◆−リクエスト募集!!−アイディーリア (2002/9/14 21:00:50) No.21855
 ┣Re:リクエスト募集!!−ドラマ・スライム (2002/9/15 09:46:12) No.21873
 ┃┣ありがとうございます!!−アイディーリア (2002/9/15 11:04:21) No.21875
 ┃┗―― rain or shine ――−アイディーリア (2002/9/17 19:30:41) No.22010
 ┃ ┣―― rain or shine 2 ――−アイディーリア (2002/9/19 20:21:24) No.22070
 ┃ ┃┗Re:―― rain or shine 2 ――−ドラマ・スライム (2002/9/19 20:39:08) No.22072
 ┃ ┗Re:すみませんでした。−ドラマ・スライム (2002/9/19 20:32:02) No.22071
 ┃  ┗うわぁぁぁ!!−アイディーリア (2002/9/19 20:58:50) No.22074
 ┣Re:リクエスト募集!!−闇竜翔 (2002/9/15 10:14:54) No.21874
 ┃┣ありがとうございます!!第二弾!!−アイディーリア (2002/9/15 11:11:41) No.21876
 ┃┗―― the rest is history ――−アイディーリア (2002/9/19 23:06:32) No.22085
 ┃ ┗Re:―― the rest is history ――−闇竜翔 (2002/9/20 22:46:34) No.22105
 ┣Re:リクエスト募集!!−奈鈴多乃 (2002/9/16 21:41:45) No.21977
 ┃┗更にありがとうございます!!−アイディーリア (2002/9/16 23:51:21) No.21993
 ┃ ┗Re:更にありがとうございます!!−奈鈴多乃(なすずたの) (2002/9/17 06:34:35) No.21996
 ┣Re:リクエスト募集!!−潮北 かずら (2002/9/22 01:29:15) NEW No.22134
 ┃┗ありがとうございます!!−アイディーリア (2002/9/22 19:27:27) NEW No.22148
 ┃ ┗Re:ありがとうございます!!−潮北 かずら (2002/9/22 23:34:42) NEW No.22162
 ┗Re:リクエスト募集!!−Yuppy (2002/9/23 20:00:49) NEW No.22179
  ┗初めましてv−アイディーリア (2002/9/23 21:12:35) NEW No.22181


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21855リクエスト募集!!アイディーリア E-mail 2002/9/14 21:00:50


タイトルにもありますが、あらためて・・。

    リクエスト大募集!!!!
       (わーぱちぱちぱちぱちっ)

はい。そんな感じです。(_ _)ぺこり。
ネタに詰まった・・というか、何から書こう?とか悩んでるんで、
少々力を貸してやってください。(切実v)

出来ればカップリング系のリクエストが良いですv
誰と誰が出てきて、こんなシチュエーションで・・・みたいな?(何故疑問系?)
ギャグとかは苦手なのでご勘弁を・・・(死)
カップリングは、リナ絡みなら大抵書けます!(リナ至上・笑)
あっ、友情物っぽいのでもOKです。
シチュエーションは、プロット並みに細かくても、
んんと・・こんな感じ・・?みたいな漠然としたイメージでも大丈夫です!!
まさに”書き殴り”って感じで情熱をぶつけて!!(壊)
つまり・・どうか、皆様の愛の手で救ってください!!ってことです。

因みに、人様には言えないような物をリクエストされた場合は、メールで直接送りつけちゃいますv覚悟してくださいv(殺してあげて・・・この人・泣)

念の為注意事項。
1.基本的にリナ受け以外のカップリングは苦手です。(てゆーか、あんまり書いたことありません)
2.他のツリーで私の詩やら小説もどきがありますが、それを読んで私の文章に拒絶反応が出た方、
  このキャラはこんなんじゃないやい!とか思った方は、(しないと思いますが・・^^;)やめた方が良い
  と思います。

とまあ、そんな感じで。
因みに締め切りなんて偉そうなものは設けてませんので(笑)


  でわ!!リクエスト、随時受け付けております!!



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21873Re:リクエスト募集!!ドラマ・スライム 2002/9/15 09:46:12
記事番号21855へのコメント

ミリーナに好かれたいルークをリナが有償で助けるが
そのうちルークと・・・
という話はどうでしょう

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21875ありがとうございます!!アイディーリア E-mail 2002/9/15 11:04:21
記事番号21873へのコメント


はじめまして!!ドラマ・スライム様!!
早速のレスありがとうございます!!
一番手ということで、まずは私の愛をプレゼント!!

・・・・(痛い沈黙・人々が足早に逃げていく・・)

ごほん☆ええと、気を取り直して・・・。
何だかみょーにリアルなリクエストありがとうございます!!
有償ってところに思わず苦笑してしまいました(^^;)
リナ、らしすぎ!!
というわけで、早速ストーリを考えてみます!!

ドラマ・スライム様、本当にありがとうございました!!

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22010―― rain or shine ――アイディーリア E-mail 2002/9/17 19:30:41
記事番号21873へのコメント

   



           カッコ悪くて上等 
           
               素直じゃなくて 
                  無理矢理ひとりで立とうとして 
             でも上手くはできなくて

      捨てられないものだけを惨めなほどに かき集めたなら

            たった一瞬 だけど 一生忘れられない色を 手に入れる




             ―――――― rain or shine ――――――
                              <どんな時も>



 静かだけれど冷たい風が、開け放たれた窓から部屋に侵入し、白いカーテンを少し揺らして、それから消えた。微かに、冬の匂いだけを残して。
リナはその匂いと、肺を犯すような冷気を感じて目を覚ました。
寒いのは嫌いだ。と、いつも言っているリナだが、窓を開け放ったままうたた寝をしてしまう事は、割と良くあった。
寒いのは嫌いだが、冬の空は好きなのだ。
高く遠ざかって行く空は、夏よりもずっと広く感じられる。ずっと澄んで、何かを赦し続けている。何処かリアリティーのない、夢の残像や、残り香のように、それは酷く神聖で静かな世界だ。
 リナは、数秒ないし数分、じっと窓枠の外の絵画のような空を見上げていたが、意識せず体が震え、ようやく我に返った。
ひやりと冷たいシーツの上を滑るようにベッドから降り、両開きの窓を片方ずつ閉める。
その曇った窓ガラス越しの空をもう一度、少しだけ眺めてからその場を離れ、暖房のスイッチを入れた。
ぐぉぉぉんとひとつ唸りをあげて、四角い箱から熱気が洩れる。
リナは、ベッドの上からタオルケットを引っ張り上げて、頭から被った。
「うーー寒い・・・」
応える者の居ない1人暮らしのアパートは、異様な静けさに満たされていて、リナの綺麗なソプラノの声さえ嫌に耳障り響いた。

  ぴんぽーん

 深夜11時13分。
無遠慮な(実際は無機質な電子音のはずだが、彼女の耳にはそう聞こえた)、それでいて少しだけ申し訳なさそうな、そんな器用な余韻が残った。
深夜の突然の来訪者に、リナはさして驚いた素振りも見せなかった。頭から被っていた藍色のタオルケットを肩にかけ、ずるずるとだらしなく引きずりながら玄関に向かう。

 あからさまに立て付けの悪そうな音を立て、玄関のドアが面倒臭げに開いた。
「どちらさまですか?」そんな言葉のひとつも投げかけず、無造作なその対応に、彼は少し苦笑を浮かべた。
もっとも、深夜に突然現れても、間違いなく彼女ならこんな風にすんなりドアを開けるだろうと踏んでいた自分には、何も言えた義理じゃないのだが。
「よお」
ドアからひょいと顔を覗かせた人物に、彼は出来るだけ自然な声を出してみせた。
努力は、それほど必要としなかった。
それは目の前で呆れたような、やっぱりというような顔をしている彼女のおかげなのだと彼は思う。
無論感謝の言葉を口に出して言うつもりはないが。
それは、お互いの為に。
「・・・・あのねぇ、ル―ク。ここは教会でも託児所でもないのよ?ミリ―ナにフられる度にいちいち来ないでくれる?」
「誰がフられたんだよ!誰がっ!!」
「あ・ん・た。決まってんでしょ?それより静かにしてよね。あんたは知らないと思うけど、世間様の常識では今は立派に深夜なの」
いつもの他愛ない掛け合いを一方的に切り上げ、何かを言いかけたルークにリナが背を向けて部屋の奥に下がっていく。その背中は、当たり前のように「どうぞ」と言っていた。

 「おまえさぁ・・」
台所に立ってコーヒーを入れているルークが、唐突にぼそりと呟いた。
 何故彼が、そんなことをしているかと言うと、答えはとても簡単。
「客に茶もださないのか、お前は。」
先刻そう言ったルークにリナが、こう答えたのだ。
「誰が客よ。飲みたきゃ自分でどーぞ」
そして、しぶしぶ立ち上がったルークの背中にリナがもう一声。
「あ。立ったついで。あたしのもよろしく」
―――ルークが思わず失笑したのは言うまでもない。

 「何よ?」
読んでいる本から目も離さずに、ソファーの上のリナが答えた。
「・・・おまえって」
彼はもう一度そう言うと、そのまま口を閉ざしてしまった。意識を逸らすように、コーヒーを入れる作業にだけ没頭していく。
最初から気のない返事を返していたリナは、彼のその反応にも気を止めず、視線を次の行に移していくという単純作業を繰り返した。
 ルークの持ってきたコーヒーに礼も言わず口をつけ、尚も黙々と読書を続ける。
まるで、この部屋には自分しか居ないかのように。
ルークも、礼を言わない彼女に気を悪くした素振りさえ見せず、手近にあった映画雑誌の一冊を眺め始めた。それぞれの呼吸が、交じり合うようにして、熱気のこもった部屋に消えていく。
ルークが雑誌を読みながら、目にとまった映画の主題歌を思い出すようにして小さく歌うと、リナの細い指先が、本の上で小さくリズムを取った。
とても、何もかもが自然で、しっくりくる。
沈黙を恐れて話し続ける恋人たちよりも、ずっと2人は上手くいっている。
リナにもルークにもそれは分かっていた。
上手くいっている。
それは、リナがコーヒーを口にした時、「苦い」とも「甘すぎる」とも言わず、自然に飲む下してしまえるほど。
 彼女の好む温度。子供から大人の味覚に変わっていくその途中の、ひどく微妙な柔らかな甘さ。

 リナは、自分で入れたそれよりも、彼の入れたコーヒーを、いつだって飲みたいと思う。
 ルークは、慰めてくれる友人よりも、優しくしてくれる女よりも、色気もなくタオルケットを引っ被った口の悪い彼女との、この無言の空間を何よりも得難いものだと思う。


               例えば、そんなささやかな想い。
                  だけどそれは どんな時も変わらない 大切な瞬間





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
えっと。ほんとは一回で終わらせようと(てゆーか終わると)思ってたんですけど、(何故か)ちょっと長めになっちゃったんでとりあえず切ります。
因みにこれはドラマ・スライムさまのリクエスト小説です。
イメージと(きっと間違いなく)違うものに成り果ててると思いますが・・・。

では、とりあえずここで続くということで。


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22070―― rain or shine 2 ――アイディーリア E-mail 2002/9/19 20:21:24
記事番号22010へのコメント

        




             いつでも どんな時でも 
                優しくなくても 綺麗じゃなくても
         変わらない言葉を交わし
 
                 変わらない あんたで居てくれる

             いつでも いつまでも
            変わらない場所を 用意してくれている




            ―――――― rain or shine ――――――
                             <どんな時も>



 がたがたっと、大きな音がした。
2人は同じ動作で音のした方――窓の方――へ視線を向けた。
「――風が強くなってきたな」
ルークの独り言のような呟きに、同じく独り言のようなリナの声が「そうね」と応えた。
しばらくの間、無言のままで揺れる窓を見続けていたリナが、ふいにルークに声をかける。
「今日、泊まってくの?」
「ああ」
迷いもなくさも当然のように、ルークは答えた。
答えたそのあとで、ふといつもは聞かれないその言葉の意味に気付き、表情を歪める。
「・・・まずいのか?」
 リナには、かなり年上の恋人がいた。
相手は立派な(?)社会人。もちろんちゃんと就職して働いている。
リナに言わせれば彼はくらげで、周りからエリートと評価されていることに関しては、まるっきり詐欺師扱いしている。
それでも、彼は一応優秀な部類で、残業や出張、休日出勤は当たり前だった。
故に、彼女の家に彼が来る事はそうない。
リナ自身は決して寂しいなどとは言わないが、そんな筈はないだろうとルークは思う。
付き合いだって、いい加減短くない。彼女の本質は、随分な寂しがり屋だということを彼はちゃんと知っていた。
 ―――今日帰ってくるのか?あいつ。
彼は、暗にそう聞きながら、リナの答えを待った。
リナは一瞬きょとんとしていたが、すぐに納得顔で微笑した。
「そうじゃなくて。ただ、まだ居るなら一緒にビデオ見ない?って言おうと思ったのよ。結構怖いらしいから、ひとりで見るのは嫌でさ。それに、見るときは一緒でも、そのあとあんたが帰っちゃったら、それもまた怖いでしょ?」
予想外の答えに、今度はルークがきょとんとした顔をした。そして次の瞬間、夜の静寂の中に彼の笑い声が響いた。
リナの非難がましい視線の中でも、彼の笑いはしばらく治まりそうになかった。

 「・・・満足?」
ようやく呼吸の整ったルークに、リナの冷たい視線が刺さる。
「おお、大満足だ。久しぶりにこんなに笑わせてもらったぜ」
「なぁにが、そんなに可笑しいのよ?」
「何が・・・って・・」
ジト目のリナに、ルークはワザと少し困ったような笑顔を浮かべ。
「だってなぁ・・。ありゃ要は、“あたし、ひとりじゃ怖いから今夜はずっと一緒に居てねv”ってことだろ?・・・・・・・・バカウケじゃん」
「・・・死んどく?」
再び、腹を抱えながらくぐもった笑い声を上げ始めるルークの背中を、リナの小さな足が強襲した。

 そのビデオは随分古い映画で、小説家の主人公が、彼のファンだという女の家に迷い込み、その偏執的な愛に心身共に苦しむ。そんな話だった。
 確かに怖い。
何が怖いってその女が怖すぎる。
想像してた(ジェイソンやフレディ的な)怖さとは余りに違ってたことで、余計にダメージの大きかった二人は、エンディングが流れてからも、しばらく呆然としていた。
そして、そのエンディングさえも終わりかけた頃、ようやく2人は顔を見合わせ、
『こわっ』
と、綺麗に声をハモらせた。
お互いの一言感想にそれぞれ苦笑で応えつつ、並んで座っていたソファーから立ち上がる。
ルークは、既に冷えきったコーヒーのカップをふたつ持って、それを再び温かいコーヒーで満たすために。
リナは、いい加減暑くなりすぎた部屋の設定温度を下げに。
「なあ、リナ」
「んー?なに?」
キッチンからのルークの声に、リナの間延びした声が応えた。
―――何処に置いたっけ?そんなことを考えながら、リナの細い腕が、暖房のリモコンを求めてあちこちに這わされている。
―――あ。あった。
ぴっ
小さな電子音に連動して、暖房が重々しい唸りをあげる。
部屋の中の空気がかき回されるようにして蠢き、足元に少し冷気を感じた。
温度を下げると、まだ寒い。
少し考えてから、寒いよりはマシね、と、リナはもう一度リモコンを掲げた。
ぴっ
「おまえってさぁ・・」
ぐぉぉぉぉん。
再び、暖房が低くうなる。
「俺のこと好きなんじゃねぇか?」

・・・ぴっ。
リナは、もう1℃暖房の温度を上げた。
心なしかまだ寒い。首筋のあたりで、雪女が吐息を漏らしたようだ。
「でなきゃ1人暮らしだってのに、ほいほい男をあげたりしねぇよな?しかもこんな夜中に」
・・・ぴっ。
「でも、俺にはミリ―ナがいるし、おまえにはガウリイがいるからなぁ」
・・・ぴっ。
「おい、暖房上げすぎじゃねぇか?いくらなんでも暑いぜ?いい加減」
ぴっぴっぴっ!!
「あんたのセリフで、気温が下がってるのよっ!!!」
ついにリナが吠えた。
投げつけたリモコンを、すんでのところでルークが受け止める。「危ねぇなぁ」とぼやきつつ、いささかむっとした表情の彼は、そのままリモコンを投げ返した。
リナはそれを受け止めず避けると、手近にあったクッションを投げつけた。
読んでた本も投げつけた。
さっきまで彼が眺めてた雑誌も投げつけた。
灰皿は・・さすがにやめて代わりにライターを投げつけた。
とにかく手近なものはあらかた投げつけた。
ルークは、慣れた手つきでそれらを全て受け止めると、安全そうなものだけを選んで、リナに投げ返してやった。
もちろん、これらの動作は聞くに耐えない悪態とともに応酬されている。

 やがて、何故かいつの間にか空が白み始め、最初の内は聞こえていた近所からの苦情の声もなくなった頃、リナとルークはフローリングの床の上に、疲れ果てて寝転がっていた。
「・・・で?」
若干枯れたリナの声。
「・・・何がだよ?」
普段よりもハスキーなルークの声が、かったるそうに答えた。
低いその声が、フローリングを微かに震わせ、床に押し付けたリナの耳に心地良く響いた。
「・・なんの、つもりだったの?」
途中から随分変わってしまっていた口論の内容を、リナが最初の最初にまで巻き戻す。
「別に。・・・そーゆーのもアリかなって、思っただけだ」
「そーゆーの?」
僅かに頭を起こして、ルークの方を見た。
思ったよりも近い位置にあったルークの顔は、一瞬ピントが合わず、少しぼやけていた。
「俺と、おまえが・・ってゆーのがさ。そうしたら、お互い苦労しねぇもんな。
お前は、忙しい男のことを待って独りで寂しい思いをすることがなくなるし、
俺だってもう、続かない会話を、ひとりで無理して続けなくていい」
 それから少し息を吐いて、温度のこもらないその声で、「楽に、なれるのにな」と呟いた。

 窓を揺らすほどは強くなく、だけどきっと、とても冷たい冬の風が、窓のむこうで吹いていた。
 
 ふいに、ルークの冷え切った頬に、同じくらい冷たい手が触れた。
ルークは振り仰ぎ、頬杖をついて自分を見下ろす少女に視線を這わせた。
「バ――カ」
突然降ってきた声は、いつもの調子の彼女の声で。
「ホントにあんたは、救いようのないバカね。知ってたけど」
思わず言い返そうとしたルークの言葉を遮るように、その頬をぱしぱしと叩きながらリナは続けた。
「苦しくっても、それでも、どうしようもなく好きだから、頑張ってきたんでしょ?
それを今更妥協してどうすんのよ?とことんバカね。
そもそも!あたしたたちは、こーゆー関係なの。夜中に突然現れて、コーヒー入れて、一緒にビデオ見て、朝までどつき合って、そろって床に転がって寝てる。
そーゆー関係なのよ?」
「・・・・最悪」
意識せず口に出たルークの言葉に、リナも「ほんとよね」と言って笑った。
それを見たルークが、喉元で小さく笑い、相乗効果が2人の笑いを弾けさせた。

 ひとしきり笑い終えて、ルークが口を開いた頃には、空はすっかり明るくなっていた。
「・・・あーでもよ、言っちまえば最悪だけど・・案外悪くねぇよな」
「・・・うん。悪くないわ」
晴れ晴れとした笑顔を、照れくさそうに染めて、ルークは言った。
リナも、微かに染まった頬を隠すようにして、大袈裟な身振りで立ち上がった。
「フられたら、いつでも来なさいよ。コーヒー入れてくれるって交換条件付きでなら、歓迎してあげるから」
言ってリナが大きく伸びをすると、ルークもひょいっと起き上がる。
「仕方ねぇから、来てやるよ。寂し死になんてされたら寝覚めが悪いからな」
「あたしはうさぎかい」
「違う。うさぎはかわいい」

 そうしてまた、いつものように。
変わらない2人が、それぞれの想いを抱きしめたまま。
声をあげて笑い、そっと歩き出す。




                      ずっと 変わらない
                  いつだって 笑顔で迎えてくれる
                      あんたがいるから
                  恐れることなく 前に進んでいける




            ―――――― rain or shine ――――――
                             <どんな時も>











――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あああああああっ!!
ダメじゃん!!全然リクと違うし!!
これじゃあ「友達以上恋人未満のちょっぴり甘酸っぱい関係の二人が、寂しさを舐めあうように寄り添って、でも、それじゃあ格好悪いから体裁を繕い、条件付きという言い訳に縋っている図」じゃないかぁぁぁ!!(それも違う)
つーかルークリナなんて、一部でじわじわ人気の上がっているカップリングとはいえ、まだまだマイナーカップリングなのに、載せていいのか!?
(ん?もしかしてこれってガウリナ・ルクミリ?)
だいたい、こじつけ過ぎだろ!?(自分に突っ込み)
すみません!!ドラマ・スライム様!!
精進します!!だから許してください!!
はい!!!以上っ!!

強制終了。

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22072Re:―― rain or shine 2 ――ドラマ・スライム 2002/9/19 20:39:08
記事番号22070へのコメント

アイディーリアさんは No.22070「―― rain or shine 2 ――」で書きました。
>
>        
>
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>
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>             いつでも どんな時でも 
>                優しくなくても 綺麗じゃなくても
>         変わらない言葉を交わし
> 
>                 変わらない あんたで居てくれる
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>             いつでも いつまでも
>            変わらない場所を 用意してくれている
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>            ―――――― rain or shine ――――――
>                             <どんな時も>
>
>
>
> がたがたっと、大きな音がした。
>2人は同じ動作で音のした方――窓の方――へ視線を向けた。
>「――風が強くなってきたな」
>ルークの独り言のような呟きに、同じく独り言のようなリナの声が「そうね」と応えた。
>しばらくの間、無言のままで揺れる窓を見続けていたリナが、ふいにルークに声をかける。
>「今日、泊まってくの?」
>「ああ」
>迷いもなくさも当然のように、ルークは答えた。
>答えたそのあとで、ふといつもは聞かれないその言葉の意味に気付き、表情を歪める。
>「・・・まずいのか?」
> リナには、かなり年上の恋人がいた。
ガウリイ?
>相手は立派な(?)社会人。もちろんちゃんと就職して働いている。
>リナに言わせれば彼はくらげで、周りからエリートと評価されていることに関しては、まるっきり詐欺師扱いしている。
やっぱりくらげ
>それでも、彼は一応優秀な部類で、残業や出張、休日出勤は当たり前だった。
>故に、彼女の家に彼が来る事はそうない。
>リナ自身は決して寂しいなどとは言わないが、そんな筈はないだろうとルークは思う。
>付き合いだって、いい加減短くない。彼女の本質は、随分な寂しがり屋だということを彼はちゃんと知っていた。
> ―――今日帰ってくるのか?あいつ。
>彼は、暗にそう聞きながら、リナの答えを待った。
>リナは一瞬きょとんとしていたが、すぐに納得顔で微笑した。
>「そうじゃなくて。ただ、まだ居るなら一緒にビデオ見ない?って言おうと思ったのよ。結構怖いらしいから、ひとりで見るのは嫌でさ。それに、見るときは一緒でも、そのあとあんたが帰っちゃったら、それもまた怖いでしょ?」
>予想外の答えに、今度はルークがきょとんとした顔をした。そして次の瞬間、夜の静寂の中に彼の笑い声が響いた。
>リナの非難がましい視線の中でも、彼の笑いはしばらく治まりそうになかった。
>
> 「・・・満足?」
>ようやく呼吸の整ったルークに、リナの冷たい視線が刺さる。
>「おお、大満足だ。久しぶりにこんなに笑わせてもらったぜ」
>「なぁにが、そんなに可笑しいのよ?」
>「何が・・・って・・」
>ジト目のリナに、ルークはワザと少し困ったような笑顔を浮かべ。
>「だってなぁ・・。ありゃ要は、“あたし、ひとりじゃ怖いから今夜はずっと一緒に居てねv”ってことだろ?・・・・・・・・バカウケじゃん」
>「・・・死んどく?」
>再び、腹を抱えながらくぐもった笑い声を上げ始めるルークの背中を、リナの小さな足が強襲した。
>
> そのビデオは随分古い映画で、小説家の主人公が、彼のファンだという女の家に迷い込み、その偏執的な愛に心身共に苦しむ。そんな話だった。
> 確かに怖い。
>何が怖いってその女が怖すぎる。
>想像してた(ジェイソンやフレディ的な)怖さとは余りに違ってたことで、余計にダメージの大きかった二人は、エンディングが流れてからも、しばらく呆然としていた。
>そして、そのエンディングさえも終わりかけた頃、ようやく2人は顔を見合わせ、
>『こわっ』
>と、綺麗に声をハモらせた。
>お互いの一言感想にそれぞれ苦笑で応えつつ、並んで座っていたソファーから立ち上がる。
>ルークは、既に冷えきったコーヒーのカップをふたつ持って、それを再び温かいコーヒーで満たすために。
>リナは、いい加減暑くなりすぎた部屋の設定温度を下げに。
>「なあ、リナ」
>「んー?なに?」
>キッチンからのルークの声に、リナの間延びした声が応えた。
>―――何処に置いたっけ?そんなことを考えながら、リナの細い腕が、暖房のリモコンを求めてあちこちに這わされている。
>―――あ。あった。
>ぴっ
>小さな電子音に連動して、暖房が重々しい唸りをあげる。
>部屋の中の空気がかき回されるようにして蠢き、足元に少し冷気を感じた。
>温度を下げると、まだ寒い。
>少し考えてから、寒いよりはマシね、と、リナはもう一度リモコンを掲げた。
>ぴっ
>「おまえってさぁ・・」
>ぐぉぉぉぉん。
>再び、暖房が低くうなる。
>「俺のこと好きなんじゃねぇか?」
>
>・・・ぴっ。
>リナは、もう1℃暖房の温度を上げた。
>心なしかまだ寒い。首筋のあたりで、雪女が吐息を漏らしたようだ。
>「でなきゃ1人暮らしだってのに、ほいほい男をあげたりしねぇよな?しかもこんな夜中に」
>・・・ぴっ。
>「でも、俺にはミリ―ナがいるし、おまえにはガウリイがいるからなぁ」
>・・・ぴっ。
>「おい、暖房上げすぎじゃねぇか?いくらなんでも暑いぜ?いい加減」
>ぴっぴっぴっ!!
>「あんたのセリフで、気温が下がってるのよっ!!!」
いいねえ
>ついにリナが吠えた。
>投げつけたリモコンを、すんでのところでルークが受け止める。「危ねぇなぁ」とぼやきつつ、いささかむっとした表情の彼は、そのままリモコンを投げ返した。
>リナはそれを受け止めず避けると、手近にあったクッションを投げつけた。
>読んでた本も投げつけた。
>さっきまで彼が眺めてた雑誌も投げつけた。
>灰皿は・・さすがにやめて代わりにライターを投げつけた。
>とにかく手近なものはあらかた投げつけた。
>ルークは、慣れた手つきでそれらを全て受け止めると、安全そうなものだけを選んで、リナに投げ返してやった。
>もちろん、これらの動作は聞くに耐えない悪態とともに応酬されている。
>
> やがて、何故かいつの間にか空が白み始め、最初の内は聞こえていた近所からの苦情の声もなくなった頃、リナとルークはフローリングの床の上に、疲れ果てて寝転がっていた。
>「・・・で?」
>若干枯れたリナの声。
>「・・・何がだよ?」
>普段よりもハスキーなルークの声が、かったるそうに答えた。
>低いその声が、フローリングを微かに震わせ、床に押し付けたリナの耳に心地良く響いた。
>「・・なんの、つもりだったの?」
>途中から随分変わってしまっていた口論の内容を、リナが最初の最初にまで巻き戻す。
>「別に。・・・そーゆーのもアリかなって、思っただけだ」
>「そーゆーの?」
>僅かに頭を起こして、ルークの方を見た。
>思ったよりも近い位置にあったルークの顔は、一瞬ピントが合わず、少しぼやけていた。
>「俺と、おまえが・・ってゆーのがさ。そうしたら、お互い苦労しねぇもんな。
>お前は、忙しい男のことを待って独りで寂しい思いをすることがなくなるし、
>俺だってもう、続かない会話を、ひとりで無理して続けなくていい」
> それから少し息を吐いて、温度のこもらないその声で、「楽に、なれるのにな」と呟いた。
>
> 窓を揺らすほどは強くなく、だけどきっと、とても冷たい冬の風が、窓のむこうで吹いていた。
> 
> ふいに、ルークの冷え切った頬に、同じくらい冷たい手が触れた。
>ルークは振り仰ぎ、頬杖をついて自分を見下ろす少女に視線を這わせた。
>「バ――カ」
>突然降ってきた声は、いつもの調子の彼女の声で。
>「ホントにあんたは、救いようのないバカね。知ってたけど」
>思わず言い返そうとしたルークの言葉を遮るように、その頬をぱしぱしと叩きながらリナは続けた。
>「苦しくっても、それでも、どうしようもなく好きだから、頑張ってきたんでしょ?
>それを今更妥協してどうすんのよ?とことんバカね。
>そもそも!あたしたたちは、こーゆー関係なの。夜中に突然現れて、コーヒー入れて、一緒にビデオ見て、朝までどつき合って、そろって床に転がって寝てる。
>そーゆー関係なのよ?」
>「・・・・最悪」
>意識せず口に出たルークの言葉に、リナも「ほんとよね」と言って笑った。
>それを見たルークが、喉元で小さく笑い、相乗効果が2人の笑いを弾けさせた。
>
> ひとしきり笑い終えて、ルークが口を開いた頃には、空はすっかり明るくなっていた。
>「・・・あーでもよ、言っちまえば最悪だけど・・案外悪くねぇよな」
>「・・・うん。悪くないわ」
>晴れ晴れとした笑顔を、照れくさそうに染めて、ルークは言った。
>リナも、微かに染まった頬を隠すようにして、大袈裟な身振りで立ち上がった。
>「フられたら、いつでも来なさいよ。コーヒー入れてくれるって交換条件付きでなら、歓迎してあげるから」
>言ってリナが大きく伸びをすると、ルークもひょいっと起き上がる。
>「仕方ねぇから、来てやるよ。寂し死になんてされたら寝覚めが悪いからな」
>「あたしはうさぎかい」
>「違う。うさぎはかわいい」
おいっ
>
> そうしてまた、いつものように。
>変わらない2人が、それぞれの想いを抱きしめたまま。
>声をあげて笑い、そっと歩き出す。
>
>
>
>
>                      ずっと 変わらない
>                  いつだって 笑顔で迎えてくれる
>                      あんたがいるから
>                  恐れることなく 前に進んでいける
>
>
>
>
>            ―――――― rain or shine ――――――
>                             <どんな時も>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>あああああああっ!!
>ダメじゃん!!全然リクと違うし!!
別にかまいませんよ
>これじゃあ「友達以上恋人未満のちょっぴり甘酸っぱい関係の二人が、寂しさを舐めあうように寄り添って、でも、それじゃあ格好悪いから体裁を繕い、条件付きという言い訳に縋っている図」じゃないかぁぁぁ!!(それも違う)
>つーかルークリナなんて、一部でじわじわ人気の上がっているカップリングとはいえ、まだまだマイナーカップリングなのに、載せていいのか!?
>(ん?もしかしてこれってガウリナ・ルクミリ?)
>だいたい、こじつけ過ぎだろ!?(自分に突っ込み)
>すみません!!ドラマ・スライム様!!
>精進します!!だから許してください!!
すばらしい作品なので許します。
>はい!!!以上っ!!
それではがんばってください。
>
>強制終了。

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22071Re:すみませんでした。ドラマ・スライム 2002/9/19 20:32:02
記事番号22010へのコメント

すみません
読むの忘れていました。
こんな脳みそクラゲな僕のリクエストに答えてくれて
ほんとうにありがとうございます。
僕には到底書けないような素晴らしい作品でした。
本当のホントに感謝しています。

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22074うわぁぁぁ!!アイディーリア E-mail 2002/9/19 20:58:50
記事番号22071へのコメント


>すみません
>読むの忘れていました。
>こんな脳みそクラゲな僕のリクエストに答えてくれて
>ほんとうにありがとうございます。
いえいえいえいえいえいえいえ!!こちらこそです!!
リクエスト頂けただけで大感激なのです!!
その上読んでもらって、レスを貰ったなんて、感激の極みです!!
だから謝らないでください!!お願いします!!(意味不明)

>僕には到底書けないような素晴らしい作品でした。
>本当のホントに感謝しています。
いやいやいやいやいやいやいや!!そんなことありません!!
遅筆で稚拙な未熟者の駄作です!!ドラマ・スライム様の足元にも及びません!!
無理です!!そんなに誉めないでください!!嬉しすぎます!!
ああんもう!!書いて良かった!!

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21874Re:リクエスト募集!!闇竜翔 2002/9/15 10:14:54
記事番号21855へのコメント

アイディーリアさんは No.21855「リクエスト募集!!」で書きました。
闇:え〜、2のほうでやっている闇竜です。魔族好きなので、ゼロリナみたいな感じでお願いできるとうれしいです。(できればフィブリナのような小説が・・・・)
では、気が向いたら僕のほうにもお越しください。では、また・・・・

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21876ありがとうございます!!第二弾!!アイディーリア E-mail 2002/9/15 11:11:41
記事番号21874へのコメント


初めまして、闇竜翔様。
レスありがとうございました!!

ゼロリナorフィブリナですね。
てゆーかゼロリナ&フィブリナってーのも、ありですかね?
良いですか?
良いですね?
決定!!ゼロリナ&フィブリナで!!
(え?決定?←自分で言っといて不安になった・滝汗)

よーし、頑張るぞ!!
てゆーか、人のリクエストに応えて小説を書くってのは、思えば始めてかもしれない。
とゆーわけで、理想と違った場合は、声かけてください。
出来る限り書き直します。

それでは!!少しでも早く小説(ないし詩)が書き上がることを祈って!!(祈るな。書け。)

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22085―― the rest is history ――アイディーリア E-mail 2002/9/19 23:06:32
記事番号21874へのコメント

 
               「人間を、守れと言うのですか?この僕に」
                        
                                  「不満かい?」

                    
                    「ええまあ、喜んで引き受けたいとは思いませんが・・」

             
          「じゃあ、正式に命令するよ。君の数少ない上司としてね」
              
                  「・・・結局、問答無用なんですね」

                  
 

                 「リナ・インバースを守れ。世界が、滅びるまで」



             ―――――― the rest is history ――――――                  
                                 <世界が滅びるまで>




 ねえ、ガーヴ。君の計画は失敗に終わったんだよ。
何故だか分かるかい?
それは僕の計画が成功したからさ。
僕の計画では、君の計画が失敗する事は決まっていたんだ。
分からないだろうな。君はもともと計画という言葉を知っているかどうかさえ疑わしかったから。

 でも、これだけは分かるだろう?
君の望みは破られたんだ。
僕の(本当は借り物だけれど)部下が、良く頑張ってくれたお陰さ。

君の望み。
それは愚かな望みだった。
生きて、いたいだって?
本当に残念だよ。
かつては共に、滅びへの道を目指していた君が、そんな戯言を言うようになるとはね。
どうして、そんなことになったの?
何が君を狂わせたの?
人間のちっぽけな器が、君を変えてしまった。

矛盾のない、高尚な世界。
その中では、二度と耳障りな言葉を聞くことはない。
愛だとか、正義だとか、ひどく自分勝手な言葉たちさ。

在るべき姿で、在るべき場所に還るんだ。
お母様のいる、あの世界へ。
還りたい。こんなにも渇望しているよ。
僕の期待に満ちた眼差しが、そこからでも見えるだろう?

どうして、生きたいと願う?
それは愚かな望みだ。
叶えられない。例え叶えられたとしても、それは仮初め。
永続することなどありえないじゃないか。
どうして、生きたいと願う?
君も。

あの、人間の女も。


赤い、赤い瞳には。
見覚えがあった。

ルビー・アイ。

本当に綺麗だと思った。
彼女しか、いないと思った。
本当は、僕達魔族の手で滅ぼさなければならない世界だけれど。
彼女になら、滅ぼされてもいいと思った。

彼女の中に、僕は哀しみを見た。
苦しみと、傷と、怒りと、絶望を見た。
そして、狂気を見た。

本当に、綺麗だと思った。

彼女を、欲しいとさえ思った。
君も思ったんじゃないかな?
彼女と戦っている時の君は、本当に嬉しそうだった。
久しぶりに、いや、初めてかもしれないね。
あんな君を見たのは。
笑っていたよね。
心から。
自分を傷付けるほどの正の感情。
耐えられたのは、人間の部分が随分混じっていたからだろうけど。

そうそう。
ゼロスも笑っていたよ。
違うよ、あの能面みたいな笑顔じゃなくてさ。
ちゃんと笑っていたんだよ。
彼女の隣りで。
え?ああ、ゼロスには彼女の護衛を任せていたんだ。
笑っちゃうだろ?
あのゼロスでも、僕が最初にそう言った時は顔を引きつらせていたからね。
だって、僕達魔族が、たかだか人間の小娘を・・ってそりゃ誰でもそう思うよ。

でもさ、笑ってたんだよ。
あのゼロスが。

気がついたら、僕も笑っていた。

可笑しいんだ。
彼女、仲間にルビー・アイ様の呪文を打つんだよ?
僕達高位のものだって当たればただじゃすまないし、下級なら簡単に滅びてしまう。
そんな魔法をだよ。
たかだか、小さな魚のフライ・・・だったかな?
とにかくそんなものをさ、ちょっととられただけで。
本当に、笑っちゃうよ。
僕達魔族より脅威なんじゃないかな?




ねぇ・・。
君も見ただろ。
あの瞳。
赤い
赤い
狂気の瞳。

血で汚れても、あれほど鮮やかには染まらない。























本当に、綺麗だと思った。























欲しいとさえ、思った。


































ああ、なんて、切ない、夢。















生きて、彼女を、あの瞳を、見続けていたいと思った。







それは愚かな望みだ。
けれど、それが今、僕を支配する望み。

笑って、しまうだろう?

ねぇ、ガーヴ。
どうして、君は生きたいと想ったの?
そんな愚かなことを、どの心がそう望ませる。

あの瞳に、僕は惑わされている。




この永訣の時。




さようなら。
赤い、赤い瞳の。

この世でたったひとり、僕を惑わす存在。

さようなら。

生きたいと望みながら。
死んでいく。
それは、なんて、残酷で、美しい、夢。



彼女を守ってくれるね?
ゼロス。
それが、僕の望みだ。
分かるね?
命令じゃないよ。

それは、僕の、願い。

この永訣の時に。

彼女の輝きを、守って欲しい。
永遠に色褪せることのないように。
この混沌の中でも、輝いて見えるように。
どんなに遠く離れても、よく見えるように。

ああ、今なら分かる。

生きたいと望みながら。
死んでいく。
それは、なんて残酷な、けれど、限りなく美しい、夢。

この永訣の時。

これ以上なんてないから今 言うよ。




























愛している。




































             ―――――― the rest is history ――――――
                                 <世界が滅びるまで>





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
うあぁぁぁぁぁぁぁ!!
ちょっと聞いてくださいよ!!奥さん!!(誰?)
本当はこの話(実際はもう少し長くて、もっと違う話だった)は一昨日には出来上がってたんですよ。でも、いざ投稿しようとしたら、何故か強制終了されて・・。
最高に凹みました。wordにコピっとけば良かった・・(泣)
しかも、それが2回もっ!!(教訓は生かしましょう)
挙句!!昨日は何故か「書き殴り」さんにアクセス出来なかった!!
ああんもう!!上等だ!!(最近の口癖>上等だ!・就職試験の時にも言っていた)
ここまで来ると逆に嬉しいさ!!(空元気)

てゆーか。またリクと違う気がする。
ゼロス殆どでてきてないし。(あれを出てきたと言うのか?)
ううっ、当初のではもっと活躍(暗躍?)してたんですよ?(言い訳)
次はもっと頑張ります!!

・・・・すみません。
本当に、すみません。
もう言葉もありません。
ので、逃げさせてください。
え?いいんですか?ありがとうございます!!
では、心置きなく逃亡!!


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22105Re:―― the rest is history ――闇竜翔 2002/9/20 22:46:34
記事番号22085へのコメント

アイディーリアさんは No.22085「―― the rest is history ――」で書きました。
闇:ありがとうございます。ということで闇竜です。いや〜良かったです。やっぱりリナは魔族に踊らされていると言う所が特に良かったです。
L:サボってないでさっさと続き書きなさい(ざしゅ)
闇:うう、そ、それでは・・・・(どご)
L:さようなら〜

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21977Re:リクエスト募集!!奈鈴多乃 2002/9/16 21:41:45
記事番号21855へのコメント

リナがゼロスに魔族化される話、とか・・・お願いできないでしょうか?
シリアスなアンハッピーで・・・。
どうでしょう?

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21993更にありがとうございます!!アイディーリア E-mail 2002/9/16 23:51:21
記事番号21977へのコメント


はじめまして!!奈鈴多乃さん!!(えっと、どう読むんでしょう?・汗)
リクエストありがとうございます!!

>リナがゼロスに魔族化される話、とか・・・お願いできないでしょうか?
おおっ!!通ですね!!(?)
リナの魔族化・・・。(滅びの予感)ところで、それってゼロリナととってよろしいのでしょうか?えっ、良いんですね!?(ゼロリナに決定!!)

>シリアスなアンハッピーで・・・。
>どうでしょう?
オッケーです!!もちろん!!実は自分シリアスしか書けない性分な上にオリジナル書く時は、絶対人が死ぬというものばっかりなんですよ。
でも、友人がそういうの嫌いなんで、曲がりなりにもハッピーエンドチックな(自分ではそのつもり)のを書いてるんです。
でも、リクエストされたということは、遠慮せずに・・と言うことで!!
って、こんなこと書いたあとで説得力ないと思いますが、自分別に不幸な結末大好き!!って訳じゃないんですよ?ちゃんと、キャラたちには幸せになって欲しいと思います。
ただ、ストーリーですぐ思いつくのアンハッピーエンドってなだけで。

ま、そんなこんなで。
明日の就職試験終わったら、まとめてリクエスト小説書かせていただきます!!
それでは、今日はこの辺で。


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21996Re:更にありがとうございます!!奈鈴多乃(なすずたの) 2002/9/17 06:34:35
記事番号21993へのコメント

>はじめまして!!奈鈴多乃さん!!(えっと、どう読むんでしょう?・汗)
>リクエストありがとうございます!!
あっ!!こちらこそはじめまして・・・・。挨拶し忘れてしまってゴメンナサイ!
>>リナがゼロスに魔族化される話、とか・・・お願いできないでしょうか?
>おおっ!!通ですね!!(?)
>リナの魔族化・・・。(滅びの予感)ところで、それってゼロリナととってよろしいのでしょうか?えっ、良いんですね!?(ゼロリナに決定!!)
>>シリアスなアンハッピーで・・・。
>>どうでしょう?
>オッケーです!!もちろん!!実は自分シリアスしか書けない性分な上にオリジナル書く時は、絶対人が死ぬというものばっかりなんですよ。
>でも、友人がそういうの嫌いなんで、曲がりなりにもハッピーエンドチックな(自分ではそのつもり)のを書いてるんです。
>でも、リクエストされたということは、遠慮せずに・・と言うことで!!
>って、こんなこと書いたあとで説得力ないと思いますが、自分別に不幸な結末大好き!!って訳じゃないんですよ?ちゃんと、キャラたちには幸せになって欲しいと思います。
ありがとうございます!!!やった〜アンハッピー!!
自分はアンハッピー物がすごく好きなんです〜!
幸福になって欲しいキャラクターだからこそ、逆に不幸になったときが切ないというか。(爆)
どうぞよろしくお願いします!


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22134Re:リクエスト募集!!潮北 かずら 2002/9/22 01:29:15
記事番号21855へのコメント

はじめまして、潮北かずら と申します。
えーと。
『事故でリナが記憶をなくしたことに乗じて、他の4人(ガウリイ、アメリア、ゼルガディス、ゼロス)が、リナの性格改善に嘘(シャドーのリナちゃんに近い性格像)を教えて……。』
なんて話、いかがでしょうか?
いろいろリクエストが着ている様なので、一応、提案だけ……。
暇なとき、気が向いた時にでも、検討してみてください。

他のリクエスト話も、がんばってくださいね。
ではでは。

死にそうに暇なときにでも、私のモノも、探してみていただければ幸いです。

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22148ありがとうございます!!アイディーリア E-mail 2002/9/22 19:27:27
記事番号22134へのコメント


>はじめまして、潮北かずら と申します。
はじめまして!!

>えーと。
>『事故でリナが記憶をなくしたことに乗じて、他の4人(ガウリイ、アメリア、ゼルガディス、ゼロス)が、リナの性格改善に嘘(シャドーのリナちゃんに近い性格像)を教えて……。』
>なんて話、いかがでしょうか?
!! やりかねねぇ・・・。あいつらなら。てゆーか読みたい!!こんな話。
でも、これってギャグですよね?自分で書くには力量不足かもしれない・・(泣)
むしろ完全力量不足。
それとも無理矢理シリアスに持ってくか?ん?無理ですね。

>いろいろリクエストが着ている様なので、一応、提案だけ……。
>暇なとき、気が向いた時にでも、検討してみてください。
ありがとうございます!!検討どころか、是非書きたいです!!
・・・実力さえ伴っていれば。でも、ギャグは滑りやすいので細心のご注意を。
万が一不幸な出来事が起こっても、当社一切責任負えませんので。

ところで。
いつも思うんですけど、絵にしろ小説にしろ、実はギャグの方が文才ないし画力を必要とすると思いませんか?
シリアスの方が多少誤魔化せる。(私は誤魔化してますv・他の方は素でスバラシイ)
いえ私見ですが。

閑話休題。

>他のリクエスト話も、がんばってくださいね。
はい!!かずらさんの声援を食料(糧と言いたかったらしい)にして頑張ります!!

>ではでは。
>死にそうに暇なときにでも、私のモノも、探してみていただければ幸いです。
死にそうなほど忙しくても探して読みます!

でわ、本当にありがとうございました!!




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22162Re:ありがとうございます!!潮北 かずら 2002/9/22 23:34:42
記事番号22148へのコメント

早速の返信、ありがとうございます。(^^)

>>えーと。
>>『事故でリナが記憶をなくしたことに乗じて、他の4人(ガウリイ、アメリア、ゼルガディス、ゼロス)が、リナの性格改善に嘘(シャドーのリナちゃんに近い性格像)を教えて……。』
>>なんて話、いかがでしょうか?
>!! やりかねねぇ・・・。あいつらなら。てゆーか読みたい!!こんな話。
>でも、これってギャグですよね?自分で書くには力量不足かもしれない・・(泣)
>むしろ完全力量不足。
>それとも無理矢理シリアスに持ってくか?ん?無理ですね。
一見するとそう見えますよね。でも、そうとも限りませんよ。シリアスに書くからこそ笑えるモノっていうのも、在るんじゃないかなぁ……。(ん無茶な!!)
たとえば、嘘を教えるときって、笑いながら言うわけにはいきませんよね。だったら、アイディーリアさんの得意なシリアス風に、リナとそれぞれの奴等との一対一のカップリング形式で、最後にポスッとオチを付けてみてはいかがでしょうか?
(つまり、リナの部屋に入ったら、好印象を与えるために、真面目ないい人になる。で、部屋から出たら、素に戻ると……)
なんてのはどうでしょうか?(ダメ?)

>ありがとうございます!!検討どころか、是非書きたいです!!
そう言っていただけると嬉しいです。

>・・・実力さえ伴っていれば。でも、ギャグは滑りやすいので細心のご注意を。
>万が一不幸な出来事が起こっても、当社一切責任負えませんので。
負わなくて良いんですよ。(^^;)
こちらも好き勝手リクエストしているんですから。(爆)

>ところで。
>いつも思うんですけど、絵にしろ小説にしろ、実はギャグの方が文才ないし画力を必要とすると思いませんか?
>シリアスの方が多少誤魔化せる。(私は誤魔化してますv・他の方は素でスバラシイ)
>いえ私見ですが。
確かに、ギャグは難しい……。
でも、それ以上に、甘〜い終始ラブラブな恋愛モノの方が難しいです。(個人的に。)精神的にきついから……。
その点、悲恋や不幸は書きやすいですね。(これも個人的に)

>>他のリクエスト話も、がんばってくださいね。
>はい!!かずらさんの声援を食料(糧と言いたかったらしい)にして頑張ります!!
……食うのかーっ!?(。。;)
タデ食う虫も好き好きといいますが、くれぐれも食中りには気をつけてくださいね。(爆)

>>ではでは。
>>死にそうに暇なときにでも、私のモノも、探してみていただければ幸いです。
>死にそうなほど忙しくても探して読みます!
……。
くれぐれも死なないでください。(おいおい)
どうか、トドメになりませんように……。(祈)

ではでは。

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22179Re:リクエスト募集!!Yuppy 2002/9/23 20:00:49
記事番号21855へのコメント

初めまして!Yuppyです!はじめてのレスなんですが、遅くなりました(ほとんど2の方にいるから1には滅多に来ない人(待てコラ自分))。

>  でわ!!リクエスト、随時受け付けております!!

じゃあ、ゼラゼロ←リナお願いします!(これしか言えんのか自分)。←嗚呼自分に突っこみ入れまくり(自分の小説では登場人物にまで突っこんでるが、あとがきでは逆に突っこまれて(主にフィブリゾに)いる人)
 ゼラスにらぶらぶなゼロスに嫉妬するリナって感じですかね(コラ)。
あ、詳しく言っちゃうと、ゼラスは口調は女性っぽくしてください(無理でしたらいいです)。
お願いします。




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22181初めましてvアイディーリア E-mail 2002/9/23 21:12:35
記事番号22179へのコメント


>初めまして!Yuppyです!はじめてのレスなんですが、遅くなりました(ほとんど2の方にいるから1には滅多に来ない人(待てコラ自分))。
初めましてyuppyさん。

>じゃあ、ゼラゼロ←リナお願いします!
ぐっ!!参った!!(いきなりかい)
リナ絡みとは言え、ゼラゼロは・・書けるだろうか?
ゼロリナ色が濃くなるかもしれませんが、よろしいでしょうか?
てゆーかもしそうなったら全ては私の文才の無さの所為です。
そっとしておいてあげてください。(核爆死!!)

>あ、詳しく言っちゃうと、ゼラスは口調は女性っぽくしてください
それは大丈夫です!!私のイメージでもゼラスは女口調なので。
あ。でも、同じ女口調でも私とyuppyさんだと考えてるのが違うかも・・。
私の中では結構くだけた感じの喋り方だからなぁ・・。

>お願いします。
はい!!新しい境地を開いて精進させていただきます!(若干意味不明)



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