◆−スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 前書き−kou (2009/7/27 22:19:28) No.34252
 ┣スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 −kou (2009/7/29 12:03:27) No.34256
 ┃┗Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 −ミオナ (2009/8/7 08:11:30) No.34291
 ┃ ┗Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 −kou (2009/8/7 12:56:11) No.34292
 ┣スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 −kou (2009/7/31 23:27:53) No.34266
 ┣スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 −kou (2009/8/2 20:28:28) No.34270
 ┣スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 前書き−kou (2009/8/4 10:56:10) No.34279
 ┣スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜−kou (2009/8/6 21:07:42) No.34287
 ┣スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜−kou (2009/8/7 17:26:44) No.34293
 ┃┗Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜−水野 (2009/8/7 20:17:06) No.34294
 ┃ ┗Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜−kou (2009/8/8 06:47:06) No.34295
 ┣スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 −kou (2009/8/9 19:13:56) No.34299
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34252スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 前書きkou 2009/7/27 22:19:28


 どうもー。kouです。
 なんだかだと見てみると、わたしコラボが好きのようですね。………考えてみると、幼稚園の頃から気に入ったアニメを複数コラボで想像していたような………。
 そのせいで、子供の頃から夢見がちと言うレッテルがついているんですよね。
 ………と、言うかいい年になった今では、あぶないと言うレッテルに変わっていますけど………。
 スレイヤーズVSオーフェンの本を読んでいてふと、二度あることは三度あるということわざを思い出しました。
 以下、ネタバレがあるかもしれません。
 リナとオーフェンはなんの因果か二度も出会っています。
 二度あることは三度あるということわざ通りもしも再度出会う事があったら……、という想像から生まれた話です。
 時期的に言うとリナは、ルーク=シャブラニグドゥとの戦いが終わって故郷にガウリィと一緒に向かっている最中。
 一方オーフェンの方は、クリーオウとマジックと一緒に剣を持って逃げた地人兄妹を追いかけているたびの最中です。
 あと、レキも居ます。
 異世界だから時間の流れが違うかなぁと考えて自分が一番書きやすい時期を選びました。
 まぁ、たしかあの話じゃ、オーフェンはまだクリーオウと出会っていない時期で、リナはどうやらゼロスと一緒にたびをしていない頃だと思います。
 二番目でもすくなくともレキとはまだあっていないとオーフェンが言っていましたし。
 リナの方も、イラストから見るとブースト用のタリスマンを持っていました。
 と、言うことでこの時間軸にしました。
 さて、あらすじです。

 リナはルークとの戦いを終えてガウリィとゼフィーリアに向かっていた。
 そんな中突如風景がかわるとそこは、町だった。
 そして、よみがえる忘れられた……否、むりやり忘れさせられた記憶がよみがえる。
 そして、馬車に乗って現れたのはそのときであった二度と否、三度目に出会う事のないオーフェンと初対面のマジックとクリーオウにレキだった。
 リナ達とオーフェン達を呼び寄せたヴォイウムは、こんどはリナ達になにをさせようとしているのか。
 それは、リナとオーフェンの想像を絶する恐ろしい最凶最悪の戦いの幕開けだった。

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34256スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 kou 2009/7/29 12:03:27
記事番号34252へのコメント

k ふっふっふ。我ながら設定だけでも恐怖してしまうこの恐ろしい敵との戦いをまさか文章にする日が来るとは、……まさに神や魔王どころが………、金色の魔王すらも恐れぬ行為!!
L 何を書く気よ。
k ふっふっふっふ。実は、ですね………ごしょごしょごしょ。
L ふんふん。
k でもって、ごしょごしょで……だから、ごしょごしょ……。
L うわぁぁぁ。確かにあたしもちょっと怖い。
k でぇぇしょぉ。そんなL様公認の恐怖の一作?をごらんしてください。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::
 一度忘れもう一度思い出したそしてまた忘れそしてまた思い出したのは、また微妙な感覚だ。
 デジャブとは違う、この感覚。記憶とはまた変わった町並みはあの時作り出した門番の失敗作の影響だろうかそれとも、ここの『神っぽいもの』の趣味が変わったのだろうか。
 と、リナは思う。最初ここに来たのは、まだゼロスと知り合って、………彼の正体を知らない頃だった。
 次に来たときは、冥王との戦いが終わって一段落した頃だっただろうか……。
 あの時から時がかなりたった物だ。
 しかし、ここではどれほどの時間が流れたのだろうか、……。何しろここは、『異世界』なのだから。と、リナはため息をついた。
 隣のガウリィも思い出したはずなのだが、このクラゲ頭では思い出したはしから忘れてしまいそうだとリナは、思った。
 そこに、かっぱらかっぱらと馬で馬車を引く音が聞こえた。
 リナは振り向くと馬の手綱を引いている男と目が合った。
 リナは言った。
「またあったわね。」

「またあったわね。」
 と、言われオーフェンは苦笑を浮かべた。
 目の前の栗毛色の見慣れない物々しい服をきた少女とも呼べる魔道士を………。
 名前は、リナと言っていた。
 魔道士………オーフェンは胸中に浮かんだその言葉をかみしめる。
 自分の世界には無い言葉。そして忘れていた言葉。自分魔術師とは違う魔道士で魔術ではなく魔法を使う。
 記憶とは違い手首と首元と腰についてあった四つの石がなくなっている手苦いあまり変わっていないように見えた。
 だが、自分の記憶に比べやや大人びたように見えるのは、もしかしたら彼女たちとの世界とは時間の流れが違うからだろうか。
 オーフェンはそう考える。胸元の剣に巻き付いた一本足の竜の首飾りとおもわずつかんでいた。
 黒髪黒目の黒尽くめ。座った目つきの悪い自分の姿が一瞬見えた気がした。
 そして、少女の隣の青年を見る。
 そこには、記憶とはあまり変わっていない軽鎧姿の金髪の青年が居た。唯一違うのは、持っている剣が前は柄の方がやたらこった装飾だったのだが、いまはシンプルな作りの剣になっている。
 確か、名前はガウリィと言ったか……。
「よぉ。お前達は、かなり時間がたったみたいだな。」
 と、オーフェンは言うと
「お師様。知り合いなんですか?」
「ちょっと、オーフェン誰よ。あと、ここ何処よ。」
「みゃう」
 と、馬車の座る方から声をかけられオーフェンは振り向く。
 自分と同じ黒尽くめの服だが首飾りをかけていないのとバンダナが無いこと、そして自分と違って金髪に青い瞳の美少年とも呼べる弟子のマジックに、自称相棒の金髪のやや巻き毛の少女のクリーオウ。そして、その上で無く犬のような生物レキがいた。
「……おー、ここはだ。」
 そこでリナと声が重なった。
『異世界だ。(よ。)』
 と、

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34291Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 ミオナ 2009/8/7 08:11:30
記事番号34256へのコメント

 どうも。ミオナです。
>k ふっふっふ。我ながら設定だけでも恐怖してしまうこの恐ろしい敵との戦いをまさか文章にする日が来るとは、……まさに神や魔王どころが………、金色の魔王すらも恐れぬ行為!!
 L様すら恐れぬこういってなにを書く気ですか。死にますよ。
>L うわぁぁぁ。確かにあたしもちょっと怖い。
 L様が怯えた!!
>k でぇぇしょぉ。そんなL様公認の恐怖の一作?をごらんしてください。
 うぅぅ。こわいよぉぉ。

> 隣のガウリィも思い出したはずなのだが、このクラゲ頭では思い出したはしから忘れてしまいそうだとリナは、思った。
 ひどいですね。

>「お師様。知り合いなんですか?」
>「ちょっと、オーフェン誰よ。あと、ここ何処よ。」
>「みゃう」
> と、馬車の座る方から声をかけられオーフェンは振り向く。
> 自分と同じ黒尽くめの服だが首飾りをかけていないのとバンダナが無いこと、そして自分と違って金髪に青い瞳の美少年とも呼べる弟子のマジックに、自称相棒の金髪のやや巻き毛の少女のクリーオウ。そして、その上で無く犬のような生物レキがいた。
>「……おー、ここはだ。」
> そこでリナと声が重なった。
>『異世界だ。(よ。)』
> と、
 簡単な説明と言いますが………簡潔というか説明不足と言いますか……。
 ところで、わたしはスレイヤーズVSオーフェンのドラマCDがほしいんですけどもう手に入りませんよね。(>_<)

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34292Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 kou 2009/8/7 12:56:11
記事番号34291へのコメント

> どうも。ミオナです。
こちらこそ。kouと申します。
>>k ふっふっふ。我ながら設定だけでも恐怖してしまうこの恐ろしい敵との戦いをまさか文章にする日が来るとは、……まさに神や魔王どころが………、金色の魔王すらも恐れぬ行為!!
> L様すら恐れぬこういってなにを書く気ですか。死にますよ。
 死なないと思いま………す。っと言いたいんですけど………書いている内に脳が死ぬかもしれない。決死の覚悟という奴でしょうか。(ちょっと違う。)
>>L うわぁぁぁ。確かにあたしもちょっと怖い。
> L様が怯えた!!
>>k でぇぇしょぉ。そんなL様公認の恐怖の一作?をごらんしてください。
> うぅぅ。こわいよぉぉ。
>
>> 隣のガウリィも思い出したはずなのだが、このクラゲ頭では思い出したはしから忘れてしまいそうだとリナは、思った。
> ひどいですね。
 いや、でもガウリィですし。

> ところで、わたしはスレイヤーズVSオーフェンのドラマCDがほしいんですけどもう手に入りませんよね。(>_<)

 kouも持ってません。売っているお店とか無いかな。

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34266スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 kou 2009/7/31 23:27:53
記事番号34252へのコメント

「お師様。………たしかに、いろいろ苦労してましたしね。……アザリーさんは竜になったり先生になったりして結果的にお師様の片思いでしたし……。
 地人兄妹からはちっとも借金を取り立てられないし………。考えてみると僕も割と魔術師としてはなかなか未熟だったかもしれません。
 ……クリーオウもレキを手にしてからすぐに攻撃命令をだして大変でしたよね。」
「うん。あたしも割がちわがままを言っていたかもしれない。
 家からお金を持ってくれば良かったかもしれないわね。」
「みゃう」
 と、オーフェンに向かった哀れみというか哀しそうと言うかそれでいてやさしい眼差しで言う。
「もう良いんですよ。お師様、もうお金のことを考えなくて良いんです。
 父さんに頼んであとクリーオウの実家にも頼んでまぁ、環境の良い病院で寝泊まりしましょうね。」
 と、マジックに肩を叩かれオーフェンは
「俺は正気だ。」
 と、マジックを叩く。
「ったく。まぁ、はっきり言ってそう簡単に信用してくれるとは思っていないけれど……。
 じゃあ、おいリナ。てめぇらの所の『魔法』を使って見せてくれ。
 ………くれぐれも当てるなよ。」
 と、オーフェンがリナに言う。その言葉にマジックは眉をひそめる。
 魔法はオーフェン達の世界ではつかえないはずの者だ。神様のみが使える奇跡を奪って生きている者にもつかえるようにしたのが魔術だ。
「オッケー。」
 と、リナはうなずくと呪文を唱え始める。
 マジックはさらに眉をひそめた。マジックもオーフェンも魔術に必要な構成が見える。さらに言うならレキも見える。クリーオウは魔術をつかえないから構成も見えないが、ちんたらちんたら呪文を唱えるというのは、さすがに違和感を感じたらしく首をかしげている。
「ライティング」
 と、リナが力ある言葉を唱えるとそこには、光の玉が手のひらに浮かび上がった。
「えぇぇ」
 と、マジックは驚嘆の声を上げた。
「構成を組み合わせずに声だけで魔法を使う。魔術じゃたとえディープドラゴンでも不可能だな。」
 と、オーフェンが目の前に起きた事をクリーオウに説明した。
 そして、
「まぁ。とにかくあそこへ行くぞ。リナ達も乗るだろ。」
 と、オーフェンが指さした先には、一つの城があった。
『お城?』
 と、クリーオウとマジックは眉をひそめた。たしか城は自分の知っている限りたった一つしかないはずだが………。
 その疑問がわかったらしく、オーフェンは笑顔で
「だから言っただろ。異世界だって。
 あ、そうそう。リナとガウリィはこの世界とは別の異世界から来たんだ。
 昔、一度ここに来たことがあってな。そんときあったんだ。」
「ふーん。」
 と、クリーオウは言った後
「ところでオーフェン城の横にあるでっかい銅像はなに?」
「僕も気になるんですけど………。と、言うかその銅像の片方はたしか……。」
 と、城の横にある城と同じくらいの大きさのでっかい銅像を指さす二人に、
『何もないぞ。』
 と、リナとオーフェンにガウリィが笑顔で言った。ただし、その笑顔は目がちっとも笑っていないという怖い者だったが………。
 そのでっかい銅像は前にきたときは無かった者だった。
 それは、………この世界の神が絶賛した女魔道士ナーガと変態執事キースの手を取り合った銅像だった。
 オーフェンは必死に無視をしていたが、とっととかえって忘れようと決意していた。
 それは、リナとガウリィも一緒だった。

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34270スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 kou 2009/8/2 20:28:28
記事番号34252へのコメント

k やぁぁとゼルやアメリアにコギー・ボギー姉妹の登場です。
L んでもって、あたしを無視して部下のそのまた部下のさらに部下のくせに人気投票で一位になったやつやあのわりかし、無謀編じゃ影の薄いあの兄妹も出るんでしょ。
k ほかにも、わりかし出ますよ。もちろんL様もどどどぉぉんと登場?しますよ。
L ん、満足したわ。
k いや、まだ始まっていませんし………。まぁ、L様が出るのはまだ先ですけど………。それっ
kou言い終わった後ダッシュで逃げ出す。
L ちょっと、それどういう意味よ。って、あっ。逃げた。
L様kouを追いかけ始める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 馬車で道を歩いていると、
「あっ。オーフェン久しぶり〜」
 と、声をかけられた。馬車が止まりリナ達も顔を出すとそこには、
「お〜、やっぱきていたか。コギーにボギー。久しぶりだな。」
「あー、アメリアにゼル。久しぶりねぇ。元気だった。ゼルは相変わらずキメラね。」
 と、声をかけた4人組にそれぞれ声をかける。
 まず最初にオーフェンに話しかけたのは、コギーだった。本名というかフルネームはコンタンス=マギー。髪の毛を後ろで一つにまとめスーツ姿の女性だが、童顔のためか親戚の結婚のために着込んだ少女という印象を与える。
 職業は警官の中でもかなりの地位のある派遣警官であるが、無能である。トトカンタにいた時のオーフェンとひょんな事から知り合い、トトカンタを破壊する事件の原因だったりきっかけだったり巻き込まれたりしていた。
 オーフェンが旅に出る少し前に妹と妹の執事を連れて故郷に帰ったのだった。
 その隣にいるのは、栗毛色のロングヘアーの少女名をボニー=マギーと言う。
 コギーの妹で、姉妹ケンカのさいに、オーフェンに出会いいろいろあってオーフェンに惚れた変わった少女である。
 その横にいる2人は、リナ達の知り合いである。
 まず、目立つのは青年の方だった。
 全身をオーフェンとは対照的に白ずくめにしていて覆面をしてフードをかぶっている。それで、顔を隠しているのだろうが当人が一番隠したい特徴は、よく見ればわかる。
 その髪の毛が銀色の金属でできた何かだと言うことも、わずかに見える肌が間違いなく岩か何かでできていると言うことも………。
 ゼルガディスと言う青年は、キメラである。人間とブロウデーモンとロックゴーレムを合成した体をもつ。するどい目つきは、間違いなく理性を見せていた。それは、彼が意志を持っているという証明であるが、人間だという証明にはなっていない。
 その横にいるのは、漆黒の髪の毛をしているが服装は白い少女。名前をアメリアという。童顔とも言える顔つきだがかわいらしいと表現させる顔でもある。
 彼女の父親を知っている人間は必ず父親に似ていないと付け加えるだろう。
「よぉ。ゼルアメリア。コギーにボギー」
 と、ガウリィが手を振る。
「へぇぇ。ちゃんと覚えていたんですね。」
「記憶力が多少はマシになったようだな。」
 と、アメリアとゼルガディスに言われたが………。
「やっだぁぁ。マジック君。その格好どうしたの?」
「お師様………オーフェンさんに弟子入りしたんです。」
「大丈夫ですの?ああ、でもうらやましぃ。オーフェン様と寝るときも起きるときも一緒なんて………」
 と、ほのぼのとした会話に取り残されているクリーオウだったがそれに気づいたリナが簡単に説明をする。
「え〜っと、まぁいろいろあってこの世界に来たとき一緒にこの世界に来ていたのよ。」
「まあな。トトカンタでお前に会う前にわりとどたばたと一緒にいたやつらだ。名前はさっき聞いたよな。
 えっと、クリーオウだ。俺の自称相棒だ。頭の上にいるのはレキで危険だから気をつけろよ。」
 と、オーフェンが紹介した。
 そこに、
「わぁはははははは」
 と、笑い声がした。
 声のする方を見ると、無駄に高いところで仁王立ちになって無駄に笑い声を上げている2人が居た。
「あら、懐かしいですわね。」
 と、ボギーが2人をみて言った。
 それは、オーフェン達の世界にいる地人と言う種族である。その内、笑っているのは2人の内片方である。
 剣をもって無駄にふんぞり返っている。その横にいるのは、剣の代わりか分厚い眼鏡をかけている。
 オーフェンが借金を取り立てある者を奪い返そうとしている地人兄妹である。
 名前はボルカンとドーチンという。
 しばらく見ていると笑っている内にバランスを崩したのか落ちて2人まとめて落ちた。
 オーフェンはそれに向かって魔術による衝撃波をぶつけたが………些細なことである。
 そこに、
「いやぁ〜。変わった方ですねぇ。」
 と、声が聞こえた。

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34279スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 前書きkou 2009/8/4 10:56:10
記事番号34252へのコメント

k この作品を書くときに元にしたのは、文庫本の方なのでドラマCDとは違うところがあるかもしれません。
L あんた、CDの方は持っていないしね。
k あははっはっは。
L でも、本を読む限りじゃ魔族は登場できないと思うけれど………。
k 大丈夫ですよ。これでL様を登場できるきっかけを作ったんですから。
……………………………………………………………………………………………
『ゼロス!!』
 リナ達の言葉が唱和する。
「………なんで、あんたがこんな場所(異世界)にいるのよ。」
 と、リナが言う。リナが二回目に来たときここの世界の神っぽい者が言っていた。世界に根付く重要な存在………たとえば神様がこの世界に呼ぶのは難しいと言っていた。
 ゼロスは神ではない。むしろその対局の存在……魔族である。
 しかし、世界の根本に通じる存在でもある。世界を滅ぼすために金色の魔王が作り出した存在。
 まぁ、簡単に言うなら異世界にいけるはずが無いのだが………。
「いやぁ〜。それが気がついたらここにいたんですよ。」
 と、ゼロスは困ったように言う。
 ゼロスは、馬車の上に楽しげに座っていた。
「………誰だこいつ」
 と、オーフェンがタダでさえ目つきの悪い目をさらに険悪にさせて聞くと
「魔族って言って死に神とか悪魔とか外道とか生ゴミとか言われている種族よ。
 冗談抜きでやっかいな奴ね。」
 と、リナが説明をして
「生ゴミなんてよしてくださいよ。それに死に神なんていやですよ」
 と、ゼロスが言う。
「悪魔と外道は文句ないんですわね。」
 と、ボギーが言った。

 とにかく、ゼロスを連れて一緒にお城に行くことになった。
 途中でこげた地人兄妹を引きずって向かいながら前に異世界に行った話をする。
「………あの時のメンツがそろっていると言うことは………。」
 と、オーフェンがうめく。
「もしかして、あの人も来ているの?」
 と、リナが汗を一筋ながして聞くと
「……さぁ、あのぽいものもあの人のことは苦手にしていたみたいだしな。
 近くにいる人間も呼び寄せるなら下手すると………ハウザーさんまで一緒かもしれないというのが………俺の一番恐ろしいことだな。」
 と、オーフェンが脂汗を流しながら言う。
「………義兄さんが、一緒にいるかもしれない。」
 その言葉をコギーが言い返してぶるりと身震いする。
 ボギーに至ってはばたりと気を失っている。
 しばらく歩んでいくと城の前まできた。そこには、四つの人影があった。

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34287スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/6 21:07:42
記事番号34252へのコメント

k スレイヤーズのDVDの五巻をついに手にしました。
L あ〜、おめでとう。でも、肝心の内容をまだ見ていないのよね。
k さて、話が始まるよ。
L 逃げたわね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『のんわぁぁぁ』
 謎の城の前で驚愕の声が唱和して響く。リナとゼロスそして城の前の四人の声が見事に唱和していたのだ。
「なんだ?知り合いか。リナ」
 と、ガウリィが言うと
「こんのクラゲェェェェ」
 スッパァァァァンと、リナのスリッパアタックがガウリィの頭に見事にストライクする。
「四人の内の女性2人にはあんたも会ったことあるでしょうが、……とにかく見て何かわかることはないの。」
 と、リナが馬車の上で叫ぶとガウリィは見る。
 1人は、漆黒の長い黒髪の青年で魔道士風の服を着ている。目が赤いのが特徴的な顔立ちをしている。
 もう1人は女性で金髪のつり目というかきつめの美人で身動きしやすい鎧姿をしている。
 もう一人の女性は、黒い長い髪の毛で青いゴージャスだが悪趣味ではないドレスを着ているのんびりとした印象を与える美人だ。
 最後の一人は、どこか体調が悪いらしく顔色がやや悪い男性で鎧姿で体の大半を漆黒のマントで覆っている。顔色さえ良ければハンサムと言っても言い顔立ちだが………。
「え〜っと、4人とも魔族の人だな。」
 と、ガウリィが言い。
『えぇぇぇぇ』
 と、今度はゼルガディスとアメリアの声が唱和した。
「まぁ、魔族の人と言うことはゼロスさんと同じと言うことですの?」
 と、コギーがほんわかと聞く。
 ゼロスはぶんぶんと首を振ると
「いえいえ、僕なんかとてもかないませんよ。」
 と、発作的に言う。
「えっ」
「と、言うことは」
 ゼロスの言葉で彼らの正体がわかったらしいゼルガディスにアメリア。リナは、一緒にいる奴らはもしかしてと考えていたらしくそれが皇帝に変わったことに絶句していたりする。
 黒髪の青年が、
「まぁ、名乗っておきますね。え〜っと、一般的に北の魔王と呼ばれているルビー・アイ シャブラニグドゥと言います。」
 と、言った。
 絶句するリナ、ゼル、アメリアに
「腰の低い魔王ですのね。」
「なんか苦労してそうだな。」
「目が赤いからルビー・アイなのね」
「言いにくい名前ですね。」
「改名すればいいのに」
「みゃう」
 と、口々に言う別世界の住人。そして、
「なぁ、シャブラニグドゥってなんだ。」
 と、ガウリィが言った言葉に、別世界住人以外はずっこけたのは、わざわざ記す必要もないだろう。
「二回も戦っていて名前も覚えられてなかったんですね………。」
 と、シャブラニグドゥがつぶやいた。
 そして、
「………ま、魔王様が名乗った以上名乗っておこう。考えてみればあの時名乗っては居なかったからな。
 ゼラス=メタリオムという。いつもゼロスがお世話になっている。」
 と、金髪の女性が言う。
「ゼロスさんとどういう関係ですか」
 と、マジックが聞くと
「まぁ、僕を創った方でして上司なんですよ。」
 母親じゃないんですか。と、マジックは思ったが言わなかった。
「初めまして。ダルフィンと申しますわ。」
 と、ドレス姿の女性が言う。そして、
「グラウシェラーだ。」
 と、無愛想に言う鎧姿の男。
「しかし、リナ=インバースとその一行の事は聞いてはいるが、知らない顔もあるようだが………ゼロスの報告からも聞いては居ないが……。」
 と、ゼラスが言うと
「いや、それが異世界の方らしいんですよ。ついでに、ここ異世界らしいんですけど………。」
 と、ゼロスが言った。そして、
「オーフェンだ。」
「コンタス=マギーです。コギーって呼んでね。」
「ボギー=マギーと申します。」
「クリーオウと言うわ。んでもってこっちがレキ」
「みゃう」
「マジックと言います。」
「この俺の名はマスマチュリアの闘犬ボル………」
「以上だ。」
 途中の言葉を遮ってオーフェンが言った。
「こんら、このマスマチュリアの闘犬ボルカノ=ボルカンの名乗りを邪魔するとは、ウナギと梅干しの食い合わせで腹をこわし殺すぞぉぉ」
「………兄さん。とにかく黙ってようよ。」
「邪魔するな。ドーチン。今こそこの黒魔術師との戦いに決着をつけるときだ。」
「我は築く太陽の尖塔」
 オーフェンの魔術によって二人がいた場所が燃え上がる炎の塔となった。
「混沌の言語なしに魔法を?」
 と、グラウがおどろく。さらに言うならそれは彼らの知っている魔法とは違うのだ。
「まぁ、詳しいことは……あれにあってからにしましょ。」
 と、リナがよろりと城を見上げて言ったのだった。

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34293スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/7 17:26:44
記事番号34252へのコメント

k  夏だ。暑いぞ。汗が流れる。母親は、今年の夏は涼しいと言うが嘘だと言いたくなるぐらい暑いぞ。
L 大変ね。でもクーラーくらいかけないの。
k インターネットにつながるパソコンはクーラーのない部屋にしかないんです。いつかインターネットができるノートパソコンを買ってもらおうと決心してます。
L そりゃ大変ね。でも、あんたの家部屋の八割にエアコンがついているのに?
k その内二割なんです。さて、では本編スタートです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 城の中を歩きながらリナ達は前この世界に来たことを説明した。
「………と、まぁそんなわけよ。」
 と、リナがまとめて言う。ちなみに全員ある二人については言っていなかった。
「ってことは、話には出て来ませんでしたけど………あのキースさんとあのキースさんの銅像の横にある人もいたんですか?」
 と、マジックが聞くとびっしりと音を立てて前にこの世界に来た者達が一瞬固まったかと思うと
「あはははは何をいうのよまじっくくんきーすがいせかいにきたなんて……それにあのどうぞうってなによ。どうぞうなんてみえないわよ」 コギー
「おほほほほそうですわねおねえさままじっくくんてばおつかれなんですのよだからげんかくがみえるんですわきっとそれはげんかくですわよ」 ボギー
「そうだぞきっとまぼろしというやつだぞきーすとなーがなんてしらないぞどうぞうなんてみえないな」 ガウリィ
「そうですきっとげんかくですそれはせいぎじゃありませんせいぎじゃありません」 アメリア
「そうだきーすとなーがなんてものはしらないぞ」 ゼルガディス
 と、リナとオーフェン以外がすわってまるで人形のような表情で棒読み口調で言う。
 別にマジックはナーガという名前は知らないのだが………。
「いや、もうあきらめろよ。いい加減無茶だし……。まぁ、無視しろあの銅像には……、」
「と、言うかナーガはマジック君言っていないし」
 と、オーフェンとリナが口々に言ったがきこえていないらしかった。
 後ろの方で
「なにかあったんでしょうか。ものすごい恐怖の感情が出ているんですけど………はっきり言って怖いくらいの負の感情です。
 しかも極上の味ですし……。」
「わからん。だがまぁ食っとこう。なにが起きるかわからんしな」
「たしかに、おいしいですわ。」
「しかし、確かにものすごい恐怖の感情だ」
「そうですね。ここまでの負の感情なんてね。
 わたしがL様を差し置いて年賀状の前に出たときタニシをけしかけられそうになった以上の負の感情ですね。」
 と、魔族五人が口々につぶやいていた。

 トビラをあけるとそこにはけばけばしい装飾の何かが居た。
 と、マジック、クリーオウ、レキ、ゼロスにゼラス、ダルフィンにグラウにシャブラニグドゥがわかったのはそれだけだった。
 なぜならば、あけたとたんにリナとオーフェンが跳び蹴りをお見舞いしたからのと、魔族一行は、その広間の席に座っている先客に気をとられたからだ。
 一人は、全身赤ずくめの男で年は三十代に見える僧侶、目つきの悪い軽鎧をきた戦士風の若者。真っ赤な髪の毛をした筋肉質な青年と漆黒の髪の毛の美少女と見間違えるような少年。
 知った顔だった。向こうもおどろいたらしい顔をしている。
 ついでに言うとリナ達も知っているはずの顔があるのだがまずはそれよりもやることがあったらしい。
 リナとオーフェンのダブル跳び蹴りをくらい吹っ飛ぶけばけばしい色彩が壁にたたきつけられると同時に、オーフェンがけばけばし色彩をつかんでこちら、すなわちトビラの方へ放り長げそれをリナの蹴りが加速させる。
「のひょぉぉぉぉぉぉぉ」
 と、それは悲鳴とも聞こえない音を立てながらトビラへ向かうとどごしゃぁぁぁとアメリアの腰をひかせた見事なスクリューパンチで天井へと飛ばす。
 そこに、ガウリィが柄に指したままの剣でたたきつけてそれをゼルガディスが踏みつける。
 そこに、コギーとボギーの姉妹の袋たたきが始まってそれに参加し始めたリナとオーフェンとガウリィにゼルガディス、アメリアを見て先客の僧侶姿の青年が
「あのぉ〜〜」
 と、呼びかけるが
『ちょっと待って(ね)(ちょうだい)(よ)(ください)。』
 と、言われた。
 そして、とりあえず空いた席に座りながらそのけばけばしい色彩の何かの袋たたきが終わるのを待つこととなった。

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34294Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜水野 2009/8/7 20:17:06
記事番号34293へのコメント

>「ってことは、話には出て来ませんでしたけど………あのキースさんとあのキースさんの銅像の横にある人もいたんですか?」

マジック君…それは地雷をふんだと言う事になるよ…;

> と、マジックが聞くとびっしりと音を立てて前にこの世界に来た者達が一瞬固まったかと思うと

悪夢が蘇ったからか…?

>「あはははは何をいうのよまじっくくんきーすがいせかいにきたなんて……それにあのどうぞうってなによ。どうぞうなんてみえないわよ」 コギー
>「おほほほほそうですわねおねえさままじっくくんてばおつかれなんですのよだからげんかくがみえるんですわきっとそれはげんかくですわよ」 ボギー
>「そうだぞきっとまぼろしというやつだぞきーすとなーがなんてしらないぞどうぞうなんてみえないな」 ガウリィ
>「そうですきっとげんかくですそれはせいぎじゃありませんせいぎじゃありません」 アメリア
>「そうだきーすとなーがなんてものはしらないぞ」 ゼルガディス

…壊れたな…まぁ無理もないけど…

> と、リナとオーフェン以外がすわってまるで人形のような表情で棒読み口調で言う。
> 別にマジックはナーガという名前は知らないのだが………。
>「いや、もうあきらめろよ。いい加減無茶だし……。まぁ、無視しろあの銅像には……、」
>「と、言うかナーガはマジック君言っていないし」
> と、オーフェンとリナが口々に言ったがきこえていないらしかった。

と言うか聞こえない状態にしたんでしょうね己の身を守るために…

> 後ろの方で
>「なにかあったんでしょうか。ものすごい恐怖の感情が出ているんですけど………はっきり言って怖いくらいの負の感情です。
> しかも極上の味ですし……。」
>「わからん。だがまぁ食っとこう。なにが起きるかわからんしな」
>「たしかに、おいしいですわ。」
>「しかし、確かにものすごい恐怖の感情だ」
>「そうですね。ここまでの負の感情なんてね。

そらそうだ…

> わたしがL様を差し置いて年賀状の前に出たときタニシをけしかけられそうになった以上の負の感情ですね。」

タニシにやられる魔王もどうかと思うが…;

> 一人は、全身赤ずくめの男で年は三十代に見える僧侶、目つきの悪い軽鎧をきた戦士風の若者。真っ赤な髪の毛をした筋肉質な青年と漆黒の髪の毛の美少女と見間違えるような少年。

推測だけど僧侶=レゾ 戦士風の若者=ルーク まっ赤な髪の毛の青年=ガーウ 美少女に見える美少年=フェブリゾ
だと思う

> 知った顔だった。向こうもおどろいたらしい顔をしている。

滅びた存在だからな…

>リナとオーフェンとガウリィにゼルガディス、アメリアを見て先客の僧侶姿の青年が
>「あのぉ〜〜」
> と、呼びかけるが
>『ちょっと待って(ね)(ちょうだい)(よ)(ください)。』
> と、言われた。
> そして、とりあえず空いた席に座りながらそのけばけばしい色彩の何かの袋たたきが終わるのを待つこととなった。

面白い展開になりましたね更新楽しみにしています

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34295Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/8 06:47:06
記事番号34294へのコメント

どうもkouです。水野さんレスありがとうございます。
>>「ってことは、話には出て来ませんでしたけど………あのキースさんとあのキースさんの銅像の横にある人もいたんですか?」
>
>マジック君…それは地雷をふんだと言う事になるよ…;
>
 まぁ、マジック君はキースのこと知っているしね。
 まぁ、それに気になるだろう。銅像は………。
>> と、マジックが聞くとびっしりと音を立てて前にこの世界に来た者達が一瞬固まったかと思うと
>
>悪夢が蘇ったからか…?
>
 洋服を取り替えっこしたというあの二人。ナーガは良いけれどキースは犯罪だよな。なまじ忘れていたからこそダメージが倍増したね。
>>「あはははは何をいうのよまじっくくんきーすがいせかいにきたなんて……それにあのどうぞうってなによ。どうぞうなんてみえないわよ」 コギー
>>「おほほほほそうですわねおねえさままじっくくんてばおつかれなんですのよだからげんかくがみえるんですわきっとそれはげんかくですわよ」 ボギー
>>「そうだぞきっとまぼろしというやつだぞきーすとなーがなんてしらないぞどうぞうなんてみえないな」 ガウリィ
>>「そうですきっとげんかくですそれはせいぎじゃありませんせいぎじゃありません」 アメリア
>>「そうだきーすとなーがなんてものはしらないぞ」 ゼルガディス
>
>…壊れたな…まぁ無理もないけど…
>
 壊れました。ひらがなだけの表示にして壊れた感じをあげてみました。
>> と、リナとオーフェン以外がすわってまるで人形のような表情で棒読み口調で言う。
>> 別にマジックはナーガという名前は知らないのだが………。
>>「いや、もうあきらめろよ。いい加減無茶だし……。まぁ、無視しろあの銅像には……、」
>>「と、言うかナーガはマジック君言っていないし」
>> と、オーフェンとリナが口々に言ったがきこえていないらしかった。
>
>と言うか聞こえない状態にしたんでしょうね己の身を守るために…
>
 現実逃避というか現実遮断というかショックで記憶が混乱しているというか………。
>> 後ろの方で
>>「なにかあったんでしょうか。ものすごい恐怖の感情が出ているんですけど………はっきり言って怖いくらいの負の感情です。
>> しかも極上の味ですし……。」
>>「わからん。だがまぁ食っとこう。なにが起きるかわからんしな」
>>「たしかに、おいしいですわ。」
>>「しかし、確かにものすごい恐怖の感情だ」
>>「そうですね。ここまでの負の感情なんてね。
>
>そらそうだ…
>
 あれを見ればたぶん中級魔族まで滅びたりして………。
>> わたしがL様を差し置いて年賀状の前に出たときタニシをけしかけられそうになった以上の負の感情ですね。」
>
>タニシにやられる魔王もどうかと思うが…;
>
 スペシャルの何巻かの後書きでタニシにやられたことがあるんです。
 部下SアンドL様でSALになるという作者の遊び心がタニシを狂気に変えたのです。
>> 一人は、全身赤ずくめの男で年は三十代に見える僧侶、目つきの悪い軽鎧をきた戦士風の若者。真っ赤な髪の毛をした筋肉質な青年と漆黒の髪の毛の美少女と見間違えるような少年。
>
>推測だけど僧侶=レゾ 戦士風の若者=ルーク まっ赤な髪の毛の青年=ガーウ 美少女に見える美少年=フェブリゾ
>だと思う
>
 と、言うかほかに誰が居るんだよ。
>> 知った顔だった。向こうもおどろいたらしい顔をしている。
>
>滅びた存在だからな…
>
 その通り。まぁ、レゾは魔族側とあったこと無いんだけどね。
>>リナとオーフェンとガウリィにゼルガディス、アメリアを見て先客の僧侶姿の青年が
>>「あのぉ〜〜」
>> と、呼びかけるが
>>『ちょっと待って(ね)(ちょうだい)(よ)(ください)。』
>> と、言われた。
>> そして、とりあえず空いた席に座りながらそのけばけばしい色彩の何かの袋たたきが終わるのを待つこととなった。
>
>面白い展開になりましたね更新楽しみにしています
>
 ありがとうございます。まぁ、あえて言うならいきなり魔族まで呼び寄せて何考えているんだという怒りをぶつけることを最優先したんですね。
 以上kouでした。

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34299スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 kou 2009/8/9 19:13:56
記事番号34252へのコメント

k さて、夏も真っ盛り海に山に行きたい日々ですね。実は昨日kouは、大阪に行きました。
L へぇ〜〜、楽しかった。
k いや、実は志望校の体験学習を受けに行ったんですよ。観光じゃないんです。
L 全文の文字は一体何なのよ。
k いや、のりです。
L ふざけるとちょっと居たい目に遭ってもらうわよ。
k でも、楽しかったですよ。
L 体験学習が?
k はい。
L ………さて、本編開始ね。
k あれ、?何で無視するんですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「で、なんであんた達がこんな所にいるのよ。」
『遅い』
 リナが聞くとけばけばしい装飾の何かを袋たたきをしていなかった者達が全員突っ込みをあげた。
「何言っているのよ。タダ単に一番したいことをしただけよ。」
 と、リナが真顔で言うと
「予を蹴ったり殴ったりぶったり渡ついたりすることが、汝らの一番やりたいことか。」
 と、けばけばしい装飾の何かが文句を言う。
 袋たたきが終わった後見てそれは、貧相な男だとわかる。
 激しい装飾というか原色をふんだんに使った服を着ていて王様と名札でもつけておけば、控えめな表現となっただろう。
「あら、挨拶みたいな者よ。」
 と、リナが言うと
「そうだよな。別に珍しいことでもないぞ。突然こんな所に呼び寄せられた気持ちを簡単でわかりやすく表現しただけだぞ。」
 と、オーフェンが真顔でうなずく。
「……………貴様らは感謝の気持ちを暴力で表現するのか?」
 と、その男が訪ねると
「貴様は、本気で聞いているのか」
 と、先ほどまで赤ずくめの僧侶を親の敵でも見るかのようににらんでいたゼルガディスがそのままの目つきで剣を抜いて聞く。
「………いや、予の作り出したこのすばらしい世界に二度も三度も来て感謝しとらんと言うのか?」
 と、感謝の表現が暴力というのは疑問に思っていたらしい男が聞くと
「全然感謝していないけれど………」
 と、コギーが水を飲みながら言う。
「なに!感謝しておらんのか」
 心底おどろいたらしい男にオーフェンが手を挙げリナが呪文を唱え始めるのを見て取ると急いで自分が座っていた椅子に座ると
「まぁ、まて。予とて無意味にすぐに暴力をふるう凶暴な異世界の住民を無意味に召還したりはせん……。それに魔族や魔王まで無意味に召還せんぞ。
 滅びを望んで破滅を望むという後ろ向きな考えは予はすかん。」
 と、あわてて命乞いらしき者をする。
「とにかく初めての者も居るから名を名乗ろう。
 まぁ、先客はなぜここに呼ばれているかはあの者から聞いているが………、予の名は、ヴォイウム始まりまであり終わりまである者」
「本名ポイモノ」
 と、オーフェンが言うと
「んな本名があるか!」
 と、怒鳴る。そこにリナが
「え〜でも自分の名前はぽいものってなのったじゃん。」
「いつ名乗った。なのっとらん。そしてこの世界は予が願い作り出した世界。
 その名もぽいものランド」
 と、当人にしてみれば堂々と威厳あふれるポーズなのかもしれないがやっている当人が当人のためか白々しい演技かばかばかしい行動としか写らなかった。
 だが、説明はだいたいあっている。
「予が昔呼び寄せた者………リナ=インバースにガウリィ=ガブリエル。アメリア=ウイル=テスラ=セイルーン、ゼルガディス=グレイワーズ。
 そして先ほどの者達とは別の世界から呼び寄せた者………まぁ何でも女は子供を産むと強くなると言うから約一名呼ばないで居たが………。
 オーフェンにコンタンス=マギー、ボニー=マギー」
 と、リナ達を指さす。彼らは名前を呼ばれたよりもある人物ヴォイウムが言ったあえて呼び寄せなかった者がいないと言うことを聞いて少し安堵していた。
「そして、うむ………オーフェンの弟子となったマジック=リン。そして同じくオーフェンの相棒を名乗っ取るクリーオウにそのものについているその世界の神から魔法を奪ったドラゴンの中の一つフェンリルとも呼ばれとるな………。名前は………うむ、レキと呼ばれとるディープドラゴンの子供」
 名前を呼ばれマジック達は目を見開く。実際この貧相な男に名前を名乗っては居ないのだから。
「そして、………あの者に紹介されて呼び寄せれたが………。こんな凶悪な者を何故あのものは作り出したのだ?
 まぁ、リナ達の世界の根深く存在し………完全な滅びを望み続け、存在を望む者と戦いそれぞれ発展させるために作り出された存在………魔族。
 その魔族の王であり神によって七つに分裂され人間の魂の中に封印された魔王が目覚めた三つの欠片の内の最初の一番目。
 北の魔王とも呼ばれとるな。………あーこうよぶかの。レイ=マグナス=シャブラニグドゥ。」
 この言葉にリナ達の世界に住む者が全員目を見開く。とはいえ、リナ達は北の魔王が有名な魔道士レイ=マグナスだったと言うことにおどろいているのだが………。
 ほかの者達は名乗ったわけでもないのによりしろとなった人間の名前まで知って魔族の存在理由すらも言い当てたのにおどろいていたりする。
「………で、魔王が作り出した五人の腹心。獣王ゼラス=メタリオム。海王ダルフィン。覇王グラウシェラー。
 そして、獣王ゼラス=メタリオムが作り出した腹心獣神官ゼロス。」
「よくご存じですね。いつ知ったんですか?」
 と、レイ=マグナス=シャブラニグドゥが聞くと
「ん?知らんかったぞ。呼び寄せたからわかったのじゃ。」
 と、ヴォイウムが言う。そして
「そしてあのものから助っ人として直接送られた」
「ちょっと待った。」
 さらに説明しようとしたヴォイウムにオーフェンが待ったをかける。
「そのあのものってだれだ。」
 ヴォイウムは語りの途中に聞かれたのは気にしていないようで
「うむ。そもそも世界と空間の成り立ちから説明しよう。まずは時間の流れがXとして空間をYとするとXとYが重なるところに………」
「あんま説明が長いようだと熱衝撃波を放つぞ」
「じゃ、あたしはとにかく熱い火の魔法を」
 と、オーフェンとリナに言われ
「まあ、平たく言うと空間という箱の中に世界という箱があるのだ。
 あのものはあえて言うなら空間そのものでな。………名前は………たしかル、―――」
『それ以上言うなぁぁぁぁ』
 と、魔族と魔王とそして先客が声をそろえて叫ぶ。
「……ああ、そういえばへたに名前を言うと滅びかねんかったな。」
 と、話の腰を折られたが気にはしていない様子で続きを言う
「まぁ、通称悪夢を滑る者………ロード・オブ・ナイトメア。と呼ばれていてな。文字通り世界すべてを作り出した………と言うか世界そのものである。
 ああ、ついでにオーフェン達はあえて言うならそのもの達とは違う空間の世界じゃ。わりと近い場所にあるが」
 と、ヴォイウムが言う。
「……ああ、わかった。お前なんかと違ってマジですごいと言うことがわかった。」
 ヴォイウムがやや不満げな顔をしたが無視して
「話の腰が折られたが………あのものから直接助っ人として送られた二番目に魔王として復活した………レゾ=グレイワーズ=シャブラニグドゥ………ん?ゼルガディスと血縁関係があるの。まぁ、別にいい。
 さらに、三番目の魔王ルーク=シャブラニグドゥ。 
 そして、あのものが憑依したリナに間違って攻撃をしてあのものに滅ぼされた冥王フェブリゾ。
 そして最後に水竜王という神の分身の一つから干渉を受け人間の中で転生を繰り返し人と交ざって魔族に離反し、フェブリゾによって滅ぼされた魔竜王ガーヴ」
 そして、言い終えてふんぞり返ったヴォイウムは
「何か言うことはあるか」
 と、聞いたそしてオーフェンは
「説明が長い」
 と、文句を言った。

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34306スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜 kou 2009/8/11 21:23:24
記事番号34252へのコメント

L あんた本当にコラボが好きね。
k 何を突然今更な事を!!
L まぁ、たしかに今更だけどコラボ以外の話って無いの?
k あ、一応ありますよ。ただまとまってないだけ
L あっそ。
k 信用してませんねぇ。
L 当たり前でしょ。
k ……………………………
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 ちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん

 爆音が響いている。なぜか町に傷がついていないのはなんでもこの世界の物体はすべて崩壊を禁止されているらしいかららしい。
 と、マジックは考えた。
 そして、この世界の神っぽいものにだされた料理を食べながらまわりを見た。
 魔術師になりたくてすごい魔術師になりたくてオーフェンの弟子となって旅に出た。理不尽にこき使われていて魔術もまだちゃんと教えてもらっていないが、ものすごいと言われている場所………牙の塔という魔術師の総本山みたいな場所で伝説と呼ばれているあの人の一番弟子という地位………時折後悔すらするほどの事件に巻き込まれる地位だったりする。
 少なくとも、平和という日々を思い出そうとするとオーフェンに出会う前にさかのぼってしまう。
 まず横には、町でおなじクラスだった友達のクリーオウ。そしてその頭の上にはディープドラゴンのレキその向こうで三日分は食べるつもりだろう地人兄弟がいる。
 そして、別の向こうにはカラの椅子があって本来ならここで地人に負けないほど食べていただろう自分の師匠はと言うとぽいもの言葉を聞いてなぜか飛び出て魔術をむやみやたらに連発している。
 再度爆発が起きたがもはや数えるのも無意味なほどの回数なので気にはしない。
 床に倒れ伏して泡を吹いているコギーに椅子に座ったままにっこりと笑みを浮かべたまま石化しているボギー。
 神っぽい者が言ったのは、なんでもちょっと前にこの世界の住民がある事情でできたらしい。
 だが、何でも個性的を通り越して奇っ怪な者しか居なかったらしい。
 たとえば魚と剣で斬り合いを続ける2人の女とかと言っていた。………ちょっと気にはなる2人だと言う説があるが今はそれを無視してそれは続けていった。
 なんでも理想の住民像というのはあるらしい。その二人を元に多少、似せるための装置を作ったらしいのだが、それがある者………『キーガ』と、言うらしい。それについてしまって暴走したらしい。
 その時金色の魔王が料理を創ってなにか爆発したらしい。なぜ、料理を創って爆発したのか聞いたマジックにレイ(北の魔王)は、あの方だからですねぇと、答えた。
 それは置いておいてその結果多少似るという程度だったはずの装置は完全にそのもの達にしてしまう装置となって暴走して三つの世界………リナ達の世界とこの世界そしてオーファン達の世界でその世界にいるすべての存在をその神っぽい者の理想の人間2人そっくりにしてしまおうとしているらしい。
 それを聞いてリナとオーフェンはどこか遠くにすざましい早さで走りさてひたすら魔術と魔法をぶっ放している。
 またも爆音が響いた。
 コギーは床に倒れ泡を吹きボギーは笑みを浮かべたまま石化して、ゼルガディスは気を失った。
 ちなみに食事を終えたらしいレゾにピンクのリボンを頭につけられたり化粧をさせられたりしているのが気になったが、魔王相手にどうのこうの言える自信が無かった。
 アメリアは椅子ごと倒れていまだ倒れたままだったりする。
 とにかく、リナとオーフェンが戻ってくるまで食事をすることとなったのだった。

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34310スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/13 14:52:17
記事番号34252へのコメント

L あんた何考えてこういう恐ろしい事件を考えついたのよ。
k いや、暇で
L ………そう。暇だとそういう発想が生まれるの。
k いや、冗談です。〜〜ん〜〜あえて言うなら電波というか無限の発想能力がこうビビッと
L きいたあたしがおろかだったわ。
k では、開幕です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『のんきに飯食べとる場合かぁぁぁっぁぁ』
 ものすごい勢いで現れたリナとオーフェンは、そう吠えた。
「………えっと、気が済みましたか?」
 と、レイが聞くと
「じゃかましぃ。はっきり言ってあたしはギガ・スレイブを暴走させようか考えて呪文を唱え始めたわよ。」
 と、リナが叫ぶとその場にいた魔族全員絶句した。
「暴走するとどうなるの」
 と、クリーオウが聞くと
「世界が滅びるだけよ」
「………だけって………」
 絶句する声を無視してリナはアメリアをげしげし蹴りゼルガディスを投げ飛ばしガウリィをスリッパではたく。
 オーフェンは2人をそのまま天井まで魔術で持ち上げそして落下させた
 ごきゅごげのぎゅげげっげ
 と、生々しく痛い音がしたあと
「たたったっったたたたたたちへんよ。」
 と、コギーが首を一九五度まがったままコギーが吠えるが首が変な風に曲がっているため聞きにくい。
「いや、それより首を治せよ」
 と、ガーヴが言うが
「そんなことどうでもいいのよ」
 と、言われ黙る。
「世界中がおほほほほではっはっはっは出意味不明で怪奇現象で支離滅裂なのよ」
「たしかに、支離滅裂だね」
「そうなのよ。爆発でだだだんでどどどどんでぎょろぎょろなのよ」
 フェブリゾの言葉にコギーはうなずくが彼の支離滅裂というのはコギーの説明が支離滅裂というのだったりする。
 ゼルガディスはとにかく化粧とリボンをとっていた。
「説明してもわからないでしょうけど大事件なのよ」
 と、リナが言う。
「と、言うと……」
 と、聞かれリナはくるりと振り返り
「一つ聞くけど………そうね……。所かまわず高笑いをあげながら春夏秋冬関係なくむやみに露出度の高い服を着て、ドラゴンに踏まれても怪我一つ無くてクラゲと青虫の言いたいことがわかって木の根とクラゲと青虫に人徳があって普通ならわかるはずのことを言われなくちゃわからなくて言われてわかることはわからない生命体って信じる?」
 と、リナに聞かれ
『そんなの居るわけ無いじゃん』
 と、即答され
「っふ。そういうとわかっていたわよ。ええ、わかっていたわ。」
 と、どこか遠くを見ていった。
「それじゃぁ、もう一つ聞くけどよ。………常にオールバックの髪型でたとえ爆発が起きようが滝に打たれようが三階建てのビルから飛び降りようが怪我一つしないどころか、髪型一つ乱れない。まったく工事をした様子もないのに金が無くて客が無くてどうやって営業しているのか全くの謎の宿屋に落とし穴や自分専用の穴やトラップを作り上げ自分がおもしろいと感じたらどんな不可能も可能とする執事って信じるか。」
 今度はコギーと地人兄弟は黙ったが残りは同じ反応をした。
 それを聞いてオーフェンは
「っふ。そうさ。わかっていたんだ。ああ、わかっていたんだ。」
 と、リナと同じ所を見つめながら言った。
「………お師様それってキースさんのことですよね。」
 マジックの言葉にオーフェンは黙ってうなずいた。
 そして、声は見事に重なって言った。
『それが、あいつの言う理想の住民像なんだよ』
 と、指さした先にはこの世界の神が居た。
 沈黙が落ちた。

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34315スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/16 12:40:49
記事番号34252へのコメント

k どうも、祖母の家から帰宅したkouです。
L 本当に早かったわね。
k えぇぇぇ。ひどいですよ。何しろ行かなきゃいけない理由だってあってその理由がめちゃくちゃ退屈で退屈で、
L そんなのどうでも良いし………
k 鬼、悪魔、人でなし
L 誰に向かって言っているのよ。
k 人でなしは真実じゃありませんか。人じゃないし
L ………そりゃ、そうだけど………
k では開幕です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ああ、あとあの者からの伝言で、キーガの暴走を止めなさいとのことである。
 なんでも、おもしろそうだから手は出さないけれどほっとくとつまらないことになりそうだからだそうじゃ」
 と、ヴォイウムの言葉に
「なにが、おもしろそうだからだ。はっきりってそんな世界になるくらいなら世界なんぞ滅びてしまえばいいと俺は真剣に思うぞ。つーか、世界滅ぼす方法があるなら実行してしまうかもしれないしな」
 と、ちっとも笑っていない目でオーフェンはうめいた。
「あ、あたし世界滅ぼすことができるわよ。いざとなったら滅ぼすからvvv」
「おお、そりゃナイスアイディアvv」
 リナの言葉に笑顔で応えるオーフェンちなみに2人とも目がマジだったりする。
「あ〜。ちょっと怖い相談をしているところ申し訳ないが、止めるのはやはりキーガのオリジナル………つまりはあの2人が必要なのだ。」
「なら、さっさと呼べばいいだろう。だが、あの2人がいる場所に俺はいかんがな」
 と、化粧やらリボンやらを落としながら言うゼルガディスに
「いや、それがの………どうもキーガの影響か何かで似通った人物がそれこそ有象無象と増えていく者だから召還が不可能となったのだ。」
「………まさか見つけだせって言うんじゃないでしょうね」
 と、コギーの言葉にヴォイウムは大仰にうなずいて体よく言えば第二回ヴォイウム袋たたき大会が開催された。

 オーフェンは考える。自分の人生は何処をどう間違えたのだろうかと……。もしも、生まれる瞬間にこれから先何が起こるのかわかっていたら生まれるのを拒絶するくらいの知能があったとしてもおかしく無いくらいの苦労をしている気がする。
 ついでに言うと、生まれて十数年はまだ幸せだったと言える。あの頃は2人の姉や学友と……死にかけたり殺されかけたりおもちゃにされたり………本当に幸せだったのかちょっと考えてしまいそうになったがそれを無視した。
 そして、ちょっと前はとある町で馬鹿みたいなというか無意味というか冗談みたいな事件で死にかけたり殺されかけたりむやみに浪費を繰り返した日々だった。そして最近は、なぜか世界云々とかやたらめたら大事件に巻き込まれそれこそ本当に死にかけたり殺されかけたり暗殺されかけたり集団暴力を受けたり泣きたくなるようなひどい目に遭った。
「………幸せって何だ」
 異世界からまた別の異世界に渡ったオーフェンはなぜか目にあふれだす涙をふきもせずそうつぶやいた。
「………大丈夫ですか。オーフェンさん」
 と、頭上でばさばさと飛んでいるコウモリの人形……に封印されたたしかゼロスと言った魔族という存在が話しかけてきた。
 なんでも、金色だか混沌だかしらないがしこたま偉そうな奴にこういう風に調整されてしまったらしい。ほかにも猫やらイルカやらカラスやらトカゲやらモモンガやら亀やら犬やらウサギやらがある。どういう経緯でそういうぬいぐるみに決めたのかは謎だがそれは別にどうでも良かった。
「………まぁ、悩みたくなる気持ちはわかるけれどとにかくこの近くにあいつ………あの馬鹿がいるらしいから探すわよ。
 聞き込みの仕方は所かまわず高笑いをあげる変な格好をした女は見なかったかよ。」
 と、リナが言った。

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34317スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/17 18:02:43
記事番号34252へのコメント

k 夏も終わりかけてきましたが相も変わらず暑い日々が続いていますね。そろそろ、スレイヤーズせれくと4、5が発売されてもおかしく無いと思うのになかなか発売されないことがストレスをためてたりするkouです。
L いや、そんな長くって身勝手な近状報告は良いから。と、言うかこれ書き終えれるの?
k ノープログレムですよ。宿題ももうすぐ9割終わりそうなぐらいですしね。
L なら良いけれど呼んでいくのを見る限りじゃ結末がどうなるのかどころかちゃんとまとまるのか不安機周り無いんだけど………。
k ご安心を、では
L 開幕ね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ほんっっっとうに見つかったね」
 と、マジックはつぶやいた。マジックは足下で常識が音を立てて壊れていく音を聞いた気がした。
「そうでだな………。ゼロスから聞いていたがなるほどリナ=インバースの周りには変わった存在が集まりやすい」
 と、持っているモモンガのぬいぐるみに封印されたゼラスが言う。
「よし、まず俺が明かりの呪文で合図を送るからあれを見失わないようにしといてくれ」
 と、ゼルガディスに言われマジックは頷く。
 そこには、漆黒の長い髪の毛の美人と言っても良いだろう。背の高さは自分の師匠の姉と同じぐらいだろうか黒い長い髪という点では一緒だがそこを一緒だというと師匠に殺されそうだとマジックは思う。
 普通の格好さえしとけばかなりの美人の分類にはまるだろう。装飾品は意外と落ち着いていて金をかけていればいいと言うわけではなくポリシーを持って選んでいるらしく統一感があるが選択肢が間違っていると言う言う意見がある。
 体格は見た限りでは完璧と言っても良いだろう。まだ子供と言われても言い自分でも生唾を飲んでもおかしく無い凹凸のある体格。これを言うとリナさんに殺される気がマジックはした。
 化粧はよくわからないが立ち振る舞いから意外と育ちが良さそうにも見える。
 これだけの事を考えると意外と良いところの娘なのではとマジックは考える。
 そこに、
 どどどどどどどどどどどどど
 と、文字通り地響きを立てながら土煙を上げながらものすごい形相でかけてきた知り合いを見てマジックは嘆息したのだった。

「ナーガ!!ここであったが百年目………て、そんなに立っていないけれど……。とにかく!おとなしくあたしについてきてもらうわよ」
 と、リナが大通りの真ん中で奇っ怪な格好をした女性(ナーガのことであるもちろん)に叫ぶのと
「グレイシア姉さん!?そんな、ナーガさんがグレイシア姉さんだったなんて!?」
 と、アメリアが叫んだのはほぼ同時だった。
「な?なんで、リナとアメリアが一緒にいるのよ」
 と、ナーガ(グレイシア?)が叫ぶ。
 そして突如としてダッシュして逃げ出した。
「なっ!」
 声をあげ追いかけるがナーガとの距離は離れている。
 走りながらゼロスが
「ちょ、ちょっとアメリアさん一つ聞きますけれど、グレイシア姉さんて、たしかアメリアさんのお姉さんのグレイシア=ウィル=ナーガ=セイルーンで王位第三継承者でフィリオネル殿下の第一息女のことですか?」
 と、ゼロスが言い
「ちょっとまてアメリア!
 なんでゼロスがそんなことを知っているかは今は置いておいて間違いなくあれは貴様の姉なのか」
 と、ゼルガディスが問うと
「はい。間違いありません。ある日修行の旅に出ますと書き置きしてついでに母さんの形見を持って家をでた姉さんに違いありません。」
「あの、王位継承者って」
 と、ドーチンが聞くと
「ああ、アメリアはこの世界でも有数の大国セイルーンのお姫様だ。」
 絶句する数名を見ながらゼルガディスは自分の知っている王族を思い出すが、それこそ先ほど追いかけているナーガ事グレイシアに負けず劣らずの露出の高い服を着て自分の想像で作り出した邪神をあがめている元お姫様現女王のマルチナにその旦那になったファッションセンスに対して疑問が生じガウリィに異常なまでのライバル心をもっている元傭兵上がりのザングルス(彼は生まれたときから王族ではなかったから無視できる)そして、アメリアと今追いかけている女の親の無敵の戦う平和主義者のフィリオネル殿下に、タフォーラシアのリナ並みに短気で大食いでむちゃをやる小動物みたいなぬいぐるみとかしている(ぬいぐるみになっているのは王族関係ないが)ポコタ………。
 ふと、自分たちの住んでいる世界にはまともな王族は居ないのか考え込んでしまいそうになったゼルガディスだった。これなら魔族がへたな小細工しないでもそのうち滅びるのではないのかと真剣に思ったりする。
 爆音が町中に響き渡っていた。

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34319スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/18 17:29:36
記事番号34252へのコメント

k 逃げるナーガを追いかけるリナ一行
L 町は破壊され蹂躙される
k その時天空に日々が割れ初めて現れたるは巨大な影
L それは救世主かそれともその殺戮の時によって目覚めた魔王か!?
k そんな話にはなりません
L では、どうぞ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「こんのナーガ逃げるなぁぁ。良いから話を聞きなさーい」
 リナの声を無視してナーガは走り続ける。リナはしばし考えて
「ご飯おごるわよ。」
 ナーガは逃げるのをやめたのだった。

 町の一角の料理屋そこでは、今戦いが繰り広げられていた。
「あ、てっめ。それは俺がとったチキンのオレンジソース煮込みだぞ」
「おぉーほっほっほっほ。そう言いながらこのわたしの白身魚のタルタルソース焼きを奪うとはなかなかやるわね。」
「っふ。オーフェンも甘いわね。このチキンはすでにあたしの者よ。って、ああ!ガウリィ!その梅肉ソース付けの焼き肉をとるとは!おのれぇ」
「ふはっはっはっは。甘いぞこのマスマチュリアの闘犬ボルカノ=ボルカン様を無視するとは!このボルカン様は裏路地で三十四の強敵から肉を奪い取ったのだぞ」
「ああ、裏路地のゴミ箱に入っていた腐りかけた肉を三十四匹の野良犬と格闘しながら食べて次の日おなかを壊したんだよね。」
「そんな事があったのか。しかし、見ていて腹がいっぱいになるな。………とてもセイルーンのお姫様が食べているとは思えない光景だ」
「ゼルガディスさ〜んそれは、言わないでくださいよ。」
「なんか見ているだけでおなかいっぱいになるわね。」
「そうですね。コギーさん。まぁ、お師様最近まともな者食べていなかったですしね」
「え?でもこの前オーフェンにあたしが創った爆死圧死パエリアをあげたけど………」
 と言う会話とナイフとフォークにスプーンと皿がぶつかり合う音が響き渡り、料理が飛び跳ねからの皿がどんどん積まれていく。
 ものすごい殺伐として殺気があふれている風景なのにさらには、ソースの後どころかパスタ一本米粒一個どころか塩こしょう一粒ないこのまま洗わずにつかえるのではないのかと言うほどきれいな皿が積まれている。(これは、ボルカンがなめただけであって本当に洗わずに使い回されるのは勘弁してほしいが………)
「と、いうことは別に家に帰そうとしてリナを雇ったという訳じゃ無いなのね。」
「そうです。………でも、そろそろ家に帰りませんか。父さんもおじさんも心配していますよ。」
「まだいやよ。まだ家には帰りたくないのよ。」
「そうはいっても………もう十分遊んだりしたんでしょ。そもそももうお小遣いが無いんでしょう。姉さん………。」
「なんかこれだけ聞いていると家出した姉を迎えに来たしっかり者の妹という雰囲気だな。」
「実際。そんな者らしいぞ」
 と、オーフェンの言葉にゼルが言う。
「第一、おじいさまももう年ですしそれに体の方も丈夫とは言えませんし病気も良くありません。
 そろそろ父さんが王位を継承するべきだと大臣達も言っているんですけれど………姉さんが居ないことにはそれもできないんです。」
「父様がなんだというのよ………。母様が死んだときだって仕事仕事で来たときは遅かったじゃないのよ。」
「と、父さんは、………王位継承者としての責務を果たしていたんです。」
「なにが、王位継承者よ。そもそも母様が死んだのだって父様が王位継承者だったからじゃないの。そうでも無ければ暗殺者なんかに殺される事なんて無かったのよ。
 そもそも、肉親に命を狙われたりする地位なんてクソ食らえよ」
「………そ、それはそうですけれど………。でも、母さんが死んだのは父さんの責任じゃありません!
 むしろ暗殺なんて言う人の命を奪うような仕事を選びそしてそういう仕事を依頼した人間からむこの人々を守るべきために必要なのです。」
「自分の妻や家族を守れなくなるような事で国を守れるわけ無いじゃない」
 だんだん白熱というか重い会話になってきたのをみてリナはため息をついて言う。
「……いや。その会話は後にしてほしいんだけど……。
 まぁ、ナーガの言うこともアメリアの言うこともどちらも一理あるわ。
 だけどナーガがやっていることはタダの逃避にも見えるわね。それだけ言えるなら実の父親……フィルさんに言えばいいじゃないの。
 少なくともあたしのライバルを名乗るなら自分の重荷をちゃんと背負って見せなさいよ。別に一人で背負えなんて言わないけれど………。
 今のあんたは問題から逃げている子供に見えるわよ。あたしの知っているあたしの自称ライバルで実質金魚のうんちのナーガは、無茶をやるし近所迷惑きわまりない行動をとって人間の恥だと思っているけれど……」
「………リナ………。あんたあたしをなんだと思っているのよ」
 その言葉を無視してリナは続ける。
「少なくとも目の前の問題から逃げ続けるような軟弱者じゃなかったと思うけれど………。第一、あんたが一生帰らないとしてそれでなにか幸せになるの?
 どのみちあんたのおじいさん……現セイルーンの国王はそれこそいつか人である以上死ぬでしょう。そうすれば王位継承者でその息子のフィルさんが王位を継承するわ。
 むしろこのままじゃ、フィルさんはいつまでたっても王位は継承できずにもっと悪い問題が起きるかもしれないわ。
 ナーガ……あんたはただ逃げているだけよ。」
 その言葉にナーガは黙った。
「ま、それに今目の前にある問題の方が重大よ。ナーガあんただってあんたもどきが有象無象と歩き回る世界なんていやでしょ」
 しばらく沈黙すると唐突に店に高笑いが響き渡ったのだった。

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34326スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/20 21:50:26
記事番号34252へのコメント

k 前回なんか途中から重い会話になったなぁ。
L 自覚あったのね。
k いえ、そのナーガって普段そう考えているんじゃないのかなぁという予想を少々入れてみました。
L ふ〜ん。そう
k 自分の予想じゃ母親が死んだという原因が父親の職業と言うためなんとなく父親に反抗というか反発しているという感じで……。
L まぁ、別に良いけれど………リナの台詞については?
k ああ、まぁリナにしてみればナーガがアメリアの姉貴だと言うことはおどろき桃の木山椒の木でしょうけど………。リナは相手が貴族だろうが王族だろうが今更扱いを変えるような人じゃないでしょ。
L まあ。ゼロスが魔族と知ってもそう扱いを変えなかったしね。
k そういうことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おぉ〜ほっほっほっほっほっほっほっほっほっほ」
 店中に響き渡る高笑いに店にいた人間と、言ってもリナとオーフェン達以外店主しか居ないのだが……。(ちなみに、店主は号泣している)
 ひとしきりナーガの高笑いが終わった頃
「っふ。さすがこのわたしの最大にして最後のライバルリナね」
「だれがあんたのライバルよ。あたしのライバルは故郷の姉ちゃんよ」
 ナーガの言葉に間髪入れずそういうリナ。
「っふ。まぁいいわ。とにかくこのあたしに頼みたい事って何かしら。」
 と、ナーガが言う。
「まぁ、話はキースの馬鹿も見つけてからだな」
 と、オーフェンがいった。そして、
「まぁ、コギーとボギーが呼べば来るだろ。こいつらの執事なんだからな………一応……」
「こういうときだけ呼んでも来なかったりして」
「………いや、それは………あいつなら」
「あり得ますわ。キースの行動なんて予測すること自体不毛ですもの」
「たしかに、キースさんが何をしでかすかなんて考えたところで理解できませんもんね」
 と、会話を聞いて
「………リナ=インバースよ。貴様らの言うキースとは化け物か」
 と、グラウに言われリナは遠い目で
「あたしも一度しか会ったこと無いけど……ブラスト・アッシュを受けてもヘンな踊りを踊っていたし………」
「えぇ!リナさんあれを人間と思っていたんですか。わたしは絶対に異世界の魔族だと思っていましたよ」
「えぇ〜〜。それじゃぁゼロス達と同類なのか」
「………旦那………。それはゼロス達に対してさすがに失礼だぞ」
 彼らの会話にキースを知らない者達の背中に汗が流れた。
「まぁ、とにかくあたし達の世界についたらこのベルを鳴らせば………」
 と、コギーが金色のベルを取り出し数回振るとチリリィィィンと澄んだ音が響いた。
「キースが来るのよ」
 その言葉にボルカンがぼそりと
「異世界にいても来たりしてな………」
 と、つぶやいた。その言葉に
「あ、兄さんにしては鋭い指摘」
 と、ドーチンが言った。
 その後の沈黙がしばし続いてルークがそんな馬鹿なと言おうとした瞬間だった。
「そ、」
 タッタッタッタッタッタッ
 と、走ってくる音が聞こえたのは………。
 それは予感だった。確信めいた予感だった。常識で考えればそれがそうと思える要素は一つとしてなかった。
 あり得ないという言葉が脳内をめまぐるしく回るが、その言葉を打ち消す言葉もあった。すなわち………
 本当にそう思うのか?
 その言葉にそうだと答える前にそれは現れた。
 ばっしゃぁぁぁん
 と、窓ガラスを突き破ってそれは舞い降りた。
 謎の執事(見習い)経歴過去一切不明の謎の銀髪の青年。
 オーフェンはどこか懐かしさすら感じながらその青年の名前を叫んだ。叫びながらこれが本名かどうか疑わしいがと思っていたが……。
「キース」
 と、

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34328スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/21 20:27:42
記事番号34252へのコメント

k あ〜やっと登場させれた。キース登場
L とうとう、登場キース
k ん〜、小説を呼んだ限りでもキースとナーガは絶対に印象に残るからなぁ
L まぁね。
k では、どうぞ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 それが一体何なのか、魔族でもわからなかった。一見すると普通の青年だった。
 銀色の髪の毛をオールバックにして執事服に身を包んだ二十代前半と思われる青年。だが、彼からは無意味に異様な雰囲気を垂れ流している印象が与えられた。
 なによりも、普通の存在は窓ガラスを突き破って現れない。そして、その青年は窓ガラスをものすごい勢いで突き破ったというのに怪我一つどころか髪型はいっさいくずれて無く、服装にしわ一つとしてない。
 窓ガラスの欠片すら男をよけたかのように周りに落ちなかったぐらいだ。
 オーフェンは彼をキースと呼んだ。そう、ッポイものが理想とした住民のもう一人キース・ロワイヤルだった。
「お呼びになりましたでしょうか。コギーお嬢様」
 と、キースはベルを鳴らしたコギーの方へ向くとうやうやしくお辞儀をした。
「……ま、まぁ、たしかに、呼んだことには、呼んだかもしれないけれど………。よ、良くこれたわね」
 と、呼び出した(当人にしてみればそんな気は無かったが)コギーはそういう。
「ええ、大変でした。婚約者のミリアンナに見送られ長い長い旅でした。
 山を越え谷を越えて森を越えました。途中、人食い族の群れに出くわしあやうく火あぶりにされるところを、馬に蹄をつけるのをやめさせるために旅をしているゲリラに助けられ、そのゲリラに敵対する馬馬団と戦いの中で戦友と言ってもいい仲の、オルスターと死別しました。
 わたしは、その後青紫金色漆黒怪鳥と戦い燃えさかる炎の山で紅蓮の杖を手に入れて………まぁいろいろあってここまで来たのです」
『……………………』
 全員が黙っていた。まぁ、どういう反応を返すべきなのかわからなかったという説もあるが………。
「何色のとりだったのよ」
「わたくしは紅蓮の杖がきになりますわ」
「っつか、オルスターって調味料の名前じゃなかったか?」
 と、キースになれた人間がとりあえずその話に突っ込みをいれた。
「つか、キース」
 お前本当にどうやって来たんだと、オーフェンが言おうとすると
「おや、久しぶりですな。黒魔術師殿、こうしてあうのは巨大青紫と赤紫の水玉もようの卵大食い大会で戦ったとき以来ですな」
「なんの戦いだ。つーかそんな大会に出たことはねぇ」
「そんな!!黒魔術師殿はお忘れになったんですか!!あの時のつらく苦しい戦いを!!あの、大紫と若紫のしましまもようの牛大食い競争での戦いを」
「最初と言っていることが微妙に違うぞ」
 と、ガーヴが突っ込みの声を上げた。
「……なんですかこの奇妙な人形は」
「てめぇほど奇妙な存在は居ないと俺は思うが」
 と、オーフェンに言われキースはさわやかな笑顔を浮かべて
「はっはっはっはっは。お戯れを黒魔術師殿。それではまるで私が常日ごと奇っ怪かつ奇妙な事件を起こしているように聞こえるではありませんか」
「俺の意志は伝わっていたみたいだな。………まぁ、いい。てめぇと会話しようとすること自体が間違いだと言うことは十二分に知っているつもりだ。」
 と、オーフェンはため息をついて手に持っていた焼き肉をかじった。
「おい、ボギー。この変態執事の主人はおめえだろ。良いから説明しろ。」
「わかりましたわ。オーフェン様。その後、デートしてくれるんですね。総出もしないとデートを申し込めないなんて奥深しい方ですわ」
 と、ボギーはキースに説明を始めた。
「………あのぉ〜。失礼かもしれませんけれど」
 と、レイがオーフェンに話しかける。キースが突き破った窓ガラスの欠片が頭に刺さっていたりするが気にしていない様子で言う。
「貴男の周りにちゃんと会話をする人間が居るんですか」
「……考えてみれば物心ついたときからまともに会話できる奴と知り合った記憶はないぞ」
 と、オーフェンが言った。その目にきらりと輝くなにかがあったのをみたリナ達はなんだかかわいそうになって自分たちの持っていた無事な最後の料理をオーフェンにあげたのだった。

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34331スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/22 17:30:23
記事番号34252へのコメント

L 一つ聞くけど、あんたコラボ以外かけないの?
k うっわ。失礼な。こう見えてもオリジナル小説のネタはノートに常に書き留めて置かなくちゃ覚え切れないほどなんですよ
L ………一つ聞くけど、重要英単語一つでも記憶している?
k i,my,me,are,you,is,it,do,dot,no,yes………ぐらいなら
L ………あんた英語の成績悪いでしょ。
k では、開幕です
L 逃げたわね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 そんな中、地響きが聞こえた。
「な、なんだぁ」
 と、ルークが外を見て
「なんだぁ」
 と、同じ事を繰り返して言った。
 リナ達やオーフェン達も外を見て
『んげ』
 声をそろえてうめいた。
 四角い体に四角い顔のような者をつけてお世辞にも機能的とは言えないデザインの巨大物体
 頭の上に黒と銀色のまだら模様の花が生えていること以外は記憶とそう変化は無かった。
 胸に見たこともない文字で何かが書いてある。読むことはできないが内容はわかる。『キーガ』この巨大な物体の名前だったりする。
「おはほはほはほはほはほはほはほはほは」
 奇声……否奇笑をあげてそれは、現れた。
「………あ〜〜あれがキーガだ」
 と、オーフェンが疲れ切った声で言う。今からあれと戦わなければならないのにこんなに疲労してしまって大丈夫なのだろうかと思うが、戦わなければいけないからこんなに疲労しているのだということは、わかっていた。
『………』
 しばし全員が黙っていると
「リナさん」
 と、ゼロスが話しかけてきた。
「いっそのこと本当にギガスレイブを使ってみませんか」
 ゼロスの言葉にリナはちょっと考えた後
「いやまぁ、あれは最後の手段だし」
 と、ストップをかけたのだった。
 それは奇笑をあげながら進む。進行方向に家があろうが塔があろうがなにがあろうが気にもせず笑いながら突き進む光景は、悪夢意外なんでもなかった。
「なんか、あれが暴走していると魔族とか神様とかどうでも良くなるな」
 と、ガウリィがのほほんと言った。
「まぁ。世界の存続とか滅びとかどうでも良いからあれをどうにかしろ。っと、言いたいわね」
 と、リナもうなずく。
「で、あれをどうするんだ」
 と、オーフェンに言われ
「………ナーガとキースがそろえばどうにかなるとしかあれ言わなかったしね」
「考えてみれば、いい加減な説明だったわね」
 と、リナとコギーが言った。
 風が拭いた。
「逃げるぞ」
 その言葉が誰の者だったのかは別として一斉に全員はそれから逃げ出した。

 キーガが去った後には煙があがり町は崩壊していた。これだけでもひどい有様と言える光景だったが、住民達をみるとその被害の真の恐ろしさがわかる。
 一体いつ着替えたのかは不明だが、その住民達は全員キースやナーガのようになっていた。外見見た目服装声すべてそっくりだった。かじろう手年齢が違うのが救いかもしれないが………。
 それらが
「いや〜、おどろきましたな。これは今年は桃が豊作という前ぶりかと」
「お〜ほっほっほっほっほ」
「おや、八百屋の生卵売りさんではありませんか。今日の魚はどれがオススメですか」
「おぉ〜ほっほっほっほっほ」
「さて、人生なにが起きるかわかりません。備えあればうれしいなと言います。さておどりましょう」
「おぉ〜ほっほっほっほ」
 と、会話をしている。
 理解不能の光景に耐性のあるリナやオーフェンにコギーにボギーはかじろうて立っていたが、気を抜くと倒れ込みそうになっている。
 予測していたアメリアに、ゼルガディスにガウリィにマジックにボルカンにドーチンは倒れ込み脂汗を流している。
 耐性のないクリーオウにレキに魔族ご一行は、すでに気を失っていた。
 世界は美しくないとだれかが言った。今、彼らはその言葉を理解していた。
 ………まぁ、こういう意味で美しくないと言ったかどうかは別としてだが………。
 そんな中、顔色一つ変えずに平静と見ているナーガとキース(オリジナル)だった。

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34341スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/24 17:39:13
記事番号34252へのコメント

k 夏も終わりかけてきたせいか、朝起きても布団をはねのけていない今日この頃。
L ああ、夏の猛暑となると朝でも暑苦しくて布団なんか掛けて寝られるかってかんじでものね
k 涼しくってクーラーが無くても過ごしやすいけれど、やっぱ寝るときは除湿をかけたり………。と、言うか現代日本は冷房よりも除湿のほうが省エネでしかも涼しくなるという利点があるんだよね
L あ〜、日本の夏って蒸し暑いのよね。気温の高いオーストラリアは湿度が低いから過ごしやすい暑さなのよね。
k と、まぁ夏の蒸し暑さトークは終わらせて
L では、本編へ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 人生をやり直せるとしたらどこからやり直そうとするか………。できることならリセットボタンを連打しているであろう今の状況にため息をつく面々だった。
 そんな中で、
「おぉ〜ほっほっほっほ。この、わたしもどきを作るなんてまぁ惚れ込む存在は正しかったでしょうけれど、真の気品も主義もない偽物だらけの世界なんて偽り意外なんでもないこと!」
 と、ナーガが笑いながらキーガに指さした。向こうが聞いているのかという疑問を感じないらしい。
「まったくです。いくら作ろうともそれはフェイク!!
 偽物には真の高貴という者がわからないのです」
 と、キースも吠えるが、………真の高貴がお前達を示す言葉なら高貴なんぞ犬の餌に出もなってしまえばいいと冷めた意見があったりする。
 そして、二人はものすごい勢いでキーガに突き進む。それを黙ってみていたオーフェンが一言、
「で、どうする」
 その言葉にはあの二人がどうにかしてくれるかもしれないと少しも思っては居ない声だった。
「どうかんね。冷静になって考えてみればあれをそろえたところで、危険が去るわけ無いのよ。と、言うか状況が混乱に混乱が混ざり合って収拾不可能に近くなるだけよね」
「ああ、俺たちはちょっと自分を見失っていたな」
 と、二人は言い合う。
 その後ろにはすでに生ける屍となったと言うよりも現実から逃げ続けている面々が居た。
「失敗したら、ヤバイが………」
「まぁ、失敗したらどっちにしろ」
『めちゃくちゃヤバイと言うこと』
 そういうとリナは呪文を唱え始め、オーフェンは集中し始める。
「――――すべての愚かなる者に等しく滅びを与えん事を」
 リナの呪文が完成する。
 そして二つの呪文が唱えられる。
 異なる世界の異なる力が………
「ギガ」
「我は歌う」
 重なった。
「スレイブ!!」
「破壊の聖音」
 キーガの体に無数のヒビが走り、そこにリナの根性とかいろいろな不満とか人間としての常識とかを込めて制御した不完全版だが、混沌そのものの力が漆黒の闇となってキーガに襲いかかった。
 爆音とすらわからなかった巨大な音
『どわしゃほへほはひょ』
 どうやら衝撃波とかで気づいたらしい後ろの正気を失っていた面々が正気を取り戻す。
 オーフェンはリナの方を見るとその髪の毛が栗毛色から真っ白な老婆のような白髪になっていたがそれよりも気になるのは、その二つの魔術を与えたそれだった。
 爆音と闇と砂煙が消えた後には、ただ巨大なクレーターとその周りに、衝撃波だけでできたらしいがれきの山。
 その中央へ行ってみるとそこには、子供が遊ぶためのボールくらいに小さくなったキーガの頭だけがあった。
「………あの方の力を借りたあの呪文を喰らって………」
「存在できるものがあるとわねぇ」
「驚きですね」
 と、魔王三人が意見を言う。キーガは相も変わらず奇笑をあげているが足も手もないそれが勝手に動けるわけはなく。
 そこに、
「ちょっっとぉぉぉぉ。あたし達の出番は」
 と、どうやら衝撃波に吹っ飛ばされただけだったらしいナーガが現れる。
 ふと、周りを見るとなぜか髪の毛だけちりちりのアフロヘアーになってるキースがいた。
 それはともかくその場にいた全員が声を合わせていった。
『知らん』

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34345Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜フィーナ 2009/8/24 18:40:15
記事番号34341へのコメント

kouさんどうも。フィーナです。
こちらに返事を出すのは初めてですね。考えてみれば。
> 人生をやり直せるとしたらどこからやり直そうとするか………。できることならリセットボタンを連打しているであろう今の状況にため息をつく面々だった。
リセットできるものならしたいですね。
ただ、それまでのことがなかったことになるのは考えられませんけど。
>「まったくです。いくら作ろうともそれはフェイク!!
> 偽物には真の高貴という者がわからないのです」
この二人の言う『高貴』をわかりたくもないとおもふ。
>「で、どうする」
> その言葉にはあの二人がどうにかしてくれるかもしれないと少しも思っては居ない声だった。
信頼とは対極ですからねー。オーフェンとキースの場合。
オーフェンとマジクの場合は、ほとんどオーフェンが・・・・・・あれですから。
>「どうかんね。冷静になって考えてみればあれをそろえたところで、危険が去るわけ無いのよ。と、言うか状況が混乱に混乱が混ざり合って収拾不可能に近くなるだけよね」
>「ああ、俺たちはちょっと自分を見失っていたな」
> と、二人は言い合う。
リナさんの的確すぎるツッコミとオーフェンの同意。
切なくなる会話ですね。
> リナの呪文が完成する。
> そして二つの呪文が唱えられる。
> 異なる世界の異なる力が………
>「ギガ」
>「我は歌う」
> 重なった。
>「スレイブ!!」
>「破壊の聖音」
ここまでは、ああ美しい。
> キーガの体に無数のヒビが走り、そこにリナの根性とかいろいろな不満とか人間としての常識とかを込めて制御した不完全版だが、混沌そのものの力が漆黒の闇となってキーガに襲いかかった。
リナさんリナさん。
根性はとにかく、なんなんですかその『いろいろな不満』って。
そちらの世界が理不尽でどうしようもないってことは、あなたやオーフェンがしっているでしょうに。
> 爆音とすらわからなかった巨大な音
>『どわしゃほへほはひょ』
> どうやら衝撃波とかで気づいたらしい後ろの正気を失っていた面々が正気を取り戻す。
魔王や仲間の存在を忘れてました。
耐性あってもきついのに、よくもちこたえましたふたりとも。
・・・・・・現実逃避もたぶんに含まれているんでしょうが。
>「ちょっっとぉぉぉぉ。あたし達の出番は」
> と、どうやら衝撃波に吹っ飛ばされただけだったらしいナーガが現れる。
> ふと、周りを見るとなぜか髪の毛だけちりちりのアフロヘアーになってるキースがいた。
> それはともかくその場にいた全員が声を合わせていった。
>『知らん』
一段落ですね。
ナーガとキースに関しては何もいいません。
この二人に何言っても、何の意味ありませんから。
『ナーガとキースだから』
これだけで十分です。言葉はこれだけで済ませてしまいます。
ではこれで失礼しますよ?

謎の魔道士:ほーっほっほっほ!
このわたしをさしおいて、返事しようなんてそうは問屋がおろさないわよ!
謎の執事:まったくですな!
あなたにはニルヤム星雲のウラピョンむしの灰色のもったりかんがまったくもって虹色の煙になるかのような思考を理解できぬとは

ごめん変な生命体そちらに押し付けます(いいつつ逃走)

謎の魔道士:ふっ。まったくこれしきのこと、このわたしにかかれば他愛もないわ!
謎の執事:おや誰かと思ったらkouと名乗る珍妙かつ不可思議で緑模様のウラヘミン族の末裔の方ではありませんか。
これは奇遇かつ珍しい記念物で赤い青色の肌はサリマリン漬けにして売ればサラミュン変異へと変質を遂げトトカンタを滅するという


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34349Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜kou 2009/8/25 09:57:32
記事番号34345へのコメント

>kouさんどうも。フィーナです。
どうも、フィーナさんkouです。
>> 人生をやり直せるとしたらどこからやり直そうとするか………。できることならリセットボタンを連打しているであろう今の状況にため息をつく面々だった。
>リセットできるものならしたいですね。
>ただ、それまでのことがなかったことになるのは考えられませんけど。
 無かったことにしてしまったところで、何処をどうすれば今の現実を繰り返さないのかという疑問もありますしね。
>>「まったくです。いくら作ろうともそれはフェイク!!
>> 偽物には真の高貴という者がわからないのです」
>この二人の言う『高貴』をわかりたくもないとおもふ。
 同感です。高貴じゃ無くて妖気の間違いじゃないのか
>>「で、どうする」
>> その言葉にはあの二人がどうにかしてくれるかもしれないと少しも思っては居ない声だった。
>信頼とは対極ですからねー。オーフェンとキースの場合。
>オーフェンとマジクの場合は、ほとんどオーフェンが・・・・・・あれですから。
 まぁ、キースがなにかを収拾づけたことと言えば、爆発オチしかないしね。
>>「どうかんね。冷静になって考えてみればあれをそろえたところで、危険が去るわけ無いのよ。と、言うか状況が混乱に混乱が混ざり合って収拾不可能に近くなるだけよね」
>>「ああ、俺たちはちょっと自分を見失っていたな」
>> と、二人は言い合う。
>リナさんの的確すぎるツッコミとオーフェンの同意。
>切なくなる会話ですね。
 と、言うか聞いていて涙が出ますね。
>> リナの呪文が完成する。
>> そして二つの呪文が唱えられる。
>> 異なる世界の異なる力が………
>>「ギガ」
>>「我は歌う」
>> 重なった。
>>「スレイブ!!」
>>「破壊の聖音」
>ここまでは、ああ美しい。
 対象を無視すれば美しいのかもしれませんね。
>> キーガの体に無数のヒビが走り、そこにリナの根性とかいろいろな不満とか人間としての常識とかを込めて制御した不完全版だが、混沌そのものの力が漆黒の闇となってキーガに襲いかかった。
>リナさんリナさん。
>根性はとにかく、なんなんですかその『いろいろな不満』って。
 あえて言うなら、もう一度キースとナーガのコンビニ出会うと言うことや、キーガと再度戦わなければならないこととか、後ろのちっとも役に立たない者達とかだと思われます
>> 爆音とすらわからなかった巨大な音
>>『どわしゃほへほはひょ』
>> どうやら衝撃波とかで気づいたらしい後ろの正気を失っていた面々が正気を取り戻す。
>魔王や仲間の存在を忘れてました。
 まぁ、キースとナーガの『個性』では、特に本編に出てない部下S事、レイはなぁ。
>耐性あってもきついのに、よくもちこたえましたふたりとも。
>・・・・・・現実逃避もたぶんに含まれているんでしょうが。
 まぁ、隣で我を忘れている存在が居るとぎゃくに冷静になるんですよ
>この二人に何言っても、何の意味ありませんから。
>『ナーガとキースだから』
>これだけで十分です。言葉はこれだけで済ませてしまいます。
>ではこれで失礼しますよ?
>
>謎の魔道士:ほーっほっほっほ!
>このわたしをさしおいて、返事しようなんてそうは問屋がおろさないわよ!
>謎の執事:まったくですな!
>あなたにはニルヤム星雲のウラピョンむしの灰色のもったりかんがまったくもって虹色の煙になるかのような思考を理解できぬとは
 あんたらの思考回路なんぞ理解できないわ
>ごめん変な生命体そちらに押し付けます(いいつつ逃走)
 えぇぇ。逃げるなぁ。こんなもん、そこら辺のゴミ箱に金貨巻けばいいから
>謎の魔道士:ふっ。まったくこれしきのこと、このわたしにかかれば他愛もないわ!
>謎の執事:おや誰かと思ったらkouと名乗る珍妙かつ不可思議で緑模様のウラヘミン族の末裔の方ではありませんか。
 ウラヘミン族ってどこの地域のどこの民族だ
>これは奇遇かつ珍しい記念物で赤い青色の肌はサリマリン漬けにして売ればサラミュン変異へと変質を遂げトトカンタを滅するという
 そんな、kouはたぶんどの世界を見て回ったとしても見つからないわ。
 良いから、元々いた世界に帰れ特に、魔道士!!あんたは実家に帰れ
 執事は、………いっそのこと帰り道間違えて混沌の中にいけ

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34344Re:スレイヤーズVSオーフェン 〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜終わりkou 2009/8/24 18:07:36
記事番号34252へのコメント

 リナとガウリィは道を歩いていた。あの出会いがまるで嘘のように………徐々に記憶は消えていって居ることは気づいていた。
 あの後、キーガを元の世界にもどして、世界中の前存在ナーガ・キース化現象は収まり、それらになっていた人々とも戻っていった。
 三度目も同じように異世界の記憶は持ち込めない。今回は事件が大きかったせいか、徐々に記憶が薄れていき曖昧になっていく。
 だが、まだそれが幻ではないことを証明されていた。リナの髪の毛はまだ白く魔力も戻っていない。
 リナとガウリィは当初の目的通りリナの故郷へと向かっている。ナーガはアメリアと一緒に故郷に帰るつもりらしい。
 まぁ、彼女が王位を継承するかどうかは謎だが………。ゼルはそれの護衛としてついて行くことになったが、アメリアに頼まれていやいやという風に装っていたがまんざらでもなさそうであった。
 オーフェン達がどうなったかは、リナ達は知らないしたぶんもう二度と会うことはないだろう。
 こうして、思い出して彼らの行く末を考えることも無くなるだろう。
 どこか寂しいと感じるが、彼らの物語の世界には自分たちは居ないのだ。それと同時に、自分たちの物語の世界には彼らは居ない。
 物語が違うのだ。もう、二度と世界は混じり合うことはない。
 ヴォイウムももう二度と呼ばないようにお願いをリナ風にやったからもう呼ばないだろう。
 リナは空をみた。たぶん、彼らが居る世界もこんなに青い空だろうと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 以上、スレイヤーズVSオーフェン〜三度目の接触は最凶最悪の戦い〜でした。
 いや、本当ならナーガとキースの服を取り替えようかと考えたんですけど………やっぱやめました。
 下手するとマジで魔族が滅びるかもしれないと判断したので………。こんな理由で滅びたら金色の魔王はたぶん情けないと怒るか、指さして笑う。
 何というか、ギャグで滅ぼしたらいかんと思ったんです。
 まぁ、それぞれの世界に違う世界の住人は入ることはできてもそこに居ないはずの存在というのは変わりませんから。

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