◆-BOOKくえすと-猫斗犬(8/21-17:56)No.4137


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4137BOOKくえすと猫斗犬 8/21-17:56

 どもども、猫斗犬です。
 はっきしいってスレイヤーズSTS・1話後編いきずまってまふ…しくしく…
 なにせ苦手な戦闘シーンを書かねばならぬので…誰か助言しておくれえー!
 ────はっ!
 いかんいかん、つい取り乱して…
 …おひ…落ち着いて今まで書いてきたのを読み返して…
 ……………………
 …だああぁぁぁ…やっぱだめだ!
 戦闘シーンを書かないと完結せいへん(泣き)
 しかも既に前編や中編ぐらいと同じ長さまで来てるのに後編が半分も終わっ
てないーーーーー!!!!

 と、とりあえずその場しのぎです…連載物ですんで…突然終わってます。



////BOOKくえすと スレイヤーズ編////////////////////////////////////

***
矢と化した無数の炎が俺達を襲う。俺は1本の矢を盾で弾き返す。
後方から次々と仲間の悲鳴が聞こえてくる。
くそっ!思っていたよりも手強いな。俺と共に先頭をかってでた魔道士の一
人が呪文の詠唱に入ったのを耳の片隅で捕らえながら、彼のサポートに入る。
再び矢が襲い、ときには剣で叩き落とし、ときには盾で弾く。
魔道士の呪文が完成する。
すると、緑色した空気が味方すべてを包み込み、襲いくる炎は空気に触れる
と一瞬にして消滅した。
俺たちが移動を開始すると空気、いや、結界も動き出す。
そして、再び城へと俺達は進み始めた。
***


どきどきどきどき…
あたしは机に向いながら次のページをめくる。
学校の帰り道、立ち寄った書店で買った本にあたしはすでにのめり込んでい
た。
うおおおぉぉぉー!かっこえーぞ!主人公(ハートマーク)
あたし、浦塚唯。流東学園中等部の1学年。性格はノー天気な気楽娘。とに
かく3度の飯より本が大好き。そん中でもファンタジー系が一番のお気に入り
かな。
部活は剣道部に所属をしてはいるけど、ほとんど2つ上の…3学年…剣道主
将である、うちの姉ちゃんに無理矢理入れられたつーくそ迷惑なこともあって
か、「3度の飯より剣道が好き!」てな具合にはどうしてもなれない…一様、
レギュラーなんだけどさあ…「よく1年でレギュラーになれたもんだな」と思っ
たそこの人!こう見えてもあたしゃあ運動神経は良いんだから…
あたしは興奮しながら次のページをめくる。後、二十数ページでこの本も読
み終わる。ようするに感動のクライマックスに近づいているってことでもある。
…ぺら…次のページへ………5分ほど同じ状態が続く。
おおー!ついにラスボスとの戦いか…いっとくがゲームじゃないぞ…
よっしゃあいいぞ主人公!
 ぺら(ページをめくる)!!

***
突然ですが臨時ニュースです!
本が何者かに占拠されてしまいました!!
***

だごしゃかああ!!
でかでかと1ページ分に書かれた文章に、あたしは椅子ごとその場でずるこ
けた──



「だあああああー!何だったのよ!あの本は頭にくるよなあ…」
──次の日の昼である。
ざわざわざわざわ…と回りではいろいろな声が飛び交いまくる。
くうそお〜…作者にクレームでもつけてやろうか…いや…もしかひたら印刷
ミスだったという可能性もあるひ…ぶつぶつぶつぶつ…
「…一人で何、ぶつぶつ言ってるんだおまいは…」
「うにょ?」
変な返事をかましながらあたしは背後からかけられた声に振り向く。
そこにはなかなかのハンサムくんのうえにすらりとした長身をもったあたし
と同年代のあんちゃんが突っ立ってはいるが…
「…塁斗…何しに来たのよ…」
余り、歓迎していないような口調であたしは彼に問い掛ける。
「何って、ご挨拶だなあ」
そう言いながら塁斗はあたしの左隣の席に腰掛け、
「せっかくこれを持ってきたってーのによ…」
塁斗がある2冊の本を見せびらかす。
………………………………そ、それは………
「そ、それってもしかして…」
あたしの裏返っるセリフに彼はにこにこ顔で人差し指1本おったてると一言。
「お前さんが探してた小説スレイヤーズ1巻と2巻の初版本!」
「ぬにょおおおおおぉぉぉぉ──!!!」
 訳の分からぬ雄叫びを上げ、あたしは塁斗から問答無用で奪い取り、
「うふ、うふ、うふふふふふふ…」
 笑顔がこぼれ落ちる。
「…ふふふ…これであたしのスレイヤーズコレクションが更に花が咲いたって
もんよ。神様。すばらしい出会いをありがとう!やっぱりあたしの日頃のおこ
ないのご褒美として授けてくれたんですね(ハート)」
「おまえ日一日、リナに似てくるな…」
「誉め言葉として取っておくわ(ハート×4)」
「…いや…誉めたつもりはなかったんだが…」
 さてこの多少、生意気なあんちゃんだが…「全然、知らない人!」なーんて
言うギャグで誤魔化すと、問答無用で殴られそうな気もするのでやめておくが
…名前を石江塁斗。少し前にも言ったが、なかなかのハンサムで女子生徒たち
にも人気がある。でも、断っておくけどあたしはそん中には入っていないから。
それにやっぱし男はクールなお方に限る!(あたしはゼルガディス派)
 彼とあたしはたんなる幼なじみで、彼の家は古本屋をやっている。
 あたしもよく彼の家に遊びに行くたんびに、いろんな本をあさって読みふけっ
ていたもんである…今もちょくちょくやってんだけど…
 そんな彼にこの間、今あたしの手の中にある2冊の本の初版本を頼んでいたの
だ。うんうん、スレイヤーズファンにとって初版本は宝と言うべき物…だと思う…
 ちなみにあたしの部屋はスレイヤーズに埋もれていたりする。
 ただいくらスレイヤーズが好きだと行っても連載が始まったのはかれこれ10
年ぐらい前。いくらあたしでも3、4歳では読んでいるわけがない。
 と言うわけでそん時の初版本は手に入れられなかったのだそれがついについに、
この手に…うるうる…うれひいよおおおぉぉー!
「ところでよ唯」
「…神さまあ〜……ん?……って、何?塁斗」
 歓喜に浸るあたしに何事もなかったかのように聞いてくる塁斗は更に、
「今朝のニュース見たか?」
「ニュース?なんかあったの?」
「なんでも全ての新刊に怪文章が現れたらしいぞ」
「怪文書?」
「なんか…本が占拠されたとか何とかって」
「…………」



「何じゃこりは…」
「おい…これもだぜ…」
「こっちも…」
 学校の帰り。部活を終えたあたしと塁斗…彼はサッカー部…はその足で近くの
本屋へ足を運んでいた。
 そして今日発売されている週刊誌を開けてみると──

***
突然ですが臨時ニュースです!
本が何者かに占拠されてしまいました!!
***

 ──あたしが昨日見た文章と全く同じ…と1ページ目から最後まで書かれている。
もちろん塁斗が手に取った雑誌も同じでことであった。
 そして、それから1週間がたち──今もまだ、新刊怪奇現象の解決策は見つかっ
ていない──そして──




「……あえっ!?」
 気が付くと、あたしの目の先は異様な光景が広がっていた。
 おかしいな…確かあたしは部屋で本を読んで…1時頃布団に潜って…寝たんだ
よねぇ…一体どこなんだここは…
 ここら一体は炎に包まれ、赤々と燃える賀屋らしき物。逃げまどう……
 ……ヤケに形相が最悪な兄ちゃん&オッちゃん達。
 悲鳴が渦巻き、
「炎の矢ー!」
 その中でヤケに元気な女性の声。
 どおぐわあああぁぁぁーん!!
 あたしから少し離れた大地に光の矢…だと思う多分…がぷちあたり、激しい爆
発が起こる。
 ………ふ…ふれあ…あ……ろー………って…ちょっとまて…こら…
 慌ててあたしはそいつが飛んできた方向へ目を向けた。
 そして、見た。
 荒れ狂う炎の先で、笑顔を含みながら次々と魔法を放つ一人の少女を──
 小柄な体格。ズボンに長いブーツ。ゆったりとしたローブを太い革のベルトで
まとめ、薄革の手袋、額にはバンダナ。大ガメの甲を薄く削って肩当てにそこか
ら延びる真っ黒なマント。
 そしてなによりあの体系にあの髪!
 あたしの知りうるかぎりただ一人…いや…でも…
 彼女は一人の男と対峙する。
 男は顔にありありと恐怖を引きつらせ、そして彼女はあくまでも笑顔。
「──ま、まさかお前は──」
 男が叫ぶ。
「──紅蓮の炎とおぼしき赤い髪──」
 周りで燃えてる火のせいで赤く見えるんだね…
「──あくまでも容赦ないその攻撃──」
 まあ…彼女の哲学は『悪党に人権はない』だし…
「──小柄な体格で胸はない──」
 それ言ったらまずいって…
「ドラゴンさえもまたいで通るという…」
 いや…それもまずいって…
「盗賊殺し!リナ=インバース!!!!」
 …さらばだ…おっさん…
「あったりぃ(はーと)」
 その返事と共に彼女の手から産みだせし火炎球は男を包み込んだ!


                               <続く?>
////////////////////////////////////////////////////////////////////////


 つーわけでちとばかしいきぬきとばかりに、この作品を書いてみたのですが…
……う…まずい…はやくもいきずまった………この後、どないしよ……

 さて、題名は『BOOKくえすと』となっていますが…
 実はこの話は主人公である浦塚唯が突然、本の中で冒険をする事になると言う
お話なんです。
 2週間ほど前にアップした『しゃどう』もこの話から分岐された物でもあるん
ですよ…気付きました?どちらにも石江塁斗が出ていると言うことを…

 とりあえず続きは書いていくつもりです…多分、STSの話に詰まったとき、
息抜きに…
 話としては小説の1巻目で唯の視点から見たスレイヤーズのホントの話を彼女
がめちゃくちゃにしていく、なんて物を考えています…塁斗も途中から出してい
こうか…もちろん「占拠されました」と言う謎も追々明らかにするという事で…
ほんとは全然考えていなかったりして…


 ではでは、この辺で………STSに取りかからなければ…ううぅぅ…あとドン
くらいで終わらせれるかなあ…


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