◆−世界の果てまでW]W−夜宵 吹雪 (2004/1/18 13:26:09) No.29057
 ┣世界の果てまでW]X−夜宵 吹雪 (2004/1/18 13:28:00) No.29059
 ┃┗・・・・・・・・・・・・(かなり複雑そうな顔)(by・ア―シェル)−煌天由亜 (2004/1/18 22:43:31) No.29078
 ┃ ┗結構重い内容だよなぁ・・・。−夜宵 吹雪 (2004/1/19 18:11:08) No.29084
 ┣世界の果てまでW]Y−夜宵 吹雪 (2004/1/18 13:31:21) No.29060
 ┣世界の果てまでW]Z−夜宵 吹雪 (2004/1/18 13:33:29) No.29062
 ┣世界の果てまでW][−夜宵 吹雪 (2004/1/18 13:35:49) No.29064
 ┃┗Re:世界の果てまでW][−神高 紅 (2004/1/19 23:44:33) No.29095
 ┃ ┗100話突破したら・・・どうしよう。−夜宵 吹雪 (2004/1/20 17:49:34) No.29100
 ┣世界の果てまでW]\−夜宵 吹雪 (2004/1/18 13:37:48) No.29065
 ┃┗世界とは意思在る者にとって冷たいものである−煌天由亜 (2004/1/19 22:26:08) No.29094
 ┃ ┗生きにくい世界で、それでも生きるのが人間であり、生命の在り方でもある。−夜宵 吹雪 (2004/1/20 17:58:09) No.29101
 ┣ヴァ―スの姐御かっこいい(by・G・J)−煌天由亜 (2004/1/18 22:13:15) No.29077
 ┃┗・・・・どうもv(軽く会釈(BY B))−夜宵 吹雪 (2004/1/19 18:26:33) No.29087
 ┣世界の果てまでX]−夜宵 吹雪 (2004/1/20 21:44:41) No.29105
 ┃┗Re:世界の果てまでX]−神高 紅 (2004/1/21 19:21:00) No.29114
 ┃ ┗・・・北極と南極。どっちがペンギンいるんでしたっけ?(←無知)−夜宵 吹雪 (2004/1/21 19:47:48) No.29116
 ┣世界の果てまでX]T−夜宵 吹雪 (2004/1/21 19:54:54) No.29117
 ┃┗初めまして−Laytear (2004/1/23 22:55:52) No.29143
 ┃ ┗ないすとぅーみーとぅー☆(訳:初めまして☆)−夜宵 吹雪 (2004/1/25 14:12:23) No.29172
 ┣世界の果てまでX]U−夜宵 吹雪 (2004/1/25 14:24:19) No.29173
 ┃┗精神的双子・・・・・・?−煌天由亜 (2004/1/25 21:31:05) No.29181
 ┃ ┗偶然とは恐ろしい。本当に。−夜宵 吹雪 (2004/1/26 18:52:30) No.29187
 ┃  ┗Re:人生はそれの積み重ね。−煌天由亜 (2004/1/26 21:48:35) No.29195
 ┃   ┗運命的なものを感じてみたり☆(やめろ)−夜宵 吹雪 (2004/1/28 18:29:33) No.29209
 ┗世界の果てまでX]V−夜宵 吹雪 (2004/1/28 19:27:42) No.29210
  ┣Re:これとはぜんぜん関係ナイですけど・・・−すぅ (2004/1/28 21:13:59) No.29212
  ┃┗答えれるものには答えますよ。−夜宵 吹雪 (2004/1/29 18:19:29) No.29218
  ┣Re:世界の果てまでX]V−神高 紅 (2004/1/29 00:06:18) No.29216
  ┃┗アクションは苦手ですが・・・それでもやりました。−夜宵 吹雪 (2004/1/29 18:27:26) No.29219
  ┗Re:世界の果てまでX]V−煌天由亜 (2004/1/29 23:16:22) No.29220
   ┗いちごとスイカ味の羊羹・・・!!−夜宵 吹雪 (2004/1/30 17:31:28) No.29222


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29057世界の果てまでW]W夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/18 13:26:09




    W]W   運命に逆らい逝く愚者達


ざあああぁぁっ
風が、吹き荒れてきた。
まるで、この場にいたくないと叫ぶように。強く。

月光の下、照らされているのは人影。

一人の男と女。
逢引ではない。
そんな生易しい関係ではない。

ざああああっ

強く。
風が吹いて、ヴァースの漆黒の髪を、コートを揺らす。
そして、同時にガーヴの紅髪と、象牙色のトレンチコートを揺らした。

ひゅううぅぅぅぅっ・・・・・

風は、止んで。

きぎいいいんっ!!

二つの、鋭い刃が―――――

交えられた。


『・・・・・・まったく。』
呆れたような、それでいて感心したような。
そんなニュアンスを含んだ声が、空――正確には木の上――から聞こえた。
『相変わらず・・・・と言うべきなんでしょうね・・・・。』
月光に照らされる、白銀の仮面。
そう、あの自称謎の鉄仮面だ。
『・・・どうして、なんでしょうね・・・・。』
ふぅ、と。
やや自嘲気味に。
言葉をつむぎ、口からは白い息が出た。
『どうして、争いはなくならないのでしょうね・・・・。でも』
クスリと、自嘲と苦笑を込めた笑みを浮かべた。
その表情は寒々しく、どこか冷たい。
『私にそんなことを言う権利は・・・・ない、か。』
ばさり
マントを、風になびかせて。
謡うように、嘆くようにつぶやいた。
『運命に囚われているのは・・・・私達ではなく・・・・あの子なのでしょうが・・・・・。』
風は冷たい。
手を、口元に寄せて。
ささやくように、叙事詩を語るように。
『結局は、己の力、か。』
悟ったような諦めたような、そんな声で言う。
皮肉気な笑みを浮かべて。
選択肢も無いその道を、悲しげに。
浮かぶのは静寂に満ちた、楽園。
『あの「常闇」と・・・「月帝」が見たら・・・何と言うのでしょう。』

夜闇と、空に浮かべられた月―――

その2つを見て、淋しげに口元をゆがませる。
『私も・・・そろそろですね。』


交わった刃が放れ、距離をとる。
「一つだけ問いましょう。」
「何だ!?余裕だな!!この状況で!!」
ヴぅんっ
空間が歪むような感覚に囚われ、ヴァースは即座に右に走った。
ごあっ
烈風が巻き起こり、草があったそこに亀裂にも似たひびが入る。
だが、そんなものが目に入らないかのような様子で、ヴァースは問う。
「貴方にとって、生きるとは何ですか?」
「ほう?俺に聞くか?それを。」
とんっ
ガーヴはやや苦笑を浮かべ、剣を肩にかけた。
「生きることが何なのか、魔族であった俺に。」
「過去形な所がらしいと言えばらしいですね。」
そうヴァースが言うと、ガーヴはくっと失笑した。
「良くわかってるな。お前。俺の性格が。」
「単純な性格ですからねぇ。」
「ほっとけ。」
軽口の挑発に乗らず、ガーヴは笑みすら浮かべた。
「やりにくい方だ。それで?答えは?」
「・・・・生きるとは何か、か。答えれねぇな。」
「何故?」
「決まってんだろ。生きてぇから俺は生きてる。それ以上でも、それ以下でもないのさ。」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・何だ?文句でもあんのか?」
黙ったヴァースにガーヴが問いかけた。
「それが・・・貴方の答えですか。」
ため息交じりの声。
それにガーヴは気分を害したのか、怒気のはらんだ声で言った。
「ああ?」
「残念、とでも言いますか?この感情は。つまらない、くだらない。所詮その程度なのですね。
 貴方の存在意義とは。」
ざんっ!!
「――――聞き捨てならねぇなぁ?」
ガーヴの斬撃が、草原――ヴァースのいた場所――に突き刺さる。
だが、彼が斬り裂いたのは残像だ。
「それなら何度でも言ってあげましょうか?
 貴方の存在は無意味だ。」
「黙れっ!!」
また、怒りに任せて横に殴りつけるような斬撃が、ヴァースを襲うが、その軌跡をあらかじめ想定したかのように避ける。
「――――ああ、何と言う怒り、何と言う憎悪。」
うっとりとした表情で、まるでオペラ歌手のように、手を上に上げて、目に見えない
何かをすくい取るようなポーズで宙に浮かび、ヴァースは言う。
そして、ゆっくりと宙に浮かびながらガーヴに近づく。
「そんなに私の言葉に傷つきましたか?」
「うるせぇ黙れ!!」
びゅっ!
剣ではなく、ガーヴがそのヴァースの顔に殴りかかったがぱしっと乾いた音を立てそれを受け止めた。
「乱暴ですね。でも事実でしょう?貴方は存在意義なんて無いんですから?」
「・・・・・・ほう?」
ゆっくりと、彼の身体からオーラにも似たそれが見える。
尋常でなく怒っている。それぐらいはわかった。
「そうでしょう?魔王様に見捨てられ、生き延びた哀れな竜【ドラゴン】、そして殺されて拾われた主人に尻尾を振る毎日・・・・。
 醜悪だ、そしてくだらない。」
ヴァースは地面に降りて言い放った。
「貴方は人で在り魔で在る不安定な存在だ。そして架せられている。それが何より醜くつまらない。
 私はね、飼い犬は嫌いなんですよ。利口な、蝙蝠は嫌いではありませんがね。
 ですが貴方は蝙蝠以下だ。己の意思すら提示することすらままならない。」
「・・・・・・・・・・。」
「ああ、やっとわかりました。
 『私は貴方が嫌い』なようですよ。少々、この不快感が何なのか、疑問が氷解して嬉しいです。
 ですが・・・・・・・。」
ぴっ!
ヴァースのコートから、一本の針状のそれが袖口から現れる。普段は暗器なのだろうが、今ではその姿はない。
「元を断たねばなりませんね。だから――――」
こばぁっ
彼女の周りだけ、地面がへこんだ。


「消えてください。」


にっこりと、笑いながら。
闇夜の中で、彼女は言った。




あとがき
吹雪:なんてワケのわからない文章だ。
白亜:自覚してたんだ。
吹雪:今回は・・・難しかったぞ。まじで。
白亜:ガーヴ?
吹雪:しくしく。キャラがつかめてない。何か・・・簡単そうで難しいぞ!白亜の方が書きやすいってのはどーゆー事!?
白亜:文才のせい。
吹雪:・・・・いや、はっきり言われてもなー。
白亜:んで?もう少しで50話突破するし。何かすれば。
吹雪:あっさりさらさら言いますね!いいですけどね!別に!!
白亜:んじゃ50話で何して欲しいか聞けば?
吹雪:それでレスが来なかったらどーする。しかも連続投稿で。
白亜:本番ぶっつけで、吹雪が雪合戦する。
吹雪:嫌じゃ!せん!しないったらしない!!足をねんざしてんだぞ!できるか!!
白亜:スキーでこけたんだっけ。まぬけ。
吹雪:初心者だぞ!無茶言うな!私はバランスは良いがコケるのが下手くそなんだよ!!
    しかも大体!ぶっつけでリフトに乗って降りれるかああああっ!!!降りるとき五回は転んだわ!!
白亜:根性で。
吹雪:いいかい?根性で何でもできたら、人間。幸せ不幸せなんて無いのだよ?白亜くん。
白亜:もっともな意見だけど。本気でどーすんの。50話。
吹雪:・・・・・どーなんだろ、できれば・・・・彼を出して話を進めたい。あとがきで何かしたい。
白亜:進んでんの?
吹雪:くぅっ!!では次回で!!


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29059世界の果てまでW]X夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/18 13:28:00
記事番号29057へのコメント



丘陵の砂礫に交じる、真紅の華々
露の如く、消えゆる命
過ぎ去りし、彼方に消え逝く欠片

それは美しく
それは哀しく
それは触れ難い

決して届かず、馳せることすら亡く
儚き、夢の如く

暁を謳う
薄命にて戦人たる白銀の人

晏れる事亡き闇にて、願い請う
長からむ、心も知らず
零れ落ちて、摺り抜けて
今は、ただ狂いて欲す――――


    W]X   報復


「おこんばんわっ!」
暗闇に響く、明るい声。
何度も聞いた声。
「・・・やぁっぱお前の相手はあたしなんだな。」
「当たり前っ!兄さんを傷つけてええのはこの世にもあの世にも僕だけでショ?」
うふっ、とぶりっ子で笑顔を作る。
「彼方の傷ついた顔が・・・・、僕の心を奪い去る。・・・あはははっ。ヤダなぁ、思い出しちゃったよ。
 壊れてしまうぐらい、恐かった彼方を・・・・・。」
目を軽く上げて、滅多に見ることのできないであろう、藍色の深い輝きをともした双眸が見えた。
そこには、狂気が秘められている。
「傷つけていい?違うでしょうに。あたしを傷つけるのなんか、本当はどうでもいい。」
静かに。
そして、吐き捨てるように。
リュシカは言う。
重い、それを背負って。


「お前はあたしを傷つけたいんじゃない。」


一言一言が、喉の奥から重く、流れ落ちる。


「お前は・・・・・。」


「・・・ごめんね。兄さんの口からそれは聞きとうないわ。」
ぽつりと、儚げにアズルは言う。
「ま、ええわ。」
そして、態度を一変して、明るく言う。
「くす・・・。問題・・・・これ・・・・なーんだ?」
その手には大きな剣があった。長さは大人二人分といった所か。
柄の部分は銀細工で、色々と刻印のようなものがあり、先端の部分には宝石が埋めこまれていた。
刀身は目もくらむような金色だ。
複雑な紋章が描かれ、圧倒的な存在感を誇示していた。
その剣の周りが、炎のように揺らめいた。魔力のこもった武器だ。気配でわかる。それもかなりのもの。
「・・・・・それは。」
「答え、刻の秒針。」
ヴんっ!
空気が、変わった。
ぞくりと、何かぬめりとした感触。泥沼よりも深く、不快で――――
じゃきっ
アズルがいつもの刀でなく、その刻の秒針を構えた。まるで、凍りついたような笑みを浮かべて。
とっさにリュシカは身構えた。ほとんど無意識に。彼を止めなければ危険だと頭の中でサイレンのように危険信号が鳴り響く。
ロゼを取り出した。
そして叫ぶ。
「お前の・・・、お前の望みは何なんだ!アズル!?」
「望み・・・?この僕が・・・・・?」
きんっと、剣をしまってアズルが興味深そうに目を見開く。
「そうだっ、答えろっ!!」
「はははっ、オモロイ事言うんやね。兄さん。」
クスクスと、何処か冷たく、しかし先程笑った時より遥かに人間味の溢れる微笑を浮かべる。
「何でそう思うん?」
アズルがそう聞くと、リュシカは静かに答えた。
「お前と、あたしが一体何年付き合ってきたのか。それは、お前自身が良く染み付いてる事でしょうっ!?」
アズルは、薄い色素の唇を噛み締め、やがて哄笑した。
「あははっ、ははははっ!あはははっ!!」
狂ったかのように笑うアズルを、リュシカは静かに見つめていた。構えは崩さない。
「ホントに・・・・、僕の望みが知りたいか。教えれへんよ、言ったら、言った所で叶えてくれるん?僕の願望を。」
くるりと、一回転しクククと耐え切れず笑みを浮かべた。
今までの何も感じられない、温かみなど皆無の、冷たい氷のようにぞっとする様な凄惨な笑みを。
あまりに可笑しかったのか、目には涙が浮かんでいた。それを拭って、なお笑みを浮かべる。
「僕の望みは一つだけ。永久に渇望し続け、血を流し、蝕み続ける。」
刹那、アズルの姿が掻き消える。
「――――それだけや」
きんっ!!
「全然ダメ・・・・・・。」
がしゃぁぁぁんっ!
陶器が壊れる音がして、紅の姫君ロゼは倒れ伏した。
「・・・ええ?兄さん。」
がっ
アズルの足が一歩出る。
何度も感じた濃厚な、殺意。
「・・・・良く聞いとってや。」
また、一歩。
「・・・・一振りや。」
空間が歪むような力の波動。アズルの手元の、その刻の秒針。それが発していることが容易に想像できた。
「一振りで全てを食らい尽くす!それがこの刻の秒針や!!」

来る。

重い、耐え難いまでの一撃が。
「らあああぁぁあっ!!!」
そう彼が叫んだ刹那――――
大轟音。
リュシカの体を包み、それはさらに広がる。地面がひび割れ、その隙間からは赤い光が漏れた。やや遅れて地面は爆発し、リュシカは為す術もなく吹き飛ばされた。
頭につけていたバンダナが取れ、いつも付けていたサングラスは零れ落ち、割れた。
ちゃりんと、耳元で髪飾りが鳴る。ひざが地面に付いた。
まずいと思った。肩で息をする。ずたずたになった衣服。零れ落ちたサングラスは砕け、消えた。
ごそごそと服の合間に入れておいた予備のサングラスをかけ直す。
「・・・何だ。予備が合ったんや。」
残念そうにアズルは言う。
「僕としては兄さんはグラサンで顔、隠すよりも素顔をさらけ出した方が好みなんやけどね。」
「・・・・ああ、そうですか。」
言ってリュシカはずれたサングラスを指で直す。
その口調に余裕はあまり感じられない。
「まあ・・・・、全部好きなんだけどね。兄さんの表情は。
 困った顔とか、怒った顔とか、笑った顔とか、あと・・・・個人的なお気に入りの表情ははにかんだ様な優しい顔とか・・・・。」
クスクスと思い出したのか、アズルは笑った。
リュシカしかおそらく見たことのない彼の本当の笑顔だ。
常に狐目の笑っているように見えるアズルの顔は、普段は笑ってるんだが、無表情なのかはわからないものがほとんどだ。
おそらくわかるのはリュシカと、ヴァース。それから数えるほど程度の魔族だろう。
彼は、笑う。
冷たく笑うのではなく、嬉しそうに。
「でもねぇ、やっぱ一番好きなんは、あの時の顔・・・・・。」
そう言ってアズルの顔から穏やかなものがふっと消える。
「覚えて・・・ないわな。兄さんにとっちゃあ、日常茶飯事の戦争中に見たときだけだし。」
アズルは、リュシカと会う前から彼のことを知っていた。
戦いの中で、見惚れるほどに美しかった彼を。
「大好きだよ、兄さん。だから・・・ねぇ、もう一回見せてや。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
そのアズルの願いに、リュシカは無言だった。アズルは困ったように頭をかいた。
「あんねぇ。僕、優しい顔した兄さんも好きなんよ。言うまでも無いけど。でもねぇ・・・・・。」
アズルは、刻の秒針を構えた。
殺気と瘴気。
「駄目なら力ずくってのもありってわかってる?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
それでもリュシカは答えない。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
アズルが苛ついている。そのことがリュシカには目に見えてわかった。
「・・・・ねぇ、兄さん。僕は貴方を愛してる。だから―――――」
一気に波動が強まる。
来る。
「貴方へ向ける殺意が、僕の愛情や」
まだ。
「貴方の殺意が僕を射抜く。僕の殺意が――――」

グオぉぉぉおぉっ!!!

「――――貴方を刻み込む」

・・・どさっ

リュシカの身体が、力なく地面に倒れ付した。




あとがき

吹雪:なんかアズルの詩って書きやすいなー。なんでだろ。
白亜:んで?意味は。
吹雪:↓参照

説明(・・・・意味なんかあるのだろーか、これわ)
アズルの心情。苦しい恋心。それを語った。
意味はある。きっとある。でなけりゃ困る(オイ)
ちょびっとだけ、出会いについて書かれてますがわかる人はいるのだろーか?

吹雪:こんなもんだな。
白亜:ぜんぜん意味語ってない。
吹雪:ほっとけや。
白亜:それにしても。けっこー血みどろな争いだったね。今回。
吹雪:ああ、それ?実を言うとな。この話かいてる際に血が見たくなって。いやね、残酷な描写がね、書きたくなったんで。つい・・・・・。
白亜:んでリュシカがボロボロ?
吹雪:そう、完全なる趣味だ(きっぱり)全国のリュシカファン(いる・・・な、私の知る限り約1名だけ)の方。
   あやしー通信販売でわら人形と五寸釘セットを買わないでください、夜眠れなくなって昼に寝ます。
白亜:あ、そう。んじゃ次回でー。



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29078・・・・・・・・・・・・(かなり複雑そうな顔)(by・ア―シェル)煌天由亜 2004/1/18 22:43:31
記事番号29059へのコメント



シェル:今回、作者のアシスト行きます。
ユア:・・・はっきり言って私はストッパ―です。

>「・・・やぁっぱお前の相手はあたしなんだな。」
>「当たり前っ!兄さんを傷つけてええのはこの世にもあの世にも僕だけでショ?」

シェル:傷付けていいなんてあんたにそんな権利は無い。
ユア:生か死かの方のシェルちゃんの心情を意訳していきます。
   超意訳:知っているやつには傷ついて欲しくない。


>その手には大きな剣があった。長さは大人二人分といった所か。
>柄の部分は銀細工で、色々と刻印のようなものがあり、先端の部分には宝石が埋めこまれていた。
>刀身は目もくらむような金色だ。
>複雑な紋章が描かれ、圧倒的な存在感を誇示していた。
>その剣の周りが、炎のように揺らめいた。魔力のこもった武器だ。気配でわかる。
それもかなりのもの。

シェル:人間から見れば、叔父様の骸骨仗かしら?
ユア:天と地ほど力は違うでしょうけど

>「ホントに・・・・、僕の望みが知りたいか。教えれへんよ、言ったら、言った所で叶えてくれるん?僕の願望を。」
>くるりと、一回転しクククと耐え切れず笑みを浮かべた。
>今までの何も感じられない、温かみなど皆無の、冷たい氷のようにぞっとする様な凄惨な笑みを。

メイ:・・・・まるで昔の僕を見ているようだ。
   ナティアを亡くし、姫君に会うまでの私を。

>「まあ・・・・、全部好きなんだけどね。兄さんの表情は。
> 困った顔とか、怒った顔とか、笑った顔とか、あと・・・・個人的なお気に入りの表情ははにかんだ様な優しい顔とか・・・・。」

シェル;そうですわね。
ユア:超意訳:あなたの表情も嫌いではありませんよ。

>クスクスと思い出したのか、アズルは笑った。
>リュシカしかおそらく見たことのない彼の本当の笑顔だ。
>常に狐目の笑っているように見えるアズルの顔は、普段は笑ってるんだが、無表情なのかはわからないものがほとんどだ。

ユア:・・・・某黒衣の死神かテニプリのブラコン男?

>「・・・・ねぇ、兄さん。僕は貴方を愛してる。だから―――――」
>「貴方へ向ける殺意が、僕の愛情や」
>「貴方の殺意が僕を射抜く。僕の殺意が――――」
>「――――貴方を刻み込む」

ユア;・・・・・・本当に、メイザ―ス・テッドに近い。
  私の文章力や展開上で出せてないけど、本当に近い存在だ、


>
>リュシカの身体が、力なく地面に倒れ付した。
>

シェル;・・・・・・・・・(涙を堪えている。)

>
>
>
>あとがき
>
>吹雪:なんかアズルの詩って書きやすいなー。なんでだろ。
>白亜:んで?意味は。
>吹雪:↓参照
>
>説明(・・・・意味なんかあるのだろーか、これわ)
>アズルの心情。苦しい恋心。それを語った。
>意味はある。きっとある。でなけりゃ困る(オイ)
>ちょびっとだけ、出会いについて書かれてますがわかる人はいるのだろーか?
>

ユア:なんとなくわかります。

>吹雪:こんなもんだな。
>白亜:ぜんぜん意味語ってない。
>吹雪:ほっとけや。
>白亜:それにしても。けっこー血みどろな争いだったね。今回。
>吹雪:ああ、それ?実を言うとな。この話かいてる際に血が見たくなって。いやね、残酷な描写がね、書きたくなったんで。つい・・・・・。

シェル:・・・・・・・(うるうるしてます。)

>白亜:んでリュシカがボロボロ?
>吹雪:そう、完全なる趣味だ(きっぱり)全国のリュシカファン(いる・・・な、私の知る限り約1名だけ)の方。

シェル;・・・酷いような気がします。
   ・・・・・・・・・吹雪様。

>   あやしー通信販売でわら人形と五寸釘セットを買わないでください、夜眠れなくなって昼に寝ます。
>白亜:あ、そう。んじゃ次回でー。

シェル:そんな面倒なことはしません。
    直接掛けますから。
ユア:どうどう、抑えて抑えて。
   とにかく、、また次回。


>
>
>

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29084結構重い内容だよなぁ・・・。夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/19 18:11:08
記事番号29078へのコメント

>シェル:今回、作者のアシスト行きます。
>ユア:・・・はっきり言って私はストッパ―です。

吹雪:読み返して思ったこと。
白亜:何。
吹雪:私って鬼畜なんだよなぁ、と。
白亜:今頃気付いたんだ。

>>「・・・やぁっぱお前の相手はあたしなんだな。」
>>「当たり前っ!兄さんを傷つけてええのはこの世にもあの世にも僕だけでショ?」
>
>シェル:傷付けていいなんてあんたにそんな権利は無い。
>ユア:生か死かの方のシェルちゃんの心情を意訳していきます。
>   超意訳:知っているやつには傷ついて欲しくない。

吹雪:・・・・初めてだな。シェルちゃんにそんなこと言われるの。
A:・・・・・・・・・黙秘するわ。

>>その手には大きな剣があった。長さは大人二人分といった所か。
>>柄の部分は銀細工で、色々と刻印のようなものがあり、先端の部分には宝石が埋めこまれていた。
>>刀身は目もくらむような金色だ。
>>複雑な紋章が描かれ、圧倒的な存在感を誇示していた。
>>その剣の周りが、炎のように揺らめいた。魔力のこもった武器だ。気配でわかる。
>それもかなりのもの。
>
>シェル:人間から見れば、叔父様の骸骨仗かしら?
>ユア:天と地ほど力は違うでしょうけど

吹雪:どっちかつーと攻撃用アイテムっぽい。キーアイテム、これでなきゃ敵は傷つかないみたいな。
白亜:TOFのダオス・・・・。

>>「ホントに・・・・、僕の望みが知りたいか。教えれへんよ、言ったら、言った所で叶えてくれるん?僕の願望を。」
>>くるりと、一回転しクククと耐え切れず笑みを浮かべた。
>>今までの何も感じられない、温かみなど皆無の、冷たい氷のようにぞっとする様な凄惨な笑みを。
>
>メイ:・・・・まるで昔の僕を見ているようだ。
>   ナティアを亡くし、姫君に会うまでの私を。

吹雪:色んな意味で狂ってる人ですので。
A:をい(怒)

>>「まあ・・・・、全部好きなんだけどね。兄さんの表情は。
>> 困った顔とか、怒った顔とか、笑った顔とか、あと・・・・個人的なお気に入りの表情ははにかんだ様な優しい顔とか・・・・。」
>
>シェル;そうですわね。
>ユア:超意訳:あなたの表情も嫌いではありませんよ。

A:・・・・・・・(ぽりぽりと頬をかいてる)
吹雪:わっはっはっ、照れてる〜♪

>>クスクスと思い出したのか、アズルは笑った。
>>リュシカしかおそらく見たことのない彼の本当の笑顔だ。
>>常に狐目の笑っているように見えるアズルの顔は、普段は笑ってるんだが、無表情なのかはわからないものがほとんどだ。
>
>ユア:・・・・某黒衣の死神かテニプリのブラコン男?

吹雪:そですね。ちなみに私の友人曰く彼の「その打球・・・消えるよ」は彼女の中で名台詞なのだそーです。
白亜:吹雪は眼鏡のドイツに行った人が好きなんだって。あと主人公もねー。

>>「・・・・ねぇ、兄さん。僕は貴方を愛してる。だから―――――」
>>「貴方へ向ける殺意が、僕の愛情や」
>>「貴方の殺意が僕を射抜く。僕の殺意が――――」
>>「――――貴方を刻み込む」
>
>ユア;・・・・・・本当に、メイザ―ス・テッドに近い。
>  私の文章力や展開上で出せてないけど、本当に近い存在だ、

吹雪:リュシカを傷つけることが彼の愛情表現なんです。嫌な奴に惚れられたなぁ(苦笑)
A:何かどっかで聞いたセリフがいくつか混じっとる・・・。

>>リュシカの身体が、力なく地面に倒れ付した。
>>
>
>シェル;・・・・・・・・・(涙を堪えている。)

吹雪:あ、死んでませんよ。彼は。
R:生きてる・・・・動けないだけだから泣かんでねー。

>>あとがき
>>
>>吹雪:なんかアズルの詩って書きやすいなー。なんでだろ。
>>白亜:んで?意味は。
>>吹雪:↓参照
>>
>>説明(・・・・意味なんかあるのだろーか、これわ)
>>アズルの心情。苦しい恋心。それを語った。
>>意味はある。きっとある。でなけりゃ困る(オイ)
>>ちょびっとだけ、出会いについて書かれてますがわかる人はいるのだろーか?
>>
>
>ユア:なんとなくわかります。

吹雪:そりは良かった。
白亜:お、恐るべき読解力・・・。あれを理解するなんて・・・・。

>>吹雪:こんなもんだな。
>>白亜:ぜんぜん意味語ってない。
>>吹雪:ほっとけや。
>>白亜:それにしても。けっこー血みどろな争いだったね。今回。
>>吹雪:ああ、それ?実を言うとな。この話かいてる際に血が見たくなって。いやね、残酷な描写がね、書きたくなったんで。つい・・・・・。
>
>シェル:・・・・・・・(うるうるしてます。)

吹雪:もっとキツくなりますよ、アズルVSリュシカの戦いは。
R:畳み掛けるようにひでぇ事言うな。モラルが無い人間ですね。
吹雪:ほっといて。

>>白亜:んでリュシカがボロボロ?
>>吹雪:そう、完全なる趣味だ(きっぱり)全国のリュシカファン(いる・・・な、私の知る限り約1名だけ)の方。
>
>シェル;・・・酷いような気がします。
>   ・・・・・・・・・吹雪様。

吹雪:自覚してますが・・・・まあ私的にはもっとヒドい展開が繰り広げられる予定なのです。
R:鬼だ。
A:鬼やね。
吹雪:てゆーか!読み返すと彼の行動への伏線になるんだよ!しょうがないんだよ!!
R:開き直りましたね。

>>   あやしー通信販売でわら人形と五寸釘セットを買わないでください、夜眠れなくなって昼に寝ます。
>>白亜:あ、そう。んじゃ次回でー。
>
>シェル:そんな面倒なことはしません。
>    直接掛けますから。
>ユア:どうどう、抑えて抑えて。
>   とにかく、、また次回。

吹雪:・・・・さて、逃げる準備を。
白亜:逃がさないよ。
   じゃ、読んでくれてありがとー。吹雪を押さえつけてるから、ぜひ来てね。
吹雪:のおおおおおっ・・・・!!(だんだん小さくなる声)


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29060世界の果てまでW]Y夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/18 13:31:21
記事番号29057へのコメント



    W]Y   おしまいの夜とはじまりの朝


音の無いそこで、アズルは刻の秒針をおさめるのと、その甲高い癇に障る声が聞こえたのは同時だった。

―――アズルッ!

「・・・・サイレスか?」

―――そうだよ、早くこっちに来て。

「イヤだっちゅーたら?」

―――・・・君に拒否権は無いよ。正確には君じゃなくて『ソレ』が必要なんだ

「・・・・ああ、なるほどね。」

―――やりたい事はさせたはずだよ。早く来い。チャンスは一度だけだ。

「勝手に決めんなや。ま・・・、次回持ち越しってワケになるわな。」

アズルは静かにそう言うと、その場から姿を消した。
そして、声が響く。


「――――ふざけんなッ・・・」
がりっ
指が、地面に引っかき傷を作る。
「上等、だよッ・・・!」
髪をかき上げ、バンダナを握り締める。
ずりずりと、重い身体を引きずって、彼は、リュシカはアズルを追った。


「・・・・ちっ、悪いな。呼び出しだ。」
「・・・・呼び出し?」
ガーヴの言葉にヴァースは眉をひそめた。
「ま、追ってきな。後で来いよ。」
「・・・・・・。」
ガーヴは、姿を消した。


「・・・・見つけた、リナ=インバース。」
サイレスがポツリとつぶやく。
「失敗は許されないんだ・・・・。」
かたかたと、身体を震わせて、年相応に思える表情を見せる。
「・・・・いくよ。」


「・・・ふぅっ、大体これで終わりかしら?」
「あっちの方も大体片付いてるんじゃないでしょうかね。」
「そーね、様子でも見に行く?」
リナとゼロス、サレスツォーネを撃退し、ガウリイはロッドを倒ししばし休んでいた。
「んじゃ、行ってみましょうか。」

――――・・・・・。

「・・・・ん?」
「どうかしましたか?リナさ・・・・ってああ。」
リナが怪訝な顔を見せ、そしてゼロスも納得する。
「・・・気をつけろよ。」
「わかってるって。」
ガウリイの真面目な言葉に、リナがうなずく。
早い話が気配を感じたのだ。彼らは。
それも、殺気混じりの。警戒しない方がおかしい。

そして、その刹那―――

「・・・・・・・・・。」

どすっ!!

リナの、腹部に、鈍い衝撃が放たれた。


「リナアアアっ!!!」
逸早くその状況に気付いたのは、ガウリイだった。
「か・・・はっ・・・?」
何が起こったのかわからず、リナは咳き込んだ。
「・・・・・・・・。」
ゼロスは、慌てずにリナの身体を見た。そしておかしな点に気付く。
「・・・・はずしたか。まあ、いいや。」
残念な声。甲高い、少年の―――
「・・・サイレスっ!?」
「どーも。そっちは・・・あ、ロッドは・・・消えたんだ。残念だな。ボク、彼の事気に入ってたのに。」
そう言って、彼はマントをたなびかせて登場した。
「・・・安心してよ。まだボクは彼女に傷つけていないから。」
「まだってことは予定があるんですか?」
ゼロスの一言に、サイレスはイタズラを思いついた子供のような表情を浮かべた。
「どうだろうねぇ?ボクは気まぐれ屋さんだから・・・・。まあ、その女。リナ=インバース。彼女を殺す予定は今のところ無いんだよ。」
その一言に、ガウリイは眉をひそめる。
「どっちにしろ・・・・戦うんだろ?」
「いや、言っただろ?ボクは彼女を殺さないって。だからキミ達と戦う理由は無いよ。」
ふわっ・・・
音もなく。
サイレスはリナに近づいた。
「・・・・・・・・。」
びっ!
爪を伸ばし、それを大きく振りかぶる。
「炎の祝福!!【フレイム・ブレス!!】」
その声と共に聖なる炎が、サイレスを焼き尽くす。
だが、燃えたのはサイレスのマントだけだった。彼は舌打ちをして、大きく上へと飛び去る。
「ちょっと生ゴミ!!リナさんから放れなさい!!」
「って今のは僕に向かって撃ったんですか!?」
「あ、いや。多分、あのサイレスってヤツに当てようとしたんだと俺は思うけど。」
後ろの方でヴァルが自信なさそうに言う。
「・・・・ゴミが増えたか。」
ちっ、と舌打ちをする。
「なーにやってんだ。お前は。」
「が、ガーヴ!?」
サイレスの背後に出現したその男を見て、フィリアは驚愕の声を上げる。
「・・・よう、久しぶりだな。ヴァル。」
「・・・・ガーヴ様・・・・。」
「まあ、いいさ。それよか・・・とっとと用事を済ませねぇとな。」
そう言って、ガーヴは地面に足をつけ、剣を振るった。
「・・・・・っ!!」
全員の顔に苦渋が広がる。
「おや、それが用事なんですか。」
やや高めの男の声ともとれる、アルト声。
しかし実際は女性の声で。
「ヴァース!!」
「遅れて申し訳ありませんね。」
そう軽口を言ってヴァースは肩をすくめる。
「・・・チッ、厄介な女だな・・・。ちゃんと始末しろよ。ガーヴ。」
「無茶言うな!あんな物騒な女、簡単に始末できるか!!」
それに対し、サイレスはやれやれと尊大な態度で肩をすくめ、ため息を付く。
「まあ、いいや。」
ぱちんっ
サイレスが指を鳴らす。
ぼこっ ぼこぼこっ
地面が隆起し、何かが盛り上がる。
「・・・いけ。」
とんっ
軽く足を叩いて、サイレスは合図する。
めきめきめきぃ・・・・・っ!!
軋む音を立てて、それは姿を見せた。木の根だ。それは無数の蛇のごとく、のたうち、動き回って、襲い掛かる。
「つまらない手品だ。」
すいっ
ヴァースが腕を動かした。それだけだ。だが。
めごっ!!ばきょっ!ばぐうっ!!
至る所から、何かに殴られたかのように、へこみ、さらにはぽっきりと折れた。
サイレスがそれを見て悠然と笑った。
「・・・・起きろ。」
静かな、声。
ずごおおおおおっ!!!
「――――っ!?」
リナ達の背後から、先ほどの木の根よりも数倍の大きさを誇る根が出てきた。
「なっ!?」
ガウリイが驚きつつも、剣を振るうがあっさりと身体ごと弾き飛ばされる。
彼らの狙いは―――――

「うあああっ!」

リナ。彼女が木の根に巻きつかれ、宙を飛んでいた。
だが驚いている場合ではない。すぐさま呪文を唱え――

がっ
いきなり視界が黒で染まる。
いや、ただの黒ではない。
シェーラだ。
シェーラがリナの口を押さえ、身動きの取れないようにしている。
「リナアアッ!!」
「リナさんっ!!」
ガウリイとフィリアが叫ぶ。
シェーラが、途切れ途切れの声で言う。
「させ、・・ない・・・。」
その眼は、いや行動全ては執念じみていた。
それに圧倒されるリナ。
そして、シェーラが叫ぶ。

「私ごと・・・この女を斬れえっ!!!」

それと、ほぼ同時に。

「後味悪いねぇ・・・・・。」

やる気の感じられない口調。
構えられた、刻の秒針。
アズルが、森の中から姿を見せた。
それを大きく、振りかぶる。
リナは、動けない。
顔は恐怖に染まるが、それは一瞬だ。
必死にもがく。だが遅い。

「悪いけど、恨まないでねっ!」
「恨まないさっ・・・!早くっ!!」

シェーラがそう言うと、アズルは何の躊躇もなく。



どしゅっっ!!



アズルの持っていた、刻の秒針が。

いとも容易く、シェーラとリナを貫いた。



「リナさん!!」
ゼロスが叫び、支え――木の根――が消え、リナは重力に逆らわず落ちていく。
どさっ
ゼロスは空中で、何とかリナをキャッチした。
「ゼロ・・ス・・・。」
「喋らなくていいですよ・・・・。」
安心させるような口調で、ゼロスは言う。
「お涙頂戴劇はやめてほしいな。」
「・・・・・・サイレス、貴様っ!!」
ガウリイが剣を構える。
「イヤだな。よく見てよ。その女に怪我は無いよ。まあ、強いて言うなら『アレ』をもらっただけだけど。」
「・・・・アレ?」
ヴァースが眉をひそめる。
「まあ、いいや。とりあえずリナ=インバースは生きているよ。その証拠に・・・・痛くないだろ?」
「・・・リナさん。本当ですか?」
空中に浮きながら、ゼロスが聞く。リナはうなりながら言った。
「・・・・あー、うん。痛くない・・・・。ぜんぜん。ただ・・・・・・。」
「ただ?」
「力が入らんのやろ?」
リナの代わりにアズルが答える。
「ま、目的のものはゲットできたし、一応成果は上々?」
そう言って、彼は何か手渡した。
「・・・・・・・・・。」
サイレスは黙ってアズルが持っていたそれを受け取った。
おそらく石。全て砕けて、小さな欠片になっている。色は四種類。赤と黒と白と青の石。
「それは・・・・!?」
ヴァースが珍しく驚愕する。
「・・・ああ、コレね?もらっていくよ。どうしてもさ、必要なんだよ・・・。」
「何なんだ。あれ?」
ヴァルが聞くと、ヴァースが答えた。
「・・・・まさか、あんなものが彼女の身体にあるなんてね・・・・。」
ヴァースがリナをちらりと見る。

「―――賢者の石・・・、この世界でそう呼ばれている物質です。正式名称は魔血玉【デモン・ブラッド】。
 魔力許容量【キャパシティ】をあげる物質。」

「――――っ!?」
「・・・・そうさ。魔血玉【デモン・ブラッド】。これが必要だからね・・・・。」
サイレスがそう言うと、ヴァースは声を荒げていった。
「何が目的なのですか?貴方達は。」
「・・・さあね。知る由は無いさ・・・・。とりあえず・・・・・。」

カッ!

魔血玉【デモン・ブラッド】から、光が放たれる。


「―――消えてよ。」



閃光が、全てを満たした。





――――― ぱしゅっ





閃光が満ちたが、それは刹那で消える・

何かを撃ち消す音。

はためくマントと、一本の杖。

浮かび上がる男のシルエット。

風にたなびく金色の長髪。


『ふうっ・・・・。ギリギリセーフと言った所ですかね・・・・。』


安堵の、息。
その閃光は、消える。
他でもない、彼の手によって。

『危ない危ない、サイレス君・・・でしたっけ?私は、まだ彼女を殺されるわけには
いかないんですよ。』

「貴方は・・・・?」
ゼロスにしては珍しい、やや驚愕の入り混じった声声。

「な、謎の鉄仮面さん?」

名前を叫んだのはゼロス。

・・・あ、いや。微妙に緊張感あふれる空気が壊れてしまったのはこの際無視してもらおう。



あとがき

吹雪:じょ、冗談抜きで今回は難しかった・・・。
白亜:ああ、リナのあれ?
吹雪:そーそー。これで少しは物語の中核に近づけたかなぁ?
白亜:どこが?
吹雪:・・・真顔で言われると悲しいな。
白亜:んでこの鉄仮面さんは一体何者?
吹雪:ただ者。
白亜:・・・・・・・・・・・・・・・・。
吹雪:いや!やめて!そんな眼で私を見ないで!!
白亜:真面目に答えよう。
吹雪:うーん、一言で言えば。敵ではない人。
白亜:今はって付かないの?
吹雪:まあね。しかし・・・・苦情来ないかな。本気で。怖いよ。私は。
白亜:でもリナが死んだって思った人は何人いるんだろ。
吹雪:いないんじゃない?主人公だしって。
白亜:そーいや、50話突破で何するか決めたの?
吹雪:まあね。とりあえず、あとがきのゲストを。この話に出てくる予定だった人を出そうかな、
白亜:ふーん。あ、忘れてたけどシェーラはどーなったの?
吹雪:・・・・彼女もいい加減不幸だよな。シェーラはな、今までのレスで一度も触れられたことのない不幸キャラだぞ。
白亜:そーなの?
吹雪:うん。誰も気にかけてないの。人気あるキャラだから、喜んでもらえるかなーと思って出したんだが。まったくの無反応。
    すさまじく出してよかったのだろうかと思ったキャラだ。
白亜:ただ単に吹雪の文章力の足りないせいじゃ・・・?
吹雪:ではでは皆様方。次回でお会いしましょう!!
白亜:ごまかした・・・・。


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29062世界の果てまでW]Z夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/18 13:33:29
記事番号29057へのコメント



    W]Z   鉄仮面ふたたび


『あ、いや。別にただの鉄仮面でもいいんですけどね。語呂的にそっちの方がいいかもしれませんし。』
なぜかぽりぽりと頬をかいて訂正する鉄仮面。
「何であんたがここに・・・?」
かすれた声でリナが聞く。
『動かないでください。無茶をすると・・・下手をすれば一生魔法が使えない身体になってしまいますよ。』
その真剣味を帯びた一言でリナが黙る。
「・・・・お前は?」
『謎の鉄仮面です。』
「まんまだな。」
ヴァルの真実味あふれるその一言に一同は(敵味方含めて)うんうんと頷いた。
『ほっといてください・・・・。私だって好きでこんな怪しい格好を・・・・。』
しくしくと泣く(?)鉄仮面。哀愁漂う背中である。
「・・・で?何なんだい?君は?」
サイレスが傲慢ちな口調で聞いた。謎の鉄仮面は振り向き、真面目な顔で(多分)でサイレスに向き直った。
『・・・・その言い方は不適切ですよ。私は私。それ以上の何だと仰るんですか?』
ぴくっ
明らかな挑発にサイレスは眉をひそめ、不快そうに鉄仮面を見下した。
「じゃあ・・・、質問を変えよう。何が目的で僕の邪魔をする?」
『それも言い方は不適当です。私は何も君に嫌がらせで邪魔をしているわけではない。君達を邪魔をしようとしているんです。』
「―――っ!?」
『・・・・それともう一つ。彼女を・・・リナ=インバースを生かすため・・・。』
「・・・あ、あたしを・・・?」
リナが声を発すると、鉄仮面は静かに頷いた。
『・・・ええ、それともう一つ。』
「・・・・もう一つ?」
『ええ・・・・・。』
鉄仮面は顔を上げ、じっとアズルを見た。
「な、何やの?」
『刻の秒針・・・・、返していただけますか?』
「・・・・イヤだね。」
『でしょうね。』
鉄仮面が肩をすくめた。
『でもそれが無いと困るんです。返してもらえませんか?駄目なら力ずくになりますが。私はあまりそーゆー事は好まないもので。』
リナが後で「この前、あたしにケンカを売ったのは何だったのよ・・・。」とつぶやいた。鉄仮面はそれに苦笑しながら、頭をぽりぽりとかいた。
『あ、あははははー。いえですね、それは事情がありまして・・・・・。』
じとー
リナの恨みがましい視線が鉄仮面に突き刺さる。
『とと、とにかく!刻の秒針・・・返却してもらいますよ!』
そう言うと、鉄仮面は静かに詠唱し始めた。
「・・・甘いなっ!!」
そう言うと、いつの間にか間合いを詰めたガーヴがいた。
『・・・そうでした。あなたがいたんですよね・・・・・。』
振り上げられた剣を見て、鉄仮面は冷静に言った。どこか、落ち着いた、淋しげな、それでいて嬉しそうな慈愛のこもった声で。
「―――!?」
びゅんっ!!
鉄仮面は、その振り上げられた剣を、後へほんの少しだけ下がり避け、その落ちてくる剣を持っていた錫杖で、横に薙いだ。
きぎんっ!
そんな音を立て、ひゅんひゅんと弧を描きながら、剣は遠く離れた地面に突き刺さった。
驚くガーヴをよそに、鉄仮面は一直線に走る。
だが。
がしぃっ
『うわっ!?』
マントを踏まれる。いや、踏まれるというよりもしがみつかれ、腰元にそれに抱きつかれている。
「いか・・・せ、ない・・・・。」
『あ、あなたは・・・。』
「まだ・・・・死ねない・・・、だか、ら・・・・・。」
『・・・・・・・・・・。』
しがみついたシェーラを、鉄仮面は振りほどく様子もなく、どこか哀れむように彼女を見た。
「引くよ。みんな。」
サイレスの声が、辺りに響いた。
「シェーラはどないするん?」
アズルが聞くと、サイレスは冷たい声で言い放った。
「ほおっておけ、どうせ死ぬ。」
「ちょ!あんた!?仲間を見捨てるの!?」
聞き捨てならないそのセリフに、リナが食って掛かる。
「・・・仲間?違うよ。そいつはただの駒だ。そうなることを望んでいる、・・・ただの駒だよ。」
『それは聞き捨てなりませんね・・・・・訂正してください!!』
鉄仮面が怒りのこもった声で叫ぶ。
・・・・シェーラに抱き疲れているので迫力は半減しているが。
「駒だよ?それも自分勝手に動き回る・・・ね。シェーラは良くやってくれた。でも、それだけ。
 目的もなく彷徨った彼女に・・・・この場にいる術は無いよ。そうだね、あのロッドと言う剣士のように。」
「どうゆう・・・・意味だ!?」
ガウリイが声を荒げる。
「・・・そのままさ、今にわかる。」
『待ちなさい!!』
鉄仮面の声もむなしく。
フッ・・・
サイレス達は、姿を消した。
そして。

さああああぁぁっ・・・・

新緑色の、砂。
シェーラは、跡形も無く、静かに―――――



消えた。



『さてっと、とりあえず・・・脅威は去りましたね!』
やれやれと肩の荷が下りたかのように安堵する鉄仮面。
そして、リナ達に向かって言う。
『さて・・・・、リナ=インバース、ガウリイ=ガブリエフ。』
ぞくっ・・・
リナとガウリイの背に、悪寒が走った。
鉄仮面の口調は普通に聞いたなら穏やかなのだが、どこか寒気を覚えた。
『これ以上、関わってもらうのはやめて頂けますか?』
強い、口調。しかし圧倒されることなく、リナは言い返した。
「待ちなさいよ!なんだって部外者のあんたに・・・・。」
『あなたの実力では足手まといです。』
冷たく、凛とした声で鉄仮面は言い放った。どこか感情を押し殺したような、そんな声で。
「・・・・あたしは!」
『人として、あなたは幾度となく味わい見てきた筈です。人為らざる者の力を。』
有無を言わせぬ強い口調。それに圧倒され、リナは言葉が出なかった。
『あなたがここまでやってこれたのは、あくまでその体内に吸収された賢者の石――魔血玉【デモン・ブラッド】の力。
 魔血玉【デモン・ブラッド】が、あなたのその魔力許容量【キャパシティ】を増幅していたに過ぎない。それが砕けた今、あなたは無力だ。』
鉄仮面の一言一言には説得力があった。おそらく今のリナは今までのような力は発揮できない。そのことは彼女が一番身に染みているはずだ。
『引きなさい、命あるものとして。それを誰も責めたりはしません。あなたはきっとここで死んではならないのでしょう』
鉄仮面の一言にリナは黙って聞き入り、やがて顔を上げる。
「・・・確かに。今のあたしはあんたなんかより弱いかもしれない。」
静かに、言う。
そして、力強く。
「でも、あたしはあきらめない。」
顔を上げ、鉄仮面を見る。
「弱いのなら、もっと強い自分になればいい。心の底から自分を信じなきゃ、何も始まらないでしょ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・はぁっ

やや間があって、鉄仮面はため息をついた。
『リナ=インバース・・・・。あなたらしいと言えばあなたらしいと言うべきなのでしょうね・・・・・。』
苦笑を浮かべて。やがてクスクスと親しみを込めて。鉄仮面は口元を押さえ、微笑んだ。
『・・・わかりました。では証拠として、私を倒してもらいましょうか。今すぐ、は無茶ですから明後日の昼。
 万全の準備をして・・・ここでお待ちしてますよ。』
そう言って、鉄仮面は長い金髪を翻し微笑んだ。
『では・・・またお会いしましょうね。』
そう言って、彼は姿を消した。


あとがき

吹雪:さて・・・次回は謎の鉄仮面VSリナ!まともな戦いだな。
白亜:をを。
吹雪:完全燃焼していない戦いばっかだからなー。真面目に書くよ。
白亜:じゃあ、いつもは真面目じゃないの?
吹雪:つっこむんじゃない。気合の入れ方が違うんだ。
白亜:じゃあ、いつもは気合が入ってな・・・。
吹雪:揚げ足を取るなよ・・・・。
白亜:で?強いの?鉄仮面。
吹雪:強いさ。一回リナと戦って勝った人だからな。
白亜:マトモな魔法合戦・・・できるのかな・・・・。
吹雪:遠い目をしないで。自信なくなるから・・・・。
白亜:・・・・・・・・ま、とりあえず次回でねー。
吹雪:つってもすぐ見れますが。連続して出してるし。



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29064世界の果てまでW][夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/18 13:35:49
記事番号29057へのコメント



    W][   鉄仮面はみたび現る


森は昨日来た時より明るい。
あたしは、約束の場所にいた。
浮かび上がるシルエット。
そこにぽっかりと浮かび上がる鉄仮面の、白銀のマスク―――
そう、自称謎の鉄仮面だ。
「へぇ?時間通りに来るなんて、結構律儀なのね。」
『ふっふっふっ、私は「謎の鉄仮面」。時間を守るのはポリシーなのです!』
拳をぐっと握り締め、高らかに言う鉄仮面。
・・・・相変わらずどこかマヌケである。本当はいい人なのかもしれない。
「ま、始めましょうか」
『おや?仲間の方はいないんですか?特に金髪の剣士さん。私はてっきり彼を連れて
二対一で来ると思ったんですけど。』
「いいじゃない、別に。とっとと始めて終わらせましょ。あたしの勝ちって結果を出してね。」
『いいでしょう・・・。』
やがて微笑むのをやめると、鉄仮面の周りの空気が変化する。
木々がざわめき、その気に止まっていた鳥が何かを恐れるかのように飛び立つ。
『さあ・・・、かかってきなさい、リナ=インバース!そして本当に強くなれるのか!
 この先の戦いで足手まといにならないという証を!!私を倒すことで証明してください!!』
鉄仮面の咆哮にも似た叫びと共に、戦いの幕は開けた。


「・・・・さて、リュシカ?」
くるりと、振り向き誰もいない森の中。
リナと鉄仮面のいる同じ森で、ヴァースは微笑んだ。
笑っている。何の感情もなく、冷たく――――

ごがあああっ!!

地面が何やらクレーターのように陥没した。
その中央にいるのは―――見るまでもなくリュシカだ。
「がっ!!」
「知っていたのでしょう?あれらの目的を・・・・・。」
「・・・・ええ・・・っ!」
がつっ!!
リュシカの顔が、いや身体が何か見えないそれに押しつぶされて、地面に顔をぶつける。
「一応聞いておきますが・・・・・。」
ヴァースが髪をはらう。
「何故、黙っていた?」
ォォォ・・・
不気味な音を立てて、風がヴァースの髪を揺らした。
真紅の眼には、何も映っていない。

映っているのは、炎。赫い、憤怒の炎。

「もう一度聞く。何故私に伝えなかった?不都合でもあったのか?」
「・・・・教えても・・・何もならないと・・・・・。」
「黙れ。お前が考えることではないでしょう。」
ごごごっ!!
さらにリュシカの身体に力が入る。
「申し訳・・・ござ・・・・。」
「非礼など聞き飽きた。もう少し役に立ってもらいたいものです。」
「・・・・・ああっ!!」
みしみしと間接部分が悲鳴を上げる。何本か、完全に潰されたかもしれない。
「まあいいでしょう。話なさい。拒否権は認めないし、黙れば痛苦を味わうだけ。
 簡単でしょう?」
「・・・・・・・・・。」
「沈黙は肯定として受け取りますよ?では・・・・答えなさいね。私の可愛い人形・・・・・。」
ヴァースは、そう言うと愛しそうな手付きでリュシカの頬を撫でた。
リュシカの顔に何の表情は浮かんでいなかった。



「黒霧炎!【ダークミスト!】」
リナが唱えた呪文は、闇の霧を生み出し視界をゼロにする呪文。
それは鉄仮面にまとわり付く。
『・・・・なるほど、視界を奪う戦術ですか・・・悪くない。』
ぽつりと冷淡な声で言う鉄仮面。彼に慌てた様子は無い。かと言って余裕と言う様子でもない。
『・・・魔風斬【ディム・クロー】』
「・・・・!?」
その鉄仮面の唱えた呪文にリナは驚愕を隠そうともせず顔に出した。
魔風斬【ディム・クロー】は魔風【ディム・ウィン】のアレンジバージョンで、術者を中心に真上に風が吹くようにするカッコをつける意外に役に立たない術である。
ぶわっ
『・・・・・・・・。』
鉄仮面の周りにまとわり付いた闇がかき消される。
彼はどうやら、魔力によって生み出された闇色の霧を同じ魔力によって生み出された風で吹き飛ばしたらしい。
やはりと言うか、この鉄仮面は強い!油断は一瞬たりともできないだろう。
「火炎球っ!【ファイヤー・ボールっ!】」
彼が黒霧炎【ダークミスト】に気を取られている隙に、さらに畳み掛けるように呪文を唱える。
『・・・・魔風【ディム・ウィン】』
静かに唱えられた呪文は、風となってあたしの火炎球【ファイヤー・ボール】を吹き飛ばした。
「うおっ!!」
一直線上に来たそれを、あたしはしゃがんで避ける。
背後で爆発音。あ、あたしのせいじゃないわよ!
「海王槍破撃!【ダルフ・ストラッシュ!】」
これならどうだ!海王ダルフィンの力を借りた達人の超高速の槍の一撃にもにた衝撃波を放つ術!避けれるかっ!?
『・・・・・・!』
鉄仮面は動かない。
受けて立とう、という意思表示か。その余裕が命取りっ!
『はあっ!』
鉄仮面はいつの間にか杖を収め、ショートソードで一閃した。
びゅぉわっ!
ま、マジか!?
鉄仮面の一閃により、あたしの術はあっさりとかき消された。どうやらショートソードに魔力を込めてそれによって相殺したらしい。
やはりと言うか何と言うか、かなりやる。
魔力の許容量【キャパシティ】はおそらく、あたし以上、いや下手をすれば某白蛇女を超えているのかもしれない。
・・・うあ、嫌なこと思い出した。
そうこうしているうちに、鉄仮面は距離を詰めてあたしに向かって一直線に走る!
ショートソードが鈍く赤く輝くのを見ると、魔皇霊斬【アストラル・ヴァイン】でも、また掛けたのだろう。
近付いて来る頃合を見計らって――――
『はああっ!』
「破砕鞭!【バルス・ロッド!】」
びっ!
掠った!?浅い・・・!
あたしの手から光の鞭が鉄仮面の頬を浅く斬る。鉄仮面は寸前で後ろに下がったせいで、頬に軽い傷意外はノーダメージ。
しかしこの術、射程距離は少ないが、持続時間が長く、それからしばらくはコントロールできる。
鉄仮面はまだ、射程距離内にいる!
『くっ・・・!』
鉄仮面の声に動揺が走る!
あたしの思惑に従って、鉄仮面に光の鞭が襲い掛かる!
鉄仮面は大きく後にステップして避けようとするが、あたしと比べてその動きは遅い!
ばしいいっ!
鞭がうなりを上げて鉄仮面の足を捉える!
『うああっ!』
鉄仮面の声に苦痛がこもる。イケる!
しかし、鉄仮面はにやりと笑った。
その笑顔の理由がすぐわかる。
『ダメですよっ!だまされちゃっっ』
「げっ!!」
あたしは露骨に舌打ちした、鉄仮面がぺろりと舌を出して、イタズラを成し遂げたような子供の顔になる。
足を見ると、そこは残念ながら焼け焦げた様子は無い。どうやら、わざと悲鳴をあげてフェイントをしたらしい。
人のこと言えないけど、せこいなオイ!
鉄仮面の手があたしの二の腕をしっかりと掴む。
・・・・しょうがない、やりたくなかったけど最終兵器!
『捕まえましたよっ』
やり遂げた鉄仮面。油断したところを――――
「きゃ―――っ!!!」
大きな声で叫ぶ!
『は?』
「いやー!変態っ!さわんないでよっ」
『え?ええっ?』
何が起こったかわからず慌てる鉄仮面。あたしはしくしくと泣きまねをして、こっそりと小さく舌を出す。
「女の子に乱暴するなんて・・・最低っ!!」
『ええ?あ、わ、私はー!!』
「言い訳無用!!」
ばちこーん!!
リナの容赦ないビンタが鉄仮面の頬にきまった。
「うふふふー、ぶい!」
『い・・・・痛い・・・・。』
しくしくと赤くなって見事な手形の付いた頬を抑える鉄仮面。ちょっぴし哀れである。
「ふっふっふっ、見事にだまされてくれてありがとう。」
『ひ、ヒドい・・・・。』
る〜と鉄仮面が涙を流す。
・・・何かゼロスと似てるな。この反応。
「とゆーわけで風裂球!【エアロ・ボム!】」
思いっきり体勢を崩した鉄仮面に向かって術一発。
卑怯と言うべからず。
これも勝つためである。
『うあああっ!!』
思いっきり慌てる鉄仮面はショートソードを振り上げ相殺する。
うむ、妥当な判断。
『む、無茶苦茶やりますね!あなたわ!!』
「ほっといてよ。
 ・・・・で?そろそろ言ってくれてもいいんじゃない?」
あたしが悠然と微笑んだ。
髪を軽くかき上げて。
「あいつら・・・シルヴァタイトやらの目的とか・・・・ね?」
あたしは挑発的な態度で言った。
鉄仮面は、わずかにその身体を震わせて、呆れたようにため息をついた。


「・・・あいつらの、目的はあたし達と非に似て、まったく・・・異なるものです・・・・。」
ごほっ、と咳き込んでリュシカは言う。
「・・・我らと似ている目的・・・、『世界を滅ぼす』・・・か?」
「・・・はい・・・ですが・・・・。」
リュシカは重々しく、言葉をつむぐ。
「世界を・・・自分の意のままに操る術がもしあるとすれば・・・・我らはどうします?」
「・・・・・!?」
「彼女は知ってしまったそうですよ。世界の在り方を・・・それが何なのか・・・あたしに知る由はないんですけどね・・・・。」
そう言って肩をすくめる。
ヴァースは、黙って聞き入ったままだ。
「生きるものはいつか死ぬ
 形あるものはいつか壊れる
 これは・・・・あたしの持論ですけどね・・・・。」
リュシカは、力なくいった。
「断片的にあいつに聞きました。
 ・・・時を壊す、支配して、永遠に。偽りの無い、完全な世界。
 覚めない夢の中、揺るがず倒れることのない指針、純粋すぎる・・・力と、白銀の終焉【シルヴァタイト】・・・・。」
「・・・・・・・・・・なるほど。」
ヴァースはやれやれと肩をすくめた。
断片的な叙事詩のような言葉を、頭の中で反芻しながら、そのたどり着いた答えにヴァースは簡単と呆れた表情を顔に浮かべた。
「我が敵ながら、とんでもなく単純な考えをお持ちのようだ。
 青臭い理想だ。だが、誰も成し遂げたことの無い・・・完全なる世界。我らが望む滅亡よりも・・・・ある意味もっとも美しく・・・気高い理想論だ。」
くっくっくっ、と笑みをかみ殺しきれない様子で、ヴァースは言う。
「もっとも・・・・理想だけで生きていければ、それが一番ですが・・・・・。
 それすらを許さず、現実を突きつけるのが世界だ。」
ヴァースは淋しげに言った。彼女らしくなく、淋しげに言う。


「悲しく・・・それでも美しい世界だ。まるで・・・あのお方のように・・・・。」


『知ってどうすると言うのです?』
「決まってるじゃない。殴り込みよ。」
『な、殴りこみですか?』
予想外な返答だったのだろう、鉄仮面は思わず聞き返した。
「そーよ。
 ・・・一応は巻き込まれたし。最後まで見届けるの。
 どんなに辛くて、逃げたい状況でも、ね。
 今までずーっとそうやってきたの。それが正しいって思ってるから。
 いまさら信条を変えて「はいそーですか」なーんて言うほど素直な性格じゃないのよ。
 波乱万丈上等!このケンカはあたしに売られたものでもあるのよ。
 売られたケンカは買うわ。ここで引いたらリナ=インバースの名折れだしね。」
『・・・・・・・・同じことを言いますね。』
「・・・へ?」
『・・・いえ・・・、でも・・・・・。』
鉄仮面はあたしにに近寄り、あたしの瞳を見つめた。
それが一瞬だったのか長い時間だったのか分らない。ただ、時間を認識できなかったそれだけで。
鉄仮面が、仮面越しに微笑んだ・・・ような気がした。
仮面越しなので分らないが、けっこう美形なのではないだろうかこの男。
『・・・・・・・・いいでしょう。』
「へ?」
『あー、もう完敗ですよ。私の負けです。』
そう言ってあたしの頭を優しく撫でる。まるでお父さんである。ガウリイに始めてやられた時は子ども扱いされた気分だったが、彼がやると純粋に誉めてもらえるとわかるので悪い気はしない。
『・・・では、これをどうぞ。』
「へ?」
『あれ?言いませんでしたっけ?勝ったらこれをあげるって。』
そう言って差し出されたのは、四色の宝石だ。
赤と青と黒と白。
見慣れたそれは――――
「あー!魔血玉【デモン・ブラッド】の呪符【タリスマン】!!」
『・・・・忘れてましたね。まあいいですけど。』
そう言って鉄仮面はあたしに呪符【タリスマン】を手渡す。
『装着方法と・・・呪文は分ります?』
そのセリフに私はVサインをした。
『・・・わかりました。』
「・・・ま、とりあえずはあんたが何者で、シルヴァタイトとの関わりは聞かないで起きましょう。」
『え?本当ですか?』
何か嬉しそうな鉄仮面。
・・・やっぱり関係あるんだ。あてずっぽうに言ったのだが。
「ただし、今度あたしの前に姿を見せたときは説明してもらうわよ?」
『それは怖い・・・・。』
言ってクスクスと笑う。
『ああ、忘れる所だった。あの・・・黒ずくめの・・・・ヴァースさんでしたっけ?彼女に、これを・・・・。』
「ん?」
そう言って鉄仮面は手紙をあたしに渡した。
何だろ?
のぞいてやろーか。帰る途中にでも。
『・・・中身は見ないでくださいね?』
・・・・・ちっ、釘を刺された。しょうがない、渡すだけで我慢しますか。
『それでは・・・・またお会いしましょう・・・、強き人の子さん?』
鉄仮面は軽く会釈をすると、姿を消して去っていった。
あたしは、それを見て笑みを浮かべていた。


あとがき

吹雪:とゆーわけで!リナの勝利です!!
白亜:おおー。ぱちぱち。
吹雪:鉄仮面。強いぞ。おかしいな。シリアスだけどどこかマヌケな人なのに。私の理想のお兄さん状態だよ。
白亜:確かに欲しいかも。
吹雪:んみゅ。もーすぐ50話だ。がんばれ私。
白亜:そうそう。100話突破したら・・・・ひどいよ?
吹雪:何でだっ!?
白亜:何となく。
吹雪:何となくかよ。・・・・ま、努力します。健闘します。
白亜:え?戦うの?
吹雪:あ、いや。ま、とにかく次回で。



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29095Re:世界の果てまでW][神高 紅 2004/1/19 23:44:33
記事番号29064へのコメント

どうも夜遅くにこんばんは紅です。
コ(コウ=カオス=ディスティニーだ)
こ(こう=クロス=ディスティニーです・・)
一気に投稿されていたので全部は無理ですがとりあえずこれにレスします。
>映っているのは、炎。赫い、憤怒の炎。
>
>「もう一度聞く。何故私に伝えなかった?不都合でもあったのか?」
>「・・・・教えても・・・何もならないと・・・・・。」
>「黙れ。お前が考えることではないでしょう。」
>ごごごっ!!
>さらにリュシカの身体に力が入る。
>「申し訳・・・ござ・・・・。」
>「非礼など聞き飽きた。もう少し役に立ってもらいたいものです。」
>「・・・・・ああっ!!」
>みしみしと間接部分が悲鳴を上げる。何本か、完全に潰されたかもしれない。
>「まあいいでしょう。話なさい。拒否権は認めないし、黙れば痛苦を味わうだけ。
> 簡単でしょう?」
>「・・・・・・・・・。」
>「沈黙は肯定として受け取りますよ?では・・・・答えなさいね。私の可愛い人形・・・・・。」
>ヴァースは、そう言うと愛しそうな手付きでリュシカの頬を撫でた。
>リュシカの顔に何の表情は浮かんでいなかった。
こ(怖いです・・)
コ(簡単でしょう・・・か・・・その一言に全てが集約している感じがするな)
こ(つまり・・言わなかったらどうなるか・・の意思表示・・)
>鉄仮面は動かない。
>受けて立とう、という意思表示か。その余裕が命取りっ!
>『はあっ!』
>鉄仮面はいつの間にか杖を収め、ショートソードで一閃した。
>びゅぉわっ!
>ま、マジか!?
>鉄仮面の一閃により、あたしの術はあっさりとかき消された。どうやらショートソードに魔力を込めてそれによって相殺したらしい。
>やはりと言うか何と言うか、かなりやる。
>魔力の許容量【キャパシティ】はおそらく、あたし以上、いや下手をすれば某白蛇女を超えているのかもしれない。
>・・・うあ、嫌なこと思い出した。
確かに嫌なことです・・・・
コ(まああんなのでも魔力はかなりのもんだからな)
あんなのって・・・・否定はできませんがね。
>あたしは露骨に舌打ちした、鉄仮面がぺろりと舌を出して、イタズラを成し遂げたような子供の顔になる。
>足を見ると、そこは残念ながら焼け焦げた様子は無い。どうやら、わざと悲鳴をあげてフェイントをしたらしい。
>人のこと言えないけど、せこいなオイ!
こ(せこい手といえば・・紅の得意技ですね・・)
いやなに。
コ(いやほめてるわけじゃねえから)
>・・・・しょうがない、やりたくなかったけど最終兵器!
>『捕まえましたよっ』
>やり遂げた鉄仮面。油断したところを――――
>「きゃ―――っ!!!」
>大きな声で叫ぶ!
>『は?』
>「いやー!変態っ!さわんないでよっ」
>『え?ええっ?』
>何が起こったかわからず慌てる鉄仮面。あたしはしくしくと泣きまねをして、こっそりと小さく舌を出す。
いやもうなんかどっちもどっちですが・・・・
コ(甘すぎだな謎の鉄仮面そこで一発ぶちこまねえと)
うあこいつ容赦ねえ・・・
>「・・・あいつらの、目的はあたし達と非に似て、まったく・・・異なるものです・・・・。」
>ごほっ、と咳き込んでリュシカは言う。
>「・・・我らと似ている目的・・・、『世界を滅ぼす』・・・か?」
あっそういえばこの方達は魔族でしたか(今まで忘れてた)
コ(俺の目的はとりあえず世界最強になることだな神も魔王もぶっちぎってな)
>「我が敵ながら、とんでもなく単純な考えをお持ちのようだ。
> 青臭い理想だ。だが、誰も成し遂げたことの無い・・・完全なる世界。我らが望む滅亡よりも・・・・ある意味もっとも美しく・・・気高い理想論だ。」
>くっくっくっ、と笑みをかみ殺しきれない様子で、ヴァースは言う。
>「もっとも・・・・理想だけで生きていければ、それが一番ですが・・・・・。
> それすらを許さず、現実を突きつけるのが世界だ。」
>ヴァースは淋しげに言った。彼女らしくなく、淋しげに言う。
こ(理想だけでは確かに何もできませんよね・・)
コ(だが理想が無いとやっぱり何もできないがな)
>そう言って鉄仮面は手紙をあたしに渡した。
>何だろ?
>のぞいてやろーか。帰る途中にでも。
>『・・・中身は見ないでくださいね?』
>・・・・・ちっ、釘を刺された。しょうがない、渡すだけで我慢しますか。
しょうがないってそれが普通ですけど・・・
コ(甘いこいつらを普通扱いしちゃいけない)
こ(まったくです・・)
お前ら2人もだと思う・・・
>吹雪:とゆーわけで!リナの勝利です!!
>白亜:おおー。ぱちぱち。
>吹雪:鉄仮面。強いぞ。おかしいな。シリアスだけどどこかマヌケな人なのに。私の理想のお兄さん状態だよ。
>白亜:確かに欲しいかも。
>吹雪:んみゅ。もーすぐ50話だ。がんばれ私。
おーぱちぱちすごいですね50ですか途方も無い数字ですね。
コ(まったくだよくそんなに続くもんだ)
>白亜:そうそう。100話突破したら・・・・ひどいよ?
>吹雪:何でだっ!?
>白亜:何となく。
>吹雪:何となくかよ。・・・・ま、努力します。健闘します。
>白亜:え?戦うの?
コ(俺と戦うか?)
あかんあかんあかんあかん吹雪さんが死んじゃいますよお前腹心より強いいんだから。
こ(さりげにばらしてますね・・)
>吹雪:あ、いや。ま、とにかく次回で。
ではまたさよなら。
コ(さらばだな)
こ(ばいばい・・)

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29100100話突破したら・・・どうしよう。夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/20 17:49:34
記事番号29095へのコメント

>どうも夜遅くにこんばんは紅です。
>コ(コウ=カオス=ディスティニーだ)
>こ(こう=クロス=ディスティニーです・・)
>一気に投稿されていたので全部は無理ですがとりあえずこれにレスします。

吹雪:こんばんわー。連続投稿したのにわざわざレスをありがとうございます。

>>映っているのは、炎。赫い、憤怒の炎。
>>
>>「もう一度聞く。何故私に伝えなかった?不都合でもあったのか?」
>>「・・・・教えても・・・何もならないと・・・・・。」
>>「黙れ。お前が考えることではないでしょう。」
>>ごごごっ!!
>>さらにリュシカの身体に力が入る。
>>「申し訳・・・ござ・・・・。」
>>「非礼など聞き飽きた。もう少し役に立ってもらいたいものです。」
>>「・・・・・ああっ!!」
>>みしみしと間接部分が悲鳴を上げる。何本か、完全に潰されたかもしれない。
>>「まあいいでしょう。話なさい。拒否権は認めないし、黙れば痛苦を味わうだけ。
>> 簡単でしょう?」
>>「・・・・・・・・・。」
>>「沈黙は肯定として受け取りますよ?では・・・・答えなさいね。私の可愛い人形・・・・・。」
>>ヴァースは、そう言うと愛しそうな手付きでリュシカの頬を撫でた。
>>リュシカの顔に何の表情は浮かんでいなかった。
>こ(怖いです・・)
>コ(簡単でしょう・・・か・・・その一言に全てが集約している感じがするな)
>こ(つまり・・言わなかったらどうなるか・・の意思表示・・)

吹雪:殺す・・・もとい滅ぼしはしませんが。それなりの拷問モドキは。
白亜:こんなエグイことするなんて。書いた人はよっぽどの変態に違いない。
吹雪:ほっとけ(←変態)

>>鉄仮面は動かない。
>>受けて立とう、という意思表示か。その余裕が命取りっ!
>>『はあっ!』
>>鉄仮面はいつの間にか杖を収め、ショートソードで一閃した。
>>びゅぉわっ!
>>ま、マジか!?
>>鉄仮面の一閃により、あたしの術はあっさりとかき消された。どうやらショートソードに魔力を込めてそれによって相殺したらしい。
>>やはりと言うか何と言うか、かなりやる。
>>魔力の許容量【キャパシティ】はおそらく、あたし以上、いや下手をすれば某白蛇女を超えているのかもしれない。
>>・・・うあ、嫌なこと思い出した。
>確かに嫌なことです・・・・
>コ(まああんなのでも魔力はかなりのもんだからな)
>あんなのって・・・・否定はできませんがね。

吹雪:鉄仮面。ナーガと戦ったらどうなるだろう。
白亜:ナーガの勝利に俺のお小遣い全部賭ける。

>>あたしは露骨に舌打ちした、鉄仮面がぺろりと舌を出して、イタズラを成し遂げたような子供の顔になる。
>>足を見ると、そこは残念ながら焼け焦げた様子は無い。どうやら、わざと悲鳴をあげてフェイントをしたらしい。
>>人のこと言えないけど、せこいなオイ!
>こ(せこい手といえば・・紅の得意技ですね・・)
>いやなに。
>コ(いやほめてるわけじゃねえから)

吹雪:うちの地方ではせこいことを「こすい」と言います。
白亜:どこ出身か一発でわかりそうな・・・・。

>>・・・・しょうがない、やりたくなかったけど最終兵器!
>>『捕まえましたよっ』
>>やり遂げた鉄仮面。油断したところを――――
>>「きゃ―――っ!!!」
>>大きな声で叫ぶ!
>>『は?』
>>「いやー!変態っ!さわんないでよっ」
>>『え?ええっ?』
>>何が起こったかわからず慌てる鉄仮面。あたしはしくしくと泣きまねをして、こっそりと小さく舌を出す。
>いやもうなんかどっちもどっちですが・・・・
>コ(甘すぎだな謎の鉄仮面そこで一発ぶちこまねえと)
>うあこいつ容赦ねえ・・・

吹雪:鉄仮面。本当にいい人だったりする(おい)

>>「・・・あいつらの、目的はあたし達と非に似て、まったく・・・異なるものです・・・・。」
>>ごほっ、と咳き込んでリュシカは言う。
>>「・・・我らと似ている目的・・・、『世界を滅ぼす』・・・か?」
>あっそういえばこの方達は魔族でしたか(今まで忘れてた)
>コ(俺の目的はとりあえず世界最強になることだな神も魔王もぶっちぎってな)

B:魔族ですよ。私ほど魔族らしい方もいないと思ってるんですけど。
吹雪:んで?コウくんに勝負を挑まれたらどーする?
B:世界最強とは、世界で最も強いものと戦って勝つか・・・全ての種族を蹂躙するか・・・どちらかなんですよね・・・・。
吹雪:お前・・・戦いを挑まれたら笑顔で「イヤですv」とか言って断るだろ?
B:もちろんです。追いかけてきたら・・・・沈めますかね・・・・。
吹雪:怪しい考えを浮かべるな!!

>>「我が敵ながら、とんでもなく単純な考えをお持ちのようだ。
>> 青臭い理想だ。だが、誰も成し遂げたことの無い・・・完全なる世界。我らが望む滅亡よりも・・・・ある意味もっとも美しく・・・気高い理想論だ。」
>>くっくっくっ、と笑みをかみ殺しきれない様子で、ヴァースは言う。
>>「もっとも・・・・理想だけで生きていければ、それが一番ですが・・・・・。
>> それすらを許さず、現実を突きつけるのが世界だ。」
>>ヴァースは淋しげに言った。彼女らしくなく、淋しげに言う。
>こ(理想だけでは確かに何もできませんよね・・)
>コ(だが理想が無いとやっぱり何もできないがな)

吹雪:理想と正義はとても似ていると思いました。

>>そう言って鉄仮面は手紙をあたしに渡した。
>>何だろ?
>>のぞいてやろーか。帰る途中にでも。
>>『・・・中身は見ないでくださいね?』
>>・・・・・ちっ、釘を刺された。しょうがない、渡すだけで我慢しますか。
>しょうがないってそれが普通ですけど・・・
>コ(甘いこいつらを普通扱いしちゃいけない)
>こ(まったくです・・)
>お前ら2人もだと思う・・・

吹雪:バレなきゃ犯罪じゃないんですよ・・・(遠い目)

>>吹雪:とゆーわけで!リナの勝利です!!
>>白亜:おおー。ぱちぱち。
>>吹雪:鉄仮面。強いぞ。おかしいな。シリアスだけどどこかマヌケな人なのに。私の理想のお兄さん状態だよ。
>>白亜:確かに欲しいかも。
>>吹雪:んみゅ。もーすぐ50話だ。がんばれ私。
>おーぱちぱちすごいですね50ですか途方も無い数字ですね。
>コ(まったくだよくそんなに続くもんだ)

吹雪:話が短いのが多かったからなぁ・・・・。
白亜:変なところで切るから。

>>白亜:そうそう。100話突破したら・・・・ひどいよ?
>>吹雪:何でだっ!?
>>白亜:何となく。
>>吹雪:何となくかよ。・・・・ま、努力します。健闘します。
>>白亜:え?戦うの?
>コ(俺と戦うか?)
>あかんあかんあかんあかん吹雪さんが死んじゃいますよお前腹心より強いいんだから。
>こ(さりげにばらしてますね・・)

吹雪:のうっ!のーもあうぉー!
白亜:発音悪い・・・。意味は戦争反対。

>>吹雪:あ、いや。ま、とにかく次回で。
>ではまたさよなら。
>コ(さらばだな)
>こ(ばいばい・・)

吹雪:次回もヨロシクです!それでは!!

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29065世界の果てまでW]\夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/18 13:37:48
記事番号29057へのコメント



    W]\   隷属少年


「はいっ、これで一応の大体のお仕事は終了・・・。あとはルークさんが帰ってくるのを待てばええ、ってな所?」
アズルが刻の秒針を指定された場所へ置き、手を叩いて後ろにいるサイレスに話しかける。
「・・・ああ、あとは・・・・時間がたてば全てが終わり、始まるんだ。」
「・・・僕としてはどーでもええけどね。」
「ああ、そうだろうね。
 ボクは君の目にどう映るかなんて知らない。
 でもね、これはボクにとっても、ママにとっても正義なんだよ。」
「正義?君らが?」
はっ、とアズルは嘲けりを隠そうともせずに言った。
「正義と悪との基準など本体、考え方、物の見方によってどうとでも変わる。
 曖昧なものかもしれへんのにな。」
「人は人、他人は他人。
 自分の好きなやり方でやればいいんじゃないか?
 ――――それを否定できるキミとは、ボクには思えないけど。」
「・・・・ま、ええけど。」
アズルはそう言って、肩をすくめ、そこから立ち去ろうとした。
だが。
「・・・・・ねぇ。」
「あん?」
サイレスが話しかける。
「キミはさ、どう思ってる?ママのことを。」
「・・・・シルヴァタイトを?」
「・・・・うん。」
強気で、生意気な口調の彼にしては珍しく萎れた声で彼は言った。
「・・・さあ?強いて言うなら、優しくて・・・人かねぇ?」
「―――わかってないね。」
サイレスは、ため息を吐きながら言った。
「あの人は理想のために命を捨てる天才さ。
 理想を掲げることは、生きる上で必要な事だよ。
 その理想を他人に与える道理なんかない。
 理想は自分一人だけのもの。
 そう言った意味では・・・・あの人は強いのかもね。
 簡単に言っちゃうんだよ。無謀なその理想を、自分を戒めることで。」
「・・・・・・・・・。」
アズルは、何も言わずただ聞き入った。
「自分を粗末にするのは楽な生き方さ。
 でもさ、思うんだ。
 自分を大事にできない奴は誰かを大事にすることもできない、ってね。
 結局みんな偽善者なんだってことくらいわかってるんだ。
 誰もかれもみんな自分だけがよければいいんだって思う。
 だから、だから、誰にも頼らずに生きていくことを選んだんだ。
 でもさ、そんな生き方しか選べなかったけど―――
 それでも、どこかで誰かを信じたいんだと思うんだ。
 ・・・・ボクは、ワガママかな?」
「僕の答えれる範疇ではないわな。でも―――
 ワガママなのが普通デショ。
 誰も責めへんよ。この世界のシステムってヤツは、どっこも同じでさ。
 誰かに迷惑かけなきゃ何したって良いんよね。
 自分勝手に好き放題すれば?少なくとも僕は責めへんよ。
 僕も君と同じ、同類なんだし。」
「・・・・・そう?」
「そうやないん?違う?
 それとも、別の何かを望んだん?」
「・・・さあね。まあ、ただわかってることは一つだけあるよ。」
「へえ?何を。」
「見慣れた終わりなら興味はないね。
 明日を待つのはうんざりしてるよ。」
「ふーん、ええね。それ
 僕も嫌いやないよ。」
「そう?
 ま、どっちにしろ選択権なんかないさ。
 ボクらは望んだものを手に入れなきゃいけない。
 望んでも手に入らないものもあれば、望まなくても手に入るものだってあるんだよ。
 君が望んでも手に入らなかったものをボクらが手に入れてそれを疎んじたといって、責められるいわれなんてないね。
 ボクらは欲しくなかったんだよ、そんなもの」
「・・・・・言うね。
 『時計の針は元には戻らない。だが自らの手で進めることはできる』
 誰かの口癖やったな。」
「イヤミかい?」
「さあ?ま、次は本気で行かなならんのやろ。
 ねえ?君は覚悟できてる?
 本気で勝負すると、何かが決壊する・・・・。
 その覚悟がさ。」
「・・・・壊れる覚悟、ね。やな覚悟だよ。」
「願いがかなうには、何か代償が必要になるのが世の常や。そうは思わん?
 代償を払うからこそ、得る物に価値が生まれてくる
 努力なしに得られる幸福なんかこの世にあらへんよ。。
 たとえそれが神の所業であっても、な。」
「・・・・・君の口から、神なんて言葉を聞くなんてね。驚いたよ。」
その言葉にアズルは肩をすくめる。
「ま、それはええとして。
 ―――君は、何を望む?
 覚悟を代償にして、何を得る?」
「・・・決まってるじゃないか。」
サイレスはマントをはためかせ、手を大きく仰いで言う。
「天国を追い出された天使は、悪魔になるしか無いんだ。
 そうだろう?」
アズルは答えない。
「あ、そうそう。忘れよった。」
「・・・・・・?」
「・・・・最後に一つ。君にとって世界はどんなの?
 優しい?冷たい?それとも・・・狂ってる?」
サイレスはそれに苦笑しながらも、答える。
「・・・・・・ああ、それはボクも考えてたよ
 世界は優しくない・・・。
 ボクにもお前にも、きっと誰にも」
「・・・・・・あっそ。」
それを誤魔化すかのように、乾いた音を立ててその場から離れた。
それを肯定する気も否定する気もなかった。


時は、満ちたのだ。



あとがき

吹雪:わけのわからない文章です。うあああああああ(後悔しているらしい)
白亜:・・・じゃやめればいいのに。
吹雪:・・・か、書きたかったんだ・・・、アズルとサイレスの二人の会話が・・・・・、これが後の伏線になる・・・・かもしんない。
白亜:つまり欲望のままに書いちゃったと。
吹雪:率直に言うとそうなるな。
白亜:意味深セリフのオンパレードだね。
吹雪:趣味だな。でも気に入ってるんだ。
白亜:んで?次回で本当に50話だよ。どーするの?
吹雪:・・・・・・白亜。
白亜?
吹雪:私はしばし旅に出る。そう、文章力を付ける旅に・・・・。
白亜:は?
吹雪:とゆーわけで。後は頼んだよ。そんなわけで、50話から60話の10話は白亜があとがきをします。
   ゲスト付きで。誰が出るかはお楽しみ。出場決定キャラクター、未登場キャラクターとの彼の対談をお楽しみください。
   なお、曲が流れます。私の好きなもの、知っているものが流れます。
   途中で私が帰ってくるかもしれません。
白亜:・・・・俺は了承してないんだけど・・・・。
吹雪:では!いざ行かん!ネットサーフィン!!
白亜:あ、ちょっと・・・・・。

取り残される白亜。
彼は立派にあとがきの司会者代行をやり遂げれるのか!?
次回「ぷらりあとがき代行旅 〜迫り来る影〜」
こう、ご期待!!

白亜:・・・・経費、吹雪に請求してやろーかな・・・・・。

・・・・・・オイ。



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29094世界とは意思在る者にとって冷たいものである煌天由亜 2004/1/19 22:26:08
記事番号29065へのコメント


ユア:はいユアです
   3話飛ばしました、
   特に48話は、ア―シェルあたりが錯乱しそうなので。

>「正義と悪との基準など本体、考え方、物の見方によってどうとでも変わる。
> 曖昧なものかもしれへんのにな。」

雷天:うん、第一正義って言うのは都合のいい戯言だしね。って司馬君が言ってるよ。
氷天:・・・・・・(頷いている)

>「人は人、他人は他人。
> 自分の好きなやり方でやればいいんじゃないか?
> ――――それを否定できるキミとは、ボクには思えないけど。」

氷天:・・・貴方も


>「あの人は理想のために命を捨てる天才さ。
> 理想を掲げることは、生きる上で必要な事だよ。
> その理想を他人に与える道理なんかない。
> 理想は自分一人だけのもの。
> そう言った意味では・・・・あの人は強いのかもね。
> 簡単に言っちゃうんだよ。無謀なその理想を、自分を戒めることで。」

ユア;某漫画の親玉・・・グリちゃんみたい。

>「自分を粗末にするのは楽な生き方さ。
> でもさ、思うんだ。
> 自分を大事にできない奴は誰かを大事にすることもできない、ってね。
> 結局みんな偽善者なんだってことくらいわかってるんだ。
> 誰もかれもみんな自分だけがよければいいんだって思う。
> だから、だから、誰にも頼らずに生きていくことを選んだんだ。
> でもさ、そんな生き方しか選べなかったけど―――
> それでも、どこかで誰かを信じたいんだと思うんだ。
> ・・・・ボクは、ワガママかな?」

永蓮(生か死か版):だとしたら、私は偽善者だな。
          生きる気も無く防御を考えずに突っ込むのは

> 『時計の針は元には戻らない。だが自らの手で進めることはできる』

ユア:あと、壊すとこともできるわね?

>「天国を追い出された天使は、悪魔になるしか無いんだ。
> そうだろう?」

永蓮(同上):馬鹿か?
       押し出されても居座ったやつもいるぞ?
       サマエルとかな。


>
>あとがき
>
>吹雪:わけのわからない文章です。うあああああああ(後悔しているらしい)
>白亜:・・・じゃやめればいいのに。
>吹雪:・・・か、書きたかったんだ・・・、アズルとサイレスの二人の会話が・・・・・、これが後の伏線になる・・・・かもしんない。
>白亜:つまり欲望のままに書いちゃったと。
>吹雪:率直に言うとそうなるな。
>白亜:意味深セリフのオンパレードだね。

ユア:確かに多いですね。

>吹雪:趣味だな。でも気に入ってるんだ。
>白亜:んで?次回で本当に50話だよ。どーするの?
>吹雪:・・・・・・白亜。
>白亜?
>吹雪:私はしばし旅に出る。そう、文章力を付ける旅に・・・・。
>白亜:は?
>吹雪:とゆーわけで。後は頼んだよ。そんなわけで、50話から60話の10話は白亜があとがきをします。
>   ゲスト付きで。誰が出るかはお楽しみ。出場決定キャラクター、未登場キャラクターとの彼の対談をお楽しみください。
>   なお、曲が流れます。私の好きなもの、知っているものが流れます。
>   途中で私が帰ってくるかもしれません。
>白亜:・・・・俺は了承してないんだけど・・・・。
>吹雪:では!いざ行かん!ネットサーフィン!!
>白亜:あ、ちょっと・・・・・。

ユア:がんばってね。

>
>取り残される白亜。
>彼は立派にあとがきの司会者代行をやり遂げれるのか!?
>次回「ぷらりあとがき代行旅 〜迫り来る影〜」
>こう、ご期待!!

天河:観察しようかな?

>
>白亜:・・・・経費、吹雪に請求してやろーかな・・・・・。
>
>・・・・・・オイ。
>

ユア:はいまた次回で。
   下のプロフ・・・出来たら感想ください。

>
>

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29101生きにくい世界で、それでも生きるのが人間であり、生命の在り方でもある。夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/20 17:58:09
記事番号29094へのコメント

>ユア:はいユアです
>   3話飛ばしました、
>   特に48話は、ア―シェルあたりが錯乱しそうなので。

吹雪:・・・・さて、本気で旅支度を。
R:あたしをあんな目に合わせた罰だ!一回殴られて来い!
吹雪:いやじゃ!死ぬ!!

>>「正義と悪との基準など本体、考え方、物の見方によってどうとでも変わる。
>> 曖昧なものかもしれへんのにな。」
>
>雷天:うん、第一正義って言うのは都合のいい戯言だしね。って司馬君が言ってるよ。
>氷天:・・・・・・(頷いている)

吹雪:正義って言葉は好きですけどね。その人の人のあり方っぽくて。

>>「人は人、他人は他人。
>> 自分の好きなやり方でやればいいんじゃないか?
>> ――――それを否定できるキミとは、ボクには思えないけど。」
>
>氷天:・・・貴方も

吹雪:サイレスは自分勝手ですからねー、色んな意味で。

>>「あの人は理想のために命を捨てる天才さ。
>> 理想を掲げることは、生きる上で必要な事だよ。
>> その理想を他人に与える道理なんかない。
>> 理想は自分一人だけのもの。
>> そう言った意味では・・・・あの人は強いのかもね。
>> 簡単に言っちゃうんだよ。無謀なその理想を、自分を戒めることで。」
>
>ユア;某漫画の親玉・・・グリちゃんみたい。

吹雪:ガンガンのマテリアル・パズルの女神様?
白亜:またマイナー。

>>「自分を粗末にするのは楽な生き方さ。
>> でもさ、思うんだ。
>> 自分を大事にできない奴は誰かを大事にすることもできない、ってね。
>> 結局みんな偽善者なんだってことくらいわかってるんだ。
>> 誰もかれもみんな自分だけがよければいいんだって思う。
>> だから、だから、誰にも頼らずに生きていくことを選んだんだ。
>> でもさ、そんな生き方しか選べなかったけど―――
>> それでも、どこかで誰かを信じたいんだと思うんだ。
>> ・・・・ボクは、ワガママかな?」
>
>永蓮(生か死か版):だとしたら、私は偽善者だな。
>          生きる気も無く防御を考えずに突っ込むのは

吹雪:説得力ありますよねー、このセリフは。
   偽善とかじゃなくて・・・多分、傷つきすぎたんじゃないかな?

>> 『時計の針は元には戻らない。だが自らの手で進めることはできる』
>
>ユア:あと、壊すとこともできるわね?

吹雪:そですね・・・・(汗だらだら)
白亜:あ、何かまずい事を言われたみたい。

>>「天国を追い出された天使は、悪魔になるしか無いんだ。
>> そうだろう?」
>
>永蓮(同上):馬鹿か?
>       押し出されても居座ったやつもいるぞ?
>       サマエルとかな。

吹雪:ふと気付く・・・彼らの世界に天使なんているんだろうか・・・・?

>>あとがき
>>
>>吹雪:わけのわからない文章です。うあああああああ(後悔しているらしい)
>>白亜:・・・じゃやめればいいのに。
>>吹雪:・・・か、書きたかったんだ・・・、アズルとサイレスの二人の会話が・・・・・、これが後の伏線になる・・・・かもしんない。
>>白亜:つまり欲望のままに書いちゃったと。
>>吹雪:率直に言うとそうなるな。
>>白亜:意味深セリフのオンパレードだね。
>
>ユア:確かに多いですね。

吹雪:集めました。
R;集めたのか!?

>>吹雪:趣味だな。でも気に入ってるんだ。
>>白亜:んで?次回で本当に50話だよ。どーするの?
>>吹雪:・・・・・・白亜。
>>白亜?
>>吹雪:私はしばし旅に出る。そう、文章力を付ける旅に・・・・。
>>白亜:は?
>>吹雪:とゆーわけで。後は頼んだよ。そんなわけで、50話から60話の10話は白亜があとがきをします。
>>   ゲスト付きで。誰が出るかはお楽しみ。出場決定キャラクター、未登場キャラクターとの彼の対談をお楽しみください。
>>   なお、曲が流れます。私の好きなもの、知っているものが流れます。
>>   途中で私が帰ってくるかもしれません。
>>白亜:・・・・俺は了承してないんだけど・・・・。
>>吹雪:では!いざ行かん!ネットサーフィン!!
>>白亜:あ、ちょっと・・・・・。
>
>ユア:がんばってね。

吹雪:行ってきます!お土産は期待しないで!!

>>取り残される白亜。
>>彼は立派にあとがきの司会者代行をやり遂げれるのか!?
>>次回「ぷらりあとがき代行旅 〜迫り来る影〜」
>>こう、ご期待!!
>
>天河:観察しようかな?

白亜:なんで次回予告・・・。
吹雪:なんとなく。

>>白亜:・・・・経費、吹雪に請求してやろーかな・・・・・。
>>
>>・・・・・・オイ。
>>
>
>ユア:はいまた次回で。
>   下のプロフ・・・出来たら感想ください。

吹雪:あ、書きました。それでは次回で!

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29077ヴァ―スの姐御かっこいい(by・G・J)煌天由亜 2004/1/18 22:13:15
記事番号29057へのコメント


>
>
>    W]W   運命に逆らい逝く愚者達
>

永蓮:運命に逆らう・・・・そうじゃなきゃ生きてけないわよ?
   こんな世の中じゃ。
ユア:お久しぶりです。
   連続投稿なのでどれにレスしようかと思ってましたが、しやすそうなのをレスしていきます。
  
>
>
>月光に照らされる、白銀の仮面。
>そう、あの自称謎の鉄仮面だ。
>『・・・どうして、なんでしょうね・・・・。』
>ふぅ、と。
>やや自嘲気味に。
>言葉をつむぎ、口からは白い息が出た。

ユア:・・・その身体は生身なわけだ

>『どうして、争いはなくならないのでしょうね・・・・。でも』

永蓮:無くならないね、
   無くなるのならとうになくなっている。

>
>
>交わった刃が放れ、距離をとる。
>「一つだけ問いましょう。」
>「何だ!?余裕だな!!この状況で!!」

ユア:某黒衣の死神と某琵琶法師を思い出させる会話です。

>「決まってんだろ。生きてぇから俺は生きてる。それ以上でも、それ以下でもないのさ。」

ユア:らしい台詞。


>「残念、とでも言いますか?この感情は。つまらない、くだらない。所詮その程度なのですね。
> 貴方の存在意義とは。」

銀次(たれ):うきゅ。
       お姉さん、その人じゃない他人が存在意義をそう言うのは俺いけないと思うな。
       ・・・・・ベルトラインの連中も同じことを言っていたけど。
       それはとても悲しいことだと思うんだ。
       いつも優しくしてもらっているのに、ごめんなさいなんです。

>
>
>
>あとがき
>吹雪:なんてワケのわからない文章だ。
>白亜:自覚してたんだ。
>吹雪:今回は・・・難しかったぞ。まじで。
>白亜:ガーヴ?
>吹雪:しくしく。キャラがつかめてない。何か・・・簡単そうで難しいぞ!白亜の方が書きやすいってのはどーゆー事!?
>白亜:文才のせい。
>吹雪:・・・・いや、はっきり言われてもなー。

永蓮:受け取り方は人それぞれ。

>白亜:んで?もう少しで50話突破するし。何かすれば。
>吹雪:あっさりさらさら言いますね!いいですけどね!別に!!
>白亜:んじゃ50話で何して欲しいか聞けば?
>吹雪:それでレスが来なかったらどーする。しかも連続投稿で。
>白亜:本番ぶっつけで、吹雪が雪合戦する。
>吹雪:嫌じゃ!せん!しないったらしない!!足をねんざしてんだぞ!できるか!!
>白亜:スキーでこけたんだっけ。まぬけ。
>吹雪:初心者だぞ!無茶言うな!私はバランスは良いがコケるのが下手くそなんだよ!!
>    しかも大体!ぶっつけでリフトに乗って降りれるかああああっ!!!降りるとき五回は転んだわ!!
>白亜:根性で。
>吹雪:いいかい?根性で何でもできたら、人間。幸せ不幸せなんて無いのだよ?白亜くん。
>白亜:もっともな意見だけど。本気でどーすんの。50話。
>吹雪:・・・・・どーなんだろ、できれば・・・・彼を出して話を進めたい。あとがきで何かしたい。
>白亜:進んでんの?
>吹雪:くぅっ!!では次回で!!

ユア:はいそれでは。


>
>

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29087・・・・どうもv(軽く会釈(BY B))夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/19 18:26:33
記事番号29077へのコメント


吹雪:・・・いいな。姉御ってあだ名。
B:・・・・・それが何か?
吹雪:いやね。私さ、一回でいいから姉御って言われたいんだよ。語呂がいいだろ。
B:知りません。聞きたくありません。では始めましょう。

>>    W]W   運命に逆らい逝く愚者達
>>
>
>永蓮:運命に逆らう・・・・そうじゃなきゃ生きてけないわよ?
>   こんな世の中じゃ。
>ユア:お久しぶりです。
>   連続投稿なのでどれにレスしようかと思ってましたが、しやすそうなのをレスしていきます。

吹雪:貯めて書いてましたから・・・長かった。
R:目指せ50話・・・ってホントに長かったよなぁ・・・・。

>>月光に照らされる、白銀の仮面。
>>そう、あの自称謎の鉄仮面だ。
>>『・・・どうして、なんでしょうね・・・・。』
>>ふぅ、と。
>>やや自嘲気味に。
>>言葉をつむぎ、口からは白い息が出た。
>
>ユア:・・・その身体は生身なわけだ

吹雪:一応は。
B:あまり詳しく話せませんね。「謎の鉄仮面」ですから。

>>『どうして、争いはなくならないのでしょうね・・・・。でも』
>
>永蓮:無くならないね、
>   無くなるのならとうになくなっている。

吹雪:実際にあった会話。知り合いから聞きました。
「せんせー、どうしたら戦争はなくなりますか?」
「ん? そんなの簡単だ。人間が全員死ねばいい。」
「・・・・・・・・そうですか。」
吹雪:すごい先生です。いや正しいが。

>>交わった刃が放れ、距離をとる。
>>「一つだけ問いましょう。」
>>「何だ!?余裕だな!!この状況で!!」
>
>ユア:某黒衣の死神と某琵琶法師を思い出させる会話です。

吹雪:余裕、冷静、・・・そして残酷。それがビルドヴァースです。
R:一個忘れてますよ。
吹雪:へ?
R:ちょっぴりお茶目で可愛いもの好き。
吹雪・・・・・ああ(納得)

>>「決まってんだろ。生きてぇから俺は生きてる。それ以上でも、それ以下でもないのさ。」
>
>ユア:らしい台詞。

吹雪:ガーヴにもっともふさわしいかと。

>>「残念、とでも言いますか?この感情は。つまらない、くだらない。所詮その程度なのですね。
>> 貴方の存在意義とは。」
>
>銀次(たれ):うきゅ。
>       お姉さん、その人じゃない他人が存在意義をそう言うのは俺いけないと思うな。
>       ・・・・・ベルトラインの連中も同じことを言っていたけど。
>       それはとても悲しいことだと思うんだ。
>       いつも優しくしてもらっているのに、ごめんなさいなんです。

吹雪:えーと、ちょっとショックを受けて固まってるBの代わりに親の私が。
   ヴァースはですね、気付いてないんですが人間に理想を抱いてるんです。自分には決して求めれない理想。
   生きる目標、それを持ってる人が好きなんです。生きたいから生きてるーってのは植物も同じ。
   人間にしか考えられない生きる目標を持って欲しいんですよ。そーゆーのって強いから。
   ハッキリ言っちゃえば強い人が好きなんですよねー、色んな意味で。

>>あとがき
>>吹雪:なんてワケのわからない文章だ。
>>白亜:自覚してたんだ。
>>吹雪:今回は・・・難しかったぞ。まじで。
>>白亜:ガーヴ?
>>吹雪:しくしく。キャラがつかめてない。何か・・・簡単そうで難しいぞ!白亜の方が書きやすいってのはどーゆー事!?
>>白亜:文才のせい。
>>吹雪:・・・・いや、はっきり言われてもなー。
>
>永蓮:受け取り方は人それぞれ。

吹雪:・・・・なんでだろ。いっつも怒ってるか、余裕かましてる図しか思い浮かばない。

>>白亜:んで?もう少しで50話突破するし。何かすれば。
>>吹雪:あっさりさらさら言いますね!いいですけどね!別に!!
>>白亜:んじゃ50話で何して欲しいか聞けば?
>>吹雪:それでレスが来なかったらどーする。しかも連続投稿で。
>>白亜:本番ぶっつけで、吹雪が雪合戦する。
>>吹雪:嫌じゃ!せん!しないったらしない!!足をねんざしてんだぞ!できるか!!
>>白亜:スキーでこけたんだっけ。まぬけ。
>>吹雪:初心者だぞ!無茶言うな!私はバランスは良いがコケるのが下手くそなんだよ!!
>>    しかも大体!ぶっつけでリフトに乗って降りれるかああああっ!!!降りるとき五回は転んだわ!!
>>白亜:根性で。
>>吹雪:いいかい?根性で何でもできたら、人間。幸せ不幸せなんて無いのだよ?白亜くん。
>>白亜:もっともな意見だけど。本気でどーすんの。50話。
>>吹雪:・・・・・どーなんだろ、できれば・・・・彼を出して話を進めたい。あとがきで何かしたい。
>>白亜:進んでんの?
>>吹雪:くぅっ!!では次回で!!
>
>ユア:はいそれでは。

吹雪:はい。連続投稿でめんどくさいかと思いますがありがとーございました!


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29105世界の果てまでX]夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/20 21:44:41
記事番号29057へのコメント



暁と黄昏が、溶け合って輝く
空を、金色に、真っ白に染め上げる

世界が、壊れる刹那

ここは、見守り続けて来た
世界を、全てを
佇む者は永久に孤独の身

彼は、何を思っただろう
世界の果てと果てを繋ぐ、唯一の接点として

彼は何を思い、ここを守り続けたのだろう


     X]  Rise above the world  ―――― 運命に誘われる者達


周囲の風景は急速に薄い闇色に沈んでいく。それは生きているかのように世界に染み渡り、世界を一色に塗りこめていた。
その無機的な夜空を見上げ、全員が思わず見入ってしまう。
あるはずの雲はなく、夜空を彩るのはオーロラだ。いや、オーロラとも違う金色に輝くそれに、見入っていた。
強く、冷たい風が吹いて、頬をなでる。
雪が降っていた。
雲の姿は変わらずない。その白い一欠片を手のひらで受け止める。


「――――来たか」
静かに。誰に言うわけでもなく。彼は久方ぶりに声を発した。


外は黄金のオーロラ。舞い降りる白い雪。溶け出す永久氷壁。
そこは、彼の住まう世界の果てとは手をつなぐ唯一の接点。

雪が白く染め上げる。



これまでの全てを、無に還すような――――――白に。



寒い。冷たい。凍える。むしろ死ぬ。
彼女ら、四人の心は一つだった。
「ささささささっ、寒いッ!」
「安心してください。ガウリイさんとフィリアさん、ヴァルさんも寒いそうですよ。
 良かったですね、同じ神経を持っているお友達がいらっしゃって。」
「寒いわあああああっ!!」
「うあうあうあううあううううううううう。」
「寒い・・・寒い・・・・さむ・・・・・っ・・・・・・ぃ・・・・。」
「うふふ・・・火竜王さま・・・・今・・・・私は天国に・・・召され・・・ま・・・・・。」
「うあああああっ!天国を見るな!戻ってきてください!皆さん!!」
リュシカが必死に見てはいけないものを見ている彼女らを必死に呼び覚ます。
口から何やらモヤのようなものが見えるのは気のせいではないだろう。
「そんなに寒いですかぁ?」
「ばっ、烈火球っ!!【バースト・フレアっ!!】」
じゅおわああああっ!
リナの唱えた魔術が、一瞬にして辺りの氷の地面を壊す。
「・・・あらら。」
ゼロスが呪文を避けて、ぽりぽりと頬をかく。
「ヴァースぅぅぅぅっ!!何なのよここわああああっ!!」
寒さに負けず、リナは叫んだ。
「・・・・あまり叫ばないでください。」
「どこよ!?カタートだってこんなに寒くないわっ!!」
ここは、見渡す限り雪景色。見渡す限りの銀世界。
そして、猛吹雪に襲われている真っ最中である。
鉄仮面との死闘(?)の翌日、ヴァースに手紙を渡してリナはひと時の休息を楽しんでいた。
いや、はずだった。
翌日、ヴァースの一言によりリナ達は気が付けばここにいたのである。
まったく気付かずこんな場所へ来させたのは、さすが高位魔族というべきか。
「ここですか・・・・リュシカ、地図。」
「はい。」
リナとガウリイ、フィリアにヴァルの痛覚のある四人はさすがにいつもの格好ではない。ヴァースの優しさかそれともリュシカの同情か、はたまたゼロスの面白がりか、一応温かい格好はしている。
だが、意外と寒がりのこの4人にそんなものは通用しない。
「・・・・その前に結界張りましょうよ、ヴァース様。死にますって。」
「・・・・ふむ、しかし私の結界はただの防御用で気温までは操作できないんですけどねぇ・・・・。お前はどうですか?」
「あたしゃ、近接オンリーですから。結界張るなんて器用な真似はできませんって。」

「となると・・・・・。」
消去法で残ったのはゼロス。
「気温操作できる結界は作れますか?」
「ええ、できますけど。」
「ああ、ならとっとと張っちゃいましょう。死にますから。この四人・・・いえ二人と二匹。」
もはや半分雪だるま状態の四人を本気で哀れむようにリュシカは言う。
「あっはっはっ、大丈夫ですよ。リナさん達はこんなんじゃ死にはしません。」
「・・・・・・・うあ。」
「?どうかしましたか?」
「・・・・いえ、とりあえずあたしに言えるのは一つだけです・・・・。」
「?」
後にどす黒いオーラが放たれた。
ゼロスは、それに遅れて気が付く。
そこにいるのは、雪だるまと化した四つの影―――――
「ゼロス・・・・?」
「は、はい?」
やや声が震えた。
そして、次の瞬間。
「いっぺん死んで来い!!竜破斬っ!!【ドラグ・スレイブっ!!】」
「・・・調子に乗りすぎると痛い目あう・・・って聞いてないか・・・・・。」

北のもっとも寒いと言われる地に、一筋の赤い爆光が柱となって天を貫いた。

「さて。地べたで転がってるゴキブ○くんには結界を張り続けてもらうとして・・・・。
 ヴァース、あたし達はどこに向かってるの?」
リナの問いにヴァースは笑みを浮かべて、地図を取り出した。
「・・・・これに見覚えは?」
「・・・・・これは・・・・・。」
広げられた地図はリナの知っているものだ。自分達の住んでいる大陸。
「まず・・・ここ、カタート山脈。」
すいっと地図の上に指を走らせる。
「ここが魔族の拠点・・・、そしてさらに北。大陸の北方、・・・そこに大陸があります。」
地図上には、確かにカタートよりさらに北方に大陸があった。
「・・・・・ここに、門がある。」
一呼吸置いて、ヴァースは言う。

「世界を超越する門の入り口が―――」


「・・・さあ、門は開いた・・・・。」
踊るように、優雅に彼女は言う。
ポーンッ・・・
細い指が、鍵盤をたたく。
「・・・・・・・・・。」
ゆっくりと、その四肢を上げ、巨大な横15メートル、縦10メートルのパイプオルガンの椅子に座る。
高い音が響く。
低い音が鳴る。
ポーンッ・・・
もう一度、同じ鍵盤を叩き、それを合図にゆっくりと曲を弾き始めた。
それは、静かな音程。
それは、緩やかなリズム。

それは、静寂の神曲。

彼女は唄う。



天にまします我らが神よ

主の御名の下に

どうか、我らに祝福を

どうか、我らに道標を


彼らに永久の安息を

彼らに永遠の安らぎを


世界中が幸福で満たされますように

世界中が笑顔で満たされますように


英雄に、優しき創造を

歴史に、優しき慈愛を


高き主に仕えし、愛しきものよ


彼の者に栄光と、誠実を

彼の者に調和と、真実を



満たしてください、世界を



「――――アレルヤ」




神を、崇め、讃えるがよい。
魔を、蔑み、憎むがよい。



そう決めたのは、誰だったか――――


彼女は、さらにその旋律を紡ぎ出す。

そして、唄うように言う。

「今こそ・・・・。」
かつんっ
立ち上がり、音が止む。
シルヴァタイトの持った錫杖が、硬い地面に当たって音を発する。
「今こそ受け入れるべきなの。人は、意味のある死を。そして、優しき安息を。」


刻が、動く――――――


「・・・・ふああっ・・・・。」
大きなあくびを一つして、髪をかく。
男だ。
亜麻色の、金がかった茶髪。
そして閉じていた瞳はガーネットともアメジストとも取れる美しい瞳。その右目を髪で隠している。
服は白いだらしなく胸元のあいた浴衣だ。さまにはなっている。
「・・・・んー?」
ごしごしと眠って閉じていた眼をこすり、大きくまたあくびをして背を伸ばす。
「・・・うるっさいわねぇー、静かに眠らせてよー・・・・あふぅっ。」
言いながらもしぶしぶなのか立ち上がり、天を仰ぐ。
「・・・・んー・・・・。」
何かに見入るようにじっと一点を見る、そしてやれやれと肩をすくめる。
「・・・あーあ、消えかけてるわね、全部。『秒針』・・・・、全部集めたのね。」
そう言ってまた、肩を落とす。諦めたように。
「綺麗な蝶・・・集めたみたいだけど・・・、同じ・・・いえ蛹ちゃんに邪魔されちゃうわねぇ・・・・・。」
ぺろりと赤い下でその紫がかった唇を妖しく舐める。
「うふふふっ、好みの子はいるかしらっ♪可愛い子はいるかしらっ♪」
やけに嬉しそうに身支度を始める。
すいっと手を動かす。するとどういった仕組みなのか、白い浴衣は一瞬で消えて、別の服へと変化した。
皮の首輪に、黒のジャケット。その下には何も着ず、ジャケット一枚。皮のズボンからは鎖がいくつか付けてある。
「あの子は強いわよー?どう対処するのかしらねぇ?」
しかし、それに反論するように言葉を続ける。
「でも、強い立場の人間ほど無邪気に人を傷つけるのも事実よね。
 フツーっていわれてる人間ほど、数が揃うとただの暴君になるし。」
クスリと、女とも男も見分けのつかない、そんな笑みを浮かべる。
「・・・暴君ね、ピッタリよねー。我ながら、さ。」
天を仰ぎ、そしてつぶやく。

「・・・・俺を退屈させるなよ?」

それは、先ほどとは明らかに違う――――


威圧感が、あった。





門は、開いたまま―――――






あとがき

嗚呼 蝶になる
嗚呼 花になる
恋した夜は貴方しだいなの
嗚呼 今夜だけ
嗚呼 今夜だけ

も お ど お に も 止 ま ら な い !!!!!(止まらないのはお前の頭の中だよ)

白亜:ってなわけで。50話突破記念、作者なしのあとがきラジオ風味。
    司会者あんどDJ(?)はこの俺、白亜です。リクエスト曲は吹雪の趣味でお送りします。今回は「もおどおにも止まらない」です。
    そしてカッコの中のつっこみ。アレは吹雪に向かって蔑みながら言ってください。
    タイトルの和訳は「世界を超越する」です。
    さて、今回のゲストはこの人。
    自分の目のために孫を改造した人。声は某奪還漫画の針使いにて、寒いギャグを連発。
    そして某北欧神話ゲームの変態魔術師。
    そんな彼らの声と一緒なレゾ=グレイワーズさんです。
レゾ:・・・・またまた長い説明ですね。
白亜:ガマンしてください。俺だってこんな長いの読むのイヤなんです。
レゾ:あなたも大変ですね。
白亜:はい。今回のゲストはレゾ=グレイワーズ。レゾ=シャブラニグドゥでも可。赤法師レゾさんです。
レゾ:はい、初めまして。
白亜:この50話突破記念のあとがき。
   この「世界の果てまで」・・・略して「せかはて」で出てくる予定だったけど、結局出てこなかった人がゲストになります。
レゾ;なるほど。苦し紛れの企画なんですね。
白亜:否定はしない。けれど肯定もしない。そんなわけで裏話タイムを。
レゾ:そうですね。
白亜:まず。ルークとレゾ。この二人のどっちかだけを出す予定だった。
レゾ:しかし魔王二人が出たら非常に不利。そんなわけで、私とルークのどちらかになったわけですが。
白亜:キャラ的に書きやすかったルークで満場一致。
レゾ:かくして私の出番は削られこんなあとがきに出る羽目に・・・・くぅっ!五寸釘でわら人形で呪いたくなりましたよ・・・・。
白亜:ありゃま。俺は止めません。
レゾ:・・・・・いいんですけどね。今思えば、ルークでしかできないこともあったわけですし。
白亜:たしかにね。ゼルが出てないし。
レゾ:ほとんどの人が「レゾと関係していると言えばゼルガディス」という方程式ができてますから・・・。
白亜:吹雪は「レゾ=魔王」の公式なんだけどね。この辺が趣味の違いだよ。
レゾ:オカルト好きで・・・個性的というか、普通よりも片足はみだしながら歩いている人ですからね。
白亜:まったく。
レゾ:そんなわけで魔王を書くのならルークのほうがわかりやすい、そして私はあっさり却下・・・・。
   ふふふふ・・・・・。
白亜:ああ、レゾ氏の手にわら人形と五寸釘・・・。
   ・・・ま、いっか(オイ)では次回のあとがきで。しーゆーねくすと。

画面フェードアウト。
後には何やら五寸釘とわら人形が残る・・・。


つ、使うんですかっ!?



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29114Re:世界の果てまでX]神高 紅 2004/1/21 19:21:00
記事番号29105へのコメント

こんばんは紅かもしれません。
コ(どっちだよ!)
いや新しい書き出しをいろいろやってみようかと思いまして。
コ(いやまあもういいけど別に)
こ(じゃあレス行きましょう・・)
ああ僕のセリフが・・・
>寒い。冷たい。凍える。むしろ死ぬ。
>彼女ら、四人の心は一つだった。
>「ささささささっ、寒いッ!」
>「安心してください。ガウリイさんとフィリアさん、ヴァルさんも寒いそうですよ。
> 良かったですね、同じ神経を持っているお友達がいらっしゃって。」
>「寒いわあああああっ!!」
>「うあうあうあううあううううううううう。」
>「寒い・・・寒い・・・・さむ・・・・・っ・・・・・・ぃ・・・・。」
>「うふふ・・・火竜王さま・・・・今・・・・私は天国に・・・召され・・・ま・・・・・。」
>「うあああああっ!天国を見るな!戻ってきてください!皆さん!!」
>リュシカが必死に見てはいけないものを見ている彼女らを必死に呼び覚ます。
>口から何やらモヤのようなものが見えるのは気のせいではないだろう。
こ(その先の川は・・渡らないほうがいいですよ・・)
僕の時は何年か前に死んだインコが・・・・・
コ(そのまま渡っちまえばよかったのになくくくく)
てめえのせいだろーがぁぁぁ!
>リナとガウリイ、フィリアにヴァルの痛覚のある四人はさすがにいつもの格好ではない。ヴァースの優しさかそれともリュシカの同情か、はたまたゼロスの面白がりか、一応温かい格好はしている。
>だが、意外と寒がりのこの4人にそんなものは通用しない。
現実でもそろそろ寒さも増してきましたね。
コ(お前歯結構寒さに強いんだろ?)
そこそこは体育も半そでですし。
>後にどす黒いオーラが放たれた。
>ゼロスは、それに遅れて気が付く。
>そこにいるのは、雪だるまと化した四つの影―――――
>「ゼロス・・・・?」
>「は、はい?」
>やや声が震えた。
>そして、次の瞬間。
>「いっぺん死んで来い!!竜破斬っ!!【ドラグ・スレイブっ!!】」
>「・・・調子に乗りすぎると痛い目あう・・・って聞いてないか・・・・・。」
>
>北のもっとも寒いと言われる地に、一筋の赤い爆光が柱となって天を貫いた。
何事も調子に乗っちゃいけませんね。
コ(特にリナ達にわな)
>リナの問いにヴァースは笑みを浮かべて、地図を取り出した。
>「・・・・これに見覚えは?」
>「・・・・・これは・・・・・。」
>広げられた地図はリナの知っているものだ。自分達の住んでいる大陸。
>「まず・・・ここ、カタート山脈。」
>すいっと地図の上に指を走らせる。
>「ここが魔族の拠点・・・、そしてさらに北。大陸の北方、・・・そこに大陸があります。」
>地図上には、確かにカタートよりさらに北方に大陸があった。
北極か南極みたいなもんでしょうか?
こ(ペンギンさん・・いるかな・・)
>彼女は、さらにその旋律を紡ぎ出す。
>
>そして、唄うように言う。
>
>「今こそ・・・・。」
>かつんっ
>立ち上がり、音が止む。
>シルヴァタイトの持った錫杖が、硬い地面に当たって音を発する。
>「今こそ受け入れるべきなの。人は、意味のある死を。そして、優しき安息を。」
たとえ意味があっても死は強要していいものじゃありません。
>白亜:ああ、レゾ氏の手にわら人形と五寸釘・・・。
>   ・・・ま、いっか(オイ)では次回のあとがきで。しーゆーねくすと。
>
>画面フェードアウト。
>後には何やら五寸釘とわら人形が残る・・・。
>
>
>つ、使うんですかっ!?
コ(俺も使いたい)
誰にですか・・・・・
コ(わかってるくせに)
あの・・直で持ってじりじりとにじみよらないでください・・・
こ(じゃあ白亜君・・大変そうだけどがんばって・・さよなら・・)
待て助け・・・・・・・・・(沈黙)

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29116・・・北極と南極。どっちがペンギンいるんでしたっけ?(←無知)夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/21 19:47:48
記事番号29114へのコメント

>こんばんは紅かもしれません。
>コ(どっちだよ!)
>いや新しい書き出しをいろいろやってみようかと思いまして。
>コ(いやまあもういいけど別に)
>こ(じゃあレス行きましょう・・)
>ああ僕のセリフが・・・

吹雪:どうも!夜宵吹雪です!
白亜:有機生命体かもしれないです。
吹雪:し、失敬な!炭素ぐらいあるわ!!

>>寒い。冷たい。凍える。むしろ死ぬ。
>>彼女ら、四人の心は一つだった。
>>「ささささささっ、寒いッ!」
>>「安心してください。ガウリイさんとフィリアさん、ヴァルさんも寒いそうですよ。
>> 良かったですね、同じ神経を持っているお友達がいらっしゃって。」
>>「寒いわあああああっ!!」
>>「うあうあうあううあううううううううう。」
>>「寒い・・・寒い・・・・さむ・・・・・っ・・・・・・ぃ・・・・。」
>>「うふふ・・・火竜王さま・・・・今・・・・私は天国に・・・召され・・・ま・・・・・。」
>>「うあああああっ!天国を見るな!戻ってきてください!皆さん!!」
>>リュシカが必死に見てはいけないものを見ている彼女らを必死に呼び覚ます。
>>口から何やらモヤのようなものが見えるのは気のせいではないだろう。
>こ(その先の川は・・渡らないほうがいいですよ・・)
>僕の時は何年か前に死んだインコが・・・・・
>コ(そのまま渡っちまえばよかったのになくくくく)
>てめえのせいだろーがぁぁぁ!

吹雪:三途の川は見たこと無いですが、走馬灯のようにあふれかえる思い出たちが・・・・・。
白亜:そっか。結構昔に死にかけたんだっけ?
吹雪:まじで走馬灯が頭の中を駆け巡った・・・・。生きてるってすばらしいよ本当に・・・・。

>>リナとガウリイ、フィリアにヴァルの痛覚のある四人はさすがにいつもの格好ではない。ヴァースの優しさかそれともリュシカの同情か、はたまたゼロスの面白がりか、一応温かい格好はしている。
>>だが、意外と寒がりのこの4人にそんなものは通用しない。
>現実でもそろそろ寒さも増してきましたね。
>コ(お前歯結構寒さに強いんだろ?)
>そこそこは体育も半そでですし。

吹雪:私とは逆ですね。暑いのは平気ですが、寒いのは全然・・・・。
白亜:手が冷たい。
吹雪:夏場でも私の手は冷たいぞ。人間クーラーだ。冬場は役立たず。

>>後にどす黒いオーラが放たれた。
>>ゼロスは、それに遅れて気が付く。
>>そこにいるのは、雪だるまと化した四つの影―――――
>>「ゼロス・・・・?」
>>「は、はい?」
>>やや声が震えた。
>>そして、次の瞬間。
>>「いっぺん死んで来い!!竜破斬っ!!【ドラグ・スレイブっ!!】」
>>「・・・調子に乗りすぎると痛い目あう・・・って聞いてないか・・・・・。」
>>
>>北のもっとも寒いと言われる地に、一筋の赤い爆光が柱となって天を貫いた。
>何事も調子に乗っちゃいけませんね。
>コ(特にリナ達にわな)

吹雪:ああ、裏話としてクレパス・・・氷の谷が出来て、そこに落ちかけるとユー・・・・。
白亜:死ぬんじゃない?
吹雪:多分。

>>リナの問いにヴァースは笑みを浮かべて、地図を取り出した。
>>「・・・・これに見覚えは?」
>>「・・・・・これは・・・・・。」
>>広げられた地図はリナの知っているものだ。自分達の住んでいる大陸。
>>「まず・・・ここ、カタート山脈。」
>>すいっと地図の上に指を走らせる。
>>「ここが魔族の拠点・・・、そしてさらに北。大陸の北方、・・・そこに大陸があります。」
>>地図上には、確かにカタートよりさらに北方に大陸があった。
>北極か南極みたいなもんでしょうか?
>こ(ペンギンさん・・いるかな・・)

吹雪:北極かなー?
白亜:あ、クリオネ・・・。
吹雪:氷の妖精。宮島水族館にそんなのがあったな。

>>彼女は、さらにその旋律を紡ぎ出す。
>>
>>そして、唄うように言う。
>>
>>「今こそ・・・・。」
>>かつんっ
>>立ち上がり、音が止む。
>>シルヴァタイトの持った錫杖が、硬い地面に当たって音を発する。
>>「今こそ受け入れるべきなの。人は、意味のある死を。そして、優しき安息を。」
>たとえ意味があっても死は強要していいものじゃありません。

吹雪:そう言ってもらえるとちょっと安心。
   いいセリフなんですが、こんな所で使わせていいのかなぁ、と。

>>白亜:ああ、レゾ氏の手にわら人形と五寸釘・・・。
>>   ・・・ま、いっか(オイ)では次回のあとがきで。しーゆーねくすと。
>>
>>画面フェードアウト。
>>後には何やら五寸釘とわら人形が残る・・・。
>>
>>
>>つ、使うんですかっ!?
>コ(俺も使いたい)
>誰にですか・・・・・
>コ(わかってるくせに)
>あの・・直で持ってじりじりとにじみよらないでください・・・
>こ(じゃあ白亜君・・大変そうだけどがんばって・・さよなら・・)
>待て助け・・・・・・・・・(沈黙)

白亜:うん、がんばるね。
吹雪:紅さーん?生きてますか?
白亜:・・・あ、血の水溜り・・・・。
吹雪:次回復活することをお祈りしつつ・・・SEE YOU AGAIN!!

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29117世界の果てまでX]T夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/21 19:54:54
記事番号29057へのコメント




無限も永久も、大した違いは無い
同じ空の下に生まれて
同じ闇の中に生まれて

燃え上がる炎のように
ゆっくり、侵食されていく

星の光が、夜を照らす

やせ細った、希望の源は
どこか、遠い楽園にある



    X]T   無限の空の下で、永久の闇の中で



闇に掠れゆく白き霧は、人々の恐怖を示唆するように。
暗い闇と白い霧の混じりゆく様は、混沌をイメージさせるように。
口から通って肺へと吸い込む空気も、ひどく濃厚で、重苦しく、肺が痛くなった。
ぞわり、と。
肌にぬめりとした、何かを突きつけられたような不快感が背筋を走る。
「・・・・見つけた・・・・。」
ヴァースが、閉じていた口を開く。
すると、彼女らの周りに、巨大な魔方陣が現れた。

・・・ォォ・・・・オオオォォ・・・・

不気味な風の音としか表現できない音が響いた。
「・・・暗き深淵に住まう精霊・・・か、見事な表現だ・・・。」
「・・・ヴァース?何を知ってるの?」
「・・・・・・・・・・。」
ヴァースの意味深な一言にリナが聞き返す。だが彼女は答えない。
そして、その魔方陣が赤い光を放った。

シュウゥゥゥ・・・・

その光が、中央に明暗を繰り返した。まるで生きている人間の心臓の鼓動と同じように見えた。
光が魔方陣の中央に集まると、光は拡散せず、やがて吸い込まれるように地面に消えた。
しばしの静寂が残る。誰も口を開こうとはしない。

ゴオオオオオオォォォ・・・・

「―――っ!?な、何っ!?」
「・・・・・あれは・・・・・?」
氷の床と言うべきそれに、亀裂が走った。砕ける音と共に、何かが隆起して姿を見せる。
それはドームだ。例えるのなら、歴史の影に消えてしまった神殿。そう、ヴァルの一族、古代竜【エンシェント・ドラゴン】の神殿に似ていた。
「・・・・古代竜【エンシェント・ドラゴン】の・・・神殿・・・・?」
フィリアが呆然とつぶやく。
しかしそれに対し、リナが首を横に振った。
「違うわ、フィリア・・・・、あれはあの神殿じゃない・・・・・。」
リナの言うとおりだった。
確かに、古代竜【エンシェント・ドラゴン】の神殿と似ていた。
だが大雑把な作りが似ているだけで、リナはどちらかと言うとサイラーグの冥王宮を思い出した。
真っ白な材質は石なのだろうが、遠くなのでよくわからなかった。氷の地面から隆起したにもかかわらず、傷一つすら付いておらず、さらに氷の地面は妖しい光を放つ鉱石の床に変化していた。まるでステンドグラスの道だ。
装飾らしい装飾は、柱に刻まれた解読不可能な文字。入口と思える二つの柱の少し前には、黒い柱――おそらく明かりをつける役割を持っているのであろう――が佇んでいた。
「・・・・行きますよ?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
その神殿の空気に飲まれつつも、ヴァースの言葉に逆らう者はいなかった。


「相手の気持ちが見えないから、相手の気持ちが分からないから、人は悩み続ける。
 誰にも理解されない、誰かによく思われたい、誰も傷つけたくない、誰も自分を見てくれない・・・。
 人は悩み、苦しみ続け、その苦しみが互いを傷つけあう。
 だが、それが生きることであり、足枷でもある。」
誰に言うのでもなく、闇に同化するような、闇そのものが長い年月を立てて言葉を話すかのような、そんな雰囲気を持った者がいた。
闇の中、彼は一人だった。
彼は、誰もいない事など気にも留めていないのか、続ける。
「何かを失うということは、今まで存在していたものが消えてしまうのではなく―――――
 ―――――ただ元からそんなものが無かったことに気付くだけではないのか?
 『失われた』ものが以前本当に存在していたかなんて、誰が断言できるんだろうな。
 所詮何かを大切に想う気持ちや愛情という概念は、すべて一過性のものでしかない。
 それらは蓄積もされず、時が流れて朽ち果てるのを待つだけの運命と同じ―――――
 拠り所をなくした感情がいつか霧散してしまうのが、必然であり世界の在り方。」
腕を組みながら、闇に話しかけるように、彼は言う。
ただ、ただ、黙々と話し続ける。
カツカツと、遠くから、音が聞こえる。
「人は不完全な存在だ。優れた知性と理性を持ち合わせながらその肉体はあまりにも脆弱。
 誰もが現実という旅路の中で、疲れ傷つきその理想を見失う。人の歴史は常に精神と肉体の相克だった。」
顔を上げて、天井からのわずかな光が、彼の顔を照らす。
黒い、闇をそのまま映したような艶やかな髪に、閉じた瞳から漏れる赤い、ルビーの瞳。
まるで、生きるもの全てを戦慄させるような―――――
「時を止めたいなら、時間を壊せばいい。
 時から逃れたいなら、羽ばたせばいい。
 縛られたままじゃ、自由にはなれない。
 自由になりたいなら怖れてはいけない。
 それを、彼女は忘れている。
 いや、忘れようとしている。」
羽織っている黒の衣が、風もないのに揺れた。
彼の心のように。
「救済、擁護、闘争、英知、何だっていい。
 シンプルで揺るぎない、寄りかかっても倒れない指針がほしいから、人が神を創る。
 だから神は醜くひたむきで純真だけれど、人はそれほどに純朴でないから、神の純粋さに耐えられなくなる。
 神はいない。
 人は自立しない。
 だが絶望しない。」
そう言って、すぅっと瞳を閉じる。
何も見えない闇の中。
聞こえるのは、何かが近づいてくる音。誰かの、足音。
「真に絶望した者は何もしない。本物の絶望は何も壊さない。誰も殺さない。
 ただ己を滅ぼすだけだ。絶望する事は危険を振り撒かない。それは自己の責任の内で清算できる。
 そうだ。
 本当に危険なのは―――――全ての災厄と闘争を招くのは、
 むしろ絶望しきる事さえ、成し遂げられなかった人間だ。
 彼等は絶望しない。できない。その覚悟がない。
 それ故に動く。がむしゃらに動いて周囲を巻き込む。
 絶望を恐れるあまりに無謀に突き進む。
 しがらみを断ち切り、孤立を深め、立ち止まって己の進路を確かめる事もなく―――――
 そうして挙句にはしばしば多くを道連れに自滅する。
 愚かで、悲しい、哀れな迷い子だ。」
また、目を開ける。
気配を、肌でひしひしと感じる。
「信じる事と結果は別のものだ。
 結果が思い通りにならなかったといってそれは信じた人の裏切りでない。
 ―――――彼女は、気付いていない。悲しいことに。」
ぴりぴりと、部屋に冷気がほとばしった。
妙な例えではあるが、風も無いはずなのに、風が巻き起こった。
彼は、身構えた。腕を組んだまま。
「無慈悲と残酷と憎しみと孤独に満ち満ちた世界が彼女の心を覆っている。
 それはこの世界の現実だ。
 誰もがその不条理を恐れ、呪っている。
 ―――――だが、世界はとてつもなく広大で、人の心にはまだ優しさと慈しみと触れ合いも存在している。
 その事実を彼女にも知って欲しいと私は切に願った。」

ギイイィィ・・・・・

扉が、開いた。

「望もう。そして祈ろう。
 ―――――彼女の心が、救われ、許されることを。誰よりも。」



あとがき

ヒラリヒラリと舞い遊ぶように、姿見せたアゲハ蝶
夏の夜の真ん中、月の下
喜びとしてのイエロー、憂いを帯びたブルーに
世の果てに似ている漆黒の羽


(中略)


あなたに会えた、それだけで良かった
世界に光が満ちた
夢で逢えるだけで良かったのに
愛されたいと願ってしまった
世界が表情を変えた
世の果てでは空と海が交じる


白亜:今回の曲はポルノグラフティーの大ヒット曲「アゲハ蝶」。吹雪はコレをかけて文章を書く習性があります。
    ものすごい好きなので、ちょっと長い目に。
    まるで冬が来ると冬眠する熊さんのようですね。
    どうでもいいですが意味深セリフが今回は120%増量中。何かサービスでもしたいのかな。
    さて。では今回は魔族さんです。どーぞ。
カンヅェル(以下カ):・・・・・・・・・・。
白亜:略するのにカはないだろう、とゆー吹雪の希望により以下はカです。ちからじゃありません。気をつけてね。
カ:しかし・・・俺を出すならマゼンダも出した方がいいのでは?
白亜:うん、吹雪もそう思ったらしい。でも「マゼンダってあのお色気ねーちゃんだよなー。書きづらいから却下。」とゆー会話がとある場所で・・・・。
カ:すると何か?俺はマゼンダのキャラをつかめていない彼奴のせいで、出番がなくなったと?
白亜:そーなります。
カ:・・・・おのれぇっ!俺を怒らせたな・・・夜宵吹雪よ・・・・。俺を・・・舐めるなぁっ!!
白亜:ああ。・・・・・・・・・・・・行っちゃった。ま、いっか。
    では次回で。今回歌の方が多いので、あとがき本編が少ないです。まあ俺は困らないからいいけど。
    じゃ、次回で。




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29143初めましてLaytear 2004/1/23 22:55:52
記事番号29117へのコメント

初めまして、読み逃げ常習犯です。
でも、いつも楽しく読ませてもらっていますよ。

>「真に絶望した者は何もしない。本物の絶望は何も壊さない。誰も殺さない。
> ただ己を滅ぼすだけだ。絶望する事は危険を振り撒かない。それは自己の責任の内で清算できる。
> そうだ。
> 本当に危険なのは―――――全ての災厄と闘争を招くのは、
> むしろ絶望しきる事さえ、成し遂げられなかった人間だ。
> 彼等は絶望しない。できない。その覚悟がない。
> それ故に動く。がむしゃらに動いて周囲を巻き込む。
> 絶望を恐れるあまりに無謀に突き進む。
> しがらみを断ち切り、孤立を深め、立ち止まって己の進路を確かめる事もなく―――――
> そうして挙句にはしばしば多くを道連れに自滅する。

これってもしかして…
この元、知っています。好きですよ。
違和感がなく引用できる文才がうらやましいです。

これからも読ませてもらいます。

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29172ないすとぅーみーとぅー☆(訳:初めまして☆)夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/25 14:12:23
記事番号29143へのコメント

>初めまして、読み逃げ常習犯です。
>でも、いつも楽しく読ませてもらっていますよ。

吹雪:ありがとうございます♪長いので忘れられるのではないかと不安で・・・。

>>「真に絶望した者は何もしない。本物の絶望は何も壊さない。誰も殺さない。
>> ただ己を滅ぼすだけだ。絶望する事は危険を振り撒かない。それは自己の責任の内で清算できる。
>> そうだ。
>> 本当に危険なのは―――――全ての災厄と闘争を招くのは、
>> むしろ絶望しきる事さえ、成し遂げられなかった人間だ。
>> 彼等は絶望しない。できない。その覚悟がない。
>> それ故に動く。がむしゃらに動いて周囲を巻き込む。
>> 絶望を恐れるあまりに無謀に突き進む。
>> しがらみを断ち切り、孤立を深め、立ち止まって己の進路を確かめる事もなく―――――
>> そうして挙句にはしばしば多くを道連れに自滅する。
>
>これってもしかして…
>この元、知っています。好きですよ。
>違和感がなく引用できる文才がうらやましいです。

吹雪:あ、知ってますか?私は全然知らないんですが(オイ)
   これはですね、私が名台詞を集めた辞書があったサイトを発見して。
   その中にあったセリフなんです。気に入ったヤツを選んだんで彼のセリフに入れたんですよ。
   ・・・・元ネタが何だったかは忘れました。
   覚えていることは「悪人に人権はない!」と「それは秘密です」が登録されていたことかなぁ。

>これからも読ませてもらいます。

吹雪:ええ、ガンガン呼んで深読みしてください。そして隠された(?)伏線を解き明かしてください。
   ・・・・いえ推理小説じゃないんですが(苦笑)
   とにかく、楽しんでいただけれ幸いです☆


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29173世界の果てまでX]U夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/25 14:24:19
記事番号29057へのコメント



     X]U   常闇の精霊


「・・・客人か。」
男は、冷めた口調で言った。そして内心それに苦笑するのだった。
何百年、何千年とこの場所にい続けていた自分が、客人と言う言葉を知っていることに苦笑するのだ。
客など、来ない。ここには誰も。
この赤の世界からやってきた者たちが最初なのだろう。もしかしたら、これが最初で最後なのかもしれない。
ほんの少しだけ、力を解放してみた。
ごわアァッっ
魔力を解放すると、大気がそれに応えるかのように呼応した。目の前にいる客人とやらが、驚き、そして震えたような気がした。
なるほど、人間が数名いる。
大した力は持っていない。だが油断は出来ないと思った。
男の方は剣を持っていた。魔力剣だ、おそらく空気中の魔法の源となるものを無尽蔵に吸い取り、切れ味に転化しているのであろう。
そして女の方は。いや、女と言うより少女だ。栗色の髪は、この寒さのせいか少し凍っていた。
おそらく魔道士だろう、魔力の許容量は人間にしてはかなりのものだった。
そして、彼女の装着しているそれを見て、なるほどと納得した。
魔血玉【デモン・ブラッド】の呪府【タリスマン】だ。
そして、他のものに目をやる。
まず魔族が三人だ。魔族を人と数えるのもおかしな気がしたが、他に単位が無いのだからしょうがない。
真っ先に目に入ったのが黒衣の男性―――いや女性だ。
黒い足元まで付くほどの長さのコートを羽織っている怪しげな女性だ。何やらこちら
を見ている。真っ直ぐ目を決して合わせようとしないのが気になった。おそらく彼女がこの中で最も強いだろう。
そして後ろに控えている二人の男。
バンダナつけ、濃い灰色の髪を編んでいた男だ。黒衣の女性の様子を気遣わしげに見ている。主従関係にでもあるのだろう、何やら女性に睨まれるとシュンとなった。何やら微笑ましく自然に笑みが浮かんだ。
そして黒い神官。彼もそれなりに力を持っているのだが、やはり黒衣の女性には敵わないだろう。
何やらニコニコと笑っているように見えるが油断なくこちらを見据えてくる。
そして最後に残った二人。
いや匹と言うべきか?
竜【ドラゴン】だ。
しかも種族は違う。それより彼が目を引かれたのは、浅黄色の髪をした青年――16、7歳の少年だ。
古代竜【エンシェント・ドラゴン】、そんな名前だった気がする。
だが彼らは全滅したはずだ、他ならぬ黄金竜【ゴールデン・ドラゴン】の手によって。
面白がるような目に気が付いたのか、青年は深いそうにこちらから目をそむけた。
―――嫌われたようだな。
そう思って軽く肩をすくめた。
そして彼と青年の顔を見比べる金髪の女神官。
頭に大きな鈴のような飾りをつけている美人と呼ばれる顔立ちだ。
なるほど、彼女は黄金竜【ゴールデン・ドラゴン】のようだ。
男はわずかに笑みを小さく浮かべた。
この、ねっとりと吸い付くようなむせかえるかび臭い空気の中で、そんな自分の姿を捉えるなど不可能だろう。たとえ魔王や神であってもだ。
そう、ここは魂すらも犯してしまう空間なのだ。
今は自分の生み出した結界内に彼らがいるだけに過ぎないのだから。
すいっと目を細める。何が目的できたかは知らないが、自分はただ忠実に命令を、成すべき事をするだけ。


―――さあ・・・始めようか


男のその端正な顔には。
何の表情も浮かんでいなかった。


一時間、もしかしたらそれ以上の時間をかけて、リナ達は階段を降り続けた。まるで物語に出てくるような地獄へと続く道筋のようだった。
そして、重々しい大きな聳え立つような扉の向こうには、一人の男がいた。
無論、こんな所に佇んでいるのだから只者ではないことぐらいはわかった。
だが、男は普通の街中で見かけたら決して忘れられない、そんな独特の雰囲気を持っていた。
威圧感でも存在感でもないそれを、何と呼べばいいのかわからない。
男は、黒い、いや闇と同化するような濡羽色の端がぼろぼろローブを着ていた。
もはや闇に溶け込んで、どこからがローブなのか判別は難しい。
ただ、瞳だけはハッキリと見えた。
赤い、炎のように揺らめく双眸――――
炎とも違う色だ。例えるなら―――――夜の空に煌く、朽ち逝く星の輝き。
ヴァースの色よりもやや濃い目で、宝石の柘榴石――ガーネット――を思い出させた。
緊張が走る。
「・・・・あんたは・・・・?」
しぼり出すように、声をのどの奥から放つ。
眼前に立つ男の凄まじい何かに気圧されているのである。言葉が出ただけでも賞賛に値するだろう。
「・・・我が名は・・・常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】・・・・・。
 世界の夜を統べる者・・・・。」

どくんっ

声がすると同時に、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】と名乗った男を中心に光が生まれた。
いや、光と言うよりそれは――――

しゅう・・・っ

辺り一面の空気が変わった。

闇。いや夜だ。夜が空間を喰らい尽くさんばかりの勢いで、侵食する。

常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は、その唇から言葉をつむぐ。


「汝らは・・・・何を我に望む・・・・?」


静かな、それでいて優しい口調で、彼は問うた。



「・・・・白銀の終焉【シルヴァタイト】・・・・。」
リナの口からそんな言葉が漏れた。ほとんど無意識に。
その吐かれた言葉に、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は眉をひそめた。
「・・・・・どこでその名を?」
「・・・・・そんなのはどうでもいいの。」
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の言葉を振り払うように言う。
リナはしっかりと顔を上げた。
「・・・聞きたいことがあるの。答えて。」
「・・・・命令か?」
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は興味深そうに聞いた。
「違うわ。あたしにあなたを従わせる意味なんてないもの。」
「・・・・・ほう?」
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は面白そうに眉を吊り上げる。
「・・・・まず一つ。白銀の終焉、シルヴァタイトについて。」
「・・・・いいだろう。その望み聞き入れた。」
すうっ、と身体を宙に浮かばせて、彼はなにやら呪文らしきものを唱えた。

ブゥゥ・・・・ンン

「―――っ!?」
その時、異変が起こった。
周囲の風景が変わったのだ。
彩られたのは、漆黒の闇。
散らされた宝石のような光。
そして、輝く青い球形。

――――この世界は・・・ある御方によって生み出された・・・・・

頭に声が響く。決して耳から入る言葉ではない。
声は、続ける。

――――だが・・・世界を生み出すことで・・・矛盾が生じた・・・・

景色が変わる。
見たことも無い風景だった。
青い透き通った海に囲まれた、小さな島。
全体的に白く、まるで常夏の島。
清潔感のようなものが漂い、どこか無機質的で、生物の気配と言うものが欠片とも無かった。

――――失われた楽園【ミッシング・ユートピア】

      我らは・・・そう呼ぶ・・・・世界の矛盾と・・・殺されたものを集めた世界を・・・・

画面がフラッシュバックする。
写されたのは、女性だ。
優しげに微笑む、経典に描かれた女神のような美しい人。
銀髪の緩やかな波打つ髪。
真紅の、意思を抱くような瞳。
華奢なその手には、錫杖。
微笑んでいる。
とても、淋しげに、優しげに。

――――彼女は・・・番人。その世界を統べる・・・神・・・。

ブウウゥ・・・ンッ

闇が広がった。
辺りの風景が闇に飲まれて、やがて消える。
そして、元の風景に戻った。

「・・・・っ!」
「・・・・・・・・・・。」
ぐらりと身体を襲う立ちくらみ。リナは足元に力を込めて、踏み止まった。
「・・・・それで・・・・?あんたは何者・・・?魔族、じゃないみたいだけど。」
「・・・・・・魔族、か。懐かしい・・・響きだ・・・・。」
どこか遠くを仰ぐように、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は空を仰いだ。
「・・・我は・・・門を、異界へ続く門を守る・・・番人、汝らは・・・・何処へ往くのだ・・・?」
ぞくっ
リナ達の身体に悪寒が走る。
それを感じ取られないために、リナは好戦的に笑った。

「あたしは・・・・・。」
「私達を、その失われた楽園【ミッシング・ユートピア】へ。」
リナの言葉をさえぎり、ヴァースが代わりに言った。
「ちょっ!ヴァース!?」
「・・・・・・承知していただけますか?」
「・・・・・・・・・。」
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】はしばし考え込んだ。
「いいだろう・・・しかし人は連れて行けぬな・・・・。」
「えっ?」
「・・・例え『力』と成り得る物を持とうと・・・人を、狭間の者を通すわけにはいかん・・・・。」
ばさっ
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】がマントを広げ、リナとガウリイを通さないと意思表示するかのように立ちふさがった。
「そ、そんなっ!」
「・・・どうにかなりませんかね?常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】さんとやら。」
落胆するフィリア、それに対しゼロスが聞いた。
「・・・・そうだな・・・・」
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は考え込み、やがて顔を上げていった。
「ならば・・・見せてもらおうか・・・・汝らの・・・『力』を・・・・。」
そう言うと常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】はその指を鳴らした。

ぱちんっ

ゥオオオォォォォ・・・・

ォォ・・・オォォ・・・・

地底から鳴り響くような不気味な音、いや声。
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の指を鳴らした音に反応するかのように、『影』が生まれた。
「わわわっ!?何だコリャ!?」
「か、影・・・・?」
それは影だった。

リナとガウリイの影。背の高さもほぼ変わらない。
ただ違うのは全てが黒く、文字通りの『影』であること。
「・・・それは汝らの影。それを撃ち倒すが良い・・・さすれば汝らの望みを叶えよう。」
そこで言葉を区切り、彼は、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】はわずかに笑みを浮かべた。



「存分に逝こう・・・
 我は全ての者に等しく寛大だ。もっとも容赦はしないが・・・な・・・・。」



あとがき

どうしよう うまくいかない恋 こんなとき もっと大人になりたい
だれもが悩んだことなのか まったく、先生 強く
抱き合った仲間ともいつかははなれていくかもしれないけれど
二度と戻らない時間を 笑って 歌って ずっと
忘れない いつまでもあの恋 なくさない胸をたたく痛みを
汗かき 胸はず
ませて走る 日々は 今も 続く

忘れない 恋心
いつまでも 恋心

白亜:最近ハマったらしいB’sより、恋心(KOI−GOKORO)です。
    いい曲です。ホントに。
    アルバム買うくらいだし。いや、正確には「何でもいいから他の曲が聞きたい・・・・。」という吹雪の叫びからなんですが。
    ま、俺のじゃないからいいか。
    そして今回のゲスト。スレイヤーズ界クソ生意気ながきんちょ部門でもっとも高い人気を誇るフィブリゾさんです。
    はい拍手ー。
フィブリゾ(以下フィ):って何でボクが出番無いんだよ!?訴えるよ!?そして勝つよ!!
白亜:はいはい。どこかで聞いたネタはいいから。
フィ:本気で訴えてやる・・・・!大体アイツはボクの基本的な出番とかが少なすぎるんだよっ!ムカつくなぁ!他の人を見習いなよ!!
白亜:吹雪の好みじゃないからね。フィブは。
   吹雪はどっちかと言うと単純熱血、思い込んだら一直線な主人公気質を好きになるから・・・・・。
    フィブは正反対だしね。うん。
フィ:くっそー。
白亜:まあ、最初は出そうと思ったんだけど。忘れてたんだよね。これがまた。
フィ:はぁ?ガーヴは覚えてたくせに?
白亜:うん。もうすでに出すキャラはまとまって。フィブも出したかったけど、そしたらサイレスとかぶるからって。
フィ:・・・・・つまり書き分けが出来なかったわけだね。
白亜:平たく、身も蓋もなく言うとそうなる
フィ:・・・・・文才の無い作者だね。まったく。
白亜:うんうん。
フィ:ったく。ただでさえ出番が少ないのに・・・・・。
白亜:いいじゃん。俺も最近出てないし。
フィ:・・・・君は一言も喋ってないよね。姿だけが本編でチラホラ出たり・・・・。
白亜:うん。
フィ:君も君で大変なんだよね。本編で登場してるけど、セリフないし、誰なのか全然わかんないし・・・・。
白亜:ん、もう慣れたし。
フィ:そう・・・・。
   あ、忘れそうになったけど。あの常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】?あれってさ、吹雪の完全アルオリジナルキャラだよね?
白亜:うん。吹雪が「話がまとまんねぇ!ってか二人出すの忘れてたああああっ!オリキャラはもう出ないって言ったのにぃぃぃ!!」
   って言ってたあのオリキャラの一人。名前は某TRPGのモンスターから。ちなみにあだ名は夜スピ(笑)
フィ:確か・・・・結構前にあった次回予告に出てきたヤツか。最後の方に。
白亜:そうそう、「まだ出番が無いのだがな・・・」ってぼやいたり「見ないとお仕置きしちゃうわよ♪」って脅したりしていた。
フィ:ふーん。でも夜を統べるって意味については?
白亜:・・・ああ、ちょっと待って(資料をあさる)・・・えーとね。魔王は世界の魔と闇を統べる。んで夜スピくんは夜を統べるの。
   闇=夜じゃないから。だから夜を統べる者っていう意味で常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】。
フィ:なるほどね。つまり夜という時間帯をすべているってワケか。
   あ、そーいえば次回予告は三人いたけど。あと一人は・・・・・・。
白亜:わかる人にはわかるだろう、って思った。吹雪をお仕置きしようとした人。キャラの愛が深ければわかるだろう・・・って。
フィ:・・・いや、わかんないだろ。あれは。二行程度しか喋ってないし。
白亜:うん、そうだよねー。わかんないよね。でもわかりそうな気がするから不思議。
フィ:・・・・そーだね。わかんなかったら・・・・殺されるかも・・・・・(遠い目)
白亜:それはともかく。残ったオリキャラはあと一人。
フィ:出せるのかな。本当に。
白亜:もう意地だから。ストーリーに支障を起こさないための急遽思いついたキャラだけど。
   まあ、出てない最後のオリキャラの一人は吹雪がかなり気に入ってるから。気に入ってもらえると思って大丈夫だよ。多分。
フィ:・・・まー、いいけどね。それじゃ。

ひらひらと手を振るフィブリゾ。軽くウィンクを飛ばしたりとファンサービス。
後で白亜が次回のあとがきの相手を確認して・・・・・・幕。




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29181精神的双子・・・・・・?煌天由亜 2004/1/25 21:31:05
記事番号29173へのコメント


>
>
>     X]U   常闇の精霊
>

ユア;タイトルの理由は上の方に関係あります。

>まず魔族が三人だ。魔族を人と数えるのもおかしな気がしたが、他に単位が無いのだからしょうがない。

???(改めカラティア):匹とか?
ユア;こいつの出番はかなりあとですが末永くお待ちください。

>バンダナつけ、濃い灰色の髪を編んでいた男だ。黒衣の女性の様子を気遣わしげに見ている。主従関係にでもあるのだろう、何やら女性に睨まれるとシュンとなった。何やら微笑ましく自然に笑みが浮かんだ。

カラ:ん〜、僕の飼ってる犬みたい。
ユア;こらこら(苦笑)

>そして黒い神官。彼もそれなりに力を持っているのだが、やはり黒衣の女性には敵わないだろう。

シェル:お母様と私ぐらいの差はあるでしょうね。
ユア;お母様とは、シェルママの事。
   スレ風に言うなら・・・・
シェル:従姉妹のゼラス姉様とゼロス君ぐらいですものね。

>この、ねっとりと吸い付くようなむせかえるかび臭い空気の中で、そんな自分の姿を捉えるなど不可能だろう。たとえ魔王や神であってもだ。

アイ・パパ:私のような同族系統でも完全に難しいね

>もはや闇に溶け込んで、どこからがローブなのか判別は難しい。
>ただ、瞳だけはハッキリと見えた。
>赤い、炎のように揺らめく双眸――――
>炎とも違う色だ。例えるなら―――――夜の空に煌く、朽ち逝く星の輝き。
>ヴァースの色よりもやや濃い目で、宝石の柘榴石――ガーネット――を思い出させた。

ユア:子食い石のいろか・・。
   子食い石というのは、鬼子母神より。

>「・・・我が名は・・・常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】・・・・・。
> 世界の夜を統べる者・・・・。」

ユア;・・・・アイ・パパの仇名というか役職名が
   常闇の精霊守【ナイト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン】だったりします


>「・・・聞きたいことがあるの。答えて。」
>「・・・・命令か?」
>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は興味深そうに聞いた。
>「違うわ。あたしにあなたを従わせる意味なんてないもの。」

ユア;・・・・・リナらしい。

>
>――――だが・・・世界を生み出すことで・・・矛盾が生じた・・・・

カラ;だろうね。
   この世に矛盾・・・・・それがないものなんてないしね。
   あるのならカバラ・マスタ−の僕が見たいくらいだ。

>
>
>――――彼女は・・・番人。その世界を統べる・・・神・・・。

カラ;・・・・寂しくなかったのかな。
   たった一人で。

>「・・・我は・・・門を、異界へ続く門を守る・・・番人、汝らは・・・・何処へ往くのだ・・・?」

ユア:・・・・・・・最初にこの文見た時ぶっ倒れかけました。
   アイ・パパも、異世界・・と言うか異次元かな・・・その門を守ってた方です。

>
>
>
>「存分に逝こう・・・
> 我は全ての者に等しく寛大だ。もっとも容赦はしないが・・・な・・・・。」

ユア;それが最低条件だと思うよ?
   ・・・門番としてはね。

>
>白亜:最近ハマったらしいB’sより、恋心(KOI−GOKORO)です。
>    いい曲です。ホントに。
>    アルバム買うくらいだし。いや、正確には「何でもいいから他の曲が聞きたい・・・・。」という吹雪の叫びからなんですが。
>    ま、俺のじゃないからいいか。
>    そして今回のゲスト。スレイヤーズ界クソ生意気ながきんちょ部門でもっとも高い人気を誇るフィブリゾさんです。
>    はい拍手ー。

ユア:ぱちぱち

>フィブリゾ(以下フィ):って何でボクが出番無いんだよ!?訴えるよ!?そして勝つよ!!
>白亜:はいはい。どこかで聞いたネタはいいから。
>フィ:本気で訴えてやる・・・・!大体アイツはボクの基本的な出番とかが少なす
ぎるんだよっ!ムカつくなぁ!他の人を見習いなよ!!

シェル;フィブゾ兄様ですね、始めまして。
    私、青の魔王の娘のア-シェルです。
ユア;正確には、従兄弟だね。


>白亜:吹雪の好みじゃないからね。フィブは。
>   吹雪はどっちかと言うと単純熱血、思い込んだら一直線な主人公気質を好きになるから・・・・・。
>    フィブは正反対だしね。うん。

ユア;なるほど。

>フィ:くっそー。
>白亜:まあ、最初は出そうと思ったんだけど。忘れてたんだよね。これがまた。
>フィ:はぁ?ガーヴは覚えてたくせに?
>白亜:うん。もうすでに出すキャラはまとまって。フィブも出したかったけど、そしたらサイレスとかぶるからって。
>フィ:・・・・・つまり書き分けが出来なかったわけだね。
>白亜:平たく、身も蓋もなく言うとそうなる
>フィ:・・・・・文才の無い作者だね。まったく。
>白亜:うんうん。
>フィ:ったく。ただでさえ出番が少ないのに・・・・・。
>白亜:いいじゃん。俺も最近出てないし。
>フィ:・・・・君は一言も喋ってないよね。姿だけが本編でチラホラ出たり・・・・。
>白亜:うん。
>フィ:君も君で大変なんだよね。本編で登場してるけど、セリフないし、誰なのか全然わかんないし・・・・。
>白亜:ん、もう慣れたし。

ルナ;チビチビが今日二人か。
   ほら、白亜。
   フル―ツ・パイ、二人で仲良く食べなよ。
ユア;(・・・知らないこととはいえ恐ろしい。)

>フィ:そう・・・・。
>   あ、忘れそうになったけど。あの常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】?あれってさ、吹雪の完全アルオリジナルキャラだよね?
>白亜:うん。吹雪が「話がまとまんねぇ!ってか二人出すの忘れてたああああっ!オリキャラはもう出ないって言ったのにぃぃぃ!!」
>   って言ってたあのオリキャラの一人。名前は某TRPGのモンスターから。ちなみにあだ名は夜スピ(笑)
>フィ:確か・・・・結構前にあった次回予告に出てきたヤツか。最後の方に。
>白亜:そうそう、「まだ出番が無いのだがな・・・」ってぼやいたり「見ないとお仕置きしちゃうわよ♪」って脅したりしていた。
>フィ:ふーん。でも夜を統べるって意味については?
>白亜:・・・ああ、ちょっと待って(資料をあさる)・・・えーとね。魔王は世界の魔と闇を統べる。んで夜スピくんは夜を統べるの。
>   闇=夜じゃないから。だから夜を統べる者っていう意味で常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】。
>フィ:なるほどね。つまり夜という時間帯をすべているってワケか。

ユア;レス中の補足:アイ・パパ(名前未定)は、魔界と天界と人界の狭間にある
          不安定な世界の夜の部分を司っている一族の長の娘の息子だから、魔界側の門番をしています。
          ちなみに、同様の役目は、残りの二人も同様です。
          アイ・ママの親友のイシュ・ママの弟が光側の門番で
          【常光の精霊守】(ライト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン)だったり。

         
>   あ、そーいえば次回予告は三人いたけど。あと一人は・・・・・・。
>白亜:わかる人にはわかるだろう、って思った。吹雪をお仕置きしようとした人。キャラの愛が深ければわかるだろう・・・って。
>フィ:・・・いや、わかんないだろ。あれは。二行程度しか喋ってないし。
>白亜:うん、そうだよねー。わかんないよね。でもわかりそうな気がするから不思議。
>フィ:・・・・そーだね。わかんなかったら・・・・殺されるかも・・・・・(遠い目)
>白亜:それはともかく。残ったオリキャラはあと一人。
>フィ:出せるのかな。本当に。
>白亜:もう意地だから。ストーリーに支障を起こさないための急遽思いついたキャラだけど。
>   まあ、出てない最後のオリキャラの一人は吹雪がかなり気に入ってるから。気に入ってもらえると思って大丈夫だよ。多分。
>フィ:・・・まー、いいけどね。それじゃ。

ユア;それじゃね。

>
>ひらひらと手を振るフィブリゾ。軽くウィンクを飛ばしたりとファンサービス。
>後で白亜が次回のあとがきの相手を確認して・・・・・・幕。
>


ユア:では次回で。


>
>
>

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29187偶然とは恐ろしい。本当に。夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/26 18:52:30
記事番号29181へのコメント

>>     X]U   常闇の精霊
>>
>
>ユア;タイトルの理由は上の方に関係あります。

吹雪:・・・うきゅ?
B:何かわい子ぶって誤魔化してるんですか。

>>まず魔族が三人だ。魔族を人と数えるのもおかしな気がしたが、他に単位が無いのだからしょうがない。
>
>???(改めカラティア):匹とか?
>ユア;こいつの出番はかなりあとですが末永くお待ちください。

吹雪:私も人のこと言えないし。レスでずっっとBとR出してたし。
B:・・・・匹ですか。どうなんでしょうねぇ、実際。

>>バンダナつけ、濃い灰色の髪を編んでいた男だ。黒衣の女性の様子を気遣わしげに見ている。主従関係にでもあるのだろう、何やら女性に睨まれるとシュンとなった。何やら微笑ましく自然に笑みが浮かんだ。
>
>カラ:ん〜、僕の飼ってる犬みたい。
>ユア;こらこら(苦笑)

吹雪:犬!雑種ですか!?
白亜:シベリアンハスキー?
吹雪:ぴったりだ。
R:ををい・・・・・。

>>そして黒い神官。彼もそれなりに力を持っているのだが、やはり黒衣の女性には敵わないだろう。
>
>シェル:お母様と私ぐらいの差はあるでしょうね。
>ユア;お母様とは、シェルママの事。
>   スレ風に言うなら・・・・
>シェル:従姉妹のゼラス姉様とゼロス君ぐらいですものね。

吹雪:ま、力量はゼロス=リュシカで。
白亜:白は部下は一人ずつとゆー設定なんだって。

>>この、ねっとりと吸い付くようなむせかえるかび臭い空気の中で、そんな自分の姿を捉えるなど不可能だろう。たとえ魔王や神であってもだ。
>
>アイ・パパ:私のような同族系統でも完全に難しいね

吹雪:木の葉を隠すのは木の葉の中。
白亜:見えない。

>>もはや闇に溶け込んで、どこからがローブなのか判別は難しい。
>>ただ、瞳だけはハッキリと見えた。
>>赤い、炎のように揺らめく双眸――――
>>炎とも違う色だ。例えるなら―――――夜の空に煌く、朽ち逝く星の輝き。
>>ヴァースの色よりもやや濃い目で、宝石の柘榴石――ガーネット――を思い出させた。
>
>ユア:子食い石のいろか・・。
>   子食い石というのは、鬼子母神より。

吹雪:あ、聞いたことあります。柘榴は人の肉の味がするそうで。食ったこと無いんですけど。
白亜:いちじくは好き。

>>「・・・我が名は・・・常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】・・・・・。
>> 世界の夜を統べる者・・・・。」
>
>ユア;・・・・アイ・パパの仇名というか役職名が
>   常闇の精霊守【ナイト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン】だったりします

吹雪:・・・彼の名前は確か・・・・。
   適当に辞書で「夜に関係してる言葉あぁっ!!」と探して「ああもう!闇でもいい!こうなりゃ常闇じゃあああっ!!」
   と決定したのですが。
白亜:偶然って恐ろしい。
吹雪:本当にね。裁判になるぞ(汗)

>>「・・・聞きたいことがあるの。答えて。」
>>「・・・・命令か?」
>>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は興味深そうに聞いた。
>>「違うわ。あたしにあなたを従わせる意味なんてないもの。」
>
>ユア;・・・・・リナらしい。

吹雪:最近影が薄いので、主人公をさせてみました(笑)

>>――――だが・・・世界を生み出すことで・・・矛盾が生じた・・・・
>
>カラ;だろうね。
>   この世に矛盾・・・・・それがないものなんてないしね。
>   あるのならカバラ・マスタ−の僕が見たいくらいだ。

吹雪:失われた楽園【ミッシング・ユートピア】はある意味。
   矛盾そのものであり、矛盾を否定する世界でもあるのです。

>>――――彼女は・・・番人。その世界を統べる・・・神・・・。
>
>カラ;・・・・寂しくなかったのかな。
>   たった一人で。

吹雪:・・・寂しかったのでしょう。だから現在暴走中(待て)

>>「・・・我は・・・門を、異界へ続く門を守る・・・番人、汝らは・・・・何処へ往くのだ・・・?」
>
>ユア:・・・・・・・最初にこの文見た時ぶっ倒れかけました。
>   アイ・パパも、異世界・・と言うか異次元かな・・・その門を守ってた方です。

吹雪:・・・いえ、実はまだいるのですが番人さん。
   ネタばれですが。彼は門を守り、もう一人番人がいてソイツは道筋を守るとゆー・・・・。
白亜:追記ー。
   それにこの門は異次元とか異世界には繋がってないよ。ま、あとはネタばれなのでやめておこう。

>>「存分に逝こう・・・
>> 我は全ての者に等しく寛大だ。もっとも容赦はしないが・・・な・・・・。」
>
>ユア;それが最低条件だと思うよ?
>   ・・・門番としてはね。

吹雪:どーでもええが夜スピくん。「・・・・」が多いぞ。
白亜:無口な設定じゃなかったのにね。

>>白亜:最近ハマったらしいB’sより、恋心(KOI−GOKORO)です。
>>    いい曲です。ホントに。
>>    アルバム買うくらいだし。いや、正確には「何でもいいから他の曲が聞きたい・・・・。」という吹雪の叫びからなんですが。
>>    ま、俺のじゃないからいいか。
>>    そして今回のゲスト。スレイヤーズ界クソ生意気ながきんちょ部門でもっとも高い人気を誇るフィブリゾさんです。
>>    はい拍手ー。
>
>ユア:ぱちぱち

白亜:拍手せんくす。

>>フィブリゾ(以下フィ):って何でボクが出番無いんだよ!?訴えるよ!?そして勝つよ!!
>>白亜:はいはい。どこかで聞いたネタはいいから。
>>フィ:本気で訴えてやる・・・・!大体アイツはボクの基本的な出番とかが少なすぎるんだよっ!ムカつくなぁ!他の人を見習いなよ!!
>
>シェル;フィブゾ兄様ですね、始めまして。
>    私、青の魔王の娘のア-シェルです。
>ユア;正確には、従兄弟だね。

フィ:・・・・あ、そ。よろしく。
白亜:愛想良くすれば?
フィ:・・・いや、何か疲れちゃってさ。

>>白亜:吹雪の好みじゃないからね。フィブは。
>>   吹雪はどっちかと言うと単純熱血、思い込んだら一直線な主人公気質を好きになるから・・・・・。
>>    フィブは正反対だしね。うん。
>
>ユア;なるほど。

吹雪:主人公を好きになりやすいんです。
白亜:例:テイルズシリーズの主人公。エターニア除いて全員好きでしょ。
吹雪:うん・・・・。

>>フィ:くっそー。
>>白亜:まあ、最初は出そうと思ったんだけど。忘れてたんだよね。これがまた。
>>フィ:はぁ?ガーヴは覚えてたくせに?
>>白亜:うん。もうすでに出すキャラはまとまって。フィブも出したかったけど、そしたらサイレスとかぶるからって。
>>フィ:・・・・・つまり書き分けが出来なかったわけだね。
>>白亜:平たく、身も蓋もなく言うとそうなる
>>フィ:・・・・・文才の無い作者だね。まったく。
>>白亜:うんうん。
>>フィ:ったく。ただでさえ出番が少ないのに・・・・・。
>>白亜:いいじゃん。俺も最近出てないし。
>>フィ:・・・・君は一言も喋ってないよね。姿だけが本編でチラホラ出たり・・・・。
>>白亜:うん。
>>フィ:君も君で大変なんだよね。本編で登場してるけど、セリフないし、誰なのか全然わかんないし・・・・。
>>白亜:ん、もう慣れたし。
>
>ルナ;チビチビが今日二人か。
>   ほら、白亜。
>   フル―ツ・パイ、二人で仲良く食べなよ。
>ユア;(・・・知らないこととはいえ恐ろしい。)

白亜:・・・・・(無言でぱくつく)
フィ:・・・・・(ちょっと警戒して食べる)

>>フィ:そう・・・・。
>>   あ、忘れそうになったけど。あの常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】?あれってさ、吹雪の完全アルオリジナルキャラだよね?
>>白亜:うん。吹雪が「話がまとまんねぇ!ってか二人出すの忘れてたああああっ!オリキャラはもう出ないって言ったのにぃぃぃ!!」
>>   って言ってたあのオリキャラの一人。名前は某TRPGのモンスターから。ちなみにあだ名は夜スピ(笑)
>>フィ:確か・・・・結構前にあった次回予告に出てきたヤツか。最後の方に。
>>白亜:そうそう、「まだ出番が無いのだがな・・・」ってぼやいたり「見ないとお仕置きしちゃうわよ♪」って脅したりしていた。
>>フィ:ふーん。でも夜を統べるって意味については?
>>白亜:・・・ああ、ちょっと待って(資料をあさる)・・・えーとね。魔王は世界の魔と闇を統べる。んで夜スピくんは夜を統べるの。
>>   闇=夜じゃないから。だから夜を統べる者っていう意味で常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】。
>>フィ:なるほどね。つまり夜という時間帯をすべているってワケか。
>
>ユア;レス中の補足:アイ・パパ(名前未定)は、魔界と天界と人界の狭間にある
>          不安定な世界の夜の部分を司っている一族の長の娘の息子だから、魔界側の門番をしています。
>          ちなみに、同様の役目は、残りの二人も同様です。
>          アイ・ママの親友のイシュ・ママの弟が光側の門番で
>          【常光の精霊守】(ライト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン)だったり。

吹雪:んー、その細かい設定はやっぱ違いますね(苦笑)ネタばれですが。
白亜:光は・・・別の人だもんね。
吹雪:ををい!やめんか!!
         
>>   あ、そーいえば次回予告は三人いたけど。あと一人は・・・・・・。
>>白亜:わかる人にはわかるだろう、って思った。吹雪をお仕置きしようとした人。キャラの愛が深ければわかるだろう・・・って。
>>フィ:・・・いや、わかんないだろ。あれは。二行程度しか喋ってないし。
>>白亜:うん、そうだよねー。わかんないよね。でもわかりそうな気がするから不思議。
>>フィ:・・・・そーだね。わかんなかったら・・・・殺されるかも・・・・・(遠い目)
>>白亜:それはともかく。残ったオリキャラはあと一人。
>>フィ:出せるのかな。本当に。
>>白亜:もう意地だから。ストーリーに支障を起こさないための急遽思いついたキャラだけど。
>>   まあ、出てない最後のオリキャラの一人は吹雪がかなり気に入ってるから。気に入ってもらえると思って大丈夫だよ。多分。
>>フィ:・・・まー、いいけどね。それじゃ。
>
>ユア;それじゃね。

フィ:・・・・本気で出番が無いよ・・・・・。

>>ひらひらと手を振るフィブリゾ。軽くウィンクを飛ばしたりとファンサービス。
>>後で白亜が次回のあとがきの相手を確認して・・・・・・幕。
>>
>
>
>ユア:では次回で。

???:うふふふっ、じゃここはアタシが仕切るわね。
吹雪:あー!お前は!!なぜここに!?
???:細かいことは気にしないっ♪シメはアタシにやらせなさい!!
    ってなワケで。
    夜スピちゃんで色々驚いちゃったみたいねー。でも吹雪がちゃぁんと考えて作ったキャラなのは事実よ。
    まっ、アタシの顔に免じて、許してあげてちょーだい!
    それにさすがに細かいトコは違うみたいだし・・・とと。問題発言ね。今のは忘れてちょーだいな♪
    それじゃ、また会う日まで!!・・・・ちゅっ☆(投げキッスをしたらしい)
吹雪:お、お見苦しいものをお見せしまし・・・・ぎゃあっ!!(何かされたらしい)
???:お黙んなさい、バカ作者。それじゃ見捨てないで次回でねん♪


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29195Re:人生はそれの積み重ね。煌天由亜 2004/1/26 21:48:35
記事番号29187へのコメント


>>>     X]U   常闇の精霊
>>>
>>
>>ユア;タイトルの理由は上の方に関係あります。
>
>吹雪:・・・うきゅ?
>B:何かわい子ぶって誤魔化してるんですか。

ユア;うにゃ。
永蓮:猫化してもだめ。

>
>>>まず魔族が三人だ。魔族を人と数えるのもおかしな気がしたが、他に単位が無いのだからしょうがない。
>>
>>???(改めカラティア):匹とか?
>>ユア;こいつの出番はかなりあとですが末永くお待ちください。
>
>吹雪:私も人のこと言えないし。レスでずっっとBとR出してたし。
>B:・・・・匹ですか。どうなんでしょうねぇ、実際。

ユア;人で落ち着かせましょう・・・ね。

>
>>>バンダナつけ、濃い灰色の髪を編んでいた男だ。黒衣の女性の様子を気遣わしげに見ている。主従関係にでもあるのだろう、何やら女性に睨まれるとシュンとなった。何やら微笑ましく自然に笑みが浮かんだ。
>>
>>カラ:ん〜、僕の飼ってる犬みたい。
>>ユア;こらこら(苦笑)
>
>吹雪:犬!雑種ですか!?
>白亜:シベリアンハスキー?
>吹雪:ぴったりだ。
>R:ををい・・・・・。

カラ;シベリアンはスキ−。
ユア;動物のお医者さんのチョビ見たいな感じ。

>
>>>そして黒い神官。彼もそれなりに力を持っているのだが、やはり黒衣の女性には敵わないだろう。
>>
>>シェル:お母様と私ぐらいの差はあるでしょうね。
>>ユア;お母様とは、シェルママの事。
>>   スレ風に言うなら・・・・
>>シェル:従姉妹のゼラス姉様とゼロス君ぐらいですものね。
>
>吹雪:ま、力量はゼロス=リュシカで。
>白亜:白は部下は一人ずつとゆー設定なんだって。

ユア;フみゅ。
   そのくらいなんだ。

>
>>>この、ねっとりと吸い付くようなむせかえるかび臭い空気の中で、そんな自分の姿を捉えるなど不可能だろう。たとえ魔王や神であってもだ。
>>
>>アイ・パパ:私のような同族系統でも完全に難しいね
>
>吹雪:木の葉を隠すのは木の葉の中。
>白亜:見えない。

ユア;或いは、木を隠すなら森の中ですね。

>
>>>もはや闇に溶け込んで、どこからがローブなのか判別は難しい。
>>>ただ、瞳だけはハッキリと見えた。
>>>赤い、炎のように揺らめく双眸――――
>>>炎とも違う色だ。例えるなら―――――夜の空に煌く、朽ち逝く星の輝き。
>>>ヴァースの色よりもやや濃い目で、宝石の柘榴石――ガーネット――を思い出させた。
>>
>>ユア:子食い石のいろか・・。
>>   子食い石というのは、鬼子母神より。
>
>吹雪:あ、聞いたことあります。柘榴は人の肉の味がするそうで。食ったこと無いんですけど。
>白亜:いちじくは好き。

ユア:結構美味しい。
   ただ、剥くときに飛ぶ汁が乾くと血の色っぽい。

>
>>>「・・・我が名は・・・常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】・・・・・。
>>> 世界の夜を統べる者・・・・。」
>>
>>ユア;・・・・アイ・パパの仇名というか役職名が
>>   常闇の精霊守【ナイト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン】だったりします
>
>吹雪:・・・彼の名前は確か・・・・。
>   適当に辞書で「夜に関係してる言葉あぁっ!!」と探して「ああもう!闇でもいい!こうなりゃ常闇じゃあああっ!!」
>   と決定したのですが。
>白亜:偶然って恐ろしい。
>吹雪:本当にね。裁判になるぞ(汗)

ユア;英語は簡単、感じはかっこよくで探してたら、この名前になった。
   偶然は恐ろしい。

>
>>>「・・・聞きたいことがあるの。答えて。」
>>>「・・・・命令か?」
>>>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は興味深そうに聞いた。
>>>「違うわ。あたしにあなたを従わせる意味なんてないもの。」
>>
>>ユア;・・・・・リナらしい。
>
>吹雪:最近影が薄いので、主人公をさせてみました(笑)
>
ユア;確かに薄かった。

>>>――――だが・・・世界を生み出すことで・・・矛盾が生じた・・・・
>>
>>カラ;だろうね。
>>   この世に矛盾・・・・・それがないものなんてないしね。
>>   あるのならカバラ・マスタ−の僕が見たいくらいだ。
>
>吹雪:失われた楽園【ミッシング・ユートピア】はある意味。
>   矛盾そのものであり、矛盾を否定する世界でもあるのです。

カラ;行って見たいねえ。
   カバラの最終目的でもあるし。

>
>>>――――彼女は・・・番人。その世界を統べる・・・神・・・。
>>
>>カラ;・・・・寂しくなかったのかな。
>>   たった一人で。
>
>吹雪:・・・寂しかったのでしょう。だから現在暴走中(待て)

カラ:気が狂いそうになるのかも。

>
>>>「・・・我は・・・門を、異界へ続く門を守る・・・番人、汝らは・・・・何処へ往くのだ・・・?」
>>
>>ユア:・・・・・・・最初にこの文見た時ぶっ倒れかけました。
>>   アイ・パパも、異世界・・と言うか異次元かな・・・その門を守ってた方です。
>
>吹雪:・・・いえ、実はまだいるのですが番人さん。
>   ネタばれですが。彼は門を守り、もう一人番人がいてソイツは道筋を守るとゆー・・・・。

ユア;そこも似ていました。
   アイ・パパの妹の息子が道筋を守護する方。
  
>白亜:追記ー。
>   それにこの門は異次元とか異世界には繋がってないよ。ま、あとはネタばれなのでやめておこう。

ユア;この辺は決めてないんですよね。
   そもそもでてくるかわからない裏設定だし。

>
>>>「存分に逝こう・・・
>>> 我は全ての者に等しく寛大だ。もっとも容赦はしないが・・・な・・・・。」
>>
>>ユア;それが最低条件だと思うよ?
>>   ・・・門番としてはね。
>
>吹雪:どーでもええが夜スピくん。「・・・・」が多いぞ。
>白亜:無口な設定じゃなかったのにね。

ユア;こういう方は好きですよ。

>
>>>白亜:最近ハマったらしいB’sより、恋心(KOI−GOKORO)です。
>>>    いい曲です。ホントに。
>>>    アルバム買うくらいだし。いや、正確には「何でもいいから他の曲が聞きたい・・・・。」という吹雪の叫びからなんですが。
>>>    ま、俺のじゃないからいいか。
>>>    そして今回のゲスト。スレイヤーズ界クソ生意気ながきんちょ部門でもっとも高い人気を誇るフィブリゾさんです。
>>>    はい拍手ー。
>>
>>ユア:ぱちぱち
>
>白亜:拍手せんくす。

ユア;どうも。

>
>>>フィブリゾ(以下フィ):って何でボクが出番無いんだよ!?訴えるよ!?そして勝つよ!!
>>>白亜:はいはい。どこかで聞いたネタはいいから。
>>>フィ:本気で訴えてやる・・・・!大体アイツはボクの基本的な出番とかが少なすぎるんだよっ!ムカつくなぁ!他の人を見習いなよ!!
>>
>>シェル;フィブゾ兄様ですね、始めまして。
>>    私、青の魔王の娘のア-シェルです。
>>ユア;正確には、従兄弟だね。
>
>フィ:・・・・あ、そ。よろしく。
>白亜:愛想良くすれば?
>フィ:・・・いや、何か疲れちゃってさ。

シェル;大変でしたのね。
ユア:違和感ある呼び方だな・・・・・・。

>
>>>白亜:吹雪の好みじゃないからね。フィブは。
>>>   吹雪はどっちかと言うと単純熱血、思い込んだら一直線な主人公気質を好きになるから・・・・・。
>>>    フィブは正反対だしね。うん。
>>
>>ユア;なるほど。
>
>吹雪:主人公を好きになりやすいんです。
>白亜:例:テイルズシリーズの主人公。エターニア除いて全員好きでしょ。
>吹雪:うん・・・・。

ユア:サモナ―ズ以外は未プレイなのになんとなくわかる。

>
>>>フィ:くっそー。
>>>白亜:まあ、最初は出そうと思ったんだけど。忘れてたんだよね。これがまた。
>>>フィ:はぁ?ガーヴは覚えてたくせに?
>>>白亜:うん。もうすでに出すキャラはまとまって。フィブも出したかったけど、そしたらサイレスとかぶるからって。
>>>フィ:・・・・・つまり書き分けが出来なかったわけだね。
>>>白亜:平たく、身も蓋もなく言うとそうなる
>>>フィ:・・・・・文才の無い作者だね。まったく。
>>>白亜:うんうん。
>>>フィ:ったく。ただでさえ出番が少ないのに・・・・・。
>>>白亜:いいじゃん。俺も最近出てないし。
>>>フィ:・・・・君は一言も喋ってないよね。姿だけが本編でチラホラ出たり・・・・。
>>>白亜:うん。
>>>フィ:君も君で大変なんだよね。本編で登場してるけど、セリフないし、誰なのか全然わかんないし・・・・。
>>>白亜:ん、もう慣れたし。
>>
>>ルナ;チビチビが今日二人か。
>>   ほら、白亜。
>>   フル―ツ・パイ、二人で仲良く食べなよ。
>>ユア;(・・・知らないこととはいえ恐ろしい。)
>
>白亜:・・・・・(無言でぱくつく)
>フィ:・・・・・(ちょっと警戒して食べる)

ルナ;どうだった?
   それと、リクエストあるか?

>
>>>フィ:そう・・・・。
>>>   あ、忘れそうになったけど。あの常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】?あれってさ、吹雪の完全アルオリジナルキャラだよね?
>>>白亜:うん。吹雪が「話がまとまんねぇ!ってか二人出すの忘れてたああああっ!オリキャラはもう出ないって言ったのにぃぃぃ!!」
>>>   って言ってたあのオリキャラの一人。名前は某TRPGのモンスターから。ちなみにあだ名は夜スピ(笑)
>>>フィ:確か・・・・結構前にあった次回予告に出てきたヤツか。最後の方に。
>>>白亜:そうそう、「まだ出番が無いのだがな・・・」ってぼやいたり「見ないとお仕置きしちゃうわよ♪」って脅したりしていた。
>>>フィ:ふーん。でも夜を統べるって意味については?
>>>白亜:・・・ああ、ちょっと待って(資料をあさる)・・・えーとね。魔王は世界の魔と闇を統べる。んで夜スピくんは夜を統べるの。
>>>   闇=夜じゃないから。だから夜を統べる者っていう意味で常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】。
>>>フィ:なるほどね。つまり夜という時間帯をすべているってワケか。
>>
>>ユア;レス中の補足:アイ・パパ(名前未定)は、魔界と天界と人界の狭間にある
>>          不安定な世界の夜の部分を司っている一族の長の娘の息子だから、魔界側の門番をしています。
>>          ちなみに、同様の役目は、残りの二人も同様です。
>>          アイ・ママの親友のイシュ・ママの弟が光側の門番で
>>          【常光の精霊守】(ライト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン)だったり。
>
>吹雪:んー、その細かい設定はやっぱ違いますね(苦笑)ネタばれですが。
>白亜:光は・・・別の人だもんね。
>吹雪:ををい!やめんか!!

ユア;その辺は、フロッピ−が見つかり次第変わって行くんでしょうし。
   それでも被ってたら面白いのかも。

>         
>>>   あ、そーいえば次回予告は三人いたけど。あと一人は・・・・・・。
>>>白亜:わかる人にはわかるだろう、って思った。吹雪をお仕置きしようとした人。キャラの愛が深ければわかるだろう・・・って。
>>>フィ:・・・いや、わかんないだろ。あれは。二行程度しか喋ってないし。
>>>白亜:うん、そうだよねー。わかんないよね。でもわかりそうな気がするから不思議。
>>>フィ:・・・・そーだね。わかんなかったら・・・・殺されるかも・・・・・(遠い目)
>>>白亜:それはともかく。残ったオリキャラはあと一人。
>>>フィ:出せるのかな。本当に。
>>>白亜:もう意地だから。ストーリーに支障を起こさないための急遽思いついたキャラだけど。
>>>   まあ、出てない最後のオリキャラの一人は吹雪がかなり気に入ってるから。気に入ってもらえると思って大丈夫だよ。多分。
>>>フィ:・・・まー、いいけどね。それじゃ。
>>
>>ユア;それじゃね。
>
>フィ:・・・・本気で出番が無いよ・・・・・。

カラ;少しでもあればいいじゃん。
   まだ、僕の出番ないんだよ。


>
>>>ひらひらと手を振るフィブリゾ。軽くウィンクを飛ばしたりとファンサービス。
>>>後で白亜が次回のあとがきの相手を確認して・・・・・・幕。
>>>
>>
>>
>>ユア:では次回で。
>
>???:うふふふっ、じゃここはアタシが仕切るわね。
>吹雪:あー!お前は!!なぜここに!?
>???:細かいことは気にしないっ♪シメはアタシにやらせなさい!!
>    ってなワケで。
>    夜スピちゃんで色々驚いちゃったみたいねー。でも吹雪がちゃぁんと考えて作ったキャラなのは事実よ。

ユア;偶然は面白いですしね。

>    まっ、アタシの顔に免じて、許してあげてちょーだい!
>    それにさすがに細かいトコは違うみたいだし・・・とと。問題発言ね。今のは忘れてちょーだいな♪
>    それじゃ、また会う日まで!!・・・・ちゅっ☆(投げキッスをしたらしい)
>吹雪:お、お見苦しいものをお見せしまし・・・・ぎゃあっ!!(何かされたらしい)
>???:お黙んなさい、バカ作者。それじゃ見捨てないで次回でねん♪


ユア:はい・・・・・・吹雪さんの大事に。
   では次回で。




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29209運命的なものを感じてみたり☆(やめろ)夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/28 18:29:33
記事番号29195へのコメント

>>>>     X]U   常闇の精霊
>>>>
>>>
>>>ユア;タイトルの理由は上の方に関係あります。
>>
>>吹雪:・・・うきゅ?
>>B:何かわい子ぶって誤魔化してるんですか。
>
>ユア;うにゃ。
>永蓮:猫化してもだめ。

吹雪:くっ!先にやられてしまったか!!
B:貴方は絵に描いたような猫タイプですからね。必要なときしかじゃれない。

>>>>まず魔族が三人だ。魔族を人と数えるのもおかしな気がしたが、他に単位が無いのだからしょうがない。
>>>
>>>???(改めカラティア):匹とか?
>>>ユア;こいつの出番はかなりあとですが末永くお待ちください。
>>
>>吹雪:私も人のこと言えないし。レスでずっっとBとR出してたし。
>>B:・・・・匹ですか。どうなんでしょうねぇ、実際。
>
>ユア;人で落ち着かせましょう・・・ね。

吹雪:外見上は人ですしね。

>>>>バンダナつけ、濃い灰色の髪を編んでいた男だ。黒衣の女性の様子を気遣わしげに見ている。主従関係にでもあるのだろう、何やら女性に睨まれるとシュンとなった。何やら微笑ましく自然に笑みが浮かんだ。
>>>
>>>カラ:ん〜、僕の飼ってる犬みたい。
>>>ユア;こらこら(苦笑)
>>
>>吹雪:犬!雑種ですか!?
>>白亜:シベリアンハスキー?
>>吹雪:ぴったりだ。
>>R:ををい・・・・・。
>
>カラ;シベリアンはスキ−。
>ユア;動物のお医者さんのチョビ見たいな感じ。

吹雪:小学校の頃。犬はどんなのが好き?と聞かれたらコリーかシベリアンハスキーと言ってたなぁ。
B:大型犬がすきなんですか。珍しい小学生ですね。
吹雪:小さいのは踏みそうで嫌い。ってか恐いんだ。

>>>>そして黒い神官。彼もそれなりに力を持っているのだが、やはり黒衣の女性には敵わないだろう。
>>>
>>>シェル:お母様と私ぐらいの差はあるでしょうね。
>>>ユア;お母様とは、シェルママの事。
>>>   スレ風に言うなら・・・・
>>>シェル:従姉妹のゼラス姉様とゼロス君ぐらいですものね。
>>
>>吹雪:ま、力量はゼロス=リュシカで。
>>白亜:白は部下は一人ずつとゆー設定なんだって。
>
>ユア;フみゅ。
>   そのくらいなんだ。

吹雪:部下は一人しかいない設定で。

>>>>この、ねっとりと吸い付くようなむせかえるかび臭い空気の中で、そんな自分の姿を捉えるなど不可能だろう。たとえ魔王や神であってもだ。
>>>
>>>アイ・パパ:私のような同族系統でも完全に難しいね
>>
>>吹雪:木の葉を隠すのは木の葉の中。
>>白亜:見えない。
>
>ユア;或いは、木を隠すなら森の中ですね。

吹雪:落乱でありましたな。

>>>>もはや闇に溶け込んで、どこからがローブなのか判別は難しい。
>>>>ただ、瞳だけはハッキリと見えた。
>>>>赤い、炎のように揺らめく双眸――――
>>>>炎とも違う色だ。例えるなら―――――夜の空に煌く、朽ち逝く星の輝き。
>>>>ヴァースの色よりもやや濃い目で、宝石の柘榴石――ガーネット――を思い出させた。
>>>
>>>ユア:子食い石のいろか・・。
>>>   子食い石というのは、鬼子母神より。
>>
>>吹雪:あ、聞いたことあります。柘榴は人の肉の味がするそうで。食ったこと無いんですけど。
>>白亜:いちじくは好き。
>
>ユア:結構美味しい。
>   ただ、剥くときに飛ぶ汁が乾くと血の色っぽい。

吹雪:ちょっぴり勇気がいるのです。食べたことの無いものを食べるのは・・・・。
白亜:サクランボとウニも食べれないしね。

>>>>「・・・我が名は・・・常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】・・・・・。
>>>> 世界の夜を統べる者・・・・。」
>>>
>>>ユア;・・・・アイ・パパの仇名というか役職名が
>>>   常闇の精霊守【ナイト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン】だったりします
>>
>>吹雪:・・・彼の名前は確か・・・・。
>>   適当に辞書で「夜に関係してる言葉あぁっ!!」と探して「ああもう!闇でもいい!こうなりゃ常闇じゃあああっ!!」
>>   と決定したのですが。
>>白亜:偶然って恐ろしい。
>>吹雪:本当にね。裁判になるぞ(汗)
>
>ユア;英語は簡単、感じはかっこよくで探してたら、この名前になった。
>   偶然は恐ろしい。

吹雪:モデルが夜の精霊だったので。・・・・ネタがなかったので苦し紛れに。

>>>>「・・・聞きたいことがあるの。答えて。」
>>>>「・・・・命令か?」
>>>>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は興味深そうに聞いた。
>>>>「違うわ。あたしにあなたを従わせる意味なんてないもの。」
>>>
>>>ユア;・・・・・リナらしい。
>>
>>吹雪:最近影が薄いので、主人公をさせてみました(笑)
>>
>ユア;確かに薄かった。

吹雪:BとRとAのキャラを立たせ過ぎたんだよなぁ・・・・。個性の前に圧倒されてるんだ主人公。

>>>>――――だが・・・世界を生み出すことで・・・矛盾が生じた・・・・
>>>
>>>カラ;だろうね。
>>>   この世に矛盾・・・・・それがないものなんてないしね。
>>>   あるのならカバラ・マスタ−の僕が見たいくらいだ。
>>
>>吹雪:失われた楽園【ミッシング・ユートピア】はある意味。
>>   矛盾そのものであり、矛盾を否定する世界でもあるのです。
>
>カラ;行って見たいねえ。
>   カバラの最終目的でもあるし。



>>>>――――彼女は・・・番人。その世界を統べる・・・神・・・。
>>>
>>>カラ;・・・・寂しくなかったのかな。
>>>   たった一人で。
>>
>>吹雪:・・・寂しかったのでしょう。だから現在暴走中(待て)
>
>カラ:気が狂いそうになるのかも。

吹雪:孤独って怖いなぁ・・・・。

>>>>「・・・我は・・・門を、異界へ続く門を守る・・・番人、汝らは・・・・何処へ往くのだ・・・?」
>>>
>>>ユア:・・・・・・・最初にこの文見た時ぶっ倒れかけました。
>>>   アイ・パパも、異世界・・と言うか異次元かな・・・その門を守ってた方です。
>>
>>吹雪:・・・いえ、実はまだいるのですが番人さん。
>>   ネタばれですが。彼は門を守り、もう一人番人がいてソイツは道筋を守るとゆー・・・・。
>
>ユア;そこも似ていました。
>   アイ・パパの妹の息子が道筋を守護する方。

吹雪:守ってるのは息子じゃありませんが(笑)
 
>>白亜:追記ー。
>>   それにこの門は異次元とか異世界には繋がってないよ。ま、あとはネタばれなのでやめておこう。
>
>ユア;この辺は決めてないんですよね。
>   そもそもでてくるかわからない裏設定だし。

吹雪:これは細かく決め込んでます。でも大雑把なんですけど。

>>>>「存分に逝こう・・・
>>>> 我は全ての者に等しく寛大だ。もっとも容赦はしないが・・・な・・・・。」
>>>
>>>ユア;それが最低条件だと思うよ?
>>>   ・・・門番としてはね。
>>
>>吹雪:どーでもええが夜スピくん。「・・・・」が多いぞ。
>>白亜:無口な設定じゃなかったのにね。
>
>ユア;こういう方は好きですよ。

吹雪:うーみゅ・・私の書く真面目キャラは「・・・・」が多い。
   ま、気に入ってもらえたのならよしとしよう。

>>>>白亜:最近ハマったらしいB’sより、恋心(KOI−GOKORO)です。
>>>>    いい曲です。ホントに。
>>>>    アルバム買うくらいだし。いや、正確には「何でもいいから他の曲が聞きたい・・・・。」という吹雪の叫びからなんですが。
>>>>    ま、俺のじゃないからいいか。
>>>>    そして今回のゲスト。スレイヤーズ界クソ生意気ながきんちょ部門でもっとも高い人気を誇るフィブリゾさんです。
>>>>    はい拍手ー。
>>>
>>>ユア:ぱちぱち
>>
>>白亜:拍手せんくす。
>
>ユア;どうも。

白亜:んじゃお礼に拍手を・・・。
吹雪:何でだ。

>>>>フィブリゾ(以下フィ):って何でボクが出番無いんだよ!?訴えるよ!?そして勝つよ!!
>>>>白亜:はいはい。どこかで聞いたネタはいいから。
>>>>フィ:本気で訴えてやる・・・・!大体アイツはボクの基本的な出番とかが少なすぎるんだよっ!ムカつくなぁ!他の人を見習いなよ!!
>>>
>>>シェル;フィブゾ兄様ですね、始めまして。
>>>    私、青の魔王の娘のア-シェルです。
>>>ユア;正確には、従兄弟だね。
>>
>>フィ:・・・・あ、そ。よろしく。
>>白亜:愛想良くすれば?
>>フィ:・・・いや、何か疲れちゃってさ。
>
>シェル;大変でしたのね。
>ユア:違和感ある呼び方だな・・・・・・。

フィ:今まで・・・名前しか出番がなかったからなぁ・・・(遠い目)

>>>>白亜:吹雪の好みじゃないからね。フィブは。
>>>>   吹雪はどっちかと言うと単純熱血、思い込んだら一直線な主人公気質を好きになるから・・・・・。
>>>>    フィブは正反対だしね。うん。
>>>
>>>ユア;なるほど。
>>
>>吹雪:主人公を好きになりやすいんです。
>>白亜:例:テイルズシリーズの主人公。エターニア除いて全員好きでしょ。
>>吹雪:うん・・・・。
>
>ユア:サモナ―ズ以外は未プレイなのになんとなくわかる。

吹雪:Dが一番のお気に入りです。なりきりダンジョンも面白いですよ。

>>>>フィ:くっそー。
>>>>白亜:まあ、最初は出そうと思ったんだけど。忘れてたんだよね。これがまた。
>>>>フィ:はぁ?ガーヴは覚えてたくせに?
>>>>白亜:うん。もうすでに出すキャラはまとまって。フィブも出したかったけど、そしたらサイレスとかぶるからって。
>>>>フィ:・・・・・つまり書き分けが出来なかったわけだね。
>>>>白亜:平たく、身も蓋もなく言うとそうなる
>>>>フィ:・・・・・文才の無い作者だね。まったく。
>>>>白亜:うんうん。
>>>>フィ:ったく。ただでさえ出番が少ないのに・・・・・。
>>>>白亜:いいじゃん。俺も最近出てないし。
>>>>フィ:・・・・君は一言も喋ってないよね。姿だけが本編でチラホラ出たり・・・・。
>>>>白亜:うん。
>>>>フィ:君も君で大変なんだよね。本編で登場してるけど、セリフないし、誰なのか全然わかんないし・・・・。
>>>>白亜:ん、もう慣れたし。
>>>
>>>ルナ;チビチビが今日二人か。
>>>   ほら、白亜。
>>>   フル―ツ・パイ、二人で仲良く食べなよ。
>>>ユア;(・・・知らないこととはいえ恐ろしい。)
>>
>>白亜:・・・・・(無言でぱくつく)
>>フィ:・・・・・(ちょっと警戒して食べる)
>
>ルナ;どうだった?
>   それと、リクエストあるか?

白亜:おいしい。・・・ヨーカンが食べたい。緑茶と一緒に・・・・。
吹雪:またじじむさい。好きだがヨーカン。

>>>>フィ:そう・・・・。
>>>>   あ、忘れそうになったけど。あの常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】?あれってさ、吹雪の完全アルオリジナルキャラだよね?
>>>>白亜:うん。吹雪が「話がまとまんねぇ!ってか二人出すの忘れてたああああっ!オリキャラはもう出ないって言ったのにぃぃぃ!!」
>>>>   って言ってたあのオリキャラの一人。名前は某TRPGのモンスターから。ちなみにあだ名は夜スピ(笑)
>>>>フィ:確か・・・・結構前にあった次回予告に出てきたヤツか。最後の方に。
>>>>白亜:そうそう、「まだ出番が無いのだがな・・・」ってぼやいたり「見ないとお仕置きしちゃうわよ♪」って脅したりしていた。
>>>>フィ:ふーん。でも夜を統べるって意味については?
>>>>白亜:・・・ああ、ちょっと待って(資料をあさる)・・・えーとね。魔王は世界の魔と闇を統べる。んで夜スピくんは夜を統べるの。
>>>>   闇=夜じゃないから。だから夜を統べる者っていう意味で常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】。
>>>>フィ:なるほどね。つまり夜という時間帯をすべているってワケか。
>>>
>>>ユア;レス中の補足:アイ・パパ(名前未定)は、魔界と天界と人界の狭間にある
>>>          不安定な世界の夜の部分を司っている一族の長の娘の息子だから、魔界側の門番をしています。
>>>          ちなみに、同様の役目は、残りの二人も同様です。
>>>          アイ・ママの親友のイシュ・ママの弟が光側の門番で
>>>          【常光の精霊守】(ライト・オブ・スピリッツ・ガ―ディアン)だったり。
>>
>>吹雪:んー、その細かい設定はやっぱ違いますね(苦笑)ネタばれですが。
>>白亜:光は・・・別の人だもんね。
>>吹雪:ををい!やめんか!!
>
>ユア;その辺は、フロッピ−が見つかり次第変わって行くんでしょうし。
>   それでも被ってたら面白いのかも。

吹雪:いえ、さすがにそれはないと・・・・多分・・・(不安)
白亜:とりあえず完結したら見せてー。
        
>>>>   あ、そーいえば次回予告は三人いたけど。あと一人は・・・・・・。
>>>>白亜:わかる人にはわかるだろう、って思った。吹雪をお仕置きしようとした人。キャラの愛が深ければわかるだろう・・・って。
>>>>フィ:・・・いや、わかんないだろ。あれは。二行程度しか喋ってないし。
>>>>白亜:うん、そうだよねー。わかんないよね。でもわかりそうな気がするから不思議。
>>>>フィ:・・・・そーだね。わかんなかったら・・・・殺されるかも・・・・・(遠い目)
>>>>白亜:それはともかく。残ったオリキャラはあと一人。
>>>>フィ:出せるのかな。本当に。
>>>>白亜:もう意地だから。ストーリーに支障を起こさないための急遽思いついたキャラだけど。
>>>>   まあ、出てない最後のオリキャラの一人は吹雪がかなり気に入ってるから。気に入ってもらえると思って大丈夫だよ。多分。
>>>>フィ:・・・まー、いいけどね。それじゃ。
>>>
>>>ユア;それじゃね。
>>
>>フィ:・・・・本気で出番が無いよ・・・・・。
>
>カラ;少しでもあればいいじゃん。
>   まだ、僕の出番ないんだよ。

???:そーそー。アタシも次回予告とこのレスにちらっと出ただけだしねぇ。
フィ:そっか。君も名前すら出てないんだよね。
???:・・・・とっと出して欲しいわ。

>>>>ひらひらと手を振るフィブリゾ。軽くウィンクを飛ばしたりとファンサービス。
>>>>後で白亜が次回のあとがきの相手を確認して・・・・・・幕。
>>>>
>>>
>>>
>>>ユア:では次回で。
>>
>>???:うふふふっ、じゃここはアタシが仕切るわね。
>>吹雪:あー!お前は!!なぜここに!?
>>???:細かいことは気にしないっ♪シメはアタシにやらせなさい!!
>>    ってなワケで。
>>    夜スピちゃんで色々驚いちゃったみたいねー。でも吹雪がちゃぁんと考えて作ったキャラなのは事実よ。
>
>ユア;偶然は面白いですしね。

吹雪:まったく。運命ですか?(笑)

>>    まっ、アタシの顔に免じて、許してあげてちょーだい!
>>    それにさすがに細かいトコは違うみたいだし・・・とと。問題発言ね。今のは忘れてちょーだいな♪
>>    それじゃ、また会う日まで!!・・・・ちゅっ☆(投げキッスをしたらしい)
>>吹雪:お、お見苦しいものをお見せしまし・・・・ぎゃあっ!!(何かされたらしい)
>>???:お黙んなさい、バカ作者。それじゃ見捨てないで次回でねん♪
>
>
>ユア:はい・・・・・・吹雪さんの大事に。
>   では次回で。

???:うふふふっ、ま、気にしないで。身体だけは丈夫だから!
    それじゃあねん!


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29210世界の果てまでX]V夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/28 19:27:42
記事番号29057へのコメント



     X]V   秘められし力


「・・・始めよう。」
その常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の一言で、戦いの幕は開けた。
『影』と言うべきそれは文字通りの『影』だった。
顔もなにもない闇、シルエットだけは二人にそっくりだが、闇に覆われたそれを人と呼ぶのは難しい。
リナはそれを見て、ドゥールゴーファに取り込まれたクリムゾンで戦ったベルを思い出した。
光がわずかに入ったこの空間で、かすかに生まれた『影』は常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の力によって具現化され、リナとガウリイの二人に襲い掛かった。残った人外の者達に危害を加える様子は無い。
なるほど、試すと言うのは文字通り自分達だけでそれ以外のものには一切手を出さないと言うことか。
「―――忠告しておこう・・・。
 ・・・援護や補助をすれば、その時点で彼らに資格は無いと見て・・・・消えてもらう。」
最後の一言にフィリアの背中に悪寒が走った。
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が、冗談を言う人種にはとても見えなかったらからだ。彼の言葉どおり、手を出せばリナとガウリイはおそらく跡形もなく消滅されるだろう。もっとも、簡単にやられる二人ではないのだが、危険因子を増やすわけにはいかないので、フィリアは援護をする事を諦めた。ちらりと横目で見ると、ヴァルも同じらしい。もっともそこに優しさや義理はなく、ただ単にフィリアのワガママに付き合ってやろうという程度なのだが。
ヴァースは手を出さない。それを見たリュシカは同じく手を出す気はない。
ゼロスも傍観を決め込むつもりだ。
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の言うとおり、リナとガウリイは二対二の戦闘になった。
「烈閃槍!【エルメキア・ランス!】」
光の槍がリナの『影』に目掛けて放たれる。
ばしゅっ
しかしガウリイの『影』がそれを剣で防いだ。
「明かり!【ライティング!】」
持続時間ゼロ、光力最大で放った呪文。
しかし『影』は消えない。おそらく光で『影』を相殺できるかどうか試したらしい。まったく効いていないのを見ると、魔力によって作られた存在だとわかる。つまり精神系の攻撃魔法、魔族と戦うときと同じと言うことだ。
リナの『影』が手から何かはなった。詠唱はしていない。
「はあっ!」
ガウリイの斬妖剣【ブラストソード】が弧を描き、それを切り払った。
リナの『影』が放ったらしい黒い煙、いや闇。
それは剣に当たると霧散し、空気中に溶け消えた。
「青魔烈弾波!【ブラム・ブレイザー!】」
青い衝撃波がリナの『影』を捉えた。
ブオォッ
それは人で言う腹部に当たると、見事黒い身体を貫き、地面に叩きのめした。
しかし、『影』は辺りの闇を奪うように修復していく。
回復能力まであるらしいそれを見て、リナは舌打ちする。
「ガウリイッ!!」
「ああっ!」
倒れ、起き上がろうとしたリナの『影』にガウリイが肉薄する。
とすっ!
何の手ごたえもなく、リナの『影』の頭をガウリイの剣が突き刺さった。
『影』は、それに一瞬痙攣をすると――――
闇に再び溶け入るかのように、消えた。
きぎんっ!!
ガウリイとガウリイの『影』が激突する。振り向きざまにガウリイは身体をそらせて横に薙ぎ払うが、『影』はそれをいとも容易く受けた。
リナは一瞬で勝負をつけるため、急いで呪文を詠唱した。

――――天空のいましめ解き放たれし
      凍れる黒き虚無の刃よ――――

「・・・その呪文は・・・・。」
先ほどから観戦していた常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声に、珍しく感情のこもった驚嘆の意が感じられた。

――――我が力、我が身となりて
      共に滅びの道を歩まん
      神々の魂すらも打ち砕き――――

「―――神滅斬っ!!【ラグナ・ブレードっ!!】」
虚無の刃は、いとも容易くガウリイの『影』の刃をも切り裂いて。

・・・ィィイン・・・・

何か、壊れる音と共に、消滅した。


「・・・・・・見事だ。」
それを見ていた常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】はつぶやいた。
リナはぶいっ!とVサインをした。
それを見て、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が苦笑する。
「・・・良かろう・・・、この門を・・・通すことを、我が字(あざな)の元に認めよう・・・・。」
そう言うと、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が手を振り上げた。
音もなく、そこには。
始めから存在していたかのように、門があった。
「・・・・これが・・・・。」
それは、門だったが、決定的な何かが違った気がした。
普通の、豪奢な大理石と金で縁取られた巨大な門だった。
だが、存在感が違う。入ったら最後、二度と戻れない、そんな気がした。
「・・・・人は・・・いや、神や・・・魔は・・・・。これを審門【セラフィック・ゲート】と呼ぶ・・・・・。」
「審門【セラフィック・ゲート】?」
「・・・ああ・・・。」
「しっかし・・・こりはまた大きいですねぇ・・・・。どうやって入る・・・いや開けるんです?」
リュシカがじぃっと首を上げて門を見る。
常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は、それに静かに答えた。
「・・・・力を・・・・。
 力を・・・持っているのなら・・・・入ることは容易だ・・・・。」
「・・・・力?」
「・・・・この門は『力』に反応して開く・・・・。汝らは・・・力を持っている・・・。
 それを使いこなすかは・・・そのもの自身だがな・・・・。」
「力・・・・?」
「力・・・・ですか。」
「・・・まさか力任せに開けるわけじゃないですよね・・・・。」
「何馬鹿な事言ってるんですか。」
「じょ、冗談ですって。そんな冷たい目で睨まなくとも・・・・。」
リュシカの軽口にヴァースが睨む。
「・・・力、力ねぇ。」
リナはしばし考え込み、そしてあの謎の鉄仮面を思い出した。
リフレインするあの言葉―――――

『あなたの実力では足手まといです。』

ぴきっ
今思い出すと腹が立つ言い方である。
だがしかし。彼には魔血玉【デモン・ブラッド】の呪符【タリスマン】をもらった。その点では感謝をせねばならない。
魔血玉【デモン・ブラッド】・・・、そして呪符【タリスマン】。
完全なる賢者の石。魔力の増幅器。
なぜかルークの、いや魔王の言葉が思い出された。、
賢者の石、魔力、増幅。
力さえあれば、開く扉。

「・・・・もしかしてっ!」

はじき出された、答え。
突拍子のない考えではあったが、リナはそれを実行した。
ぶちっ、ぶちっ、ぶちぶちっ
両手首、胸元、腰、それぞれに付けた四つの呪符【タリスマン】。
それを門に掲げた。

その刹那――――

ごうんっ!!!

地面が、揺れた。地震ではない。
真っ白な光。
魔血玉【デモン・ブラッド】の放つ、純粋な光。
空間を満たす。
肌がぴりぴりする。
飲み込もうと、侵食しようと。
少しずつ、波紋のように広がる。

門が、開いた。

「・・・ほう?」
感心したような常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声。
「始めてだな・・・・、門を開ける人を見るのは・・・・。」
そして、彼は初めて、笑う。
「往くが良い、人の子よ・・・・。
 汝らが求めるものが・・・・この先にはある。」
そして、門がそれに応えるかのように、大きく羽ばたく翼のように、大きな音を立てた。


あとがき

星を数えるよりは容易く
雲の行方を知るより困難で
僕がそれを信じれるかどうかだ
左胸の声を聞け

そうさ誰かに逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
僕は此処に来たんだ なぁそうだろ?
過去がくれたのはヴォイス 明日に導くヴォイス
君が近くにいる 届くよ

白亜:はい、吹雪大好きなポルノグラフティより「ヴォイス」。ポルノグラフティは名曲が多いよね。
鉄仮面:・・・・・・・・えーと。なぜ私はここにいるのでしょうか?
白亜:えーと。吹雪曰く出すキャラが尽きたので、鉄仮面さんを登場させました。
鉄仮面:?
白亜:・・・・もともと出そうと思ってらキャラが極端に少なかったんだよね。
鉄仮面:ああ・・・(納得)
白亜:でも鉄仮面さん。
鉄仮面:はい?
白亜:微妙な伏線あるけど。回収できるかな?
鉄仮面:はははは・・・(乾いた笑い)そればかりは私では・・・。吹雪さんの力の見せ所ですね・・・。
白亜:そーいえば門。元ネタわかるかな?
鉄仮面:有名ですからね。わかるんじゃないですか?
白亜:吹雪はクリアしてないけど。
鉄仮面:では・・・・また次回で。



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29212Re:これとはぜんぜん関係ナイですけど・・・すぅ E-mail URL2004/1/28 21:13:59
記事番号29210へのコメント

こんばんわ。
》吹雪さんへ
スクール・オブ・ミステリーワールド更新してないんで、読んでなくてつまんなーい・・・って言う冗談は置いといて。
簡単に言うと、
『スクール・オブ・ミステリーワールド14話はいる出るんでしょうかっ!?』
ってところです。
世界の果てまでとはゼンゼン関係ナイですけどっ!
言うだけ言って申し訳ございませうっ!
でわ、すぅでした。

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29218答えれるものには答えますよ。夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/29 18:19:29
記事番号29212へのコメント


スクール・オブ・ミステリーワールドいつ更新するんだ!?
と言われてもしょうがないくらい穂っぽい手間す夜宵吹雪です。

えーっとですね。
このシリーズのツリーが落ちたらほぼ入れ替わりで載せるつもりです。
とゆーかこの二つの同時進行はいささかつらいので入れ替わりです。
ま、もうすぐ更新しますよ。
それまでお待ちくださいねー。

あ、あとこの「世界の果てまで」もよろしくお願いしますね!
悲しいまでに長いんですが!!(涙)


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29216Re:世界の果てまでX]V神高 紅 2004/1/29 00:06:18
記事番号29210へのコメント

こんばんは神高紅ですけど何か問題でも?
こ(某漫才師風ですね・・)
コ(てゆーか問題ありまくりだな。だいたい怪我はどうした)
こうに復活かけてもらいました。
コ(ちっ余計なことを)
こ(すいませんつい・・)
ではとりあえずレス行きます。
>最後の一言にフィリアの背中に悪寒が走った。
>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が、冗談を言う人種にはとても見えなかったらからだ。彼の言葉どおり、手を出せばリナとガウリイはおそらく跡形もなく消滅されるだろう。もっとも、簡単にやられる二人ではないのだが、危険因子を増やすわけにはいかないので、フィリアは援護をする事を諦めた。ちらりと横目で見ると、ヴァルも同じらしい。もっともそこに優しさや義理はなく、ただ単にフィリアのワガママに付き合ってやろうという程度なのだが。
怖い方ですね。
コ(手出し無用ってわけだな)
こ(ヴァルさんは付き合い・・いいですね・・)
>「・・・その呪文は・・・・。」
>先ほどから観戦していた常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声に、珍しく感情のこもった驚嘆の意が感じられた。
こ(常闇さんでも驚くんですね・・)
コ(ていうか常闇さんってなんだよ・・・)
こ(呼びにくいから・・)
>そう言うと、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が手を振り上げた。
>音もなく、そこには。
>始めから存在していたかのように、門があった。
>「・・・・これが・・・・。」
>それは、門だったが、決定的な何かが違った気がした。
>普通の、豪奢な大理石と金で縁取られた巨大な門だった。
>だが、存在感が違う。入ったら最後、二度と戻れない、そんな気がした。
>「・・・・人は・・・いや、神や・・・魔は・・・・。これを審門【セラフィック・ゲート】と呼ぶ・・・・・。」
コ(ヴァルプロか?)
多分は僕はやったこと無いですけど。
こ(ハムスター最強・・)
>「・・・ほう?」
>感心したような常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声。
>「始めてだな・・・・、門を開ける人を見るのは・・・・。」
>そして、彼は初めて、笑う。
>「往くが良い、人の子よ・・・・。
> 汝らが求めるものが・・・・この先にはある。」
>そして、門がそれに応えるかのように、大きく羽ばたく翼のように、大きな音を立てた。
こ(一体何が待っているのか・・)
コ(鬼がでるか蛇がでるか)
こ(白蛇さん・・?)
コ(あってたまるかぁぁ!!!!)
>白亜:はい、吹雪大好きなポルノグラフティより「ヴォイス」。ポルノグラフティは名曲が多いよね。
僕の中では一番好きなグループです。
>白亜:でも鉄仮面さん。
>鉄仮面:はい?
>白亜:微妙な伏線あるけど。回収できるかな?
>鉄仮面:はははは・・・(乾いた笑い)そればかりは私では・・・。吹雪さんの力の見せ所ですね・・・。
そうですよここが力の見せ所です。
こ(私も応援しますよ・・)
コ(応援するだけだけどな)
>白亜:そーいえば門。元ネタわかるかな?
>鉄仮面:有名ですからね。わかるんじゃないですか?
>白亜:吹雪はクリアしてないけど。
友達はやりこんでましたけどね。僕はあーゆーのからっきし駄目ですから。
コ(まあわかる気がするな)
きっぱり言われるとそれはそれで腹立つな。
>鉄仮面:では・・・・また次回で。
ではではまた次回あいませう(何故古文?)
コ(じゃあまたな)
こ(ばいばいです・・)

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29219アクションは苦手ですが・・・それでもやりました。夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/29 18:27:26
記事番号29216へのコメント

>こんばんは神高紅ですけど何か問題でも?
>こ(某漫才師風ですね・・)

吹雪:エンタの○さま。見てますよ!
白亜:ああ・・・・(納得)

>コ(てゆーか問題ありまくりだな。だいたい怪我はどうした)
>こうに復活かけてもらいました。
>コ(ちっ余計なことを)
>こ(すいませんつい・・)
>ではとりあえずレス行きます。

吹雪:ドウゾ!!

>>最後の一言にフィリアの背中に悪寒が走った。
>>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が、冗談を言う人種にはとても見えなかったらからだ。彼の言葉どおり、手を出せばリナとガウリイはおそらく跡形もなく消滅されるだろう。もっとも、簡単にやられる二人ではないのだが、危険因子を増やすわけにはいかないので、フィリアは援護をする事を諦めた。ちらりと横目で見ると、ヴァルも同じらしい。もっともそこに優しさや義理はなく、ただ単にフィリアのワガママに付き合ってやろうという程度なのだが。
>怖い方ですね。
>コ(手出し無用ってわけだな)
>こ(ヴァルさんは付き合い・・いいですね・・)

吹雪:いえ、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】は基本的に優しいんですけどねー。
白亜:強いから。
R:んでもってヴァルさんは付き合いがいいよなぁ。ボケたら必ずつっこんでくれる。

>>「・・・その呪文は・・・・。」
>>先ほどから観戦していた常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声に、珍しく感情のこもった驚嘆の意が感じられた。
>こ(常闇さんでも驚くんですね・・)
>コ(ていうか常闇さんってなんだよ・・・)
>こ(呼びにくいから・・)

吹雪:いえ。なんなら「ナッちゃん」と呼んでも全然構いません!!
白亜:その呼び方・・・・。
吹雪:次回登場予定のキャラの常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の呼び方だ。

>>そう言うと、常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が手を振り上げた。
>>音もなく、そこには。
>>始めから存在していたかのように、門があった。
>>「・・・・これが・・・・。」
>>それは、門だったが、決定的な何かが違った気がした。
>>普通の、豪奢な大理石と金で縁取られた巨大な門だった。
>>だが、存在感が違う。入ったら最後、二度と戻れない、そんな気がした。
>>「・・・・人は・・・いや、神や・・・魔は・・・・。これを審門【セラフィック・ゲート】と呼ぶ・・・・・。」
>コ(ヴァルプロか?)
>多分は僕はやったこと無いですけど。
>こ(ハムスター最強・・)

吹雪:やってないです。Aエンド見ただけで。声優陣が何人か知ってました。
白亜:映像に負けたんだよね。
吹雪:CMが美しすぎるんだ・・・・。

>>「・・・ほう?」
>>感心したような常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声。
>>「始めてだな・・・・、門を開ける人を見るのは・・・・。」
>>そして、彼は初めて、笑う。
>>「往くが良い、人の子よ・・・・。
>> 汝らが求めるものが・・・・この先にはある。」
>>そして、門がそれに応えるかのように、大きく羽ばたく翼のように、大きな音を立てた。
>こ(一体何が待っているのか・・)
>コ(鬼がでるか蛇がでるか)
>こ(白蛇さん・・?)
>コ(あってたまるかぁぁ!!!!)

吹雪:わはは。白蛇さんは出ません。
白亜:悪霊と怨念が出ます。
吹雪:おおい!!

>>白亜:はい、吹雪大好きなポルノグラフティより「ヴォイス」。ポルノグラフティは名曲が多いよね。
>僕の中では一番好きなグループです。
>>白亜:でも鉄仮面さん。
>>鉄仮面:はい?
>>白亜:微妙な伏線あるけど。回収できるかな?
>>鉄仮面:はははは・・・(乾いた笑い)そればかりは私では・・・。吹雪さんの力の見せ所ですね・・・。
>そうですよここが力の見せ所です。
>こ(私も応援しますよ・・)
>コ(応援するだけだけどな)

吹雪:それに答えるよう・・・・精進しないとなぁ。

>>白亜:そーいえば門。元ネタわかるかな?
>>鉄仮面:有名ですからね。わかるんじゃないですか?
>>白亜:吹雪はクリアしてないけど。
>友達はやりこんでましたけどね。僕はあーゆーのからっきし駄目ですから。
>コ(まあわかる気がするな)
>きっぱり言われるとそれはそれで腹立つな。

吹雪:アクション嫌いなんですよ、私も。指が痛いし、難しいし。
白亜:でもキングダムハーツが欲しいんだよね。
吹雪:だって・・・クラウドが!!レオンが!!ユフィが!セフィロスがああああ!!

>>鉄仮面:では・・・・また次回で。
>ではではまた次回あいませう(何故古文?)
>コ(じゃあまたな)
>こ(ばいばいです・・)

吹雪:はい。では次回で!
白亜:しーゆー。


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29220Re:世界の果てまでX]V煌天由亜 2004/1/29 23:16:22
記事番号29210へのコメント


ルナ;ほら、白亜。
   リクの羊羹。
   作ってみるとなかなか楽しいな。
ユア;この人が、洋館の試作品にこってた為、レス遅れました。
   ちなみに、ノ―マルから、栗・抹茶・白豆・緑豆・変り所では、イチゴとスイカのも在ります。


>リナはそれを見て、ドゥールゴーファに取り込まれたクリムゾンで戦ったベルを思い出した。

ユア:あれは泣いたなぁ
アイ・パパ:我も見ていた。

>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が、冗談を言う人種にはとても見えなかったらからだ。彼の言葉どおり、手を出せばリナとガウリイはおそらく跡形もなく消滅されるだろう。もっとも、簡単にやられる二人ではないのだが、危険因子を増やすわけにはいかないので、フィリアは援護をする事を諦めた。ちらりと横目で見ると、ヴァルも同じらしい。もっともそこに優しさや義理はなく、ただ単にフィリアのワガママに付き合ってやろうという程度なのだが。

アイ・パパ;暑い・・・・。
     今は八月だったか?
ユア;ごめん、それ笑えない。

>
>――――天空のいましめ解き放たれし
>      凍れる黒き虚無の刃よ――――
>
>「・・・その呪文は・・・・。」
>先ほどから観戦していた常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声に、珍しく感情のこもった驚嘆の意が感じられた。
>
>――――我が力、我が身となりて
>      共に滅びの道を歩まん
>      神々の魂すらも打ち砕き――――


ユア;やっぱり、この呪文って人間に扱いにくいのか。
アイ・パパ;何故?
ユア:これクラスの呪文が使える人達が知人いるから。

>
>あとがき
>
>星を数えるよりは容易く
>雲の行方を知るより困難で
>僕がそれを信じれるかどうかだ
>左胸の声を聞け
>
>そうさ誰かに逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
>僕は此処に来たんだ なぁそうだろ?
>過去がくれたのはヴォイス 明日に導くヴォイス
>君が近くにいる 届くよ
>
>白亜:はい、吹雪大好きなポルノグラフティより「ヴォイス」。ポルノグラフティは名曲が多いよね。

ユア;私もなんとなく好きなんですよね、最近の曲にしては。

>鉄仮面:・・・・・・・・えーと。なぜ私はここにいるのでしょうか?
>白亜:えーと。吹雪曰く出すキャラが尽きたので、鉄仮面さんを登場させました。
>鉄仮面:?
>白亜:・・・・もともと出そうと思ってらキャラが極端に少なかったんだよね。
>鉄仮面:ああ・・・(納得)
>白亜:でも鉄仮面さん。
>鉄仮面:はい?
>白亜:微妙な伏線あるけど。回収できるかな?
>鉄仮面:はははは・・・(乾いた笑い)そればかりは私では・・・。吹雪さんの力の見せ所ですね・・・。

ユア:ファイトというしかないな。

>白亜:そーいえば門。元ネタわかるかな?
>鉄仮面:有名ですからね。わかるんじゃないですか?
>白亜:吹雪はクリアしてないけど。
>鉄仮面:では・・・・また次回で。
>
>
ユア;はいまた次回で。
   生か死か、入稿しました。・
   シェル&アズル+αをお楽しみください。


>

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29222いちごとスイカ味の羊羹・・・!!夜宵 吹雪 E-mail 2004/1/30 17:31:28
記事番号29220へのコメント

>ルナ;ほら、白亜。
>   リクの羊羹。
>   作ってみるとなかなか楽しいな。
>ユア;この人が、洋館の試作品にこってた為、レス遅れました。
>   ちなみに、ノ―マルから、栗・抹茶・白豆・緑豆・変り所では、イチゴとスイカのも在ります。

吹雪:いちごとスイカとはまた独創的な・・・。
白亜:白豆と・・・・、あと・・・・。
吹雪:あ!栗と抹茶は譲ってくれ!!好きなんだ!

>>リナはそれを見て、ドゥールゴーファに取り込まれたクリムゾンで戦ったベルを思い出した。
>
>ユア:あれは泣いたなぁ
>アイ・パパ:我も見ていた。

吹雪:結構好きでしたねぇ。ラストは泣けるし。
白亜:一番泣いたのはデモン・スレイヤーズらしい。

>>常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】が、冗談を言う人種にはとても見えなかったらからだ。彼の言葉どおり、手を出せばリナとガウリイはおそらく跡形もなく消滅されるだろう。もっとも、簡単にやられる二人ではないのだが、危険因子を増やすわけにはいかないので、フィリアは援護をする事を諦めた。ちらりと横目で見ると、ヴァルも同じらしい。もっともそこに優しさや義理はなく、ただ単にフィリアのワガママに付き合ってやろうという程度なのだが。
>
>アイ・パパ;暑い・・・・。
>     今は八月だったか?
>ユア;ごめん、それ笑えない。

吹雪:1月ですよ。
R:・・・そーゆー問題でもないでしょ。

>>――――天空のいましめ解き放たれし
>>      凍れる黒き虚無の刃よ――――
>>
>>「・・・その呪文は・・・・。」
>>先ほどから観戦していた常闇の精霊【ナイト・オブ・スピリット】の声に、珍しく感情のこもった驚嘆の意が感じられた。
>>
>>――――我が力、我が身となりて
>>      共に滅びの道を歩まん
>>      神々の魂すらも打ち砕き――――
>
>
>ユア;やっぱり、この呪文って人間に扱いにくいのか。
>アイ・パパ;何故?
>ユア:これクラスの呪文が使える人達が知人いるから。

吹雪:いえ、どっちかつーとあのお方の存在を知っている事に驚いたんです。
B:呪文そのものは・・・あの呪文と比べては大したものではありませんからね。

>>あとがき
>>
>>星を数えるよりは容易く
>>雲の行方を知るより困難で
>>僕がそれを信じれるかどうかだ
>>左胸の声を聞け
>>
>>そうさ誰かに逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
>>僕は此処に来たんだ なぁそうだろ?
>>過去がくれたのはヴォイス 明日に導くヴォイス
>>君が近くにいる 届くよ
>>
>>白亜:はい、吹雪大好きなポルノグラフティより「ヴォイス」。ポルノグラフティは名曲が多いよね。
>
>ユア;私もなんとなく好きなんですよね、最近の曲にしては。

吹雪:アゲハ蝶は大好きです!!
白亜:アルバムを全部持ってるんだよね。
吹雪:おうともさ!全部で4つ。そろそろ新しいのが出そうですな。メリッサー♪

>>鉄仮面:・・・・・・・・えーと。なぜ私はここにいるのでしょうか?
>>白亜:えーと。吹雪曰く出すキャラが尽きたので、鉄仮面さんを登場させました。
>>鉄仮面:?
>>白亜:・・・・もともと出そうと思ってらキャラが極端に少なかったんだよね。
>>鉄仮面:ああ・・・(納得)
>>白亜:でも鉄仮面さん。
>>鉄仮面:はい?
>>白亜:微妙な伏線あるけど。回収できるかな?
>>鉄仮面:はははは・・・(乾いた笑い)そればかりは私では・・・。吹雪さんの力の見せ所ですね・・・。
>
>ユア:ファイトというしかないな。

吹雪:まじで伏線を解明せねば・・・・!!

>>白亜:そーいえば門。元ネタわかるかな?
>>鉄仮面:有名ですからね。わかるんじゃないですか?
>>白亜:吹雪はクリアしてないけど。
>>鉄仮面:では・・・・また次回で。
>>
>>
>ユア;はいまた次回で。
>   生か死か、入稿しました。
>   シェル&アズル+αをお楽しみください。

吹雪:はーい、ツリーが下のほうに行ってたので、先にレスしました。それでは!


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