◆−おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第一幕−kou (2009/6/20 08:45:06) No.34105
 ┣Re:おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第一幕−kou (2009/6/21 13:47:28) No.34106
 ┣おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第一幕−kou (2009/6/22 20:31:43) No.34108
 ┣おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第四幕−kou  (2009/6/24 20:15:55) No.34111
 ┣おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第五幕−kou  (2009/6/26 18:50:14) No.34116
 ┗おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第六幕−kou  (2009/6/27 12:36:10) No.34119


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34105おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第一幕kou 2009/6/20 08:45:06


k 劇場版スレイヤーズのネタバレを含みますが、注意してね。(はーと)
L様 あの話乗らすボスは、劇場版の五作品の中で数少ないれっきとした悪役なのよね。
助っ人G ほかの悪役は、三作品は改心したりあきらめたりとわりとしていたり、茶目っ気がありましたしね。
部下S まぁ、ボスは魔族ですからね、茶目っ気のある魔族は、………
k いるぞ。ゼロスとかラギアゾーンとか……。原作だけを見てもわりと茶目っ気があるように見えるし、………。
L様 やっぱ、上司が無能だとまじめじゃないという事かしらね。
部下S しくしく………。
k 上司の上司にも、問題があるんじゃぁ………(ぽつり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「約束の島、ミプロス島」
 ブルマンの言葉にリナは黙っていた。
「ガイドマップによれば、良質の温泉がある島なんだって………。欠片探しが終わったら入りに行く?」
 と、神殿の中でブルマンが言う。
「あ、良いですね。姉さんもミプロス島に行きたがっていたんですよ。
 姉さん、温泉とか大好きなんです。あたしが魔道に興味持ったのも姉さんの影響でしたし………。」
 と、アメリアが言う。
 一行は神殿内でミプロス島へと向かっていた。
 リナは一度そこに言ったことがあるのだ。
「そーいや、ミプロス島って聞いた事があるような………。」
 と、ガウリィがつぶやいた。
「どっか、旅の途中に聞いたんじゃないか。旦那のことだあまり覚えていないんだろ。」
 と、ゼルの言葉に苦笑を浮かべるガウリィ
「………あれ、リナ。どこいくん。」
 と、歩き出したリナにモカが聞くと
「ん。ちょっとね。」
 と、リナは言って歩き出した。
 モカは、剣をおいたままついていく。
「………なんで、ついてくるのよ。」
「んー、なんとなくな。」
 と、モカが返事をした。
 ふと、扉を見つけるとそこにはレイとフィアルそして、髪の長いどこか気の弱そうな苦労性の印象を受ける青年と、どこか浮世離れした髪の長いウエーブのかかった女性がいた。
「………だれ、」
 リナの言葉に青年が振り向く。
『………彼らは、あやしい者ではありません。』
 と、珍しく神殿が喋る。
「なら、ええけど。」
 と、モカが言う。レイがひっつくとき女性がモカに話しかけた。
「モカ。私がわかりますか。」
「………。初対面のやつに言われてもな。」
 その言葉に女性は無表情に
「………そうですか。」
 と、言った。
 そして、レイとフィアルをつれて外に出る。
 振り返ると、そこにはあったはずの扉がなかった。

 ミプロス島。その昔、エルフの集落があったという神殿があり、フェアリーソウルが出始める頃になると、時にその場所に訪れる者の未来を見せるという言い伝えがある。
 そして、もう一つ伝説がある。
 なんでも、そのエルフの集落に現れた魔族を一人の少年と旅の魔道士が倒し、少年はエルフの娘と結婚した。
 旅の魔道士は行き先も告げず去っていった。
 エルフの人々は、魔族から助けてくれた人間の英雄を忘れないために神殿に、その英雄の彫像を作ったという。
 その魔道士はまだ、レイ=マグナムも発表していなかった魔王の力を借りた魔法を使い、少年は光の剣を使った。
 と、言う噂もあるほどである。
「まぁ、魔族を倒した云々は別としてもその神殿には一度行ってみたいな。」
 と、ゼルガディスが言った。
「魔道に長けたエルフ族なら、キメラの体を元に戻せるかもしれないからですか?」
 と、ブルマンが聞く。
「……まぁな。リナも興味あるだろ。エルフの神殿なんておまえさんの大好きな攻撃魔法のヒントがあるかもしれないしな。」
「ひさしぶりに、ダンジョン巡りも良いかもね。」
 と、ブルマンが言う。
「………んー、ああ、そうね。」
 と、リナは町を見ながらから返事をする。
【どうしたの】
 と、キリマンが聞くと
「ああ、ちょっと町の様子が気になってね。」
 と、リナは町を見回した。
 その言葉に一同も町の様子を見る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部下S ああ、死亡フラグがたっているぅぅぅ
助っ人G おちついてください。L様は、今最初のほうで余計なことを言った作者をしばき倒しています。
部下S そ、そうですか。なら、今の内に夜逃げをして名前を変えて顔を代えて農家でタマネギ商売でも………。
L様 魔王が、タマネギを売ってどうする。
部下S うわひゃぁぁぁぁ
L様 そんなにタマネギが好きならタマネギで死ぬが良い。
部下S ぎょにゃぁぁっぁぁぁぁぁ
助っ人G では、わたくしはこの辺で………。
L様 にがすぁぁぁぁ
 逃げ出す助っ人Gに、追いかけるL様。ためネギと血の臭いが混ざり合い舞台裏

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34106Re:おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第一幕kou 2009/6/21 13:47:28
記事番号34105へのコメント

k 前回の文章の間違いがあった。ゼルのレイ=マグナム云々は、忘れてください。
L様 光の剣士の子孫と言うことは百年前以降と言うことだものね。
部下S 知っていると想いますが、ドラグスレイブが発表されたのは千年以上前です。
助っ人G と、言うことはその方は死んでいるのですね。
部下S ………………………まぁ、死んだと言えば死んだのでしょうか。
k 少なくとも、天国じゃなくて地獄にいると言えるな。
L様 どういう意味よ。
k 極寒地獄。
L様 なるほど
k (L様のお仕置きのほうが地獄だと想うけど………。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 土産物を買う旅行者がクラゲのプリントアウトされたシャツを嬉々として選んでおり、クラゲのキーホルダーやクラゲの人形などが売られている。
 看板には、クラゲが描かれている。
『………………』
 絶句する数名の横でキリマンが
【悪趣味】
 と、看板を出す。
「………趣味云々を言っている訳じゃないんだけどね………。」
 と、リナが言った。
「あいつが、いた頃と一緒なのよね。」
 と、つぶやいた。
 そして、リナ達は一つのホテルを取った。
 クラゲの明かりつき看板という派手な温泉ホテルである。
 豪華な料理を食べながら、見ていると
「ようこそ。お客様。」
 と、一人の男が出てきた。
 リナの目が大きく見開かれる。
「……なんや。」
 と、モカが分厚いステーキをかみ切りながらつぶやく。
 銀色の髪の毛をオールバックにして丸いサングラスをかけている派手な中年のおじさんだった。
「時に、お客様。お生まれは?」
 と、舞台のそばにあるご婦人方に質問した。
「ええ、クリムゾンから。」
 と、婦人の言葉が返ってきた。

「………なんだよ。あれ」
 と、ブルマンがつぶやく。
「あいつ、イリュージョン・マスターよ。
 巧みな話術と幻術を使って故郷の幻を見せている………だけど、幻術がかかっていない人間から見ると」
 と、舞台を見る。
 すね毛のむさいオッサンが舞台でへたくそな演劇をしている。そこで、うっとりとクリムゾンから来た客が集まっている。
 その舞台を見ずに、リナを見つめている者が数名いた。

 温泉に入る。
 ただ、それだけのハズだったのにと、ブルマンがつぶやく。
 彼の目の前には、温泉のお湯でできたドラゴンが数十匹もいる。
「でぇぇぇい」
「ファイヤー・ボール」
「どりゃぁぁ」
「人畜無害キィィィク」
 と、モカにリナにガウリィにアメリアの言葉が響く
 攻撃呪文を放ち剣で斬りつけようとも、温泉マスターを名乗り自称、温泉ゲートを手中にして世界征服を企むただのマスターと言っている。
「どう考えても、ただのマスターじゃないと想うけどなぁ。」
 と、ブルマンの言葉にキリマンはこくりと頷きゼルガディスも
「まったくだ。」
 と、肯定する。
「でも、もっと異常なのは、」
「客達だな。」
 と、ブルマンの言葉にゼルガディスが言う。
 ものすごい戦いだというのに、観客達は何かのショーを見るかのように楽しんでいる。
 そこに、
「オォホホホホホホホホ」
 と、頭が痛くなるような高笑いが響き渡った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
k あの人登場です
L様 あの人が出るのねぇ
部下S あの人が出るんですか。
助っ人G あの人って誰ですか。
k 世の中には、知らない方が良いことがある。それの言葉の具現化と言いましょう。
L様 映画版を見ないとつまんない書き方しかできないくせに、悪口を書くのは上手ね。
k いえいえ、お代官様もといL様にはかないませんよ。
L様 ほほほほほほ
k はっはっはっは
部下S 時代劇じゃないんですから……。

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34108おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第一幕kou 2009/6/22 20:31:43
記事番号34105へのコメント

k 高笑い。
L様 誰が、出たのかなんて予想可能の存在ね。
部下S 時期的にどうごまかすんですか。
助っ人G ???
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 温泉場所は、すごい光景となっていた。
 星ビキニを着たシルクハットの男のあやつる水竜に苦戦するとき現れた謎の女、黒いある意味特殊な女王様みたいな人が紫色の派手な(服装から十分派手だが………。)仮面をつけた高笑いをあげる女が現れたのだ。
「………なに、………あれ。」
 と、ブルマンの言葉に応えたつもりではないのだろうが、リナの声が聞こえた。
「……ナーガ!」
 と、言う答えが。
 そして、温泉マスターは新たに参戦した自称リナの最大にして最後のライバル白蛇のナーガに敗北したのだった。

「………変ね。」
「まったくね。」
『そうですね(だね)(です)(やな)(だな)』
 と、肯定する者が大量にいる。
 一行は、ナーガを加え温泉マスターを王様に突き出しに向かっていたのだ。
「……あんた達は、何を変だと思ったの。」
 と、ナーガが言う。
「とりあえず、その仮面が変や。」
 と、モカの言葉にナーガ以外リナまでもうなずく
「おーほほほほほほ。
 乙女心という者よ。」
 どんな乙女心だ。と、突っ込む者も居なかった。
「で、リナさんは何が変だと想うんですか。」
 と、ゼロスが聞くと
「……ゼロス。ジョイロックって、知っている。」
 と、リナが聞くと
「ええ。魔族内でも変わり者として有名な方でしたから………。たしか数十年前に、滅びたんですよ。
 魔族なのに自堕落な感情を食べる変わり者でした。」
「あたしは、そいつと戦ったことがあるのよ。」
 その言葉を詳しく聞こうとしたとき、目の前に現れたのはイリュージョン・マスターだった。
 リナの身も蓋もなく出会い頭の攻撃呪文でぶっ飛ばされたのだが………。

 あの事件をなぞっているようだとリナは言った。
「………にわかには信じられんな。」
 と、ゼルガディスが言った。
 ミプロス島で起きた過去と現在そして未来を変換させる事件。
「じゃぁ、そのときであったラウディさんて、」
「俺の爺ちゃんなのか。」
 と、アメリアの言葉を途中でガウリィがとって聞く。
「あたしだって、知らないわよ。
 と、言うかあんたのじいさんの名前ぐらい覚えておきなさいよ。」
 と、リナが突っ込む。
 神殿へと向かいながら言う。
「ジョイロックが復活したのなら」
「それが、ゆがみの影響と想って間違いありませんね」
 と、リナの言葉をゼロスがとる。
「………滅んだ者が甦るのはこの世界の………いえ、あのお方の決まりに逆らうと言うことです。
 魔族としても見過ごせませんね。」
 と、ゼロスが言った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部下S もしも、そう言うことが可能ならフィブやガーウの代わりを創っていますよ。
L様 まぁ、それは倫理に反するんだけどね。
k つーか、そんなことを繰り返されたら人間的には迷惑というか困る。
助っ人G 人の代わりは居ない。

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34111おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第四幕kou  2009/6/24 20:15:55
記事番号34105へのコメント

L様 あんた、テスト大丈夫。受験生じゃない。
k 適度な息抜きは必要だと想う。
部下S 程度ならね。………行き過ぎないんですね。
助っ人G まったくですね。
k ………うるーさぁぁぁい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「そーいや、ナーガさんはどうして眠りの呪文をかけて簀巻きにして船に乗っけて流したんですか。」
 と、アメリアが聞いたときリナはさわやかなそれで居てどこかどす黒い気配を放出させながら
「えーなーがってだれりなちゃんしらないなあはははは」
 ………………
 棒読み口調か積む表情の笑い声をだす。
 聞いてはいけない。それに気づいた全員はそれに対して質問することをやめた。

「シュピー………シュピョー………シュピー………シュピョー………」
 と、大海原で小さなぼろい小舟に乗った簀巻き女性が眠っているのをカモメが見ていた。
 しかし、それは誰にも関係のないことであったが………。

 目の前の神殿の前にカエルが一匹いた。
「ひさしぶりだなぁ。ひひっひっひ」
 と、笑いながらそれはいた。
「おひさしぶりね。ジョイロックさん。あんたは、最初のほう。それとも最後のほう?」
 と、リナが聞くと
「………あんときとは、メンツが違うねぇ。
 ラウディのじいさんの孫は、ともかく………獣神官殿までとわねぇ。
 そーいや、あの変な魔道士はどうしたんだ。」
「忘れなさい。あの人間の恥は」
 と、リナが無表情に言う。
「けっけっけけ」
 そう言うと、巨大化した。
「でっかい敵か。おもしろそうやんけ」
 と、モカが不敵に笑った。
「………楽しませてくれよ。
 そうそう、いくら何でも獣神官殿までは相手にはできないな。」
 と、ジョイロックはそう言うと持っていた漆黒の宝珠をゼロスに放り投げた。
 すると、ゼロスの姿がかき消える。
「………!」
「………ゼロス!」
「ゼロスさん!」
 と、声が重なる。
「ジョイロック!あんた、どうなったのよ。
 前のあんたは、光の剣にドラグスレイブを上乗せしたのでほとびたはずなのに………。
 間違っても、五人の腹心の直属の部下をどうにかできるほどの力は無いはずよ。」
 と、リナは叫ぶ。
「あったりまえだろ。俺は純魔族の中でも下級に位置するからな。
 高位魔族の中でも有数のゼロス殿をどうにかできるわけ無いだろうが!
 しかし、ゼロス殿と同等かそれ以上の存在が居ないとはいわせねぇぜ。」
 と、言うとその手から赤い光がほとばしった。
 モカの剣が防ぐが、周りはがれきと化していた。
「今の俺はお前が戦った俺とは違うぜ。過去とも大昔ともな………。」
 と、笑った。
「………どうやら、」
「楽しめそうやなぁ」
「……手加減も、」
「必要ありませんね。」
「行くぞ。」
「………じゃ、僕たちは生暖かく見守っているね。」
【ファイト!】
「がんばってねー。」
「ねー。」
 と、言う言葉が滅んだ神殿で響いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
L おお、なかなかシリアスな展開に!
k いえーい。
部下S この調子はそうそう長続きしませんね。
助っ人G そうは限らないと想いますが………。

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34116おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第五幕kou  2009/6/26 18:50:14
記事番号34105へのコメント

k さて、スレイヤーズの劇場版の中でも原作色やアニメのほうの影響が見える話を元にした話も、そろそろ終幕です。
L様 そして、おざなりスレイヤーズも終わりが近いわね。
部下S もう一つの連載を早く集中したからだとか………。
k そ、……そんな………そんなこと無いもん。
助っ人G 言いよどみましたね。
k さぁ、第五幕開幕です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 白銀の刃と光の刃が振り下ろされ、呪文による火花や閃光やそしてその余波が空間をふるわせた。
「聞くかよ。」
 ジョイロックの声と共に空間に壁ができあがる。
「でやぁぁぁ」
 と、ガウリィの刃をジョイロックは手で受け止める。
「へっ先祖も子孫も同じ事を……」
 と、鼻で笑ったジョイロックに
「わてもおるでぇぇぇ」
 と、斬りかかった。そこに、
「ブラム・ブレイザー」
「エルメキア・ランス」
 と、ゼルガディスとアメリアの呪文が響く。
「ぐぉぉぉぉぉ」
 と、ジョイロックの声が響いた。
 そこに、
「時の流れに埋もれし偉大なる何時の名において………」
 その呪文が響いたときには、モカもガウリィもその場から離れる。
「愚かなる物に……等しく滅びを与えんことを、………。
 ………かっは」
 リナの力ある言葉が解放されようとしたときだった。
 リナの背後から赤い閃光がリナの胸を貫いた。
『リナ(さん)!』
 背後にいたのは、『もう一人のジョイロック』だった。
「油断したなぁぁ。」
 と、どこかで聞いたような言葉を言って空間から現れたジョイロックは笑みを浮かべてそう言った。

「………油断していましたけど………想ったよりゆがみは変なことになって居るみたいですね。」
 と、ゼロスが閉ざされた空間でそう言った。
 空間のわずかの穴があるがそこに魔力を込めて穴を開けてもまだダ出は不可能である。
「これほどの空間を作るとは………、魔族だけの技術では不可能ですが………魔力は………まさか………」
 ゼロスはうめく。
「ジョイロックさんだけではない………かもしれないんでしょうかね。」
 その言葉に応える物はその空間には居なかった。

「ひひひひ。俺は最初のジョイロックさ。」
「そして、俺は最後のジョイロックさ。」
 と、ジョイロックは言う。
 キリマンが急いでリナの周りに結界を創り、アメリアがリフレグションをかける。
「二人もおるとはなぁ。」
 と、モカがうめく。
「さぁ」
「どうする。」
 と、笑みを浮かべて言うジョイロックにリナは立ち上がる。
「………リナさん。」
 心配げなアメリアにリナは
「大丈夫よ。二度あることは三度あると言うでしょ。二度勝ったんだから三度目も勝に決まっているじゃない。」
 と、リナはそう言った。
 力強い笑みを浮かべて………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
L様 おお、大ピーンチ
k ふふふ。2人のジョイロックに魔族では不可能の空間製作の方法
部下S おお、本格的に話が動いているねぇ。
助っ人G なにしろ、あと数話で終わるんじゃないですか。
k それは、
L様 部下S 助っ人G 秘密ですか。
k あはははははは 

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34119おざなりスレイヤーズ 第八話 いにしえメモリー ろまんすスリップ しつこいフロッグ あやしげリターン 第六幕kou  2009/6/27 12:36:10
記事番号34105へのコメント

L様 日々夏めいてきたわねぇ。
k 夏休みは、楽しみですよ。
部下S まぁ、楽しみじゃないという人はいないと思いますけど………。
助っ人G さぁ、第六幕が開幕します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 戦いは熱烈を極めていた。
「ディル・ブランド」
 土砂の嵐が2人のジョイロックの視界を隠す。
 そんな中、リナは
「モカ………、ちょっとした賭をやってみる度胸ある?」
 と、聞いた。
「ええで、わては勝つつもりや。」
 と、モカは笑い。
「あと、その剣にも書けてもらうけど……。」
 と、リナの言葉に
「気にするな。」
 と、モカが答えた。
 ………勝手に答えないでほしいんだけどなぁ。と、エスプリは思った。
「よっし、失敗したらその剣が爆発するかもしれないけど気にしないでね。」
 と、言った言葉にエスプリは石化しそうになった。

『ラ・ティルト』
 ゼルガディスとアメリアの呪文を光の剣で増幅して二体のジョイロックに襲いかかる。
 そこに、
「どうりゃぁぁぁぁぁ」
 雄叫びを上げて斬りかかるモカ。
 そこに、
「等しく滅びをあたえん事を! ドラグ・スレイブ」
 その呪文がモカの剣を朱く染め上げた。
 ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ
 と、雄叫びが響いたような気がした。
 ドラグ・スレイブを上乗せした剣で斬りつける。
 モカの一文字斬りが二体のジョイロックを上下に切り裂いた。
 そして、
「ラグナ・ブレード」
 と、リナの呪文で右のジョイロックをさらに二つに切り裂いた。
 そして、
「どりゃぁぁぁ」
 と、ガウリィの光の剣がもう1人のジョイロックを切り裂いた。

 パリィィィン
 と、音が響いたら気がついたらゼロスが居た。
「ゼロスさん!」
 と、ブルマンが叫ぶ。
 ゼロスは静かに徐々にチリとかしているジョイロックの側に行き言った。
「一つ聞かせてくれませんか。」
 その顔は、紫色の瞳をみせた恐ろしい笑みだった。
「僕を閉じ込めた空間を作り出したのは何者ですか。」
 その言葉にジョイロックは
「………知っている………はずだぜ………。
 俺よりもあんたの方が地位が近いんだからな。………これで………終わりだと………思うな………ぎゃっはははははは」
 と、最後に狂ったような笑い声を響かせてジョイロックは滅びた。
「………なんや、すっきりせいへん落ちやな。」
 と、モカがぐったりとした剣を持ってそう言った。

「しっかし、ドラグ・スレイブの上乗せでその剣が爆発したらどうするつもりだったんだ。」
 と、ゼルガディスが帰りのまともな温泉宿でそう言った。
「大丈夫やろ。こいつ丈夫やし………まぁ、疲れ切って居るみたいやけど」
 と、ぐったりとゆですぎた麺のようになっている剣を持って言う。
「しっかし、………謎が出始めたわね。」
 と、リナがうめいた。
「………全くですね。僕は、このことをゼラス様に伝えてきます。」
 そう言うと、ゼロスの姿がかき消えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
k 次回からは、物語が終盤に動き始めます。
L様 しっかし、本来ならもっと話を作るつもりだったんでしょ。
k いやぁぁぁ。ははっはっは
部下S どっかの神官みたいな事を言っていないでくださいよ。
助っ人G 次回はL様にも私にも部下Sにも出番があるんですよね。
k いえーい。

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