◆−おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第一幕−kou (2009/6/6 10:30:34) No.34084
 ┣Re:おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第一幕−kou (2009/6/7 16:48:52) No.34085
 ┣おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第三幕−kou (2009/6/8 20:59:17) No.34087
 ┣おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第三幕−kou (2009/6/11 19:07:12) No.34090
 ┣おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第五幕−kou (2009/6/12 19:06:53) No.34092
 ┣おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第七幕−北 南 (2009/6/14 18:44:23) No.34095
 ┗おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第八幕−北 南 (2009/6/14 22:05:22) No.34096


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34084おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第一幕kou 2009/6/6 10:30:34


k 今回は、魔族もどんどん出ます。
部下S 魔族大量に出るとは、魔王的にもうれしいですな。
L様 あたしも出るのよね。
助っ人G エスプリも苦労しそうですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 カサート山脈。
 昔は水竜王が納めていた聖地の一つだった。しかし今は魔王が封印され魔族のすみかとなった。
 とある大国の軍隊が攻め込み全滅したと言う話は有名な話である。
 そこの魔王の住処のアストラルサイドで三体の高位魔族が悩んでいた。
 先日、魔王の中途半端な命令で困っていたが今は別のことで悩んでいる。
 彼らのテーブルの上には、黒い包装紙に金色のリボンでラッピングされたプレゼントが一人につき一つずつある。
 三体の高位魔族覇王グラウシェラーと海王ダルフィンに獣王ゼラス=メタリオムは、そのプレゼントを見て滝のように脂汗を流していた。
 魔族ならわかるこれは、魔族にとっては恐怖の代名詞と言っても過言ではないロード・オブ・ナイトメアからのプレゼントなのだ。
 付属のメッセージカードには【絶対食べてね。ハート】
 と、書かれている。
 食べて身の安全は保証されないが、食べないでいると間違いなくひどい目に遭う。
「いきますわよ。」
「ああ」
「うむ。」
 お互い覚悟を決めプレゼントの包装をあける。
 そこには、蜂蜜をふんだんに使ったハニーケーキがあった。
 金色に輝く粒が美しい。
「………見た目は、まともだな。」
 と、グラウシェラーが言うと、
「油断してはいけませんわ。お父様は昔、お母様のお作りになった焼き魚を食べて二、三百年寝込んだと聞きますわ。」
「ああ。ただの焼き魚で、その暗い寝込んだんだ。
 難易度の高いケーキなら危険度は格段に上がる。」
 と、ダルフィンとゼラスに言われる。
 ふと、箱の裏を見ると【ジョージのケーキショップのお店の店主に創らせました。】
 と、書かれていた。
 一気に安堵した三人(?)の魔族はケーキを食べ終える。
「お母様が創ったわけではないようですね。」
「しかし、なぜ。」
「気まぐれではないだろうか。」
 と、言い合っていると突如視界がゆがんだ。
 そして、
 彼らは森の中にいた。
「………普通の材料を使ったというわけではなさそうだな。」
 と、ゼラスが言うと
「ゼラス。一体どういう格好ですの。」
 と、言われゼラスは自分の格好を見る。
 金髪の五、六歳だろうかの少女。頭の上には紫色のリボンをしおり、膝までのスカートを着た女の子らしいが動きやすい格好をしている。
「ダルフィン。そしてグラウも人のことは言えないぞ。」
 いや、人ではないのだが、と突っ込むこともできないぐらいほかの二人も変わっていた。
 ダルフィンは、漆黒の長い髪の毛に赤いリボンが二つついており、漆黒のふわっとしたゴスロリちっくな服装をした同じく五、六歳ぐらいの少女に。
 グラウシェラーもやや上品そうな服を着た銀色の長い髪を後ろに一つにまとめた同年代の少年になっていた。
「………戻れんぞ。」
 と、グラウが言う。
 また、お互い首飾りよろしく名前札がついていてそこには【ゼーちゃん】【ダーちゃん】【グーくん】と、書かれていた。
 しかも、魔力がほとんど無くなっており人間に限りなく近くなっている。
「どぉいうことでしょうか。」
「おそらく、金色の母のいたずらなのだ……ろう………が、………。何……だ、この眠気……は、………。」
 そう言うと、ゼラスが倒れ次々に倒れ込み眠りにつく。
 その光景を見ている者が二人いた。

 金髪の絶世の美女。伝説の三大美女の上を行く美しさを持つ女性がそこにいた。(命ほしさに誇大表現となっていることをお許しください。)
 そのそばには、上司にいじめられているかわいそうな中間管理職といった雰囲気の持つ黒い髪の毛に真っ赤な目をした男性。
 美女の方は金色の魔王と呼ばれる巨大な力を持つ存在。
 男性の方はリナ達のいる世界を滅ぼそうとしている魔族の王。
「L様。わたしの部下で一体何をしているんですか。」
 と、おそるおそる魔王が聞くと
「やかましいわね。部下S。いいじゃないの退屈なんだから。
 そもそも、あんたの部下にあたしの恐ろしさを教えようと思っていたのよ。あの冥王だっけ、あたしに攻撃しようとした馬鹿がいるんだから」
 と、怒鳴られ魔王はしくしくと泣き出す。
「わかったら、さっさとゆがみの浸食を押さえに行きなさい。」
 と、言われ魔王は混沌の城からでる。
「すまない」
 と、この後大変な思いをするだろう部下に涙しながら魔王は謝った。

 蜂蜜のおいしいことで有名な町。そこにゆがみがあると聞きリナ達はそこに滞在していたが、目に見える異変もなく捜査はいきずまってしていた。
 キリマンはそんな中、夕食の材料の魚を釣って帰る途中だった。
 木の実も取ろうと森の中に入り、三人の子供を見つけたのわ。
「………」
 子供はすーすーと寝息を立てている。金髪と黒髪と銀髪のかわいい子供だった。
 そこら辺で拾った木の枝でつつく。
「……う……ううん。」
 と、黒髪の少女が目を覚まし
「だれぇ」
 と、眠たげに目をこすりながら聞く。
 そして、周りを見渡して
「ここはぁ、……」
 そして、
「……あたし、だりぇだっけ。」
 と、言ったのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
k あ、リナ達キリマン以外出ていない。
L様 つーか、リナは名前出ているけれど、ほかの奴らは名前すら出ていないわね。
部下S 考えもなく登場人物を増やすからですな。
k むぅ。部下Sのやつ、上司にいじめられているかわいそうな部下と表現したのが気に入らなくて皮肉を言う。
助っ人G どちらも事実だと思いますが。
k 次回はリナ達もちゃんと出ます。

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34085Re:おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第一幕kou 2009/6/7 16:48:52
記事番号34084へのコメント

k 蜂蜜入りのケーキは砂糖を使ったケーキより低カロリーなんですよ。
L様 へぇぇ。それは、すてきね。
部下S そう言う問題ですかぁぁぁ。と、言うかL様はダイエットなんか意味がないくらい食べるし、………がッふ
L様 ふ。乙女心がわからない部下は、スレイヤーズEVOLUTION-RのDVDvol3で地に沈まれるが良い。
助っ人G ですが、部下Sさんの意見も無理がないと想いますが、………。
k 大丈夫大丈夫。おもしろいから
助っ人G そう言う問題ではないと想いますが………。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 無断拝借している小屋に、魔王竜が突如飛来したときリナ達は思わず叫んでいた。
「のわひゃぁぁぁぁ」
「戦いがいがありそうやな」
 悲鳴の中でモカが嬉々とした声を上げた。
「ゼロス様ぁぁ、ここに居たですか。」
 と、漆黒の魔王竜の頭上から現れたのは、一体の純魔族。
『魔族!』
 と、警戒する数名の中で
『ラギアゾーン(さん)』
 と、リナとゼロスの言葉がかぶった。
『へ?』
 その魔竜王の上にいるのは、下級純魔族のラギアゾーンだった。
「どうしたんですか。ラギアゾーンさん。」
 と、ゼロスが聞くと
「その獣王様に海王様に覇王様が倒れました。」
 その言葉にしばしの沈黙が走る。そして、
『のわにぃぃぃぃぃぃ』
 と、絶叫が響き渡ったのだった。

 ゼロスがラギアゾーンと共に急いで本拠地へと向かった。
 後破壊された小屋は、ゼロスに小屋を修理させた。
 ゼロスはなぜかモカの剣を持って行ったあとリナ達はモカ達に獣王とはという説明をしていた。
「………と、言うわけでその残りの腹心がそいつらなの。
 ついでに言うと、ゼロスは獣王の直属の部下ね。」
「それは、別としてどうしてモカの剣を持っていたのかなぁ。」
 と、リナの言葉にブルマンの言葉を聞くと
「………さぁ」
 と、リナは曖昧に首をかしげたのだった。
 そこに、
【ただいま】
 と、看板を持ったキリマンが帰ってきた。
【拾った。】
 と、書いてある看板を見て下を見ると三人の子供がいた。
「拾ってくるなぁぁぁぁぁぁぁ」
 と、リナとゼルとアメリアともかの跳び蹴りがキリマンに見事に決まったのだった。

「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ」
 と、エスプリがおもわず怒鳴っていた。
「どうしたんですか、エスプリさん。」
 と、ゼロスがひょうひょうとした口調で聞くと
「きさまの上司が倒れようが死のうがわたしには関係ないだろうが、」
 と、エスプリが怒鳴ると
「そんなひどい。僕とあなたの友情はそんなもんだったんですか。」
「だぁぁれと、誰との友情だって」
 と、エスプリがゼロスの言葉にかなり怒った口調で聞くと
「あはははははは。かなり怒っていますね。
 大丈夫ですよ。結界を維持している五人の腹心の内一番力が強い冥王様が滅んでしまったし、その上ほかの腹心まで倒れたとなれば魔族総出の一大事ですから、モカさん達にはしばらく襲われないでしょう。」
 と、言う。エスプリは、
「本当だな。」
 と、聞くとゼロスは
「ええ。少なくとも獣王様の関係者はそうだと想いますよ。」
 と、言われたエスプリは
「しかし、きさまと一緒にきさまの本拠地へ行く理由はない。」
 と、言われゼロスは、
「っち。どさくさにまぎれてそのまま連れて行こうと想ったのに」
 と、忌々しげに言う。
「………貴様………。」
 と、どこか薄ら寒い者を感じるエスプリ。
「魔族は最近不況で人手不足ならず魔族不足なんですよ。
 と、言うわけで使える存在なら猫でも使おうと言う根性というわけで手伝ってくださいよ。
 じゃないと、モカさん達にあなたの正体言っちゃいますよ。」
「おまえなんか大ッ嫌いだ。」
 ゼロスの脅迫にエスプリはそう言ったのだった。

「じゃ、名前も覚えていないの。」
「うん。」
 と、ゼーちゃんと書かれている名札をつけている女の子にブルマンが聞く。
 ダーちゃんと名札をつけている女の子は、グー君と書かれている男の子の髪の毛を引っ張って遊んでいる。
 フィアルとレイは怯えているが、最近人見知りが直ったのかすこし遊ぼうとしている節も見られる。
「これは、ゆがみの影響か。」
 と、ゼルがつぶやくがその問いに答えられる者は居なかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
k ラギアゾーンさん登場です。
L様 たしか、せれくとでも登場するのよね。
k つーか、たしかすぺしゃるで登場した純魔族はみんな出ていると想いますよ。と、言うか二作しか無くてその二作ともせれくとされた。
助っ人G それより、部下Sさんの様子がかなり悪いんですけど………。
L様 へんねぇ。DVD一つだけじゃ攻撃力が薄い気がしたから、そのあと傷口に唐辛子とマスタードと柚胡椒とレモン汁と塩にあと三年間ほっといた餅からできた謎の青い液体を入れただけなんだけど………。
k ………。そんなことより次回は、謎の子供の親探しも加わって大変なモカ達。見た目故に聞き込みが難しいキリマンブルマンにゼルガディスを保護者にしたのは良いけれど………。と、言う話になる予定です。

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34087おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第三幕kou 2009/6/8 20:59:17
記事番号34084へのコメント

k スレイヤーズの新刊発売が多い六月ですね。
L様 そう言えば、そうね。スレイヤーズEVOLUTION-Rの漫画版発売するし、スレイヤーズのせれくととりーてぃんぐがようやっと発売されるしね。
部下S 長かったですよね。とくに、りーてぃんぐ。
助っ人G かなり長い間発売延期になっていたんですよね。
k イラストもかわいいみたいですし、楽しみですね。わくわく。
部下S そののりで、小説も楽しませなさいね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 カサート山脈の魔王の住処。アストラルサイドに渡ると、そこには大量の魔族がいた。
「………たく。どうして、わたしが、こんな事をしなくてはならないんだ。」
 と、そんな中エスプリはぶつぶつと書類のはんこ押しをしていた。
 魔族が何故、書類のはんこ押しを必要としなければならないのか謎でしかなかった。
「これにも、はんこお願いします。」
 と、ある下級魔族の一人に大量の書類をわたされる。
 下級魔族が敬語を使うのは、ゼロスに無理矢理連れてこられたエスプリはケンカを売った中級魔族に重傷を負わせたためである。
「……ところで、ゼロスのやつは何処だ。」
 人をこんなところで、無理矢理仕事を押しつけてと内心付け足す。
「………獣王様の側で」
 と、指さされたところへ行くと
「ゼェェェラァァス様ぁぁぁ。起きてくださいぃぃぃぃ」
 と、目をつぶったまま人形のように動かない金髪の女性に泣きついている。
 エスプリは、これをリナ達が見たら指さして笑うだろう。と、エスプリはどこかさめた部分で想いながら、見よう見まねねだがモカの飛び膝蹴りを喰らわせたのだった。
「人に働かせ説いて何をするぅぅぅ」
 と、モカの行動を思い出しながら蹴り倒した。

「名前は、これかなぁ」
 と、首にかけられていた名前札みたいな者を見ながらブルマンは言った。
「わかりませんわ。」
 と、ダーちゃんと言う名札をつけている女の子が言う。
 丁寧語のきりりとした美人というタイプだ。十数年後にはお嬢様という感じの美人となるだろう。
「………たく。犬猫じゃないんだからね。
 まぁ、ゆがみのせいかもしれないし、来ている物もいいから親を見つけて礼金がっぽりというのも良いかもね。」
 と、リナがダー君と言う名札を持っている男の子の服を見ながら言う。
 黒地の軍服にも見える服を見て言う。五歳児とは思えないほど仕立てが良い。
 そこに、いそいそと夕食をきっちり十人分のお皿を用意していたキリマンが
【ご飯】
 と、伝えに来た。

 衛兵に伝えたのだが、迷子の子供の連絡は来ていなくキリマンの涙ながらの願いにリナ達は折れたのだった。

 石畳の一室。
 周りは石のブロックだらけの部屋の中で二つの人影がそこにあった。
 フィディアートの遺跡の一室である。
「チェック」
「あ。」
 そんな中二つの人影はチェスをしていた。
「………はぁ。」
「先ほどからため息ばかりですね。」
 と、負けた青年の方のため息に、ウエーブのかかった無表情の女性が語りかける。
「………いえ。部下が上司の暇つぶしのおもちゃにされましてね。
 この分じゃ、滅んだ部下も気まぐれで復活しておもちゃにされているんじゃないかと想う今日この頃なんですよ。
 ただ、失敗するなら良いんですけれど、よりにもよってあんな失敗をしたので、ずいぶんひどい目に遭ったんですよ。
 もう一人の部下も、そもそも渡しが悪かったと言えば悪かったんですけれど、ね。
 離反するなんてあんまりだと想うんですよ。
 ………そもそも、・・・・」
 と、ひたすら愚痴り始める青年お話を女性はただぼんやりと聞いていたのだった。
 もしくは、聞き流していたのかもしれない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
L様 ところで、なんでプレゼントの包装が金色のリボンに黒い包装紙なの。
k いや。L様のイメージカラーがそう言うのだから
部下S たしかに、金色の魔王。ですからね。
助っ人G ほかの人達は?
k うーん。リナは赤みの強いオレンジかな。ガウリィは淡い青かな。アメリアは黄色みのかかった白でゼルはグレーに近い白。ついでに言うとゼロスは濃い紫。
 モカは赤かな。ブルマンは濃いめの青でキリマンは薄い紫。
 自分個人の意見だから、人によったら違うかもしれない。
L様 まぁ、人の感覚なんてそんな物よ。

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34090おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第三幕kou 2009/6/11 19:07:12
記事番号34084へのコメント

L様 そういや、あんたまだERの漫画買っていないんですって。
k いや。近所の本屋さんでは売っていなくて、今度の休日に買いに行くつもりです。あと、鬼太郎の劇場版DVDもレンタルするつもりです。
部下S そういや、近所のレンタルショップにはERはレンタルされた居ないと愚痴っていましたな。
k でも、近くって帰り道によれるのが利点なんだよね。
助っ人G それより、本編を書いてください。
k はーい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「元魔竜王系統の魔族と冥王系統の魔族の転属先希望調査書まとめておきました。」
「おい。エルメキア帝国での闇組織の魔道士がかなりの腕らしいぞ。」
「おい。この書類脱字だらけだぞ。」
「魔竜王派の詳細レポートまだか。」
 アストラルサイドで、まるで締め切り間際の漫画家の家のように動く魔族達の光景を見ていると、リナの言っていた魔族のイメージが音を立ててくずれていくような気がエスプリはした。
 ラギアゾーンとか言う魔族も走り回り、たこのような魔族や人間の女性の首だけのような魔族も居る。
 はっきり言って不気味意外なんでもない。
「ゼロス様。この書類の確認お願いします。」
「ああ、はい。
 エスプリさん。そこの山の書類のはんこ押しお願いします。」
 そう言われて、後ろを見ると文字通り山のような書類の山ができていた。
「………何で、魔族が書類製作をするんだ。」
 と、つぶやきながら律儀にはんこを押す。
 魔竜王の最後のまとめ、冥王様の計画の失墜の点と反省点のまとめ、魔竜王にまだ従う存在の調査ファイル。
 など、など、大量の書類をぺったんぺったんと、はんこを押す。
「……」
 いい加減、腹が立ってきたので文句を言おうと振り向いたら
「じゃ〜ん。にてますか。ハート」
 と、ゼロスがモカそっくりの姿で(声まで同じ)話しかけてきた。
 かなり本気の攻撃を放つと慌ててゼロスの姿に戻り、
「何するですか。喜ぶと想ったのにぃ〜」
「もう一度同じ事をしてみろ。こっちだって姿を変えることができる。
 リナの姿で、生きているってすばらしいとささやき続けるぞ。」
「………う、」
 うめき声を上げからかうのをやめたゼロスを見て、上司のゼラストか言うやつが目を覚ましたら、部下の教育について文句を言おうと決意していた。

 丁度その頃、リナ達は子供を拾って三日たっていた。
「そういや。蜂蜜売っていないのよね。この町。」
 と、リナがつぶやくと
「何でも、明日ある蜂蜜祭りの後、蜂蜜を売り出すそうですよ。
 その前に売ってはいけないというルールがあるそうです。」
 と、アメリアがメモ帳を見ながら言う。
「けったいな。ルールやな。」
 と、モカがあきれたように言った。
「それより、ゼル達に任せて良いのか。子供の世話。」
 と、ガウリィが言うと、
「かまへんかまへん。キリマン割とお節介やから今頃おやつでもつくっとるとちゃう。」
 と、モカが言った。
 実はその通りだったりする。
【どーぞ。】
 と、ふわっふわのスポンジケーキを差し出す。
『いただきまーす。』
 と、子供五人は笑顔でそれを食べ始める。
「紅茶はミルクをたっぷり入れてね。」
 と、ダーちゃんが言う。
「わたしは、ジュースを」
 と、ゼーちゃんが言い。
『牛乳』
 と、残り三人が言う。
「あら、グーはあたしと一緒にしなさい。」
「なんで、ダーと一緒にしなければいけないんだ。」
「なんとなくですわ。」
「絶対にやだ。」
「なまえきな。」
 そう言うと、ダーは手近のガラス瓶(パインのみのジュース中身あり)で、グーの頭を叩く。
「だぁぁぁ。ダー、グーに無理強いしないの。あと、すぐに攻撃するのやめなよ。
 そのうち、モカみたいな乱暴で色気もない女になるぞ。」
 と、ブルマンが止める。
 ゼルは血を流しているグーに治癒の魔法をかけている。
「まったく。ダーは、グーにすぐちょっかいを出していじめるんだから。」
 と、ブルマンがうめくと
「あら、だって楽しいじゃないですか。それに、泣いているグーって、かわいくありません。」
 と、笑顔で答えるダーにゼルはグーに
「………まぁ、これも一つの愛情表現……か?」
 と、慰めるが
「………うれしくないやい。」
 と、涙目で答えた。
 それを、ただ黙々とケーキをほか三人が食べているのは、ほぼ毎日一日中あるような光景だからである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
L様 あんたの、五人の腹心のイメージ聞いて良い?
k 良いですよ。魔竜王ガーウはまぁ、体力馬鹿であんまり作を考えるのは嫌いなタイプかなぁ。
 冥王フェブリゾは陰険で表舞台で動くよりも、裏でこそこそやって相手が言って先を読んでいるとしたら、十手先を読むタイプ。で、かなりの女好き。
 獣王ゼラス=メタリオムは、あっさりさばさばしているんだけど、肝心なところはひょうひょうとしていて、要領よく物事を進めるタイプ。あえて言うなら、楽しておいしいところを取ろうとするタイプかな。
 海王ダルフィンは、上品丁寧な口調なんだけど、一度言われた悪口は専売にして一生をかけてゆっくり返す上に、サディスト。
 覇王グラウシェラーは、作戦を考えるのは苦手だけど一応考えるけど、どっかで見たようなアイデアしか出ない。いじられキャラ。
 と、言うイメージですね。
部下S ああ、なんかひどい言われ用の感じがする。
助っ人G まぁ、この人は基本的に説明が毒舌家になりますから。

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34092おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第五幕kou 2009/6/12 19:06:53
記事番号34084へのコメント

L様 あんた、最近変換ミスしっぱなしね。
k すみません。なにしろ、駄文しか書けない物で、………
部下S 駄文とか言う問題じゃないんですけど………。
助っ人G 気をつけてくださいね。
k はい。わかっています。最近疲れていて寝不足な物で………。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ゼ〜ロ〜ス〜。」
 と、ものすごい勢いでゼロスに跳び蹴りを食らわしたのは、覇王将軍ノーストだった。
「……なんですか。ノーストさん。
 獣王様の直属の部下は、覇王様と違って一人しかいなくって大変なんですけど………。」
 と、ゼロスは不機嫌に書類を書く手を休めずに言う。
「その、貴様が助っ人として呼んだやつのことだが、……」
「魔族じゃないけど、精神体なんですよ。」
 と、ゼロスが手を休めずに言うと
「覇王様と、海王様に、あと獣王様に……落書きしたぞ。」
 沈黙がしばし、その場を支配する。
「エスプリさ〜〜〜〜ん。」
 と、ゼロスはものすごい勢いでエスプリのいる場所へと向かっていた。

「みょぎゃ〜ぁぁぁぁ」
 森の中で、グーの絶叫が響く。
 ブルマンが子供の遊び場として木を元にして創ったジャングルジムにある一本の縄にグルグルまきにされそれをさらに、グルグルと回転されている。
 回転しているのは、ダーである。
「……ダー。いい加減にしないと、グーも死ぬんじゃないか。」
「死んじゃうよ。」
「死んだら生き返らないよ。」
 と、ゼーとフィアルとレイに言われ、
「仕方ありませんわね。
 じゃぁ、今度は木の上からバンジージャンプをさせましょう。」
「嫌だぁぁぁぁぁぁ。」
 と、泣きながら引き連れれていくグーを見ながら
「ああいうのを、軟弱者て、言うの。」
 と、レイが指さして言う。
「レイのママが言っていたやつだね。」
 と、フィアルが言う。
「あいつは、ただ単に、虐めがいがありすぎるだけだ。」
 と、ゼーが言う。
 平和な森の光景にも見えた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
 と、絶叫の元木の上から涙ながらに落ちていくグーが木に引っかかるまでは、そう見えた。

「ダルフィン様ぁぁぁ。ひどいですわぁぁぁ。」
 と、涙ながらに海神官ヒュレイカーが絶叫をあげながら顔に書かれている【馬鹿】
 と、書かれている落書きを消している。
 ほかにも、寝たきり、部下の教育不届き、らんぼー者、単細胞、等々書かれている。
 その側で、ゼロスはエスプリに
「何の恨みがあってこんな事をしたんですか。」
 と、怒鳴る。
「そもそも、こいつらが寝込むのが悪い。」
 と、悪びれずに言うエスプリ。過去一度モカに文句を書いたこともあるのだ。彼らに文句を直接書くことなど、罪悪感も感じなかった。
「それより、ゴミ箱にこんな物が捨てられていたが………。おまえらは、ケーキを食うのか。」
「話をそらなさないで……くださ……。」
 話をそらすなと、言おうとしたがその声は消えた。
 エスプリが見せたのが黒い包装紙に金色のリボンだったからだ。
『………………………』
 沈黙が神官将軍全員で響いた。
「……こ、金色の………お母様………。」
 真っ青な血の気のない顔で(元から魔族に血は流れていないという説があるが………。)ゼロスはつぶやいた。
「?」
 エスプリはただただ、頭の上にクエスチョンマークを出すだけだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
k そろそろ、話も大きく動き出すね。
部下S わたしも出ますか。
L様 あたしより、出番が多いくせにそう言うこと聞くとはねぇぇぇ。
部下S あ、そう言いながら懐から出すそれは、赤竜の剣ですが、なんでそのような物を………。
L様 とあるウエートレスに借りたのよ。
助っ人G 何故、ウエートレスが剣を持っているのですか。
k あの世界の謎の一つですよ。
L様 どりゃぁぁぁぁ
部下S ぎゃぁぁっぁぁぁ
助っ人G 残虐な光景が起きてますね。
k まぁ、良くあることだね。
部下S ………………(絶句)。

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34095おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第七幕北 南 2009/6/14 18:44:23
記事番号34084へのコメント

L様 あんた最近、スレイヤーズの劇場版ビデオのレンタルにはまっているんですって。
k 一応、第八話に劇場版をネタにしようと想ってますしねvvv
部下S それより、この話を終わらせたらどうですか。
助っ人G 同感ですね。
k もうすぐ終幕ですよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ロード・オブ・ナイトメア?」
 エスプリの言葉にゼロスは眉をひそめて
「余りそう言う言葉を使わないでください。
 僕程度の魔族なんかがその言葉だけでも苦痛が来るのです。」
 それを、聞いてエスプリはふと、疑問がわいて聞く。
「……もしや、リナに脅されたときその名前を連呼されたりしたことがあるのか。」
「………ぞっと、する事を言わないでください。」
 と、ゼロスが言う。
「あの方は、これを見ればわかると想います。クレアバイブルの一欠片です。」
 と、ゼロスはエスプリに水色の水晶玉を渡した。
「?」
 疑問を浮かべて受け取ったエスプリにロード・オブ・ナイトメアに関しての情報が流れ込んできた。

「……う、………ひっく。……ダーの馬鹿………。」
 と、泣いているグーに包帯を巻くキリマン。
 ブルマンはダーとチェスをしている。
 ゼルはレイとフィアルとゼーに髪の毛をいじられている。
「やめんか。一度変な癖がつくと直りにくいんだぞ。」
 と、ゼルが言うがやめない。
 そこに、
「ヒッッヒヒッヒッヒッッヒヒイ」
 と、声が響く。
 そして、天井から黒と白のモノクロの糸がついたいびつな道化人形があらわれた。
「………魔族……」
 ゼルガディスが剣を持ってその人形に言った。

「これって、」
 リナがある場所で言った。
「だいたいあいつらのこともわかったかもしれへんな。」
 と、モカが言う。
「かけらの場所もわかりましたね。」
 と、アメリアの言葉にガウリィ以外がうなずいた。

「のひぃぃぃぃぃぃぃぃ」
 と、ブルマンの絶叫が響いた。
 その手にはゼーを抱えている。
 ブルマンはグーとレイを抱えゼルはフィアルとダーをつれて走っていった。
 後ろから追いかけるピエロ魔族。
「ひひひひひひ。
 子供を捕まえてなおかつ餌としておまけを連れて行けば、覇王様方々目覚めるだろうぅぅ。」
 と、狂気の笑顔を浮かべていた。
「だぁぁぁぁ。モカもリナさんもガウリィさんも居ない状況なのにぃぃぃ」
 と、叫ぶブルマンに
「居ないやつを望んでも意味がないだろうが!」
 と、ゼルの叫びが響いた。

「……な、………なんと、いう。存在だ……。」
 エスプリの言葉にゼロスは、
「わかりましたか。恐ろしいの意味が。」
 と、言った。
「……とにかく、一体何を考えているんですかあのお方は。」
 と、ゼロスがつぶやくと
「暇……つぶし……だそうよ。」
 と、覇王将軍シェーラが言った。
『へ』
 と、ゼロスとエスプリは間が抜けた返事をする。
「ちなみに、人間の子供の姿になっているそうよ。
 なんでも、ヴォライド村に居るそうよ。」
「………リナさん達が居る村だ………。」
「………モカ達がいる村だ……。」
 と、二人の声が言い
「あと、かなり下層の者が子供をさらにいっちゃったんだけど。」
 その言葉に脳裏にいやな予感が頭をかすめた二人だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
k 次回最終幕です。
L様 あたしので番外地幕しか書かなかったこの駄文書きにいま裁きを下そうと想います。
k 次回L様も出ます。
L様 殺すのやめます。
部下S 私の出番が消えたんですけど
助っ人G 二人とも無視してますね。
部下S どうせ、どうせ私なんか………しくしく………
助っ人G あなたのいじられキャラの性格は、グラウシェラーに受け継がれたみたいですね。

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34096おざなりスレイヤーズ 第六話 ふしぎなチャイルド おせっかいウイザード いたずらロード おまけのスイーツ第八幕北 南 2009/6/14 22:05:22
記事番号34084へのコメント

k スレイヤーズの画集の中古を買いました。vvv
L様 りーてぃんぐと一緒にスレイヤーズの新しい画集を書いてほしいな。あたしのイラストつきでv
部下S 私は書かれているのもあるんですよね。正確に言うともう一人の私ですけどね。
助っ人G 小説キャラクターはイラスト化されにくいのですね。私は、漫画キャラなのでよくわかりませんが……。
k さぁ、最終幕です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「急いでください〜。ゼラス様がぁぁぁ」
「ぜらすだがゼロスだがゼナスだが知らんが、モカ達が心配だ。」
 と、二人は急いで村へと向かっていた。

「うきゃぁぁぁ」
「おほほほほほほ」
「ダー、笑いながら頭を殴るなぁぁ」
「わぁぁぁぁぁぁぁ」
「………………………」
 子供の声にブルマンは
「やかましぃぃ」
 と、絶叫をあげた。
 キリマンが呪文でのろしを上げたのはそのときだった。

「なあ。あれ」
 と、ガウリィが指さした先にはSOSと書かれていた。
「………!」
 四人が顔を見合わせると急いでそこへと向かったのだった。

「……ぐ……」
 ゼルガディスが地面にたたきつけられる。
「ゼルガディスさん!」
 と、ブルマンが駆け寄ろうとして糸に絡め取られ木に縛り付けられる。
 キリマンは子供を守るように立っているが汗をだらだらと流している。
「おとなしく子供を殺させ、残りの子供をよこせば命だけは助けてやるぞ。」
 その言葉にキリマンは
「β¥―※▽§」
 呪文を唱えた。
 その呪文と同時に天空から雷土が降り注いだ。
 キリマンと名乗っているが、本名はダルダルフィードと言う。
 現代の大賢者と呼ばれる魔術師の一番弟子と呼ばれていた。
 その気になれば、一つのトレジャーハンター組織をつぶすことも可能だろう。
 だが、普段は攻撃を使わない。なぜなら、彼は誰かを攻撃するのは敵味方問わず恐れるからだ。
 モカ曰く、お人好しで小心者との事だ。
 彼の魔術の攻撃に、純魔族とはいえ低級の魔族はかなりダメージを喰らったらしい。
「き、貴様ぁぁ」
 と、純魔族が魔力球を投げつけようとしたとき、
『ラグナブレード』
 リナの力ある言葉に反応し漆黒の魔を切り裂く魔法剣で切り裂かれたのだった。

 蜂蜜の貯蔵庫にかけらはあった。
「レイの」
 と、レイが言うとかけらを飲み込もうとしたとき
「見つけたぁぁぁぁぁぁ」
 と、ゼロスが突如空間から現れるとゼーに抱きついた。
 ごっちと、モカの頭に剣が落ちる。
「………ちゃんと代えさんか。ぼけぇぇぇぇ」
 と、モカがゼロスを蹴り倒す。
「ゼー。あんたゼロスの知り合いなの。」
 と、リナがゼーに効くと
「あんな変なやつしらない」
 と、言った。
「しくしく」
 と、隅の方で泣きそうになるゼロスだがそうしている場合じゃないと気づき
「あの、この子達が何者なのかリナさん知ってますか。」
「いやしらないけど」
 と、ブルマンが言うと
「えっと、この子達が何処の子か知ってますから連れて行きますね。」
 と、ゼロスが言う。
「ちゃんと安全につれて行くんか。」
 と、モカに言われ
「誓いますよ。魔王様に誓って、」
 と、ゼロスが言って子供を連れて行こうとするとそれぞれ
「じゃあな。」
「ごきげんよう」
「さらばだ。」
 と、言った。
 ゼロスは少しおどろいた様子だったが、とにかく彼らを連れて漆黒の闇へと消えていった。
 そして、レイはかけらを回収した。

 夜の事だった。
「記憶にはないのか。」
「ええ。」
 と、空中でゼロスとエスプリは言う。
「リナさん達も気づいていなかったみたいですね。」
「魔族に襲われたのもあるだろうな。」
「………でしょうね。
 言っときますが、僕は嘘を言ってません。ゼラス様系統の魔族ではありませんでしたし、」
「知ってる。
 まぁ、モカ達も彼らが魔族だと知らないだろうな。
 そして、知らない方がよいだろう。
 ただ、不思議な子供だと思い続けるべきだ」
「……ゼラス様達も記憶がないままがいい気がしますね。
 全く、あの方のいらずら好きにも困った物ですよ。」
 と、二人がそう言ってつぶやいた。
 ゼロスの手にはキリマンがおやつに作ったスポンジケーキがあった。
「食べませんか。」
「この体になったときから食事はしないんだ。」
「………魔族は味わえるですけどね……。」
 と、会話しながら月を見ていた。

 金色の髪の毛の美しい美女は、純白のバスタブに深紅と漆黒の薔薇を浮かべたお風呂に入りながらつぶやいた。
「………人間になった記憶を消すつもりはなかったんだけどね。
 消しとかないと、魔族として不良品になってしまいそうだったのよ。
 こういういたずらは二度とやらない方が良さそうね。」
 と、つぶやいた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
k 次回は、ローラーボートを出そうと想います。
L様 あたしを出した賢いあんただからちゃんと説明してくれるんでしょうね。
k モカ達の世界のスポーツの一種です。
 ローラーシューズを履いてやるラグビーみたいな物です。
部下S モカ達にできるんですか。
助っ人G モカとブルマンはそれに出たことがあるんですよ。
k リナ達も入れて大騒動のつもりです。
 最終話の複線も入れていくつもりです。

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