◆−黒邪の王 7−棒太郎 (2003/2/19 10:41:25) No.24838
 ┣ニーナちゃん無茶しないで(泣)、ゼロスさん御無事ですか。−猫楽者 (2003/2/19 23:36:43) No.24852
 ┃┗Re:ニーナちゃん無茶しないで(泣)、ゼロスさん御無事ですか。−棒太郎 (2003/2/20 08:29:09) No.24853
 ┣黒邪の王 8−棒太郎 (2003/2/20 09:33:44) No.24854
 ┃┗ル・ランさんが・・・。−猫楽者 (2003/2/21 12:04:30) No.24877
 ┃ ┗Re:ル・ランさんが・・・。−棒太郎 (2003/2/22 21:41:10) No.24898
 ┣黒邪の王 9−棒太郎 (2003/2/25 16:57:07) No.24938
 ┃┗ゼロスさん、大活躍ですね。−猫楽者 (2003/2/26 00:05:18) No.24945
 ┃ ┗Re:ゼロスさん、大活躍ですね。−棒太郎 (2003/2/28 01:09:37) No.24958
 ┗黒邪の王 10−棒太郎 (2003/3/4 22:51:43) No.25008
  ┣ゲルヴァさん・・・・・。−猫楽者 (2003/3/5 01:33:44) No.25014
  ┃┗Re:ゲルヴァさん・・・・・。−棒太郎 (2003/3/6 22:45:18) No.25036
  ┗Re:黒邪の王 10−渚 (2003/3/6 20:49:46) No.25035
   ┗Re:黒邪の王 10−棒太郎 (2003/3/6 22:54:44) No.25037


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24838黒邪の王 7棒太郎 2003/2/19 10:41:25


こんにちわ、棒太郎です。
ここしばらく色々と忙しかったのですが、ようやく落ち着きました。
それでは続きをどうぞ。

*************************************

『黒邪の王』 7


”悪魔の舞踏園”一帯に恐るべき旋律が響き渡った。
それは辺りの生あるものにねっとりと絡みつき、また異質な空気で蝕むようであった。
「う・・・・う・・」
リナ達の口から苦悶の声が漏れ、体には脂汗が流れる。
レーニッヒの奏でる”秘神交響曲”
その魔性の音色は、留まることを知らずなお一層辺りを侵していく。
「う・・・ゼ・・ゼラス・ブリット!!」
リナがレーニッヒ目掛けて呪文を放つ。
だが―――
「ちょいな♪」
その前に現れたル・ランが、同じくゼラス・ブリットを放った。
相手の技を瞬時に再現してしまうル・ラン。
リナ達の攻撃はことごとく彼女によって封じられてしまう。
「ちょいやさ♪」
ル・ランの両手が前へ掲げられた。
その手に強大な魔力が集中する。
「まさか!?ドラグスレイブ!!?」
絶体絶命の危機がのしかかった。
そのとき、
   がちゃり
留め金の外れる音が聞こえた。
いつの間にか、ニーヤが”闇黒の書”を手にもち、それを開いていた。
バサササササッと強風に煽られるように、ページがひとりでにめくれてゆく。
そしてある文様の描かれたページで止まった。
そこには複雑怪奇な魔法陣のような図形が描かれていた。
「まさか、それは―――」
その図形はウニャウニャと形を変えていく。
「路を閉じるの?」
どこか他人事のような口調でル・ランが言った。
「でも君じゃそれは制御できないよ♪」
その言葉どおり、ニーヤの顔に辛そうな色が浮かんでいる。
「ニーヤッ!!」
リナが叫んだ。
それとほぼ同時にガウリイが飛び出した。
 じゃらっ  ガキン
ニーヤに向かって飛んできた鍵爪のついた鎖を弾く。
「やはり帰り人か・・・・・・”こちら側”へ脱け出すとは。」
じゃらり、と鎖が鳴りゲルヴァが現れた。
「ゲルヴァ!?まさか、ゼロス―――」
「いやはやご心配頂いてなによりですね。」
突如レーニッヒに向かって黒い錐が現れた。
それを紙一重で避けるレーニッヒ。
「闘いの最中に突然姿を消すものですから。僕も慌てちゃいましたよ。」
そんな言葉とは裏腹に、いつものようにニコニコと笑い、落ち着き払った態度を見せる。
「演奏の邪魔をするとは・・・・・無粋な輩だな。」
レーニッヒがゼロスを見据える。
「その男、人ではない。魔族だ。」
「ほう、魔族。ならそれにふさわしい曲を披露しよう。」
ニィッと笑みを浮かべるレーニッヒ。
「おや、やりますか?」
ゼロスも更なる笑みを浮かべる。
魔王の腹心に次ぐ実力の持ち主であるゼロス。先程のゲルヴァとの闘いもまだ本気ではなかった。
だから油断、といえばそうなるだろう。彼はレーニッヒ達に対しても竜族やエルフ、人間と同じように侮って見ていた。
「強大な力を持つ者はその慢心ゆえに滅ぶ。」
レーニッヒは静かにヴァイオリンを構えた。
「ふふふ、では心ゆくまで聴くがいい。”光輝賛美歌”」
ヴァイオリンから荘厳な音色が奏で出された。
光を称え、喜び、希望様々な生の法悦を感じるようだった。
「ぐああああああっ!!!!」
ゼロスが今までにない苦悶の声をあげる。
魔族である彼にとってはこの上なく凄まじい苦しみであった。
「ゼロス!!」
リナ達が叫ぶ。
だがその前にゲルヴァとル・ランが立ち塞がった。
「安心しろ。お前たちも共に連れて行ってやる。」
ニヤリと笑みを浮かべるゲルヴァ。
そのゲルヴァの前にニーヤが立った。
「お前は・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
ニーヤはじっとゲルヴァを見つめていた。


*************************************

第7話でした。なかなか長く続いています、この話。
さてどこまで勢いでいけるか。
それに今、別の話(構想段階)にちょっと浮気心が・・・・・
それでは。


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24852ニーナちゃん無茶しないで(泣)、ゼロスさん御無事ですか。猫楽者 E-mail 2003/2/19 23:36:43
記事番号24838へのコメント

>こんにちわ、棒太郎です。
>ここしばらく色々と忙しかったのですが、ようやく落ち着きました。
>それでは続きをどうぞ。

こんばんは、棒太郎さん。
お元気ですか、猫楽者です。
続き♪楽しみに♪お待ちしておりました♪
A: こんばんは、棒太郎さん。
   お元気ですか、Aです。
   ピンチのリナさん達が、どう戦うのか、楽しみにお待ちしておりました♪
N: こんばんは、棒太郎さん。
   また寒くなってきましたね。Nです。
   そしてゼロスさんとケルヴァさんの戦いの行方、お待ちしておりました〜。

>”悪魔の舞踏園”一帯に恐るべき旋律が響き渡った。
>それは辺りの生あるものにねっとりと絡みつき、また異質な空気で蝕むようであった。
>「う・・・・う・・」
>リナ達の口から苦悶の声が漏れ、体には脂汗が流れる。
>レーニッヒの奏でる”秘神交響曲”
>その魔性の音色は、留まることを知らずなお一層辺りを侵していく。
>「う・・・ゼ・・ゼラス・ブリット!!」
>リナがレーニッヒ目掛けて呪文を放つ。

音による攻撃、リナさん達大ピンチですね。
周りの兵隊さん達、大丈夫でしょうか(汗)
どうにか、この一撃でレーニッヒさんの演奏が中断してくれると良いのですが。
A: 流石リナさん、この状態から反撃しましたね。
N: どうにか、レーニッヒさんの演奏を止めないといけませんわね。

>「ちょいな♪」
>その前に現れたル・ランが、同じくゼラス・ブリットを放った。
>相手の技を瞬時に再現してしまうル・ラン。
>リナ達の攻撃はことごとく彼女によって封じられてしまう。

ル・ランさんが援護に入ってしまいましたか。
仕掛けた攻撃のことごとくを瞬時にコピーされてしまっては(汗)
本当に、恐ろしい技を持っている方ですね。
A: 敵ながら良いタイミングでフォローしますね。
N: 攻撃しても瞬時に同じ攻撃で返されては、ル・ランさんを倒すのは難しそうですわね。

>「ちょいやさ♪」
>ル・ランの両手が前へ掲げられた。
>その手に強大な魔力が集中する。
>「まさか!?ドラグスレイブ!!?」
>絶体絶命の危機がのしかかった。

ル・ランさん。コピーした技を自在に使えるのですか(汗)
一番無害そうなル・ランさんが、一番恐ろしいお相手だったのですね(滝汗)
レーニッヒさんの奏でる攻撃で、殆ど身動き出来ないリナさん達・・・・・大丈夫でしょうか。
A: ル・ランさんを倒すには、少々回りに被害が及んでもエルの力を借りた呪文を使うしかないのでは。
N: ギガスレイブの不完全版を使うの?
   ラグナブレードの方が良いんじゃないかしら。

>「まさか、それは―――」
>その図形はウニャウニャと形を変えていく。
>「路を閉じるの?」
>どこか他人事のような口調でル・ランが言った。
>「でも君じゃそれは制御できないよ♪」
>その言葉どおり、ニーヤの顔に辛そうな色が浮かんでいる。

ニーヤさん。あまり無茶しないでください。
路を閉じれば、この世界にやって来たル・ランさん達は、元の世界へと強制的に帰されるのでしょうか。
ル・ランさんは、このまま元の世界へ帰っても、別に良いのですか。
A: ニーヤちゃんが・・・子供が戦いに巻き込まれてしまってます(焦り)
N: お願い。ニーヤちゃん。無理しないでええええええええぇぇぇぇぇ(泣)

>「ニーヤッ!!」
>リナが叫んだ。
>それとほぼ同時にガウリイが飛び出した。
> じゃらっ  ガキン
>ニーヤに向かって飛んできた鍵爪のついた鎖を弾く。
>「やはり帰り人か・・・・・・”こちら側”へ脱け出すとは。」
>じゃらり、と鎖が鳴りゲルヴァが現れた。

ガウリイさん、流石です。
よくぞニーヤさんの危機を救ってくださいました。
ゲルヴァさんはニーヤさんのことをご存知だったのでしょうか。
A: ゲルヴァさん。それ以上ニーヤちゃんに手え出そうもんなら・・・(目の笑っていない笑顔)
N: ええ。たとえ、この戦いのケリがついても・・・・・我らの世界の総力をあげて・・・・・。
   いろいろとお話させて頂きましょうねぇ・・・ゆ〜〜くりと時間を・か・け・て(冷笑)
あ゛う゛・・・・っ(汗)、すいません・・・・・このふたり・・・・子供好きなもので・・・・(滝汗)

>「ゲルヴァ!?まさか、ゼロス―――」
>「いやはやご心配頂いてなによりですね。」
>突如レーニッヒに向かって黒い錐が現れた。
>それを紙一重で避けるレーニッヒ。
>「闘いの最中に突然姿を消すものですから。僕も慌てちゃいましたよ。」
>そんな言葉とは裏腹に、いつものようにニコニコと笑い、落ち着き払った態度を見せる。

ゲルヴァさん達、そして此方はゼロスさんが合流して、双方勢ぞろいしたのですね。
お互いに総力をあげての決戦となるのでしょうか。
ゼロスさん、思う存分大暴れしてください。
A: ゼロスさんでしたら、その気にさえなってくれれば。
N: 実力はこの世界の魔族の中でも指折りの方ですから、心強い味方ですわね。

>「演奏の邪魔をするとは・・・・・無粋な輩だな。」
>レーニッヒがゼロスを見据える。

レーニッヒさん、こう言っては何ですが、美しい音楽ならば大歓迎ですが
貴方の場合は、音波による攻撃ですから、出来れば誰にも聞かせないで欲しいのですが。
A: レーニッヒさんには、ぜひ一度ミルガズィア様の素晴らしいお話を聞かせてあげたいですね。
N: そうですね。音楽もギャグも他の方々を楽しませてあげるもの、ということを
   ぜひ、レーニッヒさんには理解して頂きたいですわね。
や・・・・やめてくださいいいいいいいぃぃぃいいいぃぃいぃぃ(泣)
ゲルヴァさん達にダメージ与えるのは良いとしましても・・・・味方の戦力を壊滅させる気ですか(滝汗)

>「強大な力を持つ者はその慢心ゆえに滅ぶ。」
>レーニッヒは静かにヴァイオリンを構えた。
>「ふふふ、では心ゆくまで聴くがいい。”光輝賛美歌”」
>ヴァイオリンから荘厳な音色が奏で出された。
>光を称え、喜び、希望様々な生の法悦を感じるようだった。
>「ぐああああああっ!!!!」
>ゼロスが今までにない苦悶の声をあげる。
>魔族である彼にとってはこの上なく凄まじい苦しみであった。

アメリアさんの生の讃歌を思いっきりパワーアップしたような曲なのでしょうか(汗)
ゼ・・・・・・・・・・ゼロスさん。大丈夫でしょうか。
あれ・・・・・Aさん。こそこそと何処へ行こうとしてるんですか?
A: いや・・・・ちょっと急用を思い出しまして(汗)
N: A。私と居るよりも・・・・・急用の方が・・・・大切なのね(涙目)
A: あああああ・・・・何処にも行きません!
   だから、Nさん。落ち着いて。ね。ね。
・・・・(汗)・・・・・Nさん・・・Aさんもダメージ受けるの知ってて・・・・わざとやってるんじゃ(滝汗)

>「ゼロス!!」
>リナ達が叫ぶ。
>だがその前にゲルヴァとル・ランが立ち塞がった。
>「安心しろ。お前たちも共に連れて行ってやる。」
>ニヤリと笑みを浮かべるゲルヴァ。
>そのゲルヴァの前にニーヤが立った。
>「お前は・・・・・・」
>「・・・・・・・・・・・・・」
>ニーヤはじっとゲルヴァを見つめていた。

ニーヤさん。お願いですから無茶なことはしないでください。
A: ゲルヴァさん達。ゼロスさんの『力』を甘く見ていませんか。
N: そうですわ。『あの』ゼロスさんが、このままやられっぱなしのハズはありませんわ。
A&N: そして、リナさん達もいよいよ反撃開始!でしょうか。

>第7話でした。なかなか長く続いています、この話。
>さてどこまで勢いでいけるか。

余裕だったゼロスさんが、いまなりピンチになって、かなり驚きました。
混戦状態の戦局が、どうなってしまうのか。
ニーヤちゃんは、何か無茶なことをしようとしているのか。
続きを読ませて頂くのを、とても楽しみにしております。

>それに今、別の話(構想段階)にちょっと浮気心が・・・・・

新作♪でしょうか。読ませて頂ける日を楽しみにお待ちしております♪

>それでは。

また寒くなってきましたね。
風邪も流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

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24853Re:ニーナちゃん無茶しないで(泣)、ゼロスさん御無事ですか。棒太郎 2003/2/20 08:29:09
記事番号24852へのコメント


>こんばんは、棒太郎さん。
>お元気ですか、猫楽者です。
>続き♪楽しみに♪お待ちしておりました♪
>A: こんばんは、棒太郎さん。
>   お元気ですか、Aです。
>   ピンチのリナさん達が、どう戦うのか、楽しみにお待ちしておりました♪
>N: こんばんは、棒太郎さん。
>   また寒くなってきましたね。Nです。
>   そしてゼロスさんとケルヴァさんの戦いの行方、お待ちしておりました〜。

こんにちわ、猫楽者さん。
なんとか元気になりました。いつも読んでくれてありがとうございます。
そして、A様、N様。ようこそおいでくださいました。

>>”悪魔の舞踏園”一帯に恐るべき旋律が響き渡った。
>>それは辺りの生あるものにねっとりと絡みつき、また異質な空気で蝕むようであった。
>>「う・・・・う・・」
>>リナ達の口から苦悶の声が漏れ、体には脂汗が流れる。
>>レーニッヒの奏でる”秘神交響曲”
>>その魔性の音色は、留まることを知らずなお一層辺りを侵していく。
>>「う・・・ゼ・・ゼラス・ブリット!!」
>>リナがレーニッヒ目掛けて呪文を放つ。
>
>音による攻撃、リナさん達大ピンチですね。
>周りの兵隊さん達、大丈夫でしょうか(汗)
>どうにか、この一撃でレーニッヒさんの演奏が中断してくれると良いのですが。
>A: 流石リナさん、この状態から反撃しましたね。
>N: どうにか、レーニッヒさんの演奏を止めないといけませんわね。

レーニッヒの攻撃に押され気味なリナたち。
おそらく耳を塞いでも聞こえてくるでしょうから、厄介ですね。

>>「ちょいな♪」
>>その前に現れたル・ランが、同じくゼラス・ブリットを放った。
>>相手の技を瞬時に再現してしまうル・ラン。
>>リナ達の攻撃はことごとく彼女によって封じられてしまう。
>
>ル・ランさんが援護に入ってしまいましたか。
>仕掛けた攻撃のことごとくを瞬時にコピーされてしまっては(汗)
>本当に、恐ろしい技を持っている方ですね。
>A: 敵ながら良いタイミングでフォローしますね。
>N: 攻撃しても瞬時に同じ攻撃で返されては、ル・ランさんを倒すのは難しそうですわね。

こちらも厄介な能力ですね。
さてどう破っていいものやら・・・・・

>>「ちょいやさ♪」
>>ル・ランの両手が前へ掲げられた。
>>その手に強大な魔力が集中する。
>>「まさか!?ドラグスレイブ!!?」
>>絶体絶命の危機がのしかかった。
>
>ル・ランさん。コピーした技を自在に使えるのですか(汗)
>一番無害そうなル・ランさんが、一番恐ろしいお相手だったのですね(滝汗)
>レーニッヒさんの奏でる攻撃で、殆ど身動き出来ないリナさん達・・・・・大丈夫でしょうか。
>A: ル・ランさんを倒すには、少々回りに被害が及んでもエルの力を借りた呪文を使うしかないのでは。
>N: ギガスレイブの不完全版を使うの?
>   ラグナブレードの方が良いんじゃないかしら。

ギガスレイブやラグナブレードもなにかコピーされてしまいそうでこわいですね。
うかつには使えませんよ。これは。

>>「まさか、それは―――」
>>その図形はウニャウニャと形を変えていく。
>>「路を閉じるの?」
>>どこか他人事のような口調でル・ランが言った。
>>「でも君じゃそれは制御できないよ♪」
>>その言葉どおり、ニーヤの顔に辛そうな色が浮かんでいる。
>
>ニーヤさん。あまり無茶しないでください。
>路を閉じれば、この世界にやって来たル・ランさん達は、元の世界へと強制的に帰されるのでしょうか。
>ル・ランさんは、このまま元の世界へ帰っても、別に良いのですか。
>A: ニーヤちゃんが・・・子供が戦いに巻き込まれてしまってます(焦り)
>N: お願い。ニーヤちゃん。無理しないでええええええええぇぇぇぇぇ(泣)

路が閉じれば、強制的に還ります。が、そう簡単にはいかないようです。

>>「ニーヤッ!!」
>>リナが叫んだ。
>>それとほぼ同時にガウリイが飛び出した。
>> じゃらっ  ガキン
>>ニーヤに向かって飛んできた鍵爪のついた鎖を弾く。
>>「やはり帰り人か・・・・・・”こちら側”へ脱け出すとは。」
>>じゃらり、と鎖が鳴りゲルヴァが現れた。
>
>ガウリイさん、流石です。
>よくぞニーヤさんの危機を救ってくださいました。
>ゲルヴァさんはニーヤさんのことをご存知だったのでしょうか。
>A: ゲルヴァさん。それ以上ニーヤちゃんに手え出そうもんなら・・・(目の笑っていない笑顔)
>N: ええ。たとえ、この戦いのケリがついても・・・・・我らの世界の総力をあげて・・・・・。
>   いろいろとお話させて頂きましょうねぇ・・・ゆ〜〜くりと時間を・か・け・て(冷笑)
>あ゛う゛・・・・っ(汗)、すいません・・・・・このふたり・・・・子供好きなもので・・・・(滝汗)

ゲルヴァ・・・・・・恐ろしいひとたちを敵にしてしまったな・・・・・

>>「ゲルヴァ!?まさか、ゼロス―――」
>>「いやはやご心配頂いてなによりですね。」
>>突如レーニッヒに向かって黒い錐が現れた。
>>それを紙一重で避けるレーニッヒ。
>>「闘いの最中に突然姿を消すものですから。僕も慌てちゃいましたよ。」
>>そんな言葉とは裏腹に、いつものようにニコニコと笑い、落ち着き払った態度を見せる。
>
>ゲルヴァさん達、そして此方はゼロスさんが合流して、双方勢ぞろいしたのですね。
>お互いに総力をあげての決戦となるのでしょうか。
>ゼロスさん、思う存分大暴れしてください。
>A: ゼロスさんでしたら、その気にさえなってくれれば。
>N: 実力はこの世界の魔族の中でも指折りの方ですから、心強い味方ですわね。

いよいよ山場です。
お互いに全員集合の、大ガチンコバトルです。

>>「演奏の邪魔をするとは・・・・・無粋な輩だな。」
>>レーニッヒがゼロスを見据える。
>
>レーニッヒさん、こう言っては何ですが、美しい音楽ならば大歓迎ですが
>貴方の場合は、音波による攻撃ですから、出来れば誰にも聞かせないで欲しいのですが。
>A: レーニッヒさんには、ぜひ一度ミルガズィア様の素晴らしいお話を聞かせてあげたいですね。
>N: そうですね。音楽もギャグも他の方々を楽しませてあげるもの、ということを
>   ぜひ、レーニッヒさんには理解して頂きたいですわね。
>や・・・・やめてくださいいいいいいいぃぃぃいいいぃぃいぃぃ(泣)
>ゲルヴァさん達にダメージ与えるのは良いとしましても・・・・味方の戦力を壊滅させる気ですか(滝汗)

後々のことですが、レーニッヒも素晴らしい音楽家だったんですよね。
いまこんなんだから、ああいった曲を演奏してますが・・・・

>>「強大な力を持つ者はその慢心ゆえに滅ぶ。」
>>レーニッヒは静かにヴァイオリンを構えた。
>>「ふふふ、では心ゆくまで聴くがいい。”光輝賛美歌”」
>>ヴァイオリンから荘厳な音色が奏で出された。
>>光を称え、喜び、希望様々な生の法悦を感じるようだった。
>>「ぐああああああっ!!!!」
>>ゼロスが今までにない苦悶の声をあげる。
>>魔族である彼にとってはこの上なく凄まじい苦しみであった。
>
>アメリアさんの生の讃歌を思いっきりパワーアップしたような曲なのでしょうか(汗)
>ゼ・・・・・・・・・・ゼロスさん。大丈夫でしょうか。
>あれ・・・・・Aさん。こそこそと何処へ行こうとしてるんですか?
>A: いや・・・・ちょっと急用を思い出しまして(汗)
>N: A。私と居るよりも・・・・・急用の方が・・・・大切なのね(涙目)
>A: あああああ・・・・何処にも行きません!
>   だから、Nさん。落ち着いて。ね。ね。
>・・・・(汗)・・・・・Nさん・・・Aさんもダメージ受けるの知ってて・・・・わざとやってるんじゃ(滝汗)

そう、思いっきりパワーアップした曲です。
魔族にとってはとても辛い曲でしょうね。
A様にも・・・・・・

>>「ゼロス!!」
>>リナ達が叫ぶ。
>>だがその前にゲルヴァとル・ランが立ち塞がった。
>>「安心しろ。お前たちも共に連れて行ってやる。」
>>ニヤリと笑みを浮かべるゲルヴァ。
>>そのゲルヴァの前にニーヤが立った。
>>「お前は・・・・・・」
>>「・・・・・・・・・・・・・」
>>ニーヤはじっとゲルヴァを見つめていた。
>
>ニーヤさん。お願いですから無茶なことはしないでください。
>A: ゲルヴァさん達。ゼロスさんの『力』を甘く見ていませんか。
>N: そうですわ。『あの』ゼロスさんが、このままやられっぱなしのハズはありませんわ。
>A&N: そして、リナさん達もいよいよ反撃開始!でしょうか。

なんとかあの曲から脱出しないといけないですね。
ゲルヴァ、ル・ランという強者をなんとか崩す方法は!?
・・・・・・・さあ、今から考えよう・・・

>>第7話でした。なかなか長く続いています、この話。
>>さてどこまで勢いでいけるか。
>
>余裕だったゼロスさんが、いまなりピンチになって、かなり驚きました。
>混戦状態の戦局が、どうなってしまうのか。
>ニーヤちゃんは、何か無茶なことをしようとしているのか。
>続きを読ませて頂くのを、とても楽しみにしております。

ニーヤ、A様やN様に気に入られたようですね。
無茶しないといいですね。(バスケスあんな目に遭わせたわたしが言うと説得力がないですが・・・)

>>それに今、別の話(構想段階)にちょっと浮気心が・・・・・
>
>新作♪でしょうか。読ませて頂ける日を楽しみにお待ちしております♪

かなり無茶苦茶な話ですが・・・・・一度プロットのものを出すかもしれません。

>>それでは。
>
>また寒くなってきましたね。
>風邪も流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。
>では、失礼します。

どうもありがとうございました。
猫楽者さんも『眠りし者』、頑張ってください。
それでは。

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24854黒邪の王 8棒太郎 2003/2/20 09:33:44
記事番号24838へのコメント

こんにちわ、棒太郎です。
第8話目です。
結構続くな、この話。
それでは。

*************************************

『黒邪の王』 8


「・・・・・・・・・・・・」
じっとゲルヴァの前に立つニーヤ。
「”向こう側”からの帰り人。まいちど戻るがいい。」
じゃらり、と音を立てて周りを鎖が囲む。
「ニーヤ!危ない!!」
リナがニーヤを庇いにいく。
だがそれを見越してか、ル・ランが飛鳥の如く跳びかかる。
「ちぇりゃ♪」
ル・ランの手から短剣が振り下ろされる。
だがそれは横から現れた剣によって防がれる。
「おっと、リナはやらせないぜ。」
ガウリイが斬妖剣を構え、ル・ランと対峙する。
「幼い子どもの命をとろうなんて・・・・許せません!!」
憤慨してアメリアがゲルヴァに向かってゆく。
 じゃらり
数本の鎖が襲い掛かる。
「せあっ!!」
ゼルガディスの剣がそれを弾く。
そんな攻防が始まったなか、その向こうでは荘厳なヴァイオリンの音が響いている。
「ぐう・・・・・おおおおお・・・・・」
「ふふふ、如何かな?私の曲は?」
ガクリと片膝をつき、苦鳴を漏らすゼロス。
「では、フィナーレだ!」
その声と共にヴァイオリンの音色が増した。
「く、ゼロスもうちょっと根性見せなさいよ。」
ゼロスまでもが苦戦を強いられているこの状況に、いい打開策を見出せずリナはぼやく。
そのときリナの袖をニーヤが引っ張った。
振り向くとニーヤはあの”闇黒の書”を差し出していた。
「まさか・・・・・これを使えって言うの?」
ニーヤがコクリと頷く。
「・・・・・・・・・・・・・・みんなを闇からたすけて・・・・・」
か細い声で懇願する。
リナは黙って本を受け取ると、メダルをはめ込んだ。
gちゃり、と留め金がはずれ、本が開く。
そして先程ニーヤが見せたページが開かれた。
そこに現れた図形がぐにゃりと変形してゆく。
「!?きさまっ!?」
ゲルヴァが叫ぶ。
異質な力が本に集中する。
「ちょ?」
ガウリイと剣を打ち合っていたル・ランも振り向く。
「はぁっ!!」
そこをガウリイが斬りつける。
「ちょいな♪」
だがガウリイと同じ太刀筋でル・ランも斬りつける。
先程からこういった攻防が続いている。
(俺の剣とまったく同じとはな・・・・・どうする)
再び互いの剣が打ち付けられる。
「ちょいさ♪」
だがル・ランの剣と打ち合わさった時、ガウリイの体勢が一瞬崩れた。
(しまった!?)
間髪入れずル・ランの短剣が襲い掛かる。
だがそのとき、
ガウリイの剣士として鍛え抜かれた身体能力かはたまた剣士としての本能ゆえか――
普通なら崩れまい、と体をふんばるところだが、ガウリイはそのまま体を崩した。
ル・ランの短剣がガウリイを掠めた。
と同時に瞬時に体を捻り、ガウリイの横薙ぎの一撃がル・ランを斬り払った。
このガウリイの予期せぬ行動にル・ランの技も追いつかなかったのだろう。
「きゃっ!」
そのとき開かれたページから一条の黒い光の矢が飛び出した。
そしてそれはル・ランの体を貫いた。
「ちょ・・・・・」
小さく声を漏らしル・ランが倒れた。
「!?」
ガウリイが驚きの色を浮かべた。
そこに倒れていたのは、あの市松模様の道化師服の魔人ではなく、質素な服装の純朴そうな村娘だった。


*************************************

第8話目でした。
ある意味最強といえそうなル・ランが倒れました。
賛否両論あると思いますが、多めに見てください。
それでは。

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24877ル・ランさんが・・・。猫楽者 E-mail 2003/2/21 12:04:30
記事番号24854へのコメント

>こんにちわ、棒太郎です。

こんにちは、棒太郎さん。
お元気ですか、猫楽者です。
続き♪お待ちしておりました♪
すいません、遅くなってしまいました。
N: こんにちは、棒太郎さん。
   ニーナちゃん達が、どうなってしまうのか、続きをお待ちしておりました。Nです。
   感想の書込みが遅れてしまって申し訳ありませんでした。
   悪いのは猫楽者ですから、後で制裁しておきますね(笑)
あれ、Nさん。Aさんは、ど〜したんですか?
N: あ・・・Aならエル様が、『20巻の後書きで、イトノ●使えなかったから、Aで試すわね♪』、と
   連れて行っちゃったわよ♪
・・・・・・(汗)・・・・・そ・・そうですか・・・Aさん・・お気の毒に(滝汗&合掌)

>「・・・・・・・・・・・・」
>じっとゲルヴァの前に立つニーヤ。
>「”向こう側”からの帰り人。まいちど戻るがいい。」
>じゃらり、と音を立てて周りを鎖が囲む。
>「ニーヤ!危ない!!」
>リナがニーヤを庇いにいく。
>だがそれを見越してか、ル・ランが飛鳥の如く跳びかかる。
>「ちぇりゃ♪」
>ル・ランの手から短剣が振り下ろされる。
>だがそれは横から現れた剣によって防がれる。
>「おっと、リナはやらせないぜ。」
>ガウリイが斬妖剣を構え、ル・ランと対峙する。
>「幼い子どもの命をとろうなんて・・・・許せません!!」
>憤慨してアメリアがゲルヴァに向かってゆく。
> じゃらり
>数本の鎖が襲い掛かる。
>「せあっ!!」
>ゼルガディスの剣がそれを弾く。

激しい戦いが続いていますね。みなさん頑張ってください。
N: ゲルヴァ!ニーナちゃんに何するんですか!!
リナさんがニーヤちゃんを庇ってくださって良かったです。
そのリナさんをガウリイさんがフォローして、アメリアさんをゼルガディスさんがサポートする。
流石は、正義の仲良し四人組。息がピッタリですね。
ゲルヴァさん達にとって、『帰り人』とは真っ先に倒そうとする程、厄介な存在なのでしょうか。

>そんな攻防が始まったなか、その向こうでは荘厳なヴァイオリンの音が響いている。
>「ぐう・・・・・おおおおお・・・・・」
>「ふふふ、如何かな?私の曲は?」
>ガクリと片膝をつき、苦鳴を漏らすゼロス。
>「では、フィナーレだ!」
>その声と共にヴァイオリンの音色が増した。
>「く、ゼロスもうちょっと根性見せなさいよ。」
>ゼロスまでもが苦戦を強いられているこの状況に、いい打開策を見出せずリナはぼやく。

ゼロスさんが、あのゼロスさんがここまで苦戦なさるとは(汗)
N: ゼロスさん。頑張って。
   誰かリナさん達の味方の人が援軍に来てくださると良いですわね。

>そのときリナの袖をニーヤが引っ張った。
>振り向くとニーヤはあの”闇黒の書”を差し出していた。
>「まさか・・・・・これを使えって言うの?」
>ニーヤがコクリと頷く。
>「・・・・・・・・・・・・・・みんなを闇からたすけて・・・・・」
>か細い声で懇願する。

みんなを闇からたすけて?
N: ゲルヴァさん達は、何かに憑依されて操られているのかしら?
   ニーヤちゃんは、そのことを知っていて何とかしようとしているの・・・・なんて健気な子なの(はあと)
もしかしまして、ル・ランさん達とニーヤさんは知合いだったのでしょうか。

>そして先程ニーヤが見せたページが開かれた。
>そこに現れた図形がぐにゃりと変形してゆく。
>「!?きさまっ!?」
>ゲルヴァが叫ぶ。
>異質な力が本に集中する。
>「ちょ?」
>ガウリイと剣を打ち合っていたル・ランも振り向く。

ゲルヴァさんだけではなく、ル・ランさんも”闇黒の書”に集まる異質の力に気付いたのですね。
N: “闇黒の書”。ゲルヴァさん達と、いったいどんな係わりがあるのかしら。
ゲルヴァさん達が、この世界に留まる為にも”闇黒の書”の力が必要なのかも知れませんね。

>「ちょいさ♪」
>だがル・ランの剣と打ち合わさった時、ガウリイの体勢が一瞬崩れた。
>(しまった!?)
>間髪入れずル・ランの短剣が襲い掛かる。
>だがそのとき、
>ガウリイの剣士として鍛え抜かれた身体能力かはたまた剣士としての本能ゆえか――
>普通なら崩れまい、と体をふんばるところだが、ガウリイはそのまま体を崩した。
>ル・ランの短剣がガウリイを掠めた。
>と同時に瞬時に体を捻り、ガウリイの横薙ぎの一撃がル・ランを斬り払った。
>このガウリイの予期せぬ行動にル・ランの技も追いつかなかったのだろう。
>「きゃっ!」

流石はガウリイさん。体さばきと剣の腕は、ついにル・ランさんに一撃を加えたのですね。
N: 体勢を崩しながらの一撃。
   流石に、この一撃にはル・ランさんもついて行けなかったんですわね。

>そのとき開かれたページから一条の黒い光の矢が飛び出した。
>そしてそれはル・ランの体を貫いた。
>「ちょ・・・・・」
>小さく声を漏らしル・ランが倒れた。
>「!?」
>ガウリイが驚きの色を浮かべた。
>そこに倒れていたのは、あの市松模様の道化師服の魔人ではなく、質素な服装の純朴そうな村娘だった。

ル・ランさんが、開放されて元の御自分を取り戻したのでしょうか。
N: もしかしましたら、ゲルヴァとレーニッヒさんも、操られているのかしら。
   もしそうだとしますと・・・・・いったい何者が。
Nさん。珍しく真面目な顔してますね・・・・・そうしていると『不思議と』神様っぽく見えますね(笑)

>第8話目でした。
>ある意味最強といえそうなル・ランが倒れました。
>賛否両論あると思いますが、多めに見てください。

面白かったです〜。ル・ランさん達が『闇に操られている』とは、思っておりませんでした。
N: ゲルヴァさんとレーニッヒさんも、元の自分に戻れると良いですね。
続きを読ませて頂けるのを、楽しみにお待ちしております。

>それでは。

すいません、昨日は家のPC立ち上げないで、爆睡してしまいました(汗)
遅くなってしまいましたが、感想を書かせて頂きました。

寒いですけど、冬は空気が澄んでいて、星が綺麗に見えて良いですね。
インフルエンザが流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

N: さてと。最後のご挨拶も終わって、思い残すことも無くなったでしょう。
   猫楽者・・・・さっきの『不思議と』、って、ど〜いう意味なの・か・し・ら(目の笑っていない笑顔)
(汗)・・・・いえ・・・あの・・・・ちょ・・Nさん何で笑いながら棒を構えて(どがばぎぐじゃ゛)
N: なんか、急に猫楽者が寝てしまいましたわ。
   では、失礼します。

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24898Re:ル・ランさんが・・・。棒太郎 2003/2/22 21:41:10
記事番号24877へのコメント


>こんにちは、棒太郎さん。
>お元気ですか、猫楽者です。
>続き♪お待ちしておりました♪
>すいません、遅くなってしまいました。
>N: こんにちは、棒太郎さん。
>   ニーナちゃん達が、どうなってしまうのか、続きをお待ちしておりました。Nです。
>   感想の書込みが遅れてしまって申し訳ありませんでした。
>   悪いのは猫楽者ですから、後で制裁しておきますね(笑)
>あれ、Nさん。Aさんは、ど〜したんですか?
>N: あ・・・Aならエル様が、『20巻の後書きで、イトノ●使えなかったから、Aで試すわね♪』、と
>   連れて行っちゃったわよ♪
>・・・・・・(汗)・・・・・そ・・そうですか・・・Aさん・・お気の毒に(滝汗&合掌)

こんばんわ、猫楽者さん。
いつも感想ありがとうございます。
そしてN様もありがとうございます。A様・・・・・・・・・
ご愁傷様です。


>激しい戦いが続いていますね。みなさん頑張ってください。
>N: ゲルヴァ!ニーナちゃんに何するんですか!!
>リナさんがニーヤちゃんを庇ってくださって良かったです。
>そのリナさんをガウリイさんがフォローして、アメリアさんをゼルガディスさんがサポートする。
>流石は、正義の仲良し四人組。息がピッタリですね。
>ゲルヴァさん達にとって、『帰り人』とは真っ先に倒そうとする程、厄介な存在なのでしょうか。

遂に両軍入り乱れて戦いが始まりました。
ゲルヴァがニーヤを襲うのは、”闇黒の向こう側”から戻ってくるものなど在り得ないからです。

>ゼロスさんが、あのゼロスさんがここまで苦戦なさるとは(汗)
>N: ゼロスさん。頑張って。
>   誰かリナさん達の味方の人が援軍に来てくださると良いですわね。

残念ながらリナ達にこれ以上の援軍はありません。

>みんなを闇からたすけて?
>N: ゲルヴァさん達は、何かに憑依されて操られているのかしら?
>   ニーヤちゃんは、そのことを知っていて何とかしようとしているの・・・・なんて健気な子なの(はあと)
>もしかしまして、ル・ランさん達とニーヤさんは知合いだったのでしょうか。

ようやく肝心なところに辿り着きました。
ル・ランたちも犠牲者なんですよね。

>ゲルヴァさんだけではなく、ル・ランさんも”闇黒の書”に集まる異質の力に気付いたのですね。
>N: “闇黒の書”。ゲルヴァさん達と、いったいどんな係わりがあるのかしら。
>ゲルヴァさん達が、この世界に留まる為にも”闇黒の書”の力が必要なのかも知れませんね。

”闇黒の書”はいわば門みたいなものですので。

>流石はガウリイさん。体さばきと剣の腕は、ついにル・ランさんに一撃を加えたのですね。
>N: 体勢を崩しながらの一撃。
>   流石に、この一撃にはル・ランさんもついて行けなかったんですわね。

瞬時に技を再現するといっても、相手の無意識の行動は洞察しきれなかったようです。

>ル・ランさんが、開放されて元の御自分を取り戻したのでしょうか。
>N: もしかしましたら、ゲルヴァとレーニッヒさんも、操られているのかしら。
>   もしそうだとしますと・・・・・いったい何者が。
>Nさん。珍しく真面目な顔してますね・・・・・そうしていると『不思議と』神様っぽく見えますね(笑)

ル・ランは確かに元に戻りました。しかしもはや彼女は・・・・・・・・・

>>第8話目でした。
>>ある意味最強といえそうなル・ランが倒れました。
>>賛否両論あると思いますが、多めに見てください。
>
>面白かったです〜。ル・ランさん達が『闇に操られている』とは、思っておりませんでした。
>N: ゲルヴァさんとレーニッヒさんも、元の自分に戻れると良いですね。
>続きを読ませて頂けるのを、楽しみにお待ちしております。
>
>>それでは。
>
>すいません、昨日は家のPC立ち上げないで、爆睡してしまいました(汗)
>遅くなってしまいましたが、感想を書かせて頂きました。
>
>寒いですけど、冬は空気が澄んでいて、星が綺麗に見えて良いですね。
>インフルエンザが流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。
>では、失礼します。

いえ別にお気になさらないで。人間ときには爆睡しないと。
したくてもできないってときが何回かはやってきますよ。

>N: さてと。最後のご挨拶も終わって、思い残すことも無くなったでしょう。
>   猫楽者・・・・さっきの『不思議と』、って、ど〜いう意味なの・か・し・ら(目の笑っていない笑顔)
>(汗)・・・・いえ・・・あの・・・・ちょ・・Nさん何で笑いながら棒を構えて(どがばぎぐじゃ゛)
>N: なんか、急に猫楽者が寝てしまいましたわ。
>   では、失礼します。

N様・・・・・・・お手柔らかにお願いしますよ・・・・・

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24938黒邪の王 9棒太郎 2003/2/25 16:57:07
記事番号24838へのコメント

こんにちわ、棒太郎です。
第9話、お送りします。
それではどうぞ。

*************************************

『黒邪の王』 9


「なんてこった・・・・・」
ガウリイが呟いた。
地面に倒れ伏したル・ラン。彼女の姿は貧しい身なりの村娘であった。
「人間・・・・だったの・・・・・・」
リナのその声も、冷たく地面に横たわるル・ランの耳にはいることはなかった。
彼女は死と言う名の深い眠りについていた。

「むっ!?」
荘厳なる音色を奏でながら、レーニッヒはル・ランの異変を感じ取った。
「何が起こった?」
苦痛に喘ぐゼロスを尻目にその方に目をやる。
「よ・・・余所見は・・・禁・・・物・・です・・よ・・・」
絶え絶えに言葉を紡ぐゼロスは、杖を振りかざし、レーニッヒへと向ける。
そこから黒い力の波動が放たれ、レーニッヒに襲い掛かった。
「!!」
だが、レーニッヒはそれを感じ取るや、横へと飛び避ける。
それを見てゼロスはニィッと笑みを浮かべた。
次の瞬間、レーニッヒに向かって黒い錐が虚空より現れ、襲い掛かった。
「なにっ!?」
声をあげつつもレーニッヒはその錐を避ける。
だが、黒い錐は暴れ狂うかのようにそこかしこに現れては消え、消えては現れる。
下手な鉄砲、数撃ちゃ当る――そんな言葉が合いそうな程、やたらめったらな攻撃だった。
「はあ、はあ、はあ・・・・」
片膝をついてゼロスは大きく肩で息をしている。
「くくく、どうやら最後のあがきも徒労に終ったようだな。」
レーニッヒは黒い錐の攻撃にかすり傷すら負うことなく、ゼロスを見下ろして立っていた。
「さあ・・・・・それは・・どうですかね・・・・」
「ならば、フィナーレだ。とくと聴け!”秘神交響曲”第四楽章『這い寄る混沌』!」
その恐るべき旋律が奏でられようとしたとき――
「!!?調音が!?」
レーニッヒの顔に驚愕の表情が浮かんだ。
バイオリンの弓が弦を弾いた瞬間、弦の一本がプツンと切れ跳んだのだった。
「G線が――」
レーニッヒはハッとなった。
先程のゼロスのやたらめったらな攻撃。
(まさか・・・・・あれはこのための―――)
「その通りですよ。」
いつの間にかゼロスがすぐ側まできていた。
「!?」
「終わりです。」
そう言うや、杖の先がレーニッヒの胸を貫いた。
そしてよろめいたレーニッヒの体をあの黒い光が突き抜けていった。
  どさり
そこにはくたびれた礼服姿のレーニッヒが倒れていた。
「なかなかいい腕でしたよ。あともう少し聴かされていたなら、流石の僕も滅んでいたでしょうね。」

「あいつも人間だった・・・・・・」
倒れたレーニッヒの姿をみて、リナは呆然と呟いた。
「じゃあ、みんな元人間なの?」
「そのとおりですよ。」
その呟きにゼロスが答える。
「彼らは向かう側より来る者の従者に過ぎません。」
 じゃらり
鎖がリナたちにも襲い掛かった。
「く、どういうことよ。ゼロス。」
「それは秘密――というわけにもいきませんね。僕としてもはやいところ路を塞ぎたいですからね。」
そう言うや黒い錐がゲルヴァを貫く。
「この方は一筋縄ではいかないようですね。」
「でも元は人間よ!」
「元は・・・・・ですよ。こうなってしまった以上、彼らを戻す術はありません。速やかに殺してあげるのが情けというものですよ。」
「ゼロス!あんた―――」
「・・・・・・おねえちゃん・・」
不意にニーヤがリナを呼んだ。
「・・・・・・・・・おねがい・・・・・闇から解放してあげて・・・・・」
哀しげに呟くニーヤにリナは逡巡する。
「・・・・・・・・・・・・・くっ!」
やがて意を決したようにゲルヴァを見据えた。


*************************************

第9話でした。
もうすぐクライマックスですかね。
それでは。


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24945ゼロスさん、大活躍ですね。猫楽者 E-mail 2003/2/26 00:05:18
記事番号24938へのコメント

>こんにちわ、棒太郎です。
>第9話、お送りします。
>それではどうぞ。

こんばんは、棒太郎さん。
お元気ですか、猫楽者です。
続きですね♪お待ちしておりました♪
N: こんばんは、棒太郎さん。
   戦いの行方が、とても気になっていました。Nです。
Nさん。Aさんは、また居ないんですか。
N: Aは、まだ動けるような状態じゃないから♪
ま・・・・まあ・・滅んじゃわなかっただけ・・・・・良かったような(汗)

>「なんてこった・・・・・」
>ガウリイが呟いた。
>地面に倒れ伏したル・ラン。彼女の姿は貧しい身なりの村娘であった。
>「人間・・・・だったの・・・・・・」
>リナのその声も、冷たく地面に横たわるル・ランの耳にはいることはなかった。
>彼女は死と言う名の深い眠りについていた。

ル・ランさん・・・・・やっと開放されて自由を取り戻したのに・・・・。
ル・ランさんは、元の自分のことを覚えていたのでしょうか。
N: ル・ランさん、せめて安らかにお眠りください。

>「よ・・・余所見は・・・禁・・・物・・です・・よ・・・」
>絶え絶えに言葉を紡ぐゼロスは、杖を振りかざし、レーニッヒへと向ける。
>そこから黒い力の波動が放たれ、レーニッヒに襲い掛かった。

ついにゼロスさんの反撃開始ですね。
この世界の魔族の力を見せてあげてください。
N: ゼロスさん。ここでレーニッヒさんを反撃不能に出来ると良いですわね。

>「!!」
>だが、レーニッヒはそれを感じ取るや、横へと飛び避ける。
>それを見てゼロスはニィッと笑みを浮かべた。

残念、かわされしまいましたか。
ゼロスさんが微笑んでいますから、まだまだレーニッヒさんを捕らえる手段はあるのですね。
N: あの微笑を浮かべるゼロスさん。レーニッヒさんも反撃の機会をうかがっていそうですわね。

>次の瞬間、レーニッヒに向かって黒い錐が虚空より現れ、襲い掛かった。
>「なにっ!?」
>声をあげつつもレーニッヒはその錐を避ける。
>だが、黒い錐は暴れ狂うかのようにそこかしこに現れては消え、消えては現れる。
>下手な鉄砲、数撃ちゃ当る――そんな言葉が合いそうな程、やたらめったらな攻撃だった。
>「はあ、はあ、はあ・・・・」
>片膝をついてゼロスは大きく肩で息をしている。
>「くくく、どうやら最後のあがきも徒労に終ったようだな。」
>レーニッヒは黒い錐の攻撃にかすり傷すら負うことなく、ゼロスを見下ろして立っていた。

レーニッヒさんの体術、凄いですね。
N: ゼロスさんの錐の連続攻撃を全てかわすとは、凄いですわ。
   レーニッヒさんには、アストラル・サイドからの攻撃がみえているのかしら。

>「さあ・・・・・それは・・どうですかね・・・・」
>「ならば、フィナーレだ。とくと聴け!”秘神交響曲”第四楽章『這い寄る混沌』!」
>その恐るべき旋律が奏でられようとしたとき――
>「!!?調音が!?」
>レーニッヒの顔に驚愕の表情が浮かんだ。
>バイオリンの弓が弦を弾いた瞬間、弦の一本がプツンと切れ跳んだのだった。
>「G線が――」
>レーニッヒはハッとなった。
>先程のゼロスのやたらめったらな攻撃。
>(まさか・・・・・あれはこのための―――)
>「その通りですよ。」
>いつの間にかゼロスがすぐ側まできていた。

なるほど、演奏をさせない為に弦を断ち切っていたのですね。
N: 流石はゼロスさん。レーニッヒさんの武器を破壊していたとは。
バイオリンは普通の物質で出来ていたのですね。

>「!?」
>「終わりです。」
>そう言うや、杖の先がレーニッヒの胸を貫いた。
>そしてよろめいたレーニッヒの体をあの黒い光が突き抜けていった。
>  どさり
>そこにはくたびれた礼服姿のレーニッヒが倒れていた。
>「なかなかいい腕でしたよ。あともう少し聴かされていたなら、流石の僕も滅んでいたでしょうね。」

あのゼロスさんを、ここまで苦戦させるとは、レーニッヒさん。
恐ろしい方でしたね。
N: レーニッヒさんも、解放されて眠ったのですね。

>「じゃあ、みんな元人間なの?」
>「そのとおりですよ。」
>その呟きにゼロスが答える。
>「彼らは向かう側より来る者の従者に過ぎません。」

『向かう側より来る者』が、ル・ランさん達を従者として闇に囚われさせたのですか。
N: いったい何者なんでしょうか。
   従者ですら、かなりの力を持っていますから
   『向かう側より来る者』・・・どれほどの力を持っているのかしら。

>「く、どういうことよ。ゼロス。」
>「それは秘密――というわけにもいきませんね。僕としてもはやいところ路を塞ぎたいですからね。」

路を塞がないと、新たな従者がやって来るのでしょうか。
N: このまでは、『向かう側より来る者』も、この世界へと来てしまうのかしら。
ゼロスさんは、路を塞ぐ方法を御存知なのですね。

>そう言うや黒い錐がゲルヴァを貫く。
>「この方は一筋縄ではいかないようですね。」
>「でも元は人間よ!」
>「元は・・・・・ですよ。こうなってしまった以上、彼らを戻す術はありません。速やかに殺してあげるのが情けというものですよ。」

ゲルヴァさんは、ゼロスさんの錐の直撃を受けても耐えられるのですね。
N: 並の魔族の方よりもタフですわね。
ゼロスさん、他に方法が無いとしても・・・・もう少し穏やかな言い方をした方が(汗)
N: 魔族の方は他の種族の方々とは、『死』というものへの感覚が違っているのかもしれませんわね。

>「ゼロス!あんた―――」
>「・・・・・・おねえちゃん・・」
>不意にニーヤがリナを呼んだ。
>「・・・・・・・・・おねがい・・・・・闇から解放してあげて・・・・・」
>哀しげに呟くニーヤにリナは逡巡する。
>「・・・・・・・・・・・・・くっ!」
>やがて意を決したようにゲルヴァを見据えた。

ニーヤちゃんの謎も、とても気になります。
N: ニーヤちゃん、いろいろなことを知っているみたいですけど
   ”闇黒の向こう側”で、何を見て何をして、『帰り人』として戻ってきたのかしら。

>第9話でした。
>もうすぐクライマックスですかね。

面白かったです。ゼロスさんの戦い、とても楽しく読ませて頂きました。

リナさん達がゲルヴァさんと、どう戦うのか。
棒太郎さんが
>残念ながらリナ達にこれ以上の援軍はありません。
と、仰っておりましたが、ゲルヴァさんには、援軍が来るのでしょうか。
援軍は、新たなる従者なのか、それとも『向かう側より来る者』が登場なさるのか
続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。

>それでは。

毎日寒いですね。
風邪も、まだまだ流行っているようですので
お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

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24958Re:ゼロスさん、大活躍ですね。棒太郎 2003/2/28 01:09:37
記事番号24945へのコメント


>こんばんは、棒太郎さん。
>お元気ですか、猫楽者です。
>続きですね♪お待ちしておりました♪
>N: こんばんは、棒太郎さん。
>   戦いの行方が、とても気になっていました。Nです。
>Nさん。Aさんは、また居ないんですか。
>N: Aは、まだ動けるような状態じゃないから♪
>ま・・・・まあ・・滅んじゃわなかっただけ・・・・・良かったような(汗)

こんばんわ、猫楽者さん。そしてN様もこんばんわ。
A様はまだ動けませんか・・・・・・・
ご愁傷様です。

>>「なんてこった・・・・・」
>>ガウリイが呟いた。
>>地面に倒れ伏したル・ラン。彼女の姿は貧しい身なりの村娘であった。
>>「人間・・・・だったの・・・・・・」
>>リナのその声も、冷たく地面に横たわるル・ランの耳にはいることはなかった。
>>彼女は死と言う名の深い眠りについていた。
>
>ル・ランさん・・・・・やっと開放されて自由を取り戻したのに・・・・。
>ル・ランさんは、元の自分のことを覚えていたのでしょうか。
>N: ル・ランさん、せめて安らかにお眠りください。

闇に捕らわれていたときは、もとの自分のことは憶えていなかったでしょう。

>>「よ・・・余所見は・・・禁・・・物・・です・・よ・・・」
>>絶え絶えに言葉を紡ぐゼロスは、杖を振りかざし、レーニッヒへと向ける。
>>そこから黒い力の波動が放たれ、レーニッヒに襲い掛かった。
>
>ついにゼロスさんの反撃開始ですね。
>この世界の魔族の力を見せてあげてください。
>N: ゼロスさん。ここでレーニッヒさんを反撃不能に出来ると良いですわね。

いつまでもやられっぱなしじゃない!
男ゼロス、いよいよ反撃開始!

>>「!!」
>>だが、レーニッヒはそれを感じ取るや、横へと飛び避ける。
>>それを見てゼロスはニィッと笑みを浮かべた。
>
>残念、かわされしまいましたか。
>ゼロスさんが微笑んでいますから、まだまだレーニッヒさんを捕らえる手段はあるのですね。
>N: あの微笑を浮かべるゼロスさん。レーニッヒさんも反撃の機会をうかがっていそうですわね。

あのゼロスですから。ひとつひとつの攻撃にも裏をもたせていることでしょう。

>>次の瞬間、レーニッヒに向かって黒い錐が虚空より現れ、襲い掛かった。
>>「なにっ!?」
>>声をあげつつもレーニッヒはその錐を避ける。
>>だが、黒い錐は暴れ狂うかのようにそこかしこに現れては消え、消えては現れる。
>>下手な鉄砲、数撃ちゃ当る――そんな言葉が合いそうな程、やたらめったらな攻撃だった。
>>「はあ、はあ、はあ・・・・」
>>片膝をついてゼロスは大きく肩で息をしている。
>>「くくく、どうやら最後のあがきも徒労に終ったようだな。」
>>レーニッヒは黒い錐の攻撃にかすり傷すら負うことなく、ゼロスを見下ろして立っていた。
>
>レーニッヒさんの体術、凄いですね。
>N: ゼロスさんの錐の連続攻撃を全てかわすとは、凄いですわ。
>   レーニッヒさんには、アストラル・サイドからの攻撃がみえているのかしら。

これぐらいの芸当ができなくては、リナたちの敵役は張れないでしょう。

>>「さあ・・・・・それは・・どうですかね・・・・」
>>「ならば、フィナーレだ。とくと聴け!”秘神交響曲”第四楽章『這い寄る混沌』!」
>>その恐るべき旋律が奏でられようとしたとき――
>>「!!?調音が!?」
>>レーニッヒの顔に驚愕の表情が浮かんだ。
>>バイオリンの弓が弦を弾いた瞬間、弦の一本がプツンと切れ跳んだのだった。
>>「G線が――」
>>レーニッヒはハッとなった。
>>先程のゼロスのやたらめったらな攻撃。
>>(まさか・・・・・あれはこのための―――)
>>「その通りですよ。」
>>いつの間にかゼロスがすぐ側まできていた。
>
>なるほど、演奏をさせない為に弦を断ち切っていたのですね。
>N: 流石はゼロスさん。レーニッヒさんの武器を破壊していたとは。
>バイオリンは普通の物質で出来ていたのですね。

レーニッヒではなく、バイオリンが目的でした。
あの攻撃はバイオリンを狙っていることを悟らせないためのカモフラージュでした。

>>「!?」
>>「終わりです。」
>>そう言うや、杖の先がレーニッヒの胸を貫いた。
>>そしてよろめいたレーニッヒの体をあの黒い光が突き抜けていった。
>>  どさり
>>そこにはくたびれた礼服姿のレーニッヒが倒れていた。
>>「なかなかいい腕でしたよ。あともう少し聴かされていたなら、流石の僕も滅んでいたでしょうね。」
>
>あのゼロスさんを、ここまで苦戦させるとは、レーニッヒさん。
>恐ろしい方でしたね。
>N: レーニッヒさんも、解放されて眠ったのですね。

レーニッヒもル・ランと同じく死の眠りについています。

>>「じゃあ、みんな元人間なの?」
>>「そのとおりですよ。」
>>その呟きにゼロスが答える。
>>「彼らは向かう側より来る者の従者に過ぎません。」
>
>『向かう側より来る者』が、ル・ランさん達を従者として闇に囚われさせたのですか。
>N: いったい何者なんでしょうか。
>   従者ですら、かなりの力を持っていますから
>   『向かう側より来る者』・・・どれほどの力を持っているのかしら。

一度出てきています。誰かさんがすれ違っていますが・・・・・

>>「く、どういうことよ。ゼロス。」
>>「それは秘密――というわけにもいきませんね。僕としてもはやいところ路を塞ぎたいですからね。」
>
>路を塞がないと、新たな従者がやって来るのでしょうか。
>N: このまでは、『向かう側より来る者』も、この世界へと来てしまうのかしら。
>ゼロスさんは、路を塞ぐ方法を御存知なのですね。

後で書きますが、昔から厄介な目に遭ってきてます。魔族や神族たちは。

>>そう言うや黒い錐がゲルヴァを貫く。
>>「この方は一筋縄ではいかないようですね。」
>>「でも元は人間よ!」
>>「元は・・・・・ですよ。こうなってしまった以上、彼らを戻す術はありません。速やかに殺してあげるのが情けというものですよ。」
>
>ゲルヴァさんは、ゼロスさんの錐の直撃を受けても耐えられるのですね。
>N: 並の魔族の方よりもタフですわね。
>ゼロスさん、他に方法が無いとしても・・・・もう少し穏やかな言い方をした方が(汗)
>N: 魔族の方は他の種族の方々とは、『死』というものへの感覚が違っているのかもしれませんわね。

やはり魔族ですから。ある意味彼ららしい言い方なのではないでしょうか。

>>「ゼロス!あんた―――」
>>「・・・・・・おねえちゃん・・」
>>不意にニーヤがリナを呼んだ。
>>「・・・・・・・・・おねがい・・・・・闇から解放してあげて・・・・・」
>>哀しげに呟くニーヤにリナは逡巡する。
>>「・・・・・・・・・・・・・くっ!」
>>やがて意を決したようにゲルヴァを見据えた。
>
>ニーヤちゃんの謎も、とても気になります。
>N: ニーヤちゃん、いろいろなことを知っているみたいですけど
>   ”闇黒の向こう側”で、何を見て何をして、『帰り人』として戻ってきたのかしら。

これから考えます。(おい!)

>>第9話でした。
>>もうすぐクライマックスですかね。
>
>面白かったです。ゼロスさんの戦い、とても楽しく読ませて頂きました。
>
>リナさん達がゲルヴァさんと、どう戦うのか。
>棒太郎さんが
>>残念ながらリナ達にこれ以上の援軍はありません。
>と、仰っておりましたが、ゲルヴァさんには、援軍が来るのでしょうか。
>援軍は、新たなる従者なのか、それとも『向かう側より来る者』が登場なさるのか
>続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。

なかなか鋭いですね。
そうです。一度顔見せをした彼奴が登場します。

>>それでは。
>
>毎日寒いですね。
>風邪も、まだまだ流行っているようですので
>お体にお気を付けて、お元気で。
>では、失礼します。

いつも丁寧な感想ありがとうございます。
はやいところ暖かくなって欲しいものですね。
それでは。

あ、それとこの前のレスで疑問に思ってらっしゃったことですが、わたしは生まれも育ちも関西です。

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25008黒邪の王 10棒太郎 2003/3/4 22:51:43
記事番号24838へのコメント

こんばんわ、棒太郎です。
この話もいよいよ山場にきました(と思う)
それではどうぞ。


*************************************


『黒邪の王』 10


リナは決意を固めた瞳でゲルヴァを見た。
「・・・・・・悔しいわ。あんたを救う方法がこんなのしかないなんて・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「リナ・・・・・・・・・」
その呟きをじっと聞く一同。
そのリナに向かって幾つもの鎖が襲い掛かる。
だがそれを、ガウリイとゼルガディスが剣で捌く。
 じゃらり
一同を囲むように、周りに無数の鎖が垂れ下がっている。
生物の鳴き声のようにじゃらじゃらと音を立てる。
「さあ、向こう側へ誘おう。」
ゲルヴァの声が響く。
「悪いけどあたしは人間捨てる気はないの。」
そう言い、呪文を唱える。
「悪夢の王の一欠片よ――――」
虚無の力が集まりだす。
だがゲルヴァも瞬時に行動に移す。
 じゃら  じゃら
次々と周りの鎖が襲い掛かる。
「くっ・・・」
ガウリイとゼルガディスはリナたちを護るよう鎖を弾き、アメリアはニーヤを庇う。
そして―――
「どいて!みんな!ラグナブレード!!」
虚無の刃がゲルヴァに向かって振り下ろされる。
「そんなもの―――っ!!?」
刃の前に立ち塞がる鎖たちを切り裂き、そのままゲルヴァの右肩から下に下りた。
「ぐ・・・あ・・・・・」
ゼロスの錐を喰らっても平然としていたゲルヴァだったが、さすがに虚無の力は堪えたらしく、ズズッと後ろへよろめき、動きが止まる。
ぼとりと肩口から斬られた右腕が、地面に落ちた。
「あの方もこの呪文はさすがに堪えたみたいですね。」
クセのある笑みを浮かべながら、ゼロスが言った。
「さてリナさん、トドメを。」
しかしリナは戸惑いの表情を浮かべていた。
「・・・・他に方法はないの?」
「先程も言いましたが、ああなってしまっては元には戻りません。さあ、アレが来る前に――――」
ゼロスがそう言ったとき、ニーヤが”闇黒の書”を抱えてゲルヴァの元へ走り出した。
「あ、ニーヤちゃん!!」
アメリアが叫ぶ。
ニーヤはゲルヴァのすぐ側まで走り寄ると、”闇黒の書”を広げた。
「・・・・・・おにいちゃん・・・・・・」
静かに呟いたその声に、リナたちは衝撃を受ける。
そのとき”闇黒の書”から、鋭い電光が走った。
それはゲルヴァの全身を覆った。
「ごめんなさい・・・・・・」
ニーヤがそう呟いた時、不意に空気が大きくざわめき、そして凍りついた。
異様な気配が辺りを侵食した。
「これはっ!!」
ゼロスが大きく目を見開いた。
「きゃあっ!!」
突然ニーヤの持っていた”闇黒の書”が弾けとんだ。
ゲルヴァはそのまま地面に倒れこんだ。
「な、なに・・・・?」
ふと見ると、村の入り口に一人の男が立っていた。
黒のシルクハットを目深に被り、黒のタキシードのような礼服にその上に黒のコート、そして首には白いマフラー。
そして黒光りするステッキが白の手袋をした手に握られていた。
「あいつは――!?」
ゼルガディスが叫んだ。
前に山道ですれ違った者。まさにそれであった。
「ちっ、間に合いませんでしたか・・・・・」
ゼロスが忌々しげに呟く。
落ち着いて聞いていたならば、その声がどこか畏れがあったと気づいたであろう。
「ゼル・・・・あいつを知ってるの?」
「前にすれ違っただけだ。詳しいことは知らん。」
男の異質な空気に嫌な汗が流れる。
「だが、すれ違っただけだったのを天に感謝したよ。」
「あんたにそう言わせるなんてね・・・・・」
知らず声が震えていた。
「ゼロス・・・・・なんなのよ、こいつ。」
「アレが僕たちが”闇の向こう側より来る者”と呼んでいるモノです。」
真剣な表情でゼロスが言った。
「強いの?」
「ええ。僕も昔2度ほど対峙しましたが、こてんぱんでしたよ。」
さらりととんでもないことを口にするゼロス。
「あんたがこてんぱん?いったい何者よ・・・」
「アレがいつ頃から現れたのかはよく知りませんが、何十年かの周期でこの世界へとやって来るのですよ。」
そのとき、
「饗はここかね?」
男が口を開いた。
「饗・・・・?」
「そうです。僕たちが”妖しの路”と呼んでいるものを通って、アレはやって来ます。いつ開くのかは分かりませんが、路が開く場所は大体決まっています。この村もその場所のひとつだったようですね。」
油断無く構えながらゼロスが話を続ける。
「アレは訪れた先の村で、莫大なもてなしを要求してくるのです。酒やご馳走、そして何人かの人間――まあ、生贄のようなものですよ。」
「で、見返りは?」
「なにもありません。御伽噺ならそれほどまでの捧げ物に対してそれに見合う利益があるのですけどね。求めるだけです。そしてもてなしがなければ、その村だけでなく、周りの町や村にも災厄が降り注ぐんですよ。」
「なんちゅー迷惑な奴よ。」
「まったくだ・・・・・リナの悪名が可愛く聞こえるな。」
「どーゆー意味かしら?ゼルちゃん。」
リナの地の底から響くような声に、ゼルガディスは冷や汗を流しながら黙り込む。
「饗はここかね?」
じれた様子もなく、男がまた静かに尋ねる。
「違うわよ。」
リナが男を見据えて言う。
「もてなしとなった人間やアレに立ち向かっていった人間は”向こう側”へ呑まれるのですが、ごくまれに闇の従者となって存在したりもするようですよ。」
「じゃあ、ゲルヴァたちも・・・・」
「ええ、なれの果て、でしょう。」
ゼロスの言葉に沈黙するリナ。
「饗はここかね?」
三度男が尋ねる。
「違うって言ってるでしょ!」
「おかしいね。道標はここのはずだが。」
静かに男が言う。
「それに帰り人がいる。」
男はニーヤに顔を向けた。
ニーヤは恐怖に体を震わせ、怯えていた。
「もう一度向こうへ行くがいい。」
そう言って、ニーヤに向かって歩き出した。
「ヒ・・・」
石になったようにニーヤは体を強張らせる。
「ニーヤ!!」
リナたちが駆け寄ろうとしたとき―――
 じゃらり
鎖が男の首に巻きつき、鍵爪が食い込んだ。
「あ、あんた・・・・・・」
よろりとゲルヴァが立ち上がり、鎖を掴んでいた。
「早くニーヤを・・・・」
ゲルヴァの言葉に、リナたちはニーヤを保護する。
「今のうちに行くんだ。」
じゃらっと鎖を強く引っ張りながら、リナたちに言う。
「さあ、早――!!?」
グボッとゲルヴァの口から血が零れ落ちた。
見るとその喉に、貫かれたような穴が開いていた。
そして傷の先には、男がステッキの先端をゲルヴァに向けていた。
そのステッキの延長線上にゲルヴァの喉があった。
ヒュー、ヒューと呼気を漏らしながら、ゲルヴァがよろめいた。
なんとか踏みとどまり、視線を前に向けると、男がふわりと宙に浮かび、音も無く滑るようにすぐ近くまで来ていた。
男の手がゲルヴァの頭を掴み、男とゲルヴァが交錯した。
スッと男が地面に降り立ったとき、ゲルヴァの残りの四肢だけがそこにあった。


*************************************

第10話でした。
ついに真の敵の登場です。
過去にゼロスをこてんぱんにした存在。
果たしてリナたちに勝機はあるのか。
待て、次回!!





って、そんなに期待しなくていいですけどね。

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25014ゲルヴァさん・・・・・。猫楽者 E-mail 2003/3/5 01:33:44
記事番号25008へのコメント

>こんばんわ、棒太郎です。
>この話もいよいよ山場にきました(と思う)
>それではどうぞ。

こんばんは、棒太郎さん。
お元気ですか、猫楽者です。
続きなのですね♪お待ちしておりました♪
A: こんばんは、棒太郎さん。
   どうにか復活しました。Aです。
   ついに黒幕さんの登場でしょうか。
N: こんばんは、棒太郎さん。
   戦いがどうなるのか、とても気になっていました。Nです。
   いよいよ山場なのですね。

>リナは決意を固めた瞳でゲルヴァを見た。
>「・・・・・・悔しいわ。あんたを救う方法がこんなのしかないなんて・・・・」
>「・・・・・・・・・・」
>「リナ・・・・・・・・・」
>その呟きをじっと聞く一同。

リナさんは優しいですね。
A: 開放するためには、永遠に眠らせるしかない・・・・・辛いですね。
N: 心まで支配されて、望まないまま生きるか・・・・・
   自由を取り戻して・・・・逝ってしまうか・・・・どちらも悲しいですね。
最後に呟いているのは、ガウリイさんでしょうか。
ガウリイさん、ゼルガディスさん、アメリアさんも、きっと同じお気持ちなのでしょうね。

> じゃらり
>一同を囲むように、周りに無数の鎖が垂れ下がっている。
>生物の鳴き声のようにじゃらじゃらと音を立てる。
>「さあ、向こう側へ誘おう。」
>ゲルヴァの声が響く。

ゲルヴァさんは、たったひとりになっても自分の役目を果たそうとしているのですね。
A: “向こう側”の手先として、戦い続けていたのでしょうか。
N: ある意味、昔の自分のことを覚えていない方が幸せ、なのでしょうか・・・・・。

>「どいて!みんな!ラグナブレード!!」
>虚無の刃がゲルヴァに向かって振り下ろされる。
>「そんなもの―――っ!!?」
>刃の前に立ち塞がる鎖たちを切り裂き、そのままゲルヴァの右肩から下に下りた。
>「ぐ・・・あ・・・・・」
>ゼロスの錐を喰らっても平然としていたゲルヴァだったが、さすがに虚無の力は堪えたらしく、ズズッと後ろへよろめき、動きが止まる。
>ぼとりと肩口から斬られた右腕が、地面に落ちた。

ゲルヴァさんはラグナブレードのことは知らなかったのですね。
A: 鎖ごと腕を切られて、深手を負ったゲルヴァさん。
   もう戦う力は残っていないのでしょうか。
N: もう、これ以上・・・・苦しんで欲しくはないですわ。
   リナさん。せめて一太刀で・・・・楽にしてあげてください。

>「あの方もこの呪文はさすがに堪えたみたいですね。」
>クセのある笑みを浮かべながら、ゼロスが言った。
>「さてリナさん、トドメを。」

ゼロスさんは、まだダメージが残っているのでしょうか。
だから自分で、ゲルヴァさんのトドメをささなかったのですか。
A: 勝手にゲルヴァさんに、攻撃したりしたら・・・・リナさんに怒られそうですが(汗)
N: ゼロスさんは、皆さんの迷い悩む感情を食べて
   力の回復をなさっていそうですわね。

>しかしリナは戸惑いの表情を浮かべていた。
>「・・・・他に方法はないの?」
>「先程も言いましたが、ああなってしまっては元には戻りません。さあ、アレが来る前に――――」

やはり他には救う手立てはないのですか。
A: たとえ他の方法があった、としても、ゼロスさんが簡単に教えてくれますかどうか。
N: ゼロスさんとしては、ゲルヴァさんを早く倒してしまいたいのでょうね。

>ゼロスがそう言ったとき、ニーヤが”闇黒の書”を抱えてゲルヴァの元へ走り出した。
>「あ、ニーヤちゃん!!」
>アメリアが叫ぶ。
>ニーヤはゲルヴァのすぐ側まで走り寄ると、”闇黒の書”を広げた。
>「・・・・・・おにいちゃん・・・・・・」
>静かに呟いたその声に、リナたちは衝撃を受ける。
>そのとき”闇黒の書”から、鋭い電光が走った。
>それはゲルヴァの全身を覆った。
>「ごめんなさい・・・・・・」

ゲルヴァさんとニーヤちゃんは・・・・・兄妹だったのですか。
A: 実のお兄さんを救うためとはいえ・・・・・悲しい選択ですね。
N: ニーヤちゃん・・・・・自分の手でお兄さんを闇から救ってあげたのですね。

>ふと見ると、村の入り口に一人の男が立っていた。
>黒のシルクハットを目深に被り、黒のタキシードのような礼服にその上に黒のコート、そして首には白いマフラー。
>そして黒光りするステッキが白の手袋をした手に握られていた。
>「あいつは――!?」
>ゼルガディスが叫んだ。
>前に山道ですれ違った者。まさにそれであった。

黒と白に統一されたお姿の方の登場ですね。
A: ゲルヴァさんの味方の方でしょうか。
N: なぜか、スラブ神話の黒の神と白の神のことを思い出しました。
顔も髪も手足も・・・・・素肌が、どこからも見えない御姿なのですね・・・。

>「ちっ、間に合いませんでしたか・・・・・」
>ゼロスが忌々しげに呟く。
>落ち着いて聞いていたならば、その声がどこか畏れがあったと気づいたであろう。

ゼロスさんが・・・・・畏れている・・・・(汗)
A: ゼロスさんが危ぐしていた事態になってしまったのですね。
N: どれほどの『力』を秘めているのかしら。

>「ゼル・・・・あいつを知ってるの?」
>「前にすれ違っただけだ。詳しいことは知らん。」
>男の異質な空気に嫌な汗が流れる。
>「だが、すれ違っただけだったのを天に感謝したよ。」
>「あんたにそう言わせるなんてね・・・・・」
>知らず声が震えていた。

昔、幽●白書で、『相手の強さがわかるのも実力のうち』(でしたっけ?)という
台詞を読んだことがあります。
A: ゼルガディスさんほどの実力者に、ここまで言わせるとは・・・・。
N: リナさん達も、異質な雰囲気に戸惑っているのでしょうか。

>「ゼロス・・・・・なんなのよ、こいつ。」
>「アレが僕たちが”闇の向こう側より来る者”と呼んでいるモノです。」
>真剣な表情でゼロスが言った。
>「強いの?」
>「ええ。僕も昔2度ほど対峙しましたが、こてんぱんでしたよ。」
>さらりととんでもないことを口にするゼロス。
>「あんたがこてんぱん?いったい何者よ・・・」

ついに、登場なのですね。
しかもゼロスさんが、まったく歯がたたない・・・・・恐ろしい方ですね(汗)
A: あの方がこの世界へ来たときは、ゼロスさんが迎え撃つ役目になっていたのでしょうか。
N: 昔は、どうやって“向こう側”へ帰ってもらったのかしら。

>「アレがいつ頃から現れたのかはよく知りませんが、何十年かの周期でこの世界へとやって来るのですよ。」
>そのとき、
>「饗はここかね?」
>男が口を開いた。
>「饗・・・・?」
>「そうです。僕たちが”妖しの路”と呼んでいるものを通って、アレはやって来ます。いつ開くのかは分かりませんが、路が開く場所は大体決まっています。この村もその場所のひとつだったようですね。」
>油断無く構えながらゼロスが話を続ける。
>「アレは訪れた先の村で、莫大なもてなしを要求してくるのです。酒やご馳走、そして何人かの人間――まあ、生贄のようなものですよ。」
>「で、見返りは?」
>「なにもありません。御伽噺ならそれほどまでの捧げ物に対してそれに見合う利益があるのですけどね。求めるだけです。そしてもてなしがなければ、その村だけでなく、周りの町や村にも災厄が降り注ぐんですよ。」

定期的に勝手にやって来て・・・・・もてなさないと・・・・・災いをもたらす・・・・・。
あなたは・・・・・・・・・疫病神ですか・・・・・。
A: 飲み食いして、生贄まで要求して・・・・・・見返りなし・・・・ですか。
N: そういう迷惑な存在に対抗する方法は、ないのでしょうか。

>「なんちゅー迷惑な奴よ。」
>「まったくだ・・・・・リナの悪名が可愛く聞こえるな。」
>「どーゆー意味かしら?ゼルちゃん。」
>リナの地の底から響くような声に、ゼルガディスは冷や汗を流しながら黙り込む。

ゼルガディスさん・・(汗)・・・・無茶なことを言いますね。
A: 流石はゼルガディスさん。身をていして場を和ませようとするとは♪
N: やはりお茶目な方ですわね♪
あの・・・・・ゼルガディスさんが聞いたら・・・・怒ると思いますよ・・・・。

>「もてなしとなった人間やアレに立ち向かっていった人間は”向こう側”へ呑まれるのですが、ごくまれに闇の従者となって存在したりもするようですよ。」
>「じゃあ、ゲルヴァたちも・・・・」
>「ええ、なれの果て、でしょう。」
>ゼロスの言葉に沈黙するリナ。
>「饗はここかね?」
>三度男が尋ねる。
>「違うって言ってるでしょ!」
>「おかしいね。道標はここのはずだが。」
>静かに男が言う。

道標・・・・・あの教会の中にある何かが、“向こう側”から呼び寄せたのでしょうか。
A: 生贄にされたあげく・・・・・闇の従者として・・・・・自分の意思を失い働かせる・・・・
   随分と酷いことをしますね。
N: 本当に、何を目的にやって来ているのかしら。

>「それに帰り人がいる。」
>男はニーヤに顔を向けた。
>ニーヤは恐怖に体を震わせ、怯えていた。
>「もう一度向こうへ行くがいい。」
>そう言って、ニーヤに向かって歩き出した。
>「ヒ・・・」
>石になったようにニーヤは体を強張らせる。
>「ニーヤ!!」
>リナたちが駆け寄ろうとしたとき―――
> じゃらり
>鎖が男の首に巻きつき、鍵爪が食い込んだ。
>「あ、あんた・・・・・・」
>よろりとゲルヴァが立ち上がり、鎖を掴んでいた。
>「早くニーヤを・・・・」

ゲルヴァさん。自分の心を取り戻したのですね。
A: 最後の力を振り絞って・・・・・ニーヤちゃんを助けようとしたのですね。
N: 兄妹の絆が、ゲルヴァさんに自分を取り戻させる力となったのかしら。

>ゲルヴァの言葉に、リナたちはニーヤを保護する。
>「今のうちに行くんだ。」
>じゃらっと鎖を強く引っ張りながら、リナたちに言う。
>「さあ、早――!!?」
>グボッとゲルヴァの口から血が零れ落ちた。
>見るとその喉に、貫かれたような穴が開いていた。
>そして傷の先には、男がステッキの先端をゲルヴァに向けていた。
>そのステッキの延長線上にゲルヴァの喉があった。

ステッキから、何か力を振るったのでしょうか。
A: ムゴイ攻撃ですね。苦しいでしょうね。
N: なんとか時間を稼ごうとしているゲルヴァさんを、なぶるつもりなのでしょうか。

>ヒュー、ヒューと呼気を漏らしながら、ゲルヴァがよろめいた。
>なんとか踏みとどまり、視線を前に向けると、男がふわりと宙に浮かび、音も無く滑るようにすぐ近くまで来ていた。
>男の手がゲルヴァの頭を掴み、男とゲルヴァが交錯した。
>スッと男が地面に降り立ったとき、ゲルヴァの残りの四肢だけがそこにあった。

ゲルヴァさん・・・・・・亡くなってしまいましたね。
A: 最後にニーナちゃんのことを助けることが出来たのが・・・・・。
N: せめてもの・・・・・・・救いですわね。

>第10話でした。
>ついに真の敵の登場です。
>過去にゼロスをこてんぱんにした存在。
>果たしてリナたちに勝機はあるのか。

面白かったです。ゲルヴァさん・・・・・・どうか安らかにお眠りください。
真の敵とリナさんたちとの最後の戦いですね。
圧倒的な力を持っている敵との戦い・・・・どうなってしまうのでしょうか。

>待て、次回!!
>
>って、そんなに期待しなくていいですけどね。

はい、楽しみに待たせて頂きます。
続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。

季節の変わり目ですので、お体にお気を付けてお元気で
では、失礼します。

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25036Re:ゲルヴァさん・・・・・。棒太郎 2003/3/6 22:45:18
記事番号25014へのコメント


>こんばんは、棒太郎さん。
>お元気ですか、猫楽者です。
>続きなのですね♪お待ちしておりました♪
>A: こんばんは、棒太郎さん。
>   どうにか復活しました。Aです。
>   ついに黒幕さんの登場でしょうか。
>N: こんばんは、棒太郎さん。
>   戦いがどうなるのか、とても気になっていました。Nです。
>   いよいよ山場なのですね。

こんばんわ、猫楽者さん、N様。
そしてA様。復活おめでとうございます。さぞや大変だったでしょう。

>>リナは決意を固めた瞳でゲルヴァを見た。
>>「・・・・・・悔しいわ。あんたを救う方法がこんなのしかないなんて・・・・」
>>「・・・・・・・・・・」
>>「リナ・・・・・・・・・」
>>その呟きをじっと聞く一同。
>
>リナさんは優しいですね。
>A: 開放するためには、永遠に眠らせるしかない・・・・・辛いですね。
>N: 心まで支配されて、望まないまま生きるか・・・・・
>   自由を取り戻して・・・・逝ってしまうか・・・・どちらも悲しいですね。
>最後に呟いているのは、ガウリイさんでしょうか。
>ガウリイさん、ゼルガディスさん、アメリアさんも、きっと同じお気持ちなのでしょうね。

そうですね。リナたちにとって、辛い選択ですね・・・・・

>> じゃらり
>>一同を囲むように、周りに無数の鎖が垂れ下がっている。
>>生物の鳴き声のようにじゃらじゃらと音を立てる。
>>「さあ、向こう側へ誘おう。」
>>ゲルヴァの声が響く。
>
>ゲルヴァさんは、たったひとりになっても自分の役目を果たそうとしているのですね。
>A: “向こう側”の手先として、戦い続けていたのでしょうか。
>N: ある意味、昔の自分のことを覚えていない方が幸せ、なのでしょうか・・・・・。

ある意味人間的な感情はありませんからね。
一人になってもあまり感慨はないのでしょう。

>>「どいて!みんな!ラグナブレード!!」
>>虚無の刃がゲルヴァに向かって振り下ろされる。
>>「そんなもの―――っ!!?」
>>刃の前に立ち塞がる鎖たちを切り裂き、そのままゲルヴァの右肩から下に下りた。
>>「ぐ・・・あ・・・・・」
>>ゼロスの錐を喰らっても平然としていたゲルヴァだったが、さすがに虚無の力は堪えたらしく、ズズッと後ろへよろめき、動きが止まる。
>>ぼとりと肩口から斬られた右腕が、地面に落ちた。
>
>ゲルヴァさんはラグナブレードのことは知らなかったのですね。
>A: 鎖ごと腕を切られて、深手を負ったゲルヴァさん。
>   もう戦う力は残っていないのでしょうか。
>N: もう、これ以上・・・・苦しんで欲しくはないですわ。
>   リナさん。せめて一太刀で・・・・楽にしてあげてください。

人間が虚無の力を操れるとは思いませんからね。これは予想外の出来事です。
でもル・ランがいたら、コピーされてたかもしれませんね。

>>「あの方もこの呪文はさすがに堪えたみたいですね。」
>>クセのある笑みを浮かべながら、ゼロスが言った。
>>「さてリナさん、トドメを。」
>
>ゼロスさんは、まだダメージが残っているのでしょうか。
>だから自分で、ゲルヴァさんのトドメをささなかったのですか。
>A: 勝手にゲルヴァさんに、攻撃したりしたら・・・・リナさんに怒られそうですが(汗)
>N: ゼロスさんは、皆さんの迷い悩む感情を食べて
>   力の回復をなさっていそうですわね。

より確実をとるためにリナにまかせようとしました。

>>しかしリナは戸惑いの表情を浮かべていた。
>>「・・・・他に方法はないの?」
>>「先程も言いましたが、ああなってしまっては元には戻りません。さあ、アレが来る前に――――」
>
>やはり他には救う手立てはないのですか。
>A: たとえ他の方法があった、としても、ゼロスさんが簡単に教えてくれますかどうか。
>N: ゼロスさんとしては、ゲルヴァさんを早く倒してしまいたいのでょうね。

ゼロスにしてみれば、厄介なものは早めに始末したいでしょうからね。

>>ゼロスがそう言ったとき、ニーヤが”闇黒の書”を抱えてゲルヴァの元へ走り出した。
>>「あ、ニーヤちゃん!!」
>>アメリアが叫ぶ。
>>ニーヤはゲルヴァのすぐ側まで走り寄ると、”闇黒の書”を広げた。
>>「・・・・・・おにいちゃん・・・・・・」
>>静かに呟いたその声に、リナたちは衝撃を受ける。
>>そのとき”闇黒の書”から、鋭い電光が走った。
>>それはゲルヴァの全身を覆った。
>>「ごめんなさい・・・・・・」
>
>ゲルヴァさんとニーヤちゃんは・・・・・兄妹だったのですか。
>A: 実のお兄さんを救うためとはいえ・・・・・悲しい選択ですね。
>N: ニーヤちゃん・・・・・自分の手でお兄さんを闇から救ってあげたのですね。

後で書くと思いますが、二人は血の繋がった兄妹ではないです。
でも本当の兄妹のように育ってきました。

>>ふと見ると、村の入り口に一人の男が立っていた。
>>黒のシルクハットを目深に被り、黒のタキシードのような礼服にその上に黒のコート、そして首には白いマフラー。
>>そして黒光りするステッキが白の手袋をした手に握られていた。
>>「あいつは――!?」
>>ゼルガディスが叫んだ。
>>前に山道ですれ違った者。まさにそれであった。
>
>黒と白に統一されたお姿の方の登場ですね。
>A: ゲルヴァさんの味方の方でしょうか。
>N: なぜか、スラブ神話の黒の神と白の神のことを思い出しました。
>顔も髪も手足も・・・・・素肌が、どこからも見えない御姿なのですね・・・。

こいつが本当の敵です。
味方じゃなくて、元凶ですな。

>>「ちっ、間に合いませんでしたか・・・・・」
>>ゼロスが忌々しげに呟く。
>>落ち着いて聞いていたならば、その声がどこか畏れがあったと気づいたであろう。
>
>ゼロスさんが・・・・・畏れている・・・・(汗)
>A: ゼロスさんが危ぐしていた事態になってしまったのですね。
>N: どれほどの『力』を秘めているのかしら。

途方もなく強い力の持ち主です。
龍神や魔王をも越えるかもしれません。

>>「ゼル・・・・あいつを知ってるの?」
>>「前にすれ違っただけだ。詳しいことは知らん。」
>>男の異質な空気に嫌な汗が流れる。
>>「だが、すれ違っただけだったのを天に感謝したよ。」
>>「あんたにそう言わせるなんてね・・・・・」
>>知らず声が震えていた。
>
>昔、幽●白書で、『相手の強さがわかるのも実力のうち』(でしたっけ?)という
>台詞を読んだことがあります。
>A: ゼルガディスさんほどの実力者に、ここまで言わせるとは・・・・。
>N: リナさん達も、異質な雰囲気に戸惑っているのでしょうか。

ありましたね、その台詞。
実際でも自分のレベルがあがれば、相手の強さも自然にわかりますからね。

>>「ゼロス・・・・・なんなのよ、こいつ。」
>>「アレが僕たちが”闇の向こう側より来る者”と呼んでいるモノです。」
>>真剣な表情でゼロスが言った。
>>「強いの?」
>>「ええ。僕も昔2度ほど対峙しましたが、こてんぱんでしたよ。」
>>さらりととんでもないことを口にするゼロス。
>>「あんたがこてんぱん?いったい何者よ・・・」
>
>ついに、登場なのですね。
>しかもゼロスさんが、まったく歯がたたない・・・・・恐ろしい方ですね(汗)
>A: あの方がこの世界へ来たときは、ゼロスさんが迎え撃つ役目になっていたのでしょうか。
>N: 昔は、どうやって“向こう側”へ帰ってもらったのかしら。

他の世界の者にこの世界を荒らされるのは面白くないので、向かっていったんですが・・・・・・・・
後にもありますが、饗宴を受ければ、勝手に帰っていきます。こいつ。

>>「アレがいつ頃から現れたのかはよく知りませんが、何十年かの周期でこの世界へとやって来るのですよ。」
>>そのとき、
>>「饗はここかね?」
>>男が口を開いた。
>>「饗・・・・?」
>>「そうです。僕たちが”妖しの路”と呼んでいるものを通って、アレはやって来ます。いつ開くのかは分かりませんが、路が開く場所は大体決まっています。この村もその場所のひとつだったようですね。」
>>油断無く構えながらゼロスが話を続ける。
>>「アレは訪れた先の村で、莫大なもてなしを要求してくるのです。酒やご馳走、そして何人かの人間――まあ、生贄のようなものですよ。」
>>「で、見返りは?」
>>「なにもありません。御伽噺ならそれほどまでの捧げ物に対してそれに見合う利益があるのですけどね。求めるだけです。そしてもてなしがなければ、その村だけでなく、周りの町や村にも災厄が降り注ぐんですよ。」
>
>定期的に勝手にやって来て・・・・・もてなさないと・・・・・災いをもたらす・・・・・。
>あなたは・・・・・・・・・疫病神ですか・・・・・。
>A: 飲み食いして、生贄まで要求して・・・・・・見返りなし・・・・ですか。
>N: そういう迷惑な存在に対抗する方法は、ないのでしょうか。

まあ、理不尽な存在ですよね。

>>「なんちゅー迷惑な奴よ。」
>>「まったくだ・・・・・リナの悪名が可愛く聞こえるな。」
>>「どーゆー意味かしら?ゼルちゃん。」
>>リナの地の底から響くような声に、ゼルガディスは冷や汗を流しながら黙り込む。
>
>ゼルガディスさん・・(汗)・・・・無茶なことを言いますね。
>A: 流石はゼルガディスさん。身をていして場を和ませようとするとは♪
>N: やはりお茶目な方ですわね♪
>あの・・・・・ゼルガディスさんが聞いたら・・・・怒ると思いますよ・・・・。

自ら墓穴に足を突っ込んでしまいましたね。

>>「もてなしとなった人間やアレに立ち向かっていった人間は”向こう側”へ呑まれるのですが、ごくまれに闇の従者となって存在したりもするようですよ。」
>>「じゃあ、ゲルヴァたちも・・・・」
>>「ええ、なれの果て、でしょう。」
>>ゼロスの言葉に沈黙するリナ。
>>「饗はここかね?」
>>三度男が尋ねる。
>>「違うって言ってるでしょ!」
>>「おかしいね。道標はここのはずだが。」
>>静かに男が言う。
>
>道標・・・・・あの教会の中にある何かが、“向こう側”から呼び寄せたのでしょうか。
>A: 生贄にされたあげく・・・・・闇の従者として・・・・・自分の意思を失い働かせる・・・・
>   随分と酷いことをしますね。
>N: 本当に、何を目的にやって来ているのかしら。

本当に何が目的かわかりませんね。飲み食いしに来るのは確実ですが。

>>「それに帰り人がいる。」
>>男はニーヤに顔を向けた。
>>ニーヤは恐怖に体を震わせ、怯えていた。
>>「もう一度向こうへ行くがいい。」
>>そう言って、ニーヤに向かって歩き出した。
>>「ヒ・・・」
>>石になったようにニーヤは体を強張らせる。
>>「ニーヤ!!」
>>リナたちが駆け寄ろうとしたとき―――
>> じゃらり
>>鎖が男の首に巻きつき、鍵爪が食い込んだ。
>>「あ、あんた・・・・・・」
>>よろりとゲルヴァが立ち上がり、鎖を掴んでいた。
>>「早くニーヤを・・・・」
>
>ゲルヴァさん。自分の心を取り戻したのですね。
>A: 最後の力を振り絞って・・・・・ニーヤちゃんを助けようとしたのですね。
>N: 兄妹の絆が、ゲルヴァさんに自分を取り戻させる力となったのかしら。

闇黒の書から出た力が途中で途切れてしまったので、かろうじて戻りました。

>>ゲルヴァの言葉に、リナたちはニーヤを保護する。
>>「今のうちに行くんだ。」
>>じゃらっと鎖を強く引っ張りながら、リナたちに言う。
>>「さあ、早――!!?」
>>グボッとゲルヴァの口から血が零れ落ちた。
>>見るとその喉に、貫かれたような穴が開いていた。
>>そして傷の先には、男がステッキの先端をゲルヴァに向けていた。
>>そのステッキの延長線上にゲルヴァの喉があった。
>
>ステッキから、何か力を振るったのでしょうか。
>A: ムゴイ攻撃ですね。苦しいでしょうね。
>N: なんとか時間を稼ごうとしているゲルヴァさんを、なぶるつもりなのでしょうか。

こいつの力の一部ですね。
どういうのかというと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何か凄いものだと思ってください(汗)

>>ヒュー、ヒューと呼気を漏らしながら、ゲルヴァがよろめいた。
>>なんとか踏みとどまり、視線を前に向けると、男がふわりと宙に浮かび、音も無く滑るようにすぐ近くまで来ていた。
>>男の手がゲルヴァの頭を掴み、男とゲルヴァが交錯した。
>>スッと男が地面に降り立ったとき、ゲルヴァの残りの四肢だけがそこにあった。
>
>ゲルヴァさん・・・・・・亡くなってしまいましたね。
>A: 最後にニーナちゃんのことを助けることが出来たのが・・・・・。
>N: せめてもの・・・・・・・救いですわね。

そうですね。それが救いですね。

>>第10話でした。
>>ついに真の敵の登場です。
>>過去にゼロスをこてんぱんにした存在。
>>果たしてリナたちに勝機はあるのか。
>
>面白かったです。ゲルヴァさん・・・・・・どうか安らかにお眠りください。
>真の敵とリナさんたちとの最後の戦いですね。
>圧倒的な力を持っている敵との戦い・・・・どうなってしまうのでしょうか。

更なる苦戦を強いられることは必至でしょう。
さてリナたちはどう立ち向かっていくか。

>>待て、次回!!
>>
>>って、そんなに期待しなくていいですけどね。
>
>はい、楽しみに待たせて頂きます。
>続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。
>
>季節の変わり目ですので、お体にお気を付けてお元気で
>では、失礼します。

いつもありがとうございます。
続き、なるべく早いうちにだせるようにします。
それでは。

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25035Re:黒邪の王 102003/3/6 20:49:46
記事番号25008へのコメント

お久しぶりの渚でありまするー!

>リナは決意を固めた瞳でゲルヴァを見た。
>「・・・・・・悔しいわ。あんたを救う方法がこんなのしかないなんて・・・・」
 リナの気持ち、よく分かります。本当にほかに方法はないの!?
>「あの方もこの呪文はさすがに堪えたみたいですね。」
>クセのある笑みを浮かべながら、ゼロスが言った。
 うぐぅ、なんだかゼロス、うれしそう・・・・。やっぱり、魔族、といったところでしょうか。 
>ゼロスがそう言ったとき、ニーヤが”闇黒の書”を抱えてゲルヴァの元へ走り出した。
 一体何をするつもり!?(どきどき)
>ニーヤがそう呟いた時、不意に空気が大きくざわめき、そして凍りついた。
>異様な気配が辺りを侵食した。
>「これはっ!!」
>ゼロスが大きく目を見開いた。
 ほえっ!? ゼロスは何か知ってるみたいだけど、また何か起こるの!?
>「ちっ、間に合いませんでしたか・・・・・」
>ゼロスが忌々しげに呟く。
>落ち着いて聞いていたならば、その声がどこか畏れがあったと気づいたであろう。
 おおっ!ゼロスがこんな口調なんて・・・・なんて貴重な!!
 みんなそれを聞き逃すなんて、なんて惜しい(笑)
>「ええ。僕も昔2度ほど対峙しましたが、こてんぱんでしたよ。」
>さらりととんでもないことを口にするゼロス。
 ゼ、ゼロスがこてんぱんー!?なんて恐ろしいんだ。
 リナたちまたもや、大ピーンチ!!
>「なんちゅー迷惑な奴よ。」
>「まったくだ・・・・・リナの悪名が可愛く聞こえるな。」
>「どーゆー意味かしら?ゼルちゃん。」
>リナの地の底から響くような声に、ゼルガディスは冷や汗を流しながら黙り込む。
 こんな漫才ができるなんて、まだまだ余裕なのかしら。
 まあ、確かにリナちゃんのほうか可愛く聞こえるけど・・・・
 たとえストレス発散で山ひとつ消し飛ばしても、それに・・・・
リナ:なーにが言いたいのかしら・・・・?
 (汗)さあ、続きを読もう!!
>「もてなしとなった人間やアレに立ち向かっていった人間は”向こう側”へ呑まれるのですが、ごくまれに闇の従者となって存在したりもするようですよ。」
>「じゃあ、ゲルヴァたちも・・・・」
>「ええ、なれの果て、でしょう。」
 そんにゃー!!可愛そうすぎる。
>よろりとゲルヴァが立ち上がり、鎖を掴んでいた。
>「早くニーヤを・・・・」
>ゲルヴァの言葉に、リナたちはニーヤを保護する。
>「今のうちに行くんだ。」
>じゃらっと鎖を強く引っ張りながら、リナたちに言う。
 ゲルヴァさん、元に戻った・・・・?うれしいよー!!
 しかもニーヤとお知り合い?
>スッと男が地面に降り立ったとき、ゲルヴァの残りの四肢だけがそこにあった。
 喜んだのもつかも間・・・・・。
 ゲルヴァーさーん!!
 次はリナたちと対戦でしょうか?続きを楽しみにしています。

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25037Re:黒邪の王 10棒太郎 2003/3/6 22:54:44
記事番号25035へのコメント


>お久しぶりの渚でありまするー!

こんばんわ、渚さん。お久し振りです。

>>リナは決意を固めた瞳でゲルヴァを見た。
>>「・・・・・・悔しいわ。あんたを救う方法がこんなのしかないなんて・・・・」
> リナの気持ち、よく分かります。本当にほかに方法はないの!?
>>「あの方もこの呪文はさすがに堪えたみたいですね。」
>>クセのある笑みを浮かべながら、ゼロスが言った。
> うぐぅ、なんだかゼロス、うれしそう・・・・。やっぱり、魔族、といったところでしょうか。

そうですね。感覚が人間とは違いますからね。
 
>>ゼロスがそう言ったとき、ニーヤが”闇黒の書”を抱えてゲルヴァの元へ走り出した。
> 一体何をするつもり!?(どきどき)

ゲルヴァを助けるため、彼女は行きます。

>>ニーヤがそう呟いた時、不意に空気が大きくざわめき、そして凍りついた。
>>異様な気配が辺りを侵食した。
>>「これはっ!!」
>>ゼロスが大きく目を見開いた。
> ほえっ!? ゼロスは何か知ってるみたいだけど、また何か起こるの!?
>>「ちっ、間に合いませんでしたか・・・・・」
>>ゼロスが忌々しげに呟く。
>>落ち着いて聞いていたならば、その声がどこか畏れがあったと気づいたであろう。
> おおっ!ゼロスがこんな口調なんて・・・・なんて貴重な!!
> みんなそれを聞き逃すなんて、なんて惜しい(笑)

そうですね。こういうゼロスの姿は本当にレア物でしょうから。
惜しいことをしましたね

>>「ええ。僕も昔2度ほど対峙しましたが、こてんぱんでしたよ。」
>>さらりととんでもないことを口にするゼロス。
> ゼ、ゼロスがこてんぱんー!?なんて恐ろしいんだ。
> リナたちまたもや、大ピーンチ!!

一難去ってまた一難。さらに厄介なものがやってきました。

>>「なんちゅー迷惑な奴よ。」
>>「まったくだ・・・・・リナの悪名が可愛く聞こえるな。」
>>「どーゆー意味かしら?ゼルちゃん。」
>>リナの地の底から響くような声に、ゼルガディスは冷や汗を流しながら黙り込む。
> こんな漫才ができるなんて、まだまだ余裕なのかしら。
> まあ、確かにリナちゃんのほうか可愛く聞こえるけど・・・・
> たとえストレス発散で山ひとつ消し飛ばしても、それに・・・・
>リナ:なーにが言いたいのかしら・・・・?
> (汗)さあ、続きを読もう!!

まあ、この理不尽さに比べたら、リナも可愛いもんですわね。

>>「もてなしとなった人間やアレに立ち向かっていった人間は”向こう側”へ呑まれるのですが、ごくまれに闇の従者となって存在したりもするようですよ。」
>>「じゃあ、ゲルヴァたちも・・・・」
>>「ええ、なれの果て、でしょう。」
> そんにゃー!!可愛そうすぎる。

呑まれても、従者となってもどっちも不幸ですね。

>>よろりとゲルヴァが立ち上がり、鎖を掴んでいた。
>>「早くニーヤを・・・・」
>>ゲルヴァの言葉に、リナたちはニーヤを保護する。
>>「今のうちに行くんだ。」
>>じゃらっと鎖を強く引っ張りながら、リナたちに言う。
> ゲルヴァさん、元に戻った・・・・?うれしいよー!!
> しかもニーヤとお知り合い?

血は繋がってないけど、兄妹ッス。

>>スッと男が地面に降り立ったとき、ゲルヴァの残りの四肢だけがそこにあった。
> 喜んだのもつかも間・・・・・。
> ゲルヴァーさーん!!
> 次はリナたちと対戦でしょうか?続きを楽しみにしています。

ゲルヴァさん、堕つ。
リナたちも苦戦が続きますね。

読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。

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