創造主、彼らの神を内包する者・・・カオティック・メシア。
「神が創れなければ、神に近きものを創ればよい・・・」
だが、やがてそれは歪んでいった。

カオティック・メシアの下を訪れ、自分達に協力すればケイオスを支える者・・・つまり、カオティック・メシアにとって力になると告げ、自分達に協力を持ちかけた。
そして、生まれたものは全て神でも魔でもない者だった。
「我らを騙すのか」
アイオロスは知らなかった、カオティック・メシアが何故、新世界を創り出したのか・・・
それを知れば彼はかの皇に頼りはしなかっただろう・・・


神が創れなければ、我が神になるだけだ・・・


そして、アイオロスは異界の神や魔に属する高位の魂を・・・・食らった・・・彼は神ではなく、全てを支配するものにならんとした・・・彼は何時から狂い始めたのか、自分でも解らなくなっていた・・・。
異質なものを取り込んだアイオロスは、異形のものと化していた。
そして、狂っていたのはアイオロスだけでは無かった・・・エウロスもゼピュロスもノトスもボレアスも・・・狂っていた。
彼らもアイオロス同様、異質な魂を食らい、異形となっていた・・・。


彼らは自らを堕としたのだった。


<続>

ちょっとみぢかい。

L:ほんとね。

ま、気にせずいきましょう。

L:しかしあんたの頭の中って壊れてるわね(呆)

昔からだ、気にしてたら生きていけません。

L:開き直ってるし;;

じゃあ、この辺で。

L:次もよろしくね〜♪

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10208龍皇奇譚 第九話「命」 第三回キツネノテブクロ 2002/10/4 09:13:51
記事番号10205へのコメント

――龍皇奇譚――
 第九話「命」 第三回





レゾはセイルーン郊外の丘の上で、一人静かに佇んでいた。
一時的に復活してからは、見えるようになった目でゆっくりと世界を見ることが無かった。

「これが、私が見たかったもの・・・ゼルガディス、私は貴方を歪めてでも見たかった物を見てるんですよ・・・」

自らの手で異形の姿に変えてしまった、血のつながった者へ届かぬ言葉を送る。
生まれつき見えぬ目を治療するために白魔術を習い、それで駄目なら黒魔術や精霊魔術さえも習得し、それらを組み合わせた高度な術さえ作り出した・・・。
それでさえもこの目は開く事は無かった。

「さて、そろそろあの子の所へ行きましょうか・・・」

赤い闇を纏った者は踵を返し、丘を立ち去った・・・・



フィブリゾは滅びの砂漠のかつての拠点に居た。

「タナトス、ヒュプノス、ルビーアイ様が来たら此処までお通しして」

冥神官と冥将軍は静な礼をとり、その場を辞す。

「結局・・・僕は・・・」

フィブリゾの呟きは、誰に聞かれること無く、空へと消える・・・



「ルビーアイ様。
お待ちいたしておりました、主の下へ案内いたします」
「こちらへ」
タナトスとヒュプノスは、入り口に所でレゾを迎えていた。
二人に案内され、通された場所にフィブリゾはいた。

「・・・ルビーアイ様・・・」

呟くフィブリゾの表情は、迷子になり途方にくれた子供のもの・・・

「フィブリゾ・・・説明してくれますね?」

優しい声で問いかけるレゾ、だがこの男を知るものは、それが偽りだということを・・・
フィブリゾは暫くレゾを見ていたが、静かに口を開く。

「僕は、もうすぐ滅びます。
時間制限つきの今の命なんです」
「?」
フィブリゾの言葉に眉を顰める、フィブリゾの方は淡々とした表情を浮かべ、その目の焦点が合ってない。
「カオティック・メシアが僕を蘇らせた時、一つの枷を僕につけた・・・それが時間」
フィブリゾの体が微かに震えている・・・
「僕は限られた時間の中で、この世界に居る神と魔の魂を集めなければならなった・・・けど・・・僕の力では最初から無理なのをあいつは知ってた」
体の震えが大きくなっていくフィブリゾを、レゾはそっと抱きしめてやる。
「カオティック・メシアは最初から・・・・魂なんて必要としてなくて、カオティック・メシアを利用しようとした奴らが、魂を必要としたいた。
無駄な足掻きだって、知っててあいつは奴らに力を貸して・・・僕を蘇らせ奴らに僕を渡したんだ・・・」

「それで貴方は腹心たちを襲ったわけですか?」

レゾは震えるフィブリゾの頭をそっと撫でながら、冷たい声で問いかける。
その声に体をビクッと竦ませ、フィブリゾは怯えた目でレゾを見上げる。
「僕は・・・帰りたかった・・・みんなの所へ・・・でも・・・僕の行動は制限を受けていた・・・」
「そうですか・・・・フィブリゾ、もう休みなさい・・・」
そうレゾは囁くと、赤い闇にフィブリゾを包む。
「お休みなさい、フィブリゾ・・・・先に混沌の海へ行っていなさい・・・」
そして、闇が消えた後にはフィブリゾの姿は無かった。
フィブリゾに従っていた冥神官タナトスと、冥将軍ヒュプノスの二人も、姿を消していた。
共に混沌の海へと帰ったのだろう・・・

「許せませんね・・・高くつきますよ、私の部下を良い様に使ってくれた礼は・・・」

静かな声だった。
そこに込められた怒りの色がそうせたのか・・・・




レゾがセイルーンに戻ってきた時、リナ達が新たな決戦へと向かおうとしていた。



<続>


――あとがき――

さあて、色々動いてます。

フィブ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

暗いなあ;;

フィブ:結局ルビーアイ様に滅ぼされちゃった(TT)

・・・・・・

フィブ:僕の出番はもう無いの?

(思い出し中)
ない(きぱっ)

フィブ・・・・・・・・(オプション付きでいぢけ中)

じゃあ、フィブリゾが黙ったところで、また次回。
つぎもよろしくです。

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10215Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回ドラマ・スライム 2002/10/4 13:00:20
記事番号10208へのコメント

キツネノテブクロさんは No.10208「龍皇奇譚 第九話「命」 第三回」で書きました。
>
>――龍皇奇譚――
> 第九話「命」 第三回
>
>
>
>
>
>レゾはセイルーン郊外の丘の上で、一人静かに佇んでいた。
>一時的に復活してからは、見えるようになった目でゆっくりと世界を見ることが無かった。
>
>「これが、私が見たかったもの・・・ゼルガディス、私は貴方を歪めてでも見たかった物を見てるんですよ・・・」
>
>自らの手で異形の姿に変えてしまった、血のつながった者へ届かぬ言葉を送る。
>生まれつき見えぬ目を治療するために白魔術を習い、それで駄目なら黒魔術や精霊魔術さえも習得し、それらを組み合わせた高度な術さえ作り出した・・・。
何それ?
>それでさえもこの目は開く事は無かった。
>
>「さて、そろそろあの子の所へ行きましょうか・・・」
>
>赤い闇を纏った者は踵を返し、丘を立ち去った・・・・
>
>
>
>フィブリゾは滅びの砂漠のかつての拠点に居た。
>
>「タナトス、ヒュプノス、ルビーアイ様が来たら此処までお通しして」
>
>冥神官と冥将軍は静な礼をとり、その場を辞す。
>
>「結局・・・僕は・・・」
>
>フィブリゾの呟きは、誰に聞かれること無く、空へと消える・・・
>
>
>
>「ルビーアイ様。
>お待ちいたしておりました、主の下へ案内いたします」
>「こちらへ」
>タナトスとヒュプノスは、入り口に所でレゾを迎えていた。
>二人に案内され、通された場所にフィブリゾはいた。
>
>「・・・ルビーアイ様・・・」
>
>呟くフィブリゾの表情は、迷子になり途方にくれた子供のもの・・・
>
>「フィブリゾ・・・説明してくれますね?」
>
>優しい声で問いかけるレゾ、だがこの男を知るものは、それが偽りだということを・・・
>フィブリゾは暫くレゾを見ていたが、静かに口を開く。
>
>「僕は、もうすぐ滅びます。
>時間制限つきの今の命なんです」
そーなんだ
>「?」
>フィブリゾの言葉に眉を顰める、フィブリゾの方は淡々とした表情を浮かべ、その目の焦点が合ってない。
>「カオティック・メシアが僕を蘇らせた時、一つの枷を僕につけた・・・それが時間」
>フィブリゾの体が微かに震えている・・・
>「僕は限られた時間の中で、この世界に居る神と魔の魂を集めなければならなった・・・けど・・・僕の力では最初から無理なのをあいつは知ってた」
>体の震えが大きくなっていくフィブリゾを、レゾはそっと抱きしめてやる。
>「カオティック・メシアは最初から・・・・魂なんて必要としてなくて、カオティック・メシアを利用しようとした奴らが、魂を必要としたいた。
>無駄な足掻きだって、知っててあいつは奴らに力を貸して・・・僕を蘇らせ奴らに僕を渡したんだ・・・」
>
>「それで貴方は腹心たちを襲ったわけですか?」
>
>レゾは震えるフィブリゾの頭をそっと撫でながら、冷たい声で問いかける。
>その声に体をビクッと竦ませ、フィブリゾは怯えた目でレゾを見上げる。
>「僕は・・・帰りたかった・・・みんなの所へ・・・でも・・・僕の行動は制限を受けていた・・・」
>「そうですか・・・・フィブリゾ、もう休みなさい・・・」
>そうレゾは囁くと、赤い闇にフィブリゾを包む。
>「お休みなさい、フィブリゾ・・・・先に混沌の海へ行っていなさい・・・」
>そして、闇が消えた後にはフィブリゾの姿は無かった。
>フィブリゾに従っていた冥神官タナトスと、冥将軍ヒュプノスの二人も、姿を消していた。
>共に混沌の海へと帰ったのだろう・・・
>
>「許せませんね・・・高くつきますよ、私の部下を良い様に使ってくれた礼は・・・」
>
>静かな声だった。
>そこに込められた怒りの色がそうせたのか・・・・
>
>
>
>
>レゾがセイルーンに戻ってきた時、リナ達が新たな決戦へと向かおうとしていた。
>
>
>
><続>
>
>
>――あとがき――
>
>さあて、色々動いてます。
>
>フィブ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
>暗いなあ;;
>
>フィブ:結局ルビーアイ様に滅ぼされちゃった(TT)
>
>・・・・・・
>
>フィブ:僕の出番はもう無いの?
>
>(思い出し中)
>ない(きぱっ)
>
>フィブ・・・・・・・・(オプション付きでいぢけ中)
>
>じゃあ、フィブリゾが黙ったところで、また次回。
>つぎもよろしくです。
それでは〜また〜

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10232Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回キツネノテブクロ 2002/10/4 14:48:41
記事番号10215へのコメント


>>――龍皇奇譚――
>> 第九話「命」 第三回
>>
>>
>>
>>
>>
>>レゾはセイルーン郊外の丘の上で、一人静かに佇んでいた。
>>一時的に復活してからは、見えるようになった目でゆっくりと世界を見ることが無かった。
>>
>>「これが、私が見たかったもの・・・ゼルガディス、私は貴方を歪めてでも見たかった物を見てるんですよ・・・」
>>
>>自らの手で異形の姿に変えてしまった、血のつながった者へ届かぬ言葉を送る。
>>生まれつき見えぬ目を治療するために白魔術を習い、それで駄目なら黒魔術や精霊魔術さえも習得し、それらを組み合わせた高度な術さえ作り出した・・・。
>何それ?
考えてなかった・・・
スレイヤーズの本編か何処かで、こういう話が出てた様な気がしたんで、使ったんですが・・・
>>それでさえもこの目は開く事は無かった。
>>
>>「さて、そろそろあの子の所へ行きましょうか・・・」
>>
>>赤い闇を纏った者は踵を返し、丘を立ち去った・・・・
>>
>>
>>
>>フィブリゾは滅びの砂漠のかつての拠点に居た。
>>
>>「タナトス、ヒュプノス、ルビーアイ様が来たら此処までお通しして」
>>
>>冥神官と冥将軍は静な礼をとり、その場を辞す。
>>
>>「結局・・・僕は・・・」
>>
>>フィブリゾの呟きは、誰に聞かれること無く、空へと消える・・・
>>
>>
>>
>>「ルビーアイ様。
>>お待ちいたしておりました、主の下へ案内いたします」
>>「こちらへ」
>>タナトスとヒュプノスは、入り口に所でレゾを迎えていた。
>>二人に案内され、通された場所にフィブリゾはいた。
>>
>>「・・・ルビーアイ様・・・」
>>
>>呟くフィブリゾの表情は、迷子になり途方にくれた子供のもの・・・
>>
>>「フィブリゾ・・・説明してくれますね?」
>>
>>優しい声で問いかけるレゾ、だがこの男を知るものは、それが偽りだということを・・・
>>フィブリゾは暫くレゾを見ていたが、静かに口を開く。
>>
>>「僕は、もうすぐ滅びます。
>>時間制限つきの今の命なんです」
>そーなんだ
そうなんです。
その理由もあるんですが、そのうち本編で説明がでると思います。(多分)
>>「?」
>>フィブリゾの言葉に眉を顰める、フィブリゾの方は淡々とした表情を浮かべ、その目の焦点が合ってない。
>>「カオティック・メシアが僕を蘇らせた時、一つの枷を僕につけた・・・それが時間」
>>フィブリゾの体が微かに震えている・・・
>>「僕は限られた時間の中で、この世界に居る神と魔の魂を集めなければならなった・・・けど・・・僕の力では最初から無理なのをあいつは知ってた」
>>体の震えが大きくなっていくフィブリゾを、レゾはそっと抱きしめてやる。
>>「カオティック・メシアは最初から・・・・魂なんて必要としてなくて、カオティック・メシアを利用しようとした奴らが、魂を必要としたいた。
>>無駄な足掻きだって、知っててあいつは奴らに力を貸して・・・僕を蘇らせ奴らに僕を渡したんだ・・・」
>>
>>「それで貴方は腹心たちを襲ったわけですか?」
>>
>>レゾは震えるフィブリゾの頭をそっと撫でながら、冷たい声で問いかける。
>>その声に体をビクッと竦ませ、フィブリゾは怯えた目でレゾを見上げる。
>>「僕は・・・帰りたかった・・・みんなの所へ・・・でも・・・僕の行動は制限を受けていた・・・」
>>「そうですか・・・・フィブリゾ、もう休みなさい・・・」
>>そうレゾは囁くと、赤い闇にフィブリゾを包む。
>>「お休みなさい、フィブリゾ・・・・先に混沌の海へ行っていなさい・・・」
>>そして、闇が消えた後にはフィブリゾの姿は無かった。
>>フィブリゾに従っていた冥神官タナトスと、冥将軍ヒュプノスの二人も、姿を消していた。
>>共に混沌の海へと帰ったのだろう・・・
>>
>>「許せませんね・・・高くつきますよ、私の部下を良い様に使ってくれた礼は・・・」
>>
>>静かな声だった。
>>そこに込められた怒りの色がそうせたのか・・・・
>>
>>
>>
>>
>>レゾがセイルーンに戻ってきた時、リナ達が新たな決戦へと向かおうとしていた。
>>
>>
>>
>><続>
>>
>>
>>――あとがき――
>>
>>さあて、色々動いてます。
>>
>>フィブ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>
>>暗いなあ;;
>>
>>フィブ:結局ルビーアイ様に滅ぼされちゃった(TT)
>>
>>・・・・・・
>>
>>フィブ:僕の出番はもう無いの?
>>
>>(思い出し中)
>>ない(きぱっ)
>>
>>フィブ・・・・・・・・(オプション付きでいぢけ中)
>>
>>じゃあ、フィブリゾが黙ったところで、また次回。
>>つぎもよろしくです。
>それでは〜また〜
>
レス有難う御座いました。

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10217Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回Yuppy 2002/10/4 13:09:58
記事番号10208へのコメント

キツネノテブクロさんは No.10208「龍皇奇譚 第九話「命」 第三回」で書きました。
>
>――龍皇奇譚――
> 第九話「命」 第三回
>
>
>
>
>
>レゾはセイルーン郊外の丘の上で、一人静かに佇んでいた。
>一時的に復活してからは、見えるようになった目でゆっくりと世界を見ることが無かった。
>
>「これが、私が見たかったもの・・・ゼルガディス、私は貴方を歪めてでも見たかった物を見てるんですよ・・・」
>
>自らの手で異形の姿に変えてしまった、血のつながった者へ届かぬ言葉を送る。
>生まれつき見えぬ目を治療するために白魔術を習い、それで駄目なら黒魔術や精霊魔術さえも習得し、それらを組み合わせた高度な術さえ作り出した・・・。
>それでさえもこの目は開く事は無かった。
>
>「さて、そろそろあの子の所へ行きましょうか・・・」
>
>赤い闇を纏った者は踵を返し、丘を立ち去った・・・・
>
>
>
>フィブリゾは滅びの砂漠のかつての拠点に居た。
ついでに結界を……冗談です。
>
>「タナトス、ヒュプノス、ルビーアイ様が来たら此処までお通しして」
>
>冥神官と冥将軍は静な礼をとり、その場を辞す。
>
>「結局・・・僕は・・・」
>
>フィブリゾの呟きは、誰に聞かれること無く、空へと消える・・・
>
>
>
>「ルビーアイ様。
>お待ちいたしておりました、主の下へ案内いたします」
>「こちらへ」
>タナトスとヒュプノスは、入り口に所でレゾを迎えていた。
>二人に案内され、通された場所にフィブリゾはいた。
>
>「・・・ルビーアイ様・・・」
>
>呟くフィブリゾの表情は、迷子になり途方にくれた子供のもの・・・
>
>「フィブリゾ・・・説明してくれますね?」
>
>優しい声で問いかけるレゾ、だがこの男を知るものは、それが偽りだということを・・・
>フィブリゾは暫くレゾを見ていたが、静かに口を開く。
>
>「僕は、もうすぐ滅びます。
>時間制限つきの今の命なんです」
>「?」
>フィブリゾの言葉に眉を顰める、フィブリゾの方は淡々とした表情を浮かべ、その目の焦点が合ってない。
>「カオティック・メシアが僕を蘇らせた時、一つの枷を僕につけた・・・それが時間」
>フィブリゾの体が微かに震えている・・・
>「僕は限られた時間の中で、この世界に居る神と魔の魂を集めなければならなった・・・けど・・・僕の力では最初から無理なのをあいつは知ってた」
>体の震えが大きくなっていくフィブリゾを、レゾはそっと抱きしめてやる。
>「カオティック・メシアは最初から・・・・魂なんて必要としてなくて、カオティック・メシアを利用しようとした奴らが、魂を必要としたいた。
>無駄な足掻きだって、知っててあいつは奴らに力を貸して・・・僕を蘇らせ奴らに僕を渡したんだ・・・」
へー。
>
>「それで貴方は腹心たちを襲ったわけですか?」
>
>レゾは震えるフィブリゾの頭をそっと撫でながら、冷たい声で問いかける。
>その声に体をビクッと竦ませ、フィブリゾは怯えた目でレゾを見上げる。
>「僕は・・・帰りたかった・・・みんなの所へ・・・でも・・・僕の行動は制限を受けていた・・・」
>「そうですか・・・・フィブリゾ、もう休みなさい・・・」
>そうレゾは囁くと、赤い闇にフィブリゾを包む。
>「お休みなさい、フィブリゾ・・・・先に混沌の海へ行っていなさい・・・」
>そして、闇が消えた後にはフィブリゾの姿は無かった。
>フィブリゾに従っていた冥神官タナトスと、冥将軍ヒュプノスの二人も、姿を消していた。
確かタナトスが死でヒュプノスが眠りでしたっけ?
>共に混沌の海へと帰ったのだろう・・・
>
>「許せませんね・・・高くつきますよ、私の部下を良い様に使ってくれた礼は・・・」
>
>静かな声だった。
>そこに込められた怒りの色がそうせたのか・・・・
>
>
>
>
>レゾがセイルーンに戻ってきた時、リナ達が新たな決戦へと向かおうとしていた。
>
>
>
><続>
>
>
>――あとがき――
>
>さあて、色々動いてます。
>
>フィブ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
>暗いなあ;;
>
>フィブ:結局ルビーアイ様に滅ぼされちゃった(TT)
かわいそうに………………(←冥王ファン)
>
>・・・・・・
>
>フィブ:僕の出番はもう無いの?
>
>(思い出し中)
>ない(きぱっ)
>
>フィブ・・・・・・・・(オプション付きでいぢけ中)
やっぱり人魂と縦線付きですかね。
>
>じゃあ、フィブリゾが黙ったところで、また次回。
>つぎもよろしくです。
は〜い。さようなら〜

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10234Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第三回キツネノテブクロ 2002/10/4 14:53:49
記事番号10217へのコメント


>>
>>――龍皇奇譚――
>> 第九話「命」 第三回
>>
>>
>>
>>
>>
>>レゾはセイルーン郊外の丘の上で、一人静かに佇んでいた。
>>一時的に復活してからは、見えるようになった目でゆっくりと世界を見ることが無かった。
>>
>>「これが、私が見たかったもの・・・ゼルガディス、私は貴方を歪めてでも見たかった物を見てるんですよ・・・」
>>
>>自らの手で異形の姿に変えてしまった、血のつながった者へ届かぬ言葉を送る。
>>生まれつき見えぬ目を治療するために白魔術を習い、それで駄目なら黒魔術や精霊魔術さえも習得し、それらを組み合わせた高度な術さえ作り出した・・・。
>>それでさえもこの目は開く事は無かった。
>>
>>「さて、そろそろあの子の所へ行きましょうか・・・」
>>
>>赤い闇を纏った者は踵を返し、丘を立ち去った・・・・
>>
>>
>>
>>フィブリゾは滅びの砂漠のかつての拠点に居た。
>ついでに結界を……冗談です。
フィブリゾには時間が残ってないですしね、ちょっと無理でしょう。
>>
>>「タナトス、ヒュプノス、ルビーアイ様が来たら此処までお通しして」
>>
>>冥神官と冥将軍は静な礼をとり、その場を辞す。
>>
>>「結局・・・僕は・・・」
>>
>>フィブリゾの呟きは、誰に聞かれること無く、空へと消える・・・
>>
>>
>>
>>「ルビーアイ様。
>>お待ちいたしておりました、主の下へ案内いたします」
>>「こちらへ」
>>タナトスとヒュプノスは、入り口に所でレゾを迎えていた。
>>二人に案内され、通された場所にフィブリゾはいた。
>>
>>「・・・ルビーアイ様・・・」
>>
>>呟くフィブリゾの表情は、迷子になり途方にくれた子供のもの・・・
>>
>>「フィブリゾ・・・説明してくれますね?」
>>
>>優しい声で問いかけるレゾ、だがこの男を知るものは、それが偽りだということを・・・
>>フィブリゾは暫くレゾを見ていたが、静かに口を開く。
>>
>>「僕は、もうすぐ滅びます。
>>時間制限つきの今の命なんです」
>>「?」
>>フィブリゾの言葉に眉を顰める、フィブリゾの方は淡々とした表情を浮かべ、その目の焦点が合ってない。
>>「カオティック・メシアが僕を蘇らせた時、一つの枷を僕につけた・・・それが時間」
>>フィブリゾの体が微かに震えている・・・
>>「僕は限られた時間の中で、この世界に居る神と魔の魂を集めなければならなった・・・けど・・・僕の力では最初から無理なのをあいつは知ってた」
>>体の震えが大きくなっていくフィブリゾを、レゾはそっと抱きしめてやる。
>>「カオティック・メシアは最初から・・・・魂なんて必要としてなくて、カオティック・メシアを利用しようとした奴らが、魂を必要としたいた。
>>無駄な足掻きだって、知っててあいつは奴らに力を貸して・・・僕を蘇らせ奴らに僕を渡したんだ・・・」
>へー。
>>
>>「それで貴方は腹心たちを襲ったわけですか?」
>>
>>レゾは震えるフィブリゾの頭をそっと撫でながら、冷たい声で問いかける。
>>その声に体をビクッと竦ませ、フィブリゾは怯えた目でレゾを見上げる。
>>「僕は・・・帰りたかった・・・みんなの所へ・・・でも・・・僕の行動は制限を受けていた・・・」
>>「そうですか・・・・フィブリゾ、もう休みなさい・・・」
>>そうレゾは囁くと、赤い闇にフィブリゾを包む。
>>「お休みなさい、フィブリゾ・・・・先に混沌の海へ行っていなさい・・・」
>>そして、闇が消えた後にはフィブリゾの姿は無かった。
>>フィブリゾに従っていた冥神官タナトスと、冥将軍ヒュプノスの二人も、姿を消していた。
>確かタナトスが死でヒュプノスが眠りでしたっけ?
そうです。ちなみにヒュプノスがタナトスの弟です(笑)
>>共に混沌の海へと帰ったのだろう・・・
>>
>>「許せませんね・・・高くつきますよ、私の部下を良い様に使ってくれた礼は・・・」
>>
>>静かな声だった。
>>そこに込められた怒りの色がそうせたのか・・・・
>>
>>
>>
>>
>>レゾがセイルーンに戻ってきた時、リナ達が新たな決戦へと向かおうとしていた。
>>
>>
>>
>><続>
>>
>>
>>――あとがき――
>>
>>さあて、色々動いてます。
>>
>>フィブ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>
>>暗いなあ;;
>>
>>フィブ:結局ルビーアイ様に滅ぼされちゃった(TT)
>かわいそうに………………(←冥王ファン)
レゾなりに気を使ったんですけどね(^^;
>>
>>・・・・・・
>>
>>フィブ:僕の出番はもう無いの?
>>
>>(思い出し中)
>>ない(きぱっ)
>>
>>フィブ・・・・・・・・(オプション付きでいぢけ中)
>やっぱり人魂と縦線付きですかね。
私がオプション付きでいぢけると書いてる時は、人魂と縦線はついてます(笑)
>>
>>じゃあ、フィブリゾが黙ったところで、また次回。
>>つぎもよろしくです。
>は〜い。さようなら〜
レス有難う御座いました。

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10259龍皇奇譚 第九話「命」 第四回キツネノテブクロ 2002/10/4 21:37:03
記事番号10205へのコメント

――龍皇奇譚――
 第九話「命」 第四回





ルーク誰かにつけられている気がしていた。
――どっかで会った事あるんだよな・・・
ひたすら森の中を突っ切り、少しづつ歩くスピードを上げていくが、自分をつけて来る相手のスピードも上げてくる。
「ちっ・・・・振り切れねえか・・・」

がさあああっ!!

一気に駆け抜け森を抜ける、目の前に開けた場所が見え、そこへ飛び出した様に見せて、すぐに近くの木の陰に隠れる。
そして・・・


「!!?」

茂みをかき分け出てきた人物に、ルークは息を呑む。
スラリとした肢体に、長い銀の髪をポニーテールにした、涼やかな美人・・・

「・・・・ミ・・リー・・・ナ・・・」

そこに居たのは死んだはずの人・・・ルークの旅のパートナー、ミリーナ・・・

「ミリーナ!」

ルークは知らずに飛び出していた、自分の目が信じられず。
ミリーナは静かにルークを見ていたが、小さく呪文を唱えだす。
「フレアアロー」
幾筋かの炎の矢がルークを襲う。
「ミリーナ!?」
咄嗟に避けたものの、襲われた事に対するショックで、言葉が上手く出てこないルーク。

しゅっ。

続いていつの間にか間合いを詰めた、ミリーナが切りかかってくる。
それも避けるが、ルークは完全に混乱していた。

「ミリーナ!なんで!?」

次々繰り出される攻撃を全てかわしながら、ミリーナに叫ぶように問いかける。
だが、ミリーナは何も答えず、ただ攻撃だけをしていく。


「シャドウスナップ!」
ひたすらミリーナの攻撃を避けていたルークは、彼女の影を縛り動きを止める。
「ミリーナ・・・なんで俺をそうやって襲うんだ?」
ルークの声には悲しみの色があり、問いかけるその声は覇気が無かった。

「ライティング」
「ファイヤーボール」

ミリーナはライティングで呪縛をとき、そのまま間合いを取り直し、ルークにファイヤーボールを放つ。

「くっ!」

ルークは手近にあった小石をファイヤーボールにぶつけ、途中で爆発させる。
その爆炎を利用して、ミリーナと距離をとる。

「何でミリーナが・・・」

ルークには何が起きているのかすら分からなかった。
――俺みたいに誰かに復活させられたのかな・・・
それ以外にはルークには思いつかなかったが、実際今現在でそんなまねが出来る力を持った者は、それ程多くない。

ひゅっ。

考え事に思考を取られている間に、ミリーナに間合いを詰められ避けきれずに浅く切り付けられれる。
「ちぃぃぃっ」
ひたすら避け続けるが・・・

ずぅぅ・・

「ミリーナ・・・」
一瞬足をとられ、体勢を崩した所へ・・・・ルークはミリーナに深く刺されていた。
ルークはそのまま離れようとするミリーナを、抱きしめる。
そして・・・・

「・・・み・・りぃ・・・な・・・・」

その言葉を最後に・・・・・












「・・・・・・ルーク」
ミリーナは知らずに涙を零していた。












―――何を望む・・・・

声が聞こえ、その方を向けば白と黒の翼を幾重にも広げた・・・
「何を望む?」

「・・・・貴方は・・・」

ミリーナは小さく声を返す。
「久しぶりだな・・・」
「ヴァル・・・でしたね・・・」
ミリーナはルークを抱きかかえるように、座り込んでいた。
「その男の生か・・・それとも死か・・・」
「・・・・」
「望むならその男を生き返らせる事も出来る・・・だがそれは輪廻から外れ、死ねば二度と会うことは無い、歪んだ生。
死を望むなら、輪廻の輪に乗り次の世で会うことも叶うだろう・・・何を望む?」


「私も彼も一度は死んだ身・・・・操られし人形の生では無く、自然な死を・・・」


ミリーナのはっきりとした声に、ヴァルは微かに頷く。
「眠るがいい・・・」
翼から散る羽根がミリーナとルークを静かに包み、ゆっくりと二人を隠していくと一気に散って、二人は既にその姿を消していた・・・
「・・・」



―――――終らせよう・・・・この悲劇を・・・・




<続>

――あとがき――

ごめんなさいいいいいいいいいい!!!!!(泣)(泣)(泣)(泣)

ルーク:・・・・

ルークファンの方ごめんなさい(TT)

ルーク:あれって・・・・俺死んでんのか?

うん。

ルーク:ここで俺の出番終わり?

うん。

ルーク:・・・・

すまん、気分的に今暗いからこのへんで・・・

ルーク:・・・・

次もよろしくです・・・(ちょっと凹んでる)

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10261Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第四回ドラマ・スライム 2002/10/4 21:46:47
記事番号10259へのコメント

キツネノテブクロさんは No.10259「龍皇奇譚 第九話「命」 第四回」で書きました。
>
>――龍皇奇譚――
> 第九話「命」 第四回
>
>
>
>
>
>ルーク誰かにつけられている気がしていた。
・・・ルーク?
>――どっかで会った事あるんだよな・・・
>ひたすら森の中を突っ切り、少しづつ歩くスピードを上げていくが、自分をつけて来る相手のスピードも上げてくる。
>「ちっ・・・・振り切れねえか・・・」
>
>がさあああっ!!
>
>一気に駆け抜け森を抜ける、目の前に開けた場所が見え、そこへ飛び出した様に見せて、すぐに近くの木の陰に隠れる。
>そして・・・
>
>
>「!!?」
>
>茂みをかき分け出てきた人物に、ルークは息を呑む。
>スラリとした肢体に、長い銀の髪をポニーテールにした、涼やかな美人・・・
>
>「・・・・ミ・・リー・・・ナ・・・」
>
>そこに居たのは死んだはずの人・・・ルークの旅のパートナー、ミリーナ・・・
>
>「ミリーナ!」
>
>ルークは知らずに飛び出していた、自分の目が信じられず。
>ミリーナは静かにルークを見ていたが、小さく呪文を唱えだす。
>「フレアアロー」
>幾筋かの炎の矢がルークを襲う。
>「ミリーナ!?」
>咄嗟に避けたものの、襲われた事に対するショックで、言葉が上手く出てこないルーク。
>
>しゅっ。
>
>続いていつの間にか間合いを詰めた、ミリーナが切りかかってくる。
>それも避けるが、ルークは完全に混乱していた。
>
>「ミリーナ!なんで!?」
>
>次々繰り出される攻撃を全てかわしながら、ミリーナに叫ぶように問いかける。
>だが、ミリーナは何も答えず、ただ攻撃だけをしていく。
>
>
>「シャドウスナップ!」
>ひたすらミリーナの攻撃を避けていたルークは、彼女の影を縛り動きを止める。
>「ミリーナ・・・なんで俺をそうやって襲うんだ?」
>ルークの声には悲しみの色があり、問いかけるその声は覇気が無かった。
>
>「ライティング」
>「ファイヤーボール」
>
>ミリーナはライティングで呪縛をとき、そのまま間合いを取り直し、ルークにファイヤーボールを放つ。
>
>「くっ!」
>
>ルークは手近にあった小石をファイヤーボールにぶつけ、途中で爆発させる。
>その爆炎を利用して、ミリーナと距離をとる。
>
>「何でミリーナが・・・」
>
>ルークには何が起きているのかすら分からなかった。
>――俺みたいに誰かに復活させられたのかな・・・
>それ以外にはルークには思いつかなかったが、実際今現在でそんなまねが出来る力を持った者は、それ程多くない。
>
>ひゅっ。
>
>考え事に思考を取られている間に、ミリーナに間合いを詰められ避けきれずに浅く切り付けられれる。
>「ちぃぃぃっ」
>ひたすら避け続けるが・・・
>
>ずぅぅ・・
>
>「ミリーナ・・・」
>一瞬足をとられ、体勢を崩した所へ・・・・ルークはミリーナに深く刺されていた。
>ルークはそのまま離れようとするミリーナを、抱きしめる。
>そして・・・・
>
>「・・・み・・りぃ・・・な・・・・」
>
>その言葉を最後に・・・・・
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>「・・・・・・ルーク」
>ミリーナは知らずに涙を零していた。
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>―――何を望む・・・・
>
>声が聞こえ、その方を向けば白と黒の翼を幾重にも広げた・・・
>「何を望む?」
>
>「・・・・貴方は・・・」
>
>ミリーナは小さく声を返す。
>「久しぶりだな・・・」
>「ヴァル・・・でしたね・・・」
>ミリーナはルークを抱きかかえるように、座り込んでいた。
>「その男の生か・・・それとも死か・・・」
>「・・・・」
>「望むならその男を生き返らせる事も出来る・・・だがそれは輪廻から外れ、死ねば二度と会うことは無い、歪んだ生。
>死を望むなら、輪廻の輪に乗り次の世で会うことも叶うだろう・・・何を望む?」
>
>
>「私も彼も一度は死んだ身・・・・操られし人形の生では無く、自然な死を・・・」
>
>
>ミリーナのはっきりとした声に、ヴァルは微かに頷く。
>「眠るがいい・・・」
>翼から散る羽根がミリーナとルークを静かに包み、ゆっくりと二人を隠していくと一気に散って、二人は既にその姿を消していた・・・
>「・・・」
>
>
>
>―――――終らせよう・・・・この悲劇を・・・・
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>
>
>
>
><続>
>
>――あとがき――
>
>ごめんなさいいいいいいいいいい!!!!!(泣)(泣)(泣)(泣)
>
>ルーク:・・・・
>
>ルークファンの方ごめんなさい(TT)
>
>ルーク:あれって・・・・俺死んでんのか?
>
>うん。
>
>ルーク:ここで俺の出番終わり?
>
>うん。
>
>ルーク:・・・・
>
>すまん、気分的に今暗いからこのへんで・・・
>
>ルーク:・・・・
>
>次もよろしくです・・・(ちょっと凹んでる)
それでは〜

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10277Re:龍皇奇譚 第九話「命」 第四回キツネノテブクロ 2002/10/5 09:56:21
記事番号10261へのコメント


>>――龍皇奇譚――
>> 第九話「命」 第四回
>>
>>
>>
>>
>>
>>ルーク誰かにつけられている気がしていた。
>・・・ルーク?
第二部でリナとガウリイが出会ったトレジャーハンターさん。
>>――どっかで会った事あるんだよな・・・
>>ひたすら森の中を突っ切り、少しづつ歩くスピードを上げていくが、自分をつけて来る相手のスピードも上げてくる。
>>「ちっ・・・・振り切れねえか・・・」
>>
>>がさあああっ!!
>>
>>一気に駆け抜け森を抜ける、目の前に開けた場所が見え、そこへ飛び出した様に見せて、すぐに近くの木の陰に隠れる。
>>そして・・・
>>
>>
>>「!!?」
>>
>>茂みをかき分け出てきた人物に、ルークは息を呑む。
>>スラリとした肢体に、長い銀の髪をポニーテールにした、涼やかな美人・・・
>>
>>「・・・・ミ・・リー・・・ナ・・・」
>>
>>そこに居たのは死んだはずの人・・・ルークの旅のパートナー、ミリーナ・・・
>>
>>「ミリーナ!」
>>
>>ルークは知らずに飛び出していた、自分の目が信じられず。
>>ミリーナは静かにルークを見ていたが、小さく呪文を唱えだす。
>>「フレアアロー」
>>幾筋かの炎の矢がルークを襲う。
>>「ミリーナ!?」
>>咄嗟に避けたものの、襲われた事に対するショックで、言葉が上手く出てこないルーク。
>>
>>しゅっ。
>>
>>続いていつの間にか間合いを詰めた、ミリーナが切りかかってくる。
>>それも避けるが、ルークは完全に混乱していた。
>>
>>「ミリーナ!なんで!?」
>>
>>次々繰り出される攻撃を全てかわしながら、ミリーナに叫ぶように問いかける。
>>だが、ミリーナは何も答えず、ただ攻撃だけをしていく。
>>
>>
>>「シャドウスナップ!」
>>ひたすらミリーナの攻撃を避けていたルークは、彼女の影を縛り動きを止める。
>>「ミリーナ・・・なんで俺をそうやって襲うんだ?」
>>ルークの声には悲しみの色があり、問いかけるその声は覇気が無かった。
>>
>>「ライティング」
>>「ファイヤーボール」
>>
>>ミリーナはライティングで呪縛をとき、そのまま間合いを取り直し、ルークにファイヤーボールを放つ。
>>
>>「くっ!」
>>
>>ルークは手近にあった小石をファイヤーボールにぶつけ、途中で爆発させる。
>>その爆炎を利用して、ミリーナと距離をとる。
>>
>>「何でミリーナが・・・」
>>
>>ルークには何が起きているのかすら分からなかった。
>>――俺みたいに誰かに復活させられたのかな・・・
>>それ以外にはルークには思いつかなかったが、実際今現在でそんなまねが出来る力を持った者は、それ程多くない。
>>
>>ひゅっ。
>>
>>考え事に思考を取られている間に、ミリーナに間合いを詰められ避けきれずに浅く切り付けられれる。
>>「ちぃぃぃっ」
>>ひたすら避け続けるが・・・
>>
>>ずぅぅ・・
>>
>>「ミリーナ・・・」
>>一瞬足をとられ、体勢を崩した所へ・・・・ルークはミリーナに深く刺されていた。
>>ルークはそのまま離れようとするミリーナを、抱きしめる。
>>そして・・・・
>>
>>「・・・み・・りぃ・・・な・・・・」
>>
>>その言葉を最後に・・・・・
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>「・・・・・・ルーク」
>>ミリーナは知らずに涙を零していた。
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>―――何を望む・・・・
>>
>>声が聞こえ、その方を向けば白と黒の翼を幾重にも広げた・・・
>>「何を望む?」
>>
>>「・・・・貴方は・・・」
>>
>>ミリーナは小さく声を返す。
>>「久しぶりだな・・・」
>>「ヴァル・・・でしたね・・・」
>>ミリーナはルークを抱きかかえるように、座り込んでいた。
>>「その男の生か・・・それとも死か・・・」
>>「・・・・」
>>「望むならその男を生き返らせる事も出来る・・・だがそれは輪廻から外れ、死ねば二度と会うことは無い、歪んだ生。
>>死を望むなら、輪廻の輪に乗り次の世で会うことも叶うだろう・・・何を望む?」
>>
>>
>>「私も彼も一度は死んだ身・・・・操られし人形の生では無く、自然な死を・・・」
>>
>>
>>ミリーナのはっきりとした声に、ヴァルは微かに頷く。
>>「眠るがいい・・・」
>>翼から散る羽根がミリーナとルークを静かに包み、ゆっくりと二人を隠していくと一気に散って、二人は既にその姿を消していた・・・
>>「・・・」
>>
>>
>>
>>―――――終らせよう・・・・この悲劇を・・・・
>うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
???・・・叫んでますね・・・・
>>
>>
>>
>>
>><続>
>>
>>――あとがき――
>>
>>ごめんなさいいいいいいいいいい!!!!!(泣)(泣)(泣)(泣)
>>
>>ルーク:・・・・
>>
>>ルークファンの方ごめんなさい(TT)
>>
>>ルーク:あれって・・・・俺死んでんのか?
>>
>>うん。
>>
>>ルーク:ここで俺の出番終わり?
>>
>>うん。
>>
>>ルーク:・・・・
>>
>>すまん、気分的に今暗いからこのへんで・・・
>>
>>ルーク:・・・・
>>
>>次もよろしくです・・・(ちょっと凹んでる)
>それでは〜
>
レス有難う御座いました。
この話も佳境に入ってます。

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10274悲しいですね・・・・・でも。猫楽者 E-mail 2002/10/5 04:03:47
記事番号10259へのコメント

キツネノテブクロさんは No.10259「龍皇奇譚 第九話「命」 第四回」で書きました。
>

こんにちは、キツネノテブクロさん。
お元気ですか、猫楽者です。

いつも、とても楽しくキツネノテブクロさんのお話しを読ませて頂いていたのですが。
読み逃げしておりました、ごめんなさい。

>――龍皇奇譚――
> 第九話「命」 第四回
>
>
>
>
>
>ルーク誰かにつけられている気がしていた。
>――どっかで会った事あるんだよな・・・
>ひたすら森の中を突っ切り、少しづつ歩くスピードを上げていくが、自分をつけて来る相手のスピードも上げてくる。
>「ちっ・・・・振り切れねえか・・・」
>

ルークさんを尾行する、怪しい影・・・・・やはり敵ですかね。

>
>がさあああっ!!
>
>一気に駆け抜け森を抜ける、目の前に開けた場所が見え、そこへ飛び出した様に見せて、すぐに近くの木の陰に隠れる。
>そして・・・
>
>
>「!!?」
>
>茂みをかき分け出てきた人物に、ルークは息を呑む。
>スラリとした肢体に、長い銀の髪をポニーテールにした、涼やかな美人・・・
>
>「・・・・ミ・・リー・・・ナ・・・」
>
>そこに居たのは死んだはずの人・・・ルークの旅のパートナー、ミリーナ・・・
>
>「ミリーナ!」
>

ミリーナさん。
復活なさっていらっしゃったとは、いったい誰が・・・・まさか。

>
>ルークは知らずに飛び出していた、自分の目が信じられず。
>ミリーナは静かにルークを見ていたが、小さく呪文を唱えだす。
>「フレアアロー」
>幾筋かの炎の矢がルークを襲う。
>

あううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。
ミリーナさんが・・・・・敵に利用されてしまっています。
幾らなんでも、汚い手を使いますね。

>
>「ミリーナ!?」
>咄嗟に避けたものの、襲われた事に対するショックで、言葉が上手く出てこないルーク。
>
>しゅっ。
>
>続いていつの間にか間合いを詰めた、ミリーナが切りかかってくる。
>それも避けるが、ルークは完全に混乱していた。
>
>「ミリーナ!なんで!?」
>
>次々繰り出される攻撃を全てかわしながら、ミリーナに叫ぶように問いかける。
>

ルークさんにとっては、世界よりも何よりも・・・・・大切な方。
また会うことができて・・・・本当ならばとても嬉しい事ですのに。
こんな再会を・・・しようとは・・・・・。

>
>だが、ミリーナは何も答えず、ただ攻撃だけをしていく。
>
>
>「シャドウスナップ!」
>ひたすらミリーナの攻撃を避けていたルークは、彼女の影を縛り動きを止める。
>「ミリーナ・・・なんで俺をそうやって襲うんだ?」
>ルークの声には悲しみの色があり、問いかけるその声は覇気が無かった。
>
>「ライティング」
>「ファイヤーボール」
>
>ミリーナはライティングで呪縛をとき、そのまま間合いを取り直し、ルークにファイヤーボールを放つ。
>
>「くっ!」
>
>ルークは手近にあった小石をファイヤーボールにぶつけ、途中で爆発させる。
>その爆炎を利用して、ミリーナと距離をとる。
>

流石です、ルークさんの行動も、すかさず切り替えしたミリーナさんの判断力も。
ルークさんには・・・・どうあっても、ミリーナさんを傷つけるなんて、出来ませんものね。

>
>「何でミリーナが・・・」
>
>ルークには何が起きているのかすら分からなかった。
>――俺みたいに誰かに復活させられたのかな・・・
>それ以外にはルークには思いつかなかったが、実際今現在でそんなまねが出来る力を持った者は、それ程多くない。
>
>ひゅっ。
>
>考え事に思考を取られている間に、ミリーナに間合いを詰められ避けきれずに浅く切り付けられれる。
>「ちぃぃぃっ」
>ひたすら避け続けるが・・・
>
>ずぅぅ・・
>
>「ミリーナ・・・」
>一瞬足をとられ、体勢を崩した所へ・・・・ルークはミリーナに深く刺されていた。
>ルークはそのまま離れようとするミリーナを、抱きしめる。
>そして・・・・
>
>「・・・み・・りぃ・・・な・・・・」
>
>その言葉を最後に・・・・・
>
>

ル・・ルークさああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。
一度目の人生は、絶望の果てに・・・リナさんの手で・・・・。
それでも、ミリーナさんに会いたがっていらっしゃったのに・・・・。

今度の人生は・・・ミリーナさんに再会した・・・というのに・・・。
そのミリーナさんの手で逝ってしまう・・・なんて・・・・。

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>「・・・・・・ルーク」
>ミリーナは知らずに涙を零していた。
>

ミリーナさんが、ご自分を取り戻しましたか。
もし、ルークさんを倒す事で、ミリーナさんが正気に戻るようにされていたのだとしたら
ミリーナさんを復活させて、この戦いを仕組んだ方は、悪意に満ちた
その悪戯心を満足させることが出来たのでしょうか。

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>―――何を望む・・・・
>
>声が聞こえ、その方を向けば白と黒の翼を幾重にも広げた・・・
>「何を望む?」
>
>「・・・・貴方は・・・」
>
>ミリーナは小さく声を返す。
>「久しぶりだな・・・」
>「ヴァル・・・でしたね・・・」
>ミリーナはルークを抱きかかえるように、座り込んでいた。
>「その男の生か・・・それとも死か・・・」
>「・・・・」
>「望むならその男を生き返らせる事も出来る・・・だがそれは輪廻から外れ、死ねば二度と会うことは無い、歪んだ生。
>死を望むなら、輪廻の輪に乗り次の世で会うことも叶うだろう・・・何を望む?」
>
>
>「私も彼も一度は死んだ身・・・・操られし人形の生では無く、自然な死を・・・」
>
>
>ミリーナのはっきりとした声に、ヴァルは微かに頷く。
>「眠るがいい・・・」
>翼から散る羽根がミリーナとルークを静かに包み、ゆっくりと二人を隠していくと一気に散って、二人は既にその姿を消していた・・・
>「・・・」
>
>
>
>―――――終らせよう・・・・この悲劇を・・・・
>
>

ルークさん、ミリーナさん、お2人で一緒に旅立たれたのですね。

そして、来世では、どうかお2人が無事にめぐり合い。
お幸せになってくださることを、願っております。

>
>
><続>
>
>――あとがき――
>
>ごめんなさいいいいいいいいいい!!!!!(泣)(泣)(泣)(泣)
>
>ルーク:・・・・
>
>ルークファンの方ごめんなさい(TT)
>
>ルーク:あれって・・・・俺死んでんのか?
>
>うん。
>
>ルーク:ここで俺の出番終わり?
>
>うん。
>
>ルーク:・・・・
>
>すまん、気分的に今暗いからこのへんで・・・
>
>ルーク:・・・・
>
>次もよろしくです・・・(ちょっと凹んでる)

お疲れ様でした。

切なくて、胸が苦しくなりました。

毎回、キツネノテブクロさんのお話をとても楽しく読ませて頂いております。

続編の投稿のペースもとてもお早くて、すごいなあ、と思っております。

今後の展開が、気になります〜。

秋らしくなってまいりましたが、風邪が流行っているようですので。
お体にお気を付けて、お元気で。

では、失礼します。


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10279Re:悲しいですね・・・・・でも。キツネノテブクロ 2002/10/5 10:15:06
記事番号10274へのコメント


>>
>
>こんにちは、キツネノテブクロさん。
>お元気ですか、猫楽者です。
>
こんにちはデス。
>いつも、とても楽しくキツネノテブクロさんのお話しを読ませて頂いていたのですが。
>読み逃げしておりました、ごめんなさい。
>
私も読み逃げ多いので;;
>>――龍皇奇譚――
>> 第九話「命」 第四回
>>
>>
>>
>>
>>
>>ルーク誰かにつけられている気がしていた。
>>――どっかで会った事あるんだよな・・・
>>ひたすら森の中を突っ切り、少しづつ歩くスピードを上げていくが、自分をつけて来る相手のスピードも上げてくる。
>>「ちっ・・・・振り切れねえか・・・」
>>
>
>ルークさんを尾行する、怪しい影・・・・・やはり敵ですかね。
>
敵・・・ですけど、敵と言いたくない心境(−ー;
>>
>>がさあああっ!!
>>
>>一気に駆け抜け森を抜ける、目の前に開けた場所が見え、そこへ飛び出した様に見せて、すぐに近くの木の陰に隠れる。
>>そして・・・
>>
>>
>>「!!?」
>>
>>茂みをかき分け出てきた人物に、ルークは息を呑む。
>>スラリとした肢体に、長い銀の髪をポニーテールにした、涼やかな美人・・・
>>
>>「・・・・ミ・・リー・・・ナ・・・」
>>
>>そこに居たのは死んだはずの人・・・ルークの旅のパートナー、ミリーナ・・・
>>
>>「ミリーナ!」
>>
>
>ミリーナさん。
>復活なさっていらっしゃったとは、いったい誰が・・・・まさか。
>
ミリーナ復活してはいたんです・・・復活させたのは・・・
>>
>>ルークは知らずに飛び出していた、自分の目が信じられず。
>>ミリーナは静かにルークを見ていたが、小さく呪文を唱えだす。
>>「フレアアロー」
>>幾筋かの炎の矢がルークを襲う。
>>
>
>あううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。
>ミリーナさんが・・・・・敵に利用されてしまっています。
>幾らなんでも、汚い手を使いますね。

?:うっ!(何かが胸に刺さる仕草をしている)

あんた誰?(汗)
>
>>
>>「ミリーナ!?」
>>咄嗟に避けたものの、襲われた事に対するショックで、言葉が上手く出てこないルーク。
>>
>>しゅっ。
>>
>>続いていつの間にか間合いを詰めた、ミリーナが切りかかってくる。
>>それも避けるが、ルークは完全に混乱していた。
>>
>>「ミリーナ!なんで!?」
>>
>>次々繰り出される攻撃を全てかわしながら、ミリーナに叫ぶように問いかける。
>>
>
>ルークさんにとっては、世界よりも何よりも・・・・・大切な方。
>また会うことができて・・・・本当ならばとても嬉しい事ですのに。
>こんな再会を・・・しようとは・・・・・。
>
うう、書いてて辛かった(TT)

ルーク:じゃあ書くなよ;;
>>
>>だが、ミリーナは何も答えず、ただ攻撃だけをしていく。
>>
>>
>>「シャドウスナップ!」
>>ひたすらミリーナの攻撃を避けていたルークは、彼女の影を縛り動きを止める。
>>「ミリーナ・・・なんで俺をそうやって襲うんだ?」
>>ルークの声には悲しみの色があり、問いかけるその声は覇気が無かった。
>>
>>「ライティング」
>>「ファイヤーボール」
>>
>>ミリーナはライティングで呪縛をとき、そのまま間合いを取り直し、ルークにファイヤーボールを放つ。
>>
>>「くっ!」
>>
>>ルークは手近にあった小石をファイヤーボールにぶつけ、途中で爆発させる。
>>その爆炎を利用して、ミリーナと距離をとる。
>>
>
>流石です、ルークさんの行動も、すかさず切り替えしたミリーナさんの判断力も。
>ルークさんには・・・・どうあっても、ミリーナさんを傷つけるなんて、出来ませんものね。

戦いなれしてる二人ですが、ルークがミリーナを傷つけずに済むか、書いてて難しかったです。
本当は傷つけあう二人じゃないのに・・・
>
>>
>>「何でミリーナが・・・」
>>
>>ルークには何が起きているのかすら分からなかった。
>>――俺みたいに誰かに復活させられたのかな・・・
>>それ以外にはルークには思いつかなかったが、実際今現在でそんなまねが出来る力を持った者は、それ程多くない。
>>
>>ひゅっ。
>>
>>考え事に思考を取られている間に、ミリーナに間合いを詰められ避けきれずに浅く切り付けられれる。
>>「ちぃぃぃっ」
>>ひたすら避け続けるが・・・
>>
>>ずぅぅ・・
>>
>>「ミリーナ・・・」
>>一瞬足をとられ、体勢を崩した所へ・・・・ルークはミリーナに深く刺されていた。
>>ルークはそのまま離れようとするミリーナを、抱きしめる。
>>そして・・・・
>>
>>「・・・み・・りぃ・・・な・・・・」
>>
>>その言葉を最後に・・・・・
>>
>>
>
>ル・・ルークさああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。
>一度目の人生は、絶望の果てに・・・リナさんの手で・・・・。
>それでも、ミリーナさんに会いたがっていらっしゃったのに・・・・。
>
>今度の人生は・・・ミリーナさんに再会した・・・というのに・・・。
>そのミリーナさんの手で逝ってしまう・・・なんて・・・・。
>
ルークの最後のセリフを打ち込んで、暫く手が止まりました。
自分で書いたものなのに、物凄く悲しい事になったと思って・・・
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>「・・・・・・ルーク」
>>ミリーナは知らずに涙を零していた。
>>
>
>ミリーナさんが、ご自分を取り戻しましたか。
>もし、ルークさんを倒す事で、ミリーナさんが正気に戻るようにされていたのだとしたら
>ミリーナさんを復活させて、この戦いを仕組んだ方は、悪意に満ちた
>その悪戯心を満足させることが出来たのでしょうか。
>
ミリーナを蘇らせた理由とか、何故襲ってきたとかの理由はまた出る予定ですが、ルークが死ぬと正気に戻る様にしていた訳ではなく、ルークの死によって正気に戻ってしまったんです。

>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>―――何を望む・・・・
>>
>>声が聞こえ、その方を向けば白と黒の翼を幾重にも広げた・・・
>>「何を望む?」
>>
>>「・・・・貴方は・・・」
>>
>>ミリーナは小さく声を返す。
>>「久しぶりだな・・・」
>>「ヴァル・・・でしたね・・・」
>>ミリーナはルークを抱きかかえるように、座り込んでいた。
>>「その男の生か・・・それとも死か・・・」
>>「・・・・」
>>「望むならその男を生き返らせる事も出来る・・・だがそれは輪廻から外れ、死ねば二度と会うことは無い、歪んだ生。
>>死を望むなら、輪廻の輪に乗り次の世で会うことも叶うだろう・・・何を望む?」
>>
>>
>>「私も彼も一度は死んだ身・・・・操られし人形の生では無く、自然な死を・・・」
>>
>>
>>ミリーナのはっきりとした声に、ヴァルは微かに頷く。
>>「眠るがいい・・・」
>>翼から散る羽根がミリーナとルークを静かに包み、ゆっくりと二人を隠していくと一気に散って、二人は既にその姿を消していた・・・
>>「・・・」
>>
>>
>>
>>―――――終らせよう・・・・この悲劇を・・・・
>>
>>
>
>ルークさん、ミリーナさん、お2人で一緒に旅立たれたのですね。
>
>そして、来世では、どうかお2人が無事にめぐり合い。
>お幸せになってくださることを、願っております。
>
私も二人が来世でも会えることを願っています。
>>
>>
>><続>
>>
>>――あとがき――
>>
>>ごめんなさいいいいいいいいいい!!!!!(泣)(泣)(泣)(泣)
>>
>>ルーク:・・・・
>>
>>ルークファンの方ごめんなさい(TT)
>>
>>ルーク:あれって・・・・俺死んでんのか?
>>
>>うん。
>>
>>ルーク:ここで俺の出番終わり?
>>
>>うん。
>>
>>ルーク:・・・・
>>
>>すまん、気分的に今暗いからこのへんで・・・
>>
>>ルーク:・・・・
>>
>>次もよろしくです・・・(ちょっと凹んでる)
>
>お疲れ様でした。
>
>切なくて、胸が苦しくなりました。
書いてる方も辛かったです、ルークとミリーナのコンビ好きでしたから・・・
>
>毎回、キツネノテブクロさんのお話をとても楽しく読ませて頂いております。
>
>続編の投稿のペースもとてもお早くて、すごいなあ、と思っております。
早いのは今のうちだけかも知れないです;;
>
>今後の展開が、気になります〜。
>
>秋らしくなってまいりましたが、風邪が流行っているようですので。
>お体にお気を付けて、お元気で。
>
>では、失礼します。
>
>
感想有難う御座いました。
当初考えていた以上に、長くなってしまったこの話ですが、だいぶ終わりに近付いて増すので、最後までお付き合いくださると嬉しいです。
ではこの辺で、失礼します。

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10275龍皇奇譚 第九話「命」 最終回キツネノテブクロ 2002/10/5 09:50:35
記事番号10205へのコメント

――龍皇奇譚――
 第九話「命」 最終回





―――――雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・

白と黒の羽根が舞う中、ヴァルは一人その場に立ちつくしていた。
「・・・―――よ、この悲劇を終らせよう・・・」

「おい」

不意に呼ばれて振り向いた先には、白い人影・・・
「ラダマンティスか・・・」
「何でお前がここに居るんだ?」
「・・・終らせるためだ・・・」
「そうか・・・・ところで、ルークを見なかったか?」
「・・・・・」
「?・・・どうした?」
「・・・先にもとの世界へ戻っていてくれ、後で教える・・・」
「何かあったのか」
「・・・・・」
「解った・・・どうやって戻ればいい?」
「俺が送る」

周りに舞っていた羽根が円を描く様に集まり、人一人通れるほどのリングになる。
「これをくぐれば、帰れるさ」
「そうか。
・・・無理すんなよ」
ラダマンティスはそれだけ言うと、リングを潜って言った。

ヴァルはそれを見届けると、静かにその場を去ろうとした・・・・が、振り向いた先には別の人影。



「何処へ行くんですか・・・」



「・・・・・・・・お嬢さんか・・・」




そこに居たのは、ここに居ないはずの、金の髪の美しい人・・・フィリア。
その腕には小さなルースが眠っている。
「何で来たんだ・・・ナイトメアにでも頼まれたか」
ヴァルは困ったような表情を浮かべ、問いかける。
フィリアは首を横に振り答える。
「L様にお願いされました、でもここに来る事を選んだのは私の意志です。
私はもう何もせずに黙って見ていたく無いんです・・・私は・・・」
そこまで言うと言葉に詰まる、伝えたい事はあるのに言葉が上手く出てこず、フィリアは涙が出そうになる。


「・・・・俺を支えてくれるか?」


静かで、寂しげな・・・そして何処か壊れそうな微笑を浮かべて、ヴァルはフィリアに問う。


――ヴァル・・・


フィリアは頷いていた。
「・・・はい・・・」

すっと、差し伸ばされたヴァルの手を、躊躇い無くとる。

「行くか」
「はい」
ヴァルはフィリアの手をしっかりととり、ゆっくりと歩き出す。




向かう先は・・・





―――――二人のいた場所は、雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・ふわふわ・・・ふわふわ・・・と・・・・


<第九話・終>

――あとがき――

第九話終了・・・・ちょっと、短めかな。

ヴァル:九話は暗いな。

そうだね・・・タイトルが「命」だよ。
2から4は命がまさにテーマになってるしね。

ヴァル:何気に第四回書いてた時マジで凹んでたらしいな。

そう、あれ書くのかなり躊躇ったんだけどね・・・でもまあ、必要といえば必要なエピソードではあるんだけど・・・

ヴァル:で、次の十話は?

暴れようかと・・・

ヴァル:は?

L様が言ってたろ、バカどもを一掃するって。
だから、それ書こうかと。

ヴァル:で、俺の出番は?

殆ど無い・・・と思う。

ヴァル:・・・・・

じゃあこの辺で、次をよろしくです。







ちょっと思ったけど、龍皇奇譚って所々で何気にヴァルフィリになってる?

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10292Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回ドラマ・スライム 2002/10/5 11:39:22
記事番号10275へのコメント

キツネノテブクロさんは No.10275「龍皇奇譚 第九話「命」 最終回」で書きました。
>
>――龍皇奇譚――
> 第九話「命」 最終回
>
>
>
>
>
>―――――雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・
>
>白と黒の羽根が舞う中、ヴァルは一人その場に立ちつくしていた。
>「・・・―――よ、この悲劇を終らせよう・・・」
>
>「おい」
>
>不意に呼ばれて振り向いた先には、白い人影・・・
>「ラダマンティスか・・・」
>「何でお前がここに居るんだ?」
>「・・・終らせるためだ・・・」
>「そうか・・・・ところで、ルークを見なかったか?」
>「・・・・・」
>「?・・・どうした?」
>「・・・先にもとの世界へ戻っていてくれ、後で教える・・・」
>「何かあったのか」
>「・・・・・」
>「解った・・・どうやって戻ればいい?」
>「俺が送る」
>
>周りに舞っていた羽根が円を描く様に集まり、人一人通れるほどのリングになる。
>「これをくぐれば、帰れるさ」
>「そうか。
>・・・無理すんなよ」
>ラダマンティスはそれだけ言うと、リングを潜って言った。
>
>ヴァルはそれを見届けると、静かにその場を去ろうとした・・・・が、振り向いた先には別の人影。
>
>
>
>「何処へ行くんですか・・・」
>
>
>
>「・・・・・・・・お嬢さんか・・・」
>
>
>
>
>そこに居たのは、ここに居ないはずの、金の髪の美しい人・・・フィリア。
>その腕には小さなルースが眠っている。
>「何で来たんだ・・・ナイトメアにでも頼まれたか」
>ヴァルは困ったような表情を浮かべ、問いかける。
>フィリアは首を横に振り答える。
>「L様にお願いされました、でもここに来る事を選んだのは私の意志です。
>私はもう何もせずに黙って見ていたく無いんです・・・私は・・・」
>そこまで言うと言葉に詰まる、伝えたい事はあるのに言葉が上手く出てこず、フィリアは涙が出そうになる。
>
>
>「・・・・俺を支えてくれるか?」
>
>
>静かで、寂しげな・・・そして何処か壊れそうな微笑を浮かべて、ヴァルはフィリアに問う。
>
>
>――ヴァル・・・
>
>
>フィリアは頷いていた。
>「・・・はい・・・」
>
>すっと、差し伸ばされたヴァルの手を、躊躇い無くとる。
>
>「行くか」
>「はい」
>ヴァルはフィリアの手をしっかりととり、ゆっくりと歩き出す。
>
>
>
>
>向かう先は・・・
>
>
>
>
>
>―――――二人のいた場所は、雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・ふわふわ・・・ふわふわ・・・と・・・・
いいですねぇ
>
>
><第九話・終>
>
>――あとがき――
>
>第九話終了・・・・ちょっと、短めかな。
>
>ヴァル:九話は暗いな。
いえそうでもありませんよ。
>
>そうだね・・・タイトルが「命」だよ。
>2から4は命がまさにテーマになってるしね。
>
>ヴァル:何気に第四回書いてた時マジで凹んでたらしいな。
>
>そう、あれ書くのかなり躊躇ったんだけどね・・・でもまあ、必要といえば必要なエピソードではあるんだけど・・・
>
>ヴァル:で、次の十話は?
>
>暴れようかと・・・
>
>ヴァル:は?
>
>L様が言ってたろ、バカどもを一掃するって。
>だから、それ書こうかと。
>
>ヴァル:で、俺の出番は?
>
>殆ど無い・・・と思う。
>
>ヴァル:・・・・・
>
>じゃあこの辺で、次をよろしくです。
それでは〜
>
>
>
>
>
>
>
>ちょっと思ったけど、龍皇奇譚って所々で何気にヴァルフィリになってる?

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10302Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回キツネノテブクロ 2002/10/5 15:56:37
記事番号10292へのコメント


>>
>>――龍皇奇譚――
>> 第九話「命」 最終回
>>
>>
>>
>>
>>
>>―――――雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・
>>
>>白と黒の羽根が舞う中、ヴァルは一人その場に立ちつくしていた。
>>「・・・―――よ、この悲劇を終らせよう・・・」
>>
>>「おい」
>>
>>不意に呼ばれて振り向いた先には、白い人影・・・
>>「ラダマンティスか・・・」
>>「何でお前がここに居るんだ?」
>>「・・・終らせるためだ・・・」
>>「そうか・・・・ところで、ルークを見なかったか?」
>>「・・・・・」
>>「?・・・どうした?」
>>「・・・先にもとの世界へ戻っていてくれ、後で教える・・・」
>>「何かあったのか」
>>「・・・・・」
>>「解った・・・どうやって戻ればいい?」
>>「俺が送る」
>>
>>周りに舞っていた羽根が円を描く様に集まり、人一人通れるほどのリングになる。
>>「これをくぐれば、帰れるさ」
>>「そうか。
>>・・・無理すんなよ」
>>ラダマンティスはそれだけ言うと、リングを潜って言った。
>>
>>ヴァルはそれを見届けると、静かにその場を去ろうとした・・・・が、振り向いた先には別の人影。
>>
>>
>>
>>「何処へ行くんですか・・・」
>>
>>
>>
>>「・・・・・・・・お嬢さんか・・・」
>>
>>
>>
>>
>>そこに居たのは、ここに居ないはずの、金の髪の美しい人・・・フィリア。
>>その腕には小さなルースが眠っている。
>>「何で来たんだ・・・ナイトメアにでも頼まれたか」
>>ヴァルは困ったような表情を浮かべ、問いかける。
>>フィリアは首を横に振り答える。
>>「L様にお願いされました、でもここに来る事を選んだのは私の意志です。
>>私はもう何もせずに黙って見ていたく無いんです・・・私は・・・」
>>そこまで言うと言葉に詰まる、伝えたい事はあるのに言葉が上手く出てこず、フィリアは涙が出そうになる。
>>
>>
>>「・・・・俺を支えてくれるか?」
>>
>>
>>静かで、寂しげな・・・そして何処か壊れそうな微笑を浮かべて、ヴァルはフィリアに問う。
>>
>>
>>――ヴァル・・・
>>
>>
>>フィリアは頷いていた。
>>「・・・はい・・・」
>>
>>すっと、差し伸ばされたヴァルの手を、躊躇い無くとる。
>>
>>「行くか」
>>「はい」
>>ヴァルはフィリアの手をしっかりととり、ゆっくりと歩き出す。
>>
>>
>>
>>
>>向かう先は・・・
>>
>>
>>
>>
>>
>>―――――二人のいた場所は、雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・ふわふわ・・・ふわふわ・・・と・・・・
>いいですねぇ
羽散ってる図って、表現しだいでは綺麗ですよね( ̄▽ ̄
>>
>>
>><第九話・終>
>>
>>――あとがき――
>>
>>第九話終了・・・・ちょっと、短めかな。
>>
>>ヴァル:九話は暗いな。
>いえそうでもありませんよ。
そうですか?
内容とかは暗めだと思ったんですが・・・
>>
>>そうだね・・・タイトルが「命」だよ。
>>2から4は命がまさにテーマになってるしね。
>>
>>ヴァル:何気に第四回書いてた時マジで凹んでたらしいな。
>>
>>そう、あれ書くのかなり躊躇ったんだけどね・・・でもまあ、必要といえば必要なエピソードではあるんだけど・・・
>>
>>ヴァル:で、次の十話は?
>>
>>暴れようかと・・・
>>
>>ヴァル:は?
>>
>>L様が言ってたろ、バカどもを一掃するって。
>>だから、それ書こうかと。
>>
>>ヴァル:で、俺の出番は?
>>
>>殆ど無い・・・と思う。
>>
>>ヴァル:・・・・・
>>
>>じゃあこの辺で、次をよろしくです。
>それでは〜
レス有難う御座いました。
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>ちょっと思ったけど、龍皇奇譚って所々で何気にヴァルフィリになってる?
>

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10294Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回Yuppy 2002/10/5 11:45:28
記事番号10275へのコメント

キツネノテブクロさんは No.10275「龍皇奇譚 第九話「命」 最終回」で書きました。
>
>――龍皇奇譚――
> 第九話「命」 最終回
>
>
>
>
>
>―――――雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・
TRYの最終話のようですね。
>
>白と黒の羽根が舞う中、ヴァルは一人その場に立ちつくしていた。
>「・・・―――よ、この悲劇を終らせよう・・・」
>
>「おい」
>
>不意に呼ばれて振り向いた先には、白い人影・・・
>「ラダマンティスか・・・」
>「何でお前がここに居るんだ?」
>「・・・終らせるためだ・・・」
>「そうか・・・・ところで、ルークを見なかったか?」
>「・・・・・」
>「?・・・どうした?」
>「・・・先にもとの世界へ戻っていてくれ、後で教える・・・」
>「何かあったのか」
>「・・・・・」
>「解った・・・どうやって戻ればいい?」
>「俺が送る」
>
>周りに舞っていた羽根が円を描く様に集まり、人一人通れるほどのリングになる。
>「これをくぐれば、帰れるさ」
>「そうか。
>・・・無理すんなよ」
>ラダマンティスはそれだけ言うと、リングを潜って言った。
>
>ヴァルはそれを見届けると、静かにその場を去ろうとした・・・・が、振り向いた先には別の人影。
>
>
>
>「何処へ行くんですか・・・」
>
>
>
>「・・・・・・・・お嬢さんか・・・」
『もう帰んな、お嬢さん』
ごめんなさい。TRYのセリフを書いてしまいました。
>
>
>
>
>そこに居たのは、ここに居ないはずの、金の髪の美しい人・・・フィリア。
>その腕には小さなルースが眠っている。
>「何で来たんだ・・・ナイトメアにでも頼まれたか」
>ヴァルは困ったような表情を浮かべ、問いかける。
>フィリアは首を横に振り答える。
>「L様にお願いされました、でもここに来る事を選んだのは私の意志です。
>私はもう何もせずに黙って見ていたく無いんです・・・私は・・・」
>そこまで言うと言葉に詰まる、伝えたい事はあるのに言葉が上手く出てこず、フィリアは涙が出そうになる。
>
>
>「・・・・俺を支えてくれるか?」
>
>
>静かで、寂しげな・・・そして何処か壊れそうな微笑を浮かべて、ヴァルはフィリアに問う。
>
>
>――ヴァル・・・
>
>
>フィリアは頷いていた。
>「・・・はい・・・」
>
>すっと、差し伸ばされたヴァルの手を、躊躇い無くとる。
>
>「行くか」
>「はい」
>ヴァルはフィリアの手をしっかりととり、ゆっくりと歩き出す。
>
>
>
>
>向かう先は・・・
>
>
>
>
>
>―――――二人のいた場所は、雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・ふわふわ・・・ふわふわ・・・と・・・・
いい表現ですね。
>
>
><第九話・終>
>
>――あとがき――
>
>第九話終了・・・・ちょっと、短めかな。
>
>ヴァル:九話は暗いな。
>
>そうだね・・・タイトルが「命」だよ。
>2から4は命がまさにテーマになってるしね。
>
>ヴァル:何気に第四回書いてた時マジで凹んでたらしいな。
>
>そう、あれ書くのかなり躊躇ったんだけどね・・・でもまあ、必要といえば必要なエピソードではあるんだけど・・・
>
>ヴァル:で、次の十話は?
>
>暴れようかと・・・
>
>ヴァル:は?
>
>L様が言ってたろ、バカどもを一掃するって。
>だから、それ書こうかと。
>
>ヴァル:で、俺の出番は?
>
>殆ど無い・・・と思う。
>
>ヴァル:・・・・・
>
>じゃあこの辺で、次をよろしくです。
がんばってください。
>
>
>
>
>
>
>
>ちょっと思ったけど、龍皇奇譚って所々で何気にヴァルフィリになってる?
私はヴァルフィリ好きですけどね。メインはゼラゼロと魔族どうしですが。

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10303Re:龍皇奇譚 第九話「命」 最終回キツネノテブクロ 2002/10/5 16:03:24
記事番号10294へのコメント


>>
>>――龍皇奇譚――
>> 第九話「命」 最終回
>>
>>
>>
>>
>>
>>―――――雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・
>TRYの最終話のようですね。
そのイメージです(^^;
>>
>>白と黒の羽根が舞う中、ヴァルは一人その場に立ちつくしていた。
>>「・・・―――よ、この悲劇を終らせよう・・・」
>>
>>「おい」
>>
>>不意に呼ばれて振り向いた先には、白い人影・・・
>>「ラダマンティスか・・・」
>>「何でお前がここに居るんだ?」
>>「・・・終らせるためだ・・・」
>>「そうか・・・・ところで、ルークを見なかったか?」
>>「・・・・・」
>>「?・・・どうした?」
>>「・・・先にもとの世界へ戻っていてくれ、後で教える・・・」
>>「何かあったのか」
>>「・・・・・」
>>「解った・・・どうやって戻ればいい?」
>>「俺が送る」
>>
>>周りに舞っていた羽根が円を描く様に集まり、人一人通れるほどのリングになる。
>>「これをくぐれば、帰れるさ」
>>「そうか。
>>・・・無理すんなよ」
>>ラダマンティスはそれだけ言うと、リングを潜って言った。
>>
>>ヴァルはそれを見届けると、静かにその場を去ろうとした・・・・が、振り向いた先には別の人影。
>>
>>
>>
>>「何処へ行くんですか・・・」
>>
>>
>>
>>「・・・・・・・・お嬢さんか・・・」
>『もう帰んな、お嬢さん』
>ごめんなさい。TRYのセリフを書いてしまいました。
どっちかというと、ダークスターの中のヴァルの方が・・・・

ヴァル:お前らな(呆)
>>
>>
>>
>>
>>そこに居たのは、ここに居ないはずの、金の髪の美しい人・・・フィリア。
>>その腕には小さなルースが眠っている。
>>「何で来たんだ・・・ナイトメアにでも頼まれたか」
>>ヴァルは困ったような表情を浮かべ、問いかける。
>>フィリアは首を横に振り答える。
>>「L様にお願いされました、でもここに来る事を選んだのは私の意志です。
>>私はもう何もせずに黙って見ていたく無いんです・・・私は・・・」
>>そこまで言うと言葉に詰まる、伝えたい事はあるのに言葉が上手く出てこず、フィリアは涙が出そうになる。
>>
>>
>>「・・・・俺を支えてくれるか?」
>>
>>
>>静かで、寂しげな・・・そして何処か壊れそうな微笑を浮かべて、ヴァルはフィリアに問う。
>>
>>
>>――ヴァル・・・
>>
>>
>>フィリアは頷いていた。
>>「・・・はい・・・」
>>
>>すっと、差し伸ばされたヴァルの手を、躊躇い無くとる。
>>
>>「行くか」
>>「はい」
>>ヴァルはフィリアの手をしっかりととり、ゆっくりと歩き出す。
>>
>>
>>
>>
>>向かう先は・・・
>>
>>
>>
>>
>>
>>―――――二人のいた場所は、雪が舞うように羽根が静かに舞っていた・・・・・ふわふわ・・・ふわふわ・・・と・・・・
>いい表現ですね。
>>
>>
>><第九話・終>
>>
>>――あとがき――
>>
>>第九話終了・・・・ちょっと、短めかな。
>>
>>ヴァル:九話は暗いな。
>>
>>そうだね・・・タイトルが「命」だよ。
>>2から4は命がまさにテーマになってるしね。
>>
>>ヴァル:何気に第四回書いてた時マジで凹んでたらしいな。
>>
>>そう、あれ書くのかなり躊躇ったんだけどね・・・でもまあ、必要といえば必要なエピソードではあるんだけど・・・
>>
>>ヴァル:で、次の十話は?
>>
>>暴れようかと・・・
>>
>>ヴァル:は?
>>
>>L様が言ってたろ、バカどもを一掃するって。
>>だから、それ書こうかと。
>>
>>ヴァル:で、俺の出番は?
>>
>>殆ど無い・・・と思う。
>>
>>ヴァル:・・・・・
>>
>>じゃあこの辺で、次をよろしくです。
>がんばってください。
有難う御座います。
終わりへと話は突き進んでますので、最後までお付き合いいただけると、嬉しいです。
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>>ちょっと思ったけど、龍皇奇譚って所々で何気にヴァルフィリになってる?
>私はヴァルフィリ好きですけどね。メインはゼラゼロと魔族どうしですが。
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