◆−剣狼伝〜魔人輪舞曲〜第3章 4−棒太郎 (2003/10/23 12:32:27) No.27572
 ┣これはまさしく〃愛〃ですね♪−エモーション (2003/10/23 21:59:10) No.27583
 ┃┗Re:これはまさしく〃愛〃ですね♪−棒太郎 (2003/10/24 18:37:00) No.27601
 ┗剣狼伝〜魔人輪舞曲〜第3章 5−棒太郎 (2003/10/25 11:37:09) No.27621
  ┗恋路を邪魔すると、馬がやってくるんですね。−エモーション (2003/10/25 21:58:40) No.27648
   ┗馬に蹴られて地獄におちます−棒太郎 (2003/10/26 22:12:11) No.27707


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27572剣狼伝〜魔人輪舞曲〜第3章 4棒太郎 2003/10/23 12:32:27


こんにちは、棒太郎です。
季節の変わり目のためか、風邪を引きかけてしまいました。
さらにそんな状態で、飲み会に行ったので、帰りはフラフラでした。
それでは続きをどうぞ。


*************************************

『剣狼伝〜魔人輪舞曲〜』 第3章 4


皇都へ向け、グラマトとカトレアはひた走っていた。
だが、突如カトレアがその足を止めた。
「カトレア!?」
「ごめんなさい、グラマトさん。私、やっぱりヴェルディオスのところへ―――」
カトレアは必死の瞳を向ける。
「・・・・・・・」
グラマトはじっとカトレアを見つめた。
「・・・・・・リカステのことは任せておけ・・・・」
静かにそう言うと、飛鳥のごとく駆け出した。
カトレアはその後姿に、深々と頭を下げると、もと来た道を駆け出した。


「く・・・・・うう・・・・・・」
自分の胸に食い込んだ腕を掴み、ダルフィンはデッドエンドを睨みつけた。
(く、力が・・・・・・うまくでない・・・・・)
「ふふ、急所に打ち込まれては、力も上手く出せまい?」
ニヤリと笑みを浮かべ、ダルフィンを見下すように見つめる。
「もうひとつ、おまけだ。」
「!?ぐっ!!」
デッドエンドがそう言うや、アストラルサイドを貫く右手の五指が、鋭い鉤爪のようになって伸び、更に別々の場所を貫いた。
「さて、これで大方の急所は打ち込まれたな。」
愉しげに、邪悪な笑みを浮かべる。
「くくく、もはやまな板の上の鯉。さてどう調理されたい?」
「おの・・れ・・・・!!」
苦痛に顔を歪ませながらも、ダルフィンはデッドエンドを攻撃しようとする。
「愚かな。」
その瞬間、デッドエンドの右手から凄まじい振動波が放たれた。
「っああああああ!!」
ダルフィンの苦悶の声が響き渡った。


 ガキンッ!
剣と剣が打ち合わさり、火花が飛び散る。
「くっ!」
パッと後ろへ飛び退き、ヴェルディオスは間合いを取った。
ともすれば、膝を突きそうになる体を精神力でカバーしている。
「はは、どうしました?先程のようなキレがありませんよ?」
セロジネが嘲笑うように、ヴェルディオスに言葉をかけた。
「ちぃ。」
口元の血を拭いながら、セロジネを睨みつける。
だが、あの毒の力は凄まじく、彼の全身を蝕んでいた。
「それ以上苦しみたくなかったら、おとなしく私の剣にかかったほうがいですよ。」
その言葉に、ヴェルディオスは中指をおっ立てて応えた。
やれやれと、苦笑を浮かべセロジネは剣を振り上げた。
そのとき―――

 ドッ!

セロジネの喉元に短刀が飛んできて、突き刺さった。
「あなたは・・・・・?」
「!?カトレア!?」
ヴェルディオスが驚きの声を上げた。
「バカヤロウ!!なんで戻ってきた!?」
「もう・・・・あなたがいなくなるのは・・・・・・・」
そう言い、ヴェルディオスの剣を取り、構えた。
「いやなのよ!!」


「ふぅむ・・・・・・」
左手で顎を撫でながら、デッドエンドが呟いた。
右腕の先には、両手をダラリと下げ、力なく頭を項垂れたダルフィンの体があった。
「少し飛ばしすぎたか・・・・・」
ひとつ息をつくと、右手をダルフィンの体から引き抜こうとした。
が、
「!ほう・・・・・」
ダルフィンの右手がそれをしっかりと掴んだ。
そして、鋭い眼光をデッドエンドに向けた。
「まだ・・・・終わりじゃないわよ・・・・・」
「やれやれ。いい加減、滅びろ。」
また、振動波が発せられる。
だが、その苦痛の中で、ダルフィンの力が急速に膨れ上がってゆく。
「捨て身か。」
「たとえ滅びることになろうとも、貴方だけは道連れにするわ。」
そう言うと、チラリとあの人形に目をやった。
(・・・・偽りでも・・・もう一度貴方に会うことが出来た・・・・・・・・もし私が滅び、そして生まれ変わることがあったなら・・・・・・・あの、丘の上で会いましょう・・・・・・・・・)
視線を戻し、力を収束させていった。
「滅びるのはお前だけだよ。」
そう言うや、デッドエンドの左手の五指も刀剣のような鋭利な刃となった。
そして、それがダルフィンを貫こうとしたとき、
「!?」
突如、デッドエンドの喉元に、小さな鈍い衝撃が走った。
そのとき、一瞬デッドエンドの力が緩んだ。
「!!」
それを逃さず、ダルフィンは一気に力を解放した。
凄まじい光が迸り、辺り一帯を包み込んだ。
やがてそれが治まると、辺りはまた静寂に包まれた。
ダルフィンを中心に小さなクレーターができていた。デッドエンドの姿はなかった。
ダルフィンは両膝を突き、胸を押さえた。
さすがのダルフィンもダメージを追いすぎた。
(ひとまず・・・・傷を癒さないと・・・・・・)
そして、人形のほうに目をやった。
何かを投げるように伸ばされた人形の腕は、糸が切れたようにドサリと地面に落ちた。




「やれやれ、右腕一本持っていかれたか。」
大木の枝の上で、デッドエンドが呟いた。
ダルフィンの力が襲い掛かる刹那、なんとか脱出したのだった。
彼の右腕はなく、肩口も半ば抉り取られたようになっていた。
「しかし・・・・・・”愛の奇跡”というやつかな・・・・・ふふ、くだらん。」
そう言い、喉に突き刺さった仕込み杖を抜き取り、へし折った。
「さて、後の連中はどうなったかな?」
その言葉が流れた後には、もうデッドエンドの姿はどこにもなかった。


*************************************

ようやく、”ノスタルジア”ひとつ区切りがつきました。
けど、一番大変なのはリナたちのほうをどうするかなんですよね。
それでは、また次回。

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27583これはまさしく〃愛〃ですね♪エモーション E-mail 2003/10/23 21:59:10
記事番号27572へのコメント

棒太郎様、こんばんは。

>季節の変わり目のためか、風邪を引きかけてしまいました。
>さらにそんな状態で、飲み会に行ったので、帰りはフラフラでした。

大丈夫ですか〜?(^_^;)
風邪引きかけで飲み会って……かなりキツイのでは……。(←以前、同じような状態で
飲み会に行って、翌日は風邪の悪化&2日酔いのダブルパンチだった人)
何にせよ、お体ご自愛下さいませ。


>デッドエンドがそう言うや、アストラルサイドを貫く右手の五指が、鋭い鉤爪のようになって伸び、更に別々の場所を貫いた。
>「さて、これで大方の急所は打ち込まれたな。」

仮にも五大魔族の一人を易々とここまで追いつめる……。(汗)
デッドエンドさん、強いです……。

>口元の血を拭いながら、セロジネを睨みつける。
>だが、あの毒の力は凄まじく、彼の全身を蝕んでいた。

ヴェルディオスさんも……とんでもなくピンチ……。
それにしてもデイルさんは、こんなとんでもない毒に侵された状態で、
ダルフィン様に会うまで、必死で生き抜いてきたんですね……。

>「それ以上苦しみたくなかったら、おとなしく私の剣にかかったほうがいですよ。」
>その言葉に、ヴェルディオスは中指をおっ立てて応えた。

中指おっ立て……(^_^;) ヴェルディオスさんってば……。

>セロジネの喉元に短刀が飛んできて、突き刺さった。
>「あなたは・・・・・?」
>「!?カトレア!?」
>ヴェルディオスが驚きの声を上げた。
>「バカヤロウ!!なんで戻ってきた!?」
>「もう・・・・あなたがいなくなるのは・・・・・・・」
>そう言い、ヴェルディオスの剣を取り、構えた。
>「いやなのよ!!」

カトレアさん……。本当にこの言葉は、今までの辛くて悲しかった思いが、
いっぱい詰まった言葉ですね。
これで負けたら男が廃りますよ〜。ヴェルディオスさ〜ん(追いつめてどーする)

>右腕の先には、両手をダラリと下げ、力なく頭を項垂れたダルフィンの体があった。
>「少し飛ばしすぎたか・・・・・」
>ひとつ息をつくと、右手をダルフィンの体から引き抜こうとした。
>が、
>「!ほう・・・・・」
>ダルフィンの右手がそれをしっかりと掴んだ。
>そして、鋭い眼光をデッドエンドに向けた。

さすがに、ダルフィン様も簡単には滅びませんが……、かなりというより、
もの凄い大ダメージ……。
デッドエンドさんって……並みの魔族より強そうです……。下手するとゼロス辺りでも
あっさりと滅ぼされそうな気が……。
ジゴマさんといい、彼らはどういう存在なのでしょう……。

>「たとえ滅びることになろうとも、貴方だけは道連れにするわ。」
>そう言うと、チラリとあの人形に目をやった。
>(・・・・偽りでも・・・もう一度貴方に会うことが出来た・・・・・・・・もし私が滅び、そして生まれ変わることがあったなら・・・・・・・あの、丘の上で会いましょう・・・・・・・・・)

ダルフィン様……(ぽろぽろ)本当に切ないです。あの丘の上……。
デイルさんの眠る丘の上ですね。
ふと、「夢幻」のラストの二人は、あの丘の上で会ったのかな、と思いました。

>突如、デッドエンドの喉元に、小さな鈍い衝撃が走った。
>そのとき、一瞬デッドエンドの力が緩んだ。
>「!!」
>それを逃さず、ダルフィンは一気に力を解放した。
>凄まじい光が迸り、辺り一帯を包み込んだ。
>やがてそれが治まると、辺りはまた静寂に包まれた。
>ダルフィンを中心に小さなクレーターができていた。デッドエンドの姿はなかった。

ギリギリの所で、逆転ですね。
相手の一瞬の隙を逃さないのはともかく、それでも、こんな相手にきっちり
反撃できるのは、さすがダルフィン様と言うべきでしょう。
通常の人間なら、隙を見つけてもろくに反撃できないでしょうから。

>そして、人形のほうに目をやった。
>何かを投げるように伸ばされた人形の腕は、糸が切れたようにドサリと地面に落ちた。
>
>
>「やれやれ、右腕一本持っていかれたか。」
>大木の枝の上で、デッドエンドが呟いた。
>ダルフィンの力が襲い掛かる刹那、なんとか脱出したのだった。
>彼の右腕はなく、肩口も半ば抉り取られたようになっていた。
>「しかし・・・・・・”愛の奇跡”というやつかな・・・・・ふふ、くだらん。」
>そう言い、喉に突き刺さった仕込み杖を抜き取り、へし折った。

戦いの途中で、何があったのかと思っていたら……デイルさんが人形を通して、
ダルフィン様を助けてくださったのですね。
きちんとそれ起きた理由を、説明しようと思えば出来るのかもしれませんが、
これはそう言うことで充分な事ですし。(うんうん)
何より、理由が説明できたとしても、そのタイミングで起きた、と言う点が
重要なのだと思いますから。
それにしても、デッドエンドさんも……やはりただ者じゃないですね……。
さすがに無傷ではないですが、いくら大ダメージを与えていたと言っても、
ダルフィン様から逃げ延びたのですから、やはり強いですね……。
この勝負は「痛み分け」というところでしょうか。

>ようやく、”ノスタルジア”ひとつ区切りがつきました。
>けど、一番大変なのはリナたちのほうをどうするかなんですよね。
>それでは、また次回。

やはり、ダルフィン様VSデッドエンドさんは、迫力ある戦いで、
そしてダルフィン様の切ない気持ちが、とても良く伝わる話でした。
ダルフィン様とデイルさんのラブラブ(笑)も。

カトレアさんが加わったヴェルディオスさんVSセロジネさんの戦いも、
どうなるのか、とても気になります。カトレアさんも無茶しないでねと。
リナ達の方も……。ガウリイは今、普通の剣ですよね? どうなるのかな、と。
リナも覚悟を決めたとはいえ、ニーヤちゃん人形相手にどう戦うのでしょう。
続きを楽しみにしています。

それでは、今日はこの辺で失礼いたします。
風邪はほんとに引き始めが肝心ですから……。お体ご自愛下さいませ。

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27601Re:これはまさしく〃愛〃ですね♪棒太郎 2003/10/24 18:37:00
記事番号27583へのコメント


>棒太郎様、こんばんは。

>大丈夫ですか〜?(^_^;)
>風邪引きかけで飲み会って……かなりキツイのでは……。(←以前、同じような状態で
>飲み会に行って、翌日は風邪の悪化&2日酔いのダブルパンチだった人)
>何にせよ、お体ご自愛下さいませ。

こんばんは、エモーションさん。
薬飲んで、みかん食べてビタミンとって、布団重ねて寝ましたからなんとか大丈夫でした。
この時期、油断するとコロッとかかってしまいますね。

>>デッドエンドがそう言うや、アストラルサイドを貫く右手の五指が、鋭い鉤爪のようになって伸び、更に別々の場所を貫いた。
>>「さて、これで大方の急所は打ち込まれたな。」
>
>仮にも五大魔族の一人を易々とここまで追いつめる……。(汗)
>デッドエンドさん、強いです……。

ジゴマの人形団のなかでもジョーカー的なもんですので。

>>口元の血を拭いながら、セロジネを睨みつける。
>>だが、あの毒の力は凄まじく、彼の全身を蝕んでいた。
>
>ヴェルディオスさんも……とんでもなくピンチ……。
>それにしてもデイルさんは、こんなとんでもない毒に侵された状態で、
>ダルフィン様に会うまで、必死で生き抜いてきたんですね……。

厄介な毒です。
デイルのときはもう少し威力が弱かったのですが、今回は超即効性のようです。

>>その言葉に、ヴェルディオスは中指をおっ立てて応えた。
>
>中指おっ立て……(^_^;) ヴェルディオスさんってば……。

礼儀正しいのとちょっと粗暴なのが入り混じってます。彼は。

>>「バカヤロウ!!なんで戻ってきた!?」
>>「もう・・・・あなたがいなくなるのは・・・・・・・」
>>そう言い、ヴェルディオスの剣を取り、構えた。
>>「いやなのよ!!」
>
>カトレアさん……。本当にこの言葉は、今までの辛くて悲しかった思いが、
>いっぱい詰まった言葉ですね。
>これで負けたら男が廃りますよ〜。ヴェルディオスさ〜ん(追いつめてどーする)

女性にここまで言わせちゃ、後がないですね。
ひとつ奮起してもらいましょう。

>>右腕の先には、両手をダラリと下げ、力なく頭を項垂れたダルフィンの体があった。
>>「少し飛ばしすぎたか・・・・・」
>>ひとつ息をつくと、右手をダルフィンの体から引き抜こうとした。
>>が、
>>「!ほう・・・・・」
>>ダルフィンの右手がそれをしっかりと掴んだ。
>>そして、鋭い眼光をデッドエンドに向けた。
>
>さすがに、ダルフィン様も簡単には滅びませんが……、かなりというより、
>もの凄い大ダメージ……。
>デッドエンドさんって……並みの魔族より強そうです……。下手するとゼロス辺りでも
>あっさりと滅ぼされそうな気が……。
>ジゴマさんといい、彼らはどういう存在なのでしょう……。

戦い方によっては、ゼロスといえどもやばいかもしれませんね。
なんか魔族以上に悪知恵が働きそうな奴らですし。

>>(・・・・偽りでも・・・もう一度貴方に会うことが出来た・・・・・・・・もし私が滅び、そして生まれ変わることがあったなら・・・・・・・あの、丘の上で会いましょう・・・・・・・・・)
>
>ダルフィン様……(ぽろぽろ)本当に切ないです。あの丘の上……。
>デイルさんの眠る丘の上ですね。
>ふと、「夢幻」のラストの二人は、あの丘の上で会ったのかな、と思いました。

ダルフィンにとってはいろいろな想いのある場所ですし。
「夢、幻〜」のラスト―――きっとプロポーズはあの丘の上でしょう。

>>突如、デッドエンドの喉元に、小さな鈍い衝撃が走った。
>>そのとき、一瞬デッドエンドの力が緩んだ。
>>「!!」
>>それを逃さず、ダルフィンは一気に力を解放した。
>>凄まじい光が迸り、辺り一帯を包み込んだ。
>>やがてそれが治まると、辺りはまた静寂に包まれた。
>>ダルフィンを中心に小さなクレーターができていた。デッドエンドの姿はなかった。
>
>ギリギリの所で、逆転ですね。
>相手の一瞬の隙を逃さないのはともかく、それでも、こんな相手にきっちり
>反撃できるのは、さすがダルフィン様と言うべきでしょう。
>通常の人間なら、隙を見つけてもろくに反撃できないでしょうから。

五腹心のひとりですし、それに700年前に暗黒の方と一戦やりあってますし。
そこらへんは一日の長がありますね。

>>そして、人形のほうに目をやった。
>>何かを投げるように伸ばされた人形の腕は、糸が切れたようにドサリと地面に落ちた。
>>
>>
>>「やれやれ、右腕一本持っていかれたか。」
>>大木の枝の上で、デッドエンドが呟いた。
>>ダルフィンの力が襲い掛かる刹那、なんとか脱出したのだった。
>>彼の右腕はなく、肩口も半ば抉り取られたようになっていた。
>>「しかし・・・・・・”愛の奇跡”というやつかな・・・・・ふふ、くだらん。」
>>そう言い、喉に突き刺さった仕込み杖を抜き取り、へし折った。
>
>戦いの途中で、何があったのかと思っていたら……デイルさんが人形を通して、
>ダルフィン様を助けてくださったのですね。
>きちんとそれ起きた理由を、説明しようと思えば出来るのかもしれませんが、
>これはそう言うことで充分な事ですし。(うんうん)
>何より、理由が説明できたとしても、そのタイミングで起きた、と言う点が
>重要なのだと思いますから。
>それにしても、デッドエンドさんも……やはりただ者じゃないですね……。
>さすがに無傷ではないですが、いくら大ダメージを与えていたと言っても、
>ダルフィン様から逃げ延びたのですから、やはり強いですね……。
>この勝負は「痛み分け」というところでしょうか。

そうですね。”理由”ではなく”結果”が大事ですから。
説明は”愛の奇跡”の言葉で十分です。
今回の勝負は両者、傷み分けですね。


>やはり、ダルフィン様VSデッドエンドさんは、迫力ある戦いで、
>そしてダルフィン様の切ない気持ちが、とても良く伝わる話でした。
>ダルフィン様とデイルさんのラブラブ(笑)も。

迫力が出ていたなら、よかったです。
ダルフィンの相手をしようと思ったら、アレぐらいの力のやつじゃないとだめでしょうしね。
そして期せずして、ラブラブ度が強く出たようですね(笑)

>カトレアさんが加わったヴェルディオスさんVSセロジネさんの戦いも、
>どうなるのか、とても気になります。カトレアさんも無茶しないでねと。
>リナ達の方も……。ガウリイは今、普通の剣ですよね? どうなるのかな、と。
>リナも覚悟を決めたとはいえ、ニーヤちゃん人形相手にどう戦うのでしょう。
>続きを楽しみにしています。

次はこの2グループですね。
とりあえず大変なのはリナたちのほうですね。(ヴェルディオスたちも大変ですが)相手が「闇の向こう側より来たる者」ですし・・・・・
ホントどうしよう。

>それでは、今日はこの辺で失礼いたします。
>風邪はほんとに引き始めが肝心ですから……。お体ご自愛下さいませ。

今は風邪もほとんど治まりました。
けど、まだまだ油断禁物ですね。
エモーションさんもお気をつけください。
それでは。

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27621剣狼伝〜魔人輪舞曲〜第3章 5棒太郎 2003/10/25 11:37:09
記事番号27572へのコメント

こんにちは、棒太郎です。
最近だんだん寒くなってきて、嫌になってきます。
もうすでに、毛布を引っ張り出してきてます。
今日から「キル・ビル」が公開です。
予告で観た栗山千明にトキメイてしまった。
ではどうぞ。


*************************************

『剣狼伝〜魔人輪舞曲〜』 第3章 5


ゆっくりと魔力を集中させ、リナはニーヤの前へと立った。
その横では、ガウリイが闇の魔人と切り結んでいた。
間合いに関係なく、襲ってくるステッキの攻撃を避けながら、剣を斬りつけていく。
しかし、前回と同じくなかなか決定打を与えられないでいた。
だが、ガウリイの心にあまり焦りは無かった。
(こいつをどうにかできれば、リュウゼンもどうにか出来るかもしれない・・・・・・・命懸けの修行だな、こりゃ。)
そして、気合を発するとまた、魔人に向かっていった。
「おね・・・・え・・ちゃん・・・・・やみの・・・むこうへ・・・・・いこ・・・・」
ニーヤの言葉とともに、鉤爪のついた鎖が幾つもリナに襲い掛かった。
「リナのねえちゃん!!」
コタロウが叫ぶ。だが、リナは動かない。
「ニーヤ・・・・・・・・あなたの分まで、あたしは背負って生きていくわ!」
リナの両手に凄まじい魔力が集まる。
「ドラグスレイブッ!!!」
放たれた赤い光弾は、鎖もろともニーヤを呑み込んだ。


「きゃあっ!」
「カトレアッ!!」
木に叩きつけるように飛ばされたカトレアのもとへ、ヴェルディオスが駆け寄った。
「カトレアッ!やめろ、いくらお前でも無理だ!!」
だが、カトレアは剣を握り締め立ち上がった。
「カトレア!早く行くんだ!!」
「いやよ!」
カトレアが叫んだ。
「あなたを置いていくなんてできない!もう離れたくないの!」
「だからといって命を――――」
「死ぬ時は一緒よ!!」
そう叫び、ヴェルディオスを見つめた。
「お熱いことですねぇ。」
セロジネがからかうように言った。
「でも、そう心配なさらずとも二人仲良く逝かせてあげますよ。」
そう言い、ふたりにゆっくりと近づいていく。
「くっ。」
小さく吐血しながらも、ヴェルディオスはカトレアを背後に庇う。
「さあ、お終いです。」
そして剣を振り上げた時、

 ガシッ

「!?」
「な!?」
突如、背後から誰かがセロジネの腕を掴んだ。
「だ、誰だ!?」
そこにいたのは美しい蒼髪の女性だった。
「あなた・・・・・・」
ちらりとヴェルディオスを見て、女性が口を開いた。
「私の前でアレを使うとはいい度胸してるわね。」
美しい澄んだ声だったが、背筋にゾクリと寒気が走った。
「な、何者だ・・・・・」
セロジネの声に怯えの色があった。
「これはほんのお礼よ。遠慮なく受け取って頂戴。」
女性はそう言うや、もう片方の手でセロジネの口元を押さえるように掴んだ。
「!?ウウウ・・・・アアア・・・・・!!」
セロジネが恐怖と苦悶の声を上げ、体を振るわせた。
すると見る見るうちに、肉が爛れ、腐れ落ちていき始めた。
何かに蝕まれるように、セロジネの全身が犯されていった。
ヴェルディオスとカトレアは、ただ呆然と見ているほかなかった。
やがて腐乱したゾンビのように、骨とこびりついた肉だけとなったセロジネの体はがくりと項垂れた。
女性はそれを一瞥すると、無造作に放り投げた。
地面に落ちたと同時に、それは塵となった。
「ふう・・・・・少しはマシになったわね。」
胸を押さえながら、女性――ダルフィンは呟いた。
そしてヴェルディオスたちのほうを向いた。
「てめえ・・・・魔族だな・・・・それも桁外れの・・・・・・」
呻くようにヴェルディオスが言った。
ダルフィンは小さく笑うと、彼らのほうへと歩いていった。
カトレアが思わず剣を構える。
「あら、進んで死ぬこともないんじゃない?」
そう言ったとき、ヴェルディオスが立ち塞がった。
「手は出させねぇぞ。」
それを見たダルフィンはひとつ笑うと、掌をヴェルディオスに押し当てた。
衝撃が体内を走った。
思わず膝をついたヴェルディオスだったが、次の瞬間に体を蝕んでいた感触がなくなっているの気が付いた。
「貴女・・・・・・」
ダルフィンがカトレアに声をかけた。
「早いところ彼の手当てをしてあげることね。私は毒を抜き取っただけだから。そうでないと助かるものも助からなくなるわよ。」
くすくすとからかうように言うダルフィンの言葉に、カトレアは慌てて治癒魔法をかける。
「待てっ!!」
ダルフィンが踵を返し、去ろうとしたとき、ヴェルディオスが呼び止めた。
「何故だ・・・・・何故、魔族が人を助ける?」
その言葉にダルフィンはにっこり笑って振り向いた。
「あら、それが”人の道”じゃなくて?」
「な――!?」
さすがのヴェルディオスも絶句した。
「気にしなくていいわよ。単に昔してあげられなかったことへの慰みみたいなものだから」
最後の言葉のほうを、どこか悲しげな瞳で呟いたダルフィンはゆっくりと姿を消しした。



「ニーヤ・・・・・ごめんね・・・・・」
崩れ落ちた人形に向かって、リナは呟いた。
コタロウも拳を額にあて、何かを祈っているようだった。
おそらく彼の里の弔いの作法なのだろう。
そのとき、

「呑んでやる。」

「!そうだ、まだヤバイのが残ってた。」
リナは慌ててガウリイのところへ向かった。
戦いはいまだ一進一退の状況だった。
「ガウリイ!!大丈夫!?」
「おお、リナ!まあ、何とかな!」
なんの感情も見せず、魔人は襲ってきた。
「あんたにゃ、二度とうろついて欲しくないのよ!!」
そう言い、魔法を放とうとしたとき、突如魔人の動きがギクシャクとなった。
「!?リナ!!」
「オッケー!!ドラグスレイブッ!!」
放たれた光弾は、魔人の半身を吹き飛ばした。
「ハッ!!」
ガウリイが剣を振り下ろそうとしたとき、魔人のステッキがガウリイに向けられた。
「ガウリイ!?」
そのとき―――
 じゃらっ
突如、飛び出した鎖の鍵爪が、魔人の体に食い込んだ。
「!?」
 ズカッ!
そのまま魔人の人形は一刀両断され、地面に倒れた。
リナが振り返ると、先程の人形の顔が一瞬、あの少女の微笑を向けていた。




リュウゼンはじっと目の前に現れた人影を見つめていた。
リュウゼンに背を向けていたが、それは女性だった。
その姿に見覚えがあった。
「リュウゼン・・・・・・・・」
女性が呟くように声をかけた。
「あの人を・・・・許して・・・・・・・」
リュウゼンはゆっくりと女性に近づいていった。
「私は・・・・今でもあの人を愛して――――」
そう言い、女性が振り向いた時、銀光が閃いた。
ドッと人形が地面に倒れ臥した。
「ほほう、想い出をお斬りになるとは。いや、恐ろしい方ですな。」
リュウゼンの後ろからジゴマが姿を現した。
「おぬしか・・・・・いままでの仕掛けは。」
振り向いて、ジゴマを見やった。
「はい、その通りで。奴はからくり師のジゴマと申します。」
「からくり師、か・・・・・・変わった奴だな。」
そう言い、リュウゼンの左手が腰に差したカタナを握った。
「おや、おやりになりますか?」
「いや―――」
愉しげに言うジゴマの言葉に、リュウゼンは呟いた。
「もう終わった。」
その言葉を聞いた次の瞬間、ジゴマの顔に驚愕の色が走った。
「リュ、リュウゼンさま・・・・い、いつ・・・・」
「さきほど、おぬしが名乗った時―――」
そう言ったとき、ジゴマの胸から横一文字に血が噴き出した。
のけぞるジゴマの首筋をリュウゼンの刃が切り裂き、ジゴマは地面に倒れた。
それを一瞥するや、リュウゼンは道の向こうへと消えていった。

しばらくのち―――

「やれやれ、とんでもないバケモノだぜ。」
どこかから声が聞こえてきた。
「おかげでからくりに狂いが生じやがった。第2幕も閉幕だな。」
そしていつのまにか、地面に倒れたジゴマの姿は消えていた。


*************************************

なんとか”ノスタルジア”を終わらせることが出来ました。
ジゴマが絡むと長くなるけど、ダルフィンも絡むと長くなることに気が付きました。
エモーションさんみたいに、きちんと推敲しないといけませんね。
人、それを自業自得という・・・・・・
それではまた次回。

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27648恋路を邪魔すると、馬がやってくるんですね。エモーション E-mail 2003/10/25 21:58:40
記事番号27621へのコメント

棒太郎様、こんばんは。

>最近だんだん寒くなってきて、嫌になってきます。
>もうすでに、毛布を引っ張り出してきてます。

そろそろ全国的に冬になりますからねぇ……。
こちらはすでに灯油屋さん(それぞれ違う店)が週に二〜三回、回って来ています。
寒くてもうストーブを焚いているんですよ。(汗)


>だが、ガウリイの心にあまり焦りは無かった。
>(こいつをどうにかできれば、リュウゼンもどうにか出来るかもしれない・・・・・・・命懸けの修行だな、こりゃ。)
>そして、気合を発するとまた、魔人に向かっていった。

ガウリイ……気分はレベルアップの修業状態ですか……(汗)
さすがにいくらほぼ同じような真似が出来ると言っても、本家「闇の向こうより来るもの」よりは
この人形は劣るのでしょうけれど、それでもやたら強い相手なのに……。
普通の剣を使ってきた成果が、現れ始めたのでしょうか。

>「ニーヤ・・・・・・・・あなたの分まで、あたしは背負って生きていくわ!」
>リナの両手に凄まじい魔力が集まる。
>「ドラグスレイブッ!!!」
>放たれた赤い光弾は、鎖もろともニーヤを呑み込んだ。

リナ、迷いを振り切りましたね。あの時、リナもガウリイたちも、魔人の弱点を示し、
自分ごと倒すように訴えたニーヤちゃんに、剣を向けることも呪文を使うことも
できませんでした。人としては当たり前で、でも、魔族のゼロスがいなかったら、
どうにもならずに負けてしまい、被害が増えるだけだったのかもしれません。
リナはずっと、良くも悪くも自分の手で決着を付けなかったこと。
そしてニーヤちゃんの必死の思いを、無にしてしまったように感じて、
悔やんでいたのかな、と思いました。

>「あなたを置いていくなんてできない!もう離れたくないの!」
>「だからといって命を――――」
>「死ぬ時は一緒よ!!」
>そう叫び、ヴェルディオスを見つめた。

ラブラブです。ヴェルディオスさんとカトレアさん。
どちらもお互いを、とても大切に思っているのが良く分かります。
今まで離れていた分、余計に強く感情が表に出ているのですね。

> ガシッ
>
>「!?」
>「な!?」
>突如、背後から誰かがセロジネの腕を掴んだ。
>「だ、誰だ!?」
>そこにいたのは美しい蒼髪の女性だった。

う゛〜ん……(汗)
「馬に蹴られてしまえ」と思っていたら……とびっきり上等の、サラブレッドが
ご登場…………(滝汗)セロジネさん……合掌……(ちーん)

>「あなた・・・・・・」
>ちらりとヴェルディオスを見て、女性が口を開いた。
>「私の前でアレを使うとはいい度胸してるわね。」
>美しい澄んだ声だったが、背筋にゾクリと寒気が走った。

さすがに、ダルフィン様には、一目でどんなものが使われたのか、分かったのですね。
ああ、もう、凄まじく怒ってますね……ダルフィン様……。

>セロジネが恐怖と苦悶の声を上げ、体を振るわせた。
>すると見る見るうちに、肉が爛れ、腐れ落ちていき始めた。
>何かに蝕まれるように、セロジネの全身が犯されていった。
>ヴェルディオスとカトレアは、ただ呆然と見ているほかなかった。
>やがて腐乱したゾンビのように、骨とこびりついた肉だけとなったセロジネの体はがくりと項垂れた。
>女性はそれを一瞥すると、無造作に放り投げた。
>地面に落ちたと同時に、それは塵となった。
>「ふう・・・・・少しはマシになったわね。」
>胸を押さえながら、女性――ダルフィンは呟いた。

こういう形の殺し方をしたのは、あの〃毒〃を使ったことに対する怒りと、
回復のために負の感情が必要だ、というのもあるのでしょうけれど……。
やはりこの辺りは魔族ですよね……ダルフィン様……。
セロジネさんのミイラ化……。オカルト映画のミイラっぽいもの等を想像しました。

>ダルフィンが踵を返し、去ろうとしたとき、ヴェルディオスが呼び止めた。
>「何故だ・・・・・何故、魔族が人を助ける?」
>その言葉にダルフィンはにっこり笑って振り向いた。
>「あら、それが”人の道”じゃなくて?」
>「な――!?」
>さすがのヴェルディオスも絶句した。
>「気にしなくていいわよ。単に昔してあげられなかったことへの慰みみたいなものだから」
>最後の言葉のほうを、どこか悲しげな瞳で呟いたダルフィンはゆっくりと姿を消しした。

ヴェルディオスさんの身体から、毒を消し去ったダルフィン様……。
ダルフィン様としては、こんな毒が残るのも、その為に死ぬ者がいるのも、
絶対に許せないだけでなく、なんとなく、ヴェルディオスさんと、特にカトレアさんに、
当時の自分とデイルさんが重なって見えたのかな、と思いました。

>ガウリイが剣を振り下ろそうとしたとき、魔人のステッキがガウリイに向けられた。
>「ガウリイ!?」
>そのとき―――
> じゃらっ
>突如、飛び出した鎖の鍵爪が、魔人の体に食い込んだ。
>「!?」
> ズカッ!
>そのまま魔人の人形は一刀両断され、地面に倒れた。
>リナが振り返ると、先程の人形の顔が一瞬、あの少女の微笑を向けていた。

ガウリイを助けたのも、突然魔人の動きを鈍らせたのも、ニーヤちゃんだったのですね……。
ダルフィン様の時と同じように、ニーヤちゃんが人形を通して、助けてくれたのでしょうか。

>「あの人を・・・・許して・・・・・・・」
>リュウゼンはゆっくりと女性に近づいていった。
>「私は・・・・今でもあの人を愛して――――」
>そう言い、女性が振り向いた時、銀光が閃いた。
>ドッと人形が地面に倒れ臥した。

リュウゼンさんの元に現れた女性……。一体どなたなのでしょう。
そして、その女性を何の躊躇もなく、斬り捨てるリュウゼンさん……。
どんな間柄の人なのかは謎ですが、まったく迷いもしない辺りは、さすがと言いますか、
割り切りすぎと言いますか……。(汗)

>「はい、その通りで。奴はからくり師のジゴマと申します。」
>「からくり師、か・・・・・・変わった奴だな。」
>そう言い、リュウゼンの左手が腰に差したカタナを握った。
>「おや、おやりになりますか?」
>「いや―――」
>愉しげに言うジゴマの言葉に、リュウゼンは呟いた。
>「もう終わった。」
>その言葉を聞いた次の瞬間、ジゴマの顔に驚愕の色が走った。
>「リュ、リュウゼンさま・・・・い、いつ・・・・」
>「さきほど、おぬしが名乗った時―――」

……刀を握った時点で、もう斬り終えていたのですね……(汗)
文字通り目にもとまらぬ早業……。リュウゼンさんって……。(汗)
ガウリイ……大丈夫かな、本当に……(^_^;)

>「やれやれ、とんでもないバケモノだぜ。」
>どこかから声が聞こえてきた。
>「おかげでからくりに狂いが生じやがった。第2幕も閉幕だな。」
>そしていつのまにか、地面に倒れたジゴマの姿は消えていた。

……ジゴマさんの方がとんでもないような……。
……首をもがれても生きていたくらいですから、この程度でおとなしく昇天したりは、
しないだろうと思っていましたが……。
次は何を仕掛けてくるのでしょう……。

>なんとか”ノスタルジア”を終わらせることが出来ました。
>ジゴマが絡むと長くなるけど、ダルフィンも絡むと長くなることに気が付きました。

お疲れさまです。本当に、それぞれにとって精神的にキツい相手となので、
どうなるのかと、ドキドキしていました。
腹心の方々は……確かにさりげなく出演時間を延ばしますよね(笑)
私の方でもゼラス様がそうでした(笑)主の前なので、ゼロスが大人しかったです(笑)

>エモーションさんみたいに、きちんと推敲しないといけませんね。
>人、それを自業自得という・・・・・・
>それではまた次回。

はうっ! 何だか勿体ないお言葉を(あせあせっ)私の場合、推敲しているのに、
何故か逆に長くなることがありますしっ(^◇^;)
と、とにかく、次回は第4章になるのでしょうか。
次からはどんな展開になるのか、そして囚われたリスカテさんは大丈夫なのか、
さらに、コタロウ君は無事ロペティさんの魔の手(笑)から、逃げ延びられるのか?!
楽しみにしています。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。

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27707馬に蹴られて地獄におちます棒太郎 2003/10/26 22:12:11
記事番号27648へのコメント


>棒太郎様、こんばんは。

>そろそろ全国的に冬になりますからねぇ……。
>こちらはすでに灯油屋さん(それぞれ違う店)が週に二〜三回、回って来ています。
>寒くてもうストーブを焚いているんですよ。(汗)

こんばんは、エモーションさん。
もうそろそろ冬ですね。
早いところ過ぎて欲しいものです。


>>(こいつをどうにかできれば、リュウゼンもどうにか出来るかもしれない・・・・・・・命懸けの修行だな、こりゃ。)
>>そして、気合を発するとまた、魔人に向かっていった。
>
>ガウリイ……気分はレベルアップの修業状態ですか……(汗)
>さすがにいくらほぼ同じような真似が出来ると言っても、本家「闇の向こうより来るもの」よりは
>この人形は劣るのでしょうけれど、それでもやたら強い相手なのに……。
>普通の剣を使ってきた成果が、現れ始めたのでしょうか。

未遂ですが、二度ほどリュウゼンと仕合ってますからね。
その戦いでの経験がすぐに生かされてます。
なんせ天性の才の持ち主ですから。

>>「ニーヤ・・・・・・・・あなたの分まで、あたしは背負って生きていくわ!」
>>リナの両手に凄まじい魔力が集まる。
>>「ドラグスレイブッ!!!」
>>放たれた赤い光弾は、鎖もろともニーヤを呑み込んだ。
>
>リナ、迷いを振り切りましたね。あの時、リナもガウリイたちも、魔人の弱点を示し、
>自分ごと倒すように訴えたニーヤちゃんに、剣を向けることも呪文を使うことも
>できませんでした。人としては当たり前で、でも、魔族のゼロスがいなかったら、
>どうにもならずに負けてしまい、被害が増えるだけだったのかもしれません。
>リナはずっと、良くも悪くも自分の手で決着を付けなかったこと。
>そしてニーヤちゃんの必死の思いを、無にしてしまったように感じて、
>悔やんでいたのかな、と思いました。

自分の手で決着をつけてないので、心の整理がついてない状態でした。
なので、まだ迷いが生じたんですね。

>>「あなたを置いていくなんてできない!もう離れたくないの!」
>>「だからといって命を――――」
>>「死ぬ時は一緒よ!!」
>>そう叫び、ヴェルディオスを見つめた。
>
>ラブラブです。ヴェルディオスさんとカトレアさん。
>どちらもお互いを、とても大切に思っているのが良く分かります。
>今まで離れていた分、余計に強く感情が表に出ているのですね。

はい、ラブラブです。
今までのわだかまりの分、余計に感情が強く出てます。

>>突如、背後から誰かがセロジネの腕を掴んだ。
>>「だ、誰だ!?」
>>そこにいたのは美しい蒼髪の女性だった。
>
>う゛〜ん……(汗)
>「馬に蹴られてしまえ」と思っていたら……とびっきり上等の、サラブレッドが
>ご登場…………(滝汗)セロジネさん……合掌……(ちーん)

最初のプロットでは、登場するのはリュウゼンでした。
どっちにしろ、セロジネの運命はもう、合唱――という他ありませんね。

>>「私の前でアレを使うとはいい度胸してるわね。」
>>美しい澄んだ声だったが、背筋にゾクリと寒気が走った。
>
>さすがに、ダルフィン様には、一目でどんなものが使われたのか、分かったのですね。
>ああ、もう、凄まじく怒ってますね……ダルフィン様……。

冷たい炎が出まくりです。うかつに触れれば、巻き添えくらいます。

>>やがて腐乱したゾンビのように、骨とこびりついた肉だけとなったセロジネの体はがくりと項垂れた。
>>女性はそれを一瞥すると、無造作に放り投げた。
>>地面に落ちたと同時に、それは塵となった。
>>「ふう・・・・・少しはマシになったわね。」
>>胸を押さえながら、女性――ダルフィンは呟いた。
>
>こういう形の殺し方をしたのは、あの〃毒〃を使ったことに対する怒りと、
>回復のために負の感情が必要だ、というのもあるのでしょうけれど……。
>やはりこの辺りは魔族ですよね……ダルフィン様……。
>セロジネさんのミイラ化……。オカルト映画のミイラっぽいもの等を想像しました。

回復のために、一瞬で始末せず、じわりじわりといきました。
まあ、怒りのためにこんな形にはしましたが。

>>「気にしなくていいわよ。単に昔してあげられなかったことへの慰みみたいなものだから」
>>最後の言葉のほうを、どこか悲しげな瞳で呟いたダルフィンはゆっくりと姿を消しした。
>
>ヴェルディオスさんの身体から、毒を消し去ったダルフィン様……。
>ダルフィン様としては、こんな毒が残るのも、その為に死ぬ者がいるのも、
>絶対に許せないだけでなく、なんとなく、ヴェルディオスさんと、特にカトレアさんに、
>当時の自分とデイルさんが重なって見えたのかな、と思いました。

あのとき、力があればとの思いが心の片隅にあって、悔いとなっていました。
なので、その肩代わりとして、ヴェルディオスの毒を抜き取りました。

>>そのとき―――
>> じゃらっ
>>突如、飛び出した鎖の鍵爪が、魔人の体に食い込んだ。
>>「!?」
>> ズカッ!
>>そのまま魔人の人形は一刀両断され、地面に倒れた。
>>リナが振り返ると、先程の人形の顔が一瞬、あの少女の微笑を向けていた。
>
>ガウリイを助けたのも、突然魔人の動きを鈍らせたのも、ニーヤちゃんだったのですね……。
>ダルフィン様の時と同じように、ニーヤちゃんが人形を通して、助けてくれたのでしょうか。

ガウリイを助けたのはそうですが、動きが鈍ったのはこのとき、ジゴマがリュウゼンに斬られたからです。
それで、からくりに支障がでました。

>>そう言い、女性が振り向いた時、銀光が閃いた。
>>ドッと人形が地面に倒れ臥した。
>
>リュウゼンさんの元に現れた女性……。一体どなたなのでしょう。
>そして、その女性を何の躊躇もなく、斬り捨てるリュウゼンさん……。
>どんな間柄の人なのかは謎ですが、まったく迷いもしない辺りは、さすがと言いますか、
>割り切りすぎと言いますか……。(汗)

そういうのに引っかかるほどもう青くない、というので。
進んで修羅の道を歩いてますから、まあ。

>>「もう終わった。」
>>その言葉を聞いた次の瞬間、ジゴマの顔に驚愕の色が走った。
>>「リュ、リュウゼンさま・・・・い、いつ・・・・」
>>「さきほど、おぬしが名乗った時―――」
>
>……刀を握った時点で、もう斬り終えていたのですね……(汗)
>文字通り目にもとまらぬ早業……。リュウゼンさんって……。(汗)
>ガウリイ……大丈夫かな、本当に……(^_^;)

ベル=ベージュの突きに勝つくらいですから。
ガウリイ、まだまだ大変ですな・・・・・

>>「やれやれ、とんでもないバケモノだぜ。」
>>どこかから声が聞こえてきた。
>>「おかげでからくりに狂いが生じやがった。第2幕も閉幕だな。」
>>そしていつのまにか、地面に倒れたジゴマの姿は消えていた。
>
>……ジゴマさんの方がとんでもないような……。
>……首をもがれても生きていたくらいですから、この程度でおとなしく昇天したりは、しないだろうと思っていましたが……。
>次は何を仕掛けてくるのでしょう……。

とりあえず、少し落ち着いてもらいましょう。
彼が絡むと話がとんでもなくなります。

>>なんとか”ノスタルジア”を終わらせることが出来ました。
>>ジゴマが絡むと長くなるけど、ダルフィンも絡むと長くなることに気が付きました。
>
>お疲れさまです。本当に、それぞれにとって精神的にキツい相手となので、
>どうなるのかと、ドキドキしていました。
>腹心の方々は……確かにさりげなく出演時間を延ばしますよね(笑)
>私の方でもゼラス様がそうでした(笑)主の前なので、ゼロスが大人しかったです(笑)

こういうのはなかなか難しいです。
でもダルフィンのあの場面を書きたかったから、出したようなものですし。

>>エモーションさんみたいに、きちんと推敲しないといけませんね。
>>人、それを自業自得という・・・・・・
>>それではまた次回。
>
>はうっ! 何だか勿体ないお言葉を(あせあせっ)私の場合、推敲しているのに、
>何故か逆に長くなることがありますしっ(^◇^;)
>と、とにかく、次回は第4章になるのでしょうか。
>次からはどんな展開になるのか、そして囚われたリスカテさんは大丈夫なのか、
>さらに、コタロウ君は無事ロペティさんの魔の手(笑)から、逃げ延びられるのか?!
>楽しみにしています。
>それでは、今日はこの辺で失礼いたします。

いやいや、推敲は大切です。
わたしはそれをやらないので、苦労しますが。
次は第4章になります。
とりあえずコタロウは・・・・・魔の手(笑)にかかりそうです。
それでは。

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