◆−ゼロリナの詩(…)−アイディーリア (2002/9/6 19:33:29) No.21697
 ┣ゼロリナの詩 2−アイディーリア (2002/9/7 18:48:38) No.21718
 ┣ゼロリナの小説−アイディーリア (2002/9/8 22:30:35) No.21749
 ┃┗はぅっ・・・(倒−れーな (2002/9/8 23:17:20) No.21750
 ┃ ┗ぐっはぁ!!−アイディーリア (2002/9/8 23:52:33) No.21751
 ┗ゼロリナの詩(れーなさんに捧ぐ・返品可)−アイディーリア (2002/9/9 19:15:10) No.21766
  ┗ぅわああああああぁぁぁぁぁッッ!!?(驚−れーな (2002/9/9 23:04:27) No.21775


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21697ゼロリナの詩(…)アイディーリア E-mail 2002/9/6 19:33:29



  光を教えてくれたひと


 輝く光は 闇の中で 良く映える
 明るい日差しの中
 あなたは何を想って笑う?

 出会うことはない海と空
 あの果てには 確かに永遠を見たのに。

 焦がれるこの想いは罪
 あるはずのない心を 焼き尽くすのが罰
 この胸の 誇りも 望みも 存在意義も
 あなたの前では 酷く無力だ。

 交錯する異なった結末は
 あまりにも凄惨な現実を彩る
 あなたの細すぎる肩に 世界が腰をかけ
 あなたひとりを 犠牲にした。

 その重みを受け入れた あなたの気高さは
 スケープゴートを認めない
 全ての絶望を笑い飛ばして
 あなたは何もかもを守ってみせた
 
 輝き続けるあなたは この闇から とてもよく見える
 陽だまりの中に 足を踏み出した僕を見て
 あなたは笑い、
 僕の世界は変わった。

 いくつもの秘密と闇を抱えたままで
 それでも僕は
 光の中にいた。

 永遠なんて なくても いい。





はい、ありがとうございました!!某国語の時間に書いたゼロリナの詩でしたぁ。
いやぁ参りましたね(なにが?)。駄文です。えぇ、駄文です。でも、そこは愛でなんとか・・・。

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21718ゼロリナの詩 2アイディーリア E-mail 2002/9/7 18:48:38
記事番号21697へのコメント


  青い薔薇【有り得ないものの象徴とされている】


 永遠は・・・は
 思うよりずっと残酷なもの
 数え切れないほどの夜明けに犯されて
 あたしはきっと泣くことさえできない

 あんたは限りなくそれに近い時を生きるのね
 これからも
 世界が滅びるまで

 あんたが
 あたしを思う心を
 愛以外の言葉で語るなら
 たぶん それは真実

 愛に成り得ない想いを抱えて
 途方に暮れてないでよ
 捨ててしまっても
 誰もあんたを責めたりしないから
 
 あんたが見続けるだろう 永遠
 その中であたしは
 いつか色褪せて散っていく
 ヒマワリだったかな?

 ”貴女は青い薔薇でした”と
 あんたは笑う。

 死ぬことはね
 怖くなんかないよ
 怖いのは
 終わりのない 永遠
 
 残酷だね
 あたしは いつだって

 あんたはあたしに終末を望んで
 あたしは応えられずに
 目をそらした

 自分の狡さと身勝手さに あの日 少しだけ泣いた

 ”貴女は青い薔薇でいいんです”と
 あんたは笑う。

 世界が滅びるまで
 愛に成り得ない想いを抱いて。

 世界が滅びるまで。


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21749ゼロリナの小説アイディーリア 2002/9/8 22:30:35
記事番号21697へのコメント

       


           見果てぬ夢の先が例え哀しみでも






              貴女が居るということ
                この僕にさえ
                陽の光を与え
                笑顔を向けて
            頭が痛くなるような愛を教え
                手を伸ばして

              貴女が居るということ
                それはまだ
             見果てぬ夢の途中のようで



 どうしたんですか?
そう言い掛けてやめた。穏やかな寝息が、聞こえたからだ。
宿屋の近くの森の中に、彼女が珍しく一人で、無防備な寝顔を晒していた。何もしないで、ただ眠っていた。僕は決して気配を絶っている訳でもないのに、こんな近くに居ても気付かないほどの、深い眠り。魔族の僕がこんなに近くに、居るというのに。それでも。
彼女の仲間たちも、彼女自身も、“リナ・インバース”という人間の価値を分かっていないのだろうか。
いや、少し違う。
価値というよりは、彼女の立っているポジションを、だ。
僕たちすら持ち得なかった「世界を滅ぼす力」を持ち、しかし心移ろい易く、傷つき易い人間であるということ。たったひとりの為に何もかも捨てられる、そんな狂気を持っている、彼女の、その鳥肌が立つほどに魅力的な立ち位置。僕たち魔族が、どれほどそれを求めているか。どれほど、彼女を求めているのか。分かっているのだろうか?
否、きっと分かってなどいないのだろう。微かにでも感じていれば、彼女の仲間が、特にあの「保護者」殿が、彼女をこんな所に一人で放って置く筈がない。
彼女がいかに煩わしがっても、何処にでも付いていくだろう。それこそ世界の果てまでも。その手を離しはしないだろう。
そして彼女は、そんな彼をうっとおしいと罵りながらも、ふとまんざらでもない表情を浮かべるに違いない。困った顔に、優しい笑みを浮かべるに違いない。
この世にたった一人、彼に向けて。
「・・・何を、考えているんでしょうね。僕は」
思わず、何の裏もなく笑いが漏れた。自嘲というよりは、本当に、自分の思考が可笑しかった。思考する自分も含めて。
ーーーーこれでは、まるで嫉妬。
誰に?何故?人を模倣したこの身体の、何処の部位に、そんなものを感じる場所が?
問い掛けてはみたが、戸惑いではなかった。もうとっくに、自分の中に、らしくもないものが蠢いて、息づいて、僕はそれを受け入れ、ココロと呼ばれる器に飼っていることを、知っていたから。
 彼女は、まだ快い寝息を立て微睡んでいる。“僕の側”で。小さなからだいっぱいに、陽の光を浴びて。
本当に、光の似合う人だ。
ーーーーあんたってあれよね、魔族のくせに・・・       
 ふと、会ったばかりの頃の、彼女の言葉が脳裏で蘇った。蘇る度に生まれたてのよう。そんな錯覚を覚えさせる、新鮮で色褪せることのない、笑顔とともに、蘇るのはあの言葉。
「・・・ん・・」
 彼女が僅かに体勢を変えた。野宿慣れしてるからか、普通ならこんな骨ばった森の中では寝づらいことこの上ない。
 太陽に雲が架かり、微かに陽の光が遮られた。しかしそれは本当に微々たるものだ。雲を透かして届く光は、それでも強く、人の弱い肌を焼き、直視すればその眼をも潰す。僕たち魔族には関係ないが、陽の光は、人間の身体には時として、いや殆どの場合、毒の刺のようなものだ。本当は傷つけるばかりの、そんな光だ。しかしそれでもヒトは求める。光を。夜明けを。太陽の下を、歩いていたいのだ。その日差しの中を。弱いものこそ、手の届かないほどに絶対的な存在を求める。例え肌を焼かれ、眼を潰されても。
しかし、心まで焦がされて、それでも求める者はいるだろうか?
 本当の意味で、光の全てを受け止められる者は居るのだろうか。弱いヒトの身で。
 何もかも焼き尽くすような熱、眼を背けずにはいられないほどの光を。
 何もかも焼き尽くすような彼女の激情を。目を背けずにはいられないほどの、狂気じみた彼女の夢の輝きを。
 受け止められる者はいるのだろうか。あまりに弱いヒトの身で。
 ココロ焦がされて尚、彼女を。

 遠くで、彼女の仲間たちの声が聞こえた。あぁ、彼女を探しているのだ。
気がつけば、それなりの時間が経っていたのか。光の中に迷い込むと、出口を探す気も失せる。そして、時はやはり、光の速度で過ぎているのだと感じる。彼女もまた、その光の速さで流れる時を、生きているのだと、思い知らされる。
陽が昇り、落ちるまでの短いあいだを生きているのだと。
彼女の傍らに膝をつき、その細い肩に手を伸ばして、少し、躊躇った。
でも、それは本当に一瞬のことだ。すぐに彼女の肩に手を置いて、出来る限り優しく揺さぶった。
「リナさん、起きてください。皆さんが呼んでますよ」
思ったよりも、すぐに彼女の意識は覚醒した。目を薄く開け僕と目が合うと、いつもの大きな眼で見返してきた。
「おはよ」
「おはようございます」

交わされた笑顔は、もうひとつの太陽。頭上の太陽よりももっと眩しく。魔族の僕にも有効なほどの強い日差し。
「いつから居たの?」
警戒心のないその表情に、僕は先程の考えを改めた。彼女の仲間がどうかは知らないが、少なくとも彼女は、自分の価値を知っている。僕に自分は殺せないと、知っている。
「ずっと、居ましたよ」
ワザと意味ありげに含みを持たせた言い方をしたが、彼女は少し笑っただけで、さして気に止めた様子はなかった。
「油断したわ」
そう言って、また笑った。
 彼女の笑顔に応えるように、太陽を遮っていた雲が動き、再び空が光に満ちる。太陽は僕の真後ろに移動していて、丁度僕の影が、彼女に覆い被さるようにして落ちた。妙に現状をダブらせるような、戒めめいたその状況に、僕は少し後ろめたかった。何をしたわけでもないが、何かに、誰かに、言い訳をしたいような気分だった。
しかし、彼女はそんな僕の心情には全くお構いなしで、僕を見て不思議な表情を浮かべていた。
「どうかなさいましたか?」
「ううん、ただ、やっぱりあんたってあれよね、魔族なのに、なんかみょーに・・・」
言葉は先に続かなかった。彼女の仲間たちの声が、すぐ側で聞こえた所為だ。彼女は声の方に視線を送り、立ち上がる。
「大袈裟ね、ちょっと居なくなったくらいで。なんか雪山で遭難した人を探してるみたいじゃない?」
唯でさえ大きな声を、一際大きく張り上げて、彼女の名前を繰り返す金髪の保護者を遠目に、彼女は肩を竦めた。
「それだけ大切なんでしょう。早く行ってあげた方がいいんじゃないですか?」
「そうね」
そう言って、彼女は仲間たちに向かって歩き出す。
僕はひとりその背中を見送り、たった今まで確かに彼女の居た、この場所で、続かなかった、けれどもうその先を知っている、彼女のあの言葉を想い描いた。
ーーーーーあんたってあれよね、魔族のくせに、なんでかしら・・・

ーーーーー陽の光が良く似合う







             彼女を想い彼女の側に居るということ
                それは光を浴び続けること
             彼女を想い彼女の側に居るということ
               それは朝を待ち焦がれること
             彼女を想い彼女の側にいるということ
          それは朝が来るたび傷つきその傷さえ愛してしまうこと
            肌を焼かれ眼を潰されココロ焦がされても

             彼女を想い彼女の側に居るということ
          それは問い掛け続けその答えに傷つき続けそれでも
                想い焦がれてやめないこと
              日差しを浴びて夢を見続けること












違う存在だって、同じココロを持っている。
    



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21750はぅっ・・・(倒れーな E-mail 2002/9/8 23:17:20
記事番号21749へのコメント

はじめまして!れーなと申します。
とりあえずゼロリナだったら幸せな奴です。以後よろしくして下されば嬉しいです〜。

読ませていただきましたー!詩も小説も。
そして惚れました(え

うう・・・かっこ良いですー!
どこがって・・・もう、もう・・・、言葉が!!文章が!!
詩も小説も凄く素敵ですー!(>_<
こういう文章大好きなんです!大好きです!!(告白

雰囲気も何ていうかこう・・・切なくて。特にゼロス君が・・・。

あぁもうとにかく言葉で言い表せないほどで・・・凄いです。

是非また書いてください〜。楽しみにしてますッ!


興奮しすぎて支離滅裂ですごめんなさい(汗)おまけに短い(−−;;
もともと感想書くの苦手な性分なんで・・・。


ではではこの辺で失礼致します〜。

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21751ぐっはぁ!!アイディーリア 2002/9/8 23:52:33
記事番号21750へのコメント


>はじめまして!れーなと申します。

はじめまして!!アイディーリアとかです!!(?)

>とりあえずゼロリナだったら幸せな奴です。以後よろしくして下されば嬉しいです〜。

なんですって!?同志ですね!?同じ志ですね!?以後よろしくどころか、思い余って心中したいくらいです!!(逃げてれーなさん!!)

>読ませていただきましたー!詩も小説も。

読んでくれただけで感謝です!!

>そして惚れました(え

私も今あなたに惚れました!!

>うう・・・かっこ良いですー!

ぐはぁっ!!

>どこがって・・・もう、もう・・・、言葉が!!文章が!!

ああうっ!!

>詩も小説も凄く素敵ですー!(>_<

嬉しすぎる!!あなたの言葉にノックアウトされそうです!!

>こういう文章大好きなんです!大好きです!!(告白

えっ☆(ときめき)

>雰囲気も何ていうかこう・・・切なくて。特にゼロス君が・・・。
>
>あぁもうとにかく言葉で言い表せないほどで・・・凄いです。

ああんもうそんなに誉めないで下さい!!(訳・もっとほめてぇ!!←楽にしてあげてください・・)

>是非また書いてください〜。楽しみにしてますッ!

ええ!!そりゃもうあなた様の為だけに書きますよ!!

>興奮しすぎて支離滅裂ですごめんなさい(汗)おまけに短い(−−;;
>もともと感想書くの苦手な性分なんで・・・。

いえいえ苦手なのに書いてくれたってその心意気だけで大大大大(以下無限)満足です!!

>ではではこの辺で失礼致します〜。

はい!!これからもよろしくお願いします!!



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21766ゼロリナの詩(れーなさんに捧ぐ・返品可)アイディーリア 2002/9/9 19:15:10
記事番号21697へのコメント


   優しい人 愛する貴女


 誰より強く 誰より美しい 至上の女
 長い道を真っ直ぐに歩き
 残酷に矛盾を孕んだ生を見つめ続けた人よ
 どんな痛みも受け入れて
 絶望に立ち向かった 貴女よ

 貴女は世界中の誰より気高く
 世界中の誰にも 自分にさえも 心で負けなかった

 だけど ただひとつ
 誰より強く 美しい貴女は
 だけど ただひとつ
 静かな 時 に負けるでしょう

 優しい人 愛する貴女
 今どんなに貴女の空が輝こうとも
 いつか呆気なく そして容赦なく
 時が貴女を殺すでしょう

 時に僕は想います 愚かにも想うのです
 貴女の中を流れる
 貴女の誇りでもある ヒトとしての 時の流れを
 せき止め 魔的な瞬間で満たしてしまいたい

 本当は狂おしいほどに そんなことを望んでいます

 けれど それはもう 貴女ではないから
 いつかは誰でも 時の中に消えていくのが正しい

 知りながら
 今も 僕は
 らしくもない願いに 身を焼いています

 優しい人 愛する貴女
 貴女の命の輝きが 僕を狂わせる




@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
はい。駄文ですが。
どうぞもらってやってくださいまし。記念に。(なんの?)
好きにしてください。煮るなり焼くなり。思いのままです。
え!?いらない!?・・・・ひどい・・・。
とまあさておき、私ったら他に長編も書いてるんですよ。そっちも多分にゼロリナが含まれるはずですので。よろしければ見てってくださいv
じゃ!!失礼しました!!


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21775ぅわああああああぁぁぁぁぁッッ!!?(驚れーな E-mail 2002/9/9 23:04:27
記事番号21766へのコメント

ああああああこんばんわっ!れーなです!

だだだだ誰が誰が一体誰が要らないなんて言うんですかッ!?そんな悪い子はあたしが懲らしめて差し上げま(殴

うああああとにかく凄く嬉しいです〜っっ\(T▽T)/

ありがとうございます〜〜ッッ!!!
永久保存にします!!まぢで!!記念に!!(だから何の


そしてやはり素敵です〜vv(惚れ再び
どーしてこんなに綺麗に書けるんですか教えて下さい(弟子入り

ゼロリナを語る上でやはり種族の差は外せないかと。
いや、学園モノとかももちろん好きですがv(腐


長編も絶対に拝見させていただきますvもぉこの際ゼロリナじゃなくても読みますvv
何故なら惚れたから!!(ヤメれ


ではでは〜。素敵な詩を本当にありがとうございました〜m(_ _)m

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