◆−おひさしぶりでございます&予告です。−みてい(8/3-15:00)No.16403
 ┣Cheers!0 【返信】−みてい(8/3-15:09)No.16405
 ┣Cheers!1【腐れ縁、ここで会ったが○年目(前編)】−みてい(8/5-18:43)No.16430
 ┃┗待ってましたぁぁぁぁぁvv−あごん(8/9-18:07)No.16504
 ┃ ┗お待ちどぉさまでしたああああっ!(対抗)−みてい(8/9-19:01)No.16505
 ┣Cheers!2【腐れ縁、ここで会ったが○年目(後編)】−みてい(8/10-11:56)No.16517
 ┃┣○○○ジさんバンザイ(笑)←待て−あんでぃ(8/10-15:35)No.16522
 ┃┃┗うっかり踏んづけるといや〜な感触なんですよ(壊)−みてい(8/10-23:57)No.16534
 ┃┗うさぎ感染拡大中(笑)←待て−ゆえ(8/12-11:26)No.16547
 ┃ ┗うさぎはね、構ってやらないといぢけるんですよ。−みてい(8/12-23:31)No.16556
 ┣Cheers!3【呼んでない 寄るな触るな近寄るな(前編)】−みてい(8/14-14:16)No.16567
 ┗Cheers!4【呼んでない 寄るな触るな近寄るな(後編)】−みてい(8/16-16:55)No.16593


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16403おひさしぶりでございます&予告です。みてい 8/3-15:00


大変お久しぶりでございます。
ひと月ぶりくらいでしょうか。みていでございます。

えーっと、新しいシリーズを始めたいと思います。
新しいと言いましてもこれまでの流れを踏まえてますのでまったく話が違ってるということはありません。
これまでのがどういうことかわからんぞという方は、前に6シリーズ控えてますのでよろしかったら読んでみるのも一興かと存じます。
ただ、長いですよ…(汗)

シリーズ第7弾は『Cheers!』です。
どのくらいの長さになるかは未定です。あっはっは(滝汗)
大きく分けて7つになることだけは確定しています。
前後で14話になるかもならないかも今後の気分次第。
これまでのみていの話を読んでくださっている方はおわかりかと思いますが、まだという方のために。
○ガウリナ、ゼルアメ
○最後は必ずハッピーエンド
○小ネタが好き
上記3つに当てはまらない方は申し訳ありませんが読まれないほうが賢明かと思います。


ではでは、またしばしの間みていにお付き合いくださいませ。多謝。

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16405Cheers!0 【返信】みてい 8/3-15:09
記事番号16403へのコメント

こんにちは、みていでございます。
毎日暑いですね。早く雨降らないかな…。

第0話、いわゆる予告みたいなものです。
ではでは、おつきあいくださいませ。
*********************************************************************



【返信】



 YES
 ――― 最後の砦は壊れたようですね。
 ――― 気付いてしまえば簡単なものだったでしょう?
 ――― 当日を楽しみにしていますよ。


 YES
 ――― ようやく決めたんですか。
 ――― 村を出て一年くらいかと話していましたのに。
 ――― 依頼の件、了解しました。


 YES
 ――― なんだか照れくさいけど。
 ――― たまにはこういうのもいいよな。
 ――― 当日は迎えに行くよ。


 YES
 ――― なし崩し、というわけではないが。
 ――― これも腐れ縁というヤツなんだろうな。
 ――― 俺たちのことだ。すんなりいくとは思えんがな。


 YES
 ――― 実はそうなるといいなぁって思ってました。
 ――― 一緒に旅をしていろんなこと感じてきた『仲良し4人組』ですもんねっ!
 ――― 待ち遠しいです。


 YES
 ――― ホントはあんたらほど話のタネになるやつらっていねーんだけどよ。
 ――― いくら言葉を尽くしても伝えきれねぇってのはまさにこのこと。
 ――― ンなもんあんたらにゃわずらわしいだけかもしんねぇけど。うははは。


 YES
 ――― あたしの直感って当たるのよ。
 ――― こうなるような気がしてたって言ったらあんたどんな顔するかな。
 ――― 早く来ないと置いてっちゃうからねっv

*********************************************************************
んーまだフラッシュロールですからね。
ワケわかんなくてもいいです。最後にわかれば…(わからなかったらスイマセン)

ではでは、みていでございました。多謝☆



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16430Cheers!1【腐れ縁、ここで会ったが○年目(前編)】みてい 8/5-18:43
記事番号16403へのコメント

みていでございます。
暑いのとおりこして熱いですね。イヌの散歩に行くのがちょっと嫌です。

第1話です。
ド初っ端から爆弾落下しまくってます。皆様にはどの爆弾が一番コタえたでしょうか。

ではでは、おつきあいくださいませ。
******************************************************************** 

――― リナ。紫水晶にはね、不思議な力があるのよ。
 ――― まほーじゃなくて?
 ――― 魔法とはちょっと違うわね。霊的な力が宿るって言われてるわ。
 ――― れい?やだぁオバケコワぁいっ!!
 ――― 泣かなくてもいいの、リナ。精霊さんのほうよ。精霊はね、いろんなことを知ってるのよ。
     いろんなことを知ってて、リナが自分で気がつくのを待っているの。
 ――― じぶんで?
 ――― そう。自分で。

************************************

 文句言いたくなるほどくそ暑いこの季節。
これまでにも何度も来たことがある城の前、立ちはだかる門番にあたしは言い放った。

「伝えてちょうだい。聖王都第二王女アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンに。直接。
 リナ=インバースがくらげ連れて来たわって」



【腐れ縁、ここで会ったが○年目(前編)】



「あのーリナさん。
 リナさんがセイルーンに来たということは、その、ガウリイさんと結婚する決心がついたんですねっ?」

  ぶぴうっ☆

 紅茶がキレイな弧を描く。
「わっ汚いっ!」
 正面にいたアメリアが慌てて紅茶のカップを引く。
「誰のせいよ!誰のっ!!」
「わたしのせいですかぁ?」
「そーよっ!!」
 あたしはパタパタと顔を仰ぐ。
 そぉ言えばそんな約束になってたよな気も…。
 いや、今はそんな問題ではない。
「だいたいアンタが呼び出したんでしょーがっ」
「そうでした」
 悪びれず答えるアメリア。
 二年半近く会わないうちになんか性格変わったんじゃないの?

「んじゃ、答えてもらいましょうか?
 せっかく海で楽しく遊んでたあたしたちをいきなり、しかもセイルーンの紋章付きで呼び出したそのわけを」
「その…ですね」

 ねめつけたあたしに俯いたアメリアは意を決したように顔を上げた。
 その表情はにっこにこだ。
 ん?こりはもしかして……?


 その蔵書たるや近隣一と噂される聖王都王族専用図書館。
 あたしとガウリイをつれてきたアメリアは、初老のおじさんに声をかけると一目散に中に飛び込んでいった。
「あっ、こらっ」
 慌てて追いかけようとするとそのおじさん=司書のポルトさんが案内を申し出てくれる。
 中に入ってみると想像以上に広く、あたしの呼んだことのない本がずらずら並ぶ。
 ポルトさんはすたすたと歩き、あたしたちもてくてくと歩き。
 やがて本棚の影に隠れているアメリアを見つける。
「アメ…」
 声をかけようとした瞬間にポルトさんが「しーっ」っと振り向き、あたしが黙ったのを確認してそっとアメリアに近づいていく。
 アメリアがあたしたちに気づくと、ポルトさんは一礼して去っていった。
 手招きされたあたしたちはつられて音を立てないように忍び足で歩き、同じように本棚の影に隠れる。
「アメリア、何してんのよ(小声)」
「あれ?もしかしてアレって…(小声)」
 ぴょんと飛び出したアメリアは向こうに立っている人に向かって声をかける。

「ゼ・ル・ガ・ディ・ス・さんv」

「どうかしたのか、アメリア」
「ゼル!?」
「おーやっぱし」
「なっっ!?」

  どがしゃがしゃざざっ

 ちょうど分厚い魔道書を棚から引き抜こうとしていたその人は、あたしたちの登場にびっくりし、バランスを崩して脚立からひっくり返った。
 追い討ちをかけるように重たそうな本がばさばさと落ちてくる。
「ゼルガディスさん、大丈夫ですかあっ!」
「つつつ…。大丈夫だからアメリア、そんな顔をするな」
「はいv」
「あのー、お二人さぁん?
 おアツイのはいいけど、あたしたちのこと無視しないでよね?」
 黒い髪のその人はアメリアの頭をぎゅっと押しつけ、アメリアは押された頭を両手で抱えて嬉しそうに笑う。
 微笑ましいってったら微笑ましいんだけど、目の前でやんないでよね…。
「リナさん、ガウリイさん、驚きました?驚きました??」
 立ち上がったアメリアは『わくわく☆』といった様子であたしを見て、ガウリイを見上げる。
「じゃあコレ、やっぱりゼルなのっ!?」
「コレってお前なぁ…」
 びしいっと指差した先にはよくよく知った仏頂面。
 あたしがしげしげと観察するとゼルは露骨に嫌そうな顔をする。
 …緑がかった黒い髪。
 ……合成獣(キメラ)のときよりも若干色の薄くなった青色の瞳。
 ………ガウリイよりもどっちかっていうと色が白い肌色。
「ほえ〜…」
「いつ元に戻ったんだ?」
「半年くらい前だ」
「だったらもっと早く教えてくれてもいいじゃないの、水臭いわね」
「いや…ちょっといろいろあってな」
 複雑な表情をするゼル。
 困ったような、痛いような、嬉しいような。
「ふぅん。
 ま、とにかくおめでとうゼル」
「よかったな」
「…ああ」
 あ、嬉しそうじゃん。
 そりゃやっとアメリアの傍にいられるもんね〜。


「それよりもお前らがどうしてここに?」
「ゼルガディスくんの愛しのアメリアちゃんに呼び出されたのよ」
「い…」
 お〜、赤い赤い。
「リナさん、ガウリイさん。今日は是非泊まっていってくださいっ!
 いーっぱいお話しましょv」

*****************

 少人数で会食をするための部屋。
 運ばれてくる大量のお食事。
「ああおいひいっv」
「そっちのエビくれリナ」
 フォークをぴこぴこさせるガウリイ。
「いやあよ。ここにあるんだからこのえびふりゃーさんはあ・た・し・のvv」
 とーぜんの主張をするあたし。
「相変わらずだな、お前らは…」
 苦笑いをするゼルガディス。
「いいことですっ!」
 よくわからない納得をするアメリア。

「リナさん、旅の途中に何か面白いことありました?」
「そーねぇ。あったといえばあったわね。それもとびっきりのが」
「ええええっ!?何ですか教えてください!
 タンゴを踊る黒猫に出会いましたか?
 白猫が『およげ!たい○きくん(パラパラバージョン)』歌いましたかっ?」
「何故猫にこだわる…?」
「面白いかどうかはおいといて、ランディとシャルレが結婚したぞ」
 ………………………。

「「んなにぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」」

 絶叫するゼルとアメリア。
「なんで言うかなぁ。もちょっと引っ張りたかったのに」
「ホントですかっ!?」
「それこそいつの間に…っ」
「半年よりちょっと無いくらいよ」
「お式に呼ばれてないですぅぅぅぅっ」
 スライム目になるアメリア。
 見たかったのに、見たかったのにとなぜかガウリイに訴えている。
 うーみゅ、ガウリイのお兄さんだからかな。
「式自体は挙げてないそうよ。だからあたしたちも見てないの。
 去年村に行ったときは二人とも出かけてたしね」
 ――― いたのは代わりに留守番をしていた知り合いの吟遊詩人の父親。
「去年、ですか?」
 はたと顔を見合わせるアメリアとゼル。
「ではもしかしたらセイルーンからの依頼と重なってしまったかもしれないですね」
 あたしより年下で、猪突猛進で子どもっぽいところが抜けないと思っても。
 こういう話し方や眼差しをするとき、アメリアはこの国の王女だったんだなと思い出される。
 ……悪い意味じゃないわよ。
 正義を語って頭から落ちても平気なアメリアも、こうやって政治のことを話すアメリアも、アメリアには変わりないんだから。
「ランディさんには本当に感謝していますっ。ありがとうございましたっ!」
「いや、オレに言われても…」
 詳しい話は省くけど、ランディさんはセイルーンを中心とした大事業の重要な鍵を握ってるのよ。
 そのための拠点を回ってるって留守番してたおじさんは言ってたわね。

************************

 さくさくと軽い音が聞こえてくる。
 ベランダに陣取ってお酒の酔いを冷ましながらあたしはカキ氷を頬張る。
 さっきまでは四人そろって横一列に座っていたのだが、おかわりを作りに行ったガウリイとアメリアがいないから今はゼルが少し離れたところに座っている。
「ね、ゼル。
 あんたってどうやってその姿になったの?
 何かいい魔道書でも見つけたわけ?」
「ああ。答えは『竜たちの峰(ドラゴンズ・ピーク)』にあった」
「じゃあ、ミルガズィアさんが?」
「それだけじゃなかったがな」
「…なんだかあまり話したくなさそうね」
「まあな。
 それよりもリナ。お前さっき半年前に結婚の連絡があったと言ったな」
「言ったわね」
「それから会いに行ってないのか?」
 普通はめでたい話を聞いたら顔を出すなりするものだろうとゼルが続ける。
 あたしはカキ氷にスプーンを突き刺す。

「何となくね、行っちゃいけないような気がしたのよ」
「何?」
「まだ行くには早い気がしたの」
 わからん、と首を捻るゼル。

「ね、ゼル。あんた、その身体に戻れてよかった?」

 あたしの問いにゼルは目を丸くする。
 …そりゃそうよね。さっきおめでとうって言っておいて変だし。
 こんな話の流れで訊いたら悪い答え待ってるみたいだし。
 気まずくなってさくさくと氷の山を崩す。
「なるほど、な」
「何よ」
 しばらく思案顔だったゼルは、得心がいったように目を細めた。

「答えは、『当然。』だ」
「あー悪かった。愚問だったわ」

 冗談めかして言って、口の中に氷を放り込む。
「い゛じじじじじじじ…」
 ああああっもおっ!!
 口に含んだ氷は通称『アイスクリーム頭痛』を起こした。

*************************

「リナさん、さっきはゼルガディスさんと何話してたんですか?」
 ベッドの上に仰向けになりながらアメリアがあたしを見上げてくる。
「どうやって人間の姿に戻ったのかなぁって訊いてたの」
 アメリアのベッドは広い。
 あたしは同じベッドに腹ばいになって図書館から借りてきた魔道書をめくる。
 ……ちなみにガウリイはゼルの部屋に押し込んだ。
「どう答えてくれました?」
「ミルガズィアさんが関わったことくらいしか教えてくんなかったわ」
「そうですか」
 ぱふっと音をたててアメリアもうつ伏せになる。
 おとととっ。
 その衝撃でベッドが揺れる。
「アメリアは聞いたの?」
「聞きましたよ」
「ふぅん」
「…訊かないんですか?」
「ゼルが話さないのに他の人に訊けないわよ」
「そうですねっv」

  ぽふん ぽふん

「こ、こら、アメリア、やめなさいってばっ!」
「リナさんも弾みましょ☆」
「あんたはどこまでお子ちゃまかあああっ!」
 言いつつノってしまうあたしもあたしだが。てへっ。
「ふぎゃっ」
「うびっ」
 ほぼ同時に床に投げ出される。
 そしてまた込み上げてくる大爆笑。
 あー、きっとここが宿屋だったら追い出されているところよね。

「あっごめんなさいですっ。リナさんの荷物崩れちゃいました…」

 ベッドの反対側からすまなそーな声が聞こえてくる。
 あたしはよじよじと這い上がり、そのまま反対側のアメリアの近くまで進む。
「今もとに戻しますね。袋の口も開いちゃって…?」
 アメリアの手が止まる。
 拾い上げた彼女の手の中には4つの玉。

「何ですか、これ。『護符(アミュレット)』ですか?」
「ん〜。近いような近くないような」
「また焦らすんですかあ?早く教えてくださいよ」

「『魔血玉(デモン・ブラッド)』よ。それ」

 ……………………………。

「で、デモン・ブラッドぉおおおおおおおおおおおおおおっ!?」

 ――― かくして、第二継承者であり現国王の次女であるアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンの声は城中に響き渡ったのだった。

                                  /続/
*********************************************************************
ちょっと間ができてしまったからか、キャラがうまく動いてくれません。
なんか変だなぁ。こんなだったかな?

第1話、難産でした。
出だしから中盤から後半から何度もリライトの嵐でした。
一番最初の予定ではゼルはまだ人間の姿に戻ってなかったんですよ。で、しかも行方知れずでまたアメリア泣かせてしまったのでボツり。
さすがに初っ端からこれはまずいだろう、と。で、今のになりました。苦労したおかげでようやく話が見えてきました。
のに、また数日は更新できません。ごーん。

○今回の小ネタ。
 その1:名古屋名物(?)
 その2:某神官を彷彿とさせるポーズ

第一話に大風呂敷広げるのは毎度のこと。いつも閉め忘れるのも毎度のこと。
今回は書きたい部分が多いのでうまくまとまるか(滝汗)
基本的に前後編で進んでいくと思われます。

ではでは、こんなですがよろしければおつきあいくださいませ。
みていでございました。多謝☆




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16504待ってましたぁぁぁぁぁvvあごん 8/9-18:07
記事番号16430へのコメント

こんばんわvvお久しぶり(?)ですvv
お待ち申し上げておりましたvvみていさんの新作vv
あああああっvうれしいですvv
これでムカツクお盆も乗り切れそうですわんv

で、爆弾。確かにいくつもありますねぇ(笑)。
まさかゼルが戻っているとは思ってませんでした。この経緯はこの連載の中で語られるのでせうか?ミルさんが深く関係していそうですが。
そーしーてー!!!
ランシャルらんしゃるvv
ご結婚おめでとうございますぅぅぅぅぅ(><)!!
あああ。式は挙げてないとのこと。ってことは後々語られるのでせうか!?
もしくは話中にて挙式ってのも期待していいですか??
仲人はぜひ私にぃぃぃぃぃぃ(><)←いや、お前も未婚だろう。
仲人がダメならばvせめてベール持ちををををををを!!
あ、でもぴぃがベール持ち(っつーかベールくわえ?)ってのもイイですね(笑)

えびふりゃーにはちょっとツボを刺激されたあごんでしたvv
ではではvイズさんの名前が出なかったことに涙しているあごんからv
みていさんに愛を込めてvv
続きをお持ちしておりますですvv

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16505お待ちどぉさまでしたああああっ!(対抗)みてい 8/9-19:01
記事番号16504へのコメント

>こんばんわvvお久しぶり(?)ですvv
この場ではお久しぶりですのみていです♪
>お待ち申し上げておりましたvvみていさんの新作vv
>あああああっvうれしいですvv
ありがとうございますっ!
現在『没リマス菌』に感染中でございまして、何だか第1話文章が変で申し訳なかったです(謝)
>これでムカツクお盆も乗り切れそうですわんv
もうすぐお盆ですね。うちの近所では15日に花火あるんですよ。楽しみですv

>で、爆弾。確かにいくつもありますねぇ(笑)。
>まさかゼルが戻っているとは思ってませんでした。この経緯はこの連載の中で語られるのでせうか?ミルさんが深く関係していそうですが。
ミルさん、第2話に登場します。
しますが、その話には触れてません。
ゼルが戻った経緯が出てくる可能性は薄いですが(設定としてはあります)ゼルが戻った直後の話は出てきます。そのうち(爆)

>そーしーてー!!!
>ランシャルらんしゃるvv
>ご結婚おめでとうございますぅぅぅぅぅ(><)!!
>あああ。式は挙げてないとのこと。ってことは後々語られるのでせうか!?
>もしくは話中にて挙式ってのも期待していいですか??
うふv
>仲人はぜひ私にぃぃぃぃぃぃ(><)←いや、お前も未婚だろう。
>仲人がダメならばvせめてベール持ちををををををを!!
>あ、でもぴぃがベール持ち(っつーかベールくわえ?)ってのもイイですね(笑)
うふvうふv

>えびふりゃーにはちょっとツボを刺激されたあごんでしたvv
好物なんです。みていの。
>ではではvイズさんの名前が出なかったことに涙しているあごんからv
名前はまだ登場しませんが、次の話で登場します。
手を合わせて(?)待っててくださいませv

>みていさんに愛を込めてvv
>続きをお持ちしておりますですvv
ありがとうございました。今日明日にはたぶんUPできると思います。
ではでは、久々のレス返しに興奮気味のみていでございました。多謝★

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16517Cheers!2【腐れ縁、ここで会ったが○年目(後編)】みてい 8/10-11:56
記事番号16403へのコメント
こんにちは、みていです。
数日前に旅行に行ってきまして、そこの朝市で桃を値切って食べました。
今年の桃は雨が少ないので小ぶりですがとても味が良いです。
快く値切りに応じてくれた私と同い年くらいであろう店番のおねーさん、ありがとうっ!!

第2話です。
前半は軽いですが、後半が重いです。ずーん。
では、おつきあいくださいませ。
*********************************************************************

 ――― 紫って色が人を選ぶのよね
 ――― 得体の知れない(知れてるけど)生ゴミとか実はしたたかな神官とかが好んで着てるけど
 ――― 東の国にいるその人も紫が似合う人よ
 ――― …その人のバアイは得体が知れないって言うよりも底知れないの方があってるかも
 ――― 静かな眼で、風雅な物腰で、確実に相手を貫くわ

**************************
 
 ――― 王女アメリアの大音響により。
 何事かと飛び起きた国王と大臣を右往左往させ。
 警護の衛兵が走り回り。
 悲鳴を聞きつけた黒髪の男と金髪の男が泡食って王女の部屋を蹴破った。

「どうした!何があったんだっ!?」



【腐れ縁、ここで会ったが○年目(後編)】



「え、えっと…ですね…」

 血相変えて駆けつけてきたゼルガディスとガウリイに人差し指をくにくにさせてもぢもぢするアメリア。
 あーあ、アメリアのせいだかんね。
「姫様、ご無事ですかっ!」
「アメリア様っ!!」
 どやどやと集まってくる衛兵たちを見てゼルが無言で促す。
 アメリアは頷くと、言い訳を言った。

「ごめんなさい、も大丈夫です。ナ○○○(リナちゃん自主規制)が部屋に入ってきたのをリナさんが追い出してくれましたので」

  ひぎっ!!

「そうですか、○メ○○(リナちゃん‘Sプロテクト)でしたか」
「雨が近いのかもしれませんね」
「わたし驚いて声を上げてしまったのを、リナさんが窓から摘んで―――――――――(リナちゃん自己防衛)」

 ―――な、りな。リーナッ
 む〜ん…ぞよーん…
「おい、リナっ。もういないぞ。塩まいたぞ。手にも何もついてないぞ」
「リナさぁん、もう○○クわむっ!?」
「アメリア、頼むからもう少し学習能力をつけてくれ…」
 ほぷ〜…?
「リナぁ、早く正気に返らないとちゅうするぞ」
「嫌☆」
 あー、なんかひっじょ〜に楽しくない出来事があった気がするけど。
 いいや。思い出すなってお星様のお告げよね☆
 ?
 ちょっとガウリイ、何つまんなそうな顔してんのよ。
 …………………人前でしたくないの。見世物じゃないんだから。

「ちょっと、あんたたちいつまでオトメの寝室にいる気?」
「アメリアが叫んだ理由を知るまでだ」

 いつの間にか野次馬(?)はいなくなり、あたしの目の前には左からアメリア、ゼル、ガウリイの順に座っている。
 蹴破られた扉も応急処置がとられており、中の声が外に漏れることは無さそうだ。
 あたしはぽりと口元を掻いてアメリアの手元を見る。
 …あれ、無いじゃない。
「アメリア、あんた手に握ってた『魔血玉(デモン・ブラッド)』どうしたのよ」
「え、え?あ、あれっ!?」
 おたおたと周りを探し出すアメリア。
 どうやら驚いた表紙に放り投げてしまったらしい。

「デ……っ!?
 しかしリナ、お前が以前言っていた話では壊れた筈じゃなかったか?」

 また衛兵に来られて大騒ぎになってはかなわないと思ったのか巧みに驚きを押し殺し質問を投げかけてくるゼルガディス。
 アメリアがほっとした表情であたしに手を差し出す。
 手から手に移ったのは赤、青、白、黒の呪符(タリスマン)。
 あたしはようやく四つ揃った『魔血玉(デモン・ブラッド)』をあたしたちの中心に置いて答えた。

「本物よ。ただしメイド・イン『竜たちの峰(ドラゴンズ・ピーク)』だけどね」

******************************

「これって、何?」
「そなたにわからぬはずはなかろう?人間の娘よ」
「どうして竜族がこれを持っているかが聞きたいのよ。あたしは」


 ――― 数年前に知り合った吟遊詩人からある物を受け取ったあたしは、立てていた予定を全部取り止めて『竜たちの峰(ドラゴンズ・ピーク)に向かった。

(ちょっと、これ何よ)
(おれに文句たれられても困るし。おれは頼まれたからリナ=インバースとガウリイ=ガブリエフにお届け物にやってきただけなの。おっけ?)
(全然v)
(全然言われてもおれ困るし)
(あたしは困んないvv)
(なんかすっげ目怖いんスけど?
 おい助けろガウリイっ!…………ってこらぁ手ぇ合わせるんじゃねえっ!おれはまだ死んでねええっ!!)
(びっ)
(逃げるなっ!ご主人様助けんかいてめーっ!キャベツ抜きだぞ……っ!?)

  すかぱかぽーんっ★        がづん。


 峰に辿り着くと、あたしたちが来ることを見越してか案内係が待っていた。
 …ガウリイが昔と同じボケをかましてちょっちブルー入ってたけど。
 ――― 竜族の長、ミルガズィア。
 とある縁から知り合ったあたしとガウリイは、案内されミルガズィアさんの前に立って――― 脱力した。
 どーしてスリッパをうさぎの耳みたいに立てて頭に挿してるのよっ!?
 しかも足入れるところにバナナ立ててあるしっっ。
「お、お願いだから外してぷり〜ず」
「気に入らぬか?そなたを見習って正しい使い方を研究しているのだが…」
 あたしを見習ってどうやったら『ばにーさん』になるの?ねぇ、どして??
「オレにはよぉわからん」
「ふむ」
 ガウリイの呟きに納得げに頷いた『ゆかいなミルさん』は。
 しげしげとお手製らしいスリッパ耳を眺めて言い放った。
「人間には高等すぎてついてゆけんか。そうか」
 ちゅどおおおおおおおおむっ
 ……も、好きにして。

「教えてくれるわよね」

 ――― 簡単に説明するわね。
 この世界ははるか昔から『神』と『魔』が覇権を競い争ってきたの。
 中には『魔』が勝ち滅んだ世界もあるけど、『神』が勝利を収めた世界や、未だに争っている世界もある。
 …ま、これは言い伝えの域を出ないんだけど、あながち嘘でもないよーな気もしてる。
 で、この世界で『神』とされるものと対をなしているのが『赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ』。
 異世界にはそれぞれ『闇を撒くもの(ダーク・スター)』『蒼穹の王(カオティックブルー)』『白霧(デス・フォッグ)』と言い習わされる魔王が存在してる。
 つまり、『魔血玉(デモン・ブラッド)』はこの世界の魔王と異世界の魔王の力を宿していた呪符(タリスマン)。
 その魔力容量(キャパシティ)は凄まじく、某所でスプラッタ趣味に目覚めたと評判の魔王中の『魔王』を引きずり出せるほど。
 ――― そんなシロモノをどうしてあたしが持っているかと言うと。
 …某生ゴミから快くv売ってもらったんだったりする。
 あたしたちは何かと厄介事に巻き込まれることが多かったんで重宝したと言えば重宝したんだけど。

「『魔血玉(デモン・ブラッド)』は言うなれば魔族といってもおかしくないシロモノよ。
 それがなぜ魔族と敵対する竜族の長であるミルガズィアさんが持っているの?」
「病気のメカニズムを知るためにあえて病気を作ったりする。
 それと同じことだ。
 敵を知るために敵と同じ力を持つものを作った。我らゆえ踏み込めぬ領域をあるからこそ、それはあくまでもレプリカにすぎん」

 なるほど、スジは通っている。
 でも。

「どうしてそれをあたしに寄こしたの?」

 吟遊詩人があたしに持ってきたのは、その存在だけで生きとし生けるものにダメージを与えそな本三冊と、今こうして話題にしている『魔血玉(デモン・ブラッド)』。
 前者はこの際置いておいて、あたしを今悩ませているのが後者。


「で、何と言ったんだ。竜族の長は」
「力を望むなら使え。望まないなら海にでも捨てろって言ったわ」
「リナさんはどう答えたんですか?」
「…………………………………答えなかったわ」

************************

「リナ」

 何とはなしにお開きになってしまい、あたしは眠れぬままベランダで悶々としていた。
 すると下から声が聞こえてきた。
「?」
 この下の部屋はゼルとガウリイが寝ているはずだ。
 手すりから身を乗り出して覗き込むと、下のベランダに誰かいるのが見えた。
「悪いな。ガウリイの旦那じゃなくて」
「何言ってんのよ」
 片手に琥珀色の液体を入れたグラスを持ったゼルがにやっと笑う。
「月見?」
「まあそんなとこだ」
「上のほうがよく見えるわよ」
 茶目っ気を出して言ってみれば。
「お前な。
 こんな時間にそこに行ってみろ。
 『嫁入り前の娘に何事じゃあああっ!』っと父の愛情クラッシュを受けること確定の上に、そうしようとした時点でガウリイに窓から突き落とされるだろうよ」
 笑っている気配が伝わってくる。
 ……同じように話してても、少しずつ変わってきてるんだよね。
「ガウリイ起きてるの?」
「さてな。確かめに来たらどうだ」
「それこそ問題発言よ」
 そんな話がしたいんじゃないんじゃない?とあたしから促してみれば。

「まだ迷っているのか?」

 何のことかと一瞬わからなかったが、すぐに『魔血玉(デモン・ブラッド)』のことだと思い当たる。

「迷ってるわ」

 ――― あたしはアレが届かなくても、近いうちに『竜たちの峰(ドラゴンズ・ピーク)』に行くつもりだった。
 ……前、とある事件で非常識だと思えるくらい万能に切れると思っていたガウリイの獲物の欠点を知ってしまったから。
 あのときはどうにか事無きを得たけど。
 あんな場所はそうそうあるとは思えないけど。
 ――― でも。
『でも』があたしを悩ませる。『もし』があたしを困らせる。
 ――― 失いたくないから、選べない。

 カラン、と氷の揺れる音。

「迷う間は待つ。
 だが、『捨てる』『売り叩く』の選択をしたなら俺に言え。
 俺は力を必要としている」
「!?」

 ぱたん。
 慌てて身を乗り出したとき、ゼルガディスの姿はもうそこに無かった。

*************************

 ねーちゃんの伝言が頭の中をぐるぐる回る。

 ――― あんたはすべてを引き付ける。
 ――― 望むものも、望まざるものも。
 ――― 悪しきものも、尊きものも。
 ――― その中で、あなたはいったい何を守れるの?

 …あたしが守りたいもの、失いたくないもの。
 そう言われて思い浮かぶ顔は決まってる。
 大義名分なんて無い。
 ありふれた冒険譚のようなご大層な理由じゃない。
 ただもう、あんな思いはしたくない。
 ………だからこそ、あたしは迷ってる。
 やってみなけりゃわかんない。
 失敗すると思ったらある可能性すら無くなる。
 そう言いきったあたしは、今、こうして迷ってる。

『力』を望むべきか、望まざるべきか――――――

                                  /続/
*********************************************************************
……………………はい。
なんだかリナちゃんが悩みまくってますが、『魔血玉』の無いリナは使える呪文も(その頃に比べて)制限されています。
仮にも『魔を滅する者たち(デモン・スレイヤー)』の称号を贈られた二人ですから、今現在力が無かったとしても、それはそれとして「もしかしたら邪魔になるから潰しておこっか」という理由でまた火の粉がかからないとは言い切れないわけで。
力を持てば、それこそ目をつけられますが、持たなければ、ちょっかいだされたときに何も出来ませんよね。
このあたりはLMを書いているあたりからずっと考えていたことなので、どうにか描ききりたいと踏ん張っています。
…………ってのか、この部分が書けないと次の部分に進めない…(涙)
登場予定の人を前倒ししようかな…。

今回はたくさん人が出ました。
前シリーズ『PresentBox』を読まれるとより良くわかると思いますが、あの人たちにはまた改めて登場してもらいます。

今回の小ネタ。
…う〜ん、自称ゆかいな人のファッションかなぁ…。

ではでは、みていでございました。多謝。

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16522○○○ジさんバンザイ(笑)←待てあんでぃ E-mail 8/10-15:35
記事番号16517へのコメント


こんにちは♪あんでぃでございますっ
待ってましたのみていさんのCheers!!うはうはうきうきにてございますvv
私も昨夜今年初の梨を食べまして♪梨が果物の中で一番好きな私はまたしてもうきうきうははvvでございました♪←どうでも良いし

紫が今回のみていさんのお話のキーポイントなのでしょうか?
ここで紫のタリ○を思い出した私を抹殺してくださいな(^ ^;
ランディさんは紫が似あいそうですな♪

> ――― 静かな眼で、風雅な物腰で、確実に相手を貫くわ

↑ここが、ランディさんな気がしてしょうがないのです(> <)
うーん、ランディさんは東の人ではないですよね?(汗)すると、違うのですかね?(汗)



アメりんのあの言い訳(笑)アメりんは○○ク○苦手じゃないですもんね(笑)焼いたあとに良い香り♪と言ってしまうあたり(笑)←NEXTネタです(笑)
でも、それを聞いただけで固まるリナちゃんが可愛くって好きですvvvv
しかし、固まったあとでもちゃんとガウリイの言葉に反応して、『嫌☆』と言うところがさすがです♪(待て)


作ったのがミルさんたちだというのはなるほどぉ、なのですが・・・・・・・
スリッパをバニーさんにしたり、バナナを入れたりって・・・・・・・・
やはし人間には竜族の趣味がよくわからないみたいです(笑)


イズさん、不幸です(笑)
イズさんが悪いわけではないはずなのに・・・・・・・(笑)

そそそ、ランディさんとシャルレさんがご結婚♪
おめでとうございます!!!!
嬉しすぎです♪素晴らしすぎです♪最強カップルですねvvvvv


欠点?自動辻斬り機(待て)の欠点はこれいかにっ!!
すごく気になります!!!それがとても決定的な事がことであることは分かります、伝わります。でも、それが何であるのかは、分かりません(汗)
あああああああああ、次回を待てっ!!ですね!!


迷ってるリナちゃんが一体どうするのか、気になります。
『魔血玉(デモン・ブラッド)』・・・・・・・・・ゼルも無理矢理奪ったりしないものの、欲しい事には変わらないですよね・・・・・
本当は相手がリナちゃんじゃなければってしまいたいでしょうから。

力があるだけでは、ダメで。
でも、やっぱり何かを変えるには力が必要で・・・・・
どちらも分かるから困るのかと思いますです。
リナちゃんには自分が一番いいと思う結論を出してくれる事を祈っています(> <)


それでは、よくわからないレスですみません(汗)自戒をたのしみにしています!!!あんでぃでしたっ

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16534うっかり踏んづけるといや〜な感触なんですよ(壊)みてい 8/10-23:57
記事番号16522へのコメント

>こんにちは♪あんでぃでございますっ
>待ってましたのみていさんのCheers!!うはうはうきうきにてございますvv
>私も昨夜今年初の梨を食べまして♪梨が果物の中で一番好きな私はまたしてもうきうきうははvvでございました♪←どうでも良いし
どもどもですのみていです。
私も梨好きなんですよv今年のはまだ食べてません。

>紫が今回のみていさんのお話のキーポイントなのでしょうか?
>ここで紫のタリ○を思い出した私を抹殺してくださいな(^ ^;
>ランディさんは紫が似あいそうですな♪
紫がポイントというわけじゃないのですが、色がポイントになってくるのは間違い無いです。
…察しのいいあんでぃさんのこと、次の話でぴんとこられるかもしれません。
>> ――― 静かな眼で、風雅な物腰で、確実に相手を貫くわ
>
>↑ここが、ランディさんな気がしてしょうがないのです(> <)
>うーん、ランディさんは東の人ではないですよね?(汗)すると、違うのですかね?(汗)
今回の舞台はセイルーンです。
ので、そこから東にある国、つまりエルメキアの某村に住んでるあの人です。
よーするに、意外でも何でもありやせん(苦笑)

>アメりんのあの言い訳(笑)アメりんは○○ク○苦手じゃないですもんね(笑)焼いたあとに良い香り♪と言ってしまうあたり(笑)←NEXTネタです(笑)
>でも、それを聞いただけで固まるリナちゃんが可愛くって好きですvvvv
>しかし、固まったあとでもちゃんとガウリイの言葉に反応して、『嫌☆』と言うところがさすがです♪(待て)
「とっさに思いついた言い訳がそれかいっ!」とツッコミの入りそうな(笑)
殻の無いエスカルゴ(笑)
あの辺はですね、さらっと書けたんですよ。『アフロ君』のおかげですvいやいやマジで。

>作ったのがミルさんたちだというのはなるほどぉ、なのですが・・・・・・・
>スリッパをバニーさんにしたり、バナナを入れたりって・・・・・・・・
>やはし人間には竜族の趣味がよくわからないみたいです(笑)
理解するのは無理でしょう☆
『魔血玉』、本物は全部ワインレッド一色なんですけど、今回登場のはレプリカなんで色とか違ってます。

>イズさん、不幸です(笑)
>イズさんが悪いわけではないはずなのに・・・・・・・(笑)
あ〜わ〜れ〜♪(楽)
またの登場を待ちましょう。

>そそそ、ランディさんとシャルレさんがご結婚♪
>おめでとうございます!!!!
>嬉しすぎです♪素晴らしすぎです♪最強カップルですねvvvvv
最強でしょう。
この二人も、話にからんできます。

>欠点?自動辻斬り機(待て)の欠点はこれいかにっ!!
>すごく気になります!!!それがとても決定的な事がことであることは分かります、伝わります。でも、それが何であるのかは、分かりません(汗)
>あああああああああ、次回を待てっ!!ですね!!
えーっとですね、LMやらMRやらですでに登場しています。
クライマックスの要因ですよ〜v
…本編中にまたわかるよう書きます。

>迷ってるリナちゃんが一体どうするのか、気になります。
>『魔血玉(デモン・ブラッド)』・・・・・・・・・ゼルも無理矢理奪ったりしないものの、欲しい事には変わらないですよね・・・・・
>本当は相手がリナちゃんじゃなければってしまいたいでしょうから。
ゼルはこうと決めちゃうと手段が目的と化しそうな危うさがあるんじゃないかと思ってます。
今回ここまで強く出たのは、ちゃんと理由があるからなんです。

>力があるだけでは、ダメで。
>でも、やっぱり何かを変えるには力が必要で・・・・・
>どちらも分かるから困るのかと思いますです。
>リナちゃんには自分が一番いいと思う結論を出してくれる事を祈っています(> <)
結論だけは出てるんですが、リナ自身踏み切れないでいます。
私がおっつくかなぁ〜(滝汗)

>それでは、よくわからないレスですみません(汗)自戒をたのしみにしています!!!あんでぃでしたっ
ありがとうございましたっ!
次回でお会いしましょうですハイ。
ではではみていでございました。多謝v

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16547うさぎ感染拡大中(笑)←待てゆえ E-mail URL8/12-11:26
記事番号16517へのコメント

ああああああああああああああああああああああんvvvvvv

みていさんの新シリーズっ♪
首を長くして、地下から飛び出しすぐらいお待ち申し上げておりました♪←妖怪化進行中
それなのに前話でレスできなかったのですが(汗)

ゼルが戻ってるのに驚き、そして、リナが魔血玉をもってさらに驚いて。
めっさ続きが気になりますっ。
『力』は欲しいが、しかし、その反面・・・・。というリナの悩み。
簡単には答えは出ないのでしょうが、きっとみていさんなりの答えが出でくるのだうと、期待しております♪

しかし・・・・ばーにーちゃんかい、ミルさん(笑)
やはり竜族の考えは、私らには到底理解できないんですなぁ(笑)
うさぎ・・・・・もしかして、ドラゴンズピークでも、飛び回ってはね回っていたりして(爆)

ゼルが力を欲しいといったセリフも気になりますっ。

次回、さらに首と胴体を伸ばしておまちしてますぅ♪←人間やめたらしい

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16556うさぎはね、構ってやらないといぢけるんですよ。みてい 8/12-23:31
記事番号16547へのコメント

>ああああああああああああああああああああああんvvvvvv
いにょにょにょにょにょにょにょっ??
ゆえさんおなじみの雄叫びだっ!

>みていさんの新シリーズっ♪
>首を長くして、地下から飛び出しすぐらいお待ち申し上げておりました♪←妖怪化進行中
>それなのに前話でレスできなかったのですが(汗)
いーえーv
こうしてレスがいただけるだけで嬉しゅうございますvv
…首、絡まないように気をつけてくださいね(笑)

>ゼルが戻ってるのに驚き、そして、リナが魔血玉をもってさらに驚いて。
>めっさ続きが気になりますっ。
>『力』は欲しいが、しかし、その反面・・・・。というリナの悩み。
>簡単には答えは出ないのでしょうが、きっとみていさんなりの答えが出でくるのだうと、期待しております♪
あんまし期待しないでくださぁあいっ(涙)
ゼルが戻る過程ってのも設定としてちゃんとあるんですよ。本編に出てくるかどうか別としてv
リナの悩みはですね、…………………解決のシーンだけは出来ているんですよ。
な・の・に★
間が無く(涙)この話に持ってくまでに某氏とか某彼女とか登場してもらわないと・・・。
だあああっ!没リマス菌が憎いっ!!

>しかし・・・・ばーにーちゃんかい、ミルさん(笑)
>やはり竜族の考えは、私らには到底理解できないんですなぁ(笑)
>うさぎ・・・・・もしかして、ドラゴンズピークでも、飛び回ってはね回っていたりして(爆)
見たくないですね〜。
もう立つ気力も無くて這いずって歩くんですよ(苦笑)

>ゼルが力を欲しいといったセリフも気になりますっ。
これはね、登場します。
そのうちに。

>次回、さらに首と胴体を伸ばしておまちしてますぅ♪←人間やめたらしい
胴体も伸ばしちゃうんですかっ!?
それじゃろくろ首じゃなくて蛇女じゃないですかっ!!(爆笑)

ありがとうございました。
ではでは、風呂に入ったらあちこちが痒いという奇妙な現象に襲われてるみていでございました。多謝v

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16567Cheers!3【呼んでない 寄るな触るな近寄るな(前編)】みてい 8/14-14:16
記事番号16403へのコメント

みていです。
お盆ですね。暑いです。(繋がり無し)

第3話です。
謎振り撒きまくりです。

では、おつきあいくださいませ。
*********************************************************************
 
 ――― 瑠璃って知ってる、リナ?
 ――― るり?しらないけどキレイななまえ
 ――― 青よりも深くて、藍よりも淡い、そんな色よ
 ――― …よくわかんない
 ――― 機会があったら見てごらんなさい
       瑠璃はね、星を隠しているのよ

***************************

 あたしは迷ってる。
 いや、迷ってるってのは違うかもしれない。
 だってあたしはもう選択をしている。
 …だけど。



【呼んでない 寄るな触るな近寄るな(前編)】



「こんにちはー」
「はい、こんにちは。今日はどんなご用向きじゃな」
「やぁね〜。ここに来たら本読む以外に何があるってのよ」
「それはそうじゃが、昨日新しい過ごし方を見出した方がおるしの」
「…くらげは特別なの」
「オレがどうかしたか?」
 きょとんと首を傾げるガウリイにあたしはあからさまなため息をつく。
「誉めたんじゃよ。新境地だって」
「おおっ☆
 ………でシンキョウチって何だ?」
 あ〜、ポポさん黙っちゃったし。
「えっと、今日はメディア文書とか無いかな〜と思って」
「そうじゃのぉ」
 言いながら歩き出すポポさん。
 ――― そうそう、ポポさんってのはこの聖王都王族専用図書館司書を勤めているポルトさんの愛称よ。
 この数日でしっかり意気投合しちゃったの。
 あたしたちがポポさんについて歩き出すと、横目にゼルとアメリアが見えた。

「仲睦まじいじゃろう。微笑ましゅうて」

 エルドランがおれば喜んだじゃろうになぁと小さくこぼしながらも歩みは止めないポポさん。
 エルドランってたしかセイルーンの前国王よね。
 たしか去年亡くなったとか…。
「わしは、何というか『学友』という立場じゃったでな」
 おや?
 エルドラン前王と学友ということは、この人見かけよりも歳食ってんのかな。
 口調もじじむさいし。
「こらリナ。失礼なこと考えてないだろーな」
「……………そうやって口に出すほうがよっぽど失礼よ」
 小声でたしなめてくるガウリイにあたしも小声で返す。
 …くそう、妙なところでスルドい奴。

「あのお姿を見ますと、少しでも一緒にいようとしているように見えますのじゃ。
 あのときは、姫様もゼルガディス殿も苦しまれたようじゃからのぉ…」

 孫の心配をするような口調のポポさん。
「あのとき?」
 あたしがニュアンスに引っかかって質問すると。
「えっ!?」
 ポポさんは驚いたように振り返った。
 へっ?何??
 あたし何か変なこと訊いた?
「もしかして、何も聞いておらぬですかの?」
 恐る恐る、といった風に訊き返してくるポポさんにあたしもガウリイもよくわからないまま頷く。
「そうじゃったか…」
 ――― 何だろう。あの二人に何があったんだろう。

「…着きましたですじゃ。
 この本棚すべてメディア文書。好きなだけ見ていってくだされ」

 タイミングが良かったのか悪かったのか。
 あたしたちは目的の場所に着いてしまい。
 そそくさと去ってしまうポポさんに、あたしは何も言えなかった。


「なぁリナ」
「何よ。…………ってあんたどーして起きてるのっ!?」

 あたしが驚くのも無理は無い(断言)。
 何しろここは図書館。インクの臭いを嗅いだだけで眠くなると自慢にならない自慢をするガウリイがあたしと背中合わせの席に座って、しかも本をめくる音がするのだ。
「どーしてって…」
 当然の問いに憮然とした返答がくる。
 あたしは彼が何を読んでいるのか気になり、振り返ってみた。
 肩越しに覗き込むと、『よいこの子ども絵本』が机に積まれている。
「え、絵本かい…」
「けっこう面白いぜ」
 一冊渡されて開いてみる。
 文字が大きく少ないのでくらげ頭でも内容が追えるらしい。
 しかし変わっていたのは、出てくる絵はすべて風景や部屋の中といった『背景』と称されるものだけで、登場人物の姿が一度も出てこないのだ。
 少ない文章も読み手にかなりの想像力を求める内容になっている。
「面白い?」
 実はかなり興味をひかれつつもガウリイに訊いてみると。

「悩んでるときにはよさそうだぜ。なーんも考えなくてもいいから」
「ガウリイらしーわ」
「だろ?」

 彼の科白にはっとする。
 悟られないよう軽口を叩きながらも、あたしの心はちょっと穏やかでなかった。
 ――― ガウリイは、あたしが悩んでるのを知ってる。
 たぶん、その内容も。

「オレはさ、もう決めてる」
「…………。」
「すれ違うことなんか無いと思うぜ。自信ある」

*********************

「あっ、リナさん。その本どこから見つけてきたんですかっ?」
 部屋の明かりの下、あたしが読みかけにしていた本を目ざとく見つけてアメリアが声をかけてくる。
「図書館から見つけてきたのよ。ガウリイが」
 ガウリイくん、どうやら本気でこのシリーズが気に入ったらしく、あの巨大な図書館のどこかからか見つけ出してきてはあたしの後ろで読んでいた。
 ……どこから持ってきたか忘れるのもお約束☆だけど。
「わたしも昔よく読んだんですよ。どうやっても話が繋がるから楽しいですよねv」
 懐かしそうにアメリアは絵本をめくる。
 たしかに文章そのものも抽象的で、設定を変えて読んでみても話が繋がるのだ。
 かく言うあたしも借りて帰ってくるほどには気に入ってきている。
「ほら、ここの場面だと正義の勇者が『赤の竜神(スィーフィード)』からお告げを受けるんですよ」
「あたしはあのステンドグラスいくらかなぁーとか商人が算段してたけど」
「それから、ここのお店で防具とか買って」
「防具とかちょっと手を加えたものを棚卸して」
「焚き火の前、勇者はちょっと物思いにふけるんです」
「思ったより売れなかったなぁ」
「悪の親玉を正義の炎で倒して」
「盗賊いぢめしたほうがやっぱ早いわね〜♪」
「街の人に大喜びされるんです」
「けっこう溜め込んでたのねぇ。ほっほっほ」

「どーしてそんな話になるんですかっ!」
「いいじゃないのよスジは通ってるわっ!」

 言い合うことしばし。
 どちらともなく、口を噤んだ。

「ね、アメリア。あんたたち、何かあったの?」
「どういう意味ですか?」
「えっと、ね。ポルトさんからちょっとだけ聞いちゃったんだけど…」

 どう切り出していいものかわからず、歯切れの悪い言葉が続く。
 いつもならアメリアから言い出さない限りこっちも訊かないのだが、ゼルの意味深な発言も気にかかる。
 アメリアはしばらく首を捻っていたが、やがて気がついたのか「あっ」と小さく声を漏らすと僅かに険しい顔をしてあたしに向き直った。

「とっても楽しくない話ですが、それでも聞きますか?」
「聞かせて」

 即答する。
 アメリアは「わかりました」と言い、席を立つと紅茶を準備し始めた。

「ゼルガディスさん、怪我したんですよ。幸い近くを通りかかった人に助けられたんですけど」

 ――― 半分、想像していた内容だった。
 しかし、正面切ってそう言われるとこたえるものがある。

「人間の姿に戻ったら、そういうこともあるんですよね…」

 ぽつりと。
 小さく小さく。
 アメリアは呟く。
 ……力を望むゼルガディス。起因は、このあたりにあるのかもしれない。

「そう。
 …悪いこと言わせちゃったわね」
「聞きたいと言ったのはリナさんですよ」

 紅茶を注ぎながらアメリアは苦笑いする。
 この子のこういう表情はあまり見ない。
 ――― あたしは、酷なことを訊いたわ。

 紅茶は、とても苦い味がした。

******************

 …さん。リナさん。

 何ようっさいわね。あたしは昼寝してるんだから邪魔しないでよガウ…?
「リナさん、こんなところで寝ると蚊に食われますよ」
 ガウリイじゃないっ!

  がばっ!!

 驚いて跳ね起きる。
 木陰の下、しゃがみこんであたしを見ている男の人。
 金茶の髪。
 眼鏡。
 ガウリイによく似たその顔!

「ランディさんっ!?」
「はい」

 こんなところで会うと思ってなかった人間の登場にあたしは面食らった。
 あたしはもう一度彼を見直し、再び驚く。
「ど、っどーしてセイルーンにいるのっ!?」
「落ち着いてくださいリナさん。ここへはお仕事で来たんですよ。
 リナさんこそ、どうしてこんなところで昼寝を?」
「ちょ…ちょおっと風通しがよかったもので…」
 昼下がり、図書館で借りてきた本を偶然見つけたこの場所で読んでたら眠くなっちゃったんだけど☆
 ランディさんはあたしを見て笑うと隣に座った。

「リナさん。何か悩んでいるようですね」

 会ったばかりだというのに、ずばりと言い当ててくる。
「ちゃはは。まぁね〜」
 あたしが彼に会うことに二の足を踏んでいたのはこのせいだ。
 この人ならおそらく答えをくれるだろう。
 だけど、コレは自分で決めなきゃいけないと思った。
「ガウリイのことですか?」
「それもあるわ」
 ―――ガウリイの獲物。『斬妖剣(ブラスト・ソード)』。
 非常識な切れ味を持つその剣は、その特性から魔族にめっぽう強いという性質を持つ。
 …逆に言えば、『魔』の少ない、もしくは無い場所ではなまくら刀へと成り下がる。
 神と魔の影響がともにあるこの世界において、そんな場所は滅多に無い。
 そう、滅多に無いのだ。
 しかし、存在する。ガウリイが、自分の身を守れなくなる場所が。
 少し前の事件で、それを知った。
「リナさんのことでもありますか?」
 ――― あたしが力を持てば。
 ――― あたしが力を持たなければ。
 二つの答えはどちらも引かず、どちらも正しいと主張する。

「困りましたね」
「ランディさんが困るの?」

 視線を移すと、ランディさんはあたしを見ていた。

「楽しみなんですけどねぇ。
 リナさんとガウリイさんの子ども」

 なっ
 なっっ

 なあああああああああああっ!!!?


                                  /続/
*********************************************************************
小ネタはどこ行った(汗)
強いて言えばアメリアとリナの掛け合い漫才でしょうか(笑)

あらためまして。
作中に登場した絵本、読み聞かせしてあげるタイプではなく、ある程度まで想像力のついた人が一人で読むような感じの本です。
『行くぞクラゲの大冒険』とか考えたんですが、ちょっと合わないかなぁと没。
でも絵本てこの歳になっても楽しいものですv

話が進んでいるような進んでいないような(爆)
進んでます…よね。裏事情のようなものが登場してますし。

……………第4話、みていはきっと殴られること必至。
つぅかこの話でも爆弾落下中★

ではでは、みていは逃げます。
こんなヤツの話でよろしければ是非是非のご贔屓を。多謝。

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16593Cheers!4【呼んでない 寄るな触るな近寄るな(後編)】みてい 8/16-16:55
記事番号16403へのコメント

没リマス菌から少しずつ脱しつつあると思ったら風邪菌に襲われかけているみていです。
とっとと治したいと思います。

第4話です。
…先に謝っておきます。すいません。

ではでは、おつきあいくださいませ。
*********************************************************************

 ――― ラピスラズリって聞いたことある?
 ――― 『星夜』とか別名のある石よ
 ――― 表面は青一色なのに、割ってみると無数の星が姿を見せるの
 ――― 一歩引いているように見えて、その内には凛とした強さを持つあの人みたいね

**************************

 あたしの前に突然現れたランディさん。
 驚きまくるあたしを尻目にさらににこやかに言い放ったのは。
「楽しみなんですけどねぇ。
 リナさんとガウリイさんの子ども」

 なっ!?
 なぁんですってええええええええええっ!!??



【呼んでない 寄るな触るな近寄るな(後編)】



「考えてもみてください。
 魔族よりも魔族らしいと評判の当代きっての天才魔道士リナ=インバースと人間にしておくのは惜しいとこれまた巷で評判のガウリイ=ガブリエフの子どもですよ。
 どんな子が生まれるかとても興味がありますよ」
「どこで評判なのよどこでっ!!」
「おや?
 ではリナさんはガウリイさんと結婚する気は無いと言われる?」
「い、いやそういうワケじゃ…」
「じゃあ問題無いじゃありませんか。ね?」
 …う、う〜みゅ……。

  ずぱかあああああああああああああああああああああんっ!!

「い゛っ?」
 聞き慣れたよなちょっと違うような音がしたかと思うと、ランディさんが頭を抱えてしゃがみこんだ。

「ド下手くそ。」

 ひえええええええっ!?
 冷ややかな声を降らせ、ランディさんの後ろに立つのはなんとシャルレさん!!
 しかも手にはなぜか丸めた新聞紙。よく見ると紅い光をまとっている。
 ――― ど、どうなってんのっ!?
「痛いですね〜。何するんですかあ」
「肖像権の侵害。勝手にランディの姿をとらないでくださらない?」
「そんなぁ。
 そんなの僕の勝手じゃないですか。
 それにその手に持ってるのは何なんですか?」
「見てわかりません?丸めた新聞紙」
 うわ〜お。
 シャルレさんと『ランディ』の間に蒼い火花が見える気がするわ。 
 ――― やがて。
『ランディ』は彼なら決して浮かべないだろう笑みを口元に浮かべ、すぅっと風に乗るように立ち上がりながらあたしたちと距離をとった。

「おかしいですねぇ。
 リナさんは騙されてくれたんですけど」
「…ゼロス」
「はい」

 苦々しさを噛み締めながらあたしはその名を口にする。
『ランディ』はさっきあたしが見かけの名を呼んだときと同じように返事をしてくる。
 ――― 魔王シャブラニグドゥの五人の腹心である『獣王(グレーター・ビースト)』直属の部下にしてお役所仕事のパシリ魔族。
『後姿がゴキブリ似』というぴったりな二つ名もある。

「何の用よ」
「ですから、さっき言ったでしょう。リナさんの幸せのお手伝いにv」
「あんたの言う幸せなんてノーサンキューよ」
「そんなぁ」

 笑いながら相手の喉を掻っ切るタイプで、敵にもトモダチにも知り合いにもしたくない奴選手権をしたら堂々上位入賞間違い無しのゼロスが地面にのの字を書く。
 …ランディさんの姿で。

「見苦しいわ。リナさんと話すのは勝手ですけどその姿はやめてもらえません?」
「僕がこの姿をとるのも僕の勝手ですよv」
「どうしてその姿をとったのよ」

『ランディ』があたしの問いに楽しそうに笑う。
 その手が指差しの形を作り…

「それは」
「『秘密です★』は無しよ」
「……リナさんのいぢわるっ!」
「で?」
「で?とは」
「とぼけても無駄よ。あたし覚えてるんだから。
 答えないとアメリア直伝の『正義の仲良し四人組☆』歌うわよっ!!」
「それは嫌ですねェ」

 彼の姿をしていても、その表情や雰囲気はもはやゼロスそのものだ。
 眼鏡の奥の瞳がちらりと紫色に光る。

「この姿をとったのではですね。
 リナさんが僕の知らない男の方のことを考えてらしたからですよv」

 あたしは目を見張る。
 ゼロスのやつ、人間(ひと)の心を読むのか―――?
 うろたえかけて、あたしは言葉の裏の真相に気づくことができた。

「へぇ。昨日だか一昨日だかのあたしたちの会話聞いてたんだ。
 やね、盗み聞きが趣味の人は♪」
「人を変態みたいに言わないでくださいよぉ」
 待テ、いつからあんた人になった。
「しかしさすがですね。それでこそリナさんです」

 深々と何度も頷くゼロス。
 コイツがこんな反応するときはろくなことが無い。つーかこの時点ですでにろくでもない。

「お話はお済みでしょう。そろそろお帰りになることをお勧めします」
「ですから、ここに来たのはお仕事で、さらに僕の勝手なんですってばv」

 とっとと帰れというニュアンスを多分に含めたシャルレさんが言葉を紡ぐ。
 応じようとしないゼロスにシャルレさんは動じずさらに一言。

「そろそろ日が落ちます。そうなると、ここセイルーンではアメリア様率いる『生の賛歌部隊』が声高に今日の感謝と明日の祝福を願って歌います。
 …わたしは、構いませんけど?」

 ――― そのときあたしは、芸の細かいことに『ランディ』の額から汗と縦線が流れるのを見た。

「名残惜しいですけど、僕は帰りますね。リナさん、考えてみてくださいね♪」
「やかましいっ!!!」

 あたしの放った烈閃槍(エルメキア・ランス)は空しく『ランディ』を通り抜け、消えた。

「リナさん」
「何よ…」
「わたしたちも行きましょう。ここは聖堂のすぐ裏ですから、この木が揺れるほど大音響だという話です」
 ……ゼロスに言ったの、ハッタリじゃなかったのね…。


「シャルレさん。ここへは何をしに来たの?」
「アメリア様から依頼を受けましたので」

 戻りながら、あたしはシャルレさんに話を聞くことにした。
 偶然現れるにしては、タイミングが良すぎる。
「じゃあアメリアのほうにはもう行ったの?」
「いえ。王宮へ向かう途中に聞くはずの無い声を聞きましたので」
「気になったのね」
「そうです」
 …う〜みゅ。前に会ったときもそうだったけど、要点しか話さない人だなぁ。
「ね、シャルレさん。どーして偽者だってわかったの?
 自分を弁解してるようであれだけど、…似てたと思うのよ」
 事が露見する前からは、(ガウリイなら見破ったかもしれないけど)あれがゼロスの化けたものだと思いも寄らなかった。
 …くそう、よりにもよってあの人に化けるなんてぇぇっ!

「確かに、声やいでたちなど、瓜二つと言ってもおかしくはありませんでした。ただ…」
「ただ?」

 シャルレさんは一言、鋭く言い切った。

「気に入らなかったんです」

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「で、その後どうなったんだ」
「どうもこうも無いわ。消えちゃってそれっきりよ」

 おいしいゴハンさんを前に、あたしはタコ足ウィンナ―をつんつこする。
 ガウリイは(まぁ当然だろうが)面白くなさそうに鼻を鳴らした。
「それにしても、どうしてゼロスの奴ランディの姿をとりやがったんだ…」
「たぶん、………」
 言いかけてやめたあたしをガウリイはちらっと見たが、それ以上の催促はせず再びパスタのピーマンを除ける作業を始める。
 たぶん。
 あたしに近付きやすくするためだ。
 いつもの姿で寄ればあたしは最初から警戒し、聞く耳も持たなかった。
 だけどあの姿だったから。
 あの姿だったから、ちょぉっと考えてしまった。
 ……いや、考えてなかったワケじゃなくて。
 なんて言うのかな。その……

  かちゃっ

「あっ!食べずに待っててくれたんですかっ?」
「明日は雨か…」
「スナオにありがとうとか言えないの?ゼル」
「気にしなくていいぞ。オレはピーマン除けてたからv」

 ガウリイの後ろの扉が開いて、アメリアとゼルガディスが入ってくる。
 あたしの横にアメリア、ガウリイの横にゼルが座る。
「あれ?シャルレさんは?」
「父さんと話してます」
 アメリアの父さんというと現国王フィリオネル殿下よね。
 …もう『おう○サマ』ぢゃないのよね。
「なぁゼルにアメリア。シャルレに何を頼んだんだ?」
「まあいろいろと、な」
 思わせぶりに意味深な笑みを浮かべるゼル。
 …なぁに企んでんだか☆

  コンコンッ

「はいっ」
 ややあって扉をノックする音が聞こえてくる。
 失礼しますの声とともに入ってきたのはシャルレさん。
「お久し振りです、ガウリイさん」
「そっちも元気そうだなぁ」
「おかげさまで」
 シャルレさんはガウリイに挨拶をし、アメリアとゼルに会釈をして。
 アメリアに席を勧められてあたしの隣に座った。
 うむ?
 なんか緊張感漂ってない…?
『アメリア、よいか?』
「はいっ」
 どすどすとノック音。続いてかけられる低い声。
 ゼルが立ち上がり、アメリアが扉を開けに動く。つられてあたしたちも立ち上がる。
 王女である彼女が動くとしたら…。
 かちゃっ。
「おおリナ殿ガウリイ殿!元気そうだのおっ!」
 ……………………………………やっぱし。
 扉の向こうから現れたのはドワーフのおやびん、じゃなかったここセイルーンの現国王にしてアメリアの父親であるフィリオネル=エル=ディ=セイルーンその人。
「お、お久し振りです」
「どうも…」
 ワケわからぬまま紋切り型の挨拶をかくかくと返すあたしたち。
 ずんずんずん。
 フィルさんは頷くと妙な擬音語が見えそうな勢いで上座に立ち、手を軽く振ってあたしたちを座らせると自分も座った。
「さて、どこまで話が進んでおるのか?」
「まだ全然です。父さん」
 全然も何も、あたし何もわかんないんだってば。
 …ガウリイも何か言いたそうにじっとこっちを見てくるし。

「ねぇゼル、アメリア。
 何を始める気なワケ?わかるよーに説明してくんないと暴れるわよ」
「少し展開を進めさせてくれ。でないとややこしいことになる」
「シャルレさん、お願いします」

 呼ばれたシャルレさんは椅子の横に立つと一通の封書を取り出した。
「ランディ=ガブリエフよりアメリア=ウィル=テスラ=セイルーン様へ文書での回答です」
 手渡され、アメリアは封蝋のされた封書に持参したペーパーナイフを差し込む。

 〔依頼の件、謹んでお受けします。ただし、その後はどうぞお好きにされてください〕

「突き放されましたね」
「だろうな、とは思ったが」
「ふむ」
 驚く様子も無く、頷き合うゼルたち。

「事後承諾になってしまってすまんが、順を追って説明するから納得してくれ」


                                  /続/
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…………………………(滝汗)
え〜っとですね。
例のシーンには2パターンあったんです。シャルレが登場するか、イズが登場するか。
イズの場合は、ビィに追い立てられてもらおうかなとか思ったんですが、…どっちにしても悲惨なことに…(汗)
ゼロス、リナからの問いに否定も肯定もしてないんですよ。「はい」しか言ってないですし。微妙にランディと口調が違うんですが、発覚してからは本領発揮してます。
何故ゼロスがランディのことを知っていたかということなんですが、きっと暇つぶしにふよふよしてたら彼を見かけたんじゃないか、と。で今回ゼルとの会話で名前が出てきて何だか含みがあるので「面白そうだなぁ」と。
…ちなみに、ランディを見かけたのはLMの2度目の墓地の前です(CM)はっはっは。
………それにしてもシャルレ、あなた最強じゃないかしら★
本文中に出しませんでしたが、彼女が『武器』にまとわせていた光、アストラル・ヴァインです。この呪文、彼女のかつてのバイト先の先輩に教えてもらっています。

○今回の小ネタ
 ゴッ○ーしばくならこれでしょう的武器

ではでは、己の落とした爆弾にダメージ受けたみていでございました。多謝。


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