◆−あなたがどう思っていても−雫 (2003/5/21 20:34:23) No.26016
 ┣はじめましてv−氷月椋佳 (2003/5/22 13:40:48) No.26021
 ┃┗Re:はじめましてv−雫 (2003/5/22 15:59:55) No.26022
 ┗Re:あなたがどう思っていても−オロシ・ハイドラント (2003/5/22 17:22:59) No.26025
  ┗Re:あなたがどう思っていても−雫 (2003/5/22 19:08:49) No.26029


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26016あなたがどう思っていても2003/5/21 20:34:23


 こんにちは。雫です。私は魔族が大好きなのでまた魔族ものです。出来たら最後まで読んで下さい。
*************************************

    あなたがどう思っていても

 覇将軍・シェーラにとって獣神官・ゼロスは憧れの存在である。腹心の部下達の中では一番強いし、仕事もテキパキこなす。しかも上司ととてもフレンドリーで、スマイルサービスも欠かさない。
 そこまでは良い。ただゼロスはシェーラの上司にとても気にいられているのだ。そこまでくると、羨ましい。嫉妬心さえ芽生えてくる。大体、それならいつも真面目に仕事していた自分はなんなのだろう。
 魔竜王・ガーヴは裏切って滅びるし、冥王・フィブリゾ様はリナ・インバースと言う人間に滅ぼされて・・・腹心は気づけば三人になっていた。シェーラも冥王様を滅ぼしたリナ・インバースと行動を共にして、作戦は失敗した。しかも自分の名前のことが気になって帰って来てしまったのである。そして、覇王様に名前の由来を訊いてみたのだが、ショックで滅びかけた。
     『道具の名前に何故拘らなければならんのだ?』
 そして、覇王様が次の計画を話している時に突然痛みがあってシェーラは倒れたのだ。
 今シェーラはベッドの上に居る。誰も見舞いには来ていないようだ。
    コン コン  ガチャッ
 突如、扉が開き、ある人物が居た。シェーラはその魔族の名前を思わず口にしてみた。
「ゼロス・・様。」
「ゼロスで良いですよ。位でいけば僕と同じなんですし。」
 ゼロスは少しだけ笑った。シェーラはゼロスに訊ねた。
「えっと・・・・ゼロスさんがどうしてここに?」
 ゼロスは人差し指を口元に持っていき、言った。
「それは秘密です。」
 沈黙。・・・しばらくしてシェーラが口を開いた。
「ゼロスさんはズルイです。」
      「?・・・・・・何でですか?」
 「真面目じゃないのに・・仕事できて、強くて、上司と中が良くて、・・たくさんの物持っててズルイです。」
「確かに・・・僕は真面目じゃないですね。でも、」
 そこまで言うとゼロスは一度区切り椅子に座ってから言った。
「僕は・・・一生懸命にやっています。不真面目ですが、僕は獣王様の為に滅びても良いと思っています。勿論計画の犠牲にされてもかまいません。」
「でも・・・、冥王様のことは見捨てましたよね。」
 シェーラの体から溢れ出る負の感情が部屋に立ち込めた。しかし、ゼロスはそれを気にもせずに言った。
「僕の上司は悪まで獣王様ですから。それにフィブリゾ様は『もう良いよ。後は僕が終わらせるから』と言ってました。」
 シェーラは俯いた。ゼロスはシェーラを見つめながら言った。
「シェーラさん。・・貴方はもう少し自由になったほうが良いですよ。」
「・・・はい?」
 シェーラは首を傾げた。ゼロスは言った。
「貴方を見てると重い感じがします。もう少し自分の意見を言っても良いと思いますよ。その重いモノをはずしたらどうですか?シェーラさんの背中にはとてもキレイな白い翼があるんですから。」
 シェーラは自分の背中を見た。もちろん翼など無い。ゼロスは言った。
「すみません。・・魔族に対して白い翼はあまり良い言葉じゃありませんね。」
 しかしシェーラはなぜか心と体が温かくなるのを感じた。シェーラは言った。
「ゼロスさんの名前の由来ってなんですか?」
「『私の・・・強い所や良い所・・・受けついでもらいたかったんだ。』と言ってました。」
 そう言ってゼロスは本当に幸せそうに笑った。

 「覇王様、最後の計画ノーストではなく私にやらせてください。」
     「・・・良いのか?・・・」
    「はい。私の命は覇王様の物です。・・それに、もう後悔はしたくありませんので。」
  その後シェーラは滅びた。シェーラは少し笑った。自分の仕事は終わった。

   (あなたがどう思っていてもこれが私の自由なんです。)

*************************************
 はい・・・。ちょっと長かったです。疲れました。ここまで読んでくださった方お疲れ様でした。まだ初心者ですがよろしくお願いします。

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26021はじめましてv氷月椋佳 E-mail 2003/5/22 13:40:48
記事番号26016へのコメント

こんにちは、氷月椋佳とい〜ます♪
> こんにちは。雫です。私は魔族が大好きなのでまた魔族ものです。出来たら最後まで読んで下さい。
あたしも魔族好きですよ〜うvもちろん最後まで読みますともっ!

>*************************************
>
>    あなたがどう思っていても
>
> 覇将軍・シェーラにとって獣神官・ゼロスは憧れの存在である。腹心の部下達の中では一番強いし、仕事もテキパキこなす。しかも上司ととてもフレンドリーで、スマイルサービスも欠かさない。
> そこまでは良い。ただゼロスはシェーラの上司にとても気にいられているのだ。そこまでくると、羨ましい。嫉妬心さえ芽生えてくる。大体、それならいつも真面目に仕事していた自分はなんなのだろう。
> 魔竜王・ガーヴは裏切って滅びるし、冥王・フィブリゾ様はリナ・インバースと言う人間に滅ぼされて・・・腹心は気づけば三人になっていた。シェーラも冥王様を滅ぼしたリナ・インバースと行動を共にして、作戦は失敗した。しかも自分の名前のことが気になって帰って来てしまったのである。そして、覇王様に名前の由来を訊いてみたのだが、ショックで滅びかけた。
>     『道具の名前に何故拘らなければならんのだ?』
> そして、覇王様が次の計画を話している時に突然痛みがあってシェーラは倒れたのだ。
> 今シェーラはベッドの上に居る。誰も見舞いには来ていないようだ。
シェーラさんっ!大丈夫ですかっ!あぁ!しんぱいですぅ〜。

>    コン コン  ガチャッ
> 突如、扉が開き、ある人物が居た。シェーラはその魔族の名前を思わず口にしてみた。
>「ゼロス・・様。」
>「ゼロスで良いですよ。位でいけば僕と同じなんですし。」
> ゼロスは少しだけ笑った。シェーラはゼロスに訊ねた。
>「えっと・・・・ゼロスさんがどうしてここに?」
> ゼロスは人差し指を口元に持っていき、言った。
>「それは秘密です。」
…ほんとになぜ?でもそれも彼らしいですよねっ♪

> 沈黙。・・・しばらくしてシェーラが口を開いた。
>「ゼロスさんはズルイです。」
>      「?・・・・・・何でですか?」
> 「真面目じゃないのに・・仕事できて、強くて、上司と中が良くて、・・たくさんの物持っててズルイです。」
>「確かに・・・僕は真面目じゃないですね。でも、」
> そこまで言うとゼロスは一度区切り椅子に座ってから言った。
>「僕は・・・一生懸命にやっています。不真面目ですが、僕は獣王様の為に滅びても良いと思っています。勿論計画の犠牲にされてもかまいません。」
>「でも・・・、冥王様のことは見捨てましたよね。」
> シェーラの体から溢れ出る負の感情が部屋に立ち込めた。しかし、ゼロスはそれを気にもせずに言った。
>「僕の上司は悪まで獣王様ですから。それにフィブリゾ様は『もう良いよ。後は僕が終わらせるから』と言ってました。」
> シェーラは俯いた。ゼロスはシェーラを見つめながら言った。
>「シェーラさん。・・貴方はもう少し自由になったほうが良いですよ。」
>「・・・はい?」
> シェーラは首を傾げた。ゼロスは言った。
>「貴方を見てると重い感じがします。もう少し自分の意見を言っても良いと思いますよ。その重いモノをはずしたらどうですか?シェーラさんの背中にはとてもキレイな白い翼があるんですから。」
> シェーラは自分の背中を見た。もちろん翼など無い。ゼロスは言った。
>「すみません。・・魔族に対して白い翼はあまり良い言葉じゃありませんね。」
> しかしシェーラはなぜか心と体が温かくなるのを感じた。シェーラは言った。
>「ゼロスさんの名前の由来ってなんですか?」
>「『私の・・・強い所や良い所・・・受けついでもらいたかったんだ。』と言ってました。」
> そう言ってゼロスは本当に幸せそうに笑った。
魔族は滅びを求めてる存在だけど、その時が来るまで、彼らなりの幸せを感じてほしい。幸せにもいろいろな形があるし。

> 「覇王様、最後の計画ノーストではなく私にやらせてください。」
>     「・・・良いのか?・・・」
>    「はい。私の命は覇王様の物です。・・それに、もう後悔はしたくありませんので。」
>  その後シェーラは滅びた。シェーラは少し笑った。自分の仕事は終わった。
>
>   (あなたがどう思っていてもこれが私の自由なんです。)
…あぁうらやましい。こんなきれいなおわりかたができるなんて…

>*************************************
> はい・・・。ちょっと長かったです。疲れました。ここまで読んでくださった方お疲れ様でした。まだ初心者ですがよろしくお願いします。

とてもきれいなお話だと感じました。ほんとにうらやましいです…。あぁ、誰か助けてくれい…。話のネタがなにもおもいつかないぜいっ!
ってな心境にいる自分。ってあぁ!いけないいけない…。壊れては。

こんなわたしがいうのもなんですが、頑張ってくださいねっ!






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26022Re:はじめましてv2003/5/22 15:59:55
記事番号26021へのコメント


>こんにちは、氷月椋佳とい〜ます♪
>> こんにちは。雫です。私は魔族が大好きなのでまた魔族ものです。出来たら最後まで読んで下さい。
>あたしも魔族好きですよ〜うvもちろん最後まで読みますともっ!
えっ!本当ですか?ありがとうございます。
>>
>>    あなたがどう思っていても
>>
>> 覇将軍・シェーラにとって獣神官・ゼロスは憧れの存在である。腹心の部下達の中では一番強いし、仕事もテキパキこなす。しかも上司ととてもフレンドリーで、スマイルサービスも欠かさない。
>> そこまでは良い。ただゼロスはシェーラの上司にとても気にいられているのだ。そこまでくると、羨ましい。嫉妬心さえ芽生えてくる。大体、それならいつも真面目に仕事していた自分はなんなのだろう。
>> 魔竜王・ガーヴは裏切って滅びるし、冥王・フィブリゾ様はリナ・インバースと言う人間に滅ぼされて・・・腹心は気づけば三人になっていた。シェーラも冥王様を滅ぼしたリナ・インバースと行動を共にして、作戦は失敗した。しかも自分の名前のことが気になって帰って来てしまったのである。そして、覇王様に名前の由来を訊いてみたのだが、ショックで滅びかけた。
>>     『道具の名前に何故拘らなければならんのだ?』
>> そして、覇王様が次の計画を話している時に突然痛みがあってシェーラは倒れたのだ。
>> 今シェーラはベッドの上に居る。誰も見舞いには来ていないようだ。
>シェーラさんっ!大丈夫ですかっ!あぁ!しんぱいですぅ〜。
「大丈夫。シェーラは健康そのものだ。」(by覇王様)
>>    コン コン  ガチャッ
>> 突如、扉が開き、ある人物が居た。シェーラはその魔族の名前を思わず口にしてみた。
>>「ゼロス・・様。」
>>「ゼロスで良いですよ。位でいけば僕と同じなんですし。」
>> ゼロスは少しだけ笑った。シェーラはゼロスに訊ねた。
>>「えっと・・・・ゼロスさんがどうしてここに?」
>> ゼロスは人差し指を口元に持っていき、言った。
>>「それは秘密です。」
>…ほんとになぜ?でもそれも彼らしいですよねっ♪
はい。私も知りません。
>> 沈黙。・・・しばらくしてシェーラが口を開いた。
>>「ゼロスさんはズルイです。」
>>      「?・・・・・・何でですか?」
>> 「真面目じゃないのに・・仕事できて、強くて、上司と中が良くて、・・たくさんの物持っててズルイです。」
>>「確かに・・・僕は真面目じゃないですね。でも、」
>> そこまで言うとゼロスは一度区切り椅子に座ってから言った。
>>「僕は・・・一生懸命にやっています。不真面目ですが、僕は獣王様の為に滅びても良いと思っています。勿論計画の犠牲にされてもかまいません。」
>>「でも・・・、冥王様のことは見捨てましたよね。」
>> シェーラの体から溢れ出る負の感情が部屋に立ち込めた。しかし、ゼロスはそれを気にもせずに言った。
>>「僕の上司は悪まで獣王様ですから。それにフィブリゾ様は『もう良いよ。後は僕が終わらせるから』と言ってました。」
>> シェーラは俯いた。ゼロスはシェーラを見つめながら言った。
>>「シェーラさん。・・貴方はもう少し自由になったほうが良いですよ。」
>>「・・・はい?」
>> シェーラは首を傾げた。ゼロスは言った。
>>「貴方を見てると重い感じがします。もう少し自分の意見を言っても良いと思いますよ。その重いモノをはずしたらどうですか?シェーラさんの背中にはとてもキレイな白い翼があるんですから。」
>> シェーラは自分の背中を見た。もちろん翼など無い。ゼロスは言った。
>>「すみません。・・魔族に対して白い翼はあまり良い言葉じゃありませんね。」
>> しかしシェーラはなぜか心と体が温かくなるのを感じた。シェーラは言った。
>>「ゼロスさんの名前の由来ってなんですか?」
>>「『私の・・・強い所や良い所・・・受けついでもらいたかったんだ。』と言ってました。」
>> そう言ってゼロスは本当に幸せそうに笑った。
>魔族は滅びを求めてる存在だけど、その時が来るまで、彼らなりの幸せを感じてほしい。幸せにもいろいろな形があるし。
>
>> 「覇王様、最後の計画ノーストではなく私にやらせてください。」
>>     「・・・良いのか?・・・」
>>    「はい。私の命は覇王様の物です。・・それに、もう後悔はしたくありませんので。」
>>  その後シェーラは滅びた。シェーラは少し笑った。自分の仕事は終わった。
>>
>>   (あなたがどう思っていてもこれが私の自由なんです。)
>…あぁうらやましい。こんなきれいなおわりかたができるなんて…
シェーラちゃんには幸せになってもらいたかったので・・。
>>*************************************
>> はい・・・。ちょっと長かったです。疲れました。ここまで読んでくださった方お疲れ様でした。まだ初心者ですがよろしくお願いします。
>
>とてもきれいなお話だと感じました。ほんとにうらやましいです…。あぁ、誰か助けてくれい…。話のネタがなにもおもいつかないぜいっ!
>ってな心境にいる自分。ってあぁ!いけないいけない…。壊れては。
>
>こんなわたしがいうのもなんですが、頑張ってくださいねっ!
 ありがとうございます。頑張ります!

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26025Re:あなたがどう思っていてもオロシ・ハイドラント 2003/5/22 17:22:59
記事番号26016へのコメント

こんばんは

ゼロシェラ。
書いたことはないのですけど、良いかも知んない。
同じ、上司から名前を受けた二人。
意味は全然違いますけど……。
シェーラもまた上司のために生き、滅びる。
決意は素晴らしいです。

ううむ、短いのに話の持ち運びが上手だと思いまして凄いです。
どんどん書いて、どんどん良書を読んで成長していって欲しいです。
なお素晴らしい魔族小説を期待してます。

それでは……

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26029Re:あなたがどう思っていても2003/5/22 19:08:49
記事番号26025へのコメント


>こんばんは
こんばんは
>
>ゼロシェラ。
>書いたことはないのですけど、良いかも知んない。
本当ですか?
>同じ、上司から名前を受けた二人。
>意味は全然違いますけど……。
>シェーラもまた上司のために生き、滅びる。
>決意は素晴らしいです。
私もそう思います。
>
>ううむ、短いのに話の持ち運びが上手だと思いまして凄いです。
>どんどん書いて、どんどん良書を読んで成長していって欲しいです。
>なお素晴らしい魔族小説を期待してます。
>
>それでは……
ありがとうございます。本当に頑張らせていただきます。これからもよろしくお願いします。

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