◆−Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/17 21:19:58) No.25225
 ┣レス久し振りですね。−ユア・ファンティン (2003/3/17 22:02:29) No.25226
 ┃┗お久しぶりです☆−夜宵 吹雪 (2003/3/17 22:45:59) No.25229
 ┣Re:Breeze memory−渚 (2003/3/17 22:43:09) No.25228
 ┃┗Re:Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/17 23:08:44) No.25231
 ┣Breeze memory  −夜宵 吹雪 (2003/3/18 18:48:53) No.25239
 ┃┣Re:Breeze memory  −ユア・ファンティン (2003/3/18 19:53:25) No.25240
 ┃┃┗Re:Breeze memory  −夜宵 吹雪 (2003/3/19 17:36:52) No.25255
 ┃┣Re:Breeze memory  −颪月夜ハイドラント (2003/3/18 21:06:29) No.25241
 ┃┃┗大当たりです−夜宵 吹雪 (2003/3/19 19:54:10) No.25256
 ┃┃ ┗何を勘違いしてんだ、私(大汗)−夜宵 吹雪 (2003/3/25 10:36:20) No.25337
 ┃┗Re:Breeze memory  −渚 (2003/3/18 22:29:44) No.25246
 ┃ ┗かむばぁ〜くっ!!−夜宵 吹雪 (2003/3/19 20:09:26) No.25257
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/20 13:25:11) No.25263
 ┃┣Re:Breeze memory−ユア・ファンティン (2003/3/20 15:46:55) No.25266
 ┃┃┗セリフマニアです、私は(笑)−夜宵 吹雪 (2003/3/20 22:10:20) No.25272
 ┃┗Re:Breeze memory−渚 (2003/3/20 16:37:02) No.25269
 ┃ ┗迷わず成仏しないでください−夜宵 吹雪 (2003/3/20 22:27:20) No.25273
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/22 12:25:17) No.25297
 ┃┗Re:Breeze memory−渚 (2003/3/22 13:23:24) No.25298
 ┃ ┗Re:Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/22 19:14:45) No.25300
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/23 12:24:33) No.25315
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/24 11:54:49) No.25326
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/25 14:45:00) No.25340
 ┃┣Re:Breeze memory−渚 (2003/3/25 16:19:12) No.25341
 ┃┃┗Re:Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/25 20:49:54) No.25344
 ┃┗嬢ちゃ―ん、名前ありがとな―(by緋雷)−ユア・ファンティン (2003/3/25 21:22:58) No.25345
 ┃ ┗いえいえ、お礼を言われるほどの事では−夜宵 吹雪 (2003/3/26 10:19:00) No.25348
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/27 18:08:21) No.25361
 ┃┣Re:Breeze memory−渚 (2003/3/27 22:23:40) No.25365
 ┃┃┗段々、最終回っぽくなってきました。−夜宵 吹雪 (2003/3/28 22:12:24) No.25376
 ┃┗Re:Breeze memory−ユア・ファンティン (2003/3/28 13:13:42) No.25370
 ┃ ┗面白くなって・・・きたのでしょうか?−夜宵 吹雪 (2003/3/28 22:42:04) No.25379
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/29 14:29:47) No.25383
 ┃┣Re:Breeze memory−風柴流 (2003/3/30 03:33:17) No.25393
 ┃┃┗久ぶりですね。−夜宵 吹雪 (2003/3/30 17:48:23) NEW No.25397
 ┃┣Re:Breeze memory−渚 (2003/3/30 22:18:18) NEW No.25401
 ┃┃┗Re:Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/31 11:17:44) NEW No.25406
 ┃┗Re:Breeze memory−ユア・ファンティン (2003/3/31 12:42:46) NEW No.25407
 ┃ ┗Re:Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/3/31 16:11:25) NEW No.25410
 ┣Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/4/1 11:59:45) NEW No.25415
 ┃┣Re:Breeze memory−渚 (2003/4/1 15:48:43) NEW No.25418
 ┃┃┗わかりました?−夜宵 吹雪 (2003/4/1 18:43:14) NEW No.25419
 ┃┗Re:Breeze memory−ユア・ファンティン (2003/4/1 21:06:42) NEW No.25420
 ┃ ┗Re:Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/4/2 10:19:16) NEW No.25426
 ┗Breeze memory−夜宵 吹雪 (2003/4/2 12:09:38) NEW No.25428


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25225Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/17 21:19:58

プロローグ

「・・・じゃ、行ってきます。」
「無茶だけはするなよ。」
空間の裂け目から、すさまじいまでの力の奔流があふれ出す。この空間の裂け目は、異世界に繋がり、かなりの力を持った魔族や神族でないと、通り抜けるのは難しいだろう。
これから異界の地に旅立つ、少年は空間の裂け目に対峙した。
少年は年の頃なら16、7歳の顔立ちに幼さ、あどけなさの残る中性的な雰囲気を持っている。服は、薄いヴェールを何枚も重ねてはおり、左腕は肩の付け根から、金の装飾の手甲をつけ、頭には翠玉の髪飾りをつけた、まるで神の御使いのような容姿をしている。
しかし、彼は確かに人間ではない。だが神の御使いでもない。神と対極の位置に存在する魔族、ケレル・コアトルという名の魔族なのだ。
ケレルはこれから異界の地に旅立ち、強い力を持っている協力者を探しに行くのだ。
これは、高位魔族のトップシークレット。知る者はほとんどいない。
そして、ケレルには旅立ちを見送り、無事を祈るようなウェットな感情を持った部下や、同僚はいない。見送ってくれるのは、親であり、忠誠を誓った護るべき尊敬すべき、魔王、白霧【デス・フォッグ】だけである。
ケレルにとって、直々にこの心配の言葉だけで、もう充分だった。尊敬する魔王様のために、協力者をみつけなければ、と気合を入れた。
ケレルは白霧【デス・フォッグ】の言葉に苦笑を浮かべた。
「無理ですね。無茶は僕の専売特許ですから・・・。」
くすり、と悪戯っぽく笑みを浮かべる。
「フフッ、そうだったな。それとこれは餞別だ。」
どさり、と手に渡されたのは・・・。
「・・・あ、あのこれ・・・?」
「お前は中々、部下に慕われてるようだな。一人一人、丁寧にメッセージ付だ。」
「はぁ・・・・・・・。」
ケレルがもらったのは千羽鶴だ。
・・・・・・そう、高校球児や病人が願いを込めて折るアレである。ちなみに作者の住んでいるところは毎年、とある公園に千羽鶴を捧げる風習がある。
「ま、まあ有難く貰っておきます・・・。」
なにかの役に立つかもしれない(本当か?)のでとりあえず受け取った。
「ああ、あと止めたのだが・・・。」
「?」
びゅうぅんっ
「ケレル様ああああぁぁぁっ!!!」
どごおおおおんっ!!
何かが、ケレルの胸に向かって突っ込んできた。ケレルは壁に打ち付けられ、天井からパラパラと砂が落ちてきた。
「うう・・・・・・。」
「ケレル様!あなたとゆうおかたわっ!!」
突っ込んできた男―――真紅の長い髪を後ろでまとめた、緑の瞳の金色に輝く翼を持った、20代の男、ちなみにかなりの美形――――はケレルに突っ込んだと思ったら、ケレルの胸倉を引っつかみ、がっくんがっくん揺らしはじめた。
「わかっているのですか!異界ですよっ、い・か・い!!イカやカイでもなければ、国家に対して手柄や功績にあった物を与えられる位の位階や、それを除いた他の物の意外や、遺体の遺骸でもないんですよぉ―――っ!!?」
どこかで聞いたような事を言いつつも、男のテンションは上がりっぱなしである。さすがの白霧【デス・フォッグ】も口出しは出来ない。
「お、落ち着け・・・。」
「落ち着いてられませぇぇぇぇん!!」
窒息している(?)ケレルをつかんだまま、男はだらだらと涙を流す。・・・いい年をした男に涙を見せられると言うのは、正直、ちょおぉぉっとツライものがある。
「が、がるぅだ・・・、貴様ぁ・・・!」
ケレルの目に怒りが灯る。
「なにしてくれとんじゃい、われいっ!!」
口調が変わったまま(何弁だ)男―――ガルーダを吹き飛ばす。
ガルーダは突風を器用にかわし、ケレルと白霧【デス・フォッグ】にひざまづいた。
「ケレル様、白霧【デス・フォッグ】様、この私、金翔鳥ガルーダ、ケレル様の旅に同行を許可・・・。」
「却下。」
ケレルは即答した。
彼、ガルーダはケレルの直属の部下で、普段は鳥(キジ科)に姿を変えている。性格はいかんせん真面目すぎ、一度言い出したら、最後まで貫き通す侍のような魔族なのだ。
「ケ、ケレル様!わ、私に至らぬところがあったのでしょうか!?」
「いや、違う。お前みたいな石頭といたら、ストレルが溜まりやすくなる。」
ガルーダはくっと、涙を流した。
「お、お願いです!私をどうか・・・!!」
「しつこいっ!それ以上言うと・・・!」
ケレルは手を中心に力を解き放つ。
「・・・ふぅ、ガルーダ。私が認める。ケレルの同行を許可しよう。」
「白霧【デス・フォッグ】様!!」
ケレルが反論する。
「ガルーダはお前に似て、頑固者だ。構わないだろう?」
断る理由などはない。あったとしても、すぐに却下されるだろう。ケレルはため息をついた。
「・・・・・・承知しました。」
「白霧【デス・フォッグ】様・・・、ガルーダ、感涙の極みです・・・!」
そう言って頭をたれる。
「気にするな、それに護衛が一人欲しいと思っていた。」
ガルーダはもう一度、頭をたれた。
「行くぞ、ガルーダ!!」
「はい!お供します!!」
二人の魔族が、異空間に吸い込まれていった。



あとがき
吹雪:とーゆわけで!!
G:祝K様主役の話〜〜!!どんどんぱふぱふ〜〜〜♪
吹雪:おおっ、G。芸が細かいな〜。
K:んなことはいいから、解説しろよ。
吹雪:はいはい、この話は「風の邂逅、竜の記憶」から・・・・・・、何年前だっけ?
G:おい!!
K:あのなぁ!!
吹雪:・・・・・・えーっと、お、あったあった・・・、今から・・・5000年前だな。つーことはキミら最低でも5000歳以上・・・?
G:そうなるのでしょうね。
K:魔族に年齢なんてないし。
吹雪:まあねぇ・・・、しっかしG、お前、キャラ濃すぎ。
G:ほっとけ。
K:イメージは、僕のよき理解者、相談相手だよな。
吹雪:うん。○○相談とかもする予定。
K:・・・・・・まさかその伏字は・・・・・・?
吹雪:ふっ!夜宵 吹雪の読者に朝鮮・・・じゃない挑戦!!この伏字に入る2文字の漢字を当ててください!正解者には前作と同じ、なんにもありません!!
G:・・・そんなんだから、答える人いないのでは・・・?もっとサービスするとか。リクしてもらうとか、こんなキャラ出してあげるーとか。
吹雪:いや、一応考えたけど・・・、時間ないし。
K:なにより、駄文だし。
吹雪:はううっ!!な、何を言うんだね、K・・・。
K:・・・図星か。
G:しっかし、だんだん、この話も適当になるんじゃないのか?下書き書かずに、そのまんま書き込んでるし・・・、終わるのか、オイ。
吹雪:えー、長くなったのできります!次回でお会いしましょう!
G:あ!逃げやがった!!
K:追うぞ!G!!
G:承知!!待てえええええぇぇぇぇぇ・・・・!!!


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25226レス久し振りですね。ユア・ファンティン 2003/3/17 22:02:29
記事番号25225へのコメント


>プロローグ
>
>「・・・じゃ、言ってきます。」
>「無茶だけはするなよ。」
>空間の裂け目から、すさまじいまでの力の奔流があふれ出す。この空間の裂け目は、異世界に繋がり、かなりの力を持った魔族や神族でないと、通り抜けるのは難しいだろう。

ユ:そうでないと途中で、力尽きるわけね

>これから異界の地に旅立つ、少年は空間の裂け目に対峙した。
>少年は年の頃なら16、7歳の顔立ちに幼さ、あどけなさの残る中性的な雰囲気を持っている。服は、薄いヴェールを何枚も重ねてはおり、左腕は肩の付け根から、金の装飾の手甲をつけ、頭には翠玉の髪飾りをつけた、まるで神の御使いのような容姿をしている。

ユ:天使っぽい

>しかし、彼は確かに人間ではない。だが神の御使いでもない。神と対極の位置に存在する魔族、ケレル・コアトルという名の魔族なのだ。

ユ:ケツアル・コァトルからとってます?

>ケレルはこれから異界の地に旅立ち、強い力を持っている協力者を探しに行くのだ。
>これは、高位魔族のトップシークレット。知る者はほとんどいない。
>そして、ケレルには旅立ちを見送り、無事を祈るようなウェットな感情を持った部下や、同僚はいない。見送ってくれるのは、親であり、忠誠を誓った護るべき尊敬すべき、魔王、白霧【デス・フォッグ】だけである。
>ケレルにとって、直々にこの心配の言葉だけで、もう充分だった。尊敬する魔王様のために、協力者をみつけなければ、と気合を入れた。

ユ:力み過ぎて失敗しないでね・

>ケレルは白霧【デス・フォッグ】の言葉に苦笑を浮かべた。
>「無理ですね。無茶は僕の専売特許ですから・・・。」
>くすり、と悪戯っぽく笑みを浮かべる。
>「フフッ、そうだったな。それとこれは餞別だ。」
>どさり、と手に渡されたのは・・・。
>「・・・あ、あのこれ・・・?」
>「お前は中々、部下に慕われてるようだな。一人一人、丁寧にメッセージ付だ。」
>「はぁ・・・・・・・。」
>ケレルがもらったのは千羽鶴だ。
>・・・・・・そう、高校球児や病人が願いを込めて折るアレである。ちなみに作者の住んでいるところは毎年、とある公園に千羽鶴を捧げる風習がある。

ユ:広島の方ですか?(もしくは長崎?)

>「ま、まあ有難く貰っておきます・・・。」
>なにかの役に立つかもしれない(本当か?)のでとりあえず受け取った。
>「ああ、あと止めたのだが・・・。」
>「?」
>びゅうぅんっ
>「ケレル様ああああぁぁぁっ!!!」
>どごおおおおんっ!!
>何かが、ケレルの胸に向かって突っ込んできた。ケレルは壁に打ち付けられ、天井からパラパラと砂が落ちてきた。
>「うう・・・・・・。」
>「ケレル様!あなたとゆうおかたわっ!!」
>突っ込んできた男―――真紅の長い髪を後ろでまとめた、緑の瞳の金色に輝く翼を持った、20代の男、ちなみにかなりの美形――――はケレルに突っ込んだと思ったら、ケレルの胸倉を引っつかみ、がっくんがっくん揺らしはじめた。
>「わかっているのですか!異界ですよっ、い・か・い!!イカやカイでもなければ、国家に対して手柄や功績にあった物を与えられる位の位階や、それを除いた他の物の意外や、遺体の遺骸でもないんですよぉ―――っ!!?」

ユ:ハイテンションですねえ。

>どこかで聞いたような事を言いつつも、男のテンションは上がりっぱなしである。さすがの白霧【デス・フォッグ】も口出しは出来ない。
>「お、落ち着け・・・。」
>「落ち着いてられませぇぇぇぇん!!」
>窒息している(?)ケレルをつかんだまま、男はだらだらと涙を流す。・・・いい年をした男に涙を見せられると言うのは、正直、ちょおぉぉっとツライものがある。

ユ:滝涙ならなおさら

>「が、がるぅだ・・・、貴様ぁ・・・!」
>ケレルの目に怒りが灯る。
>「なにしてくれとんじゃい、われいっ!!」
>口調が変わったまま(何弁だ)男―――ガルーダを吹き飛ばす。
>ガルーダは突風を器用にかわし、ケレルと白霧【デス・フォッグ】にひざまづいた。
>「ケレル様、白霧【デス・フォッグ】様、この私、金翔鳥ガルーダ、ケレル様の旅に同行を許可・・・。」
>「却下。」
>ケレルは即答した。
>彼、ガルーダはケレルの直属の部下で、普段は鳥(キジ科)に姿を変えている。性格はいかんせん真面目すぎ、一度言い出したら、最後まで貫き通す侍のような魔族なのだ。
>「ケ、ケレル様!わ、私に至らぬところがあったのでしょうか!?」
>「いや、違う。お前みたいな石頭といたら、ストレルが溜まりやすくなる。」
>ガルーダはくっと、涙を流した。
>「お、お願いです!私をどうか・・・!!」
>「しつこいっ!それ以上言うと・・・!」
>ケレルは手を中心に力を解き放つ。
>「・・・ふぅ、ガルーダ。私が認める。ケレルの同行を許可しよう。」
>「白霧【デス・フォッグ】様!!」
>ケレルが反論する。
>「ガルーダはお前に似て、頑固者だ。構わないだろう?」
>断る理由などはない。あったとしても、すぐに却下されるだろう。ケレルはため息をついた。
>「・・・・・・承知しました。」
>「白霧【デス・フォッグ】様・・・、ガルーダ、感涙の極みです・・・!」

ユ:・・・・・・・・・・・(笑顔で固まっている)

>そう言って頭をたれる。
>「気にするな、それに護衛が一人欲しいと思っていた。」
>ガルーダはもう一度、頭をたれた。
>「行くぞ、ガルーダ!!」
>「はい!お供します!!」
>二人の魔族が、異空間に吸い込まれていった。
>
>
>
>あとがき
>吹雪:とーゆわけで!!
>G:祝K様主役の話〜〜!!どんどんぱふぱふ〜〜〜♪
>吹雪:おおっ、G。芸が細かいな〜。
>K:んなことはいいから、解説しろよ。
>吹雪:はいはい、この話は「風の邂逅、竜の記憶」から・・・・・・、何年前だっけ?
>G:おい!!
>K:あのなぁ!!
>吹雪:・・・・・・えーっと、お、あったあった・・・、今から・・・5000年前だな。つーことはキミら最低でも5000歳以上・・・?

ユ:神魔戦争終結する少し前ですね。

>G:そうなるのでしょうね。
>K:魔族に年齢なんてないし。
>吹雪:まあねぇ・・・、しっかしG、お前、キャラ濃すぎ。

ユ:ある意味、筧十兵衛みたいだねえ。

>G:ほっとけ。
>K:イメージは、僕のよき理解者、相談相手だよな。
>吹雪:うん。○○相談とかもする予定。
>K:・・・・・・まさかその伏字は・・・・・・?
>吹雪:ふっ!夜宵 吹雪の読者に朝鮮・・・じゃない挑戦!!この伏字に入る2文字の漢字を当ててください!正解者には前作と同じ、なんにもありません!!
>G:・・・そんなんだから、答える人いないのでは・・・?もっとサービスするとか。リクしてもらうとか、こんなキャラ出してあげるーとか。
>吹雪:いや、一応考えたけど・・・、時間ないし。
>K:なにより、駄文だし。
>吹雪:はううっ!!な、何を言うんだね、K・・・。
>K:・・・図星か。
>G:しっかし、だんだん、この話も適当になるんじゃないのか?下書き書かずに、そのまんま書き込んでるし・・・、終わるのか、オイ。
>吹雪:えー、長くなったのできります!次回でお会いしましょう!
>G:あ!逃げやがった!!
>K:追うぞ!G!!
>G:承知!!待てえええええぇぇぇぇぇ・・・・!!!


ユ:あはははははははは
  今これと同時に、風華も入れています。
  30分後ぐらいに入れれると思うので
  良かったらどうぞ
  それでは・・・・

>
>

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25229お久しぶりです☆夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/17 22:45:59
記事番号25226へのコメント

はい!お久しぶりです。

>>空間の裂け目から、すさまじいまでの力の奔流があふれ出す。この空間の裂け目は、異世界に繋がり、かなりの力を持った魔族や神族でないと、通り抜けるのは難しいだろう。
>
>ユ:そうでないと途中で、力尽きるわけね

吹雪:はい、下手すれば、混沌の海に取り込まれ滅びます。
K:D様が無理矢理、空間捻じ曲げて造ったものだ。

>>少年は年の頃なら16、7歳の顔立ちに幼さ、あどけなさの残る中性的な雰囲気を持っている。服は、薄いヴェールを何枚も重ねてはおり、左腕は肩の付け根から、金の装飾の手甲をつけ、頭には翠玉の髪飾りをつけた、まるで神の御使いのような容姿をしている。
>
>ユ:天使っぽい

吹雪:・・・だって。
K:・・・・・・・・・。複雑な気分だね。
G:何を言ってるんですか、K様の性格は悪魔そのもの・・・。
K:・・・Lさまのお膝元に送ってやろうか?
吹雪:・・・・・・その前にKが送られそう(汗)

>>しかし、彼は確かに人間ではない。だが神の御使いでもない。神と対極の位置に存在する魔族、ケレル・コアトルという名の魔族なのだ。
>
>ユ:ケツアル・コァトルからとってます?

吹雪:うーん、多分そうです。私が調べたサイトではケチャルコアトルでした。ケツアルコアトルともありましたし。
K:神の名前なんていい加減なもんさ。
G:私の名前もそのまんま、インドの神の名前そのまんまですしねぇ・・・。

>>ケレルはこれから異界の地に旅立ち、強い力を持っている協力者を探しに行くのだ。
>>これは、高位魔族のトップシークレット。知る者はほとんどいない。
>>そして、ケレルには旅立ちを見送り、無事を祈るようなウェットな感情を持った部下や、同僚はいない。見送ってくれるのは、親であり、忠誠を誓った護るべき尊敬すべき、魔王、白霧【デス・フォッグ】だけである。
>>ケレルにとって、直々にこの心配の言葉だけで、もう充分だった。尊敬する魔王様のために、協力者をみつけなければ、と気合を入れた。
>
>ユ:力み過ぎて失敗しないでね・

吹雪:よかったねぇ、心配してくれる人がいて(うりうり)
K:・・・・・・・・・。

>>ケレルは白霧【デス・フォッグ】の言葉に苦笑を浮かべた。
>>「無理ですね。無茶は僕の専売特許ですから・・・。」
>>くすり、と悪戯っぽく笑みを浮かべる。
>>「フフッ、そうだったな。それとこれは餞別だ。」
>>どさり、と手に渡されたのは・・・。
>>「・・・あ、あのこれ・・・?」
>>「お前は中々、部下に慕われてるようだな。一人一人、丁寧にメッセージ付だ。」
>>「はぁ・・・・・・・。」
>>ケレルがもらったのは千羽鶴だ。
>>・・・・・・そう、高校球児や病人が願いを込めて折るアレである。ちなみに作者の住んでいるところは毎年、とある公園に千羽鶴を捧げる風習がある。
>
>ユ:広島の方ですか?(もしくは長崎?)

吹雪:おお当たり〜〜!!
K:名産は海の牡蠣。平家の建てた宮島が有名だな。
G:あともみじまんじゅう。私はやはり抹茶味が・・・。
K:・・・・・・渋いな。

>>「ケレル様ああああぁぁぁっ!!!」
>>どごおおおおんっ!!
>>何かが、ケレルの胸に向かって突っ込んできた。ケレルは壁に打ち付けられ、天井からパラパラと砂が落ちてきた。
>>「うう・・・・・・。」
>>「ケレル様!あなたとゆうおかたわっ!!」
>>突っ込んできた男―――真紅の長い髪を後ろでまとめた、緑の瞳の金色に輝く翼を持った、20代の男、ちなみにかなりの美形――――はケレルに突っ込んだと思ったら、ケレルの胸倉を引っつかみ、がっくんがっくん揺らしはじめた。
>>「わかっているのですか!異界ですよっ、い・か・い!!イカやカイでもなければ、国家に対して手柄や功績にあった物を与えられる位の位階や、それを除いた他の物の意外や、遺体の遺骸でもないんですよぉ―――っ!!?」
>
>ユ:ハイテンションですねえ。

G:ううっ、置いて行こうとしたんですよ、この方・・・。
吹雪:・・・K,今の私にはその気持ちよくわかる・・・。

>>どこかで聞いたような事を言いつつも、男のテンションは上がりっぱなしである。さすがの白霧【デス・フォッグ】も口出しは出来ない。
>>「お、落ち着け・・・。」
>>「落ち着いてられませぇぇぇぇん!!」
>>窒息している(?)ケレルをつかんだまま、男はだらだらと涙を流す。・・・いい年をした男に涙を見せられると言うのは、正直、ちょおぉぉっとツライものがある。
>
>ユ:滝涙ならなおさら

G:・・・・・・・・(/////)
K:何いまさら照れてるんだ。

>>「・・・ふぅ、ガルーダ。私が認める。ケレルの同行を許可しよう。」
>>「白霧【デス・フォッグ】様!!」
>>ケレルが反論する。
>>「ガルーダはお前に似て、頑固者だ。構わないだろう?」
>>断る理由などはない。あったとしても、すぐに却下されるだろう。ケレルはため息をついた。
>>「・・・・・・承知しました。」
>>「白霧【デス・フォッグ】様・・・、ガルーダ、感涙の極みです・・・!」
>
>ユ:・・・・・・・・・・・(笑顔で固まっている)

吹雪:ここでついて来なかったら、さらに大変な事になったのですよ。

>>吹雪:・・・・・・えーっと、お、あったあった・・・、今から・・・5000年前だな。つーことはキミら最低でも5000歳以上・・・?
>
>ユ:神魔戦争終結する少し前ですね。

吹雪:はい、Kの一人称と性格が変わった時期です。

>>吹雪:まあねぇ・・・、しっかしG、お前、キャラ濃すぎ。
>
>ユ:ある意味、筧十兵衛みたいだねえ。

吹雪:あ、似てるかも。ギャグ通じないし、クソ真面目だし。
G:ならば・・・!私とてギャグの一つや二つ!!人間に出来て私に出来ないはずが・・・!!
K:や、やめろ!!

>>吹雪:えー、長くなったのできります!次回でお会いしましょう!
>>G:あ!逃げやがった!!
>>K:追うぞ!G!!
>>G:承知!!待てえええええぇぇぇぇぇ・・・・!!!
>
>
>ユ:あはははははははは
>  今これと同時に、風華も入れています。
>  30分後ぐらいに入れれると思うので
>  良かったらどうぞ
>  それでは・・・・

吹雪:はあい、わかりやした。・・・しっかし、パソコンにずうっと向かってると肩が痛いですね・・・(泣)お互い頑張って打ち込みましょうね。
忙しいのにありがとうございました!






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25228Re:Breeze memory2003/3/17 22:43:09
記事番号25225へのコメント

>ケレルにとって、直々にこの心配の言葉だけで、もう充分だった。尊敬する魔王様のために、協力者をみつけなければ、と気合を入れた。
 *そして、ワインを買うためにバイトを・・・・
 リナ:真剣なシーンでそんな事言うなー!!
 ――ぼぐわぁぁぁ!!
 *(流血)
>「はぁ・・・・・・・。」
>ケレルがもらったのは千羽鶴だ。
 アメリア:ああ!私は感動です!!なんて、なんて正義に満ち溢れているんでしょうか!!
 ゼルガディス:これは正義とどうゆう関係があるんだ?
 アメリア:仲間を思う気持ち!これが正義なんです!!
>なにかの役に立つかもしれない(本当か?)のでとりあえず受け取った。
 ガウリイ:役に立つのか?
 アメリア:もちろんです!!ケレルさんが知らない世界でくじけそうになったとき、
 仲間からのあつ〜いメッセージを読んで元気を取り戻すのです!!
 ああ!なんてすばらしいんでしょう!!
 (目を輝かし、潤ませているアメリア)
 ゼルガディス:いってるな・・・・。
 リナ:逝ってるわね。
 ゼロス:リナさん、字が違いますよ。
>窒息している(?)ケレルをつかんだまま、男はだらだらと涙を流す。・・・いい年をした男に涙を見せられると言うのは、正直、ちょおぉぉっとツライものがある。
 アメリア:ああ。これも美しい友情ですね・・・・。
 (うっとりしているアメリア)
 ガウリイ:なんか違う気もするが・・・・。
 リナ:ほっときなさいガウリイ。好きにやらしとけばいいわ。
>口調が変わったまま(何弁だ)男―――ガルーダを吹き飛ばす。
 *ガ、ガルーダ!?あの、デュラハンで火の鳥の・・・・・!!
 リナ:わけの分からない事をいうなぁぁぁぁぁ!!
 ――がぐべぇぇぇぇぇ!!
 *(頭蓋骨骨折+脳内出血)
>G:祝K様主役の話〜〜!!どんどんぱふぱふ〜〜〜♪
 リナ:ん?Kサマファンのあの馬鹿が出てこないわね。
 ゼルガディス:さっきからのお前の突っ込みで、病院に逝っているんだ。
 アメリア:成仏してください。
>吹雪:うん。○○相談とかもする予定。
>K:・・・・・・まさかその伏字は・・・・・・?
>吹雪:ふっ!夜宵 吹雪の読者に朝鮮・・・じゃない挑戦!!この伏字に入る2文字の漢字を当ててください!正解者には前作と同じ、なんにもありません!!
 *はいはーい!!
 リナ:なんだ、生きてるじゃない。
 *恋愛相談でーす!!
>G:あ!逃げやがった!!
>K:追うぞ!G!!
>G:承知!!待てえええええぇぇぇぇぇ・・・・!!!

 *つづ、き・・・・・をたの・・・・・しみ、に・・・・・・(ぱた)
 リナ:あっ、逝った。

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25231Re:Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/17 23:08:44
記事番号25228へのコメント


>>ケレルにとって、直々にこの心配の言葉だけで、もう充分だった。尊敬する魔王様のために、協力者をみつけなければ、と気合を入れた。
> *そして、ワインを買うためにバイトを・・・・
> リナ:真剣なシーンでそんな事言うなー!!
> ――ぼぐわぁぁぁ!!
> *(流血)

吹雪:いや、バイトは・・・(チラリ)
K:・・・金が必要ならやる。
G:ううっ、おいたわしい限りです・・・(泣)

>>「はぁ・・・・・・・。」
>>ケレルがもらったのは千羽鶴だ。
> アメリア:ああ!私は感動です!!なんて、なんて正義に満ち溢れているんでしょうか!!
> ゼルガディス:これは正義とどうゆう関係があるんだ?
> アメリア:仲間を思う気持ち!これが正義なんです!!

K:・・・微妙に違うんだが・・・。
吹雪:やめとけ、つっこみたいなら命を賭ける気でつっこまないと、お前、死ぬぞ?

>>なにかの役に立つかもしれない(本当か?)のでとりあえず受け取った。
> ガウリイ:役に立つのか?
> アメリア:もちろんです!!ケレルさんが知らない世界でくじけそうになったとき、
> 仲間からのあつ〜いメッセージを読んで元気を取り戻すのです!!
> ああ!なんてすばらしいんでしょう!!
> (目を輝かし、潤ませているアメリア)
> ゼルガディス:いってるな・・・・。
> リナ:逝ってるわね。
> ゼロス:リナさん、字が違いますよ。

K:・・・・・・・・・。
G:・・・・・・・・・・・・。
吹雪:ど、どーしたのさ?二人とも?
G&K:・・・がはっ(吐血)
吹雪:ああああっ!二人が生の賛歌のせいで倒れた―――!!
K:・・・く・・・千羽鶴は・・・、僕の魔力を込め・・・攻撃とかが可能だ・・・。
G:あ、あとぉ・・・・・・、遠くの様子を見たり・・・結構便利だ・・・・・・。
吹雪:・・・・・・うわぁ、執念を感じるよ、私は。

>>窒息している(?)ケレルをつかんだまま、男はだらだらと涙を流す。・・・いい年をした男に涙を見せられると言うのは、正直、ちょおぉぉっとツライものがある。
> アメリア:ああ。これも美しい友情ですね・・・・。
> (うっとりしているアメリア)
> ガウリイ:なんか違う気もするが・・・・。
> リナ:ほっときなさいガウリイ。好きにやらしとけばいいわ。

吹雪:友情って言うよりは・・・。
K:主従関係だ。

>>口調が変わったまま(何弁だ)男―――ガルーダを吹き飛ばす。
> *ガ、ガルーダ!?あの、デュラハンで火の鳥の・・・・・!!
> リナ:わけの分からない事をいうなぁぁぁぁぁ!!
> ――がぐべぇぇぇぇぇ!!
> *(頭蓋骨骨折+脳内出血)

吹雪:のおおおっ!!大丈夫ですかあぁぁ!!?
K:・・・・・・デュラハン?火の鳥?何だ、それ。
G:手塚治の『火の鳥』は吹雪は全部、読んだぞ。

>>G:祝K様主役の話〜〜!!どんどんぱふぱふ〜〜〜♪
> リナ:ん?Kサマファンのあの馬鹿が出てこないわね。
> ゼルガディス:さっきからのお前の突っ込みで、病院に逝っているんだ。
> アメリア:成仏してください。

吹雪:何っ!K、お見舞いに行くぞ!ついて来い!!
K:なんで僕が・・・。
吹雪:ファンの方がケガしたんだ!見舞いに行くのがふつーだろ!!

>>吹雪:うん。○○相談とかもする予定。
>>K:・・・・・・まさかその伏字は・・・・・・?
>>吹雪:ふっ!夜宵 吹雪の読者に朝鮮・・・じゃない挑戦!!この伏字に入る2文字の漢字を当ててください!正解者には前作と同じ、なんにもありません!!
> *はいはーい!!
> リナ:なんだ、生きてるじゃない。
> *恋愛相談でーす!!

吹雪:大当たりぃ〜!商品としてKを・・・。
K:・・・僕を敵に回すつもりか?
G:・・・(こそっ)K様は優しい方が好みだそーです!

>>G:あ!逃げやがった!!
>>K:追うぞ!G!!
>>G:承知!!待てえええええぇぇぇぇぇ・・・・!!!
>
> *つづ、き・・・・・をたの・・・・・しみ、に・・・・・・(ぱた)
> リナ:あっ、逝った。

吹雪:くっ!K、いいか、眠り姫が王子様のキスで目を覚ます・・・。
K:・・・・・・その首、胴体と別れさせてやろうか?それとも・・・・・・。
吹雪:ウソです。ごめんなさい。もうしないと言いたいけど、言えなくもない自分がいやになります。
G:わけわからん・・・。

ありがとうございました!シリアスなんですが、ガルーダのせいでギャグになっちゃいましたね。
これからも末永くよろしくお願いします。


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25239Breeze memory  夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/18 18:48:53
記事番号25225へのコメント


   1 旅立ちと・・・

「ここが・・・異世界か・・・。」
「ケレル様、この砂漠の方角を計算し、西の方位に街を発見しました。」
「そうか、じゃ、まずはそこに行くぞ。」
ケレルとガルーダは異界の地に着いた。だが普通に地面に着いたのではない。
「しかし、白霧【デス・フォッグ】様も粋な事をする。」
「ですね、我等をわざわざ空から移動させたのですから。」
彼らはなんと、空から落下しているのである。だが風の化身であるケレルと、鳥の姿をしたガルーダにとっては、便利以外の何物でもない。
「・・・しかし、いくらなんでもこの格好は目立つんじゃないか?」
「・・・そうですね。」
ケレルもガルーダも、この世界の文化を知らない。さすがに自分達の世界の服では目立つ。
特にガルーダは上半身が裸。ここが砂漠だったから良いようなものの、さすがに他の地域にいったら好奇の的だ。
「・・・まあ、とりあえずはさ、街行って人間観察だ。」
「承知しました。」
そんなわけで二人は街へ向かった。


「・・・・・・こんなモンか。」
ケレルは街に行き、人間の服を模写した。
皮のマント(砂漠ではこれがないとヤケドするらしい)に軽装の胸当て。左腕には手袋と包帯。そしてその上に手甲。腰には、自分の身体の一部である細身の護身用の剣一つ。
「ガルーダ、できたか?」
「・・・・・・はあ。」
ガルーダはあまり気乗りのない様子で振り向いた。武器は柄の長い斧、ハルバードを背負い、髪は瞳の色と同じ緑のバンダナでまとめ、額にもおまけ、といった感じでつけている。
服装は、黒のシャツに右肩にだけ、肩当をつけ、典型的な戦士スタイルだ。
「似合ってるじゃないか、さすが僕が生んだだけある。」
「・・・ケレル様、なにかとてつもない誤解・・・ではないですが、へンな風に思われるのでその言い方はやめてください。」
「そうか?」
「そうです。と、とにかくこの世界の情報を集めなければ・・・。」
「一番手っ取り早いのが・・・・・・。」



ケレルとガルーダがいる街は運がいいのか悪いのか、赤の竜神【スィーフィード】の信仰が盛んな街であった。だが、街はそれなりに大きく、情報も集めやすかった。
―――――が。
「おおっ、ケレル様、ありましたよ。この世界の歴史書ー。」
「し――っ!静かに!忍び込んでるんだからもう少し静かに・・・。」
この世界、知識を得るのに手っ取り早いのが本を読む事だが、この世界では紙が―――または本、そのものが―――貴重らしく、さらに魔道士しかみせてくれない。そんなケレルの取った行動が、忍び込む事である。あくまでも忍び込み、この世界のことを理解をすることが目的であって、無益、無駄な殺生はしない。
「じゃ、読め。」
「はい、わかりました。」
ケレルの命令に答え、ガルーダは朗読しはじめた。
「えーっと・・・○○は×××で△△を★★★に・・・・・・・・・・・・。」
待て、オイ(Byケレル)
「って18禁かあああぁぁぁっ!!掲載できるか、ンな文章!放送コードにひっかかるだろーが!!」
ケレルは絶叫した。ガルーダは恥ずかしさのあまり硬直した。
「てゆーかこれ歴史書だろ!なんでこんなモンが・・・。」
「・・・おそらくは、神官が欲求不満でつい手を出したのでは・・・・・・・?」
「チッ!この世界の神官はアホだな・・・、とにかく別のを探すぞ。」
「はい。」
黙々と探す事1時間・・・。
「あ!あったぞ、ガルーダ!」
「!早く読みましょう。」
しばし二人は本を読んだ。
「・・・・・・なるほど、ここは赤眼の魔王【ルビー・アイ】と赤の竜神【スィーフィード】の世界か・・・。」
「しかし・・・・・・、戦力となるものを探すにも、どこを探せば良いのやら・・・。」
「ふむ・・・、そうだな、まあ、ここは・・・。」
ケレルが口を開いた刹那――――
ずごおおおぉぉぉんっ!!
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
二人はしばらく黙り、
「・・・・・・行くぞ。」
「承知。」
外へ出た。



「何事だ。」
ケレルの問いに答えるものは一人もいなかった。
辺りに広がるのは、混乱と悲鳴、そして、
「・・・・・・これは・・・・・・?」
「瘴気か。」
負の気の塊。魔族特有の気配でもある。
『くっくっく・・・、愚かな人間ともよ・・・!』
魔族だ。身体は竜のようだが、何本もいたるところから、触手が生えている。
「・・・・・・行くぞ、ガルーダ。無視しろ、無視。」
「・・・承知。」
ケレルとガルーダは、くるりときびすを返し、この場から離れた。
『・・・貴様等!どこへ行く!逃げられると思っているのか!?』
ケレルは呆れながらも、答えた。
「あー、やるならどうぞ。僕達はこの街の人間じゃないから、この街が跡形もなく吹き飛ぼうが、どうでもいいんだ。わかったらあっち行け。」
しっしっと犬猫を振り払うかのようにする。その態度に腹を立てたのか、魔族の触手部分がケレルを襲う。
ざしゅっ
ガルーダがそれをハルバードで薙ぎ払う。
『なにっ!?』
驚く魔族を尻目に、ガルーダは睨む。
「貴様・・・、覚悟は出来ているのだな。」
『どうゆう意味だ。』
「そのままだ、貴様のような下郎が・・・。」
ガルーダの姿が一瞬ぶれて見える。
「ケレル様に襲いかかるなどおこがましいわ!!」

―――音もなく、その身を切り裂く。

「・・・フン。」
「・・・あーあ、やっちゃった。」
ケレルはため息をついた。街の人間がゆっくりと口を開く。
「きゅ・・・・・・!」
「きゅ?」
「救世主様だ!!」

「・・・・・・は?」



あとがき
吹雪:さて、お楽しみいただけたでしょうか?
K:・・・で?何がしたかったんだ、貴様わ。
G:そーだ。
吹雪:・・・さぁ?
K:・・・・・・・・・。
吹雪:・・・・・・・・・・・。
K:・・・・・・・・・・・・。
吹雪:・・・・・・・・・・・・・。
K:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
吹雪:・・・・・・・ゴメン、私が悪かった。つっこんで、K。
K:わかればいい。それと、前回のクイズの答えだが・・・。
G:正解は恋愛です。渚さんが見事、当てました。
吹雪:うっふっふっ、ご要望に答えて、とっとと相談させたいと思います!
K:お、おい!
G:をを、とうとう私にも活躍の場が・・・!
吹雪:それはどうだろ?では近いうちにお会いしましょう。

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25240Re:Breeze memory  ユア・ファンティン 2003/3/18 19:53:25
記事番号25239へのコメント


>
>   1 旅立ちと・・・
>
>「ここが・・・異世界か・・・。」
>「ケレル様、この砂漠の方角を計算し、西の方位に街を発見しました。」
>「そうか、じゃ、まずはそこに行くぞ。」
>ケレルとガルーダは異界の地に着いた。だが普通に地面に着いたのではない。
>「しかし、白霧【デス・フォッグ】様も粋な事をする。」
>「ですね、我等をわざわざ空から移動させたのですから。」
>彼らはなんと、空から落下しているのである。だが風の化身であるケレルと、鳥の姿をしたガルーダにとっては、便利以外の何物でもない。

ユ:・・・ガル−ダ君って,迦楼羅?

>「・・・しかし、いくらなんでもこの格好は目立つんじゃないか?」
>「・・・そうですね。」
>ケレルもガルーダも、この世界の文化を知らない。さすがに自分達の世界の服では目立つ。
>特にガルーダは上半身が裸。ここが砂漠だったから良いようなものの、さすがに他の地域にいったら好奇の的だ。

ユ:源流の方のカルラか

>「・・・まあ、とりあえずはさ、街行って人間観察だ。」
>「承知しました。」
>そんなわけで二人は街へ向かった。
>
>
>「・・・・・・こんなモンか。」
>ケレルは街に行き、人間の服を模写した。
>皮のマント(砂漠ではこれがないとヤケドするらしい)に軽装の胸当て。左腕には手袋と包帯。そしてその上に手甲。腰には、自分の身体の一部である細身の護身用の剣一つ。

ユ:目立たなくても、顔で目立つのでは?

>「ガルーダ、できたか?」
>「・・・・・・はあ。」
>ガルーダはあまり気乗りのない様子で振り向いた。武器は柄の長い斧、ハルバードを背負い、髪は瞳の色と同じ緑のバンダナでまとめ、額にもおまけ、といった感じでつけている。
>服装は、黒のシャツに右肩にだけ、肩当をつけ、典型的な戦士スタイルだ。
>「似合ってるじゃないか、さすが僕が生んだだけある。」
>「・・・ケレル様、なにかとてつもない誤解・・・ではないですが、へンな風に思われるのでその言い方はやめてください。」

ユ:そうかなあ?

>「そうか?」
>「そうです。と、とにかくこの世界の情報を集めなければ・・・。」
>「一番手っ取り早いのが・・・・・・。」
>
>
>
>ケレルとガルーダがいる街は運がいいのか悪いのか、赤の竜神【スィーフィード】の信仰が盛んな街であった。だが、街はそれなりに大きく、情報も集めやすかった。

ユ:・・・・・(人の悪そうな笑顔)

>―――――が。
>「おおっ、ケレル様、ありましたよ。この世界の歴史書ー。」
>「し――っ!静かに!忍び込んでるんだからもう少し静かに・・・。」
>この世界、知識を得るのに手っ取り早いのが本を読む事だが、この世界では紙が―――または本、そのものが―――貴重らしく、さらに魔道士しかみせてくれない。そんなケレルの取った行動が、忍び込む事である。あくまでも忍び込み、この世界のことを理解をすることが目的であって、無益、無駄な殺生はしない。

ユ:まだまともな人なんですね?

>「じゃ、読め。」
>「はい、わかりました。」
>ケレルの命令に答え、ガルーダは朗読しはじめた。
>「えーっと・・・○○は×××で△△を★★★に・・・・・・・・・・・・。」
>待て、オイ(Byケレル)
>「って18禁かあああぁぁぁっ!!掲載できるか、ンな文章!放送コードにひっかかるだろーが!!」

ユ:・・・・・・(声を出さずに笑っている)

>ケレルは絶叫した。ガルーダは恥ずかしさのあまり硬直した。
>「てゆーかこれ歴史書だろ!なんでこんなモンが・・・。」
>「・・・おそらくは、神官が欲求不満でつい手を出したのでは・・・・・・・?」
>「チッ!この世界の神官はアホだな・・・、とにかく別のを探すぞ。」
>「はい。」
>黙々と探す事1時間・・・。
>「あ!あったぞ、ガルーダ!」
>「!早く読みましょう。」
>しばし二人は本を読んだ。
>「・・・・・・なるほど、ここは赤眼の魔王【ルビー・アイ】と赤の竜神【スィーフィード】の世界か・・・。」
>「しかし・・・・・・、戦力となるものを探すにも、どこを探せば良いのやら・・・。」
>「ふむ・・・、そうだな、まあ、ここは・・・。」
>ケレルが口を開いた刹那――――
>ずごおおおぉぉぉんっ!!
>「・・・・・・・・・・・・・・・。」
>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
>二人はしばらく黙り、
>「・・・・・・行くぞ。」
>「承知。」
>外へ出た。
>
>
>
>「何事だ。」
>ケレルの問いに答えるものは一人もいなかった。
>辺りに広がるのは、混乱と悲鳴、そして、
>「・・・・・・これは・・・・・・?」
>「瘴気か。」
>負の気の塊。魔族特有の気配でもある。
>『くっくっく・・・、愚かな人間ともよ・・・!』
>魔族だ。身体は竜のようだが、何本もいたるところから、触手が生えている。

ユ:下級かしら?

>「・・・・・・行くぞ、ガルーダ。無視しろ、無視。」
>「・・・承知。」
>ケレルとガルーダは、くるりときびすを返し、この場から離れた。
>『・・・貴様等!どこへ行く!逃げられると思っているのか!?』
>ケレルは呆れながらも、答えた。
>「あー、やるならどうぞ。僕達はこの街の人間じゃないから、この街が跡形もなく吹き飛ぼうが、どうでもいいんだ。わかったらあっち行け。」
>しっしっと犬猫を振り払うかのようにする。その態度に腹を立てたのか、魔族の触手部分がケレルを襲う。
>ざしゅっ
>ガルーダがそれをハルバードで薙ぎ払う。
>『なにっ!?』
>驚く魔族を尻目に、ガルーダは睨む。
>「貴様・・・、覚悟は出来ているのだな。」
>『どうゆう意味だ。』
>「そのままだ、貴様のような下郎が・・・。」
>ガルーダの姿が一瞬ぶれて見える。
>「ケレル様に襲いかかるなどおこがましいわ!!」
>
>―――音もなく、その身を切り裂く。

ユ:ガ−くん,本気で武士・・筧十兵衛みたい

>
>「・・・フン。」
>「・・・あーあ、やっちゃった。」
>ケレルはため息をついた。街の人間がゆっくりと口を開く。
>「きゅ・・・・・・!」
>「きゅ?」
>「救世主様だ!!」
>
>「・・・・・・は?」

ユ:ご愁傷様(にっこり笑顔で)

>
>
>
>あとがき
>吹雪:さて、お楽しみいただけたでしょうか?
>K:・・・で?何がしたかったんだ、貴様わ。
>G:そーだ。
>吹雪:・・・さぁ?

ユ:いわゆる『それは秘密です』だね

>K:・・・・・・・・・。
>吹雪:・・・・・・・・・・・。
>K:・・・・・・・・・・・・。
>吹雪:・・・・・・・・・・・・・。
>K:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>吹雪:・・・・・・・ゴメン、私が悪かった。つっこんで、K。
>K:わかればいい。それと、前回のクイズの答えだが・・・。
>G:正解は恋愛です。渚さんが見事、当てました。
>吹雪:うっふっふっ、ご要望に答えて、とっとと相談させたいと思います!
>K:お、おい!
>G:をを、とうとう私にも活躍の場が・・・!
>吹雪:それはどうだろ?では近いうちにお会いしましょう。

ユ:いや−−面白いですねえ。
  風華のACT・2入稿しました
  GBは、15巻以降しか読んでないのに、
  イリス曰く、『被りすぎ』だそうです。
  それを覚悟の上にレスお願いします。
  それでは・・・・・・

>

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25255Re:Breeze memory  夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/19 17:36:52
記事番号25240へのコメント

はい、風華、読みました。ではレスを・・・

>>「しかし、白霧【デス・フォッグ】様も粋な事をする。」
>>「ですね、我等をわざわざ空から移動させたのですから。」
>>彼らはなんと、空から落下しているのである。だが風の化身であるケレルと、鳥の姿をしたガルーダにとっては、便利以外の何物でもない。
>
>ユ:・・・ガル−ダ君って,迦楼羅?

吹雪:大当たり!
G:元はインドの神だったが仏教に帰依したのだ。

>>特にガルーダは上半身が裸。ここが砂漠だったから良いようなものの、さすがに他の地域にいったら好奇の的だ。
>
>ユ:源流の方のカルラか

吹雪:はい。

>>「・・・・・・こんなモンか。」
>>ケレルは街に行き、人間の服を模写した。
>>皮のマント(砂漠ではこれがないとヤケドするらしい)に軽装の胸当て。左腕には手袋と包帯。そしてその上に手甲。腰には、自分の身体の一部である細身の護身用の剣一つ。
>
>ユ:目立たなくても、顔で目立つのでは?

吹雪:確かにそうかも・・・(汗)
K:そうか?
吹雪:自覚もしてない・・・(泣)

>>「似合ってるじゃないか、さすが僕が生んだだけある。」
>>「・・・ケレル様、なにかとてつもない誤解・・・ではないですが、へンな風に思われるのでその言い方はやめてください。」
>
>ユ:そうかなあ?

吹雪:そうなの?
G:はぁ、まあ・・・(お疲れのご様子)

>>ケレルとガルーダがいる街は運がいいのか悪いのか、赤の竜神【スィーフィード】の信仰が盛んな街であった。だが、街はそれなりに大きく、情報も集めやすかった。
>
>ユ:・・・・・(人の悪そうな笑顔)

K:セイルーンよりはマシだ!
吹雪:結界もないですからねぇ。

>>「おおっ、ケレル様、ありましたよ。この世界の歴史書ー。」
>>「し――っ!静かに!忍び込んでるんだからもう少し静かに・・・。」
>>この世界、知識を得るのに手っ取り早いのが本を読む事だが、この世界では紙が―――または本、そのものが―――貴重らしく、さらに魔道士しかみせてくれない。そんなケレルの取った行動が、忍び込む事である。あくまでも忍び込み、この世界のことを理解をすることが目的であって、無益、無駄な殺生はしない。
>
>ユ:まだまともな人なんですね?

K:僕はマトモだ。
G:私もです。
吹雪:力は異常ですけど(笑)

>>「じゃ、読め。」
>>「はい、わかりました。」
>>ケレルの命令に答え、ガルーダは朗読しはじめた。
>>「えーっと・・・○○は×××で△△を★★★に・・・・・・・・・・・・。」
>>待て、オイ(Byケレル)
>>「って18禁かあああぁぁぁっ!!掲載できるか、ンな文章!放送コードにひっかかるだろーが!!」
>
>ユ:・・・・・・(声を出さずに笑っている)

K:どーゆー世界だ、ここは!!
G:ウェイトレスはバカみたいに強いし、赤眼の魔王【ルビー・アイ】殿はあのお方に色々されてるし・・・(汗)
吹雪:そんな世界です。

>>『くっくっく・・・、愚かな人間ともよ・・・!』
>>魔族だ。身体は竜のようだが、何本もいたるところから、触手が生えている。
>
>ユ:下級かしら?

吹雪:セイグラムより少し弱いくらいです。

>>「貴様・・・、覚悟は出来ているのだな。」
>>『どうゆう意味だ。』
>>「そのままだ、貴様のような下郎が・・・。」
>>ガルーダの姿が一瞬ぶれて見える。
>>「ケレル様に襲いかかるなどおこがましいわ!!」
>>
>>―――音もなく、その身を切り裂く。
>
>ユ:ガ−くん,本気で武士・・筧十兵衛みたい

吹雪:否定できないのが悲しいです。本当に似てますよ、外見は全然、似てませんが。
G:モデルはいないのだがな。
K:偶然の産物だ、間違いなく。

>>「・・・フン。」
>>「・・・あーあ、やっちゃった。」
>>ケレルはため息をついた。街の人間がゆっくりと口を開く。
>>「きゅ・・・・・・!」
>>「きゅ?」
>>「救世主様だ!!」
>>
>>「・・・・・・は?」
>
>ユ:ご愁傷様(にっこり笑顔で)

G:・・・・・・・・・え゛?
吹雪:なんまんだぶなんまんだぶ。

>>吹雪:さて、お楽しみいただけたでしょうか?
>>K:・・・で?何がしたかったんだ、貴様わ。
>>G:そーだ。
>>吹雪:・・・さぁ?
>
>ユ:いわゆる『それは秘密です』だね

吹雪:はい、けどまだ修行が足りないです。


>>K:・・・・・・・・・。
>>吹雪:・・・・・・・・・・・。
>>K:・・・・・・・・・・・・。
>>吹雪:・・・・・・・・・・・・・。
>>K:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>>吹雪:・・・・・・・ゴメン、私が悪かった。つっこんで、K。
>>K:わかればいい。それと、前回のクイズの答えだが・・・。
>>G:正解は恋愛です。渚さんが見事、当てました。
>>吹雪:うっふっふっ、ご要望に答えて、とっとと相談させたいと思います!
>>K:お、おい!
>>G:をを、とうとう私にも活躍の場が・・・!
>>吹雪:それはどうだろ?では近いうちにお会いしましょう。
>
>ユ:いや−−面白いですねえ。
>  風華のACT・2入稿しました
>  GBは、15巻以降しか読んでないのに、
>  イリス曰く、『被りすぎ』だそうです。
>  それを覚悟の上にレスお願いします。
>  それでは・・・・・・

はい!読みました。面白かったですよ〜。
どこまで続くのかちょっと疑問ですが・・・
では!!

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25241Re:Breeze memory  颪月夜ハイドラント 2003/3/18 21:06:29
記事番号25239へのコメント

はじめましてこんばんはラントです。
>彼らはなんと、空から落下しているのである。だが風の化身であるケレルと、鳥の姿をしたガルーダにとっては、便利以外の何物でもない。
でもいきなり空でビビらないんですかね。
風の化身は分からないっすけど、鳥はビビるんじゃないでしょうか。
にしても
ガルーダってナーガ喰うやつで、
ケレルのフルネームってアステカのケツァルコアトルっぽいですね。

>「えーっと・・・○○は×××で△△を★★★に・・・・・・・・・・・・。」
>待て、オイ(Byケレル)
>「って18禁かあああぁぁぁっ!!掲載できるか、ンな文章!放送コードにひっかかるだろーが!!」
・・・これが歴史書・・・。
>「・・・おそらくは、神官が欲求不満でつい手を出したのでは・・・・・・・?」
>「チッ!この世界の神官はアホだな・・・、とにかく別のを探すぞ。」
赤の世界の品格がああああああ

>「救世主様だ!!」
おおいきなり救世主様に・・・。
あやつに悩まされていたのでしょうか・・・。

ところでこれって風竜(勝手に略。しかも某書と略の読み名が同じ)と関連性ってあるのでしょうか・・・。
突発的に読んだのみなのであちら未読ですけど・・・。

それではこれからよろしくお願いいたします。

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25256大当たりです夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/19 19:54:10
記事番号25241へのコメント



>はじめましてこんばんはラントです。

吹雪:どうも初めまして。読んでくれて感激です!

>>彼らはなんと、空から落下しているのである。だが風の化身であるケレルと、鳥の姿をしたガルーダにとっては、便利以外の何物でもない。
>でもいきなり空でビビらないんですかね。
>風の化身は分からないっすけど、鳥はビビるんじゃないでしょうか。

吹雪:・・・・・・とのことですが?
K:Gの長所は何があろうと取り乱さない事だ。
G:すぐに状況を把握しました。ちょっと驚いたが楽しかったな。

>にしても
>ガルーダってナーガ喰うやつで、
>ケレルのフルネームってアステカのケツァルコアトルっぽいですね。

吹雪:二つとも正解です・・・。
K:創造神、太陽神とあるが吹雪のイメージでは風神だ。
G:・・・まあ、蛇は苦手な方だ。・・・・・・別に食ったりはせんが(笑)
吹雪:魔族だから、ご飯食べないから。

>>「えーっと・・・○○は×××で△△を★★★に・・・・・・・・・・・・。」
>>待て、オイ(Byケレル)
>>「って18禁かあああぁぁぁっ!!掲載できるか、ンな文章!放送コードにひっかかるだろーが!!」
>・・・これが歴史書・・・。

吹雪:・・・・・・てへっ(はぁと)
K:ごまかすな。
G:・・・・・・・・・・さいてーだ。

>>「・・・おそらくは、神官が欲求不満でつい手を出したのでは・・・・・・・?」
>>「チッ!この世界の神官はアホだな・・・、とにかく別のを探すぞ。」
>赤の世界の品格がああああああ

吹雪:滅ぼされる覚悟で書きました。
K:一回死んで来い。
G:その方が世間のためになる。

>>「救世主様だ!!」
>おおいきなり救世主様に・・・。
>あやつに悩まされていたのでしょうか・・・。

吹雪:戦争中ですからねぇ・・・。
K:あとでわかったんだが、何度も魔族に襲われたそうだ。
G:しかも複数。その一人だったのでしょう。

>ところでこれって風竜(勝手に略。しかも某書と略の読み名が同じ)と関連性ってあるのでしょうか・・・。
>突発的に読んだのみなのであちら未読ですけど・・・。

吹雪:ないっすね。
K:即答だな。
吹雪:Kは突発的に頭に思い浮かんだキャラだから。みんな私のオリジです。

>それではこれからよろしくお願いいたします。

吹雪:いえいえ、こちらこそ。

それでは、なるべく早く会えることを祈って・・・・・・。

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25337何を勘違いしてんだ、私(大汗)夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/25 10:36:20
記事番号25256へのコメント


ごめんなさい、風竜って「風の記憶、竜の邂逅」のことですよね。
思いっきり、勘違いしてました。申し訳ありません(汗)


>>ところでこれって風竜(勝手に略。しかも某書と略の読み名が同じ)と関連性ってあるのでしょうか・・・。
>>突発的に読んだのみなのであちら未読ですけど・・・。

吹雪:失礼しました。思いっきり関係あります。
K:これは風竜から5000年前の話で、僕が主人公の話だ。
吹雪:別に読まなくてもわかりますが・・・、読んでくれたらうれしいですv

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25246Re:Breeze memory  2003/3/18 22:29:44
記事番号25239へのコメント

>「・・・まあ、とりあえずはさ、街行って人間観察だ。」
>「承知しました。」
 *人間観察・・・・。
 リナ:間違ってもあんたなんか観察されたら終わりね。
 *・・・・?なんで?
 リナ:人間がどうゆうものか誤解されるから。
>「似合ってるじゃないか、さすが僕が生んだだけある。」
>「・・・ケレル様、なにかとてつもない誤解・・・ではないですが、へンな風に思われるのでその言い方はやめてください。」
 *生んだ。生んだ。生んだ・・・・・。うん、だ・・・・。
 リナ:変な想像してるなぁぁぁぁぁ!!
 ――グシャリ!!
 ゼルガディス:これは、また。変な音をさせたな。
>「って18禁かあああぁぁぁっ!!掲載できるか、ンな文章!放送コードにひっかかるだろーが!!」
 *じゅうはちきん。
 ガウリイ:はいはい、じょうちゃんはまだ早いから。
 *うにゅ〜。
 アメリア:っていうか、回復早いですね。
 ゼルガディス:もう慣れてきたんだろ。
>「・・・・・・行くぞ、ガルーダ。無視しろ、無視。」
>「・・・承知。」
 *無視〜。
 アメリア:ひどいです!ケレルさん!!これじゃあどこかの生ごみ魔族と一緒ですよ!!
 ゼロス:それって・・・・僕のことですか・・・・?
>「きゅ・・・・・・!」
>「きゅ?」
 *きゅ〜?
 リナ:あんたが言うと動物の鳴き声みたいね。
>「救世主様だ!!」
>
>「・・・・・・は?」
  ――どべちゃ。
 *でーじょうぶか?リナ?
 リナ:なーんで救世主になるのよー!!??あたしなんか魔族倒しても嫌な通り名しかつくられないのに!!
 *それは、リナの普段の行いが・・・・。
 リナ:ほーう?(すっ、と何か手に持つリナ)
 *あ、あの?リナ、様・・・・?す、すみませ、ぐげぎゅ!!

>G:正解は恋愛です。渚さんが見事、当てました。
 リナ:へえー、あの馬鹿の答えが当たってるなんてねー。
 アメリア:それで、その人はどうしたんですか?
 リナ:ああ。・・・・いいじゃんそんなこと。
 アメリア:・・・・・・・・・・・。
>吹雪:それはどうだろ?では近いうちにお会いしましょう。
 ゼロス:はい。渚さんが逝ってかえってきたころお会いしましょう。

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25257かむばぁ〜くっ!!夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/19 20:09:26
記事番号25246へのコメント

>>「・・・まあ、とりあえずはさ、街行って人間観察だ。」
>>「承知しました。」
> *人間観察・・・・。
> リナ:間違ってもあんたなんか観察されたら終わりね。
> *・・・・?なんで?
> リナ:人間がどうゆうものか誤解されるから。

吹雪:ひでえ。
K:お前の書く文章もじゅーぶん酷いから安心しろ。
G:・・・K様、フォローする気、全然ありませんね。
K:当然だ。

>>「似合ってるじゃないか、さすが僕が生んだだけある。」
>>「・・・ケレル様、なにかとてつもない誤解・・・ではないですが、へンな風に思われるのでその言い方はやめてください。」
> *生んだ。生んだ。生んだ・・・・・。うん、だ・・・・。
> リナ:変な想像してるなぁぁぁぁぁ!!
> ――グシャリ!!
> ゼルガディス:これは、また。変な音をさせたな。

吹雪:・・・・・・・・・・。・・・え、えーと・・・?
K:・・・見ないほうがいいな、コレは。

>>「って18禁かあああぁぁぁっ!!掲載できるか、ンな文章!放送コードにひっかかるだろーが!!」
> *じゅうはちきん。
> ガウリイ:はいはい、じょうちゃんはまだ早いから。
> *うにゅ〜。
> アメリア:っていうか、回復早いですね。
> ゼルガディス:もう慣れてきたんだろ。

吹雪:えっくす指定なのです。
K:・・・くれぐれも良い子も悪い子もふつーの子も見ないよーに。

>>「・・・・・・行くぞ、ガルーダ。無視しろ、無視。」
>>「・・・承知。」
> *無視〜。
> アメリア:ひどいです!ケレルさん!!これじゃあどこかの生ごみ魔族と一緒ですよ!!
> ゼロス:それって・・・・僕のことですか・・・・?

吹雪:だって。
K:失敬な!!あんな生ゴミと一緒にするな!!
G:えーっと、私達、D様の命によりあまり騒ぎは起こしちゃダメなんですよ。巻き込まれるのは構わないけど(笑)

>>「きゅ・・・・・・!」
>>「きゅ?」
> *きゅ〜?
> リナ:あんたが言うと動物の鳴き声みたいね。

吹雪:・・・なんかかわいい。
K:しっかし、きゅうって鳴く動物ってなにがいたっけ?
G:さあ?

>>「救世主様だ!!」
>>
>>「・・・・・・は?」
>  ――どべちゃ。
> *でーじょうぶか?リナ?
> リナ:なーんで救世主になるのよー!!??あたしなんか魔族倒しても嫌な通り名しかつくられないのに!!
> *それは、リナの普段の行いが・・・・。
> リナ:ほーう?(すっ、と何か手に持つリナ)
> *あ、あの?リナ、様・・・・?す、すみませ、ぐげぎゅ!!

吹雪:こんな言葉があります。『英雄も生まれる時代を間違えれば、ただの変人』
K:・・・・・・つまり?
吹雪:困ってるときに、頼れるものは毒でも使い、そうでもないときはぽいっと捨てる。
G:平たく言えば、世の中に必要とされてなければ、意味がない、と。
吹雪:おう、英雄と呼ばれる人物も平和な時代に生まれれば、よくてそのまま歴史に埋もれるか、ただの殺人者になるかもしんないし。
K:結局は世界の動き次第ってか。
吹雪:そーなりますね。

>>G:正解は恋愛です。渚さんが見事、当てました。
> リナ:へえー、あの馬鹿の答えが当たってるなんてねー。
> アメリア:それで、その人はどうしたんですか?
> リナ:ああ。・・・・いいじゃんそんなこと。
> アメリア:・・・・・・・・・・・。

吹雪:か、かむばああぁぁっく!!
K:・・・・・・・・・・・・。

>>吹雪:それはどうだろ?では近いうちにお会いしましょう。
> ゼロス:はい。渚さんが逝ってかえってきたころお会いしましょう。

吹雪:なにっ!では早めに書き上げますね。それでは!


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25263Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/20 13:25:11
記事番号25225へのコメント

 2 救世主と呼ばれて

ガルーダはとてつもなく困っていた。
「やーやー、お兄さん、どっから来たんだい?」
「傭兵かい?いやー、しっかしさっきのはすごかったねぇ。」
「そうそう、魔族を一刀両断!!かっこよかったぁ〜!」
「ねぇねぇ、彼女はいるのかい?」
「あ!だったらあたしぃ、立候補しちゃう!!」
ケレルに襲い掛かった魔族を倒し、救世主と祭り上げられ、街はどんちゃん騒ぎをし始めた。その主役であるガルーダは、こんな事に慣れていないらしく、いろんな人に話しかけられ、オモチャにされる。
また若い女性にいたっては、硬直し顔を赤くし黙ったままだ。ガルーダはすがるようにケレルに視線を送った。
――ケレル様ぁ〜、助けてくださいよ・・・。
しかしケレルはクスリと笑い、目で返事した。
――これも試練だ、諦めろ。
ケレルは目でそう言うと、少し街から離れたところにある、神殿に向かった。後ろからガルーダの悲鳴のような声が聞こえたがあえて無視した。
「なるほど・・・、ここがこの世界の神族の拠点の一つか。」
おそらくはここの神殿が狙いだったのだろう。
「・・・・・・しかし、襲われてるというのに、街の人間の反応だと何もしなかったようだが・・・・・・。」
そう、街の人間の話では、何度か、魔族に襲われたがこの神殿の神官は一切、手を出さなかったらしい。
「・・・ま、大方、手を出したら出したでしっぺ返しが恐いんだろうけど。」
この神殿は、図書館で読んだ本によると、火竜王の神殿らしい。ケレルはぽつりと呟いた。
「くだらないな、君達、神族は世界を護るために存在してるんだろ?なのに死を、滅びを恐れるようなら一生、この戦いに勝てないよ。」
ケレルは吐き捨てるように言う。こんな、恐怖し滅ぶ覚悟もなく、戦いに参加するものがケレルは死ぬほど嫌いだった。
そのことがガルーダによく反映されている。潔く戦い、潔く滅ぶ。情けはいらない、そんなふうに戦い、滅べればケレルは満足だった。ケレルは滅ぶ事を恐れていない。風を媒介として存在しているせいなのか、執着心というものがない。
ケレルはしばし、神殿を見た。
「あの・・・・・・。」
ふいに声を掛けられた。女の声だ。
「・・・?」
振り返ると、そこには少女がいた。年は外見ならケレルとより少し年下の15、6の少女で神官服を身にまとっている。この神殿の巫女なのだろう。
「・・・何か用かい?」
なるべく恐がらせないように、優しく聞いた。
「あ、あの街が騒がしいから、なにかあったのかと思って・・・。」
「ああ、そんな事か。魔族、魔族が出たんだよ。」
「えっ!?ま、街の人は!?みんな無事ですか!?」
少女は、ケレルのマントをつかんだ。
「落ち着きなよ。みんな、かどうかは知らないけど、魔族はもういない。僕の連れが倒した。」
「えっ!」
「で、今はそのお祝い中。行ってみれば?まだやってると思うし。」
「魔族って・・・・・・。レッサー・デーモンですか?」
レッサー・デーモン。この世界の下級に位置する魔族のことだ。
「いや、竜みたいなのに、触手が生えてきた結構、気持ち悪いやつ。・・・・・・そうだね、ランクは下級の中くらいのヤツかな。」
少女の顔が驚愕に染まる。
「つ、強いんですね。その方・・・。」
「ま、強くなきゃやってけないんだけどね。」
「え?」
「いや、なんでもない。」
喋り過ぎたか、と舌打ちする。
「あ!あの・・・。」
「ん?まだなにかあるのかい?」
「・・・・・・はい。あのよろしければ、その人を神殿にお呼びしてよろしいでしょうか?」
ケレルは眉をひそめた。
「・・・・・・実は私達、強い力を持った方を探してるんです、お願いします!」
少女は深々と頭を下げた。
ケレルはため息をつく。
「・・・わかった、わかったから頭を上げて。」
「・・・じゃあ!」
「おっと、ストップ!僕らはあくまで話しを聞くだけ、興味がなかったらとっととさよならさせてもらいます。いいかい?」
「はい!」
「じゃ、ここで待ってて。連れて来るからさ。」



「・・・・・・ケレル様、その頼み、本当に引き受けるのですか?」
人込みをかき分け、やっとの思いで救出したガルーダに事情を説明し、ガルーダは言った。
「まあ・・・・・・、話し次第かな?人材集めのために、この世界の地理は頭に入れときたいし。神殿って言うからにはそれなりの力を持った者の噂を聞けるかもしれない。めんどくさくなったら逃げる。それでいいんじゃないか?」
「はぁ・・・。」
いまいち不安だが逆らえるはずもなく、がルーダは適当に相づちを打った。
「・・・なんか不満そうだね。」
「い、いえ、そんな事は・・・、あ、あの子ですか?われらに協力を仰ぎたいというのは。」
「ああ、そうだよ。」
なんとか無理矢理話題のすり替えに成功し、ガルーダはほっとした。
少女がこちらに駆け寄り、嬉しそうにこちらを見る。
「あ!その方ですね!魔族を素手で倒したというのは!」
ずごっ
ガルーダはひっくり返った。さすがにケレルもこんな事を言われるとは思っていなかったらしく、目を丸くした。
「ちっが―――う!!私は普通にこのハルバードで切り裂いた!」
起き上がりハルバードを見せる。
「そうなんですか?私はあなたが『数十人はいる魔族を、素手でちぎっては投げ、ちぎっては投げ、紙くずのように破り捨てた。』と聞きましたが・・・。」
少女の言葉にケレルは腕を組み考えた。
「・・・・・・うーむ、英雄伝説などは、大抵、話をそれらしくするために話を大げさにすると聞いたが、ここまでとは・・・。」
ケレルはうなった。
「まあ、とにかくだ。一応、自己紹介しておくよ。僕の名前はケレル。」
「ガルーダと申します。ケレル様の従者のです。」
ケレルは腕を組み、ガルーダは丁寧に言った。
「私はリリアといいます。この神殿の巫女です。」
少女―――リリアは神殿にてをやる。
「では、どうぞお上がりください。我等の街の救世主様。」
この言葉にケレルとガルーダは苦笑いを浮かべた。


あとがき
吹雪:第3段!
K:やっとリリアが登場したな。
G:長かったですね。
吹雪:うんうん、書こうとしても時間ないし。
G:・・・でK様の私への恋愛相談は・・・?
K:・・・・・・・・・。
吹雪:うっ、じ、次回こそは・・・!!
K:本当か?
吹雪:まあ・・・、あとセリフとかを使いたいの探さねば。
G:好きだな、そーゆーの。
K:くっさいのからキザなのまで。
吹雪:悪いか。意味深なのも好きだ。
G:意味深過ぎて、全然わからん、とゆーのもあるが。
K:もっともな意見だ。
吹雪:やかましい。
G:・・・とりあえず、お早めに会える事を祈って。
吹雪:さよーならー。


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25266Re:Breeze memoryユア・ファンティン 2003/3/20 15:46:55
記事番号25263へのコメント


>
> 2 救世主と呼ばれて
>
>ガルーダはとてつもなく困っていた。
>「やーやー、お兄さん、どっから来たんだい?」
>「傭兵かい?いやー、しっかしさっきのはすごかったねぇ。」
>「そうそう、魔族を一刀両断!!かっこよかったぁ〜!」
>「ねぇねぇ、彼女はいるのかい?」
>「あ!だったらあたしぃ、立候補しちゃう!!」
>ケレルに襲い掛かった魔族を倒し、救世主と祭り上げられ、街はどんちゃん騒ぎをし始めた。その主役であるガルーダは、こんな事に慣れていないらしく、いろんな人に話しかけられ、オモチャにされる。

ユ:・・・・・・・・(腹を抱え声を出さずに笑っている)

>また若い女性にいたっては、硬直し顔を赤くし黙ったままだ。ガルーダはすがるようにケレルに視線を送った。
>――ケレル様ぁ〜、助けてくださいよ・・・。
>しかしケレルはクスリと笑い、目で返事した。

ユ:本気で,風華のアルちゃんだわ。

>――これも試練だ、諦めろ。

ユ:同じ台詞,銀ちゃんに向かってアルちゃんも,言ってますねえ。(未投稿分)

>ケレルは目でそう言うと、少し街から離れたところにある、神殿に向かった。後ろからガルーダの悲鳴のような声が聞こえたがあえて無視した。
>「なるほど・・・、ここがこぞ世界の神族の拠点の一つか。」
>おそらくはここの神殿が狙いだったのだろう。
>「・・・・・・しかし、襲われてるというのに、街の人間の反応だと何もしなかったようだが・・・・・・。」
>そう、街の人間の話では、何度か、魔族に襲われたがこの神殿の神官は一切、手を出さなかったらしい。
>「・・・ま、大方、手を出したら出したでしっぺ返しが恐いんだろうけど。」
>この神殿は、図書館で読んだ本によると、火竜王の神殿らしい。ケレルはぽつりと呟いた。

ユ:なるほど・・・・・・・・

>「くだらないな、君達、神族は世界を護るために存在してるんだろ?なのに死を、滅びを恐れるようなら一生、この戦いに勝てないよ。」
>ケレルは吐き捨てるように言う。こんな、恐怖し滅ぶ覚悟もなく、戦いに参加するものがケレルは死ぬほど嫌いだった。
>そのことがガルーダによく反映されている。潔く戦い、潔く滅ぶ。情けはいらない、そんなふうに戦い、滅べればケレルは満足だった。ケレルは滅ぶ事を恐れていない。風を媒介として存在しているせいなのか、執着心というものがない。

ユ:ある意味・・・・・ディスに通じるものがあるね・・・

>
>
>
>「・・・・・・ケレル様、その頼み、本当に引き受けるのですか?」
>人込みをかき分け、やっとの思いで救出したガルーダに事情を説明し、ガルーダは言った。
>「まあ・・・・・・、話し次第かな?人材集めのために、この世界の地理は頭に入れときたいし。神殿って言うからにはそれなりの力を持った者の噂を聞けるかもしれない。めんどくさくなったら逃げる。それでいいんじゃないか?」
>「はぁ・・・。」
>いまいち不安だが逆らえるはずもなく、がルーダは適当に相づちを打った。
>「・・・なんか不満そうだね。」
>「い、いえ、そんな事は・・・、あ、あの子ですか?われらに協力を仰ぎたいというのは。」
>「ああ、そうだよ。」
>なんとか無理矢理話題のすり替えに成功し、ガルーダはほっとした。
>少女がこちらに駆け寄り、嬉しそうにこちらを見る。
>「あ!その方ですね!魔族を素手で倒したというのは!」
>ずごっ
>ガルーダはひっくり返った。さすがにケレルもこんな事を言われるとは思っていなかったらしく、目を丸くした。

ユ:話には,尾ひれがつき物

>「ちっが―――う!!私は普通にこのハルバードで切り裂いた!」
>起き上がりハルバードを見せる。
>「そうなんですか?私はあなたが『数十人はいる魔族を、素手でちぎっては投げ、ちぎっては投げ、紙くずのように破り捨てた。』と聞きましたが・・・。」
>少女の言葉にケレルは腕を組み考えた。
>「・・・・・・うーむ、英雄伝説などは、大抵、話をそれらしくするために話を大げさにすると聞いたが、ここまでとは・・・。」
>ケレルはうなった。
>「まあ、とにかくだ。一応、自己紹介しておくよ。僕の名前はケレル。」
>「ガルーダと申します。ケレル様の従者のです。」
>ケレルは腕を組み、ガルーダは丁寧に言った。
>「私はリリアといいます。この神殿の巫女です。」
>少女―――リリアは神殿にてをやる。
>「では、どうぞお上がりください。我等の街の救世主様。」
>この言葉にケレルとガルーダは苦笑いを浮かべた。

ユ:どうなるか,楽しみですねえ

>
>
>あとがき
>吹雪:第3段!
>K:やっとリリアが登場したな。
>G:長かったですね。
>吹雪:うんうん、書こうとしても時間ないし。
>G:・・・でK様の私への恋愛相談は・・・?
>K:・・・・・・・・・。
>吹雪:うっ、じ、次回こそは・・・!!
>K:本当か?
>吹雪:まあ・・・、あとセリフとかを使いたいの探さねば。
>G:好きだな、そーゆーの。
>K:くっさいのからキザなのまで。

ユ:キザの代名詞は,アンジェリ−クのオスカ−だよね。

>吹雪:悪いか。意味深なのも好きだ。
>G:意味深過ぎて、全然わからん、とゆーのもあるが。

ユ:幾つか教えてくれません?
  それ,載ってる本でもいいけど?

>K:もっともな意見だ。
>吹雪:やかましい。
>G:・・・とりあえず、お早めに会える事を祈って。
>吹雪:さよーならー。

ユ:夜に(10時ぐらいまでに),風華入れます。
  よろしく
  それでは・・・・・・・・・


>
>

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25272セリフマニアです、私は(笑)夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/20 22:10:20
記事番号25266へのコメント


>>ガルーダはとてつもなく困っていた。
>>「やーやー、お兄さん、どっから来たんだい?」
>>「傭兵かい?いやー、しっかしさっきのはすごかったねぇ。」
>>「そうそう、魔族を一刀両断!!かっこよかったぁ〜!」
>>「ねぇねぇ、彼女はいるのかい?」
>>「あ!だったらあたしぃ、立候補しちゃう!!」
>>ケレルに襲い掛かった魔族を倒し、救世主と祭り上げられ、街はどんちゃん騒ぎをし始めた。その主役であるガルーダは、こんな事に慣れていないらしく、いろんな人に話しかけられ、オモチャにされる。
>
>ユ:・・・・・・・・(腹を抱え声を出さずに笑っている)

吹雪:人気者。
G:うれしくない!助けて、K様!!
K:・・・G、お前、転職は保父さんだろ。
吹雪:・・・・・・似合ってるかも。

>>また若い女性にいたっては、硬直し顔を赤くし黙ったままだ。ガルーダはすがるようにケレルに視線を送った。
>>――ケレル様ぁ〜、助けてくださいよ・・・。
>>しかしケレルはクスリと笑い、目で返事した。
>
>ユ:本気で,風華のアルちゃんだわ。

吹雪:・・・はっ!もしや血を分けた生き別れの双子!?
K:・・・彼は人間だろ。

>>――これも試練だ、諦めろ。
>
>ユ:同じ台詞,銀ちゃんに向かってアルちゃんも,言ってますねえ。(未投稿分)

吹雪:ん〜、根っこの部分が一緒なんでしょうね。

>>ケレルは目でそう言うと、少し街から離れたところにある、神殿に向かった。後ろからガルーダの悲鳴のような声が聞こえたがあえて無視した。
>>「なるほど・・・、ここがこぞ世界の神族の拠点の一つか。」
>>おそらくはここの神殿が狙いだったのだろう。
>>「・・・・・・しかし、襲われてるというのに、街の人間の反応だと何もしなかったようだが・・・・・・。」
>>そう、街の人間の話では、何度か、魔族に襲われたがこの神殿の神官は一切、手を出さなかったらしい。
>>「・・・ま、大方、手を出したら出したでしっぺ返しが恐いんだろうけど。」
>>この神殿は、図書館で読んだ本によると、火竜王の神殿らしい。ケレルはぽつりと呟いた。
>
>ユ:なるほど・・・・・・・・

吹雪:拠点を一個一個潰してたんでしょうねー。
K:ご苦労なこった・・・。
G:下っ端も下っ端なりに苦労してるんですね・・・。

>>「くだらないな、君達、神族は世界を護るために存在してるんだろ?なのに死を、滅びを恐れるようなら一生、この戦いに勝てないよ。」
>>ケレルは吐き捨てるように言う。こんな、恐怖し滅ぶ覚悟もなく、戦いに参加するものがケレルは死ぬほど嫌いだった。
>>そのことがガルーダによく反映されている。潔く戦い、潔く滅ぶ。情けはいらない、そんなふうに戦い、滅べればケレルは満足だった。ケレルは滅ぶ事を恐れていない。風を媒介として存在しているせいなのか、執着心というものがない。
>
>ユ:ある意味・・・・・ディスに通じるものがあるね・・・

吹雪:・・・まあ、同じ風だし。
K:風は大抵、気まぐれ、マイペース、執着心なし、何を考えてるか不明ってな感じだよな。

>>「あ!その方ですね!魔族を素手で倒したというのは!」
>>ずごっ
>>ガルーダはひっくり返った。さすがにケレルもこんな事を言われるとは思っていなかったらしく、目を丸くした。
>
>ユ:話には,尾ひれがつき物

G:尾ひれ所じゃないんだが・・・(汗)
K:試練だ(笑)

>>少女―――リリアは神殿にてをやる。
>>「では、どうぞお上がりください。我等の街の救世主様。」
>>この言葉にケレルとガルーダは苦笑いを浮かべた。
>
>ユ:どうなるか,楽しみですねえ

吹雪:期待にこたえれるよう努力します。

>>吹雪:まあ・・・、あとセリフとかを使いたいの探さねば。
>>G:好きだな、そーゆーの。
>>K:くっさいのからキザなのまで。
>
>ユ:キザの代名詞は,アンジェリ−クのオスカ−だよね。

吹雪:アンジェ・・・、やりたいんですけどねぇ。
K:金と時間がない。
G:ついでに売ってる店が少ない。
吹雪:それでも恋愛シュミレーションは好きなので現在、挑戦中です、見つめてナイト(知ってる人、何人いるんだろ・・・?)

>>吹雪:悪いか。意味深なのも好きだ。
>>G:意味深過ぎて、全然わからん、とゆーのもあるが。
>
>ユ:幾つか教えてくれません?
>  それ,載ってる本でもいいけど?

吹雪:スクウェアのゲームで意味深なの多いよね。オススメ意味深セリフはクロノ・クロスですかね?
K:じゃ、ざーっと書いとくと・・・

クロノ・クロス(PS)
人の世はまもなく終わりを迎える、その時セルジュ(主人公の名前)お前は世界の敵となり、世界はお前の敵となる。

これは運命(推測)でもなければ必然(予想)でもない、歴史だ。

人は頼るべき運命をなくし、進むべき道を自身で決定しなければならない。

わたしは、こんなにもおまえを愛している・・・・・・だから、時々、おまえをメチャクチャにしてやりたくなるのだよ・・・・・・!!

K:・・・かな?
吹雪:・・・意味はクリアした私自身もちんぷんかんぷんです。わかるやつはわかりますが、なんか抽象的で・・・。

>>K:もっともな意見だ。
>>吹雪:やかましい。
>>G:・・・とりあえず、お早めに会える事を祈って。
>>吹雪:さよーならー。
>
>ユ:夜に(10時ぐらいまでに),風華入れます。
>  よろしく
>  それでは・・・・・・・・・

吹雪:はい、春休みに入ったのでどんどん打ち込みましょー!そりでは!


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25269Re:Breeze memory2003/3/20 16:37:02
記事番号25263へのコメント

>――ケレル様ぁ〜、助けてくださいよ・・・。
>しかしケレルはクスリと笑い、目で返事した。
>――これも試練だ、諦めろ。
 *試練かー。面白がってるのでは、ケレルさん。
 ゼラス:あら、ただ面倒なだけかもしれないわよ。
>ケレルは目でそう言うと、少し街から離れたところにある、神殿に向かった。後ろからガルーダの悲鳴のような声が聞こえたがあえて無視した。
 *悲鳴・・・・。それを無視するなんてちょっとひどいかも。
  ・・・・でも、そんなとこがす・き(ぽっ)
 リナ:気色悪いわー!!なにがぽっ、なのよ、なにが!!絶対そんなこと口に出さないくせに!!
 *ちっ。乙女心のわからん奴め。
>なんとか無理矢理話題のすり替えに成功し、ガルーダはほっとした。
 *うーん、やっぱりケレルさんが怖いのですか。
 アメリア:切れたら何をするかわからなさそうですからね。
 *でも、そんなとこが・・・・(殺気!!)
 ――ぐがごぉぉぉぉぉうぅぅん!!
 リナ:ちっ!
 *ふっ。いつもあたると思ったら大間違いさ!
 リナ:・・・・・。あ!空飛ぶオオアリクイ。
 *えっ!?(後ろを向く)
 ――げふっ!!
 ガウリイ:あんなので振り向くか、普通。
>「そうなんですか?私はあなたが『数十人はいる魔族を、素手でちぎっては投げ、ちぎっては投げ、紙くずのように破り捨てた。』と聞きましたが・・・。」
 リナ:一日だけのうわさでここまで大きくなるなんて・・・・。ギネスもんね。
 フィリア:うわさには尾びれがつくといいますけど、背びれも胸びれもついていますねー。
>K:くっさいのからキザなのまで。
>吹雪:悪いか。意味深なのも好きだ。
 リナ:そういえば、あの馬鹿も好きよねー、そうゆうの。
 ゼロス:そうですね。歌とか聴いて、いい台詞があったらよくめもっていますし。
 ゼルガディス:それで、そいつは・・・・?ってこれ前と同じパターンじゃないか。
 リナ:ん〜・・・・。そのうち生き返るんじゃない?

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25273迷わず成仏しないでください夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/20 22:27:20
記事番号25269へのコメント


>>――ケレル様ぁ〜、助けてくださいよ・・・。
>>しかしケレルはクスリと笑い、目で返事した。
>>――これも試練だ、諦めろ。
> *試練かー。面白がってるのでは、ケレルさん。
> ゼラス:あら、ただ面倒なだけかもしれないわよ。

吹雪:そのたうり。
K:めんどいもん、自分で撒いた結果だし。
G:しくしくしく・・・

>>ケレルは目でそう言うと、少し街から離れたところにある、神殿に向かった。後ろからガルーダの悲鳴のような声が聞こえたがあえて無視した。
> *悲鳴・・・・。それを無視するなんてちょっとひどいかも。
>  ・・・・でも、そんなとこがす・き(ぽっ)
> リナ:気色悪いわー!!なにがぽっ、なのよ、なにが!!絶対そんなこと口に出さないくせに!!
> *ちっ。乙女心のわからん奴め。

吹雪:いやん、Kったらもてもて〜。
G:いやー、K様も隅に置けませんね〜。
K:お・ま・え・らぁ〜〜!!からかってるだろ!!
吹雪&G:うん(はい)モチロン。
K:(ぶちっ)・・・殺ス!!

>>なんとか無理矢理話題のすり替えに成功し、ガルーダはほっとした。
> *うーん、やっぱりケレルさんが怖いのですか。
> アメリア:切れたら何をするかわからなさそうですからね。

吹雪:とりあえず・・・、八つ裂きかしら?
K:金翔鳥の干物の一丁上がり〜。
G:い、いやだああぁぁぁ!!!

> *でも、そんなとこが・・・・(殺気!!)

吹雪:いやん、Kったらもてもて・・・
K:首と心臓と延髄、どこを串刺しにして欲しいのかな?
吹雪:・・・・・・・・・。

> ――ぐがごぉぉぉぉぉうぅぅん!!
> リナ:ちっ!
> *ふっ。いつもあたると思ったら大間違いさ!

吹雪:人間は進化するのです!!
K:お前の場合、退化してるだろ。
G:体力なんか特に。
吹雪:はぐばぁっ!!

> リナ:・・・・・。あ!空飛ぶオオアリクイ。
> *えっ!?(後ろを向く)

吹雪:えっ?どこどこ?
K:ここにも引っかかってるヤツが・・・。

> ――げふっ!!
> ガウリイ:あんなので振り向くか、普通。

吹雪:私がそうです(キッパリ)
K&G:威張るなああぁぁぁ!!(ダブルつっこみ)

>>「そうなんですか?私はあなたが『数十人はいる魔族を、素手でちぎっては投げ、ちぎっては投げ、紙くずのように破り捨てた。』と聞きましたが・・・。」
> リナ:一日だけのうわさでここまで大きくなるなんて・・・・。ギネスもんね。
> フィリア:うわさには尾びれがつくといいますけど、背びれも胸びれもついていますねー。

G:まったくだ、どこを間違ったのか・・・。
K:伝言ゲームだな、このノリ。

>>K:くっさいのからキザなのまで。
>>吹雪:悪いか。意味深なのも好きだ。
> リナ:そういえば、あの馬鹿も好きよねー、そうゆうの。
> ゼロス:そうですね。歌とか聴いて、いい台詞があったらよくめもっていますし。

吹雪:趣味が合いそうですv

> ゼルガディス:それで、そいつは・・・・?ってこれ前と同じパターンじゃないか。
> リナ:ん〜・・・・。そのうち生き返るんじゃない?

吹雪:成仏しないでください!!ほれKなんか言ってあげなさい!!
K:・・・・・・・。あー、その、いつも読んでくれてありがとう(笑顔)
G:K様・・・ホスト・・・?
K:違う。
吹雪:Kが戻ってきてほしいそうなので、早く復活してくださいね☆


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25297Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/22 12:25:17
記事番号25225へのコメント

3 歓迎されない異端者たち

ケレルとガルーダは、神官長たちと面会した。正直、乗り気ではなかったが仕方がない。二人はリリアに案内され、神殿の中でもかなりの広さの部屋に連れて来られた。
部屋には若い神官数名と、いかにもと言った老人の神官数十名。部屋に入ると二人は神妙な顔で出迎えられた。
「・・・・・・とりあえずは、礼を言おう。我が街を襲った魔族を倒したそうだな・・・。」
「はい、と言っても僕ではなくこちらにいるガルーダが倒したのですがね・・・・・。」
神官たちの間に一瞬にして、ざわめきが広がる。ケレルはクスリと小さく笑みを浮かべた。
「・・・間違いないのか?」
「ええ、もちろん。嘘を言ってボクらの利になる事は一つもありませんよ。それでも、なお疑うとしたら街の人に聞いてはどうです?なにせ今まで襲われるばかりで、助けてもらった事などまったくなかったようですから・・・。」
形式だけの敬語を使いつつ、皮肉を込めておく。神官たちがこちらを睨んだが気にしない。リリアが心配そうに、こちらを見てきた。
「否定はせん。だが我等は戦力が足りんのだ、単刀直入に言おう。我等に力を貸してくれぬか?」
ケレルはしばし考え
「承知しました。」
ガルーダは一瞬、驚いたように顔をケレルに向けたが、すぐに平常心を取り戻した。
「ただし・・・条件があります。」
「何だ?」
「僕たちは旅人、あまりにもこのあたりの地理に無知です。ですから地図か何かをもらえないでしょうか?」
「・・・・・ふむ、よかろう。それと我等に手を貸すのならルールは守ってもらう。」
ケレルの眉がぴくりと動く。
「・・・わかりました。」
「詳しい事はリリアから聞いてくれ。」
リリアはこちらに向かって一礼した。
「それと宿はこの神殿を使ってくれ。」
ケレルが返事をしようとすると、扉から兵士が入ってきた。その顔はなにかをやり遂げた喜びに満ちていた。
「何事だ、騒々しい。」
「はっ、失礼しました!実は・・・・・・。」
兵士が神官長に耳打ちする。
「何っ!本当かっ!?」
「はっ、確認したところ間違いないかと思われます。」
「うむ、下がって良い。」
「はっ。」
兵士は敬礼すると部屋から出て行った。
「・・・申し訳ないが、今日は休んでくれ。重要な情報が入った、今日はこれから会議を行う。」
ケレルはガルーダと顔を見合わせ頷く。
「はい・・・・・・。」
「あっ!部屋は私が案内しますね!」
そう言って慌ただしく、ケレルとガルーダは部屋から出て行った。



部屋に案内されると二人は先程の兵士の言葉について話していた。
「ケレル様・・・・、奴らはいったい何をしていたのでしょうか?」
「ふふん、その辺は抜け目ないんだよね、僕。」
「と申しますと・・・?」
「兵士は『例の武器』が見つかったとか言ってたよ。」
ケレルは風を媒介にして、この世界に存在している。だから空気を震わせ振動で音を耳で聞く人間などの生き物と違い、彼は音を身体で感じる。どんなに離れようと、その場に音を伝える空気があればどこでも盗聴まがいのことができるのだ。
ケレルは満足そうに笑いながら、手から風を生み出す。
「ふっふっふっ・・・・・、いやー、仕掛けるのがこんな簡単だったとはねー。」
ケレルの手から風が部屋の壁にひっつくと、画面になり先程の部屋が出てきた。
『では・・・会議を始める。』
「おー、始まった始まった。ガルーダ、外に気配ないか確認しとけよ。」
ケレルは画面に見入ったまま、ガルーダに命令する。
『神官長、『例の武器』はやはり奴らの神殿にあります。しかし奴らは渡さないと申しております。しかるべき判決をどうぞ。』
『・・・前と方針は変わらないのがウラバザード様の意志だ。』
『では、何人の者を派遣しましょうか?』
『そうだな・・・・・・。』

「ふーん、なかなか面白い事を相談してるようだね、彼らは。」
「・・・・・・ケレル様、先程は気のせいかと思いましたが・・・・・・。」
ガルーダが言葉を紡ぐより早く、ケレルが制止する。
「皆まで言うな。僕も気づいてたさ。」
ケレルはにやりと唇をつり上げる。

「血のにおいにね・・・・・・。」

「・・・あまり穏やかそうな話ではありませんね。」
「もとより、僕は最初っから穏やかにするつもりはないが?」
ガルーダは苦笑を浮かべる。
「・・・・・・ではやはり・・・・?」
「・・・ああ。」
ケレルは窓を開け、好戦的に笑う。
「敵地に突っ込まさせてもらおうか。」



「あのー・・・。」
びくぅっ!!
「ケレルさん、ガルーダさん?」
「ななななな!?」
「リ、リリア!?な、何?何か用?」
目に見えるほど怪しい態度をとる二人。ガルーダに至っては何を言っているのか本人ですらわからないだろう。
「はい!お二人には私の秘密の場所を教えてあげようかと思って・・・。」
「秘密の・・・場所?」
「はい!」
「え、えっと・・・。」
どう断ろうか困っているガルーダ。
「行きましょう。」
半ば、無理矢理二人はリリアに連れ去られた(?)・・・。



「うわぁ・・・・・・。」
「これはすごい・・・。」
ケレルとガルーダが連れて来られたのは神殿内の泉だった。砂漠のど真ん中にである。その周りには小さな光――フェアリー・ソウル――が舞い草花で溢れていた。
「えへへ・・・、ここは私の秘密の場所で友達が出来たら、ここに連れてくるって決めてたんです。お二人が初めてですよ。」
「・・・・・・えっ?」
「私、神殿の外に出たことがないです。友達、と呼べる存在もいませんし・・・。あっ、でも不満じゃないんですよ!逆に幸せすぎて恐いって言うか・・・、ワガママ、ですよね、私って・・・・・・。」
いつの間にかしょんぼりしているリリアにケレルは苦笑を浮かべた。
「いいんじゃないか、ワガママで。」
「えっ?」
「ワガママ言ってもいいじゃないか。一度しかないんだ、だったら好きなこと好きなだけやる方が得に決まってる。少なくとも僕やガルーダはそうだ。」
ガルーダは苦笑を浮かべる。
「そうですね、私がケレル様の元で従者のような立場にあるのも、私の意志だ。誰に命令されたのでもない。私自身が決めた事だ。」
リリアは嬉しそうにクスクス笑った。
「うらやましいです、お二人が。自由で強くて。私には何も無い・・・。」
リリアは悲しそうに微笑んだ。
「・・・本当に何も無いのかな?」
「えっ?」
「ハッキリ言って僕はいつ、誰に殺されても文句ないような生き方をしてきた。君にうらやましく思われる事は何一つしていない。」
ケレルは泉に向かって一歩、歩み寄る。
「何も無いってことは、感情も何も無い、存在してるのに死んでるのと一緒だ。・・・リリア、君は・・・本当に何も無いのかい?」
ケレルは振り返る。すると――――

つつぅ・・・

リリアは目を押さえた。
「ご、ごめんなさい!!べ、別に悲しかったわけじゃなくて・・・!!」
リリアは泣いていた。目から大粒の涙がこぼれる。
「・・・う、嬉しいんです、私・・・。今までそんな事言ってくれる人いなくて・・・。」
ずっと、一人で―――
何もする事がなくて―――
「初めて、なんです。そんな言葉かけられたの・・・。」
自分は何のために存在しているのかと、自答する。
答えは返ってくるはずもなく―――
「おかしいですよね、私・・・。」
泣く事しか出来ない自分―――
そんな自分が大嫌いだった。

でも―――

「・・・泣けば?好きなだけ。」
ケレルはそう言った。
「・・・えっ?」
「泣きなよ。泣きたい時に泣けない事ほど辛いものはない。」
ケレルはぽんっとリリアの頭をなでた。
「ごめんなさい・・・!私・・・!!」
「謝られるほど、僕は困ってない。ほら。」
言ってハンカチを取り出す。
「・・・ったく。」
そう毒づいたのを、ガルーダは見逃さなかった。



「・・・あーあ、これじゃ行けないな。『例の武器』があるという神殿には。」
リリアを落ち着かせ、ケレルは部屋の戻る途中で毒づいた。
「・・・・・・クスッ。」
ケレルは、ギロリと意味深に笑ったガルーダを睨んだ。
「・・・なんだ、その笑い方は。」
「・・・・・・いえ、珍しい思っただけです。あなた様が彼女を慰めたのが。」
「・・・あれが慰めたのか?どっちかと言うと泣き止ませた、の方が適切だろ。」
「・・・・・・そうですか。」
「・・・・・・・・・ただの気まぐれだ。意味は無い。」
「私には彼女、リリアを気に入ってるように見えますが・・・。」
がっ!!
ケレルがガルーダの首をつかむが、ガルーダは平然とした顔で
「・・・図星ですか。」
ガルーダは苦笑した。ケレルとは生まれた時からの付き合いだ。彼は機嫌が悪くなる、もしくは図星を指されると殺気を撒き散らし、攻撃してくる癖がある。それも何のためらいもなく。
ガルーダはもう完全に慣れたので、特に驚かなかった。
「・・・僕はお前のそーゆー所が嫌いだ。」
言いながら首から手を離す。
「私はあなた様と、生まれた時からお傍にいます。これくらいの事はわかりますよ。」
「・・・・・・ちっ、嫌なヤツだな、お前は。」
「そうですね、ケレル様の部下ですから。」
ごんっ
鈍い音がした。
「・・・・・・殴るぞ。」
「殴った後に言わないでください・・・・・・。」
ガルーダは殴られた場所を押さえた。
「・・・まあ、いいや。明日、神殿に行く。いいな?」
ガルーダはコクリと頷いた。



あとがき
吹雪:さてっ!Kに恋の予感!?一体どうなるの!?
G:K様に仕えて数ウン年・・・、とうとうK様にも・・・!!
K:・・・・・・殺すぞ?
吹雪:さて、冗談はこれくらいにして・・・。
G:本題に入りましょうか、冗談はやめて。
K:・・・わざとらしいな、お前ら。
吹雪:次回『例の武器』とやらのある神殿にれっつごぅ。
G:鬼が出るか蛇が出るか・・・。
吹雪:はたまた、石人形【ゴーレム】とか竜【ドラゴン】とか。
K:まあ、行ってからのお楽しみって奴で。
G:K様、その神殿にお土産屋さんはありますかね?
K:無いだろ、多分。
吹雪:おいおい、いいのかそれで。
K:仕方ないだろ、千羽鶴のお礼もかねてなんか買わねばならんのだから。
G:・・・あれ、K様が異空間、作って置いてるんですよね。
K:・・・一応、吹雪の予定では役に立つらしい。
G:・・・本当ですかぁ?
K:僕に聞くな、本人にって・・・
G:ああっ!いつの間にか置手紙と共に逃走した!!
K:追うぞ!!
吹雪:それでは、次回でお会いしましょう!!
K:どのツラ下げて挨拶してんだ、おんどれは!!
がすがすっ
G:ああっ!K様!頭はダメです!吹雪の救いようの無い頭が、更に輪をかけて悪くなります!せめてミゾオチにしてください!
吹雪:で、では・・・次回・・・・がくっ


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25298Re:Breeze memory2003/3/22 13:23:24
記事番号25297へのコメント

>それでも、なお疑うとしたら街の人に聞いてはどうです?なにせ今まで襲われるばかりで、助けてもらった事などまったくなかったようですから・・・。」
>形式だけの敬語を使いつつ、皮肉を込めておく。神官たちがこちらを睨んだが気にしない。
 リナ:嫌味ねー、ケレルって。人間、第一印象が大事なのに。
 *  ケレルは人間じゃないけど。
 リナ:そんな、細かい事はいいのよ。
 *  それに、リナもケレル様のこといえないんじゃあ。第一印象わる・・・・
 ――ばこぉぉぉん!!
 リナ:それ以上言うと、はったおすわよ。(スリッパを右手にもつりナ)
 *  うりゅうりゅ。そのスリッパ。見た目以上に痛い・・・・。
>ケレルはしばし考え
>「承知しました。」
 アメリア  :ケレルさん!なんていい人なんでしょう!!
 *      だから、人じゃないって。
 ゼルガディス:その少しの間で、何を考えたのかが怪しいな。
 アメリア  :何を言うんですか!ゼルガディスさん!!そんな疑ってばかりいては正義ではありません!!
 *      (汗を流しため息をついているゼルを見ながら)ゼルちゃんも大変すねー。
>「・・・・・ふむ、よかろう。それと我等に手を貸すのならルールは守ってもらう。」
 *    ルールだってさ。
 フィリア:あなたにはルールなんか不要ですよね。
 *    うにゅ?
 フィリア:なんたって、ルールがあっても、普通にやぶりますからね。
 *    ふっ。甘いよ、フィリア!それは、ルールを破ってはいけないって言うルールがないからさ!!
>「兵士は『例の武器』が見つかったとか言ってたよ。」
>ケレルは風を媒介にして、この世界に存在している。だから空気を震わせ振動で音を耳で聞く人間などの生き物と違い、彼は音を身体で感じる。どんなに離れようと、その場に音を伝える空気があればどこでも盗聴まがいのことができるのだ。
 ガウリイ:ほおー。
 リナ  :抜け目ないわね、ケレル。
 *    でも、プライバシーの侵害だよ。・・・・だけど、ケレルさんならいいかも、何でキャハ(はぁと)
 リナ:何がキャハ、だー!!気色悪いのよー!!
 ―――ぐちゃり。
 ゼロス:これはまた、生々しい音が・・・・。
 アメリア:だめです!!りザレクションが効果ありません!!
>「血のにおいにね・・・・・・。」
 リナ  :確かに、血のにおいがプンプンと・・・・。
 ゼルガディス:そりゃあ、そんなに返り血あびてたらなー。
>「・・・図星ですか。」
>ガルーダは苦笑した。ケレルとは生まれた時からの付き合いだ。彼は機嫌が悪くなる、もしくは図星を指されると殺気を撒き散らし、故意激してくる癖がある。それも何のためらいもなく。
 ディナ:それじゃあ、ケレルさんはやっぱり・・・・。
 リナ :なんであんたがここにいんのよ。
 ディナ:あそこで血を流している人の代わりです。リナさんたちだけじゃあ、話が盛り上がりませんから。
 リナ :そりゃ、どーも。
>「・・・・・・ちっ、嫌なヤツだな、お前は。」
>「そうですね、ケレル様の部下ですから。」
>ごんっ
>鈍い音がした。
>「・・・・・・殴るぞ。」
>「殴った後に言わないでください・・・・・・。」
 ディナ :仲がよろしいんですね。
 アメリア:昔からの付き合いみたいですからね。

>吹雪:さてっ!Kに恋の予感!?一体どうなるの!?
>G:K様に仕えて数ウン年・・・、とうとうK様にも・・・!!
>K:・・・・・・殺すぞ?
 ディナ:それじゃあ、初恋!?
>吹雪:で、では・・・次回・・・・がくっ
 ルナ  :あら、こちらの方も逝ったようね。ねえ、リナ、ディナ。
 ガウリイ:二人ともどっかいったぞ。
 ルナ  :久しぶりに会いにきたのに、どこ行ってんのかしら。
      まあ、それは置いといて。なんだかこのごろコメントとはいいにくい文章になってない?
 アメリア:そうですね。次からはもっと真面目にしてほしいです。
 L   :それじゃあ、私がお仕置きして真面目さんにしとくわね(はぁと)
 フィリア:え・・・・、あれ以上ですか・・・・?
     (もはや、生きているのか怪しい血だらけになっているモノを見るフィリア)

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25300Re:Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/22 19:14:45
記事番号25298へのコメント


>>それでも、なお疑うとしたら街の人に聞いてはどうです?なにせ今まで襲われるばかりで、助けてもらった事などまったくなかったようですから・・・。」
>>形式だけの敬語を使いつつ、皮肉を込めておく。神官たちがこちらを睨んだが気にしない。
> リナ:嫌味ねー、ケレルって。人間、第一印象が大事なのに。

K:僕にとってそんなものは無意味だからね。
吹雪:彼は自分にとってどーでもいい者にどー思われようと構わない、個人主義者だからね。

> *  ケレルは人間じゃないけど。

K&G:うん。
吹雪:頷くなよ・・・。

> リナ:そんな、細かい事はいいのよ。
> *  それに、リナもケレル様のこといえないんじゃあ。第一印象わる・・・・
> ――ばこぉぉぉん!!
> リナ:それ以上言うと、はったおすわよ。(スリッパを右手にもつりナ)
> *  うりゅうりゅ。そのスリッパ。見た目以上に痛い・・・・。

吹雪:痛そう・・・(汗)

>>ケレルはしばし考え
>>「承知しました。」
> アメリア  :ケレルさん!なんていい人なんでしょう!!

K:うわああぁぁぁ!!や、やめろぉ!!そんな目で僕を見るなぁっ!!
G:お、落ち着いてください!
吹雪:じ、G、押さえつけろ!!

> *      だから、人じゃないって。
> ゼルガディス:その少しの間で、何を考えたのかが怪しいな。

K:なかなかいいカンしてるね、ゼルガディスくんとやら。

> アメリア  :何を言うんですか!ゼルガディスさん!!そんな疑ってばかりいては正義ではありません!!
> *      (汗を流しため息をついているゼルを見ながら)ゼルちゃんも大変すねー。

K:・・・まったくだ。
吹雪:Kに同情されてるよ・・・。

>>「・・・・・ふむ、よかろう。それと我等に手を貸すのならルールは守ってもらう。」
> *    ルールだってさ。
> フィリア:あなたにはルールなんか不要ですよね。

吹雪:何でー?

> *    うにゅ?
> フィリア:なんたって、ルールがあっても、普通にやぶりますからね。
> *    ふっ。甘いよ、フィリア!それは、ルールを破ってはいけないって言うルールがないからさ!!

吹雪:まったく。
G:・・・なんか納得できない気がするんだが・・・。

>>「兵士は『例の武器』が見つかったとか言ってたよ。」
>>ケレルは風を媒介にして、この世界に存在している。だから空気を震わせ振動で音を耳で聞く人間などの生き物と違い、彼は音を身体で感じる。どんなに離れようと、その場に音を伝える空気があればどこでも盗聴まがいのことができるのだ。
> ガウリイ:ほおー。
> リナ  :抜け目ないわね、ケレル。

K:よく言われるよ。
吹雪:白の地の盗聴魔族。
G:・・・・・・・・・。

> *    でも、プライバシーの侵害だよ。・・・・だけど、ケレルさんならいいかも、何でキャハ(はぁと)
> リナ:何がキャハ、だー!!気色悪いのよー!!
> ―――ぐちゃり。

吹雪:いやー!何!?(スプラッタ大っ嫌い)

> ゼロス:これはまた、生々しい音が・・・・。
> アメリア:だめです!!りザレクションが効果ありません!!

吹雪:・・・・・・(くらっ)
G:あ、倒れた。
K:ほっとけ。

>>「血のにおいにね・・・・・・。」
> リナ  :確かに、血のにおいがプンプンと・・・・。
> ゼルガディス:そりゃあ、そんなに返り血あびてたらなー。

K:楽しくなるね♪

>>「・・・図星ですか。」
>>ガルーダは苦笑した。ケレルとは生まれた時からの付き合いだ。彼は機嫌が悪くなる、もしくは図星を指されると殺気を撒き散らし、攻撃してくる癖がある。それも何のためらいもなく。
> ディナ:それじゃあ、ケレルさんはやっぱり・・・・。

K:何かな?
G:楽しそうです、K様・・・。

> リナ :なんであんたがここにいんのよ。
> ディナ:あそこで血を流している人の代わりです。リナさんたちだけじゃあ、話が盛り上がりませんから。
> リナ :そりゃ、どーも。

吹雪:おおっ、お久しぶりですぅ〜。
K:!もう復活したのか?
吹雪:私の回復力をなめたらいけませんぜ。

>>「・・・・・・ちっ、嫌なヤツだな、お前は。」
>>「そうですね、ケレル様の部下ですから。」
>>ごんっ
>>鈍い音がした。
>>「・・・・・・殴るぞ。」
>>「殴った後に言わないでください・・・・・・。」
> ディナ :仲がよろしいんですね。
> アメリア:昔からの付き合いみたいですからね。

吹雪:保護者だしね、Gは。
K:人間の言葉で言うと親友ってヤツかな?
吹雪:いやいや、忠臣ってのもあり。

>>吹雪:さてっ!Kに恋の予感!?一体どうなるの!?
>>G:K様に仕えて数ウン年・・・、とうとうK様にも・・・!!
>>K:・・・・・・殺すぞ?
> ディナ:それじゃあ、初恋!?

吹雪:そうですねー。
G:K様かそーゆーことに興味なくて・・・、バレンタインの時も「バレンタイン?そんなのお菓子会社の陰謀だろ?何が悲しくて神を崇める人間の死んだ日で騒ぐ必要がある?あ、もらったチョコは全部捨てろ。お返しが面倒だからな。」と・・・。
吹雪:デリカシーのかけらもない方・・・・・・。

>>吹雪:で、では・・・次回・・・・がくっ
> ルナ  :あら、こちらの方も逝ったようね。ねえ、リナ、ディナ。

吹雪:いや、酸欠になっただけでぴんぴんしております。

> ガウリイ:二人ともどっかいったぞ。
> ルナ  :久しぶりに会いにきたのに、どこ行ってんのかしら。
>      まあ、それは置いといて。なんだかこのごろコメントとはいいにくい文章になってない?

吹雪:・・・私はあんまり気にしないですけど。

> アメリア:そうですね。次からはもっと真面目にしてほしいです。
> L   :それじゃあ、私がお仕置きして真面目さんにしとくわね(はぁと)
> フィリア:え・・・・、あれ以上ですか・・・・?
>     (もはや、生きているのか怪しい血だらけになっているモノを見るフィリア)

吹雪:・・・ちーん、ぽくぽくぽく・・・。
K:何やっとんのじゃ、オノレは。
G:K様、口調が変わってます。とりあえず次回作で!!


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25315Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/23 12:24:33
記事番号25225へのコメント


 4 血塗られた神殿

「ケレル様!見えてきましたよ。」
「ふーん、あれか・・・、神官たちが話していた神殿とやらは。」
ケレルとガルーダは神官たちの会議を盗聴し、『例の武器』がある神殿へ向かった。
「ここか・・・・・・。」
崖となっている所から、神殿を見下ろす。神殿はドーム状の建物で、まるで闘技場【コロシアム】のようだった。
空からは雪がちらほらと降ってきた。
一面の銀世界というのはこのような風景のことをいうのだろう。
「雪か・・・・・・。」
ケレルに触れることもなく、地に舞い降り溶けて消える。
「ケレル様、これは・・・・・・。」
ガルーダが、崖から下りるとそれに近付く。
「・・・・・十字架?いや・・・・・、これは・・・・・。」
ケレルも崖から下り、地面に突き刺さった十字架に目をやる。
十字架に刻まれている文字はなんとか読み取れた。古いわけではないが十字架は今にも朽ち果てそうだった。
「なるほど・・・、墓か、しかも最近のものだ。なになに・・・・・。」
十字架には、こう刻まれていた

―――我等は護り続けよう。
   彼の者が幾度となく、襲いかかろうと 
   我等は護り、この地に眠る。   
   もう、目覚める事はない―――

「・・・・・ケレル様、彼らは・・・・・・。」
「・・・・わかってるさ。」
ケレルは立ち上がり神殿を見る。
「『例の武器』とやらを護って殺された、だが・・・・・・。」
「この者たちは、我ら魔族よりも・・・・・。」
ガルーダは眉間にシワを寄せた。
「そうだな、神族に近い存在、いや・・・これは竜【ドラゴン】だ。」
「・・・・・どうなさいます?」
ガルーダの言葉にケレルは嘲笑を浮かべる。
「バッカだねー、ここまで来て退くなんて僕の性分にあわない。君ならよくわかってるはずだろ?」
ガルーダは苦笑を浮かべた。
「そう、ですね・・・。」
ガルーダは黙り、拳を握り締めた。
―――予感がするのだ。何かが、大きく蠢く予感が・・・
「ガルーダ!」
ケレルに呼びかけられはっとする。
「何、ボサっとしてるんだ、早く行くぞ。」
「・・・はい。」
ケレルとガルーダは、神殿へ乗り込んだ。



「・・・・・静かだ。」
「・・・気配も何もありません、誰もいないのでしょうか?」
しぃんと、神殿は不気味なまでに静まり返っていた。
「・・・・・先に進もう。」
ケレルの言葉にガルーダは何も言わず頷いた。

しばらくして、声が聞こえた。
―――・・・あぁぁぁぁ・・・・・・
「・・・・・ケレル様。」
「ああ・・・・・、わかってるさ・・・。」
ケレルは剣を抜き、ガルーダはハルバードを背から下ろした。
だっ!
二人はほぼ同時に走った。
「・・・・・・っ!?」
二人は絶句した。
「・・・い、いや・・・やめてぇ・・・・・!」
「く、来るなぁ!!」
ざくっ
「ぎゃあああぁぁ!!」
惨劇、としか例えようのない物がそこにあった。
女子供、区別なく集められ殺されている。
地の水溜りが、広がる。ケレルには剣や槍を持った兵士に見覚えがあった。
神殿で会った、神官長に耳打ちした兵士と同じ鎧を着た兵士だ。彼らは躊躇なく、それに剣を槍を容赦なく突き立てる。
そして、ある事に気付く。
「!ケレル様、あの者共は・・・・・。」
「竜族か・・・、なるほど、魔王信仰撲滅運動でもしてるのかな。」
悪戯っぽく言うが、その言葉の裏には嫌悪感がこもっていた。
「さぁ・・・、言え!あの封印の解き方を!!」
兵士の一人が、女を地面にこすり付け髪を乱暴につかむ。
「・・・・かはっ、だ、れが・・・言うものか・・・・、きさ、らは・・・あれの力を、知ら・・・ない・・・。」
「言えと言うのがわからないのか!!」
兵士の乱暴な扱いにも構わず、女は言葉を続ける。
「あれは・・・、誰にも、渡さ・・・ん・・・!!」
がぶっ
女の口から血が溢れた。おそらくは舌を噛み切ったのだろう。兵士は舌打ちをすると仲間の下へ行った。
「そっちはどうだ?」
話しかけられた兵士は首を横に振った。
「そうか・・・、まったく古代竜【エンシェント・ドラゴン】の奴らはしぶといのなんのって・・・・・。」
古代竜【エンシェント・ドラゴン】?
聞いたことのない竜だった。
「・・・いや、ならば確かめればいいことだ。」
ケレルはマントを破り、顔を覆い隠すと走り、兵士に向かって剣を一閃させる。
「なっ!?」
「動くな。」
剣を首に突き立て、冷徹な声で命令する。兵士の数は三人。動揺が広がる。
「何をしてたか、言え。」
兵士の身体がびくりと震える。
「・・・言え?我等に言っているのか?人間?」
「!?」
おおぉぉぉぅぅぅんっ!!
兵士が一斉に咆哮すると、光が溢れた。
「ケレル様!」
ガルーダが走り、ケレルを後ろに隠すように前に出る。
そこには金色の竜の姿。
「!竜族か・・・。」
『そうだ、人間、我等に勝てると思っているのか?』
『引き返せ、そしてここで見たことは全て忘れろ。』
『さすれば命だけは助けてやろう。』
三者三様に傲慢に言い放つ。
「ガルーダ、白霧【デス・フォッグ】様の異世界での行動条件、順番に言ってみろよ。」
「はっ、・・・えーっと第一条、無益、無駄な戦闘と殺生は禁止。ただし・・・・・。」
「正当防衛はオッケー、ガルーダ、これは正当防衛だよな?」
ガルーダはクスリと笑みを浮かべ答える。
「そうなりますね。」
「・・・・・じゃあ、始めようか。来いよ、トカゲちゃん。黒焼きにして惚れ薬にして、売り払ってやる!!」
「ケレル様、それイモリです。」
ガルーダの冷静なつっこみに言葉に詰まる。
「同じ爬虫類だろっ!」
「・・・イモリは両生類です。」



漫才はやめ(笑)二人は真面目な顔で、三匹の竜に向き直る。
「僕は二匹、お前は一匹な。」
「はあ・・・・・。」
じゅわっ!
二人がいたところに閃光が走る。それを避け、あっさりとケレルは後ろを取る。
「まずは一匹・・・。」
ニイとケレルは笑うと剣で竜の首を欠き切る。
ぐおおおおっ!!
悲鳴を上げて、倒れる。それに腹を立てたのか、二匹の竜がケレルの襲い掛かる。
ざしゅっ、があぁぁん!!
ケレルに襲い掛かった一匹はケレルが仕掛けた、見えない真空の刃――鎌鼬――で首が落ち、もう一匹はガルーダのハルバードで受け止められる。
「らああぁぁ!!」
その巨体に向かって、さらに力を入れる。
どしゅぅっ
ガルーダのハルバードが竜の身体を貫く。
それが、彼ら黄金竜【ゴールド・ドラゴン】の最後だった。



「・・・・・・ケレル様、これからどうなさるのです?」
「どうって・・・・・、まあ、しばらくは様子を見る。奴らがなにをしてるのか気になるからね。」
「承知しました。」
「・・・・・・・・・・。」
ケレルは神殿を振り返り見た。
そこには、屍と血臭に満ちた何かを護るモノがあった。



あとがき
吹雪:むう、暗い。
K:結局、収穫なしの話だったな。
G:しっかしあの神殿、何の目的で建てられたかすぐにわかっちゃいますよね。
K:だな。いつになったら完結するのやら・・・・・。
吹雪:はい、がんばりますぅ・・・(泣)
K:で、イモリの黒焼きについてだが・・・。
吹雪:ああ、あれね。まあ、ただの民間伝承なんだけどイモリを素焼きにして真っ黒になるまで焼く。んでもってイモリをごりごりと粉にする。それを二つに分けて、片方は自分が持って、もう片方は相手に振り掛ける。すると両思いになるという・・・。
G:あ、怪しすぎる・・・。
吹雪:気にするな、ではさよーならー。


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25326Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/24 11:54:49
記事番号25225へのコメント

5 葛藤と嫌悪

神殿から数日後の時が流れ、ケレルは『例の武器』について自分の部屋でガルーダと話し合っていた。
「しかし、『例の武器』とやらは一体なんなのでしょうか?」
「・・・・・心当たりがないわけじゃあないんだが・・・・・・。」
ケレルは手のひらで、顔の半分を覆い隠すように考え込んだ。
「と申されますと?」
「・・・・・・異界の魔族さ。」
異界の魔族。
自分たちの住む世界のほかに、あと三つほどの異世界と呼ばれるものが存在する。
一つはケレルやガルーダの住む、白霧【デス・フォッグ】の白の地。
二つめは現在、自分達がいる赤眼の魔王【ルビー・アイ】の赤の地。
三つめは蒼穹の王【カオティックブルー】の青の地。
そして闇を撒くもの【ダーク・スター】の黒の地。
ガルーダの顔が驚愕に染まる。
「昔、白霧【デス・フォッグ】様から聞いたことがある。闇を撒くもの【ダーク・スター】の五つの武器・・・・・、理由はわからないが、黒の地以外の世界に飛び散ったとの噂だ。」
「では彼奴らの目的は・・・・・。」
「おそらくはね。・・・まあ、あんなコトするのは驚いたけど、それほど追い詰められているのだろう。」
ガルーダは嫌悪感を吐き捨てるように言い放った。
「しかし、私には納得できません!いくら彼奴らの目的が世界を護るためとはいえ、神の名を語ってあのような事をするなどとは・・・!」
ケレルはクスリと笑うと、ガルーダの頬をなでた。
「そうだねぇ、君はあんな風な事したくないよね。正々堂々、真正面から突っ込む熱血バカだもんね。」
ガルーダは一瞬ムッとした表情になった。
「けど、僕は嫌いじゃない。そんな考えは嫌いじゃないよ。」
ケレルはガルーダから離れ、部屋の窓を開けた。
「・・・・・正直、僕にはわからない。神がこの世界を護るのは何故だ?」
ざあっ
風が窓から吹いてくる。
「それが彼らの存在理由だからか?ならば、何故犠牲を出すのだろうか?」
ざざあっ
風が、ケレルの髪を、マントを揺らす。
「全てが消え失せてまで、護ったその先に何がある?僕には・・・・・わからない。」
ケレルはうつむいた。
「だから・・・、なのかな?僕らは滅びを望む。矛盾も何もない深い闇に・・・・・・。」
「・・・・・あまりお考えにならない方がよろしいかと思われます。」
「そう、か・・・・・。」
ケレルはゆっくりと外に出た。



「あ、ケレルさん。」
「・・・リリアか、どうかしたの?」
リリアの手にはたくさんの花があった。
「・・・・・お墓に、お参りしようと思って。」
リリアの顔が悲しみに染まるが、すぐに顔を上げ微笑む。
「ケレルさんもどうですか?」
ケレルは頭を押さえた。
「・・・・・いいよ、暇だし。」
その言葉にリリアは嬉しそうに微笑んだ。



――墓は神殿の中にあった。草木で覆われ、砂漠にいること自体、幻のように思えた。
「・・・・・・・。」
墓地にはリリアとケレルしかいなった。
静かだ。
「・・・・・誰の墓?」
ケレルがそう聞くと、リリアはびくりと反応し
「・・・友達です。戦争、ですから・・・。」
リリアの反応から見て、おそらくは戦死したのだろう。だが墓があるだけましだろう。遺髪や遺品を持って帰ったりするのは、戦場では至難のワザだ。他者の死より生きて戦う事を優先する、それが戦争と言うものなのだ。
「・・・・・戦死した友達はの両親は、嬉しそうでした。戦場で死ねて・・・誇り高い子だ・・・と。」
ケレルは顔をしかめた。しかしリリアはそれに気付かず続ける。
「私は、そんな考えがわかりません。神官、失格でしょうか・・・・・?」
ケレルの頭に青スジが浮かんだ。
「ケレルさんは、どう思います?」
ひくり、とまた青スジが浮かぶ。
そして・・・・・―――――

「知るか、自分で考えろ。」

キレた。ぷっつんと、なんの前触れもなく。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
何を言ったのかわからず、リリアは絶句した。
「いいか?僕はねぇ、そんな風に誰かに答えを出してもらう考えが死ぬほど嫌いなんだ。それぐらい自分で考えろ、自信がもてないんだったら・・・・・。」
ケレルは笑顔で言う。
「神官なんてやめちまえ。」
リリアはケレルから顔を背けた。
「逃げてもいいよ?困るのは僕じゃないしね、死ぬほど後悔して終わりってな人生を歩む事になるだろうけど。」
ケレルは微笑を崩さず続ける。
「答え、今度聞かせてね?」
そう言うと、ケレルは墓地から離れた。



「ケレル様、きっついですね〜。」
ガルーダは苦笑しながら、主人を出迎えた。どうやら墓地での事は全部、見られたらしい。
「・・・・・・何か、文句あるのか?」
「いえ、ケレル様はフェミニストと思ってたので驚いただけです。」
「・・・お前、僕をどんな風に見てたんだよ・・・・・・?」
ケレルはぽりぽりと頬をかいた。
「しかし、リリアはよろしいのですか?」
「ガルーダ。」
凛、とした声で名前を呼ぶ。
「・・・・・・はい。」
「僕はね、温室育ちの薔薇よりも、踏んでも踏んでも起き上がる雑草の方が好きなんだ。」
ケレルの言葉の意味がわかったらしく、ガルーダは苦笑を浮かべた。
「見込みはあるのですか?」
ガルーダの言葉にケレルは悪戯に成功した子供のように笑う。
「さあね?暇つぶしにはなりそうだ。・・・・あ、そうそう、ガルーダ。問題だ、この世で一番、楽しい事って知ってるかい?」
「・・・・・・?」
「ふふっ・・・・・答えはね・・・・・・。」
ケレルは笑う、人の『仮面』とも言える何かを取って。

「予想もしないことが起こることさ。」




あとがき
吹雪:Kのセリフ、どこかで聞いたことがある方。今すぐにでも忘れてください。
K:パクったんかい。
G:犯罪です・・・・・。
吹雪:だ、だってぇ・・・・・、一回でいいから言わせてみたかったんだもん。
K:もんじゃない。
G:しかし、K様、なんか黒いですね。
吹雪:Kはもともと、黒いよ。これでもか!ってくらいに。
G:・・・・・まあ、墨よりもドス黒いですからねー。
吹雪:ねー。
K:悪かったな、黒くて。魔族なんだから仕方ないだろ。
G:まあ、魔族なんて一部除いてみんな黒いですよ。
K:なんだ、一部って?
吹雪:ラギアーソンとか(笑)
K:・・・・・・なるほど。
吹雪:テーマはケレルの魔族的恋愛感。そしてガルーダの神々のやり方の反発。納得してないでしょ?
G:当然!
吹雪:ケレルの恋愛感はひねくれてます。ねじまがってます。ファンをやめるなら今すぐにでもお電話を!!
K:・・・・・・・・・(剣を構える)
吹雪:・・・・・冗談だってば。
K:お前が言うと冗談には聞こえないんだ。
吹雪:むう、真実味に溢れていると。
K:そうなるな。
G:どうでもいいですけど、暗いですね。前の話といい。
吹雪:もともとシリアス風味に決めるつもりだったからなー。
K:それらしくなったと?
吹雪:まあ、そーなります。
G:・・・・・・なんか、中途半端に次回に続きまーす。見捨てないでくださいね。あ、あとファン募集中ですvよろしくお願いしますねvv
吹雪:勝手な募集事項を作るな!!
G:だってぇ・・・K様にはファンがいるのに・・・。
吹雪:お黙り、では!!


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25340Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/25 14:45:00
記事番号25225へのコメント


6 歌の導き

歌が聞こえた。優しい歌が―――

――風は穏やかに吹き、雨が降る

ケレルはゆっくりとベッドから起き上がった。

――木々の梢は懐かしい感傷の音

声の主が誰だかは、大体想像が出来た。

――命が芽吹き、巡る、流れに身を任せ

そして声を掛ける。

――まぶしい光へ、惜しみなく輝く光の下へ

「・・・やあ。」
歌が中断され、彼女は振り返る。
「・・・おはようございます。」
ケレルの顔を見ると、歌を歌っていたリリアは不機嫌そうに挨拶した。
ケレルは意地悪く笑う。
「おはよう。で?答えは出たの?」
リリアの隣に座る。リリアはゆっくりと口を開く。

「―――出ません。」

ケレルは驚いたようにリリアを見た。
「・・・・・何で?」
「私はこの問題について、一生考え背負って生きます。今、答えを出しても意味はありませんから。」
ケレルの方に視線を向け、挑戦的に笑う。
「あなたに言われたこと、ずっと考えてました。」
どこか遠くを見るように、リリアは言う。
「私はずっと神殿の中で暮らしてきました。それが私の全てでした。神に仕える身として、正しく生きてきました。でも・・・・・・。」
リリアはクスッと悪戯っぽく笑う。
「生きてるって実感できないんです。」
「そりゃ、そーだろうね。」
ため息交じりにケレルは言う。
「君は世界を知らなさ過ぎる。僕も他人のことは言えないけど・・・・・・。」
ケレルは思い出したように言う。
「・・・・・・ねえ、聞いていいかな?」
「はい?」
「・・・・・君は犠牲の上に成り立つ世界を、護りたいか?」
リリアはフッと微笑む。
「さあ、わかりません。」
ケレルの顔がハトが豆鉄砲くらったような顔になった。
「それはケレルさんが、一生をかけて答えを出してください。」
「・・・・・・君、いい性格してるね。」
「ケレルさんこそ。」
二人は顔を見合わせ、笑った。
「・・・・・・でも僕の方が性格悪いよ。」
「え?」
リリアが聞くよりも早く
ぐいっ
リリアの身体を引き寄せ、その唇に口づけた。
「☆●*@▼&煤潤I?」
何をされたかわからず、リリアはわけのわからない事をわめいた。
「・・・・・・クスッ、僕の勝ち、だね、リリア。」
リリアは口を押さえ真っ赤になって、ケレルを睨む。しかしケレルはひるむ様子を見せずひらひらと手を振りながら去って行った。
「・・・・・・最低!」
リリアの呟きを聞いたケレルは、満足そうな笑みを浮かべた。



「ケレル様・・・・・・、あなたとゆうお方は・・・・・・。」
「あっはっは、何とでも言え、この変態覗き魔鳥。」
ケレルの容赦ない言葉に傷つくガルーダ。自業自得のような気もする。
「大体、文句があるなら乱入でもすればいいだろ。」
「そんな度胸・・・私にはないです・・・・・・。」
ガルーダはがっくりと肩を落とした。
「ですが、本当にいいんですか?あんなことして。」
「いいんじゃない?神族に手を出してはいけないって決まりがあるわけじゃないし。」
「いや、そうじゃなくて・・・・・・。」
ガルーダはため息をつく。
「彼女に・・・・・・正体バレたらどうするんです?私は正直言って彼女が、いえリリアがどうなろうと知ったこっちゃありません。私は・・・・・・。」
キッと、ケレルを真面目な顔で見据える。
「あなたが、彼女に執着するのが嫌なんです。」
ケレルは一瞬、呆けた。魂が口から出る、という感覚になった。
「くっ、はははっ!なんだい、ガルーダ、焼きもちかい?」
「んなっ!?」
ガルーダの顔が真っ赤になる。
「可愛いやつぅ〜、嫉妬してるんだろ?」
「ち、違います!私はですね、ケレル様の身を案じて・・・・・・。」
ガルーダが必死に言うが、ケレルは聞いちゃいない。
「はいはい、皆まで言うなよ、ガルーダちゃん。僕は白霧【デス・フォッグ】様の次に君が好きだからね。」
よしよし、とガルーダの頭をなでる。
「だ〜か〜ら〜!!」
「んじゃ、僕はその辺をぶらついて来るよ。」
「ケレル様!!」
ガルーダが止めるのも聞かず、窓から飛び降りた。



「いや〜、やっぱ街ってのはいいねぇ♪活気があるし何より負の気がたっくさんあるし。」
上機嫌で街を歩くケレル。
「ねぇ、そこの嬢ちゃん。」
「ん?僕のこと?」
呼び止められて、振り返る。呼び止めたのは露天商の商人だ。
「そう、君。どうだい?このアクセサリー。可愛いだろ?きっと君みたいな可愛い子がつけたら似合うよ〜。」
ケレルは苦笑を浮かべた。
「ザンネンでした、僕は男です。」
露天商は驚きを隠せないようだった。もしこの場にガルーダがいたらこの露天商に、斬りかかっていただろう。
「そうかい、そりゃ悪かったね。男物もあるけど、君にはこっちの方が似合うよ。」
露天商の言葉に再び苦笑を浮かべる。
「ん〜、でもいいモノばっかですね・・・・・・。」
ぴたり、と目に入ったのは銀で出来た見事な細工で出来た女物の髪飾りと、金の装飾の凝った土台に、紅玉のついたペンダントだ。
「ねぇ、お兄さん。」
露天商は30代ほどだったが、あえてお兄さんと呼んだ。
「さっき、僕のこと、女扱いしたお詫びとして、この二つ、負けてくれません?」
露天商は苦笑を浮かべた。
「しょうがねぇな、いいぜ。負けてやるよ。」
「きゃー♪お兄さん、ステキ!」
黄色い声を上げ、お金を払う。
「フフッ、リリアにはさっきのお詫びで髪飾り。んでこっちのペンダントはガルーダのお土産。喜ぶかな、二人とも。」
上機嫌になって、神殿に向かう。
その時、すれ違った二人の男の会話が耳に入る。
「・・・なあ、知ってるか?この前、あの神殿に向かった神殿の兵士が、見るも無残な姿で見つかったそうだ。」
「うへー、マジかよ?」
「神官共は呪いじゃねぇかっつてるけど、自業自得だよな。」
「だよな。甘い蜜をすするだけすすって、こっちには何にもしねぇんだからな。」
ケレルは足を止めた。空を見上げ呟く。
「・・・・・・潮時、だな。」



あとがき
吹雪:さて、Kがやぁっとリリアとらぶらぶモードに入りました。
G:・・・・・・結局、私に相談しないんですね。
吹雪:・・・・・・ゴメンなさい。
G:・・・いいんです、謝ったって意味ないですから。
ぐさっ
G:大体、私はこの話を書く寸前に生まれた即席キャラなんですし。
さくっ
K:そうなのか?
G:はい、ちょっとギャグも欲しいかなー、とゆー吹雪の勝手な行動で。
吹雪:でも今となっては結構、愛着のあるキャラです。忠誠心の強い人っていいですよねー。
K:あと、はずかしいセリフ言わせる予定だよな。
吹雪:ラストあたりで。私がこんな美形に言われたら心臓発作で死ぬ!ってなキザ・くさいセリフを。
G:パクッてるのもありますけどね。
吹雪:コラコラ、ネタばらしは終わってから言いなさい。
K:はいはい。それにしても何話まであるんだ、この話・・・・・・。
吹雪:それは、L様でもわからない〜♪
K:喋るな、駆けるな、押すな。
G:それ・・・、避難訓練のおかしじゃ・・・
吹雪:地域によってはおすしになることを・・・て何構えてんですか、Kさん。
K:喋るな、と言ったはずだ。
吹雪:くっ!逃げてやるよ、どこまでも!!(自転車に乗る)では!次回で!!

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25341Re:Breeze memory2003/3/25 16:19:12
記事番号25340へのコメント

>歌が聞こえた。優しい歌が―――
 リナ  :まかり間違ってもあんたじゃないわね。
 *    ??
 アメリア:そーとーな音痴ですからね。
 *    (しくしくしくしく)んなのわかってる。たぶん、私のライバルさ!!
 リナ:はいはい。勝手に言ってなさい。
>「それはケレルさんが、一生をかけて答えを出してください。」
>「・・・・・・君、いい性格してるね。」
>「ケレルさんこそ。」
>二人は顔を見合わせ、笑った。
 *  おお。いい感じ〜。
 リナ:?なに、くやしくないの。
 *  私は好きなキャラが誰かとラブラブ(死語)なの好きなの。
>リリアの身体を引き寄せ、その唇に口づけた。
>「☆●*@▼&煤潤I?」
 *  おおーーー!!いけー!そのまま押せー!!
 ――すぱぁぁぁぁん!!
 リナ:変な事口走るなぁ!!
 *  うにゅ。そのハリセンどっから出てきたんだよ。
>「・・・・・・最低!」
 *      とか言いながら、内心はうれしかったり・・・・。
 ヴァル   :ケッ。なに少女チックなこと言ってやがる。
 *      だって、少女だもん。
 ゼルガディス:自分の年齢確かめていうんだな。
>「ケレル様・・・・・・、あなたとゆうお方は・・・・・・。」
>「あっはっは、何とでも言え、この変態覗き魔鳥。」
 *    おー、すごい言われよう。
 アメリア:言われて当然です!!そんな、覗きばかりしている人(鳥)は!!
>「あなたが、彼女に執着するのが嫌なんです。」
>ケレルは一瞬、呆けた。魂が口から出る、という感覚になった。
>「くっ、はははっ!なんだい、ガルーダ、焼きもちかい?」
 リナ:・・・・・これが俗に言う・・・・。○モ。
 *  ごめん!私子供だからわかんない!!(ダッシュで逃げる)
>「・・・・・・潮時、だな。」
 *  リリアともお別れ・・・・?それなら!!
 リナ:最後の夜はいい思い出作りを・・・・とか言うんじゃないでしょ〜ね〜。
 *  ぎっくん。
 リナ:やっぱりそーかい!っていうか18禁になるわぁ!!あんた一体いくつなのよ!?
 *  いやん。女の子に年を聞くなんて。心はいつも少女時代よ。
>K:喋るな、駆けるな、押すな。
>G:それ・・・、避難訓練のおかしじゃ・・・
>吹雪:地域によってはおすしになることを・・・て何構えてんですか、Kさん。
 *私のとこは、押すな・走るな・喋るなで、『おはし』でした。いや〜懐かしい。
  それでは、死なないうちに退場します!!

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25344Re:Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/25 20:49:54
記事番号25341へのコメント


>>歌が聞こえた。優しい歌が―――
> リナ  :まかり間違ってもあんたじゃないわね。
> *    ??
> アメリア:そーとーな音痴ですからね。

吹雪:私もオンチです。
K:ついでに方向音痴。初めてアニメ○ト行こうとして迷ったんだよな。
吹雪:恐かった、マヂで家に帰れないと思った。

> *    (しくしくしくしく)んなのわかってる。たぶん、私のライバルさ!!

吹雪:そうなの?リリア?
リリア:違います。

> リナ:はいはい。勝手に言ってなさい。
>>「それはケレルさんが、一生をかけて答えを出してください。」
>>「・・・・・・君、いい性格してるね。」
>>「ケレルさんこそ。」
>>二人は顔を見合わせ、笑った。
> *  おお。いい感じ〜。
> リナ:?なに、くやしくないの。
> *  私は好きなキャラが誰かとラブラブ(死語)なの好きなの。

吹雪:私は気に入った人じゃないと無理ですね。
K:単なるワガママのよーな気も・・・・・・。

>>リリアの身体を引き寄せ、その唇に口づけた。
>>「☆●*@▼&煤潤I?」
> *  おおーーー!!いけー!そのまま押せー!!

吹雪:・・・とのことですが?
K:ハッキリさせておこうか。僕に性欲はない。
吹雪:・・・・・・だそうです。

> ――すぱぁぁぁぁん!!
> リナ:変な事口走るなぁ!!
> *  うにゅ。そのハリセンどっから出てきたんだよ。

吹雪:はい!近くにあった書類で0,008秒で作成した。
K:・・・・・・それ、お前の悪友のマンガのネタだろ。

>>「・・・・・・最低!」
> *      とか言いながら、内心はうれしかったり・・・・。

吹雪:いんや、全然です。
K:本気で怒ってたなぁ〜(楽しそう)
G:・・・・・・K様、あなた好きな子をいじめるタイプせしょ?しかも陰険なやり方で。
K:んん?何か言ったかな、G?

> ヴァル   :ケッ。なに少女チックなこと言ってやがる。
> *      だって、少女だもん。
> ゼルガディス:自分の年齢確かめていうんだな。

吹雪:私はまだ学生です。
K:僕は・・・・・・5000超えて数えるのをやめたな。
G:私は今年で6022歳になりますね。

>>「ケレル様・・・・・・、あなたとゆうお方は・・・・・・。」
>>「あっはっは、何とでも言え、この変態覗き魔鳥。」
> *    おー、すごい言われよう。
> アメリア:言われて当然です!!そんな、覗きばかりしている人(鳥)は!!

G:違います!聞こえるんですよ、どうしても!!
吹雪:Gの媒介の鳥は異様に耳がいいんですよね。
G:それにK様の身になにかあった時のことを考えると・・・。
吹雪:・・・・・・保護者だなぁ。

>>「あなたが、彼女に執着するのが嫌なんです。」
>>ケレルは一瞬、呆けた。魂が口から出る、という感覚になった。
>>「くっ、はははっ!なんだい、ガルーダ、焼きもちかい?」
> リナ:・・・・・これが俗に言う・・・・。○モ。

G&K:違う!!
吹雪:ただからかってるだけです(笑)

> *  ごめん!私子供だからわかんない!!(ダッシュで逃げる)

吹雪:私はそっち系は全然平気ですね、スレイヤーズはダメですけど。
K:ジャン○とか○ガジンとかの少年系がそっち系に転がる事が多いんだよ。

>>「・・・・・・潮時、だな。」
> *  リリアともお別れ・・・・?それなら!!
> リナ:最後の夜はいい思い出作りを・・・・とか言うんじゃないでしょ〜ね〜。

吹雪:・・・・・・・深く追求するのはやめときましょう。

> *  ぎっくん。
> リナ:やっぱりそーかい!っていうか18禁になるわぁ!!あんた一体いくつなのよ!?

吹雪:えっくす指定・・・・・・。
K:お前、見るのは平気なくせに(ただし男同士のみ(爆))書くのは全然駄目だよな。

> *  いやん。女の子に年を聞くなんて。心はいつも少女時代よ。

吹雪:同感です。

>>K:喋るな、駆けるな、押すな。
>>G:それ・・・、避難訓練のおかしじゃ・・・
>>吹雪:地域によってはおすしになることを・・・て何構えてんですか、Kさん。
> *私のとこは、押すな・走るな・喋るなで、『おはし』でした。いや〜懐かしい。
>  それでは、死なないうちに退場します!!

吹雪:ではもうちょっとで終わりそうなのでがんばります!!


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25345嬢ちゃ―ん、名前ありがとな―(by緋雷)ユア・ファンティン 2003/3/25 21:22:58
記事番号25340へのコメント


>「・・・やあ。」
>歌が中断され、彼女は振り返る。
>「・・・おはようございます。」
>ケレルの顔を見ると、歌を歌っていたリリアは不機嫌そうに挨拶した。

ユ:照れ隠し?
緋:せやな、女ってむずかしいもんやな・・・

>「私はずっと神殿の中で暮らしてきました。それが私の全てでした。神に仕える身として、正しく生きてきました。でも・・・・・・。」
>リリアはクスッと悪戯っぽく笑う。
>「生きてるって実感できないんです。」

ユ:マクベス&タナトスみたいな事言うねえ
緋:マクベスは知らんけど、タナトスもよ―言うとったわ

>「そりゃ、そーだろうね。」
>ため息交じりにケレルは言う。
>「君は世界を知らなさ過ぎる。僕も他人のことは言えないけど・・・・・・。」
>ケレルは思い出したように言う。
>「・・・・・・ねえ、聞いていいかな?」
>「はい?」
>「・・・・・君は犠牲の上に成り立つ世界を、護りたいか?」

緋:わいは、守りと―ない、
  みんなが、わろ―とるほうがええ

>リリアの身体を引き寄せ、その唇に口づけた。
>「☆●*@▼&煤潤I?」
>何をされたかわからず、リリアはわけのわからない事をわめいた。
>「・・・・・・クスッ、僕の勝ち、だね、リリア。」
>リリアは口を押さえ真っ赤になって、ケレルを睨む。しかしケレルはひるむ様子を見せずひらひらと手を振りながら去って行った。
>「・・・・・・最低!」
>リリアの呟きを聞いたケレルは、満足そうな笑みを浮かべた。

ユ:アルティアに、本気でそっくし
緋:アルティアはんって、ディスティアはんの体の中におりはる人でしゃっろ?
ユ:そう、ほかに十数人いる予定
>
>
>
>「いや〜、やっぱ街ってのはいいねぇ♪活気があるし何より負の気がたっくさんあるし。」
>上機嫌で街を歩くケレル。
>「ねぇ、そこの嬢ちゃん。」
>「ん?僕のこと?」
>呼び止められて、振り返る。呼び止めたのは露天商の商人だ。
>「そう、君。どうだい?このアクセサリー。可愛いだろ?きっと君みたいな可愛い子がつけたら似合うよ〜。」
>ケレルは苦笑を浮かべた。
>「ザンネンでした、僕は男です。」

ユ:花月みたいだねえ・・・・
>露天商は驚きを隠せないようだった。もしこの場にガルーダがいたらこの露天商に、斬りかかっていただろう。

ユ:ああ、とすると、ある意味の花十になるわけだ(意味わからないなら、そのままでいて下さい)

>「ねぇ、お兄さん。」
>露天商は30代ほどだったが、あえてお兄さんと呼んだ。
>「さっき、僕のこと、女扱いしたお詫びとして、この二つ、負けてくれません?」
>露天商は苦笑を浮かべた。
>「しょうがねぇな、いいぜ。負けてやるよ。」
>「きゃー♪お兄さん、ステキ!」
>黄色い声を上げ、お金を払う。
>「フフッ、リリアにはさっきのお詫びで髪飾り。んでこっちのペンダントはガルーダのお土産。喜ぶかな、二人とも。」

ユ:花月のあげた物なら十兵衛絶対喜ぶだろうよ?
緋:訳;ケレルはんがあげはったものなら、ガル−ダはん、絶対喜ぶやろ?

>
>
>
>あとがき
>吹雪:さて、Kがやぁっとリリアとらぶらぶモードに入りました。

ユ:すぐに、終わりそうな気もしますが(失礼)

>G:・・・・・・結局、私に相談しないんですね。
>吹雪:・・・・・・ゴメンなさい。
>G:・・・いいんです、謝ったって意味ないですから。
>ぐさっ
>G:大体、私はこの話を書く寸前に生まれた即席キャラなんですし。
>さくっ
>K:そうなのか?
>G:はい、ちょっとギャグも欲しいかなー、とゆー吹雪の勝手な行動で。
>吹雪:でも今となっては結構、愛着のあるキャラです。忠誠心の強い人っていいですよねー。
>K:あと、はずかしいセリフ言わせる予定だよな。
>吹雪:ラストあたりで。私がこんな美形に言われたら心臓発作で死ぬ!ってなキザ・くさいセリフを。

ユ:ほうほう

>G:パクッてるのもありますけどね。
>吹雪:コラコラ、ネタばらしは終わってから言いなさい。
>K:はいはい。それにしても何話まであるんだ、この話・・・・・・。
>吹雪:それは、L様でもわからない〜♪
>K:喋るな、駆けるな、押すな。
>G:それ・・・、避難訓練のおかしじゃ・・・
>吹雪:地域によってはおすしになることを・・・て何構えてんですか、Kさん。

ユ:うちの地域は、おはしでした。

>K:喋るな、と言ったはずだ。
>吹雪:くっ!逃げてやるよ、どこまでも!!(自転車に乗る)では!次回で!!
>

ユ:待ってます。
  ちなみに、風華は、もう少しです。
  もう少し待ってくださいねvv
  それでは・・・・・・

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25348いえいえ、お礼を言われるほどの事では夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/26 10:19:00
記事番号25345へのコメント

>>「・・・やあ。」
>>歌が中断され、彼女は振り返る。
>>「・・・おはようございます。」
>>ケレルの顔を見ると、歌を歌っていたリリアは不機嫌そうに挨拶した。
>
>ユ:照れ隠し?
>緋:せやな、女ってむずかしいもんやな・・・

吹雪:女心ほど難しいものはない。
K:L様のきまぐれも結構難しいよな・・・

>>「私はずっと神殿の中で暮らしてきました。それが私の全てでした。神に仕える身として、正しく生きてきました。でも・・・・・・。」
>>リリアはクスッと悪戯っぽく笑う。
>>「生きてるって実感できないんです。」
>
>ユ:マクベス&タナトスみたいな事言うねえ
>緋:マクベスは知らんけど、タナトスもよ―言うとったわ

吹雪:ですね。
K:僕に言わせれば、操られていようと後悔とかせず、自分の思うとおりに生きれればそれでいいけど。

>>「そりゃ、そーだろうね。」
>>ため息交じりにケレルは言う。
>>「君は世界を知らなさ過ぎる。僕も他人のことは言えないけど・・・・・・。」
>>ケレルは思い出したように言う。
>>「・・・・・・ねえ、聞いていいかな?」
>>「はい?」
>>「・・・・・君は犠牲の上に成り立つ世界を、護りたいか?」
>
>緋:わいは、守りと―ない、
>  みんなが、わろ―とるほうがええ

K:ありがとう、参考にさせてもらうよ。

>>リリアの身体を引き寄せ、その唇に口づけた。
>>「☆●*@▼&煤潤I?」
>>何をされたかわからず、リリアはわけのわからない事をわめいた。
>>「・・・・・・クスッ、僕の勝ち、だね、リリア。」
>>リリアは口を押さえ真っ赤になって、ケレルを睨む。しかしケレルはひるむ様子を見せずひらひらと手を振りながら去って行った。
>>「・・・・・・最低!」
>>リリアの呟きを聞いたケレルは、満足そうな笑みを浮かべた。
>
>ユ:アルティアに、本気でそっくし

吹雪:根性悪。
K:・・・悪かったな、この性格は地だ。直す気はない

>緋:アルティアはんって、ディスティアはんの体の中におりはる人でしゃっろ?
>ユ:そう、ほかに十数人いる予定

吹雪:ぶ―――っ!!(吹き出した)
K:ま、まあ確かに理論上は可能だが数十人・・・・・・(汗)

>>「いや〜、やっぱ街ってのはいいねぇ♪活気があるし何より負の気がたっくさんあるし。」
>>上機嫌で街を歩くケレル。
>>「ねぇ、そこの嬢ちゃん。」
>>「ん?僕のこと?」
>>呼び止められて、振り返る。呼び止めたのは露天商の商人だ。
>>「そう、君。どうだい?このアクセサリー。可愛いだろ?きっと君みたいな可愛い子がつけたら似合うよ〜。」
>>ケレルは苦笑を浮かべた。
>>「ザンネンでした、僕は男です。」
>
>ユ:花月みたいだねえ・・・・

吹雪:パッと見たら女の子みたいだし。
K:髪を一時期、気まぐれで伸ばしたらもう間違えられる間違えられる・・・。身体は男なのにさ。

>>露天商は驚きを隠せないようだった。もしこの場にガルーダがいたらこの露天商に、斬りかかっていただろう。
>
>ユ:ああ、とすると、ある意味の花十になるわけだ(意味わからないなら、そのままでいて下さい)

吹雪:ご安心を。よくわかってますんで、そのへんの世界。
K:ちなみにコイツは花十派でなく、銀次総受けだ。

>>「ねぇ、お兄さん。」
>>露天商は30代ほどだったが、あえてお兄さんと呼んだ。
>>「さっき、僕のこと、女扱いしたお詫びとして、この二つ、負けてくれません?」
>>露天商は苦笑を浮かべた。
>>「しょうがねぇな、いいぜ。負けてやるよ。」
>>「きゃー♪お兄さん、ステキ!」
>>黄色い声を上げ、お金を払う。
>>「フフッ、リリアにはさっきのお詫びで髪飾り。んでこっちのペンダントはガルーダのお土産。喜ぶかな、二人とも。」
>
>ユ:花月のあげた物なら十兵衛絶対喜ぶだろうよ?
>緋:訳;ケレルはんがあげはったものなら、ガル−ダはん、絶対喜ぶやろ?

吹雪:よかったね、ガーちゃんv
G:はい!光栄です。
K:・・・・・・たかがペンダントでまた大げさな(苦笑)

>>あとがき
>>吹雪:さて、Kがやぁっとリリアとらぶらぶモードに入りました。
>
>ユ:すぐに、終わりそうな気もしますが(失礼)

吹雪:ぎくり
K:図星か・・・・・・。

>>G:・・・・・・結局、私に相談しないんですね。
>>吹雪:・・・・・・ゴメンなさい。
>>G:・・・いいんです、謝ったって意味ないですから。
>>ぐさっ
>>G:大体、私はこの話を書く寸前に生まれた即席キャラなんですし。
>>さくっ
>>K:そうなのか?
>>G:はい、ちょっとギャグも欲しいかなー、とゆー吹雪の勝手な行動で。
>>吹雪:でも今となっては結構、愛着のあるキャラです。忠誠心の強い人っていいですよねー。
>>K:あと、はずかしいセリフ言わせる予定だよな。
>>吹雪:ラストあたりで。私がこんな美形に言われたら心臓発作で死ぬ!ってなキザ・くさいセリフを。
>
>ユ:ほうほう

吹雪:ボーイズにはなりません(断言)
K:・・・・・・自信ないんだな。

>>G:パクッてるのもありますけどね。
>>吹雪:コラコラ、ネタばらしは終わってから言いなさい。
>>K:はいはい。それにしても何話まであるんだ、この話・・・・・・。
>>吹雪:それは、L様でもわからない〜♪
>>K:喋るな、駆けるな、押すな。
>>G:それ・・・、避難訓練のおかしじゃ・・・
>>吹雪:地域によってはおすしになることを・・・て何構えてんですか、Kさん。
>
>ユ:うちの地域は、おはしでした。

吹雪:う〜ん、東西で違うのかな?


>>K:喋るな、と言ったはずだ。
>>吹雪:くっ!逃げてやるよ、どこまでも!!(自転車に乗る)では!次回で!!
>>
>
>ユ:待ってます。
>  ちなみに、風華は、もう少しです。
>  もう少し待ってくださいねvv
>  それでは・・・・・・

吹雪:はーいvこっちもなるべく早く終わらせます。ではでは。

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25361Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/27 18:08:21
記事番号25225へのコメント

 
7 戦いと狂気の前奏曲

「ガルーダ、準備できたかい?」
「はい!」
ガルーダは機嫌が良かった。と言うのもケレルが昨日買ったペンダントを貰ったからである。子供のように喜ぶガルーダにケレルは苦笑を浮かべる以外に、どんな態度をとるのかわからなかった。
リリアにはまだ渡していない。あんなことをした後に顔を出せると言うのは、よほどのバカか、もしくは何も考えていないだけの者だろう。
「・・・・・・しかし、ケレル様、リリアのことは・・・・・・。」
「・・・・・・うん。」
ケレルはガルーダに背を向け、今にも消えてしまいそうな、儚い、繊細な笑みを浮かべた。
「言った方が、いいのか。・・・・・・僕は迷ってる。」
ケレルは自嘲した。
「・・・・・・らしくないよな、うん。全然、僕らしくない。」
言って髪をかき上げる。ガルーダは何も言わず、ただ黙って話を聞いた。
「僕は何がしたいのか、わからない。不安なのかな・・・・・・?」
ガルーダは閉じていた口をゆっくりと開いた。
「らしくないです、ケレル様。」
ケレルはガルーダのほうに振り向いた。
「あなたは、物事をハッキリさせておくのが得意ではないのでしょうか?・・・そんな事に得意、不得意があるのか少々変かもしれませんが、悩んでいるよりはまだ良いかと思います。」
「ガルーダ・・・・・・。」
「私は、まだ調べる事があります。時間が余ると思うので、お好きなことをしてください。」
ガルーダは優しくケレルに向かって微笑む。
「どうか・・・・・・、後悔だけはしないで、それが私の望みです。」
ガルーダはそう言うと、部屋の窓から出て金色の翼をはためかせ、去っていった。
「・・・・・・お前には、苦労をかけるな、ガルーダ。」
そう言ったケレルの顔は、どことなく穏やかだった。
「よし!」
ぱぁん!!
ケレルは気合を入れるように、頬をたたいた。
「男、ケレル、玉砕覚悟で言ってきます!」
誰に言ったセリフなのか、ケレルは言った。



「やはりここはケレル様の予想通り・・・・・・。」
ガルーダは神官が言っていた、『例の武器』のある神殿、―――古代竜【エンシェント・ドラゴン】の神殿だ。
奥には結界が張ってあったが、たいした代物でなくあっさりと抜けた。
青白く光る結界。幾多もの結界の護られていた物は、ケレルの予想通りの物であった。
「これが・・・闇を撒くもの【ダーク・スター】の・・・・・・。」
もっとよく見ようと近付こうとする、すると――――
ばちぃっ!!
「!?」
青白いプラズマにも似たそれが、ガルーダの指に襲い掛かる。
ばっ
距離を置き、離れるとプラズマは結界に戻り、大人しくなる。
「ちっ、これさえあれば私たちの望みはかなうというのに・・・・・・。」
ガルーダは舌打ちした。この結界はおそらくガルーダほどの魔族でも解除は出来ない。
「仕方ない・・・、帰るか。」
そう言って、出口に向かおうとした刹那――――

どすっ

「・・・・・・かはっ。」
何かを貫く音が神殿に響いた。



「風が・・・・・・怯えている?」
外に出て、リリアに髪飾りを渡そうとしたケレルは異変を感じ取った。何かがそこにいたのだ。しかし姿はない。
「た、助けてくれっ!」
男が一人、ケレルにしがみつく。しかしケレルが何か言うより早く
ざんっ!
黒いカギ爪のようなものが、男の背を、身体を切り裂いた。
どさっ
男だったそれは、地面に倒れ付す。
「・・・・・・何のつもりだ?」
ケレルは虚空を睨む。すると虚空から人影が現れる。気配からして人間ではない。どす黒い、なにかを感じる。
「お初にお目にかかります、わたくしの名はアーシュ。」
アーシュと名乗った男は、貴族のようなきらびやかな服を着ていて、傲慢そうな顔で、宙に浮きケレルを見下ろす。
ケレルは今までの経験上、性格はおそらく傲慢かつ、他者を見下すのが好きな強いものには媚を売り、弱いものは踏みにじるタイプだと判断した。
ケレルの嫌いなタイプである。ケレルは媚を売ったり売られたりするのが、嫌いなのだ。
「あなた、ですね。人間風情に我が部下のレツルトを倒したと言うのは・・・・・・。」
「レツルト?」
聞いたことのない名だ。どうやらアーシュの部下らしいが、ケレルは考え込んだ。そしてぽんっと手を打つ。
「ああ、あの身の程知らずの触手竜!!」
「・・・・・・思い出してくれて彼も光栄でしょうよ。」
そう、レツルトと言うのはこの街に来たケレルたちに襲い掛かり、あっさりガルーダに一刀両断された下級魔族のことだ。アーシュはケレルの言葉にぴくりと青スジをたてたが、ケレルは気にしない。
「さて、敵討ち、と言うのもなんですがあなたには死んでもらいますよ。」
「へぇ・・・・・・、世界に存在するものの代表として言わせて貰うけど、存在してるもの、出来ない事は言わない方が身の為だよ。」
アーシュの眉がぴくりと動く。人間風情に、とでも思ってるのだろう。
「では・・・、始めましょうか。」



「がっ・・・・・・。」
ガルーダは腹部を押さえた。腹を魔力のこもった武器かなにかで貫かれたのだ。ガルーダは金翔鳥と呼ばれる鳥を媒介にしている。ケレルと違い、特定の物理攻撃だけが効く、というわけでなく普通に傷つけることが出来るのだ。だが生命力、反射神経、治癒力、五感の良さなどは人間をあっさり抜いている。
迂闊だった、誰もいないと油断して結界に集中し、侵入者に気付かなかった。致命傷ではあるが動けないわけではない。ガルーダは立ち上がり、気配のする方に視線をやった。
「・・・・・・誰だ?」
・・・・・・すっ
姿を見せたのは神官長だった。
「!!」
「・・・なるほど、やはり貴様は魔族か、しかも異界の魔族のようだな。」
ガルーダはぐっと唇を噛み締め、言葉を紡いだ。
「いつから・・・、気付いた・・・・・・?」
「初めからな、神託でな・・・・・、それに下級とは言え魔族を一撃で倒すというからには怪しいと思うのが普通だろう・・・・?」
ガルーダは嘲りの笑みを浮かべた。
「ずいぶんと・・・・、疑り深いのだな・・・火竜王【フレア・ロード】とは・・・・・、神に仕える者らしくもない・・・、あのような・・・弱いものいじめが・・・貴様らのやり方なのか・・・・?」
皮肉混じりに言うガルーダ。しかし声に覇気はない。
「・・・・・・・・・。」
神官長は黙ったままだ。
「どちらにせよ・・・戦うのだろ・・・?」
ガルーダはハルバードに手をやった。
「この世界を護るため・・・、私は貴様を殺す。」
「やってみろ!!この老い耄れがぁ!!」
狂気にも似た声でガルーダは絶叫した。



「ふははは!!どうだ、人間!これでは手は出せまい!!」
アーシュが勝利を確信した笑い声を上げる。アーシュはまったく戦っていない。では誰が戦っているのか、答えは―――
がっ
クワを持った男がケレルを襲う。それを横からナイフを持った女が来る。
ひゅっ!
風を斬る音を立て、ケレルは避ける。攻撃はしない、彼らは操られているだけなのだ。
襲い掛かってくるものには、共通点があった。
一つ、気力などの生気が感じられない。
二つ、首に細い黒い管が、アーシュの指と繋がって、いや指と同化している。
おそらくは管で命令し、動いているのだろう。うざったいこと、この上ない。
「・・・・・・もういいか。」
ケレルはそう呟くとぱちんと指をならした。
どさっ、どさどさっ
それを合図に、アーシュに操られていた者が倒れる。首と繋がっていた管が、皆、斬り落とされているのだ。
「ば、バカなぁ!!」
斬られた感触などなかった。ケレルを驚愕の表情で見る。
「・・・やれやれ、あんまり力に物を言わせるって好きじゃないんだけどね。」
ため息混じりに言う。すると――――
ごうっ!!
突風が起こった。ケレルは何もしていない。この脆弱な大地が傷つかない程度に、力を解放した。それだけだ。
「な、お前・・・いや、あなたは一体・・・!?」
ケレルは怯えるアーシュをよそに、冷徹に言い放つ。
「・・・・・・残念ながら、愚図に名乗る名は持ち合わせていないんだ。」
「ひ、ひぃ・・・!」
アーシュの顔が恐怖に染まる。ケレルは不快感を隠そうともせず、顔を露骨にしかめた。
「・・・・・・とりあえずはお前に慈悲を与えよう。僕も色々と忙しい。
 ―――今すぐ死ね。」
ざしゅっ
ケレルは走り、その後ろでアーシュが見も凍るような悲鳴を上げ、消えた。



「くっ・・・はぁ・・・、しく、じったな・・・・・・。」
ガルーダは腹を押さえ毒づいた。予想以上にダメージが大きい。
きゅぅん!
白い魔力光が壁に当たる。
がごぉぉんっ!!
光がガルーダが隠れていた壁をぶち壊す。
まずい、今の状況では結界を張り相手の攻撃を避ける事すら儘ならない。
ガルーダは静かに周りを見た。
周りには灯火のついた大きなゴブレットに、石像。その後ろにはひびがいくつか入った自分の身長ほどの大きさの鏡。
「・・・・・・試してみる価値は・・・ありそうだ。」
呟いて傷口をしっかりと押さえ、ガルーダは不敵に笑った。

「無駄なことを・・・・・・。」
神官長は哀れむかのように言う。
「貴様の連れのケレルも、死ぬ。これは貴様に与えられた運命なのだ。」
運命―――
ガルーダの頭にその言葉がリフレインした。
「ここで貴様らが見た光景も、我等の成すべき事も、全てが運命の輪の中にある。」
ぎりっ・・・
ガルーダは唇を強く噛み締めた。ガルーダは腕に巻きつけたバンダナを、額に巻きつけた。
「るらあああぁぁぁぁ!!」
ガルーダは絶叫し、神官長に襲い掛かった。
「・・・・・・青いな、若造。」
きゅごぅ!
光が、ガルーダの胸を貫いた。

「何っ!?」
驚愕の声を上げたのはガルーダではない。
神官長だ―――
神官長の放った光はガルーダでなく、ガルーダの映った鏡に当たったのだ。
ごおぉぉぉん!!
「!」
轟音が響く、壁にあった竜の像が落ちてきたのだ。
「く・・・・・・!」
砂煙が舞う。視界が一瞬にして悪くなる。
ばりぃぃんっ!!
「!?」
頭上から、何かが降ってきた。びしゃりと、水のようなものが頭を濡らした。
「これは・・・!?」
神官長が何か言うより早く、ガルーダは走り、叫ぶ。
「煉獄の炎!!」
ガルーダの手から黒っぽい紫の炎が立ち昇る。ガルーダはその炎を神官長に向けて放つ。
ごおおぉぉううぅっ!!
辺りが、黒と紫に包まれる。
「ぐがあぁぁぁぁっ!!!」
この世のものとは思えない悲鳴が神殿に響く。
ガルーダが何をしたか、彼にはわからないだろう。
ガルーダは、まずわざと声を上げ、鏡をおとりにし気をそらせる。そして壁にあった像を崩し、砂煙を起こす。視界が悪くなったところに、油の入ったゴブレットを頭上からかけ、炎で攻撃。ゴブレットを避けられても、砂煙を使った粉塵爆発を起こす。
だがその必要はなかったようだ。
「闇の炎に擁かれ、消え果ろ!!」
「があぁ・・・。」
徐々に、確実に声が小さくなる。
そして、そこには――――
「・・・運命か、私がここに存在し、貴様を殺したのも運命か。」
ガルーダは嘲りの笑みを浮かべた。もう何も言わない灰燼と姿を変えた、亡骸に向かって。
「もし・・・、もしもだ、運命が存在するのなら、今は感謝しよう、私がケレル様の元に存在する事を。」
ガルーダは胸元で十字をきった。
「そして、もう一つ、私がケレル様に仕えているのは、運命でも・・・・・・必然でもない。」
ガルーダはまっすぐと、見据えた。どこか遠いところにいる何かを。
「私の選択した結果だ。」
言ってガルーダは、主の下へ向かった。



あとがき
吹雪:はい!バトルモード突入です。
K:腕がなるな♪
G:血で血を洗う戦闘ですか?
吹雪:アホかああぁぁぁ!!バト○ロワじゃあるまいし、16禁になるわ!!
K:・・・チッ!
吹雪:・・・・・・あのな、私はグロいのが死ヌほど苦手なの!生々しいのなんて、もってのほか!!
G:文字は平気ですけど。
吹雪:うん、映像関係が全然ダメですね。
K:そういえば修学旅行でバスで移動する時、延々と結構グロいホラー映画見て・・・・。
吹雪:私は見た!死んで写真でしか知らないお祖父ちゃんが足首つかんで離さなかった!!(大嘘)
G:・・・・・よくも、まあ戻ってこれましたね。
吹雪:ちなみにバスの席で私の隣にいた女の子は私と同じく死にかけていました。
K:・・・しっかし、今回はガルーダばっかだな。僕の出番少なすぎ。
吹雪:何言ってるんですか、次回、メチャクチャ目立つ(予定の)くせに。
K:・・・・・・その含みのある言い方が気に入らない。
吹雪:では次回で♪




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25365Re:Breeze memory2003/3/27 22:23:40
記事番号25361へのコメント

>ガルーダは機嫌が良かった。と言うのもケレルが昨日買ったペンダントを貰ったからである。子供のように喜ぶガルーダにケレルは苦笑を浮かべる以外に、どんな態度をとるのかわからなかった。
 *    う〜ん。ガルちゃん、単純そう。
 リナ  :ガルちゃん、て?ガルーダのこと?もしかして。
 *    うん(はぁと)
 ――ゲブホッ!!
 アメリア:失礼な発言、まともに申し訳ありません。
 *    た、タンカ〜・・・・。
 リナ  :ちっ!まだ動いてる。力が弱すぎたか。
 *    し、しどい・・・・。
>「男、ケレル、玉砕覚悟で言ってきます!」
>誰に言ったセリフなのか、ケレルは言った。
 *      玉砕覚悟・・・・告るの?
 ゼルガディス:それに、所詮は世界も違うしな。
 *      ゼルちゃん、きついわ。
>「・・・・・・かはっ。」
>何かを貫く音が神殿に響いた。
 *  ガ、ガルちゃん!?
 リナ:だからゆうなって言ってるでしょ!!
 (何かが貫く音が静かにした)
 *  グベブッ。
>ケレルは今までの経験上、性格はおそらく傲慢かつ、他者を見下すのが好きな強いものには媚を売り、弱いものは踏みにじるタイプだと判断した。
 アメリア:す、すごいです!!これが一を知って十を知る!!
 ガウリイ:なあ、その一は何なんだ・・・・?
 アメリア:・・・・(滝汗)ガウリイさん、時々鋭いですね・・・・。
 リナ  :それは置いといて、さっき死に掛けてた人の場合は、十を知って一も分からないのよね。
 *    それって、あっしのこと・・・・?
>K:・・・しっかし、今回はガルーダばっかだな。僕の出番少なすぎ。
>吹雪:何言ってるんですか、次回、メチャクチャ目立つ(予定の)くせに。
>K:・・・・・・その含みのある言い方が気に入らない。
>吹雪:では次回で♪
 *はい、次回楽しみにしてますー。

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25376段々、最終回っぽくなってきました。夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/28 22:12:24
記事番号25365へのコメント


>>ガルーダは機嫌が良かった。と言うのもケレルが昨日買ったペンダントを貰ったからである。子供のように喜ぶガルーダにケレルは苦笑を浮かべる以外に、どんな態度をとるのかわからなかった。
> *    う〜ん。ガルちゃん、単純そう。

吹雪:単純明快、熱血バカとは彼のためにある言葉です。
G:全然、ほめられてない気がする・・・。

> リナ  :ガルちゃん、て?ガルーダのこと?もしかして。
> *    うん(はぁと)

吹雪:おお、新たなあだ名。
G:ありがとうございます♪

> ――ゲブホッ!!
> アメリア:失礼な発言、まともに申し訳ありません。
> *    た、タンカ〜・・・・。

吹雪:K、運んでおあげなさい。
K:なんで僕が・・・(と言いつつもタンカ用意)

> リナ  :ちっ!まだ動いてる。力が弱すぎたか。
> *    し、しどい・・・・。

K:・・・用意したタンカは必要ないようだな。
吹雪:よかったよかった(そうか?)

>>「男、ケレル、玉砕覚悟で言ってきます!」
>>誰に言ったセリフなのか、ケレルは言った。
> *      玉砕覚悟・・・・告るの?

K:・・・・・・そうなるな(顔、赤し)
G:生で見れないのが非常に残念です。

> ゼルガディス:それに、所詮は世界も違うしな。
> *      ゼルちゃん、きついわ。

吹雪:真実は時に残酷な結果をもたらします。
K:覚悟はしてるさ。

>>「・・・・・・かはっ。」
>>何かを貫く音が神殿に響いた。
> *  ガ、ガルちゃん!?
> リナ:だからゆうなって言ってるでしょ!!
> (何かが貫く音が静かにした)
> *  グベブッ。

G:・・・なんか私より重傷になってません?

>>ケレルは今までの経験上、性格はおそらく傲慢かつ、他者を見下すのが好きな強いものには媚を売り、弱いものは踏みにじるタイプだと判断した。
> アメリア:す、すごいです!!これが一を知って十を知る!!

吹雪:亀の甲より、年の功。
K:伊達に年はとってないってね。

> ガウリイ:なあ、その一は何なんだ・・・・?
> アメリア:・・・・(滝汗)ガウリイさん、時々鋭いですね・・・・。
> リナ  :それは置いといて、さっき死に掛けてた人の場合は、十を知って一も分からないのよね。
> *    それって、あっしのこと・・・・?

吹雪:Kはバカを知って0,1秒で忘れます(笑)
K:悪いけど、能無しの顔を覚えるほど、暇人でも物好きでもないんだ。

>>K:・・・しっかし、今回はガルーダばっかだな。僕の出番少なすぎ。
>>吹雪:何言ってるんですか、次回、メチャクチャ目立つ(予定の)くせに。
>>K:・・・・・・その含みのある言い方が気に入らない。
>>吹雪:では次回で♪
> *はい、次回楽しみにしてますー。

吹雪:Kが活躍できるよう祈ってください、では♪


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25370Re:Breeze memoryユア・ファンティン 2003/3/28 13:13:42
記事番号25361へのコメント


> 
> 7 戦いと狂気の前奏曲
>
>「ガルーダ、準備できたかい?」
>「はい!」
>ガルーダは機嫌が良かった。と言うのもケレルが昨日買ったペンダントを貰ったからである。子供のように喜ぶガルーダにケレルは苦笑を浮かべる以外に、どんな態度をとるのかわからなかった

ユ:本気に花十っぽい

>リリアにはまだ渡していない。あんなことをした後に顔を出せると言うのは、よほどのバカか、もしくは何も考えていないだけの者だろう。
>「・・・・・・しかし、ケレル様、リリアのことは・・・・・・。」
>「・・・・・・うん。」
>ケレルはガルーダに背を向け、今にも消えてしまいそうな、儚い、繊細な笑みを浮かべた。

風:ここは、兄さんとは違うな

>「言った方が、いいのか。・・・・・・僕は迷ってる。」
>ケレルは自嘲した。
>「・・・・・・らしくないよな、うん。全然、僕らしくない。」
>言って髪をかき上げる。ガルーダは何も言わず、ただ黙って話を聞いた。
>「僕は何がしたいのか、わからない。不安なのかな・・・・・・?」
>ガルーダは閉じていた口をゆっくりと開いた。
>「らしくないです、ケレル様。」
>ケレルはガルーダのほうに振り向いた。
>「あなたは、物事をハッキリさせておくのが得意ではないのでしょうか?・・・そんな事に得意、不得意があるのか少々変かもしれませんが、悩んでいるよりはまだ良いかと思います。」
>「ガルーダ・・・・・・。」
>「私は、まだ調べる事があります。時間が余ると思うので、お好きなことをしてください。」
>ガルーダは優しくケレルに向かって微笑む。
>「どうか・・・・・・、後悔だけはしないで、それが私の望みです。」
>ガルーダはそう言うと、部屋の窓から出て金色の翼をはためかせ、去っていった。
>「・・・・・・お前には、苦労をかけるな、ガルーダ。」

ユ:どうしても花十に見える―。
  16,7巻の影響か−――――――――――――

>そう言ったケレルの顔は、どことなく穏やかだった。
>「よし!」
>ぱぁん!!
>ケレルは気合を入れるように、頬をたたいた。
>「男、ケレル、玉砕覚悟で言ってきます!」
>誰に言ったセリフなのか、ケレルは言った。

ユ:男だねえ

>
>どすっ
>
>「・・・・・・かはっ。」
>何かを貫く音が神殿に響いた。

地:ガル―ダさん、ピンチ?(抑揚のない声で)

>ケレルは今までの経験上、性格はおそらく傲慢かつ、他者を見下すのが好きな強いものには媚を売り、弱いものは踏みにじるタイプだと判断した。

ユ:赤目かな・・・GBで言うところ

>ケレルの嫌いなタイプである。ケレルは媚を売ったり売られたりするのが、嫌いなのだ。
>「あなた、ですね。人間風情に我が部下のレツルトを倒したと言うのは・・・・・・。」
>「レツルト?」
>聞いたことのない名だ。どうやらアーシュの部下らしいが、ケレルは考え込んだ。そしてぽんっと手を打つ。
>「ああ、あの身の程知らずの触手竜!!」
>「・・・・・・思い出してくれて彼も光栄でしょうよ。」
>そう、レツルトと言うのはこの街に来たケレルたちに襲い掛かり、あっさりガルーダに一刀両断された下級魔族のことだ。アーシュはケレルの言葉にぴくりと青スジをたてたが、ケレルは気にしない。
>「さて、敵討ち、と言うのもなんですがあなたには死んでもらいますよ。」
>「へぇ・・・・・・、世界に存在するものの代表として言わせて貰うけど、存在してるもの、出来ない事は言わない方が身の為だよ。」
>アーシュの眉がぴくりと動く。人間風情に、とでも思ってるのだろう。
>「では・・・、始めましょうか。」

ユ:魔族に、敵討ちというウェットな感情あるとはあるとは思えないね
火:それに、相手を見くびるのは、大きな敗因になるしね。
>
>
>
>「ふははは!!どうだ、人間!これでは手は出せまい!!」
>アーシュが勝利を確信した笑い声を上げる。アーシュはまったく戦っていない。では誰が戦っているのか、答えは―――
>がっ
>クワを持った男がケレルを襲う。それを横からナイフを持った女が来る。
>ひゅっ!
>風を斬る音を立て、ケレルは避ける。攻撃はしない、彼らは操られているだけなのだ。
>襲い掛かってくるものには、共通点があった。
>一つ、気力などの生気が感じられない。
>二つ、首に細い黒い管が、アーシュの指と繋がって、いや指と同化している。
>おそらくは管で命令し、動いているのだろう。うざったいこと、この上ない。

地:汚いですね(抑揚のない声)
ユ:ワイヤ―ド―ル?

>「・・・・・・もういいか。」
>ケレルはそう呟くとぱちんと指をならした。
>どさっ、どさどさっ
>それを合図に、アーシュに操られていた者が倒れる。首と繋がっていた管が、皆、斬り落とされているのだ。
>「ば、バカなぁ!!」
>斬られた感触などなかった。ケレルを驚愕の表情で見る。
>「・・・やれやれ、あんまり力に物を言わせるって好きじゃないんだけどね。」
>ため息混じりに言う。すると――――
>ごうっ!!
>突風が起こった。ケレルは何もしていない。この脆弱な大地が傷つかない程度に、力を解放した。それだけだ。

ユ:へえ、かなり高位でも、それできる人少ないのに

>
>
>
>「無駄なことを・・・・・・。」

>運命―――

ユ&風:私が一番嫌いな言葉だねえ

>ガルーダの頭にその言葉がリフレインした。
>「ここで貴様らが見た光景も、我等の成すべき事も、全てが運命の輪の中にある。」

ユ:一個人や、神さんでも決めきれないと思うけどねえ?

>
>「何っ!?」
>驚愕の声を上げたのはガルーダではない。
>神官長だ―――
>神官長の放った光はガルーダでなく、ガルーダの映った鏡に当たったのだ。

ユ:友人談:鏡さんみたい

>
>
>
>あとがき
>吹雪:はい!バトルモード突入です。
>K:腕がなるな♪
>G:血で血を洗う戦闘ですか?
>吹雪:アホかああぁぁぁ!!バト○ロワじゃあるまいし、16禁になるわ!!
>K:・・・チッ!
>吹雪:・・・・・・あのな、私はグロいのが死ヌほど苦手なの!生々しいのなんて、もってのほか!!
>G:文字は平気ですけど。
>吹雪:うん、映像関係が全然ダメですね。

ユ:へえ(悪戯っぽい微笑み)

>K:そういえば修学旅行でバスで移動する時、延々と結構グロいホラー映画見て・・・・。
>吹雪:私は見た!死んで写真でしか知らないお祖父ちゃんが足首つかんで離さなかった!!(大嘘)

ユ:良くある事ですから心配しないで下さい

>G:・・・・・よくも、まあ戻ってこれましたね。
>吹雪:ちなみにバスの席で私の隣にいた女の子は私と同じく死にかけていました。
>K:・・・しっかし、今回はガルーダばっかだな。僕の出番少なすぎ。
>吹雪:何言ってるんですか、次回、メチャクチャ目立つ(予定の)くせに。
>K:・・・・・・その含みのある言い方が気に入らない。
>吹雪:では次回で♪

ユ:風華&その詩を入れました。
  適度に壊れていますので、ぜひどうぞ
  募集なんてついています
  それでは・・・次回



>
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25379面白くなって・・・きたのでしょうか?夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/28 22:42:04
記事番号25370へのコメント


>>「ガルーダ、準備できたかい?」
>>「はい!」
>>ガルーダは機嫌が良かった。と言うのもケレルが昨日買ったペンダントを貰ったからである。子供のように喜ぶガルーダにケレルは苦笑を浮かべる以外に、どんな態度をとるのかわからなかった
>
>ユ:本気に花十っぽい

吹雪:むう、私はそんなつもりはないのですが・・・

>>リリアにはまだ渡していない。あんなことをした後に顔を出せると言うのは、よほどのバカか、もしくは何も考えていないだけの者だろう。
>>「・・・・・・しかし、ケレル様、リリアのことは・・・・・・。」
>>「・・・・・・うん。」
>>ケレルはガルーダに背を向け、今にも消えてしまいそうな、儚い、繊細な笑みを浮かべた。
>
>風:ここは、兄さんとは違うな

吹雪:誉め言葉・・・?
K:僕に聞くな。

>>「言った方が、いいのか。・・・・・・僕は迷ってる。」
>>ケレルは自嘲した。
>>「・・・・・・らしくないよな、うん。全然、僕らしくない。」
>>言って髪をかき上げる。ガルーダは何も言わず、ただ黙って話を聞いた。
>>「僕は何がしたいのか、わからない。不安なのかな・・・・・・?」
>>ガルーダは閉じていた口をゆっくりと開いた。
>>「らしくないです、ケレル様。」
>>ケレルはガルーダのほうに振り向いた。
>>「あなたは、物事をハッキリさせておくのが得意ではないのでしょうか?・・・そんな事に得意、不得意があるのか少々変かもしれませんが、悩んでいるよりはまだ良いかと思います。」
>>「ガルーダ・・・・・・。」
>>「私は、まだ調べる事があります。時間が余ると思うので、お好きなことをしてください。」
>>ガルーダは優しくケレルに向かって微笑む。
>>「どうか・・・・・・、後悔だけはしないで、それが私の望みです。」
>>ガルーダはそう言うと、部屋の窓から出て金色の翼をはためかせ、去っていった。
>>「・・・・・・お前には、苦労をかけるな、ガルーダ。」
>
>ユ:どうしても花十に見える―。
>  16,7巻の影響か−――――――――――――

吹雪:えーっと、16、7ってことは・・・
K:神の記述編だ。
吹雪:ああ!十兵衛とカヅっちゃんがまた対立の立場になったアレね。私は個人的に青龍さんが好きですね。
K:お前、何か年上好きだよな・・・。

>>そう言ったケレルの顔は、どことなく穏やかだった。
>>「よし!」
>>ぱぁん!!
>>ケレルは気合を入れるように、頬をたたいた。
>>「男、ケレル、玉砕覚悟で言ってきます!」
>>誰に言ったセリフなのか、ケレルは言った。
>
>ユ:男だねえ

吹雪:男です、外見は女っぽいけど。
K:魔族に性別はないけどやる時はやるよ。

>>どすっ
>>
>>「・・・・・・かはっ。」
>>何かを貫く音が神殿に響いた。
>
>地:ガル―ダさん、ピンチ?(抑揚のない声で)

吹雪:思いっきり。
K:力の限り。
G:・・・・・・2人とも、少しは心配してください・・・(泣)

>>ケレルは今までの経験上、性格はおそらく傲慢かつ、他者を見下すのが好きな強いものには媚を売り、弱いものは踏みにじるタイプだと判断した。
>
>ユ:赤目かな・・・GBで言うところ

吹雪:まあ、外見はアーシュのほうがカッコいいです(笑)

>>ケレルの嫌いなタイプである。ケレルは媚を売ったり売られたりするのが、嫌いなのだ。
>>「あなた、ですね。人間風情に我が部下のレツルトを倒したと言うのは・・・・・・。」
>>「レツルト?」
>>聞いたことのない名だ。どうやらアーシュの部下らしいが、ケレルは考え込んだ。そしてぽんっと手を打つ。
>>「ああ、あの身の程知らずの触手竜!!」
>>「・・・・・・思い出してくれて彼も光栄でしょうよ。」
>>そう、レツルトと言うのはこの街に来たケレルたちに襲い掛かり、あっさりガルーダに一刀両断された下級魔族のことだ。アーシュはケレルの言葉にぴくりと青スジをたてたが、ケレルは気にしない。
>>「さて、敵討ち、と言うのもなんですがあなたには死んでもらいますよ。」
>>「へぇ・・・・・・、世界に存在するものの代表として言わせて貰うけど、存在してるもの、出来ない事は言わない方が身の為だよ。」
>>アーシュの眉がぴくりと動く。人間風情に、とでも思ってるのだろう。
>>「では・・・、始めましょうか。」
>
>ユ:魔族に、敵討ちというウェットな感情あるとはあるとは思えないね
>火:それに、相手を見くびるのは、大きな敗因になるしね。

吹雪:と言うより、部下が無様にも人間に負けたのが許させないってなカンジで・・・。
K:プライドの問題だよ、早い話。けど相手を見くびるのはバカ以外の何者でも無いと思うけどねー。

>>「ふははは!!どうだ、人間!これでは手は出せまい!!」
>>アーシュが勝利を確信した笑い声を上げる。アーシュはまったく戦っていない。では誰が戦っているのか、答えは―――
>>がっ
>>クワを持った男がケレルを襲う。それを横からナイフを持った女が来る。
>>ひゅっ!
>>風を斬る音を立て、ケレルは避ける。攻撃はしない、彼らは操られているだけなのだ。
>>襲い掛かってくるものには、共通点があった。
>>一つ、気力などの生気が感じられない。
>>二つ、首に細い黒い管が、アーシュの指と繋がって、いや指と同化している。
>>おそらくは管で命令し、動いているのだろう。うざったいこと、この上ない。
>
>地:汚いですね(抑揚のない声)
>ユ:ワイヤ―ド―ル?

K:自分の手は汚したくないんだろ。
吹雪:それにワイヤードールよりタチが悪いっす。
K:生気、吸い取ってるからほっときゃ死ぬし。
吹雪:悪趣味です。

>>「・・・・・・もういいか。」
>>ケレルはそう呟くとぱちんと指をならした。
>>どさっ、どさどさっ
>>それを合図に、アーシュに操られていた者が倒れる。首と繋がっていた管が、皆、斬り落とされているのだ。
>>「ば、バカなぁ!!」
>>斬られた感触などなかった。ケレルを驚愕の表情で見る。
>>「・・・やれやれ、あんまり力に物を言わせるって好きじゃないんだけどね。」
>>ため息混じりに言う。すると――――
>>ごうっ!!
>>突風が起こった。ケレルは何もしていない。この脆弱な大地が傷つかない程度に、力を解放した。それだけだ。
>
>ユ:へえ、かなり高位でも、それできる人少ないのに

K:まあね。
吹雪:一応かなりの高位に属しますから。

>>「無駄なことを・・・・・・。」
>
>>運命―――
>
>ユ&風:私が一番嫌いな言葉だねえ

K:運命、ね・・・。
吹雪:そんなもので割り切れるもんなんですかね?
G:さあな、だが私にとって運命とは与えられた使命を背負う事、道を切り開く事と考えている。
吹雪:自分の人生は自分で切り開かなきゃ、意味ないですよね。

>>ガルーダの頭にその言葉がリフレインした。
>>「ここで貴様らが見た光景も、我等の成すべき事も、全てが運命の輪の中にある。」
>
>ユ:一個人や、神さんでも決めきれないと思うけどねえ?

吹雪:そんな風に考えられるように、育てられたんです。悲しい事に。
K:マインドコントロールか、タチ悪いよな、悪気ないから余計にさ。

>>「何っ!?」
>>驚愕の声を上げたのはガルーダではない。
>>神官長だ―――
>>神官長の放った光はガルーダでなく、ガルーダの映った鏡に当たったのだ。
>
>ユ:友人談:鏡さんみたい

吹雪:この手は結構いろんな作品で使われてます。

>>あとがき
>>吹雪:はい!バトルモード突入です。
>>K:腕がなるな♪
>>G:血で血を洗う戦闘ですか?
>>吹雪:アホかああぁぁぁ!!バト○ロワじゃあるまいし、16禁になるわ!!
>>K:・・・チッ!
>>吹雪:・・・・・・あのな、私はグロいのが死ヌほど苦手なの!生々しいのなんて、もってのほか!!
>>G:文字は平気ですけど。
>>吹雪:うん、映像関係が全然ダメですね。
>
>ユ:へえ(悪戯っぽい微笑み)

吹雪:なのでバイオ○ザードはやりません。
K:かまい○ちの夜もしないと断言した。
G:ちなみに一番やりたいのはゲームボーイアドバンスの「メトロポリス奪還作戦」です。RPG好きな吹雪にはやりたくてたまらない代物です。

>>K:そういえば修学旅行でバスで移動する時、延々と結構グロいホラー映画見て・・・・。
>>吹雪:私は見た!死んで写真でしか知らないお祖父ちゃんが足首つかんで離さなかった!!(大嘘)
>
>ユ:良くある事ですから心配しないで下さい

吹雪:なーんだ、よかったv
K&G:よくねぇよ(ダブルツッこみ)

>>G:・・・・・よくも、まあ戻ってこれましたね。
>>吹雪:ちなみにバスの席で私の隣にいた女の子は私と同じく死にかけていました。
>>K:・・・しっかし、今回はガルーダばっかだな。僕の出番少なすぎ。
>>吹雪:何言ってるんですか、次回、メチャクチャ目立つ(予定の)くせに。
>>K:・・・・・・その含みのある言い方が気に入らない。
>>吹雪:では次回で♪
>
>ユ:風華&その詩を入れました。
>  適度に壊れていますので、ぜひどうぞ
>  募集なんてついています
>  それでは・・・次回

吹雪:わかりました、ではさっそく行きます!ではではv

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25383Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/29 14:29:47
記事番号25225へのコメント

 8 別離という名の戦争

「そこをどけぇぇ!!」
ガルーダはハルバードを振り上げ、行く手を阻む黄金竜【ゴールデン・ドラゴン】を薙ぎ掃った。
街に帰ってからというもの、ガルーダは魔族と言うことがばれ、神殿の者に襲われ続けていた。大体は倒したが、街は魔族に襲われていたらしく騒がしかった。
「貴様等!街の者は助けないのか!?」
ガルーダは戦いながら叫ぶ。返ってきた返答は思いもよらぬものだった。
『我等は貴様を倒し、その後で向かう。下らぬ心配はせずとも街を襲った魔族と同じ所に送ってやる』
「ちっ!その言い方が気に食わん!!」
ざんっ!
最後の一匹を倒す。と同時に―――
―――ぐおおおぉぉ!
「下級魔族か・・・・・・。」
ガルーダはため息をついた。下級魔族、この世界ではレッサー・デーモンと呼ばれている。ガルーダの力の差がわからないらしく(本人が本気を出していないせいである)炎の矢【フレア・アロー】が数十本。ガルーダは忌々しそうにレッサー・デーモンを睨むが、それで怯むような思考はレッサー・デーモンにはない。
ガルーダは吼える。
「どいつもこいつも・・・、そんなに滅びを求めるというのなら、くれてやるさ!」
ガルーダの手に、黒い炎が具現した。



「・・・どこだ・・・?どこにいるんだ・・・・・・?」
ケレルはアーシュを滅ぼした後、街を彷徨った。神殿に行ったがリリアの姿は見えない。話を聞くにしても、襲われている状況では聞きたくても聞けない。
仕方がない、とケレルはため息をつくと適当に話し合いができそうな魔族を探した。
「・・・・・・いた。」
呟いてケレルは空を見上げる。外見からして下の中レベルだろう。そこそこのレベルだ。その証拠に人間の姿はしていない。
一言で片付けるのなら赤い人間の血管の束が丸くまとまった、ボールのような姿をしている。所々に目や鼻、口があったがケレルは、その外観を気にも留めず背後に回った。
「・・・・・・動くな。」
『・・・・・・!?』
「動いたら滅ぼす、簡潔に僕の質問に答えろ。無駄なことを喋れば・・・・・、わかるな?」
『・・・・・。』
そいつは黙ったままだ。YES、ということらしい。ケレルは満足そうに笑うと、続けた。
「さて・・・まず君たちは何が目的でここを襲った?」
『・・・ココニ、我ラノ求メル物ガアル、ソレ以上ハ言エン。』
ぴくり、とケレルの眉が跳ね上がった。
「・・・・・・そう。」
ゆっくりと触手玉の魔族から離れる。なにが目的かすぐにわかった。
「・・・ちっ、まったく変な時期に襲うなよな・・・。」
ケレルは毒づく。触手玉の目が怪しく光る。
しゅうんっ
触手の一つがケレルを襲う。しかしケレルは振り向きもせず触手を振り払った。
ぱあぁんっ
風船がはじけるように、触手がはじける。
「・・・・・・君、そんなに滅びたい?」
ケレルは冷たく侮蔑を込めた視線を向けた。
「さよなら。」
どぱああぁぁん!!
そう言うと触手玉の身体が、はじけて消えた。ケレルは何もなかったかのようにリリアを探した。



「はああぁぁ!!」
ざんっ
肉を切り裂く音が辺りに響く。
「これで・・・十三!」
残りのレッサー・デーモンは六匹。
ごおぉぉうっ!!
「ぐがあっ!!」
背中が熱い。後ろへ振り向くとレッサー・デーモンだけでなく、それより上位のブラス・デーモンがダース単位で現れた。

―――何故、諦めない?

唐突に声が頭に響いた。死の間際に聞こえる幻聴か、ガルーダは好戦的に笑い答えた。
「知れた事!私はまだ成すべき事がある!そのためになら、私は幾度と無く傷つこう!」
こぉぉ・・・
手に魔力をかき集める。

―――それが滅びより辛くとも?

「当然だ、滅びや死は恐れない。私の恐れる事は約束が護れないこと、忠誠を誓った主の死、それだけだ。」
かっ!
閃光が辺りを包む。小さな光は徐々に拡散し広がり、レッサー・デーモンとブラス・デーモンを包み込み、蒸発させる。
「白き閃光の果てに眠れ!」
ごおおおぅ!!
ガルーダの声に応え、白光はさらに輝きを増す。
そして―――
そこには荒野だけが残った。

―――ならば・・・見せてもらおうか。

声はそれ以降聞こえなくなった。だがガルーダにとってそんな事はどうでも良かった。
「がっ、はぁ・・・・・・。」
ごほりと、口を押さえる。手のひらには大量の血。思っていたよりもダメージが大きい。
「くそぉ・・・・・・。」
情けない、普段ならこんなヘマは絶対にしないというのに。
ガルーダは全身傷だらけだった。至るところから血が吹き出し、地面を朱に染めた。
「ケレル、様・・・、あなたは・・・・・。」
無事なのだろうか?
そんな問いが頭に響く。
「フフッ、あの・・・方が・・・そんなワケない、か・・・・・・。」
死ぬはずが消えてしまうはずがない。あの方、ケレルは護ると、忠誠を誓うと決めた。
「くっ・・・・・・。」
ぶしゅっ
足に突き刺さった短剣を引き抜く。鈍い形容しがたい痛みが全身を貫いたが、ガルーダは気にも留めずバンダナで止血した。
からんっ
短剣をその場に投げ捨て空を見上げた。雨が降りそうだった。
がっ
自分の命を預けたとも言えるハルバードを杖代わりに立ち上がる。
その目は雨に濡れても消える事のない闘志に燃えていた。



リリアは街外れにいた。
「リリア・・・?」
リリアはなにかを抱きかかえるように、しゃがみこんでいた。
彼女の前には、フードをかぶった人―――おそらく魔族―――とレッサー・デーモンが数匹。襲われているのだろう、リリアの顔は険しかった。
「・・・・・・・・・。」
ケレルは何も言わず、その間に割って入った。
「・・・・・・去れ、滅びたくなければ今すぐ失せろ。」
ケレルの言葉にリリアは大きく目を見開いた。後ろでレッサー・デーモンが吼えたが、フードの魔族は何も言わず、ケレルを見据えた。
「・・・・・・・・・。」
しゅぅんっ
レッサー・デーモンとフードの魔族の姿が消える。それを確認するとケレルはリリアの方に振り向いた。
「リリア・・・・・・。」
ケレルは敵が去ったので、リリアに手を貸そうとした。
―――だが

ぱしぃっ

一瞬、何をされたかわからなかった。
「・・・リリ、ア?」
手を叩かれたのだ。ケレルは手を押さえた、信じられないとでも言いたげに。
「気安く触れないで!私を・・・・・騙してたくせに!魔族のくせに!!」
「!!」
ケレルは瞬時に理解した。自分の正体がばれたのだ。
「汚らわしい!!あなたを少しでも思ったと思うと・・・私は・・・・・・!!」
ケレルは何も言わない。
「・・・・・・・・・・。」
ケレルはゆっくりとリリアに近付く。
そっ・・・・・・
頬に触れた、優しく傷つかないよう。びくり、と。リリアは震えた、怯えているのだろうか?
リリアの長い金の髪に触れた。ケレルは悲しそうに微笑んだ。その姿はとても魔族とは思えない。今にも消えてしまうそうで、儚く脆い。
「僕は・・・自分で思っていたよりも、遥かに君が気に入ってたみたいだね。」
ケレルは笑う、何がおかしいのか、ただ笑う。
「・・・・・・ごめん、でも楽しかった。もう二度と君には会えないよ。」
だから言いたい。
「・・・さよなら。」

ぽとっ
雨が降った。だがリリアの青の瞳からは、雨とは別の雫がこぼれた。
これで、いいのだ。思われる事で彼に迷惑をかけるくらいなら、嫌ってもらった方がいい。
「神よ・・・私は彼を・・・・・・。」
リリアの言葉は誰が聞くわけでもなく虚空に溶け消えた。



「ガルーダ・・・?」
「ああ・・・、ケレル様。良くご無事で・・・・・・。」
身体中から血を流し、ガルーダは安心したようにケレルを見た。
「お前・・・・・その傷・・・・・・?」
「ちょっと・・・ヘマをして・・・・情けない限り・・・・です・・・・・。」
どさっ
ガルーダの身体が地に落ちる。雨のせいで血が流れ落とされたが、傷口は痛々しくあった。
「ガルーダ・・・!?おい!」
ケレルは倒れたガルーダを抱き寄せた。手にべっとりと血がついた。
「・・・思い、出しますね・・・・・・あなたと、初めて・・・人間・・・界に・・・行った・・・ときも・・・雨が、降って・・・。」
「喋るな!!死にたいのか!?お前の傷は全て魔力のこもった物でやられた傷だ!簡単に治癒は出来ないのはお前が一番知っているはずだ!!無駄なことに体力を使うなっ!!」
ケレルの言葉を聞いていないのか、ガルーダは続ける。
「・・・、わた、しは・・・。あなたと、共に・・・・。」
「喋るな!命令だ!!」
「・・・ふふっ・・・、珍しい・・・ですね・・・、ケレル、さま・・・あなたは、命令するのも・・・・されるのも嫌いなのに・・・・・。」
ガルーダは空を見上げた、雨の降り止まない。
「昔・・・言い、ましたね・・・・・、あなたは風のような・・・方と・・・、私は、あなたという・・・・風と、空を・・・飛びたかった・・・・・。」
「ガルーダ・・・。」
ガルーダはわかっているのだ、もう助からないということを。
「私は・・・鳥です・・・・・、風が・・・無ければ・・・飛べぬ身・・・、私はあなたと・・・・・。」
ケレルの脳裏にいつ言ったのか会話が思い浮かんだ。

―――ケレル様、誰か一人でもいい、自分を思ってくれる方がいれば、後悔せずまっすぐ進めるのです。だから・・・・・ケレル様、あなたはご自身の信じた道を・・・。

「・・・目を開けろ、ガルーダ!約束しただろ!?」

―――この身体も、鍛え上げた技術も、全て白霧【デス・フォッグ】様に捧げましょう。・・・・・ですが心はあなたに捧げます。私はあなたの為なら死すら厭わいません。

「死ぬなっ、これは命令だ!!僕は・・・!!」
お前を失いたくない、そう叫びたかった。
「・・・・申し・・・わけ、あり・・・ません・・・・。それは・・・わた・・・し、の・・・さい、しょで・・・さい・・・・・ご・・・の・・・命令・・い・・・・はん・・・です・・・・・。」
「――――っ!!」
ケレルは歯を食いしばった。今日と言う日ほど、自分が無力と感じた日はなかった。

―――あなたは風のような方です。私は・・・そんなあなたと未来を見たい。この世界の行末を・・・・・。

ケレルは唇が切れるほどに唇を噛んだが、やがて小さく息を吐いた。
「ほん、と・・う・・・・に・・・・もう・・・し・・・・・わけ・・・・・。」
ガルーダの目に光は無い。徐々に少しずつ、明るい緑の瞳が黒くなる。
ケレルは静かに言う。
「・・・・・・もう、いい。・・・・・・ガルーダ。」
「・・・・・・・・・?」
ガルーダはゆっくりとケレルを見た。ケレルの顔は、いつになく厳しい。ゆっくりと、言葉を紡ぐ。
「今まで、良く僕に仕えた。礼を言おう。」
ケレルは最後に優しく微笑む。
「もう、いいんだ・・・、安らかに眠ってくれ・・・・・。」
そのケレルの言葉に、ガルーダはふっと笑みをこぼし、まぶたを閉じる。

しゃらあぁぁん・・・・・

鈴の奏でる音と共に、真紅と翠緑、そして黄昏の空の見せる黄金色の光を放ち、ガルーダは消えた。
正確にはガルーダと呼ばれる魔族が滅んだ、と言った方が正しい。その証拠にガルーダが媒介とした金翔鳥の遺骸が、ケレルの手にあった。
「ガルーダ・・・・・・。」
―――ぐおおおぉぉ!
無粋にも、もう二度と会うことのないガルーダとの別れを惜しむケレルの背後からレッサー・デーモンが襲いかかった。
しかしケレルは避けようともせず、その場にたたずんだ。
ぱあぁんっ!
後ろで、レッサー・デーモだった物の頭が四散し、肉塊がはじけ飛んだ。
「・・・・・・・・。」
雨が降る中、一人の少年が鳥の亡骸を抱きかかえ何も言わず、そこにたたずんだ。
戦争にはありがちな、死者を惜しむ風景だった。



あとがき
吹雪:あの、K・・・・・・・・?
K:・・・・・・・・・・。
吹雪:え、えーっと・・・?
K:・・・・・・・・はぁ、悪いけど・・・今、あとがきに出る気分じゃないんだ。帰る。
吹雪:あ・・・、はい・・・・。
しばしの沈黙
吹雪:・・・・・・・・・はっ!そうなったらあとがきになんない!別のゲストを探さなきゃ・・・・・!!

しばらくお待ちください・・・

吹雪:では仕切りなおして・・・今回、Kは気分が乗らないのでL様とS様にきてもらいました〜、はい、拍手〜!
L:ふっ、Kの代わりってのは気に入らないけど、久しぶりね!!
S:本当に久ぶりですねぇ・・・。
吹雪:まあ、Kの気持ちはお察してやってください。ああ見えて、傷つきやすいお年頃ですから。
L:・・・そんなもんか?
S:いやいや、わかりますよ、Kの気持ちは。なんったって私の所もガーヴが裏切っちゃいましたから。
吹雪:あ、そっか。
S:はい、悲しかったですねー、あれは。なんて言うか、そう例えるのなら不良の真似事をしていた息子が、本当に不良になって近所の人に迷惑かけたり、バイクを免許ないのに運転したり・・・と言ったカンジですか。
L:いやに具体的な例えね。
吹雪:一応、五人の腹心の親ですし。
L:まあ、別にいいけど・・・、で?Kはどうなるの?
吹雪:無論、おうちに帰ります。ですが帰る途中で火竜王の方々に目をつけられ・・・
S:ああ、それで「風の〜」のEpisodeに続くんですね。
吹雪:はい、腕持ってかれて。あと伏線がいくつか。
L:何企んでるのよ・・・。
吹雪:ふっふっふっ、そこはL様にも少々、手伝っていただいて・・・
L:ほほぅ、吹雪、お前も悪よのう?
吹雪:いえいえ、お代官様には敵いません・・・。
S:時代劇の世界に入ってますね・・・。
  では私が吹雪の代わりにお知らせです。
  このあと書く予定のエピローグには2パターンあります。
  一つは「風の〜」の後の話のエピローグ。
  もう一つは、白の世界でのエピローグ。
  どちらか好きな方を選んでレスお願いします。両方ってのも受け付けますがどちらを先に見たいか、書いてくださいね。
  それでは長くなりましたが、次回で最終回です。今まで温かい目で見てくれた方に感謝しつつさようなら。














吹雪:ああっ、ひどいです、S様!
L:んっふっふっ、Sの分際で生意気よ!!
吹雪:(ああ、殺気を感じるのです)・・・では次回で!!

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25393Re:Breeze memory風柴流 2003/3/30 03:33:17
記事番号25383へのコメント

>「貴様等!街の者は助けないのか!?」
>ガルーダは戦いながら叫ぶ。返ってきた返答は思いもよらぬものだった。
>『我等は貴様を倒し、その後で向かう。下らぬ心配はせずとも街を襲った魔族と同じ所に送ってやる』
神族ってこんなのばっか・・・。
いや、フィリアとかミルガズィアとかもいるし。
・・・この時代に二人っています?

>「動いたら滅ぼす、簡潔に僕の質問に答えろ。無駄なことを喋れば・・・・・、わかるな?」
>『・・・・・。』
>そいつは黙ったままだ。YES、ということらしい。ケレルは満足そうに笑うと、続けた。
おお! 魔族みたいーvv ってケレルは魔族だったっけ。

>「知れた事!私はまだ成すべき事がある!そのためになら、私は幾度と無く傷つこう!」
なんかかっこいい事言ってるし。
けど雰囲気的に・・・・・・・これって死ぬ間際っぽいセリフじゃ?

>「・・・リリ、ア?」
>手を叩かれたのだ。ケレルは手を押さえた、信じられないとでも言いたげに。
>「気安く触れないで!私を・・・・・騙してたくせに!魔族のくせに!!」
>「!!」
うっわー、もうばれてるし! どうするケレル!

>「僕は・・・自分で思っていたよりも、遥かに君が気に入ってたみたいだね。」
>ケレルは笑う、何がおかしいのか、ただ笑う。
うみゅぅ。魔族の恋って好きじゃなくて執着?

>「・・・・・・ごめん、でも楽しかった。もう二度と君には会えないよ。」
会わないじゃなくて、会えないなんだー。

>これで、いいのだ。思われる事で彼に迷惑をかけるくらいなら、嫌ってもらった方がいい。
ぶつからない心。結ばれない運命。うーん、神族も大変だー。

>「昔・・・言い、ましたね・・・・・、あなたは風のような・・・方と・・・、私は、あなたという・・・・風と、空を・・・飛びたかった・・・・・。」
>「ガルーダ・・・。」
>ガルーダはわかっているのだ、もう助からないということを。
最も苦しく悲しいのは、滅びてしまうガルーダ様か、それとも何も出来ないケレルか・・・。

>―――あなたは風のような方です。私は・・・そんなあなたと未来を見たい。この世界の行末を・・・・・。
ガルーダって意外と・・・・つーかメチャメチャ気障。

>K:・・・・・・・・はぁ、悪いけど・・・今、あとがきに出る気分じゃないんだ。帰る。
>吹雪:あ・・・、はい・・・・。
帰っていいのか!?

>L:ふっ、Kの代わりってのは気に入らないけど、久しぶりね!!
>S:本当に久ぶりですねぇ・・・。
うんうん。確かに久しぶり。

>吹雪:まあ、Kの気持ちはお察してやってください。ああ見えて、傷つきやすいお年頃ですから。
>L:・・・そんなもんか?
つーかKって歳いくつ? 傷付きやすいお年頃・・・けど魔族・・・?

>S:はい、悲しかったですねー、あれは。なんて言うか、そう例えるのなら不良の真似事をしていた息子が、本当に不良になって近所の人に迷惑かけたり、バイクを免許ないのに運転したり・・・と言ったカンジですか。
>L:いやに具体的な例えね。
よーするに問題児だったガーブが本当に問題を起こしちゃった、と。

>L:ほほぅ、吹雪、お前も悪よのう?
>吹雪:いえいえ、お代官様には敵いません・・・。
L様のりのりー♪

>  一つは「風の〜」の後の話のエピローグ。
>  もう一つは、白の世界でのエピローグ。
>  どちらか好きな方を選んでレスお願いします。両方ってのも受け付けますがどちらを先に見たいか、書いてくださいね。
えっとねー。白の世界でのエピローグに一票!

>  それでは長くなりましたが、次回で最終回です。今まで温かい目で見てくれた方に感謝しつつさようなら。
おもしろかったでーす☆ さよーにゃらー★

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25397久ぶりですね。夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/30 17:48:23
記事番号25393へのコメント

>>「貴様等!街の者は助けないのか!?」
>>ガルーダは戦いながら叫ぶ。返ってきた返答は思いもよらぬものだった。
>>『我等は貴様を倒し、その後で向かう。下らぬ心配はせずとも街を襲った魔族と同じ所に送ってやる』
>神族ってこんなのばっか・・・。
>いや、フィリアとかミルガズィアとかもいるし。
>・・・この時代に二人っています?

吹雪:えーっとフィリアはまだ生まれてません。ミルさんは・・・微妙ですね、年齢、わかりませんから。
K:神殿の奴らについてはエピローグのあとがきにて、ネタばれ予定だ。詳しい事はそっちを見た方がわかりやすいから、しばらく待ってくれ。

>>「動いたら滅ぼす、簡潔に僕の質問に答えろ。無駄なことを喋れば・・・・・、わかるな?」
>>『・・・・・。』
>>そいつは黙ったままだ。YES、ということらしい。ケレルは満足そうに笑うと、続けた。
>おお! 魔族みたいーvv ってケレルは魔族だったっけ。

吹雪:人間クサいから?
K:とゆーか、こっちの性格の方が地だ。

>>「知れた事!私はまだ成すべき事がある!そのためになら、私は幾度と無く傷つこう!」
>なんかかっこいい事言ってるし。
>けど雰囲気的に・・・・・・・これって死ぬ間際っぽいセリフじゃ?

吹雪:大当たりです。
K:・・・イヤな正解。

>>「・・・リリ、ア?」
>>手を叩かれたのだ。ケレルは手を押さえた、信じられないとでも言いたげに。
>>「気安く触れないで!私を・・・・・騙してたくせに!魔族のくせに!!」
>>「!!」
>うっわー、もうばれてるし! どうするケレル!

吹雪:神官長にバラされたんですよねー。
K:・・・・・・チッ、余計な事を・・・・・・。

>>「僕は・・・自分で思っていたよりも、遥かに君が気に入ってたみたいだね。」
>>ケレルは笑う、何がおかしいのか、ただ笑う。
>うみゅぅ。魔族の恋って好きじゃなくて執着?

吹雪:ちょぉぉっと違います。ケレルの恋愛感は執着してるか、してないかで決まります。
K:僕は執着心と言うものが無い。なにかに執着した時点で、僕は僕で無くなる。
吹雪:ある意味、好きになるのは命がけっす。

>>「・・・・・・ごめん、でも楽しかった。もう二度と君には会えないよ。」
>会わないじゃなくて、会えないなんだー。

吹雪:異世界にほいほい行くなんて、普通は無理でしょうから。
K:それもあるけど、僕の立場上もね・・・
吹雪:高位魔族だし。色々、大変です。

>>これで、いいのだ。思われる事で彼に迷惑をかけるくらいなら、嫌ってもらった方がいい。
>ぶつからない心。結ばれない運命。うーん、神族も大変だー。

吹雪:リリアはケレルを思って、わざとあんなことしたんです。・・・エピローグのあとがきにてリリアのその後について語ります。

>>「昔・・・言い、ましたね・・・・・、あなたは風のような・・・方と・・・、私は、あなたという・・・・風と、空を・・・飛びたかった・・・・・。」
>>「ガルーダ・・・。」
>>ガルーダはわかっているのだ、もう助からないということを。
>最も苦しく悲しいのは、滅びてしまうガルーダ様か、それとも何も出来ないケレルか・・・。

吹雪:一番つらいのはケレルでしょう。自分がなにも出来ないのが一番悔しいんです、彼は。ガルーダはある意味、理不尽だけど滅びを受け入れてますから・・・・・・。

>>―――あなたは風のような方です。私は・・・そんなあなたと未来を見たい。この世界の行末を・・・・・。
>ガルーダって意外と・・・・つーかメチャメチャ気障。

吹雪:・・・・・・いやぁ、気障なセリフ好きなんで。
K:お前の陰謀と趣味の入り混じったセリフだ。
吹雪:陰謀とは人聞きの悪い・・・、せめて野望と言ってくださいな。
K:似たよーなもんだろ。

>>K:・・・・・・・・はぁ、悪いけど・・・今、あとがきに出る気分じゃないんだ。帰る。
>>吹雪:あ・・・、はい・・・・。
>帰っていいのか!?

吹雪:話しかけづらい雰囲気だったんです(汗)

>>L:ふっ、Kの代わりってのは気に入らないけど、久しぶりね!!
>>S:本当に久ぶりですねぇ・・・。
>うんうん。確かに久しぶり。

吹雪:「風の〜」のあとがき以来でしたっけ?

>>吹雪:まあ、Kの気持ちはお察してやってください。ああ見えて、傷つきやすいお年頃ですから。
>>L:・・・そんなもんか?
>つーかKって歳いくつ? 傷付きやすいお年頃・・・けど魔族・・・?

吹雪:いくつなのさ、キミ。
K:魔族に寿命は無いし・・・、何より何の役にも立たないから覚えてない。
吹雪:ををいっ!!
K:・・・暇つぶしに5000歳までは数えた。後は知らん。
吹雪:ってことはこの話の当時では最低5000歳・・・「風の〜」では最低10000歳・・・・・・(汗)

>>S:はい、悲しかったですねー、あれは。なんて言うか、そう例えるのなら不良の真似事をしていた息子が、本当に不良になって近所の人に迷惑かけたり、バイクを免許ないのに運転したり・・・と言ったカンジですか。
>>L:いやに具体的な例えね。
>よーするに問題児だったガーブが本当に問題を起こしちゃった、と。

吹雪:そうですねぇ。
S:しくしく、ガーヴ、私はお前をそんな子に育てた覚えはありませんよ!

>>L:ほほぅ、吹雪、お前も悪よのう?
>>吹雪:いえいえ、お代官様には敵いません・・・。
>L様のりのりー♪

吹雪:山吹色のカステラにございます。
L:ほほぉ・・・、あたしはこれが大好物なのよねぇ・・・
吹雪:ふっふっふっ・・・
L:んっふっふっふっ・・・
S:・・・・・まだやってますよ、あの二人。

>>  一つは「風の〜」の後の話のエピローグ。
>>  もう一つは、白の世界でのエピローグ。
>>  どちらか好きな方を選んでレスお願いします。両方ってのも受け付けますがどちらを先に見たいか、書いてくださいね。
>えっとねー。白の世界でのエピローグに一票!

吹雪:はいはーい☆了解です、D様、出番が増えますよ。
D:そうか、やっと私にも・・・!

>>  それでは長くなりましたが、次回で最終回です。今まで温かい目で見てくれた方に感謝しつつさようなら。
>おもしろかったでーす☆ さよーにゃらー★

吹雪:では気合を入れて最終話です!!二話になるかもしれませんが!!(爆)


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25401Re:Breeze memory2003/3/30 22:18:18
記事番号25383へのコメント

>仕方がない、とケレルはため息をつくと適当に話し合いができそうな魔族を探した。
>「・・・・・・いた。」
 *簡単にいるもんだねー。
 リナ:それをすぐに見抜くケレルもすごいわね。ガウリイの野生の勘もここまではいかないかも。
>そう言うと触手玉の身体が、はじけて消えた。ケレルは何もなかったかのようにリリアを探した。
 *リリアどこにいんだろ・・・・。まさか、襲われて・・・・!?
 Lどこかで祈ってるんじゃないかしら?
>「当然だ、滅びや死は恐れない。私の恐れる事は約束が護れないこと、忠誠を誓った主の死、それだけだ。」
 *      言い切ったぁぁぁぁぁ!!かっこいいぞーガルちゃーん!!惚れ惚れしちゃう。
 アメリア  :ケレルさんが好きなんじゃなかったんですか?
 *    ん戸ねー、ケレル様は遠くで見つめて恋するタイプ、ガルちゃんは付き合うタイプなのさ(はぁと)
 ゼルガディス:打算的だな・・・・。
 *      ふっ。恋の駆け引きさ。
>彼女の前には、フードをかぶった人―――おそらく魔族―――とレッサー・デーモンが数匹。襲われているのだろう、リリアの顔は険しかった。
 フィリア:人の形が取れるのなら上位魔族・・・・!?
 *    ケレル様は負けないから大丈夫さ!
 リナ  :その根拠は?
 *    ケレル様だから。
 ゼロス :話になりませんね・・・・。
>頬に触れた、優しく傷つかないよう。びくり、と。リリアは震えた、怯えているのだろうか?
>リリアの長い金の髪に触れた。ケレルは悲しそうに微笑んだ。その姿はとても魔族とは思えない。今にも消えてしまうそうで、儚く脆い。
 *   うにゅ〜(滝のような涙)やっぱり普通の人には魔族って怖いんだよね。う〜、でも〜・・・・。
 ヴァル:そいつだって、はじめっから分かってた事だろーがよ。
 *   種族の違いは辛いよ〜。
>ケレルは最後に優しく微笑む。
>「もう、いいんだ・・・、安らかに眠ってくれ・・・・・。」
>そのケレルの言葉に、ガルーダはふっと笑みをこぼし、まぶたを閉じる。
 *  ・・・・・・・・・・・・。
 リナ:あまりの事でどういえばいいのか分からず、言葉をなくしてるの?
 *  こくん(うなずく)
>戦争にはありがちな、死者を惜しむ風景だった。
 *    ・・・・やっぱりというか、戦争はだいっ嫌い!!今もイラクとアメリカがしてるけど、ホント、止めてほしい!!
 アメリア:デッド・エンドでしょうか?
 *    そう、みたいだね・・・・。ハッピー・エンドだと思ってたけど、予想が外れた。
  確かガルちゃんははじめはいなかった設定でしたっけ?
  いなかったらどうゆう終わり方だったんでしょうか?
>S:はい、悲しかったですねー、あれは。なんて言うか、そう例えるのなら不良の真似事をしていた息子が、本当に不良になって近所の人に迷惑かけたり、バイクを免許ないのに運転したり・・・と言ったカンジですか。
 *はっはっはっはっ。いますよねー無免許運転。私の中学でいましたから。
>  では私が吹雪の代わりにお知らせです。
>  このあと書く予定のエピローグには2パターンあります。
>  一つは「風の〜」の後の話のエピローグ。
>  もう一つは、白の世界でのエピローグ。
>  どちらか好きな方を選んでレスお願いします。両方ってのも受け付けますがどちらを先に見たいか、書いてくださいね。
 *  迷うけど〜、私的には「風の〜」の後の話のエピローグ。かな。
    それではお疲れ様でした〜。私も早く終わらせなければ!!
 リナ:ってゆーかあんた、さっきスキー旅行から帰ってきたのに休まないで何してるのよ。
 *  をぉ!?心配してくれるのかい?
 リナ:倒れてよけい最新が遅くなったら嫌だからよ。
 *  さいですか。

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25406Re:Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/31 11:17:44
記事番号25401へのコメント

>>仕方がない、とケレルはため息をつくと適当に話し合いができそうな魔族を探した。
>>「・・・・・・いた。」
> *簡単にいるもんだねー。
> リナ:それをすぐに見抜くケレルもすごいわね。ガウリイの野生の勘もここまではいかないかも。

吹雪;いや、多分周りの状況見るための偵察用の魔族なので。
K:目立つんだよ、あと気配。空気に瘴気が混じってたら、一発でわかる。

>>そう言うと触手玉の身体が、はじけて消えた。ケレルは何もなかったかのようにリリアを探した。
> *リリアどこにいんだろ・・・・。まさか、襲われて・・・・!?
> Lどこかで祈ってるんじゃないかしら?

吹雪:街外れにに逃げてます。

>>「当然だ、滅びや死は恐れない。私の恐れる事は約束が護れないこと、忠誠を誓った主の死、それだけだ。」
> *      言い切ったぁぁぁぁぁ!!かっこいいぞーガルちゃーん!!惚れ惚れしちゃう。

吹雪:このセリフを言わせるだけに謎の声が聞こえたようなもんですから。
K:お前、声の主に殺されるぞ。
吹雪:・・・ま、まあ何とかします・・・。

> アメリア  :ケレルさんが好きなんじゃなかったんですか?
> *    ん戸ねー、ケレル様は遠くで見つめて恋するタイプ、ガルちゃんは付き合うタイプなのさ(はぁと)
> ゼルガディス:打算的だな・・・・。
> *      ふっ。恋の駆け引きさ。

吹雪:私には到底マネできません。
K:それ以前に相手がいない。

>>彼女の前には、フードをかぶった人―――おそらく魔族―――とレッサー・デーモンが数匹。襲われているのだろう、リリアの顔は険しかった。
> フィリア:人の形が取れるのなら上位魔族・・・・!?

吹雪:中級です。

> *    ケレル様は負けないから大丈夫さ!
> リナ  :その根拠は?
> *    ケレル様だから。
> ゼロス :話になりませんね・・・・。

吹雪:ケレルは高位魔族ですから。
K:まあ、勝てるよ。一瞬で。

>>頬に触れた、優しく傷つかないよう。びくり、と。リリアは震えた、怯えているのだろうか?
>>リリアの長い金の髪に触れた。ケレルは悲しそうに微笑んだ。その姿はとても魔族とは思えない。今にも消えてしまうそうで、儚く脆い。
> *   うにゅ〜(滝のような涙)やっぱり普通の人には魔族って怖いんだよね。う〜、でも〜・・・・。
> ヴァル:そいつだって、はじめっから分かってた事だろーがよ。

K:まあね、傷つくのを恐れるような恋愛なんて暇つぶしにもなんないし。
吹雪:覚悟は決めてたんですけど、やっぱ辛いものは辛いです。

> *   種族の違いは辛いよ〜。

K:ありがと、そう思ってくれる人がいるだけで充分だ。

>>ケレルは最後に優しく微笑む。
>>「もう、いいんだ・・・、安らかに眠ってくれ・・・・・。」
>>そのケレルの言葉に、ガルーダはふっと笑みをこぼし、まぶたを閉じる。
> *  ・・・・・・・・・・・・。
> リナ:あまりの事でどういえばいいのか分からず、言葉をなくしてるの?
> *  こくん(うなずく)

吹雪:ガルーダの負った傷は予想以上に大きかった。
K:けどガルーダは無駄死にしたわけじゃない、彼も・・・いつか、こうなる事をわかってたはずだ。

>>戦争にはありがちな、死者を惜しむ風景だった。
> *    ・・・・やっぱりというか、戦争はだいっ嫌い!!今もイラクとアメリカがしてるけど、ホント、止めてほしい!!

吹雪:私に言わせれば、戦争ってプライドを賭けた戦いみたいなものでしょ?子供のケンカですよね、ある意味。
K:アメリカもイラクも戦争がどんなものか知らない。だから渚さんのような考えが出来ない、ハッキリ言ってただのバカだね。

> アメリア:デッド・エンドでしょうか?
> *    そう、みたいだね・・・・。ハッピー・エンドだと思ってたけど、予想が外れた。
>  確かガルちゃんははじめはいなかった設定でしたっけ?
>  いなかったらどうゆう終わり方だったんでしょうか?

吹雪:多分、ガルーダがいなかったら、物語にはなってないと思います。この作品の当初の命題は悲しい恋物語。
   ハイ、お約束ですね。けどそれだけじゃケレルの性格はこんなに悪くならない。
   で書いてる途中(爆)で生まれたのがガルーダ。彼がいなければこの物語は成立しないと私は考えてます。

>>S:はい、悲しかったですねー、あれは。なんて言うか、そう例えるのなら不良の真似事をしていた息子が、本当に不良になって近所の人に迷惑かけたり、バイクを免許ないのに運転したり・・・と言ったカンジですか。
> *はっはっはっはっ。いますよねー無免許運転。私の中学でいましたから。

吹雪:私の知り合いがこの前、バイクの免許を取りました。まあ、偶然バイクに乗ってるの見ただけでですが、あいつ誕生日いつなんだ・・・?(そいつは高校1年で私が見たのは4月の始め)

>>  では私が吹雪の代わりにお知らせです。
>>  このあと書く予定のエピローグには2パターンあります。
>>  一つは「風の〜」の後の話のエピローグ。
>>  もう一つは、白の世界でのエピローグ。
>>  どちらか好きな方を選んでレスお願いします。両方ってのも受け付けますがどちらを先に見たいか、書いてくださいね。
> *  迷うけど〜、私的には「風の〜」の後の話のエピローグ。かな。
>    それではお疲れ様でした〜。私も早く終わらせなければ!!
> リナ:ってゆーかあんた、さっきスキー旅行から帰ってきたのに休まないで何してるのよ。

吹雪:両方でもいいんですけどね。
K:お前がその話を書きたいだけだろ。
吹雪:ぎくり

> *  をぉ!?心配してくれるのかい?
> リナ:倒れてよけい最新が遅くなったら嫌だからよ。
> *  さいですか。

吹雪:お疲れ様です、ではエピローグ楽しみに待っててください!

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25407Re:Breeze memoryユア・ファンティン 2003/3/31 12:42:46
記事番号25383へのコメント



ユ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緋:訳:やっと心の中の整理が出来たのでレスいきます。っていいたいんや

>
>「ガルーダ・・・?」
>「ああ・・・、ケレル様。良くご無事で・・・・・・。」
>身体中から血を流し、ガルーダは安心したようにケレルを見た。
>「お前・・・・・その傷・・・・・・?」
>「ちょっと・・・ヘマをして・・・・情けない限り・・・・です・・・・・。」
>どさっ
>ガルーダの身体が地に落ちる。雨のせいで血が流れ落とされたが、傷口は痛々しくあった。

ユ:・・・・・・・・・・・(涙目)
緋:ガル−ダはん

>「ガルーダ・・・!?おい!」
>ケレルは倒れたガルーダを抱き寄せた。手にべっとりと血がついた。
>「・・・思い、出しますね・・・・・・あなたと、初めて・・・人間・・・界に・・・行った・・・ときも・・・雨が、降って・・・。」
>「喋るな!!死にたいのか!?お前の傷は全て魔力のこもった物でやられた傷だ!簡単に治癒は出来ないのはお前が一番知っているはずだ!!無駄なことに体力を使うなっ!!」

ユ:・・確かに,魔にも・・・・すべての物には,絶対あるものだしね。
緋:(ユアはん、気丈な人やな)

>ケレルの言葉を聞いていないのか、ガルーダは続ける。
>「・・・、わた、しは・・・。あなたと、共に・・・・。」
>「喋るな!命令だ!!」
>「・・・ふふっ・・・、珍しい・・・ですね・・・、ケレル、さま・・・あなたは、命令するのも・・・・されるのも嫌いなのに・・・・・。」
>ガルーダは空を見上げた、雨の降り止まない。
>「昔・・・言い、ましたね・・・・・、あなたは風のような・・・方と・・・、私は、あなたという・・・・風と、空を・・・飛びたかった・・・・・。」
>「ガルーダ・・・。」
>ガルーダはわかっているのだ、もう助からないということを。
>「私は・・・鳥です・・・・・、風が・・・無ければ・・・飛べぬ身・・・、私はあなたと・・・・・。」
>ケレルの脳裏にいつ言ったのか会話が思い浮かんだ。

ユ:ミュ−――――――――――――――――――――――――――――――(泣き&叫んでいる)
緋:ユアはん,泣きたい時は,泣いてええんやで

>
>―――ケレル様、誰か一人でもいい、自分を思ってくれる方がいれば、後悔せずまっすぐ進めるのです。だから・・・・・ケレル様、あなたはご自身の信じた道を・・・。

ユ:・・・・・・・・(滝涙)

>
>「・・・目を開けろ、ガルーダ!約束しただろ!?」
>
>―――この身体も、鍛え上げた技術も、全て白霧【デス・フォッグ】様に捧げましょう。・・・・・ですが心はあなたに捧げます。私はあなたの為なら死すら厭わいません。

風:強いね・・・・・・・・・
  単純な強さなら、私の中にいる人達なら互角だろうけど
  ガル―ダさんは,心も強い

>
>「死ぬなっ、これは命令だ!!僕は・・・!!」
>お前を失いたくない、そう叫びたかった。
>「・・・・申し・・・わけ、あり・・・ません・・・・。それは・・・わた・・・し、の・・・さい、しょで・・・さい・・・・・ご・・・の・・・命令・・い・・・・はん・・・です・・・・・。」
>「――――っ!!」
>ケレルは歯を食いしばった。今日と言う日ほど、自分が無力と感じた日はなかった。

ディ:そうだな・・・・・・・
   私も,セレスやオカリナたちを失ったとき同じ様な気持ちだった

>
>―――あなたは風のような方です。私は・・・そんなあなたと未来を見たい。この世界の行末を・・・・・。
>
>ケレルは唇が切れるほどに唇を噛んだが、やがて小さく息を吐いた。
>「ほん、と・・う・・・・に・・・・もう・・・し・・・・・わけ・・・・・。」
>ガルーダの目に光は無い。徐々に少しずつ、明るい緑の瞳が黒くなる。

瀬:おやおや,残念ですね。
  強い方が亡くなるというのは
ユ:やめれ,少しは場の雰囲気を読みなさい

>ケレルは静かに言う。
>「・・・・・・もう、いい。・・・・・・ガルーダ。」
>「・・・・・・・・・?」
>ガルーダはゆっくりとケレルを見た。ケレルの顔は、いつになく厳しい。ゆっくりと、言葉を紡ぐ。
>「今まで、良く僕に仕えた。礼を言おう。」
>ケレルは最後に優しく微笑む。
>「もう、いいんだ・・・、安らかに眠ってくれ・・・・・。」
>そのケレルの言葉に、ガルーダはふっと笑みをこぼし、まぶたを閉じる。

ユ:この者に安らぎを・・エィメン

>
>しゃらあぁぁん・・・・・
>
>鈴の奏でる音と共に、真紅と翠緑、そして黄昏の空の見せる黄金色の光を放ち、ガルーダは消えた。
>正確にはガルーダと呼ばれる魔族が滅んだ、と言った方が正しい。その証拠にガルーダが媒介とした金翔鳥の遺骸が、ケレルの手にあった。
>「ガルーダ・・・・・・。」
>―――ぐおおおぉぉ!
>無粋にも、もう二度と会うことのないガルーダとの別れを惜しむケレルの背後からレッサー・デーモンが襲いかかった。

緋:無粋なおひとやなあ

>しかしケレルは避けようともせず、その場にたたずんだ。
>ぱあぁんっ!
>後ろで、レッサー・デーモだった物の頭が四散し、肉塊がはじけ飛んだ。
>「・・・・・・・・。」
>雨が降る中、一人の少年が鳥の亡骸を抱きかかえ何も言わず、そこにたたずんだ。
>戦争にはありがちな、死者を惜しむ風景だった。

ユ:ありがちでも・・・哀しいわな。

>
>S:いやいや、わかりますよ、Kの気持ちは。なんったって私の所もガーヴが裏切っちゃいましたから。

ユ:状況違うでしょ。
  ガ−ヴが滅ぶまで、千年ほどあったけど
  ガル―ダくんは,すぐにでしたのに・・・・

>S:では私が吹雪の代わりにお知らせです。
>  このあと書く予定のエピローグには2パターンあります。
>  一つは「風の〜」の後の話のエピローグ。
>  もう一つは、白の世界でのエピローグ。
>  どちらか好きな方を選んでレスお願いします。両方ってのも受け付けますがどちらを先に見たいか、書いてくださいね。

ユ:両方で、風のの方のエピを先に

>  それでは長くなりましたが、次回で最終回です。今まで温かい目で見てくれた方に感謝しつつさようなら。

ユ:はい,風華の場繋ぎにキャラプロフィ―ルを入れました
  他の見たいキャラのあったらどうぞ
  それでは・・・・


>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>吹雪:ああっ、ひどいです、S様!
>L:んっふっふっ、Sの分際で生意気よ!!
>吹雪:(ああ、殺気を感じるのです)・・・では次回で!!

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25410Re:Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/31 16:11:25
記事番号25407へのコメント

>ユ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>緋:訳:やっと心の中の整理が出来たのでレスいきます。っていいたいんや

吹雪:はい、わかりました。

>>「ガルーダ・・・?」
>>「ああ・・・、ケレル様。良くご無事で・・・・・・。」
>>身体中から血を流し、ガルーダは安心したようにケレルを見た。
>>「お前・・・・・その傷・・・・・・?」
>>「ちょっと・・・ヘマをして・・・・情けない限り・・・・です・・・・・。」
>>どさっ
>>ガルーダの身体が地に落ちる。雨のせいで血が流れ落とされたが、傷口は痛々しくあった。
>
>ユ:・・・・・・・・・・・(涙目)
>緋:ガル−ダはん

吹雪:書いてて辛くなりましたよ・・・・・・
K:・・・・・・・・・。

>>「ガルーダ・・・!?おい!」
>>ケレルは倒れたガルーダを抱き寄せた。手にべっとりと血がついた。
>>「・・・思い、出しますね・・・・・・あなたと、初めて・・・人間・・・界に・・・行った・・・ときも・・・雨が、降って・・・。」
>>「喋るな!!死にたいのか!?お前の傷は全て魔力のこもった物でやられた傷だ!簡単に治癒は出来ないのはお前が一番知っているはずだ!!無駄なことに体力を使うなっ!!」
>
>ユ:・・確かに,魔にも・・・・すべての物には,絶対あるものだしね。
>緋:(ユアはん、気丈な人やな)

吹雪:ガルーダはどこかでこうなる事を覚悟してたんです。
K:・・・・・・バカだよ、僕より先に逝くなんて。

>>ケレルの言葉を聞いていないのか、ガルーダは続ける。
>>「・・・、わた、しは・・・。あなたと、共に・・・・。」
>>「喋るな!命令だ!!」
>>「・・・ふふっ・・・、珍しい・・・ですね・・・、ケレル、さま・・・あなたは、命令するのも・・・・されるのも嫌いなのに・・・・・。」
>>ガルーダは空を見上げた、雨の降り止まない。
>>「昔・・・言い、ましたね・・・・・、あなたは風のような・・・方と・・・、私は、あなたという・・・・風と、空を・・・飛びたかった・・・・・。」
>>「ガルーダ・・・。」
>>ガルーダはわかっているのだ、もう助からないということを。
>>「私は・・・鳥です・・・・・、風が・・・無ければ・・・飛べぬ身・・・、私はあなたと・・・・・。」
>>ケレルの脳裏にいつ言ったのか会話が思い浮かんだ。
>
>ユ:ミュ−――――――――――――――――――――――――――――――(泣き&叫んでいる)
>緋:ユアはん,泣きたい時は,泣いてええんやで

吹雪:ガマンすると後がつらいです。
K:泣いてくれる人がいるんだ、ガルーダに代わって礼を言うよ。

>>―――ケレル様、誰か一人でもいい、自分を思ってくれる方がいれば、後悔せずまっすぐ進めるのです。だから・・・・・ケレル様、あなたはご自身の信じた道を・・・。
>
>ユ:・・・・・・・・(滝涙)

吹雪:・・・・・・あうぅ、ゴメンよ、ガルーダ。
K:・・・・・・目をそむけるな!
吹雪:はいぃ・・・・。

>>「・・・目を開けろ、ガルーダ!約束しただろ!?」
>>
>>―――この身体も、鍛え上げた技術も、全て白霧【デス・フォッグ】様に捧げましょう。・・・・・ですが心はあなたに捧げます。私はあなたの為なら死すら厭わいません。
>
>風:強いね・・・・・・・・・
>  単純な強さなら、私の中にいる人達なら互角だろうけど
>  ガル―ダさんは,心も強い

吹雪:強いけどそれと同時にどこか脆いヤツでした・・・。
K:ある意味、心は僕より強いかもね。

>>「死ぬなっ、これは命令だ!!僕は・・・!!」
>>お前を失いたくない、そう叫びたかった。
>>「・・・・申し・・・わけ、あり・・・ません・・・・。それは・・・わた・・・し、の・・・さい、しょで・・・さい・・・・・ご・・・の・・・命令・・い・・・・はん・・・です・・・・・。」
>>「――――っ!!」
>>ケレルは歯を食いしばった。今日と言う日ほど、自分が無力と感じた日はなかった。
>
>ディ:そうだな・・・・・・・
>   私も,セレスやオカリナたちを失ったとき同じ様な気持ちだった

K:無力か・・・・・・、力はあっても意味ないな、これじゃ・・・・・・
吹雪:K・・・・・・

>>―――あなたは風のような方です。私は・・・そんなあなたと未来を見たい。この世界の行末を・・・・・。
>>
>>ケレルは唇が切れるほどに唇を噛んだが、やがて小さく息を吐いた。
>>「ほん、と・・う・・・・に・・・・もう・・・し・・・・・わけ・・・・・。」
>>ガルーダの目に光は無い。徐々に少しずつ、明るい緑の瞳が黒くなる。
>
>瀬:おやおや,残念ですね。
>  強い方が亡くなるというのは
>ユ:やめれ,少しは場の雰囲気を読みなさい

吹雪:ぜれずざあぁぁん・・・・
K:せれすさん、と言いたいらしい、涙ふけよ、ほら。
吹雪:あう・・・・

>>ケレルは静かに言う。
>>「・・・・・・もう、いい。・・・・・・ガルーダ。」
>>「・・・・・・・・・?」
>>ガルーダはゆっくりとケレルを見た。ケレルの顔は、いつになく厳しい。ゆっくりと、言葉を紡ぐ。
>>「今まで、良く僕に仕えた。礼を言おう。」
>>ケレルは最後に優しく微笑む。
>>「もう、いいんだ・・・、安らかに眠ってくれ・・・・・。」
>>そのケレルの言葉に、ガルーダはふっと笑みをこぼし、まぶたを閉じる。
>
>ユ:この者に安らぎを・・エィメン

K:・・・ありがとう。
吹雪:本当にありがとうございます・・・・・。

>>しゃらあぁぁん・・・・・
>>
>>鈴の奏でる音と共に、真紅と翠緑、そして黄昏の空の見せる黄金色の光を放ち、ガルーダは消えた。
>>正確にはガルーダと呼ばれる魔族が滅んだ、と言った方が正しい。その証拠にガルーダが媒介とした金翔鳥の遺骸が、ケレルの手にあった。
>>「ガルーダ・・・・・・。」
>>―――ぐおおおぉぉ!
>>無粋にも、もう二度と会うことのないガルーダとの別れを惜しむケレルの背後からレッサー・デーモンが襲いかかった。
>
>緋:無粋なおひとやなあ

K:・・・まあ、戦場で死者を惜しみ、泣いて敵に背を見せるようなヤツにも問題あるけどな。
吹雪:厳しいお言葉・・・・・・。
K:当然のことだよ。油断してた僕が悪い。

>>しかしケレルは避けようともせず、その場にたたずんだ。
>>ぱあぁんっ!
>>後ろで、レッサー・デーモだった物の頭が四散し、肉塊がはじけ飛んだ。
>>「・・・・・・・・。」
>>雨が降る中、一人の少年が鳥の亡骸を抱きかかえ何も言わず、そこにたたずんだ。
>>戦争にはありがちな、死者を惜しむ風景だった。
>
>ユ:ありがちでも・・・哀しいわな。

吹雪:戦争ってなんなんだろ・・・と思いながら書きました。
K:さあ・・・ね。二つの価値観の違いから生まれる、ただの殺し合いだろ。

>>S:いやいや、わかりますよ、Kの気持ちは。なんったって私の所もガーヴが裏切っちゃいましたから。
>
>ユ:状況違うでしょ。
>  ガ−ヴが滅ぶまで、千年ほどあったけど
>  ガル―ダくんは,すぐにでしたのに・・・・

S:・・・それでもやはり悲しかったですね、息子が私を滅ぼす、と言うのは・・・。
吹雪:ある意味、S様も結構な人生(魔族生?)を送ってますよね、ケレルとガルーダの関係にしてみると結構、悲しいものがあります。ガルーダがケレル裏切って、滅ぼそうとする・・・・。
S:どちらにせよ悲しい事には変わりないですね。

>>S:では私が吹雪の代わりにお知らせです。
>>  このあと書く予定のエピローグには2パターンあります。
>>  一つは「風の〜」の後の話のエピローグ。
>>  もう一つは、白の世界でのエピローグ。
>>  どちらか好きな方を選んでレスお願いします。両方ってのも受け付けますがどちらを先に見たいか、書いてくださいね。
>
>ユ:両方で、風のの方のエピを先に

吹雪:はい、わっかりました!

>>  それでは長くなりましたが、次回で最終回です。今まで温かい目で見てくれた方に感謝しつつさようなら。
>
>ユ:はい,風華の場繋ぎにキャラプロフィ―ルを入れました
>  他の見たいキャラのあったらどうぞ
>  それでは・・・・

吹雪:をを、さっそく見なくては・・・!では!!


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25415Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/4/1 11:59:45
記事番号25225へのコメント


 エピローグT

ざぁ・・・ん・・・ざざぁ・・・・・・ん・・・・
「・・・静かだな。」
ケレルはポツリと呟く。ここは岬で、ケレルの背後には一面の砂漠が広がっている。ケレルは岬にぽつんとある石に酒をかけた。
「あれから5000年か・・・・・・、本当に久しぶりだな。」
ケレルは喋るが、石は・・・いや墓石は何も言わない。
―――ここはガルーダの墓なのだ。
せめて自分たちの世界で死なせたかったが、この世界で死んでしまったものは仕方ない。
せめてもの情けか墓を造った。意味がないのは重々、承知している。けれど、それでもケレルは何かしたかった。ガルーダに対する償いと自分への戒めとして。
「ふふっ・・・・・・、お前の墓参りに来るなんてボクの性に合わないがな・・・・・・。」
酒瓶がからっぽになるとケレルはそれを地面に置いた。
「ボクはもう誰も部下を作る気はしない、お前の影響かな?お前以上の部下はいない、そう思ってるからさ・・・・・・。」
これを聞いたらガルーダはどう言うだろうか?
・・・・・・泣いて喜ぶのだろうか?
それとも、何故造らないのかと怒るのか。

どれも違う気がする。

・・・いや、彼の場合は、きっと・・・
「ふふっ、そう困った顔するなよ。ボクはお前が気に入ってた、それで充分だろ?」
気のせいか、墓石にガルーダの幻影が見えた。苦笑を浮かべ、我儘な主に逢えてからか、その顔は微笑んでいる。
「あ、あとさ、彼女に逢ったんだ。」
『ガルーダ』が目を大きく見開く。驚いているようだ。
「正確には、彼女の血を引くもの。と言った方が正しいかな?ふふふっ、いい子だよ、恋人がいるけどね。そいつもいいヤツだし、しばらく暇つぶしに引っ掻き回してやろうと思う。」
『ガルーダ』は呆れたように顔をゆがめた。
「なんだよ、いいだろー、それくらい。このボクの傷心の痛みを治すには、他人の不幸が一番手っ取り早いんだ。」
ケレルの言葉に『ガルーダ』は苦笑を浮かべ呟いた。幻影でありケレルにしか見えない彼が喋るのは不思議だったが、ケレルは気にせず『ガルーダ』の話を聞いた。
『・・・変わりませんね、あなたは。』
消え入りそうな声だったが、ケレルの耳にはしっかり届いた。
「・・・・・・変わらないさ、いや、変われないと言った方が正しいかな?ボクはあれから5000年も立つが変わっていない。まだお前を呼ぶ癖が抜けていない・・・。」
ケレルは空を見上げた。あの日とはまったく違う、目が痛くなるまでの晴れ渡った蒼穹。永久に変わることのない空。
「ボクはまだお前と言う幻想を探して、執着している。自分でも気がつかないうちにね。」
ケレルは苦笑を浮かべた。
「ふふっ、もしかしたらボクは変わったのかもね。知らず知らずにお前に執着している。だけど・・・・・・。」
ケレルは微笑む、いつもと変わらない笑みを浮かべて。
そして呟く。

「ボクはボクだ、これだけは一生変わらない。そうだろ?ガルーダ。」

『ガルーダ』は力強く頷いた。ケレルは楽しそうに笑う。
「さてっ、あの二人が五月蠅いからとっとと帰りますか・・・。」
ふわっ
風に乗り『ガルーダ』に背を向ける。
「また来るから、忘れるなよ。」
そういって彼は去った。『ガルーダ』は小さく呟く。

『それでこそ、我が主様です、御武運をお祈りします、そして待ってますよ。』

―――あなたといつか逢える時を・・・・・・



あとがき
吹雪:さあ!長かったですがBreeze memoryも完結です。
L:長かったわねー。
吹雪:ええ、本当に。「風の記憶 竜の邂逅」から生まれたこのお話。まさかこんなオリジ色の強いものが生まれるなんて、思っても見ませんでしたよ。
S:「Breeze memory」、訳すと「そよ風の思い出」です。
吹雪:・・・・・・なんかシリアス度が大幅に下がった気が・・・・・・
K:気にするな。とりあえずこの話の主役のケレル・コアトル。大雑把ながらにネタバラしをする。
L:伏線、結構入ってるわね、この話。
K:吹雪が伏線好きですから。とりあえず神殿の者についてのネタバラし。
吹雪:今のところわかってるのは火竜王関係って事だけですね。
K:ああ、結論から言おう。あの神殿のヤツらが後に古代竜【エンシェント・ドラゴン】を虐殺した。
L:・・・・・・・・・へ?
吹雪:つまりケレルを「風の〜」のEpisodeで追って来たヤツと同じって事ですね。図にして見ますと

ケレルを「風の〜」で追っかけた方々=アニメの火竜王の神官たち(古代竜【エンシェント・ドラゴン】を虐殺した)=街の神官たち

となります。

K:ああ、あとリリアについてだが・・・
吹雪:こっからは私が。リリアはあの後、親の決めた婚約者と結婚し出産。生まれたのは女の子でした。
K:この子は後に結構重要キャラなんだよな。
L:で、名前は?
吹雪:フィリア。
S:・・・・・・は?
吹雪:いや、だからフィリア・ウル・コプト。TRYのオリキャラの彼女っすよ。
L:何ぃぃぃぃ!!?
吹雪:・・・まあ、外見はそっくりですね。ねぇ、K。
K:ああ、8話であったしな、金髪碧眼って。
吹雪:一番最初で、詳しく彼女の容貌書かなかったのがミソ。誰かわかった人いるかな?
S:いないでしょう、きっと。
吹雪:しかしあとがきだけじゃわかりにくいですね。
L:設定資料書けば?あんた、結構好きでしょ、そーゆーの。
吹雪:そうしようかな。
K:忘れないうちにメモっとけよ。
吹雪:はい、では次回は白の地のエピローグです。
S:どうぞ、お楽しみに!

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25418Re:Breeze memory2003/4/1 15:48:43
記事番号25415へのコメント

>「あれから5000年か・・・・・・、本当に久しぶりだな。」
*5000年!?やっぱケレル様にしては短いほうでしょうか?
>ケレルは喋るが、石は・・・いや墓石は何も言わない。
>―――ここはガルーダの墓なのだ。
 *  ほうほう。魔族も墓を作るのか。
 リナ:ケレルたちだけじゃないの?
>「正確には、彼女の血を引くもの。と言った方が正しいかな?ふふふっ、いい子だよ、恋人がいるけどね。そいつもいいヤツだし、しばらく暇つぶしに引っ掻き回してやろうと思う。」
 *    なぬっ!?
 アメリア:人の恋路を邪魔するものはすなわち悪!!
 *    馬にでも蹴らせるのか?
 アメリア:いいえ!私が正義の鉄槌を!!
>あとがき
>吹雪:さあ!長かったですがBreeze memoryも完結です。
 *おめでとうございます!!
>K:この子は後に結構重要キャラなんだよな。
>L:で、名前は?
>吹雪:フィリア。
>S:・・・・・・は?
>吹雪:いや、だからフィリア・ウル・コプト。TRYのオリキャラの彼女っすよ。
 *   なんですとぉぉぉぉぉ!!??
 ゼロス:おやおや。
 *   ・・・・・・・・(ゼロスをじっと睨む)
 ゼロス:なんですか?
 *   あんた分かってたんならいいなよ!!
 ゼロス:誰もわかってた、なんて言ってないですよ。
 *   んじゃ、知んなかったの?
 ゼロス:それは、秘密です。
>吹雪:はい、では次回は白の地のエピローグです。
>S:どうぞ、お楽しみに!
 *ちっ!逃げられたか!!
  あっ・・・・・では、楽しみにしてまーす!!

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25419わかりました?夜宵 吹雪 E-mail 2003/4/1 18:43:14
記事番号25418へのコメント


吹雪:祝完結です!!
K:つっても、まだエピローグもう一つ残ってるけどな。

>>「あれから5000年か・・・・・・、本当に久しぶりだな。」
> *5000年!?やっぱケレル様にしては短いほうでしょうか?

吹雪:どうなんでしょ?
K:たいした事ないよ、5000年なんて。

>>ケレルは喋るが、石は・・・いや墓石は何も言わない。
>>―――ここはガルーダの墓なのだ。
> *  ほうほう。魔族も墓を作るのか。
> リナ:ケレルたちだけじゃないの?

吹雪:はい、リナの言う通りです。
K:・・・ま、僕の趣味みたいなもんさ。

>>「正確には、彼女の血を引くもの。と言った方が正しいかな?ふふふっ、いい子だよ、恋人がいるけどね。そいつもいいヤツだし、しばらく暇つぶしに引っ掻き回してやろうと思う。」
> *    なぬっ!?
> アメリア:人の恋路を邪魔するものはすなわち悪!!
> *    馬にでも蹴らせるのか?
> アメリア:いいえ!私が正義の鉄槌を!!

K:はっはっっはっ、威勢のいいのは嫌いじゃないよ。出来るものならやってみれば?
吹雪:また、敵を作りそうな発言を・・・。

>>あとがき
>>吹雪:さあ!長かったですがBreeze memoryも完結です。
> *おめでとうございます!!

吹雪:はい、ありがとうございます。

>>K:この子は後に結構重要キャラなんだよな。
>>L:で、名前は?
>>吹雪:フィリア。
>>S:・・・・・・は?
>>吹雪:いや、だからフィリア・ウル・コプト。TRYのオリキャラの彼女っすよ。
> *   なんですとぉぉぉぉぉ!!??

吹雪:気付かなかったようですね(嬉々とした表情)
K:・・・名前似てるけど、わかりにくいだろ。これは。

> ゼロス:おやおや。
> *   ・・・・・・・・(ゼロスをじっと睨む)
> ゼロス:なんですか?
> *   あんた分かってたんならいいなよ!!
> ゼロス:誰もわかってた、なんて言ってないですよ。
> *   んじゃ、知んなかったの?
> ゼロス:それは、秘密です。

吹雪:おいおい(汗)
K:はっきり言えよ、気になる。

>>吹雪:はい、では次回は白の地のエピローグです。
>>S:どうぞ、お楽しみに!
> *ちっ!逃げられたか!!
>  あっ・・・・・では、楽しみにしてまーす!!

吹雪:はい!ラストスパートです。頑張ります。
K:・・・・・それまでこのツリー、もつのか?
吹雪:うう・・・、運に任せます。ここで切れたら・・・やばいよなぁ・・・。

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25420Re:Breeze memoryユア・ファンティン 2003/4/1 21:06:42
記事番号25415へのコメント


>
> エピローグT
>
>ざぁ・・・ん・・・ざざぁ・・・・・・ん・・・・
>「・・・静かだな。」
>ケレルはポツリと呟く。ここは岬で、ケレルの背後には一面の砂漠が広がっている。ケレルは岬にぽつんとある石に酒をかけた。

ユ:銘柄は?

>「あれから5000年か・・・・・・、本当に久しぶりだな。」

ディ:短いようで,長い時間だろうな。

>ケレルは喋るが、石は・・・いや墓石は何も言わない。
>―――ここはガルーダの墓なのだ。
>せめて自分たちの世界で死なせたかったが、この世界で死んでしまったものは仕方ない。
>せめてもの情けか墓を造った。意味がないのは重々、承知している。けれど、それでもケレルは何かしたかった。ガルーダに対する償いと自分への戒めとして。

瀬:ほんとに,残念ですね。
ユ:やめれ,言うとんじゃDr。

>「ふふっ・・・・・・、お前の墓参りに来るなんてボクの性に合わないがな・・・・・・。」

ユ:風という特性から見れば

>
>・・・いや、彼の場合は、きっと・・・
>「ふふっ、そう困った顔するなよ。ボクはお前が気に入ってた、それで充分だろ?」

ユ:本気に,花十だねえ

>気のせいか、墓石にガルーダの幻影が見えた。苦笑を浮かべ、我儘な主に逢えてからか、その顔は微笑んでいる。
>「あ、あとさ、彼女に逢ったんだ。」
>『ガルーダ』が目を大きく見開く。驚いているようだ。
>「正確には、彼女の血を引くもの。と言った方が正しいかな?ふふふっ、いい子だよ、恋人がいるけどね。そいつもいいヤツだし、しばらく暇つぶしに引っ掻き回してやろうと思う。」
>『ガルーダ』は呆れたように顔をゆがめた。
>「なんだよ、いいだろー、それくらい。このボクの傷心の痛みを治すには、他人の不幸が一番手っ取り早いんだ。」
>ケレルの言葉に『ガルーダ』は苦笑を浮かべ呟いた。幻影でありケレルにしか見えない彼が喋るのは不思議だったが、ケレルは気にせず『ガルーダ』の話を聞いた。
>『・・・変わりませんね、あなたは。』
>消え入りそうな声だったが、ケレルの耳にはしっかり届いた。
>「・・・・・・変わらないさ、いや、変われないと言った方が正しいかな?ボクはあれから5000年も立つが変わっていない。まだお前を呼ぶ癖が抜けていない・・・。」

ユ:・・・・・・・・・(目がうるうるしてきてます。)

>ケレルは空を見上げた。あの日とはまったく違う、目が痛くなるまでの晴れ渡った蒼穹。永久に変わることのない空。
>「ボクはまだお前と言う幻想を探して、執着している。自分でも気がつかないうちにね。」
>ケレルは苦笑を浮かべた。
>「ふふっ、もしかしたらボクは変わったのかもね。知らず知らずにお前に執着している。だけど・・・・・・。」
>ケレルは微笑む、いつもと変わらない笑みを浮かべて。
>そして呟く。
>
>「ボクはボクだ、これだけは一生変わらない。そうだろ?ガルーダ。」
>
>『ガルーダ』は力強く頷いた。ケレルは楽しそうに笑う。
>「さてっ、あの二人が五月蠅いからとっとと帰りますか・・・。」
>ふわっ
>風に乗り『ガルーダ』に背を向ける。
>「また来るから、忘れるなよ。」
>そういって彼は去った。『ガルーダ』は小さく呟く。
>
>『それでこそ、我が主様です、御武運をお祈りします、そして待ってますよ。』
>
>―――あなたといつか逢える時を・・・・・・
>

ユ:・・・・・・・・・・・・(滝涙
緋:ユアはん,感動しはってる

>
>
>あとがき
>吹雪:さあ!長かったですがBreeze memoryも完結です。
>L:長かったわねー。
>吹雪:ええ、本当に。「風の記憶 竜の邂逅」から生まれたこのお話。まさかこんなオリジ色の強いものが生まれるなんて、思っても見ませんでしたよ。
>S:「Breeze memory」、訳すと「そよ風の思い出」です。

ユ:優しい感じですね。
>吹雪:・・・・・・なんかシリアス度が大幅に下がった気が・・・・・・
>K:気にするな。とりあえずこの話の主役のケレル・コアトル。大雑把ながらにネタバラしをする。
>L:伏線、結構入ってるわね、この話。
>K:吹雪が伏線好きですから。とりあえず神殿の者についてのネタバラし。
>吹雪:今のところわかってるのは火竜王関係って事だけですね。
>K:ああ、結論から言おう。あの神殿のヤツらが後に古代竜【エンシェント・ドラゴン】を虐殺した。
>L:・・・・・・・・・へ?
>吹雪:つまりケレルを「風の〜」のEpisodeで追って来たヤツと同じって事ですね。図にして見ますと
>
>ケレルを「風の〜」で追っかけた方々=アニメの火竜王の神官たち(古代竜【エンシェント・ドラゴン】を虐殺した)=街の神官たち
>
>となります。

ユ:ほう(後ろで,焔の龍が揺れている)

>
>K:ああ、あとリリアについてだが・・・
>吹雪:こっからは私が。リリアはあの後、親の決めた婚約者と結婚し出産。生まれたのは女の子でした。
>K:この子は後に結構重要キャラなんだよな。
>L:で、名前は?
>吹雪:フィリア。
>S:・・・・・・は?
>吹雪:いや、だからフィリア・ウル・コプト。TRYのオリキャラの彼女っすよ。
>L:何ぃぃぃぃ!!?

ユ:へえ,面白い

>吹雪:・・・まあ、外見はそっくりですね。ねぇ、K。
>K:ああ、8話であったしな、金髪碧眼って。
>吹雪:一番最初で、詳しく彼女の容貌書かなかったのがミソ。誰かわかった人いるかな?
>S:いないでしょう、きっと。
>吹雪:しかしあとがきだけじゃわかりにくいですね。
>L:設定資料書けば?あんた、結構好きでしょ、そーゆーの。

ユ:プロフィ―ル風にしてみたら?

>吹雪:そうしようかな。
>K:忘れないうちにメモっとけよ。
>吹雪:はい、では次回は白の地のエピローグです。
>S:どうぞ、お楽しみに!

ユ:はい楽しみにしてます。
  私も,風華がんばって一話入れますのでよろしく

>

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25426Re:Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/4/2 10:19:16
記事番号25420へのコメント

>>ざぁ・・・ん・・・ざざぁ・・・・・・ん・・・・
>>「・・・静かだな。」
>>ケレルはポツリと呟く。ここは岬で、ケレルの背後には一面の砂漠が広がっている。ケレルは岬にぽつんとある石に酒をかけた。
>
>ユ:銘柄は?

K:さあ?適用に買ったから。
吹雪:値段は安いですね。

>>「あれから5000年か・・・・・・、本当に久しぶりだな。」
>
>ディ:短いようで,長い時間だろうな。

K:僕が生きてきた時間に比べればね・・・・・。

>>ケレルは喋るが、石は・・・いや墓石は何も言わない。
>>―――ここはガルーダの墓なのだ。
>>せめて自分たちの世界で死なせたかったが、この世界で死んでしまったものは仕方ない。
>>せめてもの情けか墓を造った。意味がないのは重々、承知している。けれど、それでもケレルは何かしたかった。ガルーダに対する償いと自分への戒めとして。
>
>瀬:ほんとに,残念ですね。
>ユ:やめれ,言うとんじゃDr。

吹雪:よ、喜ぶべきなんでしょうか、このお言葉に・・・・(汗)
K:僕は呆れるべきに一票。

>>「ふふっ・・・・・・、お前の墓参りに来るなんてボクの性に合わないがな・・・・・・。」
>
>ユ:風という特性から見れば

K:・・・本当だね。僕らしくないよ。

>>・・・いや、彼の場合は、きっと・・・
>>「ふふっ、そう困った顔するなよ。ボクはお前が気に入ってた、それで充分だろ?」
>
>ユ:本気に,花十だねえ

吹雪:気にしないでください。
K:吹雪は花十あまり好きじゃないんで。
吹雪:読めないわけではないですけど。

>>気のせいか、墓石にガルーダの幻影が見えた。苦笑を浮かべ、我儘な主に逢えてからか、その顔は微笑んでいる。
>>「あ、あとさ、彼女に逢ったんだ。」
>>『ガルーダ』が目を大きく見開く。驚いているようだ。
>>「正確には、彼女の血を引くもの。と言った方が正しいかな?ふふふっ、いい子だよ、恋人がいるけどね。そいつもいいヤツだし、しばらく暇つぶしに引っ掻き回してやろうと思う。」
>>『ガルーダ』は呆れたように顔をゆがめた。
>>「なんだよ、いいだろー、それくらい。このボクの傷心の痛みを治すには、他人の不幸が一番手っ取り早いんだ。」
>>ケレルの言葉に『ガルーダ』は苦笑を浮かべ呟いた。幻影でありケレルにしか見えない彼が喋るのは不思議だったが、ケレルは気にせず『ガルーダ』の話を聞いた。
>>『・・・変わりませんね、あなたは。』
>>消え入りそうな声だったが、ケレルの耳にはしっかり届いた。
>>「・・・・・・変わらないさ、いや、変われないと言った方が正しいかな?ボクはあれから5000年も立つが変わっていない。まだお前を呼ぶ癖が抜けていない・・・。」
>
>ユ:・・・・・・・・・(目がうるうるしてきてます。)

吹雪:ケレルとガルーダの絆は誰よりも強いのです。
K:・・・・・・・・・・。

>>ケレルは空を見上げた。あの日とはまったく違う、目が痛くなるまでの晴れ渡った蒼穹。永久に変わることのない空。
>>「ボクはまだお前と言う幻想を探して、執着している。自分でも気がつかないうちにね。」
>>ケレルは苦笑を浮かべた。
>>「ふふっ、もしかしたらボクは変わったのかもね。知らず知らずにお前に執着している。だけど・・・・・・。」
>>ケレルは微笑む、いつもと変わらない笑みを浮かべて。
>>そして呟く。
>>
>>「ボクはボクだ、これだけは一生変わらない。そうだろ?ガルーダ。」
>>
>>『ガルーダ』は力強く頷いた。ケレルは楽しそうに笑う。
>>「さてっ、あの二人が五月蠅いからとっとと帰りますか・・・。」
>>ふわっ
>>風に乗り『ガルーダ』に背を向ける。
>>「また来るから、忘れるなよ。」
>>そういって彼は去った。『ガルーダ』は小さく呟く。
>>
>>『それでこそ、我が主様です、御武運をお祈りします、そして待ってますよ。』
>>
>>―――あなたといつか逢える時を・・・・・・
>>
>
>ユ:・・・・・・・・・・・・(滝涙
>緋:ユアはん,感動しはってる

吹雪:このセリフ、後々に重要になってくるんですv
K:伏線か、懲りないね。

>>あとがき
>>吹雪:さあ!長かったですがBreeze memoryも完結です。
>>L:長かったわねー。
>>吹雪:ええ、本当に。「風の記憶 竜の邂逅」から生まれたこのお話。まさかこんなオリジ色の強いものが生まれるなんて、思っても見ませんでしたよ。
>>S:「Breeze memory」、訳すと「そよ風の思い出」です。
>
>ユ:優しい感じですね。

吹雪:始めて知ったのはV6の歌です。
K:ちなみに吹雪の通っていた学校は、それでフォークダンスを踊ってたな。
吹雪:楽しかったですね、見てて(笑)
K:上級生しか踊らなかったし。

>>吹雪:・・・・・・なんかシリアス度が大幅に下がった気が・・・・・・
>>K:気にするな。とりあえずこの話の主役のケレル・コアトル。大雑把ながらにネタバラしをする。
>>L:伏線、結構入ってるわね、この話。
>>K:吹雪が伏線好きですから。とりあえず神殿の者についてのネタバラし。
>>吹雪:今のところわかってるのは火竜王関係って事だけですね。
>>K:ああ、結論から言おう。あの神殿のヤツらが後に古代竜【エンシェント・ドラゴン】を虐殺した。
>>L:・・・・・・・・・へ?
>>吹雪:つまりケレルを「風の〜」のEpisodeで追って来たヤツと同じって事ですね。図にして見ますと
>>
>>ケレルを「風の〜」で追っかけた方々=アニメの火竜王の神官たち(古代竜【エンシェント・ドラゴン】を虐殺した)=街の神官たち
>>
>>となります。
>
>ユ:ほう(後ろで,焔の龍が揺れている)

吹雪:悪者は一人(?)で充分かと。
K:単なる手抜きのような気がする・・・・・・・・・。
吹雪:(ぎくり)き、気のせいですvv

>>K:ああ、あとリリアについてだが・・・
>>吹雪:こっからは私が。リリアはあの後、親の決めた婚約者と結婚し出産。生まれたのは女の子でした。
>>K:この子は後に結構重要キャラなんだよな。
>>L:で、名前は?
>>吹雪:フィリア。
>>S:・・・・・・は?
>>吹雪:いや、だからフィリア・ウル・コプト。TRYのオリキャラの彼女っすよ。
>>L:何ぃぃぃぃ!!?
>
>ユ:へえ,面白い

吹雪:だから「風の〜」でケレルはフィリアにちょっかい出してたんです。
K:繋がってるからな、この話。

>>吹雪:・・・まあ、外見はそっくりですね。ねぇ、K。
>>K:ああ、8話であったしな、金髪碧眼って。
>>吹雪:一番最初で、詳しく彼女の容貌書かなかったのがミソ。誰かわかった人いるかな?
>>S:いないでしょう、きっと。
>>吹雪:しかしあとがきだけじゃわかりにくいですね。
>>L:設定資料書けば?あんた、結構好きでしょ、そーゆーの。
>
>ユ:プロフィ―ル風にしてみたら?

吹雪:そうしてみます。

>>吹雪:そうしようかな。
>>K:忘れないうちにメモっとけよ。
>>吹雪:はい、では次回は白の地のエピローグです。
>>S:どうぞ、お楽しみに!
>
>ユ:はい楽しみにしてます。
>  私も,風華がんばって一話入れますのでよろしく

吹雪:はい!見に行きますねvでは!


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25428Breeze memory夜宵 吹雪 E-mail 2003/4/2 12:09:38
記事番号25225へのコメント


 エピローグU

「ケレル・コアトル、戻りました。」
白の世界、自分の生まれ故郷に戻ったケレルは、赤の世界に行った事を報告するため、白霧【デス・フォッグ】に頭を垂れ話しはじめた。
「・・・・・・?ケレル、ガルーダはどうした?」
いつもケレルのそばを片時も離れないガルーダの姿がないことに気がついた、白霧【デス・フォッグ】はきょろきょろと辺りを見回した。
「ガルーダは、赤の世界の者に、正体がバレて滅びました。」
淡々とケレルは言う。
「・・・!?本当か!?」
「はい。」
「・・・・・・・・成果はあったのか?」
「黒の世界の魔王、闇を撒くもの【ダーク・スター】の武器を発見しましたが、結界に阻まれ確保できませんでした。適正となる者を発見しましたが、まだ精神、肉体ともに未熟なのでしばし泳がせようかと思います。」
機械的とも言えるようにスラスラと経過報告をする。白霧【デス・フォッグ】はため息をついた。ケレルがいつも通りではないのだ。いつもなら大抵、報告はガルーダがやる。ケレルがやったとしても説明が苦手な方に属するので、今のように説明できるのは明らかにおかしい。
となると考えられるのはやはり――――
「そう、か・・・・・・、ご苦労だった。ガルーダのことは残念だったな。」
「いえ、ガルーダもいつかこうなる事を覚悟していた身。慰労のお言葉、有難く思います。」
白霧【デス・フォッグ】はため息をつく。ああは言っているが、おそらくは、まだ吹っ切れてはいない。
「では、仕事はどうするのだ?部下がいないのでは苦労する。他の者から部下を借りるか?」
ケレルは首を横に振った。
「いえ、僕に部下を持つ必要はありません。ガルーダ以上の部下は存在しないでしょうから。もし持ったとしても、今までガルーダにさせていた事を彼らにやらせるのは、おそらく不可能でしょう。」
白霧【デス・フォッグ】はまたため息をついた、予想以上に絆が強かったのだろう。
「そうか、なら次の命令だ。」
「はっ。」
そう言って再び頭を垂れる。
「ケレル・コアトル、魔王の名の下に命ず。お前に無期限の休暇を与える。」
「・・・・・・は?」
ケレルは呆けた。
「その間に部下を見繕うなり、なんなりするといい。」
「ご、ご冗談を!いくらなんでもそれは・・・!」
現在、神族とは睨み合いが続いている。今からどう動くかが勝敗を決めるのだ。そんな状況で休暇、しかも高位の立場である自分が休暇。これは自殺行為に近い。
「私の指図するのか?これは命令だ、お前に拒否権はない。」
「し、しかし・・・!」
「ケレル!」
白霧【デス・フォッグ】の言葉にケレルはびくりと反応する。
「・・・・・・いい子だ、よく頑張った。つらかっただろ?お前は充分やった、あとは私たちがやる。後は私たちに任せてくれ。」
「白霧【デス・フォッグ】様・・・・・・。」
ケレルは何か言いたそうだったが、一度、お辞儀するとどこかに去った。
これから5000年後、再び物語は動き出す。



あとがき
吹雪:ラストォ!!これで正真正銘「Breeze memory」完結だぁ!!
K:ご苦労さん。
L:長かったわねー、しかし「風の〜」より長いんじゃない?これ。
吹雪:うっ、そうかも。
S:まあ、何はともあれ完結です。では恒例のアレを・・・!
吹雪:承知しやした!!吹雪の伏線暴露ネタばれ〜〜!!どんどんぱふぱふ〜♪
S:まず大体、想像できますが『例の武器』について。
吹雪:『例の武器』、もとい古代竜【エンシェント・ドラゴン】が護り続けた武器、その名もガルヴェイラ!リナがTRYで使った弓矢です!
K:火竜王【フレアロード】はこれが欲しかったんだろうな。
S:あと8話の誰もツッコんでくれなかった謎の声。これ次回作の伏線なんですよねー。
L:あんた、まだ長編を・・・(呆)
吹雪:はい、懲りもせずやります。
K:僕がまた主人公のギャグ、僕がまだ会った事のないレギュラーキャラとの道中記。
吹雪:クックックッ・・・、何があろうとギャグで決めてやる・・・。
S:えーっと、年代的に映画スレイヤーズぷれみあむのその後です。
吹雪:タコのやつです、知恵たこの声優がとってもショック。GBの鏡形而さんの櫻井さん!死ぬほどショックでしたが、なんか知ってると、逆に笑いがこみ上げてきます。
L:あんたの声優論なんてどーでもいいの!次回こそあたしの出番はあるんでしょうね!!
吹雪:そ、それは・・・・・見てからのお楽しみってやつでv
L:ほほぅ・・・・・・・?
吹雪:や、L様、なんですか、そのバカみたいにデカい大鎌は!?
L:さあ、なんなんでしょうね〜?
吹雪:め、目が笑ってないぃぃぃ!!
L:ふふふふふ・・・
吹雪:い、いやああああ!!(逃走)

逃げる吹雪とそれを追いかけるL・・・

K:あーあ・・・最終話なのに落ち着きないな・・・
S:まあまあ、そう言わず。それでは吹雪に代わってお礼申し上げます。
K:次回作で会えたら会おう。じゃあ、またな!

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