◆−苦労の絶えない中間管理職。−真羅 あかり (2008/12/22 00:08:21) No.33879
 ┗Re:苦労の絶えない中間管理職。−葵 (2008/12/23 21:07:21) No.33885
  ┗感想ありがとうございました!!−真羅 あかり (2008/12/25 20:40:06) No.33889


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33879苦労の絶えない中間管理職。真羅 あかり 2008/12/22 00:08:21


こんにちは☆真羅あかりです!!
今回は・・・まあ、タイトル通りの話です。またしてもくだらないです。
正直に、どうでもいい話です。。。
注:ゼロリナ前提です!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ゼロス?」
「はい」
我が創造者である、獣王様のお言葉に返答する。
「あんた、いつまで仕事してるつもり?」
「・・・・・・・・・・・・・は?」
自分のあまりにも間の抜けた声に驚く。いや、しかし、今最も驚くべきは彼女の台詞にある。
自分の仕えている主の言葉とは思えない。
「それは・・・どういう・・・・?」
「だから、こんな大事な日にここにいていいのかって聞いてるのよ、私は」
そう言って彼女は足を組み直す。
大事な日・・・?
歳月の話となると、僕達魔族の次元ではない。人間の話だ。
そうなると真っ先に浮かぶのは愛しいリナさんのこと。
しかしリナさんの誕生日はもう過ぎたはずだが・・・・?
悩む僕に構わず彼女は続ける。
「まぁ、確かに私の直属の部下はあんたしかいないけど・・・。
 別に部下があんたしかいないわけじゃないんだし、今日くらい休みなさいよ」
彼女がかわいそうだ、という声がため息とともに流れる。
彼女・・・というのはおそらくリナさんのことだろう。
実は、リナさんと僕のことを獣王様は許して下さっているのだ。
なんでも、個性が無い魔族なんてつまらない・・・ということらしい。
それはともかく。リナさんがかわいそうだとは?
「あの、獣王さ・・・」
「いいっていいって。行ってきなさいよ。
 少なくとも今日は帰ってこなくていいから。・・・そうねぇ〜。じゃあいいわ。明日まで休暇をあげる♪」
獣王様は、その手をパタパタと振る。
獣神官の僕にとって確かに休暇は嬉しいことだが、訳の分からない休暇を貰ってもそれはそれで気持ちが悪い。
「獣王様、何故休暇を・・・・・・・?」
僕の言葉に目を丸くする彼女。
「え・・・・?あんた、働きすぎてぼけちゃったんじゃないの?だって今日は12月24日でしょ?だからよ」
??
ますます僕はわからない。12月24日?だからなんだというのだ?
僕の様子を見て、獣王様は慌てだした。
「ちょ、ちょっと!!本当にぼけちゃったの!?!?24よ!?イヴよ!イヴ!!」
えっと・・・。
雰囲気から察するにそれは知っていなければまずい事のようだが、残念ながら知らないものは知らない。
「イヴって・・・・?」
恐る恐る聞く。
「はぁ!?!?クリスマス!!クリスマスイヴよ!!知らないわけじゃないでしょ!?!?」
立ち上がり、声を荒くする獣王様。
・・・・わからない。
しかし、まさかそういうわけにもいかず黙る僕。
「・・・・・・・・・」
何も言えずひざまずく僕を見下ろしていた獣王様は、諦めたように椅子に音を立てて座る。
「ゼロス」
「はい」
静かな空間に響き渡る声。
そして。
「許可するまで私の元に現れるな」
僕がその言葉を理解する前に、獣王様は消えてしまわれた・・・・・・。




月を見ていた。
一人で。
盗賊いじめをする気分にはなれない。
だからといって、眠る気分でもない。
だって、今日はイヴだから・・・。
らしくないなぁ〜・・・とは思う。
ゼロスが来るはずなんて無いのに。
獣神官として忙しい彼が。
何しろ、クリスマスさえ知らない彼が。
アメリアに「教えないんですか?」と聞かれたことがある。私はそれにうなずいた。
教えて、無理に来させるのは嫌だった。
それじゃあまるでゼロスから魔族をとったみたいだもの・・・。私は今のゼロスが素直に好きだから・・・。
「ゼロス・・・」
思わずつぶやいたそれに。
「リナさん」
耳元で返事が返ってきた。
「へ!?!?」
ってか、私、後ろから抱きしめられてたぁ!?!?いいいいいいいいいいいつのまに!?!?
「どどどどどどどどどどどどうしたの!?!?ゼロス!?!?」
私はとにかくゼロスの腕から逃れ、向かい合う。
・・・彼の瞳が覗いていた。なんだか、切なげな瞳が・・・。
「リナさん。
 僕なりに考えはしたんです。
 でも、どうしてもわからなくて・・・」
??
ゼロスが何を言いたいのか、私には分からなかった。
「リナさん。今日って、何の日なんですか?」
刹那。
スパコーン!!
すばらしく軽快な音が部屋に響いた。・・・てちょっと、何よ?その目は?言っとくけど、私のスリッパの音じゃないからね!!
ゼロスが痛さのあまり(?)しゃがみこむと、そこには一人の女性が立っていた。って、このタイミングで来るという事は、ゼロスの身分から考えて・・・!?!?
「じゅ、獣王!?!?」
「イエス♪こんばんは☆リナちゃん」
ハリセン片手ににっこり笑う獣王。・・・あんたは本当に魔族か・・・?
「獣王様・・・?」
「ゼロス!!あんた最低ね!!よりにもよって、リナちゃんに聞くなんて!!」
・・・??
「獣王・・・?」
「なんの事はないのよ、リナちゃん。
 この子ったら、クリスマスを知らないっていうんだから・・・!!そんな乙女心が分からない奴なんて、私の部下にはいらないの!!」
・・・そーゆーもんなのか・・・・?
「で、でも、獣王・・・。クリスマスって人間の文化だし・・・」
「いいえ!!甘いわ!!」
私のフォローを即否定する彼女。
「彼女がいながらクリスマスを知らないなんて、ありえないわ!!極刑よ、極刑!!」
・・・なにも魔族のあんたがそこまで力説しなくても・・・。




かくて。
私とゼロスは明け方まで獣王に、クリスマスの重要性を語られたのである。
私は思った。
中間管理職とは!!・・・苦労が絶えないのだ・・・と。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ありがとうございました!!
いや〜・・・。わけわかんないですね(泣
失礼しました(逃

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33885Re:苦労の絶えない中間管理職。2008/12/23 21:07:21
記事番号33879へのコメント

こんばんは!
また感想書きに来ちゃいました!
迷惑だったら、スルーしてください

>「ゼロス?」
>「はい」
>我が創造者である、獣王様のお言葉に返答する。
>「あんた、いつまで仕事してるつもり?」
>「・・・・・・・・・・・・・は?」
>自分のあまりにも間の抜けた声に驚く。いや、しかし、今最も驚くべきは彼女の台詞にある。
>自分の仕えている主の言葉とは思えない。
確かに、1年間、365日働いている(働かされている)ゼロスにとっては
想像も付かない言葉だったんでしょうね

>「それは・・・どういう・・・・?」
>「だから、こんな大事な日にここにいていいのかって聞いてるのよ、私は」
>そう言って彼女は足を組み直す。
>大事な日・・・?
>歳月の話となると、僕達魔族の次元ではない。人間の話だ。
永遠に存在する魔族にとっては
いちいち歳月のことを気にしないんでしょうね

>そうなると真っ先に浮かぶのは愛しいリナさんのこと。
>しかしリナさんの誕生日はもう過ぎたはずだが・・・・?
>悩む僕に構わず彼女は続ける。
>「まぁ、確かに私の直属の部下はあんたしかいないけど・・・。
> 別に部下があんたしかいないわけじゃないんだし、今日くらい休みなさいよ」
>彼女がかわいそうだ、という声がため息とともに流れる。
>彼女・・・というのはおそらくリナさんのことだろう。
>実は、リナさんと僕のことを獣王様は許して下さっているのだ。
>なんでも、個性が無い魔族なんてつまらない・・・ということらしい。
『個性が無い魔族なんてつまらない』って、
ゼラスさんらしい台詞ですね

>「え・・・・?あんた、働きすぎてぼけちゃったんじゃないの?だって今日は12月24日でしょ?だからよ」
>??
>ますます僕はわからない。12月24日?だからなんだというのだ?
>僕の様子を見て、獣王様は慌てだした。
>「ちょ、ちょっと!!本当にぼけちゃったの!?!?24よ!?イヴよ!イヴ!!」
>えっと・・・。
>雰囲気から察するにそれは知っていなければまずい事のようだが、残念ながら知らないものは知らない。
>「イヴって・・・・?」
>恐る恐る聞く。
>「はぁ!?!?クリスマス!!クリスマスイヴよ!!知らないわけじゃないでしょ!?!?」
>立ち上がり、声を荒くする獣王様。
>・・・・わからない。
>しかし、まさかそういうわけにもいかず黙る僕。
人間について調査したからと言って、
そこまで細かく調べなかったんでしょうね

>ゼロスが来るはずなんて無いのに。
>獣神官として忙しい彼が。
>何しろ、クリスマスさえ知らない彼が。
>アメリアに「教えないんですか?」と聞かれたことがある。私はそれにうなずいた。
>教えて、無理に来させるのは嫌だった。
>それじゃあまるでゼロスから魔族をとったみたいだもの・・・。私は今のゼロスが素直に好きだから・・・。
リナらしい意見ですね

>「リナさん。今日って、何の日なんですか?」
>刹那。
>スパコーン!!
>すばらしく軽快な音が部屋に響いた。・・・てちょっと、何よ?その目は?言っとくけど、私のスリッパの音じゃないからね!!
>ゼロスが痛さのあまり(?)しゃがみこむと、そこには一人の女性が立っていた。って、このタイミングで来るという事は、ゼロスの身分から考えて・・・!?!?
>「じゅ、獣王!?!?」
>「イエス♪こんばんは☆リナちゃん」
>ハリセン片手ににっこり笑う獣王。・・・あんたは本当に魔族か・・・?
ゼラスさんだったんですか!
私はてっきりリナかと・・・
>「なんの事はないのよ、リナちゃん。
> この子ったら、クリスマスを知らないっていうんだから・・・!!そんな乙女心が分からない奴なんて、私の部下にはいらないの!!」
>・・・そーゆーもんなのか・・・・?
>「で、でも、獣王・・・。クリスマスって人間の文化だし・・・」
>「いいえ!!甘いわ!!」
>私のフォローを即否定する彼女。
>「彼女がいながらクリスマスを知らないなんて、ありえないわ!!極刑よ、極刑!!」
>・・・なにも魔族のあんたがそこまで力説しなくても・・・。
>
>
>
>
>かくて。
>私とゼロスは明け方まで獣王に、クリスマスの重要性を語られたのである。
>私は思った。
>中間管理職とは!!・・・苦労が絶えないのだ・・・と。
ゼロスも苦労がたえませんね〜
でも、そんなゼロスが、私は大好きです!!!!(オイ)
>ありがとうございました!!
>いや〜・・・。わけわかんないですね(泣
>失礼しました(逃
そんな!
とても面白かったですよ!!
また次の小説期待しています!!

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33889感想ありがとうございました!!真羅 あかり 2008/12/25 20:40:06
記事番号33885へのコメント

いつもいつもありがとうございます☆
もう、マジで嬉しいです(泣
お返事させていただきます♪

>>「ゼロス?」
>>「はい」
>>我が創造者である、獣王様のお言葉に返答する。
>>「あんた、いつまで仕事してるつもり?」
>>「・・・・・・・・・・・・・は?」
>>自分のあまりにも間の抜けた声に驚く。いや、しかし、今最も驚くべきは彼女の台詞にある。
>>自分の仕えている主の言葉とは思えない。
>確かに、1年間、365日働いている(働かされている)ゼロスにとっては
>想像も付かない言葉だったんでしょうね
ってか、この言い方、一歩間違えればクビになった感じがしますね(今さら・・・;

>>「それは・・・どういう・・・・?」
>>「だから、こんな大事な日にここにいていいのかって聞いてるのよ、私は」
>>そう言って彼女は足を組み直す。
>>大事な日・・・?
>>歳月の話となると、僕達魔族の次元ではない。人間の話だ。
>永遠に存在する魔族にとっては
>いちいち歳月のことを気にしないんでしょうね
こーゆーところが切ないですよねっ!!ゼロリナって!!まあ、私はそういう切なさも好きですけど!!

>>そうなると真っ先に浮かぶのは愛しいリナさんのこと。
>>しかしリナさんの誕生日はもう過ぎたはずだが・・・・?
>>悩む僕に構わず彼女は続ける。
>>「まぁ、確かに私の直属の部下はあんたしかいないけど・・・。
>> 別に部下があんたしかいないわけじゃないんだし、今日くらい休みなさいよ」
>>彼女がかわいそうだ、という声がため息とともに流れる。
>>彼女・・・というのはおそらくリナさんのことだろう。
>>実は、リナさんと僕のことを獣王様は許して下さっているのだ。
>>なんでも、個性が無い魔族なんてつまらない・・・ということらしい。
>『個性が無い魔族なんてつまらない』って、
>ゼラスさんらしい台詞ですね
こういう性格のゼラスも好きです♪

>>「え・・・・?あんた、働きすぎてぼけちゃったんじゃないの?だって今日は12月24日でしょ?だからよ」
>>??
>>ますます僕はわからない。12月24日?だからなんだというのだ?
>>僕の様子を見て、獣王様は慌てだした。
>>「ちょ、ちょっと!!本当にぼけちゃったの!?!?24よ!?イヴよ!イヴ!!」
>>えっと・・・。
>>雰囲気から察するにそれは知っていなければまずい事のようだが、残念ながら知らないものは知らない。
>>「イヴって・・・・?」
>>恐る恐る聞く。
>>「はぁ!?!?クリスマス!!クリスマスイヴよ!!知らないわけじゃないでしょ!?!?」
>>立ち上がり、声を荒くする獣王様。
>>・・・・わからない。
>>しかし、まさかそういうわけにもいかず黙る僕。
>人間について調査したからと言って、
>そこまで細かく調べなかったんでしょうね
人間界では常識ですからね(笑;

>>ゼロスが来るはずなんて無いのに。
>>獣神官として忙しい彼が。
>>何しろ、クリスマスさえ知らない彼が。
>>アメリアに「教えないんですか?」と聞かれたことがある。私はそれにうなずいた。
>>教えて、無理に来させるのは嫌だった。
>>それじゃあまるでゼロスから魔族をとったみたいだもの・・・。私は今のゼロスが素直に好きだから・・・。
>リナらしい意見ですね
リナの意見は私の意見でもあります(笑
やっぱり、魔族のゼロスも・・・きゃぁーww(←殺してくださって結構です。はい。

>>「リナさん。今日って、何の日なんですか?」
>>刹那。
>>スパコーン!!
>>すばらしく軽快な音が部屋に響いた。・・・てちょっと、何よ?その目は?言っとくけど、私のスリッパの音じゃないからね!!
>>ゼロスが痛さのあまり(?)しゃがみこむと、そこには一人の女性が立っていた。って、このタイミングで来るという事は、ゼロスの身分から考えて・・・!?!?
>>「じゅ、獣王!?!?」
>>「イエス♪こんばんは☆リナちゃん」
>>ハリセン片手ににっこり笑う獣王。・・・あんたは本当に魔族か・・・?
>ゼラスさんだったんですか!
>私はてっきりリナかと・・・
>>「なんの事はないのよ、リナちゃん。
>> この子ったら、クリスマスを知らないっていうんだから・・・!!そんな乙女心が分からない奴なんて、私の部下にはいらないの!!」
>>・・・そーゆーもんなのか・・・・?
>>「で、でも、獣王・・・。クリスマスって人間の文化だし・・・」
>>「いいえ!!甘いわ!!」
>>私のフォローを即否定する彼女。
>>「彼女がいながらクリスマスを知らないなんて、ありえないわ!!極刑よ、極刑!!」
>>・・・なにも魔族のあんたがそこまで力説しなくても・・・。
>>
>>
>>
>>
>>かくて。
>>私とゼロスは明け方まで獣王に、クリスマスの重要性を語られたのである。
>>私は思った。
>>中間管理職とは!!・・・苦労が絶えないのだ・・・と。
>ゼロスも苦労がたえませんね〜
>でも、そんなゼロスが、私は大好きです!!!!(オイ)
きゃーーー!!葵さまとは本当に気が合いますww(葵さまにとっては不名誉この上ないことと思いますが・・・)

>>ありがとうございました!!
>>いや〜・・・。わけわかんないですね(泣
>>失礼しました(逃
>そんな!
>とても面白かったですよ!!
>また次の小説期待しています!!
ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます蟻が十ございます蟻が・・・・?あり?(←ばか。。。
次もがんばらせていただきます!!
本当にありがとうございました!!(蟻が十匹いたわけではありません{笑)

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