◆−ライスなシャワーを浴びませう♪ 1−ゆえ (2001/10/20 00:48:58) No.17654
 ┣Re:ライスなシャワーを浴びませう♪ 1−白河綜 (2001/10/23 13:28:00) No.17717
 ┃┗上のコメントの続きです。−白河綜 (2001/10/23 16:27:56) No.17721
 ┃ ┗あなたっと私の夢の国〜♪(定番)−ゆえ (2001/10/23 22:22:51) No.17741
 ┣ライスなシャワーを浴びませう♪ 2−ゆえ (2001/10/23 23:10:07) No.17744
 ┃┗お久しぶりです!−砂緒 (2001/10/24 19:53:16) No.17749
 ┃ ┗森の小さな教会で♪ 【遙絆】棚に上げました♪(待て)−ゆえ (2001/10/24 23:58:05) No.17759
 ┗ライスなシャワーを浴びませう♪ 3−ゆえ (2001/10/27 23:40:30) No.17793
  ┗水飴v はちみつvv メープルシロップvvv−白河綜 (2001/10/29 16:35:50) No.17817
   ┗こしあんv カスタードv 生クリームvv−ゆえ (2001/10/29 22:18:59) No.17825


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17654ライスなシャワーを浴びませう♪ 1ゆえ E-mail URL2001/10/20 00:48:58


 こんにちは。お久しぶりですの、ゆえです。
 えー、一体いつから止まってるよの【遙絆】っ(汗)とかいう連載なんかをやってたりするのですが(汗)

 ちょいと思いつきまして、つらつらっと書けたので久々に投稿しにやってまいりました。

 基本コンセプトは 『そして二人は結ばれて、結婚を誓いましたとさ。めでたしめでたし。<完>』っていうハッピーエンドの続き(爆)
プラス、良い子の『結婚式講座』ですvv(待て)
 話を書く上で、当方経験者だったりはしますが、なにぶんにも簡単だったので、多少違うところもありますが、一応調べなおしてはおりますので。
 
 それと、今回。某有名親子オリジナルキャラの方々もいらっしゃいます(笑)
 ま、ガウリナなゼメアメで、ちょこっとルクミリの通なクラノエな話です。
 おつきあい下さいませv

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「結婚しよう」

 色々な出来事があり、様々な経緯を経て告げられた、その一言。
 告げられた方は最初は驚き、そしてすこし照れながらもこくりと頷いた。
 そして二人は、喜びと幸福感に満たされながらしっかりと抱き合い、ハッピーエンドおめでとう♪―――――となるところだろうが。

―――――ちょっとまった。

「「え?」」

実際はその一言から始まるのだ。



【ライスなシャワーを浴びませう♪】 1


「何の因果で・・・・・」
 入口に立ちぐったりとしたリナは、逃げ出したい気分だった。
「まあまあ。別に一緒に挙げるんじゃないし。今日は話を聞きに来ただけだろう」
 ポンポンっと軽く頭を叩いて笑うと、ガウリイは止まっていたリナを促した。
「そうですよっ!せっかくなんですし、一緒に聞く方が楽しいじゃないですか♪」
「お前は少し落ち着け」
 完全に舞い上がった状態のアメリアの頭をゼルガディスは押さえ込んだ。
 そんな感じで店の入口でやんやと騒ぐ二組のカップルを、黒い長髪を揺らしながら笑いをかみ殺しながら見ているものもいる。
 暫くして、4人の前にファイルを手にした店員が声をかけてきた。

「この度はおめでとうございます。リナさん、ガウリイ様、アメリアさん、ゼルガディスさん」

 丁寧な挨拶とお辞儀をしてにっこりと微笑んでいたのは、4人の共通の友人であるシルフィールだった。
 シルフィールに案内されて、4人はテーブルのある方へと促された。

「なかなか来られないから、どうされたのかと思いましたよ」
「遅れてすまなかった。ギリギリまでゴネる奴が一人いたもんでな」
 出されたコーヒーを飲みつつ約束時間に遅れた理由を説明するゼルガディスの頭を、ゴネたという彼女の常備品であるスリッパが叩き落とした。
 赤い顔をして憮然としたリナに、隣に座ったガウリイが苦笑した。
「それでシルフィールさん。さっそく式の事を相談したいんですが・・・・」

 そわそわとしたアメリアにシルフィールは、はい、と答えてテーブルの上にいくつものパンフレットを並べて説明し始めた。
 おしゃれな教会や豪華な式場案内がある中で、やはり一番に目に留まったのはウェディングドレスのものだった。
 アメリアが目をキラキラされて見ているのを、リナものぞき込むようにして眺めていた。
 なんだかんだといってもリナも女の子。ウェディングドレスの写真を目の前にして興味が湧かない訳はない。

「けど、シルフィールがこんな仕事してるとは知らなかったよ。ええっと、なんて言ったっけ・・・・・・」
 言いながら首を傾げたガウリイは、少し考えてぽんっと手を打つと、
「おお、そうだ。ツアコンだっけ」
「・・・言うとは思ったが。彼女はブライダル・コーディネータだ」

 式場の手配から、衣装、料理、引き出物や披露宴の内容に関するまで、広い範囲でコーディネートするのがシルフィールの仕事だ。
 一般的なのは自分達が挙げたい式場を探して、そこの担当に頼むのだが、ブライダルコンサルタントは本人達の意見を尊重して、希望にあった会場や式のスタイルを提案し、準備するのを挙式当日まで手伝ってサポートしてくれる。選択箇所が1カ所だけではないので、かなり自由が聞くのだ。

「でもお話を聞いたときには驚きました。だってほぼ同時期だったんですから」
 くすくすとシルフィールが笑った。




話は今から1ヶ月ほど前になる。




「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっ?!!」

 ランチタイムの社内にアメリアの声が響き渡った。

「ばかっ!んなでかい声で驚かないでよっっ!」

 真っ赤な顔をしてリナは、聞くなり絶叫しまくったアメリアの頭を押さえ込む。
 あわてて室内を見渡すと幸いに他の者は外へ食事に出ていて、残っているのは今日の遅番である友人のミリーナだけで、何事かと振り向いてた。

 「べ、別にそこまで驚くこともないでしょーがっ! あたし達がつき合ってたのは知ってるでしょっ。だから、その・・・大体こーゆー結果を一番期待してたのアメリアじゃないのよっ」

 本当は話すのは恥ずかしくって逃げたいのだが、何かと自分達の事を気遣ってくれた無二の友人であるアメリアとミリーナには、やはり一番に報告すべきだろうと週末の出来事を話したのだが。

「私もなんです」
「は?」

いきなり手を組んで立ち上がると、目をうるうるキラキラとさせながら手を握ってきたアメリアをリナは見上げた。

「だから・・・・・」
 アメリアはにっこりと微笑んだ。

「私もゼルガディスさんにプロポーズされちゃったんです♪」

今度はリナの声が社内に響き渡った。




「じゃなんだ。俺達は同じ日にやっちまってたったことか・・・・・・・・」

 飲みかけのコーヒーを置きながらゼルガディスは呆れたように嘆息した。

「らしいな。まあいいじゃないか。お互い結果オーライだったんだし」

 ニコニコと普段の3割り増しで笑いっぱなしのガウリイに対し、隣のルークはしかめっ面をしていた。

「・・・・・・・そりゃめでたいことで」

 ふっ、と嘆息してルークはやおら立ち上がると、だんっ!とテーブルに足を置き心の叫びを絶叫した。

「こいつらがうまくいって、どうして俺の愛は届かないんだっ!!ミリィィィィィィィィィィナァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「だぁぁぁぁぁっ!!やめんかっ叫ぶのわっっ!!」
「ここのメシ代はおごるから、落ち着けって!」
「ミリィィィィィィィィィィナァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 ルークの恋人であるミリーナとはそれなりにうまく行ってるらしいが、なかなか進展しないのはこれが原因なんじゃないかと、ゼルガディスとガウリイは叫ぶルークを押さえつつ胸中で呟くのだった。






「式はどうされるんですか」

 ミリーナの言葉にリナとアメリアは顔を合わせた。

「そ、そっか。んなモノがあるのよねぇ・・・」
「大丈夫ですっ!!」

 にっこりとアメリアが得意満面で微笑むと、またリナの手を取り、なにやら正義の炎めいたものを背中にしょっていた。

「私がちゃんと結婚式の相談出来るように、予約を入れておきます!!」
「ちょっとアメリアっ!?」

 ほっとくとどこまでも暴走しかけないアメリアに、あわててリナはそのつもりは無いと説明するのだか――――火に油を注いだだけだった。

「リナさん、しないんですかっ?!」
「いやその・・・・・そういう訳じゃないけど・・・・・・ほら、あたし一人で決めることじゃないし・・・・・・」
「だめですよ。こーゆー事に関しては男の人は当てになりませんから。結婚式は花嫁さんが主役なんです。だから、こっちから引っ張っていかないと」
「それは言えますね。ゼルガディスさんもガウリイさんもそんな話には無頓着そうですし。――私の場合は、相手がほっとくと何するか分からないからってことになるんでしょうが」

 たしかにひとりで暴走して突っ走りそうだなぁ・・・・・・と、リナとアメリアに納得されてしまうルークに、この話がでるのはもう少し先のようだ。

「ね。リナさん。一緒に話を聞きにいきましょう。 それに・・・・私も一人じゃ心細いですし。・・・・・・ね」

 すこし淋しげな顔をしたアメリアに、母親がいないことを思い出した。
 結婚式の相談となると大抵の娘は母親に相談するのだが、彼女にはその相手が居ない。
 他に相手の母親というのもあるのだろうが、これまたゼルガディスには両親がいないので、相談できるのは身近なリナぐらいなのだ。

「しゃーない。つき合うわよ」

 ぱあああっと笑顔になったアメリアは、さっそく予約いれますっ、と携帯を取り出して連絡し始めた。
 やはり一人では不安だったんだと思いながら、実はリナもガウリイとふたりっきりで行くのは、なんとなく照れくさかったのでホッとしてたりするのだ。

「ともあれ。リナさん、アメリアさん。おめでとうございます」
「――――ありがと。式、決まったら来てくれる?」
「もちろんですとも」

 顔を赤くして話すリナに、ミリーナはにっこりと微笑んだ。






 その後、リナとアメリア、それぞれの親元にいって結婚の承諾を得て−−−その際に何があったのかは不明である−−−本格的に、結婚に向けての準備が始まった。

 アメリアは唯一の肉親である父の仕事の関係上、どうしても披露宴は盛大にならざる終えなかった。父であるフィルオネルは、社長業をしているのだ。
 結婚は当人のだけの問題というわけには行かないので、それは仕方がないとアメリアもゼルガディスも了承していた。
 ただ言いなりの式にならないように、自分達の意見も織り込んでいってもらうように頼んでいる。
 一方のリナ・ガウリイ組だか、こちらはもちろんど派手な式を挙げるつもりなどさらさらない。

「友人・知人と、両親ぐらいのこじんまりとしたのでいいのよ」

 リナ達は式の費用も自分達で持つ。だから出来ることには限界がある。いくらリナがしっかりと貯金してある程度の用意はあるとはいえ、式以外にもなにかとお金はかかるのだ。こればかりに費用をつぎ込めない。

「わかりました。そのご要望でいくつかプランを練ってみますので。その上で次のお話を致しましょう。
 ――と、そうでした。実は担当なのですが、私一人で二組同時ですと、何かと至らない事もあるかと思いますので、アメリアさんとゼルガディスさんの担当には別の者がつきますが、よろしいですか?」

 式のプランを作ったり、そのための交渉をしたりと何かと作業は多岐に渡る。しかもアメリア達規模となると、仕事はさらに増える。
 仕事を受ける方は何度もあることでも、依頼相手は一生に一度の(大抵は)一大イベントである。失敗は許されないのだ。
 仕方がないと、アメリアもゼルガディスも頷いたので、シルフィールはほっと胸をなで下ろした。

「実はどうしても担当したいと言ってた方がいらっしゃいまして。お二人の事をご存じみたいですし、安心してお任せになって下さいね」

 その言葉にゼルガディスの顔がぴきっと硬直した。そして今ごろ気が付いたシルフィールの後に見えたロゴと絵。

「ああ、その担当者がきました。ご紹介します」

 もっと早くに気が付くべきだったと後悔しきりのゼルガディスは今にも泣きそうな様子に、アメリアはどうしたのかとキョトンっとしていたが、目の前にきたその人物をみて目を丸くした。

「どうも。『Feather Rabbitブライダルショップ』のコーディネーターでこの度お二人を担当させて頂きます、クラヴィス=ヴァレンタインと申します。以後、よろしくvvvvv」

 羽根うさぎのマークを背にして、シルフィールと同じ黒い長髪の男がにこやかに挨拶をするのだった。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

うやまぁ(汗)
改めまして、こんにちは。ゆえです。
本当に久しぶりの投稿が、連載の【遙かなる絆】ではなくって冷や汗かきなくりなのですが(^^;

突然思いついたのが、結婚式って楽じゃないぞぉ・・・・と脅しめいたもので(待て)
いや、そこまで追いつめるほどではないのですが。
ま、まあその変は参考ついでにしてください(汗)

とりあえず、ガウリナ・ゼルアメのリクミリちょっと、になってますが、冒頭にも書きました通り、ねんねこさんのオリキャラ。クラヴィス君が登場してます。(ご本人の了解済み)
いや、気が付くとでちゃってたんですよ(笑)
・・・・・気が付けば、呼んでる。気が付けば、異次元・・・・・(爆)

さてさて。文中にでましたシルフィールのやってる、ブライダルコーディネーターですが。
これは婚礼専門の式場やホテルなどにいる婚礼担当の方と、仕事的には一緒なのですが、彼女の場合のは、専門のブライダルショップに勤めてまして、いろんな所から自分の好きなものを引っ張ってこれるという、かなりオリジナルな結婚式を取り扱ってる所です。
ですが、私はこちらの方法を使ったことが無いので、資料や人づてに聞いた話が元になっております。なんで、多少現実と食い違うかと思いますが、ご了承下さいませ(汗)

さてさて、これも続き物。どうなりますやら(笑)

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17717Re:ライスなシャワーを浴びませう♪ 1白河綜 2001/10/23 13:28:00
記事番号17654へのコメント



 はじめまして、白河綜と申しますv ゆえさんの作品は著者別で読ませていただきましたv こぉんな所にいらしゃるなんてvv 電話代の関係で(・・・)なかなかネットが出来ないので、こんなに遅くなってしまいましたが、感想を送らせていただきますvvv

 このお話、現代版ですよね? 結婚かぁ・・・
 ふふふvv リナちゃんもついに観念したんですねvv
 っていうか、ルーク。結婚にいかないのはあんたのせいだ!!

 ・・・・ごめんなさい。授業が始まってしまうのです。
 では、短いのですが。

 PS・私が今書いている話が、すこしゆえさんのとかぶってます、すいません

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17721上のコメントの続きです。白河綜 2001/10/23 16:27:56
記事番号17717へのコメント


 すみませんすみません〜〜!!
 放課後になったので、もう少しまともなコメントを送らせていただきます!!

 なんか、同時期に結婚式ですか? いいですね〜v どうせなら式場も一緒にしてW結婚式vなんてどうですかぁ!!?(鼻息荒いっちゅーに、やめんか)
 そして花束贈呈はスペシャルゲストのセフィルだぁ〜〜!!(暴走)

 しっかし、クラヴィス君が出てきたにはびっくりしました。この方こそまさにスペシャルゲストですね! でも、彼が結婚式の計画を立てるんですよね? ・・・・v 楽しみです。

 ところで、こんかいの話には「遥絆」に出てくる双子達は出て・・・・きませんよねぇ・・・・。あの二人、大好きなんです。可愛くって。単純を絵に描いたようなティリスに、なんであの親の遺伝子からこんなに良い子が生まれるんだ!! DNAの神秘!!的なフィリス。(いいすぎ) うう・・・・出てほしいなぁ・・・

 何にしても、続きを楽しみにしてます!!
 今度は家で感想をかくぞy!!

 白河綜でした。再見!!


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17741あなたっと私の夢の国〜♪(定番)ゆえ E-mail URL2001/10/23 22:22:51
記事番号17721へのコメント

はじめまして、白河綜さん♪ ゆえともうしますvv

> はじめまして、白河綜と申しますv ゆえさんの作品は著者別で読ませていただきましたv こぉんな所にいらしゃるなんてvv 電話代の関係で(・・・)なかなかネットが出来ないので、こんなに遅くなってしまいましたが、感想を送らせていただきますvvv

こぉんな所で、ひっそりと生息しておりました(笑)
私の話を著者別で読んでくださって、ありがとうございますっっ(><)
電話代、暑い壁ですよね・・・・・(←その昔苦労した)


> このお話、現代版ですよね? 結婚かぁ・・・
> ふふふvv リナちゃんもついに観念したんですねvv
> っていうか、ルーク。結婚にいかないのはあんたのせいだ!!

珍しく現代版です(笑)
結婚式って、憧れるじゃないですか(いや、私だけかしら・・・・汗)
でもプロポーズの話は多いので、んじゃその先の現実をと突然思いついた話でして(待て)
リナちゃんも観念したみたいですね。うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ(怖いから)
ルークの春は遠そうですねぇ(笑)

> PS・私が今書いている話が、すこしゆえさんのとかぶってます、すいません

いえいえっ、そんな私なんて気になさらないでくださいっ!!
話といいますか、ネタってある程度はかぶるものですし。かく言う私もそうですし(^^;
結婚話なんですねっ♪あああんっ、楽しみですぅぅぅぅぅっvvvv



> すみませんすみません〜〜!!
> 放課後になったので、もう少しまともなコメントを送らせていただきます!!

ああああっ、ありがとうございますっ(感涙)


> なんか、同時期に結婚式ですか? いいですね〜v どうせなら式場も一緒にしてW結婚式vなんてどうですかぁ!!?(鼻息荒いっちゅーに、やめんか)

始めはW挙式を考えたのですが、色々なパターンを出したくて別々にしました。
んがっ。勢いだけで話を書いていくゆえさん。その後はどーなるかは、神のみぞしる(待て)


> そして花束贈呈はスペシャルゲストのセフィルだぁ〜〜!!(暴走)
> しっかし、クラヴィス君が出てきたにはびっくりしました。この方こそまさにスペシャルゲストですね! でも、彼が結婚式の計画を立てるんですよね? ・・・・v 楽しみです。

い、いいんですかっ?!うちのお嬢出してっ!!
クーちゃんは、本当に気が付くとひょろりと出てきました(笑)とゆーか召喚してました(爆)
どうも私のなかでは、もやはゼルとセット品と固定されているようです(笑)
なんで、さらにセットのあの二人も登場予定とか。
・・・・・い、いいのかしら(汗)


> ところで、こんかいの話には「遥絆」に出てくる双子達は出て・・・・きませんよねぇ・・・・。あの二人、大好きなんです。可愛くって。単純を絵に描いたようなティリスに、なんであの親の遺伝子からこんなに良い子が生まれるんだ!! DNAの神秘!!的なフィリス。(いいすぎ) うう・・・・出てほしいなぁ・・・

ああっ、双子も出していいんですかっ♪
ならば、リナにはできちゃった結婚で、新郎妊婦になってもらわないと(おい)
今回の話には顔だしませんが、あの双子を気に入っててくださって嬉しいですっ♪
そのうち、彼等は別の話でがんばってもらいましょう(笑)
ちなみにフィリスは最近新たな二つ名が付きました。『灰原』です(爆)・・・・・・そう、あの名探偵こなんの『灰原』です(汗)
・・・・・性格とゆーか、話し方といいますか、似てきたぞっと。しかもフィリスの趣味は怪しげな薬制作という・・・ああ、白衣が似合う。
ちなみに実験台は、やはりティリスです。(笑)



> 何にしても、続きを楽しみにしてます!!
> 今度は家で感想をかくぞy!!

はいっ、さくさく書きたいと思いますっ♪
それに【遙絆】もっ(←かなり怪しい)・・・・・がんばりますっ!!
レス、ありがとうございましたっvvvvvvv

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17744ライスなシャワーを浴びませう♪ 2ゆえ E-mail URL2001/10/23 23:10:07
記事番号17654へのコメント

さくさくっと続きです♪
このペースで【遙絆】も書ければ・・・・・・・・・・(遠い目)
てことで、さらにゲストが増えてます(笑)
合い言葉は『気が付けば召喚 振り向けば異次元』っと(爆)


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『Feather Rabbit』ブライダルショップ』のオフィスで、妙にうきうきと資料を眺めてプランニングしているクラヴィスの姿を眺めながら、あの後の事を思い出しシルフィールはため息を付いた。

「私が担当した方が良かったのかしら・・・・」

 幼なじみで気心もしれているからと、アメリア達の担当を最近この店にやった来たクラヴィスに任せたのだが。―――ゼルガディスが暴れて大変だった。
 実はこの店、クラヴィスの父親が趣味で始めたらしいのだが、クラヴィスはどこからかその噂を聞きつけてわざわざコーディネーターとしてやった来たのだ。
 二人の関係をよく知ったものなら、その動機がおもしろ半分だというのが分かるのだが。

「ま。他でもないゼルとアメリアちゃんの結婚式だからね。ちゃんと仕事はさせて頂くから、任せといてよ♪」

 にっこりと笑って言い切るクラヴィスに結局任せることになったのだ。
 さすが言い切っただけの事はあって、会場のセレクトから料理の手配などてきぱきとこなし、そのあたりはさすがなのだが。

(相談に来られるたびに、ゼルガディスさんが疲れていってるような気がするのは私だけでしょうか・・・・)

 事実そうだったのと仕事が忙しいのもあり、以後クラヴィスと打ち合わせるのはアメリア一人でやることが増えていった。




 【ライスなシャワーを浴びませう♪】 2



 式の日取りもどうにか決まり、半年後の式に向けて準備がスタートした。
 リナ・ガウリイ組は会費制の披露宴となり、挙式は人前式となった。

「なあ、人前式ってなんだぁ?」

 リナの部屋でごろんと横になったまま、これからのスケジュールなどを確認していたガウリイの質問に対しリナの回答はスリッパ一発だった。

「あのねぇ・・・・・あれだけシルフィールが説明してたのっ聞いてなかったのっっ?!」
「聞いてたよーな気もする」

 最初っからあてに出来るとは思ってなかったが、やっぱり一人で準備をすることになるのだろうかと、リナになんとも言えない疲労感が漂った。

 挙式は神様に結婚を誓う神前式、教会式が一般的で他に仏様に誓う仏前式というのもあるが、二人とも無宗教だったのと、それよりみんなに認めてもらう方が自分達らしいと思ったので、人前式をとることにしたのだ。

「人前式ってのは、神様とかに結婚しますって誓うんじゃなくって、来てくれた参列者の人たちの前で誓うのよ。その時に誓約書とか婚姻届にサインしゃうこともあるらしーけど。」

 キリストや神前だと神に婚姻を誓うのだが、人前は人々にその宣言をして誓うのだ。
 流れ的にはキリスト形式の教会でやるやり方に似ていることが多い。
 まあただ、形が決まったものではないので、自分達の好きなようにかなりアレンジが効くのだ。
 リナたちみたいにオリジナル結婚式をするカップルにはこの形式が多い。

「ほー。んじゃ、アメリア達は何なんだ?」
「あの子はチャペルで、するんだって」

 対してやはり憧れの教会で挙げるチャペル式のキリスト教式も人気だが、教会によっては信者でないと挙式が挙げられない事もあって、場所によっては事前に何度か通って話を聞けばOKという教会もある。アメリアが挙げる予定の教会は誰でもOKの人気のチャペルらしい。

「リナは教会じゃなくっていいのか?」
「別に教会じゃなくっても、ドレスは着れるしね」
「そっか」

 コーヒー片手にとなりに座ったリナを引き寄せるとガウリイは、いつもの如くポンポンっと頭を叩いた。

「すまんな。リナ一人にまかせっきりで」
「しゃーないでしょ。仕事なんだし。それにあたしは母ちゃんやねぇちゃんがいるからね。それなりに手伝ってもらってるし。ただ、心配なのはアメリアよね・・・・」
「ゼルの部署はことさら出張が多いからな」
「仕方ないとは思うんだけどね・・・・。あの子一人で何でもがんばっちゃうでしょ。だからよけいね・・・」

 最近ため息が多くなってきたアメリアの姿を思い浮かべていた。





「アメリアちゃん。元気ないね」

 ぼんやりと渡された資料を眺めていたアメリアは、クラヴィスの声にはっとして顔を上げた。

「そんな事ないですっ。ええっと、披露宴に招待する方のリストアップですよね。いつまでにお渡しすればいいですか?」
「式の2ヶ月前には招待状を発送しないといけないし、席順を決めたりするのもあるから・・・・やっぱり今月中には欲しいんだけど」

 招待客の人数把握は、招待状の準備、料理、引き出物の数、会場の席割となにかと関わってくるので重要なポイントなのだ。
 しかしこの作業、結構大変だったりする。
 同じ作業をもちろんリナ達もやってるいるのだが、お互いの親類、友人、知人に仕事関係とリストアップしてどままで呼ぶのか考えるのは本当に一苦労。
 予算や規模などで呼べる人数は限られてくるので、どうしても選別作業が必要なのだ。それに花婿、花嫁双方のバランスも取らないといけなかったりする。
 ただ、ゼルガディス同様、ガウリイもあまり親族がいないので、リナ達は親族はリナの両親と姉ぐらいで、あとは殆ど友人や仕事仲間で締められた。

「父さんの方に聞かないとわからない方もいますし。ゼルガディスにも。わかったらすぐにお持ちしますね」
「ゼルは相変わらず?」

 クラヴィスもゼルガディスの仕事が忙しいのは知っているが、最近二人で話に来たことは殆どない。
 なのでどうしても決定事項などはアメリアに聞くことになるのだが。

「はい。でも電話とかメールでは連絡とりあってますし。私ががんばらないとです」

 そういって笑うアメリアの笑顔に、クラヴィスは渋い顔をした。
 次回の打ち合わせの約束をして、アメリアはリナの所に行くといって資料を抱いて店をでた。
 その背中を見送りながら、クラヴィスは机の上の資料を指ではじいた。

「アメリアちゃん。なんだか元気がないねぇ」
「いつから来てたんだ」
「料理の話とかしてる時かにょ」

 にへらっと笑いながら机の資料を眺めると、ウィルフレッドは嘆息した。

「ゼルガディス君も、もうちょっと積極的に動いてくれると良いんだけど。あれじゃ、アメリアちゃん参っちゃうにょ」
「たく、あのバカ。なーに考えてんだか・・・・電話しても、オレに任せるの一点張りで、話も聞きゃしない」

 クラヴィスも気になって、ゼルガディス本人に何度か連絡したのだが、式の事はアメリアと担当のクラヴィスに任せるからといって寄りつこうとしないのだ。
 交渉などはこちらがするとはいえ、物の選んで決定したりするのは式を挙げる本人達にしか出来ないのだ。
 しかもその作業は結構多かったりする。

「ノエちょんに来てもらえば?」

 ぴきっとクラヴィスの顔が強ばった。

「・・・・冗談はよし子さん」
「今時だれも言わないような事言ってないで。どうせヘアメイクはノエちょんの所に頼むんでしょ?リナさんともアメリアちゃんとも仲いいんだし、いいと思うんだけど」

 ノエルは挙式の際のドレスやヘアメイクなどを担当している提携店で働く、クラヴィスの恋人だったりする。
 アメリアはゼルガディスから紹介され、その後何かと仲良く自分達の恋人をからかって遊んだりする仲だ。リナとも面識があり、彼女の式も担当する。

「会いたくないだよ」
「なんで?」
「・・・・・・ノエの機嫌が悪いだよ」

 ぼそっと呟くクラヴィスに、ウィルフレッドは事得たりとぽんっと手を打った。

「ははぁん。自分達より先にアメリアちゃん達が結婚式するから、甲斐性なしとかなんとか言われてるんだ」
「やかましいっ!!!」

 先日デートの時に、私だって純白のウェディングドレスが着たいっっっっっっっっっ!!と木槌片手に追いかけ回されたばかりである。
 まあ、気持ちはわからないでもないが・・・・・それは当人達の問題なので触れないでおこう。

「ともかく、アメリアちゃんのフォローを考えないと、まずいね」
「リナさんも自分達の準備があるしな・・・・・・・。ホントにあのバカ、どーしようもないね。後で後悔しても知らんぞオレはっ」

 ぱんっと資料を机に叩きつけて奥の事務所に入っていくクラヴィスを見ながら、ウィルフレッドは自分の携帯を取り出した。






「あたし、やめたくなってきた・・・・・・」

 ばったりとテーブルに突っぷしたリナは、うんざりだと持っていたペンを放り出した。

「リナさん。そんな事言わないでくださいよ。これからまだまだ準備はあるんですから」

 そんなリナをなだめるようにして、シルフィールはもらった資料を確認すると、新しいお茶を持ってくるように別の店員に頼んだ。

「はい、招待客のリストはこれでOkですが・・・・・。ガウリイ様の方は、こちらでよろしいんですか?」
「いいみたいよ。しつこく確認したし。ただ、海外のお兄さんって人がまだわかんないけど」
「おひとりいらっしゃるんですよね。リナさんはお会いになったことないんですか?」

 差し出された新しい紅茶を口に含むと、いい香りが広がりすこしほっした。
 おそらくはハーブティかなにかなのだろう。彼女なりの気遣いだろう。

「いるってのは聞いてたけどね。ガウリイも長いことあってないらしいのよ。連絡は取り合ってるみたいだから、そのうち返事は来ると思うんだけど・・・・・」
「来てくださるといいですね」
「まぁね」

 ガウリイの方の招待客には親族関係は全く居なかった。元々少ないし、つき合いが無いから良いんだと、友人や職場関係だけだった。





「ちょっと待った」


 いつもの如くリナの部屋に来ているガウリイが書いていた紙を取り上げると、リナはそれを見て眉を寄せた。

「入ってないじゃない」

 ペシペシっとリナが指で叩いた所は、ガウリイの親族を書くところで、その欄は見事とに真っ白だった。

「言っただろ。俺には親族なんていないって。両親もとっくに死んでるの、リナだって知ってるだろう」
「それは知ってるわ。あたしが言ってるのはそうじゃなくって」

 ぺしっとリストをテーブルの上に叩き置くと、リナはまっすぐにガウリイの顔を見た。

「遠くに住んでるとかいう、お兄さんが入ってない」

 リナの指摘にガウリイは視線を逸らした。
 自分にとっては唯一ともいえる親族なのだが、会うどころか連絡すらまともに取ってない存在だ。
 ただ、リナに隠すことでもないので、その事は話していた。

「・・・・・向こうにも都合ってのがあるだろ」

 珍しく歯切れの悪いガウリイの言葉だったが、リナはかまうことなく話を続けた。

「こーゆー時の都合は向こうが会わせるの。それに聞いてもいないのに結論付けるんじゃないの。ともかく連絡してその都合とやらを聞きなさいよね」

 お茶を入れてくるといって台所にいったリナは、ガウリイの目の前に電話を置いていった。
 自分が戻ってくるまでに、連絡しておけということらしい。
 置かれた電話を目の前にガウリイは黙って眺めていたが、大きく息を吐くと自分の携帯を取り出してダイアルし始めた。  
相手を呼びす音と一緒に室内に流れていたCDの曲が聞こえている。そういえば、式のBGMに使うおうかと思ってる曲だとリナが話していた。

 ピッっと呼び出し音が途切れた。

「――――――久しぶり」

 お茶を片手に戻った来たリナがみたリストには、空欄だった所に名前が入り(返事待ち、保留)と横に書いてあった。






 最近はスケジュール表を見るとため息を付くのがすっかり癖になってしまっていた。
 今日も自分の手帳には夜のスケジュールが書き込まれてあり、以前はその予定を見るだけで一日ウキウキとしていられたのだが。

「なんだアメリア。疲れてるのか」
「いえっ、そんなこと無いですっ!」

 ぱたっと手にしてた手帳を閉じると、助手席に座るアメリアは笑ったのだ、どこかぎこちない笑顔だった。

「ならいいが・・・・・・・・」
「あの・・・・・・・ゼルガディスさん」

 言いにくそうなアメリアに、ゼルガディスは彼女が何を話したいのかわかっていた。が、―――――

「悪い。今はその話はしないでくれ」

 つい先日。悪友というか、腐れ縁のクラヴィスから式関係の話で、たっぷりと嫌みを言われたばかりだった。

「・・・・・・・・・・・わかりました」

 しゅんっとなってしまったアメリアに、さすがにまづいかなとゼルガディスも思ったのだが、せっかくの久々のデートである。
 そんな現実めいた話より、今まで通り楽しくすごしていたいのが本音なのだが。
 肝心のお姫様は一向にいつもの笑顔は見せてくれなかった。

「なあ、アメリア」

 食事をしていた顔を上げてゼルガディスを見上げたアメリアは、やはりどこか沈んでいた。

「俺と一緒じゃ楽しくないか」
「そんなことあるわけないじゃないですか」
「なら、なんでそんな顔してるんだ」

 また俯いてしまったアメリアに、はぁとゼルガディスはため息を付くと、テーブルに肘をついて頬杖をしながら窓の外の夜景を眺めた。
 つきあい始めの頃、ここに連れてきて夜景が綺麗だと喜んでいた店だ。

「式の事をお前一人に任せっきりなのは、悪いと思ってる。
しかしな。俺にはよくわからん事ばかりだし、第一お前さんの親父さんの事もある。よく知りもしない俺が口出しするより、親父さんの仕事関係とかをよく知っているアメリアに頼んだ方がいいだろう。
――――――それに、式の主役はお前さん達、花嫁だしな」



「・・・・・・・・・・しが・・・・・・・・ですか・・・・・・・・・」

 正面に座ったアメリアは俯いたままで表情はゼルガディスには見えない。
 自分が話している間、ぎゅっと膝の上で握りしめていた手の平も、その時のゼルガディスは気づかなかった。

「・・・・・・・・・私が・・・・・・・・・悪いんですか・・・・・・・・」

 声が震えていた。
 肩も小さく震えていた。

「・・・・・・・式の事も・・・・・・・・父さんの事も・・・・・・・ゼルガディスさんは、わかってるからいいって・・・・理解してくれてるから・・・・言ってくれたんだと思ってました・・・・・」

 招待客役約500人。
 その殆どがフィルオネルの仕事関係の者達で、二人とはなんら関係のない人達だ。式場もトップクラスのホテルをチャージし、料理もそれ相応の一流のもの。
 アメリアだってわかっている。
 自分達の結婚式は自分達だけの物ではなく、父親などの周りの人々の為でもあるのだと。
 それがたとえ見せ物の様だと思っていても。

「・・・・・・でも、隣にゼルガディスさんがいてくれるから・・・・・・・・一緒だからって、私、だからがんばってこれたんです・・・・・・・」

 堪えきれなくてあふれた滴が、固く握りしめた手の上に落ちていく。

「なのに、ゼルガディスさんはそんなの嫌だって・・・・・・・私のせいだからって、言うんですかっ!!」
「待て。アメリアっ、落ち着けっ!」
「私だって・・・・・・・・・・私だって、リナさんとガウリイさん見たいな結婚式がしたかったっ!!でもっ、でも・・・・・・・・・・仕方がないじゃないですかっ!!」

 ばたんっと、アメリアの椅子が後へ倒れた。
 立ち上がったアメリアの大きな両の瞳からは、涙が次から次ぎへとあふれて零れていた。
 そしてアメリアは振り向くと、そのまま店から掛けだしていってしまった。
 追いかけようと椅子から腰を浮かし、手を延ばしたのだがそれ以上動けず、店から彼女の姿が見えなくなると、ストンっと腰を落とした。

「・・・・・・・・なんで泣くんだよ」

 椅子の下には、淡いピンク色の大きな封筒が落ちていた。
 それを拾って中身を見ると、ゼルガディスの予想通り二人の式に関する資料やなにやらが入っていた。




挙式まで−−−−あと4ヶ月。


=========================================

はいっ、ゆえと楽しいピンポンバンっ♪(爆) 第2話でございます。
予想通り、おいで下さいましたパパりんっ♪しかも店のオーナー。しかも趣味でやってるって(爆)
相談にくる若い娘さんと語り合うために、開いたとかなんとか。
なんで・・・・・
「私の彼が冷たいんですっ(泣)」
「それはいけないにょ。そーゆーときは気分転換でお出かけするといいんだにょ。てことで、僕とお出かけを・・・・」べきっ☆
「それがお前の仕事か、エロ親父」
・・・・・・などという話が・・・・・(汗) あああああああああああ、すみませんっねこさんっっ。

ええっと(汗)肝心の内容ですが、リナvガウ組は順調そうですが、姫vゼル組はとんでもない展開になってます。
奥様お茶の間劇場ですわっ、奥様っっ。

ああああああああああああ、どうなるこれからっ!!!
てことでっ、待てっ次回っ!!!(爆)

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17749お久しぶりです!砂緒 2001/10/24 19:53:16
記事番号17744へのコメント

こんにちは!砂緒です。
・・・なんかめちゃくちゃお久しぶりな気がしますね!
まあ、気にしない、という方向で行きましょう♪

お話、楽しく読ませていただきました。
え〜と、いろいろ勉強させてもらってます・・・(笑)
アメリアとゼルは大変なことになってますねぇ。大丈夫なんでしょーか?
ともかく、これに勢いづいて他の人たちもくっつけば幸いです。(おい)

ではでは。【遥絆】の方も楽しみにしてますvv(←トドメの一撃・・・のつもり。)


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17759森の小さな教会で♪ 【遙絆】棚に上げました♪(待て)ゆえ E-mail URL2001/10/24 23:58:05
記事番号17749へのコメント

>こんにちは!砂緒です。
>・・・なんかめちゃくちゃお久しぶりな気がしますね!

こんにちわですっっ!!お久しゅうございますですっっ(><)
ああ、何してたんだよ私っのゆえでござますですっ。

>まあ、気にしない、という方向で行きましょう♪

はいっ、さくっと笑ってやってくださいvvvv(待て)


>お話、楽しく読ませていただきました。
>え〜と、いろいろ勉強させてもらってます・・・(笑)
>アメリアとゼルは大変なことになってますねぇ。大丈夫なんでしょーか?
>ともかく、これに勢いづいて他の人たちもくっつけば幸いです。(おい)

勉強しちゃってくださいvいつかきっとお役に立つ日が来るかと(笑)
アメリア達は偉いことになってしまいました(^^; 気が付くとこーなってたので。
うーむ、しっかりしないと愛想尽かされるぞ、ゼル(爆)
なんか本気で、ドラマの「続く」みたいな切り方ですね(^^;
他の方々もそれぞれ進行中(笑)
なんか、ふえそーな。



>ではでは。【遥絆】の方も楽しみにしてますvv(←トドメの一撃・・・のつもり。)

げがふっっ(吐血)
・・・・・・・・ふ、なかなかの一撃だわ・・・(汗)
すみませんっっ、ひたすらお待たせしまくってますっ。
早いとこ【遙絆】も再開しますのでっっっ、ああああああああああああああああ(汗)

らいすしゃわーもよろしくですv
レス、ありがとうございました♪

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17793ライスなシャワーを浴びませう♪ 3ゆえ E-mail URL2001/10/27 23:40:30
記事番号17654へのコメント

うばんぼーっ!!
・・・・はっ、野生の血がっっっ(待て)改めまして。こんにちは、ゆえですvv
3話です。
今回は・・・・ちょいと甘いです。
そして、第3のゲストが登場。(笑)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



 その話はすぐにリナの元に届いた。
 連絡をくれたミリーナの部屋には、涙を流して黙って座っているアメリアがいた。
 ただ泣くだけのアメリアにリナは何も聞かないで、今晩はここに泊めてもらうように言い聞かせ、ミリーナに後を頼むと、リナはアメリアの自宅ともう一カ所に電話した。



【ライスなシャワーを浴びませう♪】 3


「あいつ、ほんっとにバカ・・・・・」

 事情を聞き出したクラヴィスは、憮然としたまま椅子に座っていた。
 翌日、店は休日にも関わらず招集されたメンバーは一様にため息しか付きようがなかった。

「マリッジブルーでしょうか・・・・・」

 ことの次第を聞いたシルフィールは呟いた。

「それもあるんだろうけど、少し違うだろうね。今回のは」

 マリッジブルーというのは、結婚を直前に控えた花嫁が軽い鬱状態になることを言う。
 原因は様々で、将来や相手への不安やプレッシャーなど個人個人で違うのだが、大体この時期というのが、準備が忙しく疲れてしまう頃でもある。
 式までやらなくてはいけないことは、まだまだあるのだ。

「今回のは完璧にゼルが悪い」

 あの夜、リナから連絡をもらったクラヴィスはすぐさま、ゼルガディスに事の次第を問いただした。
 すると帰ってきた答えが、式の事はアメリアに任せたほうが良いからと言ったら、突然泣き出して店を飛び出していったと話した。
 そのままゼルガディスは仕事だと、また出張に出かけている。

「まあ、それをため込みすぎたあの子にも問題はあるのだけど・・・・・・・。しかし、ま。あたしも実際にやってて、ンな大変だとは思わなかったもの」

 結婚するというのは、本当に準備が大変なのだ。
 式の準備もあるが、それと同時にハネムーンやら、新居の事やら他にもある。くわえて仕事もしているのだ。
 確かにやっていて楽しいことも多い。
 式で着るドレスを試着してみたり、一緒にエンゲージリングを見に行ったり。新居の事をあれこれ注文付けあいながら見て回るのもおかしかったし、どこに旅行にいくのか考えるのはわくわくした。

「けど、それは二人でってことが条件なのよね・・・・・・」

 リナとて全部ガウリイと一緒だった訳ではない。
 とくに式の細かい打ち合わせに関してはシルフィールとリナだけで行われることが多かった。 
 しかし、その後でガウリイにも話をして、決定事項はなるべく二人で決めるようにはしていたから、どうにかやってこれたのだ。
 ドレス、料理、引き出物、飲み物意外、テーブルにはどんな花を置くだの、招待状はどんなカードにするだの。会場の飾り付けはこんな感じで、式の中にこんなイベントを入れるなら、何の準備がいるか――――等々。
 ホテルや専門式場のウェディングパックなら、そこまで細かく指示しなくても用意された物のなかで選べば、あとは向こうが勝手にやってくれる。
 たしかに楽な方法だし合理的なのだが、費用に関して言えば、余計なものも多くまた少しでもプランから外れると別料金となり、最初の見積もり高くなってしまう。
 それ以上に自分達がそこに居なくても準備が進む事に、一番こだわっていたのはアメリアだった―――来る事なら、少しでも自分らしさを出していきたいから――そう話したアメリアにリナも頷いた。
 負担はかかる分、オリジナルウェディングはその後の充実感もまた違うのだと話してくれたのは、先に結婚したリナとアメリアの会社の先輩の話だ。

「ただ、アメリアちゃんがリナさん達の式の方が良かったってのは、初耳だったけどな」

 リナ達のは会費制のガーデン形式だ。
 会場は庭の綺麗なレストランを押さえてある。挙式も人前なので、その場で行う。
 ちなみに会費制というのは、普通、披露宴に呼ばれると招待客はそれぞれに自分の立場にあった金額を祝儀袋にいれてご祝儀として渡すのだが、これが招待客泣かせなのだ。友人や同僚ならコレくらい、親族ならこんだけと相場はあれど、その金額は本人の気持ちなので包む方も悩む所なのだ。
 ところがこの会費制の式だと、一人いくらと最初から決まっていて、その金額だけを渡せばいい。
 迎える方もどのくらいの金額が来るのか把握しやすいし、なにより来てくれる人達に余計な負担を掛けなくてすむ。――まあ、妙齢の方々には抵抗感があるようだが、若い友人関係とかはこっちが気が楽だ。
 会費制なのでそれ以上のお祝いはいらないのだが、でもやはり別にお祝いを渡したい時は、プレゼントとしてなにか品物を用意することもある。

 ―――と、話を戻そう。

「でも悪いのは何も、ゼル君やアメリアちゃんだけじゃないわよ」

 げしっと、登場するなり持っていたファイルの背で、座っていたクラヴィスの後頭部を殴りつけた。

「ってーっ!どういう意味だよっ!てゆーか、何でノエがいるんだっ!?」
「僕が呼んで来てもらったんだにょ」
「そーそー」

 そう言って、クラヴィスの隣に座った茶色の髪の女性――――ノエルはクラヴィスにもっいたファイルをつきだした。

「クライアントの方ばかりじゃなくって、コーディネーターも悪いっていってんの」
「どういう意味だっ」

 突然の恋人の出現に驚ろき、さらに言われたセリフに心当たりのないクラヴィスはむっとしていた。
 ウィルフレッドはノエルが持っていたファイルの中を見ると、それをそのままシルフィールに渡した。
 受け取ったシルフィールも始め首を傾げていたのだが、そのファイルを見てふうっと息を吐いた。

「これは言われてもしかたがありませんね。ゼルガディスさんの態度が一番の問題ですけど、合わせてクラヴィスの運び方にも問題がありますもの」

 そういうとシルフィールは事務所にいって、自分のファイルを数冊持ってきた。その中にリナ達のもある。

「クラヴィスさん。確かに私達プライダルコーディネータは、お客様の希望を叶えるべく、沢山の選択肢の中から最良の物を選んでご紹介します」
「そんなことはわかってるよ」
「相談見える方々は、漠然とした希望しか持ってない方が多いんですよ」

 シルフィールの持ってきたファイルは彼女が過去に手がけた式に関するもので、それまでの打ち合わせないようも事細かに綴られていた。
 そのファイルの一番最初に書かれて居ること。最初に相談しにきたカップルがどんな式にしたいのか、その希望が書かれていた。

「温かいもの。可愛いもの、来ていただいた方がリラックスしてもらえたら―――とか。具体的にどんなものってはの、なかなか出ないんですよ」

 形がはっきりしていくのは、もっと後の方。具体的にうち合わせをし、作り上げていくのだ。

「それを作るのが、この仕事だろ」
「その通りです。可愛い感じの式にしたいと言われたら、それにあったプランを用意し、掲示するのが私達の役目です」
「ただ、クラヴィスのは選択肢がやたらと多くって、相手が息付けないのよ」

 ファイルを見たまま黙っているクラヴィスに、ノエルはくすっと笑いぴこんっとおでこをはじいた。

「私のお客さんってのは、髪型を変えにくるんだけど、どうして下さいってはっきり言える人なんて、かなり少ないわよ。だから私がお客さんが選びやすいように、あれこれとこんなのどうですかって、聞いて引き出していくの。
 でも、時にはこんなのも良いですよって、こっちから提案するのよ」

 クラヴィスは改めて自分のファイルを見て、そして納得した。

「ノエが人の話を聞くとは思えないけどな・・・」
「キチンと言ってくれれば、ちゃんと聞くわよ」

 クラヴィスはアメリアが好きそうなものや、ゼルガディスの好みなどはよく知ってるので、もちろんそれを基準に選んでいるのだが。
 それでも項目は多く、種類も多かったその中からいちいち、これはこれ、あれはどれ、それはこれと選択していくのだが。―――クラヴィスから提案したことは一度も無かった。

「自分で選ぶ方がいいと思ったんだけどな・・・・・・・・。どうやらアメリアちゃんの負担を大きくしただけらしいな」
「時にはこちらで選んで、相手の負担を軽くすることも必要なんですよ。ようはタイミングと力加減なんです」
「そうそう。恋愛や結婚と一緒でね」

 リナはアメリアの様子を見てくるといって店を出ていた。
 その彼女の打ち合わせはさすが決断が早いリナだけあって、多少迷うことがあっても決めると早い。ただ、BGMなどはどうにも決まらずにシルフィールが出してくれたプランをそのまま使うことになっていた。

「お互い信頼してても、頼りっぱなしも任せっきりもよくないってことだにょ。わかったクラヴィスくん」
「――――そりゃどーも」
「でも、あくまで主役は結婚されるお二人なんですけどね」

 そういってコーディネータとしては先輩である、シルフィールに言われてクラヴィスは苦笑しながら、今度迷っていたカラーリングや花は自分が考えたものを出してみようかと思いつつ―――自分達はどんな形になるのだろう――――なんてぼんやりと想像して隣のノエルを見た。

「さてと。じゃ、僕のお仕事しましょっかね」

 式の準備は二人が落ち着くまで出来ることはクラヴィスとシルフィールでフォローして、アメリアには少し休んでもらうことになった。
 話もまとまり解散となったとたんのウィルフレッドのセリフにクラヴィスは眉を寄せた。

「仕事って、あんたにあったのかよ」
「ひどいにょっっ!!僕はこの店のオーナーだにょっ」
「趣味の。だろ」

 ウィルフレッドは店のオーナーなので、直接コーディネーターのような事はもちろんしていない。
 たまにきたカップル(とくに女の子)の話を聞きながら、お茶してることはあるが。―――まあ、まがりなりにもオーナーなのだから、経営の方の仕事はしてるのだろうが。

「僕にしか出来ない事ってもあるんだよ。特に今回はね」

 なにやら妙に楽しげな様子で、ウィルフレッドはどこかへと出かけて行った。






「すいません・・・・・・」

 ちょこんっと座ったアメリアが、いつもより小さく見えた。

「あたしに謝ることはないでしょーが。言うならミリーナに礼をいうのと、心配してたクラヴィスさんやシルフィール達に言うのね」
「・・・・はい」

 あれから自宅に戻ったアメリアは、俯いたまま話そうとしない。
 娘の様子に狼狽していたフィリオネルがやっきたリナに、あれやこれやと聞きただしたが、自分もよくわからないと言って、とにかく暫くはそっとしておいて欲しいと説明し、後ろ髪惹かれまくりだったがフィリオネルはかかってきた電話で呼び出されて渋々出かけていった。
 さすが大企業の社長宅。でかさは半端じゃない。そこの令嬢であるアメリアの自室もやはり広い。
 なのに部屋の主は、ぽつんっと隅っこに座ったままだ。

「んで。どーするの」
「・・・・・わからないです」

 あの日は自分も楽しみだった。
 あれも話そう、これも話そうと思ってたのだがそれと同時に、あれもしなしゃ、コレも決めなきゃと思いだし気分が一気に重くなったいた。
 それでも本人に会えば気分は晴れると思っていたのだが、合うなり彼は自分が持っていた薄いピンク色の封筒を見て一瞬顔をしかめた。

「あんなに楽しみにしていた日なのに・・・・・。ずっと願っていた事なのに、いざ現実となると・・・・・」

 堪えていた涙がまた溢れ出した。
 泣いてはいけない、リナが心配するから、泣いても仕方がないからと思うのだが、それでも止まらなかった。

「・・・・私は・・・私は・・・・・ダメなんです・・・・・」

 一度落ち込んだ気持ちはどこまでも沈んで、考えれば考えるほど堂々巡りを始め、そして悪循環となる。

「んじゃ、やめる?」

 ばっ、とアメリアは顔を上げリナを凝視した。大きな目に一杯涙を溜めて。
 しかし、すぐにまた俯いてしまった。
 それっきり話そうとしないアメリアに、リナは嘆息すると窓の外を眺めた。

「暫く頭を冷やしなさい。結論はその後でもいいでしょ」

 立ち上がったリナは、アメリアの頭を軽くこづいた。

「ただし。自分一人が、悲劇のヒロインにならいなようにしなさいね」

 んじゃ、また来るから。とリナは帰っていった。



 部屋に一人っきりになったアメリアは、涙を拭うとぼんやりと机の上のカレンダーを眺めていた。
 日付の下には『あと○日!』と自分で書いた字が見える。その上には、様々なスケジュールが書き込まれていた。
 そして視線を自分のバックへと写した。
 クリスマスプレゼントでもらったバックには、同じスケジュールが書き込まれた手帳が入っている。

 そして――――鳴らない電話。







 それから2.3日。会社でも店でも、黒髪の彼女を見かけなかった。

「だいぶ参ってるみたいですね・・・・・・」

 行きつけの店で、ミリーナは持っていたグラスに視線を落として呟いた。
 経緯は聞いて知っているので、やはりその後の様子が気になっていた。

「あたしがしゃしゃり出て、どうにかなるもんじゃないし。かといってほっとく事も出来ないしねぇ・・・・・」
「んだよ。話は簡単じゃねーか。ゼルの野郎を引っ張り出してきて、彼女の前で土下座させりゃいいじゃねぇか」
「それは、あんただけだって」

 ミリーナの隣をしっかりキープしているルークのセリフに、リナは顔をしかめた。

「してもらっても、私は取り合いませんけどね」
「ミリィィィナァァァァァァァァァァァァァァァ(泣)」

 相変わらず無表情でいうミリーナの言葉に、ルークは滝の涙を流しながらあれやこれやと、ご託を並べていった。
 そんなのは無視して、リナは自分の隣にいるガウリイの顔をのぞき込んだ。

「黙ったまんね。どしたの」
「ん。いや、ゼルの気持ちも分からないではないなぁ、って」
「ゼルの気持ち?」

 思いっきり眉を寄せるリナに、ガウリイは苦笑すると自分のグラスに入った琥珀色の飲み物を揺らした。

「なんて言うのかな。ほら。結婚式ってよく女の子は夢だとか言うじゃないか」
「まあ、そんな事を言う子は多いわねぇ」
「でも、男にとっちゃ、現実を目の当たりにするもんなんだよ」
「はぁ?」
「ああ、それ俺もわかるわ」

 同調してきたのは、まったくミリーナに相手にしてもらえなかったルークだった。

「どーゆー意味なのよ」
「別に嫌ってことじゃなくって、今まで自分の想像でしかなかった物が、どんどん現実となって近づいてくる。そうなると男だって不安にもなるもんさね」
「・・・・・いかにも、結婚式間近の男みたいねぇ」
「俺はいつでも準備OKなんだ」
「準備だけね」

 再びミリーナに泣きつくルークはほっといて、リナはガウリイに店を出ようと話した。

「ごめん、ミリーナ」
「気にしないで下さい。二人でゆっくり話をするのは大切ですよ」

 そういってミリーナとルークを店に残こった。

「あなたもよ、ルーク」

 カウンターに突っぷした彼をみて、ミリーナは微笑した。








 夜の街を歩きつつ、にぎやかな所から離れた場所に公園を見つけた。
 夜の公園には人影は見えなくて、静かだ。

「ガウリイも不安なの」

 ひょいっと、ベンチではなくブランコの柵に座ったリナは、正面に立つガウリイを見上げた。

「多少な」
「何がよ」

 リナの隣に座ると、ガウリイは夜空を見上げた。
 夜とはいえ明るい街の光で、みえる星は少ない。

「聞いたら怒るぞ。絶対」
「聞いてもいないのに、わかんないでしょ」

 まっすぐにみてくるリナの瞳は、いつもと少しも変わらない。
 ガウリイはその瞳が気に入っていた。

「俺もゼルも、あまり家族というものには恵まれてないだろ」
「―――うん」

 ゼルガディスの両親は事故死だと聞いている。ガウリイの方は何か複雑な事情があったらしいが、これだれは本人が話したがらないのであえてリナも聞かないでいた。
 どうしてそうなったかは問題では無いから。
 大切なのは、彼等がそれからどう生きてきたかだ。

「そんな俺達が、好きな女と一緒になって家族を持つ。その時、ちゃんとやっていけるのか。家族や周囲の人達とうまくつき合っていけるのか。とかな」

 自嘲気味に話すガウリイをリナは黙ってみていた。

「今までは自分一人で気ままに生きてきた。それが、数月後にはそうじゃなくなる。自分の居場所が出来ることが嬉しい反面、それに対する責任とか義務とか。そういった物に対する、漠然とした不安ってのも正直あるんだ」

 夜の公園には、話すガウリイの声だけが響いていた。
 が、とぎれると同時にすぱぺーーんっと、二人には聞き慣れた音が響いた。

「ったぁぁっ!!リナお前っ、そんなモン持ち歩いてるのかっ?!」
「乙女の必需品よ。つねに携帯してるに決まってるでしょ」
「だからって、スリッパ持ち歩くヤツがどこにいるっ!」
「ここにいる」

 おそらくはバックに入れていたのだろうか。電光石火でリナの突っ込みスリッパがガウリイの頭にヒットしていた。
 ふんっと、悪びれた態度もなくリナは持ってるスリッパをピコピコと動かしながら、頭を抱えている婚約者の正面に立った。

「じゃ、なに。あんたは義務とか責任とかで結婚するわけ?」
「違う」

 答えは即答だった。

「ならバカなこと言ってないのよ。大体そんなのやってみないとわかんないじゃない。
 あたしだっていくら家族をもってるからって、これからは全く別の家族をつくってくのよ?生活だって一変するわ。そーいった部分なら、男共よりもこっちの方が何倍も不安なんだからね」

 リナの口から『不安』という言葉が出てきたのに、ガウリイは意外そうに顔を上げた。

「・・・・リナも不安なのか?」
「き、決まってるでしょっ!こっちは名字は変わるは、周囲の見る目も変わるし、やることだって変わるんだし・・・・・。今まで通りとは行かないでしょっ」

 ぷいっと顔を逸らしたリナが、なんとも可愛かった。

「じゃあ、リナはなんで結婚するんだ?」

 いつの間にか立場が逆転してることにリナは気づいていたが、こうなってしまうとどうしようもない。

「・・・・・・うっさいわね」
「なんでだよ。言ってみろよ」

 こういう時のガウリイは意地が悪い。
 その事をリナに言わせたくって突っついてくる。

「俺はちゃんと言った筈だぞ」

 その時の言葉を思い出し、リナの顔はますます赤くなる。

「・・・・・へ、返事したじゃない」
「頷いただけで、ちゃんと聞いてない」

 なんだか逃げだしたい状況なのだが、座ったまま射抜くようなガウリイの視線から逃げられない。動けない。
 やがてガウリイは立ちつくしたリナの前にゆっくりと歩いてきた。

「リナ」

「――――い、言えばいいんでしょっ!! あたしはガウリイと一緒に生きていきたいからよっっ!! 好きだからっ!!!」

 まさに絶叫。
 真っ赤になって肩で息をするリナをガウリイは満足そうに微笑んで抱き締めた。

「今ので吹き飛んだ。ありがとな、リナ」

 どうしてこうなったのかさっぱり分からなくなったリナなのだが―――まあ、いいか――――そのまま暫く影は重なったままだった。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

はうっ(汗)
一気に甘いですねぇ・・・なんでか、こーなっちゃいました(^^;
ゼル達はそれどころじゃないってーのに(笑)

てなもので、3話です。
今回のスペシャルゲストは、もちろんノエル嬢vvvv
ねんねこさんオリキャラのクラヴィスくんの奥様です♪年上なんですよんっ♪
この二人のやりとり。書いてて楽しいです(笑)パパりんもv
この話。単発企画のくせにして、何故か裏設定だけはしっかりありまして(爆)
ガウリイは相続などで、ごたついた家に嫌気がさして、飛び出してまして。
で、それを実のお兄さんにおしつけちゃってるのですが・・・・その、お兄さんというのが、みてい様のオリキャラ、ランディさんだったりします♪
ああ、広がる異次元ワールド(爆)
本編にははっきりとは顔出しされないですが、そぉ思って読んでくださると、また楽しんで頂けるかと。
もちろん、みてい様には了解頂いてます。

さてさて。ほっぽらかしのゼルアメカップル。
なにげにルクミリも入れてみたりしましたが。次ではちゃーんとフォローしますので(笑)
それではvv

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17817水飴v はちみつvv メープルシロップvvv白河綜 2001/10/29 16:35:50
記事番号17793へのコメント



 ・・・タイトルは甘いものを集めてみました。

 で。
 お久しぶりです! 白河綜です!
 やぁぁっと来れたと思ったら二つもあがってる!! 早速読ませていただきました。・・・って、パパりんが〜〜〜〜!! ノエルさんが〜〜〜〜!! ゲストキャラ盛りだくさんですね!! ふっふっふっv この調子で是非!! 是非セフィル嬢をっ!!(大ファン、しかも病気並。やばいって) そしていつかのよーにセフィルとクラヴィス君の絡みを!!(確か、あの時は桐生あきやさんのユズハちゃんもいましたね〜v)

 ・・・こほん。

 ところで、ゼルは一体どうしたのですか!? 駄目じゃん! アメリア泣かせちゃ〜〜!
 ・・・でも、今回のガウリイの話(おおっ、賢いぞ!! ・・・と思ってしまった・・・)を読んでいて、一年前にウチの学校の日本史の先生が言っていたことを思い出しました。
 その先生に曰く。

 「結婚式なんて面倒なだけ」

 だそうです。(ちなみに男性でーす)
 ・・・・・・そんなもんなのか? でも、ゼルの態度は↑の理由とは違いますよね?

 ああ、そろそろ電車が!!
 
 今回も短いのですが。
 白河綜でした。
 続き楽しみにしてますvvv

 PS・すみません! 今私の投稿している話は結婚物じゃないです。甘いのが書けないのです・・・
   被っているのは、空竜王バールウィン様とかです。すみません。でも、目に余るほどには被ってませんので、ご安心を。

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17825こしあんv カスタードv 生クリームvvゆえ E-mail URL2001/10/29 22:18:59
記事番号17817へのコメント

甘味返しvで、実は私のの好きなもの。あんこはこしあんにかぎるのよぉぉぉっ!!
などとワガママ言いつつ(爆)こんにちは、ゆえです♪

> ゲストキャラ盛りだくさんですね!! ふっふっふっv この調子で是非!! 是非セフィル嬢をっ!!(大ファン、しかも病気並。やばいって)
〜v)

盛りだくさんです。もー異次元しりーずですわ(笑)
そのほか登場するスレキャラも増えいく気が・・・・た、対応しきれるのかっ私っっ(4人が限界らしい)

セフィルの大ファンなのですかっ、あああああああああああああああああああああああありがたい限りですぁぁぁっ(感涙)
そのうちひょろりと顔だすことでしょう。ウェディングケーキにつられてくるという噂も(笑)

>そしていつかのよーにセフィルとクラヴィス君の絡みを!!(確か、あの時は桐生あきやさんのユズハちゃんもいましたね

まさに異次元っ。あああっクーちゃんにセフィルの結婚式をこーでぃねーと・・・・って、あの子現代なら小学生くらいですよね。むちゃだわ(汗)
でも、なんかお店には遊びにいってそーですなぁ。ユズハ嬢と(笑)


> ところで、ゼルは一体どうしたのですか!? 駄目じゃん! アメリア泣かせちゃ〜〜!

泣かしちゃいました。あーあ、どうするよゼルやん(笑)
アメリアも一人で抱え込んじゃってますし。

> ・・・でも、今回のガウリイの話(おおっ、賢いぞ!! ・・・と思ってしまった・・・)を読んでいて、一年前にウチの学校の日本史の先生が言っていたことを思い出しました。
> その先生に曰く。
>
> 「結婚式なんて面倒なだけ」
>
> だそうです。(ちなみに男性でーす)
> ・・・・・・そんなもんなのか? でも、ゼルの態度は↑の理由とは違いますよね?

らしいです(笑)
とくに準備とかは、逃げ出したいとまで言ってた友達も(おいおい)
でも逆に楽しんじゃう人もいらっしゃいますし。人それぞれなんでしょうけどね。
ゼルアメ組に対して、ガウリナ組のまぁ、甘いこと甘いこと。
いいんかいそれでと、ゼルアメファンの方から突っ込まれそーです(^^;
ガウリイも色々と過去がありまして・・・・って、また作ってる裏設定(汗)
それでちょっと不安に駆られてたりもしますが、でも、リナとの結婚は真実よろこんでる筈です。何せ笑顔がいつもの3倍増しですし(笑)

ゼルの本心は次回には明らかになるかと。
上手いこと仲直り出来るかなー。にゅふふふふ。


> ああ、そろそろ電車が!!

ああっ、まってて電車っ

> 今回も短いのですが。
> 白河綜でした。
> 続き楽しみにしてますvvv

ありがとうございますvv
がんばります♪

> PS・すみません! 今私の投稿している話は結婚物じゃないです。甘いのが書けないのです・・・
>   被っているのは、空竜王バールウィン様とかです。すみません。でも、目に余るほどには被ってませんので、ご安心を。

バールウィン様だっのですね。【遙絆】にも顔だして頂いてますが、私の方はかなりオリジナルな設定になりそーです(汗)いいのかしら(汗)とゆーか、続き書けよって(爆)

白河綜さんのバールウィン様の話、楽しみですっvv実は水竜王の他に気に入ってる竜王さまなんですvv

それでわ♪

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