◆−三つ目ツリーv祝!キッズにての無印スレイ再放送v−かお (2002/12/21 00:07:40) No.23888
 ┣スレイヤーズフォーエバー第18話−かお (2002/12/21 00:16:02) No.23889
 ┃┣すぅみぃまぁせぇん〜〜〜っ!−奈月るり (2002/12/21 11:59:39) No.23896
 ┃┃┗ぎゃうっ!(私も読み逃げしてるのに・・)−かお (2002/12/21 23:07:15) No.23918
 ┃┣いい性格してますね…、シルフィール。−にゅーよーく (2002/12/21 16:19:41) No.23901
 ┃┃┗こちらの世界では、リナと小笹馴染みのシルフィールv−かお (2002/12/21 23:27:17) No.23919
 ┃┗久々のレス・・・・−闇竜翔 (2002/12/21 22:41:51) No.23914
 ┃ ┗ヴ!!(汗)私も読み逃げしてるのに・・(滝汗)−かお (2002/12/22 00:06:43) No.23920
 ┣スレイヤーズフォーエバー・第19話−かお (2002/12/21 22:50:21) No.23917
 ┃┗いよいよ大詰ってかんじですね!−にゅーよーく (2002/12/22 02:04:06) No.23922
 ┃ ┗20話は視覚的にもきついので了解くださいな(まて!)−かお (2002/12/23 01:28:22) No.23940
 ┣スレイヤーズフォーエバー・第20話−かお (2002/12/23 01:12:02) No.23939
 ┃┗レゾのクソ野郎っ!(お下品v)−にゅーよーく (2002/12/23 11:21:01) No.23943
 ┃ ┗これは、あくまでコピーレゾv(まて!)−かお (2002/12/24 01:48:44) No.23954
 ┣スレイヤーズフォーエバー・第21話−かお (2002/12/24 01:31:34) No.23953
 ┃┗幼馴染…v−にゅーよーく (2002/12/24 12:43:22) No.23963
 ┃ ┗確かに、あの蝋燭は邪魔だ(爆!)−かお (2002/12/26 11:18:12) No.24001
 ┣スレイヤーズフォーエバー・第22話−かお (2002/12/26 00:04:02) No.23999
 ┃┗塾の先生がシヌほど嫌いですv−にゅーよーく (2002/12/27 00:10:36) No.24032
 ┣スレイヤーズフォーエバー第23話−かお (2002/12/26 00:05:50) No.24000
 ┃┗結局夜になってしまった…。−にゅーよーく (2002/12/27 21:47:55) NEW No.24046
 ┃ ┗降魔戦争と同じく回想映像だけです。−かお (2002/12/28 00:36:47) NEW No.24055
 ┣スレイヤーズフォーエバー・第24話−かお (2002/12/27 02:04:55) NEW No.24033
 ┃┗もうそろそろ終わりですね…。(−−)−にゅーよーく (2002/12/27 22:42:36) NEW No.24050
 ┃ ┗まけてます(自覚はある)−かお (2002/12/28 00:22:32) NEW No.24054
 ┣スレイヤーズフォーエバー第25話−かお (2002/12/28 00:05:14) NEW No.24053
 ┃┗今回のインパクト大賞受賞者はフィルさんですv(まて)−にゅーよーく (2002/12/28 15:43:59) NEW No.24063
 ┃ ┗ええ!?もう出てる!?(汗)−かお (2002/12/28 23:30:13) NEW No.24074
 ┣スレイヤーズフォーエバー・第26話−かお (2002/12/28 23:15:58) NEW No.24072
 ┃┣助かってよかった…v−にゅーよーく (2002/12/29 02:25:33) NEW No.24077
 ┃┗NEXT編も希望vv(マテ)−海藤雄馬 (2002/12/29 19:46:28) NEW No.24091
 ┗スレイヤーズフォーエバー・エピローグ−かお (2002/12/30 01:20:24) NEW No.24111


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23888三つ目ツリーv祝!キッズにての無印スレイ再放送vかお E-mail URL2002/12/21 00:07:40


こんにちわ。
二つのツリーでは終われなかった薫(かお)です・・・。
というわけで、いっきます!新ツリー!
のりは、おもいっきり、私が書いている無謀にも、リナ=インバース=金色の王。
のエル様漫遊記v
そのメンバーが、ガウリイのいない世界、つまりは、平行世界に、
迷い込んだというお話ですv
完全無欠の、無印スレイヤーズアニメのパロディですv
というわけで、みたことないよ?
先がわかって面白くないからいや!
という人は、ご遠慮くださいv
ちなみに。
私の持ちキャラ・・・・。
菫ちゃん(宇宙の姫)・・・でてます。(まて!)
え?リレーはどうしたって?
漫遊記の番外編は・・って?
・・・・・・すいません!まだ一行も打ち込んでないです!!(実話)
それでは!
とりあえず、目指せ!今年中のこの話の終わり!
では、上記を納得の人のみどーぞv
以前のは。
著者別に登録してありますv
では!いっきます!

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23889スレイヤーズフォーエバー第18話かお E-mail URL2002/12/21 00:16:02
記事番号23888へのコメント


  こんにちわ。
  またまた新ツリーての投稿です(書き殴りにて♪)
  この話は、祝!キッズステーション!無印スレイヤーズ!
  再放送!!!!(わぁぁぃv)
  というわけで、無謀にも(爆!)無印スレイヤーズ。
  そのパロディです。   
  しかも、のりは、私の書いてる、(まて!)
  エル様漫遊記のキャラが。  
  ガウリイの存在してない、世界に紛れ込んでいる!
  というお話しですv
  エル様漫遊記って・・何?
  という人は、著者別リスト(または私のホムペの小説2)にて。
  (こちらの番外編は、随時リクエスト募集しておりますv
    つまりは、スペシャルの話か、またはオリジナルでもオッケーv)
  つまりは、
  リナ=インバースが、金色の王(ロードオブナイトメア)だったら?
  というコンセプトに書かれている話なのですけど(爆!)
  というわけで。
  只今、登場しているのは。
  リナが二人(一人はエル様)アメリア二人。ゼルガディス二人。
  ガウリイ・・一人(爆!)
  そして、薫のオリキャラ(持ちキャラともいう)
  菫ちゃん(別名:宇宙の姫・ユニバースオブザプリンセス)
  (ちなみに、エル様と同じ存在です・・まてまてまて!)
  それでは!
  いってみましょう!
  今回は・・・・登場!この世界のシルフィールvv
  んっふふふ♪
  それでは、いっきます!
  (でも、私のところ・・キッズ・・見れないんですけどね・・・涙
    ま、いーさ。DVD・・全巻そろえてるもんv)
  それでは。
  またまた起きたら、十時で。
  午前中の打ち込みというか、仕事前の一本打ち込み。
  不可能な薫なのです!
  ではでは!
  
  

####################################



  スレイヤーズフォーエバー 第18話 〜シルフィールとシルフィール〜


  「待つのだ、ザングルス。」
  カラン。
  「五月蝿い!俺は、あんたに義理立てする義理はねえ。」
  いいつつ。
  帽子を目深にかぶりなおし。
  店を出てゆく、一人の男性。
  今回の手配をかけた本人。
  その人物に雇われている、ザングルス。
  大して。
  もう一人、フードを目深にかぶっている男性は。
  その人物が作り出しているコピー。
  といっても、その人物がオリジナルではないけれど。
  コピーということを指し示すように。
  その額には、紅い色のルビー。
  このルビーで、情報を集めたり、遠くから、操っているのだけど。
  ビュウウウ・・・・。
  そこに、ひときわ大きな風がふき。
  ふわり。
  コピーの男性のフードが。
  頭からはがれてゆく。
  ・・・・・・・・・・・。
  しばし、沈黙のうち。 
  「ぶわっはははは!お前・・その頭・・・・・ぶわっはははは!」
  指を指し。
  その場で、転がりつつ、お腹を抱えて笑い始めるザングルス。
  その視線の先には。
  フードが退いたその頭のてっぺんに。
  ちょとした、お皿のようなはげがあらわになっているヴルムグンの姿。
  「ぶわっはははは!」
  町の中。
  ザングルスの笑い声と。
  他の人間もその笑い声につられて。
  ぷくくっ!
  と含み笑いをもらしてゆく。
  そんな風景が、この一角にて見受けられてゆく。



   ガサリ。
  「ずいぶんと、ものものしい警備ですね・・・。」
   積み上げられている藁の中から。
   町の入り口をみているあたし達一行。
   「くっそ・・・普段だったら、正面からでも乗り込んでも。
    あたしは歓迎・・されてもおかしくないのに・・。」
   ぶつぶついっているリナ。
   視線の先には。
   町を取り囲む、囲いの上に。
   いつもより多めな、兵士達の姿。
   「とりあえず、夜になるまでまちませんこと?」
   シルフィールの言葉に。
   「それもそーね。んじゃ、あたし寝るわ。」
   「あ、私も。」
   「んじゃ、俺も。」
   いいつつ。
   ごそごそと。
   藁の中に作っている簡易ベットに横になってゆく。
   「ちょっとガウリイ!何処触ってるのよ!」
   「いや、だって、近づかないと・・狭いし・・。」
   「騒いだら、人がきますよ・・・・ぐう・・・。」
    ぶつぶつと。
    和気あいあいとしつつ。
    町の入り口で。
    夜になるのを待つあたし達。


   サンドリアから船にのり。
   辿りついたサンボアから。
   だまし、だましで、ついに到着したサイラーグ。
   ゼルとシルフィールは。
   以前の出来事を思い出し。
   ちょっとばかり、顔色を悪くしいたりするけど。
   まあ、あのときは。
   あたしが関ってたし。
   しかも、始末は、
   ルナとレゾと鳥の姿に固定しているSにさせたからねぇ。
   なんて、優しいあたし(はあと)
  

 
   ほうほうほう・・・・。
   梟の鳴く、静かな夜。
   『レイ・ウィング』
   リナとシルフィールが。
   ガウリイの手をとり。
   全員で、砦の上を月明かりの下。
   飛んでゆく。
   すとん。
   
   まったく。
   見張りするくらいなら。
   ちゃんと、空を飛んでくる存在の対策くらいしなさい!
   職務怠慢よね。
   何のための、見張りなのかしらねぇ。
   あたし達が、おもいっきり。
   月の灯りで、地面にと影を落としているというのに。
   まったく気づいてない兵士達。
   
   そのまま。
   何事もなく、サイラーグの町にと入るあたし達。


   「とりあえず、つきましたけど。これからどうします?」
   こちらの世界のアメリアの言葉に。
   「どうするって・・・。手配かけたやつの情報。
    聞き出すに決まってるじゃないのよ!」
   拳を握り締め。
   目は笑っていないリナ。
   「それはそうと。ここに書かれている手配書。
    今までとは違いますねぇ(はあと)」
   にこにこと。
   路地の奥にと入っているあたし達。
   ゼロスが、壁に貼ってあるリナ達の手配書をみて。
   それを指し示す。
   「あ。本当ですね。」
   その言葉に。
   アメリアもまたそれをみるが。
   「どこが・・。」
   いいつつ。
   リナもそれをみる。


   手配の金額も、似顔絵もそのまま。
   というか、こちらの、というより、サイラーグの中に貼られている、
   リナだけの似顔絵は。
   無害そうな、かわいい表情の女の子。
   そして。
   他の町に配られている手配書との、決定的なまでの、些細な差は。
   「あら。生け捕りに限り、賞金を支払う。と書いてありますわ。」
   シルフィールがそこにかかれている、文字をみつつ。
   手配書をなぞってゆく。
   「・・・今までの町には、
      こんな文字・・書かれてなかったわよね・・。」
   リナがのんびりというと。
   「まるで、あのときと同じ・・だな。」
   自分達が手配を受けたときも。
   生け捕りに限る。
   という手配をかけられていたのを思い出すゼル。
   「まあ、そうでなかったら。
    このサイラーグの人達、リナに手配かけるなんて。
     できないでしよぅね。」
   くすくすと笑うあたしに。
   「どういう意味ですか?」
   そんなあたしに疑問符を投げかけてくるシルフィール。
   「空気から読むここの情勢というか、情報はねv
    ここ。サイラーグの人達にとって、リナは救世主なのよv」
   にっこりといっているユニット。
   「・・・・まて。どうして、そんなことが分かる?」
   ぎろりとそんなあたし達をにらみつつ。
   なぜか、目が恐怖で怯えているゼル。
   「あら。分かるってば。誰でも。」
   あたしの言葉に。
   ・・・・無理だと思うが・・。
   「・・・・・まあ、リナさんですし・・。」
   「そうですわね・・・・。リナさんですし・・・。」
   多分。
   例の金色の王に関係あるんでしょうから・・・。
   などと、なぜか納得しているアメリアとシルフィール。
   「ここでは、ガウリイさん、いないでしょ?(はあと)
     だから、以前、ガウリイさんが関わった事件。
      リナが解決してるのよねv」
   ユニットの言葉に。
   リナが目を見開き。
   「あんた・・・あんた達の世界で、あの事件にかかわったの!?」
   目を見開いているリナ。
   「ん?ああ、北のサイラーグ。つまりは、旧市街のことか?」
   さらっといっているガウリイ。
   「・・・よくまあ、魔族がらみの事件を・・・。」
   『・・・・・・まて(まってください)。』
   リナの言葉に。
   思わずすかさず突っ込んでいるゼル、二人のアメリアにシルフィール。
   シルフィールも、自分がガウリイと初めて出会ったその事件に。
   こちらの世界では、リナが関っていた。
   というのに目を見開く。
   やはり・・。
   聞いてはいましたけど。
   こちらの世界にはガウリイ様、いないのですわね。
   そう変に違う意味で納得しているシルフィールだし。
   「あ・・・・。こちらの世界でも。あれ、あったんですか。
     はっはっはっ。」
   笑っているゼロス。
   「ゼロスさん、一体、何があったんですか?
     以前、ガウリイさんに聞いたときも、『ちょっとした事件』としか。
      説明してくれませんでしたし。
       まあ、ガウリイさんのことですから。
        忘れているのかもしれませんけど。」
   さらっと言っているアメリア。
   「いや、何てことはありませんよ。
     ただ、ここの土地に残っている、ザナッファーの残留思念。
      それを利用して、魔王様を覚醒させようとしただけで(はあと)」
   にっこりというゼロスの言葉に。
   しばし、アメリア達は硬直。
   「あちらでは、あと一歩というときに。
     ガウリイさんの邪魔が入りましたからねぇ。
      まさか、こういう風に関りになるとは。
       僕とて思ってもなかったですけどね・・はは(はあと)」
   笑ってはいるけど。
   心なしか、その笑い声に元気のないゼロス。
   その当時のことを思い出し。
   顔色を悪くしているシルフィール。
   まあ、どうでもいいことだけど。
   「ま・・確かに。やぱかったけど。
     というか、姉ちゃんの力の解放で。
      北の町は壊滅しちゃったし・・。
       まあ、あたしもてつだったけど・・さ・・。」
   そういいつつ。
   ルナのことを思い描き。
   わなわなと震えているリナ。
   「こちらの世界では、ルナさんも関わってるのか・・。」
   しみじみうなづいているガウリイ。
   「まね・・・・・。まあ、姉ちゃんにかかったら。
    どんなやつでも、かなわないでしょうし・・。」
   ルナの声は多少なりとも震えている。
   「まあ、ルナは、獣神官クラスや、腹心クラスなら。
     笑いながら、ド突き倒せる実力。
      もってるからねぇ(はあと)」
   そんなあたしの言葉に。
   「・・・・じゃあ、何で、私達の世界のルナさんは。
     リナさんを恐れてるんですか?」
   疑問を投げかけてくるアメリア。
   「それは、内緒(はあと)」
   にっこりというあたしの言葉に。
   無言になってゆく彼等の姿。
   「でもま。これで納得したわ。
    いくらなんでも、エルク叔父さんや、シルフィーたちが。
     このあたしに手配なんてかけるわけないし・・。」
   リナがつぶやくと。
   「あ・・・あの・・・。」
   路地の入り口から。
   そんなあたし達にと声をかけてくる一人の女性。


   「・・・・・・・・・・・え!?」
   そのまま、振り向いて。
   しばし呆気に取られているアメリア達。
   「え・・え・・え!?わたくしが・・もうひとり!?」
   そこにいたのは。
   巫女の服をき。
   黒い髪を伸ばしている女性。
   歳は17。
   前髪を切りそろえ。
   流れるような黒髪。
   ついでに。
   あたし達と一緒にいるシルフィールは、只今21歳。
  
   ちなみに。
   余談だけど、あたしが今、19歳。
   ガウリイ、25歳。
   リナ、16歳。数日前になったばかり。
   ゼルガディス22歳に。
   アメリア、17歳。
   ゼロス。
   一応、あたしか遊んでいる星では、45億267歳。
   あくまで、あの星の中に滞在している年齢では。
   まあ、どうでもいいことは、この際、おいとくとして・・と。

  「ええと。始めまして。ここの世界のシルフィールですわね?」
   ペコリと頭を下げているシルフィール。
   「まあ!お父様ったら!一人娘だっていっていたのに!
    隠し子がいたのですわね!これで私も姉妹ができましたわ!」
   ごげっ!
   その言葉に。
   その場にとこけている、アメリア、ゼル、ゼロス達。
   「おーい。シル?」
   手をぱたぱたとさせているリナ。
   「あら。リナちゃん。やっぱりリナちゃんだし!
     ありがと!わたくしの姉を見つけてくれたのね!」
   目をきらきらさせていっているこちらの世界のシルフィールの言葉に。
   『り・・・・リナちゃん?(汗)』
   こちらの世界のシルフィールが。
   リナをちゃん付けで呼んでいるのに。
   ちょっと驚いている、二人のアメリアとゼルとゼロス。
   「これで、わたくしも、リナちゃんと同じく。
     姉ができましたわ!」
   一人自分の世界に入っているそのシルフィールの言葉に。
   「あ・・あの?わたくし、あなた方のいうところの。
    平行世界(パラレルワールド)の人間なのですが・・・・。」
   おそるおそる説明しているシルフィール。
   「ええ?姉ではないのですの・・?」
   残念そうにいっているその言葉に。
   「・・・・シル、あんた、エルク叔父さんに隠し子がいると本気でおもったわけ?」
   そんなこちらの世界のシルフィールを。
   あきれてみているリナ。
   「あら。だって、母が亡くなって、一年もしないうちに。
     再婚した父ですもの。いても不思議ではないのではなくて?
      わたくし、姉妹がほしかったですもの(はあと)」
   にこにこと。
   リナと二人話しこむ二人の姿。
   「・・・・まあ、シルらしいといえば・・シルらしいけど・・・。」
   苦笑するリナに。
   「まあ、冗談はほどほどにして。」
   『冗談ですか(かい)!?』
   シルフィールの言葉に。
   突っ込んでいるゼル達。
   「ともかく、無事でよかったですわ。
     ・・・あら?リナちゃん?そういえば、一緒にいる人達は?」
   ふと。
   あたし達の方をむいて、聞いてくる。
   「何でも、シャザード=グランディが作り出したという。
    『平行世界移動装置』の鏡の発動で。
     こっちに迷い込んできた、曰く、平行世界の人達らしいのよ。」
   リナの説明に。
   「パラレルワールドって・・ひょっとして。
     ルナお姉さんが聞かせてくれたことがある?」
   「う・・・・そーらしいわ・・。」
   二人で完全に話しこんでいるリナとシルフィールの二人に。
   「とりあえず、紹介しておくわね。
     こっちが、その世界の、あたし。同じ名前だから、エルって呼んでるけど。
      名前の頭文字で。んでもって、アメリア。ゼルガディス。ゼロスにガウリイ。
       こっちのアメリアが、あたし達の世界の本家のアメリア。」
   指をさしつつ。
   シルに紹介してゆくリナに。
   「まあ!リナちゃん、パラレルワールドの住人が。
     こっちにきてるって、ルナお姉さんに報告しましたの?」
   「す・・するわきゃないでしょ!そんなことしたら!
     姉ちゃんのことだから、絶対にくる!じゃないのよ!」
   シルの言葉に悲鳴を上げるリナ。
   「あ・・・あのぉ?」
   そんなリナ達に。
   問いかけるゼロス。
   「リナさんと、シルフィールさん。こちらでは、知り合いなんですか?」
   ゼロスの質問に。
   「知り合いっていうか。幼馴染よ。」
   「そうですわ。リナちゃんが、三歳からの(はあと)」
   『・・・・・・・・・・・・・・・え゛?』
   その説明に。
   しばし固まっているシルフィールと、アメリアとゼルとゼロス。
   「何しろ、シルが、四歳のとき。
    シルの父親である、エルク叔父さんが、ゼフィーリアの女性と。
     再婚したのよ。それがきっかけ。」
   その言葉に。
   「確かに・・・・。そういえば、わたくしの父の再婚相手も・・・・。
     そうらしかったですけど・・。」
   かつての出来事を思い出し。
   少し悲しそうにいっているシルフィール。
   「と・・ところで。」
   こほんと咳払いをしつつ。
   「ガウリイさん・・でしたわよね?
     手配をかけた人がおっしゃってましたけど。
      何も知らないリナちゃんを言いくるめて、悪の道にと、誘い込み。
       彼方自身は次々と女を騙して、ズタボロにするというのは本当ですの?
        そして、今はリナちゃんをターゲットにしている・・というのは?」
   ズゴゴゲ!
   その言葉に。
   思いっきり、こけているガウリイ。
   「えええ!?ガウリイさん!?そうだったんですか!?」
   おどろいているこちらの世界のアメリアの言葉に。
   「んなわけあるかぁぁぁ!」
   叫んでいるガウリイ。
   「あら?違うんですの?手配をかけたエリスという女性は。
     リナさんが、彼方にだまされて、とんでもないことをしてしまう前に。
      救い出す必要があるから。とおっしゃってましたけど。
       すでに、騙されて、とんでもないことをしでかしてしまったから・・と。」
   キョトンと言い切るシルフィールの言葉に。
   「・・・・エリス!エリシエルか!」
   ゼルが目を見開く。
   「ふぅん、あんた、ガウリイ、女の敵なんだぁ。ふぅん。」
   ガウリイをじろりと睨んでいるリナ。
   「ちっがぁぁぁぅ!誤解だぁ!断じてそんなことはない!
    それに!俺は、ここでは名前なんかは知られてないはずだろ!?
     俺がリナとであったときが、ここの世界では始めてだったんだから!」
   必死になって言っているガウリイに。
   「・・・それもそーね。でも、あんたのことだから。
    知らないうちに、女性騙してたりしたんじゃないのぉ?」
   「絶対にそんなことはない!」
   まあ、傭兵時代は・・夜の暇つぶしに。
   女を相手に一夜限りのみしてたりしたけど。
   心の中でつぶやきつつ。
   リナを必死で説得しているガウリイの姿。
   そんな、怪しい情報で、リナに嫌われてたまるか!
   そう思い、ガウリイは面白いことに必死に弁解しているけど。
   「まあ、誤解なのですの?まあ、とりあえず。
    ここで立ち話というのも何ですし?
     リナちゃんも、皆さんも。わたくしの家にとこられませんか?(はあと)」
   にこにこと笑いつつ。
   提案してくる『シルフィール』の言葉に。
   「それもそーね。エルク叔父さんなら、詳しいことが分かるでしょうし。」
   「シルフィールさんの父親って・・確か・・・・。
     サイラーグの神官長でしたよね。」
   リナの言葉に続き。
   アメリアがシルフィールにと語りかける。
   「ええ。こちらの世界でも同じであれば・・ですけどね。」
   そんなアメリアに答えているシルフィールの姿。
   家に到着するまで。
   リナに必死に弁解しているガウリイの姿が。
   ずっと見受けられてゆく。
   リナも面白がって、ガウリイをからかっているせいなんだけどね。



   「お父さま、リナちゃんが無事にたどりつきましたわ!」
   家に入るなり。
   おくにと向かっていっている『シルフィール』。
   その言葉とともに。
   カチャ。  
   「おお、リナちゃん!よく無事で!
     いや、この町ではちゃんと、条件付という制限を設けていたのに。
      何でも他の町にはそれが伝わらずに。
       ただの手配犯として手配されたと報告うけ・・・。
        とても心配してましたよ?」
   ダダダ!
   グギっ!
   そんな出てきたひげを貫禄あるようにと伸ばし。
   髪の色は、赤茶色。
   出てきた年配の男性の首を。
   がしっ!
   姿をみるなり、締めているリナ。
   「あのね!何だって、このあたしに!
     手配かけるのを了解なんてするのよぉ!エルク叔父さん!」
   「ま・・・ま・・まぁまぁ・・・く・・くるし・・・。」
   ギリリ。
   手加減なしに締め付けるリナ。
   「おおい・・リナぁ・・・・。
     エルクさん・・・・顔色が変わってるぞ・・・。」
   そんなリナの姿をほほえましく感じつつ。
   ガウリイがのんびりという。
   みれば。
   エルクの顔色は。
   紫色に変化し始めていたりするけど。
   「まったく・・・。」
   ぶつぶついいつつ。
   リナが羽交い絞めを解くと。
   「ゲホ・・ゲホホホ!」
   なぜか、むせこんでいる、シルフィールの父親。エルク。
   そして。
   ようやく、リナ以外にも、あたし達がいるのに気付いて。
   「・・・・・おや?どうして、シルフィールが二人も?
      ・・・・はて?私には、娘は一人だけのはずだが?」
   こちらにもいるシルフィールをみて。
   そんなことを言ってくる。
   「まさか、シルフィールの姉が生き返ったとか?!」
   「んなわけあるかぁ!」
   その言葉に。
   思わず突っ込んでいるリナ。
   「あの?生き返ったというのは・・一体?」
   不思議に思ったこちらの世界のアメリアが。
   聞き返す。
   「ああ。シルフィールの母親ね。始めの赤ちゃん、流産しているのよ。
     というよりは、死産ね。」
   あっさりと答えるあたし。
   「何でも、身重の体のときに。デーモンに襲われて・・・。」
   それに続いて。
   説明しているあたし達と一緒にいるシルフィールが言葉を続けてゆく。
   「まったく・・・・。ところで(はあと)
      ちゃぁぁんと、説明してよねvエルク叔父さん(はあと)」
   にっこりとそんなエルクに話しかけるリナ。
   目が完全に据わっている。
   「ま・・まあまあ。とにかく、無事についたんだから・・・・。」
   「どこが無事だぁ!今まで大変だったんだからねぇ!!」
   エルクの言葉に。
   絶叫を上げるリナ。

   「と・・ところで。そちらの人達は?どうやら。一人というか。
     二人は、セイルーンのアメリア王女とお見受けしましたが?」
   話をはぐらかせているエルク。
   そして。
   首をかしげつつ。
   「・・・・はて?フィリオネル王子の娘は。アメリア様とグレイシア様のお二人。
     だけのはずですが?」
   「や・・・やめてぇ!あの人を王子だなんて呼ばないでぇぇ!」
   エルクの言葉に、悲鳴を上げているシルフィール。
   「わたくしは、出会ったことがないですけど。
     セイルーンの第一王子、フィリオネル王子。
      噂では、二人の娘がいるという話ですけど。
       きっと、美丈夫でハンサムで、素敵な殿方なのでしょうね(はあと)」
   うっとりと、乙女の世界に浸っている『シルフィール』。
   娘がいるというのは、親戚から聞いているし。
   有名な話でもあるので。
   さすがに。
   そんなに若くはない。
   というのも知ってはいるものの。
   現実を知らないこちらの世界のシルフィールは。
   その想像のフィルの姿に。
   うっとりとしていたりする。
   フラ・・・・・。
   「おっと。大丈夫ですか?シルフィールさん?」
   続けて、王子と呼んでいるので。
   貧血起こしかけているシルフィール。
   一緒に旅をしたのに。
   まだ免疫があまりついてないようねv
   「始めまして。エルク。あたし達は、ここの世界の住人ではないのよ。
     ちょっとしたアクシデントで、異世界から紛れ込んでいるだけ。」
       ちょっとしたアクシデントで、異世界から紛れ込んでいるだけ。」
   あたしが完結に説明し。
   「・・・・というわけで。私達は、リナに依頼をして。
    元の世界に戻るために、その品物を探している途中なんです(はあと)」
   おおむねその通りのことを説明してゆくユニット。


   「ところで、こちらの世界には。ガウリイ様がいないようですけど。
      光の勇者、こちらではどうなっているんですか?」
    不思議に思っていたシルフィールが。
    一応、互いに簡単な自己紹介などをしたあとに。
    こちらの世界の父親にと質問してゆく。
    ちょうど。
    夕食を全員で食べて。
    デザートを食べている最中のこと。


   
   「光の・・勇者さまのことですか?」
   「ガウリイ、今、光の剣もってるのよ。
    というか、話しを聞けば。
     ガウリイの一族、ガブリエフ一族。代々光の剣を伝えていた・・らしいけど。」
   まあ、今もってるのは。
   こっちの世界の光の剣らしいけど・・さ。
   簡単に説明しているリナ。
   「まあ!あの、勇者の一族の末裔でしたの!?」
   驚いている『シルフィール』と。
   「ほう。あの、シルヴィ様の末裔ですか。」
   目を見開いているエルク。
   「そーらしいわよ。もっとも。こっちの世界には。
     ガウリイ、いないらしいけど。」
   リナがいう。
   「あら、いたにはいたわよ。でもねぇ。」
   「人に殺されたからねv」
   『・・・・・・・・・・・・・・・は?』
   あたしとユニットの言葉に。
   なぜか。
   全員の声が重なってゆく。




   勇者シルヴィ。
   今から、125年前。
   サイラーグに出現した、魔獣ザナッファーを倒し。
   その骸から生じる、瘴気を抑えるために。
   神族と竜族から、瘴気を吸収し、成長する苗木。
   神聖樹(フラグーン)をその骸に植え。
   この地、サイラーグを救ったといわれている伝説の勇者。
   確かに。
   サーガなどに伝わっている伝説では。
   いい場所しか、伝えられていない・・けど。
   事実は。
   サイラーグに昔から住んでいる人々は。
   その、勇者に大して、人が起こしてしまった過ちを。
   正確にと伝えているのもまた事実。


   
   あたしとユニットの言葉に。
   「・・・・・・・やはり・・・・ですか・・・・・。」
   溜息ついているエルク。
   「少しお伺いしますけど。あなた方は。光の勇者に対して。
     どのようにと伝え聞いておりますか?」
   エルクの言葉に。
   「誰も、手がでなかった、魔獣ザナッファーを一撃のうちに倒し。
     世界を救った勇者です!」
   目をきらきらさせつつ。
   尊敬のなまざしを送っているこちらの世界のアメリア。
   「確かに、伝わっている話は、それだけですけどね。」
   「事実は・・・違う・・と?」
   エルクの言葉に。
   かげりをみつけたゼルが問いかける。
   「ええ。実際は、関ったのは、四人。
      一人は、エルフ。一人はそのエルフの夫で、人間の賢者。
       そして、その勇者シルヴィは・・二人の子供で、ハーフエルフ。
         そして、もう一人は・・・・。
           今回の手配をかけた人物。つまりは。
             ―赤法師レゾ様。」
  
   ブバッ!!!
 
  
   エルクの言葉に。
   むせこんでいるゼル、シルフィール、アメリア。
   「な・・・馬鹿な!」
   「そうです!赤法師レゾは、リナが倒したはずです!」
   驚愕するゼルに。
   叫んでいるアメリア。
   「えええええ!?リナさん、そんなことをしたんですか!?
      じゃ、やっばり・・リナさん達は・・悪!?」
   その言葉に。
   突っ込んでくる『アメリア』の言葉に。
   「え・・・あの・・・リナちゃん?倒したって・・・・。
     一体?」
   「・・・・・シリルと同じ・・よ・・・・・・。」
   少し顔色を曇らせていっているリナ。
   「・・・・・・まさか!!!!!?」
   その言葉だけで。
   理解して、顔色を悪くしているこちらの世界のシルフィール。
   「・・・・・本当ですか?(汗)じ・・・じゃぁ・・・ひょっとして・・・・・・。」
   あの赤法師さまは・・・・・・・・。
   つまりは・・・もう・・・・・・。
   リナの言葉に。
   冷や汗だくだくとながしているエルク。
   「ああ。大丈夫よ。Sのやつは、復活はしてないから。今は。」
   「まあ、北で氷付けにはなってるけど。それ一人だけでしね。」
   のんびりと紅茶をすすりつつ。
   いっているあたしとユニットの言葉に。
   「??S?」
   首をかしげる『シルフィール』
   「シャブラニグドゥだから、頭文字をとってS。」
   「あ、なるほど。」
   ぽん。
   手を叩き、納得している『シルフィール』だけども。

  「・・・・・では・・まさか・・・・・。
      今回も・・・・魔族からみ・・・・というのでは・・・・・。」
   以前の出来事を思い出し。
   顔色の悪いエルクの言葉に。
   「まあ、たとえ、そーだったとしても。
     今はこっちには、便利なアイテムvがいるしv」
   にっこりと笑って。
   ゼロスをみているリナ。
   「えええええ!?僕はこっちの世界には干渉しませんよ!!!!!?
      そんなことしたら、後で、どんなエル様達にお仕置きうけるか!!!!」
   悲鳴を上げているゼロス。
   「・・・・・だから、どうして。そこまでリナを怖がる?貴様は・・・・。」
   「それは・・・秘密です(はあと)・・・聞かないでください・・・ゼルガディスさん(涙)」
   ゼルの言葉に、本気で怯えていっているゼロスだし。
   「まあ、今、リナさんは。カオス・ストーンに、エターナル・ブレスレッド。
     持ってるから、多少の少々の力だと使いこなせるから。
       問題はないとおもいますけど?(はあと)」
   にっこりと笑っていっているユニットの言葉に。
   「?それは?」
   「何でも、賢者の石よりも強力な、魔力増幅器らしいわよ。
    何でも、混沌の力が含まれているらしいけど。」
   さらりというリナの言葉に。
   「そんなもの、何処で手に入れたのよぉぉぉぉぁ!
     混沌っていったら・・ああああああああああれ!!!!?」
   なぜか。
   混乱している『シルフィール』
   ルナの影響で。
   一緒に、リナと特訓。
   したことがあって、一度。
   あたしのところの入り口まで。
   リナもシルフィールも。
   きかけたことがあったからねぇ。
   本気で入り口までだったけど。
   まあ、その影響で。
   シルフィールの中に、あいつがちょうど宿ったりもしたけど。
   まあ、そこはそれ。
   「エルとユニットちゃんからもらった。
     何でも、ルナ姉ちゃんの二人とも、知り合いらしーし。」
   あっさりといっているリナに。
   「・・・・・なるほど。ルナお姉さんの知り合いなら。
     何があっても不思議ではないですね。たとえ、世界が違えども。」
   『・・・・・それで納得するんですか(するか)・・・・。』
   そんなリナと『シルフィール』の会話に。
   なぜか、ダブルアメリア、ゼル、シルフィール、ゼロスの声が一致する。


   こ・・・・コホン。
   「まあ、それはともかく・・として。何だ?その人が犯した過ち・・といのは?」
   ゼルが話しを摩り替える。
   「ええ・・・・・・・。これは、あまり知られていないことなのですが・・・・。」
   いいつつ。
   エルクは、伝説の裏にと隠されている。
   真実を語り始める。



   内容はいたって単純。
   確かに。
   ザナッファーと呼ぶべき、その実験体は。倒された。
   だけど。
   その実験は。
   ライゼール王室、直々の命令であったりもした。
   そして。
   光の剣。
   そして、人も、魔道士協会本部のメンバー。
   あげくは、精鋭なる魔道士や賢者、剣士でも。
   倒せなかった、その実験の失敗したものを。
   たった一つの武器にて。
   それも。
   たったの、四人で倒した。
   始めのうちは。
   その四人を人々は絶賛した。
   やがて。
   その力をねたみ。
   やがては、その力は人あらざる力。
   つまりは、ほっておくと、害をなす。
   と、国が判断し。
   または。
   そんな力をもっている剣ならば。
   たとえ、持ち主を殺してでも奪い、自分達の力に・・・・。
   という人間達が数年もしないうちにと出始めて。
   挙句は、
   彼等こそが、悪の根源である。
   という不安が人々を襲っていき。
   虐待と暗殺のオンパレードが巻き起こり。
   そんな世界情勢の中で。
   サイラーグだけは。
   そんな彼等を守りとおしたのだけど。
   しばらくのち。
   かれらは、忽然と。
   その光の剣とともに。
   姿をかきけし。
   国々で。
   疑心暗鬼の戦争が勃発しかけた。
   という出来事が。
   125年前。
   ここの世界では繰り広げられていた。


   「人は、自分にない力をもっているものにたいして。
     困ったときは、頼るけど。用がなくなったら。
      何かと理由をつけて排除しようとするからねぇ。
       本当に面白い種族よね。」
   のんびりとあっさりいっているユニットに。
   「少し不安をばら撒いただけで。あっさりと策略に陥りますしねぇ。」
   にこにこといっているゼロス。
   つまりは。
   ザナッファーを倒し。
   苗をうえ。
   サイラーグがこれから復興してゆく。
   というときに。
   その力を恐れて。
   もしくは、手に入れようとして。
   水面下で戦いが巻き起こり。
   それで、無駄な命を落とした存在も数知れず。
   それを憂いて。
   シルヴィと、その父、ラウリイと、その母、メリルーンは。
   人知れず姿をけし。
   その逃がすときにもサイラーグの神官家の血筋が。
   彼等を保護し。
   それでも。
   その血筋を怖れた人々の、迫害は留まることをしらずに。
   身元がわかれば。
   罪人として処刑。
   そういう時間がしばらく十年ばかり続いていった事実があったりする。
   人は強いようで、弱い。
   かといって、その純粋なる思いは、誰にもまけず。
   信じられない強さをももつ。
   そう。
   このあたしすらを感嘆させるほどに。
   それは、ほんの一握りだけど。
   大概は。
   その弱さに負けて。
   わかっていながら。
   何かしらの罪をかぶってゆく。
   あのときの。
   一件もまたそういった、無限にある例のほんの一つの出来事。
   

   
   エルクから話しを聞いた。
   アメリア達。
   二人のアメリア、ゼルガディス、ガウリイ、シルフィール、は。
   しばらく無言と化していた。


   
   とりあえず。
   この日は。
   みんな疲れているだろうから。
   というエルクの配慮で。
   全員、ここで休むこととなったのだけど。
   明日。
   手配をかけた。
   エリスがいる館にと向かうことにきめ。
   なぜか。
   ゼル達は無言のまま。
   寝室にと入ってゆく。

   そんなに、驚くような事実でもないでしょうにね。
   人の歴史にはよくあることだし。
   どこの世界でも。
   少し、情けないけどね・・・・・・・。

                             
                          
    そんなこんなで、無事にたどり着いたサイラーグ。
    とりあえず。
    様子をみて、どうするかきめましょう(はあと)
    だって、あっちでは、あたしが干渉して。
    全員助けたようなものだしねぇ。
    大筋の時間率というか運命設定では。
    違うのよね。
    まあ、変えるのもたやすいけど・・ね(はあと)

    無事にサイラーグにたどり着いたあたしたち。
    ふふ。
    まだまだこれから、たのしくなりそう(はあと)

 
                                         −続くー

####################################

  あとがき:
      姫:・・・・折角、裏の話まで作ってるんだから。
         打ち込めばいいのに。
     エル:そうよね。シルフィールとリナの過去。
         それに、かつての、ザナッファー事件。
      薫:・・・・・・・・・・・・・・・・無理です!
         時間があれば・・・もしかしたら。
         気が向いたら・・・番外偏・・・・という形か。
         または一つの話として打ち込み始めるかもしれませんけど・・・・・。
      姫:・・・・・・・横着もの(はあと)
      薫:・・・・しくしくしく・・・・・・。
         とりあえず。
         完全に、なんか、オリジになってるし・・・・。
         ゼルの登場は!?エリスとレゾは!?
         というつっこみ・・・・(涙)しくしくしく・・・・・。
         頑張って次回に出します・・・・・はい(涙)
      姫:それではv
     エル:またv次回でねv
      姫:それで?町の人達、助けることにするの?
         どうするの?
     エル:まあ、どっちにしても。
         ガウリイがこのあたしを脅してくるけどねぇ(笑)
         本当に面白い人間よねvあれは(はあと)
      薫:あ゛あ゛!今後の展開がぁぁぁ!!!!(涙)
        に・・・にげます!それでは!!!


    (薫、必死に、幕をおろしてゆく・・・・)
   
   
   

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23896すぅみぃまぁせぇん〜〜〜っ!奈月るり E-mail URL2002/12/21 11:59:39
記事番号23889へのコメント


 まず、最初に一言。
 済みません、済みません、済みません、済みません、すみません〜〜〜!
 最近、書き殴りにまったく来ていませんでした・・・(爆)
 何時の間にやら18話!?
 ひぃえぇえぇぇ〜!
 と、悲鳴を上げて、ただいまキーボードを叩いています。
 最近my motherの監視が厳しく、携帯のメールでしかネットの友人とやり取りをしていませんでした!(つまるところ、パソコンのコンセントを回収された)
 まだ、全部は読んでいませんが、アニメ無印にそってお話を進めているのですね♪
 同じ顔が二つもあると、ちょっと混乱〜。
(やっぱりエル様とリナさんは気が合うのですね)
 今回も、素晴らしい暴走具合を期待しております♪
 ガウリイさんがんば!
 ユニットさんの一人称に万歳♪
 かおさんの設定を強奪したお話は、まだ執筆中です(汗)。(←遅っ!!)
 取りあえず、頑張ります。
 ではでは♪


     【奈月るり】






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23918ぎゃうっ!(私も読み逃げしてるのに・・)かお E-mail URL2002/12/21 23:07:15
記事番号23896へのコメント

こんにちわ。奈月さん。
> まず、最初に一言。
> 済みません、済みません、済みません、済みません、すみません〜〜〜!
> 最近、書き殴りにまったく来ていませんでした・・・(爆)
そうなんですか?
> 何時の間にやら18話!?
> ひぃえぇえぇぇ〜!
> と、悲鳴を上げて、ただいまキーボードを叩いています。
> 最近my motherの監視が厳しく、携帯のメールでしかネットの友人とやり取りをしていませんでした!(つまるところ、パソコンのコンセントを回収された)
もしかして・・・フレッツに入ってないとかでしようか?
フレッツだと、お得ですよvつなぎたいほーだいだしv
(私も一坪さんから聞いて、それにしてる人v←かなりお金の心配しなくていいから楽v)
> まだ、全部は読んでいませんが、アニメ無印にそってお話を進めているのですね♪
そうですv
といっても。
何しろ、エル様リナと、本家(?)リナ。
挙句は、アメリア二人にシルフィール二人にゼル二人(爆!)
んでもって、ゼロスに菫ちゃん!(爆!)とんでもないメンバーですけど(汗)
> 同じ顔が二つもあると、ちょっと混乱〜。
年齢と、身長が、ちょこっと違いますから(それでいいのか!?)
>(やっぱりエル様とリナさんは気が合うのですね)
気が合うと思うのは・・・私だけ?(後書きののりからいくと・・なぁ・・まて!)
> 今回も、素晴らしい暴走具合を期待しております♪
あまり暴走・・してないかと(何しろ、エル様正体、ゼロスとガウリイしか知らないv←そーか?)
> ガウリイさんがんば!
まあ、相手はリナですからねぇ。
> ユニットさんの一人称に万歳♪
あはは(汗)例の、結婚式のエル様バージョン・・読みましたか(汗)
あはは(菫ちゃんの性格・・丸分かりの話・・)
> かおさんの設定を強奪したお話は、まだ執筆中です(汗)。(←遅っ!!)
大丈夫です!私も他のを打ち込んでいません!(こら!リレーもどきはどうした!?)
> 取りあえず、頑張ります。
> ではでは♪
>     【奈月るり】
奈月さん。わざわざありがとうございますv
ページの方のお話の続きも気になるところなのですv
リナ・・どうなってるの!?(どきどきv)
それでは、わざわざ、レス、ありがとうございました!

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23901いい性格してますね…、シルフィール。にゅーよーく E-mail 2002/12/21 16:19:41
記事番号23889へのコメント

こんにちは。
冬休み初日から午後まで寝てました…。(ーー;)
昨日かお様あてに年賀状を書かせていただきました…。(^_^;)
例のあれ届きましたか?にゅーよーくです☆

感想っす♪

>  コピーの男性のフードが。
>  頭からはがれてゆく。
>  ・・・・・・・・・・・。

はっ…!もしや…。(ーー;)

>  フードが退いたその頭のてっぺんに。
>  ちょとした、お皿のようなはげがあらわになっているヴルムグンの姿。

ラジオドラマでコスプレしたときにアメリアにつっこまれた…!
カッパ頭!
あはははははは!!!!!(^▽^)

>   しかも、始末は、
>   ルナとレゾと鳥の姿に固定しているSにさせたからねぇ。
>   なんて、優しいあたし(はあと)

ちっとも優しくな…(ぎゃきんっ!)
……。−(。−)

>   「いや、何てことはありませんよ。
>     ただ、ここの土地に残っている、ザナッファーの残留思念。
>      それを利用して、魔王様を覚醒させようとしただけで(はあと)」

いや…何てことあるだろ…。

>   「まあ、ルナは、獣神官クラスや、腹心クラスなら。
>     笑いながら、ド突き倒せる実力。
>      もってるからねぇ(はあと)」

超巨大あとがきからですね!
神坂先生「ルナとゼロスあたり組ませるとおもしろいかもしんない」って言ってましたよね。
そういう話読んでみたいv

>   「・・・・じゃあ、何で、私達の世界のルナさんは。
>     リナさんを恐れてるんですか?」

…だって…妹L様だし…。

>   ガウリイ、25歳。
>   リナ、16歳。数日前になったばかり。

9歳差ですか…。
やっぱしロリコン…。(・・;)

>   ゼルガディス22歳に。
>   アメリア、17歳。

5歳差って微妙ですよね…。

>   ゼロス。
>   一応、あたしか遊んでいる星では、45億267歳。

魔族だし。
地球って何億年前に出来たんでしたっけ?(関係ない)

>   「まあ!お父様ったら!一人娘だっていっていたのに!
>    隠し子がいたのですわね!これで私も姉妹ができましたわ!」

違うだろ!

>   「あら。リナちゃん。やっぱりリナちゃんだし!
>     ありがと!わたくしの姉を見つけてくれたのね!」
>   目をきらきらさせていっているこちらの世界のシルフィールの言葉に。
>   『り・・・・リナちゃん?(汗)』

リナがちゃんづけされてる…。
似合いませんねv(まて)
そういえば「りな」という友人を呼び捨てしようとしたら寒気がしました…。(−−;)

>   「まあ、冗談はほどほどにして。」
>   『冗談ですか(かい)!?』

ここら辺いい性格してますよね…。

>   「知り合いっていうか。幼馴染よ。」
>   「そうですわ。リナちゃんが、三歳からの(はあと)」

幼馴染ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

>   「ガウリイさん・・でしたわよね?
>     手配をかけた人がおっしゃってましたけど。
>      何も知らないリナちゃんを言いくるめて、悪の道にと、誘い込み。
>       彼方自身は次々と女を騙して、ズタボロにするというのは本当ですの?
>        そして、今はリナちゃんをターゲットにしている・・というのは?」

まちがったガウリィ像。
ガウリィがそんなに頭いいわけないでしょう!(まて!)

>   「ふぅん、あんた、ガウリイ、女の敵なんだぁ。ふぅん。」

ある意味あってるかもしんなひ。

>   「おお、リナちゃん!よく無事で!
>     いや、この町ではちゃんと、条件付という制限を設けていたのに。
>      何でも他の町にはそれが伝わらずに。
>       ただの手配犯として手配されたと報告うけ・・・。
>        とても心配してましたよ?」

お前が元凶かい!
っていうかほんとに心配しっとたんかいこの人…。

>   「・・・・・おや?どうして、シルフィールが二人も?
>      ・・・・はて?私には、娘は一人だけのはずだが?」

シルフィールの性格は父親譲りなんですね。

>   「わたくしは、出会ったことがないですけど。
>     セイルーンの第一王子、フィリオネル王子。
>      噂では、二人の娘がいるという話ですけど。
>       きっと、美丈夫でハンサムで、素敵な殿方なのでしょうね(はあと)」

そんな夢早く捨てなさい!
でないと一生もののトラウマに…。(TT)

>   「ええ。実際は、関ったのは、四人。
>      一人は、エルフ。一人はそのエルフの夫で、人間の賢者。
>       そして、その勇者シルヴィは・・二人の子供で、ハーフエルフ。
>         そして、もう一人は・・・・。
>           今回の手配をかけた人物。つまりは。
>             ―赤法師レゾ様。」

レゾあんたいくつなんだ!

>   「・・・・・シリルと同じ・・よ・・・・・・。」

シリルって誰ですか?

>   まあ、その影響で。
>   シルフィールの中に、あいつがちょうど宿ったりもしたけど。

Sですか!?

>   その力をねたみ。
>   やがては、その力は人あらざる力。
>   つまりは、ほっておくと、害をなす。
>   と、国が判断し。
>   または。
>   そんな力をもっている剣ならば。
>   たとえ、持ち主を殺してでも奪い、自分達の力に・・・・。

人間って汚いですよね。
なんか色々言いたいことあるんですけど言葉になんないです…。

>   かといって、その純粋なる思いは、誰にもまけず。
>   信じられない強さをももつ。
>   そう。
>   このあたしすらを感嘆させるほどに。
>   それは、ほんの一握りだけど。

今の日本にいるんですかね…。
純粋なる思いを持ってる人…。

>   人の歴史にはよくあることだし。
>   どこの世界でも。
>   少し、情けないけどね・・・・・・・。

本当情けないです。

>      姫:・・・・折角、裏の話まで作ってるんだから。
>         打ち込めばいいのに。
>     エル:そうよね。シルフィールとリナの過去。
>         それに、かつての、ザナッファー事件。

読みたいです!

それでは。
もう少しでクリスマスですねv
なんか予定はありますか?
クリスマスも塾なにゅーよーくでした☆

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23919こちらの世界では、リナと小笹馴染みのシルフィールvかお E-mail URL2002/12/21 23:27:17
記事番号23901へのコメント

こんにちわ。にゅーよーくさん。
>こんにちは。
>冬休み初日から午後まで寝てました…。(ーー;)
いいなぁ・・・・(憧れ・・)
まあ、私も学生時代・・二時過ぎまでよく寝てましたけど・・(実話)
>昨日かお様あてに年賀状を書かせていただきました…。(^_^;)
>例のあれ届きましたか?にゅーよーくです☆
ええええ!?年賀ですか!?
ありがとうなのですぅぅ!!!!(感謝!)
(今だに、宛名はある程度枚数は印刷したけど後ろをやってない人・・)
イラストはまだですv
>>  コピーの男性のフードが。
>>  頭からはがれてゆく。
>はっ…!もしや…。(ーー;)
はいvそのもしやですvv
>>  フードが退いたその頭のてっぺんに。
>>  ちょとした、お皿のようなはげがあらわになっているヴルムグンの姿。
>ラジオドラマでコスプレしたときにアメリアにつっこまれた…!
>カッパ頭!
>あはははははは!!!!!(^▽^)
映像でみると、楽しいですよv本当にv
>>   ルナとレゾと鳥の姿に固定しているSにさせたからねぇ。
>>   なんて、優しいあたし(はあと)
>ちっとも優しくな…(ぎゃきんっ!)
>……。−(。−)
エル:この辺りは、こいつが書いてる、漫遊記本編にあるとおりよねv
 薫:しくしく・・なにげに宣伝しないでください(涙)
>>   「いや、何てことはありませんよ。
>>     ただ、ここの土地に残っている、ザナッファーの残留思念。
>>      それを利用して、魔王様を覚醒させようとしただけで(はあと)」
>いや…何てことあるだろ…。
まあ、ゼロスだし・・魔族だし・・・・・(まてまて!)
>>   「まあ、ルナは、獣神官クラスや、腹心クラスなら。
>>     笑いながら、ド突き倒せる実力。
>>      もってるからねぇ(はあと)」
>超巨大あとがきからですね!
そうです!あれです!!!!
>神坂先生「ルナとゼロスあたり組ませるとおもしろいかもしんない」って言ってましたよね。
>そういう話読んでみたいv
私も読みたいです!今回のバトルロワイヤル・・番外編。
載ってるかな?と期待したんですけどね・・・・。
何しろ、スペシャル記念100作目だったから(涙)しくしくしく・・。
ルナさんとエル様登場希望!!!
>>   「・・・・じゃあ、何で、私達の世界のルナさんは。
>>     リナさんを恐れてるんですか?」
>…だって…妹L様だし…。
他に預ける(!?)わけにはいきませんしね・・・・(汗)
>>   ガウリイ、25歳。
>>   リナ、16歳。数日前になったばかり。
>9歳差ですか…。
>やっぱしロリコン…。(・・;)
そーでもないのでは?
ちなみに。家の両親、七歳さです。
(結婚したのが母18.父25・・←同僚から犯罪だ!と言われたらしい・・爆!)
>>   ゼルガディス22歳に。
>>   アメリア、17歳。
>5歳差って微妙ですよね…。
うーん。よくわかりません・・(今だに初恋経験皆無の人・・・←実話)
>>   ゼロス。
>>   一応、あたしか遊んでいる星では、45億267歳。
>魔族だし。
>地球って何億年前に出来たんでしたっけ?(関係ない)
地球は46億年前ですv
>>   「まあ!お父様ったら!一人娘だっていっていたのに!
>>    隠し子がいたのですわね!これで私も姉妹ができましたわ!」
>違うだろ!
さすがに、昔から、ルナ達と知り合いだけのことはあるこちらのシルフィールv
>>   『り・・・・リナちゃん?(汗)』
>リナがちゃんづけされてる…。
>似合いませんねv(まて)
まあ、幼馴染・・ということで。
>そういえば「りな」という友人を呼び捨てしようとしたら寒気がしました…。(−−;)
ふと、リナ=インバースを連想しますよね・・(かなりまて!)
>>   「まあ、冗談はほどほどにして。」
>>   『冗談ですか(かい)!?』
>ここら辺いい性格してますよね…。
そーでないと。インバース家と付き合いは無理でしょう・・・・(切実)
>>   「知り合いっていうか。幼馴染よ。」
>>   「そうですわ。リナちゃんが、三歳からの(はあと)」
>幼馴染ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
>いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
あはは(笑)そーいう設定ですのですv
>>      何も知らないリナちゃんを言いくるめて、悪の道にと、誘い込み。
>>       彼方自身は次々と女を騙して、ズタボロにするというのは本当ですの?
>>        そして、今はリナちゃんをターゲットにしている・・というのは?」
>まちがったガウリィ像。
>ガウリィがそんなに頭いいわけないでしょう!(まて!)
でも、リナに関してなら・・・頭回転よさそー(かなりまて!)
>>   「ふぅん、あんた、ガウリイ、女の敵なんだぁ。ふぅん。」
>ある意味あってるかもしんなひ。
傭兵時代のガウリイではそーかも・・(まて!)
>>       ただの手配犯として手配されたと報告うけ・・・。
>>        とても心配してましたよ?」
>お前が元凶かい!
>っていうかほんとに心配しっとたんかいこの人…。
まあ、リナだから大丈夫だろう。
と安心してたのでは・・・・(何しろ、よぉぉく知っているv)
>>   「・・・・・おや?どうして、シルフィールが二人も?
>>      ・・・・はて?私には、娘は一人だけのはずだが?」
>シルフィールの性格は父親譲りなんですね。
エルクさんの天然ボケv
>>       きっと、美丈夫でハンサムで、素敵な殿方なのでしょうね(はあと)」
>そんな夢早く捨てなさい!
>でないと一生もののトラウマに…。(TT)
最後の話で・・・・トラウマ決定!(まてぃ!)
>>           今回の手配をかけた人物。つまりは。
>>             ―赤法師レゾ様。」
>レゾあんたいくつなんだ!
ええと・・・。
この話では・・・・。
140歳前後・・ということで(お゛いお゛い!)
>>   「・・・・・シリルと同じ・・よ・・・・・・。」
>シリルって誰ですか?
出してないから、分からないのは当たり前v(かなり問題です!)
(実は裏設定で、シルフィールの義理の母親、つまりはゼフィーリアの出身の奥さん)
>>   まあ、その影響で。
>>   シルフィールの中に、あいつがちょうど宿ったりもしたけど。
>Sですか!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ば・・・・・
ばれてるし・・・・・・・。
(いや・・だって・・・すんなりとドラスレ・・習得したから・・あはは)
>>   たとえ、持ち主を殺してでも奪い、自分達の力に・・・・。
>人間って汚いですよね。
>なんか色々言いたいことあるんですけど言葉になんないです…。
私もここを打ち込むとき。
表現がなかなかうまくいってないのでお互い様なのです(かなりまて!)
>>   かといって、その純粋なる思いは、誰にもまけず。
>>   信じられない強さをももつ。
>今の日本にいるんですかね…。
>純粋なる思いを持ってる人…。
まあ、捜せばいるんじゃないでしょうか・・・・・。
こんな世の中でも・・・・(希望)
>>   人の歴史にはよくあることだし。
>>   どこの世界でも。
>>   少し、情けないけどね・・・・・・・。
>本当情けないです。
言いたいことを理解していただけたようで。うれしいのですv
人の弱さと醜さを表現したかったのです。これで。
>>      姫:・・・・折角、裏の話まで作ってるんだから。
>>         打ち込めばいいのに。
>>     エル:そうよね。シルフィールとリナの過去。
>>         それに、かつての、ザナッファー事件。
>読みたいです!
あ・・あはははは(さて・・どーなることか・・汗)
>それでは。
>もう少しでクリスマスですねv
ですねv
>なんか予定はありますか?
予定もなにも。ずっと仕事ですv
まあ、仕事場が店なので(コンビニ)ケーキはあるから。
一人でホール喰いvするのですv
(今回は、少なく二つv←なぜか友達は多いという・・)
>クリスマスも塾なにゅーよーくでした☆
クリスマスも、正月も、年末年始も日曜祭日も。
全然関係ない薫なのです(笑)
それでは、いつもありがとうございます!

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23914久々のレス・・・・闇竜翔 E-mail 2002/12/21 22:41:51
記事番号23889へのコメント



>  こんにちわ。
>  またまた新ツリーての投稿です(書き殴りにて♪)

闇:こんにちは、久々の闇竜です

>  この話は、祝!キッズステーション!無印スレイヤーズ!
>  再放送!!!!(わぁぁぃv)
>  というわけで、無謀にも(爆!)無印スレイヤーズ。
>  そのパロディです。   
>  しかも、のりは、私の書いてる、(まて!)
>  エル様漫遊記のキャラが。  
>  ガウリイの存在してない、世界に紛れ込んでいる!
>  というお話しです
>  エル様漫遊記って・・何?
>  という人は、著者別リスト(または私のホムペの小説2)にて。
>  (こちらの番外編は、随時リクエスト募集しておりますv
>    つまりは、スペシャルの話か、またはオリジナルでもオッケーv)
>  つまりは、
>  リナ=インバースが、金色の王(ロードオブナイトメア)だったら?
>  というコンセプトに書かれている話なのですけど(爆!)
>  というわけで。
>  只今、登場しているのは。
>  リナが二人(一人はエル様)アメリア二人。ゼルガディス二人。
>  ガウリイ・・一人(爆!)
>  そして、薫のオリキャラ(持ちキャラともいう)
>  菫ちゃん(別名:宇宙の姫・ユニバースオブザプリンセス)
>  (ちなみに、エル様と同じ存在です・・まてまてまて!)
>  それでは!
>  いってみましょう!
>  今回は・・・・登場!この世界のシルフィールvv

闇:シルフィールがでてくるんですか・・・・どうなるんでしょうね

>  んっふふふ♪
>  それでは、いっきます!
>  (でも、私のところ・・キッズ・・見れないんですけどね・・・涙
>    ま、いーさ。DVD・・全巻そろえてるもんv)

闇:自分もです(しくしくしく)

>  それでは。
>  またまた起きたら、十時で。
>  午前中の打ち込みというか、仕事前の一本打ち込み。
>  不可能な薫なのです!
>  ではでは!

闇:お疲れ様です。感想いきます

>####################################
>
>
>
>  スレイヤーズフォーエバー 第18話 〜シルフィールとシルフィール〜
>
>
>  「待つのだ、ザングルス。」
>  カラン。
>  「五月蝿い!俺は、あんたに義理立てする義理はねえ。」
>  いいつつ。
>  帽子を目深にかぶりなおし。
>  店を出てゆく、一人の男性。
>  今回の手配をかけた本人。

闇:こぴーれぞですね(なぜにひらがな?)

>  その人物に雇われている、ザングルス。
>  大して。
>  もう一人、フードを目深にかぶっている男性は。
>  その人物が作り出しているコピー。
>  といっても、その人物がオリジナルではないけれど。
>  コピーということを指し示すように。
>  その額には、紅い色のルビー。
>  このルビーで、情報を集めたり、遠くから、操っているのだけど。

闇:え〜と、なっていったかな(忘れた)

>  ビュウウウ・・・・。
>  そこに、ひときわ大きな風がふき。
>  ふわり。
>  コピーの男性のフードが。
>  頭からはがれてゆく。
>  ・・・・・・・・・・・。
>  しばし、沈黙のうち。 
>  「ぶわっはははは!お前・・その頭・・・・・ぶわっはははは!」
>  指を指し。
>  その場で、転がりつつ、お腹を抱えて笑い始めるザングルス。
>  その視線の先には。
>  フードが退いたその頭のてっぺんに。
>  ちょとした、お皿のようなはげがあらわになっているヴルムグンの姿。

闇:禿ですか・・・・ぷくくくく

>  「ぶわっはははは!」
>  町の中。
>  ザングルスの笑い声と。
>  他の人間もその笑い声につられて。
>  ぷくくっ!
>  と含み笑いをもらしてゆく。
>  そんな風景が、この一角にて見受けられてゆく。

闇:ここがスレイヤーズ

>   ガサリ。
>  「ずいぶんと、ものものしい警備ですね・・・。」
>   積み上げられている藁の中から。
>   町の入り口をみているあたし達一行。

闇:L様の力があったらすぐじゃ・・・・
ファ;Lが楽しみを減らす事する奴か?
闇:しませんね(思いっきり力をこめて)

>   「くっそ・・・普段だったら、正面からでも乗り込んでも。
>    あたしは歓迎・・されてもおかしくないのに・・。」
>   ぶつぶついっているリナ。
>   視線の先には。
>   町を取り囲む、囲いの上に。
>   いつもより多めな、兵士達の姿。
>   「とりあえず、夜になるまでまちませんこと?」
>   シルフィールの言葉に。
>   「それもそーね。んじゃ、あたし寝るわ。」
>   「あ、私も。」
>   「んじゃ、俺も。」
>   いいつつ。
>   ごそごそと。
>   藁の中に作っている簡易ベットに横になってゆく。

闇:気楽すぎますね

>   「ちょっとガウリイ!何処触ってるのよ!」
>   「いや、だって、近づかないと・・狭いし・・。」
>   「騒いだら、人がきますよ・・・・ぐう・・・。」

闇:寝んのはや!

>    ぶつぶつと。
>    和気あいあいとしつつ。
>    町の入り口で。
>    夜になるのを待つあたし達。
>
>
>   サンドリアから船にのり。
>   辿りついたサンボアから。
>   だまし、だましで、ついに到着したサイラーグ。
>   ゼルとシルフィールは。
>   以前の出来事を思い出し。
>   ちょっとばかり、顔色を悪くしいたりするけど。

闇:クラゲは思い出して無いっと・・・・

>   まあ、あのときは。
>   あたしが関ってたし。
>   しかも、始末は、
>   ルナとレゾと鳥の姿に固定しているSにさせたからねぇ。
>   なんて、優しいあたし(はあと)
  
闇:・・・・哀れ二人とも・・・・
L:何か言った?
闇:いいえ何も逝ってません(なぜ逝く?)
 
>   ほうほうほう・・・・。
>   梟の鳴く、静かな夜。
>   『レイ・ウィング』
>   リナとシルフィールが。
>   ガウリイの手をとり。
>   全員で、砦の上を月明かりの下。
>   飛んでゆく。
>   すとん。
>   
>   まったく。
>   見張りするくらいなら。
>   ちゃんと、空を飛んでくる存在の対策くらいしなさい!
>   職務怠慢よね。
>   何のための、見張りなのかしらねぇ。

闇:いえ、普通の人ならまあ気づかないですね〜

>   あたし達が、おもいっきり。
>   月の灯りで、地面にと影を落としているというのに。
>   まったく気づいてない兵士達。

闇:まあ、所詮人間だし・・・・

>   そのまま。
>   何事もなく、サイラーグの町にと入るあたし達。
>
>
>   「とりあえず、つきましたけど。これからどうします?」
>   こちらの世界のアメリアの言葉に。
>   「どうするって・・・。手配かけたやつの情報。
>    聞き出すに決まってるじゃないのよ!」

闇:竜破斬をもって?(爆)

>   拳を握り締め。
>   目は笑っていないリナ。
>   「それはそうと。ここに書かれている手配書。
>    今までとは違いますねぇ(はあと)」
>   にこにこと。
>   路地の奥にと入っているあたし達。
>   ゼロスが、壁に貼ってあるリナ達の手配書をみて。
>   それを指し示す。
>   「あ。本当ですね。」
>   その言葉に。
>   アメリアもまたそれをみるが。
>   「どこが・・。」
>   いいつつ。
>   リナもそれをみる。
>
>
>   手配の金額も、似顔絵もそのまま。
>   というか、こちらの、というより、サイラーグの中に貼られている、
>   リナだけの似顔絵は。
>   無害そうな、かわいい表情の女の子。

闇:よけいたち悪いよ

>   そして。
>   他の町に配られている手配書との、決定的なまでの、些細な差は。
>   「あら。生け捕りに限り、賞金を支払う。と書いてありますわ。」
>   シルフィールがそこにかかれている、文字をみつつ。
>   手配書をなぞってゆく。
>   「・・・今までの町には、
>      こんな文字・・書かれてなかったわよね・・。」
>   リナがのんびりというと。
>   「まるで、あのときと同じ・・だな。」
>   自分達が手配を受けたときも。
>   生け捕りに限る。
>   という手配をかけられていたのを思い出すゼル。

闇:そう言えばそうでしたね

>   「まあ、そうでなかったら。
>    このサイラーグの人達、リナに手配かけるなんて。
>     できないでしよぅね。」
>   くすくすと笑うあたしに。
>   「どういう意味ですか?」
>   そんなあたしに疑問符を投げかけてくるシルフィール。
>   「空気から読むここの情勢というか、情報はねv
>    ここ。サイラーグの人達にとって、リナは救世主なのよv」
>   にっこりといっているユニット。
>   「・・・・まて。どうして、そんなことが分かる?」
>   ぎろりとそんなあたし達をにらみつつ。
>   なぜか、目が恐怖で怯えているゼル。
>   「あら。分かるってば。誰でも。」

闇:分かりませんってば
L:根性でわかりなさい
闇:無理です(きっぱり)

>   あたしの言葉に。
>   ・・・・無理だと思うが・・。
>   「・・・・・まあ、リナさんですし・・。」
>   「そうですわね・・・・。リナさんですし・・・。」
>   多分。
>   例の金色の王に関係あるんでしょうから・・・。
>   などと、なぜか納得しているアメリアとシルフィール。

闇:本人ですしね〜

>   「ここでは、ガウリイさん、いないでしょ?(はあと)
>     だから、以前、ガウリイさんが関わった事件。
>      リナが解決してるのよねv」
>   ユニットの言葉に。
>   リナが目を見開き。
>   「あんた・・・あんた達の世界で、あの事件にかかわったの!?」
>   目を見開いているリナ。
>   「ん?ああ、北のサイラーグ。つまりは、旧市街のことか?」
>   さらっといっているガウリイ。
>   「・・・よくまあ、魔族がらみの事件を・・・。」
>   『・・・・・・まて(まってください)。』
>   リナの言葉に。
>   思わずすかさず突っ込んでいるゼル、二人のアメリアにシルフィール。
>   シルフィールも、自分がガウリイと初めて出会ったその事件に。

闇:・・・・覚えてない・・・・

>   こちらの世界では、リナが関っていた。
>   というのに目を見開く。
>   やはり・・。
>   聞いてはいましたけど。
>   こちらの世界にはガウリイ様、いないのですわね。
>   そう変に違う意味で納得しているシルフィールだし。
>   「あ・・・・。こちらの世界でも。あれ、あったんですか。
>     はっはっはっ。」
>   笑っているゼロス。

闇:あれ?

>   「ゼロスさん、一体、何があったんですか?
>     以前、ガウリイさんに聞いたときも、『ちょっとした事件』としか。
>      説明してくれませんでしたし。
>       まあ、ガウリイさんのことですから。
>        忘れているのかもしれませんけど。」
>   さらっと言っているアメリア。
>   「いや、何てことはありませんよ。
>     ただ、ここの土地に残っている、ザナッファーの残留思念。
>      それを利用して、魔王様を覚醒させようとしただけで(はあと)」

闇:なんだ・・・・そんなことか
L:そうそう、そんな程度よ
ファ:・・・・人間にしたら相当なことだと思うのは気のせいか?

>   にっこりというゼロスの言葉に。
>   しばし、アメリア達は硬直。
>   「あちらでは、あと一歩というときに。
>     ガウリイさんの邪魔が入りましたからねぇ。
>      まさか、こういう風に関りになるとは。
>       僕とて思ってもなかったですけどね・・はは(はあと)」
>   笑ってはいるけど。
>   心なしか、その笑い声に元気のないゼロス。
>   その当時のことを思い出し。
>   顔色を悪くしているシルフィール。
>   まあ、どうでもいいことだけど。

闇:いいんですか!?

>   「ま・・確かに。やぱかったけど。
>     というか、姉ちゃんの力の解放で。
>      北の町は壊滅しちゃったし・・。
>       まあ、あたしもてつだったけど・・さ・・。」
>   そういいつつ。
>   ルナのことを思い描き。
>   わなわなと震えているリナ。

闇:まあ、普通の人間だったらこの反応が普通ですね

>   「こちらの世界では、ルナさんも関わってるのか・・。」
>   しみじみうなづいているガウリイ。
>   「まね・・・・・。まあ、姉ちゃんにかかったら。
>    どんなやつでも、かなわないでしょうし・・。」
>   ルナの声は多少なりとも震えている。
>   「まあ、ルナは、獣神官クラスや、腹心クラスなら。
>     笑いながら、ド突き倒せる実力。
>      もってるからねぇ(はあと)」

闇:さすがルナ・・・・

>   そんなあたしの言葉に。
>   「・・・・じゃあ、何で、私達の世界のルナさんは。
>     リナさんを恐れてるんですか?」
>   疑問を投げかけてくるアメリア。
>   「それは、内緒(はあと)」
>   にっこりというあたしの言葉に。
>   無言になってゆく彼等の姿。

闇:ふっ、L様に逆らえる部下が居ますか?

>   「でもま。これで納得したわ。
>    いくらなんでも、エルク叔父さんや、シルフィーたちが。
>     このあたしに手配なんてかけるわけないし・・。」
>   リナがつぶやくと。
>   「あ・・・あの・・・。」
>   路地の入り口から。
>   そんなあたし達にと声をかけてくる一人の女性。
>
>
>   「・・・・・・・・・・・え!?」
>   そのまま、振り向いて。
>   しばし呆気に取られているアメリア達。
>   「え・・え・・え!?わたくしが・・もうひとり!?」
>   そこにいたのは。
>   巫女の服をき。
>   黒い髪を伸ばしている女性。
>   歳は17。
>   前髪を切りそろえ。
>   流れるような黒髪。

闇:シルフィール登場ですね

>   ついでに。
>   あたし達と一緒にいるシルフィールは、只今21歳。
>  
>   ちなみに。
>   余談だけど、あたしが今、19歳。
>   ガウリイ、25歳。
>   リナ、16歳。数日前になったばかり。
>   ゼルガディス22歳に。
>   アメリア、17歳。
>   ゼロス。
>   一応、あたしか遊んでいる星では、45億267歳。
>   あくまで、あの星の中に滞在している年齢では。
>   まあ、どうでもいいことは、この際、おいとくとして・・と。

闇:いいんですか!?

>  「ええと。始めまして。ここの世界のシルフィールですわね?」
>   ペコリと頭を下げているシルフィール。
>   「まあ!お父様ったら!一人娘だっていっていたのに!
>    隠し子がいたのですわね!これで私も姉妹ができましたわ!」
>   ごげっ!
>   その言葉に。
>   その場にとこけている、アメリア、ゼル、ゼロス達。

闇:まあ、こけますね

>   「おーい。シル?」
>   手をぱたぱたとさせているリナ。
>   「あら。リナちゃん。やっぱりリナちゃんだし!
>     ありがと!わたくしの姉を見つけてくれたのね!」
>   目をきらきらさせていっているこちらの世界のシルフィールの言葉に。
>   『り・・・・リナちゃん?(汗)』
>   こちらの世界のシルフィールが。
>   リナをちゃん付けで呼んでいるのに。
>   ちょっと驚いている、二人のアメリアとゼルとゼロス。
>   「これで、わたくしも、リナちゃんと同じく。
>     姉ができましたわ!」
>   一人自分の世界に入っているそのシルフィールの言葉に。

闇:・・・・思い込み激しい

>   「あ・・あの?わたくし、あなた方のいうところの。
>    平行世界(パラレルワールド)の人間なのですが・・・・。」
>   おそるおそる説明しているシルフィール。
>   「ええ?姉ではないのですの・・?」
>   残念そうにいっているその言葉に。
>   「・・・・シル、あんた、エルク叔父さんに隠し子がいると本気でおもったわけ?」
>   そんなこちらの世界のシルフィールを。
>   あきれてみているリナ。
>   「あら。だって、母が亡くなって、一年もしないうちに。
>     再婚した父ですもの。いても不思議ではないのではなくて?
>      わたくし、姉妹がほしかったですもの(はあと)」
>   にこにこと。
>   リナと二人話しこむ二人の姿。

闇:いいのかそれで!?

>   「・・・・まあ、シルらしいといえば・・シルらしいけど・・・。」
>   苦笑するリナに。
>   「まあ、冗談はほどほどにして。」
>   『冗談ですか(かい)!?』
>   シルフィールの言葉に。
>   突っ込んでいるゼル達。
>   「ともかく、無事でよかったですわ。
>     ・・・あら?リナちゃん?そういえば、一緒にいる人達は?」
>   ふと。
>   あたし達の方をむいて、聞いてくる。
>   「何でも、シャザード=グランディが作り出したという。
>    『平行世界移動装置』の鏡の発動で。
>     こっちに迷い込んできた、曰く、平行世界の人達らしいのよ。」

闇:・・・・人じゃない魔族が一匹と人じゃない創造主が一名様いらっしゃいますけどね

>   リナの説明に。
>   「パラレルワールドって・・ひょっとして。
>     ルナお姉さんが聞かせてくれたことがある?」
>   「う・・・・そーらしいわ・・。」
>   二人で完全に話しこんでいるリナとシルフィールの二人に。
>   「とりあえず、紹介しておくわね。
>     こっちが、その世界の、あたし。同じ名前だから、エルって呼んでるけど。
>      名前の頭文字で。んでもって、アメリア。ゼルガディス。ゼロスにガウリイ。
>       こっちのアメリアが、あたし達の世界の本家のアメリア。」

闇;・・・・本家とか分家とかあるんかい

>   指をさしつつ。
>   シルに紹介してゆくリナに。
>   「まあ!リナちゃん、パラレルワールドの住人が。
>     こっちにきてるって、ルナお姉さんに報告しましたの?」
>   「す・・するわきゃないでしょ!そんなことしたら!
>     姉ちゃんのことだから、絶対にくる!じゃないのよ!」
>   シルの言葉に悲鳴を上げるリナ。
>   「あ・・・あのぉ?」
>   そんなリナ達に。
>   問いかけるゼロス。
>   「リナさんと、シルフィールさん。こちらでは、知り合いなんですか?」
>   ゼロスの質問に。
>   「知り合いっていうか。幼馴染よ。」
>   「そうですわ。リナちゃんが、三歳からの(はあと)」
>   『・・・・・・・・・・・・・・・え゛?』
>   その説明に。
>   しばし固まっているシルフィールと、アメリアとゼルとゼロス。
>   「何しろ、シルが、四歳のとき。
>    シルの父親である、エルク叔父さんが、ゼフィーリアの女性と。
>     再婚したのよ。それがきっかけ。」

闇:・・・・シルの親父さん度胸あるな〜

>   その言葉に。
>   「確かに・・・・。そういえば、わたくしの父の再婚相手も・・・・。
>     そうらしかったですけど・・。」
>   かつての出来事を思い出し。
>   少し悲しそうにいっているシルフィール。
>   「と・・ところで。」
>   こほんと咳払いをしつつ。
>   「ガウリイさん・・でしたわよね?
>     手配をかけた人がおっしゃってましたけど。
>      何も知らないリナちゃんを言いくるめて、悪の道にと、誘い込み。
>       彼方自身は次々と女を騙して、ズタボロにするというのは本当ですの?
>        そして、今はリナちゃんをターゲットにしている・・というのは?」
>   ズゴゴゲ!
>   その言葉に。
>   思いっきり、こけているガウリイ。

闇:・・・・ガウリイ、ただのクラゲじゃなかったのか・・・・

>   「えええ!?ガウリイさん!?そうだったんですか!?」
>   おどろいているこちらの世界のアメリアの言葉に。
>   「んなわけあるかぁぁぁ!」
>   叫んでいるガウリイ。
>   「あら?違うんですの?手配をかけたエリスという女性は。
>     リナさんが、彼方にだまされて、とんでもないことをしてしまう前に。
>      救い出す必要があるから。とおっしゃってましたけど。
>       すでに、騙されて、とんでもないことをしでかしてしまったから・・と。」
>   キョトンと言い切るシルフィールの言葉に。

闇:・・・・存在自体がとんでもないと思うのは僕だけですか?

>   「・・・・エリス!エリシエルか!」
>   ゼルが目を見開く。
>   「ふぅん、あんた、ガウリイ、女の敵なんだぁ。ふぅん。」
>   ガウリイをじろりと睨んでいるリナ。
>   「ちっがぁぁぁぅ!誤解だぁ!断じてそんなことはない!
>    それに!俺は、ここでは名前なんかは知られてないはずだろ!?
>     俺がリナとであったときが、ここの世界では始めてだったんだから!」
>   必死になって言っているガウリイに。
>   「・・・それもそーね。でも、あんたのことだから。
>    知らないうちに、女性騙してたりしたんじゃないのぉ?」
>   「絶対にそんなことはない!」
>   まあ、傭兵時代は・・夜の暇つぶしに。
>   女を相手に一夜限りのみしてたりしたけど。
>   心の中でつぶやきつつ。
>   リナを必死で説得しているガウリイの姿。
>   そんな、怪しい情報で、リナに嫌われてたまるか!
>   そう思い、ガウリイは面白いことに必死に弁解しているけど。

闇:まあ、普通の男の反応ですね。(ガウリイだけかもしれない)

>   「まあ、誤解なのですの?まあ、とりあえず。
>    ここで立ち話というのも何ですし?
>     リナちゃんも、皆さんも。わたくしの家にとこられませんか?(はあと)」
>   にこにこと笑いつつ。
>   提案してくる『シルフィール』の言葉に。
>   「それもそーね。エルク叔父さんなら、詳しいことが分かるでしょうし。」
>   「シルフィールさんの父親って・・確か・・・・。
>     サイラーグの神官長でしたよね。」
>   リナの言葉に続き。
>   アメリアがシルフィールにと語りかける。
>   「ええ。こちらの世界でも同じであれば・・ですけどね。」
>   そんなアメリアに答えているシルフィールの姿。
>   家に到着するまで。
>   リナに必死に弁解しているガウリイの姿が。
>   ずっと見受けられてゆく。
>   リナも面白がって、ガウリイをからかっているせいなんだけどね。

闇:・・・・まっ、頑張れクラゲ

>   「お父さま、リナちゃんが無事にたどりつきましたわ!」
>   家に入るなり。
>   おくにと向かっていっている『シルフィール』。
>   その言葉とともに。
>   カチャ。  
>   「おお、リナちゃん!よく無事で!
>     いや、この町ではちゃんと、条件付という制限を設けていたのに。
>      何でも他の町にはそれが伝わらずに。
>       ただの手配犯として手配されたと報告うけ・・・。
>        とても心配してましたよ?」
>   ダダダ!
>   グギっ!
>   そんな出てきたひげを貫禄あるようにと伸ばし。
>   髪の色は、赤茶色。
>   出てきた年配の男性の首を。
>   がしっ!
>   姿をみるなり、締めているリナ。

闇:殺さないように

>   「あのね!何だって、このあたしに!
>     手配かけるのを了解なんてするのよぉ!エルク叔父さん!」
>   「ま・・・ま・・まぁまぁ・・・く・・くるし・・・。」
>   ギリリ。
>   手加減なしに締め付けるリナ。
>   「おおい・・リナぁ・・・・。
>     エルクさん・・・・顔色が変わってるぞ・・・。」
>   そんなリナの姿をほほえましく感じつつ。
>   ガウリイがのんびりという。
>   みれば。
>   エルクの顔色は。
>   紫色に変化し始めていたりするけど。

闇:・・・・かなりやばい状況ですね

>   「まったく・・・。」
>   ぶつぶついいつつ。
>   リナが羽交い絞めを解くと。
>   「ゲホ・・ゲホホホ!」
>   なぜか、むせこんでいる、シルフィールの父親。エルク。
>   そして。
>   ようやく、リナ以外にも、あたし達がいるのに気付いて。
>   「・・・・・おや?どうして、シルフィールが二人も?
>      ・・・・はて?私には、娘は一人だけのはずだが?」
>   こちらにもいるシルフィールをみて。
>   そんなことを言ってくる。
>   「まさか、シルフィールの姉が生き返ったとか?!」
>   「んなわけあるかぁ!」
>   その言葉に。
>   思わず突っ込んでいるリナ。

闇:その前に生き返ったって・・・・いたって事か!?

>   「あの?生き返ったというのは・・一体?」
>   不思議に思ったこちらの世界のアメリアが。
>   聞き返す。
>   「ああ。シルフィールの母親ね。始めの赤ちゃん、流産しているのよ。
>     というよりは、死産ね。」
>   あっさりと答えるあたし。
>   「何でも、身重の体のときに。デーモンに襲われて・・・。」
>   それに続いて。
>   説明しているあたし達と一緒にいるシルフィールが言葉を続けてゆく。
>   「まったく・・・・。ところで(はあと)
>      ちゃぁぁんと、説明してよねvエルク叔父さん(はあと)」
>   にっこりとそんなエルクに話しかけるリナ。
>   目が完全に据わっている。

闇:いつでも呪文以下省略で重破斬が撃てる体制?

>   「ま・・まあまあ。とにかく、無事についたんだから・・・・。」
>   「どこが無事だぁ!今まで大変だったんだからねぇ!!」
>   エルクの言葉に。
>   絶叫を上げるリナ。
>
>   「と・・ところで。そちらの人達は?どうやら。一人というか。
>     二人は、セイルーンのアメリア王女とお見受けしましたが?」
>   話をはぐらかせているエルク。
>   そして。
>   首をかしげつつ。
>   「・・・・はて?フィリオネル王子の娘は。アメリア様とグレイシア様のお二人。
>     だけのはずですが?」
>   「や・・・やめてぇ!あの人を王子だなんて呼ばないでぇぇ!」
>   エルクの言葉に、悲鳴を上げているシルフィール。
>   「わたくしは、出会ったことがないですけど。
>     セイルーンの第一王子、フィリオネル王子。
>      噂では、二人の娘がいるという話ですけど。
>       きっと、美丈夫でハンサムで、素敵な殿方なのでしょうね(はあと)」
>   うっとりと、乙女の世界に浸っている『シルフィール』。

闇:・・・・哀れ、幻想が壊れるのは遠くない

>   娘がいるというのは、親戚から聞いているし。
>   有名な話でもあるので。
>   さすがに。
>   そんなに若くはない。
>   というのも知ってはいるものの。
>   現実を知らないこちらの世界のシルフィールは。
>   その想像のフィルの姿に。
>   うっとりとしていたりする。
>   フラ・・・・・。
>   「おっと。大丈夫ですか?シルフィールさん?」
>   続けて、王子と呼んでいるので。
>   貧血起こしかけているシルフィール。
>   一緒に旅をしたのに。
>   まだ免疫があまりついてないようねv

闇:いきなりあんなのを紹介された日には死なないのが不思議ですよ

>   「始めまして。エルク。あたし達は、ここの世界の住人ではないのよ。
>     ちょっとしたアクシデントで、異世界から紛れ込んでいるだけ。」
>       ちょっとしたアクシデントで、異世界から紛れ込んでいるだけ。」
>   あたしが完結に説明し。
>   「・・・・というわけで。私達は、リナに依頼をして。
>    元の世界に戻るために、その品物を探している途中なんです(はあと)」
>   おおむねその通りのことを説明してゆくユニット。
>
>
>   「ところで、こちらの世界には。ガウリイ様がいないようですけど。
>      光の勇者、こちらではどうなっているんですか?」
>    不思議に思っていたシルフィールが。
>    一応、互いに簡単な自己紹介などをしたあとに。
>    こちらの世界の父親にと質問してゆく。
>    ちょうど。
>    夕食を全員で食べて。
>    デザートを食べている最中のこと。
>
>
>   
>   「光の・・勇者さまのことですか?」
>   「ガウリイ、今、光の剣もってるのよ。
>    というか、話しを聞けば。
>     ガウリイの一族、ガブリエフ一族。代々光の剣を伝えていた・・らしいけど。」
>   まあ、今もってるのは。
>   こっちの世界の光の剣らしいけど・・さ。
>   簡単に説明しているリナ。
>   「まあ!あの、勇者の一族の末裔でしたの!?」
>   驚いている『シルフィール』と。
>   「ほう。あの、シルヴィ様の末裔ですか。」
>   目を見開いているエルク。
>   「そーらしいわよ。もっとも。こっちの世界には。
>     ガウリイ、いないらしいけど。」
>   リナがいう。
>   「あら、いたにはいたわよ。でもねぇ。」
>   「人に殺されたからねv」

闇;:所詮権力に振り回される種族ですからね

>   『・・・・・・・・・・・・・・・は?』
>   あたしとユニットの言葉に。
>   なぜか。
>   全員の声が重なってゆく。
>
>
>
>
>   勇者シルヴィ。
>   今から、125年前。
>   サイラーグに出現した、魔獣ザナッファーを倒し。
>   その骸から生じる、瘴気を抑えるために。
>   神族と竜族から、瘴気を吸収し、成長する苗木。
>   神聖樹(フラグーン)をその骸に植え。
>   この地、サイラーグを救ったといわれている伝説の勇者。
>   確かに。
>   サーガなどに伝わっている伝説では。
>   いい場所しか、伝えられていない・・けど。
>   事実は。
>   サイラーグに昔から住んでいる人々は。
>   その、勇者に大して、人が起こしてしまった過ちを。
>   正確にと伝えているのもまた事実。

闇:・・・・一つがすべてじゃないんですね
   
>   あたしとユニットの言葉に。
>   「・・・・・・・やはり・・・・ですか・・・・・。」
>   溜息ついているエルク。
>   「少しお伺いしますけど。あなた方は。光の勇者に対して。
>     どのようにと伝え聞いておりますか?」
>   エルクの言葉に。
>   「誰も、手がでなかった、魔獣ザナッファーを一撃のうちに倒し。
>     世界を救った勇者です!」
>   目をきらきらさせつつ。
>   尊敬のなまざしを送っているこちらの世界のアメリア。
>   「確かに、伝わっている話は、それだけですけどね。」
>   「事実は・・・違う・・と?」
>   エルクの言葉に。
>   かげりをみつけたゼルが問いかける。
>   「ええ。実際は、関ったのは、四人。
>      一人は、エルフ。一人はそのエルフの夫で、人間の賢者。
>       そして、その勇者シルヴィは・・二人の子供で、ハーフエルフ。
>         そして、もう一人は・・・・。
>           今回の手配をかけた人物。つまりは。
>             ―赤法師レゾ様。」

闇:レゾって人間にしたら結構長生きですね
  
>   ブバッ!!!
> 
>  
>   エルクの言葉に。
>   むせこんでいるゼル、シルフィール、アメリア。
>   「な・・・馬鹿な!」
>   「そうです!赤法師レゾは、リナが倒したはずです!」
>   驚愕するゼルに。
>   叫んでいるアメリア。
>   「えええええ!?リナさん、そんなことをしたんですか!?
>      じゃ、やっばり・・リナさん達は・・悪!?」
>   その言葉に。
>   突っ込んでくる『アメリア』の言葉に。
>   「え・・・あの・・・リナちゃん?倒したって・・・・。
>     一体?」
>   「・・・・・シリルと同じ・・よ・・・・・・。」
>   少し顔色を曇らせていっているリナ。
>   「・・・・・・まさか!!!!!?」
>   その言葉だけで。
>   理解して、顔色を悪くしているこちらの世界のシルフィール。
>   「・・・・・本当ですか?(汗)じ・・・じゃぁ・・・ひょっとして・・・・・・。」
>   あの赤法師さまは・・・・・・・・。
>   つまりは・・・もう・・・・・・。
>   リナの言葉に。
>   冷や汗だくだくとながしているエルク。
>   「ああ。大丈夫よ。Sのやつは、復活はしてないから。今は。」

闇:今はなんですか・・・・

>   「まあ、北で氷付けにはなってるけど。それ一人だけでしね。」
>   のんびりと紅茶をすすりつつ。
>   いっているあたしとユニットの言葉に。
>   「??S?」
>   首をかしげる『シルフィール』
>   「シャブラニグドゥだから、頭文字をとってS。」
>   「あ、なるほど。」
>   ぽん。
>   手を叩き、納得している『シルフィール』だけども。

闇:そんな簡単でいいのか!?

>  「・・・・・では・・まさか・・・・・。
>      今回も・・・・魔族からみ・・・・というのでは・・・・・。」
>   以前の出来事を思い出し。
>   顔色の悪いエルクの言葉に。
>   「まあ、たとえ、そーだったとしても。
>     今はこっちには、便利なアイテムvがいるしv」
>   にっこりと笑って。
>   ゼロスをみているリナ。
>   「えええええ!?僕はこっちの世界には干渉しませんよ!!!!!?
>      そんなことしたら、後で、どんなエル様達にお仕置きうけるか!!!!」
>   悲鳴を上げているゼロス。

闇:後でお仕置き決定だなこりゃあ

>   「・・・・・だから、どうして。そこまでリナを怖がる?貴様は・・・・。」
>   「それは・・・秘密です(はあと)・・・聞かないでください・・・ゼルガディスさん(涙)」
>   ゼルの言葉に、本気で怯えていっているゼロスだし。
>   「まあ、今、リナさんは。カオス・ストーンに、エターナル・ブレスレッド。
>     持ってるから、多少の少々の力だと使いこなせるから。
>       問題はないとおもいますけど?(はあと)」
>   にっこりと笑っていっているユニットの言葉に。
>   「?それは?」
>   「何でも、賢者の石よりも強力な、魔力増幅器らしいわよ。
>    何でも、混沌の力が含まれているらしいけど。」
>   さらりというリナの言葉に。
>   「そんなもの、何処で手に入れたのよぉぉぉぉぁ!
>     混沌っていったら・・ああああああああああれ!!!!?」
>   なぜか。
>   混乱している『シルフィール』
>   ルナの影響で。
>   一緒に、リナと特訓。
>   したことがあって、一度。
>   あたしのところの入り口まで。
>   リナもシルフィールも。
>   きかけたことがあったからねぇ。
>   本気で入り口までだったけど。

闇:普通の人間だったら消滅してます!

>   まあ、その影響で。
>   シルフィールの中に、あいつがちょうど宿ったりもしたけど。
>   まあ、そこはそれ。
>   「エルとユニットちゃんからもらった。
>     何でも、ルナ姉ちゃんの二人とも、知り合いらしーし。」
>   あっさりといっているリナに。
>   「・・・・・なるほど。ルナお姉さんの知り合いなら。
>     何があっても不思議ではないですね。たとえ、世界が違えども。」
>   『・・・・・それで納得するんですか(するか)・・・・。』
>   そんなリナと『シルフィール』の会話に。
>   なぜか、ダブルアメリア、ゼル、シルフィール、ゼロスの声が一致する。

闇:L様ですし・・・・

>   こ・・・・コホン。
>   「まあ、それはともかく・・として。何だ?その人が犯した過ち・・といのは?」
>   ゼルが話しを摩り替える。
>   「ええ・・・・・・・。これは、あまり知られていないことなのですが・・・・。」
>   いいつつ。
>   エルクは、伝説の裏にと隠されている。
>   真実を語り始める。
>
>
>
>   内容はいたって単純。
>   確かに。
>   ザナッファーと呼ぶべき、その実験体は。倒された。
>   だけど。
>   その実験は。
>   ライゼール王室、直々の命令であったりもした。
>   そして。
>   光の剣。
>   そして、人も、魔道士協会本部のメンバー。
>   あげくは、精鋭なる魔道士や賢者、剣士でも。
>   倒せなかった、その実験の失敗したものを。
>   たった一つの武器にて。
>   それも。
>   たったの、四人で倒した。
>   始めのうちは。
>   その四人を人々は絶賛した。
>   やがて。
>   その力をねたみ。
>   やがては、その力は人あらざる力。
>   つまりは、ほっておくと、害をなす。
>   と、国が判断し。
>   または。
>   そんな力をもっている剣ならば。
>   たとえ、持ち主を殺してでも奪い、自分達の力に・・・・。
>   という人間達が数年もしないうちにと出始めて。
>   挙句は、
>   彼等こそが、悪の根源である。
>   という不安が人々を襲っていき。
>   虐待と暗殺のオンパレードが巻き起こり。
>   そんな世界情勢の中で。
>   サイラーグだけは。
>   そんな彼等を守りとおしたのだけど。

闇:バカらしい事ですね・・・・ねたみと嫉妬ですか・・・・根本から作り直したらどうですか?

>   しばらくのち。
>   かれらは、忽然と。
>   その光の剣とともに。
>   姿をかきけし。
>   国々で。
>   疑心暗鬼の戦争が勃発しかけた。
>   という出来事が。
>   125年前。
>   ここの世界では繰り広げられていた。
>
>
>   「人は、自分にない力をもっているものにたいして。
>     困ったときは、頼るけど。用がなくなったら。
>      何かと理由をつけて排除しようとするからねぇ。
>       本当に面白い種族よね。」
>   のんびりとあっさりいっているユニットに。

闇:そうですね・・・・悲しい事です

>   「少し不安をばら撒いただけで。あっさりと策略に陥りますしねぇ。」
>   にこにこといっているゼロス。
>   つまりは。
>   ザナッファーを倒し。
>   苗をうえ。
>   サイラーグがこれから復興してゆく。
>   というときに。
>   その力を恐れて。
>   もしくは、手に入れようとして。
>   水面下で戦いが巻き起こり。
>   それで、無駄な命を落とした存在も数知れず。
>   それを憂いて。
>   シルヴィと、その父、ラウリイと、その母、メリルーンは。
>   人知れず姿をけし。
>   その逃がすときにもサイラーグの神官家の血筋が。
>   彼等を保護し。
>   それでも。
>   その血筋を怖れた人々の、迫害は留まることをしらずに。
>   身元がわかれば。
>   罪人として処刑。
>   そういう時間がしばらく十年ばかり続いていった事実があったりする。

闇:・・・・

>   人は強いようで、弱い。
>   かといって、その純粋なる思いは、誰にもまけず。
>   信じられない強さをももつ。
>   そう。
>   このあたしすらを感嘆させるほどに。
>   それは、ほんの一握りだけど。
>   大概は。
>   その弱さに負けて。
>   わかっていながら。
>   何かしらの罪をかぶってゆく。
>   あのときの。
>   一件もまたそういった、無限にある例のほんの一つの出来事。

闇:弱さを知ることこそ真の強さなのに・・・・

>   エルクから話しを聞いた。
>   アメリア達。
>   二人のアメリア、ゼルガディス、ガウリイ、シルフィール、は。
>   しばらく無言と化していた。
>
>
>   
>   とりあえず。
>   この日は。
>   みんな疲れているだろうから。
>   というエルクの配慮で。
>   全員、ここで休むこととなったのだけど。
>   明日。
>   手配をかけた。
>   エリスがいる館にと向かうことにきめ。
>   なぜか。
>   ゼル達は無言のまま。
>   寝室にと入ってゆく。

闇:まあ、無言にもなるでしょう

>   そんなに、驚くような事実でもないでしょうにね。
>   人の歴史にはよくあることだし。
>   どこの世界でも。
>   少し、情けないけどね・・・・・・・。

闇:情けなさすぎですね                          
                          
>    そんなこんなで、無事にたどり着いたサイラーグ。
>    とりあえず。
>    様子をみて、どうするかきめましょう(はあと)
>    だって、あっちでは、あたしが干渉して。
>    全員助けたようなものだしねぇ。
>    大筋の時間率というか運命設定では。
>    違うのよね。
>    まあ、変えるのもたやすいけど・・ね(はあと)

闇:L様〜(だくだくだく(涙))

>    無事にサイラーグにたどり着いたあたしたち。
>    ふふ。
>    まだまだこれから、たのしくなりそう(はあと)
>
> 
>                                         −続くー
>
>####################################
>
>  あとがき:
>      姫:・・・・折角、裏の話まで作ってるんだから。
>         打ち込めばいいのに。
>     エル:そうよね。シルフィールとリナの過去。
>         それに、かつての、ザナッファー事件。
>      薫:・・・・・・・・・・・・・・・・無理です!
>         時間があれば・・・もしかしたら。
>         気が向いたら・・・番外偏・・・・という形か。
>         または一つの話として打ち込み始めるかもしれませんけど・・・・・。

闇:楽しみにしてます♪

>      姫:・・・・・・・横着もの(はあと)
>      薫:・・・・しくしくしく・・・・・・。
>         とりあえず。
>         完全に、なんか、オリジになってるし・・・・。
>         ゼルの登場は!?エリスとレゾは!?
>         というつっこみ・・・・(涙)しくしくしく・・・・・。
>         頑張って次回に出します・・・・・はい(涙)
>      姫:それではv
>     エル:またv次回でねv
>      姫:それで?町の人達、助けることにするの?
>         どうするの?

闇:どうなるんでしょうか。自分的には助かってほしいですね

>     エル:まあ、どっちにしても。
>         ガウリイがこのあたしを脅してくるけどねぇ(笑)
>         本当に面白い人間よねvあれは(はあと)
>      薫:あ゛あ゛!今後の展開がぁぁぁ!!!!(涙)
>        に・・・にげます!それでは!!!

闇:L様、先の事は言わない方がいいですよ

>    (薫、必死に、幕をおろしてゆく・・・・)
   
闇:お疲れ様です。やっぱりおもしろすぎます。そろそろオリジナルの3を贈りますね。それでは、今回はこれで・・・・次回も楽しみにしてます。  

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23920ヴ!!(汗)私も読み逃げしてるのに・・(滝汗)かお E-mail URL2002/12/22 00:06:43
記事番号23914へのコメント

こんにちわ。闇竜翔さん。
う・・私も菫ちゃん使っていただいているにも関らず。
しかもフェアリーまで使ってもらってるのに・・(汗)
レスしてなくてすいません(涙)
>闇:こんにちは、久々の闇竜です
み・・耳が痛いです・・・私の方がまったくレスしてないのに・・(汗)
>>  今回は・・・・登場!この世界のシルフィールvv
>闇:シルフィールがでてくるんですか・・・・どうなるんでしょうね
かなり設定が多少異なっております。ご注意ください(まて!)
>>  (でも、私のところ・・キッズ・・見れないんですけどね・・・涙
>>    ま、いーさ。DVD・・全巻そろえてるもんv)
>闇:自分もです(しくしくしく)
お仲間発見v
>>  今回の手配をかけた本人。
>闇:こぴーれぞですね(なぜにひらがな?)
手配をかけたのは、それとエリスv
>>  その額には、紅い色のルビー。
>>  このルビーで、情報を集めたり、遠くから、操っているのだけど。
>闇:え〜と、なっていったかな(忘れた)
ウルムグンです。
そーいえば。アニメとの小説の差。
ウルムグンでもありましたね・・・。
小説では、エリス=ウルムグンでしたけど。
アニメでは、本家のウルムグンいましたし(マルチナの結婚式の参加者)
>>  フードが退いたその頭のてっぺんに。
>>  ちょとした、お皿のようなはげがあらわになっているヴルムグンの姿。
>闇:禿ですか・・・・ぷくくくく
河童頭なのですv
>>  ぷくくっ!
>>  と含み笑いをもらしてゆく。
>>  そんな風景が、この一角にて見受けられてゆく。
>闇:ここがスレイヤーズ
ギャグがあってこそのスレイヤーズv(こら!)
>>   積み上げられている藁の中から。
>>   町の入り口をみているあたし達一行。
>闇:L様の力があったらすぐじゃ・・・・
>ファ;Lが楽しみを減らす事する奴か?
>闇:しませんね(思いっきり力をこめて)
 薫:・・・まあ、一緒に行動している。
  リナも、アメリアもゼルもシルフィールも。
  正体・・しりませんから・・(そーいう問題か?)
>>   ごそごそと。
>>   藁の中に作っている簡易ベットに横になってゆく。
>闇:気楽すぎますね
緊張感、まるでなし。まあ、あのメンバーですから。
>>   「ちょっとガウリイ!何処触ってるのよ!」
>>   「いや、だって、近づかないと・・狭いし・・。」
>>   「騒いだら、人がきますよ・・・・ぐう・・・。」
>闇:寝んのはや!
アメリアの寝つきはいいのですv
>>   ゼルとシルフィールは。
>>   以前の出来事を思い出し。
>>   ちょっとばかり、顔色を悪くしいたりするけど。
>闇:クラゲは思い出して無いっと・・・・
顔色を悪くする事件でもなかった認識なので。ガウリイにとっては・・。
(何しろ、一緒に経験したのがエル様だし・・)
>>   ルナとレゾと鳥の姿に固定しているSにさせたからねぇ。
>>   なんて、優しいあたし(はあと)  
>闇:・・・・哀れ二人とも・・・・
>L:何か言った?
>闇:いいえ何も逝ってません(なぜ逝く?)
(ここに投稿してないですけど・・これは、あくまで。
  漫遊記のその後・・という形のパロですので・・・。
   漫遊記のさわりがちらほらと出てます・・・はひ・汗)
闇竜翔さん・・・・。大丈夫ですか?(汗)逝くって・・(滝汗)
>>   見張りするくらいなら。
>>   ちゃんと、空を飛んでくる存在の対策くらいしなさい!
>>   職務怠慢よね。
>>   何のための、見張りなのかしらねぇ。
>闇:いえ、普通の人ならまあ気づかないですね〜
日帰りクエストとか、クロスカディアの世界の概念の違い?(まて!)
(羽の生えた←つまりは空を飛べる認識。飛べない認識)
>>   あたし達が、おもいっきり。
>>   月の灯りで、地面にと影を落としているというのに。
>>   まったく気づいてない兵士達。
>闇:まあ、所詮人間だし・・・・
でも、一応見張りなんですけど(涙)
それでいいのか!?兵士の諸君!?
ここの世界は、魔道士はいるのだぞ!(汗)
>>   「どうするって・・・。手配かけたやつの情報。
>>    聞き出すに決まってるじゃないのよ!」
>闇:竜破斬をもって?(爆)
リナならやりかねないかも・・・・(爆)
>>   手配の金額も、似顔絵もそのまま。
>>   というか、こちらの、というより、サイラーグの中に貼られている、
>>   リナだけの似顔絵は。
>>   無害そうな、かわいい表情の女の子。
>闇:よけいたち悪いよ
あくまで。ここのサイラーグの人々にとって。
リナは、救世主であり。
赤の竜神の騎士の妹なので。(あくまでルナの妹と見られるリナ・・)
>>   自分達が手配を受けたときも。
>>   生け捕りに限る。
>>   という手配をかけられていたのを思い出すゼル。
>闇:そう言えばそうでしたね
はい。あれは、小説の設定そのままに取りましたから。
(とゆーか、始めにノートにかいているのは、そのまま小説のパロだけど)
>>   なぜか、目が恐怖で怯えているゼル。
>>   「あら。分かるってば。誰でも。」
>闇:分かりませんってば
>L:根性でわかりなさい
>闇:無理です(きっぱり)
 姫:なさけないわねぇ(はあと)
 薫:い・・いや。普通無理です・・(涙)
>>   例の金色の王に関係あるんでしょうから・・・。
>>   などと、なぜか納得しているアメリアとシルフィール。
>闇:本人ですしね〜
知らぬが仏・・・・・
>>   シルフィールも、自分がガウリイと初めて出会ったその事件に。
>闇:・・・・覚えてない・・・・
書いてないです。それに、作者も触れてません!(読みたい!)
>>   「あ・・・・。こちらの世界でも。あれ、あったんですか。
>>     はっはっはっ。」
>>   笑っているゼロス。
>闇:あれ?
ゼロスは傍観していたvという裏設定にしておりますv
>>   「いや、何てことはありませんよ。
>>     ただ、ここの土地に残っている、ザナッファーの残留思念。
>>      それを利用して、魔王様を覚醒させようとしただけで(はあと)」
>闇:なんだ・・・・そんなことか
>L:そうそう、そんな程度よ
>ファ:・・・・人間にしたら相当なことだと思うのは気のせいか?
 薫:とんでもないことのようなきが私もします・・・・・。
>>   まあ、どうでもいいことだけど。
>闇:いいんですか!?
エル:だって、どうでもいいじゃないv
 薫:・・・・・・・・・・・・・・・・。
>>   ルナのことを思い描き。
>>   わなわなと震えているリナ。
>闇:まあ、普通の人間だったらこの反応が普通ですね
ですよねぇ・・・・・・。
もしかして、アメリア達。
リナ(エル様)と行動ともにしてて・・感覚鈍ってるのでは・・(まて!)
>>   「まあ、ルナは、獣神官クラスや、腹心クラスなら。
>>     笑いながら、ド突き倒せる実力。
>>      もってるからねぇ(はあと)」
>闇:さすがルナ・・・・
作者宣言!超巨大後書きの設定ですv
>>   そんなあたしの言葉に。
>>   「・・・・じゃあ、何で、私達の世界のルナさんは。
>>     リナさんを恐れてるんですか?」
>>   疑問を投げかけてくるアメリア。
>闇:ふっ、L様に逆らえる部下が居ますか?
いませんよね・・・・・・。ふっ・・・(滝汗)
>>   黒い髪を伸ばしている女性。
>>   歳は17。
>>   前髪を切りそろえ。
>>   流れるような黒髪。
>闇:シルフィール登場ですね
はいv登場ですv
>>   まあ、どうでもいいことは、この際、おいとくとして・・と。
>闇:いいんですか!?
エル:だって、年齢なんか関係ないでしょうに(はあと)
 薫:・・・・・エル様達の本当の・・い・・いえ。何でもなひです(汗)
>>   その言葉に。
>>   その場にとこけている、アメリア、ゼル、ゼロス達。
>闇:まあ、こけますね
当然の反応v
>>   「これで、わたくしも、リナちゃんと同じく。
>>     姉ができましたわ!」
>>   一人自分の世界に入っているそのシルフィールの言葉に。
>闇:・・・・思い込み激しい
シルフィールだし(こらこらこらこら!)
>>   「あら。だって、母が亡くなって、一年もしないうちに。
>>     再婚した父ですもの。いても不思議ではないのではなくて?
>>      わたくし、姉妹がほしかったですもの(はあと)」
>>   にこにこと。
>>   リナと二人話しこむ二人の姿。
>闇:いいのかそれで!?
リナがうらやましかったのです。シルフィールは(裏設定)
>>   「何でも、シャザード=グランディが作り出したという。
>>    『平行世界移動装置』の鏡の発動で。
>>     こっちに迷い込んできた、曰く、平行世界の人達らしいのよ。」
>闇:・・・・人じゃない魔族が一匹と人じゃない創造主が一名様いらっしゃいますけどね
確かに・・・・。あとは菫ちゃんもいますしね・・・・。
>>   「とりあえず、紹介しておくわね。
>>     こっちが、その世界の、あたし。同じ名前だから、エルって呼んでるけど。
>>      名前の頭文字で。んでもって、アメリア。ゼルガディス。ゼロスにガウリイ。
>>       こっちのアメリアが、あたし達の世界の本家のアメリア。」
>闇;・・・・本家とか分家とかあるんかい
リナ曰く。自分達の世界に元からいる人が、本家らしいです(byリナ談)
>>   「何しろ、シルが、四歳のとき。
>>    シルの父親である、エルク叔父さんが、ゼフィーリアの女性と。
>>     再婚したのよ。それがきっかけ。」
>闇:・・・・シルの親父さん度胸あるな〜
しかも、その女性は。Sの欠片の持ち主だ・・と(またまた裏設定)
>>   ズゴゴゲ!
>>   その言葉に。
>>   思いっきり、こけているガウリイ。
>闇:・・・・ガウリイ、ただのクラゲじゃなかったのか・・・・
手配をかけるときに、リナをみて。
説明受けたエリス達がガウリイを悪者にしましたv(いいのか!?)
>>   「あら?違うんですの?手配をかけたエリスという女性は。
>>     リナさんが、彼方にだまされて、とんでもないことをしてしまう前に。
>>      救い出す必要があるから。とおっしゃってましたけど。
>>       すでに、騙されて、とんでもないことをしでかしてしまったから・・と。」
>>   キョトンと言い切るシルフィールの言葉に。
>闇:・・・・存在自体がとんでもないと思うのは僕だけですか?
こちらのリナは。あくまでも普通!!(そーか!?)の人間です!
もう一人のリナことエル様は・・とんでもなさすぎですけど・・・(ふふ・・)
>>   リナを必死で説得しているガウリイの姿。
>>   そんな、怪しい情報で、リナに嫌われてたまるか!
>>   そう思い、ガウリイは面白いことに必死に弁解しているけど。
>闇:まあ、普通の男の反応ですね。(ガウリイだけかもしれない)
多分、好きな女性に誤解されたりしたら、男性ってやっぱり。
いやと思いますし・・(よく男性の気持ちは当然わからない)
>>   家に到着するまで。
>>   リナに必死に弁解しているガウリイの姿が。
>>   ずっと見受けられてゆく。
>>   リナも面白がって、ガウリイをからかっているせいなんだけどね。
>闇:・・・・まっ、頑張れクラゲ
さあ、いつリナ、気付くかなv(かなりまて!)
>>   出てきた年配の男性の首を。
>>   がしっ!
>>   姿をみるなり、締めているリナ。
>闇:殺さないように
どうですかねぇ・・・・(笑)
>>   エルクの顔色は。
>>   紫色に変化し始めていたりするけど。
>闇:・・・・かなりやばい状況ですね
やぱいです。かなりに(爆!)
>>   「まさか、シルフィールの姉が生き返ったとか?!」
>>   「んなわけあるかぁ!」
>>   その言葉に。
>>   思わず突っ込んでいるリナ。
>闇:その前に生き返ったって・・・・いたって事か!?
裏設定で、死産という設定なのですv
>>   にっこりとそんなエルクに話しかけるリナ。
>>   目が完全に据わっている。
>闇:いつでも呪文以下省略で重破斬が撃てる体制?
まだまさか、呪文なしで。ギガスレ撃てることにリナ、気づいてないです。
エル様達から貰ってる石の影響で・・(笑)
ですから、ドラスレv(こちらもやばいって!)
>>   うっとりと、乙女の世界に浸っている『シルフィール』。
>闇:・・・・哀れ、幻想が壊れるのは遠くない
最終話というか。
ザナッファーの登場でv(気の毒に・・)
>>   一緒に旅をしたのに。
>>   まだ免疫があまりついてないようねv
>闇:いきなりあんなのを紹介された日には死なないのが不思議ですよ
確かにですね・・・・・・・・・・・・
死ぬまではいかなくても・・・・気絶くらいはするかも(汗)
>>   「あら、いたにはいたわよ。でもねぇ。」
>>   「人に殺されたからねv」
>闇;:所詮権力に振り回される種族ですからね
さみしーですよね。そんな人の心って・・。
>>   サイラーグに昔から住んでいる人々は。
>>   その、勇者に大して、人が起こしてしまった過ちを。
>>   正確にと伝えているのもまた事実。
>闇:・・・・一つがすべてじゃないんですね
人は、都合の悪いことは、かくして。
綺麗な部分だけを伝えてゆく傾向がありますし・・・・・。
(ある意味、ジャンヌだるくとか、キリストとかがいい例だし・・)   
>闇:レゾって人間にしたら結構長生きですね
まあ、百年以上は生きているらしいですからねぇ。
ちなみに。
ここの設定は、140歳前後。  
>>   「ああ。大丈夫よ。Sのやつは、復活はしてないから。今は。」
>闇:今はなんですか・・・・
一度、復活しかけましたし(レゾの中に)
>>   「あ、なるほど。」
>>   ぽん。
>>   手を叩き、納得している『シルフィール』だけども。
>闇:そんな簡単でいいのか!?
さすがに、ゼフィーリアの人達と関ってないということでv
>>   「えええええ!?僕はこっちの世界には干渉しませんよ!!!!!?
>>      そんなことしたら、後で、どんなエル様達にお仕置きうけるか!!!!」
>>   悲鳴を上げているゼロス。
>闇:後でお仕置き決定だなこりゃあ
よくわかりましたね(そのとーりvv)
>>   ルナの影響で。
>>   一緒に、リナと特訓。
>>   したことがあって、一度。
>>   あたしのところの入り口まで。
>>   リナもシルフィールも。
>>   きかけたことがあったからねぇ。
>>   本気で入り口までだったけど。
>闇:普通の人間だったら消滅してます!
ルナが気付いて迎えにきたのよv(byエル)
>>   「・・・・・なるほど。ルナお姉さんの知り合いなら。
>>     何があっても不思議ではないですね。たとえ、世界が違えども。」
>>   『・・・・・それで納得するんですか(するか)・・・・。』
>>   そんなリナと『シルフィール』の会話に。
>>   なぜか、ダブルアメリア、ゼル、シルフィール、ゼロスの声が一致する。
>闇:L様ですし・・・・
ルナ・・ここの世界のルナ・・・気付いたら・・。パニック必死だな・・・・。
リナ、知らないとは怖い(?)ですねv
>>   彼等こそが、悪の根源である。
>>   という不安が人々を襲っていき。
>>   虐待と暗殺のオンパレードが巻き起こり。
>>   そんな世界情勢の中で。
>>   サイラーグだけは。
>>   そんな彼等を守りとおしたのだけど。
>闇:バカらしい事ですね・・・・ねたみと嫉妬ですか・・・・根本から作り直したらどうですか?
あ、言いたいことを理解していただいて、ありがとうございます!!!
なかなか表現が確実にできなくて(涙)
>>   「人は、自分にない力をもっているものにたいして。
>>     困ったときは、頼るけど。用がなくなったら。
>>      何かと理由をつけて排除しようとするからねぇ。
>>       本当に面白い種族よね。」
>>   のんびりとあっさりいっているユニットに。
>闇:そうですね・・・・悲しい事です
言いたいことが伝わったようで、ほっと一安心(これが言いたかった人)
>>   その逃がすときにもサイラーグの神官家の血筋が。
>>   彼等を保護し。
>>   それでも。
>>   その血筋を怖れた人々の、迫害は留まることをしらずに。
>>   身元がわかれば。
>>   罪人として処刑。
>>   そういう時間がしばらく十年ばかり続いていった事実があったりする。
>闇:・・・・
かなり、一族に対して、恐怖を感じていたのです。
ある意味・・・火竜王の虐殺よりもひどい・・かも(汗)
>>   その弱さに負けて。
>>   わかっていながら。
>>   何かしらの罪をかぶってゆく。
>>   あのときの。
>>   一件もまたそういった、無限にある例のほんの一つの出来事。
>闇:弱さを知ることこそ真の強さなのに・・・・
ですよね。つらいことを乗り越えて、さらに強くなっていくんですからね。
人は。
>>   ゼル達は無言のまま。
>>   寝室にと入ってゆく。
>闇:まあ、無言にもなるでしょう
やはり、無言になるのは、人だから。
闇の部分をまともに聞けば・・ねぇ(汗)
>>   そんなに、驚くような事実でもないでしょうにね。
>>   人の歴史にはよくあることだし。
>>   どこの世界でも。
>>   少し、情けないけどね・・・・・・・。
>闇:情けなさすぎですね                          
ここの世界でも、今だに、戦争とか、テロとか・・・・。
ありますし・・ね・・・。                         
>>    大筋の時間率というか運命設定では。
>>    違うのよね。
>>    まあ、変えるのもたやすいけど・・ね(はあと)
>闇:L様〜(だくだくだく(涙))
まあ、エル様ですから・・・・。
>>      薫:・・・・・・・・・・・・・・・・無理です!
>>         時間があれば・・・もしかしたら。
>>         気が向いたら・・・番外偏・・・・という形か。
>>         または一つの話として打ち込み始めるかもしれませんけど・・・・・。
>闇:楽しみにしてます♪
どーなることか・・あはは(滝汗)
>>      姫:それで?町の人達、助けることにするの?
>>         どうするの?
>闇:どうなるんでしょうか。自分的には助かってほしいですね
助かる!というのに二票!ですねvこれでv
さて・・・本気でどうするか・・・・。
>>     エル:まあ、どっちにしても。
>>         ガウリイがこのあたしを脅してくるけどねぇ(笑)
>>         本当に面白い人間よねvあれは(はあと)
>>      薫:あ゛あ゛!今後の展開がぁぁぁ!!!!(涙)
>>        に・・・にげます!それでは!!!
>闇:L様、先の事は言わない方がいいですよ
薫:しくしくしく・・。
  いつも、先のことをネタバレされそうになってます・・・・。
>闇:お疲れ様です。やっぱりおもしろすぎます。そろそろオリジナルの3を贈りますね。それでは、今回はこれで・・・・次回も楽しみにしてます。  
わざわざありがとうございます!
読み逃げ専門と化しているこんな私の小説に・・あうう(汗)
只今、続きがひじょーに気になってはいるのものの。
まったくレスをしてない愚かな薫なのです(汗)
それでは、レスをわざわざありがとうございました!
(・・・・いい感想が出来たら・・・入れます・・・はい・・涙)
それでは。

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23917スレイヤーズフォーエバー・第19話かお E-mail URL2002/12/21 22:50:21
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ。
  前回、横着して。直接ページ編集して、打ち込んで。
  コピー貼り付けしたところ。
  きちんと貼り付けできてなかった私です(爆!)
  やっぱり、まじめに、ワードで打ち込みなさい!
  ということでしょうねぇ・・・(あはは)
  とりあえず。
  いっきます!
  何しろ、無印の中で、一番きつい回ですけどね・・・・・・。
  それでは!

#####################################


    スレイヤーズフォーエバー第19話 〜エリス〜


  「リナちゃん、大丈夫なんですの?」
  シルフィールの問いかけに。
  「ともかく!姉ちゃんの耳に入る前に!何とかしないと!」
  焦っているリナ。
  朝食を済ませて。
  といっても。
  はっきりいって、夜食に近い。
  外はまだ真っ暗で。
  すでに、梟などの鳴き声も途絶え。
  静寂に満ちている。
  乗り込むなら、深夜がいい。
  という意見で。
  「というか・・何で、手配かけるのを許したのょおぉぉ!!」
  数度となく、繰り返されているリナの言葉に。
  「あら。だって、リナちゃんが。
   悪い男に騙されてるってきいて・・ねぇ?」
  「そうそう。もしリナちゃんに何かあってからでは。
    赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)様に。
     申し訳ないからねぇ。」
  交互にいっている、『シルフィール』とエルク。
  「だからって、手配以外にも手があったでしょうがぁ!」
  叫んでいるリナ。
  「リナさん、リナさん、あまり騒ぐと。深夜迷惑ですよ(はあと)」
  そんなリナににこにこといっているゼロス。
  「それより、早くいきましょう!リナ!
    悪を許しておくわけにはいきません!」
  目を輝かせているアメリアに。
  「ですよね!今こそ、正義の心が試されるときです!」
  こちらも瞳を燃やしている『アメリア』。
  似たもの姉妹に傍目にはうつるけど。
  身長が近ければ、双子でも通るわよね。
  まあ、アメリアは、この三年で。
  成長しているからねぇ。
  それに、アメリアは。
  あたしが遊んでいるところでは。
  あの一件には関ってなかったし。
  微妙に、平行世界って、些細な出来事が違って。
  構成されているのよね。
  そうしてるのもあたしだけど。
  だって、その方が、面白いしv
  「まあまあ、リナさん。そんなことより。
    あまり、騒いでいたら、近所迷惑にもなりますし(はあと)
     早く、レゾの屋敷にいきましょv」
  にっこりといっているユニット。
  「まあ、確かに。それもそーね。後で覚えときなさいよ・・・。」
  じろりと睨んでいるリナに。
  『あははは。』
  乾いた笑いをあげているこちらの世界のシルフィールとエルク。
  
  「とにかく、急ごう。今なら、コピーも動けないだろうから。」
  そう言っているゼルの言葉に。
  「そーいや、ゼル一号の話だと。そんなことをいってたわね。」
  リナがしみじみといいつつ。
  夜の闇が落ちている町にと。
  繰り出してゆく、あたし達。


  まるで。 
  誰もいないかのような静寂の中。
  月明かりだけが、静かに。
  町並みを照らし出してゆく。
  今日は、満月。
  「どうやら、町並みなども、あちらと同じなのですわね。」
  空を呪文で飛びつつ。
  そんなことをいっているシルフィール。
  「まったく・・・何であんたは呪文が使えないのよ・・。」
  ぶつぶついいつつ。
  ガウリイを運んでいるリナ。
  ガウリイがとぼけたことをいって。 
  そんなガウリイをはたいていたら。
  リナはあたし達から遅れて。
  結局のところ、リナがガウリイを連れて飛ぶ。
  という形にとなっていたりする。
  まあ、ガウリイ、それもわざとそうなるように考えて行動してるんだけど。
  面白いところで、頭を使うわよね。
  「あれだ。」
  ゼルの言葉が指し示す先には。 
  一つのちょっとした屋敷。
  まあ、かなり小さいけど。
  なぜか、
  「結構大きい屋敷ね・・。」
  リナがそれをみて。
  しみじみとつぶやく。
  白い外観が、月明かりに照らされて。
  青白く浮かび上がる。
  庭には、ちょっとした噴水や。
  オブジェや庭木などが整頓されていて。
  案外まともに整っている庭。
  まあ、その庭に埋まっている庭木などは。
  実験で失敗した植物や。
  または、人などの実験の失敗した生き物を。
  栄養用にと溶かして、それを合成して。
  栄養剤などにして庭の草木に与えていたりするようだけど。
  
  ストン。 
  庭の裏手。
  屋敷の裏手にある路地に回り込み、道にと下りるあたし達。
  コンコン。 
  リナが軽く壁をたたき。
  「ガウリイ、こっからいってみよーか。」
  リナが軽くいう。
  「ここからって・・リナさん?ここは、壁ですよ?」
  そんなリナに言いかけている『アメリア』の言葉に。 
  「よしまかせろ。」
  いって。
  チン!
  剣を抜き放ち一閃させるガウリイ。
  ガゴ・・・・・。
  ドスン・・・・。
  音も立てずに、綺麗に切り取られてゆく、壁。
  切り口が綺麗に滑らかに。
  その断面は、鏡のようにと周りの景色がはっきりと映りこむ。
  「・・・・ガウリイさんって・・・。普段はとぼけてますけど・・。
    本当に凄腕の剣士なんですよね・・。」
  人が通れるほどのぽっかりと開いた穴をみつつ。
  あきれているこちらの世界の『アメリア』に。
  「まあ、リナさんと一緒だったら・・・。
    まったく目立ちませんけどね。」
  そういって、あたしをみてくるアメリア。
  「はい。よくできました。いいこ、いいこ。」 
  いいつつ、ガウリイの頭を背伸びしてなでているリナの姿が見受けられるが。
  「あ・・あのな・・・。」
  そういいつつも。
  にこにことしてては、説得力などない。
  「さて。んじゃ、いきますか!」
  ガウリイが言いかけて。
  リナの手を掴もうとした刹那。
  くるりと向きを変えて、壁に開いた穴にと向かってゆくリナ。
  スカッ・・。
  リナの頭をなでようとしたガウリイの手が。
  むなしく、虚空をかいてゆく。
  
  「・・・・・ま、いっか。」
  リナの後に続いて。
  屋敷の中にと入ってゆくガウリイ。
  「これって・・不法侵入じゃありません?」
  シルフィールの問いかけに。
  「正義の前には、そんなもの関係ないです!悪を滅ぼすためですから!」
  きっぱりはっきり言い切る『アメリア』。
  そんなこちらの世界のアメリアとは対照的に。
  「・・・リナさん・・・これって・・。」
  周りに無数に陳列している、ケースをみて。
  顔をしかめているアメリア。
  「レゾの実験施設だ。」
  にがにがしく言っているゼル。
  「実験って・・・。」
  シルフィールがそこにあるケースの中を覗きこみ。
  小さく悲鳴を上げてゆく。
  そのケースの中にいたのは。
  原型を止めていない、何かの生物。
  「つまり、異なる生物同士を掛け合わせて。
   まったく違う生物を作り出す実験・・つまりは、合成獣の実験施設よ。
    これは。」
  あたしの言葉に。
  「・・・趣味悪いわね・・どーみても・・人間までいるし・・。」
  顔をしかめているリナ。
  ケースの中には。
  かつては人であったであろう。 
  形が崩れ、かろうじて、手足が分かる程度の生物に。
  かといえば。
  その下半身が、虎の姿で。
  半身が、ヒドラの姿。
  そんな容姿の生き物たちもケースの中にと見受けられていたりする。
  「生き物をもてあそぶなんて、正義じゃないです!」
  「こ・・んな!人まで使っているなんて!」
  その様子に口を覆い。
  正義の炎をたぎらせている二人のアメリア。
  「ま・・まあ。人を材料にするのは。魔道士の中でも。
   かなりのご法度なんだけど・・・。
    それに。合成獣に関しては。
     魔道士の中でも。意見が分かれているからね。」
  リナの言葉に。 
  「どうしてですか!?命を玩具にするようなものじゃないですか!
    それに、ゼルガディスさんみたいに、自分の意思に関係なく!
     合成獣にされたりしたら、それこそ、正義は何処にあるんですか!」
  そういって、食って掛かってくるアメリア。
  「まあ、形はどうあれ。結構、人間というものは。
    力や権力、そういったものを欲しますからねぇ(はあと)
     だから、僕達も、つけこみやすいんですけど(はあと)」
  にっこりといっているゼロス。  
  「まあ、いい例が、レティディスウ王国よね。
    不死を求めて、始めは、合成獣から取り掛かり。
     挙句は、それを照明するために。
      殺し合いをして。まあ、一人の魔道士の手によって。
       消滅したけどね。あの王国は。」
  五百年ほど前に。
  栄えていた王国。
  そんな少し前のことだけど。 
  何を考えたのか、不死を望み。
  そして。 
  あるものは、魔族と契約したり。
  あるものは、その身を合成獣にと変えたり。
  そして、あるものは。
  魔族をその身に取り込んだり・・と。
  いろいろ面白いというか、情けないことをしていたその王国は。 
  一人の魔道士が、賢者の石の使い方を間違えて。
  簡単に一瞬のうちにと滅び。
  冥界にと戻り行いた彼等のことを話すユニット。
  「しっかし・・・よくまあ・・・・こんなに。
    人を基本にしてというか・・・。気分がわるいわね・・。」
  「リナさん・・・助けてあげられませんか?」
  ケースの中の、培養液に使っているそれらをみて。
  あたしに懇願してくるアメリア。
  「できるけど。でも・・今更・・よ?
    すでに、彼等の家族や知り合い。この世にはいないでしょうし。」
  本当にいないんだけど。
  というか。 
  レゾは、騒ぎが大きくなるのを防ぐために。
  目的の人物以外は。
  闇から闇へ。
  もしくは、生きたまま、実験材料なんかにしていたこともしばしば。 
  といっても。
  レゾ本人がそういう性格しているんでなくて。
  中にいたSが、レゾの精神を蝕んで入った結果。
  そうなっていたんだけど。 
  あいつも、趣味わるいからねぇ。
  変なとこが。  
  あとは。
  フィブ・・つまりは、冥王(ヘルマスター)が。
  それとなく、そういう風にしてゆくようにと。
  コンタクトを取った結果ともいうけど。
  「でも・・たしかに。見ているのに気分よくないわね。」
  「そうよねぇ。こんなにどろどろに解けている生き物とか。
   ちょっと、外見的に遠慮したいわよね。」
  あたしとユニットが同時にいい。   
  ふわ。
  あたし達の手に、小さな金色の光が出現し。
  カッ!
  一瞬。
  それが瞬くと。
  ガシャァァン・・・・。
  ケースの割れる音。
  すでに、寿命が尽きていた彼等は。
  人の姿にと戻り。
  小さく。
  『・・・ありがとう・・・・。』
   感謝の言葉を投げかけつつ。
   サラララ・・・・。
   そのまま。
   肉体は、空気にと溶け消えてゆく。
   簡単に言えば。
   彼等は生きている死体のようなもの。
   その束縛を外した結果。
   輪廻の輪にと戻ってゆく。
  
   
   「・・・・あの人達・・救われたのでしょうか・・。」
   始めは。
   どうして姿までも消えたのか。 
   不思議がっていたリナ達だけど。
   あたしが説明すると。
   納得し。
   そんな彼等の成仏を祈っているリナ達全員。
   「・・・こんな非道なことをしているなんて・・・。
     私達の世界のレゾは。ここまではひどくなかったですけど・・。」
   そう言っているシルフィールの言葉に。 
   「・・・・いや、似たようなことはやってた。」
   声を低くしていっているゼル。
   まあ、ゼルも。
   レゾに命令されて。
   いろいろとやっていた経験があるからね。
   「とにかく!命を玩具に軽んじるようなやつは!
     このリナ=インバースが黙ってないわ!」
   少し、気合を入れなおしつつ。
   実験場をぬけ。
   大広間にと出てゆく、リナ達とあたし達。

   広間の中央に、螺旋の階段があり。
   その途中の壁に。
   大きく、レゾの肖像画。
   「何でも、俺達の世界でいうと。ここは。
     レゾが、以前サイラーグの人々から、寄付された土地に。
      屋敷を建てたらしい。」
   淡々と説明しているゼル。


   ラウリィたちとともに。
   不完全なザナッファーを倒し。
   そして。
   レゾはその後。
   さらに、魔道にのめりこみ。 
   次にとこの町にとやってきたときには。
   白魔法と黒魔法を極めていた。
   極めるといっても、ほんの一握りの知識のみ。
   そして。
   目をつけたのが。
   ここ、サイラーグにて。
   苗だけでなく。
   それを作り出した元となった、写本。
   それの、管理と保存を統べく。
   そんな彼に、提供されたのが、ここ、町の中心にとあるこの土地。
   町の人達からの感謝の気持ちが込められていたのだが。
   ここで様々な実験を行うには、都合がよくて。
   というのも、多少の、瘴気は。
   フラグーンが吸収し。 
   何をやっても、外にはばれない。
   という、彼にとっての利点があるからして。
   そんなこんなで。
   ここ、サイラーグにも。
   別荘の一つとして屋敷を構え。
   さらには。
   町の北側に。
   研究所を設けていたレゾ。
   
  
   ピタリ。
   足を止め。
   その肖像がをみつめているリナ達全員。
   「アレが、有名な、赤法師レゾですか?」
   こちらの世界のアメリアが。 
   それを指差す。
   「そう・・・目を開くために。
    魔王を召喚復活させようとしてた・・とんでもないやつ。
     それも、おそらく、封印されていた魔王の影響なんでしょうけどね。」
   リナがその肖像がを睨みつつ。
   誰にともなくつぶやいてゆく。
   と。
   「よくここまできたわね。リナ=インバース。」
   二階の踊場から、声がしてくる。
   
   「よう!今度こそ、決着をつけてやるぜ。ガウリイの旦那。」
   帽子を目深にかぶりなおし。
   壁の影から出てくるザングルス。
   「今度こそ、貴様たちの最後だ・・。」
   いいつつ。
   ゆらゆらと虚空に浮いているウルムグン。
   「ちょっと!あんたが、今回の黒幕ってわけ!?」
   リナが、その二階にいる人物に向かって言い放つ。
   「ふ。その通り。・・・・って・・ゼルガディス?
     なぜ、私の邪魔をする!!?」
   身長が、少し高いのに多少の疑問を感じつつ。
   二階の踊場にたっている女性が。
   ゼルに向かって言い放つ。 
   「ふん。貴様に義理立てする義理はない。」
   声がしたのは、別なところから。
   ガシャン!
   天井の窓が盛大にと割れて。
   そこから、飛び込んでくる、白い人影が一つ。
   「あ!ゼル二号!」
   ごげっ!
   リナの言葉に。 
   そのまま、床とキスをする。
   「だ・・誰がゼル二号だ!」
   「あんたに決まってるじゃないvひっさしぶりぃv」
   明るく言っているリナに。
   「リナさん?誰です?この人?
    ゼルガディスさんと同じようですけど?」
   飛び込んできたゼルガディスをみて。
   きょとんとしているこちらの世界のアメリア。
   「ああ。こっちの世界のゼルガディスよ。」
   あたしの言葉に。
   「そうなんですか。」
   『・・・・それでなっとくするとは・・さすがにアメリア・・(汗)』
   そんな『アメリア』をみつつ。
   声がきっちりと重なっている二人のゼルガディス。
   「な゛!?どうなってるのよ!?
    それに、どうして!リナ=インバースが二人もいるのよ!」
   あたしとリナに気付き。
   そして。
   ゼルとゼルガディスに気付いて。
   なぜか、驚いているその女性。
   黒い髪を短くまとめ。
   額にバンダナ。
   服装は黒。
   それでいて、かなりきわどい位置まで入っているスリットの短い服。
   棘付きの肩当で、黒いマントを留め置いて。
   手には、長い黒い手袋。
   かかとのある程度の高い黒いブーツを足に履き。
   かつて、レゾとともに。  
   レゾの研究の手伝いをしていたエリス。
   エリシエル。
   「それはそうと。どうして、リナさん達に。
     手配なんかをおかけしたのですか?エリスさん?(はあと)」
   にこにこと。
   形式的に聞いているゼロス。
   「ふ。レゾ様の意思を継ぐためよ。
     そして、その男がもっている、光の剣を手に入れること。」
   そういって、ガウリイを目で指し示す。 
   「駄目ぇ!これは、あたしのなの!」
   「あんたにやるわけにはいかないなぁ。
    これから、リナを守るためにも必要だし。これは。」
   リナがガウリイの剣を握りしめ。
   即座に否定の言葉を発し。
   ガウリイといえば。 
   そんなリナの頭をぽんぽんとなでつつ。
   エリスにきっぱりと言い切っていたりする。
   「まったく・・・・。
     あんたらは、ちょっとした野暮用で立ち寄った場所でも。
     やっかいなことに首を突っ込んでいるな・・。」
   そんなリナとガウリイをみつつ。
   あたし達にむかって言ってくるゼルガディスの言葉に。
   「そーいう、貴様も、今回の一件、関りあるだろうが・・。
     手配かけられていたの・・俺でなくて貴様だそ?」
   そんなこちらの世界の自分をみつつ、言っているゼル。
   「手配?何のことだ?」
   キョトンとするゼルガディスに。
   「こらまてぃ!あんなに騒がれてるのに!
     まさか、知らないっていうんじゃないでしょうねぇ!」
   そんなゼルガディスの襟を掴んで。 
   がくがくとゆすっているリナ。
   「く・・・くるひ・・・。」
   思いっきり、そのまま。
   顔から血の色が飛んでいるゼルガディス。
   「まあ、普段から、あまり昔の俺なら。
     進んで人ごみや、人には関らないようにしているしな・・・。
      町にもあまり必要以外には寄らないし。知らなくても、
       不思議じゃないけどな。」
   しみじみいっているゼル。
   事実。
   町などによっても。
   詮索しない場所などに泊まったりしていたがために。
   賞金稼ぎなどが勝負を挑んできても。 
   それは、今までの行動からしても。 
   狙われる覚えはあるので。
   あまり気にしていなかったこちらの世界のゼルガディス。
   けっこう、のんびりやさんなのよね。
   「・・・おい・・・何でリナに触れてる・・。」
   違う意味で。
   リナががくがくとゆすっているゼルガディスを。
   睨んでいるガウリイ。
   『・・・・・・・無視するなんていい度胸じゃないのよ!
     こうなったら、力づくでも!やりなさい!』
   完全に無視されているエリス達。
   先に切れたのは、エリスの方。
   エリスの言葉と同時に。
   ユラ・・・・。
   十数人のコピーウルムグンが出現してゆく。
   「なるほど・・・。コピー・・・・。」
   リナが薄くわらい、そんなウルムグンをみやる。
   どうりで、倒しても、倒しても、出てくるはずだわ・・。
   一人納得しつつ。
   「ガウリイ!勝負だ!」
   「もてもてねvガウリイ(はあと)」
   「男にもててもうれしくないわい・・。
     リナに付きまとわれるんだったら、それこそ、幸せだけどなぁ。」
   さりげにのろけるようにと告白しているガウリイの台詞に。
   「?変なやつ。あんたがそれをくれるまで。
     あたしは、あんたについていくにきまってるじゃない(はあと)」
   絶対に、光の剣はあたしがもらうんだから!
   まったく、意味が通じていないリナ。
   「・・・・・・リナぁ・・・。」
   そんなリナを情けない声を出して。
   呼んでいるガウリイに。
   「振られたな。ともかく!勝負だ!」
   にやりと笑い。
   剣を抜くザングルス。
   「レゾが作った、この魔法剣、ハウリングソードと。
     貴様の光の剣。どちらが強いか勝負!」
   「・・・・・・お前では、相手にならんと思うがなぁ・・・。」
   いいつつ。
   とりあえず。
   剣を抜くガウリイ。
   「ほさげっ!・・・・・ぐわっ!」
   剣を抜いて。
   ガウリイにと襲い掛かろうとするが。
   その一瞬に。
   見えない力にて壁にと打ちつけられる。
   ガウリイが、人の目には見えない速さで。
   剣を一閃させ。
   その剣圧の衝撃波が。
   ザングルスに直撃したのだけども。

   「どちらがどちらか分からない以上。
    そして、リナ=インバースと一緒にいたのが不幸だったな・・。」
   いいつつ。 
   コピー全員が。 
   一斉ににと、様々な呪文を唱えてゆく。
   かちん。
   このあたしに対して、その言い方。
   ちょっとはお仕置きが必要みたいねv
   「このあたし達にちょっかいかけたこと(はあと)
     後悔させてあげるわね(はあと)」
   あたしがいったその直後に。
 
   シャラン・・・・。
   「ほう・・どういう後悔ですか?」
   杖をつきつつ。
   赤紫色の髪の男性が。
   二階の一室より現れてくる。
   「・・・・な゛・・まさか・・そんな!?」
   その姿をみて。
   驚愕の叫びを上げているこちらの世界のゼルガディスに。
   言葉を失っているアメリア。
   シルフィールは、まあ、あったことあるから。
   このコピーに、あっちの世界で。
   「まさか・・・あれが、赤法師レゾですか?」
   その姿をみて。
   真っ赤なローブで身を纏っている男性を指差して。
   聞いてくる『アメリア』。
   「本人ではないけどね。」
   あたしの言葉に。
   「そうよ!レゾは、あたしがしっかりとこの手で倒したんだから!」
   「ついでにいうと、その後。魔王にも説得を試みましたし!」
   交互にいっているリナとアメリア。
   まあ、そこは。
   はっきりいって、彼には知らないことだし。
   「元気なお嬢さん。彼方の言っていることはよくわかりませんが。
    私がレゾですよ。レゾ以外の何者だというのですか?
     それに・・・・。本物か、偽者かは別として。
      倒せますか?この私を?
       あ、手配をかけたのは、この私ですから。
        私を倒せば、手配は消えますよ(はあと)」
   本当は目は開くのに。
   そのまま、見えない振りをして。
   にこにこといってくる、その男性。
   
   「くっ・・・本物かどうか、試してやる!」
   いいつつ。
   呪文を放つ『ゼルガディス』
  
   ドドゴォォ・・・・・。
   それに対抗するようにと呪文を解き放つコピーレゾ。


   パシッ。
   「リナちゃん!?」
   声とともに。
   レゾが放った呪文が無効化され。
   扉の方から。
   入ってくる、『シルフィール』
   「シル!?どうして!?」
   「いえ・・やっぱり、何もしなかったら。
     後で、リナちゃんにどんな目に会わされるかと思ったら・・。
      やっぱり、一緒に参加したほーがいいなぁ・・と。てへv」
   ペロリと舌を出していう『シルフィール』の言葉に。
   「・・・・・一体、どういう小笹馴染みなんですの?(汗)」
   そんなリナとこちらの世界のシルフィールの会話を聞きつつ。
   少しひいているシルフィール。
   「だって、魔王を敵に回すより。リナちゃんを敵に回したほうが。
    かなり怖いことになりますし(はあと)」
   「シルゥ・・・あんたねぇ・・・・・・。」
   そんな『シルフィール』の言葉に。
   ぎろりと睨んでいるリナ。
   「それはそうと。あんた、このあたしにまで攻撃を仕掛ける気?」
   あたしの言葉に。 
   「当然です。私の邪魔をするものは。誰であろうと、容赦はしませんよ?」
   いいつつ。
   次なる呪文を唱えようとしてくる。
   が。
   ドゴッ!
   アメリアに吹っ飛ばされたヴルムグンの一人が。
   そんなコピーレゾにと向かってゆく。
   その刹那。
   その目の前でヴルムグンの体は。
   跡形もなく、きえうせる。
   「まったく・・。」
   ユニットがクスリと笑い。
   「無限の光を司りし存在 無限の闇虚無の有 全ての事柄を司りし・・」
   くすくすと笑いつつ。
   カオスワーズを紡ぎだす。
   なぜか。
   その言葉に。
   恐怖を一瞬感じているコピーの姿が見て取れるけど。
   「今だ!『ファイブン・ライティルト!!!』」
   ゼルの言葉と同時に。
   アメリア、ゼルガディス、『アメリア』に二人のシルフィール。
   この四人のラティルトが。
   そんな後ろにたじろぎかけたコピーに炸裂してゆく。
   ゼルの意図を汲んだ見事なコンビネーション。
   「ぐっ!」
   あわてて。
   杖をかざし。
   それを受け止めているコピーの彼。
   
   「ひとまず撤退するぞ!」
   ゼルガディスがいい。
   カッ!
   天井に、持続時間の極端に短い。
   ライティングを打ち出し。
   辺りがまばゆく輝いたその一瞬に。
   ひとまず、屋敷から出てゆくゼルガディスの姿。
   「ま、いっか。」
   「作戦を練り直しましょう!」
   「あ、まってください!」
   「それじゃ、私が移動させるわねv」
   『・・・・え゛(汗)』
   その光の中。
   口々にいっているリナ達の言葉に続き。
   ユニットがにっこりといい。
   その刹那。
   シュン・・・・。
   『・・・・・!!!!!!!!!!!!!?』
   リナ達のなぜか抗議する声を聞きながら。
   とりあえず。 
   その場を後にしてゆく。



   目が見えない振りをしているとはいえ。
   事実は、見えるのであるからして。 
   まともに角膜を焼かれて。
   その場にうずくまるコピーに。
   「レゾ様!」
   あわてて、そんな彼にと寄り添ってゆくエリス。
   「く・・・覚えておきなさい!」
   いいつつ。
   今だに完全に動くこともママならない彼のメンテナンスをするために。
   彼に肩をかしつつ。 
   その場から離れてゆくエリスの姿が。
   屋敷の中で見受けられていた。



   「でも、何だって、シル?おいかけてきたの?」
   朝日が昇るころ。
   とりあえずと。
   夜を過ごした廃墟の一角で。 
   後からきた『シルフィール』に話しかけるリナ。
   「実は、この前。神託が降りたのを思い出しまして。
     一応、リナちゃんにも報告はしておこうかと・・。」
   「神託?」
   アメリアの言葉に。
   「ええ。サイラーグに何かよくないことが起こる・・といった内容でした。」
   深刻な顔をして話している『シルフィール』に。
   「わたくしたちの所では。確か、レゾさんと。ルナさん。
     このお二人が、今回の事件の解決はされましたけど。」
   かつての出来事を思い出していっているシルフィール。
   「とはいえ、シルフィール、こちらの世界では。
     レゾはもう死んでいる。あれは、やっぱり。
      あの時のコピーだ。」
   何があったのかはよく知らないが。
   というのも、コピーを連れて。
   レゾがどこかにいって、決着をつけた。
   ということしか知らないゼル。
   あのときのことを思い出して、疲れたようにと言い放つ。 
   「でも、面白いことをしてますよねぇ(はあと)」
   にこにこと笑っているゼロスに。
   「?どういうことですか?」
   そんなゼロスに聞いているアメリア。 
   「いえ。だって、あのコピーの人。
    どうやら、赤法師レゾのコピーであるには間違いないですけど。
     魔族まで合成して、合成獣にしてますからねぇ。
      さすがですね。魔王様(はあと)
       中級魔族を合成する技術を覚醒してないとはいえ。
        人の身で行っているとは。あっははは(はあと)」
   ・・・・・・・・・・・・・・・。
   あっつさりというそんなゼロスの言葉に。 
   なぜか。 
   しばし、リナ達の間に沈黙が舞い降りてゆく。
   「ゼロスさん、事実とはいえ。あっさりといわないのよ(はあと)」
   にっこりとそんなゼロスに微笑みかけるユニット。
   目が完全に笑っている。
   「まあ、事実だから、別にいいけどね。
     というか、みたら分かるし。」
   のんびりと、朝のコーヒーを袋から取り出して。
   飲んでいるあたし。
   「コピーの兄ちゃんのほかに。
     三つの魔族が入ってるな。あの気配は。」
   一目でそこまで見抜いているガウリイ。
   どうも、あたしと三年間。
   一緒にいたせいか。 
   かなり、そういった感にキレがよくなってきたわね。
   以前よりv
   『・・・・・・。』
   そんなさらりといったガウリイの台詞に。
   つつぅ・・・。
   なぜか汗を流しているゼルガディス二人にアメリア二人。
   そして。
   『ガウリイ(さん)(様)
     そんなことまでわかるの(んですか)(ですの)!?』
   なぜか。
   あたしとユニット以外の全員の驚愕の叫びが。
   ガウリイに向かって放たれてゆく。

   ま・・・ガウリイだしね。

                           −続くー

####################################

  あとがき:
     薫:・・・長くなったので・・・。
       次回!サイラーグ崩壊!!!(まて!)
       ついでに、ディオルにそっくりな彼の登場v
       多分、アニメでは。
       ディオルのつもり・・なんでしょうけどねぇ(笑)
       あえて、ディオルとは双子の兄弟の弟!
       という設定にしてみましたv
       闇の魔道士ギルドvの責任者v
       問題は・・・ディーバ登場のところだよなぁ・・・・。
       本気で、漫遊記本編と。   
       殆ど同じよーなきが・・あはは(こらこらこら!)
     姫:ちなみに。
       前回出てきた『シリル』という名前v
       シルフィールの二度目の母親の名前v
       という薫は設定にしてありますv
       何でも。
       とある人にまたまたプロット考えてもらった話に。
       出す予定の彼女を。
       そのまま、こっちに当てはめたという。
       何も考えのない薫ですv
     薫:しくしくしく(涙)
       見果てぬ夢と同じように。
       連作小説を只今、メールのやり取りで、進行中v
     姫:でも、まだ、相手からは貰ってるのに。
       貴女は、一行!も打ち込んでないのよネェ(はあと)
     薫:しくしくしくしく・・・・(実話だから言い返せない)
       とりあえず・・・。
       アニメでは、全26話。
       多分、この小説では・・・・30話前後になるかと・・。
       何しろ、18・19話が。
       一話づつで終わってない・・あはは(しゃれにならない・・)
       まあ・・それでは・・・・。また・・・・。
     姫:それでは、まったねv


     薫:そーいえば、エル様は?
     姫:別の世界に遊びにいったわよv
     薫:・・・・・・・・・・・・。
       き・・・聞かなかったことにします・・(涙)
       それでは・・・・・。
     姫:では、また、お会いしましょう(はあと)
   
   
   

     

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23922いよいよ大詰ってかんじですね!にゅーよーく E-mail 2002/12/22 02:04:06
記事番号23917へのコメント

こんばんわ。
なんだか前置きが思いつかないにゅーよーくです☆(まて)

感想です♪

>  まあ、アメリアは、この三年で。
>  成長しているからねぇ。

成長期ですか。
アメリアはちょっと遅めですね。
私結構早かったんで中学入ってからは全然身長伸びてませんから…。(TT)

>  結局のところ、リナがガウリイを連れて飛ぶ。
>  という形にとなっていたりする。
>  まあ、ガウリイ、それもわざとそうなるように考えて行動してるんだけど。
>  面白いところで、頭を使うわよね。

妙なところは頭がいいガウリンv


>  まあ、かなり小さいけど。
>  なぜか、
>  「結構大きい屋敷ね・・。」

どっちなんですか!?

>  まあ、その庭に埋まっている庭木などは。
>  実験で失敗した植物や。
>  または、人などの実験の失敗した生き物を。
>  栄養用にと溶かして、それを合成して。
>  栄養剤などにして庭の草木に与えていたりするようだけど。

こんな庭ヤダ…。(−−)
霊感強い人きついでしょうね…この場所。
よかった霊感なくて。(ほ。)

>  「あ・・あのな・・・。」
>  そういいつつも。
>  にこにことしてては、説得力などない。

やったねガウリィ!
リナが誉めてくれたぞ!(><)

>  「・・・趣味悪いわね・・どーみても・・人間までいるし・・。」

人をなんだと思ってるんでしょうか?

>  「生き物をもてあそぶなんて、正義じゃないです!」
>  「こ・・んな!人まで使っているなんて!」

これはあきらかに正義じゃないですね…。

>  「まあ、形はどうあれ。結構、人間というものは。
>    力や権力、そういったものを欲しますからねぇ(はあと)
>     だから、僕達も、つけこみやすいんですけど(はあと)」

否定できないのが悔しい。
権力を欲しいと思わない人なんていないでしょうし。
ある程度は生きていくために必要だったりしますからね…。

>  レゾ本人がそういう性格しているんでなくて。
>  中にいたSが、レゾの精神を蝕んで入った結果。

本当のレゾってどんな性格してたんですかね。
聖人って呼べるような人だったのかな…。

>   彼等は生きている死体のようなもの。

生きている死体…。
殺してくれって感じですかね。

>   『・・・・それでなっとくするとは・・さすがにアメリア・・(汗)』
>   そんな『アメリア』をみつつ。
>   声がきっちりと重なっている二人のゼルガディス。

ま、まあアメリアだし…。

>   黒い髪を短くまとめ。
>   額にバンダナ。
>   服装は黒。
>   それでいて、かなりきわどい位置まで入っているスリットの短い服。
>   棘付きの肩当で、黒いマントを留め置いて。
>   手には、長い黒い手袋。
>   かかとのある程度の高い黒いブーツを足に履き。

小説版とずいぶん違いますね…。(^_^;)
なんかやだ…。

>   「・・・おい・・・何でリナに触れてる・・。」
>   違う意味で。
>   リナががくがくとゆすっているゼルガディスを。
>   睨んでいるガウリイ

ゼルが触れてるんじゃなくて、リナに触れられてるんだって…。
いちいちこんなことでキレてたらリナにウザがられますよ。(^^;)

>   「・・・・・・お前では、相手にならんと思うがなぁ・・・。」

あはは。(^^)
いっても無駄ですよ。
戦うことしか考えてないから。

>   「・・・・・一体、どういう小笹馴染みなんですの?(汗)」

確かに…。
変な幼馴染だ…。(−−;)

>   「だって、魔王を敵に回すより。リナちゃんを敵に回したほうが。
>    かなり怖いことになりますし(はあと)」

同感。

>   「当然です。私の邪魔をするものは。誰であろうと、容赦はしませんよ?」

知らないって恐ろしい…。

>   あわてて。
>   杖をかざし。
>   それを受け止めているコピーの彼。

さすがに崩霊裂×5はきついんだ。

>   一目でそこまで見抜いているガウリイ。
>   どうも、あたしと三年間。
>   一緒にいたせいか。 
>   かなり、そういった感にキレがよくなってきたわね。
>   以前よりv

………。
ガウリィ、人間やめろ。

それでは。
年末年始はスレのスペシャルがv
無印、NEXT、TRYの一話から三話(?)までが放送されるんですv
一日にそれぞれのシリーズ一話ずつって感じで♪
今から楽しみなにゅーよーくでした☆

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2394020話は視覚的にもきついので了解くださいな(まて!)かお E-mail URL2002/12/23 01:28:22
記事番号23922へのコメント

こんにちわ。にゅーよーくさん。
>こんばんわ。
>なんだか前置きが思いつかないにゅーよーくです☆(まて)
いつもまいかい、ありがとうなのです!
さあ、本日は、ケーキのホール二つ食いだv(まて!)
>>  まあ、アメリアは、この三年で。
>>  成長しているからねぇ。
>成長期ですか。
>アメリアはちょっと遅めですね。
>私結構早かったんで中学入ってからは全然身長伸びてませんから…。(TT)
いいな・・・・。私は、せめて、身長・・150は欲しい(涙)
(ない人・・涙)しくしくしく・・・・。
>>  まあ、ガウリイ、それもわざとそうなるように考えて行動してるんだけど。
>>  面白いところで、頭を使うわよね。
>妙なところは頭がいいガウリンv
リナに関してのみv(かなりまて)
>>  まあ、かなり小さいけど。
>>  なぜか、
>>  「結構大きい屋敷ね・・。」
>どっちなんですか!?
エル様達にとっては、小さいですけど。
普通の人間からしたら、大きいです。(きぱっ!設定としては三百坪程度)
>>  栄養用にと溶かして、それを合成して。
>>  栄養剤などにして庭の草木に与えていたりするようだけど。
>こんな庭ヤダ…。(−−)
>霊感強い人きついでしょうね…この場所。
>よかった霊感なくて。(ほ。)
私もないです。
ある友人はいますけど(実話)
>>  「あ・・あのな・・・。」
>やったねガウリィ!
>リナが誉めてくれたぞ!(><)
道のりはあと少し!!(違うだろ!)
>>  「・・・趣味悪いわね・・どーみても・・人間までいるし・・。」
>人をなんだと思ってるんでしょうか?
何とも思ってないのでしょう。魔族系統・・入ってたので(まて!)
でないと、ゼルを合成獣になんてしないてっば(ーー;)。
しかも、自分の孫か曾孫を・・・(汗)
>>  「生き物をもてあそぶなんて、正義じゃないです!」
>>  「こ・・んな!人まで使っているなんて!」
>これはあきらかに正義じゃないですね…。
です。はっきりと、犯罪です!!!(きっぱり!)
>>  「まあ、形はどうあれ。結構、人間というものは。
>>    力や権力、そういったものを欲しますからねぇ(はあと)
>>     だから、僕達も、つけこみやすいんですけど(はあと)」
>否定できないのが悔しい。
>権力を欲しいと思わない人なんていないでしょうし。
>ある程度は生きていくために必要だったりしますからね…。
ここでいう権力とは。そういった、生きていく上の権力とかでなくて(そーか?)
つまりは、欲望に対する概念・・のつもりでした。
>>  レゾ本人がそういう性格しているんでなくて。
>>  中にいたSが、レゾの精神を蝕んで入った結果。
>本当のレゾってどんな性格してたんですかね。
>聖人って呼べるような人だったのかな…。
おちゃめでしょう。(きぱっ!)
何しろ、爆弾とか、星座というか、星の位置。
あの世界できちんと、把握してたようですので。
研究家でもあったでしょうけどね。(しかし・・どーやって、目が見えないのに?)
>>   彼等は生きている死体のようなもの。
>生きている死体…。
>殺してくれって感じですかね。
はい。そーです。
例をいえば・・・リオン(かなりまてぃ!)←ティルズオブデスティニー。
>>   『・・・・それでなっとくするとは・・さすがにアメリア・・(汗)』
>ま、まあアメリアだし…。
はい。アメリアですので。
>>   黒い髪を短くまとめ。
>>   額にバンダナ。
>>   服装は黒。
>小説版とずいぶん違いますね…。(^_^;)
>なんかやだ…。
小説版は。かわいい(?)女の子vでしたしねぇ。
>>   リナががくがくとゆすっているゼルガディスを。
>>   睨んでいるガウリイ
>ゼルが触れてるんじゃなくて、リナに触れられてるんだって…。
>いちいちこんなことでキレてたらリナにウザがられますよ。(^^;)
というか、リナに触れているのが気に入らないv
独占よく丸出しの黒ガウリイv(まてまてまてぃ)
それでも、リナは気づいてないv
>>   「・・・・・・お前では、相手にならんと思うがなぁ・・・。」
>あはは。(^^)
>いっても無駄ですよ。
>戦うことしか考えてないから。
魔王に勝つガウリイを相手に勝てるわけもないのにね(この話の設定では)
>>   「・・・・・一体、どういう小笹馴染みなんですの?(汗)」
>確かに…。
>変な幼馴染だ…。(−−;)
ルナが絡んでますからねぇ・・・(しみじみと・・・)
>>   「だって、魔王を敵に回すより。リナちゃんを敵に回したほうが。
>>    かなり怖いことになりますし(はあと)」
>同感。
リナの性格をよく把握しているだけのことはありますね(こら!)
しかし・・普通のリナであるこちらの世界のリナを怖れるシルって・・(まてぃ!)
>> 「当然です。私の邪魔をするものは。誰であろうと、容赦はしませんよ?」
>知らないって恐ろしい…。
無知は、最強なり!です!
(何しろ、マルチナなんか、ガーヴに対して、
   想像上のゾアメルグスターだもんなぁ・・爆!)←ネクスト
>>   あわてて。
>>   杖をかざし。
>>   それを受け止めているコピーの彼。
>さすがに崩霊裂×5はきついんだ。
きついでしょうねぇ・・・・・。(きっと)
>>   かなり、そういった感にキレがよくなってきたわね。
>>   以前よりv
>………。
>ガウリィ、人間やめろ。
すでに、エル様にまともに付き合えていた。という時点で・・・・。
はっ!殺気が!!(汗)
>それでは。
>年末年始はスレのスペシャルがv
そうなんですか!?
>無印、NEXT、TRYの一話から三話(?)までが放送されるんですv
>一日にそれぞれのシリーズ一話ずつって感じで♪
うーみゅ・・・・。
そりは・・・・。
>今から楽しみなにゅーよーくでした☆
ネクストかぁvエル様v初登場v威厳ありまくってたしv
(何回もあそこをみている人v)
トライでは、エル様アイキャッチがでたしvふふふ♪
(トライ最終のセーラー服ガーヴ。心を決めて見ないと。
  失神しますよ?爆!)
それでは、いつもどうもありがとうなのです。
次回、20話。
完全にネタばらしです。無印のクライマックス!(なのか!?)
一番きつい回です・・・・。
ではでは・・・。

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23939スレイヤーズフォーエバー・第20話かお E-mail URL2002/12/23 01:12:02
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ♪
  ああ、間に合わないぃ・・間に合わないぃぃぃ♪(歌うな!)
  クリスマス小説、頭で考えたものの!
  打ち込むのが間に合わないぃぃ♪
  しかも、年賀の絵はどうなったぁぁ♯
  折角タブレット購入したのにまだ一度も使ってないぞぉ(爆!)
  まあ、とにもかくにも。
  年内にこれは終わらせるのさぁ(そーか?)
  ではでは!いっきます!

  ふふ・・・・。
  仕事から戻って風呂に入ってたら・・・。
  もう十時・・・・。
  ふっ。今日(22日)中に打ち込めるのか・・(汗)
  (絶対に無理!)
  (しかも、今からご飯を食べながらぁぁ・・(だからまてってば!)
  

####################################

   
   スレイヤーズフォーエバー 第20話 〜サイラーグの悪夢〜



   「コピーの兄ちゃんのほかに。
     三つの魔族が入ってるな。あの気配は。」
   一目でそこまで見抜いているガウリイ。
   どうも、あたしと三年間。
   一緒にいたせいか。 
   かなり、そういった感にキレがよくなってきたわね。
   以前よりv
   『・・・・・・。』
   そんなさらりといったガウリイの台詞に。
   つつぅ・・・。
   なぜか汗を流しているゼルガディス二人にアメリア二人。
   そして。
   『ガウリイ(さん)(様)
     そんなことまでわかるの(んですか)(ですの)!?』
   なぜか。
   あたしとユニット以外の全員の驚愕の叫びが。
   ガウリイに向かって放たれてゆく。
   「ちょっと・・それまじ?(汗)」
   リナがかすかに声を震えさせつつガウリイにと聞くと。
   「おう。だって、気配でわかるだろ?」
   さらっといっているガウリイ。
   「絶対に分かりませんって。」
   「ガウリイの旦那の人間離れは相変わらずだな・・・。」
   ぱたぱたと手をふっているアメリアに。
   ふっと、つぶやきつつ言っているゼル。
   「魔族だなんて。百害あって、一理なし。
     そんなものが合成されているんですの?」
   こちらの世界のシルフィールの言葉に。
   「いや・・・その・・・・。
     そーいわれましても。そんなに魔族を毛嫌いしなくても・・。」
   にこにこと話しかけるゼロス。
   「だって、知り合いから、魔族にも悪人にも、人権はない!
     といわれてますし。」
   にっこりという『シルフィール』の言葉に。
   「・・・・一体どういう知り合いですか・・。」
   頭を軽く抱えているシルフィール。
   「ああ。それ、うちの、父ちゃんと母ちゃん。」
   ・・・・・・・・・・・。
   リナの言葉に。
   なぜか、しばし全員が沈黙し。
   そして。
   「さすがリナさんのご両親ですね!」
   ほめている『アメリア』に。
   「・・・・こっちの世界のリナも。
     一筋縄でないのは、両親譲りか・・。」
   どこか遠くをみているゼル。
   「ま・・・・まあ。ともかく。
     今は、あのレゾもどきをどうするか。が先決じゃないのか?」
   なぜか、汗をかきつつ言っているゼルガディス。
   そして。
   「しくしくしく・・・・。誰も僕を構ってくれない・・・。」
   横でいじけているゼロス。
   完全に無視されていたりするけど。
   まあ、ゼロスだし。
   「それもそーね。どこまで、コピーでその能力。
     受け継げるのか。その辺りによるわよね。」
   リナの言葉に。
   「あのレゾの魔力そのままに。魔族の魔力容量。
     そんなのが入ってたら、しゃれにならんぞ?」
   そんなリナに話しかけているゼルガディス。 
   「そういえば、この近くに、闇の魔道士ギルドがありますけど?
    そこに聞けば、何か分かるんじゃありません?」
   その会話に提案を出している『シルフィール』。
   「闇って・・さては、悪ですね!」
   目をきらきらさせている『アメリア』
   「そういう意味でなくて。公式に認められていない。
     魔道士ギルド・・つまりは、魔道士協会のことよ。
      専門にしている分野が。合成とか、そーいった類だから。」
   あたしの説明に。
   「なら、そこに聞けば。何か分かるかもしれませんわね?
     そこにいってみません?」
   シルフィールが案を出してゆく。
   太陽が、地平線から完全に覗ききり。
   朝日が眩しく、辺りを照らし出してゆく。
   「なら、俺はしばらく別行動を取らせてもらう。
     やぼ用があるんでね。」
   そういうゼルガディスの言葉に。
   「もしかして、レゾの研究所か?」
   ふと、問いかけるゼル。
   「ああ。」
   そのゼルガディスの答えに。
   「えええええ!!!?あの、レゾの研究所!?
      そんなものがここにあるの!?ねっ!ゼル二号!」
   「だから、誰が二号だぁぁぁぁ!!」
   ぽん。
   「諦めろ。今まで一緒にいて分かったが。こっちのリナも。
     いっても無駄だ。」
   そんなゼルガディスの肩に手をおき。
   パラレルワールドの自分を慰めているゼル。
   「んっふふ。そこにあるものは、ぜぇぇんぶ、あたしのもの(はあと)
     何しろ、賢者と称されてたレゾの研究所だもんv
      きっとかなりいいものがあるはずよ(はあと)」
   お宝の予感v
   リナの目が完全に輝くけど。
   「・・・・・ひょっとして・・もしかして・・ここにも?」
   ふと。 
   あのときのことを思い出してあたしの顔をみてくるシルフィール。
   「そりゃ、あるでしょうねv」
   スゥゥ・・・。 
   あたしの言葉に、顔色が悪くなっているし。
   「なら、俺が案内しよう。多分、ここまで同じだと。
     位置も同じだろうからな。」
   すくっと立ち上がるゼルに。
   「すまん。」
   いって、こちらも立ち上がる。
   「ずるいです!ゼルガディスさん!私もいきます!」
   いいつつ、アメリアも立ち上がる。
   「じゃあ、リナと俺達で、魔道士協会の方。
    ゼル達は、そっちの研究所。それでいいか?」
   のほほんというガウリイの言葉に。
   『ガウリイ(さん)が話しについていってる!!?
     というか、仕切ってる!!?』
   面白いことに。
   こちらの世界のメンバーと、パラレルワールドの世界のメンバーの声が。
   完全に重なっていた。
   「あ・・・あのな・・・・。」
   お前ら・・俺をなんだと・・・・。
   ぶつぶつ言っているガウリイを完全に無視して。
   「ひょっとして、俺達、二度と帰れないんじゃないか?」
   「ガウリイさんがまともなことを言ってます・・。
     何か悪いことの前触れでなければいいんですが・・。」
   「ゼロスさん、そんなことより。天変地異が起こるかもしれませんよ?」
   「いえ。それより、こちらの世界では、ザナッファーが復活するのでは?」
   ぼそぼそと話しこんでいる、ゼル、ゼロス、アメリア、シルフィール。
   「一緒に旅をしてきて。ガウリイさんが、まともなことをいったのなんて。
     すばらしく、皆無ですし。きっと、何かよくないことがあります!」
   「話を聞く限り、脳ミソくらげらしいですしねぇ。」
   さらりと、面白い会話をしているこちらの世界のアメリアとシルフィール。
   「まあまあ、それじゃ。アメリアさんとゼルガディスさん達二人。
     三人はレゾの研究所の方を。そして、私達は、その協会。
      それで依存はない?(はあと)」
   そんな会話をしている最中。
   にっこりと、ユニットが全員にと微笑みかけて。
   話をまとめてゆく。



   「ダム・ブラス!」
   ドゴォォォン!!
   「こ・・困ります!そんな勝手に!」
   あわてて。
   あたし達を止めてくる研究員の一人。
   「だって、好きに見学していいっていったじゃない。」
   リナがいいつつ。
   扉を呪文で吹き飛ばし。 
   奥にある研究施設にと進んでゆく。
   「何だ?貴様らは?」
   そんなあたし達を。 
   ぎろりと睨んでくる一人の男性。
   「・・・・・・げ(汗)」
   リナが一瞬。
   その姿をみて、とある人物を連想しているけど。 
   「ましゃか・・・・ディオル????」
   少し、冷や汗かいているリナ。
   「ん?何だ?弟を知っているのか?
     それより、どういうことだ。ここには、人を近づけるな・・と。」
   あたし達を案内してきた男性に。
   いっているその男性。 
   いや・・その・・弟って・・・。
   ・・・・・世の中って奥が深い・・。
   まさか、魔道士ギルドの責任者が。
   あのディオルの兄だとは・・・。 
   あ、でも、なにか、妙になっとくできるわね・・。
   リナが心でつぶやいているけど。 
   ディオル。 
   かつて、リナを基本に。
   ヒドラなどと掛け合わせて合成獣にしようと。
   リナを付けねらっていたことがあり。 
   ちなみに。
   あたしが遊んでいる世界でも、それあったけどv
   「い・・いや、その、多額の寄付を頂きまして。
    何でも、見学したいとか・・で。」
   ぽそぽそと耳打ちしている研究員の言葉に。
   目を輝かせ。 
   「寄付!?それで、何がお聞きになりたいのですかな?」
   いきなり、低姿勢になってゆく。
   ディオルの双子の兄であるディオン。
   
   こつこつこつ。
   「コピーはどれくらいまで、オリジナルの能力を引き継ぐんですか?」
   質問する『アメリア』の言葉に。
   「全部。」
   答えるディオン。
   『本当ですか!?』
   目を見開いて、驚いている、二人のシルフィールに『アメリア』。
   ガウリイはのほほんとしていたりする。
   「まあ、理論的には、可能じゃがな。
     しかし、属にいう、秀でたものとなると。
      一般の人なんかだと。完全にまったく同一のものができる。」
   そう研究所を案内しつつ。 
   合成の装置がある奥の部屋にと。
   あたし達を案内してゆく、ディオン。 
   「秀でたもの・・というと。やはり、その筋の達人。
     という存在ですか?たとえば、一流の剣士とか。
      魔道士とか。といった?(はあと)」
   にこにこと。 
   少し興味があるらしく。
   問いかけているゼロス。
   まあ、魔族だから。
   コピーとかは作らなくても。
   別に、具現化している数を増やせばいいだけのことだし。   
   当然のことながら。
   あたしやユニットもそれは可能だけど。 
   「そうじゃ、だが、そんな一流の存在なんて。
     そう簡単は・・。」
   ディオンがいいつつ。
   首を振ると。
   「だったら、リナちゃんなんかはどうですか?
     これでも、リナちゃん、かなり力のある魔道士ですし(はあと)」
   「お、それいいな(はあと)リナがいっぱいv」
   「こらまてぃ!何であたしなのよ!それだったら!
     エルとかでもいいでしょ!それに、ガウリイでも!」 
   『シルフィール』の言葉に。
   ガウリイが、リナがたくさんいるのを想像して。
   少し顔をほころばせていたりする。 
   そんな二人の会話に。 
   突っ込みを入れているリナ。
   「何!?リナ!?ひょっとすると!?
    あの、リナ=インバースか!?願ってもない!」
   目をきらきらと輝かせるディオル。
   「コピーって、どれくらい必要なんですか?
     やっぱり、血でも抜くんですか?」
   いいつつ。
   どこから取り出したのか(笑)
   注射を取り出している『アメリア』。 
   「こらぁ!アメリア!何だって、そんなものをもっているのよ!」
   「正義のためです!」
   「どこにそんな正義があるぅぅぅ!!」
   一応、そういった、医療用具は。
   身だしなみとして、持ち歩いているこちらの世界のアメリア。
   なぜかというと。
   アメリア達の母親が。 
   病弱であったから。 
   フィルが、娘たちを心配して。
   何かあったら、すぐに対処できるように。 
   と、幼いころから持たせているからに他ならないけど。
   「いや、髪の毛一本もあればいい。」
   ディオンの目が輝き。
   「では、小さい方のリナさん。何事も、実験は大切です。
     協力してくださいね(はあと)」 
   「いやぁぁあ!」
   ザク。
   わめくリナの髪の毛をその栗色の髪の毛の先を。
   にこにことしつつ、切っているこちらの世界のシルフィール。
   「ガウリイ!んじゃ、あんたものよ!
     こいつは、これでも!一流の腕の剣士だからね!」
   「おおお!ここにもすばらしい実験材料が!」  
   いいつつ。
   プチリ。
   ガウリイの髪の毛を掴んで。
   むしりとっているリナ。
  
   そして。
   二台ある装置に。 
   それぞれの髪の毛を入れてゆく。
 
   「そういえば、リナさんの髪の毛、入れたら、どうなるんでしょうか?」
   ふと。あたしをみつつ、疑問に思っているシルフィール。 
   「別に、髪の毛に、遺伝子を組み込んでいるわけでもないし・・・。」
   「というか、私達をコピーするなんて、無理でしょ。」
   「出来ても、まったく新たな命が誕生する程度よねぇ。」
   しみじみといっているあたしとユニットの言葉に。
   「・・・シルフィールさん、恐ろしい考えはしないでくださいね(涙)」
   なぜか、本気でシルフィールを説得しているゼロス。
   「そーいえば。
    以前、リナを映したという、『影の鏡(シャドーリフレクター)』
     あれに映されて出来た人物も。
      完全に一人の人間になってたなぁ。」
   ふと。 
   以前のちょっとした関りを思い出しているガウリイ。
   以前、ちょっとした出来事があったからねぇ。
   それに関ったのは、ゼルとアメリア、ゼロスとガウリイだけど。
   『・・・・・・。』
   なぜか、そんなガウリイのつぶやきに。
   こちらの世界のアメリアとシルフィールはしばし沈黙。
   あと、何か、シルフィールも沈黙してるけど。 
   「?よくわからないけど。
    それより、これって、どれくらいでできるの?」
   リナがわくわくしつつ、問いかける。 
   「普通の人間ならば、丸一昼夜もあれば。
     しかし、秀でた人物を作るのは、これが初めてで・・。」
   そういいかける言葉に。 
   「でぇぃ!そんなに悠長にはまってらんないわよ!
    これを入れればいいんでしょ!?」
   いって。 
   ランダムに、成長促進剤などを。
   装置に注入してゆくリナ。
   「あ・・こら!そんな無茶をしたら!」
   そんなリナをあわてて止めようとするディオン。


   プシュ・・・・・。
   「あ、出来たみたいよv」
   「出てくるぞ!」
   「・・・・きゃぁぁ!かわいいvガウリイ様がたくさん(はあと)」
   ぞろぞろと出てくる、チビガウリイもどきと。 
   そして、チビリナもどきたち。
   「何で、こんなに身長が小さいんですか?」 
   アメリアのつぶやきに。 
   「あんたらが、無茶するからだろうが!」
   ディオンが突っ込む。 
   
   ぺたん。
   「・・・・腹減った・・・。」
   装置の中から出てきたとたんに。
   お腹を鳴らして、座り込んでゆくチビガウリイ達。
   「ふーん。どうやら、オリジナルの性格。受け継いでいるようね。」
   それをみつつ、リナがいうと。 
   「あ・・あのな・・・。」
   ガウリイが突っ込もうとする。
   と。 
   「お!」
   横の装置から出てきた、チビリナもどきたちが。 
   そんな、チビガウリイもどきをみつけ。
   いきなり、とび蹴りを交わしている。 
   やがて。
   数百対に及ぶ、小さなリナと、小さなガウリイの、戦いが。 
   その場で執り行われてゆく。
   
   「うーん。小さなリナもかわいいなぁ。」
   「うふふ。小さなガウリイ様(はあと)」
   「これ、ルナさんにあげたら、喜ぶでしょうねぇ。」
   「シル!それはやめてぇぇぇぇ!!」
   そんなリナの一体と。
   ガウリイの一体をもっている。
   ガウリイとシルフィール。 
   そして、小さなリナをみつつ。
   そんなことを言っている『シルフィール』の言葉に。
   リナが絶叫を上げていたりする。
   

   『勝利!!』
   積み上げられた、小さなガウリイの上で。 
   勝利のポーズをとっている小さなリナ達。
   「・・・まけてますね。あっさりと。」
   それをみつつ、唖然としている『アメリア』
   「・・・ガウリイさん、情けなくないですか?」
   それをみて。
   にこにこと、ガウリイに言っているゼロス。
   「まあ、リナに手出しというか、手が上げられないところも。
     オリジナルのままよねv」
   「?よっし!よくやった!あんたたち!」 
   あたしの言葉をまったく理解してないリナは。
   自分のコピーたちが、ガウリイに勝ったので。
   喜んでいたりする。 
   まあ、ガウリイが、リナに手を上げられるはずないからねぇ。
   別の意味の手出しはする気あったとしても(笑)
   
   『んじゃねぇ!』
   ポン・・ポポン・・・・ポン!
   乱闘騒ぎだけして。
   そのまま、掻き消えてゆく、ガウリイとリナのコピーたち。 
   「ああ!消えちゃう!?何で!?」 
   リナの言葉に。 
   「無茶のしすぎだぁ!」
   ディオンの声が響いてゆく。
   「そんなことより、どうやら、装置が暴走というか。
    きしんでますけど(はあと)」 
   ゼロスが、にこにことしつつ。   
   目で装置の管を指すと。 
   ぷすぷすと。 
   音をたてて。 
   逆流なども開始していたりする。
   やがて。
   プシゥ!
   ガラガラガラ!
   完全に、あの程度で無理をしたらしく。 
   装置の働きが逆流して。
   部屋全体に張り巡らせていた、装置の管という管が。 
   軋みをあげて。
   煙をはきつつ、崩壊してゆく。
  
   
   『お・・お邪魔しましたぁぁ!』
   『二度とくるなぁぁ!!』
   協会そのものも。 
   その影響で、崩れてゆくが。
   それをそのままに。
   協会を後にしてゆくあたし達。

   まあ、一応。
   手渡した寄付。
   オリハルコン、麻袋五袋だし。
   建て直すには十分過ぎるでしょうしねv
   


   「そっちはどうだった?」
   ゼルの言葉に。 
   「うーん。基本はともかく。
     理論的には、そのまま全てコピーされるらしいわ。」
   答えているリナ。 
   「それで?そっちはどうだったの?」
   にこにこと。 
   戻ってきたゼル達二人とアメリアにと聞いているユニット。
   「やはり、ここの世界も。
    入り口はレゾが結界を張っている。
     旦那の剣でないと、あれは解けないだろうな。」
   いいつつ。 
   ガウリイの持っている、ゴルンノヴァをみているゼル。 
   「あら、あたしやユニット、それにリナでも解けるわよv
     リナ、ラグナブレードv使えるしv」
   あたしの言葉に。 
   「・・・・・頼むから、それは止めろ・・(汗)」
   なぜか。
   汗を流しつつ、言っているゼルだし。
   そんな、ほのぼのとした会話をしていると。

   「あ・・あの?わたくし、お父様に、リナちゃんの元にいく。
     というのは言ってきましたけど。
      とりあえず、報告に戻ってもいいですか?」
   話の途中で、言ってくる『シルフィール』
   「別にいいけど。今いっても、きっと。
     レゾの手下なんかが、待ち構えてるわよ?」
   そんな『シルフィール』に言っているリナ。
   「そうですね。では、夜にまぎれて。
     報告にいく。というのではどうですか?
      それは、何なら、僕が、移動しますけど?(はあと)」
   エル様達の手を煩わせるくらいなら・・・・。
   と、内心思いつつ、言っているゼロス。 
   「遠慮いたしますわ。わたくし、空間移動。
    どうにも苦手でして・・・。」
   「・・・ねーちゃん・・・・連想するもんね・・・。」
   「・・・・・ええ・・・・。」
   いって。 
   顔色を真っ青にしているリナと『シルフィール』この二人。 
   「じゃあ、とりあえず。夜になるのをまちましょv」
   あたしの言葉に。
   全員の意見が一致して。
   夜になったら。
   一度、エルクに報告すべく。
   サイラーグの中心街にと戻ることにと決定し。

   夜まで、取り留めのない会話をしてゆくあたし達。



   
   「ちょうど、月が、雲に隠れてて。よかったですね。」
   空を飛びつつ。
   そんなことをいっているアメリア。 
   「油断はするなよ?」
   いいつつ、周りを警戒しているゼルガディス。 
   「まさか、同じ顔の人物が。もう一組、揃うとは。
     お父さまも驚くでしょうね。」
   いって、くすくすと笑っている『シルフィール』
   「結局は、エルク叔父さんが手配・・
     ・・許したのがそもそもの原因・・なのよね・・・。」
   そんな、『シルフィール』をぎろりと睨んでいるリナ。
   「あら、リナちゃん、過ぎたことは気にしないでねv」
   にこにこと、そんな会話をしているリナと『シルフィール』
   「・・・何か・・わたくしがリナさんを。
     リナちゃん・・と呼んでいるのをみたら・・。
      違和感かんじますわ・・・。」
   そんな二人をみつつ。 
   つぶやいているシルフィールの言葉に。
   うんうんとうなづいている、アメリアとゼル達。
   そんなこんなで。
   雲がどんよりと辺りを被い。
   星も一つも見えない夜空を。
   あたし達は、神官長の家にと向けて、空を飛んでゆく。
 
   「リナ!」
   ガウリイが、いきなり、鋭い声を発する。 
   と。
   同時に。
   ヒュン!!
   飛んでくる、炎の矢。
   スタ。
   「ちっ!やはり、待ち伏せか!」 
   ゼルがはき捨てる。 
   「ようこそ、今度こそ逃がしませんよ?」
   いいつつ。
   夜の闇から、紅いローブを纏っている男性が現れてゆく。
   「おっと。ガウリイ、今度こそ、決着をつけようじゃないか?」
   その横から。 
   現れるザングルス。
   「・・・いい加減にしつこいな・・貴様も・・・。」
   あきれていっているガウリイ。 
   「えと・・リナ、こいつの名前、何だっけ?」
   ごげっ!
   頭をかきつつ、リナにと聞いているガウリイの言葉に。 
   その場の全員。 
   あたしとユニットを覗く全員が。
   そのまま、盛大にとこけているけど。 
   「あ・・・あんたねぇぇぇぇぇぇ!!
     ウルムグンとザングルスでしょぅがぁぁぁ!
      あれだけ、付きまとわられてて、覚えてないのか!
       この、くらげ頭ぁぁぁぁ!!」
   そんなガウリイをがくがくとゆすっているリナ。
   『・・・さすが、ガウリイ(さん)(様)・・・・・。』
   そんなガウリイをみつつ。 
   溜息ついているアメリア、ゼル、ゼロスにシルフィール。
   「まあ、今のガウリイの冗談で。
     場の空気は和やかになったわねぇ。」
   そんなほのぼのとしている様子をみつつ。
   あたしの言葉に。
   「それはそーと。エル?どうする気?」
   本来の運命の設定。
   ユニットもそれを知っているので。
   あたしにと聞いてくる。
   「そうね・・どうしましょうか?」
   「エルがいた所では、何ごともなかったことにしてるし。」
   「そうなのよねぇ。まあ、あたしを何処まで、
     楽しませてくれるか、それで決めるわv」
   「あっそ(はあと)」
   のんびりとそんな会話をしているあたしとユニット。
   

   「と・・ともかく!」 
   「あ。起き上がった。」 
   地面に突っ伏しているところを。
   よろよろと立ち上がり、体制を整えて。 
   ゼルガディスが起き上がり。 
   「力を把握しないと、どうにもできないからな!」
   いいつつ。
   呪文を唱え始める。
   「ちょっと!!!?二号!?こんな街中で、呪文ブっ放す気!?」 
   そんなゼルガディスに抗議の声を上げているリナ。
   「心配するな!少し試すだけだ!」 
   いいつつ。 
   風の防壁呪文を唱え。 
   それをコピーにとぶつけてゆく。
   

   「ほう、この程度ですか。」
   にこにこと、全然実力を出してないコピーに。
   「俺も助太刀するぜ!」
   いいつつ。 
   ゼルもまたさらに上掛けして、呪文を放ってゆく。 
   「私もいきます!正義の心が、
    彼を許すなといってます!」
   いって、アメリアもそれに加わり。 
   「あ、ずるいです!テスラ姉さん!私も!」
   いいつつ。 
   こちらの世界のアメリアもまた。
   加わってゆく。 
   四人対一勝負。 
   それでも。 
   まったく実力を出してないコピー。 
   そして。 
   「おやおや。四人ががりで、こんなものですか?」
   いって。
   シャラン。
   杖を一振り。 
   その刹那。
   ドン!
   その衝撃だけで、後ろにと飛ばされている四人の姿。 
   「・・・あちゃ・・・こりゃまじでしゃれになんないわ・・・。
     ねーちゃん直伝の結界張っても・・・失敗したら。
      しゃれになんないし・・・。」 
   それをみて。 
   つぶやいているリナ。
   そして。
   「こぉらぁぁ!ゼロス!あんたも何かやんなさい!」
   のんびりと傍観しているゼロスを睨んで。
   リナが言い募る。
   「僕には関係ありませんしv余計なことは、しませんよv
     ここは、リナさん達の世界ですvってことで頑張ってください(はあと)」
   んじゃ・・エルとユニットは・・って・・・・・。
   あたし達を見てくるリナ。
   あたし達はというと。 
   うじゃうじゃと出てきているウルムグンなどを相手に。 
   少し遊んでいたりする。   
   倒しても、倒しても。 
   わいて出てくるから、結構楽しめるのよねv
   「ガウリイ!勝負だ!」
   いいつつ。
   ガウリイに、向かっているザングルス。
   そして。
   「ふ。リナ=インバース。貴様の相手は、この私よ!」
   いって、エリスも出てきて。 
   リナと対峙してゆく。
   

   「まったく。本気でかかってくれないと、こまりますよ。」
   にこにこというコピーレゾの言葉に。 
   「無理いわないでください!
     こう、町中で、本気になんて、なれるわけがないじゃないですか!」
   アメリアが叫びつつ。 
   必死に、レゾの呪文というか、
   攻撃をかわすために、結界を張っていたりする。
   「ふむ。それもそうですね。では・・。」 
   少し、その言葉に。
   考えるそぶりをみせ。
   そして。 
   ゴゥ!!
   『な・・・何(ですの)(ですか)!?』
   いきなり、風が唸り声を上げるのに気付き。 
   リナ、アメリア、ゼル、ゼルガディス、シルフィール二人。 
   が、声を同時に発してゆく。
   「あ、ゼロスvリナ達に何かあったらvお仕置きだからねv」
   あたしの言葉に。 
   「ええええ!?わ・・わかりました!」
   なぜか、あわてて。 
   リナ達のみに結界を張っているゼロス。   
   そして。   
   「まずい!ザングルス!引き上げるぞ!」
   コピーの動作に気付いて。 
   リナから離れているエリス。 
   「早くしろ!死にたいのか!?」
   エリスの言葉に。 
   「ちっ!決着はおあずけだ!」 
   剣をしぶしぶしまい。
   エリスの元にと走ってゆく。
   「こ・・これは!何かとてつもない呪文がくるぞ!?」
   「何ですか!?この魔力の高まりは!?」  
   ゼルガディスの言葉に、続けていっているこちらの世界のアメリア。 
   「ともかく!ゼル達とアメリア達は、風の呪文で結界を!
     シルフィール達は、その結果の強化!あたしは、
      結界ごと、飛ばす!」
   リナがその魔力の高まりに気付いて。 
   あわてて、指示を飛ばしてゆく。
   「くっ・・間に合うか!?」
   「何か、とてつもない呪文がくるわよ!?」
   「そ・・そんな!?」
   いいつつ。 
   結界を纏い。
   ふわふわと。
   上空にと飛んでゆく。

   
   「私達はどうする?」
   ユニットの言葉に。
   「あたしたちも、ここで何もなかったら。
     さすがに、正体、ばれかねないわねv」
   いいつつ。 
   ポウ。 
   淡い金色の結界を纏い。
   とりあえず、町の上空にと浮かんでゆく。


   シャラン・・・。
   コピーレゾが杖を振りかざして。
   そして。
   ガッ!  
   杖を地面に付きたててゆく。
   「爆裂陣(メガ・ブランド)!!!!」
   にこにことしつつ。 
   力ある言葉を紡ぎだす。



   ドッゴォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!



   ドドドォオ・・・・・・・・・・・



   チュドドォ・・・・・・・・。


   盛大なまでの音を背景に。
   空を被っていた雲を突き抜けて。
   巨大な茸雲が出現してゆく。



   
   「おやおや・・・・・・。
      これはこれは・・・・・・。」
   完全に人事の口調のゼロス。
   なるほど。
   エル様が関ってなければ。
   本来はこーなるんでしたか。
   サイラーグは。
   いやぁ、勉強になりますね。
   などと、感心しているゼロス。
   ふよふよと。
   コピーのすぐ近くに浮かびつつ。 
   その様子を見ていたりするけども。
   


   「・・・・ナ゛!?何!?今の!?」
   リナ達にとっては、目のくらむような光と。
   そして、爆音。
   何重にも、結界を施してなかったら。
   まず、鼓膜が破れていた程度の爆音。
   まあ、その程度で鼓膜なんかが破れる人間って・・
   ・・・・本当に弱い生き物よね。
   そういうふうに創ったあたしがいうのも何だけど。
   リナが結界の中でも。
   衝撃波を多少受けて、ふらつきつつ。
   コピーがいた方を見ようとするが。
   そこには、噴煙が巻き起こり。
   まだ、様子などはみえてこない。 
   「今の呪文の力の波動って・・・メガブランドか!?」
   ゼルが驚愕し。
   「そんな!?それにしては、威力がありすぎます!」 
   叫んでいるアメリア。
   「あ・・・・あれ!!!!!!」
   こちらの世界のアメリアが。 
   煙の切れ端から。
   その情景を目にし。

   「い・・・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
   「う・・・・うそ!!!!!?駄目ぇぇぇぇぇぇ!!!!」
   こちらの世界のシルフィールと、リナの声が、一致してゆく。
   二人とも、目を驚愕に見開いて。
   結界の壁にと、張り付いてゆく。
   「・・・そ・・・そんな!?」
   「こ・・こんな・・ひどい!!」
   アメリア二人が、顔面蒼白となり、震える声で何とか声を絞り出し。
   「な゛・・・・・・・お・・・・父・・・さ・・・・ま?
     い・・・いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
   自分の世界ではないとはいえ。 
   父親が。
   それに気付いて。 
   狼狽しているシルフィールの姿。

   
   「ふははははははははははは!!!!」
   煮沸し。
   巨大なクレーターと化した。 
   その中心で。   
   一人笑っている一人の男性の姿。
   一瞬前まで。 
   そこにあったはずの、サイラーグの町並みは。
   今の、コピーレゾによる。
   爆裂陣(メガ・ブランド)の呪文一発で。
   今やそこには。
   クレーターと化して。 
   町並みなど、見当たらなくなり。
   後にのこるは。
   その攻撃にも関らずに。
   今だに根付いているフラグーンその一点。
   
   北のサイラーグと言われていた旧市街とは異なり。
   南のサイラーグとかつては呼ばれ。
   今や、サイラーグの中心地でもあった。 
   その一角は。
   巨大なクレーターがそこにあるのみ。



   
   「そ・・・・そんな・・・・。
     嘘でしょ・・・いやぁぁぁぁ!!!!!」
   「いやぁぁぁぁあ!!お父様・・いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
   頭を振り乱して、絶叫を上げているリナとこちらの世界のシルフィール。
   「こ・・・こんなの、正義じゃないです!!!!!」
   「は!?リナとユニットちゃんはどうした!?」
   「あ・・・あそこに・・・。」
   震えてる手で。
   あたし達が包まれている金色の光の結界を。
   挿し締めつつ。
   言葉を失っているアメリア達。
   「・・・・リナ!」
   「・・・・・そ・・な・・・・。
     いやぁぁぁぁぁ!!」
   かなり混乱し、驚愕し、狼狽しているリナを。
   落ち着けるようにと抱きしめているガウリイに。
   『く・・くそ!!!』
   ダン!
   結界の壁に拳を叩きつけている、二人のゼルガディス。
   「こんなの、正義じゃないです!」
   アメリアが涙目となり。
   「こんなの・・嘘です!」
   『アメリア』の悲鳴がこだましてゆく。

   今だに、爆煙が立ち込めている、サイラーグの町並みがあった場所。
   そこには。
   ただ。 
   コピーの笑い声のみが響いてゆく。


   「・・・・ふぅ。」
   「・・・・こりゃすごい(汗)」
   結界を維持しつつ。
   そんなコピーにと近づいているエリス。
   ・・・・というか。
   こんなことして。
   こいつら、何考えてるんだ?
   少し疑問に感じつつも。
   まあ、俺はともかく。
   ガウリイと決着がつけられたら。
   それでいいけど。
   俺は関係ないしな。
   それで済ませているザングルス。 
   そして。
   心の中で。 
   今の一瞬前まで、そこにいたであろう。 
   人々に。 
   沈黙を捧げてゆく。
   「レゾ様。」 
   エリスがいうと。 
   すこし、ふらつくコピー。
   「あまり、無理はなさらないでくださいね。」
   そういって。
   そっと、手を貸して。
   コピーのレゾをつれて。
   アジトにと戻ってゆく。
   サイラーグにとあった、屋敷は。
   今の呪文で消滅しているが。
   レゾの屋敷は、いくらでもあるし。
   旧市街に抜ける森の中にも。
   屋敷をレゾは持っていた。
   そこに移動してゆく彼等の姿。


   「何だ!?何だ!?」
   深夜の、爆音に目を覚まし。
   人々が見たのは。
   サイラーグの方向に。
   巨大な、煙が立ち昇る姿。


   数ヶ月前に。
   これと同じような爆音を感じたことがあるが。 
   そのときは。
   噂で、魔王が復活し。
   誰かがそれを倒した。
   という眉唾ものの噂がまことしやかにささやかれている。 
   ・・では。
   これは?
   もくもくと、夜にも関らずに。
   赤く、昇りゆく、サイラーグの方向の煙をみつつ。
   それと同時に。
 
   『・・・・・サイラーグが・・・。』
   ガシャン・・・。
   巫女たる能力をもった人々は。 
   サイラーグか壊滅した。 
   と、神託を受け取り。
   まあ、あたしが下したんだけど。
   あるものは、気絶し。
   あるものは、狼狽し。
   あるものは、真実を確かめるべく。
   あわてて、協会の人々を収容し。 
   と。
   各場所にて、様々にと捕らえられてゆく。
   
   
    
   
   夜が開けきるまで。
   爆煙は。
   サイラーグの町並みがあった場所から。 
   たちのぼっていた。



                       −続くー
   
   

####################################


  あとがき:
    薫:・・やっぱり、一時になりました(爆!)
      というか、ついにきました!サイラーグ!消滅!!!!
      まあ、次回は。少しほのぼのとして。
      半巨人ラニハムでv(こら!)
      え?サイラーグの人々はどうしたのかって?
      アニメでは・・・・。
      何しろ、ネクストでは、フィブの操り人形となってましたしねぇ。
      しかぁし!
      今のところ、助かる!に二票!頂いてます!
      その結果にて、助かっているのか。
      やはり・・・なのか。
      決定します!
      最後のプロローグにて(こらまて!)
      というわけで。
      エル様とガウリイの次回の台詞v
      少しぼかしがあるのは了解くださいなv
      しかし・・・・・。
      リナが悲しんでいるからとはいえ・・・・・。
      ガウリイ・・・・・。 
      脅すか?(汗)
      金色の王(ロードオブナイトメア)様達を・・・・(滝汗)
      すざましすぎるかも・・(ちゃんと表現できるか疑問だけど)
      それでは・・・・。
      また。
      んではでは・・・・・。
     (今回の関しては・・・ノーコメント・・・・)
     (無印の中で、一番きつい回だよな・・・20話は・・・・汗)

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23943レゾのクソ野郎っ!(お下品v)にゅーよーく E-mail 2002/12/23 11:21:01
記事番号23939へのコメント

おはようございます。
父がスキャナー複合機のプリンタを買ってきました。
でも使い方よくわかんないです…。(TT)
これから勉強しますなにゅーよーくです☆

感想でごじゃりますv

>   「おう。だって、気配でわかるだろ?」

わかんねぇよ。(言葉遣い!)

>   「魔族だなんて。百害あって、一理なし。
>     そんなものが合成されているんですの?」

うーん利用の仕方によっては理はあるんじゃないかと…。(まて)

>   「だって、知り合いから、魔族にも悪人にも、人権はない!
>     といわれてますし。」
>   にっこりという『シルフィール』の言葉に。
>   「・・・・一体どういう知り合いですか・・。」
>   頭を軽く抱えているシルフィール。
>   「ああ。それ、うちの、父ちゃんと母ちゃん。」

魔族にも悪人にも人権はないというのは同意しますけど…。(まてい)
リナの両親って…。(^_^;)

>   「なら、俺はしばらく別行動を取らせてもらう。
>     やぼ用があるんでね。」

集団行動をみだす発言♪
修学旅行とかでこんなこといったら班員にタコ殴りにされそうですねv

>   「・・・・・ひょっとして・・もしかして・・ここにも?」
>   ふと。 
>   あのときのことを思い出してあたしの顔をみてくるシルフィール。

な、何があったんですか…?

>   『ガウリイ(さん)が話しについていってる!!?
>     というか、仕切ってる!!?』

超×∞って位意外♪(まて)

>   「ひょっとして、俺達、二度と帰れないんじゃないか?」
>   「ガウリイさんがまともなことを言ってます・・。
>     何か悪いことの前触れでなければいいんですが・・。」
>   「ゼロスさん、そんなことより。天変地異が起こるかもしれませんよ?」
>   「いえ。それより、こちらの世界では、ザナッファーが復活するのでは?」

何か全部ありえそうですね…。(まて)

>   ディオル。 
>   かつて、リナを基本に。
>   ヒドラなどと掛け合わせて合成獣にしようと。
>   リナを付けねらっていたことがあり。

いい年して金魚のうんちの服十着も注文したじーさんですね!
勇者の称号を…もらいかけた…人…。(−−;)

>   「寄付!?それで、何がお聞きになりたいのですかな?」
>   いきなり、低姿勢になってゆく。
>   ディオルの双子の兄であるディオン。

世の中金。(まてい!)

>   「だったら、リナちゃんなんかはどうですか?
>     これでも、リナちゃん、かなり力のある魔道士ですし(はあと)」
>   「お、それいいな(はあと)リナがいっぱいv」

リナがいっぱいだなんていやああああああああああああああっ!!!!!!!!!

>   どこから取り出したのか(笑)
>   注射を取り出している『アメリア』。 

一瞬ナース姿のアメリアを想像した……。
某魔剣士さん悩殺ですねv(かなりまて!)

>   「出来ても、まったく新たな命が誕生する程度よねぇ。」

程度って…。

>   まあ、ガウリイが、リナに手を上げられるはずないからねぇ。
>   別の意味の手出しはする気あったとしても(笑)

とっとと出してほしいですねえ。(こらこら)

>   プシゥ!
>   ガラガラガラ!
>   完全に、あの程度で無理をしたらしく。 
>   装置の働きが逆流して。
>   部屋全体に張り巡らせていた、装置の管という管が。 
>   軋みをあげて。
>   煙をはきつつ、崩壊してゆく。

あーあ…。
リナなんかにかかわるから…。(何か呪文詠唱の声が…。)
づどんっ!!!!

>   まあ、一応。
>   手渡した寄付。
>   オリハルコン、麻袋五袋だし。
>   建て直すには十分過ぎるでしょうしねv

多いです。

>   「・・・何か・・わたくしがリナさんを。
>     リナちゃん・・と呼んでいるのをみたら・・。
>      違和感かんじますわ・・・。」

違和感ありまくりv

>   四人対一勝負。 
>   それでも。 
>   まったく実力を出してないコピー。 

なんかむかつきますね。

>   盛大なまでの音を背景に。
>   空を被っていた雲を突き抜けて。
>   巨大な茸雲が出現してゆく。

茸雲…。
原爆を連想させます…。

>   そこにあったはずの、サイラーグの町並みは。
>   今の、コピーレゾによる。
>   爆裂陣(メガ・ブランド)の呪文一発で。
>   今やそこには。
>   クレーターと化して。 
>   町並みなど、見当たらなくなり。

原爆並ですね…破壊力…。

>   まあ、俺はともかく。
>   ガウリイと決着がつけられたら。
>   それでいいけど。
>   俺は関係ないしな。
>   それで済ませているザングルス。

人間としてそれでいいのかあんた。

それでは。
今回重いですね…。
今日は無印八話ですv
サイラーグの人たちには助かってほしいなにゅーよーくでした☆



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23954これは、あくまでコピーレゾv(まて!)かお E-mail URL2002/12/24 01:48:44
記事番号23943へのコメント

こんにちわ、にゅーよーくさん。
>おはようございます。
>父がスキャナー複合機のプリンタを買ってきました。
>でも使い方よくわかんないです…。(TT)
・・・・え゛?んなものあったの?(こらこらこら!)
>これから勉強しますなにゅーよーくです☆
頑張ってください!
 姫:貴女は、パソコン購入して一年たったのに、いまだに。
   使いこなせてないからねぇ(はあと)
 薫:しくしくしく(涙)
>>   「おう。だって、気配でわかるだろ?」
>わかんねぇよ。(言葉遣い!)
わかりませんよね・・絶対に・・・・(汗)
>>   「魔族だなんて。百害あって、一理なし。
>>     そんなものが合成されているんですの?」
>うーん利用の仕方によっては理はあるんじゃないかと…。(まて)
便利なアイテム?とか?(こら!)
>>   「・・・・一体どういう知り合いですか・・。」
>>   頭を軽く抱えているシルフィール。
>>   「ああ。それ、うちの、父ちゃんと母ちゃん。」
>魔族にも悪人にも人権はないというのは同意しますけど…。(まてい)
>リナの両親って…。(^_^;)
ルナとリナの両親ですし・・・・・。
>>   「なら、俺はしばらく別行動を取らせてもらう。
>>     やぼ用があるんでね。」
>集団行動をみだす発言♪
>修学旅行とかでこんなこといったら班員にタコ殴りにされそうですねv
まあ、廊下で正座vでしょう(爆!)
>>   「・・・・・ひょっとして・・もしかして・・ここにも?」
>>   ふと。 
>>   あのときのことを思い出してあたしの顔をみてくるシルフィール。
>な、何があったんですか…?
あははははは(汗)
・・・・本編漫遊記、サイラーグ偏の話のつもり・・です(こらこらこら!)
>>   『ガウリイ(さん)が話しについていってる!!?
>>     というか、仕切ってる!!?』
>超×∞って位意外♪(まて)
かなり意外性をついてみましたv
>>   「ひょっとして、俺達、二度と帰れないんじゃないか?」
>>   「ガウリイさんがまともなことを言ってます・・。
>>     何か悪いことの前触れでなければいいんですが・・。」
>>   「ゼロスさん、そんなことより。天変地異が起こるかもしれませんよ?」
>>   「いえ。それより、こちらの世界では、ザナッファーが復活するのでは?」
>何か全部ありえそうですね…。(まて)
・・・・・・・・・・・確かに(こらこら!納得してどーする!?)
>いい年して金魚のうんちの服十着も注文したじーさんですね!
>勇者の称号を…もらいかけた…人…。(−−;)
でしたねぇ・・・。そーいえば(爆!)
>>   「寄付!?それで、何がお聞きになりたいのですかな?」
>>   いきなり、低姿勢になってゆく。
>>   ディオルの双子の兄であるディオン。
>世の中金。(まてい!)
私は、今数万欲しい・・・・しくしくしく・・・・。
(猫の予防接種代・・汗)
>>   「だったら、リナちゃんなんかはどうですか?
>>     これでも、リナちゃん、かなり力のある魔道士ですし(はあと)」
>>   「お、それいいな(はあと)リナがいっぱいv」
>リナがいっぱいだなんていやああああああああああああああっ!!!!!!!!!
かわいいですよvあれはv(チビリナv)
>一瞬ナース姿のアメリアを想像した……。
>某魔剣士さん悩殺ですねv(かなりまて!)
ナース姿のアメリア・・・・。
なんか、怖いことになりそーな・・(汗)
>>   「出来ても、まったく新たな命が誕生する程度よねぇ。」
>程度って…。
程度です。(まて!)
影の鏡偏の漫遊記番外偏では。
エル様映したせいで、一つの生命になってます(こらこらこら!)
>>   まあ、ガウリイが、リナに手を上げられるはずないからねぇ。
>>   別の意味の手出しはする気あったとしても(笑)
>とっとと出してほしいですねえ。(こらこら)
いつになりますかね?(だからまて!)
>>   軋みをあげて。
>>   煙をはきつつ、崩壊してゆく。
>あーあ…。
>リナなんかにかかわるから…。(何か呪文詠唱の声が…。)
>づどんっ!!!!
・・・・大丈夫ですかぁぁ!!?(滝汗)
>>   まあ、一応。
>>   手渡した寄付。
>>   オリハルコン、麻袋五袋だし。
>>   建て直すには十分過ぎるでしょうしねv
>多いです。
オリハルコンvリナがラークからぶん取った(まて!)←ロイヤル2
>>   「・・・何か・・わたくしがリナさんを。
>>     リナちゃん・・と呼んでいるのをみたら・・。
>>      違和感かんじますわ・・・。」
>違和感ありまくりv
打ち込んでいる本人も違和感ありまくりv
>>   四人対一勝負。 
>>   それでも。 
>>   まったく実力を出してないコピー。 
>なんかむかつきますね。
伊達に、魔族合成されてないということで(いやだってば)
>>   盛大なまでの音を背景に。
>>   空を被っていた雲を突き抜けて。
>>   巨大な茸雲が出現してゆく。
>茸雲…。
>原爆を連想させます…。
・・・・こちらはまだ救いがある?
だって・・後遺症・・ないし・・・・。
>>   クレーターと化して。 
>>   町並みなど、見当たらなくなり。
>原爆並ですね…破壊力…。
それより、少しした程度かと・・・・。(多分)
>>   俺は関係ないしな。
>>   それで済ませているザングルス。
>人間としてそれでいいのかあんた。
よくないです。絶対に。ええ。そりゃもう。
>それでは。
>今回重いですね…。
一番重い回ですし・・・・。20話は・・・・。
>今日は無印八話ですv
>サイラーグの人たちには助かってほしいなにゅーよーくでした☆
ふふふ。まだまだアンケートの結果次第ですv
さあ、どうなる!?
皆様の善意(?)が町の人達を救うかも!?(こら!)
それでは、いつもどうもありがとうございます!
あ・・寝ないと!(明日は六時におきなきゃ!)
それでは!

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23953スレイヤーズフォーエバー・第21話かお E-mail URL2002/12/24 01:31:34
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ。
  なんか、最近、ここ、五日間。
  目が覚めたら、すでに十時です・・あ・・あはは(汗)
  といっても、仕事に早くいかないといけないときは。
  七時におきてますけどね・・・・・。
  さてさて・・・。
  前回、サイラーグが壊滅!してしまいましたねぇ・・・。
  この辺りは、アニメのままv
  さて!
  まだまだアンケート、うけつけてます!
  アンケートの結果しだいで!
  サイラーグの人達、助かっているか、本気で死んでいる(お゛い゛!)
  か、決定します!
  最後。
  フィルにつれられて、セイルーンにいくまでに。
  それまでが、アンケートの期限ですv
  ちなみに。
  只今、助かる!に二票!となっておりますv
  んではでは・・・・。


####################################


     スレイヤーズフォーエバー 第21話    〜過去と現在〜



  ピチャン・・・・。
  朝日が昇りはじめ。
  煙もようやく退き。
  大地にと降り立つあたし達。
  「・・・・これは・・・・。」
  ゼルが回りを見渡して。
  つぶやくと。
  「どうやら、地下水が溢れたようですねぇ(はあと)」
  にこにこと。
  そのにこ目を崩すことなくいっているゼロス。
  「・・・・・・・・・・・・・。」
  「・・・・・・元気を出してください・・。」
  そういって、こちらの世界の自分を慰めているシルフィール。
  涙を浮かべて。 
  虚ろな目で、周りの景色を見渡している『シルフィール』に大して。
  「こんなの・・・正義じゃないです!」
  アメリアが、涙ぐみ。
  「・・・・・たったの、一発の、メガブランドで・・・。」
  言葉がいいように出てこない、こちらの世界のアメリア。
  「くそ!こんなことなら。様子なんかみずに!
     とっとと、けりをつけて置けばよかった!」
  はき捨てるようにいっているゼルガディスの言葉に。
  「まさか・・・こんなことになるとは・・・・・・。
   俺達の世界では、ルナさんとレゾが。
    解決したし・・な・・・・。」
  声を震わせつつ、いっているゼル。
  「地下水が、溢れて、湖になってるわね。」
  いいつつ。
  ぴょん。 
  すでに、湖と化し。
  瓦礫が転々と散らばる、今や、廃墟というか、遺跡に近い。
  サイラーグのかつての町並みを。
  残っている、瓦礫を足元にして。
  ぴょんぴょんと飛びつつ、進んでいるユニット。
  「ユニット、あぶないわよ。」
  あたしの言葉に。
  まあ、危ないこともないけど。
  一応、人の姿をしている限り。 
  痛覚とかは、設定しているからね。
  あたし達は。
  「大丈夫よ。」
  いいつつ。
  ツルッ・・・。
  そのまま、足元を滑らせて、お茶目をやってるユニットの姿。
  湧き出た地下水に、ユニットの姿が映りこみ。  
  きらきらと、朝日を反射して、輝きがましている。
  「あら。」
  いって。
  ユニットが、そんな、湧き出ている水に手をつけて。
  「ねえねえ。水が煮沸してるわよv」
  「・・・・?」
  ユニットの言葉に。
  リナが水にと手をつける。
  ―と。 
  「あちっ!」
  一瞬にして火傷を負っているリナ。
  「リナ!大丈夫か!?」
  そんなリナをみて。
  本気で心配しているガウリイ。
  「ああ。大丈夫よ。」 
  いいつつ。
  呪文で火傷を治そうとしないリナ。
  今だに、頭の中が混乱しているようだけど。
  「まったく。普通の肉体で、二百度程度に沸騰している、
   水に手を触れたら。火傷するって。」
  苦笑しつつ。
  そんなリナの手をとり。 
  親切にも治してあげるあたし。
  何て親切v
  「どうやら。地下水までが沸騰しているようね。」
  すと。
  ユニットが、あたし達の側にと戻ってきて。
  にっこりと微笑みつついってくるけど。
  やっぱり、物事には、何ごとも、のりが大切だしね。
  「どこか、休める場所はないのか?」
  つぶやくゼルガディス。
  「ゼロス、その辺りの、材料、使っていいから。
   簡単な小屋、つくってねv」
  あたしが指示を出すと。
  「わ・・わっかりましたぁ!」
  なぜか、あわてたように。
  杖を握りなおして。 
  くるりと、一閃させてゆく。
  その刹那。
  辺りに、消滅を免れていた、材木などの、組織編成が、再興されて。
  新しい材木となり。
  瓦礫となった、かつての、家の壁なども。
  同じく、再興されてゆき。
  くるくる。
  すっ。
  ゼロスが、杖を回しつつ。
  すっと、錫杖を前に突き出すと。
  ―カッ!
  一瞬のうちに。
  そこに、まあまあの大きさの。
  小屋が出現する。
  『・・・・・。』
  なぜか、それをみて。
  無言になっているリナ達。
  「はい。んじゃ、休憩する場所ができたところで。
    ここに入って、少し今後の対策を話し合いましょ。」
  いって。
  今できたばかりの、とある世界でいうと、五十坪単位くらいの、
  その小屋というか、家の中にと入ってゆくあたし。
  「そーね。」
  あたしに続いて、ユニットが続き。
  「・・・・さすが、ゼロスさんというか・・。」
  「というか・・・何で、ゼロスのやつは。
    リナのいうことなら、すぐにあわてて何でもこなすんだ?」
  アメリアとゼルがそんなことをつぶやいているけど。
  

  「・・・・まさか、こんなことになるなんて・・・・。」
  そういうリナの顔色が悪い。
  こちらのシルフィールはと言えば。 
  リビングにと設置してあるソファーに横になり。
  臥せっていたりする。
  本気で落ち込んでいるリナをみて。
  あたしを睨んでいるガウリイ。
  「・・何だって、あいつは、ここまでするんだ・・。」
  はき捨てるようにいうゼルガディスの言葉に。
  「あたし達の世界では。
    オリジナルを倒した、あたし。つまりは、リナを。
     倒せば、それが自分がオリジナルを超えたことになる。
      といって、喧嘩、うってきたけどねぇ。
       まあ、原因の本人に、後始末はさせたけど。」
  なぜか。
  全員、顔色が悪いので。
  あたしとユニットが。
  食事などを作り。
  そして。
  暖かいコーンスープをコップに注ぎ。
  全員に配ったところ。
  ちなみに。
  ゼロスは、マキ割り担当。
  リビングに設置してある、暖炉の薪を。
  絶やすことなく、くべている。
  ようやく、一息ついて。
  かろうじて、話せる段階になったのは。
  再び、太陽が、地平線にと沈んでいく時間帯となっていたりする。

  「ラティルト・・・五つかけでも、通用しないとなると・・・。
    他に手はありますか?」
  弱々しくいってくるアメリアの言葉に。
  「確か。ガウリイ様が、あのコピーレゾは。
    魔族が合成されている。といってましたわよね。
     それでは、祝福の剣(ブレス・ブレード)が有効なのでは?」
  今だに顔色が悪いものの。
  会話に参加しているシルフィール。
  「なるほど・・・。
   確かに、それは有効かもね・・・。
    あれは、神聖樹(フラグーン)の分身でもあるから。
     あれも瘴気を吸収し、精神生命体である。
      魔族なんかには有効よね・・・。」
  ふと、その言葉に。
  リナが考え込み。
  「でも、そんな、神殿に収められているような品物が。
    残っているでしょうか?」
  もっともな疑問をなげかけてくる『アメリア』
  「・・・・・・・・。あ・・あはは。」
  その言葉に。 
  多少、から笑いをしつつ。
  「実は、あれ、フラグーンの中にある。湖の中の中心に。
    あるのよね。いやぁ、シルと一緒に。
     子供のころ、神殿から持ち出して、隠しちゃったのよね。
      これがまた。あはは・・・。」
  告白しているリナにたいして。
  『・・・・・お゛い゛。』
  思わず、声をはもらせているゼル達の姿。
  「それか、オリジナルのレゾさんというか魔王様を倒した。
    リナさんの、ギガスレイブですね。対抗手段としては。」
  僕としては。
  こちらのリナさんが。
  どこまで、あれを完全に扱えるのか。
  かぁぁなり、気になっているんですけど・・。
  などと、心では思いつつも。
  表情には一切みせていないゼロスの言葉に。
  「それか。ガウリイさんが、あっさりと、剣で決着をつける・・かね。」
  ずずっ。
  こくこくこく。
  スープを飲み干して。 
  今は、ココアを作って、飲んでいるユニットがいう。 
  その手にもっている、コップもまた。
  薄いピンクの色に、ピンクの花模様がプリントされているけど。
  テーブルを囲んで。
  そんな会議ともいえない会話をしているあたし達。
  ちなみに。
  これらは全て。
  その辺りにと瓦礫となって転がっていた品物を。
  ゼロスが、再構成して、創りあげたものだけど。
  その言葉に、ふと、視線を上げて。
  「・・そーいや、あんた。レゾ=シャブラニグドゥのときも。
    魔王を圧倒してたわね。剣の腕・・。」
  あのときのことを思い出して、ガウリイに言っているリナ。
  「ともかく・・だ!早いところ、何とかしないと!
    あいつのことだ!第二、第三のサイラーグがでてくるぞ!」
  ダン!
  テーブルに手を叩きつけるゼルの言葉に。
  「シルフィール!案内してくれ!その、ブレストブレードがある場所に!」
  言いつつ。 
  立ち上がるゼルガディス。
  「ち・・ちょっと!ゼル二号!
    せめて、もうしばらくはそっとして・・・。」
  リナがそんなゼルガディスをいさめるが。
  「一刻でも早いほうがいい!
   そうでなかったら・・・。
    貴様のおやじさんのように他の町でもなるぞ!」
  『――!!!!!!』
  その言葉に。
  はじかけれたようにと飛び上がり。
  涙ぐみ。
  「あ・・・薪が・・わたくし、とってきますわね・・。うっ・・。」
  涙をこらえつつ。
  部屋から飛び出してゆくこちらの世界のシルフィールの姿。
  「シル!」
  そんなシルフィールをあわてて追いかけているリナ。
  ぶつぶつといいつつ。 
  座りなおしたゼルガディスに。
  ゴツン!
  バシっ!
  ドゴ!
  「もうちょっと、シルフィールの気持ちを汲んでやれ・・。」
  かるく、こちらの世界の自分の頭を殴っているゼルに。
  額に青筋たてて、とび蹴り食らわしているアメリア。
  そして。  
  涙を浮かべて。
  思いっきり、頬をたたいているこちらの世界のシルフィールに。
  「もう少し、何か別の言い方があるんじゃないですか!?」
  いいつつ。
  シルフィールもまた。
  そんなゼルガディスに詰め寄ってゆく。
  しばらく。
  デリカシーのないことを言った。
  という理由で。
  二人のアメリアと、シルフィール。
  そして。ゼルから。
  攻められまくるゼルガディスの姿が見受けられてゆく。

  
  パチャン・・・・。
  「うーん。やっぱり、お風呂は気持ちいいわねv」
  「そうねv」
  後片付けをゼロス達男性陣にと任し。
  とりあえず。
  煮沸している地下水が湧き出ている湖の一角で。
  温泉の効果を備えて。
  お湯に使っているあたし達。
  といっても。
  その一角を。
  小屋というか、家の中にと組み入れて。
  お風呂場にと設定しているので。
  きちんと、周りには、壁と。
  でも、外の景色は、
  中からは見えるようにと原子レベルを組み替えている。
  そのために。
  お風呂に使っていても、景色などはよく見える。
  ちなみに。
  そとからは、まったくといっていいほどに見えはしないけども。
  「・・・リナさんと、シルフィールさん・・・。
    大丈夫でしょうか・・・・。」
  こちらの世界のアメリアが、戻ってこない。
  リナ達を心配しているけど。
  「・・・・パラレルワールドといっても・・・。
    まったく同じ出来事があるわけじゃないんですね・・。」
  こんなこと、自分は知らない。
  顔を曇らせているアメリア。
  「だからこその、平行世界だからね。
   世界によっては。アメリアが男性だったり。
    フィルが女性だったり。しているものあるから。
     だから、パラレルっていうんだし。」
  ユニットの言葉に。
  一瞬。
  女装したフィルの姿を思い浮かべて。 
  シルフィールと二人のアメリアが。
  真っ青になってゆく。
  ・・すこし、きついものがあるかもね(笑)
  面白いけど。
  あのままの、容姿で女性っていうのも。
  まあ、そういうように創っている場所もあるけどねv
  


  「シル・・大丈夫?」
  飛び出したこちらのシルフィールを心配しているリナ。
  「・・・・リナちゃん・・・・。わたくし・・。」
  薪を広いあつめつつ。 
  追いかけてきたリナにとつぶやいているこちらの世界のシルフィール。
  「大丈夫だって!いざとなったら!
    姉ちゃんに禁止されてる呪文やって!」
  リナが何とか、なだめようとすると。
  「それは駄目です!時間を捻じ曲げる。
    つまりは、かなりのタブーじゃないですか!」
  「きっと、許してもらえるわよ。
    だって・・こんな・・・・。」
  リナがぎりっと、歯を食いしばり。 
  握り締めた手からは。
  ぽたぽたと血が流れ出す。
  「・・・リナちゃんのせいじゃないです。
    もとはといえば、わたくし達が、彼を信じて。
     サイラーグに招き入れたのが原因です・・うっ・・。」
  いいつつ、『シルフィール』が思わず涙ぐむ。
  「・・・・シル・・・・悲しいときには、泣いてもいいのよ?」
  そんなシルフィールをふわりと抱きしめ。
  リナがささやく。 
  ふ・・・・。
  その言葉に、張り詰めていたものが切れたようにと。
  「リナちゃぁぁん!お父様がぁぁ・・お父様がぁ!
    どうし・・・どうして!シリルお母様に続いて・・いやぁぁぁ!」
  抱きしめた胸にすがるようにと泣くシルフィールを。 
  ただ、リナは何もいわずにと、抱きしめてゆく。
  

   なじまずに、家出した、シルフィールを心配し。
   そして。
   そんなシルフィールを助けるために。
   身を引こうとしたシリル。
   ただ、シルフィールはいやだったのだ。
   今まで、かわいがってくれていた、その人物が。
   いきなり、自分の母親になる・・ということが。
   まだ、四歳だとはいえ。
   それでも、母親の死後、一年もたっていなかったがゆえに。
   反発しつつ、家を飛び出したのが。
   10の時。
   そして、そこでいろいろと経験し。
   ようやく、エルクとシリルと和解して。
   家に戻ったものの。
   その裏には。
   シリルが、シルフィールを案ずるあまりに。
   まさか、ある人物と魔族とは知らずに、
   とある契約をしていた。
   とは、夢にも思うはずもなく。
   そして。 
   シルフィールにとっては運命の日。
   破局は訪れた。
   必死に抗い、どうにか、自分を制していたシリルに。
   冥王が干渉し。
   そして。
   この地、サイラーグにと残る、瘴気を利用し。
   シリルの中のSを復活させようと試みた、かつての出来事。 
   シリルを殺したのは、こちらの世界では、ルナ。
   そして、あちらの世界では、ガウリイ。 
   どちらも、シルフィールによって、シリルの自我が。
   表に出。
   殆ど自殺に近い形で。 
   シルフィールの目の前で、命を落としたシルフィールの義理の母親。
   シリル。
   その一件で、北のサイラーグと呼ばれていた、市街地は。
   廃墟と化していたりするが。 
   
  
  その、数年前の出来事と。
  今回の一件。
  ―いずれも、魔族がらみ。
  そして。
  どちらも目の前で、何も出来ずに。
  見ているだけしかできなかった、自分に対して。 
  悔しくもあり、悲しくもあり。
  様々な感情がごっちゃになって、シルフィールは。
  ただただ、泣き叫んでゆく。




  ヴヴ・・・・。
  様々な生き物などを利用して。
  生体エネルギーを注ぎ込むために。
  設置されている、備え付けの椅子に座り。
  力の補給を受けている紅いローブを全身に纏っている男性。
  コピーレゾ。
  「・・レゾ様・・・・。」
  そんな、彼に、すがるように。
  よりそっている黒い髪の女性ーエリス。
  「やれやれ、なさけないなぁ。
    愛しのレゾ様は。少し動いただけで、もう駄目かい?」
  扉の入り口によりかかり。
  溜口を聞いているのは。 
  三角ボウシを目深にかぶっている、ザングルス。
  「黙れ!貴様には、関係ない!」
  「おお・・こわ。」
  わざとらしく、首をすくめるザングルスに。 
  「それより、早く、光の剣を奪って来い。
    そのために、お前はやとっているのだからな。」
   きっと、そんなザングルスを睨んで。 
  言い放つエリスに。  
  「ふん。言われなくても。ガウリイとは、決着をつけにいくさ。」
  いいつつ。
  今だに動けなくなっている、コピーをみつつ。
  ・・不完全な状態で。
  あれだけ・・となると。
  一体、完全に動けるようになると、どれほどの力を出してくるのか。
  あのコピー・・・あなどれんな。
  たったの、一発の、呪文で。
  サイラーグの町を壊滅に追いやった実力は、疑えるものでもない。
  ・・・・敵に回すと。やっかいだな。
  とりあえず、依頼料分は。 
  きっちりと働かせてもらう。
  それが、俺の傭兵としての、プライドだしな。
  心でつぶやきつつ。
  カツン。
  北の森の中。
  その一角にと佇んでいる、レゾの屋敷のその一つ。 
  その廊下を歩いてゆくザングルスの姿が。  
  そこにはみうけられていた。

  
  「泣いたら、すっきりしましたわ。
    とりあえず、今はするべきことをやらないと。
     それから、後のことは考えましょう。」 
  赤く瞳を腫らしつつ。
  いうシルフィールに。
  「そーよ。シル。時空乱訂の術。いざとなったら。
   本気であたし、使うから。」
  「リナさん!それは!時間をゆがめること!
   それは、果てしなく、罪が重い。
    とルナさんも重々、言われてたでは、ないですか!」
  そんなリナの台詞に。
  目を見開いているこちらの世界のシルフィール。 
  「それに・・代償が・・かなり規模が大きくなる・・と・・。」
  それをやったときには。 
  少なからず、何かしらの代償が起こる。  
  そう、聞かされているリナ達。
  まあ、確かに。
  ある程度の見返りは必要だからね。
  「それに、まだ死んだとは限りませんし。
    サイラーグには、昔から、赤の竜神様より、
     用途は知りえませんが。何かの力が含まれた。
      暁色の球(フレア・オーブ)がありますし。
       まだ望みはあります。」
   赤く腫らした目をこすりつつ。 
   毅然と言い放つ『シルフィール』に。
   「そうよ。今は、命を命とも思ってない。
    あのコピーをやっけるのがさきよ!」
   「そうですわね!」
   二人で、意気込みつつ。
   しばらくして、家の中にと戻ってくる、リナと『シルフィール』の二人。


   ピチャン・・・・。
   生き物の、さえずりさえ聞こえない。
   深夜。
   コンコン。
   扉をノックする音がする。
   ちなみに。
   部屋割りとして、リナと『シルフィール』。
   アメリアとシルフィールとアメリア。
   あたしとユニット。
   ゼルとゼルガディス。
   ガウリイとゼロス。
   この五部屋。
   それぞれにとベットを創り出して。
   明日の予定を話し合い。 
   それぞれが各自に割り当てられた部屋にと入って。
   しばらくしてからのこと。
   「開いてるわよ。」
   あたしの言葉に。
   ガチャ。
   扉が開く音がし。 
   そして。
   カチャン。
   扉から入ってきたのは、ガウリイの姿。 
   「あら、ガウリイさん、こんな深夜に、女性の部屋にと忍んできて。
     何事かしら?(はあと)」
   くすくすと笑っているユニットに。
   「何?」
   ストン。
   ベットの端にと腰掛けているあたしとユニットの言葉に。
   ちなみに。
   一緒のベットで寝ているあたし達。 
   そんなくすくすと笑っているあたし達に。
   すっと目を細めて。
   「・・・・何で何もしなかった?」
   少し殺気を含めた視線で。 
   あたし達をみてくるし。 
   「あら。もともと、本来は。
     こうなるのが運命の時間率なんだけど?
      それに、あまりあたし達が干渉したら。
       また、歪みがどこかに生じるわよv」
   くすくすと笑っていうあたしの言葉に。
   「そうはいっても・・・・。リナが悲しむの・・見たくないんだよ。
     俺は・・・。それに、そんなことをいえる義理か?
      悪夢を統べる存在(ロードオブナイトメア)や。
       別の混沌を統べているあんたらは・・・。
        それでなくても、もう、人の振りしてるじゃないか。」
   いきなり、本題を言ってくるガウリイ。
   ガタッ!
   あ、扉の向こうで。
   ゼロスがこけてる。 
   「俺は、それだけで、もう、かなりあんたらがいう。
     歪み、かなり発生していると思うが?」
   ギロリと睨んでくるガウリイの言葉に。
   パチパチパチv
   ユニットが手を叩く。
   「正解vガウリイさんvさすがねv」
   ぱちぱちと手を叩きつつ。
   ほめていたりするけど。 
   「まあ、さすがに、三年間。このあたしと一緒に。
    旅をしていただけのことはあるわねぇ。
     あたし達の力に耐性、ついてるしv見分けるのも可能になってるしv
      しがない部下なんかより、いい線いってるわよv
       ガウリイv」
   あたしの言葉に。
   「・・・・別にうれしくないが。
     それより、リナが悲しむの。
      これ以上見たくないんでね。
       あんたんとこに戻っているんだったら。
        生き返らせてはくれないのか?」
   くすくす。
   本当に、三年間一緒にいただけで。 
   本質、完全に理解するとは。 
   すばらしい学習能力よねv
   「ガウリイさん。もし、いやだ(はあと)っていったら?(はあと)」
   にっこりと笑っていうユニットの言葉に。
   「リナがこれ以上、悲しむことになるようなら・・・・。
     あんた達の正体。全員に話して。そして、
      ここの世界の人達にも話す。
       ルナさんとか、ここにも、ミルガズィアさん。
        いるだろうしな。」
   本気でいっているガウリイ。
   目が笑ってないし。
   「あら、このあたしに創られているといっても過言でない人間なのに。
    このあたしを脅す気?」
   あたしが髪をかきあげつついうと。
   「それをいうなら、交渉といってくれ。
    それに、あんたにとっても。俺達は、子供みたいなものだろうが。
     子供の願いを聞かない母親なんて、いないよな?」
   完全に目を据わらせていってるガウリイ。
   「時と場合によるわよ。それに、いちいち、願いを聞き届けてたら。
     腐敗する一方よ。すぐ、生き物って、怠惰を覚えるから。」
   「まあ、純粋なる、願いには、時と場合によって、応じるけどね。」
   あたしの言葉に続き。
   ユニットが追加の言葉を紡ぎだす。
   それに、何か勘違いしてるし。
   「そ・れ・に・ね(はあと)
    いっとくけど。サイラーグの人達、あたしの所。
     つまりは、ここの空間の次元の母なる場所には。
      戻ってきてないわよ。今のところ。」
   嘘ではないし。
   あたしの言葉に。
   「本来は、リナとガウリイが二人、そろっている空間だと。
     エルの所の一部に戻らずに。フィブリゾが、止め置いていたからねぇ。」
   くすくすと他の所というか。
   大元のこの平行世界の元となっている世界のことをいっているユニット。
   まあ、あそこでは。
   コピーにと殺された町の人達。
   冥王(ヘルマスター)フィブリゾが。
   何か利用できるかも。
   といって、自分の元に、その魂を止め置いて。 
   そして、後から、それを利用して。
   よりによって、その結果。
   このあたし!に攻撃しかけた馬鹿だったけどね・・・・。
   一体、Sはどんなしつけをしてるのよぉぉぉ!
   まあ、ちゃんと、お仕置きはしておいたけど。
   まったく・・・・。
   でも、さすがに。 
   人を核として、具現化したことというか。
   力の加減が分からなかったから。
   ちょっと、やりすぎちゃったけどね。
   やっぱり、自力で具現化するのと。
   核をもって具現化するのとでは。
   力加減がねぇ。
   思う存分、力が振るえないし。
   それだと。 
   「?」
   ユニットの言葉に、繭をひそめつつも。
   「・・・・つまり、どういうことだ?」
   ふと、目を細めて。
   あたし達にと聞いてくるガウリイ。
   
   夜は静かにふけてゆく。



   「それでは、わたくしが案内いたしますわ。」
   『シルフィール』が、すでに、町ではなく。
   水に沈んだ遺跡に近いサイラーグの町並みを。
   案内してゆくことで話しはまとまり。
   というのも。
   ここまで、地形が変わってしまったので。
   地理に詳しいここの住人である彼女に白羽の矢がたったのだけど。
   それをいうならば、シルフィールもそうなんだけど。
   微妙に、あちらとこちらの世界では、異なっているがために。
   やはり、正確なほうが確実。
   というので。
   『シルフィール』が案内をかって出ることとなったのだけど。
   「とりあえず、目的地は、レゾの研究所ですね。」
   アメリアの言葉に。
   「まあ、そうだ。かつて、俺とシルフィールと。
    リナとガウリイとで、いったことがあるけどな。
     俺達のいた世界で。」
   手配を解く手続きをルナとエルクに任せ。
   コピーの相手は、レゾにと任せて。 
   その手配を解く時間の合間に。
   あたし達はちょっと、いったことがあるからね。
   まあ、基本は。
   あっちもこっちも同じだからねぇ。
   平行世界とはいえ。
   中には、有無を言わさずに。
   消滅させている世界も多々とあるけど。
   まあ、それはそれ。
   どうでもいいこと。
   「そういえば、ゼルガディスさん。
    以前話してくれましたね。」
   出会った当時より、人間性が円くなっているゼル。
   まあ、それは。
   ここの世界のゼルガディスも。 
   今から、元に戻っていくでしょうけど。
   ここに世界も、あたしの退屈しのぎの一つにはなりそうよねぇ。
   やっぱり、せっかくある世界なんだから。
   このあたしを少しでも、楽しませてくれなくちゃ。
   面白くないし。
   そういっているゼルに答えているアメリアの台詞に。
   「ゼルガディスさん、そんなことまで、
     アメリアさんに話されたのですか?」
   少し驚いているシルフィール。
   まあ、あちらでは。
   アメリアとゼル、であったの。
   あの出来事の後だったからね。
   セイルーンのお家騒動の一つが終わり。
   マインの村にと行く最中だったし。
   アメリアとゼルの出会いは。
   その辺りが、こちらとは少し運命が異なっているよね。
   そんな微妙な違いから成り立っている多々とある平行世界。
   ある世界では。
   今、たとえば、白い服を着ているとして。
   その服の色が違うだけ。
   そういった世界なども存在しているし。
   それは、まるで、合わせ鏡の様にさながらに。
   「う・・・まぁ・・な・・・。」
   シルフィールの言葉に、言葉を濁しているゼル。
   「そんなことより。日も昇ってくるから。
     はやくいきましょvのんびりしてたら。
      また、あのコピーたちが来るわよ?(はあと)」
   にこにこと。
   動きやすく、膝の下くらいまでのスリッドの入ったスカートをはき、
   靴は、青いかかとの低いブーツ。
   上着は、襟などに少しレースの入っている、薄い橙色の服。
   その上に、薄い色の、マントを、虹色の石の肩止めで。
   留め置き、身長ほどに長いマントを羽織っている今のユニットの姿。
   一見すると。
   子供が、魔道士の格好を好んでしているか。
   見方によれば、どこかのお嬢様が、お忍びで、出かける姿。
   そういった雰囲気にまとめていたりするユニットだけど。
   まあ、どんな服でも似合うからね。
   あたしもそーだけどv
   その横では。
   なぜか、完全に、昨夜から、
   姿が透けているゼロスの姿が見受けられていたりする。
   何か、昨夜の、ガウリイとあたし達の会話を。 
   ガウリイが部屋から出て行ったので、気になって追いかけて。
   聞いたようなんだけど。
   あれしきのことで、情けないわよねぇ。
   ほんと。
   お母さん、かなしいわ!!(笑)
   「それもそーですね。とにかく、急ぎましょう!
     話によると、エリス達の狙いも!
      その、レゾの遺産らしいかもしれないですし!」
   ゼルとシルフィールの会話を聞いて。
   そういう話しも昨夜あったし。
   ユニットの言葉に、進む先を促して行くこちらの世界のアメリア。
   「確か、北の市街地にあるのよね?」
   リナが確認の言葉を投げかけてくる。
   「俺の調べではそうなってる。」
   ゼルガディスがその言葉に肯定してゆき。
   「そうですね!彼を野放しにしておく!
    それは、正義ではないですから!」
   自分に言い聞かせているアメリア。
   「それじゃ、話もまとまったところで、いきますか。」
   いって。
   あたしの言葉を皮切りにと。
   レゾの研究所にむかってゆくあたし達一行。


   「この森を抜けると、そこが、旧サイラーグの市街地です。」
   シルフィールが説明し。
   「ゼルガディスさん?どこの辺りか、検討はついているのですか?」
   問いかけている『シルフィール』
   「大丈夫です!ちゃんと、場所は、頭に入ってます!」
   断言しているアメリア。
   「来るぞ!離れろ!」
   いって。
   いきなり、ガウリイが、リナを抱きかかえ。
   「ちょっ・・何処さわってるのよぉぉ!!」
   リナがわめき散らしていたりするが。
   その刹那。
   今までリナのいた場所に。 
   閃光の光が貫いてゆく。
   「怪我はないか?リナ」
   わなわなわな・・・。
   本気で心配して言っているガウリイの言葉に。 
   「あ・・あんたはぁ!いきなり、何、
    乙女を抱きかかえてるのよぉぉぉ!!!」
   真っ赤になって、ガウリイをスリッパではたいているリナの姿。
   「いや、だって、リナを狙って、攻撃が来てたし。」
   「だからってぇぇぇ!」
   「夫婦漫才はそれくらいにしろ!くるぞ!」
   今だにわめいているリナに。
   いっている、こちらの世界のゼルガディス。 
   「誰が、夫婦漫才なのよぉお!」
   リナがわめくが。
   どうみても、傍目には、じゃれあっているようにしか、 
   映らないんだけど?(笑)
   まあ、リナが自分に構ってくれるので。
   かなり、機嫌がいいガウリイの姿も見られているけど。
   「来ましたねあくの手先よ!この、アメリア!
     手加減なんかはいたしません!
      いきます!霊王結魔弾(ヴィスファランク)!」
   いって。 
   二人のアメリアが同時に、自分の拳にと魔力を込めて行く。
   「正義の拳を受けなさい!」
   どがばぎゃ!
   出てきた、レッサーデーモンやブラスデーモン。
   ゴーレムやデモンビーストやトロル達を。
   ことごとくに粉砕してゆくアメリア達。
   
   ドグワっ!!
   いきなり、そんな攻撃をかわしつつ。 
   あたし達が遊んでいると。
   その中心にと投げ込まれてゆく、炎の呪文。
   そして。
   数名のチームに分かれさすようにと、あたし達をばらばらとしてゆく、
   敵というか、仕掛けてきている奴等の作戦。
   呪文が炸裂するけど。
   パシュ。
   一瞬にして、その呪文は、ゼロスによって、かき消されてゆく。
   「な゛!?」
   それに驚いている雇われているだけの、獣人なんかもいるけども。 
   どうでもいいこと。
   「まったく・・・・。
     僕達の邪魔はしてほしくないんですよ?(はあと)」
   にっこりと笑ったその刹那。
   パシュバシュ・・。 
   ドチャ・・・・。
   ゼロスの周りにと飛び掛ろうとしていた数十の存在が。
   あるものは、頭を吹き飛ばされ。
   あるものは、体を吹き飛ばされ。 
   あるものは、四肢を分断されて。
   その辺りの地面にと転がってゆく。
   とはいえ。
   ゼロスに向かっていったのは。
   なさけないにも、下級魔族・・つまりは、レッサーデーモンクラスだし・・。
   気付きなさい!!!!
   あんた達はぁぁぁぁ!
   ここのSも、部下のしつけがなってないったら・・・。
   そんなこんなで、相手をしつつ。
   あたし達は、森をと抜けてゆく。


   タタタ・・・・・。
   「あら?もしかして・・道に迷いました?」
   「・・・・みたいですわね?」
   互いに目を見合わせ。
   呆然としている二人のシルフィール。
   呪文を交すのに。
   がむしゃらに走ってて。 
   あたし達から、放れていたりするし。
   まあ、シルフィールたちらしいけどね。
   「と・・とにかく、進んでいけば。
     森を抜けるでしょうし。」
   「ですわね。じゃあ、何か、お話でもしつつ、進みます?」
   いって。
   二人のシルフィールの和気藹々とした会話が。
   繰り広げられつつ。
   二人は、森を抜けるべく、進んでゆく。

   「あの?ガウリイさんって、どういう人なんですか?
    どうも、リナちゃんに、気があるようですけど?
     リナちゃんの相手は、そんじょそこらの相手には。
      無理ですわよ?何しろ、リナちゃんのお姉さんが。
       赤の竜神の騎士ですし。」
   こちらの世界のシルフィール。
   さすがに、あれだけ、ガウリイが、告白しまくっているので。 
   ガウリイがリナを好きだ。
   ということは気付いている。
   気づいてないのは、リナだけだけど。
   「ガウリイ様ですか?・・・・そうですわね。
    心の広い・・・方です。
     わたくしが知り合った当時のガウリイ様は。
      冷たい瞳をしていましたけど・・ね。
       わたくし達の世界のリナさんと旅を始めてから。
        何か、ふっきれたようですし。
         それに、あんな、優しい表情、するの。
          わたくし、ガウリイ様と出会ってから、この
           八年間で、初めてみましたが?
            それだけ・・本気なんでしょうけどね。」
   そんなシルフィールの言葉に。
   「まあ、別に、リナちゃん、かわいいから、わかるけど。
     でも、相手がリナちゃんですと・・。
      苦労するのが目に見えてますけどね。
       何しろ、リナちゃん、自分に関しては。
        そういった感情を向けられている。
         というのには、とことん鈍いですし。」
   苦笑している『シルフィール』
   「見てれば分かります。」
   いって。 
   互いに目を見合わせて、くすりと笑う。
   「あそこまで、言われて、気付かないなんて。
     そうとうな物ですけどねぇ。」
   「まあ、リナちゃんだし。昔からそーですから。」
   そんな会話をしつつ。
   二人は、森を抜けてゆく。



   ズンチャ。
   ズンチャャ。 
   ビュン!
   「リナ!危ない!」
   ドサッ!
   〜〜〜!!!!/////
   「の・・・・のけぃぃぃぃ!!!!////」 
   いきなり、その場に押し倒される格好になっているリナ。
   ガウリイが、リナを押し倒すのと同時に。
   リナが今まで立っていた場所に。 
   一つの物体が、通り抜けてゆく。
   動体視力がなくては、なぜか、人などの目には見えない速さだけど。
   こんなに、ゆっくりのスピードなのにねぇ。
   たかだが、秒速、一メートル程度の速さで。
   水色の胴体に。
   すらりと伸びた手足。 
   そして、その胴体は、魚。
   「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
   「・・・・・・・焼き魚・・・。」
   グゥ・・・・。 
   それをみて。
   リナとガウリイの思いは一致して。
   お腹の音が鳴り響く。 
   「あんた・・・・ヌンサ!?生きてたの!?
     てっきり、焼き魚になったと思ったのに!?」
   リナがいうと。  
   「俺、ラハニム。あんな、ブサイクな、ヌンサと一緒にするな。
     レゾ様の命令。リナ=インバース、覚悟。」
   ズンチャチヤ。
   ズンチャ。 
   気に入っているらしい、音楽を口ずさみつつ。
   リナとガウリイにと向かってゆく半魚人ヌンサ。
   「・・・どこがどーちがうのよ。」
   その言葉に、おもわず突っ込んでいるリナ。
   「俺の方が、ハンサムで、スマート。尾びれもキューティクル。」
   「・・・・・まったく分からないんですけど・・。」
   その言葉に目を点にしているリナ。
   「くう。お前、腹立つ、レゾ様の命令でなくても。殺す。」
   いって。
   ビュン。
   「危ない!リナ!」
   そのたびに、リナを倒して、または、抱きかかえて移動しているガウリイ。
   「だぁぁぁ!自分でよけれるっ・・・てばぁぁぁ!」
   真っ赤になって、照れているリナの姿。
   しばらく。
   ラハニムと、リナとガウリイの追いかけごっこが。
   続いてゆく。
   「まったく。早ければいいってものじゃないのよ。」
   しばらく、その動きをみて。
   リナがつぶやき。
   「・・リナ。」
   ごしょごしょと、ガウリイがリナに耳打ちする。
   「みたいね。」
   にまりと笑い。 
   そのまま。
   再び、ラニハムが移動を開始したその時に。 
   そのまま、剣を抜いて、ついでに。
   剣に、炎の呪文をかけて。
   炎の剣にとし。
   ラハニムが向かってくる直前にと。
   かがみこむ。
   と。
   スパ。
   ジュゥゥ・・・・。
   そのまま、横にそれるということを学習してなかって、ラハニムは。
   剣によって、真っ二つに捌かれて。
   ついでに、リナが剣に呪文をかけていたので。 
   ほどよい具合にと焼けてゆく。 
   「いいにおい、んじゃ、いっただきまぁすv」
   「ああ、リナ!全部を独り占めするなんてずるいぞ!」
   「何いってるのよ!あたしが料理したのよ!」
   いいつつ。
   真っ二つにとなっている焼き魚を取り合っているリナとガウリイの姿。
   いまだに、一応、刺客達も向かってきている最中だというのに。
   平和そのもの。
   といっても。
   リナとガウリイの食事の邪魔をしようとした奴等は。
   そのまま、あっさっさりと、身もふたもなくやられているけど。
   
   「・・・・何やってるんだ・・あいつらは・・(汗)」
   「・・・・・・・・俺に聞くな・・・・。」
   そんな二人をみて、汗を流しているゼルガディスに。
   溜息ついているゼル。
   レゾが雇っていた。
   または、コピーやエリスが雇った、様々な種族は。
   ものの、数分もたたないうちにと。
   全部が駆逐されてゆく。


   一時間後。
   ようやく、全員合流したあたし達は。
   レゾの研究所があるという。
   森の中のその一角にとたどり着く。
   「ここね・・・・。いくわよ!ダム・ブラス!」
   ドムっ!
   リナの言葉と同時に。
   遺跡の壁がとりはらわられてゆく。
   さて。
   これからが、少しは楽しくなるかしら・・ねv


                     −続くー
   
   
   

####################################

  あとがき:
     ・・・・クリスマスケーキ。
     一気に、ホール喰い、四分の三。
     くらいまできたところ(まて!)
     さすがに、スピードが落ちてきましたねぇ・・(実話)
     何、ケーキを食べつつ。
     これを打ち込んでいるんでしょうか?私は?(爆!)
     

   姫:ちなみに。
     薫は。
     ときどき、エルの漫遊記本編内容。
     完全に文章の中で、匂わしてます。
     読んでない人には、だから意味が分からないのにねv
     まったく・・。
     ま、いーけどね。
     とりあえず。
     私が活躍してないぃぃぃぃ!!
     エルも!!!


   薫:ひ・・ひょぇぇぇぇぇ!!!?
     後は、ガウリイ対、ザングルスと、鶏さんv(笑)
     とエリス&ザナッファー。
   姫:まあ、リナがコピーに殺されかけるところは。
     ないけどね。
   薫:しくしくしく・・・・。
     だって・・エル様と菫ちゃん・・・しかもゼロスはいるわ。
     ガウリイの腕・・魔王クラスより上だわ・・と(汗)
     全然人間離れしているメンバーばっかり!なんだもんん!(涙)
   姫:まあ、フィルさんの話が。その代わりに打ち込む気?貴女は?
   薫:・・どーしましょーか?
     アニメではいきなり登場したんですけどねぇ・・・(爆!)
     とりあえずは。
     祝福の剣を取りに行くのは。内容は、違えどもありますけど。
     さて・・・・。
     頑張って、年中にこれを終わらすのです!
     本気で!
   姫:それはそーと?
     白石さんから、リクうけてる。
     男性リナの話。
     あのもどき話。いつになったら、打ち込むの?(はあと)
   薫:あ・・あはは(汗)
     もしかしたら・・・・・。
     気がむいたら・・・。
     書き殴りにも投稿するかも・・・(まて!)
     そして、反応によって。
     連載になるか否か。
     を決める・・かもしんないです(こらこらこら!)
     その前に。
     闇竜翔さん達などから受けてる。
     漫遊記番外編のリクエスト。
     まだ一行も打ち込んでないですし・・・・。
     そーして、リレー小説もどきも・・・・。
     ああ・・半年たつ・・・(実話だからしゃれにならない!)
     ま・・頑張りますのです・・・・。
   姫:何か、いじけはじめた薫はほっておいてv
     それでは、また次回でお会いしましょうvv


   

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23963幼馴染…vにゅーよーく E-mail 2002/12/24 12:43:22
記事番号23953へのコメント

こんにちわ。
昨日無印の八話を見ました。
ろうそくのならび方が気に入らなくて「邪魔だろ」とか一人でつっこんでました。(まて!)
しかも深夜。(寝ろ!)
今日はクリスマスイブなのになんもすることのないにゅーよーくです☆

かんそーう。

>  「まさか・・・こんなことになるとは・・・・・・。
>   俺達の世界では、ルナさんとレゾが。
>    解決したし・・な・・・・。」
>  声を震わせつつ、いっているゼル。

ゼルがさん付けしてる…。(違うだろ。)

>  「まったく。普通の肉体で、二百度程度に沸騰している、
>   水に手を触れたら。火傷するって。」

二百度…。(−−;)

>  今できたばかりの、とある世界でいうと、五十坪単位くらいの、
>  その小屋というか、家の中にと入ってゆくあたし。

五十坪…。
私んちの二倍くらいあるんですが…。(・。・;)

>  「というか・・・何で、ゼロスのやつは。
>    リナのいうことなら、すぐにあわてて何でもこなすんだ?」

だってねえ…。
逆らえるはずないじゃないですか…滅んじゃうし。

>  「実は、あれ、フラグーンの中にある。湖の中の中心に。
>    あるのよね。いやぁ、シルと一緒に。
>     子供のころ、神殿から持ち出して、隠しちゃったのよね。
>      これがまた。あはは・・・。」

もうv
おてんばさんv(まて。)

>  「一刻でも早いほうがいい!
>   そうでなかったら・・・。
>    貴様のおやじさんのように他の町でもなるぞ!」

いるんですよね…。
なんかみんな落ち込んでる時に一番言っちゃいけないこと言う奴。
まだ子供なんですねぇ。(お前が言うな!)

>  デリカシーのないことを言った。
>  という理由で。
>  二人のアメリアと、シルフィール。
>  そして。ゼルから。
>  攻められまくるゼルガディスの姿が見受けられてゆく。

責められて当たり前じゃああああああああああっ!!
こういう奴にかぎって「俺は事実を言っただけ」とかいうんですよね。
成長しろ!

>  女装したフィルの姿を思い浮かべて。

ぎゃあああああああああああっ!!!!!!!!!!
こないでええええええええええええっ!!!!!!!!

>  「・・・・シル・・・・悲しいときには、泣いてもいいのよ?」
>  そんなシルフィールをふわりと抱きしめ。
>  リナがささやく。

幼馴染か…いいなあv
私もいるにはいますけど…音信不通…。(TT)

>   殆ど自殺に近い形で。 
>   シルフィールの目の前で、命を落としたシルフィールの義理の母親。
>   シリル。
>   その一件で、北のサイラーグと呼ばれていた、市街地は。
>   廃墟と化していたりするが。 

…目の前ですか…。
私ほまだ人の死ってものに直面したことないので…。
なにもいえません。

>   「そうはいっても・・・・。リナが悲しむの・・見たくないんだよ。
>     俺は・・・。それに、そんなことをいえる義理か?
>      悪夢を統べる存在(ロードオブナイトメア)や。
>       別の混沌を統べているあんたらは・・・。
>        それでなくても、もう、人の振りしてるじゃないか。」

リナが悲しむの見たくないって言っても…。
そのたびにL様に頼むつもりですかね…。
そしたらリナが成長しないじゃないですか…人間として。
過保護な親かあんたは。

>   「それをいうなら、交渉といってくれ。
>    それに、あんたにとっても。俺達は、子供みたいなものだろうが。
>     子供の願いを聞かない母親なんて、いないよな?」

まあそーですけど…。
願いにもよるでしょう?
かなえられないっていうか無理な願いもあるわけだし。(L様に不可能はないでしょうが。)

>   動きやすく、膝の下くらいまでのスリッドの入ったスカートをはき、
>   靴は、青いかかとの低いブーツ。
>   上着は、襟などに少しレースの入っている、薄い橙色の服。
>   その上に、薄い色の、マントを、虹色の石の肩止めで。
>   留め置き、身長ほどに長いマントを羽織っている今のユニットの姿。
>   一見すると。
>   子供が、魔道士の格好を好んでしているか。
>   見方によれば、どこかのお嬢様が、お忍びで、出かける姿。
>   そういった雰囲気にまとめていたりするユニットだけど。

かわいいですv
ユニット様v

>   どうみても、傍目には、じゃれあっているようにしか、 
>   映らないんだけど?(笑)

バカップルv

>   「俺の方が、ハンサムで、スマート。尾びれもキューティクル。」
>   「・・・・・まったく分からないんですけど・・。」

わ、私もわかんないです…。(^^;)

それでは。
やっぱりサイラーグの人たちにはたすかってほしいな…。(まて)
ギャグを懐かしく感じるにゅーよーくでした☆

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24001確かに、あの蝋燭は邪魔だ(爆!)かお E-mail URL2002/12/26 11:18:12
記事番号23963へのコメント

こんにちわ。にゅーよーくさん。
>こんにちわ。
>昨日無印の八話を見ました。
>ろうそくのならび方が気に入らなくて「邪魔だろ」とか一人でつっこんでました。(まて!)
確かに、あれは、邪魔でしたねぇ(笑)
私もそーあれ見たとき、感じましたし(爆!)
>しかも深夜。(寝ろ!)
>今日はクリスマスイブなのになんもすることのないにゅーよーくです☆
私も同じくv25日はお休みだったので。
いい加減に年賀の印刷・・してました(汗)
ふふふ・・・。
まだ慣れてないのがよくわかる・・・(印刷失敗、二十枚・・・汗)
>>  「まさか・・・こんなことになるとは・・・・・・。
>>   俺達の世界では、ルナさんとレゾが。
>>    解決したし・・な・・・・。」
>>  声を震わせつつ、いっているゼル。
>ゼルがさん付けしてる…。(違うだろ。)
であったことがありますので(こら!)
>>  「まったく。普通の肉体で、二百度程度に沸騰している、
>>   水に手を触れたら。火傷するって。」
>二百度…。(−−;)
千度にしよーかなぁ?とも思ったけど。
それだと、流石に・・人であるリナ達が・・ねぇ?(お゛い)
>>  今できたばかりの、とある世界でいうと、五十坪単位くらいの、
>>  その小屋というか、家の中にと入ってゆくあたし。
>五十坪…。
>私んちの二倍くらいあるんですが…。(・。・;)
そうなんですか?
でも、五十くらいだと、あまり大きい豪邸ではないのです。
>>  「というか・・・何で、ゼロスのやつは。
>>    リナのいうことなら、すぐにあわてて何でもこなすんだ?」
>だってねえ…。
>逆らえるはずないじゃないですか…滅んじゃうし。
ですよねぇ。
下手すると、世界ごと・・・・。
>>  「実は、あれ、フラグーンの中にある。湖の中の中心に。
>>    あるのよね。いやぁ、シルと一緒に。
>>     子供のころ、神殿から持ち出して、隠しちゃったのよね。
>>      これがまた。あはは・・・。」
>もうv
>おてんばさんv(まて。)
アニメでは、シルフィールが一人で隠したという(こら!)
>>  「一刻でも早いほうがいい!
>>   そうでなかったら・・・。
>>    貴様のおやじさんのように他の町でもなるぞ!」
>いるんですよね…。
>なんかみんな落ち込んでる時に一番言っちゃいけないこと言う奴。
>まだ子供なんですねぇ。(お前が言うな!)
デリカシーがない、ゼルちゃんでしたv
>>  そして。ゼルから。
>>  攻められまくるゼルガディスの姿が見受けられてゆく。
>責められて当たり前じゃああああああああああっ!!
>こういう奴にかぎって「俺は事実を言っただけ」とかいうんですよね。
>成長しろ!
まあ、後で、後悔・・先に立たず?(ゼルちゃんだし・・・)
>>  女装したフィルの姿を思い浮かべて。
>ぎゃあああああああああああっ!!!!!!!!!!
>こないでええええええええええええっ!!!!!!!!
救急車がまいりますv
>>  「・・・・シル・・・・悲しいときには、泣いてもいいのよ?」
>>  そんなシルフィールをふわりと抱きしめ。
>>  リナがささやく。
>幼馴染か…いいなあv
>私もいるにはいますけど…音信不通…。(TT)
私にも数人はいますけど・・・・。
(小さいころ、団地に住んでたから・・)
後、本当の物心つく前の幼馴染・・き・・記憶がない(汗)
(母がよく覚えてる・・というか、母の友達の子供)
>>   殆ど自殺に近い形で。 
>>   シルフィールの目の前で、命を落としたシルフィールの義理の母親。
>…目の前ですか…。
>私ほまだ人の死ってものに直面したことないので…。
>なにもいえません。
目の前は、私もないです。
祖母などの死には、直面しましたけど・・・。
あと、友達の父親の死亡とか・・・・。
>リナが悲しむの見たくないって言っても…。
>そのたびにL様に頼むつもりですかね…。
というか。
まさか、エル様達がいるのに。
あんなことになるとは、思ってなかったガウリイなのです。
>そしたらリナが成長しないじゃないですか…人間として。
>過保護な親かあんたは。
過保護は行き過ぎているでしょう。ガウリイだし・・・・。(ん?)
ガウリイの心境。立っているものは、親でも使え(あり?かなり違うぞ?)
>>   「それをいうなら、交渉といってくれ。
>>    それに、あんたにとっても。俺達は、子供みたいなものだろうが。
>>     子供の願いを聞かない母親なんて、いないよな?」
>まあそーですけど…。
>願いにもよるでしょう?
そーですね。ほいほいと聞くわけにはいきませんよねぇ。
>かなえられないっていうか無理な願いもあるわけだし。(L様に不可能はないでしょうが。)
確かに。でも、エル様達、自分に制約・・つけてますからねぇ・・・。
>>   子供が、魔道士の格好を好んでしているか。
>>   見方によれば、どこかのお嬢様が、お忍びで、出かける姿。
>>   そういった雰囲気にまとめていたりするユニットだけど。
>かわいいですv
>ユニット様v
ありがとうございます。そう言っていただけると、うれしいです(はあと)
>>   どうみても、傍目には、じゃれあっているようにしか、 
>>   映らないんだけど?(笑)
>バカップルv
あの二人(よりはまだまし・・・笑)愛は強しのあの二人v
似たりよったり・・かな?(お゛ーい゛!)
>>   「俺の方が、ハンサムで、スマート。尾びれもキューティクル。」
>>   「・・・・・まったく分からないんですけど・・。」
>わ、私もわかんないです…。(^^;)
・・・・わ・・・・わたしもわかんない・・・・(汗)
い・・・一体、あの半魚人の一族って・・・。
>それでは。
>やっぱりサイラーグの人たちにはたすかってほしいな…。(まて)
ふふふ・・・・・。
さあ・・・どうしましょうかねぇ・・・・(こらこらこら!)
>ギャグを懐かしく感じるにゅーよーくでした☆
毎回、わざわざありがとうございます!
打ち込みサボって、本を読むのに没頭していた薫でした(実話)
それでは、失礼しますのですv

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23999スレイヤーズフォーエバー・第22話かお E-mail URL2002/12/26 00:04:02
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ。
  さあて、あと少しv
  とりあえず。
  クリスマスなのに、小説打ち込んでいる私ですv
  そーいや、リチェウスィシリーズで。
  クリスマスネタ、思いついたなぁ・・・先日(こらこらこら!)
  まあ、とにもかくにも。
  いくのです!
  
  さて・・・無印の確認のために。
  今から、またまた見てきます・・(こらぁ!)

#####################################


    スレイヤーズフォーエバー 第22話 〜レゾの研究所〜



  「ここがレゾの研究所?」
  リナが、遺跡の中にと隠されていた場所にはいりつつ。
  つぶやいている。
  「・・・確か、ここは・・・。」
  つづいて、つぶやくこちらの世界のシルフィール。
  「どうかした?シル?」
  そんなシルフィールにと話しかけているリナ。
  「リナちゃん、覚えてませんか?
    ここって・・・・。」
  そんな『シルフィール』の言葉に。
  「・・・・・そーいえば。
    うまれたときから、ここ。あったっけ・・。
     確か、この上には、協会があったし。」
  協会というのは、魔道士協会のこと。
  北と南。
  別れて、位置していた魔道士協会。
  かつての、魔道士協会本部があったころの、名残である。
  壁をぶち抜いて、入ったあたし達の目にと飛び込んできたのは。
  まず。
  ちらばっている、いかにも遺跡。
  といわないばかりの、瓦礫の山。  
  そして、不自然なまでの、文様の入った扉が一つ。 
  その、黒い扉に描かれているその模様は。
  「おや、珍しいですね。神魔の樹のタペストリーですか。」
  そこにかかれている文様をみつつ。
  ゼロスがつぶやく。
  「つながりが深い、四界の世界。
    神と魔王をあらわしている、シンボルの樹よ。」
  あたしの言葉に。
  「?神と魔王?」
  首をかしげている、こちらの世界のアメリアに。
  「ここにかかれている、目が大きく絵描かれている、イラストが。
   ここの世界の、赤瞳の魔王をあらわして。
    そして、その上にある流れ星のような絵が。
     異界の魔王、闇を撒く者。
      そして、これが、白霧と、蒼窮の王を表している模様。
       そして、これが、対峙する、竜神達。
        赤の竜神に、漆黒の竜神に、白の竜神に。蒼穹の竜神。
         それぞれをあらわしている、シンボルマークよ。」
   丁寧に、一つ一つ、指をさしつつ、説明しているユニット。
   「超古代のルーン文字で描かれていますね。」
   感心しているシルフィール。
   「それはそーと。その、中心にある、太陽のマークは?」
   こちらの世界のアメリアが。
   その中心にある、太陽のようなシンボルを指差し。
   聞いてくる。
   「ああ、それ?金色の王(ロードオブナイトメア)v」
   ごげっ!
   ユニットの言葉に。
   なぜか、こけている、ゼル達の姿が見受けられていたりするけど。
   「よくわかりませんけど。
     とにかく、この奥に入り口があるのですね!
      いきます!直伝!平和主義者クラァァシュ!」
   ドゴッ!
   こちらの世界のアメリアが、あまり考えずに。
   そのまま。
   勢いをつけて。
   手に魔力をためて。
   素手で、その扉の壁を叩き割る。
   ガラガラガラ・・・・。
   アメリアの一撃で粉砕されてゆく、壁。
   「さ、開きましたよ!いきましょう!正義のために!」
   その様子にしばし目を点にし。
   「・・さすが、こっちのアメリアだけあるな。」
   目を点にしているゼルに。
   「さすが、私です!」
   ほめているアメリア。
   「・・・・・まあ、アメリアさんですから・・。」
   カラ笑いしつつ、いっているシルフィール。
   「・・・・・お゛い゛・・・。」
   というか。
   こっちの、アメリアという子も。
   平行世界の住人と。
   同じような性格なのか?(汗)
   しかも、丈夫なとこまで瓜二つだし・・。 
   などと、冷や汗かいているゼルガディス。
   「まあまあ、とりあえず、いきましょ。」
   あたしがその崩れた瓦礫を掻き分けて。
   さらにおくにと進んでゆくと。
   なぜか、無言で、ついてくる全員の姿。
   
   しばらく進むと。 
   ちょっとした広間にとたどり着き。
   そこにあるのは、大きな床に作られている扉。
   「どうやら、ここが入り口らしいわね。」
   リナがいうと。 
   「確か、ここには、結界が張ってあるぞ?」
   そういっているゼル。
   「ふぅん。んじゃv黄昏よりも・・。」
   リナが呪文を唱え始めると。
   ダダダ!
   そんなリナを羽交い絞めにしているガウリイ達。
   「ここで、そんな呪文を使うな!」
   「リナ!それは、さすがに危険です!
    こんな狭いところで!」  
   「・・・・どこか視点が違うんじゃないですか?(はあと)」
   アメリアの言葉に突っ込みを入れているゼロス。
   「だってぇ。どうみても、そんじょそこらの呪文なら。
    破れそうにないし。この結果。」
   リナがいうと。
   「・・・・あの?見ただけでわかるのですの?」
   そんなリナにと問いかけているシルフィール。
   「そりゃま。姉ちゃんから、いろいろと仕込まれているからね・・・。」
   ふっ。
   と、遠くをみていっているリナに対して。
   『一体、(ここの)ルナさんは、どういった教育を・・・・(汗)』
   なぜか。
   全員の声が一致しているし。
   「まあ、それじゃ、ドラスレはやめとくわ。
     瓦礫の埃で、汚れたらいやだし。」
   ぱたぱたと手を振るリナに。
   「・・・そーいう問題でもないと思うが・・・・・。」
   額を押さえているこちらの世界のゼルガディス。
   「確か、これ、以前は光の剣で、
     これ、きったんだよな?」
   ガウリイの言葉に。
   「何!?ガウリイが覚えてるなんて!?。
     脳ミソが復活してるみたいねv」
   からかうあたしの言葉に。
   「あ・・あのなぁ・・。」
   じと目であたしを見てくるガウリイ。 
   その言葉に、うんうんうなづいているアメリア達。   
   「とりあえず、またこれをきればいいのか?」
   すらりと。
   光の剣モードにして。
   剣を抜くガウリイに。
   「まさか、またあの時みたいに、衝撃波が・・・(汗)」
   なぜか、汗をかいているシルフィール。
   そーいえば。
   あのとき。
   なぜか。
   結界を破った衝撃波で。 
   壁に叩きつけられたのよねぇ。
   まあ、どうでもいいけど。
   「なんか、痛い予感がするから、それやだv
    あたしに任せなさいv」
   リナが嬉々として。
   つい。
   と前にでてゆき。
   そして。
   「悪夢の王の一片よ 凍れる黒き虚ろの刃よ
    我が力わが身となりて 共に滅びの道を歩まん
     神々の魂すらも打ち砕き・・・神滅斬(ラグナブレード)!」
   リナの紡ぎだしたカオスワーズに伴い。
   リナのその手に。
   黒い、虚無の刃が出現してゆく。
   「きゃぁvかなり、消耗が激しくなくなってるv」 
   ブレスレットと、ネックレスの効果で。
   今まで、不完全版でも、数時間しかもたずに。
   かなり、魔力を消耗していたのと比べて。 
   うきうきとしているリナ。 
   「リナさん?それ、何ですか?初めて聞く呪文ですけど?」
   闇の刃を手にしているリナにと聞いている『アメリア』に。
   「ああ、これも、金色の王の力を借りた。虚無の刃よ。」
   「なんか、便利そうですね。その金色の王の力って。」
   目をきらきらさせていっている『アメリア』の言葉に。
   「・・・・そういう怖い考えは、もつな・・な?(汗)」
   ぽん。
   と、アメリアの肩に手を置いて、説得しているゼルに。
   「年下の方のアメリアさん。あまり、あれの乱用は。
     望ましくないのですわ。」
   そういって、説得していたりするシルフィールの言葉。 
   「ああ!シルフィールさん!かの御方のことを。
     『あれ』呼ばわりはしないでください!」
   その言葉に。 
   悲鳴を上げているゼロス。
   「これって、唯一、姉ちゃんの、赤竜の剣に勝てるやつなのよね。」
   リナがつぶやき。
   ま、当然よね。
   このあたしの力を刃となした呪文なんだし。
   ある一定の魔力と、とある条件が満たないと。
   発動しない、この呪文。
   まあ、あたしが力を貸すか。
   というのにも関係あるけど。
   大概は。 
   そのまま、その闇にと飲まれて。
   あたしのことろに戻ってくるのが、よくあること。
   きちんと本質を理解せずに。
   使ったりすると、術を制御しきれずに。
   そのまま、その呼び出した欠片ともいえる、虚無にと。
   飲み込まれていくのよね。
   「・・・だから、リナの姉ちゃんって・・・一体・・(汗)」
   その言葉に。 
   なぜか、汗を流しているこちらの世界のゼルガディス。
   「ま、それじゃ、ぱぱっとやってvリナv」
   あたしの言葉に。 
   「おっけーvまかしてv」
   リナが、その黒い刃を振り下ろすと。
   ズバッ!
   パシュ・・・・。
   扉を斬る音と。 
   そして、消滅する音。 
   斬るのと同時に。
   床にとあった扉は。
   そのまま、その刃の闇にと飲み込まれて。
   完全にと消滅していったりしているし。 
   もう少し、根性いれて、封印しときなさい!
   レゾは・・まったく・・・・。
   
   「あ、階段がありますよ。」
   アメリアが、その扉が退いた後にある階段を指差す。
   「まあ、研究所というのは。
     地下にあるのが、一般的だからね。」
   いいつつ。
   一歩を踏み出してゆくリナ。
   そして。 
   それにと続いてゆくあたし達。


   「・・・・・ずいぶんと長いトンネルですね・・。」
   アメリアのつぶやきに。 
   「アメリア、この程度で愚痴を言ってちゃ駄目よ。
     以前、あたしなんか、延々と、丸半日、階段をとある遺跡で下りていって。
      そして、最下層にあったのは・・力尽きた魔道士の死体、一つ。
       何て遺跡もあったし。」
   そのとき。
   あたし、腹立ちまぎれに。
   ドラスレぶっぱなしたけど。
   その言葉はいわないで置いてと心で思いつつ。。
   そんなことをいいつつ、階段を下りているリナ。
   「長い階段は、レイナードの搭で、慣れてるでしょvアメリアはv」
   あたしの言葉に。 
   「・・・・・あれも疲れました・・・・。」
   泣き言を言っているアメリア。
   「まあまあ、いつかたどり着くさ。
     リナ、疲れたらいえよ?おぶってやるから。」
   ぽんぽんとリナの頭に手をのせて、言っているガウリイ。
   「な゛・・何で、あんたは、あたしにばっかりかまうのよぉ!」
   『・・・・いや、何でって・・・。』
   本気で分かってないの?
   本気で分かってないのですの?
   本気で分かってないんですか!?
   全員の唖然とした心というか、感情が。 
   おもいっきりリナの言葉に一致しているし。
   リナの言葉に、全員が。
   こころの中で突っ込んでいたりする。
   「・・・・さすが、リナさんね・・・。」
   しみじみつぶやくユニットの言葉に。
   『うんうん。』
   うなづいている全員。 
   「だから、何だっていうのよぉ!何であたしだけ仲間はずれで、
     全員分かったような顔をしているのよぉぉ!」
   階段を下りつつ。
   リナの叫びが、長い階段の空間にこだましてゆく。


   「何でしょうか?ここ?」
   たどり着いた、一つの部屋で。
   アメリアがつぶやく。 
   「ここは、移動の間みたいね。」
   ユニットの言葉に。
   部屋に配置されている、水晶が、あたし達の姿を映し出してゆく。




   「こんな長い階段をおりるのか?」
   ザングルスがつぶやき。
   「ふん。ここは、レゾ様が創った場所。
     近道はあるのよ。」
   いいつつ。
   ガコン。 
   壁の一角を押して。 
   隠し通路を開いているエリス。
   隠し通路には、レゾが配置していた。
   魔族の精神体などがいるけど。
   コピーの言葉にと退さがってゆく。
   そして。
   たどり着いた一つの部屋にて。
   「そこは、移動の間よ。」
   水晶に、リナ達の姿を映し出し。
   いっているエリス。


   水晶にと浮かび上がる、エリスの姿。
   「エリス!貴様!」
   ゼルガディスがそれに向かって叫ぶが。 
   「無駄よ、ゼル二号、どうやら、あれは、映像よ。」
   的確に捉えているリナ。 
   −その通り。そこは、移動の間。
    それぞれの部屋にと移動する場所。
     ・・・・こういう風にね!―
   エリスがリナ達の姿をみつつ。
   ほくそえんで。
   操作パネルとなっている水晶にと手をかざす。
   その刹那。
   部屋全体が輝き。

   ―カッ!
   あたし達は、別々に違う場所にと飛ばされてゆく。
   


   「まったく、舐められたものよね・・・。」
   「まあ、いいんじゃないの?」
   くすくすくす。
   あたしとユニットが飛ばされたのは。
   部屋に無数に少量の下級魔族などが配置された場所。
   あたし達の姿が消えて。
   ゼロスには、そういった、干渉は無駄というか、効かないので。
   その場に取り残されていたゼロス。 
   あわてて、そんなあたし達を追いかけて、空間移動してきているけど。 
   面白そうだから、そのまま。
   移動魔力にのったのよね。あたし達は。
   なぜか、現れたあたし達に。
   向かってくることなく、そのまま。
   怯えるようにと縮こまっているそれらだし。  
   「さて・・とvそれじゃv」
   にっこりと、笑いつつ。 
   あたしが一歩を踏み出すと。
   ・・・ヒィィ・・・。
   なぜか、悲鳴を上げて。
   そのまま、精神世界にと逃げ出そうとしているそれら。 
   「あらあら、少しは楽しませなさいよ(はあと)」
   「そうそうv」
   とりあえず。
   消滅できないようにとこの部屋の内部には結界を施して。 
   ちょっと遊んでゆくあたし達。


   
   「ゼルガディスさん・・・・。これ、全部調べるんですか?」
   書物が保管されている、部屋に飛ばされた。
   こちらの世界のアメリアとゼルガディス。
   コピーの弱点を捜すのと。
   ゼルガディスの体をもとに戻す方法を。 
   捜していたりする。
   「こんなにたくさんあったら、一週間はかかります・・・。」
   いって。
   近くの壁にと寄りかかる。
   と。
   ズブ・・・・。
   「うきゃぁぁぁぁ!」
   アメリアが悲鳴を上げる。
   「どうした!?」
   悲鳴に驚いてやってきたゼルガディスの目に飛び込んだのは。
   ずぶずぶと壁に飲み込まれていっているアメリアの姿。
   「ぜ・・・ゼルガディスさぁぁん・・。」
   壁に埋まりつつ、アメリアが手を差し出す。
   「くっ!」
   そんなアメリアの手を取るものの。
   そのまま。 
   ズブっ。
   壁の中にと飲み込まれてゆく、こちらの世界の二人の姿。

 
   「うきゃ!?」
   「きゃぁ!?」 
   「きゃん!?」
   リナと、二人のシルフィールの声が一致する。
   周りには、壁一面にと張り付いているゴーレムの姿。
   「いたたた・・・。」
   リナが腰を抑えつつ、起き上がろうとすると。
   「・・リナちゃん・・はやくのいて・・・。」
   一番したにとなっている、リナの幼馴染のシルフィールが。
   下敷きになりつつ、声を出してゆく。
   「あ、ごめんごめん。」
   そういって、起き上がり。 
   周りを見渡すと。 
   そこは。
   「うーん、どうやら、ここは。
    侵入者をまとめて、退治する部屋のようね。」
   リナが薄く笑うと同時に。
   ゴガ・・・。
   ゴーレムたちが動き出す。
   「わたくしに、まかせてください。
     炎の矢!」
   シルフィールの言葉に。 
   ポビュ・・。
   ふよふよふよふよ・・・・・・。
   「・・・・・・・・・・人参?」
   数センチしか出現しない、炎の矢をみて。
   リナの目が点と成り果てる。
   「あ・・あら?ちょっとまってくださいね。
     もう一度挑戦しますから・・。」
   今だに、なれてないシルフィール。 
   わざわざ呪文の書を取り出して。
   確認していたりするし。
   「光と闇をてらしゆく 暁なる虹色の御霊よ
     今こそ、我の言葉に従い力となさん・・
       虹色暁心激(レイン・フレアアタック)!!!」
   そんなシルフィールの横で。
   いきなり、呪文を唱え。
   辺りのゴーレムにと放っている、こちらの世界のシルフィール。
   ドッガァァン・・・・。
   バシュ・・・・。
   暁色の、槍が、ゴーレムたちの体を貫いて。
   その光に飲み込まれるようにと粉砕してゆくゴーレムたち。
   「何ですの?その呪文は?」
   聞いた事も、見たこともない呪文に、目を丸くしているシルフィールに。
   「うーん。簡単にいうと、神聖呪文の一つですわ(はあと)
     といっても、ここで使えるのは。
      赤の竜神様のものか、水竜王様のもの。
       この二つしか無理ですけど(はあと)」
   にっこりと説明している『シルフィール』
  「・・神聖呪文って・・・。」
  シルフィールのつぶやきに。
  「姉ちゃんに、仕込まれているからね。
    あたしも使えるわよ?大概は?
     まあ、あまり、見栄えが派手でないから、あまり使わないけど。」
   あっさり言っているリナ。
   この辺りも、多少の異なる違いなのよね。
   平行世界の特徴としてv
   とりあえず。 
   そんな、わきあいあいとした会話をしているリナ達。 
   刺客で差し向けられることごとくの存在を。 
   三人で一気にと粉砕してゆく姿が、見受けられている。



  
   「皆とはぐれちゃいましたぁ・・。」
   「まあ、そのうちに、出てくるだろう。
     それより、早く、レゾの遺産。手に入れないと・・。
      もし、ここのエリスの目的も。
       石版を使ったザナッファーの復活とかいったら・・。
        しゃれにならないぞ・・。」
    アメリアの言葉に、つぶやいているゼル。
    まあ、事実、そうなんだけどね。
    エリスの目的は。
    あくまで、ザナッファーの残留思念の復活だし。
    レゾを倒した、あたし達を。 
    というか、リナを。
    レゾが残した遺産で倒す。
    それを生きがいにと変えているし。
    彼女は。 
    逆恨みvという言葉がぴったりくるけどね。
    そんな会話をしつつ。
    通路に出現しているデーモンなどは。
    抜群のコンビネーションで倒していっている二人の姿。


    「・・ここは?くそ。」
    リナと別れた?
    あ、でも、近くにいるみたいだし。
    すぐに追いつける距離だな。 
    気配で感じ取っているガウリイ。 
    カツン。
    足を進めると。 
    円形状の、ちょっとした広場。
    「よう、まってたぜ。ガウリイ。
     今度こそ、決着をつけてやる。」
    いいつつ。
    物陰から出てくるザングルス。
    「まったく・・・・いい加減にしつこいなぁ・・・。
      何で俺が相手をしなくちゃいけないんだよ・・・。」
    あきれつつ言っているガウリイに。
    「ほざけ!絶対に、勝負してもらう!」
    いいつつ。
    いきなり、剣を抜き放つザングルス。
    「・・・・やれやれ・・。」
    溜息つきつつ。
    光の剣の方を抜き放つ。
    こっちも持っている。
    というの、知ったら、こーいうタイブは。 
    しつこいだろうからな。
    などと、ふと、斬妖剣を視界に捕らえて。
    一人、心でつぶやいているガウリイの姿。
    


    「あらvゼロス。」
    「・・・・・・・・・・(汗)」
    なぜか。 
    その場をみて、固まっているゼロス。
    ちなみに。
    下級である彼等に実体を持たせて。
    少し遊び半分がてら、切り刻んでいていたりするだけのこと。
    カツラムキとか、いろいろと。
    料理の技を使ってv
    細かい細工の薔薇などの様式になった何かもいたりするけど。
    なぜか、その程度で。
    部屋の中には、苦渋の声がひしめきあっていたりするし。
    「遅かったわね。一秒の遅れねv」
    あたしの言葉に。    
    「す・・・すいません・・(汗)」
    おもいっきり、汗をかいているゼロスの姿。
    まさか。
    エル様達までも、あんな些細な子供騙しような、移動方法に。
    巻き込まれるとは、思ってなかったので。
    何の対策も練ってなかったですし・・。
    一人、心でゼロスはつっこみつつ。 
    「ま、とりあえず、あまり練習はできなかったけどv
     そろそろ、リナ達の所に合流しますか(はあと)」
    にっこり笑っていうユニット。 
    その手には。
    今度は、一つの物体を薔薇の形の花束にと切り刻んでいたリする。
    「それもそーね。」
    とりあえず。
    今まで、遊んでいたそれらをそのままに。
    あたし達は、その場を移動してゆく。
 
    なぜか。
    結界が消えた後で。 
    すぐにあたしの所に戻ってきた彼等の姿が見受けられているけど。
    な・・なさけなさすぎ!



    ゼロスに空間移動をさせて。
    リナ達を捕まえ、次に、こちらの世界のアメリア&ゼルガディス組み。
    そして、廊下を歩いていた、アメリアとゼルの目の前にと。
    出現し。 
    あとは、ガウリイが加わると。 
    全員が揃うまでにとなったのが。
    移動させられてから、一時間もたたないうちの出来事の一つ。

 
    「これで、ようやく全員がそろったわね。」
    あたしの言葉に。
    なぜか、顔色が悪いリナ達。
    「・・だから、エル・・・空間移動はやめて・・・。」
    リナが顔を青くしていってくる。
    「あら。てっとりばやい、移動方法じゃないのよv」
    「そうよ。それとも、何?さまざまに張り巡らされている、
      レゾが創った、侵入者向けのトラップを解除しつつ。
       すすみたい?」
    あたしの言葉に、ユニットが続けていい。
    「あの・・でも、まだガウリイ様がまだですけど・・。」
    シルフィールが、メンバーの中にガウリイがいないのを言い当てる。
    くねった回り道。
    「ガウリイなら、この中にいるわよ。」
    あたしはいいつつ。
    壁の向こう側を指差す。
    「あれ?何か、剣の重なり合う音がします。」
    こちらの世界のアメリアが耳を澄まし。
    それに続いて、リナ達もまた、耳を澄ましてゆく。



    「くっ!本気をだせ!ガウリイ!」
    剣を片手に、ガウリイに突っかかっているザングルス。
    「いや・・・そうはいっても。なぁ・・・。」
    剣の刀身をそのままに。
    かるく、ザングルスの攻撃をかわしていっているガウリイの姿。
    「こらぁ!ガウリイ!何やってるのよ!」
    壁をリナが、メガブランドでぶち抜いて。
    ガウリイとザングルスが対峙している部屋にと。
    あたし達は現れてゆく。
    「ガウリイ様!?」
    「・・・・まぁた、ザングルスさんですか?」
    シルフィールが叫び。
    ゼロスがにこにことどうでもいいようにと言い放つ。 
    壁を抜けて、そこに出たあたし達が目にしたのは。 
    軽くザングルスの剣を受け流しているガウリイの姿。
    カンキンキン・・・・。
    ・・・・・いらいらいら。
    リナが、拉致があかない、その様子をみつつ。 
    だんだんと、こめかみに青筋が立ち始めているけど。
    「こぉら!ガウリイ!遊んでないで、とっとと決着つけなさい!
     おいてくからね!」
    リナが叫ぶと。
    「えええええ!!!!?それは、困る!」
    「食らえ!ハウリングソード!」
    ガウリイが、リナの方を向いたときに。
    隙ができたと判断したザングルスが。
    衝撃波を剣に載せて、ガウリイに向けて、解き放つ。
    が。
    ヒュル。
    「ハッ!」
    刀身を普通の剣のままにしているというのに。 
    その衝撃波を、そのまま、剣にと絡めとリ。
    そのまま、気合とともに。
    ザングルスにと叩き返しているガウリイ。
    「・・・何!?」
    さすがに、これは予想外だったらしく。 
    そのまま、自分の放った衝撃波に。
    吹っ飛ばされているザングルスの姿。
    そして。
    驚愕している最中に。
    カキィィィィン・・・・・。
    一瞬のうちに、ガウリイの剣圧によって。
    ザングルスが手にしている剣が飛ばされてゆく。
    「ひどいぞ!リナ!置いていくなんて!」
    そんなザングルスをまったく構わずに。
    リナの方にとかけってきて。
    抗議しているガウリイ。  
    「あんたが、遊んでいるからでしょうが!」 
    スパァン!
    リナが懐から出したスリッパで、ガウリイをどついてゆく。
    
    「・・・・あいつらを本気で相手にしてたら。
      身が持たないぞ?」
    いいつつ。
    飛ばされた剣をザングルスに戻している、ゼルガディス。
    「しかし・・どうして、あいつは、俺と真剣勝負しないんだ?」
    ぶつぶついっているザングルスに。
    「・・・・お前、止めといたほうがいいぞ?
      何しろ、リナ曰く。ガウリイの腕。
       『赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)』より。
         もう上らしいから・・・・。」
    そんなザングルスに、一応、説明しているゼル。
    「・・・・スィーフィードナイトって・・・。」   
    ザングルスが言いかけると。
    「・・・あの、リナの姉だ。」 
    「・・・・・なにぃぃぃぃぃい!!!!!?」
    リナを驚愕の目でみているザングルスの姿が。
    しばらく見受けられてゆく。


    
    「レゾの遺産は、この研究所の最下層にあるはずだ。
      エリスとコピーのレゾやろうも、向かっているから。
       早くいったほうがいいぞ?」
    ザングルスの言葉に。
    「どうして、教えてくれるんですか?」 
    疑問に思って、聞いているこちらの世界のアメリア。
    「なぁに、俺がまだまだってわかったからさ。
      それに、依頼分は、こなした。
        これ以上やってると、余分に働くことになるしな。」
    いいつつ。
    手をひらひらとさせて。
    円形状の、会場の出口にと向かってゆくザングルス。
    「仕事熱心なんですねぇ(はあと)」
    そんなザングルスにそんなことを言っているゼロス。
    「俺は、また自分の腕を磨くたびにでる。
      相手は、底知れない力を秘めている。
       ・・・俺と決着つけるまで・・死ぬなよ?ガウリイ。」
    歩きつつ。
    そういって、後ろ向きにと手をふりつつ。
    去ってゆくザングルス。
    しばし、その姿を見送りながら。

    「ザングルスさんって・・・結構いい人だったんですね。」
    そんなことをいっているこちらの世界のアメリア。
    「まあ、何しろ、あのマルチナと俺達の世界では。
     結婚しているような奴だしな・・・。」
    その姿をみつつ。
    つぶやいているゼル。
    「ま、それはともかく。
      とりあえず、ついでだし(はあと)こっから、一気にいきましょv」
    リナがいって。
    「ベフィス・フリング!」
    床に手をあてて。 
    一気に、下に向けて、トンネルを掘っているリナの姿。
    「・・・・・始めから、この方法をとってれば。
      よかったんじゃないでしょうか??」
    ゼロスのつぶやきは、風にと溶け消えてゆく。


    ストッ。
    大地に干渉し。
    穴を掘り。
    長い廊下を無視して。
    そのまま、下に、下にと進んでゆくあたし達一行。
    やがて。
    ちょっとした広い部屋にとたどり着く。
    

    「・・・・まだ先があるようですね。」
    その部屋の先には。 
    扉が一つ。
    「確か、ここまで同じだと。どこかに、最下層に抜ける。
      道があるはずだ。」
    ゼルがかつての出来事を反復しつつ。
    そんなことを提案する。
    ちょっとした円い部屋の空間に。
    その何もない部屋を見渡している、あたし達。
    「リナちゃん、あそこに、扉がありますわ。」
    こちらのシルフィールの指摘に。
    みれば。
    階段のその足元に。
    隠されているような扉が一つ。 
    「確か、あそこには。鶏さんがいた場所じゃないですか?」
    「そーいや、いたな。そんなやつ。」
    のほほんといっているシルフィールとゼル。
    「それはそうと、早くしないとv
      ここ、炎が直撃するわよv」
    くすくすと笑っていっているユニット。
    ここの部屋に。
    たどり着き。
    数分か経過したら。
    問答無用で、炎が、この部屋を覆ってゆくようにとトラップが、 
    仕掛けられているがゆえに。
    「・・・どういう意味よ?」
    リナが不審におもって問いかけてくるけど。
    「どうやら、ここの部屋にかかっている魔法。
      数分後に、問答無用で、炎が部屋を満たすようにと。
       設定されているようですねぇ(はあと)」
    にこにここに。
    ゼロスが周りをみつつ。
    さらりと言い放つ。
    ・・・・・・・・・。
    しばし、リナ達全員は沈黙し。
    『ちょっとまてぃぃい!』
    いいつつ。
    あわてて。
    ばたばたと。
    階段の懐にある扉にと向かってゆく。
 
    ―バタン。


    ゴォォォォ・・・・・・・・。
    扉に入ったその刹那。
    扉を閉める直前に。
    部屋の中を満たしてゆく、炎の姿。
    「・・・・あ・・あぶなかった・・。」
    「一体、こんなトラップしかけて。
      何を研究していたんでしょうか?赤法師レゾって?」
    疑問をいっている、こちらの世界のアメリア。
    「俺達の世界と同じであるとすれば。
      レゾが研究していたのは。
        魔王に対抗する手段。すなわち。」
    ゼルがいいかけ。
    「・・・・・魔獣ザナッファーに関することです。
      わたくし達の世界では。
       この奥というか、地下に。その残留思念を閉じ込めている
        場所があり、そこにあるものをはめ込むと。
         その封印がとかれるようになっていたようですけども。」
    ゼルの言葉に続いて。
    シルフィールが説明する。
    「まあ、レゾは、魔王を召喚して、自分の目を治してもらった後に。
      魔王に一応、対抗する手段として。
       始めのころは、魔王を再び封印する方法、模索していたからね。」
    追加補足説明するあたしに。
    「・・・・・・・・・・・。」
    なぜか、無言になっているリナ達の姿。
    
    やがて。
    長い廊下を進むあたし達の前にと。
    ちょっとした、壁一面の扉が出現する。
    「どうやら、この扉。
      魔力で開くようですねぇ。」
    その扉をみて。
    のほほんといっているゼロス。
    「じゃ、誰が開く?」
    あたしの言葉に。
    「まず、アメリアさん二人は魔力容量的に無理だし。
      シルフィールも同じく。
       できるのは、私と、エルと、リナさん、
        そして、ゼロスさんだけど。
         やっぱり、これからのことを考えてv
          ここは、ゼロスさんが適任でしょv」
    にっこり。
    にっこりと、微笑むユニットに。
    「・・・・わ・・わかりました・・・・・。」
    なぜか、目を薄く開いて、脂汗ながしているゼロスの姿。
    「・・・だから、どうして、ゼロスのやつは。
     リナだけでなく、ユニットちゃんも恐れるんだ?」
    ゼルの素朴な疑問が。
    廊下にと響いてゆく。


    「我の力をもってして、その封印を解き破らん」
    ゼロスの言葉と同時に。
    ガコォン・・・・。
    扉が、音を立てて、左右にと開いてゆく。
    レゾが、ここにかけていた封印。
    ちょっとやそっとの魔力では。
    出入りができないようにしているその理由は。
    ここの管理人をしているとある存在のため。
    「・・・・誰じゃぃ?」
    あたし達が、その、品物が多々と保管されている部屋にと入ってゆくと。
    ここは、レゾの品物の保管部屋。
    「あら、ここにも、鶏さんvいたんですのね。」
    その姿をみて言っているシルフィールに。
    「あの、鶏か。」
    それをみていっているゼル。
    「きゃぁ!かわいい鶏さんですぅ!」 
    はしゃぐアメリアに。
    「・・・・何でこんな所に鶏が?」
    首をかしげているゼルガディス。
    「まあ、鶏さんがしゃべってますわ。
     ずいぶんと賢い鶏さんですのね。」
    感心しているこちらの世界のシルフィール。
    「・・・・誰が鶏だぁぁぁ!」
    声とともに出てきたのは。 
    白い羽に紅い鶏冠。
    紅いチョッキを着ている、どうみても、見た目。
    鶏以外の何ものでもないその姿。
    「鶏、鶏、いうなぁ!
      これでもこの私は、れっきとした魔族なんだからなぁ!」
    叫んでいるその言葉に。
    「どうみても、鶏よね。・・・ローストチキンにして食べたら・・・・。
     おいしそ・・・。」
    リナの目が据わっている。
    「・・・・たじ。」  
    リナに見つめられて、たじろいでいるし。
    リナ、かなり本気モードにはいっているわね。
    「おや、ディーバさん?
      なるほどぉ。十数年ばかり、姿が見えないと思ったら。
       こんな所にいたのですか。なるほど、なるほど。」
    彼がここにいる。
    ということは。
    僕達の世界でもそうだったんでしょうね。
    そう納得しているゼロス。    
    「・・・・・・え・・・・・ええええええええええ!!!!!?
      ゼロス様ぁぁぁ!?何で、貴方様のような、高位魔族の御方が。 
       こんなところにぃぃい!!!?」
    部屋に。
    下級魔族、ディーバの悲鳴というか、驚愕の叫びがこだましてゆく。
    「それは、秘密ですv」
    にっこりといっているゼロス。
    「しかも、人間風情と一緒に!?」
    「あら、だれが人間風情なのかしらねぇ?(はあと)」
    「そうよね(はあと)お仕置きがすこぉし、必要かもね(はあと)」
    ディーバの言葉に。
    にっこりとするあたしとユニット。
    「・・・・・エル、ユニットちゃん。ほどほどにしておいてよ。
     そいつには、聞かないといけないことがあるし。
      それが済んだら、どうにもしてもいいけど。
       やっぱり、焼き鳥にして食べましょ!それ(はあと)」
    リナがにっこりと言い放つ。
    『それもいいわね。』
    あたし達の言葉に。
    「だぁぁぁ!焼きデーモンなんて嫌ですぅぅぅ!」
    なぜか。
    本気で怯えてるディーバ。
    「・・・・・ディーバさん・・。
      なさけないですよ・・。」
    その様子をみてつぶやくゼロスに。
    「ゼロス、貴様は、人のことが言えるのか?」
    つっこんでいるゼル。
    「まあ、そこは、それです(はあと)」
    いつもの、ポーズで言い切られ。
    無言になるゼルの姿。

    ギ・・・・・。
    「ンキャァァァァァァァァァァ!!!!!!」


    なぜか。
    その後。
    数十分ばかり。
    ディーバの悲鳴が、こだましてゆく。


    「うう・・・・・。
      話します!話します!!
       私は、レゾ様に呼び出された、魔族でして。
        ここの、管理と研究の手伝いをしていたんですぅ・・。」
    なぜか。
    全身を程よく香ばしく焼きながら。
    ディーバが涙を流して問いかけているリナ達にと返答してゆく。
    「やっぱり、魔族って、ゼロスさんの知り合いって。
     変わった人が多いんですかね?」
    しみじみいっているアメリア。
    「・・・・あのですねぇ・・アメリアさぁん・・・。」
    そんなアメリアに対して。
    情けない声をだしているゼロスの姿。
    「じゃあ、聞くけど。レゾは、ここで、何の研究をしていたの?」
    リナの質問に。
    「ああ、それは、私にも内緒で、
      ここ数年レゾ様が行っていた研究でしょう。」
    あっさりと答えているディーバ。
    「とりあえず、ディーバさん。
      直通通路があるんでしょ?この人達を案内してくれませんか?(はあと)」
   にっこりというゼロスに。
   「獣神官(プリースト)ゼロス様?何かあるんですか?」
    首をかしげるディーバ。
   「貴方がしらなくていいこともあるんですよ(はあと)」
   「す・・すいません!でしゃばりまして!」
   ゼロスの言葉に、平謝りになっているディーバ。
   「そーいえば。以前リナが言ってたが。
     この鶏、ゼロスの上司のゼラスの配下だっていってたな。」
   あたしをみつつ、いってくるゼル。
   「そーよ。まあ、かなり下っ端だから。
    あっさりと、人間に召喚されて。魔力を封じ込められて。
     いいようにと使われまくっているようだけどね(はあと)」
   あたしの説明に。
   「でも、すばらしく見事な鶏さんですよねぇ?」
   こちらの世界のシルフィールの言葉に。
   「だから、鶏じゃあ、ないですぅぅ!」
   再び。
   ディーバの泣き言が響いてゆく。

   とりあえず。
   ゼロスの誠意ある説得によって。
   とりあえずは、レゾが行っていた研究所。
   その最深部にと向かうあたし達。
   さぁぁてv
   これからが楽しくなってくるわねv
   ふふふふふvv


                               −続くー

####################################

  あとがきもどき:
       エル:・・・何で、昨日、更新してないの?打ち込みも?
        姫:そーいえば。
          無印、みようとして。
          ふと、おもいたって。
          『ふたば君チェンジ』が読みたくなって。
          しかも、一緒に保管していた、聖夜魔宴を。
          同時に読破して。
          ・・・一時になってたわよ・・・この人(はあと)
        薫:あ・・あはは(汗)
       エル:しかも。
          次の日。というか、今日。
          休みなのに。
          打ち込んでいるのがこれ一本だし・・・・・。
        薫:あぅ・・・・・・・。(雲行きが・・・汗)
       エル:まあ、とりあえず。
          鶏ディーバの登場ねv今回はv
        姫:そうね。
          次は、写本が書かれている、あの石版に。
          エリスの登場。
          そして、残留思念の復活・・っとv
       エル:そこまでいけるかしらねぇ?こいつは?
        姫:無理でしょv
        薫:しくしくしく・・・・。
          とりあえず・・・・。
          一部省いて、セイルーンの様子を・・やる・・かも(まて!)
          なぜ、フィルさんが、来たのか?
          というか、いきなりアニメでは来ましたしねぇ(爆!)
          ま、とにもかくにも。
          アニメの通りにいけば、あと四話!
          さて、年中に頑張ってうちこむのです!
       エル:そういって、出来たためしが一度たりとてないこいつv
        姫:そうよね。
        薫:しくしくしくしく・・・。
       エル:ま、いーわ。それでは、またv
        姫:次回でねv
        薫:それでは、またお会いしましょう!

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24032塾の先生がシヌほど嫌いですvにゅーよーく E-mail 2002/12/27 00:10:36
記事番号23999へのコメント

こんばんわ。
一回レス途中まで書いてたんですが…。
どこを押したんだか全ッッ部消えました☆(TT)
それにプチ切れてふて寝しましたv(まて。)
数学がかぎりなく苦手になりそうなにゅーよーくです☆

感想〜。

>   「・・さすが、こっちのアメリアだけあるな。」
>   目を点にしているゼルに。

アメリアですし。
あなたが一番わかってるんでしょ?(まて)

>   「さすが、私です!」
>   ほめているアメリア。

…。
じ、自分で自分を誉めるんですか…。

>   「・・・・・まあ、アメリアさんですから・・。」
>   カラ笑いしつつ、いっているシルフィール。

そこが彼女のいいところ♪(まてい!)

>   「・・・・・お゛い゛・・・。」
>   というか。
>   こっちの、アメリアという子も。
>   平行世界の住人と。
>   同じような性格なのか?(汗)
>   しかも、丈夫なとこまで瓜二つだし・・。 
>   などと、冷や汗かいているゼルガディス。

ゼルガディスさん。(−−)
神託が下りました。(笑)
あなたは彼女に惚れますv(ああ、身の危険!)

>   『一体、(ここの)ルナさんは、どういった教育を・・・・(汗)』

同感です…。

>   「なんか、便利そうですね。その金色の王の力って。」
>   目をきらきらさせていっている『アメリア』の言葉に。

ああっ!
とめないと!アメリアなら不可能を可能にしそうな勢いが!(まて)

>   床にとあった扉は。
>   そのまま、その刃の闇にと飲み込まれて。
>   完全にと消滅していったりしているし。 
>   もう少し、根性いれて、封印しときなさい!
>   レゾは・・まったく・・・・。

ムリです…。
L様のお力に耐えられるわけ…ないじゃないですか!

>   「長い階段は、レイナードの搭で、慣れてるでしょvアメリアはv」
>   あたしの言葉に。 
>   「・・・・・あれも疲れました・・・・。」

レイナードの塔…?

>   「な゛・・何で、あんたは、あたしにばっかりかまうのよぉ!」
>   『・・・・いや、何でって・・・。』

鈍っ!

>   「あらあら、少しは楽しませなさいよ(はあと)」
>   「そうそうv」

下級魔族程度じゃとても…。(^_^;)

>   「うーん。簡単にいうと、神聖呪文の一つですわ(はあと)
>     といっても、ここで使えるのは。
>      赤の竜神様のものか、水竜王様のもの。
>       この二つしか無理ですけど(はあと)」

こっちの世界のほうがいいかも…。(こら)

>    通路に出現しているデーモンなどは。
>    抜群のコンビネーションで倒していっている二人の姿。

さすがらぶらぶv(はっ!殺気!)

>    カツラムキとか、いろいろと。
>    料理の技を使ってv
>    細かい細工の薔薇などの様式になった何かもいたりするけど。

き、器用ですね…。(頭から流血中。)

>    「こぉら!ガウリイ!遊んでないで、とっとと決着つけなさい!
>     おいてくからね!」

鶴の一声♪(復活v)

>    声とともに出てきたのは。 
>    白い羽に紅い鶏冠。
>    紅いチョッキを着ている、どうみても、見た目。
>    鶏以外の何ものでもないその姿。

誰ですかこの鶏。

>    「・・・・・エル、ユニットちゃん。ほどほどにしておいてよ。
>     そいつには、聞かないといけないことがあるし。
>      それが済んだら、どうにもしてもいいけど。
>       やっぱり、焼き鳥にして食べましょ!それ(はあと)」

焼き鳥…v
うまそう…。(じゅるり。)

それでは。
次は23話の感想♪
…明日書こうかな……。
寝ないと明日の塾…やばい…。(−−;)
…と…いうわけで!
23話の感想は明日の朝書かせていただきます!
かお様が迷惑でも書かせていただきますです!(まて!)
これから風呂!なにゅーよーくでした☆



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24000スレイヤーズフォーエバー第23話かお E-mail URL2002/12/26 00:05:50
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ♪
  さてさて、今回、よーやく、エリスの再登場v
  ・・・結局、昨日、無印・・見なかったからな・・・。
  でも、見ないでも全部内容というか、会話の一部にいたるまで。
  ・・・そらでいえる私って一体・・・(汗)
  んではでは・・・・。

#####################################


 スレイヤーズフォエバー 第23話 〜異世界黙示録(クレアバイブル)写本〜


 
  「ここなんですか?」
  アメリアが首をかしげる。
  「はい。この魔法陣が、移動法陣となってまして。」
  そういってくる鶏姿のディーバの言葉に。
  「ありがとうございます!鶏さん!」
  お礼をいっているこちらの世界のアメリア。
  「だからァ!私は、鶏なんかじゃありません!」 
  「まあ、ディーバさんくらいの実力だと。
    人間形態は無理ですからねぇ。」
   しみじみいっているゼロスに。
  「いくら、下級でも、それくらい、根性があれば、どうにかなるものよ!
    情けないわねぇ。本当に。」
  あたしが一言いって、そちらをみると。
  ・・・・この、人間風情が・・。
  などと、思っていたりするディーバだし。
  「あら、誰に向かって、そんなことを思っているのかしらv」
  にこ。
  「・・・え゛?」
  どうして、考えていることが?  
  あたしの言葉に、なぜかうろたえているディーバ。
  「・・・・ディーバさん・・・エル様の前で・・。
    ・・・・何思ったんですか・・・(汗)」
   そんなディーバに冷や汗を流しているゼロス。
   「まあ、僕としては、ここの世界の魔族がどうなろうと。
    しったことではないですけど。
     僕達のほうに、矛先がこなければね(はあと)」
   あっさり、きっぱりいいきるゼロスに。
   「・・・・ゼロスさん、それって、自分以外はどうでもいい。
    というように聞こえますけど?」
   こちらの世界のシルフィールが。
   そんなゼロスにと問いかける。
   「そうですけど?」
   さらりといった、その言葉に。
   「ゼロスさん!そんなの、正義じゃないです!」
   「そうです!正義の仲良し四人組みのブラス一名ともいうべき人が!」
   交互にそんなゼロスに突っかかってゆく、二人のアメリアの姿。
   「いや・・・事実、僕は人でないですし・・。」
   アメリア達の台詞に。
   困ったようにと頬をかいていたりする。
   「??あの?ここの世界って・・いったい?」
   首をかしげるディーバの台詞に。
   「ああ、エル達ね。こことは違う世界。
     曰く、平行世界(パラレルワールド)から。
      こっちに迷い込んできている人間なのよ。
       約、一名、パシリ魔族もいるけど。」
   そんなリナの台詞に。
   「リナさぁぁぁぁぁん(涙)」
   涙を流しているゼロス。
   「・・・・・は?よくわかりませんが。
     ともかく、いきますよ!転送!」
   全員が魔法陣にと乗っているのを確認して。
   ディーバが、その鶏の、羽を広げると。
   床にかかれた魔法陣が、輝きをまして。
   そして。
   次の瞬間。

   ドササっ!
   「・・・・アメリア・・・重い・・・。」
   「・・・・・頼むから早くのいてくれ・・・・。」
   ゼルの上にとアメリアが、落ちて。
   ゼルガディスの上にと、こちらの世界のアメリアがおっこちてゆく。
   「ぐぇ!?」
   『あ・・・あら。』
   ゼロスの上に、二人のシルフィールが、落っこちて。
   つぶしていたりするけども。
   「はい、到着。」
   ストン。
   飛べない羽をぱたぱたしつつ。
   ディーバが一言。
   「リナ、大丈夫か?」
   「ななななな・・・・!?////」
   ガウリイはといえば。
   先に床にと足をつけ。
   落ちてくる、リナを手を広げて、受け止めて。 
   ちょうど、よこ抱きにと抱きかかえるような格好になっている。
   「お・・・おろせぃぃぃぃ!!!!!!」
   恥ずかしさで真っ赤になって、叫んでいるリナ。
   こいつは・・・。
   人のこと、そこまで子供扱いするか!?
   リナは、今だに。
   ガウリイの行為の数々を。
   自分を子ども扱いしているため。
   と勘違いしまくっているのだが。
   「どうやら、ここが。レゾの研究で創られたものや。
    魔法がかかっている品物のところのようだな。」
   いいつつ。
   「あら、ゼルガディスさん?顔が紅いわよ?(はあと)」
   くすくす笑っているユニットに対して。
   「ほっとけ!」
   こちらの世界のアメリアに下敷きにされて。
   少し顔を赤らめているゼルガディス。
   「確か、こっちに、ありましたわよね?」
   いいつつ。  
   すたすたと歩いてゆく、シルフィール。
   棚に無造作に置かれている品物は。
   全て、何らかの力が含まれているもの。
   中には。
   「これ、何でしょうか?」
   アメリアが開くと。 
   ピョョョョオン・・・。
   箱の中から、飛び出してくる。
   曰く、ピックリ箱。
   「・・・そーいえば、レゾはこういった。
    人を驚かす玩具をよく作ってたからな・・。」
   それをみて。
   しみじみといっているゼルガディス。
   『・・・・赤法師って・・一体・・・。』
   ゼルガディスの言葉に。
   こちらの世界の住人、全ての言葉が一致してるし。  
   

   「あ・・あの?ゼロス様?どうして、
     あのような、人間なんかと、ご一緒に行動しているのですか?」
   歩きつつ、疑問を投げかけているディーバ。
   「ディーバさん(はあと)
    世の中には、知らないでいいこともあるんです(はあと)
     それより、ここのレゾさんは、もう滅んでいるのに。
      今だに、ゼラス様のところに戻らないつもりですか?
       何年間、音信普通でしたかねぇ?はっはっはっ。」
   ゼロスの言葉に。 
   ヒィ!
   小さく悲鳴を一つ。
   「滅んでいるって・・・。」
   「リナさんが、あの『御方』の呪文で、滅ぼしちゃいましたからねぇ。
    いやはや。」
   そう言っているゼロスの言葉に。
   「・・あ・・あの?」
   あの御方って・・・・・?
   首をかしげるディーバ。
   「とりあえず。早いところ、魔力を取り戻しておいてくださいね。
     まあ、僕は、ディーバさんが、滅びようが、消滅しようが。
      どうでもいいことですけど(はあと)」
   そんなゼロスの言葉に。
   「・・・あの?それは、一体・・どういう?」
   「それは―秘密です(はあと)」
   そんな会話をしているゼロスとディーバの姿。


   「確か、この辺りにあったはずだが・・・。」
   ゼルのつぶやきに。
   「任せて!ディム・ウィン!!」
   ゴウっ!!!
   いきなり、リナが、部屋にと風の呪文を唱え。
   その影響で。
   棚においてある品物などが。
   棚から崩れ、舞い散りてゆく。
   「・・・・むちゃくちゃするやつだな・・。」
   そんなリナをみて。
   汗を流しているこちらの世界のゼルガディス。
   コツン。
   「いて!・・・お、この石、何だ?」
   ガウリイの頭に一つの石版が落ちてくる。
   「・・・・げっ!!?それは!?」
   ディーバが、ガウリイが手にしている石版をみて。
   小さく叫んでいたりするけど。
   「封印の石版ね。」
   あたしの言葉に。
   「へえ?これが?」
   いいつつ。
   ガウリイの手からそれを受け取り。
   しみじみと見ているリナ。
   「なるほど。確かに。
     これは、残留思念を封印した、クレアバイブルの写本の内容の。
      一部を抜粋したものですねぇ。これがあれば。
       ある程度の力があれば、自我のない、残留思念。
        操ることは可能ですねぇ。いやぁ、あのレゾさんも。
         けっこう考えてはいたんですねぇ(はあと)」
   完全に人事の口調のゼロス。
   事実、人事だけども。
   あたし達が、その石版を囲んで。
   いろいろと話し合っていると。
   その場からそっと抜け出る、ディーバの姿。
   「・・あら?鶏・・さん?」
   それに気付いて。
   たたた。 
   その後を追いかけてゆく『シルフィール』
   やがて。
   そこの隠し部屋の奥の壁にかけられている、一つのお面を手にとって。
   自分の顔にと付けてゆくディーバ。
   ググゥ・・・。
   「き・・・きゃぁぁぁぁ!?」
   それを目の当たりにして。
   『シルフィール』が悲鳴を上げる。
   
   「どうしたの!?しる!?」
   リナがそんな悲鳴に驚いて。
   『シルフィール』の元にと走ってゆくが。
   「に・・・ににに鶏さんが・・・。」 
   そういって、指を指した先にいたのは。
   先ほどまでの姿とは違い。
   といっても、姿は鳥のまま。
   チョッキは着たまま。
   色は、灰色にと変化しているけども。
   チョッキのしたにある腹筋が。
   無意味に割れていたりする。
   そんなディーバの姿。
   ちなみに、大きさも、先ほどまでの、鶏の姿とは異なり。
   多少大きくなっているけども。
   「おや、ディーバさん、魔力、復活しましたか?」
   のほほんといっているゼロス。
   その言葉に。
   「うーん。あまりおいしそうじゃなくなったわね・・。」
   全身をみて、そんなことをいっているリナ。
   「・・リナ、本気でこれ、食べる気?」
   アメリアの言葉に。 
   「以前、うちの姉ちゃんが、ちょっとした魔族、料理したとき。
    結構おいしかったのよね。」
   あっさりいうリナに。
   「・・・・あの?リナさん?それって・・(汗)」
   おそるおそる聞いているゼロス。
   「何でも、トパジェとかいう魔族だったけど・・・。
     姉ちゃん曰く、海神官らしいけど。」
   『・・・・・お゛い゛(汗)』
   リナの言葉に突っ込んでいる二人のゼルガディス。
   「さ・・・さすがですね(汗)
     こちらの世界の『赤の竜神の騎士』・・。」
   なぜか、汗をかいているゼロス。
   「・・・・・・・・え゛?」
   その言葉に、しばし、沈黙するディーバ。
   「でぇぇぇ!?ゼロス様!?この娘、あの!
    人間とは、魔王様がみなすな!と勅令を出している、
     あの!赤の竜神の騎士(スィーフィードナイト)の妹なんですか!?」
   なぜか、悲鳴をあげているし。
   「そうですよ?」
   あっさりいうゼロスの言葉に。
   しばし沈黙。
   ぴく。
   「あたしは、あたしよ。」
   その言葉に不機嫌になっているリナ。
   自分は自分なのに。
   どうしても、ルナの妹。
   としてしか見られない自分が嫌いなリナだから。
   まあ、人というものは、どうしても、比べたがる生き物だからね。
   何かしらにつけて。
   「それはそうと、リナさん、これ、かなり強い魔力。
     秘めてますね。」
   リナからこちらの世界のアメリアに。
   石版は、今はその身をその手の中にと収めている。
   そんな会話をしていると。

   「ほほ。それは、彼方たちが、持っていても、必要のないものよ。」
   入り口から聞こえてくる声。
   「その声は・・・!?」
   リナが声と共に振り向くと。
   そこにいたのは。
   『エリス(さん)!!とコピーレゾ(さん)!!』
   「れ・・・レゾ様!?」
   リナ達の声と、ディーバの声が一致してゆく。
   入り口にいたのは。
   いうまでもなくエリスと。
   その横に、コピーのレゾの姿。
   「これは、こういう用途で使うのよ。
     手間が省けたわ。いくら、私でも。
      この作品や品物の中から。
       それを探し出すの、手間がかかるからね。」
   エリスの言葉に続いて。
   「それでは、舞台にでも案内しましょうか?」
   そう言ってくるコピー。
   そして。
   手をかざし。 
   「ああ!石版が!」
   その魔力によって、石版は。
   アメリアの手から、レゾの手の中にと納まってゆく。
   「ふ・・ふはは!ついに、手に入れたわ!
     レゾ様の遺産!クレアバイブルの写本!」
   エリスの言葉に。
   「・・・な゛!?クレアバイブルだと!?」
   ゼルガディスの目が見開かれる。
   シャラン・・。
   その直後。
   レゾの姿をしている彼が。
   持っている、杖を振りかざし。
   その杖にとついている飾りがシャラリと揺れる。
   その、音とともに。
   リナ達は光にと包まれて。
   刹那。
   あたし達は、違う場所にと転移する。
   

   「・・・・ええと・・・・・。
     とりあえず、私は、お役ゴメンですよね・・・。
       逃げましょ・・。」
   いって。
   あたし達の姿が消えた刹那。
   この場所から逃げているディーバの姿。
   まあ、どうでもいいけど。
   べつに。


   「・・・・ここは?」
   アメリアがつぶやく。
   辺りには、石碑が立ち並ぶ、とある部屋。
   「ちょっと!エリス!それをどうする気よ!」
   リナが、エリスに向かって叫ぶが。
   「レゾ様が残した遺産で、レゾ様を倒した貴様たちを倒す!
     それが、私の使命!」
   いいつつ。
   石版を高々と掲げる。
   「ふっ。冥土の土産に教えてあげる。
    ここには、かつての魔獣、ザナッファーを封印した遺跡があるのよ。
     そして、この石版こそ、その封印をとく鍵!
      レゾ様のコピーの出来損ないのそいつを操って。
       全てはレゾ様の仇をうつため!」
   そういうエリスの言葉に。
   「ちょっとまちなさい!それって、誤解よ!」
   リナが叫ぶが。
   「ふん。誤解なものですか!風の噂で、レゾ様が死んだ・・。
     そう聞かされたときの、私の絶望!
      貴様たちにはわかるまい!」
   いって、涙を浮かべているエリス。
   「私は・・・レゾ様が・・好きだった・・・。
     あの御方に、光を取り戻して差し上げたかった・・。」
   そういって、過去を懐かしんでいるエリス。
   「だからって、罪もない、サイラーグの町を破壊することは、
     ないじゃないですか!」
   アメリアの糾弾に。
   「五月蝿い!レゾ様を殺した奴等のいうことなんか、知らない!」
   「こういうのを、自分勝手というんですよねぇ。
     やれやれ。」
   いって、首を横に振っているゼロス。
   「魔族の貴様がいうな、ゼロス。」
   そんなゼロスに突っ込んでいるゼル。
   「それこそ、逆恨みでしょうがぁぁ!
     レゾを倒さなかったら、この世界が滅んでたわよ!?」
   リナの叫びに。
   「レゾさんは、最後は魔王に意識を乗っ取られてました!
     復讐するなら、赤瞳の魔王にしてください!」   
   きっぱりと言い切っている、アメリアに。
   「だからって・・逆恨みの復讐のためだけに。
     サイラーグの町を・・人々を殺したのですか!?」
   叫んでいるシルフィール。
   「わたくしは、貴女をゆるせません!」
   いいつつ。
   ついっ。
   と前にでている、『シルフィール』
   「目的のためには、手段を選ばないわ。
     私にとって・・・全てはレゾ様が中心だった・・・。」
   いいつつ。
   過去を回想してゆくエリス。


   レゾと一緒に、魔法を学んだ毎日。
   そして。
   白魔法、黒魔法を極めても。
   その目は決して開かれることがなく。
   神聖呪文に気がつかないレゾもレゾだけどね。
   つかない。
   と信じ込んでいたし。
   ちなみに。
   ここの空間、つまりは、結界の中。
   獣王、冥王、覇王、海王が張っている、神封じの結界の中でも。
   ここにいる、赤の竜神と、水竜王の力は。
   使えるのだけど。
   まあ、結界のために、多少の魔力を必要とするけど。
   使えない。
   と、信じ込まれて、はや、千年と少し。
   思い込みって、こわいわねぇ(はあと)
   目を開かすために。
   その実験として、各村や町などを練り歩き。
   目の前で、レゾが起こした、人曰く、奇跡を目の当たりにしてきたエリス。
   だけど、当然のことながら。
   Sが干渉していた、レゾの目は開くことはなく。
   次第に、そのことだけに捕らわれて。
   レゾの心は、Sにとじわじわと乗っ取られてゆき。
   そして。
   曾孫である、ゼルガディスを合成獣にと仕立て上げ。
   自分の意思のままにと扱える、駒をふやしてゆき。
   そして。
   迎えた終末。
   あたし達がここにこなかったら。
   リナの呪文と、ルナが出てきたんだけど。
   本来は。
   「くっ!何とか、あの石版を奪い返さないと!
     大変なことになるような気がします!」
   アメリアの言葉に。
   「言われなくても分かってる!
     魔獣の復活などはさせない!」
   いって。
   ゼルが先にと仕掛けてゆこうとするが。
   「ゼルガディス、彼方の相手は、この私です。」
   いいつつ。
   一歩前にと踏み出してゆく『レゾ』。
   「それで?コピーをルビーで操って?あたし達を殺して、
     そして、どうする気?」
   リナが冷ややかに、そんなエリスにといってゆくが。
   「どうするもなにも!ともかく!
     レゾさまの仇!覚悟!」
   いって。
   あたし達にと向かってゆくようにと『レゾ』に指示を出す。
   「くっ。コピーのくせに、結構やるな。」
   ゼルガディスのつぶやきに。
   「おや、コピーがオリジナルに勝てない。超えられない。
     誰がそう決めましたか?」
   そういって。
   ドン!
   魔力の塊を放ってくる『レゾ』に対して。
   「おやおや、これはこれは。
     確かに、面白そうですねぇ。」
   エル様が、あまり干渉せずに、成り行きを見守っていた理由が。
   僕にもようやく分かりましたよ。
   すとんと。
   その辺りの石碑の上にと腰掛けて、完全に見物を決めこんでいるゼロスに。
   「うきゃぁぁ!?ゴーレムとか、ゴーストの大群ですぅ!」
   「任せてください!ホーリィブレス!」
   『アメリア』の言葉に、反応している『シルフィール』。
   「あたし達の相手は、どうやら、これらしいわねv」
   「そうねv」
   グヂョ・・・。
   目の前に出現したのは。
   実験に失敗したりしている生命の数々。
   中には、その顔立ちは人のまま。
   体は、十本の黒い毛むくじゃらの手が生えて。
   そして、その体は、蛇。
   そういった、合成獣(キメラ)の姿なども見られるが。
   ついでにいえば。
   その自我が亡くなったところに。
   精神体を捕まえて。
   その、器に閉じ込めて、一つの使い捨ての戦士としていたりするけども。
   「まあ、ここまで舞台を作ってくれたんだし(はあと)
     それに応じて、少し、遊びますか(はあと)」
   ふわ。
   あたしが、手を伸ばすと。
   そこに、出現する、銀色の縁取りの大きな鎌。
   「それじゃ(はあと)私もv」
   いいつつ。
   ユニットもまた。
   今回は、柄などの色を虹色にと設定し。
   スティッキ程度の大きさにしている、ロッドをふわり。
   と、手にと出現させてゆく。
   「・・・・げ!?ちょっとまてぃ!エル!!?
     ユニットちゃん・・それは!」
   ガウリイが叫ぶけど。
   『それじゃ、いってみましょうv』


   ドドドドゴォォォォン!!!



   対峙する、リナ達、リナ、ゼル、ゼルガディス。
   そして、シルフィール二人達と。
   ガウリイ達とは裏腹に。
   少し、そんなリナ達から放れて、なぜか。
   あたしとユニットが、少し道具を振り下ろしたたけで。
   爆音がとどろいてゆく。




   「・・・・・なぬ!?それは・・まことか!?
     グレイ?」
   報告を城の王座で。
   受けているのは。
   見た目は、どうみても、一目。
   彼は何に見える?
   と、誰かに聞いたら。
   まず、百人の中で、九十九人は。
   間違いなく、盗賊のおやぶんか。
   または、少し小柄なドワーフ。
   と答えること間違いなしのその容姿。
   ここ。
   セイルーン王国。
   セイルーンの第一王子。
   フィリオネル=エル=ディ=セイルーン。
   その当人。
   「はい。間違いないです。
     先刻、下りました、神託の内容は・・・・。
      ・・・サイラーグの壊滅・・という形で・・。」
   がたん。
   その報告をうけ。
   「各自、何がおこったのか、至急、原因の究明を!
     儂は、娘が心配だから、先にいく!」
   いいつつ。
   ぱさり。
   白いマントを羽織りつつ。
   席をたってゆく、フィルの姿が。
   ここ、セイルーンの一室で。
   みうけられていた。

  
   ・・・・・・アメリア!
   儂ににて、華奢でか弱い娘だから。
   何か、危ないことに巻き込まれていなければいいが・・・。
   そんなことをおもいつつ。
   馬を走らせて行くフィル。
   硬い岩をも素手でと粉々に粉砕する。
   アメリアのことを知っている存在が聞いたら。
   まず、なぜか、間違いなく突っ込むであろう、言葉をつぶやきつつ。
   まあ、華奢でか弱い。
   というのは、わかるけどね。
   だって、このあたし達だって、かよわいんだし(はあと)

   「くっ!かなり、力もってるわね!
     コピーの分際で!」
   「コピーが、オリジナルを超えることもあるんですよ!」
   いいつつ。
   力を込めてゆく。
   「悪いけど、あたしだって、伊達に、小さいころから、
     姉ちゃんに、しごかれているわけじゃないからね!」
   いいつつ。
   その力を押し戻していっているリナ。
   「ほう・・・やりますね?」
   『レゾ』の口元が歪み。
   こうでなくては、面白くありません。
   完全なる体調で、相対して、そして、勝手こそ。
   この私がオリジナルを超えた証!
   そういいつつ。
   さらに、リナ達と対峙する魔力を高めてゆく姿が。
   そこには見受けられていたりする。
   

   「ふん。雑魚の相手は、お前に任せた。」
   いって。 
   石版をもったまま。
   浮かんでゆくエリスに。
   「いけない!あのまま、エリスにいかせては!」
   ザワッ。
   フラグーンがざわめきたつ。
   バチバチバチバチ・・・・・・。
   「くっ!止めるわよ!あれを!」
   いって、リナがそんなエリスに向かって飛んでゆくが。
   「・・・ふん。邪魔をしないでよね。」
   いいつつ。
   ピシッ!
   紅いルビーを自分に向かって飛んでくるリナにと投げつける。 
   パキィン・・・。
   「・・・・何!?」
   リナの額に埋まり、操れる、と確信していたエリスの口から。 
   驚愕の声が漏れてゆく。
   リナの額のバンダナに辺り。 
   砕け散る、ルビー。
   「残念でした。このバンダナは、特別仕様なのv」
   リナがバンダナを指差して。
   「さあ!エリス!石版をこっちによこしなさい!」
   いって。
   エリスにと掴みかかる。
   「ふん。貴様では無理でも・・・。」
   いいつつ。
   ピシピシピシシっ!
   続けざまに。
   ルビーを足元、つまりは、レゾや合成獣と対峙している、
   あたし達の方にと投げつけてくる。
   フラグーンの根の近くというか、根元にある、ちょっとした空洞の中に。
   儲けられている一室。 
   ここにて、約百年前の、ザナッファーの実験体が発生していた、
   瘴気の源を封印した場所であり。
   封印したからには、解除する方法もまたあるのもまた事実。
   エリスが持っている石版は。 
   そんな、封印を解くための品物。
   「・・・・きゃぁ!」
   「シル!!!」
   心に隙間が出来ていたこちらの世界のシルフィールは。
   交わしたつもりが、交わしきれなくて。
   そのまま。
   額にと、そのルビーを受けてゆく。 
   「シル!しっかりして!」
   リナが上から叫ぶが。
   次に、目を見開いた『シルフィール』の目は。
   完全にエリスの操り人形と貸していたりする。
   「くっ!卑怯ですよ!シルフィールさんを、
    操るなんて!」 
   そんな様子のシルフィールをみて。
   どなっている、アメリア。
   「ふふ。
     そこで、仲間などとたわむれつつ。
      見ているがいい!魔獣が復活する様子を!
       さあ、今こそ、復活のときだ!魔獣、ザナッファーよ!」
   百数十年前の。
   あたしにとっては、ほんの先日のその残留思念が。
   今、エリスの手により。
   よみがえろうとしているけど。 
   まあ、本当の思念体だからねぇ。
   しっかし。
   何処をどう失敗したら。
   そこまで、違った代物が出来上がるのかしらねv
   本当、だから、写本とかと呼ばれている品物から出来たものとか。
   伝承って、だから、面白いのよねv
   絶対、どこかが違って伝わっているからv
   
   エリスの言葉に応じて。
   フラグーンがざわざわと梢を鳴らし。
   その、地下から、瘴気の渦が、巻き起こってゆく。
   パッキィィン・・・。
   石で、覆われていた壁の一角の瓦礫が崩れ落ち。 
   そこに、出現する、石版を治める台座。
   そこに、この石版をはめ込むことで。
   封印解除。
   という設定にと当時作っていたレゾ、ラウリィたち。
   人にその石版を守らせたのは。 
   二度と、かつてのような過ちを犯させないための、処置。
   のつもりだったのだが。 
   その前に。
   彼等は、世界に仇をなすもの。
   として、迫害をうけ、表から、姿を消していたもので。
   ここに。
   こういった代物がある。
   というのは。
   神官長を引き継いだその、門外不出の、秘密事項にと。
   その存在だけにと語られていた。
   フラグーンだけでは抑え切れなかった。
   残留思念の封印の・・・その解除の仕方。
   今。
   エリスの力によって。 
   かつて、レゾも共に封印をほどこしたそれは。
   解かれようとしていた。


   「おお!?これは・・・・こうちゃおられん!
    アメリアぁぁぁ!」
   ドドドドド!
   なぜか。
   馬から下りて。   
   走っている、フィル。 
   それに続いて、二本の足で、その後ろをあわてて、走って追いかけている。
   フィルが乗っていた白い馬の姿が。 
   サイラーグの入り口付近に程近い丘の上で。 
   見受けられていたりするのは。
   あたしとユニット以外、気づいてない事実。

   「シル!こうなったら・・・シルの苦手攻撃!」  
   ぼそぼそといって。 
   その辺りにあるというか、荷物の中から。 
   カエルのゴムの置物を取り出しているリナ。
   それを、『シルフィール』にと向かって投げつけてゆく。
   「か・・・・・かえ・・・はぅっ!」
   ピタン。
   顔にと直撃したそれをみて。 
   気絶しているし。
   そーいえば。
   こっちの世界のシルフィールの苦手なものって。
   カエルなのよね・・・。
   リナがナメクジが苦手なのと同じく。
   

   「あはは!今こそ、復活するとき!」  
   レゾ様。
   このエリスが、レゾ様の仇を!
   いいつつ。
   「こい!でくの坊!」
   エリスがいうと。
   『レゾ』もまた。
   ゼルガディスたちと対峙していた手を止めて。 
   上空にと浮かんでゆく。

   「あははははははは!!!」
   完全に勝利を確信し。
   高らかに笑っているエリス。
   そして。  
   その元に。


   ―――――ドシュ・・・・・・。



   『え!!!!?』
   あたしとユニット以外の、全員の目が見開かれてゆく。
   「おやおや(はあと)」
   いつもの、にこめを少し開き。
   のほほんと見ているゼロスはさておき。
   鈍い音とともに。
   エリスの体を光の一筋が貫いてゆく。

   そして。
   片手を突き出した『レゾ』が一言。

   「貴女の役目はもう終わったのです・・・。
     ・・・・こうなったら、貴女は邪魔なのですよ(はあと)」
    にこにことしつつ。
    エリスに向かって言い放つ。
   「・・・・な・・・なぜ・・・・。」
   こふっ・・・。
   血を吐きつつ。
   リナ達の目からみると。
   スローモーションのように。
   エリスの体は。
   床にと叩きつけられてゆく。


   「コピーに自我が芽生えないとでも?
     貴女と、レゾが私にした、あのときの実験。
      あのときに、すでに私には、自我が芽生えていたんですよ。」
   いいつつ。
   すっと、額に手をあてて。
   「ああ、もう、これは必要ありませんね。」
   にこにことしつつ。
   操られていたふりをしていたルビーを。
   外し、パキィィィン・・・・。
   その手の中でと砕いてゆく。
   「・・・・・所詮は・・コピーは・・・コピーでしか・・
     ・・・れ・・・ゾ・・・様・・・・。」
   崩れてゆく、エリスの意識の中で。
   エリスの脳裏に、レゾとの思い出が浮かんでは消えてゆく。
   「・・・・しっかりしてください!」
   アメリアや、ふと、我に戻ったリナ達が、
   エリスの元にと駆けつけると。
   すでに。
   胸を一撃。
   貫かれ。
   復活の呪文でも、命がどうなるか分からない様子。
   それでも。
   「今、呪文を!」
   そういうシルフィールの言葉に。
   「・・命を・・・かろんじた・・・罰・・・・なのかしら・・ね・・・。
     ・・・れ・・・ゾ・・・さ・・・・ま・・・。」
   今だに、石版の前にと浮かんでいる、『レゾ』にと手をのばしつつ。
   エリスは涙を流しながら。
   そのまま、呼吸を停止してゆく。


   「ふはははは!死んだ・・死んだぞ!
     ふはははははははははは!」
   「・・・あんた・・・くずね!
     仮にも、親の一人じゃなかったの!?」
   リナの言葉に。
   「そうですよ?そして、この私を、こんな体にしたのも・・・。
     そこのエリスと、レゾのみ。」
   そう言い放ち。
   「さあ!ザナッファーよ!我に力を!」
   その言葉とともに。
   遺跡のあった場所全てが。
   実は、魔法陣を表していたもので。 
   それらが輝き。
   ザワザワザワ・・・。 
   木々を揺さぶる音とともに。
   地下から、出てくる、とある力の波動。
   「な゛!?」
   「・・・・失敗したのか!?」
   「違いますわ!見てください!コピーレゾの周りに!
     どんどん力が集まって!」
   シルフィールの指摘に。
   全員がそちらをみると。 
   そこには。
   白い霧のようなものが、コピーを覆い。 
   その霧が、獣の姿にと形を変えつつ。
   彼の体にとまとわりついてゆく姿。



  
   ・・・・レゾ・・・様・・・・・。
   「おや、エリス?どうしたのですか?」
   信じられない声を聞いたような気がした。
   ふと。 
   エリスが振り向くと。 
   「れ・・・・レゾ様!?」 
   驚愕の表情のエリス。 
   「・・・・貴様も、エル様に何かした口か・・・・。」
   溜息ついている、黒い髪の男性に。
   「魔王、そんなことをいうもんじゃないですよ。
     よくきてくれましたね。
     実は、私と、魔王の二人では。
      広すぎましてね。ここの掃除全体は。」
   「・・・・掃除って・・・・はい?」
   混沌の中にと戻ってくるエリスを。
   そのまま、レゾとSのところにと向かわせて。
   レゾたちと同じく、掃除当番にとさせるあたし。 
   何て親切なのv
   混沌の中の塵掃除v
   さあ、しっかりと、働いてよねv


   「・・・・・くるぞ!!!!」
   ガウリイの言葉と同時に。
   「ははははははははははははははは!!!!!!」
   笑い声とともに。
   ドン!!!!
   あたし達がいる場所が。
   振動し、崩れてゆく。

   「あい・・つっ!ザナッファーを取り込んだぞ!?」
   ゼルの驚愕の叫びに。 
   「だぁぁぁぁ!何だって、こう、ややこしい自体になるのよぉ!」
   リナの叫びが。
   むなしいまでにとこだましてゆく。
   「別にややこしくないってば。」
   「まあ、あまり干渉せずに。
     リナ達の行方を見守りますか(はあと)」
   あたしの言葉に。 
   「それもそーね。」
   いいつつ。 
   完全に、傍観を決め込んでいる、あたしとユニット。
   ゼロスも、あたしから、何の言葉もないので。
   傍観を決め込むつもりらしいが。
   「ここは、僕の世界じゃないですからねv
     リナさんたちのお手並み拝見といきますか(はあと)
      まあ、エル様の命令があれば、別ですけどね(はあと)」
   いって。
   完全に、手出しせずに。
   ただ、にこにこと、成り行きをみているゼロス。
   ぶち。 
   そんなゼロスに対して。 
   「こぉぉらぁ!ゼロス!あんたも、何かせんかいぃぃいい!」
   リナの怒りの矛先は。
   ゼロスにと向かっていた。
 
   さぁて。 
   本来だったら、リナがあたしの呪文を唱えようとして。 
   そのまま、止めようとしたシルフィールに放たれた。
   呪文を庇って、大怪我して。
   仮死状態になる。
   というのが、基本の世界なんだけど。
   まあ、ここはここだからねv
   本当にやっぱり、ここにきてから、退屈しないわ(はあと)

   リナに、ラグナブレードで切り刻まれているゼロスを。
   ほほえましくみつつ。 
   リナ達が今から、立ち向かうのは。
   魔族と合成されている、レゾのコピー。
   そして、プラス。 
   かつて、この地、サイラーグを滅ぼした、魔獣ザナッファー。
   その魔力と、力を取り込んで。
   今、次なる戦いが幕を開かせてゆく。
   まだまだたのしめそうよねv


                     −続くー 
   

####################################

  あとがき:
    薫:・・・どこが、か弱い・・・・(ボグっ!)
      ・・・・な・・何でもないです・・・・(涙)
    (頭に何か突き刺して、だくだくと血を流しつつ、答えている薫の姿)
  
    姫:さて。
      今回、無印の22話と23話がごっちゃになってます。
      まあ、それはともかくとして。
      何か、私達の出番がまったくなくなってきているし・・・。
      やっぱり、薫の文章力の皆無のせいよね・・・・。
   エル:そうよね・・・・。
      あたし達が、手をだしたら、すぐに、一秒!もたたないうちに。
      終わるから!と、こいつはいってるけど。
      でも、活躍させないのは、いけないことよね(はあと)
    姫:そうよねぇ?(はあと)


    ―ドガガっ!!


   (ヒギャァァァァ・・・・・・)


    エル:えー。何やら、オ見苦しい雑音が聞こえたかもしれませんが。
     姫:風の音なので気にしないでねv
    エル:それではv
     姫:ようやく、ラストまで、あと数話v
  エル&姫:それでは、まったねvv


   (そういって、幕が下ろされてゆく・・・・・・)

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24046結局夜になってしまった…。にゅーよーく E-mail 2002/12/27 21:47:55
記事番号24000へのコメント

こんばんわ。
すみません。私うそつきです。
朝はムリでしたv(こら)
父がフランス語のビデオ(byNHK)を横でみているニューヨークです☆

感想ッ!

>  「ありがとうございます!鶏さん!」
>  お礼をいっているこちらの世界のアメリア。
>  「だからァ!私は、鶏なんかじゃありません!」 

どっからどう見ても鶏。

>  あたしが一言いって、そちらをみると。
>  ・・・・この、人間風情が・・。
>  などと、思っていたりするディーバだし。

ぎゃあああああああああああああっ!!!!!!!!!
L様にむかってなんてことをおおおおおおおっ!!!!!!!!!!

>   「・・・・アメリア・・・重い・・・。」

乙女にむかってなんてことをっ!

>   「・・・・・頼むから早くのいてくれ・・・・。」

本心は逆だったりしてv(まて)

>   先に床にと足をつけ。
>   落ちてくる、リナを手を広げて、受け止めて。 
>   ちょうど、よこ抱きにと抱きかかえるような格好になっている。

きゃあああああああああああああっv
久々にお姫様抱っこですねっ!
ガウリィ最高っ!(まて)

>   「あら、ゼルガディスさん?顔が紅いわよ?(はあと)」
>   くすくす笑っているユニットに対して。
>   「ほっとけ!」
>   こちらの世界のアメリアに下敷きにされて。
>   少し顔を赤らめているゼルガディス。

ウブですねえv(お前がいうな!)

>   『・・・・赤法師って・・一体・・・。』

まあ…。
後(?)に『お茶目な魔剣士』って言われるゼルのじいちゃん(でしたっけ?)ですし…。(−−;)

>   チョッキは着たまま。
>   色は、灰色にと変化しているけども。
>   チョッキのしたにある腹筋が。
>   無意味に割れていたりする。

…。うわくそまずそうな。(そこかよ)
私マッチョきらいです。

>   「何でも、トパジェとかいう魔族だったけど・・・。
>     姉ちゃん曰く、海神官らしいけど。」
>   『・・・・・お゛い゛(汗)』

おいおいおいおいおい!

>   自分は自分なのに。
>   どうしても、ルナの妹。
>   としてしか見られない自分が嫌いなリナだから。

確かにヤですね。
私はこういうことはないんですけど…。

>   「私は・・・レゾ様が・・好きだった・・・。
>     あの御方に、光を取り戻して差し上げたかった・・。」
>   そういって、過去を懐かしんでいるエリス。

なんでいきなりエピソードに突入するのか謎です。

>   「だからって、罪もない、サイラーグの町を破壊することは、
>     ないじゃないですか!」

そーだそーだ!

>   「こういうのを、自分勝手というんですよねぇ。
>     やれやれ。」

こんどばかりはゴキブリに同感。(まて)

>   「目的のためには、手段を選ばないわ。
>     私にとって・・・全てはレゾ様が中心だった・・・。」

あんたの勝手で世界滅ぼされても困るんですが。

>   レゾと一緒に、魔法を学んだ毎日。

エリスっていくつ…ですか?

>   中には、その顔立ちは人のまま。
>   体は、十本の黒い毛むくじゃらの手が生えて。
>   そして、その体は、蛇。
>   そういった、合成獣(キメラ)の姿なども見られるが。
>   ついでにいえば。
>   その自我が亡くなったところに。
>   精神体を捕まえて。
>   その、器に閉じ込めて、一つの使い捨ての戦士としていたりするけども。

こーゆーの苦手…。

>   セイルーンの第一王子。
>   フィリオネル=エル=ディ=セイルーン。

ぎゃああああああああああああっ!!!!!!!
王子様なんてよばないでえええええええええええっ!

>   ・・・・・・アメリア!
>   儂ににて、華奢でか弱い娘だから。

親バカ最高ですねv(まて)

>   そーいえば。
>   こっちの世界のシルフィールの苦手なものって。
>   カエルなのよね・・・。
>   リナがナメクジが苦手なのと同じく。

…。
苦手なものはちゃんと乙女してますねv(殺気!)

>   「コピーに自我が芽生えないとでも?
>     貴女と、レゾが私にした、あのときの実験。
>      あのときに、すでに私には、自我が芽生えていたんですよ。」

どっちもむかつく。
ていうかコピーレゾ…いじけ虫に見えるんですが。

>   何て親切なのv
>   混沌の中の塵掃除v
>   さあ、しっかりと、働いてよねv

……全然優しくない…。
ああああうそですL様ゆるしてっ!!!!!

>   魔族と合成されている、レゾのコピー。
>   そして、プラス。 
>   かつて、この地、サイラーグを滅ぼした、魔獣ザナッファー。

アニメってザナッファーのエピソードあるんですか?

それでは。
これから24話読むぞお!
ああ、明日の塾は数学…。
なんだか気分最悪のにゅーよーくでした☆



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24055降魔戦争と同じく回想映像だけです。かお E-mail URL2002/12/28 00:36:47
記事番号24046へのコメント

こんにちわ。にゅーよーくさん。またまたどうもv
>こんばんわ。
>すみません。私うそつきです。
>朝はムリでしたv(こら)
無理はしなくていーです。
(というか、私・・・読み逃げばかりしてるぅ・・・あぅあぅあぅ・・)
>>  「だからァ!私は、鶏なんかじゃありません!」 
>どっからどう見ても鶏。
はい。もうすばらしく鶏以外の何者でも(爆!)
>>  あたしが一言いって、そちらをみると。
>>  ・・・・この、人間風情が・・。
>>  などと、思っていたりするディーバだし。
>ぎゃあああああああああああああっ!!!!!!!!!
>L様にむかってなんてことをおおおおおおおっ!!!!!!!!!!
私の打ち込みつつ、叫んでおりました!(まてぃ!)
>>   「・・・・アメリア・・・重い・・・。」
>乙女にむかってなんてことをっ!
照れ隠しv照れ隠しv(こらこらこらこら!)
>>   「・・・・・頼むから早くのいてくれ・・・・。」
>本心は逆だったりしてv(まて)
ゼルは慣れてても・・・ゼルガディスはねぇ?(人との付き合いがまだ苦手)
>>   先に床にと足をつけ。
>>   落ちてくる、リナを手を広げて、受け止めて。 
>>   ちょうど、よこ抱きにと抱きかかえるような格好になっている。
>きゃあああああああああああああっv
>久々にお姫様抱っこですねっ!
>ガウリィ最高っ!(まて)
はい。それでも、リナは気付かないぃぃぃ♪
>>   こちらの世界のアメリアに下敷きにされて。
>>   少し顔を赤らめているゼルガディス。
>ウブですねえv(お前がいうな!)
アニメでは、つっこむのはリナv(って・・回が違うだろ!?)
>>   『・・・・赤法師って・・一体・・・。』
>まあ…。
>後(?)に『お茶目な魔剣士』って言われるゼルのじいちゃん(でしたっけ?)ですし…。(−−;)
ですよね・・。
かなり、お茶に目ではあったのでしょうね・・・・。
・・・スレの世界って・・・ある意味、すごい人達が多いから・・(あはは)
>>   チョッキのしたにある腹筋が。
>>   無意味に割れていたりする。
>…。うわくそまずそうな。(そこかよ)
>私マッチョきらいです。
まあ、そんなにむきむきマッチョ・・ほどでもなかったので(よしとしましょう!)
(アニメの設定のままの人)
>>   「何でも、トパジェとかいう魔族だったけど・・・。
>>     姉ちゃん曰く、海神官らしいけど。」
>>   『・・・・・お゛い゛(汗)』
>おいおいおいおいおい!
ルナにかかれば、朝飯前v(・・・・・ご愁傷さま)
>>   自分は自分なのに。
>>   どうしても、ルナの妹。
>>   としてしか見られない自分が嫌いなリナだから。
>確かにヤですね。
>私はこういうことはないんですけど…。
私もないです。はい。
>>   「私は・・・レゾ様が・・好きだった・・・。
>>     あの御方に、光を取り戻して差し上げたかった・・。」
>>   そういって、過去を懐かしんでいるエリス。
>なんでいきなりエピソードに突入するのか謎です。
映像で、いきなり、トラップ(まてぃ!)したので・・。
そのままを・・(少しは話しをつなげましょう・・小説にするときに・・汗)
>>   「だからって、罪もない、サイラーグの町を破壊することは、
>>     ないじゃないですか!」
>そーだそーだ!
同感です!
>>   「こういうのを、自分勝手というんですよねぇ。
>>     やれやれ。」
>こんどばかりはゴキブリに同感。(まて)
生塵に同感。(かなりまて)
>>   「目的のためには、手段を選ばないわ。
>>     私にとって・・・全てはレゾ様が中心だった・・・。」
>あんたの勝手で世界滅ぼされても困るんですが。
レゾもにたようなものでしたしね・・。
弟子は師に似るのか?(汗)
>>   レゾと一緒に、魔法を学んだ毎日。
>エリスっていくつ…ですか?
二十歳くらいです。
(・・・・・見た目に騙されてるよな・・レゾの・・・汗)
>>   中には、その顔立ちは人のまま。
>>   体は、十本の黒い毛むくじゃらの手が生えて。
>>   そして、その体は、蛇。
>>   そういった、合成獣(キメラ)の姿なども見られるが。
>こーゆーの苦手…。
グロテスクは私もちょっと・・・・。
(しかし、以前、長く続けてみていた夢である程度は・・免疫・・ついた・・かも?←お゛い゛!)
(参考、今回の百物語の私の話の最後の話・・かなりまて!)
>>   セイルーンの第一王子。
>>   フィリオネル=エル=ディ=セイルーン。
>ぎゃああああああああああああっ!!!!!!!
>王子様なんてよばないでえええええええええええっ!
ぷ・・・プツプツプツ・・。
と・・鳥肌が・・(汗)
・・・でも、なんか、最近、免疫ができているから不思議・・(それもこわっ!)
>>   ・・・・・・アメリア!
>>   儂ににて、華奢でか弱い娘だから。
>親バカ最高ですねv(まて)
フィルさんだし。
>>   そーいえば。
>>   こっちの世界のシルフィールの苦手なものって。
>>   カエルなのよね・・・。
>>   リナがナメクジが苦手なのと同じく。
>…。
>苦手なものはちゃんと乙女してますねv(殺気!)
ですよねぇ。
(どこからともなく・・・((ギガスレイブ))ボシュ・・・)
>>   「コピーに自我が芽生えないとでも?
>>     貴女と、レゾが私にした、あのときの実験。
>>      あのときに、すでに私には、自我が芽生えていたんですよ。」
>どっちもむかつく。
>ていうかコピーレゾ…いじけ虫に見えるんですが。
幼い子供の駄々をこねるのと同じ要領v(と思う。)
>>   何て親切なのv
>>   混沌の中の塵掃除v
>>   さあ、しっかりと、働いてよねv
>……全然優しくない…。
>ああああうそですL様ゆるしてっ!!!!!
あはは(汗)
何気に・・・。25話で、これに、コピーも加わります(こら!)
>>   魔族と合成されている、レゾのコピー。
>>   そして、プラス。 
>>   かつて、この地、サイラーグを滅ぼした、魔獣ザナッファー。
>アニメってザナッファーのエピソードあるんですか?
ないです。ちょっと、回想シーンの映像があるだけです。
レイ=マグナス=シャブラニグドゥよりも短い・・。←(笑)
>それでは。
>これから24話読むぞお!
>ああ、明日の塾は数学…。
>なんだか気分最悪のにゅーよーくでした☆
数学は好きでしたv
しかし・・・なかなか、ちょいミスをやって・・百点が取れなかった私です(涙)
(たとえば、記号が抜けてたりして・・実話)
それでは、いつも、毎回、ありがとうございます。
それでは!
(ね・・寝ないと・・・明日が・・・汗)

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24033スレイヤーズフォーエバー・第24話かお E-mail URL2002/12/27 02:04:55
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ。
  昨日と今日。
  タブレットを使って、お絵かき、挑戦してますが・・・。
  む・・難しいですね(汗)
  あはははは(汗)
  うーみゅ・・・・。
  今年は、無理か!?  
  パソでお絵かきバージョンの年賀は!?(涙)
  しくしくしく・・・・。
  そーいや・・・。
  半紙みたいな薄い紙に、先に書いといて。
  それの上から、なぞる・・。
  というのでもできるのだろーか??
  うーみゅ??
  とりあえず。 
  早く打ち込まないと、
  年が明けてしまいそーナ薫です(しゃれになんないぞ!)
  というわけで、いっきます!
  無印、アニメ、24話!!

####################################

   スレイヤーズフォーエバー 第24話   〜理由〜



   「・・・・・最っ低ね・・あんた・・・。」
   リナが、きっと、上空をにらみ。
   はき捨てる。
   「ふっ。見苦しいですね。」
   いって。
   下を見下ろし。
   そのまま。
   倒れて、すでに動かなくなっているエリスに手を向ける、
   コピーの姿。
   バシュ。
   その直後。
   エリスの体は。
   跡形もなく、燃え尽きてゆく。
   「・・・・・な゛!?」
   「どういうつもりですか!?」
   上を見上げて、いう、シルフィールの言葉に。
   「どうもこうも。すでに、そこにあったのは。
     ただの、抜け殻の人形。この私の憎悪は。
      それだけではないのですよ。」
   口元に笑みを浮かべつつ、言い切る、『レゾ』の言葉に。
   「コピーが自我をもつのは、ありえるとしても・・。
     何だ!?そこまでの魔力の強さは!?」
   ゼルガディスの問いかけに。
   「教えてあげましょぅか?
    そのエリスと、レゾが私にした仕打ち!」
   いって。
   閉じていた目を見開く。
   金色の瞳と、黒い色の瞳が、左右に見られる。
   そして。
   かざした掌に。
   その手の中にと、出現している、口。
   「・・・・・え゛!?」
   その意味をとりかねて。
   アメリア達が、小さく、声を漏らしてゆく。
   「教えてあげましょう。
    私は、レゾの実験として、この世に誕生しました。
     レゾの目を開かせる。ただ、それだけの実験として。
      でも、私の目は、すぐに開いたものの。
       レゾの目は開かなかった。
        ・・・・その、腹いせに、
         レゾは、私に、何をしたと思います?
          目が開いた私は、レゾにとっては、憎悪の対象。
           様々に人体実験にと利用され。
            そして、この身に、魔族と合成してみたら。  
             どうなるのか。
              しかも・・レッサーデーモンクラスではなく。
               さらに、上の魔族とね!」
    瞳を見開いたまま。
    『レゾ』が言い募ってゆく。
    かつて。
    自分の目を治す実験のためだけに。
    彼を作り出したレゾ。
    それには、エリスも関っていたけど。
    しかし、当然。
    Sが干渉しているわけではない、コピーの方は。
    いとも簡単に、その目に光を取り戻すわけで。
    レゾの方は、どうやっても、目を開くことはできなかった。
    まあ、内から、Sのやつが干渉してたからねぇ。
    自分が復活するために。
    そして。
    その、腹立ちを全て、コピーにと向け。
    様々な人体実験にと利用して。
    最後には。
    彼を中級程度の魔族と、合成してみる。
    という、実験を試み。
    「まあ、その実験の結果。この私に自我が芽生えたのですけどね。
     それは、エリスもレゾも気づいてなかったですが・・・。」
    そういうその目には、少なからずの悲しみが見て取れる。
    「だからって!どうして、こんなことをする!」
    ゼルの言葉に。
    「おや、決まっているでしょう?  
     所詮、どう頑張っても、コピーはコピーとしてしか、
      見てくれないのであれば。
       この私が、私である、証として。
        レゾを倒した、貴方たちを倒し、私としい人物を、
         認めてもらうためですよ。
          オリジナルを超えた、私自身として・・ね。」
   いいつつも。
   『レゾ』の周りには、瘴気が渦巻き、集まってゆく。
   「んきゃぁ!?ラティルトも効かないですぅ!」
   泣き言をいっている、アメリア。
   隙をついて、二人のアメリアが、同時に。
   ラティルトを、放っていたりするけども。
   あっさりと、直前で、霧散されてゆく。
   「ふふ。この私を倒したかったら。
     そうですね・・・。
      あの、ギガスレイブを放ってください。」
   「な゛!?」
   『レゾ』の言葉に、小さく、悲鳴を上げているリナ。
   「何だって、あんたがそんなことを知っているのよ!」
   リナが叫ぶと。 
   「なぁに、簡単なことですよ。エリスには、内緒で。
     使い魔をあのとき、あの場所にと送り込んでいただけですから。」
   にここにと、いっている『レゾ』に。
   「だぁぁ!だったら、レゾが、実は、魔王に、体を乗っ取られていたの。
     知ってるでしょうがぁ!魔王なんかに張り合ってどうするぅ!」
   リナが、説得にかかるが。
   「そんなものは、関係ありません。
    用は、オリジナルを倒した、その術を。
     私の力で防いで。貴方たちを倒す。
      それが、私が、オリジナルを超えた証なのです。」
   「だからって、罪もない、人達を犠牲にすることはないです!」
   シルフィールの叫びに。
   「目的の達成のためなら、私は、手段は選びませんよ?
    もし、打たないというのであれば。
     そうですね。この場で、魔力を全開にして。
     この国ごと、吹き飛ばしますが・・どうします?リナさん?」
   いって、リナの方を向く『レゾ』。
   「・・・・どうして、リナばかりにいって。
     エルさんには言わないんですかね?あのコピー?」
   ふと、疑問に思っているアメリア。 
   「というか、あの後、何が起こったか。考えたら。
     普通、喧嘩なんか、ふっかけてこないだろうが・・。」
   つぶやいているゼル。
   「ああ、それなら、簡単よ。
    リナが放った、ギガスレの影響で。Sが滅びる時に。
     ついでに、コピーが放ってた使い魔も滅んでたから。
      あの後、何が起こったかなんて、彼、しらないし(はあと)」
   そんな、二人に説明しているユニット。
   「・・・・そうなんですか?」
   アメリアの問いに。
   「あら、気付かなかった?あのとき、上空にいた、使い魔v」
   「・・・・・・・・・・・。」
   ユニットの言葉に、無言になっている、なぜかアメリアとゼル。
   そんな暇・・なかったしな(です)。
   二人の思いが一致しているけど。
   「リナさんには、ギガスレイブは打たせません!」
   いって。
   すいと前にでるシルフィール。
   そして。
   「貴方だけは、許せません!命を軽んじる貴方は!」
   きっと、『レゾ』を睨みつつ。
   「黄昏よりも暗きもの 血の流れよりも赤きもの・・・。」
   ドラグスレイブを唱え始める。
   「・・・・・邪魔をしないでくださいね?」
   目をすっと細めて。
   つい。
   手を前にと出してゆく、『レゾ』。
   「!!!シルフィールさん!危ない!」
   「・・・・・・!!!!!」
   ―――バシュ・・・・。
   シルフィールを狙っているのに気付いて。
   アメリアが、庇うようにと、シルフィールを突き飛ばす。
   リナよりも早くに。
   というか、位置てきに。
   アメリアの前に、シルフィールがいる格好で。
   リナの横には、ゼルガディスとか、ガウリイ。
   少し距離が開いていたために。
   リナも、それに気付いて。
   シルフィールに駆け寄っていたものの。
   一寸遅れ。
   『あ・・・・アメリアァァァァ!!!』
   『い・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!』
   リナ、ゼルの悲鳴が一致して。
   シルフィール二人の悲鳴と、こちらの世界のアメリアの悲鳴が一致する。
   どさ・・・。 
   「あ・・アメリアさん!しっかりしてください!」 
   自分を庇って、攻撃を受けたアメリアを。
   抱き上げているシルフィール。
   「大丈夫です・・・だいじょ・・。」
   こぶ・・。
   なぎ払われた、横腹から。
   とめどもなく流れ出る血が。 
   大地を染めてゆく。
   というのも。
   『レゾ』が、残留思念と合体したときに。 
   すでに、遺跡は、崩れ去り。
   今、あたし達はといえば。
   地下の奥深くではなく。
   その頭上にと、空を見上げる格好となっているがために。
   言葉をはきつつ。
   その口から、血を大量にと吐き出すアメリア。
   「・・・・き・・・貴様ぁぁ!」
   アメリアが傷を受けたので。
   頭に血がのぼり。
   そのまま、『レゾ』にと向かっていっているゼル。
   「・・・・冷静さをかいたら、負けですよ?
      ゼルガディス?(はあと)」
   にっこりと言い放ち。
   ドシュ。 
   さらに、魔力の塊を。
   一人で、挑んできたゼルに向かって、解き放つ。
   「・・・ぐわっ・・」
   ドサ・・・。
   冷静さを失っていたゼルは。
   そのまま、その攻撃を直接にうけて。
   その場に倒れてゆく。
   「お・・・・おい!」 
   そんな自分の姿をみつつ。
   叫んでいる、こちらの世界のゼルガディス。
   「くっ!シル!シルフィール!それに、二号!
     アメリアと、ゼルを早く!」
   いって、きっと、攻撃をしてきたレゾを睨むリナ。
   「さあ、どうします?ギガスレイブを放たないと。
    今度は、誰を攻撃しましょうかねぇ?(はあと)」
   完全に、楽しんでいるその口調に。
   そんな彼を無視して。
   「ともかく!早く、集中して、治癒呪文を!」
   顔を真っ青にしていっているリナ。
   「リナ!ここは、俺に任せろ!早く、アメリア達を!」
   ガウリイが、剣を抜き放ち。
   リナの前にと庇うようにと立ち塞がる。
   「・・・頼んだわよ!ガウリイ!
     ・・・・死んだら、許さないからね!」
   「おう!まかせとけ!」
   「旦那、俺も参加する!」
   ガウリイと、ゼルガディスが、その場に残り。
   そして。
   リナ達を背にして、庇うようにと、『レゾ』にと向かってゆく。
   「おやおや。逃がしませんよ?」
   いって。
   二人を抱えて、飛んでゆくリナ達を追いかけようとするレゾ。
   「貴様の相手は、この俺だ!」
   いって、剣の柄を叩いて、ゴルンノヴァバージョンにしているガウリイ。
   「ほう・・光の剣・・ですか。
     いいでしょう。かつての、伝説が、
      嘘であったのを実証してあげましょう(はあと)」
   いって、ガウリイと対峙することを優先してゆく『レゾ』の姿。



   「これはこれは。かなりの負の感情がv」
   ふい。
   にこにこと、笑いつつ、フラグーンの中にと避難した。
   リナ達の前にでている、ゼロスに。
   「こぉら!ゼロス!あんたも手伝いなさい!」 
   怒鳴っているリナ。
   「うーん、あの程度の攻撃。
     かわせられないなんて。情けないわね・・。」
   いって。
   ふわり。
   そんなリナ達の横に出現するあたしとユニット。
   「いけない!すでに、仮死状態になりかけてます!」
   「シル!こうなったら、神聖呪文で!」
   「ええ!」
   「私は、リザレクションを!」
   リナ、シルフィール、アメリア。 
   三人が、気を集中し。
   それぞれにとカオスワーズを紡ぎ始める。
   「光と闇とその狭間 全てを創りし母なる海よ 
     我の願いを聞き届け 母なる御手に 戻りゆかんとする
      我が目の前のそのものに その慈悲の力を持ってゆかん!
       深遠極復活(アビスナディア)!」
   リナのつむぎだす呪文に応じて。
   深遠の要する、母なる闇が。
   ゼルとシルフィールの体を包んでゆく。
   これも、あたしの力の応用。 
   あたしの力の一部である、深遠の闇を利用した復活呪文。
   「暁と光を司り 世界の光を司りし存在よ
     その暁の龍の力もて 我が目の前によこたわりしかのものに 
      その力をあたえたもう!
       暁極光治(ルナテック・セクション)!」
   こちらの世界のシルフィールの呪文に応じて。
   ルナの力。
   すなわち、赤の竜神の力を借りた、復活の呪文が。 
   繰り出されてゆき。
   暁色の、光が、ほのかに、二人を包んでゆく。
   「・・・・願わくば、我が前に横たわりしかのものに・・。」
   アメリアは、アメリアで。
   復活(リザレクション)の呪文を唱え。
   シルフィールもまたアメリアと同じく。 
   『復活(リザレクション)!』
   いって。
   ほのかな光が。
   倒れている、二人を包み込んでゆく。
   
   「・・・かなり、豪華な治癒ですね・・(汗)
     というか・・リナさん・・・その呪文は・・(汗)」
   リナが放った呪文の元に気づいて。
   汗流しているゼロス。
   「ああ、ここのリナね。
     応用力、かなりあるからねぇ。
      他にも、いろいとストック、あるわよ?」
   あたしの言葉に。
   「・・・・・・ま、いーとしますか。
     ここ、僕の世界でないですし(はあと)」
   それですませているゼロス。
 
 
   とくん。
   やがて、攻撃を受けた。
   二人の顔に、赤みが差してゆき。
   『う・・・・・。』
   完全にと完治してゆく。
   「どうやら、もう大丈夫そうですね。
    私、ゼルガディスさん達の応援にいきます!」
   いって。
   いまだに気がついてない、ゼルとシルフィールをリナ達に任せ。
   レゾと対峙するために残っている、ゼルガディスのもとにと。
   急いで戻ってゆく、アメリアの姿。
   「・・・リナ?」
   「・・・分かってる。あれには、あれが有効みたいよね?
     あ、エル、ユニットちゃん、御免だけど。
      この二人、気がつくまで、みててくれない?」
   いって。
   リナがあたしとユニットにといってくる。
   「いーわよ。」
   「祝福の剣、取りに行くんでしょ?(はあと)」
   あたしとユニットの言葉に。 
   多少驚きつつ。
   「・・・そこまでお見通しなの?」
   目を丸くしているリナ。
   「まあ、どうやら、異世界のリナさんは。
    リナちゃん同様か、それ以上にとんでもないようですわねv」
   にっこりという幼馴染であるシルフィールの言葉に。 
   「シルゥゥ!?どういう意味かしらぁ?んっんっんんんん??」
   ずいっと。
   迫っているリナの姿。
   何ともほほえましい光景であるけどね。
   「・・・ここの世界の魔王様とかも・・苦労しますね・・。
     リナさんが、ここまで力をもってるとなると・・・。」
   まあ、それでも、僕達の世界よりは・・ましですよね・・。 
   あぅぅぅ・・・。
   そうつぶやきつつ、なぜか、心で泣き言をいっているゼロス。
   「あら?ゼロスさん?どういう意味かしら?」
   「そうよねぇ?折角、このあたしがいるというのに(はあと)」
   「しくしくしく・・・・・。」
   「?とりあえず、よろしくね。早くいきましょ!シル!」
   そんな会話をしているあたし達に首をかしげつつ。
   フラグーンの樹の根っこによって、作られている、
   迷路のような通路を辿って、隠してある。
   というか、かつて、リナとシルフィールが。 
   幼いころに隠した、機の幹の中にと湛えられている、
   小さな湖にと出発してゆく、リナとこちらの世界のシルフィールの姿。
   「・・・・あの?リナさん?どうして、そこまで分かるのですか?」
   あたしの先ほどの台詞に、首をかしげているシルフィール。
   「それは、内緒(はあと)」
   ・・・一体・・・リナさんの正体って・・・・。
   それで、なぜか、頭を抱えているシルフィールの姿。



   「くっ!なかなかやりますね!」
   「・・・・あんたも、本気、だしてないだろ?」
   『レゾ』の放つ、魔法を。
   ことごとく、剣で吸収し。
   そのまま、彼にと戻してゆくガウリイ。
   その様子を呆気に取られてみているゼルガディス。
   「・・・・まあ、魔王にも勝つ腕だったからな・・あの旦那は・・。」
   そういいつつ、その額には、冷や汗一つ。
   「へぇ?ガウリイさんって、すごい剣の腕・・してるんですね。」
   その横で。 
   いきなり声がして。
   「うどわ!?アメリア?!いつの間に!?」
   かなり驚いているゼルガディス。
   「はい!どうやら、あの二人、もう大丈夫のようですので!
     こっちに参加しにきました!やはり、正義は、悪を懲らしめる!
      それが、王道です!」
   ガッツポーズをつけていうそのアメリアの台詞に。
   「・・・・・・どういう王道だ・・(汗)」
   つぶやくゼルガディスの声が。
   風にと溶け消えてゆく。
   
   ズドドド゛・・・・。
   「アァァメェェリィィィアァァ!」
   白い馬にのって。
   そんな、ガウリイとレゾが対峙している最中。
   勢いをつけて、やってくるフィル。
   白い公式行事の服装に身を包み。
   「あ、父さんだ!父さぁぁん!」
   その姿をみて。 
   手を振っている、アメリア。
   「おお!アメリア!無事だったか!」
   「父さん!」
   ひし!
   「・・・・・にてない!!!」
   思わず、目を点にして、叫んでいるゼルガディス。
   そして。 
   「うん?もう一人の、アメリアはどうした?」 
   きょろきょろとしつつ。 
   もう一人のアメリアがいないことに気付き。
   娘であるアメリアにと聞いているフィル。
   「それなら、あいつにやられて。今、治療中だ。」 
   ゼルガディスの言葉に。
   「何!?おのれぃ!かわいい、儂の娘に!
     ゆるさん!」
   「あ・・まて!」
   ゼルガディスが止めるのも聞かずに。
   

   ドドドド!
   「おのれぃ!かわいい、アメリアに、何をしてくれたぁ!
     儂は、正義を愛しているがゆえに、野蛮なことはせん!
      しかぁし!娘に手を出すとなると、話は別だ!」
    いいつつ。 
    馬に飛び乗り。
    ガウリイの剣と交えている、レゾの元にと向かってゆくフィルの姿。
   「お・・おい!フィルさん!こいつは!」 
   そんなフィルに、止めを入れているガウリイ。
   「ほう、どうなさるというのです?」
   いって。
   向かってくるフィルをみつつ。
   笑っている『レゾ』。
   「邪魔ですよ・・。」
   ぷわっ!
   「おっと!」
   その衝撃波によって。
   間合いをとっているガウリイ。
   ストン。 
   くるくると空中を回り。
   ゼルガディスとアメリアの元に。
   とりあえず一度戻ってゆく。
   が。
   ススタタタ!
   手綱さばきを見事にこなし。
   その衝撃波をかわしつつ。 
   『レゾ』の懐に飛び込んでいっているフィル。
   「この、サイラーグをこんなにしたのは、貴様か!?
    ならば、このフィリオネル、野蛮なことは嫌いがゆえに。
     正義の裁きを下すのみ!」
   そういって。
   馬にまたがったまま。
   飛び上がり。
   レゾにと向かっていっているフィル。

   「・・・・・何考えてるんだ・・お前のおやじは・・」
   何の武器も持たずに。
   突っ込んでいっているフィルをみつつ。
   あきれてつぶやいているゼルガディス。
   「父さん!さすがです!ふふ。すごいでしょう。」
   フィルに声援を送りつつ。
   ゼルガディスにいっているこちらの世界のアメリア。
   「・・・・こっちのフィルさんも無茶する・・。」
   そんなフィルをみて。
   額を押さえているガウリイ。 
   「邪魔ですよ・・。まったく。」
   苦笑し、術を放つが。
   「おのれ!説得に応じずに、呪文を放つとは、何事!」 
   素手で、その呪文を粉砕しているフィルの姿。
   「・・・・嘘だ!」
   それをみて。
   思わず、叫んでいるゼルガディス。
   「さっすが、父さんです!」
   きらきらと目をかがやかしているアメリア。 
   「・・な゛!?」
   続けざままに呪文を光速呪文で、重ねがけして放つものの。
   そのことごとくを拳で霧散させているフィル。
   しかも、素手で(笑)
   あきらかに、『レゾ』の瞳に、動揺が走り始めてゆく。
   「行くぞ!邪道に心を染めし、その心に。
     正義の裁きを!平和主義者クラァシュ!」
   ドゴッ!
   『・・・・・・お゛い゛。』
   「・・・・・ぐぅ!?」
   ザナッファーの瘴気の結界に覆われているというのに。
   その結果をものともせずに。
   『レゾ』の懐に、一撃を叩き込んでいるフィル。 
   うーん。
   楽しい(はあと)
   その様子をみて。
   なぜか、ガウリイとゼルガディスの声が一致する。 
   フィルに、胸に一撃くらい。
   体を九の字にと曲げているコピーレゾ。
   「・・・・・・く・・・この!」 
   目を怒りと、なぜか、驚きで見開きつつ。
   魔力を全開にして。
   衝撃波を放ち。
   フィルにそれを集中させてゆく。 
   ブワ!
   「おおおおおおぉぉ!!?」
   その衝撃波に、吹き飛ばされ。 
   「父さん!」
   「フィルさん!」
   「な゛!?」
   がしっ!
   飛ばされてきたフィルを受け止めている、アメリア、ゼルガディス、ガウリイ。
   三人の姿が見受けられているけど。
   「・・・・・大丈夫なのか?」
   「おのれ!いきなり、吹き飛ばすとは何事!」
   いいつつ、まったく無傷のフィルに。
   「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
     ・・・・・どういう体の構造・・してるんだ?(汗)」
   冷や汗かきつつ、突っ込んでいるゼルガディス。
   傍目から見ても。 
   今の、衝撃波は。
   どうみても、かなりの魔力と、衝撃があり。
   というか、自分達も、結界を張って、しのいだのに。
   何もしてない、フィルが無事なのには。
   かなり、驚きを隠せないゼルガディスだし。
   「・・・・・・まあ、多分・・・。
     というか、確実に・・ここの、フィルさんも・・・・。
      干渉・・してるようだな・・あれらは・・。」
   いいつつ。
   あたし達がいるフラグーンをちらりとみているガウリイ。
   あら。
   よくわかったわねv
   まあ、少し違うのは。 
   干渉してるのは、あたしだけだけどねv
   だって、その方が、楽しいしv
   無傷のフィルを確認し。
   「・・・・認めない!なぜだぁぁ!?」 
   なぜか、半狂乱にとなりかけているコピーレゾ。
   「・・・気持ちはわかるな。」
   「人間、何事も、悟りが大切なんだがなぁ。」
   そういって。 
   しみじみといっている、ゼルガディスとガウリイ。
   「父さん、ここは、ひとまず。テスラ姉さんが気になりますから。」
   アメリアの言葉に。
   「おお!そうだな。もう一人のアメリアが気になるな!
    よし!アメリア!案内しろ!」
   「はい!」
   意気投合している、この親子。
   なかなか楽しめるわよねv
   
   「なぜ・・なぜ・・・・なぜだぁぁぁぁ!!」
   ごうっ!
   叫びとともに。
   瘴気の渦と、魔力が高まり。
   その足元から、消滅させていっている『レゾ』
   なぜか、今の、フィルの一件で。
   ダメージ受けてるようだけど。
   まさか、素手で、懐に入りこまれるとは。
   夢にも思ってなかったみたいねv
   まあ、フィルだしね(はあと)


   レゾの叫びとともに。
   瓦礫が、吹き飛んでゆき。
   辺りは、瓦礫の山から、荒野にと変わって行く。


   ピチャン。
   「あれは、魔族が合成されているし。
     瘴気を吸収する、この祝福の剣なら。
      対抗手段、あるわよね?」
   リナの言葉に。
   「思い出すわね。リナちゃんと、二人で、これを隠したとき。」
   いって、過去を懐かしんでいる、こちらの世界のシルフィール。
   「まあねぇ・・・・。あの当時・・・あたし、まだ三歳だもんね・・。」
   「わたくしは、六歳ですわね。」
   いいつつ。
   樹の幹の中の、洞の中に。
   年月をかけて、出来ている、湖の上を。
   歩いている二人の姿。
   その湖の中心に。 
   一つの剣が浮かんでいる。
   これこそが、この神聖樹の分身である。 
   祝福の剣(ブレス・ブレード)。
   それをしっかりと握り締め。
   リナとシルフィールは。
   元きた道を戻ってゆく。



   「・・・・おのれ!儂のかわいい娘を!
     こんな目に合わせおって!」
   傷はいえているものの。
   いまだに気絶したままのアメリアをみつつ。
   叫んでいるフィル。
   あの後。
   ゼルガディスが、ダークミストを唱え。
   叫ぶフィルを連れて。
   面白いことに、フィルが乗っていた馬は。
   二本足で走って、一緒にここに来ていたりするけども。
   「・・・・・あんたの娘というか・・。
     違う世界の娘だろうが・・。」
   その言葉に突っ込んでいるゼルガディス。
   「あ・・・あの?それはそうと?
     何か、怒りの波動がびしびしと、外から感じられるのですが?」
   外から、感じられる、怒りの波動を敏感にと感じて。
   シルフィールがそうつぶやくと。
   「・・・・おそらく、コピーの波動だろ・・・。
    何しろ、このおっさん・・
     ・・・・素手で、コピーに殴りかかって、成功したし・・。」
   疲れたようにいっているゼルガディスの言葉に。
   「・・・・・・うそ(汗)」
   額に一筋汗を流しているシルフィールの姿。
   そのゼルの言葉に。
   ゼロスも汗を流しつつ。
   「・・・・そ・・それは・・また(汗)」
   ひくひくと、声がなぜか震えているし。
   「だって、フィルだもんねぇ。」
   「そうね、フィルさんだし。」
 
   あたしとユニットのその言葉は。
   なぜか、脂汗流している、ゼルガディス、シルフィール、ゼロスには。
   さらに追い討ちをかける結果としかなってないけど。 
   ガウリイは、どうやら、納得して。
   あまり気にしてないけど。
   ちょっと、面白くないわね。
   
   
   タタタタ・・・。
   祝福の剣をもち。
   リナ達二人は。
   くねっている、道を進んでゆく。

   さぁて、楽しくなってきたじゃないv
   
   
                        −続くー

####################################

  あとがき:
     薫:あはははは(汗)
       二度ねして起きたら・・・十二時・・・あはは(汗)
       というわけで。26日内の、打ち込み・・できてないです。
       しかも・・ああ!
       ページの壁紙編集してたら、夜中の十二時すぎてるしぃ!!(汗)
       しくしくしくしく・・・・・。
    エル:なんか、どんどん、
       あたしが活躍してないのは・・どうして?(はあと)
     姫:私も活躍してない・・というか、出番がないし!!
     薫:あはは(汗)
       とりあえず、今、お二人は、完全に傍観主義と化してます(汗)
       だって・・・・動いたら、すぐに終わっちゃう(こらこら!)
     姫:あら、少しは楽しむわよv
    エル:そうそうv
     薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・。(ノーコメント)
       とりあえず。
       アニメでは、仮死状態になるの。
       リナでしたけど。
       アメリアと、ゼルにしてみました!(かなりまて!)
       何気に、ラブラブ、ゼルアメ一直線!
       ああ・・・ガウリナが少ない・・・・(かなり問題!)
       というわけで(何が?)
       この話、24話と25話がごっちゃになってます(まてまて!)
       さぁぁて、あと、アニメでは、あと一話v
       しかぁぁし!どうやら、一話で終わる気配なし!(まてぃ!)
    エル:ともかく!あたし達を活躍させなさい!
     薫:ど・・努力は・・・・します・・多分・・・。
     姫:へぇぇぇぇぇ(はあと)
     薫:そ・・・・その、塊は・・・エル様!?菫ちゃん!?
       い・・いやぁぁぁあ!

   ―バシュ・・・・。


    エル:それでは、どこかに消滅した薫はほっておいてv
     姫:また次回であいましょうv
  エル&姫:それではvv


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24050もうそろそろ終わりですね…。(−−)にゅーよーく E-mail 2002/12/27 22:42:36
記事番号24033へのコメント

こんばんわ。
なぜ塾に行ってるのか最近謎です。
今度は父が中国語(byNHK)のビデオよこで見てるにゅーよーくです☆

感想。

>    「おや、決まっているでしょう?  
>     所詮、どう頑張っても、コピーはコピーとしてしか、
>      見てくれないのであれば。
>       この私が、私である、証として。
>        レゾを倒した、貴方たちを倒し、私としい人物を、
>         認めてもらうためですよ。
>          オリジナルを超えた、私自身として・・ね。」

コピーとしてしかみてもらえないのは…つらいですね。
自分は自分なんだって感じです。(−−;)

>   「目的の達成のためなら、私は、手段は選びませんよ?
>    もし、打たないというのであれば。
>     そうですね。この場で、魔力を全開にして。
>     この国ごと、吹き飛ばしますが・・どうします?リナさん?」


『力』の強さに『心』の強さが負けてます。
自分を認めてもらいたいのはわかるけどやりすぎると後で後悔しますよ…。

>   「大丈夫です・・・だいじょ・・。」
>   こぶ・・。
>   なぎ払われた、横腹から。
>   とめどもなく流れ出る血が。 
>   大地を染めてゆく。

あああっ!
アメリアになんてことをっ!

>   一人で、挑んできたゼルに向かって、解き放つ。
>   「・・・ぐわっ・・」
>   ドサ・・・。
>   冷静さを失っていたゼルは。
>   そのまま、その攻撃を直接にうけて。
>   その場に倒れてゆく。

こんな状況で冷静な人間の方が信じられませんけど…。
怒ってこそ人間らしいっていえます。

>   「光と闇とその狭間 全てを創りし母なる海よ 
>     我の願いを聞き届け 母なる御手に 戻りゆかんとする
>      我が目の前のそのものに その慈悲の力を持ってゆかん!
>       深遠極復活(アビスナディア)!」
>   リナのつむぎだす呪文に応じて。
>   深遠の要する、母なる闇が。
>   ゼルとシルフィールの体を包んでゆく。
>   これも、あたしの力の応用。 
>   あたしの力の一部である、深遠の闇を利用した復活呪文。

リナすごいですね…。
でも治療呪文ってリナの柄じゃないような…イメージ的に。(まて)

>   「暁と光を司り 世界の光を司りし存在よ
>     その暁の龍の力もて 我が目の前によこたわりしかのものに 
>      その力をあたえたもう!
>       暁極光治(ルナテック・セクション)!」
>   こちらの世界のシルフィールの呪文に応じて。
>   ルナの力。
>   すなわち、赤の竜神の力を借りた、復活の呪文が。 
>   繰り出されてゆき。
>   暁色の、光が、ほのかに、二人を包んでゆく。

シルフィールもすごい…。
やっぱりこっちの世界のほうが…。(こら)

>   復活(リザレクション)の呪文を唱え。
>   シルフィールもまたアメリアと同じく。 
>   『復活(リザレクション)!』

復活がしょぼく見える…。(まて)

>   「・・・かなり、豪華な治癒ですね・・(汗)
>     というか・・リナさん・・・その呪文は・・(汗)」

本当豪華ですね…。

>   「・・・・・・どういう王道だ・・(汗)」

アメリア的王道。

>   が。
>   ススタタタ!
>   手綱さばきを見事にこなし。
>   その衝撃波をかわしつつ。 
>   『レゾ』の懐に飛び込んでいっているフィル。

つっこむ気がカケラもないです。(^_^;)
なんかもおフィルさんだしって感じ。

>     ・・・・・どういう体の構造・・してるんだ?(汗)」
>   冷や汗かきつつ、突っ込んでいるゼルガディス。

…フィルさんだから…。。−(。−)

>   続けざままに呪文を光速呪文で、重ねがけして放つものの。
>   そのことごとくを拳で霧散させているフィル。
>   しかも、素手で(笑)

………。

>   「・・・・認めない!なぜだぁぁ!?」 
>   なぜか、半狂乱にとなりかけているコピーレゾ。
>   「・・・気持ちはわかるな。」
>   「人間、何事も、悟りが大切なんだがなぁ。」

フィルさんだからって言う以前にL様だし…。

>   面白いことに、フィルが乗っていた馬は。
>   二本足で走って、一緒にここに来ていたりするけども。

二本足!?

>   「・・・・おそらく、コピーの波動だろ・・・。
>    何しろ、このおっさん・・
>     ・・・・素手で、コピーに殴りかかって、成功したし・・。」
>   疲れたようにいっているゼルガディスの言葉に。

未来のお父さんになんてことをっ!

それでは。
あの…何かゼルアメに負けてるんですけど…。
ガウリナ。
私のかんちがいだったらすいません。(イヤミ)
さあ今日はたくさん寝るぞっ!なにゅーよーくでした☆


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24054まけてます(自覚はある)かお E-mail URL2002/12/28 00:22:32
記事番号24050へのコメント

こんにちわ。またまたどうもv
>こんばんわ。
>なぜ塾に行ってるのか最近謎です。
塾・・私は、英語のためだけに。
理科、数学、英語を教えていた塾に通ってましたv
>コピーとしてしかみてもらえないのは…つらいですね。
>自分は自分なんだって感じです。(−−;)
そして、狂ったらしゃれになんないですけどね。
自分は自分、そう割り切れなかった彼なのです。
>『力』の強さに『心』の強さが負けてます。
あ、分かっていただけましたか!?わわぁぁいv
いやぁ、アニメでは、映像で、それ表現されてた(そう感じた)けど・・。
文章は・・・(改めて難しいと実感・・)
>自分を認めてもらいたいのはわかるけどやりすぎると後で後悔しますよ…。
まず、目的しか見えてない現状ですし・・・。
後悔、先にたたず。です。(それをコンセプト)
>>   とめどもなく流れ出る血が。 
>>   大地を染めてゆく。
>あああっ!
>アメリアになんてことをっ!
アニメでは、これはリナ(汗)
>>   冷静さを失っていたゼルは。
>>   そのまま、その攻撃を直接にうけて。
>>   その場に倒れてゆく。
>こんな状況で冷静な人間の方が信じられませんけど…。
>怒ってこそ人間らしいっていえます。
ですよね。
何気に、リナがやられて、ガウリイが絶叫する、アニメのシーンv好きですv
>>   あたしの力の一部である、深遠の闇を利用した復活呪文。
>リナすごいですね…。
>でも治療呪文ってリナの柄じゃないような…イメージ的に。(まて)
ルナの関りで覚えたのです・・。
何回、瀕死になりかけたことか(まて)
>>   すなわち、赤の竜神の力を借りた、復活の呪文が。 
>>   繰り出されてゆき。
>>   暁色の、光が、ほのかに、二人を包んでゆく。
>シルフィールもすごい…。
>やっぱりこっちの世界のほうが…。(こら)
しかし、使えるのは、リナとシルフィールのみという(こらこらこら!)
やっぱり、これもルナ絡みです(おーい!)
>>   復活(リザレクション)の呪文を唱え。
>>   シルフィールもまたアメリアと同じく。 
>>   『復活(リザレクション)!』
>復活がしょぼく見える…。(まて)
・・・ヴ(汗)実は、打ち込んでいる最中・・・・。
復活(リザレクション)のカオスワーズ・・途中をど忘れして(実話)
調べるのが面倒だったので(まて!)省いたのです。カオスワーズ(汗)
>>   「・・・かなり、豪華な治癒ですね・・(汗)
>>     というか・・リナさん・・・その呪文は・・(汗)」
>本当豪華ですね…。
豪華も豪華v精霊魔法に、ルナの魔法に極めつけはエル様魔法v
>>   「・・・・・・どういう王道だ・・(汗)」
>アメリア的王道。
そのとおりぃv(・・・・セイルーン・・・だいじょーぶか!?)
>>   その衝撃波をかわしつつ。 
>>   『レゾ』の懐に飛び込んでいっているフィル。
>つっこむ気がカケラもないです。(^_^;)
>なんかもおフィルさんだしって感じ。
フィルさんですしね・・・・。(右に同じく)
>>     ・・・・・どういう体の構造・・してるんだ?(汗)」
>>   冷や汗かきつつ、突っ込んでいるゼルガディス。
>…フィルさんだから…。。−(。−)
本当に、疑問ですよね。
弟たちは、まともなのに(まてぃ!)
>>   続けざままに呪文を光速呪文で、重ねがけして放つものの。
>>   そのことごとくを拳で霧散させているフィル。
>>   しかも、素手で(笑)
>………。
何しろ、アメリアとナーガの父親だし・・・。(それでいーのか?)
>>   「・・・気持ちはわかるな。」
>>   「人間、何事も、悟りが大切なんだがなぁ。」
>フィルさんだからって言う以前にL様だし…。
気持ちがわかる、というのが、フィルさんを指してます。
んでもってガウリイの悟りというのが、エル様ですv
まあ、エル様がいますしねぇ・・・・・。(現実逃避)
>>   面白いことに、フィルが乗っていた馬は。
>>   二本足で走って、一緒にここに来ていたりするけども。
>二本足!?
結構お勧めですよvあの映像はv(爆!)←アニメでは、フィルを横だきにしている、この馬・(笑)
>>   「・・・・おそらく、コピーの波動だろ・・・。
>>    何しろ、このおっさん・・
>>     ・・・・素手で、コピーに殴りかかって、成功したし・・。」
>>   疲れたようにいっているゼルガディスの言葉に。
>未来のお父さんになんてことをっ!
あはははは(汗)
>それでは。
>あの…何かゼルアメに負けてるんですけど…。
>ガウリナ。
・・・・・まけてますねぇ・・・・。
というか・・。
この設定・・・・リナには出来ないからなぁ・・。
(何しろ、リナ、無関係に結界貼ってくれるカオスストーンなんかもってるし・・)
うう・・。
でも、一応!(こらこらこら!)ガウリナも入れてる・・つもりなのよぉ!
(文才のなさです・・)
>私のかんちがいだったらすいません。(イヤミ)
いえ。勘違いでないです。そのとーりです(土下座)
>さあ今日はたくさん寝るぞっ!なにゅーよーくでした☆
いいなぁ・・。
私は、明日は早起きしなきゃ・・・。
それでは、いつも、本当にありがとうございました!
追伸:メール、さんくすですv
あと、書き忘れてましたが・・。
わたしの周りにも・・・スレファン・・・いません!(涙)
アンジェファンはいるんですけどね・・しくしくしく・・。
それでは、毎回いつも感想、ありがとうございます。
それでは失礼いたしますのですv

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24053スレイヤーズフォーエバー第25話かお E-mail URL2002/12/28 00:05:14
記事番号23888へのコメント


   こんにちわぁ♪
   さて・・・・・。
   最後までいけるでしょーか?
   というか、前回、自分で打ち込んでおいて何だけど・・・。
   感想。
   フィルさん・・・・あーた、本当に人ですか?(爆!)
   アニメでは、あっさりと、弾き飛ばされてましたけど・・。
   しかし、足をくじいただけだったし・・・・(笑)
   フィルさんの、頑丈さ・・どこまですばらしいのか(爆!)
   気になる私ですv
   それでは、いっきます!
   ついに(多分)コピーとの決着!
   んではでは!!!

####################################


    スレイヤーズフォエバー 第25話      〜決着(多分)〜




   ごぅ・・・・。
   「出てきなさい、出てこないのなら、全てを焼き尽くしますよ?」
   いいつつ。
   両の手と。
   そして、口と。
   額にある、三つ目の口にて。
   四つの呪文を操りながら。
   『レゾ』がいいつつ。
   神聖樹・フラグーンを焼き払ってゆく。
   焼き払われつつ、それでいて、『レゾ』から発せられる、瘴気にて。
   焼き払われつつも、成長しているフラグーン。
   ミシミシミシ・・。
   音が、静かに、樹の洞の中にいる、あたし達にときこえゆく。
   「何ですか?この音?」
   こちらの世界のアメリアの疑問に。
   「説明しましょう。これは、フラグーンが、瘴気を吸って、
    成長している証です。つまり、攻撃をうけつつ、
     成長している。そういうことですね?(はあと)」
   にこにこと。
   にこ目のまま、説明しているゼロスに対して。
   「フラグーンの、力の源は、瘴気ですからね。」
   うなづいて、壁といか、樹の幹に手を当てている、シルフィール。
   「そういえば、どうして、ゼロスさん、栄養にならないんですの?」
   最もな疑問を投げかけるシルフィールに。
   「いやですねぇ。シルフィールさん。
     僕クラスの瘴気、吸ったりしたら、あっさりと。
      フラグーンははぜ割れちゃうじゃないですか?(はあと)」
   はっはっはっ。
   笑いつつ、答えているゼロス。
   「というか、ゼロスは、今、そうならないように。
     自分に結界かけてるしね。」
   今だに目覚めない、アメリアとゼルに。
   その額に、濡れたタオルを置いているのを取り替えつつ。
   いっている、ユニット。
   「そういえば、ゼロスは、この樹にとっては。
    いい、ご馳走だよなぁ。」
   のほほんというガウリイに。
   「パシリ魔族のくせにねv」
   「エル様ぁ・・・ガウリィさぁぁぁぁん(涙)」
   情けない声を出しているゼロス。
   「でも、アメリアもゼルも、無茶するわよね。
     ただの、人間で、攻撃、直接に受けるなんて。」
   あたしの言葉に。
   『・・・・リナ(さん)、それって、
     リナ(さん)が、人間でないような言い方です(なんだが)(汗)』
   きっちりと、声を重ねている、シルフィールと。
   こちらの世界のアメリアとゼルガディス。
   「だって、エルだし。」
   それで、済ましているガウリイ。
   「・・・エル様ですもんね・・・。」
   つぶやくゼロスに。
   「まあ、あの程度なら、霧散させないと。あの威力程度だったら。
     あとは、術の発動をその前に防ぐか(はあと)」
   にっこりと、会話に参加したユニットの言葉に。
   『無理です(だろ)それは(人には)。』
   同時に。
   ゼロス、ガウリイ、アメリア、ゼルガディス、シルフィールの声が。
   一致する。
   『う・・・・。』
   そんなほのぼのとした会話をしていると。
   アメリア達が、うめき声を上げて。
   うっすらと、目を開けてゆく。
   「おおお!アメリア!大丈夫じゃったか!?」
   がしっ!
   いきなり、目が覚めた、アメリアに抱きついているフィル。
   「あ・・あれ?私・・一体?」
   自分に何が起こったのか、理解がよくできてないアメリア。
   と。
   「う・・・う・・・はっ!アメリア!?」
   「はい!」
   目が覚めると同時に、アメリアの名前を呼ぶゼル。
   その言葉に、思わず返事しているアメリア。
   「・・・・よかった!どこも、怪我は!?
     体は、何ともないか?」
   フィルから、開放されていたアメリアは。
   今度は、ゼルにと抱きつかれて。
   真っ赤になってゆく。
   「ゼゼゼ////」
   「・・・・・ま、まあ、無事で何よりだな。」  
   その様子をみて、照れつつ。
   いっているゼルガディス。
   「アメリアさん!」
   がしっ!
   真っ赤になって、ゼルから離れたアメリアに。
   今度は、シルフィールが抱きついてゆく。
   
   「おまたせぃ!」
   「あら、お二人とも、目が覚めましたのですわね!」
   リナのその手に、見慣れない剣をもち。
   あたし達の元にと戻ってくるリナと、こちらの世界のシルフィール。
   「おや、祝福の剣ですねぇ(はあと)」
   にっこりと、それをみていうゼロスに。
   「へえ。さすがは、くさっても、いくら、便利なアイテムとなってても。
    魔族なのね。」
   「リィィナァァサァァン(涙)」
   「そうですわね。いくら、そちらのリナさんに、こきつかわれて。
     魔族ともいえないような人だとしても。
      知識は豊富ですのね。」
   これまた、止めをさしている、こちらの世界のシルフィール。
   「うう・・・どうせ・・・どうせ・・。」
   その言葉に。
   隅にいって、人魂オプションつけて、
   地面にのの字をかいて。
   いじけ始めるゼロス。
   「ゼロス、何を今さら。最もなことでいじけていてどうする?」
   にこにこと。
   慰めているつもりのガウリイ。
   「そうですよね。いつも、リナさんに、使いパシリにされてますけど。
    ゼロスさんって、一応、魔族なんですよね。」
   ぐさっ。 
   アメリアの言葉に、さらに傷ついているゼロスに。
   「アメリア、それをいうなら。
     今は、ゼロスは、完全に、リナのアイテムだぞ?」
   きっぱりと言い切っているゼル。
   「しくしくしくしく・・。」
   その言葉に。
   さらに、どんよりといじけているゼロスの姿。
   「ええい!うっとうしい!」
   どすっ!
   虚空から、取り出した、スコップで。 
   そんなゼロスの頭を勝ち割っておく、心優しいあたし(はあと)
   『・・・・・・・・。』
   それをみて、なぜか、汗をかいている、ユニット以外の全員。
   「と・・とりあえず。これから、どうしますか?リナさん?」
   見なかったことにして。 
   隅に、だくだくと、血を丁寧に流して、転がっている物体を無視して。
   あたしに聞いてくるアメリア。
   「そうねぇ。リナはどうしたい?」
   あたしの言葉に。
   「ききまってるじゃないのよ!
     このあたしに、喧嘩をふっかけてきた以上!
      みっちりと、後悔させてやる!
       姉ちゃんもいってるし!やられたことは。
        未遂だとしても、最低でも、千倍にして、やり返せって!」 
   拳を握り締めて、言い切るリナの言葉に。
   『・・・・・・・・・・・・・・・・。』
   しばし、無言になっている、シルフィールたち。
   「それに。一応、エル達は、ここの住人じゃないし。
     こっちの世界のことは、自分達で決着をつける!
      それが、道理でしょ?」
   にこ。
   にっこりと笑ったリナに。
   約一名、その笑顔に見とれているガウリイの姿。
   「そうです!リナさん!
    今こそ、正義のこちらの世界の仲良し四人組みで、
     悪を叩きのめしましょう!」
   目をきらきらとさせていうこちらの世界のアメリアの言葉に。
   「・・・ちょっとまて・・・・。誰のことだ・・それは(汗)」
   その台詞にいやな予感がしたらしく。
   汗を流して、つっこんでいるゼルガディス。
   「決まってます!リナさん、ゼルガディスさん。私。
     それに、ガウリイさんです!」
   「ちょっとまてぃ!
     ガウリイは、こっちの世界の住人じゃないでしょうが!」
   違うところを突っ込んでいるリナ。
   「大丈夫です!きっと、絶対にこちらの世界の住人になりますから!
     リナさんがいる限り!」
   「おう。俺はすでにそのつもりだぞ(はあと)」
   言い切るアメリアの言葉に。
   同意しているガウリイ。
   「それこそまて!何で、あたしがいる限りなのよ!」
   「・・・・・リナさん、本気でいってるんですか?」
   リナの言葉に。
   つっこみを入れるシルフィール。
   「だから、何で?」
   『・・・・・・・・・鈍っ!』
   「あたしの、どこが鈍いのよぉぉぉ!!」
   声を重ねて、全員の声が一致するので。
   リナが、それに抗議してくるし。
   本当、楽しいわv
   「俺は、そんなものになったつもりはないが・・。」
   つぶやいている、ゼルガディスの意見も聞かずに。
   一人、盛り上がっている、こちらの世界のアメリアをみつつ。
   ぽん。
   そんな彼の肩に手を置くゼル。
   「・・あきらめろ。どう転んでもアメリアだ。
     言っても、無駄だ。」
   「・・・・・・・・・ずいぶん変ったタイプだな・・。
     あれで、本当に、セイルーンの王女か?(汗)」
   つぶやくゼルガディスに。   
   「・・・それをいうな。アメリアの姉はもっと、とんでもないぞ?」
   溜息つくゼル。
   「?」
   「まあ、そのうちに、分かるさ。ま、がんばれ。」
   首をかしげるゼルガディスに、声援を送っているゼルだし。
   その傍らというか、視線の先では。


   「だから、何で、あんたは、ここに残るとかいってるのよ!」
   「だから、リナの側にいたい(はあと)からv」
   「だから、何でよ!
     あ、それとも、それをあたしにくれる(はあと)んで、
      残ってくれるとか(はあと)」
   いまだに諦めてないリナの台詞に。
   「ま、同じようなものだなvおまけもついているがな(はあと)」
   「?おまけ?」
   「おう!俺!(はあと)」
   「おまけはいいから、それだけちょうだい(はあと)」
   「俺とセットでないと、却下v」
   「・・・・だから、何でよ?」
   言い合っている、リナとガウリイ。


   「・・・・・・ここまで、鈍いとは・・・。」
   そんなリナをみつつ。
   つぶやくこちらの世界のシルフィールに。
   「シルフィールさん、知らなかったんですか?」
   問いかけている、アメリア。
   「ええ。今まで、リナちゃんに言い寄る男性とかはいましたけど。
    ここまで、いろいろと、アプローチされても。
     気付かないリナちゃんって・・・・・
      ま、リナちゃんらしいですけど・・。」
   リナをみつつ、言っている、こちらの世界のシルフィール。
   大概。
   それとなく、告白とかしても。
   リナ、気付かずに。
   そのまま、友達として付き合うというか、知り合いのまま。
   というのが、今までの成り行きだったからね。
   面白いことに、リナに言い寄る男性には。
   ルナの見定めの実験とか。
   リナの父の品定めとか。
   あったりして。
   大概の男は、それで、挫折してるのが現状なんだけど。
   かなり、大切にしているからねぇ。
   ここの世界のルナ。
   リナを(はあと)
   リナがらみだと、どこまでも暴走するしね。
   まあ、リナの父もそうだけど。
   それは、リナの母が、押し止めるし。
   ・・・・ピクリ。
   シルフィールの台詞を捕らえたガウリイはといえば。 
   ・・・・・そいつ、殺す。
   今までに、リナに行為を持った、異性に対して、嫉妬を燃やしているけども。
   まあ、そこはそれ。
   
   結局、まあ、おまけも一緒で。
   そのうちにくれるっていうんだから。
   まあ・・いっか。
   一応、こいつ、剣の腕、かなりいいみたいだしv
   無料のボディーガードと思えばいいわよねv 
   それで済ましているリナ。
   その意味をまったく理解してないけども。
   それこそ、ガウリイの思う壺なんだけど(笑)


   「とりあえず。あたしは、このブレス・ブレードで。
    あいつに立ち向かうわ。
     エルとユニットちゃんは。フィルさんを安全な場所にお願い!
      んで、ガウリイは、アメリア達の呪文を。
       その、光の剣で、増幅して、あのコピーのやつにとぶつける!
        シル!サイラーグの仇・・とらせてあげるわ!」
    リナが、着々と指示をだし。
    それに伴い。
    作戦が練られてゆく。



    いーい!?
    ガウリイは、ともかく。
    あいつを樹の懐にまで追い込んで!
    リナから、直接に。
    言われたので。
    かなり、顔が綻んでいるガウリイ。
    「・・・・みてられないな。その顔・・。」
    「ガウリイさん、頑張ってくださいね。
      どうやら、道のりは遠そうですから。」
    「大丈夫です!テスラ姉さん!
      テスラ姉さんたちが元の世界に戻っても! 
       この、私が、責任をもって、きっと、二人をくっつけてみせます!」
    一人、やるきになってるこちらの世界のアメリア。
    そして。
    くるり。
    ムキを変えて。 
    「ということで(はあと)ゼルガディスさんも。
     手伝ってくださいね(はあと)」
    「・・・・何で俺がぁぁ!」
    完全に、アメリアのペースに巻き込まれている、ゼルガディス。
    「・・・・なし崩しに、惚れるな・・このペースだと・・。」
    そんなこちらの自分の姿をみつつ。
    自分の経験から、ふと、そんなことを漏らしている、ゼルの姿。
    
    「やっとでてきましたね?」
    樹から、離れた場所で。
    呪文を放っていた『レゾ』は。
    ようやく、樹から、出てきた、リナ達をみて。
    うれしそうにと声を上げる。





    「なあ、本当にいいのか?
      かわいい、儂ににてか弱いアメリア達に、何かあったら。
       儂はじっとしておられん!」
    今にも、飛び出そうとするフィルを。
    「まあまあ。ここは、リナ達を信じましょ(はあと)
      大丈夫よ。死ぬようなことはないから(はあと)」
    にっこりと。 
    やんわりと押し止めているユニット。
    少し離れたその一角というか。
    安全な場所。 
    というので。
    様子を水晶にと映し出しつつ。
    フィルにもみせている、あたし達。
    「それはそうと・・・フィルさん?
      どうして、こちらにこられたのですか?」 
    今だに、頭にスコップをなぜか突き刺しているままの、ゼロスが。
    疑問に思っていたらしく。
    フィルにと聞いてゆく。
    「おお。そのことか。
      実はな。サイラーグが消滅した。と聞いてナ。
       かわいい、娘たちに何かあってはと、急いで、駆けつけたしだいじゃ。」
    そういうフィルの台詞に。
    「あら、ちょっと、今、少しばかり、混乱してるのに?」   
    くす。
    軽く笑って、あたしがいうと。
    「ほう、エル殿は、我がセイルーンで、何が起こっているのか。
      ご存知なのか?離れているのに?」
    感心しているフィル。
    「そりゃねぇ。」
    ユニットがそういい。
    互いに、あたしと顔を見合わせてくすりと小さく笑う。
    
   
    「ほう、やっと、その気になってくれましたか?
      どうです?ギガスレイブを放ってくれるのですか?(はあと)」
    にこにこと。 
    目を閉じたままで。
    リナ達にと言っている『レゾ』に大して。
    「冗談。あんたなんかに、『金色の王』の力の呪文は、もったいないわよ。
      あんたには、これで十分!」
    いって。
    すちゃり。
    祝福の剣を構えるリナ。
    「こまりましたねぇ。ならば、全員、この場で殺してさしあげましょう。
      そうすれば、いくらなんでも、唱えてくださるでしょうしね(はあと)」
    リナの言葉に、薄く目を見開いて。
    「では・・・次は誰にしましょうか?」
    いって、次に攻撃を仕掛ける相手を選んでゆく。
    「ふん。今度は、そうはいかないわよ!
     各自、作戦通りに、散って!」
    リナの言葉と同時に。
    ババっ!
    作戦を立てたとおりに。
    それぞれにその場から、飛びのいて。
    各自、作戦を実行してゆく。
    「行くぞ!ガウリイ!」
    「おう!」
    ゼルの言葉に応じて。
    ガウリイが、走りつつ、ゴルンノヴァの形態にし。
    ぽつりと。
    「いいか?かなり、増幅しないと。
      金色の王、つりまは、エルに、何かされても、俺は知らないv
       からなv」
    剣に向かって走りつつ、つぶやくガウリイ。
    ・・・・・・ヒィィィィ!
    そのガウリイの言葉に。
    なぜか、かなり、恐怖の感情を撒き散らしているゴルンノヴァ。
    ―ままままままままままさか(汗)―
    テレパスで、ガウリイにと、その台詞が入ってゆくが。   
    「何だ?気付いてなかったのか?」
    ―いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!―
    ガウリイの台詞に。 
    なぜか、パニックになって、一応、魔族なのに。
    死に物狂いになっているゴルンノヴァ。
    そんなに、驚かなくてもいいじゃないのよ!
      

    ゼルガディス二人と、アメリア二人が放ったラティルトを。 
    ゴルンノヴァを媒介にして。
    威力を数千倍にまで押し上げて。 
    そのまま、『レゾ』にと叩き込んだその直後。
    ガウリイが、『レゾ』の懐にもぐりこんでゆく。


    「・・・・ぐわっ!」
    バシュ!
    ガウリイが投げた、ラティルトによって。
    その身にまとっていた、残留思念の殆どを。
    消滅させていたりする『レゾ』
    は。
    その衝撃波で、額から、血を流しつつ。
    きっと、向かってくる、ガウリイを見据えてゆく。
    「き・・・貴様ら!」
    すでに、ゆとりがなくなってきている『レゾ』は。 
    ともかく。
    今の彼には、勝つことしか頭になく。
    カンカンカン!
    ガウリイに押されて、フラグーンの根元に、誘導されていっている。
    ということには、微塵も気付いていない。
    ・・・・かなり情けないわね。
    ゴルンノヴァもゴルンノヴァで、もてる力の全てを。
    ガウリイにゆだねているし。
    しかも、あたしに対して、恐怖をもちつつ。
    だから、どうして、そんなにこの心優しいあたしを恐れる必要があるのよ!
    ・・・・後で、お仕置き決定(はあと)
    ついでに、上司にも責任があるv
    ということで。
    今晩にでも、ユニットと一緒に、部下Dのところにでもいきますかv
    うーん、我ながらナイスアイデアv
    

    数分もたたないうちに。
    あっという間に、『レゾ』は。 
    樹の根元にと、ガウリイによって追い詰められてゆく。

    
    「な゛!?力が!?」
    樹の幹に、体が触れると。
    その体に取り込まれている、魔族の瘴気と。
    ザナッファーの瘴気が、フラグーンにと吸収されてゆき。
    思うようにと動けなくなってゆく、『レゾ』の姿。
    「あんたは、二つの間違いをおかた!
      一つは、命を何とも思ってないということ。
       そして、もう一つは、このあたしに喧嘩を売ったことよ!」
    いって。
    ドスッ!
    リナが、戸惑っている、『レゾ』の胸に、
    フラグーンを突き立ててゆく。
    ドッ!  
    そのまま、勢いよく、フラグーンにと貼り付けになる、『レゾ』。
    「くっ!こんなもの!」
    それを手で抜き取ろうとするが。
    「シル!シルフィール!今よ!」
    リナの声とともに。

    「はい!」
    『復活(リザレクション)!』
    二人、同時に、待機していた、シルフィールたちが。
    フラグーンにと向かって、復活の呪文をとなえてゆく。
 
    ザワ!
 
    樹が、瞬く間に。
    その力を得て、再生しようとしていくが。
    樹の糧はといえば。
    瘴気。
    そして。
    手近にあり、しかも、自らの分身でもある、祝福の剣が貫いている、
    てっとりばやい、栄養確保でもある―『レゾ』。
    

    「・・・・これは・・・・。」
    ゼルガディスのつぶやきに。
    「樹が、瘴気を吸って生長しているのよ。」
    淡々と話す、リナの前で。
    体から、瘴気を抜かれてゆき。
    瞳を恐怖に見開いて。
    「ねえ、私は、オリジナルを超えたでしょぅ?そうでしょ!?」 
    狂ったようにと叫んでいるその姿に。
    「・・・・貴方は、オリジナルのレゾを超えて。
     何がしたかったのですか?」
    そんな、彼の横にいき。
    目線を同じにして、聞いているこちらの世界のシルフィール。
    そこにあるのは、哀れみ。
    「・・・・何をしたかったのか?」
    その言葉に、今更ながら。
    自分が、オリジナルを超えることしか考えてなかったことに気付く。
    そして・・。
    「・・・・私は・・・そうか・・。
      オリジナルを超える、それだけしか考えてなかったから・・。
       負けるのですね・・。」
    いって。
    初めての涙を流してゆく『レゾ』


   ザワ!

   やがて、『レゾ』の体の中から、瘴気を全て吸い尽くし。
   今まで異常にと、緑の木々と葉を立たずまえ。
   今や、廃墟と貸し、湖となっている、サイラーグの町に。
   ただ一つ、ここに、サイラーグがあった。
   というのを示すようにと、でんと、フラグーンは、構えているのみ。

   
   ザワザワザワ・・・・。
   キラキラキラ・・・。
   太陽の光が、木のはに辺り、煌いて。
   その影を地面にと落としてゆく。

   「・・・・私は・・・まけたのですか?
    ・・・どうして・・。」
   樹の根元に、一人、動かない、一人の男性の姿。
   こつ。
   そんな、彼にと近づいていっている、リナ達。
   「私の存在意義とは・・何だったんでしょうか・・。」
   つぶやくその言葉に。
   「それは、お前が決めることだったな。
     俺だって、レゾに合成獣にされた口だが。
      自分の道は、自分で決める。」
   ゼルガディスは、魔族との合成ではなかったものの。
   もしかしたら、自分がそれになっていたかもしれない。
   という概念が捨てきれずに。
   なぜか、同情していたりするけど。
   「貴方は、オリジナルを超えた先に、道を見つけることができなかった。
    それが、全ての原因です。」
   そっと、手を握る、シルフィール。
   「・・・・そう・・か・・・・。
     私は、すでに、オリジナルにこだわっていた時点で・・。
      コピーはコピーでしかなかったのですね・・・。」
   すでに、自分の死期が近いのを悟り。
   口から血を吐きつつ、つぶやき続けてゆく。
   「一つ・・質問していいですか?
     あなた方は・・・遥か先に、何をみているのですか?」
   その言葉に。
   「それは、言わぬが華ってやつねv」
   かるくいって、リナは、ウィンク一つ。
   「・・・・墓標には何と刻む?」
   傍らに座り、聞いているゼル。
   「・・・そんなものはいまりせん・・。
     できれば・・・この樹の根元に埋めてください・・。
      この樹が・・私の墓標です・・・。」
   それだけいって。
   『レゾ』の意識は、閉じられてゆく。


   後には。
   静かに、フラグーンが佇むのみ。


   「全てが終わっても・・サイラーグが元に戻るというわけではないんですよね・・。」
   水にと浸かって、遺跡と成り果てている、町並みをみつつ。
   つぶやく、こちらの世界のシルフィール。
   「シル?やっば、あれ、やってみる?」
   リナの言葉に。 
   「いけません!軽々しく、時間を戻して、歴史を変えるようなことは!」
   そんなリナにと突っ込んでいるシルの言葉に。
   『・・・・・・・・・は?』
   目を点にしている、アメリアふたりに、ゼル二人。  
   そして、シルフィールの姿。
   「あ・・あの?こちらの世界のわたくし?
    いったいどういう意味なのですの?」
   疑問に思ったことを問いかけるシルフィールの言葉に。
   「神聖魔法の一種なんですけど。
     リナちゃん、時間を元に戻したり、進ませたりする、
      呪文、使えるんですの。でも、それは。
       あまり、望ましくはありませんし。
        少なからず、どこかに、その代償がうまれますから。」
   あっさりと説明する、その言葉に。
   『・・・・・・。』
   しばし、沈黙が舞い降りて。
   そして。
   『え・・・・・えええええええええええ!!!!!?』
   なぜか、驚いている、彼等の姿が見受けられてるし。
   「だって、姉ちゃんから、教わってるし。」
   これまたあっさりいうリナ。
   ちなみに。
   一応、魔王とか、竜神クラスには。
   時間を自由に行き来できる能力と。
   その、時間を戻したり、進めたりする能力も。
   当然のことながら、与えていたりする。
   あまり、乱用しないのは。
   たとえば、今、十分前に戻るとして。
   その、十分後に起こる、それからの世界は、消滅し。
   多少の、歪みなどが発生するために。
   つまり、歴史を換えるようなものなので。
   禁止能力にと自らを戒めているのがこの現状。
   「でも、リナさん、それやったら。
     かなりの魔力使うわよ?(はあと)
      だって、あの一瞬に、フレアオーブが発動してるし(はあと)」
   樹の根元に、『レゾ』をその希望通りに、埋めつつ。
   ついでに、あたしとユニットも、リナ達にと合流し。  
   そんな、リナの言葉に。
   ユニットがにっこりと話しかける。
   「?発動?」
   そんなユニットの言葉に、首をかしげているアメリア。
   「というか、何だ?その、フレアオーブというのは?」
   聞いたことのない名前なので。
   繭を潜めているゼル。
   「ああ、ルナ・・もとい。ここの世界の神。
     赤の竜神の力が封印されている球(オーブ)よ。
      ここ、サイラーグの神殿に、祭られていたのよ。」
   あたしの言葉に。
   「・・・・よく、リナさん、短期間に、そこまで、
     調べましたわね。」
   感心していたりするシルフィール。
   「だって、町に入ったときに、分かるでしょ(はあと)」
   「そうそう、空気の気配からして、分かるわよね(はあと)
    誰にでも(はあと)」
   にっこりと、断言するあたし達に。 
   なぜか、しばし、無言になっている皆だし。
   
   そんな会話をしていると。
   グルキュウ・・・・・・・・。
   「なぁ、何か食べないか?」
   お腹を盛大に鳴らして。
   頭をかきつつ、笑いながらいうガウリイに。
   ――ゴゲ!!!
   面白いことに。
   その場にいた、全員が。
   地面にと突っ伏していた。


   
   「・・・・・・・・・・・・・はい?」
   「はい。あんたも手伝うのよ!」
   いきなり、気がついたら。
   いつのまにか、その手に。
   箒とモップとバケツを持たされて。  
   「・・・・って・・・あの?」
   私は・・死んだはず・・では?
   呆然と、理解ができないままに。
   その場にと立ち尽くしてゆく。
   「ああ!早くしないと、お仕置きがまってるぅ!」
   叫んでいる、黒い髪の男性。
   その瞳の色は、鮮やかなまでの紅一色。
   ほぉぉう。
   そんなにお仕置きがしてほしいのかしらねぇ(はあと)
   「ようこそ。はい。貴方も頑張ってくださいね。」 
   割烹着を着込み。
   はたきと箒をもって。
   にこにこといっている男性の言葉に。
   「・・・・れ・・・レゾ?」
   「はい?何ですか?コピー、あ、名前がないと、不便ですね。
     何がいですか?」
   にこにこと彼に聞いているレゾ。
   「・・・・え・・・えと・・。」
   一体、何がどうなって・・・。
   混乱しているコピーに向かって。
   「つまり、我らは、エル様・・つまりは。
     金色の王に知らずとはいえに、喧嘩を持ち込んだので。 
     こうして、混沌の海の掃除を命令されているわけだ。
      これが住むまで、魂は、輪廻にはのれないぞ?
       まあ、私は、輪廻とかは関係ないが・・な・・。」
   冷や汗かきつつ、てきぱきと、雑巾をかけながら。
   空間に雑巾かけしてどーするのよ?(笑)
   マメねぇv
   説明している、レゾの中にと封印されていたSの言葉に。   
   「・・・・・・・・・・・・・はい?」
   目をかなり、大きく見開いて。
   ただただ、呆然とするコピーレゾの姿が。
   その一点にしばし、見受けられているし。
   ま、頑張って、掃除してねvv


   トンテンカン・・・・。
   余波で、とりあえず、吹き飛んでいた、建物を。
   そこに残っていた人々が。
   辺りにある材木で。
   復興作業を開始しはじめてゆく。
   とはいえ。
   市街地、中心地帯は、完全に水没しているので。
   フラグーンを囲むように、円形にと、作業を開始していっているけど。

   そんな、今だに枠組みすらも出来ていない、その一角で。

   ガツガツガツ。
   ムシャムシャムシャ。
   バクっ!
   健康的に、食事にありついている、リナ達の姿。
   「まあ、よっぽど、お腹、すいてたのねぇ(はあと)」
   いいつつ。
   あたしは、ケーキを一口。
   口にと運んでゆく。
   ゼロスはといえば。
   ちょっと、お茶目に、一瞬で、材木などを再構成し見せたところ。
   いい、便利なアイテムとして、町の人達にとこき使われていたりするし。
   そんな理由で。
   頭にハチマキを巻いて。 
   片手に、トンカチもっているゼロスの姿が。
   見られているけど。
   まあ、そこはそれ。
   「そういえば、これからどうするんですか?」
   アメリアの素朴な疑問に。
   「何いってんのよ。あんた達が元の世界に戻る方法。
     シャザードグランディが創ったという。
      例の、鏡の装置!ここの世界で見つけないと。
       帰れないんでしょ?つまり、これからは。
        それの情報集めね。」
   リナが、びしっと、フォークにウィンナをつきたてたまま。
   アメリアにとそれを突き出す。 
   「おっ、いっただき(はあと)」
   ぱくり。
   突き出された、ウィンナを。
   一言いって、にっこりと笑い、ばくり。 
   と、それを食べているガウリイの姿。   
   「あ・・・・あああああ!
     あたしの・・・あたしの、多胡さんウィンナぁがぁぁ!!!
      ガウリイ・・・ゆるさぁぁん!」
   パパパパ!
   「ああ!リナ、それ、全部はせこいぞ!」
   食事の取り合いバトルになってる、リナとガウリイは、まあいいとして。
   「あれ?そーいえば、父さんは?」
   ふと。
   今さらながら、フィルがいないことに気付いている。
   こちらの世界のアメリア。


   ドドトド・・・・。
   「おおおおい!アメリアぁぁぁ!」
   白い馬にまたがり。
   食事をしているその最中。
   人のことわざでいうと。
   噂をすれば何とやら。
   「あ!父さん!」
   手をぶんぶんと振る、アメリアに。
   「・・・・え?アメリアさんの・・・お父さん・・・。
     って・・まさか・・。」
   顔色を真っ青にしているこちらの世界のシルフィール。
   「・・・り・・・リナちゃん?(汗)」
   「・・・・・・シル、世の中って・・・・理不尽よね・・。」
   ふっ。
   溜息つきつつ。
   ちゃっかりと、ガウリイの分のお皿の中身を。
   全て奪い取っているリナ。  
   「確か・・アメリアさんは・・セイルーンの・・・。」
   「そう。フィルさんが、セイルーンの第一王子だ。」
   そう淡々というゼルの言葉に。
   「だって・・・王子様って・・気品があって・・ハンサムで・・・。」
   よろよろとよろけるこちらの世界のシルフィールに向かって。   
   「現実は甘くない。」
   断言しているゼルガディス。
   「・・・・・・・・・・・・はぅ!」
   パタン!
   そのまま。
   こちらの世界のシルフィールは卒倒してゆく。 
   ばきっ!
   「こ・・この人を王子だなんて呼ばないでください!」
   そういった、ゼルに、思いっきり、
   拳を顔にのめりこませているシルフィール。
   「父さん!無事でしたか!」
   「いやぁ、なぁに、復興に必要な人材、そろえてきたぞ!
     がはははは!」
   いって、指を指した、その先には・・。
   ゴーストやスケルトン。
   レッサーデーモンなどの姿。
   「さあ、きびきび動いて、いい汗をながすのじゃ!がはは!」
   フィルの言葉に、びくっ!
   としつつ。
   手伝い始めているし・・それらは(笑)
   『うわ!?』『わぎゃ!?』
   いきなり、レッサーデーモンたちが。 
   側に出現したもので。
   パニックになっている、町の人達の姿もみうけられてるけど。
   「がはは!どうじゃ!全ての生き物は、助け合えるという、
    いい、例じゃろうが!」
   『・・・・・何処がよ(汗)』
   わあきゃぁ!
   と、彼等が手伝おうとするたびに。
   辺りから、巻き起こる、悲鳴の数々。 
   うーん、面白いv


   一人、笑っているフィルに対して。 
   アメリア二人は、目を輝かせ。
   リナ、シルフィール、ゼル、ゼルガディスとガウリイにいたっては。
   しばし、頭を抱えて、うなっているけど。
   楽しいのにねv



   「王子・・・王子ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
   そんな、ほのぼのと会話をしていると。
   伝令の兵士が、フィルに向かってやってくる。
   「おお、こんな所におられましたか。フィリオネル王子。」
   ごめっ!
   そういう使者の言葉に。 
   「・・・・この人を王子だなんて呼ばないで(汗)」
   ようやく気絶から起きたシルフィールの拳が。
   まともに、顔面をヒットしてゆく。 

   
   「どうかしたんですか?」
   アメリアの問いかけに。
   「おお!?あれ?どうして、王女が二人も?
     まあ、いいとしましょう。」
   ・・・いーのか!?
   その言葉に、突っ込んでいるゼルとゼルガディス。
   「実は、セイルーンが大変なんです!」
   「ナヌ!?こうしては、おられん!いくぞ!」
   がしっ!  
   「ちょっとぉぉ!?
     何で、フィルさん、あたしの手を掴むのよぉ!」
   リナが叫ぶが。
   「ちょうどいいから、リナ殿たちにも、手伝ってもらおう。
     なぁに、礼金は出すぞ?」
   「んじゃ、金貨五千枚(はあと)」
   ズベ!
   にっこりいった、リナの言葉に。
   なぜか。 
   全員が、そのまま、すべりこけてゆく。
   「た・・高い!せめて、これにまけてくれ!」   
   「ちっちっち。けちけちしないv」
   いきなり、交渉を始めている二人に対して。
   「ゼルガディスさんは、どうしますか?」
   ゼルガディスに聞いている、こちらの世界のアメリア。
   「俺は・・そうだな。
     セイルーンは一度、あたって、何も得るものがなかったしな・・。」
   つぶやくゼルガディスに。
   「何だったら、王宮の中の、図書館で、調べてみますか?
     私や、父さんの口利きで、禁止区域にも入れますけど?」 
   「・・・・・俺も一緒にいこう。」
   こちらの世界のアメリアの言葉に。
   一緒に行動することをあっさりと決めているゼルガディス。
   「・・・・そーいうのは、職権乱用というのではないでしょうか・・。」
   いつのまにか。
   横にきていたゼロスが。
   そんなことをつぶやいていたりするし。
   「いいじゃないv旅は、多いほうが楽しいしv」
   「そうそう。それじゃ、次の目的地は、セイルーンねv」 
   「とりあえず・・食事が済んでから!(はあと)」   
   ズベシャァァァァ!!!
   リナが、フィルと値段交渉が終わり。
   結局、金貨、一人につき、二千枚で手を打っているけど。
   さすがリナよねぇ。
   リナの言葉に。
   「それもそーね(はあと)」
   「まあ、ゆっくりとしますか(はあと)」
   優雅にと食事をしているあたしとユニットに。
   席についている、リナとガウリイ。
   それ以外は。
   なぜか。
   リナの今の一言で。
   全員、地面にと突っ伏していたりするし。
   「あ、では、わたくしも、セイルーンに参りますわ。」
   「シルも!?んじゃ、決まりねv」
   よっしゃぁ!
   シルのお金もあたしのもの!
   一人、ガッツポーズを内心とっているリナの姿が。
   戦いが終わった、サイラーグの町の一角にて。
   見受けられてゆく。



   次に進むは、セイルーン。
   少しは楽しめたわねv


                        −続くー

###################################

  あとがき:
    薫:・・・・・ちなみに。
      次はエピローグとくっつける・・・・つもりです。
      でも、つもりは、みもり(まて!)
      長くなったら。
      エピローグだけになるし・・・。
      つまり、エピローグは。
      エル様達が、元の世界に戻る所なんですけどね(笑)
      一応、あの、最終回。
      セイルーンに向かってからの、イベントというか、話しを。
      ちょこっとやってからになりますv
      ・・・・さあ、このツリー(書き殴り)で、
      最後までいけるか!?
      さすがに、冬休みに入れば、投稿が増えますねぇ(はあと)
      うれしい限りですv
      それではvvv  
    

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24063今回のインパクト大賞受賞者はフィルさんですv(まて)にゅーよーく E-mail 2002/12/28 15:43:59
記事番号24053へのコメント

こんにちは。
シェリフの新刊読みましたか?
私今日読み終わりましたv
妹が書初めの宿題をやってるにゅーよーくです☆

感想です♪

>   「だって、エルだし。」
>   それで、済ましているガウリイ。
>   「・・・エル様ですもんね・・・。」
>   つぶやくゼロスに。

『だって○○だし。』ですむのがスレイヤーズ。
深く追求すると後悔…しますから…。(−−;)

>   「う・・・う・・・はっ!アメリア!?」
>   「はい!」
>   目が覚めると同時に、アメリアの名前を呼ぶゼル。
>   その言葉に、思わず返事しているアメリア。
>   「・・・・よかった!どこも、怪我は!?
>     体は、何ともないか?」
>   フィルから、開放されていたアメリアは。
>   今度は、ゼルにと抱きつかれて。
>   真っ赤になってゆく。
>   「ゼゼゼ////」
>   「・・・・・ま、まあ、無事で何よりだな。」  
>   その様子をみて、照れつつ。
>   いっているゼルガディス。

寝ても覚めてもアメリアのこと考えてるんですね、ゼルやんv(^^)
こーゆー時の大胆さが普段からあれば…。(っち!)
あ、でもフィルさんの前でこんなことしちゃっていいんだろうか…?
ぶっとばされそうな気が…。(^_^;)

>   「おや、祝福の剣ですねぇ(はあと)」
>   にっこりと、それをみていうゼロスに。
>   「へえ。さすがは、くさっても、いくら、便利なアイテムとなってても。
>    魔族なのね。」
>   「リィィナァァサァァン(涙)」

否定する必要ないじゃないか。
事実なんだし。(まて)

>   「そうですわね。いくら、そちらのリナさんに、こきつかわれて。
>     魔族ともいえないような人だとしても。
>      知識は豊富ですのね。」
>   これまた、止めをさしている、こちらの世界のシルフィール。

シルフィールも意外に毒舌家さん♪(^。^)

>   「ゼロス、何を今さら。最もなことでいじけていてどうする?」

ここにも毒舌家がv(違う)

>   「そうですよね。いつも、リナさんに、使いパシリにされてますけど。
>    ゼロスさんって、一応、魔族なんですよね。」

あなたの心にジャストヒット☆(まてい!)

>   「アメリア、それをいうなら。
>     今は、ゼロスは、完全に、リナのアイテムだぞ?」

ゼロスって実は弱いのでは…?
これで生の賛歌とか聞かせたら滅ぶんじゃあ…?

>   「ききまってるじゃないのよ!
>     このあたしに、喧嘩をふっかけてきた以上!
>      みっちりと、後悔させてやる!
>       姉ちゃんもいってるし!やられたことは。
>        未遂だとしても、最低でも、千倍にして、やり返せって!」 

どんな姉だ、どんな。

>   『・・・・・・・・・鈍っ!』

私も一緒に『鈍っ!』

>   「ま、同じようなものだなvおまけもついているがな(はあと)」
>   「?おまけ?」
>   「おう!俺!(はあと)」
>   「おまけはいいから、それだけちょうだい(はあと)」
>   「俺とセットでないと、却下v」
>   「・・・・だから、何でよ?」
>   言い合っている、リナとガウリイ。

ここまでいってもわからないリナに、『鈍い人大賞』をささげますv

>   ルナの見定めの実験とか。
>   リナの父の品定めとか。
>   あったりして。
>   大概の男は、それで、挫折してるのが現状なんだけど。

今恐ろしい想像が頭をよぎったんですが…。(−−)

>   シルフィールの台詞を捕らえたガウリイはといえば。 
>   ・・・・・そいつ、殺す。

よく聞こえたな…。

>    「・・・・なし崩しに、惚れるな・・このペースだと・・。」
>    そんなこちらの自分の姿をみつつ。
>    自分の経験から、ふと、そんなことを漏らしている、ゼルの姿。

あのおおおおお〜〜〜〜。
のろけに聞こえるんですが…。

>    ゼルガディス二人と、アメリア二人が放ったラティルトを。 
>    ゴルンノヴァを媒介にして。
>    威力を数千倍にまで押し上げて。

数千倍…。(−−;)

>    だから、どうして、そんなにこの心優しいあたしを恐れる必要があるのよ!

恐れないわけないじゃないですか…。
ってL様なにわらってるんですかあああああああああああっ?
死にたくないーーーーーーーーーーッ!(逃走。)

>   「・・・そんなものはいまりせん・・。
>     できれば・・・この樹の根元に埋めてください・・。
>      この樹が・・私の墓標です・・・。」

このセリフ好きですv

>   ただただ、呆然とするコピーレゾの姿が。
>   その一点にしばし、見受けられているし。
>   ま、頑張って、掃除してねvv

すぐになれますよv

>   ちょっと、お茶目に、一瞬で、材木などを再構成し見せたところ。
>   いい、便利なアイテムとして、町の人達にとこき使われていたりするし。

バカですねえ。(まて)

>   「がはは!どうじゃ!全ての生き物は、助け合えるという、
>    いい、例じゃろうが!」
>   『・・・・・何処がよ(汗)』

フィルさんだしねえ…。

>   「王子・・・王子ぃぃぃぃぃぃ!!!!」

ぎひいいいいいいいいいいいいっ!!!!!!!!!!

>   「おお!?あれ?どうして、王女が二人も?
>     まあ、いいとしましょう。」

セイルーンだし…。

>   「・・・・そーいうのは、職権乱用というのではないでしょうか・・。」

言わんでいい。

それでは。
もう終っちゃうんですか…。
なんかさびしいなあ…。
大掃除しなきゃ、と思っているにゅーよーくでした☆



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24074ええ!?もう出てる!?(汗)かお E-mail URL2002/12/28 23:30:13
記事番号24063へのコメント

こんにちわ。にゅーよーくさん。
ここでお詫びをば(汗)
・・すいません(汗)年賀・・裏が逆になりました・・(汗)
(何マイ失敗していることやら・・・汗)
>こんにちは。
>シェリフの新刊読みましたか?
なにぃぃ!?もうでてるぅ!?水曜には出てかなったのにぃい!?
・・・・明日にでも、仕事が終わって・・九時(夜の)寄るかな・・・。
(いえから、車で三十分走ったところにしか本屋がない・・涙)
>私今日読み終わりましたv
>妹が書初めの宿題をやってるにゅーよーくです☆
書初めかぁ。
今年は、数年ぶりに、一日が、公休日と重なりましたv
わぁいv(祭日など関係なしに、ローテーションで休みが決まるので)
>『だって○○だし。』ですむのがスレイヤーズ。
>深く追求すると後悔…しますから…。(−−;)
ですね。だって、ナーガだし。でもすむし。
アメリアだし、フィルさんだし。ガウリイだし。
ですむ、スレイヤーズの世界って(笑)
>寝ても覚めてもアメリアのこと考えてるんですね、ゼルやんv(^^)
>こーゆー時の大胆さが普段からあれば…。(っち!)
>あ、でもフィルさんの前でこんなことしちゃっていいんだろうか…?
>ぶっとばされそうな気が…。(^_^;)
豪快に笑いつつ、抱きしめております。
あ・・・骨が砕ける音が・・・(汗)
>>   「おや、祝福の剣ですねぇ(はあと)」
>>   にっこりと、それをみていうゼロスに。
>>   「へえ。さすがは、くさっても、いくら、便利なアイテムとなってても。
>>    魔族なのね。」
>>   「リィィナァァサァァン(涙)」
>否定する必要ないじゃないか。
>事実なんだし。(まて)
かなりの事実ですね。(非道)
>>   「そうですわね。いくら、そちらのリナさんに、こきつかわれて。
>>     魔族ともいえないような人だとしても。
>>      知識は豊富ですのね。」
>>   これまた、止めをさしている、こちらの世界のシルフィール。
>シルフィールも意外に毒舌家さん♪(^。^)
シルフィール、かわいい顔して、いいますしねv
>>   「ゼロス、何を今さら。最もなことでいじけていてどうする?」
>ここにも毒舌家がv(違う)
ゼルやんだもんv(まて)
>>   「そうですよね。いつも、リナさんに、使いパシリにされてますけど。
>>    ゼロスさんって、一応、魔族なんですよね。」
>あなたの心にジャストヒット☆(まてい!)
全員の意見が一致するのですv当然です(まてぃ!)
>>   「アメリア、それをいうなら。
>>     今は、ゼロスは、完全に、リナのアイテムだぞ?」
>ゼロスって実は弱いのでは…?
このリナというのは、エル様のことです。ゼルの台詞だし・・・・。
>これで生の賛歌とか聞かせたら滅ぶんじゃあ…?
一応。エル様が、力・・あげているせいで。
腹心の次に強い。というか、人間ガーブより上。
にまでなっている設定なんですけどね(爆!)
>>   「ききまってるじゃないのよ!
>>     このあたしに、喧嘩をふっかけてきた以上!
>>      みっちりと、後悔させてやる!
>>       姉ちゃんもいってるし!やられたことは。
>>        未遂だとしても、最低でも、千倍にして、やり返せって!」 
>どんな姉だ、どんな。
ルナ姉ちゃんv(神坂先生!登場希望!)
>>   『・・・・・・・・・鈍っ!』
>私も一緒に『鈍っ!』
私も同じく鈍っ!
>>   「ま、同じようなものだなvおまけもついているがな(はあと)」
>>   「?おまけ?」
>>   「おう!俺!(はあと)」
>>   「おまけはいいから、それだけちょうだい(はあと)」
>>   「俺とセットでないと、却下v」
>>   「・・・・だから、何でよ?」
>>   言い合っている、リナとガウリイ。
>ここまでいってもわからないリナに、『鈍い人大賞』をささげますv
まあ、リナですからねぇ・・(しみじみ・・)
苦労しましょう。ガウリイv(こら!)
>>   ルナの見定めの実験とか。
>>   リナの父の品定めとか。
>>   あったりして。
>>   大概の男は、それで、挫折してるのが現状なんだけど。
>今恐ろしい想像が頭をよぎったんですが…。(−−)
あははははは。
多分、想像通りかと(同じこと想像したと思うし・・)
>>   シルフィールの台詞を捕らえたガウリイはといえば。 
>>   ・・・・・そいつ、殺す。
>よく聞こえたな…。
リナに関することなら、ガウリイの耳はいいのですv
(こらこらこらこらこら!)
>>    自分の経験から、ふと、そんなことを漏らしている、ゼルの姿。
>あのおおおおお〜〜〜〜。
>のろけに聞こえるんですが…。
のろけです。本人、それと自覚してないですけど(笑)←お゛い゛!
>>    ゼルガディス二人と、アメリア二人が放ったラティルトを。 
>>    ゴルンノヴァを媒介にして。
>>    威力を数千倍にまで押し上げて。
>数千倍…。(−−;)
必死にならいと、明日はわが身v(いいのか?それで?魔族なのに?)
>>    だから、どうして、そんなにこの心優しいあたしを恐れる必要があるのよ!
>恐れないわけないじゃないですか…。
>ってL様なにわらってるんですかあああああああああああっ?
>死にたくないーーーーーーーーーーッ!(逃走。)
あああ!?大丈夫ですかぁぁ!?(滝汗)
>>   「・・・そんなものはいまりせん・・。
>>     できれば・・・この樹の根元に埋めてください・・。
>>      この樹が・・私の墓標です・・・。」
>このセリフ好きですv
アニメの台詞のままですv
私も好きなので、省きたくなかったこの台詞v
>>   ただただ、呆然とするコピーレゾの姿が。
>>   その一点にしばし、見受けられているし。
>>   ま、頑張って、掃除してねvv
>すぐになれますよv
死んでも救いがない、スレの世界v(お゛い゛)
>>   ちょっと、お茶目に、一瞬で、材木などを再構成し見せたところ。
>>   いい、便利なアイテムとして、町の人達にとこき使われていたりするし。
>バカですねえ。(まて)
ゼロスって、結構、のり・・いいですしね。
>>   「がはは!どうじゃ!全ての生き物は、助け合えるという、
>>    いい、例じゃろうが!」
>>   『・・・・・何処がよ(汗)』
>フィルさんだしねえ…。
ですよねぇ・・・・。
その娘の人徳もすごいし・・・。
・・・・なぜに、青虫?(汗)それとか、くらげとか・・(涙)
>>   「王子・・・王子ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
>ぎひいいいいいいいいいいいいっ!!!!!!!!!!
アニメ、最終、後覚悟くださいなv(アニメ通りの人)
>>   「おお!?あれ?どうして、王女が二人も?
>>     まあ、いいとしましょう。」
>セイルーンだし…。
なれって・・こわい・・(いのーのか?セイルーン?)
>>   「・・・・そーいうのは、職権乱用というのではないでしょうか・・。」
>言わんでいい。
事実でも、言わないでいいことですよね(かなり違う!)
>それでは。
>もう終っちゃうんですか…。
あと、只今、最後を投稿したので。
・・多分、明日には、エピローグ・・打ち込めるかと(汗)
>なんかさびしいなあ…。
>大掃除しなきゃ、と思っているにゅーよーくでした☆
お・・大掃除(汗)
・・・・やる暇がない(涙)
会社では、率先して、やる気になるのに、どうして家だと。
やるきが起こらないのだろうか?(笑)←実話。
それでは、今から、年賀の絵を描こうとしている、
時間が時間なのにの私ですv
それでは!

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24072スレイヤーズフォーエバー・第26話かお E-mail URL2002/12/28 23:15:58
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ♪
  ようやく、前回、で、アニメは終了v
  というわけで、ここからは、オリジナルv
  只今、年賀の印刷しながらの打ち込みですv
  あはは(汗)
  まぁた、失敗してます(涙)    
  しくしくしく・・・・・。
  とりあえず、いくのです!

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     スレイヤーズフォーエバー 第26話  〜オーブの力〜



   「ちょっとまってよ!フィルさん!
    セイルーンってったって!かなり、遠いじゃないのよ!」
   腕を引っ張られ。
   馬にとひこじられるように、引っ張られている、リナが。
   馬上のフィルに向かって、叫びゆく。
   「でも、急ぐんでしょ?(はあと)」
   くすり。 
   小さく笑い。
   あたしは、手を軽く前にと出して。
   道の先にと、円を描く。
   くるり。
   手の動きと同時に。
   虚空に描かれた、その円の中が。
   ゆらりと揺らめいて。
   そのまま、足を止めることなく、進んでいた。
   フィルの乗っている、馬と。
   あたし達は。
   その、円の中の揺らめきにと、突入してゆく。

   トッ。 
   『・・・・は?』
   足を一歩踏み出して。
   なぜか、全員が、気の抜けた声を出す。
   
   ざわざわざわ・・・・。
   辺りに見えるは。
   広がる町並み。
   ざわざわと、人がひしめき合い。
   ばたばたと。
   ところかしこと、兵士姿の人間などが。
   走り回り。
   視界の先には。
   城が見えていたりする。
   「・・・え・・えと・・。」
   リナが言葉に困り。 
   「ここって・・・セイルーン・・ですよね?(汗)」
   アメリアが汗を流し。
   「・・・・・みたいだな(汗)」
   ゼルがつぶやき。
   なぜか、一斉に、あたしの方を向いてくる皆。
   「あら、たいしたことじゃないってv
     サイラーグのあの道と、ここ、セイルーンの、中央広場v
      その空間をつなげただけだから(はあと)」
   にっこり。
   あたしが、丁寧にも、説明すると。
   なぜか。
   しばし、沈黙が舞い落ちる。
   『え・・・・ええええええ!?』
   そして。
   なぜか、叫んでいる、全員。
   まあ、ユニットは、叫んでないけど。  
   ものの、一秒もたたないうちに。
   数歩歩いただけで。
   あたし達は、目的地である、セイルーンにとたどり着く。

   「・・・あ・・・あの?
     今・・・貴方たち・・いきなり、出現しませんでしたか?(汗)」
   そんな、なぜか、リナ達が。
   きゃあきゃあと、騒いでいると。
   聞き覚えのある声が。
   あたし達の後ろから、聞こえてきたりする。
   その声に。
   ん?
   と、全員が思いつつ。 
   くるりと後ろを振り向くと。
   そこには。
   どこにでもあるような、黒い神官服に。 
   どこにでもあるような、錫杖をもち。
   あたし達をみつつ。
   ニコニコと、目を細めているものの。
   多少、かなり動揺が見て取れる。
   黒い神官姿の男性。
   『ゼロス(さん)(殿)!!!!?』
   「で・・でぇ!?」
   リナ、アメリア二人、シルフィール二人、ゼルガディス二人、
   ガウリイ、そして、フィル。
   この、メンバーの声が重なり。
   ゼロスの叫びが響いてゆく。
   その声に、何事かと。
   そこの、広場にいて、いまだに、ざわめいている、人達は。 
   ちらりとあたし達の方を振り向くが。
   今はそんなことはどうでもいいらしく。
   再び、それぞれの行動を優先してゆく。
   「おや?そこの人・・・僕とそっくりですね・・。
     というか・・・・何か、存在自体もそっくり・・のような気が・・。」
   あたし達にと話しかけてきつつ。 
   そんなことをつぶやいているし。
   これは。
   ふっ。
   ゼルが軽く笑い。
   「どうやら、ここの世界のゼロスらしいな。」
   つぶやくゼルに。
   「というか、そんなに、獣神官って暇なのかしら?」
   最もな意見を言っているリナ。
   その言葉に。 
   「で・・でぇぇぇぇぇ!?」
   なぜか、目を見開き。
   かなり、驚いていたりするけど。
   とりあえず無視。
   「え・・・ええと?その・・・・。
     とりあえず、始めまして。
      僕はゼロスといーます。あなたも・・ですよね?(汗)」
   なぜか、汗をかきつつ、言っているゼロスに。
   「・・・・僕と同じ名前ですか?一体?」
   首をかしげている、こちらの世界のゼロス。
   「簡単よ。あたし達は、平行世界の一つから、
     やってきているだけだからv」
   あたしの言葉に。
   「・・・・はい?」
   目を丸くしているこちらのゼロス。
   そう。
   あたし達にと話しかけてきたのは。
   ここの世界のゼロスだったりするし。
   「平行世界って・・・パラレルワールドですかぁ!?」
   あたしの言葉に、なぜか、絶叫を上げているし。
   「そうよvだから、このゼロスと、貴方の力の波動v
    同じでしょvそれに、このゼロスの本体。
     ここの世界にはないのも分かるでしょ?(はあと)」
   にっこり。
   微笑みかけるユニットに。
   「・・・?あ・・・あの?どこかでお会いしたことがあるような?」
   ユニットに言っている『ゼロス』
   そういえば、ここの世界のSをどついていたときに。
   ユニットの姿を遠目に見たことがあるわよね。
   こいつは。 
  
   のんびりとあたし達がそんな会話をしている最中。
   フィルはといえば。
   「おお!これは、便利じゃな!とりあえず、
    儂は、宮殿に先に戻る!アメリア達も、後で来るがいい!」
   いいつつ。
   中央広間というのに。
   馬をそのまま、走らせて。
   宮殿にと向かってゆくし。


   首をかしげつつ。
   「あ・・あの?まじですか?(汗)」
   ゼロスに向かって、確認とっている『ゼロス』の言葉に。
   「・・・・僕に聞かないでください・・といいたいですけど・・・。
     ・・・その通りです(涙)」
   だくだくと涙をながしていうゼロスに。
   「では、どうして、そんな人達が、ここに?」
   「それは、秘密です(はあと)」
   同じ顔で、同じような言葉をいっているこの二人。
   「それはそうと、どうして、こんな所に、ここの世界の、
    パシリ魔族がいるのよ?」
   ・・ピク。
   その言葉に反応し。 
   「あ・・あの?この人達・・・正体を?」 
   ゼロスに視線で確認とっているし。
   「そういえば、そうだな。
    いくら、異世界のゼロスが、バシリだとしても。
     ここに、この世界のゼロスがいる。
      というのは、・・何かたくらんでいるのか?」
   ぎろり。
   と、『ゼロス』を睨んでいるゼルガディス。
   「いやですねぇ(はあと)そんなことはありませんよ?(はあと)」
   にっこりと、いいつつ。 
   しかし、その手に、しっかりと。
   セイルーン名物のアイスクリームを手に持ちつついうのでは。 
   説得力は無きに等しい。
   「ゼロスさんのことですから。観光なんじゃないですか?」
   「・・ありえるな。」
   「アメリアさぁぁん、ゼルガディスさぁぁぁぁん(涙)」
   アメリアとゼルの言葉に。 
   抗議の声を上げているゼロス。
   「な・・・・何か、なじんでますね・・・。そちらの僕は・・・・。」
   そんなゼロスの姿をみつつ。
   つぶやく『ゼロス』に。
   「そういえば、どうして、ここにいるんですか?
    というか、どうも、町の中が、ざわめいているようなんですけど?」
   気を取り直して、聞いている、『アメリア』の言葉に。
   「それは(はあと)」
   「秘密です(はあと)というのは、無しだかんね・・。」
   いいつつ。 
   ラグナブレードの詠唱を始めているリナ。
   「リナさぁん!『あの御方』の力の刃はやめてくださいぃぃ(涙)」
   だくだくと。 
   リナの意図に気付いて、止めているゼロスの言葉に。 
   「・・・・・え゛?(汗)」
   しばし、こちらのゼロスは石化。
   ややしばらくして。   
   「どうして、人間にそんな呪文が扱えるんですかぁぁ!!!?」
   こちらの世界のゼロスの悲鳴が。
   こだましてゆく。

   「それはそうとして、どうして、ここの世界のゼロスがいるんだ?」
   さらに、聞いている、ガウリイの言葉に。
   「ああ、それなら、簡単よ。
     今、ここ、負の感情や、戸惑いの感情が満ち溢れているから。
      食事に来てるんでしょ?(はあと)違う?ゼロス(はあと)」
   にっこりというあたしの言葉に。 
   「・・・・え゛?あの・・どうして、それを・・・?(汗)」
   「どういう意味ですの?」
   あたしに聞いてくる『シルフィール』の質問に。
   「ゼロス、あんたが説明してねv」
   にっこりと、なぜか、呆然としている、『ゼロス』に微笑みかけて。
   話を振るあたし。 
   ・・・・な・・何か、逆らえないんですけど・・。
   というか、本能的に、従わなければいけないような気が・・・・。
   どうして人間なんかに・・(汗)
   心でつぶやきつつも。
   抗えるはずもなく。
   「え・・・えと(汗)実はですね。
    ここ、セイルーン、数日前に、いきなり。
     人なんかが、一気に、出現して。
      今、てんやわんやの大騒動になっているんですよ。
       しかも、全員、着の身、着のまま。
        話を聞けば、全員、サイラーグの住人だったりするんですよ。
         これがまた。」
    そこまで、なぜか、汗をかきつつ、説明する『ゼロス』の言葉に。
   「ええ!?どういう意味!?」
   リナが叫ぶ。
   「つまり、簡単に説明するとね。
     あの、一瞬、コピーの力が、サイラーグの町を壊滅させるその一瞬。
      フレア・オーブが発動して。
       その、範囲中にいた、全ての生き物を。
        一瞬にして移動させたの。
         といっても、力と力の余波は。
          精神世界にまで多少影響があったから。
           光の速度を超えて、ちょっと、時間がずれての、
            移動となったみたいだけどね(はあと)」
    そんなリナに説明しているユニット。
    
    あの一瞬。
    サイラーグの生き物たちは、寝静まっていたものの。
    その、魔の力を感じ取り。
    発動した、フレアオーブ。
    その結果。
    生きているものを助ける働きが優先し、発動し。 
    そのまま、消滅すると同時に、全ての生き物は。
    別の場所にと飛ばされてゆく。
    人の規模によって、移動するところをランダムで決定するように。
    オーブにルナは力を込めていたのもので。
    つまりは。
    全員を収容できる場所=セイルーン。
    と結びつき。
    そのまま、眠っていたはずの人々や、犬や猫。
    そして、小動物。 
    といった、生きている生き物は。
    すべて。
    ここ、セイルーンにと移動していたりする。
    といっても。
    あの一瞬で、全てここにきたわけでなく。
    いきなりの、突発的な発動。
    という理由と。
    そして、放たれた、魔力の防御などの影響下で。
    光の速度を多少超えて。
    ついでに、時間も多少越えて。
    時間軸にとのっとりながら。
    先日になって、すべての生き物が。
    ここ、セイルーンに突如として出現しているのが今の現状。
    サイラーグの壊滅が、噂で伝わり。
    ざわざわとしていた矢先の出来事。
    フィルを呼びにきた兵士も。
    この一件にて、フィルを追いかけてきたのに他ならない。
    

   「まあ、ともかく。
     僕は、いきなり、消えたサイラーグはともかくとして。
      いきなり、生き物が、ここに出現しましたし。
       上司に言われて、ちょっと、調査していたところです。」
   なぜ、こうも本当のことをこの人には、言っているんでしょうか?
   僕は?
   ・・・でも、嘘・・・言ったら、本能が危険と言ってますし・・。
   などと、つぶやきつつ。 
   説明してくる『ゼロス』の言葉に。   
   「・・・こっちのゼロスさんも、やっばり、お役所仕事なんですね。」
   「やっぱり、パシリ魔族だな。」
   うんうん。
   『アメリア』とゼルの言葉に。
   全員がうなづいてゆく。  
   『ひ・・ひどいですぅぅ!!』
   そんな様子に。
   なぜか、見事に、二人のゼロスの声が一致してゆく。
   ・・・とまてよ?にまっ。
   リナがふと、あることに気付いて。
   「ちょっと!あんた!バシリゼロス!」  
   「その呼び方は止めてください!」
   リナの言葉に、抗議している『ゼロス』。
   「いから!んじや、ゴキブリ二号。」
   「リィィィナァァサァァン(涙)」
   「ご・・・ゴキブリなんて、ひどいですぅぅ!」
   涙をだくだくながして、抗議するゼロスに。
   いじけ始める『ゼロス』
   結構、面白いものがあるけど。
   「ともかく、どうせ、暇なんだったら。
    ちょっと、付き合いなさいナvいやって言ったら・・・・。
     んっふふふ。これ、お見舞いするかんね(はあと)」
   いいつつ。
   すでに、リナの手には、虚無の刃が出現していたりするし。 
   「ぼ・・・僕を脅す気ですかぁ!?」
   悲鳴を上げている『ゼロス』のその台詞に。 
   「なぁに、いってんのよ。誠意ある、交渉といってよね(はあと)」
   にっこりと微笑むリナ。
   ・・・・何処がだ(何処がですか)。
   アメリア達の思考が、一致しているけど。
   そこはそれ。
   「そうね。折角、あんたもここにいたんだから。
     しばらく、あたし達に付き合いなさいなv
      悪いようにはしないからv」
   あたしの言葉に。
   「・・・・すいません。いうとおりにしていただけませんか?
    ・・僕としては、こちらの世界がどうなろうか、関係ないですけど・・。
     ・・・・僕達の世界にとバッチリが回ってくるのは・・困りますし・・。」
   こちらの世界のゼロスに頼んでいるゼロスの姿。
   「??どうして、人間なんかの、いうとおりにしているのですか?」
   さすがに、疑問に思って、聞いている『ゼロス』
   「それは、秘密です(はあと)」 
   ゼロスの言葉と。
   「おおい。エル。リナが、早く、いこうって、いってるぞぉ?」
   そんな会話をしていると。
   リナが、早く、先日の、謝礼と。
   今回の謝礼を先払いで貰う気満々で。 
   人数も増えたことだし、早く貰わなきゃそんv
   といって。 
   ガウリイをつついて、とっとと、全員に、宮殿にと、
   向かわせるようにとせっついているけど。
   そんなリナのお願いに。
   のほほんと言ってくるガウリイ。
   「え・・・・・・エル・・・様って・・・・もし・・・や?(汗)」  
   ガウリイのその言葉に。 
   だくだくと、大量にと汗を流してゆく『ゼロス』の姿。
   「・・・・僕の苦労・・分かります?(涙)」
   「し・・失礼しましたぁ!
     何処えなりとも、お供しますぅぅ!」
   だくだくと涙を流して、いうゼロスの表情に。 
   全身の色を薄くして。 
   いきなり、態度を改めているこちらの世界のゼロス。
   あたしをみつつ。 
   「・・・だから、一体・・・リナの正体って・・。」
   「・・・・いえません・・いえるわけないじゃないですか・・。」
   ゼルの質問に。
   ただただ、だくだくと涙を流しつつ。
   首を横にふるゼロスの姿が見られているけど。 
   どうして、異世界の人まで。
   リナさんのことを知っているのでしょうか?
   ・・絶対、リナ、金色の王と、何らかの関りがあるな。
   ・・・リナさんって・・・一体・・。
   気になる言葉もいってましたし・・・・。
   金色の王の力・・・失敗するわけないって・・・。
   ・・・・一体、『誰』なんでしょうか?リナさんは?
   心で、首をかしげている、アメリア、ゼル、シルフィールの三人。
   「とにかく、リナさんの、言うとおりですね。
     早く、王宮に行きましょう!」
   「そうですわね。ここで、話しこんでいても。
    注目の的ですしね。」
   こちらの世界のアメリアの言葉に、同意している、こちらの世界のシルフィール。
   みれば。
   周りにいた人達は。
   何事かと、あたし達を遠巻きに見ていたりするけど。
   別にたいしたこと、話してないのにね。

 
   「よっしゃぁ!一人増えたから、礼金が増えたぁ!」
   一人、ガッツポーズをとるリナに。
   『・・それが、目的ですか(だったか)』
   あきれたように。 
   ゼル達の声が一致してゆく。



   
   「・・・・・・リナちゃん!?・・シルフィール!?」
   宮殿に入るなり。
   出迎えたのは。
   「・・・・・・・・!」
   「お・・・・・・!」
   「な・・・・叔父さん!?」
   こちらの世界のシルフィールと、リナの叫びが一致する。
   みれば。
   そこにいたのは。
   紛れも無く。
   シルフィールの父親のエルクの姿。   
   「お・・・お父さまぁぁぁ!!」
   だっ!
   死んでいたもの。 
   とばかり思い込んでいたシルフィールは。 
   そのまま、エルクの胸にと飛び込んでゆく。
   
   「うう・・・よかったですぅ・・。」
   もらい泣きしているアメリアに。   
   「・・・・なるほど、だから、出来ないといったのか。エルは。」 
   生き返らしてくれ。
   といったときに、断られたその理由を。
   ようやく分かったらしく、あたしを見てくるガウリイ。
   「ま、そーいうこと。」
   「だって、あの時、誰も死んでなかったしねv」
   くす。
   あたしとユニットの交互の台詞に。
   「?何のことだ?」
   ガウリイと、あたし達を見て言ってくるゼルガディス。
   『それは、秘密です(はあと)』
   その質問に、
   それで、かわしておく、あたしとユニット。
   「まあ、そんなに気にすることでもないから。
    ゼルガディス、気にするな。」
   ぽんぽんと肩を叩いているガウリイ。
   
しばし。
   感動の対面は続いてゆく。




   「ここか?」
   「はい!」
   「へぇ、ラッキィvあたしも見ていいのねvアメリアv」
   宮殿の一角にある。
   許可なくしては、立ち入り禁止区域。
   そこにきている、リナ達。 
   といっても。
   ここにいるのは。
   リナ、ガウリイ、アメリア、ゼルガディスこの四人。
   後のシルフィールはと言えば。
   エルクを先等に、グレイに協力を仰いで。
   只今、サイラーグの避難民の対応に追われていたりするし。 
   着の身着のままで、ここに飛ばされている人達は。
   当然、着がえも、資金もあるはずもなく。 
   王宮自らが、援助に回っているものの。
   人手が足りずに。
   今や、セイルーンの都市の中は。
   どたどたと、人が走り回っている現状と成り果てている。
   あたしとユニットは、仕出しかかりv
   避難の人達の食事を作っているけども。
   あと、ゼロス二人には。
   全員分の服や、身に付けるもの。
   それらを作らせていたりする。
   結構、起用なのよねvゼロスってv
   何しろ、ゼラスの服とかも手作りしてるしねv
   当然資金は、彼等もち。
   ついでに、力を使ってはやらないようにと言ってあるせいか。
   ちくちくと。
   二人して、針を動かしつつ、縫い物にと没頭していたりするし。
   ちなみに、格好は、割烹着。
   結構似合ってるから、魔族の中にでもばら撒いておきましょv
   ゼルはといえば。
   アメリアが、フィルの手伝いをする。 
   というので。 
   一緒に、いろいろと、公務を手伝っているけど。
   さすがに、慣れてるわよね。
   ここ、二年ばかりの間に。
   アメリア、ゼルにも手伝わせていたしねぇ。
   外交とか。 
   まあ、セイルーンによるたびに。
   フィルに押し付けられた。
   という理由もあるけど。
   そんなこんなで。
   とりあえず。
   リナ達が、禁止区域の中に位置している、書物の保管場所で。
   シャザードが創った鏡のヒントや。
   そして、ゼルガディスの体を元に戻す方法など。
   これは、アメリアから、こちらの世界のアメリアが聞いて。
   なら、私も、手伝います!といって。
   無理やりに、ゼルガディスを言いくるめて。
   ここにつれてきた経緯があるのは、また別の話だけど。
    
   
   そんなこんなで。
   リナ達は。
   もくもくと。
   視界の果てまであるかという。 
   書物とにらめっこしつつ。
   それぞれの目当ての情報を。
   捜してゆく。



   「リナ、大丈夫か?」 
   「まったく・・ここ、魔術が制限されてるのが不便よね・・。」
   ぶつぶついっているリナ。
   地脈のエネルギーを利用して。
   多少、精神世界から切り離されているこの場所。
   つまりは、大切な書物などが、魔法にて、傷がつかないように。
   という配慮から。
   ここの保管場所では。
   リナ達がいう常識の範囲の魔法が使えなかったりする。
   まあ、使おうと思えば、使えるんだけど。
   入り口にて。
   それようの、札を手渡され。 
   魔法を使おうとしたら、それから。
   致死量の電撃が流れる。
   というその面白い仕組みを取り入れていたりする、この空間。
   しかも、これをもっていなければ。
   侵入者とみなされて。
   ここに空気中にと漂わせている、肉食性の、一ミクロンの羽虫が。
   こぞって、その侵入者の肉を食い荒らしてゆく。
   というトラップなんかもあるけど。  
   まあ、その前に。
   この入り口で。
   まず、足止め食らうけどね。
   徹底した管理と守り。
   窓などは、一切無し。
   光ごけを改良した品種の壁に塗られた塗料で。
   灯りなどは、必要最低限というか、まばゆいほどに保たれているこの部屋。
   そんな部屋の中で。
   上の方にある、書物をとろうとして、背伸びしていたリナを。 
   ひょい。
   抱きかかえて、手が届くようにとしているガウリイ。
   「ちょ!?何処さわってんのよ!//」
   「ほら、騒ぐと落ちるぞ?」
   「・・・・ううぅぅぅ!」 
   腰に手を回されて。
   かなり、真っ赤になりつつ。
   上にある書物を取っているリナ。
   ガウリイがとれば早いのだけど。
   そのことにすら気づいてないリナ。
   ガウリイは気付いて、わざと、リナを抱き上げているんだけど。
   かなりの確信犯よね。
   本当、楽しませてくれるわよね。
   


   「・・・・かなりの量だな・。」
   どさ。 
   目の前に、積み上げられたその書物。 
   合成獣に感する、その作成とその技術。 
   などを扱った書物を。 
   目の前に積み上げて。 
   一冊、一冊確認していくゼルガディスに。
   それと同じく。
   ゼルガディスの知りたいことを調べつつ。
   アメリアは、リナが捜している。 
   シャザードが作り出したアイテムの行方を。 
   書物の中からと探り当ててゆく。


   

   結局。 
   調べ物が終わるのに。
   数週間、必要としていたリナ達だったりする・・。
   その間。
   ようやく、人々も落ち着き。
   資金も出来て。
   もちろん、その全ての資金は。
   元はといえば、コピーの彼が原因なので。
   魔族が合成されていたという縁で。  
   ゼロス達に全額負担させている何とも心優しいあたし(はあと)
   
   

   「・・・あ。リナさん、これじゃないですか?」
   積み上げられた書物の中に。
   それらしき文章を見つけて。
   リナを呼んでいるアメリア。
   ちなみに。
   この場所には。 
   各世界の様々な情報が詰められてもいる。
   セイルーンが、大国であるがゆえん。 
   その一つ。
   常に、世界の動向などを把握しているからに他ならない。
   つまりは。
   ここには、他の王国にとって、かなり機密事項なども、
   かかれた文書なども保管されていたりする。
   各世界には、それを調べる、伏患者も。
   セイルーンは、初代より、派遣している事実もあるのだが。 
   それゆえに、ナーガ、つまりは、ここ。 
   セイルーンの第一王女。
   グレイシアも、様々な情報に的確であるのだけど。
   アメリアに言われて。
   「どれどれ?」  
   そこにかかれている文章を読んでゆくリナ。
   そにこかかれていたのは。


   ―シャザードグランディが創ったとされる、鏡の行方。
    一つは、とある魔道士二人連れが、奪還時に、奪った当人によって。
    破壊された・・ということ。
    もう一つは、とある遺跡にとあったものの。
    数年前、とある盗賊団、ローズティーチャーの手により、
     盗掘、盗まれ。その盗賊団は。
      とある魔道士に壊滅させられた模様。
       その後の即席は・・不明。―
   「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
   だらだらだら・・・・。
   その、ローズティーチャー。
   その言葉に、思いっきり、心当たりがあるリナ。
   それを読んだ直後に。
   大量にと汗を流し始めてゆく。   
   ま・・・ままままましゃか・・・あれが・・(汗)
   「まさか、この盗賊を壊滅したのが。
     リナさんだったら、話しは早いんですけどね。」  
   そう冗談半分にいうアメリアのその言葉に。
   「・・・・・・その・・まさか・・だと思う・・(汗)」
   大量に汗を流しているリナがぽつりとつぶやく。 
   「リナ?どうかしたのか?」
   いいつつも。
   リナの汗をハンカチでふき取っているガウリイ。
   何気に、肩に手を置いているけど。
   しばし、そのまま、リナは硬直し。 
   「あ・・あれが、あれだったのぉぉ!!?」
   以前、里帰りしたときに。
   お土産に・・と。
   ルナに手渡した。 
   ちょっと、かわいらしさがあり、不思議な魔力を秘めていた鏡を思い出し。
   というのも。 
   その鏡が印象に深い。
   というのは。
   あの一件、シャドウリフレクターのその直後であったがゆえに。
   かなり、記憶を残しているリナ。
   同じ鏡で、シャザードが作ったものらしい。
   というのを聞いたとたんに。
   リナは、それをルナにの手土産にと確定させて。
   そのまま、ゼフィーリアにともって帰り。
   ルナにと献上している。
   といういきさつがあるのだけど。
   「リナ?心辺りがあるのか?」  
   書物を読んでいたゼルガディスが。 
   ふと、顔を上げて問いかける。
   「・・・・・・・・・・・それ、今・・あたしん家にあるわ・・・・。」
   まさか、依頼されていた品物が。
   自分の実家にあるとは。
   夢にも思ってなかったリナ。
   「なら、話は早いですね!
     あちらの私達を無事に!元の世界に戻してあげるためにも!
      次の目的地は、リナさんの実家ですね!」
   がっつポーズをとるアメリアに。 
   「な゛!?まさか・・いくつもり!?」
   悲鳴に近い声を出しているリナ。
   「当然です!」
   「い・・いやぁぁあ!
     姉ちゃんに会うのはいやぁぁぁぁぁ!!!!」 
   それでなくても。
   姉ちゃん・・・絶対ぃぃぃに、あたしが、魔王を倒したの!
   知ってて、手をこまねいてまってるぅぅ!!!!!(涙)
   顔を真っ青にして。
   叫びだすリナの姿が見受けられてゆく。



   「えぐ・・えぐ・・・。」
   泣きやまない、リナをずっと、ガウリイが、
   夜も離れずに、慰めつつ。
   結局。
   セイルーンの後始末は。
   フィルが責任をもってやる!
   とはいうものの。
   人手が足りない。  
   という理由で。
   使い勝手がいい、こちらの世界のゼロスを提供し。
   あたし達はといえば、次の目的地をゼフィーリアと決めて。 
   出発してゆくことにしたのは。

   サイラーグの事件より、一ヶ月後のこと。


   とりあえず。
   今回は、いきなりの移動でなくて。
   のんびりと、ゼフィーリアまでの移動を楽しみますかv
   「それじゃ、セイルーンのゼフィール、シティに向けて、出発(はあと)」
   ユニットのその言葉に。 
   「いやぁぁあ!いきたくないいい!」
   「リナさん、これも、正義のためです!」 
   「リナ!さあ、はりきっていきましょう!」
   ずるずると。
   今だに嫌がっているリナの手を二人のアメリアがもって。
   進んでゆく。
   こちらの世界のシルフィールはといえば。
   エルクとともに。
   サイラーグの復興に当たる。 
   というので、エルクと、他の町の人達とともに。
   すでに、サイラーグにと向けて出発しているので。 
   もう、ここにはいない。
   「いやぁぁぁ!!
    絶対に、姉ちゃんにお仕置きされるぅぅう!」
   リナの悲鳴をそのままに。 
   あたし達は、そのまま。
   ゼフィーリアにとむけて、進みだす。
   ガウリイはといえば。 
   面白いことを考えているけどね。
   
   リナの実家かぁ(はあと)
   よっし。
   リナは、どうやら、鈍いしなぁ。
   周りから固めていこう。
   まずは、ルナ義姉さんに許可貰って。
   その次に、あのおっさんに許可もらって。 
   多分、こっちも、あのおっさんが、リナの父親だろうしな。 
   でも、ここでの俺は、面識ないから。
   なるべくというか、絶対に気に入られるようにして・・と。
   まずは、家族の許可を得て、周りをしっかりと固めて。 
   それから、絶対に、恋人同士になってやる!
   というか、リナが十八になったら、絶対に俺と結婚させてやる!
   と、一人、作戦を練っているし。
   本当、飽きそうにないわね(はあと)


   とりあえず。
   元の世界に戻る鍵。   
   本当は、すぐにでも戻れるけど、それは、内緒(はあと)
   それを求めて、あたし達は、ゼフィーリアにと出発する。
   さぁて。
   これから、しばらく、楽しみますかv
   

   とりあえず。
   見つかったら、(一度)は大人しく、戻りますかね(はあと)


                           −エピローグへー

####################################


  あとがき:
     薫:・・・・というわけで。
       エピローグは、リナの故郷!(爆!)
       さあ、ガウリイ、周りから固めていきます!
       知らぬはリナばかりなり(まて!)
       ゼロス・・どこの世界でも哀れな・・(笑)
       ちなみに。
       口止めされたため。
       ゼラス達には、エル様のこと・・・知られてません(こら!)
       ははははははははvv
       アンケート結果。
       サイラーグの人達は助かっていた!
       というのに決定しました!
       参加してくださった皆様、ありがとうナのです!

    リナ:助かってなかったら?
     薫:フィブリゾが出てきました。はい(実話)
       助かってなくても、混沌というか、黄泉の世界にはいってない。
       つまり、冥王が、何か、使えるかも。
       と、駒として、全ての魂を水晶に閉じ込めて。
       何かに利用しようとしてました。
       というのも。
       レゾ=シャブラニグドウが。
       金色の王の力によって、倒されたの・・・気がつきましたからね。
     姫:そういえば。
       レゾに働きかけてたの、裏設定で、フィブにしてたわね。
       貴女は(はあと)
     薫:です。
       まあ、策士ですから。フィブちゃんは(まてぃ!)
    エル:でも、策士、策におぼれる。
       よりによって、このあたしに!攻撃仕掛けるとは!
     薫:・・今だにそういわれても・・・(汗)
       と・・とりあえず。
       次回で、本当のラストvです。
     姫:ここまでお付き合いくださいましてv
       読んでくださっている人に、心からお礼を申し上げますv
    エル:それでは、まったく、このあたし達を活躍させてない、
       薫には、これからじっくりと、説得が必要ですのでv
     薫:・・・え゛(汗)
  エル&姫:それではv次回がラストv
       またあいましょうvv



    薫:た・・・助けてぁぇぇぇぇ!!!!



    ドドドガガガスッ!
    パシュ・・・。
    ピヂャ・・・・。 
    シィィン・・・・・・・。

  
    何も音が聞こえなくなってゆく・・・・・。

   

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24077助かってよかった…vにゅーよーく E-mail 2002/12/29 02:25:33
記事番号24072へのコメント

こんばんわ。
なぜかテレビにサムラ○○ー○リアル○○○○○スクー○が映ってます。
見てないんですが。(消せよ)
今日はドラマガ&スニをゲットしましたv
ドラジュニの表紙のガウリィの表情に悩殺されかけた(おい!)にゅーよーくです☆

感想ですv

>   あたし達は。
>   その、円の中の揺らめきにと、突入してゆく。

もうお決まりになった空間移動(?)ですね♪

>   どこにでもあるような、黒い神官服に。 
>   どこにでもあるような、錫杖をもち。
>   あたし達をみつつ。
>   ニコニコと、目を細めているものの。
>   多少、かなり動揺が見て取れる。
>   黒い神官姿の男性。

ああ、とうとうこいつまで…。

>   「おお!これは、便利じゃな!とりあえず、
>    儂は、宮殿に先に戻る!アメリア達も、後で来るがいい!」

便利ですませてる…。
フィルさんって…もおいいや…。(^^;)

>   セイルーン名物のアイスクリームを手に持ちつついうのでは。 
>   説得力は無きに等しい。

こいつの言うことを鵜呑みにしちゃいけません!

>   「それは(はあと)」
>   「秘密です(はあと)というのは、無しだかんね・・。」

そういえば十五巻でガウリィに『秘密ですv』とられていじけてましたよね。
「ガウリィさんのイジワルッ!」とかいって。

>   「え・・・えと(汗)実はですね。
>    ここ、セイルーン、数日前に、いきなり。
>     人なんかが、一気に、出現して。
>      今、てんやわんやの大騒動になっているんですよ。
>       しかも、全員、着の身、着のまま。
>        話を聞けば、全員、サイラーグの住人だったりするんですよ。
>         これがまた。」

わーい!
助けてくれたんですねかお様v
ありがとうございますっ!(><)

>    人の規模によって、移動するところをランダムで決定するように。
>    オーブにルナは力を込めていたのもので。

さすがルナさん♪

>   「ちょっと!あんた!バシリゼロス!」  
>   「その呼び方は止めてください!」
>   リナの言葉に、抗議している『ゼロス』。
>   「いから!んじや、ゴキブリ二号。」
>   「リィィィナァァサァァン(涙)」
>   「ご・・・ゴキブリなんて、ひどいですぅぅ!」

ゴキブリ一号、二号に決定で。(真顔)

>   「よっしゃぁ!一人増えたから、礼金が増えたぁ!」

セイルーンが財政難に…。(TT)

>   二人して、針を動かしつつ、縫い物にと没頭していたりするし。
>   ちなみに、格好は、割烹着。

ぶっ!

>   ゼルはといえば。
>   アメリアが、フィルの手伝いをする。 
>   というので。 
>   一緒に、いろいろと、公務を手伝っているけど。
>   さすがに、慣れてるわよね。
>   ここ、二年ばかりの間に。
>   アメリア、ゼルにも手伝わせていたしねぇ。
>   外交とか。 
>   まあ、セイルーンによるたびに。
>   フィルに押し付けられた。
>   という理由もあるけど。

ゼルガディス婿養子確定ですねv
フィルさん微妙に私怨ありそうですが…。
でもゼルそしたら王子様…。
ああああああああああああ。変な想像があああああああああああああっ!

>   そして、ゼルガディスの体を元に戻す方法など。
>   これは、アメリアから、こちらの世界のアメリアが聞いて。
>   なら、私も、手伝います!といって。
>   無理やりに、ゼルガディスを言いくるめて。
>   ここにつれてきた経緯があるのは、また別の話だけど。

そうやって尻に敷かれていくんですねv(まて)

>   ここに空気中にと漂わせている、肉食性の、一ミクロンの羽虫が。
>   こぞって、その侵入者の肉を食い荒らしてゆく。
>   というトラップなんかもあるけど。

怖ッ!

>   ガウリイがとれば早いのだけど。
>   そのことにすら気づいてないリナ。
>   ガウリイは気付いて、わざと、リナを抱き上げているんだけど。
>   かなりの確信犯よね。
>   本当、楽しませてくれるわよね。

ガウリィ最高♪(まて)

>   リナは、それをルナにの手土産にと確定させて。
>   そのまま、ゼフィーリアにともって帰り。
>   ルナにと献上している。

ゼフィーリアへゴーッ!p(>。<)

>   泣きやまない、リナをずっと、ガウリイが、
>   夜も離れずに、慰めつつ。

いっつ役得v

>   リナの実家かぁ(はあと)
>   よっし。
>   リナは、どうやら、鈍いしなぁ。
>   周りから固めていこう。
>   まずは、ルナ義姉さんに許可貰って。
>   その次に、あのおっさんに許可もらって。 
>   多分、こっちも、あのおっさんが、リナの父親だろうしな。 
>   でも、ここでの俺は、面識ないから。
>   なるべくというか、絶対に気に入られるようにして・・と。
>   まずは、家族の許可を得て、周りをしっかりと固めて。 
>   それから、絶対に、恋人同士になってやる!
>   というか、リナが十八になったら、絶対に俺と結婚させてやる!

回りから固めるのも難しいような…。
ルナさんあたり「リナ泣かせたらコロスv」とか笑顔でいいそうですけど…。
まあガウリィだし何とかなるでしょうv
がんばれ、ガウリィ!

それでは。
次で終わりですかぁ…。
寂しいなあ。
…リナとシルフィールの過去話…読んでみたいですv(こら)
なぜかシティハンターが横で映ってる(見てない)にゅーよーくでした☆


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24091NEXT編も希望vv(マテ)海藤雄馬 E-mail URL2002/12/29 19:46:28
記事番号24072へのコメント


こんにちはですvかおさんv
もう年末です、寒いです。
というわけで、短いレスを届けにきました海藤雄馬ですv(マテ)

無印で放送した話の分は終わってしまいましたね・・・。
毎回楽しく読み逃げしてましたv(レスしましょう)
一人で笑いころげてたり、パソコンに突っ込みしてたりしてましたvv(怪しさ大爆発)

>   どこにでもあるような、黒い神官服に。 
>   どこにでもあるような、錫杖をもち。
>   あたし達をみつつ。
>   ニコニコと、目を細めているものの。
>   多少、かなり動揺が見て取れる。
>   黒い神官姿の男性。
>   『ゼロス(さん)(殿)!!!!?』
をおお!!
ゼロスさんvvv
こちらの世界のゼロスさんですねv
相変わらずのパシリ魔族っぷりで・・・(笑)

>   「えぐ・・えぐ・・・。」
>   泣きやまない、リナをずっと、ガウリイが、
>   夜も離れずに、慰めつつ。
らぶらぶ〜〜vv
可愛いですよねvリナさんはvv
耐える男ガウリイさん!頑張れ!!
この二人の今後が凄く気になります!!

>   とりあえず。
>   見つかったら、(一度)は大人しく、戻りますかね(はあと)
とりあえず・・・ですか・・・?(汗)
まぁ、とりあえず、戻って頂いて、NEXTへと進めてもらいたいなぁ〜〜と・・・。
サイラーグの人たちが助かったのは何とかつじつま合わせたりしてv
NEXT、TRY編希望です!!!

読み逃げスミマセン(汗)
2−3日こないとツリーがかなり変わってたりすることありますよね・・・(汗)
それでそのままほおって置いとくものだから、今では読んでない話ばかりで・・・。

んではではvv
まじで、NEXT編も希望ですv(しつこい)

海藤雄馬

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24111スレイヤーズフォーエバー・エピローグかお E-mail URL2002/12/30 01:20:24
記事番号23888へのコメント



  こんにちわ♪
  一ヶ月かけて、ついに、本当のらすとぉぉぉ!
  んっふふふ♪
  つまり、一日一本打ち込んだ計算ですな(まて!)
  しかし・・・・。
  同じ長さなのに、こっちが早く終わる私って・・・(汗)
  よっぽど、前回の干渉、打ち込みサボってたのがまるわかり(爆!)
  ・・・・にゅーよーくさん、毎回、レス、ありがとうなのです!
  ・・・・今日(29日)・・・・仕事が終わって・・・買いに行くかな・・。
  シェリフスターズの最新刊とドラジュニ・・・しくしくしく(涙)
  何で、近くに本屋がないのよぉぉ!!(涙)
  ・・・田舎だしな・・・しくしくしく・・・・・。

  それはともかく、ついに、ラスト!
  ここまでお付き合いいただいております、全ての人に感謝を込めてv
  
  そして、またまた起きたら、十時を過ぎてた私・・・(汗)
  あははは・・・・。

#A##H##A##P##P##Y###N#E#W#E#A#R#E#!


    スレイヤーズフォーエバー  〜エピローグ〜 




  「何で、町の入り口に、キャベツとか、小物を抱きかかえて。
     途方にくれている人なんかがいるんでしょうか?」
  素朴な疑問を投げかけている『アメリア』に。
  「ああ、それきっと、ルナが、
    『私と勝負したかったら、インバース商会で、金貨一万枚分の
     買い物してきたら考えてあげる(はあと)』
   とでも、いっているからでしょ。ここでも。」
  嘘でないし、真実をいうあたしの言葉に。
  「・・・・いやぁぁぁ!戻りたくないぃ!」
  「ほらほら、リナ、泣くなよ。な?」
  にこにこと。
  リナを慰めているガウリイ。
  ここ、ゼフィーリアに無事にたどり着いているあたし達。
  まあ、道中、ちょっと、いろいろと楽しませてもらったりはしたけれど。
  その間中。
  ガウリイが、積極的に、リナにアプローチをしてたりするのも。
  また、お約束。
  リナ、無意識ながら、ガウリイを意識し始めているしね。
  うーん。
  サブリミナル効果、出てるみたいねv
  というのも、ガウリイ、毎晩、精神を抜け出したり、
  または、リナに思念を飛ばして。
  『リナ、愛してる』だの。
  ずっとささやき続けているのがもはや、恒例になっているからだけど。
  その効果は、じょじょに、リナが本人の自覚のないままに。
  深層意識の中に深く浸透し始めているこの現状。
  まあ、それはそれとして。
  楽しくなりそうだからよしとして。
  「えぐえぐ・・ガウリイぃ・・。」
  か・・・かわいい!
  このまま、キスしたい・・。
  とか、リナの瞳うるうる攻撃に何とか耐えているガウリイが、
  また面白い。
  「ここが、ゼフィーリアか・・。」
  いいつつ。
  ゼルガディスが、意を決して。
  「なあ、聞こうと思ってたんだが・・。
    何で、ここ、ゼフィーリアに入ったとたん。
     あちこちで、クレーターらしき場所や。
      山並みなどが異質になっているんだ?
       しかも、あちこちに小さな湖とかあるし。
        岩肌なんかは、切り取られていたり・・・。」
  「俺は聞かないほうがいいと思うが・・。」
  そんなゼルガディスの言葉に、つぶやいているゼル。
  結局のところ。
  赤の竜神の騎士にあえる。
  のであれば。
  というので、ついてきている、こちらの世界のゼルガディス。
  町に入るその直後から。
  道の横などに、ときどき見受けられる巨大なクレーターの跡。
  そして、そこにたまった水にて、湖になっていたり。
  あげくは、そこに温泉が湧き出たり。
  それを利用して、天然温泉として、商売している人達の姿。
  さらには、いきなり、道から少し離れた場所に、
  切り立った、断崖絶壁など。
  「ああ。それは、きっと。
    ゼフィーリアの人達が、何か倒したり、ストレス発散で。
     手加減して何かやった後よ。」
  そんな疑問にユニットが答え。
  「まあ、ゼフィーリアの国柄は、『手加減一発岩をも砕く』
    の、精神に乗っ取っているからねv」
  『・・・・・・・・・・・。』
  あたしの言葉に、なぜか。
  無言になってゆく彼等の姿。
  何か、恐怖と戸惑いの感情を撒き散らしていたりするし。
  別にそんなに驚くようなことでもないでしょうにね。


  ゼフィーリア。
  その首都であり、ゼフィーリア王宮がある、ゼフィール・シティ。
  その、町の入り口で。
  「おや?インバースさんの所の・・リナさん?
    ・・?双子だったっけ?」
  首をかしげている、詰め所の兵士の一人。
  町に入るときの砦の検問。
  その、一般の場所とは違う、別な場所。
  ゼフィーリアの人達が利用している、国民などの専門の砦の検問場所にて。
  あたし達が、そこにいくと。
  あたしとリナをみて、首をかしげる兵士の姿。
  「ああ、双子でなくて、親戚よv」
  嘘でないし。
  だって、親戚というか、このあたしの子供達みたいなものだしね。
  全てが(はあと)
  「そうですか。まあ、インバース家の親戚なら、
    問題ないですね。お連れの方もどーぞ。」
  リナの名前を出すだけで。
  あっさりと、検問を突破する。
  
  「こうも、あっさり、検問通っていいのか?
   まがりなりにも、ゼフィーリアの首都だぞ?」
  唸っているゼルガディス。
  「まあ、あたしの関係者だからね。
    すんなり、入れるわよ。こうみてえも、あたし。
     というか、インバース家って、かなり有名だからね。」
  リナの言葉に。
  「まあ、気にしない、気にしない(はあと)
   それより、そろそろ、お昼だし(はあと)
    食事にでもしない?リアランサーで(はあと)」
  すたすたと、砦を潜り抜け、歩いていると。
  すでに、太陽は、上空にと差し掛かり始めていたりする。
  「リアランサー!?確か、そこって。
    世界グルメめぐりで、一二を争う、かなりおいしい!
     と評判のレストランじゃないですか!」
  きらきらと。
  目を輝かせていう、こちらの世界のアメリアの言葉に。
  「どうして、リアランサーなのよぉ!」
  絶叫を上げているリナ。
  「そーいえば、リナさんのお姉さんも。
    確か、私達の世界では、リアランサーでウェイトレスしてるって。
     いってましたね。」
  ふと、思い出していっているアメリア。
  「そーよ。」
  あたしの肯定の言葉に。   
  「いやぁ!絶対に殺されるぅ!」
  泣き叫んでいるリナ。
  「まあまあ、とりあえず、いきましょ。」
  「あぅ・・・。」
  アメリアにリナはひこじられるようにして。
  とりあえず、あたし達は。 
  ゼフィール・シティ名物。
  というか、名店。
  リアランサーで、食事をとることに決定し。
  そのまま、石向をリアランサーのある方向にと向けてゆく。
  
  「・・・・何で、どうみても、兵士とか、魔道士とかが多いんだ?」
  つぶやいているゼルガディス。
  店の入り口にと、ずらりと並んでいる、どうみても、 
  どこかの国の兵士の姿や。
  魔道士の姿など。
  中には、キャベツなんかを抱えたまま。
  呆然としている人もいたりするけど。
  「ああ、それは、ルナに勝負を挑もうとしている人でしょ。」
  さらりと交わして。
  店の中にと入ってゆく。
  カララン・・・・。
  「いらっしゃいませぃ。」
  店に入ると同時に。
  店の従業員が、あたし達にと声をかけてくる。
  「うう・・・。」
  リナはなぜか、顔面蒼白となりはてているけど。
  「リィィナァァァァ?」
  低く、それでいて、澄んだ声が。
  あたし達にと向かって、飛んでくる。
  「あ゛あ゛あ゛あ゛!」 
  その言葉に、思わず、ガウリイの後ろに隠れているリナに。
  「・・・・あれ?何で、リナが二人いるの?」
  あたしをみて、首をかしげるのは。 
  紫がかった蒼い髪に紅の瞳の女性。
  こっちも、リナで、あっちも・・リナ?
  ・・・あれ?
  この気配・・・ここの人間じゃない?
  「貴方たち・・・・誰ですか?」
  すっと、目を細めて聞いてくるのは。
  ここの世界のルナ。
  ルナ=インバース。
  「それに・・・どうして、リナと獣神官が一緒に?
    どうやら、セイルーンのアメリア姫も一緒みたいだし?」
  『アメリア』をみて、そんなことをつぶやいているし。
  「始めまして。ルナさん、私達、実は。
    シャザード=グランディさんが、作ったという、鏡のせいで。
     ここの世界に飛ばされたんです。
      それで、調べたら、どうやら、リナが。
       実家においてる。といったもので。
        尋ねてきたんですけど。」
   ぺこり。
   お辞儀をしているアメリア。
   「・・・鏡?もしかして・・あの?
     不完全の平行世界移動装置の?」
   鏡といって、すぐにと思いついているルナ。
   ひょこ。
   あたしの後ろにと隠れていたユニットが。
   ぴょこりとそんな会話をしているルナにと向かって顔を出す。
   「やっほーvルナさん、久しぶり(はあと)」
   にっこり。
   手を軽く掲げるユニット。
   「・・・・・・・・・・・」
   ぴしり。
   なぜか、そのままの姿勢で凍り付いているルナ。
   ぱくぱくぱく・・・。
   くちをぱくぱくさせながら。
   ななななななんで、ユニット様が・・ここここここに?(汗)
   つったったまま。 
   そのまま、だくだくと汗を流しているルナの姿。
   「あり?・・・姉ちゃん?」
   姉ちゃんがこんなになってるなんて・・。 
   あたし・・初めてみるんですけど・・。 
   そんなルナの様子を驚愕しつつ、驚いて見ているリナ。
   「・・・・あ・・・あの?ユニット様?
     ・・・こちらの世界にも来られたこと・・あるんですか?」
   おそるおそる聞いてくるゼロスに。
   「まあね。たまぁに、寄ってるしv」
   にっこりというその台詞に。
   「え?どうやって、移動しているんですか?」
   興味深々で聞いてくるこちらの世界のアメリア。
   「ふふ。それは、内緒(はあと)」
   「ちょっと!獣神官!何で、ユニット様が、
     こんな所にいらっしゃるのよ!」
   がくがくと。
   いきなり、ゼロスの襟首を掴んで。
   ゆすり始めるルナに。
   「僕に言わないでください!それよりぃ!」
   「・・・・気付かないわね。」
   「・・・・・そーね。」
   まったく、気配を人にしているとはいえ。
   ルナ、あたしに気づいてないし。
   「始めまして。俺はガウリイといいます。
     リナの姉のルナさんですね。」
   にっこりと。
   会話に混じっているガウリイ。
   「俺、しばらく、ここ三年間ほど。
     エルと一緒に旅してましたけど。
      俺の世界に戻らずに、ここにいることにしましたのでよろしく。」
   さらっ。
   そうさらりというガウリイの台詞に。
   「・・・・・・・え゛?(汗)」
   エエエエエエエル・・・様って・・・(汗)
   ギギギィ・・・・。
   なぜか、顔色も悪く、あたしを見てくるし。
   そして。
   ぎこちない動作で。
   ゼロスを見据えて。
   「・・・・・まぢ?(汗)」
   「・・・・おおまじです(涙)」
   その言葉に、うなづくゼロス。
   しばし、沈黙。
   「い・・・・いやぁぁぁぁぁぁ!!!!
     どうして、エル様が、
      リナの姿でこんな所にいらっしゃるのよぉぉぉ!!!!!」
   なぜか。
   ルナの悲鳴が。
   こだましてゆく。

 
   「・・・・・だから、一体・・リナの正体って・・・・。」
   「・・・・よっぽど、金色の王とつながりが深いのですかね?」
   「まあ、というより。私は、どうして、
     異世界ともいえる、平行世界のルナさんが。
      リナさんを知っているのかが疑問です。」
   ルナが、あたしに対して、なぜか怯えまくっているのをみて。
   固まって、会話をしている、ゼル、シルフィール、アメリア。
   の三人。
   「この人が、赤の竜神の騎士ですか。」
   「・・・どんなに屈強の戦士かと思ったが・・。」
   などと、ルナをみつつ。 
   そんな会話をしているこちらの世界のアメリアとゼルガディス。
   
   ・・・・何かしらないけど・・ラッキィv
   何でかしんないけど、姉ちゃん、エルと知り合いみたいだし。
   それに、ユニットちゃんとも。
   てっきり、かなりお仕置き食らう・・と覚悟してたんだけどな。
   ほっと胸をなでおろしつつ。 
   リナが一息ついていたりもするけど。

   びくびく。
   なぜか、びくびくしつつ。
   「あ・・・あの?どうして、そのような格好を・・・(汗)」
   かちゃり。
   テーブルに水をおく手がかなり震えているルナ。
   「どうしてって。聞きたい?(はあと)」
   「・・・・・いえ、やっばりいいです(汗)」
   何か、聞いたら、とんでもないことになりそうな気がしますし。
   などと、心でつぶやいているルナ。
   ・・・どーいう意味よ・・。
   
   「でも、あの鏡、私の手元にあるのは、かなり不完全ですし。
    というか、あんなものが世間に出回ったら。
     それこそ、次元に綻びが出来かねる原因になるので。
      私が責任もって、封印&管理しているんですけど・・。
       リナが、それと知らずに、
        お土産で以前、もって戻りましたので・・・。」
   店長の許可をとり。
   なぜか、あたし達のテーブルの席にと腰を降ろしているルナ。
   シルフィールの簡単な、状況説明と。
   ここにきた目的をきき。
   その返事にそう戻してくるルナ。
   「でも、あれって、手鏡程度の大きさだったし・・。」
   リナがそんなルナの言葉に、訂正をかけてゆく。
   「だまんなさい!リナ!」
   「・・・はい(汗)」
   ルナの言葉に、すぐにひっこむリナの姿。
   「手鏡程度・・ですか。
     となると、確か、別な世界に対を成す。というか。
      ここの世界に対を成しているその鏡の場所を。
        突き止めないと、いけませんねぇ。」
   ぱらぱらと、資料をめくっていっているそんなゼロスの言葉に。
   「・・・・あんたも、大変ねぇ。」
   「いえいえ。それほどでも。」
   なぜか、ゼロスに同情しているルナの姿。
   どういう意味かしらぁ?(はあと)
   後で、じっくりと、話しが必要のようねv
   
 
   とりとめのない、会話をしつつ。
   今日のところは。
   リナの実家で。
   全員が泊まることに決定し。
   その日は。
   あたし達は、リナの実家にとお邪魔してゆく。



   その日。
   疲れているリナがすぐに寝付いたのを確認し。
   ガウリイは、ガウリイで。
   リナの両親と、ルナに対して。
   リナと結婚を前提につき合わさせてください。
   と、懇願しているし。
   リナの母はあっさりとオッケーを出し。
   リナの父とルナはといえば。
   ルナは、交換条件に、自分に勝つことを提案し。
   あっさりと、それをクリアしているガウリイ。
   まあ、ガウリイの腕。
   すでに、そこいらの魔王とか竜神クラスよりも上になってるからねぇ。
   リナの父はといえば。
   かなり、反対しているけど。
   それは。
   「なら、リナに決めてもらいましょ。
    リナが、このガウリイさんを好きになったら、文句はいわない。
     それでいいわね?貴方?」
   「・・・・・・う・・・。」
   リナの母に言いくるめられて、それで、しぶしぶ納得しているし。
   リナの知らない間に。
   家族認定の、婚約者もどきにガウリイがなっているなど。
   露にも知らずに。
   リナは、久しぶりの自室のベットで。
   ぐっすりと、眠りに落ちているけど。
   

   
   「それで?獣神官?
    どうなら、貴方も、別世界の神官みたいだけど?
     説明してもらいましょうか?
      どうして。エル様が、あんな姿でおられるのか?(はあと)」
   にっこりと。
   深夜。
   ゼロスに詰め寄っているルナ。
   その手に、赤竜の剣をひたりと構えて。
   「・・・・・いいますよ。いいますってば(汗)
     僕としても、泣きたいのは山々なんですからね!
      エル様・・・僕達の世界で・・・人間やっておられるんです・・。」
   ・・・・・・・・ビシィ!
   そのゼロスの言葉に。
   なぜか、ルナはその場に石化した。
   「ちなみに、僕達の世界のルナさん。
    つまり、スィーフィードさん、貴方の妹としてですけどね。」
   「う・・・・・うそぉぉぉぉぉぉ!!!!!?」
   深夜。
   ルナの叫びがこだましてゆく。




   チチチ・・・・・。
   「あれ?姉ちゃん、顔が蒼いわよ?」
   朝食に起きたとき。
   ルナの顔色が、真っ青なのに気付き。
   リナが心配の声を出す。
   「ぐっすり寝れました!」
   にこにこと、朝から元気なアメリアに。
   「どうも、お世話になりました。」
   いって、ぺこりと丁寧にお礼を言っているシルフィール。
   「ずいぶんと、かなり、高度な本があるんだな。」
   そういうゼルガディスはというと。
   書斎にある本に夢中になり。
   徹夜明けとなっていたりするけど。
   こちらの世界のアメリアはといえば。
   そんなゼルガディスの手伝いをしつつ。 
   同じく書斎で、夜を明かしているけども。
   リナの実家は。
   少し、町から離れた場所にと位置している。  
   というのも。
   敷地が、少しばかり、広いがために。
   まあ、あたしにとっては狭いけど。
   たかが、一万坪程度の敷地なんて。
   リナが、結構、お嬢様なので。
   こちらの世界のアメリアなどは。 
   驚いていたりもするけど。
   そこはそれ。
   「・・・・・何も言わないで・・リナ・・・・。」
   なぜか、疲れたようにいうルナに。
   ・・・・姉ちゃんのこんな姿みるの・・初めて。
   そのことにかなり驚いているリナの姿。
   それぞれの、思考を抱えつつ。
   つつがなく、その日の朝食は終わってゆき。


   「・・・・あれ?このデザイン・・・見たことがあります。」
   朝食が終わり、持ってこられた、鏡をみつつ。
   アメリアがつぶやき。
   「何処でですか?」
   そんなアメリアにと聞いているシルフィール。
   朝食が終わり。
   そのまま、リビングのテーブルの上で。
   前日の鏡をルナに持ってこさせて。
   対策を練ることにしたあたし達は。
   鏡を前にしたアメリアが。
   何かを思い出したようにとつぶやくので。
   それをより鮮明にと思い出させようとしているゼルとシルフィール。
   二人の姿。
   そして。
   しばらく、腕をくみつつ、考え込み。
   パ!
   ノウリに浮かぶ、母の寝室。
   今は、姉の寝室にとなっているけど。
   「思い出しました!確か、これ、色違いで!
     これの大きいサイズ、母さんの部屋でみたことあります!
      この色は、銀色ですけど、母の部屋にあったのは。
       白色、間違いないです!」
   鏡を手に取り。
   断言するアメリアの言葉に。
   「なら、話は早いわね。
     私達が元の世界に戻る方法。
      つまりは、この、手鏡を媒介にして。
       異世界のその道にとつなげればいいだけだし。」 
   こくこく。
   出されたホットミルクを飲み下しつつ。
   そういうユニットの言葉に。
   「そうね。元の世界に戻る方法、見つかってよかったわねv
     シルフィールvゼルvアメリアv」
   あたしがいうと。
   「旦那は、ここに残るのか?」
   ガウリイにと話しかけているゼル。
   「まあな。リナがここにいるしな。
     リナがいるところが俺の居場所だしな。」
   「???何で、あたしがいるところが。
    あんたの居場所なのよ?」
   ぐいっ。
   リナの肩を抱き寄せて、ガウリイが言っているにも関らずに。
   まったく理解してないリナの姿。
   『・・・・・・はぁ・・・・。』
   そんなリナの様子に。
   なぜか、アメリア達全員の溜息が一致する。
   まあ、リナだからねぇ。
   「鏡の魔力がどうやら、不安定のようだから。
     日が完全にと頂上に傾くとき。
      太陽の力と、精霊の力を借りて。
       魔力を高めて、それで移動しましょ。
        それでいいかしら?」
   あたしの言葉に。
   うなづく皆。


   とりあえず。
   移動するのは。
   数日後にと重なる、日食の日。
   その日にと決定し。
   それまでは、各自。 
   この世界を堪能すべく自由行動。
   ということで話しをつけ。


   そして。


   数日が経過。
  
   「それでは、アメリア!リナと、ガウリイさん、
     お願いしますね!」
   がし!
   手を握り締めていうアメリアの言葉に。
   「まかせてください!絶対にくっつけてみせます!」
   『・・・お゛い゛(汗)』
   そんな二人のアメリアの言葉に、二人のゼルガディスの声が一致する。
   「ガウリイ様、絶対に幸せになってくださいませね?」
   シルフィールが名残惜しそうにと、ガウリイに言っているけど。 
   「リナがいる限り、幸せ以外になれないから、安心しろ。」 
   「・・・ガウリイさん、それ・・・のろけですか?(汗)」
   にこにこと、言い切るガウリイに。
   突っ込んでいるゼロス。
   リナはというと。
   今、ここに、ルナが見送り出来ているので。
   ルナの代わりに、アルバイトをしているので。
   ここにはいない。
   まあ、
   さきほど、ちゃんと、別れの挨拶はしてきたし。
   「それじゃ、そろそろ、時間よ?いーい?」
   あたしがいうと。 
   ふっ。
   太陽が、月にと隠れてゆく。
   日食。
   太陽と、月が、ちょうど、移動上に重なり。
   月の影で太陽の光がさえぎられる現象。
   
   その、リング・・つまりは、ダイヤモンドリングと化した。
   太陽の光にと、手鏡をかざすと。
   カッ!
   その、反射で。
   ゆら・・・・。
   虚空に、光の円が出来てゆく。
   
   「それでは!こちらの世界の私!それに、ゼルガディスさん!
     ルナさん!いろいろとありがとうございました!」 
   アメリアが元気よく挨拶し。
   「ルナvまったねv」
   「・・・・・・・・・・・・・・はい(汗)」 
   あたしの言葉に、なぜか冷や汗かいているルナ。
   「それじゃ、元に戻るわよv」
   「・・・・何か、遠回りだったな・・。」
   ユニットの言葉に続いて、図星を指摘しているゼルの声が。
   聞こえているけど。
   

   ユラリ。
   虚空にと出現した、わっかが。
   あたし達を取り囲むようにと、くるくると回り。 
   そして。
   カッ!

   わっかの光の残像だけを残して。
   その場から。 
   あたし達の姿は掻き消えてゆく。



   「さて、では、これから、いろいろとよろしくお願いしますねv
     ルナ義姉さん(はあと)」
   にっこりと。
   あたし達を見送った後。
   ガウリイが、側にいたルナにという。
   「・・・・まだ、そう呼ぶのははやい!」
   ザシュ!
   「おっと!」
   「ちっ!よけたわね!」
   和気藹々と。
   剣裁きを繰り広げている、何ともほほえましい風景が。
   しばらく見受けられていた。




   ドサッ!!
   「はいv到着ぅ(はあと)」
   「結構楽しかったわねv」
   すと。
   あたしとユニットが、  
   そのまま、まるで一歩を踏み出すようにと。
   その今までとは違う。
   周りは、四方壁に覆われ。
   窓には、かわいい、レースのカーテン。
   そして。
   大きなベットのその傍らに。
   身長よりも大きな、白い双頭蛇の飾りが施されている、鏡の姿。
   「・・・・・いったぁぁぁぃ!」
   「・・・アメリア・・・・・のいてくれ//」
   着地に失敗して。
   そのまま、ゼルの上にと、のっかかるようにと倒れているアメリアだし。
   「え・・と・・ここは・・・。
     セイルーン・・ですか?」
   瞬時に、その空気と、この辺りの精神世界の状況から。
   判断しているゼロス。
   

   ドスン!
   あたし達が、鏡から出現したとき。
   少しばかり、音が響き渡り。
   ダダダダ・・・。
   ドタドタドタ・・・・・。
   『何ごとだ!』

   バッタァァァァン!!!!!


   あたし達が、壁にと掲げられた、等身大の鏡から出現して、しばらく後。
   あたし達のいる部屋の扉が。 
   勢いよく、開かれてゆき。
   兵士達が、入り込んでくる。


   「・・・・・え?ここって・・・・グレイシア姉さんの部屋じゃ!?」
   目を丸くしているアメリア。
   見覚えのある家具に。
   見違えのない、その空気。
   がばっ!
   ゼルの上から、飛びのいて。 
   窓にと顔をアメリアが覗けたその直後。
   兵士達が、扉から入ってくる。


   『アメリア姫様!?それに・・?!』
   確か・・アメリア様は・・・ディルスにいかれていたはずでは?
   首をかしげている兵士達。
   「・・・・・お゛い゛。アメリア・・これ・・・・。」
   ゼルが、壁の一点を指差す。 
   そこにあるのは、カレンダー。
   日付をみて、なぜか固まっているゼル。
   「・・・・・・・え゛(汗)」
   そのまま、アメリアもまた固まってゆく。

   「・・・・・どうやら、ディルスの事件が終わった・・。
     あの直後というか・・・・。
      ・・・・・一日しかたってませんね・・・。」
   なぜか、呆然といっているゼロス。
   「まあ、異世界旅行なんだから、
     そんなのあってもおかしくないって(はあと)」
   あたしの言葉に。
   「それもそーですね。って・・・あああああ!
     父さんに、報告にいかないとぉ!
      ちょうどいいです!リナさん達も、一緒に!
        あの一件の報告お願いします!」
   あわてて。
   ぱたぱたと。 
   ゼルの手を引っ張って。 
   部屋から出てゆくアメリアに。
   いまだ硬直し、何が何だか、理解できてない兵士達に。
   「ああ、気にしないでくださいな。
    いつものことですので(はあと)」
   にこぉ(はあと)
   ユニットが、それとなく、話をはぐらかすと。
   それ以上の突っ込みをしようとしなくなる兵士の姿。
   というか、突っ込まないようにと、暗示をかけたんだけどね。


   あたし達が、こちらにと戻ってきたのは。
   あたし達が、盗賊いじめをしていた。
   その次の日のこと。
   つまりは。
   こちらの時間では。 
   一日しかたっていない。
   ということなんだけど。
   

   「・・・というわけです。」
   「何と!?ディルスの国王に、覇王が成り代わっていたとな!?」
   驚愕するフィル。
   あたし達が、いきなり。
   ナーガの私室にいたのには、あまり驚いていない。
   まあ、フィル、あたしが、空間移動、出来ること、知ってるしね。
   その説明に。
   その場にいた、他の大臣や、兵士などは。
   なぜか、完全に凍り付いているけど。
   「とりあえず、ディルスの一件は、収まりました。
     父さん。これからが大変です・・。」
   今だに。
   デーモンの発生は後を絶たない、今の状況。
   ゼロスはといえば。 
   一応、ガウリイが、別世界に残った。
   というのをゼラスとSに報告に一度戻っている。
   
   「では、アメリア、お前の陣頭指揮の下。
     ゼルガディス殿と協力して、デーモンの駆除を頼む。
      儂は、外の世界との、外交などで今は忙しいからな。」
   がはは!
   笑うフィルに。
   「・・・あの?グレイシアさんはどうなさったのですか?」
   シルフィールの質問に。
   「なぁに、また、道に迷っているのであろう。
     そのうちに戻ってくるさ。がっははは!」
   それでいいのか?
   そのフィルの言葉に。
   ゼル、シルフィール。
   二人の思考が一致してゆく。
   「じゃあ、あたし達は、これで。」


   一応、ディルスで起こった事件の詳細を詳しく説明し。
   セイルーンを出るあたしとユニット。
   といっても、ついでに、シルフィールをサイラーグにまで。
   送り届けることにして。
   さて。 
   全員と別れた後で、ちょっと、からかいにいきますかねv


   今度は、リナをこっちにつれてきても、楽しいかもねv
   ふふふふふふvv


                          


                          −終わり♪ー



   おまけ♪


   「・・・・ゼルガディスさん。私、ふと、感じたことなんですけど・・。
     ・・・ひょっとして・・リナさんって・・・。」
   デーモンの駆除をする討伐対を編成しつつ。
   アメリアが、作戦会議中にぽつりとつぶやく。
   「・・・・・深く考えるな。考えたら、負けだ・・。
     もし、その考えが事実だったら・・・どうする?」
   「・・・・あ・・・・あはは(汗)
     そんなわけないですよね(汗)」   
   まさか・・・『金色の王』=リナ(さん)ということは・・・・(汗)
   なぜか。
   二人の思考は、完全に一致しているし。
   あらvv
   正解vv


####################################

  あとがき:
    薫:・・・・・二時です!(まて!)
      というのも。
      九時から打ち込んでたら(実話)
      母が、石版が見つからない!といって・・呼ぶんです(涙)
      只今、家の母、ドラクエ4をクリアして、只今7を挑戦中v
      ・・・・しかし・・・・・・。
      なぜ、ダーマ神殿場所なのに、今だに装備が、皮の盾ぇぇ!?
      しくしくしく(涙)
      ・・・・・よく勝ててるよな・・毎回(涙)
    姫:それはともかくとして。
      貴方、まだ年賀状・・・・。
      あと、四名の絵・・書いてないんじゃ?
   エル:それとか、恩師の先生とかの一文もね。
    薫:・・・ぎくぅう!(汗)
      と・・めとりあえず。
      どうにか、こうにか一区切りv
      多分(本当に多分)今年の投稿はこれでおしまいですv
      皆様、よいお年をお迎えくださいv
   エル:・・話をずらしたわね・・・・。
    姫:そーして、とうとう、半年以上、リレー小説もどきの。
      続きの投稿をしていないっ・・とv
    薫:ひぇぇぇぇ!!!!!!(涙)
   エル:確か、あたしの漫遊記の番外編も・・ご無沙汰よね?(はあと)
    薫:・・・・く・・・雲行きが・・(汗)
   エル:まあ、何はともあれ。
    姫:皆様、よいお年をお迎えくださいなv
  エル&姫:それでは!
       また、いつかvv






    エル:それで?このあたしが活躍してなかったのは・・・・・。
       どういうこと?
     姫:それもあるけど。
       どうする気かしら?この人?
       あれ・・・・。
    エル:まだ一行も打ち込んでないわよね・・・。
       企画として、というか。
       完全無欠版スレイヤーズ。
       出来たら、正月に漫遊記本編、打ち込めたらいいなぁ。
       とか、無謀にも予定たててるけど・・・・・・。
     姫:この人の打ち込みスピードから言ったら・・・・。
       まず無理よねぇ。
    エル:そうよね・・。
       とりあえず!このあたしの番外編をとっとと打ち込まさせないと!
     姫:確かに、そうねv
    エル:ってことで、ユニットvお仕置きにいきましょv
     姫:賛成v


    (遠くで、悲鳴が巻き起こってゆく・・・・)
   
   
    

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