◆−初めまして。−ムーニィ (2007/5/13 14:47:46) No.33104
 ┣アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼル−ムーニィ (2007/5/13 14:55:25) No.33105
 ┣アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼル2−ムーニィ (2007/5/15 18:17:06) No.33111
 ┃┗はじめましてーv−。。。 (2007/5/15 23:22:42) No.33112
 ┣アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼル3−ムーニィ (2007/5/16 20:27:36) No.33113
 ┃┗はじめまして−ゆみ (2007/5/17 20:59:58) No.33114
 ┗アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼル終−ムーニィ (2007/5/18 18:28:44) No.33118


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33104初めまして。ムーニィ 2007/5/13 14:47:46


初めまして、ムーニィと言います。

小説、まだ書き始めたばっかりですが「あー暇。まあ読んでやるか。」的な

優しい方は、読んで悪い点をずらずらっと並べて教えてください!!

あ、ちなみに私はゼルちゃんのふぁんwですので基本ゼルアメ(リバ可)、時

によりリナゼル(ゼルリナにはたぶんなりませんv)、ネタとしてガウゼル、

となります。ガウリナは、かけませんが基本的に入ってます。

これから、ちょくちょく顔出しますのでどうかよろしくお願いします。









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33105アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼルムーニィ 2007/5/13 14:55:25
記事番号33104へのコメント

春。光あふれ、全てがうまくいきそうなこの良き朝に
なんでいるんだ、と言いたくなるくらい暗いオーラをまとった男――ガウリイ・ガブリエフ――が一人、仲間たちの遠く後ろを歩いていた。
先頭を歩く少女――リナ・インバース――はガウリイを気にもとめず、先日手に入れた魔導書を読みながら歩いていた。
そんな二人の間を歩く二人――アメリア・ウィル・テスラ・セイルーンとゼルガディス・グレイワーズ――は前後をみて顔を見合わせ、

「「・・・はぁ・・・。」」

今朝から早くも十数回目となるため息をついた。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

ガウリイが暗いのには、本人曰く重大な、他人からすればこの上なくアホな訳がある。
そして、昨晩から(珍しく)悩んだことを相談しようと、前を歩くアメリアとゼルガディスに声をかけた。

「ゼル、アメリア・・・ちょっといいか?」

この上なく遠慮がちに、つぶやくようにかけられた声にアメリアが目にも留まらぬ速さで後ろを振り向き、

「やぁっと言う気になりましたかガウリイさん。
 仲間の相談に乗る、これぞ正義!!さあゼルガディスさん相談に乗りましょう!!」

と叫ぶが早いか、隣にいたゼルガディスの腕をつかんだ。
そして、前を歩くリナに向かって

「リナさーん!少し休みましょうよー!あ、ほらそこの木陰なんて読書にぴっ たりですよー?」

とまた叫び、自分たちも少し離れた木陰にはいった。


「さぁ、どうぞガウリイさん。どんどん話して下さい。」

身を乗り出す勢いで言うアメリアの隣で、ゼルガディスも、早く言えと言わんばかりの目で睨む。よっぽど巻き込まれた事がイヤだったらしい。

「あぁ・・。リナのことなんだが・・・。」

「リナさん?・・・!リナさんと何かあったんですか?!」

まだ相談内容のかけらぐらいしか言っていないのに、キラキラした目でガウリイを見るアメリア。

「イヤ、どうかしたって程でもないんだが・・・。」

とにかく言いにくそうに、もごもごと話すガウリイに

「リナがどうした早く言えっ!!」

ゼルガディスがとうとう怒鳴ってようやく話し出す。それはもう、今までの不明確さは何だったんだ、と言う勢いで。

「リナとな最近やっと恋人同士ってやつになったんだでもあいつの態度は前と全く変わらないしそれどころか前よりなんか冷たい気がするんだ。あでもやっぱそこはリナだしかわいいんだぜ?そうそうこの間なんか(中略)なんだ。この前やっとキスまで進んだんだがそれ以上になると・・・なぁ?」

なにが、なぁ?だ、と呆れ返るゼルガディスをよそに、正義に燃えるアメリアは、

「それはいけません!いくらリナさんが照れ屋さんでも・・・。
 わっかりましたガウリイさん!このアメリアなんとしてでもリナさんを恋人 らしくして見せましょう!!ね、ゼルガディスさん?」

「オレをまきこっ〜〜〜だぁー!!やればいいんだろうが、やれば?!」

満面の笑顔で振り向く姫君には残酷な魔剣士も勝てなかった。

かくして、ガウリイ、アメリア、そして嫌々ながらもゼルガディスの3人は、
リナを恋人らしく振る舞わせるために、作戦を考えるのだった。
                                                               続
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
ごめんなさい。続きます。

ここまで読んでくださった方ほんっっっとうにありがとうございます。

とりあえず、つづきはできてるので(頭の中で)近いうちにかきます。

ありがとうございました。

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33111アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼル2ムーニィ 2007/5/15 18:17:06
記事番号33104へのコメント

少し木陰で読書に励むリナの耳に入らぬ程度の声で、3人は作戦を考える。

「まずは、慣れ、だと思うんです。だから毎日少しずつ少しずつ・・・・その、あの・・・キ・キスとかをしていったらどうでしょう?」

少々照れて赤くなりながらながら、まずはアメリアが無難な提案をする。
しかし、相手はあのリナ。そんな無難な、ふつうな提案が通るわけない・・・

「おぉっし!!それで行くか!」

とおった・・・?
まあ、あのリナの相手のあのガウリイ。たいして考えてもいないようだった。
ガウリイがアメリアの提案に賛成を示したとき、

バギッッ!!

「アホかおまえら。あのリナだぞ?んなことやる前に吹っ飛ばされるのが落ちに来まっとろーが。」
「バ、バギって・・・。」(いったい何で殴ったんでしょう・・・?)

ゼルガディスの冷静でとにかく痛いつっこみが入った。



ゼルガディスのつっこみの治療の後、また作戦を考え出したそのとき、

「おもしろい負の感情出してますねw特に、ガウリイさん?」
「「「ゼロス(さん)!!」」」

唐突に怪しい格好の神官――ゼロス・メタリオム――が空気から溶け出すように現れた。
今まで、関わった事でいいことなど全くなかった・・・と言うかごたごたを起こしまくってくれた怪しい魔族の出現に3人がそれぞれの反応を示した。
アメリアは正義のなんたるかを教えんとばかりに、メガホン片手に背中に炎を背負っている。
ガウリイはにこにこといつもの人好きのする笑みを浮かべている。しかしその表情とは裏腹にまとうオーラは暗い。
ゼルガディスはまた何か起こる、とすでに諦めモードに入っている。が、その割にはゼロスを見る表情は険しい。それもこれも、ゼロスのちょっかいの被害を一番受けているのは彼だからであろう。

「今回は何しに来たんだ、ゼロス?」

とりあえず、正義とはー!と叫んでいるアメリアを無視して、ゼルガディスが尋ねた。

「まあまあ、ゼルガディスさん。そこまで警戒しないでくださいよ。今回はいいこと教えて差し上げようと思って来たんですから。」
「いいこと?」
「ええ。リナさんを振り向かせる・・・ではないですね、もう。えっと・・この場合はリナさんに恋人、としての自覚を持たせる方法ですかね。」

恋人ととしての自覚を持たせる、と言う言葉にガバッと音を立てる勢いでガウリイが顔を
上げた。

「なんだと?!言え!今すぐ!!」
「はいはい。え・・っとですね、簡単な事ですよ。リナさんにやきもちを焼かせたらいいんです。」
「「「・・・・・。」」」

あっさり言い放たれた方法に、一同唖然としてゼロスを見る。全員硬直した中、言った超本人はのほほんといつもの食えない笑みを浮かべ、3人の視線の先にいた。
そんな中、真っ先に復活したのはガウリイだった。そして言葉を発しようとした瞬間に、隣からいつ復活したのかゼルガディスから、

「・・・。旦那、食えるのか?とゆー質問は受けつけんからな。」

という言葉が投げかけられる。
先手を打たれたガウリイはうっ、と言葉に詰まった。今まさに聞こうとしていたのだろう。

「あの、ゼロスさん?リナさんとガウリイさんの為、それが正義でないような気がするのはおいときましょう。
で、具体的にはどんなことをすれば?」
「簡単な事です。まぁとりあえず・・・キスしてみるとかですかね?リナさん以外の人に。」
「・・・・イヤだぞ、それ。」

おとなしく聞いていたガウリイが横からぼそっと口を挟んだ。またオーラが黒くなっている事から、
よっぽどイヤだったのだろう。
しかし、それでは解決できんとばかりに、ゼルガディスが似ているようでを少しばかり軽くなった(?)ような気がしないこともない案をだす。

「だったら・・・そこまでしなくてもいいんじゃないか?押し倒すだけでも見たら驚くだろ、リナだし。」
「・・・・まぁ、その位ならいいか。」
(そういう問題ですか・・?)

少々疑問に思ったアメリアだった。
         
                        続

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
終わりませんでした・・・。
ごめんなさい。もぉ少しお願いします。

さてさて、ガウリイは誰を押し倒すんでしょう・・・?(笑)
だいぶわかりますよね・・・。


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33112はじめましてーv。。。 2007/5/15 23:22:42
記事番号33111へのコメント


今晩は

お初にお目に掛かります

記念すべき第一作目に、及ばずながらもコメントさせて頂きます 


初めての投稿という事で、緊張されているかもしれませんが

全然安心されて大丈夫ですよ。

読ませて頂ましたが、初めてとはとても思えない程、文章が素晴らしいです

情景の描写、話の展開、言葉の表現方法、そしてキャラの性格がしっかりと掴めていて、

本当に楽しく読ませて頂ました。

自分はもぉパソコンの前で、レースのハンカチをギリギリと噛み締めるばかりです

自分が初めて打った時は、こんなに上手くは打てませんでしたよ

いやぁ才能ですねぇ


前置きが長くなりましたが、コメントへ行きます

>少々照れて赤くなりながらながら、まずはアメリアが無難な提案をする。
>しかし、相手はあのリナ。そんな無難な、ふつうな提案が通るわけない・・・
>
>「おぉっし!!それで行くか!」
>
>とおった・・・?
>まあ、あのリナの相手のあのガウリイ。たいして考えてもいないようだった。
>ガウリイがアメリアの提案に賛成を示したとき、
>
>バギッッ!!
>
>「アホかおまえら。あのリナだぞ?んなことやる前に吹っ飛ばされるのが落ちに来まっとろーが。」
>「バ、バギって・・・。」(いったい何で殴ったんでしょう・・・?)
>
>ゼルガディスの冷静でとにかく痛いつっこみが入った。
く、口調まで変わってます

コレを冷静だと言い、ただの突っ込みで終わらす所が嫌すぎますね

・・・・で、でもゼルは素敵です☆(汗

>ゼルガディスのつっこみの治療の後、また作戦を考え出したそのとき、
つっこみの治療て何ですかッ!?

何やら素晴らしい単語が出て来ましたね

>アメリアは正義のなんたるかを教えんとばかりに、メガホン片手に背中に炎を背負っている。
>ガウリイはにこにこといつもの人好きのする笑みを浮かべている。しかしその表情とは裏腹にまとうオーラは暗い。
>ゼルガディスはまた何か起こる、とすでに諦めモードに入っている。が、その割にはゼロスを見る表情は険しい。それもこれも、ゼロスのちょっかいの被害を一番受けているのは彼だからであろう。
三人の性格が凄く良く出てますね

アメリアが一番良い反応です

>「まあまあ、ゼルガディスさん。そこまで警戒しないでくださいよ。今回はいいこと教えて差し上げようと思って来たんですから。」
>「いいこと?」
>「ええ。リナさんを振り向かせる・・・ではないですね、もう。えっと・・この場合はリナさんに恋人、としての自覚を持たせる方法ですかね。」
>
>恋人ととしての自覚を持たせる、と言う言葉にガバッと音を立てる勢いでガウリイが顔を
>上げた。
>
>「なんだと?!言え!今すぐ!!」
>「はいはい。え・・っとですね、簡単な事ですよ。リナさんにやきもちを焼かせたらいいんです。」
つまり、今回こいつは・・・・・負の感情を食いに来ただけなんですね。

>「「「・・・・・。」」」
>
>あっさり言い放たれた方法に、一同唖然としてゼロスを見る。全員硬直した中、言った超本人はのほほんといつもの食えない笑みを浮かべ、3人の視線の先にいた。
>そんな中、真っ先に復活したのはガウリイだった。そして言葉を発しようとした瞬間に、隣からいつ復活したのかゼルガディスから、
>
>「・・・。旦那、食えるのか?とゆー質問は受けつけんからな。」
>
>という言葉が投げかけられる。
>先手を打たれたガウリイはうっ、と言葉に詰まった。今まさに聞こうとしていたのだろう。
凄い!スレの世界観を本当に良く使っていますね

めっさ面白いです

>「だったら・・・そこまでしなくてもいいんじゃないか?押し倒すだけでも見たら驚くだろ、リナだし。」
>「・・・・まぁ、その位ならいいか。」
>(そういう問題ですか・・?)
>
>少々疑問に思ったアメリアだった。
そうですねぇ、押し倒すぐらいしないと。

例え他の子に親切にしようとも、ガウリイなら普通ですし、

他の子を優先して守ってあげても、ガウリイなら普通ですし、

他の子に微笑みかけて話していても、ガウリイなら普通ですもんねぇ

・・・・もしかしたらリナ、拗ねてるんじゃないかと思えて来ます;



とても良かったです

ツリーの最初の投稿に、好きなカプを示してありましたが

自分と全く趣向が同じです!!

同士ですね!はい任命しました!もぉ逃げられませんよ!(恐

続きもとても楽しみに待っております

これからも頑張って下さいね

それでは

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33113アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼル3ムーニィ 2007/5/16 20:27:36
記事番号33104へのコメント

ゼルガディスの代案に少々疑問もあったりなかったり・・・。
しかし、これも正義っ!と燃えるアメリアは些細なことと片づけ、早くも実行に移ろうとしていた。

「でも、押し倒すだけっていっても誰をです?そこら辺の人ってわけにも行きませんし・・・。」
「旦那がそんなことやった日にはどうなるか・・・。」
「「想像するだけでも恐ろしい(です)。」」

かなりの言われようだが、頭の中身はともかく見た目はずば抜けていいガウリイがそんなことをした日には、確かに恐ろしいことが起こりそうである。
自覚がなくてもリナは恋人なのだし、だいたいそこら辺の人を押し倒す、なんて時点で大問題なのだから。

「じゃあその場合、リナさんを除いて唯一の女性って事でアメリアさんですか?」


ゼロスの何気ない発言にいち早く反応したのは、本人ではなくゼルガディスだった。

「なっ何でアメリアなんだ!!却下だ却下!」
「いや、あのですね・・・」
「でもアメリアだと・・・さすがにリナも気づくんじゃないか?」

考えてみればそうである。
何か事あるごとにガウリイとリナをくっつけようとするアメリア。
ガウリイに、過保護だ、とか言いつつアメリアには(ガウリイほどでないにしても)過保護なゼルガディス。
この二人がそんなことをしていれば、いくらリナといえどもさすがに気づくであろう。

「とりあえず計画はできたんだし、そのうちって事でいいんじゃないですか?」

相手に関する問題は今解決することはできないだろう、とゼロスが提案する。なんだかいつの間にか馴染んでたりするあたりが・・・。
しかし、いつも燃えているが今回はそれ以上に燃え盛っているアメリア。そんなことでは引っ込みはしなかった。

「何を言ってるんですか、ゼロスさん!“いつか”とか“そのうち”は実現しないって言うじゃあないですかっ!とゆーことは、思い立った今こそ、実行すべきなのです。いいですねっ?!」

意気込みすぎて本来の目的は何だったか分かっていないアメリア。
そんなアメリアの発言に便乗するように、ガウリイが言った。

「そーだなぁ。オレも早めがいいな。・・・・いい加減に限界だし。」
「あんたな、んな簡単に言うなよ。相手はどーすんだ相手は。」

のほほんともの凄いことを言ったガウリイにゼルガディスが呆れたように言う。
そんな時、ゼロスが第2弾爆弾発言を・・・

「だったら、ゼルガディスさんでいいじゃないですか?言い出した人って事で。」

言い放つ。


「は?」
「え?」
「はぁぁぁぁぁあああ?!」

・・・上からガウ、アメ、ゼル。よっぽど驚いたのだろう。一人だけ声量が段違いである。
まあ誰でも驚く内容ではあったが。
前と同じく、3人の視線を受けてまだなおいつもどおりゼロスは笑っている。
3人のうち、一人はもの凄く殺気立っていて、一人は呆然としていて、最後の一人は・・・・

「いいな、それ!」

いい案だ、と賛成している。
男同士だぞ?!とか分かってんのか?!とか珍しく錯乱しているゼルを気にもとめず、ガウリイはリナwリナvと今までの黒いオーラは
どこへやら。辺り一面に花が咲いている。

「・・・せ、正の感情はづらいんで・ずげど・・。」

ゼロスが半分消えかかっている。横でゼルガディスが負の感情を出しまくっているにも関わらず、だ。
唯一まともな(?)アメリアは、

「そ、そんなの却下です!ゼルガディスさんは、ゼルガディスさんは・・・・・・・・私のですーーーー!!」
「そこか?!」

まともじゃなかった。
もうすでに、リナを恋人らしく振る舞わせる、という目的は何処かに飛んで行っている。
四人全員が錯乱したり、自分の世界に入っていたり、消えかかっていたり。すでに話し合いではない。
そのときであった。今まで読書に励んでいたリナが、読み終わったのであろう本を片手に、

「何騒いでんの?そろそろ行かないと今日も野宿よ。・・・・・あらゼロス。いたの。」
「リナさんひどひ・・。」

出発を告げに来た。全員が突然の話の中心人物の登場に驚くが、これ幸いと

「じゃあ行くか?」(もういいだろう?!)

ゼルガディスが立ち上がろうとした。しかし、

「ゼル!!」

ガウリイの突然の制止に驚き、立ち上がろうとしたその不安定な体制のまま固まった。
するとおもむろにガウリイはゼルガディスのまえに立ち、トンっと軽く肩を押した。
そして次の瞬間、ゼルガディスの目に映ったものは、

鮮やかな、日の光に透ける、金。
澄み切った、空のような、青。
・・・・加えて本物の空。

ガウリイに押し倒されたのだ、と理解するまで時間がかかった。

「な・・?!ガウ・!」

ゼルガディスが抗議の声を上げるより早く、

「なぁぁぁにやってるの?!ガウリイ?!!」

リナが叫んだ。
                    続

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

あと一回だけ、続きます。
なんつーか2回くらいで終わるつもりだったんですけど。
もう一回で終わります。おつきあいくださいな。

いや〜収集つかなくなってきました。
ゼルちゃん人気ですwガウ君、押し倒すのに抵抗ないのねw

ここまで読んでくださった方。ありがとうございました。

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33114はじめましてゆみ 2007/5/17 20:59:58
記事番号33113へのコメント

はじめまして、ゆみといいます。
ギャグセンスばっちりの読みごたえのある小説ですね。
ゼルとアメリア相思相愛みたいで嬉しいところ。
続き楽しみにしてます。

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33118アメゼルアメ時々リナゼルところによりガウゼル終ムーニィ 2007/5/18 18:28:44
記事番号33104へのコメント

「何やってんの!何やってんの!!なぁにぃをぉやっているのぉ?!」

リナの叫びが森全体に響いた。一番近かったアメリアに至っては、頭上に星が回っているような・・・?
とりあえず目的はうまくいき、何にしても成功した、と誰もがホッと胸を撫で下ろした。
しかし、そんな周りなんて見えていないかのようにリナは叫び続ける。

「何なのよ!あんたは?!なんで・・・なんでっ・・・!
どーしてゼルをあんたが押し倒してんの?!何よ・・・なによ・・・なによぉ・・・。」

最後の方はもうか細く、呟くような声になっていた。
何かを耐えるように、下を向き肩は震えている。
――少しやりすぎたか(ましたか)・・・?
ゼルガディス、アメリア、果てにはゼロスまでもがリナを気遣った。
3人がそう思う中、ガウリイだけは・・・・

(あぁぁぁ・・w可愛いなぁv・・・・もう一押し、だな。)

あくまでも、目的優先らしい。いつもの保護者は一体何処へやら。
いったんこうなったら、もう止められない。
まだリナが肩を震わせている前で、ガウリイは次の行動にでた。

「ゼルガディス・・・」

甘く、掠れた声で呼ぶのはいつもの愛称ではない。
何となく戦いの場を思わせるほど真剣な瞳でゼルガディスを見る。
その様子にゼルガディスだけでなく、ゼロスもアメリアも息をのんだ。
そしてその行動によほど驚いたのか無防備になっているゼルガディスに、あろう事か・・・・

CHUw

口づけた。
状況把握のできていない、アメリア。
いつもの笑顔のまま硬直している、ゼロス。
ワンテンポ遅れて顔を真っ赤にして口をぱくぱくやっている、ゼルガディス。
ここきて、ついに

ぶちぃv

リナがキレた。そうあろう事かあのリナ・インバースを本気で怒らせたのだ。

「いーかげんに・・・いーかげんに、しなさいよ!このクラゲェ!!」

叫んでガウリイに抱きつく・・・のではなく。
ガウリイを突き飛ばした。
見事にゼルガディスの上から突き飛ばされたガウリイ。地面と仲良くお友達に。

「「「「?!」」」」

そのリナの行動に、四人が驚愕の表情を浮かべる。
そんな四人に満足そうに微笑み、つかつかとゼルガディスに歩み寄った。
今度は何事かとゼルガディスが身構える中、そんなことはお構いなし!とばかりにリナがゼルガディスの胸ぐらをつかみ、顔を近づけ高らかに宣言した。

「ゼルはあたしのよ!!」

そう宣言するなり、リナもまたゼルガディスに口づけた。
それもただ触れるだけの、ガウリイがしたようなものではなく、かなり濃いめのそれ。

「んぐ!!」

ゼルガディスの力が抜けたところで解放する。
解放された途端に、ぺたんと座り込んでしまったゼルガディスの目は焦点が合っていなかった。
呆然とする3人を前に、リナはもう一度宣言した。前よりさらに高らかに、堂々と。

「わかったかしら?ゼルは、わ・た・し・の!」

わざわざ一文字づつ区切って言われたソレに、誰よりも早く反応したのはアメリアだった。
背に赤い正義の炎でなく黒い、どす黒いオーラを背負って立ち上がる。

「なにを、言ってるんです?ゼルガディスさんは、わたしの、です。」

静かに言い切り、ゼルガディスの方に目を向けた。
そして、まだ口づけのショックから抜けきっていないゼルガディスの顎を捕らえると、くいっと上を向かせ

「愛してます、ゼルガディスさん。」

愛の告白と共に押し倒し、リナよりも深く口づけた。

「ん・・・」

鼻にかかったくぐもった声を上げながら、ゼルガディスはされるがままになっていた。



その日の夕方。

「ねぇ〜ゼルぅ?機嫌なおしてよ、ね?あやまるから〜」
「うぇぇ〜ん、ごめんなさいぃ〜」
「・・・・・・・・・・・すまん。」

完全にゼルガディスの機嫌を損ねてしまい、謝り倒すリナ、アメリア、ガウリイの姿があった。
しかし、謝られている本人は全くの無視を決め込んでいるようだ。
日も傾いてきたころ、ずっと謝り倒している中アメリアがふと黙り込む。

「・・?アメリア?」

リナの心配そうな声を無視し、アメリアはゼルガディスに向き直った。

「今回のことはごめんなさい。でも・・・でも愛してますっていうのは本当ですから。」

そんなアメリアを見て、リナとガウリイも顔を見合わせて

「「「ゼルガディス(さん)、愛してるw」」」

ガウリイは額に、リナは頬に、アメリアは唇に、そっと口づけた

                      終

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
あはw終わりました。
リナの振る舞い、変わってないし・・・。
当初の目的は一体何処へ・・・?
ここまで、こんな駄文を読んでいただいて・・・。
ありがとうございます。これからも・・・・よろしくお願いします。

※ちょっと解説。
ガウとリナのゼルへの愛は慈愛ってとこですかね。我が子に向ける愛、みたいな。・・・親ばかですね。(何処の世界に我が子にでいぷきすwをする親がいる?)
アメは、ほんとの愛ですが。

またすぐに書きます。よろしくお願いしましたので!!
でわ。             ムーニィ

PSこの小説のタイトルは「やきもち?」ですv

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