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 ┃ ┗Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 K−kou (2009/10/28 21:52:56) No.34735
 ┣白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 L−kou (2009/10/29 22:03:05) No.34742
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34637白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Bkou 2009/10/8 19:32:52


k びみょーな区切りで新ツリーを創ります。
L じかくはあるみたいね。
k ちなみに、レビの『友達』が『ルーちゃん』と言うことは魔王も知りません。
 そこんとこ、よろしく。
L さては、後で思いっきり利用する気ね。
k それは、……ひ・み・つ・です☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 土産物屋の青年が怯えたのはそのゼロスそっくりの執事服の男ではない。
 それにエスコートされ表れた一人の女性だった。
 真っ赤な派手な紅色の髪の毛に化粧をつかった白い肌に真っ赤な唇。
 紅いドレスにルビーをふんだんに使ったアクセサリー。
「そのもの」
 と、女性は高飛車に話しかける。
「明日、我が屋敷に来い」
 土産物屋の青年はまるで死刑を宣告されたような顔をした。
 女性は男をつれ馬車へとのり馬車は、去っていった。

 鯛を三枚におろして刺身にする。
 その時残った皮と骨それを塩とこしょうでちょっと濃いめに味付けをして火であぶる。
 土鍋にいれて酒と一緒に煮る。
 その後、そうめんに白菜を入れて豆腐と一緒に煮る。
 シンプルなのだが鯛のうまみがしっかりと生きていて美味しい。
 ほかにも、山菜と海の幸の天ぷらに茶碗蒸しに海鮮鍋に山菜の和え物と海と山の幸をふんだんに使った料理が山のように青空の下でテーブルに並べられていた。
『うおぉぉぉぉぉ』
 リナとガウリィが歓喜の声を上げる。
「と、まぁこんなもんだろ」
 と、クウが白いエプロン(意外と似合うのは着慣れているからだろう)を外しながら言う。
「クウ! あんた、料理本当に上手なのね」
 と、リナが言う。
「長いこと一人で暮らしていたし、レビに任せるとなにができるかわからんし……。
 マントが創るのは毒だ」
 と、クウが言う。
 レビの料理の腕はどういう訳か創ろうとする材料とは見当違いの材料からつくりはじめ創ろうとしている料理ではまずしないはずの怪我をする。
 それでいてできるのはどうしてそんな怪我をしたんだという創ろうとしたのとは全然違う料理ができる。
 味は絶品で毒でもないのだが……。
 マントはどういう訳かお菓子は上手なのだが……。
 料理は別でさらに盛ると皿があやしげな煙と共に溶ける始末だったりする。
 食べた場合どうなるかは試したことはないが死ぬとクウは判断している。
「ひどいですね。クウ。ちゃんと科学的に考えて創ったんですよ」
「科学と言うのは理不尽という意味か?」
 と言う会話をほっぽと居てリナ達は食べることにした。
 無論、この材料もクウが用意した者である。
 魔族の住んでいる小屋にまともな食べ物なんぞありはしないのだから……。
 マントはと言うと地面になにやら文様を書き記している。
「ねぇ。くう。ふぁんとはふぁにやってふの」(ねぇ。クウ。マントはなにやってるの)
 リナがハモの天ぷらを口いっぱいに入れながら聞く。
「ああ、ゼロスという奴や神官、将軍について知ったしリナ達も知っているだろうが、普通ならわからん。
 だから、あいつにも手伝ってもらおうと思ってな。
 だけれど、あいつの姿じゃ町に行けないし……。あの変装は一緒にあるくのも却下だ」
 クウの言葉に全員がうなずく。
「なんでも俺は詳しいことは理解できないが見た目を人間のようにするらしい」
「へぇ〜」
 と、リナがうなずいて
『ぶっは』
 リナ達四人は茶をふきこぼしたが、クウとレビが高速のスピードで料理にかからないように全員の顔の前にお盆をさしだした。
 そのために料理にはお茶は一滴もかからなかったがリナ達の顔はお茶でびしょっりとぬれていた。
「…………クウ」
 ゼルガディスがジド目で言うと
「料理はぬれなかったぞ」
 と、いけしゃぁしゃぁと言った。
「わかった。顔がぬれたことは文句は言わん。
 一つだけ聞かせろ」
「そうだな。デザートは季節から考えてクリまんじゅうと芋まんじゅうと考えている」
「だれが、デザートのことを訪ねた?
 俺はどうやって魔族の見た目を人間のようにするんだと聞いているんだ」
「知らん」
 ゼルガディスの質問にクウは間髪入れず答えた。
 ただし、答えになっていなかったが……。

 沈黙があたりを支配していた。

 鳥がさえずり声がしばし森を支配した。
 クウは無表情で料理にはしをつけていた。
 そして
「なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁ」
 と、リナが吠えクウに詰め寄る。
「知らん。ってなによ。知らんって」
「俺は理解できないと最初に言っといただろうが。
 そう言う質問はマントに聞いてくれ」
「マント!!」
 リナはクウに詰め寄るのをやめてマントに吠える。
「まず、魔族は精神体で見た目を好きに選べると言うことはご存じだと思います。
 ですが、下級は精神世界と現実世界の狭間にある障壁……、まぁ関知できるのは難しいんですがそれによる障壁で思ったような変化が難しくなっているんです。
 障壁にはそれぞれ特有の周波数と魔力波長が流れていまして――――」
 しばらくして
「わかった。もう良い」
 と、リナが言った。
「おや、もう良いんですか。まだ一%も話していませんが」
 ……あれは、一%もみたないのか……。
 聞いていた全員、……人間よりも魔法などに詳しいはずの純魔族のラギアゾーンも絶句する。
 解明されていない理論に発見されていない倫理を童話を話すように話すマント……。
 スライム並みの脳みそのガウリィはもとより、……頭脳明晰と自負しているリナも……さらに人間よりも魔道に長けているラギアゾーンも理解できない話になっていた。
 マントも理解してくれたと言うよりも聞くのをあきらめたというのをわかっている様子だった。

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34639Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 B水野 2009/10/8 21:14:16
記事番号34637へのコメント

どうも、水野です
この話はとても楽しみにしているんですよ♪


> 土産物屋の青年が怯えたのはそのゼロスそっくりの執事服の男ではない。

ゼロスを知ってる人ならゼロスにおびえますがね

> それにエスコートされ表れた一人の女性だった。

ふむふむ

> 真っ赤な派手な紅色の髪の毛に化粧をつかった白い肌に真っ赤な唇。

派手すぎると逆に醜いというのを知らないんでしょうか?

> 紅いドレスにルビーをふんだんに使ったアクセサリー。

赤にルビーって同系色か……

>「そのもの」
> と、女性は高飛車に話しかける。
>「明日、我が屋敷に来い」

偉そうですね

> 土産物屋の青年はまるで死刑を宣告されたような顔をした。

なんで?

> 女性は男をつれ馬車へとのり馬車は、去っていった。

二度と来るなと言いたいですね

> 鯛を三枚におろして刺身にする。

贅沢ですね……ジュルリ

> その時残った皮と骨それを塩とこしょうでちょっと濃いめに味付けをして火であぶる。
> 土鍋にいれて酒と一緒に煮る。
> その後、そうめんに白菜を入れて豆腐と一緒に煮る。
> シンプルなのだが鯛のうまみがしっかりと生きていて美味しい。

一回やってみたいですね……

> ほかにも、山菜と海の幸の天ぷらに茶碗蒸しに海鮮鍋に山菜の和え物と海と山の幸をふんだんに使った料理が山のように青空の下でテーブルに並べられていた。

聞いただけで美味しそうだなと分かります

>『うおぉぉぉぉぉ』
> リナとガウリィが歓喜の声を上げる。

うらやましい……

>「と、まぁこんなもんだろ」
> と、クウが白いエプロン(意外と似合うのは着慣れているからだろう)を外しながら言う。

意外とが良いですねwww

>「クウ! あんた、料理本当に上手なのね」
> と、リナが言う。
>「長いこと一人で暮らしていたし、レビに任せるとなにができるかわからんし……。
> マントが創るのは毒だ」

確かレビはジュースを作ると言って切り傷作って出来たのがたこ焼きだったんですね
マントのは……?

> と、クウが言う。
> レビの料理の腕はどういう訳か創ろうとする材料とは見当違いの材料からつくりはじめ創ろうとしている料理ではまずしないはずの怪我をする。
> それでいてできるのはどうしてそんな怪我をしたんだという創ろうとしたのとは全然違う料理ができる。
> 味は絶品で毒でもないのだが……。
> マントはどういう訳かお菓子は上手なのだが……。
> 料理は別でさらに盛ると皿があやしげな煙と共に溶ける始末だったりする。

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

> 食べた場合どうなるかは試したことはないが死ぬとクウは判断している。
>「ひどいですね。クウ。ちゃんと科学的に考えて創ったんですよ」
>「科学と言うのは理不尽という意味か?」

そらなぁ・・・・・・・

> と言う会話をほっぽと居てリナ達は食べることにした。
> 無論、この材料もクウが用意した者である。
> 魔族の住んでいる小屋にまともな食べ物なんぞありはしないのだから……。

当たり前でしょうね……

> マントはと言うと地面になにやら文様を書き記している。
>「ねぇ。くう。ふぁんとはふぁにやってふの」(ねぇ。クウ。マントはなにやってるの)
> リナがハモの天ぷらを口いっぱいに入れながら聞く。

お行儀が悪いですよ?

>「ああ、ゼロスという奴や神官、将軍について知ったしリナ達も知っているだろうが、普通ならわからん。
> だから、あいつにも手伝ってもらおうと思ってな。
> だけれど、あいつの姿じゃ町に行けないし……。あの変装は一緒にあるくのも却下だ」
> クウの言葉に全員がうなずく。

同意します

>「なんでも俺は詳しいことは理解できないが見た目を人間のようにするらしい」
>「へぇ〜」
> と、リナがうなずいて
>『ぶっは』
> リナ達四人は茶をふきこぼしたが、クウとレビが高速のスピードで料理にかからないように全員の顔の前にお盆をさしだした。

まさに神業

> そのために料理にはお茶は一滴もかからなかったがリナ達の顔はお茶でびしょっりとぬれていた。
>「…………クウ」
> ゼルガディスがジド目で言うと
>「料理はぬれなかったぞ」
> と、いけしゃぁしゃぁと言った。
>「わかった。顔がぬれたことは文句は言わん。
> 一つだけ聞かせろ」
>「そうだな。デザートは季節から考えてクリまんじゅうと芋まんじゅうと考えている」
>「だれが、デザートのことを訪ねた?
> 俺はどうやって魔族の見た目を人間のようにするんだと聞いているんだ」
>「知らん」

かみあっているのかかみあってないのかが微妙な会話ですね

> ゼルガディスの質問にクウは間髪入れず答えた。
> ただし、答えになっていなかったが……。
>
> 沈黙があたりを支配していた。
>
> 鳥がさえずり声がしばし森を支配した。
> クウは無表情で料理にはしをつけていた。
> そして
>「なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁ」
> と、リナが吠えクウに詰め寄る。
>「知らん。ってなによ。知らんって」
>「俺は理解できないと最初に言っといただろうが。
> そう言う質問はマントに聞いてくれ」
>「マント!!」
> リナはクウに詰め寄るのをやめてマントに吠える。
>「まず、魔族は精神体で見た目を好きに選べると言うことはご存じだと思います。
> ですが、下級は精神世界と現実世界の狭間にある障壁……、まぁ関知できるのは難しいんですがそれによる障壁で思ったような変化が難しくなっているんです。
> 障壁にはそれぞれ特有の周波数と魔力波長が流れていまして――――」
> しばらくして
>「わかった。もう良い」
> と、リナが言った。
>「おや、もう良いんですか。まだ一%も話していませんが」
> ……あれは、一%もみたないのか……。
> 聞いていた全員、……人間よりも魔法などに詳しいはずの純魔族のラギアゾーンも絶句する。
> 解明されていない理論に発見されていない倫理を童話を話すように話すマント……。
> スライム並みの脳みそのガウリィはもとより、……頭脳明晰と自負しているリナも……さらに人間よりも魔道に長けているラギアゾーンも理解できない話になっていた。
> マントも理解してくれたと言うよりも聞くのをあきらめたというのをわかっている様子だった。


今回も面白かったです
更新楽しみにしています

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34644Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Bkou 2009/10/9 20:43:35
記事番号34639へのコメント


>どうも、水野です
>この話はとても楽しみにしているんですよ♪
 それは、ありがとうございます。kouです。
>>
>> 土産物屋の青年が怯えたのはそのゼロスそっくりの執事服の男ではない。
>
>ゼロスを知ってる人ならゼロスにおびえますがね
 まぁ、ゼロスの正体を知っている奴なんぞめったに居ませんが……。
>> それにエスコートされ表れた一人の女性だった。
>
>ふむふむ
>
>> 真っ赤な派手な紅色の髪の毛に化粧をつかった白い肌に真っ赤な唇。
>
>派手すぎると逆に醜いというのを知らないんでしょうか?
 いえ、派手ですが醜いというわけではない見た目ですよ。(性格というか内面は別ですが……)
>> 紅いドレスにルビーをふんだんに使ったアクセサリー。
>
>赤にルビーって同系色か……
 赤系の色が好きなんでしょうね。
>>「そのもの」
>> と、女性は高飛車に話しかける。
>>「明日、我が屋敷に来い」
>
>偉そうですね
 高飛車ですから。
>> 土産物屋の青年はまるで死刑を宣告されたような顔をした。
>
>なんで?
 それは、ひ・み・つです☆
>> 女性は男をつれ馬車へとのり馬車は、去っていった。
>
>二度と来るなと言いたいですね
 いや、それは……
>> 鯛を三枚におろして刺身にする。
>
>贅沢ですね……ジュルリ
 ですね。
>> その時残った皮と骨それを塩とこしょうでちょっと濃いめに味付けをして火であぶる。
>> 土鍋にいれて酒と一緒に煮る。
>> その後、そうめんに白菜を入れて豆腐と一緒に煮る。
>> シンプルなのだが鯛のうまみがしっかりと生きていて美味しい。
>
>一回やってみたいですね……
 わりと簡単ですよ。とはいえ、この説明はダイジェストで詳しくはちゃんと調べてからにしてください。
>> ほかにも、山菜と海の幸の天ぷらに茶碗蒸しに海鮮鍋に山菜の和え物と海と山の幸をふんだんに使った料理が山のように青空の下でテーブルに並べられていた。
>
>聞いただけで美味しそうだなと分かります
 豪華ですね。
>>『うおぉぉぉぉぉ』
>> リナとガウリィが歓喜の声を上げる。
>
>うらやましい……
 そうですねぇ。
>>「と、まぁこんなもんだろ」
>> と、クウが白いエプロン(意外と似合うのは着慣れているからだろう)を外しながら言う。
>
>意外とが良いですねwww
 だって性格から似合いそうにないですし……。
>>「クウ! あんた、料理本当に上手なのね」
>> と、リナが言う。
>>「長いこと一人で暮らしていたし、レビに任せるとなにができるかわからんし……。
>> マントが創るのは毒だ」
>
>確かレビはジュースを作ると言って切り傷作って出来たのがたこ焼きだったんですね
>マントのは……?
 それはこれから読めば……
>> と、クウが言う。
>> レビの料理の腕はどういう訳か創ろうとする材料とは見当違いの材料からつくりはじめ創ろうとしている料理ではまずしないはずの怪我をする。
>> それでいてできるのはどうしてそんな怪我をしたんだという創ろうとしたのとは全然違う料理ができる。
>> 味は絶品で毒でもないのだが……。
>> マントはどういう訳かお菓子は上手なのだが……。
>> 料理は別でさらに盛ると皿があやしげな煙と共に溶ける始末だったりする。
>
>えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
 危険信号レッドゾーンを突破しましたね。
>> 食べた場合どうなるかは試したことはないが死ぬとクウは判断している。
>>「ひどいですね。クウ。ちゃんと科学的に考えて創ったんですよ」
>>「科学と言うのは理不尽という意味か?」
>
>そらなぁ・・・・・・・
>
>> と言う会話をほっぽと居てリナ達は食べることにした。
>> 無論、この材料もクウが用意した者である。
>> 魔族の住んでいる小屋にまともな食べ物なんぞありはしないのだから……。
>
>当たり前でしょうね……
>
>> マントはと言うと地面になにやら文様を書き記している。
>>「ねぇ。くう。ふぁんとはふぁにやってふの」(ねぇ。クウ。マントはなにやってるの)
>> リナがハモの天ぷらを口いっぱいに入れながら聞く。
>
>お行儀が悪いですよ?
 リナにそんなマナーがあるか?
>>「ああ、ゼロスという奴や神官、将軍について知ったしリナ達も知っているだろうが、普通ならわからん。
>> だから、あいつにも手伝ってもらおうと思ってな。
>> だけれど、あいつの姿じゃ町に行けないし……。あの変装は一緒にあるくのも却下だ」
>> クウの言葉に全員がうなずく。
>
>同意します
 冗談ぽいだよな。
>>「なんでも俺は詳しいことは理解できないが見た目を人間のようにするらしい」
>>「へぇ〜」
>> と、リナがうなずいて
>>『ぶっは』
>> リナ達四人は茶をふきこぼしたが、クウとレビが高速のスピードで料理にかからないように全員の顔の前にお盆をさしだした。
>
>まさに神業
 あはははは。
>> そのために料理にはお茶は一滴もかからなかったがリナ達の顔はお茶でびしょっりとぬれていた。
>>「…………クウ」
>> ゼルガディスがジド目で言うと
>>「料理はぬれなかったぞ」
>> と、いけしゃぁしゃぁと言った。
>>「わかった。顔がぬれたことは文句は言わん。
>> 一つだけ聞かせろ」
>>「そうだな。デザートは季節から考えてクリまんじゅうと芋まんじゅうと考えている」
>>「だれが、デザートのことを訪ねた?
>> 俺はどうやって魔族の見た目を人間のようにするんだと聞いているんだ」
>>「知らん」
>
>かみあっているのかかみあってないのかが微妙な会話ですね
 ですねぇ。
>
>今回も面白かったです
>更新楽しみにしています
>
 ありがとうございます。
 水野さん。久しぶりのレスどうもありがとうございました。

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34645白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Ckou 2009/10/9 21:36:50
記事番号34637へのコメント

「なんかよくわからんがすごいんだな」
 と、ガウリィが相も変わらずあまりものを考えていない様子で言うがこの場合それは全員の感想でもあった。
『…………』
 沈黙の中、
「……どうした? リナ? ふだんならスリッパで叩くと思ったんだが」
「自覚はあったんだな」
 クウは自分の分を食べ終えてデザートを用意しながら言う。
 自覚があるならどうにかしろ。と、ひそかに思っては居たが……。
「いや……その……まぁ、あたしたちも同じような感想しかでないし……」
 と、リナが一口さめかけた天ぷらを食べる。
 さめたせいかそれとも精神疲労のためかあまり美味しく感じない……。
 リナは空をみた。

 魔法陣はそれは大きなものだった。
 魔法陣に書かれている文字……古代に失われた魔道文字に竜族の文字にエルフ族の文字……ほかには、もはや読めるのは永久に存在する魔族のみと言う文字……。
 理解の範疇を超えた術式が書き記されている。
 その中央で不安そうに座っているラギアゾーン。
「あの〜。マントさん。
 この術式わたしに害はありませんよね」
「安心してください。理論に矛盾はありませんから」
 と、自信たっぷり言うマント
 とはいえ……実践するのは初めてですけど……
 と、胸中で付け加えたが……。
 レビはジョンと楽しそうに遊んでいた。

「準備できましたよ」
 マントがあっさりと言ったときにはすでに日は暮れかけてクウは夕食の用意を終えていた。
 海と山の幸をふんだんに使った鍋である。
 鶏ガラだしで煮込んだ鍋からほのかに良いにおいがしていた。
「お〜」
 そう言うとクウはマントを身につける。
 マントは漆黒の長い魔道士が身につけるようなローブへと姿を変貌させる。
「グレート・ウィザード・ローブ」
 クウがそうつぶやく。
 レビも一本の長い杖に変わる。茶色い杖で細く長くてっぺんに無色透明の宝珠が着いている。
「プラス、グレート・ウィザード・スティック」
 そしてクウの口から放たれるのは聞いた事もない術式。
 それは時に人には発することのできないはずの言葉になっているというのに気づいたのはラギアゾーンだけだった。
 腐っても純魔族である。
 やがて魔法陣が呼応するように闇色に輝き始める。
 そして――

 闇色の光が消えたとき魔法陣の中央にいたのは一人の少年だった。
 年の頃は、十三、四だろうか。
 灰色といった方がしっくり来るようなグレーの髪の毛を右目あたりを隠している形の髪型。
 美形というわけではないが愛嬌のあると言った雰囲気がある。
『うぉぉぉぉおおおお』
 リナ達が驚嘆の声を上げる。
 ラギアゾーンも自分の手や体をみてまるで珍しい者でも見るような様子である。
 リナはふとある可能性に気づく。
 だがそれを聞くのは後回しにすることにした。
 その後夕食を取り、マントはラギアゾーンにこの体の状態と人間の社会に対しての常識を教えていた。
 なんでも、かなり無茶な方法らしく、魔道に関してはかなり制限がかかっている状態らしくまた連続して使うと危険らしい。
「一回かけられてまたかけるとしたら、三十年はまったないといけませんね」
 と、マントはさわやかに言った。
 ジョンはお留守番と言うことになった。
 なにかの拍子で虚無の吐息なんぞ発動してくれると困るというためだった。

 その夜、
「ねぇ。マント」
 と、リナはマントに話しかけた。
「何でしょうかリナさん」
 と、マントは答える。
「一つだけ聞かせてくれない」
「何でしょうか」
「魔族の現実世界への干渉をコントロールできる技術を知っているのよね」
「まぁ、たしかにそう言う言い方もできますね」
「ひょっとして、あなた……」
「…………」
 沈黙のあとリナは意を決したように言う
「胸を大きくする方法知らない」
 マントはしばらく黙っていた。
「……今度、気が向いたら胸が大きくなる薬を渡しましょうか」
「本当!! あ、でも……まさか針に塗って胸に挿すとかじゃ……」
「それは……腫れているだけでしょう。意味がありませんよ」
「知ってるわよ」
「そもそも、いろんな世界で貧乳なやむ女性はいますよ」
「おぉぉ」
 リナは知らぬどこかの世界の会ったこともない人々へと思いをはせる。
 そうか……いろんな世界であたしと同じような悩みを持つ女性は居るのか……。
 リナは目頭が熱くなった。
 マントは冷めた眼差しで見つめていた。
「……当然、その悩みを解決するために研究している人々もいます」
「おぉぉぉぉ」
 リナは涙し初めてすらいた。しかし、その涙を止める気はリナにはない。
「手術で胸を大きくする方法もありますしね。むしろ、この世界では魔法の発達の影響か魔法を使わないで身体に影響を与えるすべが発達してなさ過ぎるんですよね。
 こんど渡しときますね」
 と、涙を滝のようにながしているリナを別の生き物でも見るかのような目でマントは言った。
 てっきり、わたしやレビの正体を詳しく聞きたがると思ったんですけれど……。
 と、密かにあきれていたマントだった。

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34661白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Dkou 2009/10/12 18:14:34
記事番号34637へのコメント

k ああ、テストが近づいてくる。
L 大丈夫なの。
k 一応、毎日机にむいて勉強してますよ。まぁ、受験生ですし……。
L まぁ、がんばりなさい。
k はい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「獣神官ゼロス様に海神官ヒュレイカー様に海将軍リクスファルト様。そして、覇王将軍ノースト様に覇王神官のディー様にグルー様。
 あと名前は知りませんが中位魔族……わたしと違って人の姿に化けられる方々が数名です」
 ラギアゾーンの言葉にリナは朝食の後の紅茶を飲みながら
「ダイナスト グラウシェラーで、ディーにグルーにノーストねぇ……。
 本っ気で覇王の奴名前を考えるのが面倒だったのね」
 と、言った。
 前に戦ったのはシェーラと言って本当に名前を考えて無いと思う。
「いい加減な名前と言えば獣王 ゼラス=メタリオムだってゼラスから名前採っただけだってバレバレじゃねえか」
「そういやそうね。こんどからかってやりましょ」
 クウの言葉にリナはうなずく。
「……俺ならダークナイトとかそう言う名前をつけるけど……」
 ……いや、それもどうかと思うぞ……。
 クウの付け足した言葉には誰もうなずかなかったが、あんまりな名前という点では覇王とも獣王ともにたりよったりだろう。
 まだ名乗って恥ずかしい思いをしない分だけ覇王や獣王の方がマシである。
「……話がずれていますよ」
 マントに言われて話の軌道を修正する。
 元々、ゼロス達はセイルーンの異変を調べるはずだったらしい。
「どうりでね。あの事件で魔族がちっとも出てこないのはヘンだと思ったのよ」
 と、リナは納得した。
「しかし、いっそのことほっといても良いんじゃないのか」
 と、ゼルガディスがラギアゾーンに聞こえないようにつぶやいた。
「え〜かわいそうだよ。それにリナちゃん達の友達だって居るんでしょ」
『いや、居ない』
 レビの言葉にリナ達一行は即答した。
 なにが哀しくて魔族と友達になんぞならなければならないのだ。
 そりゃ、まともな人間の知り合いは全員内に等しいが、……魔族と友好関係を結ぶほど腐っては居ない。
「レビ……あんた魔族ってどんな奴なのかわかっているの?」
 リナの言葉にレビは無邪気な瞳をキラキラと輝かせて
「魔族は世界を滅ぼそうとしているんでしょ。それがどうかしたの」
 その言葉にリナは眉をひそめた。
「……どうかしたの。って……」
「おい。行くぞ」
 リナが続けて言おうとしたときクウの呼ぶ声が響いた。

 ジョンはお留守番となった。
 なにかの拍子に虚無のブレスをはかれでもしたらたまった者ではない。
 と、言うのが理由だった。
 マントが丁度退屈している方がいたのでと、自分の中へと放り込んだ。
「魔王竜の世話なんてできるの? その人」
「大丈夫ですよ」
 リナの言葉にマントはさわやかに答えた。

 ブローダーロドータウン
 割と有名な都市で中央に位置するのは領主の城である。
 大きさはまぁ、城と言っては恥ずかしくないが立派なを頭につけるにはやや役不足の城だった。
「ブローダーロドータウン。
 街道沿いに位置するわりかし大きな町ですね。
 名産品はこのあたりでしか採れないキノコがありまして、味は美味と言うよりも珍味に近いです。
 ですが、どういう訳かそれを食べて育った野豚は脂肪が少なく美味しいと評判です」
「お、カツサンドだってよ」
「あ、あたし二十コ食べるから」
「リナ。ずるいぞ。俺も二十個な」
「俺は四十コだな」
「……クウ、リナさん。ガウリィさん。聞いてますか」
 マントの説明を聞きながら名産品の豚を使ったカツサンドを近くの屋台で注文しているクウ達。
「なんか、クウさんって似てますね。リナさん達に」
「だな」
 アメリアが苦笑混じりにゼルガディスに言う。
 ラギアゾーンはしげしげと物珍しげに町を見ている。まぁ、完全に人間に化けれない彼にしてみれば周りが騒がない人の待ちなんぞ珍しいだろう。
 合計九十個(四十個がクウの者で二十個づつリナとガウリィが分ける。
 のこり十個をゼルガディス達が分け合う)を受け取ったとき
「……あんたがた、はやくこの町から出た方が良い」
 と、接客をしていた店のおばちゃんから言われた。
「はい?」
 と、料金を払いながらクウが聞き返す。
「……早い内にこの町から出ていきな」
「それは――」
 どういう意味でしょうかとリナが訪ねようとしたとき
「いけませんね」
 と、言う声がした。
 そのいささか間延びしたような聞く者の警戒心を失わせるような人よさそうな声。
 リナには、…………否、リナだけではなくガウリィ、ゼルガディス、アメリア、そしてラギアゾーンにも聞き覚えがあった。
 ばっと振り返るとそこには、一人の執事服の青年が立っていた。
 黒い髪の毛をおかっぱに切りそろえ、人の良さそうな笑みを浮かべた細身の青年。
 ……インチキくさい笑みだ。
 と、クウは思った。
 そして、カツサンドを一つ食べる。
 リナ達にも渡すがリナ達は受け取らない。
「…………」
 もう一つ、カツサンドを食べる。
 ふわふわのパンに分厚い豚肉と見せかけて切り込みが入っており中にパイナップルが入っていて、お肉が柔らかくなっている。
 サンドイッチの中にキャベツではなくレタスを入れているのがにくい心遣いだ。
 と、クウは思った。
「この町は旅の人が来ることで成り立っているんですから……。
 そんな事を言ってはいけませんよ」
 と、執事服の青年が店のおばちゃんに言う。
「……ゼロス……あんた」
 リナがかすれるような声で青年に話しかける。
「……」
 しかし、ゼロスと呼ばれた青年は振り返らずにおそらく買い物の途中なのだろう。
 手につけたカゴの食材……とはいえ、すべてここの名産品の豚肉だったりどこで買っても変わらない香辛料程度だが……が入っている。
「ちょっと」
 リナが怒鳴ると
「……へ? ああ、僕のことを呼んだんですか?
 でも、僕はゼロスという名前ではありませんよ」
「へ?」
「は?」
「はい?」
「なんだと……?」
「ふへ」
 それぞれの間の抜けたおどろいた声を気にした様子もなく彼は名乗る。
「僕は、ここの領主様、ワーレッド様の使用人のヴオンと申します。
 皆様とは初対面ですよ」
 それだけ言うと、彼は城へと向かっていった。

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34662Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Dフィーナ 2009/10/12 20:10:38
記事番号34661へのコメント

kouさんこんばんは。
>「え〜かわいそうだよ。それにリナちゃん達の友達だって居るんでしょ」
>『いや、居ない』
> レビの言葉にリナ達一行は即答した。
> なにが哀しくて魔族と友達になんぞならなければならないのだ。
いたらいたでむなしいと思いますが。
>「レビ……あんた魔族ってどんな奴なのかわかっているの?」
> リナの言葉にレビは無邪気な瞳をキラキラと輝かせて
>「魔族は世界を滅ぼそうとしているんでしょ。それがどうかしたの」
レビにしてみれば、自然の摂理みたいなものだからでしょうか。
>「……あんたがた、はやくこの町から出た方が良い」
> と、接客をしていた店のおばちゃんから言われた。
>「はい?」
> と、料金を払いながらクウが聞き返す。
>「……早い内にこの町から出ていきな」
>「それは――」
> どういう意味でしょうかとリナが訪ねようとしたとき
>「いけませんね」
> と、言う声がした。
> そのいささか間延びしたような聞く者の警戒心を失わせるような人よさそうな声。
> リナには、…………否、リナだけではなくガウリィ、ゼルガディス、アメリア、そしてラギアゾーンにも聞き覚えがあった。
> ばっと振り返るとそこには、一人の執事服の青年が立っていた。
> 黒い髪の毛をおかっぱに切りそろえ、人の良さそうな笑みを浮かべた細身の青年。
> ……インチキくさい笑みだ。
> と、クウは思った。
実際インチキくさい。
> もう一つ、カツサンドを食べる。
> ふわふわのパンに分厚い豚肉と見せかけて切り込みが入っており中にパイナップルが入っていて、お肉が柔らかくなっている。
> サンドイッチの中にキャベツではなくレタスを入れているのがにくい心遣いだ。
食べ物の表現おいしそう。
>「ちょっと」
> リナが怒鳴ると
>「……へ? ああ、僕のことを呼んだんですか?
> でも、僕はゼロスという名前ではありませんよ」
じゃあ生ごみという名前?
それかゴッキー。害虫。
>「へ?」
>「は?」
>「はい?」
>「なんだと……?」
>「ふへ」
> それぞれの間の抜けたおどろいた声を気にした様子もなく彼は名乗る。
>「僕は、ここの領主様、ワーレッド様の使用人のヴオンと申します。
> 皆様とは初対面ですよ」
> それだけ言うと、彼は城へと向かっていった。
ゼロス……いっそそのままでいたほうが世のためになりそうな。
魔族ではなく、真人間の道を歩んでアメリアあたりが喜びそうですね。
久しぶりにこちらに来れました。kouさん受験頑張ってください。

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34667Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Dkou 2009/10/13 21:11:43
記事番号34662へのコメント

>kouさんこんばんは。
 こんばんは。フィーナさん。レスありがとうございます。
>>「え〜かわいそうだよ。それにリナちゃん達の友達だって居るんでしょ」
>>『いや、居ない』
>> レビの言葉にリナ達一行は即答した。
>> なにが哀しくて魔族と友達になんぞならなければならないのだ。
>いたらいたでむなしいと思いますが。
 まぁ、知り合いが居ると言う時点で哀しいことですしね……。
>>「レビ……あんた魔族ってどんな奴なのかわかっているの?」
>> リナの言葉にレビは無邪気な瞳をキラキラと輝かせて
>>「魔族は世界を滅ぼそうとしているんでしょ。それがどうかしたの」
>レビにしてみれば、自然の摂理みたいなものだからでしょうか。
 まぁ、無邪気で幼い言動ですがレビはあえて言うなら死ぬことも生きることも必然と悟っているところがありますから
>>「……あんたがた、はやくこの町から出た方が良い」
>> と、接客をしていた店のおばちゃんから言われた。
>>「はい?」
>> と、料金を払いながらクウが聞き返す。
>>「……早い内にこの町から出ていきな」
>>「それは――」
>> どういう意味でしょうかとリナが訪ねようとしたとき
>>「いけませんね」
>> と、言う声がした。
>> そのいささか間延びしたような聞く者の警戒心を失わせるような人よさそうな声。
>> リナには、…………否、リナだけではなくガウリィ、ゼルガディス、アメリア、そしてラギアゾーンにも聞き覚えがあった。
>> ばっと振り返るとそこには、一人の執事服の青年が立っていた。
>> 黒い髪の毛をおかっぱに切りそろえ、人の良さそうな笑みを浮かべた細身の青年。
>> ……インチキくさい笑みだ。
>> と、クウは思った。
>実際インチキくさい。
 ひどいですね。(同感ですけれど……)
>> もう一つ、カツサンドを食べる。
>> ふわふわのパンに分厚い豚肉と見せかけて切り込みが入っており中にパイナップルが入っていて、お肉が柔らかくなっている。
>> サンドイッチの中にキャベツではなくレタスを入れているのがにくい心遣いだ。
>食べ物の表現おいしそう。
 ありがとうございます。
>>「ちょっと」
>> リナが怒鳴ると
>>「……へ? ああ、僕のことを呼んだんですか?
>> でも、僕はゼロスという名前ではありませんよ」
>じゃあ生ごみという名前?
>それかゴッキー。害虫。
 いや……それはクウの考える名前よりひどいですよ。
>>「へ?」
>>「は?」
>>「はい?」
>>「なんだと……?」
>>「ふへ」
>> それぞれの間の抜けたおどろいた声を気にした様子もなく彼は名乗る。
>>「僕は、ここの領主様、ワーレッド様の使用人のヴオンと申します。
>> 皆様とは初対面ですよ」
>> それだけ言うと、彼は城へと向かっていった。
>ゼロス……いっそそのままでいたほうが世のためになりそうな。
 う〜ん、そう言う説もあるな
>魔族ではなく、真人間の道を歩んでアメリアあたりが喜びそうですね。
 ついに、正義の説得が効果を現したんですね!! と、喜ぶアメリアが目に浮かぶようです。
>久しぶりにこちらに来れました。kouさん受験頑張ってください。
 ありがとうございます。
 第一志望校には書類を送っているので後は、合否の発表を待つだけです。
 できることなら合格だと言うことを願います。
 とはいえ、合格したとしても高校を卒業しなければ入学できませんが……。(苦笑)

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34670Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Dガルス 2009/10/13 22:13:22
記事番号34661へのコメント

こんにちわ、そして初めまして。
ガルスと申す者です。
久々に読みごたえのある小説を読ませていただいたので
レスさせていただきます

>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>「獣神官ゼロス様に海神官ヒュレイカー様に海将軍リクスファルト様。そして、覇王将軍ノースト様に覇王神官のディー様にグルー様。
> あと名前は知りませんが中位魔族……わたしと違って人の姿に化けられる方々が数名です」

をを、そんな大層な奴らがそろいもそろって行方不明・・・
明日は隕石でも降るのかなぁ・・・ww

> ラギアゾーンの言葉にリナは朝食の後の紅茶を飲みながら
>「ダイナスト グラウシェラーで、ディーにグルーにノーストねぇ……。
> 本っ気で覇王の奴名前を考えるのが面倒だったのね」

安易にもほどがある・・・

> 前に戦ったのはシェーラと言って本当に名前を考えて無いと思う。
>「いい加減な名前と言えば獣王 ゼラス=メタリオムだってゼラスから名前採っただけだってバレバレじゃねえか」

言われてみれば・・・
それでも、悪魔信仰の神官だと思われるのがせいぜい?
計算して名付けたのなら恐るべし獣王!(違)

>「……俺ならダークナイトとかそう言う名前をつけるけど……」
> ……いや、それもどうかと思うぞ……。

同感。
貴様、覇王の同類・・・?


> ジョンはお留守番となった。
> なにかの拍子に虚無のブレスをはかれでもしたらたまった者ではない。

今までの被害:町一つ、馬車一つ、湖一つ・・・
本気で首輪付けとけラギアゾーン!!

> マントが丁度退屈している方がいたのでと、自分の中へと放り込んだ。
>「魔王竜の世話なんてできるの? その人」
>「大丈夫ですよ」
> リナの言葉にマントはさわやかに答えた。

それ以前にナマモノ?
ジョンが死なないか心配だな(棒読み)

>「……あんたがた、はやくこの町から出た方が良い」

なるほど、人攫い達の罠たっぷりですね、わかります。

>「いけませんね」
> と、言う声がした。
> そのいささか間延びしたような聞く者の警戒心を失わせるような人よさそうな声。
> リナには、…………否、リナだけではなくガウリィ、ゼルガディス、アメリア、そしてラギアゾーンにも聞き覚えがあった。
> ばっと振り返るとそこには、一人の執事服の青年が立っていた。
> 黒い髪の毛をおかっぱに切りそろえ、人の良さそうな笑みを浮かべた細身の青年。

ゼロス、キタ――――――――――――(°▽°)―――――――!!
でもあいつ髪黒かったっけ?

>「……ゼロス……あんた」
> リナがかすれるような声で青年に話しかける。
>「……」
> しかし、ゼロスと呼ばれた青年は振り返らずにおそらく買い物の途中なのだろう。
> 手につけたカゴの食材……とはいえ、すべてここの名産品の豚肉だったりどこで買っても変わらない香辛料程度だが……が入っている。
>「ちょっと」
> リナが怒鳴ると
>「……へ? ああ、僕のことを呼んだんですか?
> でも、僕はゼロスという名前ではありませんよ」
>「へ?」
>「は?」
>「はい?」
>「なんだと……?」
>「ふへ」

ナヌ?

>「僕は、ここの領主様、ワーレッド様の使用人のヴオンと申します。
> 皆様とは初対面ですよ」

・・・領主めっさあやしいw
さてさて、ここにも怪しい商人の影?
果たして行方不明の神官将軍・・・・・・・・・・・・・・・
無事だな(断定系)
特にゼロスはゴキブリ並みな生命力・・・もとい、魔力を持っているわけだし・・・
二Pシンデモキミタチブジデショ?

さて、いい加減2chモードは置いといて。
前スレから全部読んでおります。
なかなか読みごたえあって面白いですb
さて、クウ、レビ、マントの三人+正義の仲良し4人組+αはどうなるのか、
神官将軍はどうなっているのか。
次回に期待しつつ、このへんで失礼します。

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34676Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Dkou 2009/10/14 18:08:35
記事番号34670へのコメント


>こんにちわ、そして初めまして。
>ガルスと申す者です。
 こちらこそ、はじめまして。kouと申します。
>久々に読みごたえのある小説を読ませていただいたので
>レスさせていただきます
 ありがとうございます。
>>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>>「獣神官ゼロス様に海神官ヒュレイカー様に海将軍リクスファルト様。そして、覇王将軍ノースト様に覇王神官のディー様にグルー様。
>> あと名前は知りませんが中位魔族……わたしと違って人の姿に化けられる方々が数名です」
>
>をを、そんな大層な奴らがそろいもそろって行方不明・・・
>明日は隕石でも降るのかなぁ・・・ww
 隕石が振ってきてくれた方がむしろ被害は少ないと……
>> ラギアゾーンの言葉にリナは朝食の後の紅茶を飲みながら
>>「ダイナスト グラウシェラーで、ディーにグルーにノーストねぇ……。
>> 本っ気で覇王の奴名前を考えるのが面倒だったのね」
>
>安易にもほどがある・・・
 すこしは、ひねりを入れればいいのに……。
>> 前に戦ったのはシェーラと言って本当に名前を考えて無いと思う。
>>「いい加減な名前と言えば獣王 ゼラス=メタリオムだってゼラスから名前採っただけだってバレバレじゃねえか」
>
>言われてみれば・・・
>それでも、悪魔信仰の神官だと思われるのがせいぜい?
>計算して名付けたのなら恐るべし獣王!(違)
 まぁ、人の名前としては違和感ありませんしね。
>>「……俺ならダークナイトとかそう言う名前をつけるけど……」
>> ……いや、それもどうかと思うぞ……。
>
>同感。
>貴様、覇王の同類・・・?
 クウはネーミングセンスが無いんです。直感というか深く考えないでつけた名前以外はひどいんです。
>> ジョンはお留守番となった。
>> なにかの拍子に虚無のブレスをはかれでもしたらたまった者ではない。
>
>今までの被害:町一つ、馬車一つ、湖一つ・・・
>本気で首輪付けとけラギアゾーン!!
 首輪がついた事でまたブレスをはく可能性が……。
>> マントが丁度退屈している方がいたのでと、自分の中へと放り込んだ。
>>「魔王竜の世話なんてできるの? その人」
>>「大丈夫ですよ」
>> リナの言葉にマントはさわやかに答えた。
>
>それ以前にナマモノ?
>ジョンが死なないか心配だな(棒読み)
 死んだら生き返らせるとおもわれます。(おいおい……)
>>「……あんたがた、はやくこの町から出た方が良い」
>
>なるほど、人攫い達の罠たっぷりですね、わかります。
 まぁ、おばちゃんは親切心で言っているんですけれどね。
>>「いけませんね」
>> と、言う声がした。
>> そのいささか間延びしたような聞く者の警戒心を失わせるような人よさそうな声。
>> リナには、…………否、リナだけではなくガウリィ、ゼルガディス、アメリア、そしてラギアゾーンにも聞き覚えがあった。
>> ばっと振り返るとそこには、一人の執事服の青年が立っていた。
>> 黒い髪の毛をおかっぱに切りそろえ、人の良さそうな笑みを浮かべた細身の青年。
>
>ゼロス、キタ――――――――――――(°▽°)―――――――!!
>でもあいつ髪黒かったっけ?
 黒いと思います。目は紫色だけど……
>>「……ゼロス……あんた」
>> リナがかすれるような声で青年に話しかける。
>>「……」
>> しかし、ゼロスと呼ばれた青年は振り返らずにおそらく買い物の途中なのだろう。
>> 手につけたカゴの食材……とはいえ、すべてここの名産品の豚肉だったりどこで買っても変わらない香辛料程度だが……が入っている。
>>「ちょっと」
>> リナが怒鳴ると
>>「……へ? ああ、僕のことを呼んだんですか?
>> でも、僕はゼロスという名前ではありませんよ」
>>「へ?」
>>「は?」
>>「はい?」
>>「なんだと……?」
>>「ふへ」
>
>ナヌ?
>
>>「僕は、ここの領主様、ワーレッド様の使用人のヴオンと申します。
>> 皆様とは初対面ですよ」
>
>・・・領主めっさあやしいw
 まぁね。
>さてさて、ここにも怪しい商人の影?
>果たして行方不明の神官将軍・・・・・・・・・・・・・・・
>無事だな(断定系)
>特にゼロスはゴキブリ並みな生命力・・・もとい、魔力を持っているわけだし・・・
 と、言うか今後とくにルーちゃんが本格的に登場しはじめる頃になった方がむしろ、危険ですし……
>二Pシンデモキミタチブジデショ?
>
>さて、いい加減2chモードは置いといて。
>前スレから全部読んでおります。
 ありがとうございます。
>なかなか読みごたえあって面白いですb
>さて、クウ、レビ、マントの三人+正義の仲良し4人組+αはどうなるのか、
>神官将軍はどうなっているのか。
>次回に期待しつつ、このへんで失礼します。
 ありがとうございます。ガルスさん。
 ほめていただきうれしいです。
 それでは。以上、kouでした。

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34678白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Ekou 2009/10/14 20:59:57
記事番号34637へのコメント

k 左手の中指を怪我してキーボードが打ちにくい。
L つーか、怪我したのだってあんたの不注意じゃないの。鞄を開け閉めしていてどうしてあんな怪我をするのよ。
k わかんない。
L ……怪我したのはあんたでしょうが!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 呆然と立ち尽くしている一同に、
「あんたら、あのヴオンとか言う男の知り合いかい」
 と、店のおばちゃんが聞いてきた。
「……いえ、どうやら人違いみたいだったようです」
 と、リナが言う。
 自分でも信じていない可能性を、……。
 そして、
「まぁ、ちょっと気になってきたのは間違いないけどね」
 と、つぶやいてクウを見ると
「……クウ。カツサンドは?」
「思いの外、旨いな」
「いや、味をきいてるんじゃないし……。あたし達の分は?」
「うけとらなかっただろ」
 クウの手にはカラのカツサンドをいれた袋しかなかった。
 その横ではレビがはふはふと最後のカツサンドを食べ終えたところだった。
 リナがすがるような眼差しで店のおばちゃんを見ると
「……さすがに、品切れだよ」
 と、売り切れと書かれた立て札を取り出した。

「……で、この状況をどう思う?」
 料理屋で料理をを注文した後、リナが開口一番そう言った。
「いくつか、可能性が考えられるな」
 と、ゼルガディスが水を飲んで言う。
「まず、まったくそっくりの別人という説だ」
「ま、世界にはそっくりの別人が三人はいると言いますしね」
 と、マントが言う。
「……ま、そう言うオチになっていたりしたら漫画なら三流ギャグマンガで小説なら三流小説雑誌に投稿したって、一次審査も通らないぜ」
 と、クウが氷入りの水袋を頬にくっつけながら言う。
 なぜ、そうなったかというとリナの右フックと左ストレートにジャンピングキックをよけたのだがその後のトルネードキックはよけられなかったからだ。
「でも、あの人も魔族の人だったよ」
「あの、あの方は間違いなくゼロス様です」
「でも、あれゼロスだったぜ。気配が同じだったしな」
「わたしの感知能力では、間違いなく獣王 ゼラス=メタリオム嬢の部下。獣神官ゼロス殿でしたよ」
『………』
 ガウリィにレビにラギアゾーンにマントの言葉に絶句するリナにアメリアにゼル。
「ま、一つわかったと言えばガウリィの直感は間違いなく人外レベルと言うことね」
 と、リナがちょうど届いた自家製ソーセージを食べながら言う。
「……ゼロス、なんか事情があって名前をいつわってんじゃないか」
 と、言ったのはガウリィである。
「ほう。旦那も久しぶりにあったら少しはボケも治ったらしいな」
 と、ゼルガディスが言う。
「いや〜」
 と、照れるガウリィだが、
「残念だけどそれも×」
 と、リナが言った。
「……魔族は嘘は言わないわ。言ったとしたらそれは、自分は『人間』ごときを偽らなければならない程度しか実力はない。
 と、言っていることだもの」
 と、リナは肩をすくめて良いながら、クウがとったキムチをつけ込んだ焼き豚を炒飯と一緒にレタスでまいたのを、採る。
「そうです。……それに、魔族にとっては名前を偽るのはおのれを否定する。
 それに、上位魔族はたいてい自分より高位の存在から直々にもらった名前です。
 偽名を名乗るのは、名前をいただいたお方にも失礼ですから……」
 と、ラギアゾーンが豚饅頭とお茶を食べながら言う。(なにも注文しないのは怪しまれるとクウからかってにもらったのだ)
「では、ゼロスさんは魔族をやめて真人間になろうと――」
『却下』
 アメリアの言葉は一瞬どころか半瞬で却下された。
「う〜。せめてすこしは間をあけて言ってくださいよ」
 と、アメリアはうめくが、実際の所アメリアもどうかと思っていたのだろう。
あまり気にしていない様子で、豚肉と白菜のクリーム煮を食べている。
「……商人の仕業」
「ま、それが妥当ね」
 クウの言葉にリナがうなずく。
 しっかし、あのゼロスを操るなりしているとしても、たいした技術ね。
 しっかし、助けずにほっといても良いのかもしれないわね。
 と、リナは密かに思っていたが……。
 ためしに、
「ねぇ。いっそのことこのままゼロスが真人間になったのを祝って返りましょうか」
「妥当かもしれんな」
「たしかに、その方が世の中のため人のためですね。これも正義です」
「ん〜。いいんじゃないか。ゼロスも楽しそうだもんな」
 ゼルにアメリア、ガウリィがうなずく中で、
「そ、そんなぁぁ〜。
 そしたらわたしはどうすればいいんですか」
「獣王にでもこうなっていました。って見たままを伝えれば」
「そんなのできませんよ。わたしのような下っ端直接お目通りなんて……。
 それに、ゼラス様はゼロス様を気に入っているんですよ
 絶対に、取り戻そうと大群率いて来ますよ」
「う〜みゅ、それは困るわね」
 ラギアゾーンの言葉にリナは思わずうめいた。

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34684白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Fkou 2009/10/17 19:24:25
記事番号34637へのコメント

k おひさしぶりです。kouです。
L 合格通知が届いたんですってね。おめでとう。
k ありがとうございます。まぁ、……高校卒業できなければ意味ないんですけれどね。
L これで留年したらただの馬鹿ね。
k と、言うわけでテスト勉強をがんばります。
 さて、本編スタートです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ま、それに商人の仕業は善なり悪なりおれは止めなくちゃいけないんだからな」
 クウが味噌漬け焼き豚をかじりながら言う。
「……。ま、商人の仕業かどうかはわかっていないから調査だけでもやってみる?」
 リナがため息をついてこういった。

「ああ、ワーレッド様はこの土地の領主様さ。
 ……まぁ、なんというか男性が好きな方で……。
 町で気に入った男、……上は七十から下は十五まで範囲が見境のない……じゃなかった……。
 その、え〜っと、博愛主義者なんだよ」
「美形の男だけを愛するのを博愛と言っていいのか?」
 店のおばちゃんの言葉にクウはそうつぶやいた。
 その言葉を聞いて、こめかみをひくつかせた。
「あんた歯に衣を着せた言葉を使いなさいよ」
「あんた(リナ)に言われたくないね」
『………』
 バチバチと火花を散らして見つめ合うリナとクウ。
「あ〜、この二人は無視してください」
 と、アメリアがおばちゃんに言う。
「で、あの『ヴオン』は」
「ああ。数週間前だね。
 突然現れたんだよ。
 たしかそれより少し前だったかな。漆黒のローブを着込んだ銀髪の男が北後からだね。
 こうなったのは……」
「こうなったとは?」
 おばちゃんの言葉に鋭い目つきで聞くゼルガディス。
「……。領主様は前は金で男を買っていた程度だッたんけれど……。
 あの商人が現れてからかな。……気に入った旅の者や村の男達を集めてね。
 どういう訳か、あの領主様に心から忠誠を尽くすようになったんだよ。
 この前も、土産物屋の息子さんが領主の城へ連れて行かれて帰ってこない。
 ……それに、」
「それに?」
「それにだね……。
 最近は若い娘も連れて行くんだけど、若い娘も返ってこないんだ」
 その言葉に、全員が黙った。
「ま、今日はもう遅いからこの宿で泊まるか」
 と、クウがお茶を飲んでいった。

「まぁ、……旅の者が」
「ええ」
 大理石の壁で創られて赤い絨毯を敷いた部屋。
 同じように豪華な椅子にすわり、ワインを飲む美女。
 赤毛の美しい白い肌が際だつ女性。
 彼女が、この土地の領主ワーレッドである。
 話しかける『ヴオン』は、深々とお辞儀をしている。
 その側には紫色の長い髪の毛を後ろに一つに結んだ十代前後の少年がワインを注いでいる。
 さらにその側には金色の髪の毛を茶色い長い髪の毛を伸ばした柔らかい笑みを浮かべた青年がおつまみのチーズとサラミを持っている。
「どんな旅人かしら」
 と、赤い下地に黒い薔薇を書いてあるマニキュアをぬった形のよい爪でチーズをつかむ。
「そうですね。
 ……栗色の長い髪の毛の気の強そうな魔道士の少女」
「それだけ?
 男は居なかったの見た目麗しい美しいわたしにふさわしい男は?」
「……男性は、三人いました。
 一人は金色の長髪の男性でして美形ですね。もう一人は、キメラですが美形の少年ですね。
 そして、もう一人は……緑色の髪の毛が特徴的な少年でした。
 あと、魔道士の少女と黒い髪の毛の元気な少女と……白いふわふわした雰囲気の少女でした」
 ヴオンの言葉にチーズを一口食べて
「……一つ聞かせて?」
「はい。なんでもお聞きください。ワーレッド様」
「なんで、魔道士の少女を最初に言ったの?」
 その言葉にヴオンは、一瞬だけ黙った。
「……わかりません」
「あっそ」
 それだけ言うとワインを飲む。
「全員呼んでちょうだい。
 丁度、新しい男がほしかったの。それに、新しい生け贄もね」
 と、赤い唇を笑みの形に変えてワーレッドはあやしく笑った。

「リナ。クウは何者なんだ」
「ん?」
 ゼルガディスの言葉にリナは聞き返した。
「異世界から来たと聞いた。
 だが、……どこか外れている雰囲気がするぞ」
「……あれで、あたしやガウリィどころが、へたするとミルガズィアさんよりも年上かもしれないのよね。
 長い間生きていて根性というか性格が曲がっているんじゃないの」
「……それだけ長い間生きている理由も聞いた。
 だが、竜族でも不可能な技術を使ってなにかをする事ができるのは、本当に『人間』なのか?
 魔族ではないとしても、異世界の人間ではないなにかではないのか?」
「……悪人ではないと言うのは確かね」
 リナはそう言う。
「されに、あのマントとレビは何ものだ」
「……」
 その言葉にリナは黙った。
「ま、魔族じゃないと思うわ。
 レビもマントも魔王のことを恐れていない様子だし尊敬していない様子だもの」
 と、リナは言った。

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34686Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Fセス 2009/10/17 21:43:53
記事番号34684へのコメント

こんばんは、kouさん。
>L 合格通知が届いたんですってね。おめでとう。
>k ありがとうございます。まぁ、……高校卒業できなければ意味ないんですけれどね。
>L これで留年したらただの馬鹿ね。
>k と、言うわけでテスト勉強をがんばります。
合格おめでとうございます。
テスト勉強、あまり根をつめすぎて身体を壊さないようにしてくださいね。

>「あんた歯に衣を着せた言葉を使いなさいよ」
>「あんた(リナ)に言われたくないね」
まあ確かにリナも人のこと言えな・・・げふげほっ。

>「まぁ、……旅の者が」
>「ええ」
> 大理石の壁で創られて赤い絨毯を敷いた部屋。
> 同じように豪華な椅子にすわり、ワインを飲む美女。
> 赤毛の美しい白い肌が際だつ女性。
> 彼女が、この土地の領主ワーレッドである。
> 話しかける『ヴオン』は、深々とお辞儀をしている。
> その側には紫色の長い髪の毛を後ろに一つに結んだ十代前後の少年がワインを注いでいる。
> さらにその側には金色の髪の毛を茶色い長い髪の毛を伸ばした柔らかい笑みを浮かべた青年がおつまみのチーズとサラミを持っている。
>「どんな旅人かしら」
> と、赤い下地に黒い薔薇を書いてあるマニキュアをぬった形のよい爪でチーズをつかむ。
>「そうですね。
> ……栗色の長い髪の毛の気の強そうな魔道士の少女」
>「それだけ?
> 男は居なかったの見た目麗しい美しいわたしにふさわしい男は?」
>「……男性は、三人いました。
> 一人は金色の長髪の男性でして美形ですね。もう一人は、キメラですが美形の少年ですね。
> そして、もう一人は……緑色の髪の毛が特徴的な少年でした。
> あと、魔道士の少女と黒い髪の毛の元気な少女と……白いふわふわした雰囲気の少女でした」
> ヴオンの言葉にチーズを一口食べて
>「……一つ聞かせて?」
>「はい。なんでもお聞きください。ワーレッド様」
>「なんで、魔道士の少女を最初に言ったの?」
> その言葉にヴオンは、一瞬だけ黙った。
>「……わかりません」
>「あっそ」
> それだけ言うとワインを飲む。
>「全員呼んでちょうだい。
> 丁度、新しい男がほしかったの。それに、新しい生け贄もね」
> と、赤い唇を笑みの形に変えてワーレッドはあやしく笑った。
うーむ、このワーレッドさんセクシーだけど典型的な高飛車美女って感じですね(笑
あと、ゼロ・・・もといヴオンさんは記憶なくしてるんでしょうか・・・

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34688Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Fkou 2009/10/18 17:29:46
記事番号34686へのコメント

>こんばんは、kouさん。
 こんばんは。セスさん。
>>L 合格通知が届いたんですってね。おめでとう。
>>k ありがとうございます。まぁ、……高校卒業できなければ意味ないんですけれどね。
>>L これで留年したらただの馬鹿ね。
>>k と、言うわけでテスト勉強をがんばります。
>合格おめでとうございます。
>テスト勉強、あまり根をつめすぎて身体を壊さないようにしてくださいね。
 はい。ありがとうございます。
 とはいえ、勉強で根を詰めすぎる事なんて生まれてこの方一度もありませんが……(苦笑)
>>「あんた歯に衣を着せた言葉を使いなさいよ」
>>「あんた(リナ)に言われたくないね」
>まあ確かにリナも人のこと言えな・・・げふげほっ。
 不毛な言い争いですね。

>うーむ、このワーレッドさんセクシーだけど典型的な高飛車美女って感じですね(笑
 イメージとしては赤の似合う悪女です。
>あと、ゼロ・・・もといヴオンさんは記憶なくしてるんでしょうか・・・
 ま、そのつもりです。
 あと、ラギアゾーンには気づいていません。
 一人だけ地味な顔……もとい十人並みな顔立ちでしたので……。
 と、言うか存在忘れていた……。
 ごめん。ラギアゾーン

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34699白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Gkou 2009/10/20 22:00:19
記事番号34637へのコメント

k やべ。ラギアゾーンの存在を忘れていた。
L おい……。
k だってぇぇぇ。影が微妙に薄いというか存在感が浅いというか
L 影が微妙に薄いはともかく存在感が『浅い』ってなに?
k いや、なんとなく。
L ………。
k ま、ともかくGをご堪能ください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「なぁ、マント」
「はい」
 ベットに寝っ転がってフライドポテトを食べながらクウはマントに話しかけた。
「魔族を敵に回したらやばいか?」
「普通ならほぼ、シックス・ナイン(99,99999%)の確率で」
「確率で」
「死ぬか重傷で無事ではすみませんね」
「じゃ、俺らが負ける確率は?」
「……シックス・ナインの確率で」
「で?」
「こちらの勝利ですよ。
 まぁ、無傷とは限りませんけれど……。
 と、言うかこちらにはこの世界では特に神様も魔王も問答無用にどうにかできる手段がありますし……」
「まるで、水戸黄門の印籠だな」
 けっけっけっけと笑いながらクウは古い書物を読む。
 異世界の古文書を解読しているとは思えない姿勢だ。
 これで、ほとんど解読しかけているとは……。
 と、マントはあきれ半分尊敬半分の思いに囚われる。
「じゃ、印籠を出すの」
「ば〜か」
 レビの言葉にクウは皮肉めいた笑みを浮かべて言った。
「切り札は最後まで出すな。それに」
「それにぃ?」
「俺は虎の威を借る狐になる気はないね」


 翌朝、
「コーヒーって苦いですね」
 顔をしかめて舌をだしてラギアゾーンは言った。
「ま、なれていないとそんなもんだな」
 と、ゼルガディスもうなずく。
 その目の前では

 がふがふ、もぎゅもぎゅ、がちゃがちゃ、くちゃくちゃ――――

 朝から、モーニングセットを全種類にサンドイッチセットにパンケーキにパンの盛り合わせセットにサラダにスープに焼き魚にゆでたてソーセージに薄切り焼きベーコンと厚切りハム、エクセトラ、エクセトラ――
 それらを我先にと食べ合うクウにリナにガウリィ。
「リナさん。ガウリィさん。クウさん。
 品性ってしってますか」
「失礼ね。知っているに決まってるじゃないの!! アメリア!」
「おお、知ってるぞ」
 と、言うリナとガウリィ。
「今は食ってしまったな」
 と、無表情で皮肉を言うクウ。
 そして、ヨーグルトフルーツを食べた。
「クウは今日も元気だねvv」
 と、レビが笑顔で言った。
 そこに、

「――失礼。昨日お会いした旅人の方々ですね」
 と、声がかけられた。
 振り向くと
「ゼロ………じゃなかった。『ヴオン』さんじゃないの」
 と、リナが三白眼で言った。
「お名前を覚えていただいて光栄です」
 と、ヴオンが言う。
「この地を治めている領主ワーレッド様が、ぜひ皆様方と昼食を共にしたいと」
「……なぁ、リナ」
 ガウリィが耳元で言う。
「なによ」
「前にも似たような事無かったか?」
「へぇ、珍しいじゃないの。ちゃんと記憶していたのね」
「で、どうするんだ」
「ん〜」
 リナが悩んでいると
「喜んでお受けいたします。
 人数は、七名ですが確認してますか」
「おや、すみません。六名と勘違いしていました。
 えっと、」
「俺がクウ。栗毛の魔道士がリナ先生でして、知っていると思いますがデモン・スレイヤーと呼ばれています。
 俺は、そのリナさんの弟子です。
 で、金髪の剣士がガウリィさん。
 白ずくめの青年がゼルガディスさん。
 白ずくめの女性がアメリアさんです。
 あと、白髪のが俺の相棒のレビです。
 そして、最近一緒になったラギア……です」
 あ!! 略した!
 と、全員が思った。
 実際の所、クウはラギアゾーンの名前を全部覚え切れていなかったのだ。
「わかりました。では、十一時半頃にこの宿に迎えの馬車をお呼びしておきます」
 と、ヴオンは笑顔で言った。

 ヴオンが去った後、クウは
「すまん。名前三文字しか覚えてなかった」
「ラギアゾーンです!!」
「ラギアくんだね」
 レビが無邪気に言うと
「ま、人の名前に聞こえるわね」
 と、リナがため息をつきながら言った。

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34701Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Gホリ 2009/10/20 23:56:40
記事番号34699へのコメント


 こんばんは、ホリです。
 昼間寝てしまって、眠れないのでレスを書いています。

> ベットに寝っ転がってフライドポテトを食べながらクウはマントに話しかけた。
 自作でしょうか?
>「魔族を敵に回したらやばいか?」
>「普通ならほぼ、シックス・ナイン(99,99999%)の確率で」
>「確率で」
>「死ぬか重傷で無事ではすみませんね」
 あくまで、普通ならって事ですよね?
>「じゃ、俺らが負ける確率は?」
>「……シックス・ナインの確率で」
>「で?」
>「こちらの勝利ですよ。
> まぁ、無傷とは限りませんけれど……。
> と、言うかこちらにはこの世界では特に神様も魔王も問答無用にどうにかできる手段がありますし……」
>「まるで、水戸黄門の印籠だな」
 里奈達の世界でもありましたよね?確か・・・・・・
> けっけっけっけと笑いながらクウは古い書物を読む。
> 異世界の古文書を解読しているとは思えない姿勢だ。
> これで、ほとんど解読しかけているとは……。
 リナがそれを知ったら、その知識チョーダイとか言いそう。
 正し、金稼ぎになる、邪悪じゃないので。
 ゼルはもっと凄いんだろうな、反応が。
> と、マントはあきれ半分尊敬半分の思いに囚われる。
>「じゃ、印籠を出すの」
>「ば〜か」
> レビの言葉にクウは皮肉めいた笑みを浮かべて言った。
>「切り札は最後まで出すな。それに」
>「それにぃ?」
>「俺は虎の威を借る狐になる気はないね」
 側には、その虎よりも凄い者がいますけど・・・・・・
>

> 朝から、モーニングセットを全種類にサンドイッチセットにパンケーキにパンの盛り合わせセットにサラダにスープに焼き魚にゆでたてソーセージに薄切り焼きベーコンと厚切りハム、エクセトラ、エクセトラ――
> それらを我先にと食べ合うクウにリナにガウリィ。
>「リナさん。ガウリィさん。クウさん。
> 品性ってしってますか」
>「失礼ね。知っているに決まってるじゃないの!! アメリア!」
>「おお、知ってるぞ」
> と、言うリナとガウリィ。
 同じようなネタをしましたね。私の方で
>「今は食ってしまったな」
> と、無表情で皮肉を言うクウ。
 ここまで言われると何にも言えませんねぇ
> そして、ヨーグルトフルーツを食べた。
>「クウは今日も元気だねvv」
> と、レビが笑顔で言った。
 天真爛漫なレビさんでした
> そこに、
>
>「――失礼。昨日お会いした旅人の方々ですね」
> と、声がかけられた。
> 振り向くと
>「ゼロ………じゃなかった。『ヴオン』さんじゃないの」
> と、リナが三白眼で言った。
 もう、執事さんで良いじゃんって感じもありそうですね。
>「お名前を覚えていただいて光栄です」
> と、ヴオンが言う。
>「この地を治めている領主ワーレッド様が、ぜひ皆様方と昼食を共にしたいと」
>「……なぁ、リナ」
> ガウリィが耳元で言う。
>「なによ」
>「前にも似たような事無かったか?」
 確か、漫画で・・・・・・?
>「へぇ、珍しいじゃないの。ちゃんと記憶していたのね」
>「で、どうするんだ」
>「ん〜」
> リナが悩んでいると
>「喜んでお受けいたします。
> 人数は、七名ですが確認してますか」
>「おや、すみません。六名と勘違いしていました。
> えっと、」
>「俺がクウ。栗毛の魔道士がリナ先生でして、知っていると思いますがデモン・スレイヤーと呼ばれています。
> 俺は、そのリナさんの弟子です。
> で、金髪の剣士がガウリィさん。
> 白ずくめの青年がゼルガディスさん。
> 白ずくめの女性がアメリアさんです。
> あと、白髪のが俺の相棒のレビです。
> そして、最近一緒になったラギア……です」
> あ!! 略した!
 でも、そっちの方が名前っぽい。
> と、全員が思った。
> 実際の所、クウはラギアゾーンの名前を全部覚え切れていなかったのだ。
>「わかりました。では、十一時半頃にこの宿に迎えの馬車をお呼びしておきます」
> と、ヴオンは笑顔で言った。
>
> ヴオンが去った後、クウは
>「すまん。名前三文字しか覚えてなかった」
>「ラギアゾーンです!!」
>「ラギアくんだね」
> レビが無邪気に言うと
>「ま、人の名前に聞こえるわね」
> と、リナがため息をつきながら言った。
 以上、ホリでした。

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34704Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Gkou 2009/10/21 18:11:58
記事番号34701へのコメント

> こんばんは、ホリです。
 こんばんは。kouです。
> 昼間寝てしまって、眠れないのでレスを書いています。
 生活パターンがくずれてしまいますよ。
>> ベットに寝っ転がってフライドポテトを食べながらクウはマントに話しかけた。
> 自作でしょうか?
 基本的に作れる物は作りますよ
>>「魔族を敵に回したらやばいか?」
>>「普通ならほぼ、シックス・ナイン(99,99999%)の確率で」
>>「確率で」
>>「死ぬか重傷で無事ではすみませんね」
> あくまで、普通ならって事ですよね?
 リナもガウリィもアメリアもゼルガディスも普通なら死ぬか重傷の状態を幾度となく体験しているじゃないですか!
>>「じゃ、俺らが負ける確率は?」
>>「……シックス・ナインの確率で」
>>「で?」
>>「こちらの勝利ですよ。
>> まぁ、無傷とは限りませんけれど……。
>> と、言うかこちらにはこの世界では特に神様も魔王も問答無用にどうにかできる手段がありますし……」
>>「まるで、水戸黄門の印籠だな」
> 里奈達の世界でもありましたよね?確か・・・・・・
 正確に言うなら、ウエイターロードだったような……(すみません。微妙に違うかもしれません)
>> けっけっけっけと笑いながらクウは古い書物を読む。
>> 異世界の古文書を解読しているとは思えない姿勢だ。
>> これで、ほとんど解読しかけているとは……。
> リナがそれを知ったら、その知識チョーダイとか言いそう。
 異世界であんまリナ達の世界には役に立たない知識だってあります。
> 正し、金稼ぎになる、邪悪じゃないので。
 それは、すでにやってる。(おい。おい。)
> ゼルはもっと凄いんだろうな、反応が。
 キメラの体を元に戻せる可能性がありますもんね。

>> と、言うリナとガウリィ。
> 同じようなネタをしましたね。私の方で
 そういえば、そうですね。
>>「今は食ってしまったな」
>> と、無表情で皮肉を言うクウ。
> ここまで言われると何にも言えませんねぇ
 クウはこういう人間ですから……。
>> そして、ヨーグルトフルーツを食べた。
>>「クウは今日も元気だねvv」
>> と、レビが笑顔で言った。
> 天真爛漫なレビさんでした
 無邪気で天真爛漫な所は、悪意も誠意もないんだよね。

> もう、執事さんで良いじゃんって感じもありそうですね。
 ん〜、ちょっとそれは……
>>「お名前を覚えていただいて光栄です」
>> と、ヴオンが言う。
>>「この地を治めている領主ワーレッド様が、ぜひ皆様方と昼食を共にしたいと」
>>「……なぁ、リナ」
>> ガウリィが耳元で言う。
>>「なによ」
>>「前にも似たような事無かったか?」
> 確か、漫画で・・・・・・?
 えっと、kouの話でもあったんですよ。
 レス、ありがとうございます。
 以上、kouでした。

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34708白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Hkou 2009/10/21 22:21:00
記事番号34637へのコメント

「と、まぁ、とにかく遊ぶのはこの程度にしといて……。
 クウ! あんた勝手に決めないでよ」
「断ったって無駄だっただろ」
 リナの言葉にクウはそう応えた。
「……どういうことだ?」
 と、ゼルガディスが訪ねると
「こういうパターンならたとえ断ったとしても、料理に睡眠薬を入れられたりして『招待』じゃなくて『誘拐』と言う愉快な状態になるだけだ」
「……なるほど、どちらにしても領主の城へ行かなければならないという訳か」
 と、ゼルガディスが納得する。
「………ま、そうだな……」
 と、クウがどこか不機嫌そうに言う。
「クウ。誘拐と愉快をかけたようですけれど……、あなたの冗談はわかりにくい上に笑いどころが難しいんですよ」
「別に……」
 マントの言葉にそっぽを向くクウだった。
 そして、
「それに、虎穴に入らないとトラの子供は手に入らないんだよ」
 と、笑って言った。

「あら、七人だったの」
「申し訳ありません。一人、地味な顔立ちだった物で……」
「まぁ、良いわ。美形ばかりですこし飽きてきたのよ。
 甘い砂糖だけじゃだめね。ちょっと塩っ気を入れた方が甘みが引き立つわ」
 と、ワーレッドはヴオンの報告を聞いてそう言った。

 ――ワーレッドの悪逆非道とまでは行かないが男あさりはかなりの物だった。
 先代の領主は名君というわけでもないが悪徳というわけでもないま、ほめるところもあまりないがけなすところもないと言った所だろうが……。
 ただ、一つわかりきった問題があった。
 ものすごい親ばかだったのだ。
「まぁ、元々なかなか子宝に恵まれていなかったのもあるんでしょうけれどね」
 と、マントはそう言った。
 長い間、つかえていた腹心がさすがに甘やかしすぎではと言うほどの物だったらしい。
 その結果わがままな高飛車娘と育ってしまったのだ。
 クウはその言葉を聞いてリナ達を見る。
 そして、
「なぁ、この世界には問題のない平凡な子供を育てた親というのは居ないのか」
「そんなのわたしに聞かないでください」
「平凡非凡非凡が多くて平凡無し」
 クウの質問にマントとレビはそう答えた。
 わがままな性格は収まることを知らなかった。
 ホストクラブなどに行き来し、美形のツバメを集めていた。
 しかし、ほんの最近まではここまでひどくなかったらしいが最近は村の男達も無理矢理連れて行って一人として帰ってこないのだ。
「あと、一つ気になることがあるんですよ」
 と、アメリアが切り出した。
「――村の人が言っていたんですけれど、ワーレッドさんはすでに三十は超えているそうなんですけれど………。
 見た目は二十歳前後のままなんですって――」
「ん〜。それは別に珍しくないんじゃないんですか?
 魔道で老化を止めるなんて人間だってできるでしょ」
 ラギアゾーンの言葉にリナもうなずく。
 実際に、リナはひ孫か孫かは不明だがそのリナより下手したら年上かもしれない年の血族がいるくせに、三十代前後の若さを保っていた奴を知っている。
「まぁ、たしかに可能だが、並大抵の方法ではないぞ。
 領主は魔道にはそれほど精通していないらしいしな」
 と、ゼルガディスが言う通り、魔族には簡単な方法と思えるかもしれないが、それは魔族にとってだけ………。
 人間にしてみればかなり難しい技術なのだ。
「いくつか、可能性は考えられるわね
 魔道士のスポンサーになっていて若さを保つ研究をさせていて若さを保っている。
 魔族と契約をしている。
 もしくは、何かしら邪法を使っている。
 念のために聞くけど、ワーレッドが急に若返ったって訳じゃ無いんでしょ」
「あ。いいえ。
 最近までは多少若く見せているなと言った感じでしたし、老化を気にしてかあまり出歩かなくなっていたそうですから。
 でも、最近はよく出歩きまた前見ていた時より、若返っていたそうです」
「なら、商人から若返りの術を教えてもらったとかも考えられないか?」
「おお、どういしたのよ。ガウリィ!
 まるで人間みたいに考えてるじゃないの」
「リナ……。
 人間みたいって………。俺を普段なんだと思ってるんだ?」
「剣術は天才のクラゲ」
 ガウリィの質問にリナはきっぱりと答えた。

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34711Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Hフィーナ 2009/10/23 20:26:55
記事番号34708へのコメント


こんばんはkouさん。
遅くなりましたが、合格おめでとうございます。
>「こういうパターンならたとえ断ったとしても、料理に睡眠薬を入れられたりして『招待』じゃなくて『誘拐』と言う愉快な状態になるだけだ」
>「クウ。誘拐と愉快をかけたようですけれど……、あなたの冗談はわかりにくい上に笑いどころが難しいんですよ」
長い付き合いだからこそ、マントはわかったんですね。
>「申し訳ありません。一人、地味な顔立ちだった物で……」
>「まぁ、良いわ。美形ばかりですこし飽きてきたのよ。
> 甘い砂糖だけじゃだめね。ちょっと塩っ気を入れた方が甘みが引き立つわ」
個性的な面々ですから、容姿よりも、性格とか日ごろの行いなどで地味に見えるのかも。
> 先代の領主は名君というわけでもないが悪徳というわけでもないま、ほめるところもあまりないがけなすところもないと言った所だろうが……。
> ただ、一つわかりきった問題があった。
> ものすごい親ばかだったのだ。
何でも買い与えればいいって物じゃないんですよね。
子供を育てる場合は。そのさじ加減は難しいでしょうけど。
>「なぁ、この世界には問題のない平凡な子供を育てた親というのは居ないのか」
>「そんなのわたしに聞かないでください」
>「平凡非凡非凡が多くて平凡無し」
> クウの質問にマントとレビはそう答えた。
平凡というものから程遠い。
> しかし、ほんの最近まではここまでひどくなかったらしいが最近は村の男達も無理矢理連れて行って一人として帰ってこないのだ。
逆ハーレム?もしくは愛(?)の奴隷。
>「あと、一つ気になることがあるんですよ」
> と、アメリアが切り出した。
>「――村の人が言っていたんですけれど、ワーレッドさんはすでに三十は超えているそうなんですけれど………。
> 見た目は二十歳前後のままなんですって――」
……あの、すみません。
その設定もしかして、ヴラドをなぞったはなしですか?
>「リナ……。
> 人間みたいって………。俺を普段なんだと思ってるんだ?」
>「剣術は天才のクラゲ」
人間扱いされてませんけど、ガウリイだからね。
さて。領主はリナと愉快な仲間たちをどうしようというのでしょうか。楽しみにしています。

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34716Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Hkou 2009/10/24 09:18:50
記事番号34711へのコメント

>こんばんはkouさん。
>遅くなりましたが、合格おめでとうございます。
 ありがとうございます。フィーナさん。
>>「こういうパターンならたとえ断ったとしても、料理に睡眠薬を入れられたりして『招待』じゃなくて『誘拐』と言う愉快な状態になるだけだ」
>>「クウ。誘拐と愉快をかけたようですけれど……、あなたの冗談はわかりにくい上に笑いどころが難しいんですよ」
>長い付き合いだからこそ、マントはわかったんですね。
 クウは真顔で冗談を時たまに言うんですけれど……。滅多に気づかれないんです。
 レビもマントもつきあいは長いですからいい加減気づくんです。(笑いませんが……)

>>「申し訳ありません。一人、地味な顔立ちだった物で……」
>>「まぁ、良いわ。美形ばかりですこし飽きてきたのよ。
>> 甘い砂糖だけじゃだめね。ちょっと塩っ気を入れた方が甘みが引き立つわ」
>個性的な面々ですから、容姿よりも、性格とか日ごろの行いなどで地味に見えるのかも。
 オーラが違う。何しろ、ドラまたリナにクラゲ頭のガウリィに正義一直線のアメリアにキメラのゼルガディス。
 クウとレビは髪の毛の色でまず目立つからなぁ……。
>> 先代の領主は名君というわけでもないが悪徳というわけでもないま、ほめるところもあまりないがけなすところもないと言った所だろうが……。
>> ただ、一つわかりきった問題があった。
>> ものすごい親ばかだったのだ。
>何でも買い与えればいいって物じゃないんですよね。
 なまじ、金を持っている家だったのが悪かった。
>子供を育てる場合は。そのさじ加減は難しいでしょうけど。
 なんでしょうね。
>>「なぁ、この世界には問題のない平凡な子供を育てた親というのは居ないのか」
>>「そんなのわたしに聞かないでください」
>>「平凡非凡非凡が多くて平凡無し」
>> クウの質問にマントとレビはそう答えた。
>平凡というものから程遠い。
 とくに、リナもガウリィもゼルガディスもアメリアも平凡な人生を送っているとは言えないし。
 つーか、スレイヤーズの世界の人達って人生どっか間違えているという説がほとんど……。(笑い)
>> しかし、ほんの最近まではここまでひどくなかったらしいが最近は村の男達も無理矢理連れて行って一人として帰ってこないのだ。
>逆ハーレム?もしくは愛(?)の奴隷。
『あい』と、言うよりもハーレムが近いですね。
>>「あと、一つ気になることがあるんですよ」
>> と、アメリアが切り出した。
>>「――村の人が言っていたんですけれど、ワーレッドさんはすでに三十は超えているそうなんですけれど………。
>> 見た目は二十歳前後のままなんですって――」
>……あの、すみません。
>その設定もしかして、ヴラドをなぞったはなしですか?
 ヴラド……?
 えっと、なんですかそれ?
>>「リナ……。
>> 人間みたいって………。俺を普段なんだと思ってるんだ?」
>>「剣術は天才のクラゲ」
>人間扱いされてませんけど、ガウリイだからね。
 特に、頭脳面では
>さて。領主はリナと愉快な仲間たちをどうしようというのでしょうか。楽しみにしています。
 ありがとうございます。
 この後、いよいよ潜入開始です!!
 ちょっとばかり、レビに本気を出させようと考えてます。

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34717白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Ikou 2009/10/24 09:47:47
記事番号34637へのコメント

k よっしゃぁぁ。テストおわったぁぁぁ
L はい。はい。
k んな、おざなりな……。
 テストが終わる。この短い文だけで喜ぶ人々がこの世界に何千何万人いるのやら……。
L 十中八九学生ね
k んな、身も蓋もないことを……。
L とにかく、操られし赤い闇のしもべ達 どうぞ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 真っ赤な薔薇が咲き誇り、緑の絨毯を思わせる芝生が青々と茂っている。
 木々もきっちり切りそろえられ、庭の手入れはしっかりとやっている。
 とはいえ、噴水にでっかい銅像はこんな小さな町の領主の庭にしては、豪華すぎるという印象が強い。
「全部、高値だから高級と言われている芸術品だな」
 と、クウがやや眉をひそめて言う。
「ま、たしかに、成金趣味……成金じゃないんでしょうけれど……。
 そんな印象が強いわね」
 リナも静かに同意する。
 ワーレッドの家というか城の庭を見て、静かにそう言う。
 庭で植木の手入れをしている青年をみてラギアゾーンは目を見開いた後、迎えに来た青年二人(共に、ヴオンではない)に聞こえないように言う。
「あ、あれ……。覇、覇王将軍のノースト様……です」
「指さして笑いたくなるわね。
 目の前の奴は、覇王神官のディーにグルーだし」
 と、ややあきれた様子でリナは言う。
「事が終わったら指さして笑うか」
「賛成ね」
「ま、止めはしないぞ」
「ですね」
「ん〜、別に良いんじゃねえか」
 クウの意見にリナにゼル、アメリアにガウリィが口々に言った。
 ラギアゾーンのこめかみに一筋の汗が流れた。

 高いから高級という芸術品が並べられた客室……。
 ニスを塗られでっかく大きなテーブルに絹の布に刺繍を施してあるテーブルクロス。
 その上には、豪華な料理がずらずららと並んでいる。
 その席で、ときおり、
 かちゃ、………かちゃ………
 と、言う音と、談笑に聞こえないこともない会話がある。
「クウさんもリナさんもアメリアさんも『普通』にマナーを守って食べれたんですね」
 ラギアゾーンが真顔でアメリアに言う。
「……普段もそう食べてほしいんですけれどね」
 と、アメリアはため息混じりに言う。
「でも、おどろきましたわ。あの有名な盗賊殺しのリナ=インバースさんにお会いできるなんて。
 下劣な盗賊達を倒して金品を奪わないと生活できないらしいですから、どうぞたくさん食べてくださいね」
 ひっくくく
 リナのこめかみが引きつったのはおそらく言ったワーレッド当人以外は気づいていただろう。
 クウは、ガウリィ達がわずかに顔色を変える中で顔色を変えずに先ほど出されたロースト・ビーフをはふりと、一口食べて
「ちょっと、すみませんが………」
 と、ナプキンで口を拭くと
「この、ロースト・ビーフ。変わった味付けですね」
「あら、そう」
「ええ、今までいろんなところで食事をしてきましたけれど……。
 こんな、味付けは初めてですよ」
 流れるような敬語を使う。
 クウの変わった悪癖の一つで、本当に敬語を使おうとして使うと棒読みになるが演技で言うとすらすらと敬語が言えると言う訳のわからない癖である。
「あら、香辛料なんて普通の分を使ったのよ。
 ま、当然高級な香辛料を使ったので味が違うのかもしれないけれどね」
「いえ、これは香辛料だけの味ではありませんよ……。
 ねぇ、リナ先生」
「そうねぇ〜。しびれ薬を混ぜているなんて独創的すぎるわね。
 こんな料理なんて普通は出されないわよね。ガウリィ」
「そうか? リナの姉ちゃん頻繁に創っていたじゃねえか」
「姉ちゃんは特殊なの!!」
「いや……。ねーちゃんはどうでも良いから」
 リナとガウリィの漫才を止めながらクウはワーレッドを鋭い目つきで見る。
「知らないというなら、このローストビーフ。
 貴女が食べて見たらいかがですか?」

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34719Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Iセス 2009/10/24 22:55:25
記事番号34717へのコメント

こんばんは、kouさん。
> 庭で植木の手入れをしている青年をみてラギアゾーンは目を見開いた後、迎えに来た青年二人(共に、ヴオンではない)に聞こえないように言う。
>「あ、あれ……。覇、覇王将軍のノースト様……です」
高位魔族が植木の手入れ・・・(笑

>「クウさんもリナさんもアメリアさんも『普通』にマナーを守って食べれたんですね」
> ラギアゾーンが真顔でアメリアに言う。
>「……普段もそう食べてほしいんですけれどね」
> と、アメリアはため息混じりに言う。
普段は人の目なんて気にしないでがっついてますからね・・・
>「でも、おどろきましたわ。あの有名な盗賊殺しのリナ=インバースさんにお会いできるなんて。
> 下劣な盗賊達を倒して金品を奪わないと生活できないらしいですから、どうぞたくさん食べてくださいね」
ああ、リナにこんな口をきくなんてなんて命知らずな・・・(汗
>「いえ、これは香辛料だけの味ではありませんよ……。
> ねぇ、リナ先生」
>「そうねぇ〜。しびれ薬を混ぜているなんて独創的すぎるわね。
> こんな料理なんて普通は出されないわよね。ガウリィ」
>「そうか? リナの姉ちゃん頻繁に創っていたじゃねえか」
>「姉ちゃんは特殊なの!!」
妹に毒入り料理の味をみっちり教え込むような人ですからね・・・

これからワーレッドさんはリナ達にどつかれるのでしょうか?

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34720Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Ikou 2009/10/25 18:05:06
記事番号34719へのコメント

>こんばんは、kouさん。
 こんばんは。セスさん
>> 庭で植木の手入れをしている青年をみてラギアゾーンは目を見開いた後、迎えに来た青年二人(共に、ヴオンではない)に聞こえないように言う。
>>「あ、あれ……。覇、覇王将軍のノースト様……です」
>高位魔族が植木の手入れ・・・(笑
 あの方が見たら、情けないと怒るかはたまた指さして笑うか……どちらでしょうか?
>>「クウさんもリナさんもアメリアさんも『普通』にマナーを守って食べれたんですね」
>> ラギアゾーンが真顔でアメリアに言う。
>>「……普段もそう食べてほしいんですけれどね」
>> と、アメリアはため息混じりに言う。
>普段は人の目なんて気にしないでがっついてますからね・・・
 唯我独尊と言う言葉が集団で歩いているような感じですね。
 傍若無人でもいいかも……
>>「でも、おどろきましたわ。あの有名な盗賊殺しのリナ=インバースさんにお会いできるなんて。
>> 下劣な盗賊達を倒して金品を奪わないと生活できないらしいですから、どうぞたくさん食べてくださいね」
>ああ、リナにこんな口をきくなんてなんて命知らずな・・・(汗
 むかつく金持ちですから……。
>>「いえ、これは香辛料だけの味ではありませんよ……。
>> ねぇ、リナ先生」
>>「そうねぇ〜。しびれ薬を混ぜているなんて独創的すぎるわね。
>> こんな料理なんて普通は出されないわよね。ガウリィ」
>>「そうか? リナの姉ちゃん頻繁に創っていたじゃねえか」
>>「姉ちゃんは特殊なの!!」
>妹に毒入り料理の味をみっちり教え込むような人ですからね・・・
 なにしろ、無敵人間ですし……。
>
>これからワーレッドさんはリナ達にどつかれるのでしょうか?
>
 どつき倒されます。……でも、一番の被害者は彼女じゃなくて……。

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34721Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Iフィーナ 2009/10/25 22:53:09
記事番号34717へのコメント

こんばんはkouさん。
> 庭で植木の手入れをしている青年をみてラギアゾーンは目を見開いた後、迎えに来た青年二人(共に、ヴオンではない)に聞こえないように言う。
>「あ、あれ……。覇、覇王将軍のノースト様……です」
>「指さして笑いたくなるわね。
> 目の前の奴は、覇王神官のディーにグルーだし」
ヒュレイカーとリクスファルトは、使用人かな?
ちなみにリクスファルトは言葉遣いは男性ですけど、女性の魔族らしいです。
>「クウさんもリナさんもアメリアさんも『普通』にマナーを守って食べれたんですね」
> ラギアゾーンが真顔でアメリアに言う。
>「……普段もそう食べてほしいんですけれどね」
> と、アメリアはため息混じりに言う。
この場合は、毒見だからでしょうか?
>「この、ロースト・ビーフ。変わった味付けですね」
>「あら、そう」
>「ええ、今までいろんなところで食事をしてきましたけれど……。
> こんな、味付けは初めてですよ」
> 流れるような敬語を使う。
> クウの変わった悪癖の一つで、本当に敬語を使おうとして使うと棒読みになるが演技で言うとすらすらと敬語が言えると言う訳のわからない癖である。
役者には向いてそうですね。普段ポーカーフェイスな彼ならば。
>「いや……。ねーちゃんはどうでも良いから」
本当にいいんですか?お仕置きがまってるかもしれませんよ?
さて。彼女がぼこられるのはいいんですが(よくないって)
植木の手入れをしている彼らは、ゼロス同様リナの便利なアイテム(下僕ともいう)になってしまうのか(笑)
それとヴラドは、ブラム・ストーカー原作の『ドラキュラ』のもととなる実在した人物で、ヴラド・ドラクル公をさしています。

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34722Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Ikou 2009/10/26 19:39:02
記事番号34721へのコメント

>こんばんはkouさん。
 こんばんは。フィーナさん
>> 庭で植木の手入れをしている青年をみてラギアゾーンは目を見開いた後、迎えに来た青年二人(共に、ヴオンではない)に聞こえないように言う。
>>「あ、あれ……。覇、覇王将軍のノースト様……です」
>>「指さして笑いたくなるわね。
>> 目の前の奴は、覇王神官のディーにグルーだし」
>ヒュレイカーとリクスファルトは、使用人かな?
>ちなみにリクスファルトは言葉遣いは男性ですけど、女性の魔族らしいです。
 でも、魔族は見た目を自由に変化できるので………。
>>「クウさんもリナさんもアメリアさんも『普通』にマナーを守って食べれたんですね」
>> ラギアゾーンが真顔でアメリアに言う。
>>「……普段もそう食べてほしいんですけれどね」
>> と、アメリアはため息混じりに言う。
>この場合は、毒見だからでしょうか?
 そうですね。毒を気にしていないのは、毒物が効かない体質のレビだけですからね。
>>「この、ロースト・ビーフ。変わった味付けですね」
>>「あら、そう」
>>「ええ、今までいろんなところで食事をしてきましたけれど……。
>> こんな、味付けは初めてですよ」
>> 流れるような敬語を使う。
>> クウの変わった悪癖の一つで、本当に敬語を使おうとして使うと棒読みになるが演技で言うとすらすらと敬語が言えると言う訳のわからない癖である。
>役者には向いてそうですね。普段ポーカーフェイスな彼ならば。
 人付き合いはたいてい演技で切り抜いているような物ですし……。
>>「いや……。ねーちゃんはどうでも良いから」
>本当にいいんですか?お仕置きがまってるかもしれませんよ?
 クウは会ったこと無いですし……。少なくとも今のところは、……。
>さて。彼女がぼこられるのはいいんですが(よくないって)
>植木の手入れをしている彼らは、ゼロス同様リナの便利なアイテム(下僕ともいう)になってしまうのか(笑)
 どっちかというとクウとリナの便利なアイテムに……。
>それとヴラドは、ブラム・ストーカー原作の『ドラキュラ』のもととなる実在した人物で、ヴラド・ドラクル公をさしています。
 教えてくれてありがとうございます。ドラキャラと言うのは知ってます。
 以上、kouでした。

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34723白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Jkou 2009/10/26 20:20:40
記事番号34637へのコメント
 沈黙はしばらくの間だった。
「大人しく、痺れておけば良かったのにね」
 と、引きつったのはほんの一瞬であった。不敵な笑みを浮かべて言うワーレッドが金色のベルを鳴らして言った。
 ちりりりぃぃぃん
 と、耳に心地よいすんだそれで居てよく響く音が響いたとたん、虚空から十数名の男性が現れた。
 若い男性も幼いと言っても良い少年まで居るがすべて美形かかわいいと言う整った顔立ちのばかりだ。
「逆ハーレムなんて悪趣味だな」
「好きに言いなさい。緑色の美しい髪のあなたもわたしのコレクションに入れてあげるわ」
 クウの言葉にワーレッドは不敵に言う。
「最近、すこし飽きてきていた所よ。少し地味なのも良いし、キメラも良いわね」
「……地味ですか?」
「キメラ……」
 ラギアゾーンにゼルガディスがうめくが気にしていない様子で言う。
「この者達は知らないと思うけれど、純魔族よ。
 人間と違わない姿だからわからないでしょうけれどね」
「わかりますよ!!
 あなたは、魔族をなんだと思っているんですか!!」
 ラギアゾーンの言葉に
「すてきなわたしのコレクションよ。ボディーガードにも最適だし、見た目だってわたしの趣味で好きなように変化させることができるわ」
 ラギアゾーンはあまりの事に口をぱくぱくさせる。
「あんた……魔族を甘く見ていると……その内……ろくな目には遭わないわよ」
 リナが言うと、
「大丈夫よ。あの商人がすてきな術を教えてくれたからね。
 あなたたち女性は、わたしの美しさのための礎になるのよ。ありがたく思いなさい」
「じょーだんぽいよ」
 リナはそう言った。
「まぁ、良いわ。あなたたち、全員殺さずに生け捕りにしなさい。
 わたしは、儀式の準備をしておくわね」
 そう言うと、ワーレッドは奥の部屋へと向かった。

 リナはしばし、周りをみてビシリと、ゼロスを指さす。
「しっかし、情けないわよ。魔族。
 ま、滅びしたとしてもどこからも文句は来ないから良いけれど……」
「でも、……ゼロス並みの実力の集まりだろ……。大丈夫なのか」
 リナの言葉にガウリィがそう言う。
 実際の所、それはリナも懸念していた。そこに、
「お前らは、ワーレッドを生け捕りにしろ。
 ほかの向かってくる使用人はたぶん普通の人間で操られているだけだと思うから、怪我させても良いけれど殺さないでおけ。
 魔族どもは俺とラギアがなんとかする」
「大丈夫なんですか」
 クウの言葉にアメリが問いかけると
「魔族なんぞ、所詮中間管理職だろ。
 俺には勝利の女神と破壊の女王に最高の参謀が今のところついているからな。
 ……あと、おまけにヘンな魔族が一匹」
「わたしおまけ!!
 いや、それより……、将軍や神官にほかの魔族の方々もわたしよりも上級なんですよ。
 わたしが勝てるわけ無いじゃないですか」
「勝てとは言ってないだろうが!!
 無力化するだけだ。俺は魔族にケンカ売るつもりは無いんだぞ」
 と、言った後クウは、
「良いからさっさと行け!!」
 と、クウはリナにガウリィにゼルガディスにアメリアをマントから出したロープでくくるとワーレッドの元へと投げた。
『のどわひゃぁぁぁぁぁぁ』
 四人の悲鳴が奇妙な不協和音を響かせて魔族の囲いの外へと放り投げられた音が響く。
「ク、クウ!!
 あんた……」
「良いからいけ!! 安心しろ、俺は自分が一番大切に生きる奴だ」
「………わかった」
 聞きようによっては自己中心的な台詞意外なんでもない言葉だったりする。
 そう言うと、リナ達はワーレッドを追いかける。
「僕ら魔族が怖くないんですか」
「じゃかましぃわ。お前らのその姿を見たらお母さんにお仕置き喰らうぞ。
 馬鹿者ども。所詮魔王の犬なんかに怯える理由なんぞないんだよ」
 クウは不敵に笑った。

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34725白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Kkou 2009/10/27 21:12:36
記事番号34637へのコメント

 時折、襲いかかる操られたただの人を多少手洗い方法で大人しくさせながらワーレッドが消えた方へと向かうリナ達。
「邪魔をするな!!」
「その台詞はこっちの台詞だ!!」
 角から表れた美少年のみぞおちを殴りつけて首筋に一撃を食らわして昏倒させる。
「……なんか、押し込み強盗みたいだな」
 ゼルガディスがつぶやくが、
「すべては正義のためです!」
 と、アメリアがこぶしを握りしめて言う。
 しかし、襲いかかる使用人を殺さないとはいえ実力で殴り倒すのはとても正義とはほど遠い光景だった。

 ガシャッシ
 虚空から表れた黒いキリのような物を、マントは防ぐ。
「お母さんに叱られるぞぉぉ」
「魔族の誇りはないのか」
「故郷へ帰れ」
 刃の形にへと変化したレビを振り回しながらクウは時折そう叫ぶ。
「クウ!! そんなことを叫んでいないでどうやって無力化にするつもりなんですか」
「安心しろマント。
 レビ 空間封鎖壁をつかえ」
 クウは、マントにそう言うとマントから白と青の本を取り出す。
「良いんですか」
 マントの言葉にクウは笑みを浮かべた。
 そして、口から発せられるのは音だった。
 それは、異世界の言葉だった。
 この部屋の空間に強い力があふれ始めていた。

「ワーレッド!!
 領主の地位を持ちながらおのれの欲望のために無垢な旅人や村人を、操るその悪事!!
 もはや知れ渡った物!! 天に変わってこの正義の仲良し四人組とさらに三人組が、成敗してあげます」
 ようやっとたどり着いた部屋でアメリアはワーレッドを指さして言った。
「誰が正義の仲良し四人組だ……」
 と、言ったゼルガディスの声は正義に燃え上がるアメリアには聞こえなかったようだったが、……。また、
「なぁ、魔族は良いのか」
「魔族は罪のない一般市民じゃないのよ」
 ガウリィの質問には即答したのはリナだった。
 部屋は、地下の奥深くにあった。
 石畳の部屋にはあやしげな文字があたりに書かれている。
 その中央にワーレッドが居た。
 さらに、その奥の部屋からには、生臭い香りが漂ってきていた。
「っふ。所詮、高貴なわたしの考えはあなたたち下々にはわからないのよ」
「アメリアに比べればあんたも下々よ。
 このアメリアは、あのセイルーンの王位第一継承者の第二息女よ」
 ワーレッドの言葉にリナがそう言う。
「あと、もう一つ聞きたいんだけど……。
 あんた、旅の女性はどうしていたの?」
「わたしは美しい」
 リナの質問にワーレッドはそう言った。
「わたしは、美しい。この美しさを最高潮の時にとどめて起きたいと願う事は同じ女であるあなたたちもわかるでしょう」
「それが、どうしたと言うんです」
「クレアバイブルの技術で手に入れた不老の術のために、若い女性の生き血が必要だったのよ。
 わたしの美しさを保つための生け贄になれて彼女たちも喜んでいるでしょうね」
 そう言って奥の部屋を見せる。
 でっかい石造りの浴槽。だが、浴槽の中に残っているのはゆではなく赤黒い血液で、天井にぶら下がっているのは切り裂かれた女性の死体……。
 若い女性の生き血を浴びると言う邪法は
「………なにが美しさよ」
 リナがそう言う。その声には明らかに怒気がこもっていた。
「あんたが、どれだけ男を好きになろうが、魔族を操ってそのうち痛い目にあろうがどうだって良いわよ。
 だけど、自分が美しいままでいたいからなんてふざけた理由で、たくさんの人達を殺すなんてそんな邪法を使うなんて最低よ。
 あんたの本質なんて醜い化け物意外なんでもないわ」
 リナはびしりとワーレッドを指さしてそう言った。

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34728Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Kセス 2009/10/27 21:49:33
記事番号34725へのコメント

こんばんは、kouさん。
>「……なんか、押し込み強盗みたいだな」
> ゼルガディスがつぶやくが、
>「すべては正義のためです!」
> と、アメリアがこぶしを握りしめて言う。
> しかし、襲いかかる使用人を殺さないとはいえ実力で殴り倒すのはとても正義とはほど遠い光景だった。
・・・傍から見れば悪役にしか見えないでしょうね(笑
>「あと、もう一つ聞きたいんだけど……。
> あんた、旅の女性はどうしていたの?」
>「わたしは美しい」
> リナの質問にワーレッドはそう言った。
>「わたしは、美しい。この美しさを最高潮の時にとどめて起きたいと願う事は同じ女であるあなたたちもわかるでしょう」
>「それが、どうしたと言うんです」
>「クレアバイブルの技術で手に入れた不老の術のために、若い女性の生き血が必要だったのよ。
> わたしの美しさを保つための生け贄になれて彼女たちも喜んでいるでしょうね」
> そう言って奥の部屋を見せる。
> でっかい石造りの浴槽。だが、浴槽の中に残っているのはゆではなく赤黒い血液で、天井にぶら下がっているのは切り裂かれた女性の死体……。
これを読んでバートリ・エルジェーベトの話を思い出しました・・・
>「………なにが美しさよ」
> リナがそう言う。その声には明らかに怒気がこもっていた。
>「あんたが、どれだけ男を好きになろうが、魔族を操ってそのうち痛い目にあろうがどうだって良いわよ。
> だけど、自分が美しいままでいたいからなんてふざけた理由で、たくさんの人達を殺すなんてそんな邪法を使うなんて最低よ。
> あんたの本質なんて醜い化け物意外なんでもないわ」
> リナはびしりとワーレッドを指さしてそう言った。
あ、リナがなんだか正義の味方みたいに見えます(をい)

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34735Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Kkou 2009/10/28 21:52:56
記事番号34728へのコメント

>こんばんは、kouさん。
こんばんは。セスさん
>>「……なんか、押し込み強盗みたいだな」
>> ゼルガディスがつぶやくが、
>>「すべては正義のためです!」
>> と、アメリアがこぶしを握りしめて言う。
>> しかし、襲いかかる使用人を殺さないとはいえ実力で殴り倒すのはとても正義とはほど遠い光景だった。
>・・・傍から見れば悪役にしか見えないでしょうね(笑
 まぁ、気にはしていないんでしょうね。四人共ね。
>>「あと、もう一つ聞きたいんだけど……。
>> あんた、旅の女性はどうしていたの?」
>>「わたしは美しい」
>> リナの質問にワーレッドはそう言った。
>>「わたしは、美しい。この美しさを最高潮の時にとどめて起きたいと願う事は同じ女であるあなたたちもわかるでしょう」
>>「それが、どうしたと言うんです」
>>「クレアバイブルの技術で手に入れた不老の術のために、若い女性の生き血が必要だったのよ。
>> わたしの美しさを保つための生け贄になれて彼女たちも喜んでいるでしょうね」
>> そう言って奥の部屋を見せる。
>> でっかい石造りの浴槽。だが、浴槽の中に残っているのはゆではなく赤黒い血液で、天井にぶら下がっているのは切り裂かれた女性の死体……。
>これを読んでバートリ・エルジェーベトの話を思い出しました・・・
 わりと、有名な話ですよね。一応この伝説を聞いて思いつきました。
>>「………なにが美しさよ」
>> リナがそう言う。その声には明らかに怒気がこもっていた。
>>「あんたが、どれだけ男を好きになろうが、魔族を操ってそのうち痛い目にあろうがどうだって良いわよ。
>> だけど、自分が美しいままでいたいからなんてふざけた理由で、たくさんの人達を殺すなんてそんな邪法を使うなんて最低よ。
>> あんたの本質なんて醜い化け物意外なんでもないわ」
>> リナはびしりとワーレッドを指さしてそう言った。
>あ、リナがなんだか正義の味方みたいに見えます(をい)
 珍しいですね。まぁ、魔族を操るだけなら勝手にすれば良いんだけどね。とか、思ってますけど……。(薄情)
 この後、少しですけれどレビの本気が見られます。

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34742白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Lkou 2009/10/29 22:03:05
記事番号34637へのコメント

「――あ、――あなた――あなた達は、――。
 あなた達は一体何者ですか!!」
 引きつるようなそんな声をラギアゾーンは上げた。
 魔族の彼が食すはずの恐怖心を抱いてそして、それを押さえ隠そうとすることすらできずにいた。
 レビやマントという異世界のなにかどころか、その側で平然とたたずむことができている人間であるはずのクウにすら恐怖した。
「俺は、人間だよ。……俺はな……」
 と、クウはつぶやくがその笑みはどこか疲労がにじみ出ていた。
 そしてその前にいるのは、レビだった。
 だが、白髪の髪の長い青い瞳はレビだというのは間違いないが、まとっている雰囲気……。否、力が違った。
 かといって爆発的に増幅させたとは違う。
「な……なんで、今まで……これだけの力に気づけなかった……」
 怯えた声にレビはくるりとふりむいた。
 恐ろしく美しく光の輝く一瞬の閃光のようでそれでいて永久に沈み込むような永久なる闇のような静けさ。
 男とも女ともわからないそんな美しさだった。
「こんな力を、無駄に放出させていたら危険だからな。
 まぁ、外にまで漏れていないから大丈夫だろ。これだってなるだけ押さえ込んでいる方だぞ」
 力の余波で壁の隙間から草花が生え、材質が変化していく部屋でクウはそう言うと、手に持っていた本を閉じた。
 そのとたん、その空間を支配していた力が消える。
 まるで、すべて夢、幻のように……。
 部屋には、相も変わらず無邪気な笑みを浮かべたレビに無表情なクウ。
 マントはふわりと元の姿に戻るが、ラギアゾーンは腰が抜けたように座り込んでいる。
 その中で、黒い薄いガラスのような板が宙に浮いていた。板の中で、眠っているようにそこに居るのは、操られていた魔族達
「……ま、こんなもんか」
 と、クウが言うと
「マント。あの女……名前は忘れたけれど、そいつが使っていた術を解除してくれ。
 ……ああ、あと……ごにょごにょごにょ…………」
「……はい。ああ、そう言う考えもあったんですね。
 さすが、クウですね。はい。わかりました」
 マントはそう言うと、ふわりと宙に浮かぶと周りに光る文字が浮かび上がる。
「さてと、行くか」
 そう言うと、クウはリナ達の向かった先へのんびりと向かっていった。

「化け物……。あたしが、……。
 あたしが……、この美しい……美しい……わたしが、ばけもの……?」
 ワーレッドが頬を引きつらせて言う。
「会ったり前でしょ。あたしの知っている魔道士で、胸が無駄に大きくてスタイルだけは良いけれど、常識と良識とあと魔力の制御能力に恥と記憶力と生活能力に……と、まぁ人間としてどこか存在する物として必要な能力すら欠落した奴が居たけれど……」
 どこか、話がずれているような気がしてリナは話を戻す。
「すくなくとも、あんたより……健全……な気もしないでもないわよ」
「言い切らなかったな」
「そんな奴がいるのか」
「リナさん……。人のことをそんなに悪く言うものじゃないですよ」
 ガウリィにゼルガディス、アメリアが口々に言う言葉を無視して言う。
「あんたは、人間じゃないわ。
 人の皮を被った最低な存在よ」
 リナの言葉に、止まったのは一瞬だった。
 びくりと、肩をふるわせたかと思うと体中をふるわせ始めた。
「……なによ……。泣いている……わけないか」
「リナ……」
 リナの言葉にゼルガディスが語りかける。
「なによ。ゼル。
 言い過ぎとでも言うんじゃないんでしょうね」
「いや、あの女。クレアバイブルの写本と言っただろ」
「なに、どうせ書いてあるのはあの女がやっていた永遠の若さを保つなんて言うくだらない物よ。
 たぶん、ゼルがほしがっている情報じゃないわよ」
「いや、情報は無いというのはわかっている。
 だが、クレアバイブルの写本で同じような事を書いている写本を見たんだ。
 ……試してみようとは思わなかったがな。
 それによると、」
 ゼルガディスの言葉が終わる前にそれは訪れた。

 ――――ブッシュッ――――

 音そのものは、ひどく小さな物だった。
 だが、ひどく耳に残る音だった。
 どんな音かと聞かれたら、まるで肉をつぶしたような音だった。
 音が発せられたのは、ワーレッドからだった。

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34743Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Lフィーナ 2009/10/29 22:31:36
記事番号34742へのコメント

こんばんは。kouさん。
> レビやマントという異世界のなにかどころか、その側で平然とたたずむことができている人間であるはずのクウにすら恐怖した。
人でありながら永い時を生きているクウ。
長寿を望んでいる権力者にとっては理想みたいなものでしょうけど、わたしは普通に年をとって天寿を全うしたいと思っています。
>「俺は、人間だよ。……俺はな……」
レビは神獣でしたよね。まだ子供とはいえ、ルーさんが頭が上がらないような。
> 恐ろしく美しく光の輝く一瞬の閃光のようでそれでいて永久に沈み込むような永久なる闇のような静けさ。
> 男とも女ともわからないそんな美しさだった。
抑えているだけでこの存在感ですか。普段の天真爛漫なレビとはかけ離れたような美しさですね。
>「会ったり前でしょ。あたしの知っている魔道士で、胸が無駄に大きくてスタイルだけは良いけれど、常識と良識とあと魔力の制御能力に恥と記憶力と生活能力に……と、まぁ人間としてどこか存在する物として必要な能力すら欠落した奴が居たけれど……」
> どこか、話がずれているような気がしてリナは話を戻す。
>「すくなくとも、あんたより……健全……な気もしないでもないわよ」
>「言い切らなかったな」
>「そんな奴がいるのか」
>「リナさん……。人のことをそんなに悪く言うものじゃないですよ」
> ガウリィにゼルガディス、アメリアが口々に言う言葉を無視して言う。
アメリア……酷いいわれようだけど、事実ですよ。空しいことに。
>「リナ……」
> リナの言葉にゼルガディスが語りかける。
>「なによ。ゼル。
> 言い過ぎとでも言うんじゃないんでしょうね」
>「いや、あの女。クレアバイブルの写本と言っただろ」
>「なに、どうせ書いてあるのはあの女がやっていた永遠の若さを保つなんて言うくだらない物よ。
> たぶん、ゼルがほしがっている情報じゃないわよ」
>「いや、情報は無いというのはわかっている。
> だが、クレアバイブルの写本で同じような事を書いている写本を見たんだ。
よくゼロスに遭遇しませんでしたね。
> ……試してみようとは思わなかったがな。
ろくでもない手段だというのはよく分かります。
> ――――ブッシュッ――――
> どんな音かと聞かれたら、まるで肉をつぶしたような音だった。
> 音が発せられたのは、ワーレッドからだった。
まさか邪法のリバウンドみたいなものでしょうか?
……それとも第三者の攻撃?
続きを楽しみにしています。

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34747Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Lkou 2009/10/30 17:43:15
記事番号34743へのコメント

>こんばんは。kouさん。
 こんばんは。フィーナさん。
>> レビやマントという異世界のなにかどころか、その側で平然とたたずむことができている人間であるはずのクウにすら恐怖した。
>人でありながら永い時を生きているクウ。
>長寿を望んでいる権力者にとっては理想みたいなものでしょうけど、わたしは普通に年をとって天寿を全うしたいと思っています。
 クウ自身も、不老の呪いをわずらわしがってます。
 元に、戻りたいし自分がやったことをちゃんと始末をつけたいんでしょう。
>>「俺は、人間だよ。……俺はな……」
>レビは神獣でしたよね。まだ子供とはいえ、ルーさんが頭が上がらないような。
 世の中には、上には上が居ますから……。
>> 恐ろしく美しく光の輝く一瞬の閃光のようでそれでいて永久に沈み込むような永久なる闇のような静けさ。
>> 男とも女ともわからないそんな美しさだった。
>抑えているだけでこの存在感ですか。普段の天真爛漫なレビとはかけ離れたような美しさですね。
>>「会ったり前でしょ。あたしの知っている魔道士で、胸が無駄に大きくてスタイルだけは良いけれど、常識と良識とあと魔力の制御能力に恥と記憶力と生活能力に……と、まぁ人間としてどこか存在する物として必要な能力すら欠落した奴が居たけれど……」
>> どこか、話がずれているような気がしてリナは話を戻す。
>>「すくなくとも、あんたより……健全……な気もしないでもないわよ」
>>「言い切らなかったな」
>>「そんな奴がいるのか」
>>「リナさん……。人のことをそんなに悪く言うものじゃないですよ」
>> ガウリィにゼルガディス、アメリアが口々に言う言葉を無視して言う。
>アメリア……酷いいわれようだけど、事実ですよ。空しいことに。
 その頃、セイルーンの王宮である方がくしゃみをしました。(笑い)
>>「リナ……」
>> リナの言葉にゼルガディスが語りかける。
>>「なによ。ゼル。
>> 言い過ぎとでも言うんじゃないんでしょうね」
>>「いや、あの女。クレアバイブルの写本と言っただろ」
>>「なに、どうせ書いてあるのはあの女がやっていた永遠の若さを保つなんて言うくだらない物よ。
>> たぶん、ゼルがほしがっている情報じゃないわよ」
>>「いや、情報は無いというのはわかっている。
>> だが、クレアバイブルの写本で同じような事を書いている写本を見たんだ。
>よくゼロスに遭遇しませんでしたね。
 まぁ、世界は広いですしなにしろ、結界の外でしたから
>> ……試してみようとは思わなかったがな。
>ろくでもない手段だというのはよく分かります。
 それに、不老にはゼル自身興味はないでしょうし……。
>> ――――ブッシュッ――――
>> どんな音かと聞かれたら、まるで肉をつぶしたような音だった。
>> 音が発せられたのは、ワーレッドからだった。
>まさか邪法のリバウンドみたいなものでしょうか?
 まぁ、そんな物です。
>続きを楽しみにしています。
 フィーナさん。レスありがとうございます。
 以上、kouでした。

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34746Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Lホリ 2009/10/30 10:21:13
記事番号34742へのコメント


>「――あ、――あなた――あなた達は、――。
> あなた達は一体何者ですか!!」
> 引きつるようなそんな声をラギアゾーンは上げた。
> 魔族の彼が食すはずの恐怖心を抱いてそして、それを押さえ隠そうとすることすらできずにいた。
 某中間管理職があの方のお仕置きを恐れるよりも強い恐怖心でしょうね・・・・・・・
> レビやマントという異世界のなにかどころか、その側で平然とたたずむことができている人間であるはずのクウにすら恐怖した。
>「俺は、人間だよ。……俺はな……」
> と、クウはつぶやくがその笑みはどこか疲労がにじみ出ていた。
> そしてその前にいるのは、レビだった。
> だが、白髪の髪の長い青い瞳はレビだというのは間違いないが、まとっている雰囲気……。否、力が違った。
> かといって爆発的に増幅させたとは違う。
 隠していた・・・・・・という事ですね
>「な……なんで、今まで……これだけの力に気づけなかった……」
> 怯えた声にレビはくるりとふりむいた。
> 恐ろしく美しく光の輝く一瞬の閃光のようでそれでいて永久に沈み込むような永久なる闇のような静けさ。 
> 男とも女ともわからないそんな美しさだった。
 全く正反対のモノがひとつの器に収まっているってことはとんでもない力の持ち主だって事ですものね。
>「こんな力を、無駄に放出させていたら危険だからな。
> まぁ、外にまで漏れていないから大丈夫だろ。これだってなるだけ押さえ込んでいる方だぞ」
> 力の余波で壁の隙間から草花が生え、材質が変化していく部屋でクウはそう言うと、手に持っていた本を閉じた。
 すべての時空間を統べるモノの赤子のほんの一部の力でこれですか・・・・
> そのとたん、その空間を支配していた力が消える。
> まるで、すべて夢、幻のように……。
> 部屋には、相も変わらず無邪気な笑みを浮かべたレビに無表情なクウ。
> マントはふわりと元の姿に戻るが、ラギアゾーンは腰が抜けたように座り込んでいる。
> その中で、黒い薄いガラスのような板が宙に浮いていた。板の中で、眠っているようにそこに居るのは、操られていた魔族達
>「……ま、こんなもんか」
> と、クウが言うと
>「マント。あの女……名前は忘れたけれど、そいつが使っていた術を解除してくれ。
> ……ああ、あと……ごにょごにょごにょ…………」
 クウさん、悪事を考えていますね
>「……はい。ああ、そう言う考えもあったんですね。
> さすが、クウですね。はい。わかりました」
> マントはそう言うと、ふわりと宙に浮かぶと周りに光る文字が浮かび上がる。
>「さてと、行くか」
> そう言うと、クウはリナ達の向かった先へのんびりと向かっていった。
>
>「化け物……。あたしが、……。
> あたしが……、この美しい……美しい……わたしが、ばけもの……?」
> ワーレッドが頬を引きつらせて言う。
 化け物とも言えないモノですね。
 真の美しさがどういうモノかは分かりませんが、ワーレッドは偽りの美しさでしかありませんね。
>「会ったり前でしょ。あたしの知っている魔道士で、胸が無駄に大きくてスタイルだけは良いけれど、常識と良識とあと魔力の制御能力に恥と記憶力と生活能力に……と、まぁ人間としてどこか存在する物として必要な能力すら欠落した奴が居たけれど……」
 高笑いが有名なあの人・・・・・・?ですね
> どこか、話がずれているような気がしてリナは話を戻す。
>「すくなくとも、あんたより……健全……な気もしないでもないわよ」
>「言い切らなかったな」
>「そんな奴がいるのか」
>「リナさん……。人のことをそんなに悪く言うものじゃないですよ」
 でも、合ってみたらこの三人も同じ反応をしそうです。
 ・・・・・・アメリアさんは少し事情が違いますが。
> ガウリィにゼルガディス、アメリアが口々に言う言葉を無視して言う。
>「あんたは、人間じゃないわ。
> 人の皮を被った最低な存在よ」
> リナの言葉に、止まったのは一瞬だった。
> びくりと、肩をふるわせたかと思うと体中をふるわせ始めた。
>「……なによ……。泣いている……わけないか」
>「リナ……」
> リナの言葉にゼルガディスが語りかける。
>「なによ。ゼル。
> 言い過ぎとでも言うんじゃないんでしょうね」
>「いや、あの女。クレアバイブルの写本と言っただろ」
>「なに、どうせ書いてあるのはあの女がやっていた永遠の若さを保つなんて言うくだらない物よ。
> たぶん、ゼルがほしがっている情報じゃないわよ」
 多分ってところが悲しいですね・・・・・・
>「いや、情報は無いというのはわかっている。
> だが、クレアバイブルの写本で同じような事を書いている写本を見たんだ。
> ……試してみようとは思わなかったがな。
> それによると、」
> ゼルガディスの言葉が終わる前にそれは訪れた。
>
> ――――ブッシュッ――――
>
> 音そのものは、ひどく小さな物だった。
> だが、ひどく耳に残る音だった。
> どんな音かと聞かれたら、まるで肉をつぶしたような音だった。
> 音が発せられたのは、ワーレッドからだった。
 何かを得るためには何かを失わなければならない。
 ワーレッドが得ようとした「永遠の若さ」の結末はどういう結果なんでしょうか?
 次を楽しみにしています。
 以上、ホリでした。

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34748Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Lkou 2009/10/30 17:47:31
記事番号34746へのコメント

 こんばんは、ホリさん。
>> 魔族の彼が食すはずの恐怖心を抱いてそして、それを押さえ隠そうとすることすらできずにいた。
> 某中間管理職があの方のお仕置きを恐れるよりも強い恐怖心でしょうね・・・・・・・
 と、言うか恐怖の種類がちょっと違うかな。
 冥王がリナになにが起きたのか理解したときの恐怖の方が近いですね。
>> レビやマントという異世界のなにかどころか、その側で平然とたたずむことができている人間であるはずのクウにすら恐怖した。
>>「俺は、人間だよ。……俺はな……」
>> と、クウはつぶやくがその笑みはどこか疲労がにじみ出ていた。
>> そしてその前にいるのは、レビだった。
>> だが、白髪の髪の長い青い瞳はレビだというのは間違いないが、まとっている雰囲気……。否、力が違った。
>> かといって爆発的に増幅させたとは違う。
> 隠していた・・・・・・という事ですね
 ま、そんな所です。
>>「な……なんで、今まで……これだけの力に気づけなかった……」
>> 怯えた声にレビはくるりとふりむいた。
>> 恐ろしく美しく光の輝く一瞬の閃光のようでそれでいて永久に沈み込むような永久なる闇のような静けさ。 
>> 男とも女ともわからないそんな美しさだった。
> 全く正反対のモノがひとつの器に収まっているってことはとんでもない力の持ち主だって事ですものね。
>>「こんな力を、無駄に放出させていたら危険だからな。
>> まぁ、外にまで漏れていないから大丈夫だろ。これだってなるだけ押さえ込んでいる方だぞ」
>> 力の余波で壁の隙間から草花が生え、材質が変化していく部屋でクウはそう言うと、手に持っていた本を閉じた。
> すべての時空間を統べるモノの赤子のほんの一部の力でこれですか・・・・
 その通りです。
>> そのとたん、その空間を支配していた力が消える。
>> まるで、すべて夢、幻のように……。
>> 部屋には、相も変わらず無邪気な笑みを浮かべたレビに無表情なクウ。
>> マントはふわりと元の姿に戻るが、ラギアゾーンは腰が抜けたように座り込んでいる。
>> その中で、黒い薄いガラスのような板が宙に浮いていた。板の中で、眠っているようにそこに居るのは、操られていた魔族達
>>「……ま、こんなもんか」
>> と、クウが言うと
>>「マント。あの女……名前は忘れたけれど、そいつが使っていた術を解除してくれ。
>> ……ああ、あと……ごにょごにょごにょ…………」
> クウさん、悪事を考えていますね
 悪事じゃなくて企みと言ってください。

>>「会ったり前でしょ。あたしの知っている魔道士で、胸が無駄に大きくてスタイルだけは良いけれど、常識と良識とあと魔力の制御能力に恥と記憶力と生活能力に……と、まぁ人間としてどこか存在する物として必要な能力すら欠落した奴が居たけれど……」
> 高笑いが有名なあの人・・・・・・?ですね
 その通り。
>> どこか、話がずれているような気がしてリナは話を戻す。
>>「すくなくとも、あんたより……健全……な気もしないでもないわよ」
>>「言い切らなかったな」
>>「そんな奴がいるのか」
>>「リナさん……。人のことをそんなに悪く言うものじゃないですよ」
> でも、合ってみたらこの三人も同じ反応をしそうです。
> ・・・・・・アメリアさんは少し事情が違いますが。
 わっはっはっは。
>> リナの言葉にゼルガディスが語りかける。
>>「なによ。ゼル。
>> 言い過ぎとでも言うんじゃないんでしょうね」
>>「いや、あの女。クレアバイブルの写本と言っただろ」
>>「なに、どうせ書いてあるのはあの女がやっていた永遠の若さを保つなんて言うくだらない物よ。
>> たぶん、ゼルがほしがっている情報じゃないわよ」
> 多分ってところが悲しいですね・・・・・・
>>「いや、情報は無いというのはわかっている。
>> だが、クレアバイブルの写本で同じような事を書いている写本を見たんだ。
>> ……試してみようとは思わなかったがな。
>> それによると、」
>> ゼルガディスの言葉が終わる前にそれは訪れた。
>>
>> ――――ブッシュッ――――
>>
>> 音そのものは、ひどく小さな物だった。
>> だが、ひどく耳に残る音だった。
>> どんな音かと聞かれたら、まるで肉をつぶしたような音だった。
>> 音が発せられたのは、ワーレッドからだった。
> 何かを得るためには何かを失わなければならない。
> ワーレッドが得ようとした「永遠の若さ」の結末はどういう結果なんでしょうか?
 わりと、自業自得で因果応報な結末という設定です。
> 次を楽しみにしています。
> 以上、ホリでした。
 ホリさん。ありがとうございます。

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34749Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 L水野 2009/10/30 18:39:38
記事番号34742へのコメント

お久しぶりですkouさん

>「――あ、――あなた――あなた達は、――。
> あなた達は一体何者ですか!!」
> 引きつるようなそんな声をラギアゾーンは上げた。

そりゃそうでしょうね……

> 魔族の彼が食すはずの恐怖心を抱いてそして、それを押さえ隠そうとすることすらできずにいた。
> レビやマントという異世界のなにかどころか、その側で平然とたたずむことができている人間であるはずのクウにすら恐怖した。

そりゃ、中間管理職の方々でもおびえるんですから……

>「俺は、人間だよ。……俺はな……」
> と、クウはつぶやくがその笑みはどこか疲労がにじみ出ていた。
> そしてその前にいるのは、レビだった。
> だが、白髪の髪の長い青い瞳はレビだというのは間違いないが、まとっている雰囲気……。否、力が違った。
> かといって爆発的に増幅させたとは違う。
>「な……なんで、今まで……これだけの力に気づけなかった……」
> 怯えた声にレビはくるりとふりむいた。
> 恐ろしく美しく光の輝く一瞬の閃光のようでそれでいて永久に沈み込むような永久なる闇のような静けさ。
> 男とも女ともわからないそんな美しさだった。
>「こんな力を、無駄に放出させていたら危険だからな。
> まぁ、外にまで漏れていないから大丈夫だろ。これだってなるだけ押さえ込んでいる方だぞ」

それで赤ん坊なんですから恐ろしいですね

> 力の余波で壁の隙間から草花が生え、材質が変化していく部屋でクウはそう言うと、手に持っていた本を閉じた。
> そのとたん、その空間を支配していた力が消える。
> まるで、すべて夢、幻のように……。
> 部屋には、相も変わらず無邪気な笑みを浮かべたレビに無表情なクウ。
> マントはふわりと元の姿に戻るが、ラギアゾーンは腰が抜けたように座り込んでいる。

おそらく足も震えているでしょうね

> その中で、黒い薄いガラスのような板が宙に浮いていた。板の中で、眠っているようにそこに居るのは、操られていた魔族達
>「……ま、こんなもんか」
> と、クウが言うと
>「マント。あの女……名前は忘れたけれど、そいつが使っていた術を解除してくれ。
> ……ああ、あと……ごにょごにょごにょ…………」

忘れたんですかwww

>「……はい。ああ、そう言う考えもあったんですね。
> さすが、クウですね。はい。わかりました」

どんな考えだ……?

> マントはそう言うと、ふわりと宙に浮かぶと周りに光る文字が浮かび上がる。
>「さてと、行くか」
> そう言うと、クウはリナ達の向かった先へのんびりと向かっていった。

のんびりで良いのか?

>「化け物……。あたしが、……。
> あたしが……、この美しい……美しい……わたしが、ばけもの……?」

まぁ、そうですね。
例え見た目がどんなに美しくってもそこまで根性が腐ってるとね

> ワーレッドが頬を引きつらせて言う。
>「会ったり前でしょ。あたしの知っている魔道士で、胸が無駄に大きくてスタイルだけは良いけれど、常識と良識とあと魔力の制御能力に恥と記憶力と生活能力に……と、まぁ人間としてどこか存在する物として必要な能力すら欠落した奴が居たけれど……」

三文字のあの方ですね。

> どこか、話がずれているような気がしてリナは話を戻す。
>「すくなくとも、あんたより……健全……な気もしないでもないわよ」
>「言い切らなかったな」
>「そんな奴がいるのか」
>「リナさん……。人のことをそんなに悪く言うものじゃないですよ」
> ガウリィにゼルガディス、アメリアが口々に言う言葉を無視して言う。

まぁ、根性悪より馬鹿が良い……ですね。

>「あんたは、人間じゃないわ。
> 人の皮を被った最低な存在よ」
> リナの言葉に、止まったのは一瞬だった。
> びくりと、肩をふるわせたかと思うと体中をふるわせ始めた。
>「……なによ……。泣いている……わけないか」

逆ギレしているんでは?

>「リナ……」
> リナの言葉にゼルガディスが語りかける。
>「なによ。ゼル。
> 言い過ぎとでも言うんじゃないんでしょうね」
>「いや、あの女。クレアバイブルの写本と言っただろ」
>「なに、どうせ書いてあるのはあの女がやっていた永遠の若さを保つなんて言うくだらない物よ。
> たぶん、ゼルがほしがっている情報じゃないわよ」

たぶんですか……

>「いや、情報は無いというのはわかっている。
> だが、クレアバイブルの写本で同じような事を書いている写本を見たんだ。
> ……試してみようとは思わなかったがな。

そりゃ、ゼルガディスの性格上試そうとは思いませんでしょ……

> それによると、」
> ゼルガディスの言葉が終わる前にそれは訪れた。

何が……? 良い予感はしませんが……。

> ――――ブッシュッ――――
>
> 音そのものは、ひどく小さな物だった。
> だが、ひどく耳に残る音だった。
> どんな音かと聞かれたら、まるで肉をつぶしたような音だった。
> 音が発せられたのは、ワーレッドからだった。

永遠の何かを手に入れるには永遠に何かを代償としなければいけない
そして、その代償が手に入らなくなるとその永遠の何かは失われ、手に入れる前よりも哀れな結末になる……
という感じですかね?
まぁ、自業自得、因果応報、自己責任ですね

更新楽しみにしていますよ? kouさん

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34751Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Lkou 2009/10/30 21:59:52
記事番号34749へのコメント


>お久しぶりですkouさん
お久しぶりですね。水野さん
>>「――あ、――あなた――あなた達は、――。
>> あなた達は一体何者ですか!!」
>> 引きつるようなそんな声をラギアゾーンは上げた。
>
>そりゃそうでしょうね……
 無理もないといえますね。
>> 魔族の彼が食すはずの恐怖心を抱いてそして、それを押さえ隠そうとすることすらできずにいた。
>> レビやマントという異世界のなにかどころか、その側で平然とたたずむことができている人間であるはずのクウにすら恐怖した。
>
>そりゃ、中間管理職の方々でもおびえるんですから……
 設定ではね。でも、まだ会ったことありませんよ。
>>「俺は、人間だよ。……俺はな……」
>> と、クウはつぶやくがその笑みはどこか疲労がにじみ出ていた。
>> そしてその前にいるのは、レビだった。
>> だが、白髪の髪の長い青い瞳はレビだというのは間違いないが、まとっている雰囲気……。否、力が違った。
>> かといって爆発的に増幅させたとは違う。
>>「な……なんで、今まで……これだけの力に気づけなかった……」
>> 怯えた声にレビはくるりとふりむいた。
>> 恐ろしく美しく光の輝く一瞬の閃光のようでそれでいて永久に沈み込むような永久なる闇のような静けさ。
>> 男とも女ともわからないそんな美しさだった。
>>「こんな力を、無駄に放出させていたら危険だからな。
>> まぁ、外にまで漏れていないから大丈夫だろ。これだってなるだけ押さえ込んでいる方だぞ」
>
>それで赤ん坊なんですから恐ろしいですね
 だからこそ、爆発的な面もありますが……。
>> 力の余波で壁の隙間から草花が生え、材質が変化していく部屋でクウはそう言うと、手に持っていた本を閉じた。
>> そのとたん、その空間を支配していた力が消える。
>> まるで、すべて夢、幻のように……。
>> 部屋には、相も変わらず無邪気な笑みを浮かべたレビに無表情なクウ。
>> マントはふわりと元の姿に戻るが、ラギアゾーンは腰が抜けたように座り込んでいる。
>
>おそらく足も震えているでしょうね
 どちらかというと、精神的に大ダメージでしょうか
>> その中で、黒い薄いガラスのような板が宙に浮いていた。板の中で、眠っているようにそこに居るのは、操られていた魔族達
>>「……ま、こんなもんか」
>> と、クウが言うと
>>「マント。あの女……名前は忘れたけれど、そいつが使っていた術を解除してくれ。
>> ……ああ、あと……ごにょごにょごにょ…………」
>
>忘れたんですかwww
 ま、覚えて楽しい存在じゃないですし……。
>>「……はい。ああ、そう言う考えもあったんですね。
>> さすが、クウですね。はい。わかりました」
>
>どんな考えだ……?
 それは、……ふっふっふ
>> マントはそう言うと、ふわりと宙に浮かぶと周りに光る文字が浮かび上がる。
>>「さてと、行くか」
>> そう言うと、クウはリナ達の向かった先へのんびりと向かっていった。
>
>のんびりで良いのか?
 リナ達を信用しているんです。
>>「化け物……。あたしが、……。
>> あたしが……、この美しい……美しい……わたしが、ばけもの……?」
>
>まぁ、そうですね。
>例え見た目がどんなに美しくってもそこまで根性が腐ってるとね
 化け物と言っても良いかもしれないなと
>> ワーレッドが頬を引きつらせて言う。
>>「会ったり前でしょ。あたしの知っている魔道士で、胸が無駄に大きくてスタイルだけは良いけれど、常識と良識とあと魔力の制御能力に恥と記憶力と生活能力に……と、まぁ人間としてどこか存在する物として必要な能力すら欠落した奴が居たけれど……」
>
>三文字のあの方ですね。
 フルネームは三文字どころか両手の指を全部使っても足りませんが……。
>> どこか、話がずれているような気がしてリナは話を戻す。
>>「すくなくとも、あんたより……健全……な気もしないでもないわよ」
>>「言い切らなかったな」
>>「そんな奴がいるのか」
>>「リナさん……。人のことをそんなに悪く言うものじゃないですよ」
>> ガウリィにゼルガディス、アメリアが口々に言う言葉を無視して言う。
>
>まぁ、根性悪より馬鹿が良い……ですね。
 あの人は、馬鹿と言うよりも………個性的?
>>「あんたは、人間じゃないわ。
>> 人の皮を被った最低な存在よ」
>> リナの言葉に、止まったのは一瞬だった。
>> びくりと、肩をふるわせたかと思うと体中をふるわせ始めた。
>>「……なによ……。泣いている……わけないか」
>
>逆ギレしているんでは?
>
>>「リナ……」
>> リナの言葉にゼルガディスが語りかける。
>>「なによ。ゼル。
>> 言い過ぎとでも言うんじゃないんでしょうね」
>>「いや、あの女。クレアバイブルの写本と言っただろ」
>>「なに、どうせ書いてあるのはあの女がやっていた永遠の若さを保つなんて言うくだらない物よ。
>> たぶん、ゼルがほしがっている情報じゃないわよ」
>
>たぶんですか……
 物のたとえです。
>>「いや、情報は無いというのはわかっている。
>> だが、クレアバイブルの写本で同じような事を書いている写本を見たんだ。
>> ……試してみようとは思わなかったがな。
>
>そりゃ、ゼルガディスの性格上試そうとは思いませんでしょ……
>
>> それによると、」
>> ゼルガディスの言葉が終わる前にそれは訪れた。
>
>何が……? 良い予感はしませんが……。
 ですよねー
>> ――――ブッシュッ――――
>>
>> 音そのものは、ひどく小さな物だった。
>> だが、ひどく耳に残る音だった。
>> どんな音かと聞かれたら、まるで肉をつぶしたような音だった。
>> 音が発せられたのは、ワーレッドからだった。
>
>永遠の何かを手に入れるには永遠に何かを代償としなければいけない
>そして、その代償が手に入らなくなるとその永遠の何かは失われ、手に入れる前よりも哀れな結末になる……
>という感じですかね?
>まぁ、自業自得、因果応報、自己責任ですね
 全部、似たような意味ですけれど……。
>更新楽しみにしていますよ? kouさん
 ありがとうございます。以上、kouでした。

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34752白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Mkou 2009/10/30 22:30:32
記事番号34637へのコメント

 リナやガウリィにゼルガディスは、長い旅の中でいろいろな光景を見てきた。
 アメリアも、王宮という天上の世界ですんでいるが、けしてそこは楽園ではなく裏ではどす黒いやりとりがある。
 それになにより、四人で旅をしていてけして楽しいとは言えない光景を見てきたことは何度もあった。
 しかし、これはおそらくこれからある事を足しても、そうそうこれ以上すざましい光景は無いだろうと、全員直感していた。
 ワーレッドの体は、おしろいがひび割れそこから紫色の煙が噴き上がっていた。
「……――あ――……」
 ぱくぱくと、酸欠の金魚のように口をあけてワーレッドは言葉をはき出した。
 おしろいはひび割れ落ちていき、出てきた肌は見る間にひからびて行く。
「…………、定期的に同じ呪法を繰り返さないと、効果が解けて老化が進むらしい。
 しかも、それは本来の年寄りも老けていくと……」
 ゼルガディスの言葉道理だった。
 リナ達の目の前でワーレッドは見る間に年をとっていった。
 まるで、彼女の周りだけ時の流れが素早くなったのかのように……。
 やがて、一人の老婆がリナ達の目の前にいた。
 似合わない真っ赤なドレスを着て白髪と化した髪の毛がざんばらんに伸びている。
「……ま……ま……まだ……。
 も、もう一度……」
「……無駄よ」
 リナが言う。
「あんたには、聞きたいことがあるのよ」
「だ、だれが……」
 いきも絶え絶えになりながら、それでも虚勢をはるワーレッドにリナはため息をついた。
「……この状況でまだ、虚勢をはる根性はほめてあがるけど……。
 もはや、あんたを守ってくれる存在はいないわよ」
「まったくだな」
 と、声がして振り向くとクウが居た。
 その頭の上にはレビが、すーすーと眠っている。
「よぉ」
「……はやかったわね」
「ん? まぁな」
 と、会話をしながらクウはワーレッドに近寄る。
「商人は何処へ行った。
 ついでに、どんな顔だったのかも教えてくれれば最高だが……。
 そうしてくれれば、――俺らはあんたに手を出さないと約束するぞ」
 その言葉にワーレッドは笑みを浮かべた。
「ちょっと、クウさん」
 アメリアの制止の声も聞かずにワーレッドは言う。
「お、おほっっほっほ。
 西へ行ったわよ。顔、顔ね。
 青い瞳の銀髪の美青年だったわ」
「そうか」
 そう言うとクウはワーレッドをつかんだままなにかを唱えた。
 レビが起きると、一本の杖となった。
 そしてワーレッドの姿がかき消えた。
「……ワーレッドは何処へ行ったの」
 リナの言葉にクウは
「俺は、嘘は言ってないぜ。
 今頃、正気に戻って動けるようになった魔族達がラギアの奴に自分がどうなっていたのかを聞いて怒っているだろう所に放り込んだだけだ。
 俺らはなにも手をだしはしないぜ。助けもしないがな」
「リナさん……」
 アメリアがリナに話しかける。
「クウさんて、ゼロスさんに似てませんか?」
「同感ね。なまじ、上司がいない人間らしいクウのほうが厄介な気もするわ」
 と、リナもうなずく。
 やがて、ワーレッドの物と思われる悲鳴が聞こえてきた。

 クウ達がしばらくして、最初に訪れ魔族が居るだろう広間へと着いた。
 気を失っていた一般市民などはすでに裏口から出ている。
「あ、クウ。レビ。それに、皆様方もご無事だったようですね」
 と、心配している様子はないのだがそう話しかけるマントと
「あ、あ。えっと、お帰りなさい……と、言うべき何でしょうか」
 と、妙におどおどしているラギアゾーンが出迎えた。
「マント。計画道理か」
「ええ。クウの企み道理ですよ」
「あんた、なに企んでいるのよ」
 クウとマントの会話にリナが聞くと
「すぐにわかりますよ。クウはただ働きが嫌いなんですよ」
 と、マントが答えた。

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34753Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Mセス 2009/10/30 23:08:38
記事番号34752へのコメント

こんばんは、kouさん。

>「…………、定期的に同じ呪法を繰り返さないと、効果が解けて老化が進むらしい。
> しかも、それは本来の年寄りも老けていくと……」
> ゼルガディスの言葉道理だった。
> リナ達の目の前でワーレッドは見る間に年をとっていった。
> まるで、彼女の周りだけ時の流れが素早くなったのかのように……。
> やがて、一人の老婆がリナ達の目の前にいた。
> 似合わない真っ赤なドレスを着て白髪と化した髪の毛がざんばらんに伸びている。
自分がやったことの報いをきっちり受けることになりましたね・・・
>「……ワーレッドは何処へ行ったの」
> リナの言葉にクウは
>「俺は、嘘は言ってないぜ。
> 今頃、正気に戻って動けるようになった魔族達がラギアの奴に自分がどうなっていたのかを聞いて怒っているだろう所に放り込んだだけだ。
> 俺らはなにも手をだしはしないぜ。助けもしないがな」
>「リナさん……」
> アメリアがリナに話しかける。
>「クウさんて、ゼロスさんに似てませんか?」
『嘘は言わないが事実をすべて話してはいない』ってのは彼がよく使う手ですからね。
>「同感ね。なまじ、上司がいない人間らしいクウのほうが厄介な気もするわ」
> と、リナもうなずく。
> やがて、ワーレッドの物と思われる悲鳴が聞こえてきた。
・・・きっと楽には死なせてくれないんでしょうね・・・
とりあえず、ゼロス達が元に戻ってよかった・・・のでしょうか?

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34756Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Mkou 2009/10/31 09:05:40
記事番号34753へのコメント


>こんばんは、kouさん。
 おはようございます。セスさん。
>>「…………、定期的に同じ呪法を繰り返さないと、効果が解けて老化が進むらしい。
>> しかも、それは本来の年寄りも老けていくと……」
>> ゼルガディスの言葉道理だった。
>> リナ達の目の前でワーレッドは見る間に年をとっていった。
>> まるで、彼女の周りだけ時の流れが素早くなったのかのように……。
>> やがて、一人の老婆がリナ達の目の前にいた。
>> 似合わない真っ赤なドレスを着て白髪と化した髪の毛がざんばらんに伸びている。
>自分がやったことの報いをきっちり受けることになりましたね・・・
 同情はできませんけれどね……。
 ちなみに、まだ若い内から繰り返していたので老衰で死んでしまうと言うことはありませんでした。
>>「……ワーレッドは何処へ行ったの」
>> リナの言葉にクウは
>>「俺は、嘘は言ってないぜ。
>> 今頃、正気に戻って動けるようになった魔族達がラギアの奴に自分がどうなっていたのかを聞いて怒っているだろう所に放り込んだだけだ。
>> 俺らはなにも手をだしはしないぜ。助けもしないがな」
>>「リナさん……」
>> アメリアがリナに話しかける。
>>「クウさんて、ゼロスさんに似てませんか?」
>『嘘は言わないが事実をすべて話してはいない』ってのは彼がよく使う手ですからね。
 クウは嘘も平然と言いますけれど……。
>>「同感ね。なまじ、上司がいない人間らしいクウのほうが厄介な気もするわ」
>> と、リナもうなずく。
>> やがて、ワーレッドの物と思われる悲鳴が聞こえてきた。
>・・・きっと楽には死なせてくれないんでしょうね・・・
 クウはそこも計算していました。
>とりあえず、ゼロス達が元に戻ってよかった・・・のでしょうか?
 実は、完全な復活というわけではありません。クウはマントになにか耳打ちをしていたのが、ポイントです。

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34759白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Nkou 2009/10/31 20:46:10
記事番号34637へのコメント

「おや、リナさん。お久しぶりですね」
「魔族のあんたから見たらそれほど、久しぶりじゃないんじゃないの」
 ゼロスの言葉に険悪さを隠しもせず、リナは言った。
「いやだなぁ〜。リナさん達にあわせたんですよ。
 そちらの方が、異世界から来たと言うクウさんにレビさんですか。
 ――改めてはじめまして。獣王ゼラス=メタリオムの直属の部下。獣神官ゼロスと言います」
 ゼロスは、クウに向かってお辞儀をする
「クウだ」
 と、クウは素っ気なく言う。
「今回は、助けていただきありがとうございます。
 では、僕はこれで」
「行っていいのか」
 ぺこりとお辞儀をして去ろうとしたゼロスにクウは一冊の本を取り出した。
「それは……」
「クレアバイブルの写本。お前らがどうしたのかは知らないが、どうにかした女が持っていた物だ。
 ほしくないか」
「わたしてください」
 強い口調のゼロスを怯えることなくクウは言う。
「まぁ、書いてあることは興味ないんだよな。
 ここにいる奴らも興味ないらしいし……。だけど、こんな胸くそ悪い呪方の方法を知りたがる馬鹿はそれこそ、捨てるほどいるからな」
「……そうですか」
 クウの言葉にゼロスは一瞬動いた。
 それだけで、虚空から表れた漆黒の槍がクウを貫く――はずだった……。
 しかし、虚空からは何も出ない。
「――なっ――」
 絶句するゼロス。
「ついでに言うとだ。マントがお前らにかけられていた術を解放した。
 そん時に、ちょぉぉぉぉっと、小細工をしてな」
 不敵な笑みを浮かべた。
 それは、悪魔の笑みのようだったと後にゼロスは語る。
「あのワーレッドの術は主人の許可がない限り力を使うことができなくなるようにも、なっていた。
 マントはそこだけは、主人の情報を書き換えただけだ。
 魔族のお前らだけだけどな」
「……あなた……」
「ちょっとの間、俺らの仕事を手伝ってくれたら解放するぞ。
 おまけに、クレアバイブルの写本がついてくる。ついでに、お前達を操る呪方を教えた商人について知っていることをすべて言う。
 別に、全員ついて来いとは言わないぞ。
 そうだな〜。お前と、そこのそいつとそいつとあいつとあいつとそいつでどうだ」
 と、神官、将軍を指さしてクウは言った。
「……あなたは、………悪魔ですか」
 ゼロスが思わずうめくと
「あ、あと、解放したとき攻撃したりするなんてそんなプライドのない事しないよな。
 そんな、過ぎた細かいことを気にする人間のような器の小さな行動を、高位魔族の方々が使うわけ無いしな」
 ゼロスがついに絶句した。
 リナは、あきれるのを通り越して尊敬の念すら感じていた。
 なにしろ、これでは魔族に解放したとたん攻撃したら人間のような行動だと言ったような物だ。
 精神体の魔族は、これで解放したとたんにクウを攻撃すると言うことができない。
 こいつは、悪魔なんて言う生やさしいやつじゃないな……。
 この場にいた全員がそう思った。

 気のせいかクウの背中に黒いコウモリのような羽が生えていて、黒い棘のついたしっぽがあるように見えた。

 町は、騒然となった。
「はい。はい。わかりました。ありがとうございました」
 と、警備兵がそう言うのはアメリアの身分を証明したからである。
「ささ、食いな。食いな。家のホットドックは絶品だよ」
「さぁ、手作りハムはどうだい。家庭でできる美味しいハムだよ」
「ハム肉だけが美味しい訳じゃないよ。果物のサラダはどうだい」
「アイスがあるよ。塩キャラメルと言って旨いんだよ」
「食っているばかりじゃ大変だよ。さぁ、お茶を飲みな! 蜂蜜はどのくらい入れようか」
 連れて行かれた息子や旦那が帰ってきた事に喜ぶ村人達は、リナ達に感謝しごちそうを大量に振る舞う。
「いえいえ………」
「そうか〜。わるいなぁ」
「ありがとうございます」
 と、口々に言いながら渡される料理をすべて食べるリナ達を見ながら、力を解放できずにクウ達の旅に同行することになった高位魔族達はと言うと、……
「……あんまりですよ……。そりゃ、リナさん達に関わるなら厄介事に巻き込まれるかなぁ〜とかは、考えていましたけれど……
 あのクウって人はリナさんよりも数倍あくどい人ですよ」
 と、ゼロスが愚痴る。
 ラギアゾーンはというと、ジョンを帰されると逃げるように去っていった。
「ねぇ……。ゼルガディスさん」
「なんだ」
「クウさん。もしかして、魔族が操られていると感じたときから魔族にこの事を恩に着せるなりなんなりして、魔族を使おうと考えていたんじゃないんでしょうか……」
「さぁな……。だが、ワーレッドよりも魔族を旨く操っているというのは間違いないな」
 と、隅の方でアメリアとゼルガディスがそう話していた。

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34762Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Nセス 2009/10/31 22:08:24
記事番号34759へのコメント

こんばんは、kouさん。
>「おや、リナさん。お久しぶりですね」
>「魔族のあんたから見たらそれほど、久しぶりじゃないんじゃないの」
> ゼロスの言葉に険悪さを隠しもせず、リナは言った。
あ、やっぱりゼロスには険悪モードですね、リナさん。
でもフレンドリーな態度で接した方が彼はダメージ受けるのでは・・・?
>「……あなたは、………悪魔ですか」
> ゼロスが思わずうめくと
>「あ、あと、解放したとき攻撃したりするなんてそんなプライドのない事しないよな。
> そんな、過ぎた細かいことを気にする人間のような器の小さな行動を、高位魔族の方々が使うわけ無いしな」
> ゼロスがついに絶句した。
をうっ、釘をさされてしまった。

> 町は、騒然となった。
>「はい。はい。わかりました。ありがとうございました」
> と、警備兵がそう言うのはアメリアの身分を証明したからである。
>「ささ、食いな。食いな。家のホットドックは絶品だよ」
>「さぁ、手作りハムはどうだい。家庭でできる美味しいハムだよ」
>「ハム肉だけが美味しい訳じゃないよ。果物のサラダはどうだい」
>「アイスがあるよ。塩キャラメルと言って旨いんだよ」
>「食っているばかりじゃ大変だよ。さぁ、お茶を飲みな! 蜂蜜はどのくらい入れようか」
なんかおいしそうですね・・・
> 連れて行かれた息子や旦那が帰ってきた事に喜ぶ村人達は、リナ達に感謝しごちそうを大量に振る舞う。
>「いえいえ………」
>「そうか〜。わるいなぁ」
>「ありがとうございます」
> と、口々に言いながら渡される料理をすべて食べるリナ達を見ながら、力を解放できずにクウ達の旅に同行することになった高位魔族達はと言うと、……
>「……あんまりですよ……。そりゃ、リナさん達に関わるなら厄介事に巻き込まれるかなぁ〜とかは、考えていましたけれど……
> あのクウって人はリナさんよりも数倍あくどい人ですよ」
> と、ゼロスが愚痴る。
災難ですね(笑
> ラギアゾーンはというと、ジョンを帰されると逃げるように去っていった。
>「ねぇ……。ゼルガディスさん」
>「なんだ」
>「クウさん。もしかして、魔族が操られていると感じたときから魔族にこの事を恩に着せるなりなんなりして、魔族を使おうと考えていたんじゃないんでしょうか……」
>「さぁな……。だが、ワーレッドよりも魔族を旨く操っているというのは間違いないな」
確かに(笑

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34765Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Nkou 2009/11/1 09:22:16
記事番号34762へのコメント

>こんばんは、kouさん。
>>「おや、リナさん。お久しぶりですね」
>>「魔族のあんたから見たらそれほど、久しぶりじゃないんじゃないの」
>> ゼロスの言葉に険悪さを隠しもせず、リナは言った。
>あ、やっぱりゼロスには険悪モードですね、リナさん。
 まぁ、ゼロスですし……。
>でもフレンドリーな態度で接した方が彼はダメージ受けるのでは・・・?
 それも、良いかもしれないんですけれど今回は切り札の魔族のくせに人間のハーレムの中にいたと言うのがありますから。
>>「……あなたは、………悪魔ですか」
>> ゼロスが思わずうめくと
>>「あ、あと、解放したとき攻撃したりするなんてそんなプライドのない事しないよな。
>> そんな、過ぎた細かいことを気にする人間のような器の小さな行動を、高位魔族の方々が使うわけ無いしな」
>> ゼロスがついに絶句した。
>をうっ、釘をさされてしまった。
 クウの方が一枚上手でした。
>> 町は、騒然となった。
>>「はい。はい。わかりました。ありがとうございました」
>> と、警備兵がそう言うのはアメリアの身分を証明したからである。
>>「ささ、食いな。食いな。家のホットドックは絶品だよ」
>>「さぁ、手作りハムはどうだい。家庭でできる美味しいハムだよ」
>>「ハム肉だけが美味しい訳じゃないよ。果物のサラダはどうだい」
>>「アイスがあるよ。塩キャラメルと言って旨いんだよ」
>>「食っているばかりじゃ大変だよ。さぁ、お茶を飲みな! 蜂蜜はどのくらい入れようか」
>なんかおいしそうですね・・・
 とある小説に書いてあった文をすこし利用しました。
>> 連れて行かれた息子や旦那が帰ってきた事に喜ぶ村人達は、リナ達に感謝しごちそうを大量に振る舞う。
>>「いえいえ………」
>>「そうか〜。わるいなぁ」
>>「ありがとうございます」
>> と、口々に言いながら渡される料理をすべて食べるリナ達を見ながら、力を解放できずにクウ達の旅に同行することになった高位魔族達はと言うと、……
>>「……あんまりですよ……。そりゃ、リナさん達に関わるなら厄介事に巻き込まれるかなぁ〜とかは、考えていましたけれど……
>> あのクウって人はリナさんよりも数倍あくどい人ですよ」
>> と、ゼロスが愚痴る。
>災難ですね(笑
 これは、わりと最初の頃から決めていました。
>> ラギアゾーンはというと、ジョンを帰されると逃げるように去っていった。
>>「ねぇ……。ゼルガディスさん」
>>「なんだ」
>>「クウさん。もしかして、魔族が操られていると感じたときから魔族にこの事を恩に着せるなりなんなりして、魔族を使おうと考えていたんじゃないんでしょうか……」
>>「さぁな……。だが、ワーレッドよりも魔族を旨く操っているというのは間違いないな」
>確かに(笑
 クウは、割と計算高いんです。だてに長生きしていませんしね。

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34767Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Nフィーナ 2009/11/1 15:24:11
記事番号34759へのコメント

こんにちは。kouさん。
>「今回は、助けていただきありがとうございます。
> では、僕はこれで」
いいのか?魔族なのに人間に礼など言って。
律儀なのはいいんだけど、某御方は「くくぅっ!お母さんはそんな子に育てた覚えはないわよ!」…って、いってそうですねー。
>「ついでに言うとだ。マントがお前らにかけられていた術を解放した。
> そん時に、ちょぉぉぉぉっと、小細工をしてな」
> 不敵な笑みを浮かべた。
> それは、悪魔の笑みのようだったと後にゼロスは語る。
魔族のゼロスをもってして悪魔の笑み。
>「あのワーレッドの術は主人の許可がない限り力を使うことができなくなるようにも、なっていた。
> マントはそこだけは、主人の情報を書き換えただけだ。
> 魔族のお前らだけだけどな」
>「……あなた……」
>「ちょっとの間、俺らの仕事を手伝ってくれたら解放するぞ。
> おまけに、クレアバイブルの写本がついてくる。ついでに、お前達を操る呪方を教えた商人について知っていることをすべて言う。
> 別に、全員ついて来いとは言わないぞ。
> そうだな〜。お前と、そこのそいつとそいつとあいつとあいつとそいつでどうだ」
> と、神官、将軍を指さしてクウは言った。
>「……あなたは、………悪魔ですか」
> ゼロスが思わずうめくと
>「あ、あと、解放したとき攻撃したりするなんてそんなプライドのない事しないよな。
> そんな、過ぎた細かいことを気にする人間のような器の小さな行動を、高位魔族の方々が使うわけ無いしな」
> ゼロスがついに絶句した。
> リナは、あきれるのを通り越して尊敬の念すら感じていた。
高位魔族を手玉に取ることが出来る人間なんてめったにいませんって。
>「クウさん。もしかして、魔族が操られていると感じたときから魔族にこの事を恩に着せるなりなんなりして、魔族を使おうと考えていたんじゃないんでしょうか……」
>「さぁな……。だが、ワーレッドよりも魔族を旨く操っているというのは間違いないな」
> と、隅の方でアメリアとゼルガディスがそう話していた。
神官と将軍は、便利アイテムに成り果てましたか。
狡猾な策士ですね。クウは。

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34768Re:白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Nkou 2009/11/1 15:44:15
記事番号34767へのコメント

>こんにちは。kouさん。
 こんにちは。フィーナさん。
>>「今回は、助けていただきありがとうございます。
>> では、僕はこれで」
>いいのか?魔族なのに人間に礼など言って。
>律儀なのはいいんだけど、某御方は「くくぅっ!お母さんはそんな子に育てた覚えはないわよ!」…って、いってそうですねー。
 まぁ、一応助けられたので……。
 それに、お礼を言わないと後々リナ達にそれを逆手にいじられるかもしれないのと恩を着せられると感じて、お礼をいっといてそれを防いだ。と、いう計算です。
>>「ついでに言うとだ。マントがお前らにかけられていた術を解放した。
>> そん時に、ちょぉぉぉぉっと、小細工をしてな」
>> 不敵な笑みを浮かべた。
>> それは、悪魔の笑みのようだったと後にゼロスは語る。
>魔族のゼロスをもってして悪魔の笑み。
 あえていうなら、L様のような笑みとでも言うべきか?
>>「あのワーレッドの術は主人の許可がない限り力を使うことができなくなるようにも、なっていた。
>> マントはそこだけは、主人の情報を書き換えただけだ。
>> 魔族のお前らだけだけどな」
>>「……あなた……」
>>「ちょっとの間、俺らの仕事を手伝ってくれたら解放するぞ。
>> おまけに、クレアバイブルの写本がついてくる。ついでに、お前達を操る呪方を教えた商人について知っていることをすべて言う。
>> 別に、全員ついて来いとは言わないぞ。
>> そうだな〜。お前と、そこのそいつとそいつとあいつとあいつとそいつでどうだ」
>> と、神官、将軍を指さしてクウは言った。
>>「……あなたは、………悪魔ですか」
>> ゼロスが思わずうめくと
>>「あ、あと、解放したとき攻撃したりするなんてそんなプライドのない事しないよな。
>> そんな、過ぎた細かいことを気にする人間のような器の小さな行動を、高位魔族の方々が使うわけ無いしな」
>> ゼロスがついに絶句した。
>> リナは、あきれるのを通り越して尊敬の念すら感じていた。
>高位魔族を手玉に取ることが出来る人間なんてめったにいませんって。
 まぁ、もし本気になってもルーちゃんがいますし……。
 魔族達……ご愁傷様です
>>「クウさん。もしかして、魔族が操られていると感じたときから魔族にこの事を恩に着せるなりなんなりして、魔族を使おうと考えていたんじゃないんでしょうか……」
>>「さぁな……。だが、ワーレッドよりも魔族を旨く操っているというのは間違いないな」
>> と、隅の方でアメリアとゼルガディスがそう話していた。
>神官と将軍は、便利アイテムに成り果てましたか。
>狡猾な策士ですね。クウは。
 フェブリゾなみの狡猾さですが、うっかりミスをしないのは、フィブリゾと違って信用できる相棒がいるからですね。
 以上、kouでした。

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34769白と茶と緑の来訪者と操られし赤い闇のしもべ達 Okou 2009/11/1 16:38:02
記事番号34637へのコメント

k さて、操られし赤い闇のしもべ達これで終わりです。
L しっかし、情けないわね。魔族。いくらなんでもあっさり操られるは言いように使われる羽目になるわ
k お仕置きですか?
L あったり前でしょ。まずは、部下Sからね。
k とまぁ、ほのぼの(どこが?)と、した会話は終わらせて、
L 本編へどうぞ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「………と、言うわけです……」
 血も涙も文字通り無いはずの魔族だが、その時は血は凍り付きそうな恐怖と、涙があふれ返しそうな人生への嘆きを感じていた。
 名もない中級魔族の自分が、天上の存在(天上の人ではない)の五人の腹心の方々……とはいえ、今は三人しかいないのだが……。
 に、直接お目通りして報告をする。
 光栄な事とも言えるかもしれないが、……それが情けない失敗を報告するというのはむしろ、罰ゲームに近い。
「でだ」
 不機嫌さを隠しもせず、覇王は言う。
「その異世界から来たと自称する人間は何者なんだ」
「わ、………わかりませ〜ん」
 涙ながらに方向をして
「そ、……そもそも、私たち操られていたときの記憶なんてありませんし……。気がついたらそのクウという人間とよくわからないレビとマントというなにかが居たんです」
 それだけ言うと、もはや泣き出しそうな恐怖に駆られている。
「まぁ、あまり虐めるのもかわいそうよ。グラウ。
 とにかく、もう良いわ。報告ありがとう」
 と、海王に言われその名もない中級魔族は逃げるように去っていった。
「しかし、商人に異世界から来たと言う少年ですか……」
 のんびりと、海王は考え込むようにつぶやく。
「っふ。どうせデマだろう。人間というのは嘘をいう存在だからな」
「そう一概に決められないぞ。グラウ。
 貴様はそうした思い込みが強すぎる」
 と、獣王にたしなめられ覇王はさらに不機嫌そうに
「そうは言うが、たかが人間が異世界から来るなんぞ信じられるか!
 たかが、人間ごときに」
「あらv そのたかが人間に痛手を喰らったのはどこのどなたかしら」
 と、やんわりと海王に言われひくつく覇王。
「ま、とにかく帰ってきたときに詳しい情報を手にしているだろう。
 とはいえ、……」
 獣王のため息につられてかは、謎だがほかの二人もため息をついて言った。
『なさけない』
 と、……

「あぁ〜はっははっはっはっっははっは」
「……リナさ〜ん。笑いすぎですよぉ」
 リナの笑い声にゼロスは不機嫌そうにそう言った。
「やかましぃ!! あんたらを後で指さして笑うと決めていたのよ」
 と、リナ高位魔族一行を指さして笑いながら言う。
「ところで、リナさん」
「なによ」
 未だおなかを抱えて笑っているリナに、ゼロスは
「あのクウさんという方は何者ですか」
「少なくとも、人間というのは本当ね。ミルガズィアさんもおどろくような技術を持っているから異世界から来たのも本当だと思うわ」
「まぁ、たしかに人間と思われますが……。普通の人間だと思っているんですか」
「少なくとも、魔族じゃないことだけは確かね」
「ほう。どうしてわかったんですか」
「金色の魔王の悪口を言った」
「そ………それは、……まぁ、たしかに僕ら魔族はそんな事できませんね」
 リナの言葉に、多少怯えながらゼロスはうなずいた。
「ま、犬に踏まれたと思ってあきらめろよ」
「それを、言うなら犬に噛まれた……では、」
 ガウリィの慰めの言葉に海神官ヒュレイカーがやはりうなだれながらそう突っ込んだ。

「あんた、何を考えているの」
「まぁ、まぁ。とにかく、食べたらどうでしょうか。ルーちゃんさん。
 ほら、美味い豚肉料理があるぞ」
 と、良いながらクウはテーブルに料理を盛る。
「……まぁ、俺のモットーはつかえるチャンスがあるならたとえ、死んだ捨てた親の死体だって使うですから……」
「さすが、クウですね」
「クウ。すっご〜い」
 クウの言葉になぜかほめるマントとレビ
「ま、別に止めはしないけれど」
「しばらく様子を見て、一番便利そうなのをレンタルしたいなと思っているんですよ」
「要するに今は、お試し期間という訳ね」
「そう言うことです」
 クウがうなずき、彼女も納得する。
「と、言うわけで上手にレンタルできるように根回しをお願いします」
「ん〜。どうしようかしらね」
「ここに、美味な料理がたくさんあることでも有名な世界でも特に、美味と有名なお菓子がありあますが」
「ま。世界の消滅を止めるためだものね。努力はおしまないわ」
「ありがとうございます」
「ございます」
「ますー」
 彼女の言葉にクウにレビにマントはお辞儀をした。
 無論、なにが努力は惜しまないだ。物につられただけじゃないか。と、言う突っ込みは発せられなかった。

 こうして、リナ達にクウ達は便利な道具……もとい、高位魔族を引き連れて次の町へと向かうのだった。

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34773白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 @kou 2009/11/3 12:53:29
記事番号34637へのコメント

k さて、白と茶と緑の来訪者シリーズです。今回は、ちょっと大量に魔族をだして退場させて見ようと言う話です。
L 番外編をみれば、あの女も出ると言うことがわかるわよね。
k その通り。では、
L どうぞ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「美食の町! ビュミラック」
 リナが歓喜の声を上げる。
「一度で良いから来てみたかったのよね。なんだかんだと、いろいろあってこれなかったんだけれど……v」
 と、リナは言う。
「なぁ、リナ。ビュミラックてなんの町なんだ」
「その、疑問には、わたしがお答えしましょう」
 ガウリィの疑問の声にマントが語り始めた。
「大きな、街道のど真ん中にある町でして、いろいろな食材が集まる場所として昔から有名でした。
 その結果、いろいろな名産品の食材が一挙に集まる場所として腕に覚えのある料理人が集まるようになったんです。
 ミルサーの魚にニギタケなどの美味と誉れ高い食材もここに集まります。
 特に、美味しい料理が集まる食欲の秋と言われているこの季節には、この町で料理祭が行われます」
「と、言うわけでだ」
 と、マントの説明が終わると同時にクウは言った。
「俺ら、美味い料理を食っているから調査お願いな」
 と、魔族一行に言う。
「………もしかして、しばらく力を借りたいってこれのためですか」
「ほかに何があるのか」
 口々に文句を言う魔族達を尻目に、リナ達は嬉々として町へと向かった。

「町に入ったとたんに、たくさんの美味しい料理の香りが鼻腔をくすぎり、空腹のものを大きく惑わし、呼び込みは熱く歓迎する……はずです」
「誰もいないぞ」
 マントの説明にゼルガディスはそう言った。
 ゼルガディスの言う通り、町に入ってリナ達の目に映ったのは、ぼろぼろの店が並んでいるというものだった。
 崩れ落ちた看板に、閉店しましたという壁紙。
 呆然と見ているリナの前にあるものが写ったのはその時だった。
 それを見て、ガウリィもそしてゼルガディスも奇妙な顔をした。
 リナは、しばしぽりぽりと頭をかいている。そして、
「さぁ、行くわよ」
 と、くるりと回れ右をして進もうとしたが
「ああっ! お前ら!!」
 と、声をかけられリナは肩を落とした。
 リナ達の目にとまった存在……それは、一体のワーウルフだった。
 それは、……なにやらでっかい袋を重そうに引きずっていた。
「……やっほ〜。久しぶりね。スポット」
「おお、スポットか。誰だか、わからなかったぞ」
 リナの言葉にガウリィが、ぽんと手を叩いて言った。
「……すぽっと? ディルギアだろ」
 と、ゼルガディスが疑問の声を上げた。

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34776Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 @フィーナ 2009/11/3 21:33:24
記事番号34773へのコメント

こんばんは。kouさん。
私の作品。某人物のおかげでイロモノとなってしまったようなきがします。このあとシリアスになるんですがね…(私情を挟んですみません)
>「なぁ、リナ。ビュミラックてなんの町なんだ」
>「その、疑問には、わたしがお答えしましょう」
> ガウリィの疑問の声にマントが語り始めた。
>「大きな、街道のど真ん中にある町でして、いろいろな食材が集まる場所として昔から有名でした。
> その結果、いろいろな名産品の食材が一挙に集まる場所として腕に覚えのある料理人が集まるようになったんです。
> ミルサーの魚にニギタケなどの美味と誉れ高い食材もここに集まります。
> 特に、美味しい料理が集まる食欲の秋と言われているこの季節には、この町で料理祭が行われます」
さすがマント。百科事典よりも物知りですね。
>「町に入ったとたんに、たくさんの美味しい料理の香りが鼻腔をくすぎり、空腹のものを大きく惑わし、呼び込みは熱く歓迎する……はずです」
>「誰もいないぞ」
> マントの説明にゼルガディスはそう言った。
> ゼルガディスの言う通り、町に入ってリナ達の目に映ったのは、ぼろぼろの店が並んでいるというものだった。
あれ?
マントの情報はいずこに…
> 崩れ落ちた看板に、閉店しましたという壁紙。
なにかトラブルにみまわれたんでしょうか。
> リナは、しばしぽりぽりと頭をかいている。そして、
>「さぁ、行くわよ」
> と、くるりと回れ右をして進もうとしたが
>「ああっ! お前ら!!」
> と、声をかけられリナは肩を落とした。
> リナ達の目にとまった存在……それは、一体のワーウルフだった。
> それは、……なにやらでっかい袋を重そうに引きずっていた。
ああ。スポット。
一人で袋を背負っているということは、とうとう家出してきたのか(笑)いや違うってことは分かってるんですがね。
だいいちそんなことしたら、あの最強ウェイトレスがスポットをどんな目にあわせに来るのか…ろくでもないことになるのは…
>「……やっほ〜。久しぶりね。スポット」
>「おお、スポットか。誰だか、わからなかったぞ」
かつての名前はいずこ?(哀)
この二人の間でも、すっかり定着していますね。
> リナの言葉にガウリィが、ぽんと手を叩いて言った。
>「……すぽっと? ディルギアだろ」
> と、ゼルガディスが疑問の声を上げた。
事実を知ったゼルの反応が楽しみです。
不幸なスポット。あなたの勇姿は、はるか過去のこととして語り…つがれない。

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34780Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 @kou 2009/11/4 17:14:53
記事番号34776へのコメント

>こんばんは。kouさん。
 こんばんは。フィーナさん
>私の作品。某人物のおかげでイロモノとなってしまったようなきがします。
 と、言いますとあの好色家のあの方ですか?
このあとシリアスになるんですがね…(私情を挟んですみません)
 いえいえ、気にはしてません。
>>「なぁ、リナ。ビュミラックてなんの町なんだ」
>>「その、疑問には、わたしがお答えしましょう」
>> ガウリィの疑問の声にマントが語り始めた。
>>「大きな、街道のど真ん中にある町でして、いろいろな食材が集まる場所として昔から有名でした。
>> その結果、いろいろな名産品の食材が一挙に集まる場所として腕に覚えのある料理人が集まるようになったんです。
>> ミルサーの魚にニギタケなどの美味と誉れ高い食材もここに集まります。
>> 特に、美味しい料理が集まる食欲の秋と言われているこの季節には、この町で料理祭が行われます」
>さすがマント。百科事典よりも物知りですね。
 基本的に、すべての情報を所有している存在ですから。
>>「町に入ったとたんに、たくさんの美味しい料理の香りが鼻腔をくすぎり、空腹のものを大きく惑わし、呼び込みは熱く歓迎する……はずです」
>>「誰もいないぞ」
>> マントの説明にゼルガディスはそう言った。
>> ゼルガディスの言う通り、町に入ってリナ達の目に映ったのは、ぼろぼろの店が並んでいるというものだった。
>あれ?
>マントの情報はいずこに…
 変化をすぐに関知できないんです。
>> 崩れ落ちた看板に、閉店しましたという壁紙。
>なにかトラブルにみまわれたんでしょうか。
 その通り。
>> リナは、しばしぽりぽりと頭をかいている。そして、
>>「さぁ、行くわよ」
>> と、くるりと回れ右をして進もうとしたが
>>「ああっ! お前ら!!」
>> と、声をかけられリナは肩を落とした。
>> リナ達の目にとまった存在……それは、一体のワーウルフだった。
>> それは、……なにやらでっかい袋を重そうに引きずっていた。
>ああ。スポット。
>一人で袋を背負っているということは、とうとう家出してきたのか(笑)いや違うってことは分かってるんですがね。
 家出した日には、地獄の果てまで追いかけてきますよ。
>だいいちそんなことしたら、あの最強ウェイトレスがスポットをどんな目にあわせに来るのか…ろくでもないことになるのは…
 悪魔よりも恐ろしい人ですよね。(悪魔の力ではなく、神の力を持っているんですけれど……)
>>「……やっほ〜。久しぶりね。スポット」
>>「おお、スポットか。誰だか、わからなかったぞ」
>かつての名前はいずこ?(哀)
 過去へと消えた。
>この二人の間でも、すっかり定着していますね。
 リナはしこたま辛かったんでしょうね。
>> リナの言葉にガウリィが、ぽんと手を叩いて言った。
>>「……すぽっと? ディルギアだろ」
>> と、ゼルガディスが疑問の声を上げた。
>事実を知ったゼルの反応が楽しみです。
>不幸なスポット。あなたの勇姿は、はるか過去のこととして語り…つがれない。
 と言うか、どうでも良い存在ですよね。ちなみに、ある方いわく魔王より不幸。
 よかったね。魔王に勝ってるぞ。(うれしくないだろうけど……)

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34784白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Akou 2009/11/4 21:10:24
記事番号34637へのコメント

「いいえ!! スポットよ」
 妙に力一杯にリナはスポットを指さして言う。
「? どういうことだ?」
「姉ちゃんが拾ってスポットて、言う名前をつけて家の裏庭で飼ってるの」
 と、言うリナの説明に、
「リナさんのお姉さんって……」
「何者なんでしょうか……」
「と、言うか何を考えているんだその人間は」
「よくわからない人間だな」
「さすが、リナ=インバースの親族か」
 と、アメリアが口火を切りゼロスから口々に魔族がつぶやく。
「俺も会ったことあるんだけど、俺は説明できないなぁ」
「いや、旦那には期待してない」
 ガウリィの言葉に冷たく言うゼルガディス。
「俺は、………俺が知っている限り強くて美しい女性とだけ言っとく」
「ワーウルフの美的センスは人間とどのくらい同じかは、聞いて良いか?」
「この場合は、聞かないで起きましょう」
 クウの言葉にマントが言う。
「あたしからは、……何も言えないしなにも言いたくないわ」
 と、リナが言う。その目には、珍しく恐怖が映っていてガウリィとスポット以外、おどろく。
 高位魔族……五人の腹心や魔王を前にしてもけして恐怖しなかったリナが恐怖するとはと、……。
「ねぇ〜。クウ。そのリナちゃんのお姉さん。近くに居るみたいだよ、ご、ろく、ひち、はち、きゅう、十周年」
『んげ!!』
 その言葉を聞いてリナとガウリィは顔色を変えた。
 肌色から青色へ染まり、続いて真っ白に染まる。
「あっいっけな〜いあたしってばしちゅーをなべにかけっぱなしだった」
「お、おれも、しんだじーちゃんのはかまいりにいくよていだった」
 そう言うと、くるりと回れ右をして走り出そうとした二人に、
「逃げるなぁぁぁぁl」
 と、スライングして二人の足をガウリィの左足にリナの右足をそれぞれつかむ。
「姐さんから人手がほしいと言われていたんだ。お目えらを見つけたのも、何かの縁かなんかだ。
 絶対に手伝ってもらうからな。
 じゃねえと、姐さんからお仕置きを受けるんだ!!」
「やかましぃ。姉ちゃんの地獄の特訓はもう二、三年は受けないようにと旅に出たのよ!! 冗談ぽいよ」
「俺もやだぞ!! あの人に関わるのはもう当分はごめんだ!!」
「そうは、行かないぞ!! 逃げたら、姐さんに『リナ=インバースとガウリィ=ガブリエフにあったけれど、あの二人は逃げた』と、言ってやる」
「卑怯者!」
「何とでも言え!! たとえ、卑怯だ外道だと言われようが姐さんのお仕置きを受けないためなら、俺は悪魔にだって魂を売るぞ」
「姉ちゃんなら、悪魔だってぶっ飛ばせるわよ」
「………話がそれてるぞ」
 ゼルガディスがあきれた様子でつぶやいた。
「しかし、リナさんがここまで怯える方とはどんな方でしょうか」
「おや、ゼロス殿も知っているはずですよ。と、言うか高位魔族は知っているはずですよ」
 と、小馬鹿にした様子でマントが言う。
「……と、言いますと」
「まぁ、リナの姉としては余り知られてませんが、本名はルナ=インバースと言います。
 さらに、わかりやすく言うならば……」
 ここで、マントは言葉を句切る。
 演出をたっぷり考えての行動だ。
「赤い竜神……フレア・ドラゴン=スイフィードの力と記憶の欠片をもって生まれた存在。
 ゼフィーリアにすむ赤い竜神の騎士です」
 沈黙があたりを支配……はせず、相も変わらずリナとガウリィがスポットと、口げんかをしていたが、
「ぬわにぃぃぃぃぃ!!!」
 と、言うクウとレビのぞくほかの者達の絶叫によってそれは区切られた。

「……ねぇ、リナさん。やめましょうよ。いやだったんでしょ」
「なによ。ゼロス。いきなり、消極的になって。
 魔族のあんたがまさか、そりゃスイフィードの力の欠片を宿しているとはいえ人間に怯えるの?」
「……そ、そう言うリナさんだって足が震えてますよ。リナさんのお姉さんでしょ」
「っふ。あたしは、普通の女の子なのよ」
「普通の定義を知って言っているのか」
 ゼロスとリナの会話に冷たい突っ込みを入れるクウ。
「普通の女の子は、姉を怯えないし魔王を二回も倒したりはしない」
「えっ! 二回って、リナさん。魔王を二回も倒したんですか!!」
 アメリアの声に、クウはうっかり口を滑らしたことに気づいた。
 リナ達が自分たちから話す気になるまで、黙っているつもりだったのだ。
 マントにもレビにも言わないように言っといたのだが、ぽろりと口から出たのだ。
 昔に比べておしゃべりになったものだとクウは思う。
 昔は、もう少し喋れと言われてしまうほどの無口さだったのに……。
 とはいえ、他者とどうやって言葉を交わせばいいのかも知らなかっただけという説もある幼少期だったのだが……。
『クウ』に、出会う事が無ければ死んでいただろうし、おそらく喋る楽しさも知らずに居ただろうとぼんやりと考えた。
「……あとでね」
「わりぃ。口が滑った」
 リナの言葉のあと、クウがそう言って謝った。
 とにかく、一行は店の前にいた。
 周りが閉店した中でまだやっているらしいお店だ。
 とはいえ、目に見えて客はない。
 看板には、……『ジョージとキャンシーのケーキと料理のお店』と、書かれていた。

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34788白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Bkou 2009/11/5 20:46:47
記事番号34637へのコメント

L 今更かもしれないけれど、もしかしてあんた題名に色をつけているわね。
k 今回は、秋色と言う訳のわからない色なんですけれどね。
L そもそも、秋色って何色よ?
k イメージとしては、赤と黄色とかの秋の木の葉の色のつもりですけれど……
L まぁ、良いけれど……。と、言うわけで
k 本編を
L どうぞ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……ジョージ?」
 リナが小首をかしげつぶやく中、
「姐さんは、レストランの店主に頼まれてこの店に手伝いに来たんだ。
 なんでも、キャンシーと言う人と知り合いなんだそうだ」
「ああ、おちゃんね。たしか、昔剣士として旅をしていたんだっけ」
「ああ、姐さん曰く昔黒竜をぶった切ったらしいぞ」
 と、スポットが言うと
「ああ、聞いた聞いた。その倒した黒竜の子供を飼っているのよね」
「おお、思い出したぞ。たしかぽちという名前で裏庭で子供と遊んでいたのを、見たぞ」
 と、リナとガウリィが言う。
「どんなところに、すんでいるんですか……リナさん」
 アメリアが引きつった声でそうつぶやいた。

 店は、がらんといかにも寂しい雰囲気だった。
 そこに、ビュッと風が吹いたのと同時にリナ達のよこに鋭い包丁が幾つも刺さる。
「あら、スポット。リナ達とあったの。
 リナ、ひさしぶりね。ガウリィさんも、お久しぶりね。
 あとは、初対面だけどいつもリナがお世話になってます」
 と、包丁が飛んできた先……にその女性は居た。
 黒い髪の毛にいる女性。長身で黒く肩で切りそろえた髪の毛というのはリナと違うが、胸が無く瞳が大きめなところはなるほどリナの親類だというのが納得できる。
 とはいえ、リナよりも多少胸は大きいが……。
 ウエイトレスの制服なのだろう、黒地のワンピースに白いエプロンと言う簡素な服を着ている。
「はじめまして、スイフィード・ナイト……いや、ルナさんと呼ぶべきかな」
「あら、ご存じなのね。一応、これはプライベートなの。
 ルナと呼んでくださる……えっと、」
「クウと呼びます。リナにはあることを依頼して共に旅をしてます」
 と、クウが名乗る。
「あ、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンと申します」
「ええ、ご存じですよ。前に、式典の時お父様とお姉様とご一緒の所を拝見しましたわ」
「……ゼルガディスだ」
「そう、ぶっきらぼうにしなくても大丈夫よ。リナから聞いているわ。ゼルガディスさん」
 と、アメリアにゼルガディスが名乗る。
「あとの方は、……」
「拾った」
 ルナが見てすこしおどろいた様子を見せ、リナが一言こういう。
「僕らは、犬猫ですか!!」
 ゼロスが吠える。
「……魔族……みたいだけれど……力が封じられて居るみたいね。あと、クウさんが来ている方の名前と白い髪の毛の方は?
 魔族じゃないみたいだけど……」
「よろしく〜。レビだよ。ルナちゃんよろしく〜☆」
「さすがですね。マントと申します。以後、よろしく」
 と、レビとマントが名乗る。
「あっ、姐さん。持ってくるように言われた品もってきましたぜ」
「ああ、ありがとう。ジョージさんとキャンシーさんに渡してきて。
 丁度良いわ。お昼ご飯時だから食べて行きなさい。……ただし、料金は払いなさいよ」
 と、ルナは言った。

 席に座り周りを見渡す。
「まぁ、内装も豪華とは言わないが綺麗で片付いていて清潔だな」
「それに、料金もそこそこだな」
 ゼルガディスとクウがつぶやくそして
「あと、料金は俺が払うから安心しろ」
 と、食い入るように料理を選んでいたリナにクウは言った。
 そこに、表れたのは店主兼コックらしい青年だ。金髪のそこそこ美形の青年だ。
「本日はお越しいただいてありがとうございます……て、リナさん」
「ジョージ!! 店の店名見てあんたを思い出したけど、やっぱりあんたの店だったの!!」
 と、リナとジョージがおどろいた様子で言う。
 表れたのは、昔リナがとても美味しいと聞いて向かった町の美味しいケーキ屋の店主、ジョージだった。
 そこに、
「ジョージ。どうしたの」
「ああ。キャンシーほら、前に言っただろ。昔、困っていたとき店のケーキを全部食べる代わりに解決してくれた無限胃袋をもつ魔道士さん」
 と、後から表れためずらしく女性のコックらしい銀髪の女性にジョージはリナを指さして言う。
「ちょっとまてい!! だれが、無限胃袋を持つ魔道士よ」
「リナだろ」
 と、待ったをかけたリナに言ったのはガウリィだった。
 スッパーン!! と、子気味のよい音が店に響いた。

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34793Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Bセス 2009/11/6 20:25:34
記事番号34788へのコメント

こんばんは、kouさん。
>「……ジョージ?」
> リナが小首をかしげつぶやく中、
>「姐さんは、レストランの店主に頼まれてこの店に手伝いに来たんだ。
> なんでも、キャンシーと言う人と知り合いなんだそうだ」
>「ああ、おちゃんね。たしか、昔剣士として旅をしていたんだっけ」
>「ああ、姐さん曰く昔黒竜をぶった切ったらしいぞ」
> と、スポットが言うと
>「ああ、聞いた聞いた。その倒した黒竜の子供を飼っているのよね」
>「おお、思い出したぞ。たしかぽちという名前で裏庭で子供と遊んでいたのを、見たぞ」
> と、リナとガウリィが言う。
>「どんなところに、すんでいるんですか……リナさん」
> アメリアが引きつった声でそうつぶやいた。
『手加減一発、岩をも砕く』猛者ばかりのところです(笑

>「本日はお越しいただいてありがとうございます……て、リナさん」
>「ジョージ!! 店の店名見てあんたを思い出したけど、やっぱりあんたの店だったの!!」
> と、リナとジョージがおどろいた様子で言う。
> 表れたのは、昔リナがとても美味しいと聞いて向かった町の美味しいケーキ屋の店主、ジョージだった。
> そこに、
>「ジョージ。どうしたの」
>「ああ。キャンシーほら、前に言っただろ。昔、困っていたとき店のケーキを全部食べる代わりに解決してくれた無限胃袋をもつ魔道士さん」
> と、後から表れためずらしく女性のコックらしい銀髪の女性にジョージはリナを指さして言う。
>「ちょっとまてい!! だれが、無限胃袋を持つ魔道士よ」
>「リナだろ」
> と、待ったをかけたリナに言ったのはガウリィだった。
> スッパーン!! と、子気味のよい音が店に響いた。
同じく無限胃袋を持つ剣士に突っ込まれてしまったリナさん(笑

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34798Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Bkou 2009/11/6 21:46:35
記事番号34793へのコメント

>こんばんは、kouさん。
 こんばんは。セスさん。
>>「姐さんは、レストランの店主に頼まれてこの店に手伝いに来たんだ。
>> なんでも、キャンシーと言う人と知り合いなんだそうだ」
>>「ああ、おちゃんね。たしか、昔剣士として旅をしていたんだっけ」
>>「ああ、姐さん曰く昔黒竜をぶった切ったらしいぞ」
>> と、スポットが言うと
>>「ああ、聞いた聞いた。その倒した黒竜の子供を飼っているのよね」
>>「おお、思い出したぞ。たしかぽちという名前で裏庭で子供と遊んでいたのを、見たぞ」
>> と、リナとガウリィが言う。
>>「どんなところに、すんでいるんですか……リナさん」
>> アメリアが引きつった声でそうつぶやいた。
>『手加減一発、岩をも砕く』猛者ばかりのところです(笑
 まぁ、アメリアやゼルガディスでもそこで暮らせるかな?
 魔族も危険地帯として知っているかも?
>>「本日はお越しいただいてありがとうございます……て、リナさん」
>>「ジョージ!! 店の店名見てあんたを思い出したけど、やっぱりあんたの店だったの!!」
>> と、リナとジョージがおどろいた様子で言う。
>> 表れたのは、昔リナがとても美味しいと聞いて向かった町の美味しいケーキ屋の店主、ジョージだった。
>> そこに、
>>「ジョージ。どうしたの」
>>「ああ。キャンシーほら、前に言っただろ。昔、困っていたとき店のケーキを全部食べる代わりに解決してくれた無限胃袋をもつ魔道士さん」
>> と、後から表れためずらしく女性のコックらしい銀髪の女性にジョージはリナを指さして言う。
>>「ちょっとまてい!! だれが、無限胃袋を持つ魔道士よ」
>>「リナだろ」
>> と、待ったをかけたリナに言ったのはガウリィだった。
>> スッパーン!! と、子気味のよい音が店に響いた。
>同じく無限胃袋を持つ剣士に突っ込まれてしまったリナさん(笑
「あんたには、言われたくない!!」と、言った所でしょうか?
 レス。ありがとうございます。

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34808白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Ckou 2009/11/7 21:13:30
記事番号34637へのコメント

「たしかに、あたしは人より食べるけど魔道を使うというのは人より体力を使うのよ。第一、食べる量に対してガウリィに言われたくない」
「じゃ、俺は」
「クウはさらにいや」
 と、リナが間髪入れずクウに言う。
「まぁ、とにかく俺は、仔牛のステーキコースと秋の旬の食材ふんだんコースに鱸のムニエルコース。
 あとオニオンサラダに秋野菜のシチューとマカロンと林檎タルトケーキと、………。
 みんなで食べるとして鮭のパイ包み焼き」
「じゃ、あたしは……仔牛のステーキにデザートのケーキ全部」
「俺は……リナと同じコースにしてついでにクウが言っていた旬の食材なんたら」
「……仔牛のステーキにしとく……アメリアは」
「わたしも、同じもので……。あ、でもモンブランケーキも追加してください」
「レビは仔牛のステーキコースにぃ、デザート全部」
「あの? 僕たちは?」
「ステーキコースな」
 と、クウがゼロス達の分も決める。
「えっと、全部食べれるんですか? クウさん……でしたっけ?
 コース料理はスープに前菜にスープにサラダにメインにデザートとありますけれど……」
「安心しろ、俺はリナより食うんだ」
 と、キャンシーの質問にクウは言った。
 スポットはあんぐりと口を開けていた。

「……これは……」
 クウが珍しく驚嘆の声を上げた。
 サラダは青々とした新鮮さがあるが青臭さはなくしゃきしゃきとした歯ごたえが言い。特に、手作りのドレッシングがそのうまみを十二分に引き出している。
「ニンニクに……ハーブを数種類にオリーブオイル……そして、隠し味になにか入れて居るみたいだけど……」
 と、リナがドレッシングの材料を考える
「ピーナッツ油に白ワインを少しだな」
 と、クウが助言を与える。どうやら創ったらしいキャンシーがおどろいた様子で見る。
 今まで、全部わかったものは居なかったのだ。
「どれも、ドレッシングにして十二分に味が引き出される品だな」
 と、クウが言いリナがふとした恐怖を感じた。
 ……まぁ、いいか……。と、言う気持ちと食べ終えてから聞き出して問うと決意した。と、言うよりも、食べている途中で真相を暴くのは危険と判断したのだ。
 続いて出てきたスープはカボチャを使っており甘みがあふれていてそれでいてのどごしがよく、さっぱりしていて次の料理にすぐ進めれる。
「カボチャはもちろんだけど、バターにクリーム。そして隠し味にさっぱり感を出させるためにウメのジュースを入れていると、見た」
「甘いな。それだけじゃ、さっぱり感を出させるのは無理だ。
 これは、バターにクリームの材料が牛のミルクじゃなくて山羊のミルクやバターだ」
「へぇ〜、山羊でもミルクやバターができるのか」
 クウの説明に驚嘆の声を上げるガウリィにゼルガディスが
「当たり前だろ。この世界に存在する家畜はたいていミルクを出すぞ。
 まぁ、……バターができるのは数少ないというかそこまで出るのは少ないがな……」
 と、言う。
「でも、本当に美味しいですね。家でもここまで美味しい料理は食べたことありませんよ」
 と、アメリアがおどろいた様子で言う。
 続いて、出てきたステーキはソースに赤ワインに葡萄ジュースと肉を軟らかくするためにマンゴーを加えてあった。
 そして、ステーキ用の肉をつけておいたのだろう。中までソースがしみていて美味という言葉がよく似合う。
 デザートも美味しく、大量に注文したリナもレビもふんだんに食べアメリアがうらやましそうに見ていた。
 何処の世界も女性は基本的に甘いものが好きである。
 また、鮭のパイ包みやほかのコースも宮廷料理に負けない……否、宮廷料理以上の味だった。
「しかし、謎だな」
 と、クウが食後の紅茶を飲みながらつぶやいた。
「これだけ、美味い料理だ。それこそ、昼食時の今はもうすこし賑わっていたとしてもおかしく無いはずだが……」
 と、クウはがらんとして客が一人もいない店を見る。
「たしかにヘンですねぇ。僕らはあまりこういう料理には興味ありませんけれど、味わうことはできます。
 少なくとも、僕が食したどの料理よりも美味でしたけれど……」
 と、ゼロスもうなずきほかの魔族も肯定する。
 マントは、この店を高位魔族が味を認めた店と記録する。
 あまり、宣伝にはつかえない二つの名だった。

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34810Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Cフィーナ 2009/11/8 14:37:43
記事番号34808へのコメント

こんにちは。kouさん。
この回は、なんだかお腹がすきました(笑)
>「たしかに、あたしは人より食べるけど魔道を使うというのは人より体力を使うのよ。第一、食べる量に対してガウリィに言われたくない」
>「じゃ、俺は」
>「クウはさらにいや」
> と、リナが間髪入れずクウに言う。
三人とも大食いですからね。
リナもクウにいわれるのはイヤみたいですね。
まるでリナが女の子みたい――(げし!)ふぎゃ!?
>「……これは……」
> クウが珍しく驚嘆の声を上げた。
> サラダは青々とした新鮮さがあるが青臭さはなくしゃきしゃきとした歯ごたえが言い。特に、手作りのドレッシングがそのうまみを十二分に引き出している。
>「ニンニクに……ハーブを数種類にオリーブオイル……そして、隠し味になにか入れて居るみたいだけど……」
> と、リナがドレッシングの材料を考える
>「ピーナッツ油に白ワインを少しだな」
> と、クウが助言を与える。どうやら創ったらしいキャンシーがおどろいた様子で見る。
> 今まで、全部わかったものは居なかったのだ。
>「どれも、ドレッシングにして十二分に味が引き出される品だな」
> と、クウが言いリナがふとした恐怖を感じた。
> ……まぁ、いいか……。と、言う気持ちと食べ終えてから聞き出して問うと決意した。と、言うよりも、食べている途中で真相を暴くのは危険と判断したのだ。
油断大敵。
焼肉定食…じゃなくて、弱肉強食の食事戦争ですからねぇ。
> 続いて出てきたスープはカボチャを使っており甘みがあふれていてそれでいてのどごしがよく、さっぱりしていて次の料理にすぐ進めれる。
>「カボチャはもちろんだけど、バターにクリーム。そして隠し味にさっぱり感を出させるためにウメのジュースを入れていると、見た」
>「甘いな。それだけじゃ、さっぱり感を出させるのは無理だ。
> これは、バターにクリームの材料が牛のミルクじゃなくて山羊のミルクやバターだ」
>「へぇ〜、山羊でもミルクやバターができるのか」
> クウの説明に驚嘆の声を上げるガウリィにゼルガディスが
>「当たり前だろ。この世界に存在する家畜はたいていミルクを出すぞ。
> まぁ、……バターができるのは数少ないというかそこまで出るのは少ないがな……」
> と、言う。
>「でも、本当に美味しいですね。家でもここまで美味しい料理は食べたことありませんよ」
> と、アメリアがおどろいた様子で言う。
> 続いて、出てきたステーキはソースに赤ワインに葡萄ジュースと肉を軟らかくするためにマンゴーを加えてあった。
> そして、ステーキ用の肉をつけておいたのだろう。中までソースがしみていて美味という言葉がよく似合う。
食べ物の描写に力が入っていておいしそうです。
>「たしかにヘンですねぇ。僕らはあまりこういう料理には興味ありませんけれど、味わうことはできます。
> 少なくとも、僕が食したどの料理よりも美味でしたけれど……」
> と、ゼロスもうなずきほかの魔族も肯定する。
> マントは、この店を高位魔族が味を認めた店と記録する。
> あまり、宣伝にはつかえない二つの名だった。
魔族認定された店って、聞き様によっては不吉ですよね。
閑古鳥が鳴いている町。
さては、ジョージがでてきたのとなにか関係が…?

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34813Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Ckou 2009/11/8 20:14:16
記事番号34810へのコメント

>こんにちは。kouさん。
 こんばんは、フィーナさん。レス、ありがとうございます。
>この回は、なんだかお腹がすきました(笑)
 ありがとうございます……と、言っていいのでしょうか?
>>「たしかに、あたしは人より食べるけど魔道を使うというのは人より体力を使うのよ。第一、食べる量に対してガウリィに言われたくない」
>>「じゃ、俺は」
>>「クウはさらにいや」
>> と、リナが間髪入れずクウに言う。
>三人とも大食いですからね。
>リナもクウにいわれるのはイヤみたいですね。
 自分の、数倍食べるような奴ですからな
>まるでリナが女の子みたい――(げし!)ふぎゃ!?
 フィーナさん……。無事ですか?
>> サラダは青々とした新鮮さがあるが青臭さはなくしゃきしゃきとした歯ごたえが言い。特に、手作りのドレッシングがそのうまみを十二分に引き出している。
>>「ニンニクに……ハーブを数種類にオリーブオイル……そして、隠し味になにか入れて居るみたいだけど……」
>> と、リナがドレッシングの材料を考える
>>「ピーナッツ油に白ワインを少しだな」
>> と、クウが助言を与える。どうやら創ったらしいキャンシーがおどろいた様子で見る。
>> 今まで、全部わかったものは居なかったのだ。
>>「どれも、ドレッシングにして十二分に味が引き出される品だな」
>> と、クウが言いリナがふとした恐怖を感じた。
>> ……まぁ、いいか……。と、言う気持ちと食べ終えてから聞き出して問うと決意した。と、言うよりも、食べている途中で真相を暴くのは危険と判断したのだ。
>油断大敵。
>焼肉定食…じゃなくて、弱肉強食の食事戦争ですからねぇ。
 スキを見せたら最後、料理は消えていくので……も、ありますが食欲が無くなる可能性もありますから。
>> 少なくとも、僕が食したどの料理よりも美味でしたけれど……」
>> と、ゼロスもうなずきほかの魔族も肯定する。
>> マントは、この店を高位魔族が味を認めた店と記録する。
>> あまり、宣伝にはつかえない二つの名だった。
>魔族認定された店って、聞き様によっては不吉ですよね。
 なにか、とんでもない事件があったか呪われる用に聞こえますしね。
>閑古鳥が鳴いている町。
>さては、ジョージがでてきたのとなにか関係が…?
 いえ、ジョージ自身は関係ないんです。ただ、偶然そこに居合わせたという事で……。
 まぁ、ジョージのせいというのもあり得ますけれど……。

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34816白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Dkou 2009/11/8 21:14:00
記事番号34637へのコメント

「っは、まさかジョージ」
 リナがある可能性を思いついてジョージに詰め寄る。
「あんた、またスイートポテトとかを逃がしてしまったんじゃないんでしょね」
「なぜ、スイートポテトが逃げる?」
 と、覇王神官の一人があきれた口調で言う。
「こいつの芋なら逃げるのよ」
 と、リナはジョージを指さして言う。
「第一、こいつが料理に使っているスイート・ポテトは引っこ抜くと叫ぶのよ」
 ッぶぅ
 全員が飲んでいた紅茶を吹き出した。
「おぉぉい!? リナ! そんなものを俺らに食わせていたのか?」
「食べさせていたのは、ジョージとキャンシーさんでしょ」
「気にしないでください。味と香りを追求して品種改良していったらそうなっただけです」
 と、さわやかに言うジョージ。
「まぁ、たしかにおどろくのは気持ちとしてわかるわね」
 と、ルナが珍しく頬に一筋汗をながして言った。

 閑話休題

 なんでも、ジョージはつい最近結婚したらしい。お相手のキャンシーさんは魔道の知識もある料理人でお互い中が良くなって結婚したらしい。
 そして、二人で新しく店を建てたのだが……、
「同じ頃できたお店……スリースター・レストランと言うお店がこの町全部の料理屋の客をごっそりと取ってしまったんです」
 と、ジョージはうなだれて言う。
 それまで、この町にあった老舗の店屋人気店すべての客を奪われてこの町はほぼそのスリースター…レストランが買い取ってすべての店を自分のレストラン系列の店にするつもりらしい……。
「ようするに、……この街道沿いで観光客も多い町すべてを手に入れて金を稼ごうと考えていると言うことか……」
 と、クウが言う。
「……たぶん、そうだと思います」
「でも、そのお店そんなに美味いのか?」
 と、ガウリィが聞くと
「……僕たちも一度食べたことがあるんですけれど……、あれは……確かにおいしいんですけれど……」
「けれど?」
 リナが促すと
「あれは、……料理じゃない気がしました」
「それは?」
 どういうことだと訪ねようとしたとき、
「おやおや、こんなおんぼろ店に客が来るとは珍しいですね」
 と、声が響いた。
 表れたのは、いかにもやり手の商人と言った服をきた男だった。
 年の頃は、三十代半ばか……ブラウンの髪の毛をオールバックにしていて服は一目でわかる高級品。
 ただし、成金趣味らしくこれ見よがしに金細工を身につけている。
 青い瞳は、人を見下した感じがする。
「……エレオードさん……」
 と、ジョージがその男の名を呼んだ。
「しかし、いい加減あきらめたらどうですか。あなた方の料理では客は来ないんですから……。
 所詮、自分たちで栽培した貧乏野菜などではわたしが調達している超高級食材で勝てるわけ無いでしょう。
 美食というのは貧乏人が味わう資格がないんですよ。
 あなた方のやり方は真の美食を与える資格のないものにも与えようと考えて、味を落としているのです。
 食べるものも、高貴でないと味は独りでに落ちるというのに……」
「あなたの考えにやり方は間違っていると僕は思います」
 エレオードという名前らしい男に向かってジョージはいつになくしっかりとした口調で言った。
 ふん。と、エレオードは鼻で笑う。
「好きに言いなさい。……と、言っても良いんですけれど……。
 わたしとしても、いい加減ここを打ってほしいんですよ。
 もちろん、それ相応の代金を払いますよ」
「いくら積まれてもここを売るつもりはありません」
「……なら、こうしましょう。丁度、この町恒例の祭が開催される時期です。
 この祭の時に客に選ばせましょう。
 一週間の間にどれだけ、客がきて満足したかというのを決めていただきましょう」
「……それは……」
 ジョージが言いよどむとき、
「おお、受けて立とう」
 と、クウが言った。
「ちょっと、クウ」
 リナの制止を無視してクウが言う。
「俺らであんたの店とその高慢ちきなプライドをぺっちゃんこにつぶしてやるぜ」
 と、クウは啖呵を斬って言った。

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34825白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Ekou 2009/11/10 20:22:31
記事番号34637へのコメント

「クウ!! あんた勝手に人の店のことを決めてどうするのよ!!」
 エレオードが去った後、リナがクウにそう詰め寄った。珍しく、クウは笑って答えた。
 ただし、その笑みはゼロス達を騙して操ることができた時のようないたずらっ子のような不敵な笑みではなかった。
 顔は笑っているのだが、目はけして笑っていなくむしろ怒気がこもっていた。
 それでいて、顔は笑みの形をしていた。
「俺も、責任をとるさ。それに、ジョージさんとか言ったな。
 あんたの料理人の腕とあんたの舌を信じてみたいのさ」
「どういうことだ?」
 ガウリィの言葉にクウは
「あれは料理じゃないという言葉が気になるんだ。俺の直感が商人がかかわっている気がしてな」
 と、怖い感じのする笑みを変えて不適な笑みへと姿を変えた。

 クウの生まれ故郷――クウがいた世界――そこは、貧富の差が激しい世界だった。金を持つものが正義で持たないものが駆逐される世界だった。
 クウの緑色の髪と灰色の瞳というのはその世界では普通のことだ。
 クウは、捨て子だった。
 五歳のとき、親に捨てられてしまったのだ。母親に捨てられたのだ。
 飢え死に寸前でクウは町をさまよった。
 ――その捨てられた日は寒い冬だった。雪すら降り注ぎ、投資者が出たとしても驚かないような寒空だった。親としての情のない母親だった。
 クウはさ迷い歩いたが、貧富の差が激しく浮浪者はたくさんいて、まだ押さない子供が手に入るような食べ物や暖かい寝床は見つからなかった。
 行き倒れ、寒空の雪の上で倒れたときに現れたのは『クウ』だった。
 正確に言うなら、初代クウとでも言うべきだろうか・・・。
 クウは、その初代に拾われクウという名前を継いでいる。トレジャーハンターといわれているのも、その初代を継いでいるのだ。
 その恨みからだろうか、執念なのだろうか・・・。金を持っているということを自慢げに話す者を見ると、・・・子を捨てた親や親から離れられない子を見ると、クウは普段消えてしまったのかと思うほど少ない感情を燃え滾らせる。
 と、いうことをマントから聞いたのは、その日ジョージの店の近くの宿で止また夜のことだった。
「わたしが、言ったということはご内密にしてくださいね」
 と、マントは最後にそういった。
 おそらく、クウが勝負に乗ったのはそのエレオードが気に入らなかったのもあるのだろうということは話を聞いた、リナにガウリィにアメリアにゼルガディスにも想像ついた。

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34830白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Fkou 2009/11/11 20:55:17
記事番号34637へのコメント

「と、言うわけで」
 なにが、どういう訳なのかはわからないがクウは翌日、朝食を食べ終えた後全員を集めてこういった。
「なにが、『と、言うわけで』なのよ」
 リナの質問にクウは
「いや、なんとなくだが……。それは、ともかく」
 なんとなくかい……と、言う突っ込みは無視しながらクウは言った。
「何はともあれ、まずは敵情視察だ」
 と、――その結果――

 クウが開いた入り口から入り、衣装部屋と言う部屋へと案内され、ここで変装すると言うことになったのだ。
「しっかし、この世界は普段だれも居ないの?」
「いえ。この空間の掃除用ロボット……アイアン・ゴーレムみたいなものですね。それらが居ますし……。
 現在、ちょっとした野暮用でこの世界にいる方もいますし……。
 たしか、ムービールームで映画を見ているはずですよ。
 きっちり、コーラとポップコーンを持って見てましたね」
 と、リナの質問にマントは答えた。
「へぇ〜。どんな奴なの。そいつ」
「物好きな方ですね。あなた方と一緒にいるなんて僕には理解できませんね」
 と、リナとゼロスが言う。
「この空間は、娯楽施設もそろえていますよ。プールに海にゲームセンターに遊園地にハイキング向きの山からロックスライム向きの山までありますし……」
 と、マントが言う。
「しっかし、あなた方と一緒にいられるなんてよっぽどの馬鹿か性格が悪い方なんでしょうね」
 お前がそう言っていたことを伝えておくよ……。と、側で聞いていたクウが胸中でつぶやいた。
 そこに、ゼルガディスがクウに近寄って来た。
「これは?」
 と、ゼルガディスが肌色のなにかをもって言った。
「変装用のマスクだ。……どっかの世界の特殊素材でできたもので人間の肌そっくりの見た目だ。
 それをつけとけば、まず正体はばれない」
 と、クウが言った。

『スリースターレストラン』
 と、言う文字が金色に輝き太陽を反射して目にちらつく。
「いかにも、成金趣味といった感じだな」
 と、ゼルガディスが言い
「ルルーさん。言葉、言葉」
 アメリアに言われゼルガディスもとい、ルルーがうめく。
「な、成金趣味……みたいですね」
 その口元は引きつっていて作り物の人の肌もどきがヘンなしわができている。
 ゼルはそのしわを丹念に直す。
 これじゃぁ、これをもらって旅をしてみるというのは難しいかもしれないな……。と、冷静に考えているゼルガディスが居た。
「まぁ、見た目は味と関係ないけどね」
 と、リナが苦笑混じりに言った。
 リナ達は服装を変えた。なんでもレビの趣味らしくいろいろな服がありリナ達も楽しんで選んだ。
 リナが今着ているのは、茶色いワンピースで襟と裾が白く赤いリボンが首元についている。
 クウ曰く、あの商人はめったに店に直接でないだろうし出たとしても魔道士姿の少女と白い服をきた少女に白い服を着た男と傭兵姿の男などと詳しく顔を見ているのは、啖呵を切ったクウだけだろうと判断していた。
 クウはと言うとレビとの融合でどちらかというと愛嬌のあるあどけない性根といった雰囲気で髪の毛も薄い銀色になっている。
 服装も、どちらかというと女々しいと言った雰囲気の服だ。
 アメリアが着ているのは、紫色のワンピースで青い花が可愛らしさを強めている。頭に同系色の髪飾りをつけている。
 ガウリィはと言うと、何時もと違い動きやすそうな服を着て髪の毛を後ろで一つに結んでいる。
 ゼルガディスは肌色の人のそっくりの肌をつけているため、一気に見違えるようだ。
 見て、まるで人間のようだと言われたゼルガディスは不機嫌な顔をしたのだが……。
 ゼロス達はと言うと魔族なので姿を適当に変えたりしていた。
 こうして、彼らは店へと入っていった。

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34835Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Fセス 2009/11/13 21:38:58
記事番号34830へのコメント

こんばんは、kouさん。

>「しっかし、あなた方と一緒にいられるなんてよっぽどの馬鹿か性格が悪い方なんでしょうね」
> お前がそう言っていたことを伝えておくよ……。と、側で聞いていたクウが胸中でつぶやいた。
・・・ゼロス君、知らないとはいえなんつー発言をするんだ・・・
> そこに、ゼルガディスがクウに近寄って来た。
>「これは?」
> と、ゼルガディスが肌色のなにかをもって言った。
>「変装用のマスクだ。……どっかの世界の特殊素材でできたもので人間の肌そっくりの見た目だ。
> それをつけとけば、まず正体はばれない」
> と、クウが言った。
>
>『スリースターレストラン』
> と、言う文字が金色に輝き太陽を反射して目にちらつく。
>「いかにも、成金趣味といった感じだな」
> と、ゼルガディスが言い
>「ルルーさん。言葉、言葉」
> アメリアに言われゼルガディスもとい、ルルーがうめく。
>「な、成金趣味……みたいですね」
ええと・・・女装してるんでしょうか?
> リナが今着ているのは、茶色いワンピースで襟と裾が白く赤いリボンが首元についている。
> アメリアが着ているのは、紫色のワンピースで青い花が可愛らしさを強めている。頭に同系色の髪飾りをつけている。
リナとアメリア、珍しく女の子っぽい格好してますね
> ガウリィはと言うと、何時もと違い動きやすそうな服を着て髪の毛を後ろで一つに結んでいる。
> ゼルガディスは肌色の人のそっくりの肌をつけているため、一気に見違えるようだ。
> 見て、まるで人間のようだと言われたゼルガディスは不機嫌な顔をしたのだが……。
みんなひでえ・・・(笑


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34837Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Fkou 2009/11/14 10:22:50
記事番号34835へのコメント


>こんばんは、kouさん。
 おはようございます。セスさん。
>>「しっかし、あなた方と一緒にいられるなんてよっぽどの馬鹿か性格が悪い方なんでしょうね」
>> お前がそう言っていたことを伝えておくよ……。と、側で聞いていたクウが胸中でつぶやいた。
>・・・ゼロス君、知らないとはいえなんつー発言をするんだ・・・
 その頃ルーちゃんは、ハリー○ッターの映画を見ながらくしゃみをしました。
 クウの告げ口を聞いてその後ルーちゃんが何を企むかは………。ふっふっふ・・。

>>『スリースターレストラン』
>> と、言う文字が金色に輝き太陽を反射して目にちらつく。
>>「いかにも、成金趣味といった感じだな」
>> と、ゼルガディスが言い
>>「ルルーさん。言葉、言葉」
>> アメリアに言われゼルガディスもとい、ルルーがうめく。
>>「な、成金趣味……みたいですね」
>ええと・・・女装してるんでしょうか?
 それについての説明はこの後で……
>> リナが今着ているのは、茶色いワンピースで襟と裾が白く赤いリボンが首元についている。
>> アメリアが着ているのは、紫色のワンピースで青い花が可愛らしさを強めている。頭に同系色の髪飾りをつけている。
>リナとアメリア、珍しく女の子っぽい格好してますね
 レビのコレクションの服なので可愛らしい服がほとんどなんです。
 レビは基本としてかわいいものやキュートなものを好む性格ですので……。そう言うのが似合うからという理由で女性の姿を好んでいますし……。
>> ガウリィはと言うと、何時もと違い動きやすそうな服を着て髪の毛を後ろで一つに結んでいる。
>> ゼルガディスは肌色の人のそっくりの肌をつけているため、一気に見違えるようだ。
>> 見て、まるで人間のようだと言われたゼルガディスは不機嫌な顔をしたのだが……。
>みんなひでえ・・・(笑
 ゼル=岩肌と言う図式が完璧にできていますから……。肌色のゼルガディスと言うのはある意味レアですね。
 これを聞いたゼルが「レゾの馬鹿やろぉぉぉ」と、吠えたりして……(笑い)
 以上、kouでした。セスさんレスありがとうございました。
>

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34842白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Gkou 2009/11/16 18:04:15
記事番号34637へのコメント

k ふと、気づいた前回のを書いてからかなり時間がたっていた。
L なにか、言うことは?
k ……テストが近いからなぁ……。
L ほう……。(どこからか、釘バットを取り出す)
k あ、あの……、そんな今日日懐かしすぎて新しく感じてしまうような凶器をどこから……
L クウ達の空間の武器庫にあった。
k では、どうぞ!! (そう言いながら逃げ出すkou。追いかけるL様)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ったく、なんで俺だけ……。ゼルガディスは不満だった。
 話は、少し前まで戻る。
「すまん。ゼル。お前は女装してくれ」
「断る」
 クウの言葉に間髪入れずゼルガディスが応えた。
「だいたい、どうして俺だけなんだ」
「……お前に合うサイズの服が女物だけだったんだ。
 そもそも、男ものはレビの趣味じゃないせいで少ないし……。俺のじゃきつい」
 クウの言う通り、クウは年齢の割に小柄で身長が低い。華奢とはいえ長身のゼルガディスでは、クウの服は合わない。
「ガウリィはどうなんだ」
「マントの体に着せる服に丁度いいのがあったんだ。残念だが、お前のはなかった」
「……このマスクをつけとけば、まずばれないと思うが」
「その言葉は、後ろの連中に言え」
 それだけ言うと、クウは着替えるために別の部屋へと向かった。
 ゼルガディスはいやな予感がしたが、振り向くと満面の笑みを浮かべた……正確に言うならば、おもしろいおもちゃで遊ぼうとしている子供のような笑みを浮かべたリナにアメリア、そしてレビがいた。

 ゼルガディスの悲鳴が響き渡った。
「……?…… なんか聞こえた?」
 暗闇が支配する部屋で大画面で劇場版スレイヤーズを見ていたルーちゃんが、くるりと振り向いてそうつぶやいた。

 その結果、ゼルガディスはと言うと……白いノースリーブのワンピースを着ていたりする。
 アメリア曰く、楚々とした美人と言ったイメージらしい。
 さて、――――
 案内されてレストランの中に入るとそこは、
「なるほどねぇ。こりゃ人気あるわ」
 リナがそうつぶやいた。
 たくさんの客がごった返して座っており、たくさんの料理に舌鼓を打っている。
 リナ達はとりあえず、一番オーソドックスなのを選び注文する。
 しばし待つこと
「お待たせしました」
 そう言うと、彼らの前にスープが置かれる。
 リナ達は正直言うと期待していた。なにしろ、ジョージの店を筆頭にたくさんの店から客を奪うほどの味の料理なのだ。
 リナはわくわくしながら、コンソメスープを口につけた。
「―――、これって―――」
 リナが眉をひそめた
「出るぞ」
 クウが言うと、までいっぱいしか食していないスープをおいたまま席を立つ。
「え? リナさん? クウさん? ガウリィさん? レビさん?」
 すたすたと席を立った彼女らを追いかけてアメリアにゼルガディス(もとい、ルルー)に魔族一行はあわてて追いかけていく。
「お、お客様? どうかなさいました?」
 わりと責任のある従業員らしい一人が、追いかけて聞くと
「俺は、料理を食べに来たんだ」
 と、言うとさっさとレストランを出た。 

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34848Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Gセス 2009/11/17 20:34:55
記事番号34842へのコメント

こんばんは、kouさん。
>「だいたい、どうして俺だけなんだ」
>「……お前に合うサイズの服が女物だけだったんだ。
> そもそも、男ものはレビの趣味じゃないせいで少ないし……。俺のじゃきつい」
> クウの言う通り、クウは年齢の割に小柄で身長が低い。華奢とはいえ長身のゼルガディスでは、クウの服は合わない。
>「ガウリィはどうなんだ」
>「マントの体に着せる服に丁度いいのがあったんだ。残念だが、お前のはなかった」
>「……このマスクをつけとけば、まずばれないと思うが」
>「その言葉は、後ろの連中に言え」
> それだけ言うと、クウは着替えるために別の部屋へと向かった。
> ゼルガディスはいやな予感がしたが、振り向くと満面の笑みを浮かべた……正確に言うならば、おもしろいおもちゃで遊ぼうとしている子供のような笑みを浮かべたリナにアメリア、そしてレビがいた。
>
> ゼルガディスの悲鳴が響き渡った。
・・・女性陣のおもちゃにされたゼルガディスに合掌(笑
>「……?…… なんか聞こえた?」
> 暗闇が支配する部屋で大画面で劇場版スレイヤーズを見ていたルーちゃんが、くるりと振り向いてそうつぶやいた。
>
> その結果、ゼルガディスはと言うと……白いノースリーブのワンピースを着ていたりする。
> アメリア曰く、楚々とした美人と言ったイメージらしい。
当のゼルガディスはそんな評価を喜ばないでしょうね・・・
> さて、――――
> 案内されてレストランの中に入るとそこは、
>「なるほどねぇ。こりゃ人気あるわ」
> リナがそうつぶやいた。
> たくさんの客がごった返して座っており、たくさんの料理に舌鼓を打っている。
> リナ達はとりあえず、一番オーソドックスなのを選び注文する。
> しばし待つこと
>「お待たせしました」
> そう言うと、彼らの前にスープが置かれる。
> リナ達は正直言うと期待していた。なにしろ、ジョージの店を筆頭にたくさんの店から客を奪うほどの味の料理なのだ。
> リナはわくわくしながら、コンソメスープを口につけた。
>「―――、これって―――」
> リナが眉をひそめた
>「出るぞ」
> クウが言うと、までいっぱいしか食していないスープをおいたまま席を立つ。
>「え? リナさん? クウさん? ガウリィさん? レビさん?」
> すたすたと席を立った彼女らを追いかけてアメリアにゼルガディス(もとい、ルルー)に魔族一行はあわてて追いかけていく。
>「お、お客様? どうかなさいました?」
> わりと責任のある従業員らしい一人が、追いかけて聞くと
>「俺は、料理を食べに来たんだ」
> と、言うとさっさとレストランを出た。 
料理と呼べる代物ではなかった、ってことですね。

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34850Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Gkou 2009/11/17 21:19:45
記事番号34848へのコメント

>こんばんは、kouさん。
 こんばんは、セスさん。
>>「……このマスクをつけとけば、まずばれないと思うが」
>>「その言葉は、後ろの連中に言え」
>> それだけ言うと、クウは着替えるために別の部屋へと向かった。
>> ゼルガディスはいやな予感がしたが、振り向くと満面の笑みを浮かべた……正確に言うならば、おもしろいおもちゃで遊ぼうとしている子供のような笑みを浮かべたリナにアメリア、そしてレビがいた。
>> ゼルガディスの悲鳴が響き渡った。
>・・・女性陣のおもちゃにされたゼルガディスに合掌(笑
 ゼルって女装が似合いそうな感じだものですから………。
>> その結果、ゼルガディスはと言うと……白いノースリーブのワンピースを着ていたりする。
>> アメリア曰く、楚々とした美人と言ったイメージらしい。
>当のゼルガディスはそんな評価を喜ばないでしょうね・・・
 本来は、クールでお茶目な魔法剣士なんですけれど……。
>> そう言うと、彼らの前にスープが置かれる。
>> リナ達は正直言うと期待していた。なにしろ、ジョージの店を筆頭にたくさんの店から客を奪うほどの味の料理なのだ。
>> リナはわくわくしながら、コンソメスープを口につけた。
>>「―――、これって―――」
>> リナが眉をひそめた
>>「出るぞ」
>> クウが言うと、までいっぱいしか食していないスープをおいたまま席を立つ。
>>「え? リナさん? クウさん? ガウリィさん? レビさん?」
>> すたすたと席を立った彼女らを追いかけてアメリアにゼルガディス(もとい、ルルー)に魔族一行はあわてて追いかけていく。
>>「お、お客様? どうかなさいました?」
>> わりと責任のある従業員らしい一人が、追いかけて聞くと
>>「俺は、料理を食べに来たんだ」
>> と、言うとさっさとレストランを出た。 
>料理と呼べる代物ではなかった、ってことですね。
 その通りです。まぁ、食材も普通じゃないんですよね。(それは、ジョージの店でも同じだけれど……)
 短い返事ですが、ありがとうござました。

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34853Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Gホリ 2009/11/18 11:27:55
記事番号34842へのコメント


 気づけば、ずいぶん長い事コメントをしていなかったホリです。
 と言うわけで、お久しぶりです、kouさん。
> ったく、なんで俺だけ……。ゼルガディスは不満だった。
> 話は、少し前まで戻る。
>「すまん。ゼル。お前は女装してくれ」
 なんか、いろいろな所で女装・男装ネタとかが多いですね。
 ちなみに、私はそーユーのは苦手です。
>「断る」
> クウの言葉に間髪入れずゼルガディスが応えた。
 まあ、そうですね・・・・・・
>「だいたい、どうして俺だけなんだ」
>「……お前に合うサイズの服が女物だけだったんだ。
> そもそも、男ものはレビの趣味じゃないせいで少ないし……。俺のじゃきつい」
> クウの言う通り、クウは年齢の割に小柄で身長が低い。華奢とはいえ長身のゼルガディスでは、クウの服は合わない。
>「ガウリィはどうなんだ」
>「マントの体に着せる服に丁度いいのがあったんだ。残念だが、お前のはなかった」
>「……このマスクをつけとけば、まずばれないと思うが」
>「その言葉は、後ろの連中に言え」
> それだけ言うと、クウは着替えるために別の部屋へと向かった。
> ゼルガディスはいやな予感がしたが、振り向くと満面の笑みを浮かべた……正確に言うならば、おもしろいおもちゃで遊ぼうとしている子供のような笑みを浮かべたリナにアメリア、そしてレビがいた。
 こーゆー時の女性陣て怖い。
>
> ゼルガディスの悲鳴が響き渡った。
>「……?…… なんか聞こえた?」
> 暗闇が支配する部屋で大画面で劇場版スレイヤーズを見ていたルーちゃんが、くるりと振り向いてそうつぶやいた。
 誰に聞いてんですか、ルーちゃん様・・・‥。
> その結果、ゼルガディスはと言うと……白いノースリーブのワンピースを着ていたりする。
> アメリア曰く、楚々とした美人と言ったイメージらしい。
 わからないですね〜
> さて、――――
> 案内されてレストランの中に入るとそこは、
>「なるほどねぇ。こりゃ人気あるわ」
> リナがそうつぶやいた。
> たくさんの客がごった返して座っており、たくさんの料理に舌鼓を打っている。
> リナ達はとりあえず、一番オーソドックスなのを選び注文する。
> しばし待つこと
>「お待たせしました」
> そう言うと、彼らの前にスープが置かれる。
> リナ達は正直言うと期待していた。なにしろ、ジョージの店を筆頭にたくさんの店から客を奪うほどの味の料理なのだ。
> リナはわくわくしながら、コンソメスープを口につけた。
>「―――、これって―――」
> リナが眉をひそめた
>「出るぞ」
> クウが言うと、までいっぱいしか食していないスープをおいたまま席を立つ。
>「え? リナさん? クウさん? ガウリィさん? レビさん?」
> すたすたと席を立った彼女らを追いかけてアメリアにゼルガディス(もとい、ルルー)に魔族一行はあわてて追いかけていく。
 ルルーって・・・・・・。
>「お、お客様? どうかなさいました?」
> わりと責任のある従業員らしい一人が、追いかけて聞くと
>「俺は、料理を食べに来たんだ」
> と、言うとさっさとレストランを出た。
 料理ではなかったと。 
 
 コメントをくださったのに、なかなかレスを送らずにすみません。
 以上、承のAで話が進まないホリでした。

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34854Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Gkou 2009/11/18 20:13:16
記事番号34853へのコメント

> 気づけば、ずいぶん長い事コメントをしていなかったホリです。
> と言うわけで、お久しぶりです、kouさん。
 お久しぶりです。ホリさん。kouです。
>>「すまん。ゼル。お前は女装してくれ」
> なんか、いろいろな所で女装・男装ネタとかが多いですね。
> ちなみに、私はそーユーのは苦手です。
 kouは、結構好きです。端から見ていて、おもしろいし……。(笑い)
>>「断る」
>> クウの言葉に間髪入れずゼルガディスが応えた。
> まあ、そうですね・・・・・・
 誰かがするのを見たりして笑うのは良いが、自分がやるならいやだというのは人間心理ですよね。
>>「……このマスクをつけとけば、まずばれないと思うが」
>>「その言葉は、後ろの連中に言え」
>> それだけ言うと、クウは着替えるために別の部屋へと向かった。
>> ゼルガディスはいやな予感がしたが、振り向くと満面の笑みを浮かべた……正確に言うならば、おもしろいおもちゃで遊ぼうとしている子供のような笑みを浮かべたリナにアメリア、そしてレビがいた。
> こーゆー時の女性陣て怖い。
 女は集団で行動すると、向かうところ敵なしだとkouは、思います。
>>
>> ゼルガディスの悲鳴が響き渡った。
>>「……?…… なんか聞こえた?」
>> 暗闇が支配する部屋で大画面で劇場版スレイヤーズを見ていたルーちゃんが、くるりと振り向いてそうつぶやいた。
> 誰に聞いてんですか、ルーちゃん様・・・‥。
 独り言です。
>> その結果、ゼルガディスはと言うと……白いノースリーブのワンピースを着ていたりする。
>> アメリア曰く、楚々とした美人と言ったイメージらしい。
> わからないですね〜
>> さて、――――
>> 案内されてレストランの中に入るとそこは、
>>「なるほどねぇ。こりゃ人気あるわ」
>> リナがそうつぶやいた。
>> たくさんの客がごった返して座っており、たくさんの料理に舌鼓を打っている。
>> リナ達はとりあえず、一番オーソドックスなのを選び注文する。
>> しばし待つこと
>>「お待たせしました」
>> そう言うと、彼らの前にスープが置かれる。
>> リナ達は正直言うと期待していた。なにしろ、ジョージの店を筆頭にたくさんの店から客を奪うほどの味の料理なのだ。
>> リナはわくわくしながら、コンソメスープを口につけた。
>>「―――、これって―――」
>> リナが眉をひそめた
>>「出るぞ」
>> クウが言うと、までいっぱいしか食していないスープをおいたまま席を立つ。
>>「え? リナさん? クウさん? ガウリィさん? レビさん?」
>> すたすたと席を立った彼女らを追いかけてアメリアにゼルガディス(もとい、ルルー)に魔族一行はあわてて追いかけていく。
> ルルーって・・・・・・。
 まぁ、のりで
>>「お、お客様? どうかなさいました?」
>> わりと責任のある従業員らしい一人が、追いかけて聞くと
>>「俺は、料理を食べに来たんだ」
>> と、言うとさっさとレストランを出た。
> 料理ではなかったと。 
 その通り。
> コメントをくださったのに、なかなかレスを送らずにすみません。
> 以上、承のAで話が進まないホリでした。
 いえいえ、気にはしてません。話が進まないなら、いっそのこと読み返してみたらどうでしょうか。
 意外と、思いつくものですよ。
 以上、kouでした。

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34856白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Hkou 2009/11/18 20:43:13
記事番号34637へのコメント

「あれは、料理じゃないな。
 商人が関わっているかどうかは別としてありゃ、とんでもない店だ」
 と、クウがジョージ達の店について開口一番そういった。
 服を着替えているリナ達が来るのを待ちながらクウは水を四人分頼む。
 しばらくして、リナ達がやってくる。
「……ルーちゃんさんに会ったか?」
「いえ、まだ映画を見ていましたよ。今は、リ○&ス○ィ○チシリーズを見てましたよ」
 と、マントが代わりに言う。
「で、リナさん達が言う料理じゃ無いってどういう意味ですか?」
 アメリアの質問に、リナが椅子に座って答えた。
「あれに、……詳しくはわからなかったけれど、…習慣性のある薬物がまざっていたわ」
 リナの言葉にゼルガディスとアメリアにルナやジョージ達もおどろく。
「あんなものをたくさん食べれば、間違いなく習慣性が身についてそれこそ何度もあの店で注文するわね」
「しかし、よくわかったな」
 ゼルガディスの言葉にリナは
「姉ちゃんにさんざん、仕込まれたからね」
「感謝しなさいね。リナ」
 その言葉を聞いてどういう人なんだとルナをみるリナとガウリィにルナとスポット以外の面々だった。
「……ま、それはまだかわいい方だな」
「そうですか?」
 クウの言葉にジョージは眉をひそめて言う。
「薬を使うなんて、料理人を名乗る資格はありません。そりゃ、薬物か何かで料理の味を調えるのはまだ多少は、わかりますが……」
「材料に比べればまだマシさ。……まぁ、ここの材料も『まとも』とは、言えないが……」
 クウの言葉に、ジョージとキャンシー以外がうなずいたが、ジョージとキャンシーはきょとんとした顔をしていた。

「あのスープにはだしに骨が使われていたな」
「スープのだしに骨を使うのは別にヘンじゃないと思うけど……」
「そうよね。実際に、あたしも鳥の骨をつかってスープのだしを取ったことあるわよ」
 ルナにリナの言葉にクウは首を振って
「ありゃ、……骨は骨でも……人骨だな」
 沈黙がその場を支配していたのは、ほんの数秒だった。
 マントが四粒の薬品を机において言った。
「これを飲むと胃の中にあるものをすべて吐き戻します。……本来なら、毒物を摂取してしまった時用なんですけれどね」
 最後の所を聞いているのかは不明だが、その薬品をものすごい勢いでとると一気にのみこんだリナ達だった。

「ま、これで正真正銘の外道の店というのがわかったな」
 と、クウは顔色変えずにそう言ったが、その場で平然としている人間はクウのほかには居なく、さすがのルナも嫌悪感をあらわにしている。
 平然としているのは、魔族と人間ではないスポットにマントとレビだけだった。
「じゃ、えっとマント魔族で適当に選んで調査させてくれ。お前は監視のためについていけよ」
 と、クウが言った。そして、
「俺らは、店の再建方法を検討しとくから」
 と、笑みを浮かべて言った。

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34858Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Hフィーナ 2009/11/18 21:59:17
記事番号34856へのコメント

こんばんは。kouさん。
>「あれは、料理じゃないな。
>「……ルーちゃんさんに会ったか?」
>「いえ、まだ映画を見ていましたよ。今は、リ○&ス○ィ○チシリーズを見てましたよ」
> と、マントが代わりに言う。
…ヒマなんですね。部下Sいじめにあきたのか?(笑)
>「あれに、……詳しくはわからなかったけれど、…習慣性のある薬物がまざっていたわ」
> リナの言葉にゼルガディスとアメリアにルナやジョージ達もおどろく。
リナに当時たくさん毒を仕込んだあなたも気づかなかったんですかルナさん。
> その言葉を聞いてどういう人なんだとルナをみるリナとガウリィにルナとスポット以外の面々だった。
どういう人かというと、ルナをしっている存在からすると、そういう人だとリナをはじめ答えるような…
>「あのスープにはだしに骨が使われていたな」
>「スープのだしに骨を使うのは別にヘンじゃないと思うけど……」
>「そうよね。実際に、あたしも鳥の骨をつかってスープのだしを取ったことあるわよ」
> ルナにリナの言葉にクウは首を振って
>「ありゃ、……骨は骨でも……人骨だな」
> 沈黙がその場を支配していたのは、ほんの数秒だった。
薬に続いて今度は人骨…腐ってますね。
>「ま、これで正真正銘の外道の店というのがわかったな」
外道&ゲテモノ=商人の図式ですかね。
まだ商人の仕業だという確証はないですけど。
> と、クウは顔色変えずにそう言ったが、その場で平然としている人間はクウのほかには居なく、さすがのルナも嫌悪感をあらわにしている。
> 平然としているのは、魔族と人間ではないスポットにマントとレビだけだった。
>「じゃ、えっとマント魔族で適当に選んで調査させてくれ。お前は監視のためについていけよ」
> と、クウが言った。そして、
>「俺らは、店の再建方法を検討しとくから」
> と、笑みを浮かべて言った。
クウ……またなにか企んでいますね。
まあこんな店とっとと潰したほうがいいですが。
夜は寒いです。コタツが恋しいですね。
でもコタツは外に持っていけない。


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34860Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Hkou 2009/11/19 20:21:16
記事番号34858へのコメント

>こんばんは。kouさん。
 こんばんは。フィーナさん。
>>「……ルーちゃんさんに会ったか?」
>>「いえ、まだ映画を見ていましたよ。今は、リ○&ス○ィ○チシリーズを見てましたよ」
>> と、マントが代わりに言う。
>…ヒマなんですね。部下Sいじめにあきたのか?(笑)
 クウ達の世界を満喫しているんです。
 異世界……と言うよりも異空間での技術がありますから(笑い)
>>「あれに、……詳しくはわからなかったけれど、…習慣性のある薬物がまざっていたわ」
>> リナの言葉にゼルガディスとアメリアにルナやジョージ達もおどろく。
>リナに当時たくさん毒を仕込んだあなたも気づかなかったんですかルナさん。
>> その言葉を聞いてどういう人なんだとルナをみるリナとガウリィにルナとスポット以外の面々だった。
>どういう人かというと、ルナをしっている存在からすると、そういう人だとリナをはじめ答えるような…
 ルナはまだ食べに行っていなかったんです。本当なら、今日食べに行こうと思ったんですけれど、リナ達に任せてみようと考えたのです。
>>「あのスープにはだしに骨が使われていたな」
>>「スープのだしに骨を使うのは別にヘンじゃないと思うけど……」
>>「そうよね。実際に、あたしも鳥の骨をつかってスープのだしを取ったことあるわよ」
>> ルナにリナの言葉にクウは首を振って
>>「ありゃ、……骨は骨でも……人骨だな」
>> 沈黙がその場を支配していたのは、ほんの数秒だった。
>薬に続いて今度は人骨…腐ってますね。
 書いている自分でも外道だなぁと、考えました。
>>「ま、これで正真正銘の外道の店というのがわかったな」
>外道&ゲテモノ=商人の図式ですかね。
 商人に人道と言う言葉はありません。
>まだ商人の仕業だという確証はないですけど。
 まぁ、その可能性はありますね。
>> と、クウは顔色変えずにそう言ったが、その場で平然としている人間はクウのほかには居なく、さすがのルナも嫌悪感をあらわにしている。
>> 平然としているのは、魔族と人間ではないスポットにマントとレビだけだった。
>>「じゃ、えっとマント魔族で適当に選んで調査させてくれ。お前は監視のためについていけよ」
>> と、クウが言った。そして、
>>「俺らは、店の再建方法を検討しとくから」
>> と、笑みを浮かべて言った。
>クウ……またなにか企んでいますね。
 策略かですからv
>まあこんな店とっとと潰したほうがいいですが。
 つぶしたところで、だれも文句を言わないでしょうね
>夜は寒いです。コタツが恋しいですね。
 急に寒くなりましたね。こたつもエアコンもストーブもほしい季節ですね。
>でもコタツは外に持っていけない。
 ……カイロがありますよ。
 でも、それよりも最近話題(?)なのは、新型インフルエンザですね。kouの学校でも受験の季節だというのにはやっていて学級閉鎖になったクラスもあります。
 学級閉鎖になると、冬休み中に学校へ行かなければならないという危険があるので学級閉鎖はいやだなぁ。
 以上、kouでした。
 フィーナさんも風邪やインフルエンザに気をつけてください。

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34865白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Ikou 2009/11/21 23:05:42
記事番号34637へのコメント

k ドラゴンマガジンを買ったんですけれど、……今月どころか来月に再来月もスレイヤーズせれくと4が発売されないと言うことがわかりました。
L ほんきで、遅いわね。
k せめて、来年度……三月までに発売されると良いなぁと願います。
L と、言うことで
k 第十話開催されます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「クウ」
「いえ〜い(棒読み)」
 リナの言葉にクウは棒読み口調でVサインなんぞしながら、クウはそう言った。
「むちゃくちゃ、棒読み口調でごまかさないでどうしてあたし達までウエイトレスをしなくちゃいけないの」
「いくらなんでも、従業員が少なすぎるだろうが!!」
 と、クウはリナに向かって言うが今回の服装は二人とも何時もの服装と違う。
 白いエプロンに黒いウエイトレスやウエーター用の服着ているリナとクウだった。
 ちなみに、クウが創ったというのだから驚きである。
 そもそも、リナ達が先ほど着ていた服……と、言うよりもレビのコレクションの服の数々はほとんどがクウが創ったものなのだ。
「ふまんなら、ゼルとスポットと変わるか?」
「暑そうだからいや」
 クウの言葉にリナは即答した。
 そのゼルとスポットの着ている服というのは、……正確に言うなら服ではなく着ぐるみと言うべきだろう。
 白い猫の着ぐるみ(ゼル)と茶色い犬の着ぐるみ(スポット)である。
 無論、リナは指さして笑いまくった。
「あとは、これから祭に向けてくるだろう客を呼ぶと言うのが、今回の作戦の一つだ」
「……シンプル・イズ・ザ・ベストと言いますしね」
 と、アメリアがうなずく。
「客商売は正攻法が一番無難なんだ」
 と、クウが言った。

「……そもそも、僕は世界を滅ぼすために金色の母から創られた魔王様によって生み出された五人の腹心の内のお一人ゼラス=メタリオム様から創られた直属の部下なんですよ。
 恐れ多くも、ゼラスという名前から名前をおとりになりゼロスという名前をいただいたぐらいなんですよ。
 僕が一体何をしたと言うんですか?
 そりゃ、神にほめられるような事をしていないと言う自覚ぐらいありますよ。
 ですけれど、……あんな輩に手足のように扱われる理由なんて……」
「なにぶつぶつと言っているんですか。ゼロス殿」
 壁に向かって愚痴るゼロスに向かってディーはそう言った。
 とはいえ、その愚痴る気持ちは同感なのだが……。
 食材庫らしい場所を見ながら言う。
 肉を保管するらしい冷却魔法を応用したらしくその場所は冷たく温度が低い。
 人間なら、長時間ここにいたら凍死する可能性があるかもしれないが、魔族である彼らは平気である。
 つり下げられた肉は、なるほどとんでもないものだった。
「人骨だけじゃなくて〜、本体も使っていたんでしょうね〜。
 まさしく、血や肉をうるような商人ですね〜」
 と、ヒュレイカーがのほほんとした口調で言うが、見ている光景はその口調とはあまりにも不釣り合いだった。
 ぶら下がったそれは、幼い子供の物や若い人物のものだと言うことは一目でわかった。
「まぁ、人間の味覚は基本的に必要としている栄養があれば美味と感じるそうですから……」
 と、ノーストがつぶやく。
「必要としている体への栄養が間違いなくあるでしょうね。これらに、」
 と、それを見ていった。
「でしょうね」
 と、そのそばで食材を調べていたマントがあっさりと言った。

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34875白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Jkou 2009/11/23 17:39:39
記事番号34637へのコメント

「と、言うわけでビラ配り頼むな」
 クウの言葉に
『断る』
 ゼルとスポットの言葉は見事にハモった。
 しかし、クウは予想していたかのように笑みを浮かべて
「これは、異世界の合成技術を記してある書物だ。がんばってくれたらやる」
「本当か!!」
 ゼルは思わず身を乗り出して聞くと
「安心しろ。俺は嘘をついたことがある」
「……いや、その言葉を聞いて安心しろと言われても……」
 リナがあきれたように突っ込む。
「だが、約束を破ったことはない」
 その言葉にゼルは急いで外へと飛び出した。
「あと、スポット」
「言っておくが、俺の名前はスポットじゃなくてディルギアだ」
 クウの言葉にスポットが吠える。が、クウは全く気にしていない様子で独り言のように、
「ルナさんが、ちゃんとやらないとお仕置きよv と、言っていたぞ」
「いってきまーす」
 猛ダッシュしていくスポットだった。
 そんな、二人をみてリナは
「……レゾもあの二人を操るのは簡単だったでしょうね」
 と、つぶやいたのだった。

「なるほど……」
 マントは食材の一部を調べながらつぶやいた。
 そこに、
「誰だ!!」
 と、声が響いた。
「黙らせるか」
 と、ディーが言うと
「いえ、退散しましょう。今回はなるだけ穏便にですから」
 と、マントがそう言うとコードのような糸でディーの首を絞めるような形で引っ張りながら外へと向かった。

「よぉ。お帰り」
 レストランの内装を整えながらガウリィはか帰ってきたマント達に言った。
「どうも、ガウリィさん。ところで、何をしているのですか」
 ゼロスがガウリィに聞く。
「ああ、内装をすこし変えているんだ。
 すげぇぞ。クウの持っているのでボタンをおすと色が変化するんだ」
 と、カラースプレーを壁に吹き付けながらそう言った。
「料理が美味しそうに見える色を吹きかけているんだ。店内も明るくなるしな」
 と、壊れた机を直しながらクウは言った。
「ところで、マント。あそこの食材はどうだった」
「人肉を使ってました」
「……肉料理を食う前にでて正解だったな」
 マントの言葉に、さすがに胸のあたりをさすりながらそう言った。
「あと、食材ですがかなり薬物を入れ込んだ食材ですね。
 おそらく、料理を創っている料理人は気づいていないですが、食材と一緒に薬物を調理してしまっている様子です」
「と、言うことは料理人は共犯じゃないという訳ね」
 と、ルナがやんわりとした笑みを浮かべて言った。
「なら、支配人をぶちのめせば良いのね。
 いっそのこと、その食材をたっぷり食べさせて中毒にしてあげましょうかしら」
 と、やんわりと言った。
「まぁ、商人が関わっているかどうかはまだ謎だがな」
 と、クウが自分にしか聞こえないような小さな声でつぶやいた。

「……楽しそうだな」
 一目でわかる高級感あふれる部屋。しかし、どこか居心地が悪く感じるのは、統一感のない品々だからだろう。
 そんな部屋で書類を眺めている男=エレオードにその男はそう言った。
 体つきは深くかぶったローブでわからないが、長い銀色の青い瞳の端正な顔立ちの男だった。
 しかし、どこで怪我したのだろうか頬に深い傷跡が残っている
「楽しいに決まっているだろう。
 貴様の持ってきた薬のおかげでおもしろいように儲かっているのだ。
 貴様の言う通り、なかなかおもしろいが本当に金はいらないのか」
「ああ。わたしが望むのは金などではない」
 そう言うと、その男はその場を立ち去る。
 廊下を歩きながら商人はつぶやく。おのれの中にある強い望みが独りでに心の中から出るかのように……
「わたしは、あの女から自由になりたい。
 わたしは、あの女の支配を打ち砕き、そしてあの女からすべてを奪い去りたい。
 そのために、わたしは力を手に入れる」
 そうつぶやき、笑みを浮かべる。
「そして、あいつをわたしの中へと引き込む」
 その目には憎悪が映っていた。

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34876Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 J水野 2009/11/23 20:27:17
記事番号34875へのコメント

こんにちは、kouさん

>「と、言うわけでビラ配り頼むな」
> クウの言葉に
>『断る』
> ゼルとスポットの言葉は見事にハモった。

確かにそうでしょう……あの二人なら……。

> しかし、クウは予想していたかのように笑みを浮かべて
>「これは、異世界の合成技術を記してある書物だ。がんばってくれたらやる」

あくまで、合成技術のみでそれを元に戻す方法は記してないという落ちだったりして……。

>「本当か!!」
> ゼルは思わず身を乗り出して聞くと
>「安心しろ。俺は嘘をついたことがある」
>「……いや、その言葉を聞いて安心しろと言われても……」
> リナがあきれたように突っ込む。

たしかに、そうだな……;

>「だが、約束を破ったことはない」
> その言葉にゼルは急いで外へと飛び出した。

哀れな……

>「あと、スポット」
>「言っておくが、俺の名前はスポットじゃなくてディルギアだ」
> クウの言葉にスポットが吠える。が、クウは全く気にしていない様子で独り言のように、

あらまー、すっかりスポットと言う名が定着しちゃって;

>「ルナさんが、ちゃんとやらないとお仕置きよv と、言っていたぞ」
>「いってきまーす」
> 猛ダッシュしていくスポットだった。

よっぽどルナさんのお仕置きが恐いのですね……;

> そんな、二人をみてリナは
>「……レゾもあの二人を操るのは簡単だったでしょうね」
> と、つぶやいたのだった。

ですね……

>「なるほど……」
> マントは食材の一部を調べながらつぶやいた。

あの薬漬けの食材や非人道的な材料のフルコースですか……。

> そこに、
>「誰だ!!」
> と、声が響いた。
>「黙らせるか」
> と、ディーが言うと

おそらく黙らせる=殺すでしょうか……?

>「いえ、退散しましょう。今回はなるだけ穏便にですから」
> と、マントがそう言うとコードのような糸でディーの首を絞めるような形で引っ張りながら外へと向かった。

おい、窒息するぞ……。

>「よぉ。お帰り」
> レストランの内装を整えながらガウリィはか帰ってきたマント達に言った。
>「どうも、ガウリィさん。ところで、何をしているのですか」
> ゼロスがガウリィに聞く。
>「ああ、内装をすこし変えているんだ。
> すげぇぞ。クウの持っているのでボタンをおすと色が変化するんだ」
> と、カラースプレーを壁に吹き付けながらそう言った。
>「料理が美味しそうに見える色を吹きかけているんだ。店内も明るくなるしな」

明るい食事場が美味しい食事が出来る環境ですからね

> と、壊れた机を直しながらクウは言った。
>「ところで、マント。あそこの食材はどうだった」
>「人肉を使ってました」
>「……肉料理を食う前にでて正解だったな」
> マントの言葉に、さすがに胸のあたりをさすりながらそう言った。

ですね……

>「あと、食材ですがかなり薬物を入れ込んだ食材ですね。
> おそらく、料理を創っている料理人は気づいていないですが、食材と一緒に薬物を調理してしまっている様子です」

気づいてないのか……。つまり、食材を購入している人がそれを知っていると言う事ですか……。

>「と、言うことは料理人は共犯じゃないという訳ね」
> と、ルナがやんわりとした笑みを浮かべて言った。
>「なら、支配人をぶちのめせば良いのね。
> いっそのこと、その食材をたっぷり食べさせて中毒にしてあげましょうかしら」
> と、やんわりと言った。

おっそろしいですね

>「まぁ、商人が関わっているかどうかはまだ謎だがな」
> と、クウが自分にしか聞こえないような小さな声でつぶやいた。

もしかして、商人が関わってなかったら見捨てる気では……

>「……楽しそうだな」
> 一目でわかる高級感あふれる部屋。しかし、どこか居心地が悪く感じるのは、統一感のない品々だからだろう。

あぁ、【芸術評価】が高いから値段も高い物ではなく【原材料価値】が高いから値段が高いという品々で纏めているからですか……

> そんな部屋で書類を眺めている男=エレオードにその男はそう言った。
> 体つきは深くかぶったローブでわからないが、長い銀色の青い瞳の端正な顔立ちの男だった。
> しかし、どこで怪我したのだろうか頬に深い傷跡が残っている
>「楽しいに決まっているだろう。
> 貴様の持ってきた薬のおかげでおもしろいように儲かっているのだ。
> 貴様の言う通り、なかなかおもしろいが本当に金はいらないのか」

貴様は金さえ儲けられたら後はどうでも良いのかね?

>「ああ。わたしが望むのは金などではない」
> そう言うと、その男はその場を立ち去る。
> 廊下を歩きながら商人はつぶやく。おのれの中にある強い望みが独りでに心の中から出るかのように……
>「わたしは、あの女から自由になりたい。

あの女……もしかして、金髪のあの人のことか?

> わたしは、あの女の支配を打ち砕き、そしてあの女からすべてを奪い去りたい。
> そのために、わたしは力を手に入れる」

うーみゅ……、微妙だな……。
とりあえず、魔族じゃないというのは確定だね。

> そうつぶやき、笑みを浮かべる。
>「そして、あいつをわたしの中へと引き込む」
> その目には憎悪が映っていた。

商人の目的は恐ろしい物ですね……。

以上水野でした
続きを楽しみにしていますよ

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34880Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Jkou 2009/11/24 20:56:34
記事番号34876へのコメント

>こんにちは、kouさん
 こんにちは、水野さん
>>「と、言うわけでビラ配り頼むな」
>> クウの言葉に
>>『断る』
>> ゼルとスポットの言葉は見事にハモった。
>確かにそうでしょう……あの二人なら……。
 と、言うか着ぐるみ着るのもいやがったと思います。
>> しかし、クウは予想していたかのように笑みを浮かべて
>>「これは、異世界の合成技術を記してある書物だ。がんばってくれたらやる」
>あくまで、合成技術のみでそれを元に戻す方法は記してないという落ちだったりして……。
 技術だけでも、収穫にはなりますよ
>>「本当か!!」
>> ゼルは思わず身を乗り出して聞くと
>>「安心しろ。俺は嘘をついたことがある」
>>「……いや、その言葉を聞いて安心しろと言われても……」
>> リナがあきれたように突っ込む。
>たしかに、そうだな……;
>>「だが、約束を破ったことはない」
>> その言葉にゼルは急いで外へと飛び出した。
>哀れな……
>>「あと、スポット」
>>「言っておくが、俺の名前はスポットじゃなくてディルギアだ」
>> クウの言葉にスポットが吠える。が、クウは全く気にしていない様子で独り言のように、
>あらまー、すっかりスポットと言う名が定着しちゃって;
 もはや、ディルギアってだれ? と、言うのり
>>「ルナさんが、ちゃんとやらないとお仕置きよv と、言っていたぞ」
>>「いってきまーす」
>> 猛ダッシュしていくスポットだった。
>よっぽどルナさんのお仕置きが恐いのですね……;
 だってねぇ
>> そんな、二人をみてリナは
>>「……レゾもあの二人を操るのは簡単だったでしょうね」
>> と、つぶやいたのだった。
>ですね……
 単純な旧名ディルギアになんだかんだと、扱いやすいゼル
>>「なるほど……」
>> マントは食材の一部を調べながらつぶやいた。
>あの薬漬けの食材や非人道的な材料のフルコースですか……。
>> そこに、
>>「誰だ!!」
>> と、声が響いた。
>>「黙らせるか」
>> と、ディーが言うと
>おそらく黙らせる=殺すでしょうか……?
 殺す以外にも、いろいろ鬼畜な方法がありますよ
>>「いえ、退散しましょう。今回はなるだけ穏便にですから」
>> と、マントがそう言うとコードのような糸でディーの首を絞めるような形で引っ張りながら外へと向かった。
>おい、窒息するぞ……。
 魔族は呼吸しません
>>「よぉ。お帰り」
>> レストランの内装を整えながらガウリィはか帰ってきたマント達に言った。
>>「どうも、ガウリィさん。ところで、何をしているのですか」
>> ゼロスがガウリィに聞く。
>>「ああ、内装をすこし変えているんだ。
>> すげぇぞ。クウの持っているのでボタンをおすと色が変化するんだ」
>> と、カラースプレーを壁に吹き付けながらそう言った。
>>「料理が美味しそうに見える色を吹きかけているんだ。店内も明るくなるしな」
>明るい食事場が美味しい食事が出来る環境ですからね
 ま、そんなところ
>> と、壊れた机を直しながらクウは言った。
>>「ところで、マント。あそこの食材はどうだった」
>>「人肉を使ってました」
>>「……肉料理を食う前にでて正解だったな」
>> マントの言葉に、さすがに胸のあたりをさすりながらそう言った。
>ですね……
>>「あと、食材ですがかなり薬物を入れ込んだ食材ですね。
>> おそらく、料理を創っている料理人は気づいていないですが、食材と一緒に薬物を調理してしまっている様子です」
>気づいてないのか……。つまり、食材を購入している人がそれを知っていると言う事ですか……。
 さて、それはまだ不明
>>「と、言うことは料理人は共犯じゃないという訳ね」
>> と、ルナがやんわりとした笑みを浮かべて言った。
>>「なら、支配人をぶちのめせば良いのね。
>> いっそのこと、その食材をたっぷり食べさせて中毒にしてあげましょうかしら」
>> と、やんわりと言った。
>おっそろしいですね
>>「まぁ、商人が関わっているかどうかはまだ謎だがな」
>> と、クウが自分にしか聞こえないような小さな声でつぶやいた。
>もしかして、商人が関わってなかったら見捨てる気では……
 いえ、自分が喧嘩をふっかけたのでさすがにしません
>>「……楽しそうだな」
>> 一目でわかる高級感あふれる部屋。しかし、どこか居心地が悪く感じるのは、統一感のない品々だからだろう。
>あぁ、【芸術評価】が高いから値段も高い物ではなく【原材料価値】が高いから値段が高いという品々で纏めているからですか……
 ようするに、成金
>> そんな部屋で書類を眺めている男=エレオードにその男はそう言った。
>> 体つきは深くかぶったローブでわからないが、長い銀色の青い瞳の端正な顔立ちの男だった。
>> しかし、どこで怪我したのだろうか頬に深い傷跡が残っている
>>「楽しいに決まっているだろう。
>> 貴様の持ってきた薬のおかげでおもしろいように儲かっているのだ。
>> 貴様の言う通り、なかなかおもしろいが本当に金はいらないのか」
>貴様は金さえ儲けられたら後はどうでも良いのかね?
 そうです。
>>「ああ。わたしが望むのは金などではない」
>> そう言うと、その男はその場を立ち去る。
>> 廊下を歩きながら商人はつぶやく。おのれの中にある強い望みが独りでに心の中から出るかのように……
>>「わたしは、あの女から自由になりたい。
>あの女……もしかして、金髪のあの人のことか?
>> わたしは、あの女の支配を打ち砕き、そしてあの女からすべてを奪い去りたい。
>> そのために、わたしは力を手に入れる」
>うーみゅ……、微妙だな……。
>とりあえず、魔族じゃないというのは確定だね。
 はい、
>> そうつぶやき、笑みを浮かべる。
>>「そして、あいつをわたしの中へと引き込む」
>> その目には憎悪が映っていた。
>商人の目的は恐ろしい物ですね……。
 さて、商人の正体は一体。
>以上水野でした
>続きを楽しみにしていますよ
 ありがとうございます。やっと、出すことができた商人です。


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34878Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Jホリ 2009/11/24 08:11:44
記事番号34875へのコメント


>「と、言うわけでビラ配り頼むな」
> クウの言葉に
>『断る』
> ゼルとスポットの言葉は見事にハモった。
> しかし、クウは予想していたかのように笑みを浮かべて
 予想していた答えではありますね。
>「これは、異世界の合成技術を記してある書物だ。がんばってくれたらやる」
>「本当か!!」
> ゼルは思わず身を乗り出して聞くと
>「安心しろ。俺は嘘をついたことがある」
 まあ、嘘ついた事がないっと言ったら嘘になるでしょうね。
>「……いや、その言葉を聞いて安心しろと言われても……」
> リナがあきれたように突っ込む。
>「だが、約束を破ったことはない」
> その言葉にゼルは急いで外へと飛び出した。
 知識とかさえあれば扱いやすい人ですね。
>「あと、スポット」
>「言っておくが、俺の名前はスポットじゃなくてディルギアだ」
> クウの言葉にスポットが吠える。が、クウは全く気にしていない様子で独り言のように、
>「ルナさんが、ちゃんとやらないとお仕置きよv と、言っていたぞ」
>「いってきまーす」
> 猛ダッシュしていくスポットだった。
> そんな、二人をみてリナは
>「……レゾもあの二人を操るのは簡単だったでしょうね」
> と、つぶやいたのだった。
 でも、ルナの脅威はリナが一番分かっているのでは
>「なるほど……」
> マントは食材の一部を調べながらつぶやいた。
> そこに、
>「誰だ!!」
> と、声が響いた。
>「黙らせるか」
> と、ディーが言うと
>「いえ、退散しましょう。今回はなるだけ穏便にですから」
> と、マントがそう言うとコードのような糸でディーの首を絞めるような形で引っ張りながら外へと向かった。
 犬扱いですなぁ
>「よぉ。お帰り」
> レストランの内装を整えながらガウリィはか帰ってきたマント達に言った。
>「どうも、ガウリィさん。ところで、何をしているのですか」
> ゼロスがガウリィに聞く。
>「ああ、内装をすこし変えているんだ。
> すげぇぞ。クウの持っているのでボタンをおすと色が変化するんだ」
> と、カラースプレーを壁に吹き付けながらそう言った。
>「料理が美味しそうに見える色を吹きかけているんだ。店内も明るくなるしな」
> と、壊れた机を直しながらクウは言った。
>「ところで、マント。あそこの食材はどうだった」
>「人肉を使ってました」
>「……肉料理を食う前にでて正解だったな」
> マントの言葉に、さすがに胸のあたりをさすりながらそう言った。
>「あと、食材ですがかなり薬物を入れ込んだ食材ですね。
> おそらく、料理を創っている料理人は気づいていないですが、食材と一緒に薬物を調理してしまっている様子です」
 では、料理人は味見をしていたとしたら中毒者なわけですね・・・・・・
>「と、言うことは料理人は共犯じゃないという訳ね」
> と、ルナがやんわりとした笑みを浮かべて言った。
>「なら、支配人をぶちのめせば良いのね。
> いっそのこと、その食材をたっぷり食べさせて中毒にしてあげましょうかしら」
> と、やんわりと言った。
 やんわり抱けど物騒。ま、そう言う目に遭わせても良いかとは思いますが
>「まぁ、商人が関わっているかどうかはまだ謎だがな」
> と、クウが自分にしか聞こえないような小さな声でつぶやいた。
 でも、全く関係していないとも思わないですね。
>「……楽しそうだな」
> 一目でわかる高級感あふれる部屋。しかし、どこか居心地が悪く感じるのは、統一感のない品々だからだろう。
 成金趣味ですか?
> そんな部屋で書類を眺めている男=エレオードにその男はそう言った。
> 体つきは深くかぶったローブでわからないが、長い銀色の青い瞳の端正な顔立ちの男だった。
> しかし、どこで怪我したのだろうか頬に深い傷跡が残っている
 意外にもその傷がリナ達に関係していたり・・・・・・なわけないですよね
>「楽しいに決まっているだろう。
> 貴様の持ってきた薬のおかげでおもしろいように儲かっているのだ。
> 貴様の言う通り、なかなかおもしろいが本当に金はいらないのか」
>「ああ。わたしが望むのは金などではない」
 と言うより、金が欲しいなら自分でどうにかしていますよね。その力を使って。
> そう言うと、その男はその場を立ち去る。
> 廊下を歩きながら商人はつぶやく。おのれの中にある強い望みが独りでに心の中から出るかのように……
>「わたしは、あの女から自由になりたい。
> わたしは、あの女の支配を打ち砕き、そしてあの女からすべてを奪い去りたい。
> そのために、わたしは力を手に入れる」
> そうつぶやき、笑みを浮かべる。
 あの女って? 誰かは分かりませんが、魔族とかではない事だけ分かりますね。女性とか男性とかは関係ないのだから。
>「そして、あいつをわたしの中へと引き込む」
> その目には憎悪が映っていた。
 以上、ホリでした。

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34881Re:白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Jkou 2009/11/24 21:03:58
記事番号34878へのコメント

 こんにちは、ホリさん。
>>「と、言うわけでビラ配り頼むな」
>> クウの言葉に
>>『断る』
>> ゼルとスポットの言葉は見事にハモった。
>> しかし、クウは予想していたかのように笑みを浮かべて
> 予想していた答えではありますね。
 ある意味、わかりやすい方だ。
>>「これは、異世界の合成技術を記してある書物だ。がんばってくれたらやる」
>>「本当か!!」
>> ゼルは思わず身を乗り出して聞くと
>>「安心しろ。俺は嘘をついたことがある」
> まあ、嘘ついた事がないっと言ったら嘘になるでしょうね。
>>「……いや、その言葉を聞いて安心しろと言われても……」
>> リナがあきれたように突っ込む。
>>「だが、約束を破ったことはない」
>> その言葉にゼルは急いで外へと飛び出した。
> 知識とかさえあれば扱いやすい人ですね。
 目的のためなら、女装も着ぐるみも着る人だから(スレイヤーズネクスト参照)
>>「あと、スポット」
>>「言っておくが、俺の名前はスポットじゃなくてディルギアだ」
>> クウの言葉にスポットが吠える。が、クウは全く気にしていない様子で独り言のように、
>>「ルナさんが、ちゃんとやらないとお仕置きよv と、言っていたぞ」
>>「いってきまーす」
>> 猛ダッシュしていくスポットだった。
>> そんな、二人をみてリナは
>>「……レゾもあの二人を操るのは簡単だったでしょうね」
>> と、つぶやいたのだった。
> でも、ルナの脅威はリナが一番分かっているのでは
 とはいえ、脅しと褒美(アメとムチ)で簡単に動く二人を見てるとそう思ってしまうのでは?
>>「なるほど……」
>> マントは食材の一部を調べながらつぶやいた。
>> そこに、
>>「誰だ!!」
>> と、声が響いた。
>>「黙らせるか」
>> と、ディーが言うと
>>「いえ、退散しましょう。今回はなるだけ穏便にですから」
>> と、マントがそう言うとコードのような糸でディーの首を絞めるような形で引っ張りながら外へと向かった。
> 犬扱いですなぁ
 まぁ、所詮女王様の下部のさらに部下のさらに部下ですし……(非常)
>>「よぉ。お帰り」
>> レストランの内装を整えながらガウリィはか帰ってきたマント達に言った。
>>「どうも、ガウリィさん。ところで、何をしているのですか」
>> ゼロスがガウリィに聞く。
>>「ああ、内装をすこし変えているんだ。
>> すげぇぞ。クウの持っているのでボタンをおすと色が変化するんだ」
>> と、カラースプレーを壁に吹き付けながらそう言った。
>>「料理が美味しそうに見える色を吹きかけているんだ。店内も明るくなるしな」
>> と、壊れた机を直しながらクウは言った。
>>「ところで、マント。あそこの食材はどうだった」
>>「人肉を使ってました」
>>「……肉料理を食う前にでて正解だったな」
>> マントの言葉に、さすがに胸のあたりをさすりながらそう言った。
>>「あと、食材ですがかなり薬物を入れ込んだ食材ですね。
>> おそらく、料理を創っている料理人は気づいていないですが、食材と一緒に薬物を調理してしまっている様子です」
> では、料理人は味見をしていたとしたら中毒者なわけですね・・・・・・
 いえ、味見はしてません。
 詳しくは、秘密ですけれど
>>「と、言うことは料理人は共犯じゃないという訳ね」
>> と、ルナがやんわりとした笑みを浮かべて言った。
>>「なら、支配人をぶちのめせば良いのね。
>> いっそのこと、その食材をたっぷり食べさせて中毒にしてあげましょうかしら」
>> と、やんわりと言った。
> やんわり抱けど物騒。ま、そう言う目に遭わせても良いかとは思いますが
 ホリさんもわりと物騒な……
>>「まぁ、商人が関わっているかどうかはまだ謎だがな」
>> と、クウが自分にしか聞こえないような小さな声でつぶやいた。
> でも、全く関係していないとも思わないですね。
>>「……楽しそうだな」
>> 一目でわかる高級感あふれる部屋。しかし、どこか居心地が悪く感じるのは、統一感のない品々だからだろう。
> 成金趣味ですか?
 そうです。
>> そんな部屋で書類を眺めている男=エレオードにその男はそう言った。
>> 体つきは深くかぶったローブでわからないが、長い銀色の青い瞳の端正な顔立ちの男だった。
>> しかし、どこで怪我したのだろうか頬に深い傷跡が残っている
> 意外にもその傷がリナ達に関係していたり・・・・・・なわけないですよね
 してません。特徴のようなものです。
>>「楽しいに決まっているだろう。
>> 貴様の持ってきた薬のおかげでおもしろいように儲かっているのだ。
>> 貴様の言う通り、なかなかおもしろいが本当に金はいらないのか」
>>「ああ。わたしが望むのは金などではない」
> と言うより、金が欲しいなら自分でどうにかしていますよね。その力を使って。
>> そう言うと、その男はその場を立ち去る。
>> 廊下を歩きながら商人はつぶやく。おのれの中にある強い望みが独りでに心の中から出るかのように……
>>「わたしは、あの女から自由になりたい。
>> わたしは、あの女の支配を打ち砕き、そしてあの女からすべてを奪い去りたい。
>> そのために、わたしは力を手に入れる」
>> そうつぶやき、笑みを浮かべる。
> あの女って? 誰かは分かりませんが、魔族とかではない事だけ分かりますね。女性とか男性とかは関係ないのだから。
 まぁ、もののたとえみたいなものです。
>>「そして、あいつをわたしの中へと引き込む」
>> その目には憎悪が映っていた。
> 以上、ホリでした。
 ありがとうございました。ホリさん。
 ようやく、商人の登場です。とはいえ、彼の正体とか目的はまだまだ秘密ですけれど……
 飽きずに読んでいただくと幸いです。

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34887白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Kkou 2009/11/26 20:12:23
記事番号34637へのコメント

「――ったく、やってられねえな」
「ああ、金持ちだからって威張りやがってよ」
 ビュミラックの町から離れた小さな村……往復しても一時間もかからない程度の村だったりするそこの、酒場で愚痴る三人組の男達。
 何処の世界でも、あまり珍しくない光景とも言えるだろう。
 店主も、ほかの客も取り立てて気にしていない。
 身なりは良く、金も持っていそうだがそれほど懐具合は抜群に良いというわけでもなく、一人は真剣に銅貨3枚で一皿の焼き鳥を注文しようかしないかを真剣に悩んでいたりする。
 そこに、
「よかったら、おごりましょうか」
 と、話しかけた一人の青年が居た。
 年の頃は、二十代後半で黒い髪の毛に眼鏡をかけ、髭の生えた人の良さそうな青年だったりする。
「なんだぁ、あんたぁ」
 一杯銅貨数枚の安酒を飲んでいた三人組のリーダー格らしい一人が聞く。
「いえ、実はわたしフリーのライターをやってまして」
 と、その青年は緑色の留め具のついたコートを着たまま彼らの前の席に座った。

「あれ? マントは?」
 夜も遅くなった頃、そこそこの人数の客が着てそれなりにつかれていたリナは、料理を食べてお風呂に入った後に気づいた。
「ああ、情報収集。
 今回あいつに任せられるのは、今のところこれだけだからな」
 と、クウはお風呂上がりのストレッチなどをしながら言う。
「なにしろ、あいつの創る料理はもはや毒だ」
「……なにも、そこまで言わなくても良いんじゃないんですか?」
 アメリアの言葉にクウは、やけにすんだ瞳で、
「……あれは、昔の事だが……あいつが料理を創ったことがあった。
 たしか、材料に……牛肉とタマネギにニンニクに――」
「普通じゃないですか」
 宮廷育ちの箱入り娘で料理のことはあまり自信のないアメリアも別段変わった材料とは思わなかった。
「あと、王水にアルカリ錠剤に石灰だろ……マンドラゴラの粉末に月の石にヘドロに……」
「ちょっとまてぃ」
 淡々と無表情のまま言うクウにリナが思わず待ったをかけた。
「マントは何を創ろうとしたのよ!!」
「当人は、ビーフ・ストロガノフと言っていたが、実際創ったのはビーフ・『カタストロフ(破滅)』だな」
『………』
 絶句しているリナとアメリアにぼそりと一言
「一滴、金魚鉢に入れたんだが……」
「一滴入れただけで、金魚がぷかぷか浮いて死んだとか」
 リナがおそるおそる聞くと、クウはかぶりを振り
「沸騰した」
『うおい』
 思わず、うめくリナとアメリアにクウはさらに、世間話をするかのような淡々とした口調で
「うんでもって、金魚が溶けた。
 ……ガラスの器は平気だったのが幸いと言っていいのかいけないのか……。
 なぁ、どっちだと思う」
「あっはっはっはっは」
 真顔で聞くクウにリナは乾いた笑いをあげた。

「なんだぁ、そのふりぃのらいたぁと言うのは?」
「余り知られていないのは、しょうがないですね。
 いろいろな情報をまとめて売る仕事ですよ」
「……要するに、情報屋か?」
「ちょっと、違いますね。ほら、最近発売された毎年発行されている『命に関わる危険な生き物ベスト100』知ってますか?」
「ああ、知って居るぞ。俺」
 と、一人が手を挙げて言う。
「今年ついにリナ=インバースが三年連続第十位以上にランキングされたんだ」
「そう言うのを、調べて書いたりして出版社に売り込んだりするのが、ライターです。
 で、わたしはまだ売れていなくって契約している人がいないのでここは、一発大きな情報を手に入れようと思ってますよ」
 と、その青年は言う。
「ほぉ。で、そのあんたがなんで俺らに酒をおごるんだ?」
「ああ。さっき言いましたでしょ。一発大きな情報を探していると、最近有名になっているエレオードさんについて調べているんです。
 あなた方エレオードさんのところで働いているでしょう。
 詳しい話を聞きたいんですよ」
 と、わりと高めの……かといってめちゃくちゃ高いというわけでもない酒とそれなりに高いつまみ類を持ってきたウエイトレスに礼を言って
「さぁ、どうぞ」
 と、人の良さそうな笑みを浮かべてその青年は言った。

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34894白と茶と緑の来訪者と秋色の美食の町 Lkou 2009/11/28 21:25:44
記事番号34637へのコメント

「……まぁ、なんつーか、がめついんだよな。あのエレオードは」
「まぁ。多少のがめつさがなければあれほどの成功は難しいでしょう」
「たしかにな。だけど、ありゃはっきり言って異常だよな」
「だよなぁ。つーか、亡者だ」
「今回の町を一つ自分のものにするなんて言うのもかなりむちゃだしよ」
 口々に言う彼らの言葉を冷静に分析して処理する。
「そういえば、料理を食したのですが」
 青年は、にっこりとほほえんだまま質問を投げかけた。
「あの、お肉は一体なんですか?」
 静かな瞳で彼らを『観察』しながら言う。
 人から情報を聞き出すときは、目をそらして質問してはいけない。
 瞳の動き、髪の毛一本の動きすら見定める事ができれば、その言葉が事実なのか、そしてなにか隠しているか隠し事はなにかを判断することができる。
 無論、かなりの集中力を使用するが……
「さぁな」
 男達の言葉はあっさりとしたものだった。
 とくに、気にしていない様子の言葉だったりする。
「俺らは、所詮雇われ料理人だ。
 向こうが、用意した材料を調理して、言われたとおりの料理を創るだけだ」
「……味見は?」
「いんやしてねぇ。
 ……料理長が直々に料理の味を見定めるんだ」
「料理長とは?」
「エレオード……オーナーの弟さんだよ。なめぇは、……たしか」
 軽い自白剤入りの酒の効果かぺらぺらと喋る言葉を聞きながら青年は、あきれていた。
 雇われであれ、誰かが食べる料理の材料をろくに知らずに創っているという彼らに、……。
 こういうところで愚痴っているだけの料理を創るものとしては三流と言った印象が強い。
 無論、口には出さないが……。
「そう……シーガー」
「ありがとうございました」
 これ以上はなしを聞く必要は無いと判断して、彼らの飲食代を払っておき店から出る。

「――さてと、」
 空をみて青年はため息をついた。
「せっかく、わたしが特製栄養ドリンクを創ろうとしたら『お前は裏方になれ』なんて、クウもあんまりですよ。
 そりゃ、わたしに『味覚』は、無いから味なんてわかりませんけれど……」
 ため息をついて青年……マントは空へと舞った。

 翌日……
「帰れぇぇぇぇぇ」
 ずごろしゃぁぁぁぁぁんんんん
 派手な物音と土煙となかなかにスざまシィ女の罵声が響いた。
「こんの、ちんぴら風情がこの天才魔道士リナ=インバースに因縁つけるとは良い度胸じゃない。
 二度と、太陽を拝めなくても良い覚悟できてから因縁なり喧嘩を売ればいいわよ」
 店の裏口で開店と同時に入って来て嫌がらせを始めたちんぴらをリナが瞬く間に瞬殺(死んでは居ないが……)して、店の外へと放り出したリナの言葉がちんぴら数名に浴びせられる。
「て、てめぇ」
「第一、感謝してほしいぐらいね。
 あたしに、ぶん殴られたんだから!! これが、あたしの姉ちゃんならあんたら今頃死んでいたわよ」
 半分冗談だが、もう半分は本気でリナは言う。
「リナよ〜。少しは可憐な言葉使いできないのか。接客業の最中なんだから」
 ガウリィに言われリナは
「因縁つける上に金を払っていないちんぴらは手加減抜きでつぶせと、言うじゃないの」
「誰が言ったんだ」
 あきれた様子で聞くガウリィにリナはきっぱりと
「姉ちゃん」
 と、即答した。
「どうせ、つぶすんなら背後関係を聞いてからつぶしとけ」
「聞いたわよ。クウ。金で雇われただけで詳しいのは聞いていない捨て駒ね」
「あっそ。なら、万が一悪口を言いふらしたりしないようにしといた後客引きしてくれ」
 と、クウはリナとガウリィに言うと先ほどのちんぴらのせいで客が逃げてあれた店内を修理し始めた。

「だぁぁ、むっかつくわ」
「まぁ。確かに、腹は立つな」
 不機嫌そうに言うリナにガウリィは珍しくあっさりと肯定した。
 普段は、まぁそう言うなよ。と、ストップをかけるのが多いのだが……。
 そこに、
「あら、リナさん達じゃないですか」
 と、声をかけられた二人は振り向いた。
 リナは目を見開いて名を言おうとしたが、――
「誰だ?」
 ガウリィのお約束とも言えるボケに地面にうっつぷすのが先だった。 

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