◆−昨日で終わった時間旅行? 9−氷紅梦無 (2007/7/16 19:47:03) No.33247
 ┣良い子は寝るべき時間帯ですが。−櫻井 (2007/7/19 01:26:14) No.33254
 ┃┗良い子はお外で元気に遊ぶ時間ですが。−氷紅梦無 (2007/7/19 12:59:20) No.33256
 ┣昨日で終わった時間旅行? 9−。。。 (2007/7/19 23:53:06) No.33260
 ┃┗いつもいつも遅くて申し訳ありません…−氷紅梦無 (2007/8/3 22:30:09) No.33301
 ┗昨日で終わった時間旅行? 10−氷紅梦無 (2007/8/9 00:24:13) No.33317
  ┗こっちじゃお久しぶりにー(これ何回言ったんだろ…?−櫻井 (2007/8/17 15:54:09) No.33323


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33247昨日で終わった時間旅行? 9氷紅梦無 E-mail 2007/7/16 19:47:03




『昨日で終わった時間旅行?』
九。

「ふぅん……まぁ突っ込まないでおこう。……あぁ、一つ質問いいかな? 僕を捕まえた時なんて言ったの?」





『―――ッ!?!?』
 ばたばたと手足を暴れさせている間に、酔っ払いは地に落ちる。が、秋海はそこでのリタイアを許さない。衣擦れの音さえ出ないような軽い動きでその体の各所を弾き、姿勢を整えさせて足から落とし、衝撃すら完璧に逃がさせた。
 間違っても怪我をしないように。


 …まだ付き合え。


『―――ね?』

『…ィアッ……!!!!』
 わずかな悲鳴。音だけの声はどんなに言葉が違えど同じ物になるようだ。笑ったままの秋海に感じた恐怖は、動物として持っている本能という奴だったのだろう。酔いは完全に醒めたようだった。
 しかしそれとは反対に、周りにいた連れの人間は何が起こっているのかすら解っていない。殴りかかった彼が急に宙に浮き、ただ落ちてきた。そして殴られそうになった人間を見て悲鳴を上げた――それだけでしかなかっただろう。
『……――?』
 彼の友人らしい男性がいぶかしげな声を上げ、手を伸ばす。
『ヒィ…!! …ヒァアァァ…ッ!!』
 どうやら腰が抜けたらしい元酔っ払い――仮に中年イとでもしよう――は清潔だった服を気にせずに地べたを這い、一番近くに居た友人にすがりついた。 しかし、涙と鼻水とで汚れた顔を押し付けられるのを嬉しがる酔っ払いなんぞこの世にいるはずもなく、中年イにとっては無慈悲とも言える動作であっさりとひっぺがされた。
『あーあー、大の大人がみっともない。嫌がる女の人の腕を引っ張ってたの、忘れたはずないよね? 全員自業自得あーんど粛清開始…っ!』

 そして、今度はオトモダチも合わせて宙に浮いた。五人全員である。秋海はその中心で片腕を上げてコートを広げていた。

『集団であーゆーコトする人達はいっぺん頭を冷やしなさいっ!』
 わざとわずかな時間差で打ち上げた一人一人には、それぞれ違ったやり方で更に打撃を加える。

 中年イには背骨の中央を的確に捉えて掌の下の方で打撃を、
 中年ロには腰骨を打つ肘打ちを、
 中年ハには脇腹をえぐるアッパーを、
 中年ニには肩の間の背中への膝蹴りを、
 中年ホには薄めになっている頭皮、その気絶しないのにどえらく痛い位置へのチョップを。

『はい終了〜』

 秋海がぱたぱたと手を払った時には、中年イ〜ホは全て地面でうめいていた。ちなみに地に落ちる時は全て大部分の衝撃を逃がしてある。せいぜい軽い打撲が増える程度だろう。
 そもそもの技とて、気絶したり重傷を追わせるような物ではない。ただむちゃくちゃ痛いだけにしておいた。
 それはそれでひどいという意見もあるだろうが、頭を冷やすにはそういう事が必要ではある。痛みと恐怖は、酔いをふっとばす一番簡単な方法だと秋海は思っている。

『うーん…なんでも経験なんだねぇ』
 打撃を加えるついでのように姿勢を整えて地へと降ろす。友人の頼みで、彼の道場で子供相手に組み手の相手役を勤めた時の経験が役に立った。中途半端に反応する事をおぼえた子供にはこういう強制的な姿勢制御が必要なのである。
 ま、それはさておき、やる事がある。

 黒いコートを翻し、中年'sに人差し指をビシッ! と突きつけ、先生のような強い口調で、

『…まぁったく! おじさんたちは羽目外しすぎ! よって、これは自業自得っ! 解る?!』

 言葉が違うのだから細部は解らないだろうが、口調から言いたい事は伝わるのか、中年'sがしゅんと小さくなっている。
 細かい所や手段はともかく、彼のほうが圧倒的に正しい位置にいるのだから。まわりの野次馬も声高に冷やかしたりはせずにただ囲んで笑っている。
 ……まぁ、正気に戻ってるから見下した笑いって結構堪えるんだろうけどねぇ。

 それもまた良い薬だ、と呟き、説教を再開しようとした。
『あのね、いい? 君達のした事はねぇ、――――…うん? そっちの人達、どうしたの?』
 秋海の背後の野次馬の一部から、どよめきや悲鳴じみた声が出始めていた。彼らに阻まれて秋海にはその理由が見えない。
『……?』
 その理由が見えたとき、秋海は確信した。


 ……あぁ、なるほど。――――――――…つまり今日はトラブルに好かれる厄日なんだね。


 ビ―――――――――――――っ!!!!
 尖った音が鼓膜に突き刺さる。

『…――ッ! …―――ッ!!』
 おそらく、退いてっ! と叫んでいるのであろう少女の声が響いた。
 猛スピードを出している秋海の知らない乗り物、車輪の付いていないキックボードによく似たそれが、真っ直ぐに突っ込んできていた。


 秋海が一つ溜め息をつく。








「うきゃぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」

 悲鳴が聞こえる。自分の悲鳴だ、と少女は思う。
 十三、四歳ぐらいの高い声…普段や、歌を歌う時は綺麗だな、と自分でも思うような声だが、こんな悲鳴を上げているときは全然綺麗でもなんでもないと良くわかった。
 確かにこのrun――個人運用型重力制御式移動補助器具なんぞとゆー長い正式名称だけど普通はrunって呼ぶ――はお下がりだ。四歳上の姉もずいぶんと乱暴に扱っていたのは知っていた。しかし、よりによって、何故。

 ……ブレーキ用の制御チップが破損なのよっ!? スラスターは正常で、アクセルも閉じられて、重力制御用のレバーも手応えあるってゆーのに!! 確かに精密機械なんだけどっ、そんな大事な所がなんでピンポイントで壊れてそのうえ緊急停止が効かないってどんなポンコツ―――っ!?

 目の前のディスプレイに出ているのはそれを示す表示と、『とにかく危ないので早く降りてください』という警告のみ。

「降りろって言われたって無理よぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!! おねーちゃんの馬鹿ーっ!!! なんでベルトの金具なんて壊すのよ―――っ!!!」

 それなりにスピードが出る物であり、スクーターやバイクのように座る形式ではないため、安全の為に腰の辺りを固定するベルトがついているのだ。しかし、少女のそれは少し壊れている。
 装着は出来る、しかし、外すのがえらく硬いのだ。そのための工具を持たないと乗れない程に。
 と言ってもドライバー1本で簡単に外れる程度で、逆に外れにくくて良いじゃないかなー、と修理には出していなかった。
 ――――――それが完璧に裏目に出た結果である。ちなみにドライバーは背中に背負った小さめのリュックの中。この速度で手を離したりしたらバランスを失ってひどい事になるだろう。

「あーんもぉっ!! 直す! ぜぇったい直す!!! おねーちゃんから修理費出させてぜんぶ綺麗にまっさらな状態まで直すぅ!!!」
 もしくは買い直し、と低く呟く。

 腕にはめたブレスレットがカチャカチャとやかましい。最近伸びてきた髪の毛は後ろに流れるからいいとして、今日はタイトミニのスカートで良かった。昨日買ってもらったばかりのキャミソールワンピースが破けたり汚れたりはさすがに酷すぎる。
 泣きっ面には血ってこう使うんだっけ? ……自分でもなにか違うと思いつつ、幾らかリラックスできたのを確認。ここで自分がパニクったら終わりなのは少女自身解っている。
 涙が浮かぶのは風の所為だと決めつけて、とにかくロータリーの縁を目指した。

 ……縁から落ちればなんとかなる…………かな? いや、はず! じゃなきゃ困る! とりあえずあたしは助かるはずだもん!! 

 こんな造りの街に暮らす以上、常に転落死の危険は付きまとう。小さな子供ともなれば危険性は跳ねあがる。ただの柵など、悪知恵と突拍子のない発想の前には無いも同然なのだ。だから、この街は発展した科学技術でなんとかしてみた。
 全住民の全身照合が可能なほどのカメラ・ネットワークを町全体に敷き、全身照合によるIDを全ての人に振り分けたのである。産まれたばかりの赤ん坊が病院から出る前に必ずされることは最初の全身照合だ。一度IDが振られた人は、定期的に照合し直され、常に誰が誰であるのかを見分けられるようになっている。副産物として犯罪の検挙率が跳ねあがったりプライバシーが云々という問題も持ち上がっていたり。

 この際それはいいとして、そのIDを使って何をするのかというと、落下物の選別だ。この街では人も落ちるが物の方が落ちる。

 そして、超高層ビルの屋上から何か…たとえば空き缶などを落とし、その数個分下のロータリーを運悪く歩行中だった誰かにぶつかったりしたら、その人は即、命の危機である。これは昔の香港などでも問題だった。だから超高層ビルの窓はほとんど開かない所が多かったりする。
 上から落ちてきた空き缶が当たって死亡、なんぞとゆー嫌な死に方する人がこれ以上増えないように、落下物は出来る限り排除の方向である。
 故に、選別の必要があるのだ。人命は大事なので救わねばならないが、単純に『人の形をしたもの』を要救助者とすると、マネキンやらアンドロイドやら、果ては立体映像まで落下中の人間とされてしまう。機械の融通のきかなさはいつでも面倒である。

 ちなみに、IDカードも存在する。
 きぐるみを着てお仕事中の人は普段と全く違う格好であり、むしろ人間と見られない事も多いからだ。その場合は外から見える場所にカードの提示が必須である。それと観光客も臨時のカードを渡されてそれが身を護る鍵となる。
 仕組みを一通り思い返し、少女は自分の服装や髪型をチェック。

 ……とりあえず今のあたしは普段通り。たぶん助かる。…ま、実際に助かった人を間近で見た事なんてないからすぅっごい不安なんだけどね。

「―――って!!!!! なんなのそこの集団――っ?! 退いて退いて退いてぇぇぇっ!!」

 目指す縁のまん前に、なぜか人だかり。
 約束なんかやめときゃ良かった今日はとことんツイてないのね厄日なのねそーなのね、と息継ぎ無しで少女は悪態を吐き、しかし目の前の大きなボタンを強く叩く。その強さに応じた鋭く大きな音が周囲に響いた。クラクションだ。

「退いてっ! 退いてよっ!」

 ブレーキは利かない、アクセルはとっくに絞り切っている、降りる事もできない、摩擦で止めようとかそんなバカな事をしても靴がオシャカになるだけ。出来る事が何も無い少女は、とにかくクラクションをぶっ叩いて、大声で退いてと叫び続けるしかなかった。


 そして、クモの子を散らすように退く人だかりのむこうに、一人だけその場を動かない男性がいた。
 肺の中の空気を全て搾り出すような大声で、少女は叫ぶ。

「ど、い、て、よぉ――――――――――――っ!!!!!!!」


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33254良い子は寝るべき時間帯ですが。櫻井 2007/7/19 01:26:14
記事番号33247へのコメント
どうもこんばんはー。
むしろあと4,5時間もしたらおはよぉかなーあははははは。
すみません、本気で眠くて眠くて足が痺れてるんです(ぇ
ってな訳で久々に投稿してみましたっ
期末テスト後は授業が半日で素敵ですねー。
テストなしでいきなり半日になったらもっと素敵なのに。

>「ふぅん……まぁ突っ込まないでおこう。……あぁ、一つ質問いいかな? 僕を捕まえた時なんて言ったの?」
でっ、何て言ってたんですかっ?(わくわく
>『―――ッ!?!?』
> ばたばたと手足を暴れさせている間に、酔っ払いは地に落ちる。が、秋海はそこでのリタイアを許さない。衣擦れの音さえ出ないような軽い動きでその体の各所を弾き、姿勢を整えさせて足から落とし、衝撃すら完璧に逃がさせた。
> 間違っても怪我をしないように。
>
>
> …まだ付き合え。
>
>
>『―――ね?』
>
>『…ィアッ……!!!!』
> わずかな悲鳴。音だけの声はどんなに言葉が違えど同じ物になるようだ。笑ったままの秋海に感じた恐怖は、動物として持っている本能という奴だったのだろう。酔いは完全に醒めたようだった。
> しかしそれとは反対に、周りにいた連れの人間は何が起こっているのかすら解っていない。殴りかかった彼が急に宙に浮き、ただ落ちてきた。そして殴られそうになった人間を見て悲鳴を上げた――それだけでしかなかっただろう。
>『……――?』
> 彼の友人らしい男性がいぶかしげな声を上げ、手を伸ばす。
>『ヒィ…!! …ヒァアァァ…ッ!!』
> どうやら腰が抜けたらしい元酔っ払い――仮に中年イとでもしよう――は清潔だった服を気にせずに地べたを這い、一番近くに居た友人にすがりついた。 しかし、涙と鼻水とで汚れた顔を押し付けられるのを嬉しがる酔っ払いなんぞこの世にいるはずもなく、中年イにとっては無慈悲とも言える動作であっさりとひっぺがされた。
これ読んだ時は、本当に息が止まりました(表現下手ですみませ。。
「恐怖」の一言です(あれ、…一語?
あんまりこんなジャンルを読まないため…ではないと思います。多分。きっと。
毎回毎回リアルさ増しやがってコノヤロウ(何その八つ当たり
一度ここコメント書いたものの不注意で消しちゃって、だからもう一度小説を読み直してみましたけど、それでもやっぱり怖かったです。
なんかでも言いましたけど、「一度目で普通の小説として楽しめて、二、三度で更に引き込まれる」って感じです。
あれ、あんま伝わってない・・?(どこまでも表現下手くそ
> そして、今度はオトモダチも合わせて宙に浮いた。五人全員である。秋海はその中心で片腕を上げてコートを広げていた。
コートを広げ…?
ええとすみません、どういう事でしょうか・・・。
>『集団であーゆーコトする人達はいっぺん頭を冷やしなさいっ!』
> わざとわずかな時間差で打ち上げた一人一人には、それぞれ違ったやり方で更に打撃を加える。
>
> 中年イには背骨の中央を的確に捉えて掌の下の方で打撃を、
> 中年ロには腰骨を打つ肘打ちを、
> 中年ハには脇腹をえぐるアッパーを、
> 中年ニには肩の間の背中への膝蹴りを、
> 中年ホには薄めになっている頭皮、その気絶しないのにどえらく痛い位置へのチョップを。
いろは歌だったのか!!(そこか
> 秋海がぱたぱたと手を払った時には、中年イ〜ホは全て地面でうめいていた。ちなみに地に落ちる時は全て大部分の衝撃を逃がしてある。せいぜい軽い打撲が増える程度だろう。
> そもそもの技とて、気絶したり重傷を追わせるような物ではない。ただむちゃくちゃ痛いだけにしておいた。
肘打ちやらアッパー…それを一瞬でほぼ同時でしかもかなり痛いとは…
やっぱり秋海さんともなると、そこんとこの力加減やら云々は楽勝ですか。。。
> それはそれでひどいという意見もあるだろうが、頭を冷やすにはそういう事が必要ではある。痛みと恐怖は、酔いをふっとばす一番簡単な方法だと秋海は思っている。
わーわーひどーい。
でもそれって、眠気を覚ますには親にふくらはぎを踏まれるのが一番、みたいなものですか?(え
> ま、それはさておき、やる事がある。
>
> 黒いコートを翻し、中年'sに人差し指をビシッ! と突きつけ、先生のような強い口調で、
>
>『…まぁったく! おじさんたちは羽目外しすぎ! よって、これは自業自得っ! 解る?!』
>
> 言葉が違うのだから細部は解らないだろうが、口調から言いたい事は伝わるのか、中年'sがしゅんと小さくなっている。
やる事はやるんですね。
> それもまた良い薬だ、と呟き、説教を再開しようとした。
細部分からなくても説教再開!?
> その理由が見えたとき、秋海は確信した。
>
>
> ……あぁ、なるほど。――――――――…つまり今日はトラブルに好かれる厄日なんだね。
確信するのそこー!?
> ビ―――――――――――――っ!!!!
> 尖った音が鼓膜に突き刺さる。
私あの音きらい・・・(好きな人あんま居ない
> 秋海が一つ溜め息をつく。
お疲れサマー(超他人事
> 確かにこのrun――個人運用型重力制御式移動補助器具なんぞとゆー長い正式名称だけど普通はrunって呼ぶ――はお下がりだ。四歳上の姉もずいぶんと乱暴に扱っていたのは知っていた。しかし、よりによって、何故。
もしやその姉はひなみちゃんだったりしてーあはははは。(有り得ないだろ
> ……ブレーキ用の制御チップが破損なのよっ!? スラスターは正常で、アクセルも閉じられて、重力制御用のレバーも手応えあるってゆーのに!! 確かに精密機械なんだけどっ、そんな大事な所がなんでピンポイントで壊れてそのうえ緊急停止が効かないってどんなポンコツ―――っ!?
ま、そんなこともあるよね (やっぱり他人事
> 目の前のディスプレイに出ているのはそれを示す表示と、『とにかく危ないので早く降りてください』という警告のみ。
とにかくって表現が妙にツボに入りました(笑
> と言ってもドライバー1本で簡単に外れる程度で、逆に外れにくくて良いじゃないかなー、と修理には出していなかった。
あ、分かる分かるー。
> ――――――それが完璧に裏目に出た結果である。ちなみにドライバーは背中に背負った小さめのリュックの中。この速度で手を離したりしたらバランスを失ってひどい事になるだろう。
ああッ、凄い分かる!!
> 腕にはめたブレスレットがカチャカチャとやかましい。最近伸びてきた髪の毛は後ろに流れるからいいとして、今日はタイトミニのスカートで良かった。昨日買ってもらったばかりのキャミソールワンピースが破けたり汚れたりはさすがに酷すぎる。
わー、女の子〜♪(ォイ
> こんな造りの街に暮らす以上、常に転落死の危険は付きまとう。小さな子供ともなれば危険性は跳ねあがる。ただの柵など、悪知恵と突拍子のない発想の前には無いも同然なのだ。だから、この街は発展した科学技術でなんとかしてみた。
> 全住民の全身照合が可能なほどのカメラ・ネットワークを町全体に敷き、全身照合によるIDを全ての人に振り分けたのである。産まれたばかりの赤ん坊が病院から出る前に必ずされることは最初の全身照合だ。一度IDが振られた人は、定期的に照合し直され、常に誰が誰であるのかを見分けられるようになっている。副産物として犯罪の検挙率が跳ねあがったりプライバシーが云々という問題も持ち上がっていたり。
えーと、戸籍が更に進化した感じ・・・?(櫻井の理解なんて所詮こんなもん
> この際それはいいとして、そのIDを使って何をするのかというと、落下物の選別だ。この街では人も落ちるが物の方が落ちる。
>
> そして、超高層ビルの屋上から何か…たとえば空き缶などを落とし、その数個分下のロータリーを運悪く歩行中だった誰かにぶつかったりしたら、その人は即、命の危機である。これは昔の香港などでも問題だった。だから超高層ビルの窓はほとんど開かない所が多かったりする。
そうなんだッ!?
> 上から落ちてきた空き缶が当たって死亡、なんぞとゆー嫌な死に方する人がこれ以上増えないように、落下物は出来る限り排除の方向である。
排除、とは・・・?
> 故に、選別の必要があるのだ。人命は大事なので救わねばならないが、単純に『人の形をしたもの』を要救助者とすると、マネキンやらアンドロイドやら、果ては立体映像まで落下中の人間とされてしまう。機械の融通のきかなさはいつでも面倒である。
電車の自動改札機も凄い大変だった、って聞きますしね。
デカイ物が人扱いされちゃったり。
> 仕組みを一通り思い返し、少女は自分の服装や髪型をチェック。
頭の回転速いな・・・。
っていうか漢字合ってるかな・・・。最近ウチのパソえらい勢いで壊れ初めてて自信がないです。
> 約束なんかやめときゃ良かった今日はとことんツイてないのね厄日なのねそーなのね、と息継ぎ無しで少女は悪態を吐き、しかし目の前の大きなボタンを強く叩く。その強さに応じた鋭く大きな音が周囲に響いた。クラクションだ。
…約束?
なんか一気にどどどと言葉が出てくるところ、秋海さんを彷彿とさせるなぁ。。




うーん、相変わらず長い・・・。
私のは短いのが多いためでしょうが。。
そしてお返事遅くなりました。
ニラ玉どころかウインナー3本ずつだけでした。
さみっし―――・・・。


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33256良い子はお外で元気に遊ぶ時間ですが。氷紅梦無 2007/7/19 12:59:20
記事番号33254へのコメント


やほぅい。
久々に未央ちゃんからレスがきたよっ! こっちはものすごく健康的な時間にガッコのパソ子さんから『合法』に返レスだっ!

>どうもこんばんはー。
>むしろあと4,5時間もしたらおはよぉかなーあははははは。
>すみません、本気で眠くて眠くて足が痺れてるんです(ぇ
>ってな訳で久々に投稿してみましたっ
いやー……オハヨウ?
僕的にはこんにちは。

>期末テスト後は授業が半日で素敵ですねー。
>テストなしでいきなり半日になったらもっと素敵なのに。
ははは。学期末はそうなるさ。もうじき夏休みだしなー。


>>「ふぅん……まぁ突っ込まないでおこう。……あぁ、一つ質問いいかな? 僕を捕まえた時なんて言ったの?」
>でっ、何て言ってたんですかっ?(わくわく
もう知ってるはずなんだがねー。気付いていないか。

>これ読んだ時は、本当に息が止まりました(表現下手ですみませ。。
>「恐怖」の一言です(あれ、…一語?
>あんまりこんなジャンルを読まないため…ではないと思います。多分。きっと。
>毎回毎回リアルさ増しやがってコノヤロウ(何その八つ当たり
ははははっ! ありがとー。そのときの未央ちゃん見たかったぞ。

>一度ここコメント書いたものの不注意で消しちゃって、だからもう一度小説を読み直してみましたけど、それでもやっぱり怖かったです。
>なんかでも言いましたけど、「一度目で普通の小説として楽しめて、二、三度で更に引き込まれる」って感じです。
>あれ、あんま伝わってない・・?(どこまでも表現下手くそ
う、わ…やっぱ慣れない。誉められるの。嬉しいけどね。

>> そして、今度はオトモダチも合わせて宙に浮いた。五人全員である。秋海はその中心で片腕を上げてコートを広げていた。
>コートを広げ…?
>ええとすみません、どういう事でしょうか・・・。
ん――…まぁ、漫画のキメゴマでも思い浮かべてくれや。秋海のコートは長くて黒いんだ。で、その格好で周囲に居たのに打撃を加えたわけ。一回転はするやな。そいで最後に格好つけて拳を上に突き上げる…とそんなの。余計に解りづらいかもなー。

>いろは歌だったのか!!(そこか
だったんだ。五人だったからホまでだったけど、秋海は一応そのヲまでは数えるよ。それ以降は見分けるのが面倒だから決めない。

>肘打ちやらアッパー…それを一瞬でほぼ同時でしかもかなり痛いとは…
>やっぱり秋海さんともなると、そこんとこの力加減やら云々は楽勝ですか。。。
慣れ、かな。おかげで息子への手加減も体得したさ。

>わーわーひどーい。
>でもそれって、眠気を覚ますには親にふくらはぎを踏まれるのが一番、みたいなものですか?(え
…それもそれで痛そうだ…。我が家ではアレだ、ガスガンの発射音。

>やる事はやるんですね。
>> それもまた良い薬だ、と呟き、説教を再開しようとした。
>細部分からなくても説教再開!?
いや、内容よりも『いい年して説教されている感』がキツイと解っているので。もちろん中年'sは正座な。

>> ……あぁ、なるほど。――――――――…つまり今日はトラブルに好かれる厄日なんだね。
>確信するのそこー!?
そこ♪
だってタイムスリップ自体トラブルじゃんか。

>> 尖った音が鼓膜に突き刺さる。
>私あの音きらい・・・(好きな人あんま居ない
うん、僕も嫌い。
でもビックリして気付くのが目的の音だからしゃーないだろ。

>> 秋海が一つ溜め息をつく。
>お疲れサマー(超他人事
ホントにね。お疲れ様だけど他人事だ。

>もしやその姉はひなみちゃんだったりしてーあはははは。(有り得ないだろ
ちょっとそれは無いっ! ひなみ嬢はまだ小学三年生ぐらいだ! でこの子は大体十三〜四歳! こっちのが年上!
…んでさぁ、未央ちゃんは前回ひなみ嬢にやけに驚いてたけど…アレは誰に心当たりがあったんだい? 僕にゃあ見当が付かなかったんだ。

>ま、そんなこともあるよね (やっぱり他人事
…いっそ冷たいなぁ未央ちゃん。

>> 目の前のディスプレイに出ているのはそれを示す表示と、『とにかく危ないので早く降りてください』という警告のみ。
>とにかくって表現が妙にツボに入りました(笑
はっはっはっ。こんな所だけは柔軟になりました―――――――by機械

>> と言ってもドライバー1本で簡単に外れる程度で、逆に外れにくくて良いじゃないかなー、と修理には出していなかった。
>あ、分かる分かるー。
解るんだ…。

>> ――――――それが完璧に裏目に出た結果である。ちなみにドライバーは背中に背負った小さめのリュックの中。この速度で手を離したりしたらバランスを失ってひどい事になるだろう。
>ああッ、凄い分かる!!
解るんだっ?!

>わー、女の子〜♪(ォイ
やー、なけなしの知識でさぁ。女の子っぽくってどうやったら出来るんだかなぁ。

>えーと、戸籍が更に進化した感じ・・・?(櫻井の理解なんて所詮こんなもん
そう…だね。逆に戸籍のごまかしは面倒だよ。DNAまでじゃないけど、生体情報だからね。でも、腕一本失った時とかには戸籍の書き換え容易だよ。

>そうなんだッ!?
ホントの話。実際に香港じゃあ問題だしね。
誰だってヤじゃん、身内とか自分が「死因:落下物(木彫りの熊)による頭蓋骨陥没」とか言われるの。

>排除、とは・・・?
それはノーコメンツ。

>電車の自動改札機も凄い大変だった、って聞きますしね。
>デカイ物が人扱いされちゃったり。
あー、プ○ジェクトX。…伏字になってねぇー。

>> 仕組みを一通り思い返し、少女は自分の服装や髪型をチェック。
>頭の回転速いな・・・。
>っていうか漢字合ってるかな・・・。最近ウチのパソえらい勢いで壊れ初めてて自信がないです。
うん? 合ってるよ。

>…約束?
>なんか一気にどどどと言葉が出てくるところ、秋海さんを彷彿とさせるなぁ。。
約束ってアレだよ、出掛けてるんだから。友達と遊ぶ約束。
ここは今お祭りだよ? 誘い合って行くだろう普通。

>うーん、相変わらず長い・・・。
>私のは短いのが多いためでしょうが。。
あー…うん、僕は短いのが苦手なんだ。

>そしてお返事遅くなりました。
>ニラ玉どころかウインナー3本ずつだけでした。
>さみっし―――・・・。
さ、淋しい…っ! あ、でも僕んちは今三食連続でカレーだぞい。
そろそろちゃんと夕食作らにゃいけんなー。本気でそれになりかねん。…それでも兄ちゃんは「肉っ!」て喜びそうだから性質わりぃなぁ…。


んー。毎回の冒頭の台詞は……ヒントはあげたからどういうことか解いてみそ。解った人には…先着一名様まで戯言(ざれごと)をプレゼンツ♪
どしどし応募してねー♪

……一応無意味ではないよ。でも、その話に関係ある台詞では無いからねぇ。
がんばっ♪

んじゃ、無意味に女子ぶってみました氷紅梦無でした。

それでは、またの機会に…

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33260昨日で終わった時間旅行? 9。。。 2007/7/19 23:53:06
記事番号33247へのコメント


お久しぶりです、最近忙しくて

コメント遅くなってしまいました。悪しからず


ご要望通り、Reは消しましたよ。

全く何だってんだ! レスの意じゃねえのかよ!(プンプン((こヮ

> 秋海がぱたぱたと手を払った時には、中年イ〜ホは全て地面でうめいていた。ちなみに地に落ちる時は全て大部分の衝撃を逃がしてある。せいぜい軽い打撲が増える程度だろう。
> そもそもの技とて、気絶したり重傷を追わせるような物ではない。ただむちゃくちゃ痛いだけにしておいた。
> それはそれでひどいという意見もあるだろうが、頭を冷やすにはそういう事が必要ではある。痛みと恐怖は、酔いをふっとばす一番簡単な方法だと秋海は思っている。
まぁ・・・痛い目みる事は、自分を高めるキッカケになりますからねぇ

> 黒いコートを翻し、中年'sに人差し指をビシッ! と突きつけ、先生のような強い口調で、
>
>『…まぁったく! おじさんたちは羽目外しすぎ! よって、これは自業自得っ! 解る?!』
>
> 言葉が違うのだから細部は解らないだろうが、口調から言いたい事は伝わるのか、中年'sがしゅんと小さくなっている。
> 細かい所や手段はともかく、彼のほうが圧倒的に正しい位置にいるのだから。まわりの野次馬も声高に冷やかしたりはせずにただ囲んで笑っている。
> ……まぁ、正気に戻ってるから見下した笑いって結構堪えるんだろうけどねぇ。
これは酷いよ、罰の与え方が道の真ん中で正座させて説教て!

明らかに見下してるやん! 同じ大人なら同じ土俵に立たなきゃ!

てことで、ココは大人らしくお金で解決っ!(汚

> 悲鳴が聞こえる。自分の悲鳴だ、と少女は思う。
> 十三、四歳ぐらいの高い声…普段や、歌を歌う時は綺麗だな、と自分でも思うような声だが、こんな悲鳴を上げているときは全然綺麗でもなんでもないと良くわかった。
自画自賛っ?! ・・・自分で聞こえる声と周りに響いてる声とでは音が違うんだよ

自分で聞こえてる自分の声は、頭蓋骨に響いてから聞こえるので音の印象は違って来ます。

うん。指摘して欲しいて言うから、何にでも指摘してると

自分がウザいキャラになってくね!


つ、つまり言いたかった事は・・・

悲鳴上げても、周りからすれば綺麗に聞こえるのかもよ? って事です。

諦めずにガンバレ☆(何

> 確かにこのrun――個人運用型重力制御式移動補助器具なんぞとゆー長い正式名称だけど普通はrunって呼ぶ――はお下がりだ。四歳上の姉もずいぶんと乱暴に扱っていたのは知っていた。しかし、よりによって、何故。
>
> ……ブレーキ用の制御チップが破損なのよっ!? スラスターは正常で、アクセルも閉じられて、重力制御用のレバーも手応えあるってゆーのに!! 確かに精密機械なんだけどっ、そんな大事な所がなんでピンポイントで壊れてそのうえ緊急停止が効かないってどんなポンコツ―――っ!?
>
> 目の前のディスプレイに出ているのはそれを示す表示と、『とにかく危ないので早く降りてください』という警告のみ。
>
>「降りろって言われたって無理よぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!! おねーちゃんの馬鹿ーっ!!! なんでベルトの金具なんて壊すのよ―――っ!!!」
>
> それなりにスピードが出る物であり、スクーターやバイクのように座る形式ではないため、安全の為に腰の辺りを固定するベルトがついているのだ。しかし、少女のそれは少し壊れている。
> 装着は出来る、しかし、外すのがえらく硬いのだ。そのための工具を持たないと乗れない程に。
> と言ってもドライバー1本で簡単に外れる程度で、逆に外れにくくて良いじゃないかなー、と修理には出していなかった。
> ――――――それが完璧に裏目に出た結果である。ちなみにドライバーは背中に背負った小さめのリュックの中。この速度で手を離したりしたらバランスを失ってひどい事になるだろう。
設定の細かさは本当に素晴らしいですね。

>「あーんもぉっ!! 直す! ぜぇったい直す!!! おねーちゃんから修理費出させてぜんぶ綺麗にまっさらな状態まで直すぅ!!!」
> もしくは買い直し、と低く呟く。
>
> 腕にはめたブレスレットがカチャカチャとやかましい。最近伸びてきた髪の毛は後ろに流れるからいいとして、今日はタイトミニのスカートで良かった。昨日買ってもらったばかりのキャミソールワンピースが破けたり汚れたりはさすがに酷すぎる。
状況のわりには冷静ですね。命のやり取りの落ち着きですか(ェ

ですがスカートで良かったとはとても思えません。

自分なら「昨日買った防弾チョッキ着てくれば良かったあああ」ぐらいは思いますよ

胸から転げ落ちる気にゃとてもなれませんが。(何

> 故に、選別の必要があるのだ。人命は大事なので救わねばならないが、単純に『人の形をしたもの』を要救助者とすると、マネキンやらアンドロイドやら、果ては立体映像まで落下中の人間とされてしまう。機械の融通のきかなさはいつでも面倒である。
『人の形』+『36℃前後の温度を持つもの』が出来る位に

科学が発達してればねーー

> ブレーキは利かない、アクセルはとっくに絞り切っている、降りる事もできない、摩擦で止めようとかそんなバカな事をしても靴がオシャカになるだけ。
靴が壊れるどころじゃナイっスよ

足がイッてしまいます。

バイク等でも 走行中に指を地面に擦って、指が無くなる事故例ありますしね。



さて、

未来に行っても名誉市民賞が貰えそうな程、大活躍ですね

これからも頑張って未来の平和を取り戻せ!(違

それでは






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33301いつもいつも遅くて申し訳ありません…氷紅梦無 E-mail 2007/8/3 22:30:09
記事番号33260へのコメント



>お久しぶりです、最近忙しくて
>
>コメント遅くなってしまいました。悪しからず
…僕のほうがぶっちぎりで遅いです。もう信じられないぐらいに。全くこんな事する人間は常識とか良心とかって言葉は知らんのか!
…いや、ありはするんですが。
すみません。時間が…。夏休みって暇になるんじゃないのか…?!


>ご要望通り、Reは消しましたよ。
>
>全く何だってんだ! レスの意じゃねえのかよ!(プンプン((こヮ
いや…僕がレスの意味だと認識してないので。
あー、そういう意味もある…のかな? 純粋に僕がそっちの表記が好きなだけですからね。

>まぁ・・・痛い目みる事は、自分を高めるキッカケになりますからねぇ
>
…自分を高めるきっかけ…になるんでしょうかね? よく解らない言葉を使う自分より年下の奴に叩きのめされる事が。まぁ悪酔いは減るかな?

>これは酷いよ、罰の与え方が道の真ん中で正座させて説教て!
>
>明らかに見下してるやん! 同じ大人なら同じ土俵に立たなきゃ!
>
>てことで、ココは大人らしくお金で解決っ!(汚
通貨がないっ!
あ、いや、秋海が持ってるお金はこの時代じゃ通用しませんので。第一、同じ土俵に立つのってそれこそ見下しているような。叩きのめした相手がわざわざ同じ土俵に立つと、相手に合わせてレベルを下げてくれた事になりますよ。

>自画自賛っ?! ・・・自分で聞こえる声と周りに響いてる声とでは音が違うんだよ
>
>自分で聞こえてる自分の声は、頭蓋骨に響いてから聞こえるので音の印象は違って来ます。
>
>うん。指摘して欲しいて言うから、何にでも指摘してると
>
>自分がウザいキャラになってくね!
うーん。カラオケって面白い所ですよね。自分の声がスピーカーから流れてくるんですから。

>つ、つまり言いたかった事は・・・
>
>悲鳴上げても、周りからすれば綺麗に聞こえるのかもよ? って事です。
>
>諦めずにガンバレ☆(何
あ――…ただ問題は結構なスピードで突っ走っているから、すれ違う人はあまり悲鳴が聞き取れないって事でしょうか。

>設定の細かさは本当に素晴らしいですね。
あ…はぁ。ありがとうございます。

>状況のわりには冷静ですね。命のやり取りの落ち着きですか(ェ
いやいや、結構彼女パニクってましたよ? ただ、しばらく混乱してからそのままじゃまずいと頭が再び回り出しただけです。

>ですがスカートで良かったとはとても思えません。
>
>自分なら「昨日買った防弾チョッキ着てくれば良かったあああ」ぐらいは思いますよ
>
>胸から転げ落ちる気にゃとてもなれませんが。(何
あ――――――――…。防弾チョッキはあまり購入しないんじゃないかと。
ツッコむ所が違いますか?
そーですね…防弾チョッキを着ていても墜落死にはあまり効果が発揮されないのが問題ですかね。むしろ意味がない☆

>『人の形』+『36℃前後の温度を持つもの』が出来る位に
>
>科学が発達してればねーー
そういうアンドロイドが作れるからこそ問題なんですよ――…。
その二つの要素を兼ね備えた物のみを選抜するのは簡単ですが、問題はそれが人間だけではないという事。通常の対人用(介護や保育用)のアンドロイドは極力人間に似せてありますし、体温も再現してあります。
ただ、問題は、誤作動を起こしたアンドロイドっていうのがオーバーヒートもあってそのぐらいの温度にあっさりなってしまうのですよ。それと怒った人間を見分けるのがものすごく難しい。下手に血管や神経系統まで模倣できる分だけ余計に性質が悪いんです。

>靴が壊れるどころじゃナイっスよ
>
>足がイッてしまいます。
>
>バイク等でも 走行中に指を地面に擦って、指が無くなる事故例ありますしね。
あぁ。僕はむしろ、『逮捕しちゃうぞ』などの足ブレーキな想像をしていたので。そーですよね、普通はつま先ですよね。

>さて、
>
>未来に行っても名誉市民賞が貰えそうな程、大活躍ですね
>
>これからも頑張って未来の平和を取り戻せ!(違
>
>それでは
あははははははははははは。名誉も何も市民じゃないので名前もない! 戸籍も無ければ基本的人権も実は無い!
案外危うい立場ですよ、秋海。病院にも行けやしねぇ。

まぁ、平和に関われるほど長く居る訳でも重要な地域に出たわけでもないので、むしろ自分の身を護れって感じですが。

その自覚があるのか無いのか。無いだろうなぁ。

…脳天気なのか無鉄砲なのか深い考えでもあるのかいまいち解らないのが秋海らしさです。…嫌ならしさだ。

そんな秋海の一日にしばしお付き合いくださいませ。

では、氷紅梦無でした。
それでは、またの機会に…

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33317昨日で終わった時間旅行? 10氷紅梦無 E-mail 2007/8/9 00:24:13
記事番号33247へのコメント


『昨日で終わった時間旅行?』
十。

「『もっとちゃんと後先考えて実行しよーよ馬鹿ぁっ!!!』」



『―、―、―、―…――――――――――――――――――ッ!!!!』
 突っ込んでくる乗り物の上から少女が叫ぶのが聞こえた。たぶん言っていることは『退いて』だろうと見当をつけ、しかし秋海はその正逆の事をした。

 一歩も動かなかったのである。

 理由は一つだ。
『僕が退いたら、君は柵を破って真っ逆さまじゃないか?』
 届かない上に通じない言葉でそう言い、後数秒で衝突するであろうキックボードと、それに身を縮めてしがみついている少女を放っておいて、背後を振りかえる。背後の柵、そしてその先の虚空までの距離を確認すると、後数秒で正面衝突するであろう少女と目を合わせた。

 そして、ふいに笑った。

『大丈夫』
 呟くような言葉とともに、秋海は足を踏み出した。笑顔から、す…っと目を鋭く細めながら。
『エ…ッ?』
 触れられるような距離で、ようやくキックボードの軸線上から、秋海にとって左にずれた。少女にしてみれば、はねた! と思うほか無いタイミング。
 一歩だけ踏み出した右足に重心を移し、キックボードからは目を離さずにすぐ脇に出る。少女が秋海を見失った事に気付くより早く、秋海はキックボードのハンドルに右手を触れる。ハンドルを持ち上げるように押しつつ身体を回し、それと同時にキックボードの後部ブースターを左足で踏みつける。重心を左足に移動して、右足を浮かせて体重を左足のみにかける。
 ヒト一人の体重を一端にかけられ、ぐるりと回るようにキックボード全体が回り、少女の視界が空で埋まった。
 きょとん、とした顔の少女は何が起こっているのか思考が追いついていない。
 一瞬、キックボードの推進力が重力に逆らう事だけに費やされ、その本体はその位置に止まった。
『キャ…ッ?!』
『よっと』
 少女の腰に左手を回し、キックボードから引き剥がすように細い身体を引いた。あとはキックボードを蹴って離れればこの救出劇は終わるはずだった。

びんっ

 ――――ものすごく外れにくいシートベルトさえなければ。
「え゛」
 秋海は、後頭部に嫌な汗がつたうのを感じた。伏せて貼りつくようにしていた少女の身体で見えなかったのだが、タイトスカートのベルトに繋がっている光で出来たチェーンのような物はものすごく頑丈そうだ。腰を引かれる衝撃に秋海の意図を知ったのか、少女が何か早口で告げる。
『…―――――ッ!! ――…――、―――…―――――…―…―――!』
 しかし秋海には半分も伝わらない。日本語と英語の折衷の上に単語自体も色々と変形しているのだ。とても解りにくいカタコトでまくし立てられても秋海には通じない。
 しかし、断片的には伝わってきた。


 ――…外れない。


『え、は、外れないの!? これっ!』
『―――ッ! ―――…――…!』

 少女はかくかくと頷き、秋海を細い腕で押して来た。突き飛ばして巻きこまないつもりらしい。

 しかし、その全ては遅かった。

 キックボードは重力への抵抗を終え、ふらふらと、しかし不規則に跳ねながら進む。
 元から乗っていた少女と、飛び乗った秋海を支える推進力。何度も地面に底をぶつけながらも、まっすぐに柵へと、さらにそのむこうへと進む。

 そして、一つ大きくぶつかった。
 ぶつかり、その反動で大きく跳ねた。


『―――…ぅあっ!』
『…ヤ、ァッ!』


 柵を、乗り越えた。

 重力の腕に絡め取られ――――――…虚空へと舞い落ちる。






 今、自分はトラブルの真っ最中にいる。唐突に時間を飛び、何がなんだか解らないうちに大切な物を紛失。その上不幸が重なったのか日頃の行いが問題だったのかは知らないが、少女を助け損ねて重力にとっ捕まっている。
 ここから普通に落ちれば普通に墜落死の未来が待っている。それは嫌だ。嫌すぎる。



『キャ………ッ!!!』
「………っく!!」
 とまぁそれはとにかく、まずは左腕の中の少女を助けなければならない。
 コートのポケットから手のひらサイズの小さなカッターを取り出し、限界まで出した刃で少女のベルトを断ち切る。ベルトからビームチェーン連結部分を切り飛ばし、カッターを捨て、少女の背中と膝の裏に腕を回してしっかりと抱いてから空中のキックボードを蹴った。

 本体と取っ手部分を二段階で蹴った事で高度を稼ぎ、はためくコートを蹴り飛ばすように身体をひねる。遠心力とその他諸々で重心をずらして飛距離を伸ばし、キックボードに引きずられた分の距離をキャンセル。虚空が前に広がっている不安定な姿勢ながら、さっき飛び越した柵へ右足が触れた。しかし、


 キシ……キシャンッ!
 ……あの、物凄く嫌な音がして嫌な予感がっていうか思いっきり割れてるねっ?! どれだけもろいのかなこの柵はぁっ!!


 少女を抱えていた姿勢もあって、既に二人の身体は闇に包まれて底も見えない奈落へと傾いていた。

 秋海は壁を蹴り、自分と少女の位置を交換するように身体を回して少女を放り投げた。強引な方法だったが、確かに少女はロータリーへと着けるだろう。
 展開に全くついていけない少女はいっそ不思議そうな表情をして、全身を包む浮遊感にまばたきをした。

 その瞳を真っ直ぐに見つめながら、秋海は少女へと一言だけ告げた。
 通じなくても、言った。

『ごめんね』
 ちゃんと助けられなくてごめん。痛い思いさせちゃうから、ごめんね。

 それがどこまで伝わったかは定かではない。ただ、少女の表情が変わる様を、秋海はほとんど見る事が出来なかった。
 視界は暗転せず、どうなったのかは確かに解っていた。

 暗く、ロータリーもビルも無いほんのわずかな隙間へ、地面にめがけて落ちていく。

 重力に引かれ、強い風を受けて落ちる。耳元で風の唸る重い音がし、十メートルも離れていない所を何百と並んだビルの窓がかっ飛んで行く。まだ数秒と経っていないはずなのに、空が随分と遠くなった。重力はやはり強い。
 ビルとロータリーに切り取られた青黒い空。さっき見上げた時よりも黒さを増している。少ししか経っていないのだが。
 そしてここに来てからも少ししか時間は経っていない。少しの時間でもうこの非常事態。
『………僕、無事に帰れるかな…………え゛?』
 普通に落ちていってもまず助からないとすごい勢いで絶望している秋海は、その速度を倍に跳ね上げそうな物体を見つけた。見つけてしまった。

『―――ち、ちょっと待って? なにかな? その宇宙戦艦なんちゃらとかで見たことあるような砲台っぽい物…』

 秋海の直感が正しければ、見た目通りの働きをするのだろう。そして、その未来予想図で的として黒コゲになっているのは自分自身だったり。……あながち外れではないかもしれない。
『うわ嫌だっ!! 無条件でそんな予想図描いちゃった自分も嫌だけどその通りになるのはもっと嫌だぁっ!!』

 ……しかし、秋海がこの場所から帰る手段が無いのと同じくらいに、その未来予想図を覆すのは難しい事は紛れも無い事実で。


 そこへ、叫びが聞こえた。


『―――――――………――……――――……―ッ!!!』


「……え?」
 空に、白い翼が見えた。



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33323こっちじゃお久しぶりにー(これ何回言ったんだろ…?櫻井 2007/8/17 15:54:09
記事番号33317へのコメント

こんにちはー。人様のパソコン借りて書きこみしてます櫻井です。
あははー。

>「『もっとちゃんと後先考えて実行しよーよ馬鹿ぁっ!!!』」
・・・・そーだねぇ。。。
私にも言えるわー。耳が痛いぜこんちくしょ。

> 理由は一つだ。
>『僕が退いたら、君は柵を破って真っ逆さまじゃないか?』
これが仮に、キックボードのみだったら秋海さんは止めてました?
ィヤ有り得ないんですけどねそんな状態。

> そして、ふいに笑った。
>
>『大丈夫』
> 呟くような言葉とともに、秋海は足を踏み出した。笑顔から、す…っと目を鋭く細めながら。
秋海さんの笑顔って、なんか優しそうな気がします。間が抜けているからかしら?
そういうのって、作り手の性格云々出てる気がします。

> 触れられるような距離で、ようやくキックボードの軸線上から、秋海にとって左にずれた。少女にしてみれば、はねた! と思うほか無いタイミング。
仮に本当にはねていたら犯罪なんですかね

> 一歩だけ踏み出した右足に重心を移し、キックボードからは目を離さずにすぐ脇に出る。少女が秋海を見失った事に気付くより早く、秋海はキックボードのハンドルに右手を触れる。ハンドルを持ち上げるように押しつつ身体を回し、それと同時にキックボードの後部ブースターを左足で踏みつける。重心を左足に移動して、右足を浮かせて体重を左足のみにかける。
えーと、ハンドル持って上に向かせた、ってことですか?
すみません動きを想像するのものっそい苦手なんですー!!

> ヒト一人の体重を一端にかけられ、ぐるりと回るようにキックボード全体が回り、少女の視界が空で埋まった。
> きょとん、とした顔の少女は何が起こっているのか思考が追いついていない。
> 一瞬、キックボードの推進力が重力に逆らう事だけに費やされ、その本体はその位置に止まった。
>『キャ…ッ?!』
>『よっと』
> 少女の腰に左手を回し、キックボードから引き剥がすように細い身体を引いた。あとはキックボードを蹴って離れればこの救出劇は終わるはずだった。
アレ秋海さん、意外と力持ち・・・?(そこかい

> ――――ものすごく外れにくいシートベルトさえなければ。
そういえば全ての始まりはそこでしたね、うっかり忘れてましたが

>「え゛」
> 秋海は、後頭部に嫌な汗がつたうのを感じた。伏せて貼りつくようにしていた少女の身体で見えなかったのだが、タイトスカートのベルトに繋がっている光で出来たチェーンのような物はものすごく頑丈そうだ。腰を引かれる衝撃に秋海の意図を知ったのか、少女が何か早口で告げる。
光で出来たチェーン…反射とかそういったものですか?

>『え、は、外れないの!? これっ!』
>『―――ッ! ―――…――…!』
>
> 少女はかくかくと頷き、秋海を細い腕で押して来た。突き飛ばして巻きこまないつもりらしい。
女の子も必死だよね(何その他人事感

> 柵を、乗り越えた。
>
> 重力の腕に絡め取られ――――――…虚空へと舞い落ちる。
あー、氷紅さんだー(いきなり
相変わらず表現が綺麗です。

> 今、自分はトラブルの真っ最中にいる。唐突に時間を飛び、何がなんだか解らないうちに大切な物を紛失。その上不幸が重なったのか日頃の行いが問題だったのかは知らないが、少女を助け損ねて重力にとっ捕まっている。
そういえば色々なトラブルに自ら関わっているような気も。
性格から来た物ですかね?

> ここから普通に落ちれば普通に墜落死の未来が待っている。それは嫌だ。嫌すぎる。
誰にも(名前も)知られず死んじゃうのは、ねぇ。
仮にここで死んじゃったら、現在では行方不明…ってことになるんでしょうか?

>『キャ………ッ!!!』
>「………っく!!」
> とまぁそれはとにかく、まずは左腕の中の少女を助けなければならない。
> コートのポケットから手のひらサイズの小さなカッターを取り出し、限界まで出した刃で少女のベルトを断ち切る。ベルトからビームチェーン連結部分を切り飛ばし、カッターを捨て、少女の背中と膝の裏に腕を回してしっかりと抱いてから空中のキックボードを蹴った。
やっぱそのカッターなどは排除(だっけか?)ですか?
その後の行く末もちょっと気になりますが。。

> キシ……キシャンッ!
> ……あの、物凄く嫌な音がして嫌な予感がっていうか思いっきり割れてるねっ?! どれだけもろいのかなこの柵はぁっ!!
お祭の会場なのに!
喧騒とかありそうなのに!!

> 視界は暗転せず、どうなったのかは確かに解っていた。
>
> 暗く、ロータリーもビルも無いほんのわずかな隙間へ、地面にめがけて落ちていく。
>
> 重力に引かれ、強い風を受けて落ちる。耳元で風の唸る重い音がし、十メートルも離れていない所を何百と並んだビルの窓がかっ飛んで行く。まだ数秒と経っていないはずなのに、空が随分と遠くなった。重力はやはり強い。
やっぱりIDも持ってない秋海さんは…やっぱり排除の方向ですか?

>『………僕、無事に帰れるかな…………え゛?』
> 普通に落ちていってもまず助からないとすごい勢いで絶望している秋海は、その速度を倍に跳ね上げそうな物体を見つけた。見つけてしまった。
>
>『―――ち、ちょっと待って? なにかな? その宇宙戦艦なんちゃらとかで見たことあるような砲台っぽい物…』
>
> 秋海の直感が正しければ、見た目通りの働きをするのだろう。そして、その未来予想図で的として黒コゲになっているのは自分自身だったり。……あながち外れではないかもしれない。
何故にそんなものが落ちてくるんですかー!?

>『うわ嫌だっ!! 無条件でそんな予想図描いちゃった自分も嫌だけどその通りになるのはもっと嫌だぁっ!!』
さっきから嫌な想像ばっかり巡らせている気が。。

>「……え?」
> 空に、白い翼が見えた。
うを?

どーもこんちは☆
最近は暑いですねー。
死にそうですねー。
泣きたくなりますよね(なるの?
暑さでロクな感想の出て来ない櫻井ですけども、そこはご勘弁を。
ううう、では失礼。。。

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