◆−元気が1番!−すの子 (2007/5/23 22:29:04) No.33142
 ┗元気が1番!A−すの子 (2007/5/23 23:17:16) No.33144


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33142元気が1番!すの子 2007/5/23 22:29:04


雲ひとつない晴れ空。

太陽よりも明るく正義のなんたらを熱く語る黒髪の少女アメリアはなぜか今日は静かだ。

旅を続けてるリナ・ガウリイ・ゼルガディス・アメリアは次の街に向かって歩いていた。

「アメリア、今日は静かね」
「そうだな。腹でも減ってんのか?」
「あんたじゃないんだから!」

「…………」


前を歩く三人のやや後ろを静かに歩くゼルガディスもアメリアの様子に気付いていた。

「はぁ…」

微かな溜め息をもらすアメリアにガウリイはポンっと手を合わせた。

「そうか!あの日か!!」

…………。
どげ!!!バシッ!!


リナとアメリアの容赦ない攻撃。

――どうやら“あの日”ではないのか――

ガウリイと同じ事を考えていたゼルガディス。

「アメリア、どうかしたの?元気ないじゃない」
「はぁ…あの、実は…」

「きゃ――――!!」


その時、森の奥から悲鳴が聞こえ、アメリアはその声のする方へ走り出していった。

残された三人。


「はぁ……。行くわよ!ガウリイ!ゼル!」
「おう!」
「ああ。」



続く。

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33144元気が1番!Aすの子 2007/5/23 23:17:16
記事番号33142へのコメント

「へへへ。そう怯えるな。金目のもんを素直に渡してくれりゃぁ俺達なりの待遇をしてやるぜ?」
「荷物を届けるお使いの途中でお金は持ち合わせていません!助けてください!」


年はリナより年下…アメリアより年上といったところだろう。盗賊達がその女を囲んでいた。

「んだ?その荷物見せな」
「いやっ!駄目です!離して下さい!許して!!」

「お待ちなさい!!!」


その時、どこからの突然の声に盗賊は度肝を抜いた。

「だっ誰だ!出てこい!」
「あそこだ!」

盗賊の1人が木の上にポーズを決めて立つ少女を指差した。

「か弱き女性から…多勢…金品を奪お…うなど言語道断!!…たとえ天が許してもこのアメリアは許しません!!!」

キレの悪い言葉を発するアメリア。

「可笑しいわね。やっぱりあの子。」
後からやって来たリナ。
「具合でも悪いのか…さっきまでは気付かなかったが顔色が悪いな。」

「とうっ!!」

アメリアは木から飛び降りたと同時に攻撃をしかけた。

「フリーズ・アロー!!」

「ぎゃぁあああ!何だこいつは!!!」

「受けて見よ!正義の鉄槌!!」
アメリアは力込めた拳を振りかざした。

続く。

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