◆−長編の続きです。(ガウリナ&ゼルアメです)−かお (2002/10/3 11:22:09) No.22374
 ┣リナ達の干渉・第25話−かお (2002/10/3 11:23:27) No.22375
 ┃┗Re:リナ達の干渉・第25話−闇竜翔 (2002/10/3 19:11:41) No.22392
 ┃ ┗またまたどうもです♪−かお (2002/10/5 01:49:34) No.22440
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 ┃┗狂ってしまった王・・・許すまい−猫楽者 (2002/10/4 12:41:55) No.22410
 ┃ ┗会社から、わざわざありがとうなのです(はあと)−かお (2002/10/5 02:04:14) No.22441
 ┗リナ達の干渉・第27話−かお (2002/10/5 12:02:29) No.22445


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22374長編の続きです。(ガウリナ&ゼルアメです)かお E-mail URL2002/10/3 11:22:09


こんにちわ♪
またまたツリー落ちしています・・(まてまて!)
というわけで、そろそろ一年たとーかというこの長編(汗)
続きを投稿するのです・・。
ちなみに。
この世界、ロストユニバースと同じ時代。
つまりは、スレイヤーズの世界から二千年後となってます。
ついでにいえば、各自、リナ達メンバーは転生しています。
ま、アメリアとゼルガディス以外は・・。
人でなかった(こらまて!)
という設定ですが・・(汗)
ちなみに、参加キャラは。
神坂先生の作品から。
日帰りクエスト→エリ、ラーディ・メイ・クルーガー・レックス・ゾムド
シェリフスターズ→クイーン(ナーガの転生)・レティシア、サミィ・
         イーザー・メニィ・(主に)
         (ついでに、それぞれの乗り物、ヴァルキュリー・
           ヴァイバーン・ドラグゥーン・・爆!)
ロストユニバース→キャナル=ヴォルフィード(ルビー=ヴォルフィード←私の設定)
         ミレニアム=フェリア=ノクターン(ミリィ)。 
         ケイン=ブルーリバー(ケイン)
         アニス(アリシアの転生)←義仲翔子先生の作品参考にて(まて!)
スレイヤーズ→リナ=インバース(リナス)・ガウリイ=ガブリエフ(カウリス)。
       アメリア・ゼルガディス。
    

以上となってます(まて!)
ちなみに、アメリア、ゼル、ガウリイに関しては。
サブネームが今は違いますので・・。
ただ今のガウリイは、女性にも男性にもなれる状態になってたり・・(まてぃ!)それでは、続きをいくのです。
ちなみに。
これ、リナの約束、一部、45話もあったやつの二部にあたります・・(汗)
それでは、二部、リナ達の干渉。
いくのです!!!!

(何話になることか・・・汗)          

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22375リナ達の干渉・第25話かお E-mail URL2002/10/3 11:23:27
記事番号22374へのコメント



  こんにちわ♪
  またまた間が開いたのです・・。
  え?
  リレー小説??
  あ・・・あははははは(汗)
  ・・・・・続き・・・頑張ります・・(滝汗)
  それでは、いい加減に終わらせないとキリがない、
  リナ達の干渉。
  第25話なのです。  
  以前のは、著者別からお願いします・・・・・・。(何て無責任・・)


#######################################


        リナ達の干渉  第25話




    ―求めても、求めても、何かが満たされなかった幼い日・・・・。



    『父様?』
    「ふ・・・・ふはははははは!」
    あ、狂った?(はあと)
    別のアジトである隠れ基地に、
    移動したものの、すでに、そこは、カウリスによって、
    破壊しつくされていた。
    というか、跡も形も見当たらない。
    ウラノフェン、ここにあった、アイテムの数々を思い出し、
    半ば、狂気に陥っているし。
    「私・・・私の・・私のコレクションが・・ふふふ・・・。
      もう、私には・・・イブ、協力してくれるな?」
    もはや、実体版の人形も、何もかも。
    どうでもいい。
    敵が責めてきたのだ。
    ここの銀河の辺りは、すべて吸収し、壊滅させ、
    イブの力として使い尽くしているというのに。
    どこからともなく、彼らが。
    モニターが映し出すのは、
    ルナ、ルビー、ヴァイバーン、ドラグゥーンが。
    次々に放った洗脳したかつての魔王や神々などを、
    廃棄していっている姿。
    まあ、能力の何もかも、イブのものとして。
    それでいて、抜け殻になっている彼らを洗脳し、
    使っているから、当たり前の結果だとおもうけど。
    そんな様子を眺めつつ。
    そして、今、この場所でも、すでにアジトにたどり着いたのは、
    百件目。
    ことごとく、そのアジトすべてが跡形もなくなくなっていた。
    彼は知る由もないが。
    カウリス、かなり怒ってたからねぇ(はあと)
    すでに、カウリスの怒りの余波で。
    この辺りに無事な惑星など。
    惑星アテナ以外には、本気でなくなっていたりするし。
    ま、もともとなかったに等しいけどねぇ。
    何しろ、イブ、太陽も何もかも、
    その身に吸収して、そのエネルギー、自分のものとしていたから。
    『はい。お父様。』
    「ソウルシステム、軌道。」
    『了解。』
    ぴぴぴぴぴぴっ!
    イブのコックビット中に、無数のモニターや光が点滅する。
    ヴゥ゛ン・・。
    その中央に、一つの椅子が出現する。
    「今度は・・もう、手加減なんかは・・しない・・・。
       まってろよ・・・私のかわいい子猫ちゃぁぁぁん(はあと)」
    『ソウルシステム、軌道、物質レベル分解値、計算終了!』 
    「イブ・・・私のかわいい娘・・。   
      喜ぶがいい、この私と一つになることを。」
    狂気の笑みをうかべていう。
    すでに、イブに接続されていたヴィオラは、
    イブの無数の機械類に飲み込まれ。
    その顔しかのぞいてないが。
    『私は、父様のためならば、何でもしますから。』
    澄んだ声が響いてゆく。
    「私の望みがもうすぐかなう・・。」
    『ずっと父様とともに・・・。』
    ヴヴヴンン・・・・・。
    イブの意識は、ウラノフェンの中に取り込まれてゆき。
    イブそのものが、ウラノフェンの意識で支配されてゆく。
    


    「あ!!」
    思わずルナが叫ぶ。
    「どうしたの?ルナ?」
    エリが問いかけるが。
    「くっ・・卑怯よ!!放しなさい!!その子を!」
    ルナが視界にとらえているのは、
    その中央に、一人の小さな女の子を捕らえている敵。
    そして、その横で、じたばたともがいている、
    黒い髪の男性がいたりするけども。
    ・・・・こら(笑)
    「あれ?何か、あの子、ルナさんに似てるぅ(はあと)」
    メニィがワイバーンのコックピットから、そんなことを、
    その様子をみて言っていたりするが。
    「・・というか、あの横のじたばたもがいている物体・・何?」 
    的確な表現ね(はあと)
    レティシア♪
    「あれ?あれって、確かルナの末娘のフィライトじゃない?」
    戦艦デュールの中で、そんなことを笑いながらつぶやいているのは。
    ユーリ。
    「あ、本当だ。」
    それをみて、同意しているエリー。
    『どういうこと(だ)?』
    そんな二人の会話が別の機体、三体に届き。
    デュール内に質問が通信を通して入ってくる。
   
    「ルナさん?どういうことですか?」
    ラーディーがルナに問いかける。
    ルナはしばし、そちらをみつつ。
    「こら!!レイス!!何あんたはやってるのよ!!」
    一喝してるし(はあと)
    「う・・・。ルナ・・か!?」
    もがいている物体から、どこからともなく、ルナ達の耳に、
    その声が届く。
    「何あっさり、捕まってるのよ!!反撃くらいしなさい!!
      あんたは、仮にも魔王でしょーが!!!」
    「そうはいうがな!ルナ!フィライトにもしものことがあったら、どうする!」
    「それを守りつつ、何とかするのが父親ってものでしょーが!」
    『・・・・・。』
    ギゃーギゃーギャー。
    何とも、緊張感なく、夫婦漫才を繰り広げているこの二人。
    「・・・あれが・・・魔王です・・か?」
    あっけにとられているレックス。
    「・・・・なんか、情けない・・。」
    あきれているクルーガー。
    「ま、そんなものなんじゃない?」
    「でも、魔王といったら、伝説の中でも、最も畏怖される存在なのに・・。」
    あっさりというエリに、ゾムドがあきれたようにつぶやいていたりするのは。
    ルナの内部にて。
    
    「サミィ、彼らの内部に、共通して、きしみを発見した。
     そこから、力が常に補給されている。」
    イーザーがその力の補給源を突き止めていたりするが。
    あるものは、イブの体内に、あるものは、オブシディアンがもっている、
    装置の中に。
    各自の本体は保管されている。
    今ここに出現しているのは、彼らの影というか一部に他ならない。
    「こちら、ワイバーン、こちらでもそのきしみというか、
     亀裂の位置、つかんだわ。」
    レティシアが通信をいれる。
    
    その間も。
    「大体、なんであっさりと掴まったままなのよ!
      フィライト連れて、逃げればいいじゃないのよ!」
    「無理いうな!あいつ・・オブシディアンが使っている、
      力の中には、監視者達の力もあったんだぞ!
       たかが、魔王程度の我でどうにでもなるものか!」
    「そうはいうけど、私達、結構、力ある存在なのよ!
      他の魔王や神々とは違って!伊達に幼いころから、
       カウリス様とリナス様の側にいなかったでしょうが!」
    「確かに、そのおかげで、忍耐力や防御力は、
     誰にも負けないという自身はあるがな。
      でも、かわいい娘になにかあってからではおそいだろ!?」
    「だぁぁ!!フィライトをかわいがりすぎる、その性格!
      何とかしなさい!!甘やかしてたら、ずっと、
       そのままになっちゃうわよ!」
    いい例が、エメロードね(はあと)
    何しろ、全員にかわいがられてたので。
    未だに甘える癖・・治らないし(はあと)
    ま、それはそれで面白いからいいけどねvv
    
    「夫婦漫才やってる、あっちはほっといて。
      こちらだけで突入しましょう。」
    あきれたようにそのやり取りをみているサミィ。
    「同感ね。とりあえず、敵の攻撃も、
     あっけにとられて、今のところ、停止しているし。」
    レティシアがいう。
    「ねぇねぇ。レティ、クイーンはどうするの?」
    「メニィ、ほっとくの!」


    「おーほっほっほっほっ!」
    ちゅどどぉぉぉぉんんんん!!!
    ヴァルキュリーから無数の光線が発射され。
    辺りかまわずに撒き散らされていたりする。
    「おーほっほっほっ!!このクイーンさまの実力、思い知りなさい!
      おーほっほっほっ!」
    どどぉぉぉぉんんんん!!!
    面白いことに、この光線は、ヴァイバーンやドラグーン、
    そして、ルナやキャナル、デュールにも、
    はっきりいって、無差別に繰り広げられていたりする。
    そのたびに必死でよけている彼らの姿がこれまた楽しい(はあと)
    まあ、デュールに関しては・・。
    そのまま、たどり着くまえに、
    光線が無と化して、霧散しているんだけど(はあと)

    「・・・・なんか、つくづく思うけど・・。
      私達って・・・まともだったのね・・・。」
    無茶な戦いをするのは、自分達だけ。
    そう思っていたが。
    この様子をみつつ、ぽつりとミリィがつぶやく。
    「とりあえず、キャナル、この場は、あいつらに任せて。
     俺らはもう一人の方、逃げたオブシディアンを追う!
      それでいいな?」
    なぜか憔悴しきっているケインの言葉に。
    「あ゛あ゛!!破損が!!資金がぁ!」
    ビービービー。
    絶え間なく響く警戒音。
    一人わめいているルビ。
    「・・ってことは、あんたらも、かなりきわどい仕事というか、
      事件に数々当たっているんだな。」
    ふっと笑うゼルガディス。
    「まあ、ここ、トラブル・コントラクター、
      通称、やっかいごと下請け人(TC)
       ですし。(はあと)」
    淡々というミリィに。
    きゃきゃきゃ♪
    楽しんでいたりするアニス。
    「でも、ケイン?追いかけるって・・・・。どうやって?」
    「ふっ。なぜか、気づいたら懐に入っていた、
      リナの写真な。それ、おいといたら、オブシディアンのやつが、
       もっていっているからな。
        それに、追撃用の発信機が仕込まれていたからな。」
    あっさりというケイン。
    面白くなりそうだからって、
    あたしがケインの懐に転移させておいたのよね♪
    「・・・・あ゛〜・・・・。そりゃ、もってくわね・・。」
    「というか、エル様、やるなぁ(はあと)」
    「・・・・・頼むからこれ以上ガウリイを暴走させないでくれ・・・(涙)」
    その意味を悟り、苦笑するミリィ。
    誰がやったのか、理解して、あたしをほめているアニス。
    そして、なぜかこれ以上カウリスが暴走する。
    といって、泣いているゼルガディス。
    要塞から、無事に救助された彼は。
    このまま、このソードブレイカーに滞在していたりする。
    ・・すぅ・・。
    その言葉に。
    「う!?こらキャナル!!生命維持装置(ライフ・システム)が!」
    じたばたばた。
    そのケインの言葉に、なせか機能停止しかけるルビーだし。
    「こ・・・こうしちゃ、いられないわ!
      ともかく、その写真!取り戻さないと!!」
    私達の命がない!
    なぜかあわてているルビー。
    「キャナル、あいつ、あそこを狙っているけど?」
    つっと。
    アニスが指差すその先には。
    アテナから少し離れているその場所に。
    強い力を持つ、黒い球体。
    「エル様と、ユニットお姉ちゃんが、
      今、アテナで育成ゲームをして遊んでいる、
       宇宙空間というか大銀河。あそこに入り込んでるけど?」
    さらり。
    何でもないようにいうそのアニスの言葉に。
    
    『うそでしょぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!』


    なぜか、ミリィ、ルビーの叫び声が。
    一致してるし。
    なんか楽しいvvv




    「・・・・ウランのやつは、ついにイブと同化したか・・。」
    すっと、懐から写真を取り出す。
    「・・彼女を手に入れるためには・・。
      まだまだ力が足りない・・・・。」
    アジトのことごとくは、壊滅していた。
    というか跡形もなくなくなっていた。
    ブレスレットにしている『精神生命体捕獲装置』。
    これから、イブの中枢部に、力を転移させているものの。
    その大元の力そのものはこちらにある。
    「・・・この空間・・。
      私の力にふさわしい・・・。」
    これが出現していたときから目をつけていた。
    これを取り込めば・・・・。
    おそらく。
    自分は、かぎりなく、力を得ることができる。
    そして。
    「そして・・・・永遠に彼女を私だけのものに・・・・。
      ふふふふふふ・・・・。」
    ある意味狂喜。
    というか、無駄だってば(はあと)
    そして、
    空間の入り口に突入し。
    その球体の内部に入ってゆく・・・・。


    「こ・・・れ・・は・・・・。」
    にやり。
    まだまだこんなに銀河があったのか。
    球体の中に入ると、まだ生命は誕生していないように見受けられるが。
    無数の恒星の数々。
    ピッピッピピッ。
    「・・・ふむ。ここは、時間の流れが・・違うのだな。」
    いいつつ、ブレスレットを操作。
    自分の周りでは、通常の時間が流れるようにと作業する。
    「さて・・。では、行動を開始するかな。」
    いって、そのまま、進みだすオブシディアン。




    「へえ、これ楽しいですね。」
    アメリアが水晶を覗き込みながらいう。
    水晶の中では、その度合いに応じて、巡るましく進化してゆく、
    星星の姿。
    「これが、現実だったら、すごいでしょうねぇ。」
    アーリィがつぶやくが。
    「??」
    その言葉にプラチナが首をかしげる。
    ・・・・・自然がいうには。
    この横に本当にこれに似てる・・空間ができてる。
    ・・・というけど・・。
    まさか・・・ね。
    そうおもいつつ。
    わきあいあいとしているお茶会の中で。
    宇宙育成ゲームは。
    滞りなく、進行してゆく。


    さて♪
    楽しくなってきたわねvv


                            −続くー

#####################################

  あとがき:
    姫:次回で、どうして、あの二人が、ここまで性格が面白くなったのか。
      彼らの過去のいきさつが判明します♪
    薫:・・・・面白くない・・(汗)
   エル:しっかし、あの程度で性格が面白くなるなんて♪
      だから人間って楽しいのよねvv
    薫:・・だから、面白くないですってば・・(涙) 
      ・・ま、ともかく。
      よーやく、物語は・・架橋??(まて!)
      これが住んで、そして、ケイルたちのほうのことをやって・・。
      そーして、最後の大決戦(なのか!?)
      そして・・・・。
      だからなぁ・・・・。
   エル:ま、頑張りなさいvv
    薫:・・・何にこやかに・・その大鎌は・・?(汗)
      それに・・すみれちゃん・・そのロッドは??(汗)
    姫:あら♪私の小説、全然打ち込まないからvv
   エル:続きをほうっておいて、まったく違うのを打ち込んでいるからv
    薫:・・・・ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!

    ドシュザシュ・・・・・・・・・・。


    姫:何か聞こえたようだけど(はあと)
      風の音でしょう(はあと)
   エル:それでは、まったね♪
    姫:また、次回で♪
 エル&姫:それじゃあね♪   
  

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22392Re:リナ達の干渉・第25話闇竜翔 2002/10/3 19:11:41
記事番号22375へのコメント

かおさんは No.22375「リナ達の干渉・第25話」で書きました。
>

闇:やっほうです。というわけで闇竜感想書かせていただきます。

>
>
>  こんにちわ♪
>  またまた間が開いたのです・・。
>  え?
>  リレー小説??
>  あ・・・あははははは(汗)
>  ・・・・・続き・・・頑張ります・・(滝汗)
>  それでは、いい加減に終わらせないとキリがない、
>  リナ達の干渉。
>  第25話なのです。  
>  以前のは、著者別からお願いします・・・・・・。(何て無責任・・)

闇:すべて読んでますよ。一応・・・・

>
>
>#######################################
>
>
>        リナ達の干渉  第25話
>
>
>
>
>    ―求めても、求めても、何かが満たされなかった幼い日・・・・。
>
>
>
>    『父様?』
>    「ふ・・・・ふはははははは!」
>    あ、狂った?(はあと)
>    別のアジトである隠れ基地に、
>    移動したものの、すでに、そこは、カウリスによって、
>    破壊しつくされていた。
>    というか、跡も形も見当たらない。
>    ウラノフェン、ここにあった、アイテムの数々を思い出し、
>    半ば、狂気に陥っているし。

闇:ホントにこえっ

>    「私・・・私の・・私のコレクションが・・ふふふ・・・。
>      もう、私には・・・イブ、協力してくれるな?」
>    もはや、実体版の人形も、何もかも。
>    どうでもいい。
>    敵が責めてきたのだ。
>    ここの銀河の辺りは、すべて吸収し、壊滅させ、
>    イブの力として使い尽くしているというのに。
>    どこからともなく、彼らが。
>    モニターが映し出すのは、
>    ルナ、ルビー、ヴァイバーン、ドラグゥーンが。
>    次々に放った洗脳したかつての魔王や神々などを、
>    廃棄していっている姿。

闇:廃棄って言うか撲滅のほうがにあってるような・・・・

>    まあ、能力の何もかも、イブのものとして。
>    それでいて、抜け殻になっている彼らを洗脳し、
>    使っているから、当たり前の結果だとおもうけど。
>    そんな様子を眺めつつ。
>    そして、今、この場所でも、すでにアジトにたどり着いたのは、
>    百件目。

闇:百件ですか!?

>    ことごとく、そのアジトすべてが跡形もなくなくなっていた。
>    彼は知る由もないが。
>    カウリス、かなり怒ってたからねぇ(はあと)
>    すでに、カウリスの怒りの余波で。
>    この辺りに無事な惑星など。
>    惑星アテナ以外には、本気でなくなっていたりするし。
>    ま、もともとなかったに等しいけどねぇ。
>    何しろ、イブ、太陽も何もかも、
>    その身に吸収して、そのエネルギー、自分のものとしていたから。
>    『はい。お父様。』
>    「ソウルシステム、軌道。」
>    『了解。』
>    ぴぴぴぴぴぴっ!
>    イブのコックビット中に、無数のモニターや光が点滅する。
>    ヴゥ゛ン・・。
>    その中央に、一つの椅子が出現する。
>    「今度は・・もう、手加減なんかは・・しない・・・。
>       まってろよ・・・私のかわいい子猫ちゃぁぁぁん(はあと)」

闇:ホントにこの人間は終ったな
ファ:自ら死刑執行状にサインするなんて・・・・愚かだ・・・・愚か過ぎる

>    『ソウルシステム、軌道、物質レベル分解値、計算終了!』 
>    「イブ・・・私のかわいい娘・・。   
>      喜ぶがいい、この私と一つになることを。」
>    狂気の笑みをうかべていう。
>    すでに、イブに接続されていたヴィオラは、
>    イブの無数の機械類に飲み込まれ。
>    その顔しかのぞいてないが。
>    『私は、父様のためならば、何でもしますから。』
>    澄んだ声が響いてゆく。
>    「私の望みがもうすぐかなう・・。」
>    『ずっと父様とともに・・・。』
>    ヴヴヴンン・・・・・。
>    イブの意識は、ウラノフェンの中に取り込まれてゆき。
>    イブそのものが、ウラノフェンの意識で支配されてゆく。

闇:????誰でしたっけ?
ファ:・・・・さすが記憶力の欠片もない・・・・
闇:なんかひどい言われよう

>    
>
>
>    「あ!!」
>    思わずルナが叫ぶ。
>    「どうしたの?ルナ?」
>    エリが問いかけるが。
>    「くっ・・卑怯よ!!放しなさい!!その子を!」
>    ルナが視界にとらえているのは、
>    その中央に、一人の小さな女の子を捕らえている敵。
>    そして、その横で、じたばたともがいている、
>    黒い髪の男性がいたりするけども。
>    ・・・・こら(笑)

闇:赤眼の魔王????アホだ

>    「あれ?何か、あの子、ルナさんに似てるぅ(はあと)」

闇:にてるも何も子供だからね〜

>    メニィがワイバーンのコックピットから、そんなことを、
>    その様子をみて言っていたりするが。
>    「・・というか、あの横のじたばたもがいている物体・・何?」 
>    的確な表現ね(はあと)
>    レティシア♪
>    「あれ?あれって、確かルナの末娘のフィライトじゃない?」
>    戦艦デュールの中で、そんなことを笑いながらつぶやいているのは。
>    ユーリ。
>    「あ、本当だ。」
>    それをみて、同意しているエリー。
>    『どういうこと(だ)?』
>    そんな二人の会話が別の機体、三体に届き。
>    デュール内に質問が通信を通して入ってくる。
>   
>    「ルナさん?どういうことですか?」
>    ラーディーがルナに問いかける。
>    ルナはしばし、そちらをみつつ。
>    「こら!!レイス!!何あんたはやってるのよ!!」
>    一喝してるし(はあと)
>    「う・・・。ルナ・・か!?」
>    もがいている物体から、どこからともなく、ルナ達の耳に、
>    その声が届く。
>    「何あっさり、捕まってるのよ!!反撃くらいしなさい!!
>      あんたは、仮にも魔王でしょーが!!!」
>    「そうはいうがな!ルナ!フィライトにもしものことがあったら、どうする!」
>    「それを守りつつ、何とかするのが父親ってものでしょーが!」
>    『・・・・・。』
>    ギゃーギゃーギャー。
>    何とも、緊張感なく、夫婦漫才を繰り広げているこの二人。
>    「・・・あれが・・・魔王です・・か?」
>    あっけにとられているレックス。
>    「・・・・なんか、情けない・・。」
>    あきれているクルーガー。
>    「ま、そんなものなんじゃない?」
>    「でも、魔王といったら、伝説の中でも、最も畏怖される存在なのに・・。」
>    あっさりというエリに、ゾムドがあきれたようにつぶやいていたりするのは。
>    ルナの内部にて。

闇:無駄ですよ・・・・L様が暇つぶしで創った世界なんて・・・・(ざしゅ、ぼこ)
L:むふふふふ、何か言った?

>    
>    「サミィ、彼らの内部に、共通して、きしみを発見した。
>     そこから、力が常に補給されている。」
>    イーザーがその力の補給源を突き止めていたりするが。
>    あるものは、イブの体内に、あるものは、オブシディアンがもっている、
>    装置の中に。
>    各自の本体は保管されている。
>    今ここに出現しているのは、彼らの影というか一部に他ならない。
>    「こちら、ワイバーン、こちらでもそのきしみというか、
>     亀裂の位置、つかんだわ。」
>    レティシアが通信をいれる。
>    
>    その間も。
>    「大体、なんであっさりと掴まったままなのよ!
>      フィライト連れて、逃げればいいじゃないのよ!」
>    「無理いうな!あいつ・・オブシディアンが使っている、
>      力の中には、監視者達の力もあったんだぞ!
>       たかが、魔王程度の我でどうにでもなるものか!」
>    「そうはいうけど、私達、結構、力ある存在なのよ!
>      他の魔王や神々とは違って!伊達に幼いころから、
>       カウリス様とリナス様の側にいなかったでしょうが!」
>    「確かに、そのおかげで、忍耐力や防御力は、
>     誰にも負けないという自身はあるがな。

闇:はははは、

>      でも、かわいい娘になにかあってからではおそいだろ!?」
>    「だぁぁ!!フィライトをかわいがりすぎる、その性格!
>      何とかしなさい!!甘やかしてたら、ずっと、
>       そのままになっちゃうわよ!」
>    いい例が、エメロードね(はあと)
>    何しろ、全員にかわいがられてたので。
>    未だに甘える癖・・治らないし(はあと)
>    ま、それはそれで面白いからいいけどねvv
>    
>    「夫婦漫才やってる、あっちはほっといて。
>      こちらだけで突入しましょう。」
>    あきれたようにそのやり取りをみているサミィ。
>    「同感ね。とりあえず、敵の攻撃も、
>     あっけにとられて、今のところ、停止しているし。」
>    レティシアがいう。
>    「ねぇねぇ。レティ、クイーンはどうするの?」
>    「メニィ、ほっとくの!」
>
>
>    「おーほっほっほっほっ!」
>    ちゅどどぉぉぉぉんんんん!!!
>    ヴァルキュリーから無数の光線が発射され。
>    辺りかまわずに撒き散らされていたりする。
>    「おーほっほっほっ!!このクイーンさまの実力、思い知りなさい!
>      おーほっほっほっ!」
>    どどぉぉぉぉんんんん!!!
>    面白いことに、この光線は、ヴァイバーンやドラグーン、
>    そして、ルナやキャナル、デュールにも、
>    はっきりいって、無差別に繰り広げられていたりする。

闇:ひどっ

>    そのたびに必死でよけている彼らの姿がこれまた楽しい(はあと)
>    まあ、デュールに関しては・・。
>    そのまま、たどり着くまえに、
>    光線が無と化して、霧散しているんだけど(はあと)
>
>    「・・・・なんか、つくづく思うけど・・。
>      私達って・・・まともだったのね・・・。」
>    無茶な戦いをするのは、自分達だけ。
>    そう思っていたが。
>    この様子をみつつ、ぽつりとミリィがつぶやく。
>    「とりあえず、キャナル、この場は、あいつらに任せて。
>     俺らはもう一人の方、逃げたオブシディアンを追う!
>      それでいいな?」
>    なぜか憔悴しきっているケインの言葉に。
>    「あ゛あ゛!!破損が!!資金がぁ!」
>    ビービービー。
>    絶え間なく響く警戒音。
>    一人わめいているルビ。
>    「・・ってことは、あんたらも、かなりきわどい仕事というか、
>      事件に数々当たっているんだな。」
>    ふっと笑うゼルガディス。
>    「まあ、ここ、トラブル・コントラクター、
>      通称、やっかいごと下請け人(TC)
>       ですし。(はあと)」
>    淡々というミリィに。
>    きゃきゃきゃ♪
>    楽しんでいたりするアニス。

闇:楽しむって・・・・やっぱり分からない。人間て・・・・

>    「でも、ケイン?追いかけるって・・・・。どうやって?」
>    「ふっ。なぜか、気づいたら懐に入っていた、
>      リナの写真な。それ、おいといたら、オブシディアンのやつが、
>       もっていっているからな。
>        それに、追撃用の発信機が仕込まれていたからな。」
>    あっさりというケイン。
>    面白くなりそうだからって、
>    あたしがケインの懐に転移させておいたのよね♪
>    「・・・・あ゛〜・・・・。そりゃ、もってくわね・・。」
>    「というか、エル様、やるなぁ(はあと)」
>    「・・・・・頼むからこれ以上ガウリイを暴走させないでくれ・・・(涙)」
>    その意味を悟り、苦笑するミリィ。
>    誰がやったのか、理解して、あたしをほめているアニス。
>    そして、なぜかこれ以上カウリスが暴走する。
>    といって、泣いているゼルガディス。
>    要塞から、無事に救助された彼は。
>    このまま、このソードブレイカーに滞在していたりする。
>    ・・すぅ・・。
>    その言葉に。
>    「う!?こらキャナル!!生命維持装置(ライフ・システム)が!」
>    じたばたばた。
>    そのケインの言葉に、なせか機能停止しかけるルビーだし。
>    「こ・・・こうしちゃ、いられないわ!
>      ともかく、その写真!取り戻さないと!!」
>    私達の命がない!
>    なぜかあわてているルビー。

闇:そりゃあ、あわてますって

>    「キャナル、あいつ、あそこを狙っているけど?」
>    つっと。
>    アニスが指差すその先には。
>    アテナから少し離れているその場所に。
>    強い力を持つ、黒い球体。
>    「エル様と、ユニットお姉ちゃんが、
>      今、アテナで育成ゲームをして遊んでいる、
>       宇宙空間というか大銀河。あそこに入り込んでるけど?」
>    さらり。
>    何でもないようにいうそのアニスの言葉に。
>    
>    『うそでしょぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!』
>
>
>    なぜか、ミリィ、ルビーの叫び声が。
>    一致してるし。
>    なんか楽しいvvv

闇:楽しいでおわらさないでください!

>
>
>
>
>    「・・・・ウランのやつは、ついにイブと同化したか・・。」
>    すっと、懐から写真を取り出す。
>    「・・彼女を手に入れるためには・・。
>      まだまだ力が足りない・・・・。」
>    アジトのことごとくは、壊滅していた。
>    というか跡形もなくなくなっていた。
>    ブレスレットにしている『精神生命体捕獲装置』。
>    これから、イブの中枢部に、力を転移させているものの。
>    その大元の力そのものはこちらにある。
>    「・・・この空間・・。
>      私の力にふさわしい・・・。」
>    これが出現していたときから目をつけていた。
>    これを取り込めば・・・・。
>    おそらく。
>    自分は、かぎりなく、力を得ることができる。
>    そして。
>    「そして・・・・永遠に彼女を私だけのものに・・・・。
>      ふふふふふふ・・・・。」
>    ある意味狂喜。

闇:ぶつぶつぶつ
ファ:?って混暴風はやめろ〜

>    というか、無駄だってば(はあと)
>    そして、
>    空間の入り口に突入し。
>    その球体の内部に入ってゆく・・・・。
>
>
>    「こ・・・れ・・は・・・・。」
>    にやり。
>    まだまだこんなに銀河があったのか。
>    球体の中に入ると、まだ生命は誕生していないように見受けられるが。
>    無数の恒星の数々。
>    ピッピッピピッ。
>    「・・・ふむ。ここは、時間の流れが・・違うのだな。」

闇:あほ・・・・

>    いいつつ、ブレスレットを操作。
>    自分の周りでは、通常の時間が流れるようにと作業する。
>    「さて・・。では、行動を開始するかな。」
>    いって、そのまま、進みだすオブシディアン。
>
>
>
>
>    「へえ、これ楽しいですね。」
>    アメリアが水晶を覗き込みながらいう。
>    水晶の中では、その度合いに応じて、巡るましく進化してゆく、
>    星星の姿。
>    「これが、現実だったら、すごいでしょうねぇ。」

闇:現実ですって。あうあうあう
ファ:泣くな。こっちも泣きたくなる・・・・

>    アーリィがつぶやくが。
>    「??」
>    その言葉にプラチナが首をかしげる。
>    ・・・・・自然がいうには。
>    この横に本当にこれに似てる・・空間ができてる。
>    ・・・というけど・・。
>    まさか・・・ね。
>    そうおもいつつ。
>    わきあいあいとしているお茶会の中で。
>    宇宙育成ゲームは。
>    滞りなく、進行してゆく。

闇:誰か止めてぷりーず
ファ:無駄だ・・・・

>
>
>    さて♪
>    楽しくなってきたわねvv
>
>
>                            −続くー
>
>#####################################
>
>  あとがき:
>    姫:次回で、どうして、あの二人が、ここまで性格が面白くなったのか。
>      彼らの過去のいきさつが判明します♪
>    薫:・・・・面白くない・・(汗)

闇:ははははは

>   エル:しっかし、あの程度で性格が面白くなるなんて♪
>      だから人間って楽しいのよねvv
>    薫:・・だから、面白くないですってば・・(涙) 
>      ・・ま、ともかく。
>      よーやく、物語は・・架橋??(まて!)
>      これが住んで、そして、ケイルたちのほうのことをやって・・。
>      そーして、最後の大決戦(なのか!?)

闇:一方的にぼこ殴り大会に発展しそうなんですけど・・・・

>      そして・・・・。
>      だからなぁ・・・・。
>   エル:ま、頑張りなさいvv
>    薫:・・・何にこやかに・・その大鎌は・・?(汗)
>      それに・・すみれちゃん・・そのロッドは??(汗)

闇:へ?

>    姫:あら♪私の小説、全然打ち込まないからvv
>   エル:続きをほうっておいて、まったく違うのを打ち込んでいるからv
>    薫:・・・・ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!
>
>    ドシュザシュ・・・・・・・・・・。

闇:・・・・

>
>
>    姫:何か聞こえたようだけど(はあと)
>      風の音でしょう(はあと)

闇:うんな分けないでしょ〜!かおさん大丈夫ですか!?

>   エル:それでは、まったね♪
>    姫:また、次回で♪
> エル&姫:それじゃあね♪   
>  

闇:毎度いつもいつも楽しみに読ませていただいてます。・・・・今日中に神という名の魔、魔という名の・・・・ の12章を入れる予定です。できればレスください。それでは・・・・

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22440またまたどうもです♪かお E-mail URL2002/10/5 01:49:34
記事番号22392へのコメント

闇竜翔さんは No.22392「Re:リナ達の干渉・第25話」で書きました。
>
>かおさんは No.22375「リナ達の干渉・第25話」で書きました。
>>
>
>闇:やっほうです。というわけで闇竜感想書かせていただきます。
こんにちわ♪闇竜翔さん♪
またまた感想、ありがとうございます!!!
私的には、リクエストのお願い♪(まて!)
ハッピーエンド希望!!!!(こらまて!)
あっち(ちゃんと闇竜翔さんの作品にレスしろ!!)
>>  それでは、いい加減に終わらせないとキリがない、
>>  リナ達の干渉。
>>  第25話なのです。  
>>  以前のは、著者別からお願いします・・・・・・。(何て無責任・・)
>
>闇:すべて読んでますよ。一応・・・・
私も、すべて読んでます・・・。
ただ・・・・・レスしない愚か者と成り果ててますが・・(汗)
>>    別のアジトである隠れ基地に、
>>    移動したものの、すでに、そこは、カウリスによって、
>>    破壊しつくされていた。
>>    というか、跡も形も見当たらない。
>>    ウラノフェン、ここにあった、アイテムの数々を思い出し、
>>    半ば、狂気に陥っているし。
>
>闇:ホントにこえっ
薫:そのアイテム・・・すみれちゃんのマスコットなど(まて!)
  あとは、幼女の人形(でも本物)達です・・・・。
>>    ここの銀河の辺りは、すべて吸収し、壊滅させ、
>>    イブの力として使い尽くしているというのに。
>>    どこからともなく、彼らが。
>>    モニターが映し出すのは、
>>    ルナ、ルビー、ヴァイバーン、ドラグゥーンが。
>>    次々に放った洗脳したかつての魔王や神々などを、
>>    廃棄していっている姿。
>
>闇:廃棄って言うか撲滅のほうがにあってるような・・・・
薫:確かに。
  というか、クイーンが派手にやってますしねぇ・・(こらこら・笑)
>
>>    まあ、能力の何もかも、イブのものとして。
>>    それでいて、抜け殻になっている彼らを洗脳し、
>>    使っているから、当たり前の結果だとおもうけど。
>>    そんな様子を眺めつつ。
>>    そして、今、この場所でも、すでにアジトにたどり着いたのは、
>>    百件目。
>
>闇:百件ですか!?
彼ら、アジト・・この辺りでは、二百もってますから・・(まてぃ!)
 姫:でも、そのすべて、カウリスの怒りの余波で吹き飛んでるわよvv
 薫:・・・・・・・・・。
エル:ちなみに、千のアジト、すべてね(はあと)
 薫:・・・・・・なぜにそんなに・・(汗)
>>    「今度は・・もう、手加減なんかは・・しない・・・。
>>       まってろよ・・・私のかわいい子猫ちゃぁぁぁん(はあと)」
>
>闇:ホントにこの人間は終ったな
>ファ:自ら死刑執行状にサインするなんて・・・・愚かだ・・・・愚か過ぎる
 薫:・・・・ま、このウラノフェンの人格形勢には・・・・。
    一応理由がありますから・・・。
    どうして、幼女ばかりを狙うのか。
    すべてを吸収しつくして、無にとしようとしているのか・・などは。
    でも・・・・愚かとしかいいようがない・・(汗)
>
>>    『ソウルシステム、軌道、物質レベル分解値、計算終了!』 
>>    「イブ・・・私のかわいい娘・・。   
>>      喜ぶがいい、この私と一つになることを。」
>>    狂気の笑みをうかべていう。
>>    すでに、イブに接続されていたヴィオラは、
>>    イブの無数の機械類に飲み込まれ。
>>    その顔しかのぞいてないが。
>>    『私は、父様のためならば、何でもしますから。』
>>    澄んだ声が響いてゆく。
>>    「私の望みがもうすぐかなう・・。」
>>    『ずっと父様とともに・・・。』
>>    ヴヴヴンン・・・・・。
>>    イブの意識は、ウラノフェンの中に取り込まれてゆき。
>>    イブそのものが、ウラノフェンの意識で支配されてゆく。
>
>闇:????誰でしたっけ?
>ファ:・・・・さすが記憶力の欠片もない・・・・
>闇:なんかひどい言われよう
 薫:あ゛あ゛あ゛!
   すいません!
   イブの説明。この話の六話に出てきただけですし!(汗)
   ちなみに、次に投稿したので、ちょっと回想してますが・・(汗)
   イブとは、ウラノフェンが創り出した、
   すべての生命を吸収&糧として、その力となす意思を持った、
   生命体です。
   その意思によって、様々にその形は変化できます。
   ・・・・なぜそうできるのかも・・・・。
   実はイブの魂に原因があるのですが・・・・(汗)
>>    「くっ・・卑怯よ!!放しなさい!!その子を!」
>>    ルナが視界にとらえているのは、
>>    その中央に、一人の小さな女の子を捕らえている敵。
>>    そして、その横で、じたばたともがいている、
>>    黒い髪の男性がいたりするけども。
>>    ・・・・こら(笑)
>
>闇:赤眼の魔王????アホだ
Sですし♪(まて!)・・って、やっぱSってわかりましたか?(笑)
>
>>    「あれ?何か、あの子、ルナさんに似てるぅ(はあと)」
>
>闇:にてるも何も子供だからね〜
ですのです♪
>>    「・・・あれが・・・魔王です・・か?」
>>    あっけにとられているレックス。
>>    「・・・・なんか、情けない・・。」
>>    あきれているクルーガー。
>>    「ま、そんなものなんじゃない?」
>>    「でも、魔王といったら、伝説の中でも、最も畏怖される存在なのに・・。」
>>    あっさりというエリに、ゾムドがあきれたようにつぶやいていたりするのは。
>>    ルナの内部にて。
>
>闇:無駄ですよ・・・・L様が暇つぶしで創った世界なんて・・・・(ざしゅ、ぼこ)
>L:むふふふふ、何か言った?
 薫:・・・・・・・・・・・・。ノーコメント。
   というか、闇竜翔さぁぁぁぁんんん!!!?(滝汗)
>>    「そうはいうけど、私達、結構、力ある存在なのよ!
>>      他の魔王や神々とは違って!伊達に幼いころから、
>>       カウリス様とリナス様の側にいなかったでしょうが!」
>>    「確かに、そのおかげで、忍耐力や防御力は、
>>     誰にも負けないという自身はあるがな。
>
>闇:はははは、
 薫:何しろ、彼ら、あの世界の四界の魔王と神々。
   リナとカウリスが婚約したとき。
   というか、そのときにエル様がお祝いとして作り出してますから・・(まて!)
>>    「おーほっほっほっほっ!」
>>    ちゅどどぉぉぉぉんんんん!!!
>>    ヴァルキュリーから無数の光線が発射され。
>>    辺りかまわずに撒き散らされていたりする。
>>    「おーほっほっほっ!!このクイーンさまの実力、思い知りなさい!
>>      おーほっほっほっ!」
>>    どどぉぉぉぉんんんん!!!
>>    面白いことに、この光線は、ヴァイバーンやドラグーン、
>>    そして、ルナやキャナル、デュールにも、
>>    はっきりいって、無差別に繰り広げられていたりする。
>
>闇:ひどっ
ナーガの得意技vv
敵味方、関係なくもっと混乱させてゆくvv(かなりまて!)

>>    「とりあえず、キャナル、この場は、あいつらに任せて。
>>     俺らはもう一人の方、逃げたオブシディアンを追う!
>>      それでいいな?」
>>    なぜか憔悴しきっているケインの言葉に。
>>    「あ゛あ゛!!破損が!!資金がぁ!」
>>    ビービービー。
>>    絶え間なく響く警戒音。
>>    一人わめいているルビ。
>>    「・・ってことは、あんたらも、かなりきわどい仕事というか、
>>      事件に数々当たっているんだな。」
>>    ふっと笑うゼルガディス。
>>    「まあ、ここ、トラブル・コントラクター、
>>      通称、やっかいごと下請け人(TC)
>>       ですし。(はあと)」
>>    淡々というミリィに。
>>    きゃきゃきゃ♪
>>    楽しんでいたりするアニス。
>
>闇:楽しむって・・・・やっぱり分からない。人間て・・・・
 薫:・・・アニスに関しては・・・・。
   何しろ、エリーと気があう子供だから・・・(汗)
   あと、すみれちゃんとも・・・(汗)

>>    ・・すぅ・・。
>>    その言葉に。
>>    「う!?こらキャナル!!生命維持装置(ライフ・システム)が!」
>>    じたばたばた。
>>    そのケインの言葉に、なせか機能停止しかけるルビーだし。
>>    「こ・・・こうしちゃ、いられないわ!
>>      ともかく、その写真!取り戻さないと!!」
>>    私達の命がない!
>>    なぜかあわてているルビー。
>
>闇:そりゃあ、あわてますって
リナ:どうして?
 薫:・・・どうしてって・・・(汗)
カウリス:ふふふふふふふふふ(どす黒いオーラ・・・)
 薫:・・・・避難、非難・・(滝汗)
リナ:??カウリス??
>>    
>>    『うそでしょぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!』
>>
>>
>>    なぜか、ミリィ、ルビーの叫び声が。
>>    一致してるし。
>>    なんか楽しいvvv
>
>闇:楽しいでおわらさないでください!
・・・・ま、エル様ですし・・・・・。(悟っている・・)
>>    「・・・この空間・・。
>>      私の力にふさわしい・・・。」
>>    これが出現していたときから目をつけていた。
>>    これを取り込めば・・・・。
>>    おそらく。
>>    自分は、かぎりなく、力を得ることができる。
>>    そして。
>>    「そして・・・・永遠に彼女を私だけのものに・・・・。
>>      ふふふふふふ・・・・。」
>>    ある意味狂喜。
>
>闇:ぶつぶつぶつ
>ファ:?って混暴風はやめろ〜
 薫:・・・・・彼もまた、ウランと同様・・・。
    一応、理由はあるにはあるが・・・。
    リナスを狙うのはやめろぉぉ!(涙)
>>    「こ・・・れ・・は・・・・。」
>>    にやり。
>>    まだまだこんなに銀河があったのか。
>>    球体の中に入ると、まだ生命は誕生していないように見受けられるが。
>>    無数の恒星の数々。
>>    ピッピッピピッ。
>>    「・・・ふむ。ここは、時間の流れが・・違うのだな。」
>
>闇:あほ・・・・
ま、リナスを狙っている時点で・・。
というか・・・この空間・・。
エル様達がただ今作っている最中の空間なんですが・・(汗)
>>    「へえ、これ楽しいですね。」
>>    アメリアが水晶を覗き込みながらいう。
>>    水晶の中では、その度合いに応じて、巡るましく進化してゆく、
>>    星星の姿。
>>    「これが、現実だったら、すごいでしょうねぇ。」
>
>闇:現実ですって。あうあうあう
>ファ:泣くな。こっちも泣きたくなる・・・・
 薫:・・・・私も泣きたい・・・・。しくしくしく・・・・。
>>    その言葉にプラチナが首をかしげる。
>>    ・・・・・自然がいうには。
>>    この横に本当にこれに似てる・・空間ができてる。
>>    ・・・というけど・・。
>>    まさか・・・ね。
>>    そうおもいつつ。
>>    わきあいあいとしているお茶会の中で。
>>    宇宙育成ゲームは。
>>    滞りなく、進行してゆく。
>
>闇:誰か止めてぷりーず
>ファ:無駄だ・・・・
まあ、アメリアにとっては、単なるゲーム?
今のところは・・(汗)
・・・・ま、それが現実と・・いやがなしにも思い知らされますけどね(汗)
それに、エル様とすみれちゃんがやめるわけがない・・しくしくしく・・・。
>>  あとがき:
>>    姫:次回で、どうして、あの二人が、ここまで性格が面白くなったのか。
>>      彼らの過去のいきさつが判明します♪
>>    薫:・・・・面白くない・・(汗)
>
>闇:ははははは
 薫:私的には暗い過去なのに・・。
   エル様達にとっては、面白いことでしかないらしいです(涙)
>
>>   エル:しっかし、あの程度で性格が面白くなるなんて♪
>>      だから人間って楽しいのよねvv
>>    薫:・・だから、面白くないですってば・・(涙) 
>>      ・・ま、ともかく。
>>      よーやく、物語は・・架橋??(まて!)
>>      これが住んで、そして、ケイルたちのほうのことをやって・・。
>>      そーして、最後の大決戦(なのか!?)
>
>闇:一方的にぼこ殴り大会に発展しそうなんですけど・・・・
・・・・近いけど・・少し違います!!
・・・とある人格はそーなりますけど(まて!)
>
>>      そして・・・・。
>>      だからなぁ・・・・。
>>   エル:ま、頑張りなさいvv
>>    薫:・・・何にこやかに・・その大鎌は・・?(汗)
>>      それに・・すみれちゃん・・そのロッドは??(汗)
>
>闇:へ?
・・・・・・・・。
>
>>    姫:あら♪私の小説、全然打ち込まないからvv
>>   エル:続きをほうっておいて、まったく違うのを打ち込んでいるからv
>>    薫:・・・・ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!
>>
>>    ドシュザシュ・・・・・・・・・・。
>
>闇:・・・・
 薫:・・・・・。
>
>>
>>
>>    姫:何か聞こえたようだけど(はあと)
>>      風の音でしょう(はあと)
>
>闇:うんな分けないでしょ〜!かおさん大丈夫ですか!?
 薫:・・・・・とある御方に助けられました・・・。
   ありがとうなのです!!ミチエ様!!(まて!)
>
>>   エル:それでは、まったね♪
>>    姫:また、次回で♪
>> エル&姫:それじゃあね♪   
>>  
>
>闇:毎度いつもいつも楽しみに読ませていただいてます。・・・・今日中に神という名の魔、魔という名の・・・・ の12章を入れる予定です。できればレスください。それでは・・・・
 薫:はいなのです♪
   十二には、レス、したのです・・・(汗)
   十三・・・レス・・・しないとなぁ・・・・。
   でも、ルナの心情がぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!!!
   うう・・・。
   でも、ルナもファントムも幸せにならないといやぁぁぁぁ!!!!
   はっ!
   そうだ!!(まて!)
   両方バージョン、投稿しません?(かなりまて!)
   実は、これが終わってから投稿する予定の話・・・。
   これが、暗ハッピーと、ハッピー両方があるんですが・・。
   その両方いくか、どっちかにしようかと思ってる私です(だからまて!)
   (どっちにしても、ホムペでは両方掲載する予定vv←あくまでも!)
それでは、わざわざ、感想、ありがとうございました!
それでは!

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22408リナ達の干渉・第26話かお E-mail URL2002/10/4 11:39:33
記事番号22374へのコメント




    こんにちわ♪  
    とりあえず、こちらを優先に頑張るのです♪
  エル:いつまで続くかしらね♪
   姫:そうね♪すぐに衝動に駆られて、別のを打ち込みだすしねvv
   薫:しくしくしく・・・。
     では!いくのです♪


#####################################



             リナ達の干渉・第26話



   「軌道、訂正!」
   「進路、確定!距離・・・25000!!」
   ソードブレイカーが進路を変更してゆく。
   
   「軌道、確定!」
   『ワープ!!!!』
   ワイバーン、ドラグゥーンの両機体が、操られ、
   操り人形と化して、襲ってきている彼らの内部に突入してゆく。
   その内部にある、小さな歪み、歪から大元にと進むために。


   「ちょっとは、魔王らしいところを見せなさい!   
     だったら、惚れ直すし(はあと)」
   「ちっょっとまて!だったら、今は愛情はないのか!」
   「あら(はあと)馬鹿ねぇ(はあと)レイス以外に目がむくわけ、
    ないじゃない(はあと)」
   いつのまにか、言い争いから、のろけ大会にと発展しているルナ達。
   あ・・あんた達(笑)
   「エリ、お茶がはいったわよぉ。」
   「あら、メイ、気が聞くじゃない(はあと)」
   「お、このクッキー、うまいな(はあと)」
   「でも、私としては、エリさんの特性お茶が好きですけどね(はあと)」
   「ふむ。なかなかいけるな。」
   その内部では、何とも緊張感なく、
   お茶会にと発展しているし。
   楽しい(はあと)
   メイがお茶とお茶菓子を用意して。
   テーブルに並べていたりする。
   しかし、コックピット中に、テーブルを出現させて。
   せまくしてどうするの?(はあと)
   メイの言葉に、のって、そのまま、休憩タイムに入るエリに。
   もくもくと食べ始めるクルーガーとレックス。
   ラーディがエリが入れてくれたことのある、
   あの、エリ曰く何ともいえない、お茶を思い出し。
   そんなことをいっているが。
   その横では、失敗作のクッキーをかじっているゾムドの姿。
   何とも緊張感の欠片もない。
   「あ・・あの??いいんですか?ほっといて?」
   レックスが問いかけるが。  
   「ああ、いいのいいの。」
   「そうそう、いうだろ?」
   『夫婦喧嘩は犬も食わない』って。
   どうじにハモルエリとクルーガー。
   この二人、だんだん似たもの同士になってきてるしねvv
   「・・・・・(はあと)」
   「・・・・(はあと)」
   モニターの外では、いつのまにか、
   ラブラブモードに入っている二人のやりとりが、あったりしてるけど。
   「ん・・・あ、ママとパパだぁ!」
   その気配で、目覚めているフィライト。
   「わぁぁぁぁぃ(はあと)」
   ぱぎっ!!

   『・・・・・・・・・・・・。』
   思わず全員の目が点。
   母親と父親がそろっているのをみて。
   喜んで、騒いでいると、そのまま、束縛を逃れているフィライト。
   「大丈夫だった?怪我はない?」
   「うんうん。よくやった。自力で逃れるとはなぁ。」
   二人して褒め称えているこの両親。
   『そーいう問題か?』
   同時に、エリ、メイ、ラーディ、ゾムド、クルーガー、レックスの声が重なる。
   「な・・・なんか、あっけなかったわねぇ・・。」
   呆然として言葉を発するエリ。
   「いや・・というか、なんで、今まで自力で逃れられなかったんだ?」
   あきれているクルーガーに。
   「多分、父親がいたから、甘えてたのでは?」
   図星をいっているゾムド。
   そんな彼らの視界の先には。
   二人に、交互にいつのまにか、そちらに実体を作り出し。
   かわるがわるに娘を抱いているルナの姿と。
   フィライトが開放されたので、これまた、
   自力で脱出しているS・・レイスの姿。
   そして、頭をなでなでしてもらったり、キスをしてもらったりと。
   完全に喜んでいるフィライトの姿が。
   そこにはあった。
   ・・・ま、このフィライト、はっきりいって、エメロードより、
   甘えん坊だしね(はあと)
   「んー、こわかったわねぇ。いいこ、いいこ(はあと)」
   「よく頑張ったな。偉いぞ。」
   そんな会話をみつつ。
   「あ・・・・なんか、どうでもよくなってきた・・・。」
   メイがぽつりと。
   心情を代表してかこぼしていた。




    ピピッ。
    「軌道、良好。歪み・・突入します。」
    「レティシア、このまま一気にいくぞ。」
    「そっちも、ヘマはしないようにね。」
    「あら、その言葉、そっくりと返してあげるわ。」
    「わーいvvわーいvvお仕事vv」
    ワイバーンと、ドラグゥーンから、交互に通信が飛び交う。
    

    「しっかし・・・。クイーンのやつ・・。
      はじめっから、こんなに装備の充実・・
       ・・・してくれててもいいのに・・。」
    というか、今、自分達が使っているのは、確かに。
    今までの機体と同じなのであるが。
    その基能からして、あきらかに、天と地ほどの開きがある。
    しかも、改造した。
    というよりは、元々あった設備であるようであるからして。
    レティシアの不満は最も理にかなっているけども。
    何しろ、この戦艦や、シューティングスターやモーニングスター。
    実は、対、反逆者用に、クイーンが開発してるものだからねぇ。
    とりあえず、ランドルフや、他の人達にそれを気づかれないように。
    普通は、ただの、戦艦や恒星間宇宙船として、使えるように、
    その機能を封印しているだけのことだし。
    レティシアのつぶやきに。
    「レティ?でも、私達の体もこの件では、かるいから、
      全然オッケー!」 
    メニィとしては、今回の一件では。
    今まで、いろいろな注射や、メンテナンス。
    そういったものが、定期的に必要だったのにもかかわらず。
    そんなわずらわしさがないのがうれしいのである。
    「・・・・なんか、それように何かしたらしいけど・・。」
    レティシアがつぶやく。
    移動要塞トリフィルの中で。
    クイーンが、メニィ、サミィ、イーザーを。
    何かのカプセルにいれて、何らかの処置を施したのを。
    レティシアは知っている。
    それがどんな処置なのかは知らないが。
    普通、レティシアが知っている中では。
    彼ら、三人の体は。
    定期的に、体内に、体の維持に必要な成分を、
    注入しなければ、その体が崩壊し、自我がこわれてしまう。
    生きてはいけない。
    そう、遺伝子に組み込んでいる。 
    そう・・・聞かされている。
    だからこそ、彼らをただの道具として使われないように、
    自らも、志願して、彼らと同じ、
    シェリフスターの機動部隊に所属しているのだから。
    「・・・・ずっと、このままだったら・・。
      会社に気兼ねなく自由になれるのにね・・。あんた達も・・。」
    つぶやくレティシア。
    それが、彼女の希望。
    生をうけたからには、自由に生きる権利があるはず。
    それを生きるため。
    という理由で、特殊な投薬をしないと生きられない。
    という枷があるからこそ。
    彼女達・・サミィ、イーザー、メニィの三人は。
    自由。
    というものが、生まれながらに削除されている。
    それが、レティシアには心苦しい。
    何しろ、それをやったのは・・・自分の家族なのだからして。
    「え?レティ?何かいった?」
    そんなレティシアのつぶやきに。
    聞こえてないメニィがきょとんと聞き返す。
    「何でもない。それより、警戒は怠らないのよ。」
    「はぁぁぁぁい(はあと)」
    「成功したら、思う存分、豆腐、食べさせてあげるから。」
    きらん☆
    「本当!!!じゃ、頑張る!!」
    がぜんやる気がでているメニィ。
    くす。
    「・・・本当に子供なんだから。」
    そんなメニィに軽くレティシアは苦笑していた。

    「何かいるわね・・。」
    ドラグゥーンのコックピット中で。
    つぶやくサミィ。  
    「サミィも気づいたか。」
    闇の中。
    この辺りには、何かの気配が漂っている。
    まるで、静寂状態であるが。
    辺りには、抜け殻とナリハテ、ミイラと化している、
    体や。
    原型を止めていない、何らかの物体が、窓の外に見え隠れしている。
    そして、そのどれもが、やがて、闇に飲み込まれるようにして。
    糧となっていっているのである。
    「・・・ここが・・内部。」
    つぶやくサミィ。
    「クイーンの提供の資料によれば、
      おそらく、ここは、『イブ』の体内だな。」
    淡々と話すイーザー。
    イブと名づけられているその装置は。
    惑星全ての生命エネルギーや、精神エネルギーを糧にして。
    そして、吸収しつくす、といった装置。
    イブが吸収していった、銀河の全ての魂達。
    それらは、ウラノフェンの強い欲望の精神を浴びて。
    やがて、それらは一つの魂となり、イブと同化した。
    イブは、単なる装置ではなく、
    今や一つの一人の生命になっているのである。
    「しっかし・・・悪趣味よね・・。」
    クイーンがこの機体に特殊なバリアーを施してなくば。
    自分達もその餌となるのだ。
    そう思いあたり、サミィは冷笑する。
    「どうやら、あっちもそう思っているようだがな。」
    並んで走向している片方の機体をみつつ。
    イーザーが的確な表現を返している。
    「でしょうね。でも、メニィは多分、考えてないわよ。」
    こちらもまた、的確に言い当てていたりするのは。
    やっぱり、さすがよね(はあと)

    しばらく、そんな墓場とも、何ともいえない空間を進んでゆく。
    助けを求め、機体に張り付く生命もいたりするが。
    それらは、ガラスの向こうで、ぐしゃ。
    と、音はしないが、音がはっきりと判る程度に。
    あっさりと、体が分散され、闇に飲まれていくことしばし。
    

    ぴた。
    「・・・・何かいるわ。」
    「何かいるな・・。」
    同時に、レティシアとイーザーがつぶやき。
    その機動を止める。


    ―――ポウ・・・・・。


    彼らの目の前に、一人の人間が出現する。
    淡い・・淡いその瞳をし、淡い水色の髪をして。
    寂しそうにしているその姿。
    しかし、その姿が、彼らに与えられている資料の姿に重なるのは。
    やはり、そういうことなのであろう。


    「貴方は・・・誰?」
    「・・・・・ウラノフェン?」
    同時に。
    レティシアとサミィがつぶやいた。


    すっ。
    女性が手をかざすと。
    その辺りにいたはずの、残骸があっという間に掻き消える。
    そして・・。
    その、小さな唇が動き、言葉を紡ぎだす。
    だが、サミィ達にも、レティシア達にも、敵意は感じられなく。
    ただ、その様子をみているのみ。
    『・・お願い・・・・私を・・・止めて・・。』
    ぽたり。
    その空色の水色をしている瞳から。
    水晶の涙が零れ落ちた。

    「止めて・・とは?」
    脳裏に直に届く言葉に、
    モニターを通し、返答する。
    だが、今、ここで、暴れているウラノフェンの姿とは。
    全然この目の前の女性からは、雰囲気からして違う。
    いや、それより、何よりも、
    資料には、確かに『男性』と、ウラノフェンに関しては。
    明記がされてなかったか?
    だが、この目の前の女性からは、確かに、その、
    敵の中心人物であり、今回の騒動の張本人の面影が色強い。
    その雰囲気はともかくとして。
    もしかして・・双子・・とか?
    そんなことを一瞬、レティシアとサミィの脳裏によぎるが。
    それか・・・クローニング。
    そのどれもが違うのだが。
    『私は・・・・私は・・狂ってる・・。
     主人格である私の言葉も・・・。
      もう・・・届かない・・・。
       歪んでしまった・・・私のもう一つの人格には・・・。』
     ゆら。
    その横に、陽炎のように、もう一人の姿が浮かび上がる。
    空色の髪はそのままだが。
    その空色の瞳は、すでに、どす黒く染まり、狂気に満ちている。
    話しているのは、まぎれもなく、女性。
    そして、その横の姿は男性。
    これをどう捕らえるべきか。
    そうレティシアが思考をめぐらせていると。
    ふいに。
    「そうか・・・。雌雄共同体だな。」
    ぽつりとイーザーが言い放つ。
    こくん。
    うなづく女性。
    『私は・・・ウラン・・・・。
      ウラノフェン・・・。本来は、女性として誕生するはずだった存在・・。』
    ふっ。

    二つの機体が。
    空色の光に包まれてゆく。



    ―ギャア!
    『まあ!!この子・・・両方の性別・・もってるわ。』
    『じゃあ・・・男の子にしないと・・・。』
    『でも、すぐには、手術・・無理よ?』
    『分かってる・・それでなくても、逃げ惑う生活だものね・・。』
    
    「・・・これは?」
    機体の周りに浮かび上がる光景。
    「・・・どうやら、ウラノフェンの記憶らしいな。」
    イーザーが答える。
    『そう・・これは、私の記憶・・。
      お願い・・・こんな悲しいことは・・・私で終わりに・・・。』
    周りから聞こえてくる、悲しいまでの声。
    「ねぇ、レティ?何か、あの子の両親・・悲しそう・・・。」
    ぽつりというメニィ。
    窓の外で、繰り広げられている幻の、過去の出来事は。
    ウランの、ウラノフェンのまだ幸せだったころの・・記憶の欠片・・。





    はぁはぁはぁ・・・・。
    「こっちよ!!!イラ!!」
    「まって!!!ルイ!」
    どぉぉぉぉんんんんんん!!!!
    「き・・・・きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
    「ルィぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
    「駄目だ!!逃げないと!!イラ!!」
    方向を転換して、とにかく逃げる。
    始めは、かなりの人数であった。
    だが。
    「逃がすな!命令だ!」
    「女は、一人逃さずに捕らえろ!そういう命令だ!
      十歳以下の子供は皆殺しにしろ!
        抵抗するものは、容赦なく殺せ!!!」  
    彼女達の住んでいた、銀河は。
    一人の王によって、平和に治められていた。
    だが、いつのころからか。
    その王が、狂ったのである。
    逆らうものは皆殺し。
    あげくの果てには、法令で、
    『女はすべて王宮に勤めるべし。
      十歳以上の女もこれ同様。』
    そういう法律まで発布する始末。
    しかし、連れて行かれた女性たちが。
    戻ってきたためしなど。
    あるはずもなく。
    そして、女たちをかくまっていた男性も。
    その星も。
    一人でも、対象者がいれば、容赦なく滅ぼし、
    ターゲットを奪う。
    その徹底振り。
    唯一、助かる方法は、男性になることだが・・・。
    だが、
    男性と女性ではオーラが違い。
    男装などが通用する相手ではなく。
    その結果。
    銀河は大混乱に陥り。
    どうにか、その追撃の手を逃れた民間人の難民が。
    銀河のあちこちにあふれ出していた。
    銀河の外に脱出しようにも。
    王は、銀河から出れないように、結界を張ってしまったのだから。
    どうにもたちがわるい。
    そんな中で。
    逃げ惑う人々の集団の中に。
    ウラノフェンの母親・・イラベルはいた。


    「せめて・・この子だけは・・・。」
    こんな混乱と混沌とした世界に生まれ出てくる子供。
    子供は、すべての希望。
    今や、この銀河で。
    子供の声を聞くことなど・・・。
    皆無に等しい状況。
    そして、生まれたその希望の子供に。
    ―ウラノフェン。
    ―混乱の中の希望。
    という名前を与えたのである。
    

    「このままだったら・・連れて行かれる。
      私はともかく・・この子まで・・。」
    生まれた子供は、両方の性別を持ち合わせていた。
    男性ならば、連れて行かれることもなく。
    運があれば生きられるかもしれないこの世の中。
    「・・・・一つ、可能性があるとすれば・・。」
    「・・・・手術ね。」
    性別を変換させる手術。
    それは、かつては、一部では頻繁に行われていたことであるが。
    この、十数年間。
    それを希望するものが跡をたたず。
    結果として、莫大な治療費が必要となっていた。
    「・・・・我らも協力しよう。
     ・・子供は、この世界の宝だからな。」
    彼女を守り、逃げ続けていたこの難民たち。
    とある小惑星に身を潜めて、生活していたものの。
    パトロールにみつかり。
    惑星にあった、町は焼き払われ。
    すべての女、子供は連れ去られ。
    彼ら以外のものたちは、皆殺しにされた。
    唯一、たまたま、地下で検診を受けていた、このイラベルだけが。
    そして、イラベルの他に、検診をしていた三人の女性だけが。
    魔の手を逃れて。
    あてのない逃亡生活を行っていた。
    そんな彼女達をまもって、生き残った男性たちは。
    どうにか、この銀河から脱出しようと。
    模索している今の現状。
     
    「・・でも、そんな・・せっかく・・。」
    逃げる最中で、聞き及んだ。
    いや、昔から、語り継がれていた、ある種の希望。
    それは、どこかに、結界をも乗り越えられる宇宙線がある。
    ということ。
    それを見つけるためには、かなりの費用と労力がいる。
    もしかして、すでに、それすらも、排除されているかもしれないが。
    希望をもたないと、こんな世界では、やってはいられない。
    逃げ惑う中で。
    裏で必要な資金を彼らは集めていた。
    だが・・。
    それでも、その手術。
    の金額は、噂では、程遠いものがあるのである。
    「でも、イラ、ともかく、あと少し・・。
      あと少しあれば、前金で、あとはどうにかなるかも・・。」
    そっと。
    生まれて間もない赤ん坊。
    赤ん坊など、この十数年間。
    すでに見なくなって等しい、大切な宝物。
    空色の髪に空色の瞳。
    「・・・・女の子だったら、もてたでしょうね・・。」
    「でも、男の子でも・・もてるんじゃない?」
    『確かに。』
    どっと。
    忘れて久しかった、笑い声が。
    彼らの中を駆け巡った。
    きょとんとする赤ん坊とは裏腹に。

    ―何としてでも、この子だけは・・・。
     生き延びさせないといけない・・・・。

   
    その日から。
    追撃を逃れつつ。
    闇のルートを駆使し。
    全員がわが身を省みず。
    赤ん坊の性別転換のための手術の費用稼ぎのために。
    全員が一致団結して。
    行動を開始した。
    仲間をつのりつつ―。

    赤ん坊は、世界の希望。
    子供がいなくなれば・・。
    いつか、世界は死に絶える・・・。
    
    そんなことは・・・・。

    彼らの願いはみな一緒。


    いつか・・・いつか、かつてのような平和な世の中に・・。
 

    「ウラン、貴方は、私達・・いえ、この銀河の希望よ。」
    そっと。
    腕の中ですやすやと眠る我が子に。
    語りかける母親の姿が。
    隠れアジトの一角で。
    しずかに月明かりに照らされていた―。


                         −続く―


#####################################

    あとがき:
       薫:・・・・イブの説明・・・・。
       姫:確か、六話にでただけよね♪
         『イブと名づけたその装置は。
          惑星全ての生命エネルギーや、精神エネルギーを糧にして。
          そして、吸収しつくす、といった装置。
          その実験として、誰も人間がまだ気がついていなかった、
          誕生したばかりの、銀河に目をつけた彼は。
          迷うことなく、その銀河を実験の場とした。
          実験は彼にとって、成功。
          いや、大成功といえた。
          イブに吸収されてしまった、銀河の全ての魂達は。
          生まれたての魂。
          まだ光にも闇にも染まっていない、
          いわゆる両属性をもっている魂達。
          そして、彼らは、自分達に何が起こったのか、
          理解ができずに、やがて一所に集まってゆく。
          ・・そして、ウラノフェンの強い欲望の精神を浴びて。
          やがて、それらは一つの魂となり、イブと同化した。
          イブにとって、ウラノフェンは、父親。
          だから、言われたことは、素直に何でもこなす。』
        だぁれもおぼえてないわよvv
      薫:しくしくしく・・・・。
        ま、いいんだい(開き直るな!!!)
      姫:とりあえず、今回と、次回は、ウランの過去話ね♪
     エル:で、次はオブジェの過去話もあって♪
      姫:まあ、あの二人の人格形成の源だからねぇ♪
      薫:しくしくしく・・・。
        とりあえず、説明をば。
        ウラノフェン。
        生まれたときには、両方の性別。
        つまり、男性も、女性も両方もってました。
        つまりは、雌雄共同体。
      姫:本来は、女性で生まれるはずだったのにねぇ。
     エル:情けないことに、汚染された空気の影響で、
        そうなったのよねぇ・・・・
      薫:・・・いや、何かネタばらしをされそうな気配がひしひしと・・(汗)
        とりあえず、しばらく、過去の回想。
        つづいたりして・・・・てへvv(まて!)
     エル:それはそうとvv
      姫:そうそうvv
   エル&姫:はやく続きを打ち込みなさいぃぃぃい!!
      薫:ひぇぇぇ!!
        そ・・・それでは!!!!!!!!!

     かお、おいかけられながら、パソの画面の中に吸い込まれてゆき・・・。

       悲鳴が巻き起こる・・・・・。
   

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22410狂ってしまった王・・・許すまい猫楽者 E-mail 2002/10/4 12:41:55
記事番号22408へのコメント

かおさんは No.22408「リナ達の干渉・第26話」で書きました。
>
>
>
>
>    こんにちわ♪  
>

こんにちは、かおさん。
お元気ですか、猫楽者です。

>
>    とりあえず、こちらを優先に頑張るのです♪
>  エル:いつまで続くかしらね♪
>   姫:そうね♪すぐに衝動に駆られて、別のを打ち込みだすしねvv
>   薫:しくしくしく・・・。
>     では!いくのです♪
>

はい♪続きを楽しみにお待ちしておりました♪

>
>#####################################
>
>
>
>             リナ達の干渉・第26話
>
>
>   「ちょっとは、魔王らしいところを見せなさい!   
>     だったら、惚れ直すし(はあと)」
>   「ちっょっとまて!だったら、今は愛情はないのか!」
>   「あら(はあと)馬鹿ねぇ(はあと)レイス以外に目がむくわけ、
>    ないじゃない(はあと)」
>   いつのまにか、言い争いから、のろけ大会にと発展しているルナ達。
>   あ・・あんた達(笑)
>   「エリ、お茶がはいったわよぉ。」
>   「あら、メイ、気が聞くじゃない(はあと)」
>   「お、このクッキー、うまいな(はあと)」
>   「でも、私としては、エリさんの特性お茶が好きですけどね(はあと)」
>   「ふむ。なかなかいけるな。」
>   その内部では、何とも緊張感なく、
>   お茶会にと発展しているし。
>   楽しい(はあと)
>   メイがお茶とお茶菓子を用意して。
>   テーブルに並べていたりする。
>   しかし、コックピット中に、テーブルを出現させて。
>   せまくしてどうするの?(はあと)
>   メイの言葉に、のって、そのまま、休憩タイムに入るエリに。
>   もくもくと食べ始めるクルーガーとレックス。
>   ラーディがエリが入れてくれたことのある、
>   あの、エリ曰く何ともいえない、お茶を思い出し。
>   そんなことをいっているが。
>   その横では、失敗作のクッキーをかじっているゾムドの姿。
>   何とも緊張感の欠片もない。
>   「あ・・あの??いいんですか?ほっといて?」
>   レックスが問いかけるが。  
>   「ああ、いいのいいの。」
>   「そうそう、いうだろ?」
>   『夫婦喧嘩は犬も食わない』って。
>   どうじにハモルエリとクルーガー。
>   この二人、だんだん似たもの同士になってきてるしねvv
>

確かに、下手に関わると余計にこじれてしまう場合もありますし。
エリさんは、クルーガ−さんと良い関係になってくれると良いですね。

>
>   「・・・・・(はあと)」
>   「・・・・(はあと)」
>   モニターの外では、いつのまにか、
>   ラブラブモードに入っている二人のやりとりが、あったりしてるけど。
>   「ん・・・あ、ママとパパだぁ!」
>   その気配で、目覚めているフィライト。
>   「わぁぁぁぁぃ(はあと)」
>   ぱぎっ!!
>
>   『・・・・・・・・・・・・。』
>   思わず全員の目が点。
>   母親と父親がそろっているのをみて。
>   喜んで、騒いでいると、そのまま、束縛を逃れているフィライト。
>   「大丈夫だった?怪我はない?」
>   「うんうん。よくやった。自力で逃れるとはなぁ。」
>   二人して褒め称えているこの両親。
>   『そーいう問題か?』
>   同時に、エリ、メイ、ラーディ、ゾムド、クルーガー、レックスの声が重なる。
>   「な・・・なんか、あっけなかったわねぇ・・。」
>   呆然として言葉を発するエリ。
>   「いや・・というか、なんで、今まで自力で逃れられなかったんだ?」
>   あきれているクルーガーに。
>   「多分、父親がいたから、甘えてたのでは?」
>   図星をいっているゾムド。
>   そんな彼らの視界の先には。
>   二人に、交互にいつのまにか、そちらに実体を作り出し。
>   かわるがわるに娘を抱いているルナの姿と。
>   フィライトが開放されたので、これまた、
>   自力で脱出しているS・・レイスの姿。
>   そして、頭をなでなでしてもらったり、キスをしてもらったりと。
>   完全に喜んでいるフィライトの姿が。
>   そこにはあった。
>   ・・・ま、このフィライト、はっきりいって、エメロードより、
>   甘えん坊だしね(はあと)
>   「んー、こわかったわねぇ。いいこ、いいこ(はあと)」
>   「よく頑張ったな。偉いぞ。」
>   そんな会話をみつつ。
>   「あ・・・・なんか、どうでもよくなってきた・・・。」
>   メイがぽつりと。
>   心情を代表してかこぼしていた。
>

ま・・・まあ、フィライトさんとルナさんにレイスさんがご無事でよかったです。

>
>    レティシアのつぶやきに。
>    「レティ?でも、私達の体もこの件では、かるいから、
>      全然オッケー!」 
>    メニィとしては、今回の一件では。
>    今まで、いろいろな注射や、メンテナンス。
>    そういったものが、定期的に必要だったのにもかかわらず。
>    そんなわずらわしさがないのがうれしいのである。
>    「・・・・なんか、それように何かしたらしいけど・・。」
>    レティシアがつぶやく。
>    移動要塞トリフィルの中で。
>    クイーンが、メニィ、サミィ、イーザーを。
>    何かのカプセルにいれて、何らかの処置を施したのを。
>    レティシアは知っている。
>    それがどんな処置なのかは知らないが。
>    普通、レティシアが知っている中では。
>    彼ら、三人の体は。
>    定期的に、体内に、体の維持に必要な成分を、
>    注入しなければ、その体が崩壊し、自我がこわれてしまう。
>    生きてはいけない。
>    そう、遺伝子に組み込んでいる。 
>    そう・・・聞かされている。
>    だからこそ、彼らをただの道具として使われないように、
>    自らも、志願して、彼らと同じ、
>    シェリフスターの機動部隊に所属しているのだから。
>    「・・・・ずっと、このままだったら・・。
>      会社に気兼ねなく自由になれるのにね・・。あんた達も・・。」
>    つぶやくレティシア。
>    それが、彼女の希望。
>    生をうけたからには、自由に生きる権利があるはず。
>    それを生きるため。
>    という理由で、特殊な投薬をしないと生きられない。
>    という枷があるからこそ。
>    彼女達・・サミィ、イーザー、メニィの三人は。
>    自由。
>    というものが、生まれながらに削除されている。
>    それが、レティシアには心苦しい。
>    何しろ、それをやったのは・・・自分の家族なのだからして。
>

自分の意志で道を決められない・・・・・・悲しいことですね。
いつの日か、その身を縛り付けている枷が、外れてくれると良いですね。

>
>    「え?レティ?何かいった?」
>    そんなレティシアのつぶやきに。
>    聞こえてないメニィがきょとんと聞き返す。
>    「何でもない。それより、警戒は怠らないのよ。」
>    「はぁぁぁぁい(はあと)」
>    「成功したら、思う存分、豆腐、食べさせてあげるから。」
>    きらん☆
>    「本当!!!じゃ、頑張る!!」
>    がぜんやる気がでているメニィ。
>    くす。
>    「・・・本当に子供なんだから。」
>    そんなメニィに軽くレティシアは苦笑していた。
>
>    「何かいるわね・・。」
>    ドラグゥーンのコックピット中で。
>    つぶやくサミィ。  
>    「サミィも気づいたか。」
>    闇の中。
>    この辺りには、何かの気配が漂っている。
>    まるで、静寂状態であるが。
>    辺りには、抜け殻とナリハテ、ミイラと化している、
>    体や。
>    原型を止めていない、何らかの物体が、窓の外に見え隠れしている。
>    そして、そのどれもが、やがて、闇に飲み込まれるようにして。
>    糧となっていっているのである。
>    「・・・ここが・・内部。」
>    つぶやくサミィ。
>    「クイーンの提供の資料によれば、
>      おそらく、ここは、『イブ』の体内だな。」
>    淡々と話すイーザー。
>    イブと名づけられているその装置は。
>    惑星全ての生命エネルギーや、精神エネルギーを糧にして。
>    そして、吸収しつくす、といった装置。
>    イブが吸収していった、銀河の全ての魂達。
>    それらは、ウラノフェンの強い欲望の精神を浴びて。
>    やがて、それらは一つの魂となり、イブと同化した。
>    イブは、単なる装置ではなく、
>    今や一つの一人の生命になっているのである。
>    「しっかし・・・悪趣味よね・・。」
>    クイーンがこの機体に特殊なバリアーを施してなくば。
>    自分達もその餌となるのだ。
>    そう思いあたり、サミィは冷笑する。
>    「どうやら、あっちもそう思っているようだがな。」
>    並んで走向している片方の機体をみつつ。
>    イーザーが的確な表現を返している。
>    「でしょうね。でも、メニィは多分、考えてないわよ。」
>    こちらもまた、的確に言い当てていたりするのは。
>    やっぱり、さすがよね(はあと)
>
>    しばらく、そんな墓場とも、何ともいえない空間を進んでゆく。
>    助けを求め、機体に張り付く生命もいたりするが。
>    それらは、ガラスの向こうで、ぐしゃ。
>    と、音はしないが、音がはっきりと判る程度に。
>    あっさりと、体が分散され、闇に飲まれていくことしばし。
>    
>
>    ぴた。
>    「・・・・何かいるわ。」
>    「何かいるな・・。」
>    同時に、レティシアとイーザーがつぶやき。
>    その機動を止める。
>
>
>    ―――ポウ・・・・・。
>
>
>    彼らの目の前に、一人の人間が出現する。
>    淡い・・淡いその瞳をし、淡い水色の髪をして。
>    寂しそうにしているその姿。
>    しかし、その姿が、彼らに与えられている資料の姿に重なるのは。
>    やはり、そういうことなのであろう。
>
>
>    「貴方は・・・誰?」
>    「・・・・・ウラノフェン?」
>    同時に。
>    レティシアとサミィがつぶやいた。
>
>
>    すっ。
>    女性が手をかざすと。
>    その辺りにいたはずの、残骸があっという間に掻き消える。
>    そして・・。
>    その、小さな唇が動き、言葉を紡ぎだす。
>    だが、サミィ達にも、レティシア達にも、敵意は感じられなく。
>    ただ、その様子をみているのみ。
>    『・・お願い・・・・私を・・・止めて・・。』
>    ぽたり。
>    その空色の水色をしている瞳から。
>    水晶の涙が零れ落ちた。
>
>    「止めて・・とは?」
>    脳裏に直に届く言葉に、
>    モニターを通し、返答する。
>    だが、今、ここで、暴れているウラノフェンの姿とは。
>    全然この目の前の女性からは、雰囲気からして違う。
>    いや、それより、何よりも、
>    資料には、確かに『男性』と、ウラノフェンに関しては。
>    明記がされてなかったか?
>    だが、この目の前の女性からは、確かに、その、
>    敵の中心人物であり、今回の騒動の張本人の面影が色強い。
>    その雰囲気はともかくとして。
>    もしかして・・双子・・とか?
>    そんなことを一瞬、レティシアとサミィの脳裏によぎるが。
>    それか・・・クローニング。
>    そのどれもが違うのだが。
>    『私は・・・・私は・・狂ってる・・。
>     主人格である私の言葉も・・・。
>      もう・・・届かない・・・。
>       歪んでしまった・・・私のもう一つの人格には・・・。』
>     ゆら。
>    その横に、陽炎のように、もう一人の姿が浮かび上がる。
>    空色の髪はそのままだが。
>    その空色の瞳は、すでに、どす黒く染まり、狂気に満ちている。
>    話しているのは、まぎれもなく、女性。
>    そして、その横の姿は男性。
>    これをどう捕らえるべきか。
>    そうレティシアが思考をめぐらせていると。
>    ふいに。
>    「そうか・・・。雌雄共同体だな。」
>    ぽつりとイーザーが言い放つ。
>    こくん。
>    うなづく女性。
>    『私は・・・ウラン・・・・。
>      ウラノフェン・・・。本来は、女性として誕生するはずだった存在・・。』
>    ふっ。
>
>    二つの機体が。
>    空色の光に包まれてゆく。
>
>
>
>    ―ギャア!
>    『まあ!!この子・・・両方の性別・・もってるわ。』
>    『じゃあ・・・男の子にしないと・・・。』
>    『でも、すぐには、手術・・無理よ?』
>    『分かってる・・それでなくても、逃げ惑う生活だものね・・。』
>    
>    「・・・これは?」
>    機体の周りに浮かび上がる光景。
>    「・・・どうやら、ウラノフェンの記憶らしいな。」
>    イーザーが答える。
>    『そう・・これは、私の記憶・・。
>      お願い・・・こんな悲しいことは・・・私で終わりに・・・。』
>    周りから聞こえてくる、悲しいまでの声。
>    「ねぇ、レティ?何か、あの子の両親・・悲しそう・・・。」
>    ぽつりというメニィ。
>    窓の外で、繰り広げられている幻の、過去の出来事は。
>    ウランの、ウラノフェンのまだ幸せだったころの・・記憶の欠片・・。
>
>
>
>
>
>    はぁはぁはぁ・・・・。
>    「こっちよ!!!イラ!!」
>    「まって!!!ルイ!」
>    どぉぉぉぉんんんんんん!!!!
>    「き・・・・きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
>    「ルィぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
>    「駄目だ!!逃げないと!!イラ!!」
>    方向を転換して、とにかく逃げる。
>    始めは、かなりの人数であった。
>    だが。
>    「逃がすな!命令だ!」
>    「女は、一人逃さずに捕らえろ!そういう命令だ!
>      十歳以下の子供は皆殺しにしろ!
>        抵抗するものは、容赦なく殺せ!!!」  
>    彼女達の住んでいた、銀河は。
>    一人の王によって、平和に治められていた。
>    だが、いつのころからか。
>    その王が、狂ったのである。
>    逆らうものは皆殺し。
>    あげくの果てには、法令で、
>    『女はすべて王宮に勤めるべし。
>      十歳以上の女もこれ同様。』
>    そういう法律まで発布する始末。
>    しかし、連れて行かれた女性たちが。
>    戻ってきたためしなど。
>    あるはずもなく。
>    そして、女たちをかくまっていた男性も。
>    その星も。
>    一人でも、対象者がいれば、容赦なく滅ぼし、
>    ターゲットを奪う。
>    その徹底振り。
>    唯一、助かる方法は、男性になることだが・・・。
>    だが、
>    男性と女性ではオーラが違い。
>    男装などが通用する相手ではなく。
>    その結果。
>    銀河は大混乱に陥り。
>    どうにか、その追撃の手を逃れた民間人の難民が。
>    銀河のあちこちにあふれ出していた。
>    銀河の外に脱出しようにも。
>    王は、銀河から出れないように、結界を張ってしまったのだから。
>    どうにもたちがわるい。
>    そんな中で。
>    逃げ惑う人々の集団の中に。
>    ウラノフェンの母親・・イラベルはいた。
>

すいません、少し暴言を吐いてしまいます。

狂った王よ。
女性と子供のいない世界に未来はないんだぞ!
自分の世界を自らの手で滅ぼそうとでもいうのか!!
そ・ん・な・に、滅びたいのなら、誰も止めないから、自分独りで滅ぶがいい!!!

失礼しました。
未来を担う子供たちに、なんてことをするんですかね、この王は。

>
>    「せめて・・この子だけは・・・。」
>    こんな混乱と混沌とした世界に生まれ出てくる子供。
>    子供は、すべての希望。
>    今や、この銀河で。
>    子供の声を聞くことなど・・・。
>    皆無に等しい状況。
>    そして、生まれたその希望の子供に。
>    ―ウラノフェン。
>    ―混乱の中の希望。
>    という名前を与えたのである。
>    
>
>    「このままだったら・・連れて行かれる。
>      私はともかく・・この子まで・・。」
>    生まれた子供は、両方の性別を持ち合わせていた。
>    男性ならば、連れて行かれることもなく。
>    運があれば生きられるかもしれないこの世の中。
>    「・・・・一つ、可能性があるとすれば・・。」
>    「・・・・手術ね。」
>    性別を変換させる手術。
>    それは、かつては、一部では頻繁に行われていたことであるが。
>    この、十数年間。
>    それを希望するものが跡をたたず。
>    結果として、莫大な治療費が必要となっていた。
>    「・・・・我らも協力しよう。
>     ・・子供は、この世界の宝だからな。」
>    彼女を守り、逃げ続けていたこの難民たち。
>    とある小惑星に身を潜めて、生活していたものの。
>    パトロールにみつかり。
>    惑星にあった、町は焼き払われ。
>    すべての女、子供は連れ去られ。
>    彼ら以外のものたちは、皆殺しにされた。
>    唯一、たまたま、地下で検診を受けていた、このイラベルだけが。
>    そして、イラベルの他に、検診をしていた三人の女性だけが。
>    魔の手を逃れて。
>    あてのない逃亡生活を行っていた。
>    そんな彼女達をまもって、生き残った男性たちは。
>    どうにか、この銀河から脱出しようと。
>    模索している今の現状。
>     

パトロールしている方々へ、そんな馬鹿王に仕えていないで
総力をあげて王を倒そうとしてください。
いくら軍隊(勝手にパトロールしている方を軍隊だと思ってしまいました、すみません)
でも、そんな命令は明らかに間違っている。でしょう。
いくら何でも、そんな人間の尊厳に関わるような間違った命令なんぞ。
従う必要なし。
いや、そんな命令受けた時点で、全世界規模で王を倒そうとする運動が起こるはず。


>    「・・でも、そんな・・せっかく・・。」
>    逃げる最中で、聞き及んだ。
>    いや、昔から、語り継がれていた、ある種の希望。
>    それは、どこかに、結界をも乗り越えられる宇宙線がある。
>    ということ。
>    それを見つけるためには、かなりの費用と労力がいる。
>    もしかして、すでに、それすらも、排除されているかもしれないが。
>    希望をもたないと、こんな世界では、やってはいられない。
>    逃げ惑う中で。
>    裏で必要な資金を彼らは集めていた。
>    だが・・。
>    それでも、その手術。
>    の金額は、噂では、程遠いものがあるのである。
>    「でも、イラ、ともかく、あと少し・・。
>      あと少しあれば、前金で、あとはどうにかなるかも・・。」
>    そっと。
>    生まれて間もない赤ん坊。
>    赤ん坊など、この十数年間。
>    すでに見なくなって等しい、大切な宝物。
>    空色の髪に空色の瞳。
>    「・・・・女の子だったら、もてたでしょうね・・。」
>    「でも、男の子でも・・もてるんじゃない?」
>    『確かに。』
>    どっと。
>    忘れて久しかった、笑い声が。
>    彼らの中を駆け巡った。
>    きょとんとする赤ん坊とは裏腹に。
>
>    ―何としてでも、この子だけは・・・。
>     生き延びさせないといけない・・・・。
>
>   
>    その日から。
>    追撃を逃れつつ。
>    闇のルートを駆使し。
>    全員がわが身を省みず。
>    赤ん坊の性別転換のための手術の費用稼ぎのために。
>    全員が一致団結して。
>    行動を開始した。
>    仲間をつのりつつ―。
>
>    赤ん坊は、世界の希望。
>    子供がいなくなれば・・。
>    いつか、世界は死に絶える・・・。
>    
>    そんなことは・・・・。
>
>    彼らの願いはみな一緒。
>
>
>    いつか・・・いつか、かつてのような平和な世の中に・・。
> 
>
>    「ウラン、貴方は、私達・・いえ、この銀河の希望よ。」
>    そっと。
>    腕の中ですやすやと眠る我が子に。
>    語りかける母親の姿が。
>    隠れアジトの一角で。
>    しずかに月明かりに照らされていた―。
>
>

今、会社のお昼休みなのですが・・・・・読ませて頂いていて・・涙があふれて来ました。
お願いです・・・ウランさんたち・・・どうかご無事で・・・・・。
せめて・・・最後はウランさんが・・・・・救われますように。

>                         −続く―
>
>
>#####################################
>
>    あとがき:
>       薫:・・・・イブの説明・・・・。
>       姫:確か、六話にでただけよね♪
>         『イブと名づけたその装置は。
>          惑星全ての生命エネルギーや、精神エネルギーを糧にして。
>          そして、吸収しつくす、といった装置。
>          その実験として、誰も人間がまだ気がついていなかった、
>          誕生したばかりの、銀河に目をつけた彼は。
>          迷うことなく、その銀河を実験の場とした。
>          実験は彼にとって、成功。
>          いや、大成功といえた。
>          イブに吸収されてしまった、銀河の全ての魂達は。
>          生まれたての魂。
>          まだ光にも闇にも染まっていない、
>          いわゆる両属性をもっている魂達。
>          そして、彼らは、自分達に何が起こったのか、
>          理解ができずに、やがて一所に集まってゆく。
>          ・・そして、ウラノフェンの強い欲望の精神を浴びて。
>          やがて、それらは一つの魂となり、イブと同化した。
>          イブにとって、ウラノフェンは、父親。
>          だから、言われたことは、素直に何でもこなす。』
>        だぁれもおぼえてないわよvv
>      薫:しくしくしく・・・・。
>        ま、いいんだい(開き直るな!!!)
>      姫:とりあえず、今回と、次回は、ウランの過去話ね♪
>     エル:で、次はオブジェの過去話もあって♪
>      姫:まあ、あの二人の人格形成の源だからねぇ♪
>      薫:しくしくしく・・・。
>        とりあえず、説明をば。
>        ウラノフェン。
>        生まれたときには、両方の性別。
>        つまり、男性も、女性も両方もってました。
>        つまりは、雌雄共同体。
>      姫:本来は、女性で生まれるはずだったのにねぇ。
>     エル:情けないことに、汚染された空気の影響で、
>        そうなったのよねぇ・・・・
>      薫:・・・いや、何かネタばらしをされそうな気配がひしひしと・・(汗)
>        とりあえず、しばらく、過去の回想。
>        つづいたりして・・・・てへvv(まて!)
>     エル:それはそうとvv
>      姫:そうそうvv
>   エル&姫:はやく続きを打ち込みなさいぃぃぃい!!
>      薫:ひぇぇぇ!!
>        そ・・・それでは!!!!!!!!!
>
>     かお、おいかけられながら、パソの画面の中に吸い込まれてゆき・・・。
>
>       悲鳴が巻き起こる・・・・・。
>   
続きが、とてもとてもと〜〜ても気になります。

すいません、洗面所に顔を洗いに行ってきます。

お体にお気を付けて、お元気で。

では、失礼します。

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22441会社から、わざわざありがとうなのです(はあと)かお E-mail URL2002/10/5 02:04:14
記事番号22410へのコメント

猫楽者さんは No.22410「狂ってしまった王・・・許すまい」で書きました。
>
>かおさんは No.22408「リナ達の干渉・第26話」で書きました。
>>    こんにちわ♪  
>>
>
>こんにちは、かおさん。
>お元気ですか、猫楽者です。
こんにちわ♪猫楽者さん♪
そちらの小説も架橋ですね♪
頑張ってくださいねvv(ならレスしましょう・・汗)
(でもレスしてたら・・こーいう時間になる・・・涙)
>
>>
>>    とりあえず、こちらを優先に頑張るのです♪
>>  エル:いつまで続くかしらね♪
>>   姫:そうね♪すぐに衝動に駆られて、別のを打ち込みだすしねvv
>>   薫:しくしくしく・・・。
>>     では!いくのです♪
>>
>
>はい♪続きを楽しみにお待ちしておりました♪
うう・・。
そう言っていただけるほどの代物では・・・(汗)
>>   『夫婦喧嘩は犬も食わない』って。
>>   どうじにハモルエリとクルーガー。
>>   この二人、だんだん似たもの同士になってきてるしねvv
>>
>
>確かに、下手に関わると余計にこじれてしまう場合もありますし。
>エリさんは、クルーガ−さんと良い関係になってくれると良いですね。
エリも自分に関しては、鈍い。
という設定にしてあったり・・・・。(笑)
だって、ど〜読んでもそんな気がする・・。
あのエリは・・(かなりまて!)
>>   「あ・・・・なんか、どうでもよくなってきた・・・。」
>>   メイがぽつりと。
>>   心情を代表してかこぼしていた。
>>
>
>ま・・・まあ、フィライトさんとルナさんにレイスさんがご無事でよかったです。
あ、やっぱそういう反応なりますよねぇ(笑)

>>    「・・・・ずっと、このままだったら・・。
>>      会社に気兼ねなく自由になれるのにね・・。あんた達も・・。」
>>    つぶやくレティシア。
>>    それが、彼女の希望。
>>    生をうけたからには、自由に生きる権利があるはず。
>>    それを生きるため。
>>    という理由で、特殊な投薬をしないと生きられない。
>>    という枷があるからこそ。
>>    彼女達・・サミィ、イーザー、メニィの三人は。
>>    自由。
>>    というものが、生まれながらに削除されている。
>>    それが、レティシアには心苦しい。
>>    何しろ、それをやったのは・・・自分の家族なのだからして。
>>
>
>自分の意志で道を決められない・・・・・・悲しいことですね。
>いつの日か、その身を縛り付けている枷が、外れてくれると良いですね。
この辺りには、神坂先生にお願いしたいものです!!!!
・・・・シェリフの説明通り(のつもり)にしてますので・・。


>>    彼女達の住んでいた、銀河は。
>>    一人の王によって、平和に治められていた。
>>    だが、いつのころからか。
>>    その王が、狂ったのである。
>>    逆らうものは皆殺し。
>>    あげくの果てには、法令で、
>>    『女はすべて王宮に勤めるべし。
>>      十歳以上の女もこれ同様。』
>>    そういう法律まで発布する始末。
>>    しかし、連れて行かれた女性たちが。
>>    戻ってきたためしなど。
>>    あるはずもなく。
>>    そして、女たちをかくまっていた男性も。
>>    その星も。
>>    一人でも、対象者がいれば、容赦なく滅ぼし、
>>    ターゲットを奪う。
>>    その徹底振り。
>>    唯一、助かる方法は、男性になることだが・・・。
>>    だが、
>>    男性と女性ではオーラが違い。
>>    男装などが通用する相手ではなく。
>>    その結果。
>>    銀河は大混乱に陥り。
>>    どうにか、その追撃の手を逃れた民間人の難民が。
>>    銀河のあちこちにあふれ出していた。
>>    銀河の外に脱出しようにも。
>>    王は、銀河から出れないように、結界を張ってしまったのだから。
>>    どうにもたちがわるい。
>>    そんな中で。
>>    逃げ惑う人々の集団の中に。
>>    ウラノフェンの母親・・イラベルはいた。
>>
>
>すいません、少し暴言を吐いてしまいます。
了解です!
>
>狂った王よ。
>女性と子供のいない世界に未来はないんだぞ!
>自分の世界を自らの手で滅ぼそうとでもいうのか!!
>そ・ん・な・に、滅びたいのなら、誰も止めないから、自分独りで滅ぶがいい!!!
・・・滅びたい・・・というのは違うのですが・・・。
近いものはありますね・・(汗)
>
>失礼しました。
>未来を担う子供たちに、なんてことをするんですかね、この王は。
・・・・おいおいと打ち込みますが・・。
この王、子供は自分の血筋だけを残したかったのです・・・・。
その地位を守るために・・・。
女性は、どうにもならなくなるまで、妾にされてます・・(涙)
その後は・・・いいように売り飛ばされたりしてます・・・(涙)
なんてひどい王・・・(まて!考えたのは自分だろ!?)
>
>>    パトロールにみつかり。
>>    惑星にあった、町は焼き払われ。
>>    すべての女、子供は連れ去られ。
>>    彼ら以外のものたちは、皆殺しにされた。
>>    唯一、たまたま、地下で検診を受けていた、このイラベルだけが。
>>    そして、イラベルの他に、検診をしていた三人の女性だけが。
>>    魔の手を逃れて。
>>    あてのない逃亡生活を行っていた。
>>    そんな彼女達をまもって、生き残った男性たちは。
>>    どうにか、この銀河から脱出しようと。
>>    模索している今の現状。
>>     
>
>パトロールしている方々へ、そんな馬鹿王に仕えていないで
>総力をあげて王を倒そうとしてください。
・・・・・完全に洗脳・・されてますから(汗)
>いくら軍隊(勝手にパトロールしている方を軍隊だと思ってしまいました、すみません)
似たようなものです。
>でも、そんな命令は明らかに間違っている。でしょう。
思考回路もすでに洗脳されてますので・・。
>いくら何でも、そんな人間の尊厳に関わるような間違った命令なんぞ。
>従う必要なし。
>いや、そんな命令受けた時点で、全世界規模で王を倒そうとする運動が起こるはず。
そんな星は、一人でもいたら、そのまま、消滅させてます・・。
この王は・・・・。
>>    赤ん坊は、世界の希望。
>>    子供がいなくなれば・・。
>>    いつか、世界は死に絶える・・・。
>>    
>>    そんなことは・・・・。
>>
>>    彼らの願いはみな一緒。
>>
>>
>>    いつか・・・いつか、かつてのような平和な世の中に・・。
>> 
>>
>>    「ウラン、貴方は、私達・・いえ、この銀河の希望よ。」
>>    そっと。
>>    腕の中ですやすやと眠る我が子に。
>>    語りかける母親の姿が。
>>    隠れアジトの一角で。
>>    しずかに月明かりに照らされていた―。
>>
>>
>
>今、会社のお昼休みなのですが・・・・・読ませて頂いていて・・涙があふれて来ました。
わざわざ会社から!!?
すいませんなのです!
というか、大丈夫なのですか!?
・・・気づかれないように、怒られないように祈ってます・・(まてこら!)
>お願いです・・・ウランさんたち・・・どうかご無事で・・・・・。
>せめて・・・最後はウランさんが・・・・・救われますように。
ウラン・・・。
成長した姿が、今のウラノフェン・・・。
すみれちゃんを狙っている本人ですからねぇ・・・(汗)
ちなみに。
・・・・イラベル。
死にます。はい(まてぃぃい!)

>続きが、とてもとてもと〜〜ても気になります。
私も猫楽者さんの続きが気になってます♪
・・・私のは・・期待しないでください・・(汗)
>
>すいません、洗面所に顔を洗いに行ってきます。
いってらっしゃい(まて!)
>
>お体にお気を付けて、お元気で。
>
>では、失礼します。
わざわざ、感想、ありがとうございました!
・・・あ゜・・・・夜中の二時・・過ぎてるし・・(汗)
・・・寝ます・・・・それでは・・・・。

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22445リナ達の干渉・第27話かお E-mail URL2002/10/5 12:02:29
記事番号22374へのコメント



   こんにちわ♪
   三日連続!(まて!)
   というわけで・・続きです♪
   うう・・・眠い・・・・・。
   ハナァ(家の犬)・・・・。
   お願いだから、昨日、仕事から戻るのがおそかっんだから・・・・。
   五時に起こさないでぇ・・・(涙)
   しくしくしく・・・・。
   ちなみに。
   今回は・・・エル様の一人称ではありません・・・。あしからず・・。

#######################################


      リナ達の干渉   第27話



 キャナル達が、その空間に突入した直後。
   一気に闇が襲い来る。
   「きゃぁぁ!!やっぱりぃぃ!」
   なき始めるキャナル。
   「ちょっと!キャナル!!分かってたの!?」
   必死に機体を保ちつつ、いっているのは、ミリィ。
   「だって、ここ、エル様とユニット様が作られてるっていう、
     空間なんですよ!」
   その言葉に。 
   「・・・まあ、それは、おいといて。」
   おいとくって・・。
   思わず、キャナル達の思考が一致する。
   ケインがつと、目の前の闇の空間を見据える。
   「―でてきたらどうだ?」
   「・・・・何かいるな。」
   同時に言い放つ、ケインとゼルガディス。
   ゆら・・・・・。
 

   『お願いです・・・あの子を・・・オブジェを止めて・・・・。』


   闇の中。
   ただよう人影は・・・。
   栗色の髪に紅の瞳。
   「・・・・リナ・・・じゃないな?」
   その容姿は、どことなくリナに似ている。
   かつての、リナ=インバースの姿に。
   リナスレイヤー=トゥエル=ウル=ナイトメア。
   その姿におけるリナの姿においては。 
   容姿は同じでも、まったくといっていいほどに、
   雰囲気から何から違う。
   今は、リナはリナスとしての姿に近い姿で降臨しているのだから。
   すっと、目を細めて、目の前の残像に向かっていうケイン。 
   『あの子は・・・・もう、私の声は届かない・・・・。』
   ぽたり。
   リナによく似た女性の瞳から。
   残像ともいうべき、姿が透き通った姿から。
   真珠のような涙が零れ落ちた。



   「今回の、実験は、成功のようだな。」
   こぽこぽこぽ・・・。
   ケースの中で、漂っている赤ん坊をみつつ。
   満足そうにうなづく男性。
   「長官・・もう、こんな恐ろしいことは・・・。」
   おずおずと、その傍らでいっているのは、栗色の髪に紅の瞳の。
   どこか幼さが残る女性。
   見た目の年齢は、二十歳前後。
   その服装からして、研究員の一人であることには間違えようがない。
   この場には、同じ服装の、そして、星をかたどった、腕章をつけている、
   人々がひしめき合っている。
   そして、ずらりと並ぶ視界の先のケースの中には。
   姿が留まっていない、単なる肉の塊が累々と並び。
   それらを取り出して、融合装置に入れて、
   処理している人々の姿も見え隠れしている。
   ダン!
   ガラスケースを叩きつつ。
   「何をいう!!これこそが、我らが勝利するきっかけとなるもの!」
   世界はすでに混沌と化していた。
   ある場所で。
   負の感情を糧とする戦艦が開発されてのち。
   あっというまに、瞬く間に銀河は、消滅していっていた。
   そして、次の兵器を生み出されないように。
   その場所を衝撃し。
   次の破壊を防いだ。
   と、彼らは思っていた。
   ・・まさか、そこで、その兵器に対抗しうるべき、
   新たなる装置・・つまりは、記憶を閉ざされている、
   漆黒の竜神が目覚めているということもしらず。
   今、銀河には、六対の畏怖たる戦艦が存在している。
   抵抗すべく手もなく。
   そして、ここ、ある惑星では、
   その対策として、頭脳明晰、精神生命体に干渉力がつよい、
   破壊兵器として、生命を生み出していた。


   「お前は、兵器だ。」
   そう、物心ついたときからずっと育てられていた。
   そして。
   勝つためには、あらゆる精神を支配下におく。
   ということも、徹底して、教育させられていた。
   物心つかない時分から、そういうふうに育てられた彼は。
   愛情というものを知らなかった。
   唯一。
   「はい。オブジェ。」
   兵器としてではなく、ましてや、実験生物としてでもなく。
   彼本人として扱ってくれた女性。
   ―それが、彼女。
   エレナ。
   彼女は、ここの中枢たる博士であったのだが。
   軍の長官のやり方には反対派であった。
   ―生命をもてあそぶなど。  
   しかも、その生命も、ただの道具としてしか扱わない。
   というその姿勢に。
   「・・・こんなのだから、この世界は滅びに向かっているのよね・・。」
   「エレナ?」
   きょんとするようやく二歳になったばかりのオブシディアン。
   彼の成功とともに、
   次々に第二、第三のオブシディアンが作り出されていた。


   そんな中。
   「くぅ!!!!!ダークスターが攻めてきた!!もう!!」
   空に浮かぶは、逆五紡星。
   これが発動すれば、生命はその心の中の恐怖に取り込まれ。
   死滅する。
   すでに、気づけば、生き残っている銀河は。
   もはやここだけになっていた。
   「何・・何なの!?エレナ!?」
   自分をかわいがってくれているエレナにはなついていたオブシディアン。
   「―逃げなさい!!!!オブジェ!」
   がばっ!
   いうなり、オブシディアンを抱きかかえ、
   一つのエレナが秘密裏に開発していた装置の中にと彼を押し込める。
   ―空間転移、次元転移装置。
   まだ開発途中ではあるが。
   ・・・・・この子は・・死なせるわけにはいかない。
   「・・・・元気でね?」
   「エレナ??」
   ちゅ。
   いつも、お休みの前にしてくれる、そのキスは。
   しかし、エレナの顔は涙で濡れている。
   「・・・貴方には生きる権利があるの・・。
     私達の悲劇を・・・繰り返さないためにも・・。」
   「博士!転移装置、機動しました!」
   「博士!もう、ここも・・!」
   エレナの人柄で、勤めていた心ある人達が。
   最後まで、エレナとともに、迎えることをのぞみ。
   そして。
   「いきなさい!!!!オブジェ!」
   「・・・エレナも一緒に!」
   カッ!!!!!
   まばゆい光とともに。
   転移装置が掻き消えたその刹那。

   ごっ!!!


   轟音がしたかと思うと。 
   後には・・・・。
   銀河があった形式すらもなくなっていた・・・・。



   「う・・・ここ・・は?」
   目が覚めるとまったく知らない場所。
   かろうじて、エレナがその身を守るために、
   渡してくれていたブレスレット。
   その小さなブレスレットに。
   エレナの知識、すべてが埋め込まれていた。
   どこかの、森の中らしい。
   三歳になるかならないかの彼は。
   一人、まったく知らない世界にと送り込まれていた。
   ―どこにいても、私と話せるから・・。
   そういわれていたはずのブレスレットからは何の応答もない。
   離れているから。
   そう自分に言い聞かせようとするが。
   自分が消え去るその刹那。
   確かに、彼は、銀河の悲鳴ともいうべき、精神世界において。
   悲鳴を聞いていた。
   それが何を意味するか・・。
   「僕は・・・・僕は・・・・。
      僕は、すべての精神を従えて、悲劇を修復させるもの・・・。」
   その脳に叩き込まれている彼の存在する理由ともいうべき、
   作られた理由。
   その世界は、すでに、彼は滅び去っていることなど知る由もなく。
   かさり。
   知らない場所で。
   彼は第一歩を踏み出していた。


   ―すべての精神ともいうべき、魂を従えて。
    悲劇を終了させるべく―。


   「・・・そ・・んな・・。」
   キャナルはここにいたり。
   彼―オブシディアンが。
   かつて、自分が、キャナル=ヴォルフィードとして。
   人類に作り出され、それに同化したときのことを思い出す。
   その当時、人間達は、あきらかに、
   精神世界をも支配しようとして。
   始めに、魔王であるダークスターたちの魂をもった機体を。
   作り出してしまったのである。
   当然、依り代があるがために。
   力をつかって実体化する必要がない。
   というために、それを逆手にとり。
   行動しようとした彼らであったが。
   機械というその束縛によって、一時期。 
   記憶を飛ばしてしまったことから、あの戦いは起こりえた。
   それは、キャナルにもいえることなのであったのだが・・。
   そして。
   エレナが作り出していた装置。
   それは、四界の世界をつなぐ装置。
   それに近い試作品であったのである。
   それを察知して。
   ガルヴェイラは、そこの銀河を襲撃したのであるから。
   「ちょっとまて。すると、何か?
     あのオブシディアンは・・人が生み出した・・・。」
   それが何を意味するか。
   人は、踏み込んではならない域までふみこんでしまう。
   その典型。
   その姿が、以前前世で、曽祖父に合成獣にされてしまった、
   自分の姿と重なる。
   思わず、その自分と重なり、目を見開くゼルガディス。



   『私が試作品として作り出していた・・装置は。
     彼をあの・・・二千年後の・・。
      赤の竜神と赤瞳の魔王の世界に送り込んでいたんです・・。』


   エレナの残留思念は。
   淡々と、キャナル達に語りかけてゆく・・・・・






    「何考えてるの?その王は・・。」
    はき捨てるように、レティシアがつぶやくと。
    「同感ね。」
    「これに関しては、私も同感だな。」
    まったく同時に、同意するサミィとイーザー。
    
    『王は・・・・自らを滅ぼすものを生み出す・・。
      その女性を捕らえたかったんです・・。
       そして・・・その子を自分の我が子とするために・・・。』

    イブの体内で。
    語りかける、封印されていたウラノフェンの本来の自我というか意識。
    



    彼らの世界には。
    一つの伝説があった。
  
   ―光と闇に祝福されし母なる存在
     すべてを包み込むべき存在を生み出す礎とあいならん―

    それは、ここの、監視者クラフトルイスと、
    神魔の王であるエミーリアキャロラインが。
    兼任しているもう一つの隠れた役目。
    それは。
    ここで、ある程度の、新たなる監視者となるべく。
    魂を育成すること。
    下地を作り出し、そして、
    下地が出来た時点で、その生み出された新たなる魂は。
    本格的に、新たなる世界を任されるべく、 
    その任につくために研修という名目で育成機関に入る。
    
    この銀河を治めていた王は。
    それが、自分を滅ぼす者となると判断し。
    そしてまた。
    その真実をしらないがゆえに。
    その力を我が物としようとしているのであった。
    彼の先祖もまた、
    その伝説によって、誕生した王であったというのは、
    余りにも有名すぎる話であったがゆえに。
    その呼び名。
    兇王。
    始めのころは、よき王であり。
    彼が即位してから、
    数億年は、確かに。
    平和だったのである。
    だが・・・今は・・・・・。




    「母さん!」
    その外見どおりに、
    見た目、まったく女の子のように成長してゆくウラノフェン。
    「何かよんだ?」
    ウラノフェンには、生まれつき、特殊な力が備わっていた。
    それは、言葉が通じない者達とも、心を通わせるこどかできる。
    というもの。
    そして、それらの力を借りることができる。
    というもの。
    平和な時代では、巫女としてあがめられていたであろう。
    キョトンと、くるくると、その幼い水色の瞳で。 
    母親たちを見上げるその表情は。
    どこをどうみても、女の子そのもの。
    逃げ惑う生活の中で。
    ウラノフェンは、すべての希望となりかけていた。
    何しろ、彼女の側にいるだけで。
    こころやすまる空気に包まれるのであるからして。
    「喜んで。ようやく、資金が集まったわ。」
    イラベルの言葉に。
    顔を曇らせて。
    「・・このままでも、私、幸せだけど?」
    「そうはいかんからな。」
    父親代わりのウランの言葉。
    何しろ、この三年で。
    どこから情報がもれたのか。
    必死で、ウラノフェンを我が物にしようとする、
    王以外の存在も目立ってきている。
    それらの追撃を逃れつつ。
    また、ウラノフェンを助けるために。
    いろいろなルートで集められた援助金。
    「とりあえず・・これで、前金は用意できた。」
    「だから・・。
      わかって、これは貴方のためなのよ?」
    王に捕らえられたら。  
    どうなるのかは分からない。
    噂では、水晶に閉じ込められた女たちのオブジェが。
    こころない人達の間で流行しているとかいないとか。
    ―そんな目には、この子にはあってほしくない。
    願いは全員、みな一緒。
    この三年間。
    ウラノフェンのその特殊な力によって。
    かろうじて、追撃の手を免れていた彼らにとって。
    まさに、この子は、すべての希望に他ならないのである。


    「―話がついた。・・・ナドゥーライトだ。」
    集団を率いていた男性の言葉に。
    「あそこなら、この子も大丈夫ね。」
    まだ王の手が伸びていないその星。
    あそこなら、この子を隠すのにも手術にも最適であろう。
    「院長が二つ返事で了解してくれた。
      ―すぐにも出発するぞ。」
    その言葉に。
    オブシディアンの未来を守るべく。
    彼らの集団は、惑星ナドゥーライト。
    ナドゥーライト星系にと出発していった。


    『・・・・母も誰も・・知らなかったんです・・。
      いえ、疑う。ということすらも、
       もはや、出来なかったのかもしれません・・・。』

   殺伐とした世の中というか、王が治めている銀河である。
   そんな中で、なぜ、その星系だけが、
   未だに手が伸びていないのか。
   それをまず疑うべきだったのであろう。
   だが・・・。
   何よりも、周りから狙われている今の状況では。
   とにかく、ウラノフェンを助けることを。
   手術という手段を。
   彼らは優先させていたのだ。

   
   そして・・・・。
   そこから運命が大きく変わることになるとは。
   そのとき。
   まだ誰も。
   予想すらしていなかったのである。




   星系ナドゥーライト。
   ・・・・裏の奥深いところで、王とつながりがある・・・。
   その星に・・・・。


   今、彼らは向かっていったのである・・・・・。


                       ―続く―

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

   ちょっとした豆知識:
    この私が使っている。
     敵の首謀者、二名の名前の由来。

    オブシディアン。
       無謀にも、リナス(リナ)を狙って、反旗を翻している存在。
      英名:オブシディアン(黒曜石)
      属性:宝石
      特筆:溶けた溶岩が結晶化できないほど、
         急激に冷えたときにできる物質。
         古代から矢じりなどに使用されている品。

    ウラノフェン。
      こちらは、無謀にも、すみれちゃん(宇宙の姫)を狙ってる存在。
      英名:ウラノフェン
      属性:鉱物
      種類:ケイ酸塩鉱物
         閃ウラン鉱の二次鉱物
      そのほか:フェンが意味する意味→何かほかのものに似ている物質。


#####################################


    あとがき:
       薫:はい♪私が大概、オリジのメンバーの名前には。
         宝石関連や鉱物関連の名前を使っているので。
         その説明です♪(こらこら!)
         さて・・・。
         オブシディアンの過去。
         ウラノフェンの過去。
         それぞれが、エレナ。ウランをとおして。
         キャナル達や、レティ達シェリフスターズのチームに、
         伝えられていきます・・。
         ・・・・もーちょっと、過去話・・・・。
         お付き合いください・・てへvv
      姫:何しろ、リナスvv
        未だにカウリスに掴まって身動きとれなくなってるからねvv
     エル:ま、いつものことよvv
      薫:・・・・ファイト・・リナ(涙)
        それでは・・・。
   エル&姫:また次回でね♪

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