◆−題名?そんなのないさね。−春祭あられ (2001/12/20 00:45:12) No.19029
 ┗そういうオチですか。−星影 (2001/12/22 23:05:24) NEW No.19122


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19029題名?そんなのないさね。春祭あられ 2001/12/20 00:45:12


これは、チャットで書いた会話文を、小説にしたものです。
後押ししてくれた方々、これでどぉだぁ!!


「なぁ、何でこの町こんなにきらびやかなんだ?」
この、小さな町についたのは夜のことでありました。派手に飾られたイルミネーションに、ガウリィは驚きます。
「ちょっと、それ本気で言ってるの?」
「・・・・・・?ああ、そうだが?」
どうやら本気のようで、それがわかったとたんリナにどっと疲れが押し寄せてきます。
「あんたねぇ・・・・・その頭は本当にヨーグルトでできてるわけ。もうすぐあれでしょうが!」
「あれ?」
「ああああああ!!ここまでいっても分からない?!」
「何だよ。はっきりいえよ」
「クリスマス!聖夜!有名なこの季節の行事でしょ!」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おおっ!思い出した」
「その間は何じゃぁぁぁぁぁっ!!」
スパコ―――――――ンッ!!!
景気よくピンクのスリッパが頭に叩き落されてしまいました。
いつものことながら、一体何処から取り出しましたのでしょうか。
「いってーな。スリッパで叩くなよ。これ以上馬鹿になったらどーすんだ?」
「大丈夫よ。あんたの脳みそじゃ、これ以上馬鹿にはなんないから。落ちるとこまで落ちてるし」
「そうか。それならよかった。」
「・・・・・・うなずかないでよ、そこで」
皮肉を言ったのにもかかわらず、うなずかれてはたまりません。
もう、リナのその口からはため息しか出なくなってきそうです。
「で、何でこんなにきらびやかなんだ?」
腕組みをしながら、再びガウリィ。
「だ〜か〜ら〜最初の話題に戻んないでよ!!」
「わかんねーんだからしょーがねーだろ」
「クリスマスだからに決まってんでしょ!」
「・・・・・・・・・クリスマスってあれだろ?豆を投げて災いを追い払う・・・・・・」
「それは節分!!やっぱりわかってなかったんかおのれは!!」
「じゃあ、あれか?願い事を書いて短冊に書くやつ・・・・・・」
「それは七夕よ!! 季節がまったく違うでしょうが!!――――――ああ〜・・・いい?クリスマスって言うのは」
「いうのは?」
「・・・・・・・・・・・・。」
どうしたのでしょうか、リナはそのまま固まってしまいました。
「おい。」
「え、え〜と・・・・・・あれって本当は何なのかしら。サンタクロースがプレゼントをくれる日なのは間違いないんだけど、具体的な行事の意味を知らないわ」
「じゃ、俺と同じじゃんか」
「一緒にしないでくれる?行事のそもそもを知らないあんたとは大違いなんだから」
五十歩百歩のことを言ったって、結局は知らないのですから、同じことです。
そんな時、町の一人がリナたちの所に駆け寄ってきます。
「これをどうぞ!!」
ほぼ強引にも渡されたのはこの町のパンフレット。
表の表紙には、“祝、10周年!!”の文字が。
「・・・・・・ちょっと聞きたいんだけど、いい?」
「はい?」
「このイルミネーションは何に対して?」
「あ、これはですね、今この町の10周年を記念して、お祭をやってまして、そのためのものです」
にっこりとこたえる町の人。
それを聞きながら、ガウリィはリナを小突きました。
「どれがクリスマスだって?」
「〜〜〜〜〜〜っっ。うるさい!」
結局、リナも勘違いをしていたことにはかわりありませんでしたのでした。
おわり。

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19122そういうオチですか。星影 URL2001/12/22 23:05:24
記事番号19029へのコメント

わはは、そういうオチですか。(笑)
リナちゃんも、これには、凍っちゃうよね。

よく短期間にこんな小説が書けますね。
すごいですー。
また、書いてくださいね。
楽しみに待っています。

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