◆−夕焼け、星空。−。。。 (2006/12/15 03:00:58) No.32945


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32945夕焼け、星空。。。。 2006/12/15 03:00:58


「おや フィリアさんじゃないですか」
赤く染まった村で 紫色の髪を持つ魔族が
嬉々として声をかけた
「・・・ゼロス・・」
声をかけられた方、金髪の竜族の女性は
虚ろな憔悴しきった目で 魔族を見、
そしてポツリと呟く様に言った。
「・・私を・・殺して下さい・・・」


そこは夕日と血で赤く染まった小さな村だった。
何故か大量発生したレッサーデーモンの群れ、
その脅威に晒されていた村人は
旅人であるフィリアに護衛を頼み込んだのである

デーモンの引き起こす事故により物資が絶たれ、
薬品類だけでもと、隣町に少しの間 調達に行った
その隙に。

ソコはとてもとても小さな村で
畑の多い のどかな村で
全員 惨殺だった


「レッサーデーモンがここまでやりません。どこぞの魔族でも絡んでいるのでしょう」
飄々とゼロスは他人事に言う

フィリアは何も言わず 表情も変えずに
昨日造った村人の墓を、ただ 見ていた
目を開けて 見ているのか見ていないのか 分からない虚ろな瞳で
ただ、視界の中に墓を入れて固定していた


「私を・・殺して下さい・・」
「何故です?」
ゼロスはいつもどうりに返す
「私に殺されたがる理由を答えて下さい」
「・・・」
フィリアは視線を動かさないまま言う

「生きてる事が・・罪だからです・・」

フィリアは続ける
「私は・・守れなかった・・・ココの村の子とも、約束したのに・・守るって・・・なのに、あんなっ・・惨い死に方・・・ッ私は、許されない・・っ・・神も、生きる事をお許しにはならないっ・・」
フィリアは小さくカタカタと震えていた
「だから、魔族に殺されると言う罰を・・っ自らに、与えるのです」


「・・・・・・・ふッあはははははははっはははハははッ」
突如、静かに聞いていたゼロスは笑い出した。さも、可笑しそうに
「アナタを殺すだけなら喜んでやりますがね、フフッ利用されるなんて真っ平ですよ」
ゼロスはフィリアを見た

「死に逃げるなら逃げるで、もっとマシな言い訳は考えられないんですか?」
「・・・・・・貴方にはわからな」
「貴女の言う神が、天地万物を創造した クソつまらないお美しい神だと仮定して」
ゼロスは言った


「生と死という現象、概念を創った時点で、死という現象が起こった事に対して罰する権利が、
  その神にあると思うんですか?」


フィリアの目がゼロスを捉える
「・・やっとソレから目を離しましたね。貴女が見るべきものは、もっと別のモノなんじゃないんですか」
「・・ゼロ・」
「それでも、まだ死にたいと言うのなら コレでも使って下さい。私は忙しいんです」
パタとナイフを地面に落とした

では、と聞こえたかと思った時にはゼロスの姿は掻き消えていた
一人、すっかり暮れて 星が瞬いてる夜空の下
澄んだ空気を仰いで 小さく、呟いた
「忙しい中、ありがとうございます」
すぅっ・・と暖かい雫が目から零れた


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今晩は
早速ですが、言い訳の時間です。アトガキじゃありません 言い訳です。
まず、何故ゼロスが優しい魔族になってるのか。
それは、ドクターコ○ー先生のせいです。(キッパリ
コレ打ってる時に○トー先生のドラマを観てたんですょォ
だから仕方が無いんです同じ敬語だし・・・ネ?(ェ
はぁあ・・でもコトー○生、もう最終回らしいですょ・・ショック・・
あァ、わかってマスょ 言い訳の時間でしたね・・えぇと・・
はい!じゃァ
ゼロスがカウンセラー魔族になってしまったのは 最終回が悲しいからという事で。
では、もしも苦情等がありましたら、心の中にそっとしまっておいて下さい。決して受け付けたりはしません
最後にこんな駄文まで全部読んで下さった、素敵なあなたに
心からの感謝を申し上げます。
それでは。

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