◆−OFFSTAGE→LMR−みてい(5/29-23:42)No.15683
 ┣かっこいい〜vvv−時貝崎 刻弥(5/30-18:51)No.15686
 ┃┗どきどきどきどき−みてい(5/30-19:15)No.15688
 ┣もう、雨の多い季節ですね・・・(私の地域だけでしょうか?/汗)−あんでぃ(5/30-20:17)No.15692
 ┃┗いーや、現在進行形で降ってます。−みてい(5/30-21:29)No.15695
 ┣WaterView 「前編」−みてい(5/31-00:20)No.15697
 ┃┣てぇぇぇぇぇらぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!(爆)−時貝崎 刻弥(5/31-17:55)No.15707
 ┃┃┗ひょおおおおおおおおわああああああああああっ!?(驚)−みてい(5/31-18:06)No.15708
 ┃┣ね゛ーーーーーーーーーーん、ねころりよ♪←意味不明−あんでぃ(5/31-22:15)No.15712
 ┃┃┗どんぶりごろごろ、どんぶり5♪−みてい(5/31-23:14)No.15714
 ┃┗印字している私(わたし)♪音読してます私(わたし)♪−ゆえ(6/1-08:43)No.15719
 ┃ ┗間にはさまれクラゲっ♪−みてい(6/1-10:35)No.15720
 ┗WaterView 「中編」−みてい(6/2-17:56)No.15761
  ┣朝食メニューが判明(笑)−桐生あきや(6/2-19:03)No.15763
  ┃┗そのうちに漬物のレパートリーも…(笑)−みてい(6/2-23:29)No.15771
  ┣シャルレさーーーーーーん!!(> <)−あんでぃ(笑)(6/3-00:31)No.15776
  ┃┗「何ですか?」−みてい(6/3-00:46)No.15779
  ┣いやぁぁぁっ!!テラぁぁぁぁっ!!(意味のない絶叫)−通りすがりのテラファンの時貝崎(6/3-01:48)No.15784
  ┃┗「なぁに?」−みてい(6/3-10:16)No.15786
  ┗名産品もって参上。(待て)−ゆえ(6/3-21:09)No.15791
   ┗有難く頂戴致します(さらに待て)−みてい(6/4-02:18)No.15796


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15683OFFSTAGE→LMRみてい 5/29-23:42


新規ツリーは久し振りでございます。というか下の方にこそっと残ってるし。
みていでございます。

またも番外編です。LMRはLegendMasterとMessengerの略です。
この話はこの二つの話の根幹と言いますか、10年以上前の騒動にまで遡ります。
今現在の進行状態で、前編があがりかけなのですが、中編が出るか後編のみになるかわからないというオッソロシイ状態の見切り発車です。

前フリだけというのももったいないので、ちょっと予告みたいなものをつけてみました。

*********************************************************************

「雨は雨です。それ以上もそれ以下もありますか?」


                 「どうしてヤツにまで継承権があるのだ!」


     「待て!!」


                                    「また、帰るよ」


                                          「シケた音出してんじゃねーよ」


――――――WaterView――――――



                     「私が、継承するのが筋というものだ」

********************************************************************
列ずらしてみたけど、うまくいったかな…?どきどきっす。
それでは、またみていにおつきあいくださいませ。

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15686かっこいい〜vvv時貝崎 刻弥 5/30-18:51
記事番号15683へのコメント

みていさんは No.15683「OFFSTAGE→LMR」で書きました。

>新規ツリーは久し振りでございます。というか下の方にこそっと残ってるし。
>みていでございます。
 こんにちは、時貝崎です。
 最近、活動の場を小説2に移しました〜・・・意味あるかなぁ・・・(笑)

>またも番外編です。LMRはLegendMasterとMessengerの略です。
>この話はこの二つの話の根幹と言いますか、10年以上前の騒動にまで遡ります。
>今現在の進行状態で、前編があがりかけなのですが、中編が出るか後編のみになるかわからないというオッソロシイ状態の見切り発車です。
 うみゅ、いろいろ大変でしょうが、がんばってください。
 応援してますよっ!

>前フリだけというのももったいないので、ちょっと予告みたいなものをつけてみました。
 おお〜、拍手!

>*********************************************************************
>
>「雨は雨です。それ以上もそれ以下もありますか?」
 た、たしかに・・・(笑)
 ここ、実は一番気に入りました(笑)

>                 「どうしてヤツにまで継承権があるのだ!」
>
>
>     「待て!!」
>
>
>                                    「また、帰るよ」
>
>
>                                          「シケた音出してんじゃねーよ」
>
>
>――――――WaterView――――――
>
>
>
>                     「私が、継承するのが筋というものだ」
 くぅっ、一体何を継承するのかしら!?(馬鹿)
 うう、内容もとっても気になります〜・・・
 それに、かっこいいし!羨ましいです・・・

>********************************************************************
>列ずらしてみたけど、うまくいったかな…?どきどきっす。
 良い出来ですよ〜♪

>それでは、またみていにおつきあいくださいませ。
 ではでは、また〜。

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15688どきどきどきどきみてい 5/30-19:15
記事番号15686へのコメント

> こんにちは、時貝崎です。
> 最近、活動の場を小説2に移しました〜・・・意味あるかなぁ・・・(笑)
あ、そうなんですか。最近レスつける時間も惜しむ状況だったのでまだ全部目がいってないのですのみていでございます(長い前置き)

> うみゅ、いろいろ大変でしょうが、がんばってください。
> 応援してますよっ!
気分的に余裕が出来たので番外でまた参戦ですっ!

> おお〜、拍手!
どもどもv

>>「雨は雨です。それ以上もそれ以下もありますか?」
> た、たしかに・・・(笑)
> ここ、実は一番気に入りました(笑)
本文中、どこかに登場します。探してみてください☆

>>「私が、継承するのが筋というものだ」
> くぅっ、一体何を継承するのかしら!?(馬鹿)
うふ。これについては前編でわかります。
> うう、内容もとっても気になります〜・・・
………………………………超重量級です。今のところ(汗)
> それに、かっこいいし!羨ましいです・・・
照れまっする。

>>列ずらしてみたけど、うまくいったかな…?どきどきっす。
> 良い出来ですよ〜♪
実は『練習』ページの方がうまくいってる…(涙)

>>それでは、またみていにおつきあいくださいませ。
> ではでは、また〜。
ではではでは、また〜(対抗してる奴)
みていでございました。またしばらくおつきあいくださいませ。多謝。

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15692もう、雨の多い季節ですね・・・(私の地域だけでしょうか?/汗)あんでぃ E-mail 5/30-20:17
記事番号15683へのコメント



こんばんは♪レス魔あんでぃです!!
前のツリーにもレスしたかったのですが、時間の関係で・・・・・ごめんなさい(> <)



さてさて、この番外編は時が十年以上さかのぼると言う事で、リナちゃんは一体何歳だらうか?(笑)などと考えてみたり(笑)
ですから、この話の主役がリナちゃんということは無いだろうなぁ・・・・という風に思ってみたりしてみました。
そして、この話の流れ的にガウリイくんたちが主役を張っているのかしら?などとも思ってみました☆←勝手な予想

しかも、私の予想が当たっていたとしたら・・・・・あう。
また私の嫌いな(こんな事をみていさんに言っちゃ失礼なのですが・・・・・)あいつが出てくるのではないかしら?←過去ですから出てきても不思議は無いのですが
あともう一人、こちらはちらりと通り名だけ聞いた方が出てくるのかな?なんて(爆)
当たっていますか?



列をずらす技術♪かっこいいです(> <)
なにげに私は断念した技術です(笑)

この列をずらすことによって、誰かの中の心に残っていた、その投げられた言葉たちが一気に放出されたような気分になります(なんだか上手く説明できないのですが・・・/汗)
これらの言葉たちが誰の中に残っていた言葉なのか、これらの事がどう話に繋がっていくのか・・・・
あと、雨の中に起きた何かということでしょうか?

猛烈に気になります!!



過去の話ですから、へこんだら未来の話(現在の話?)を読んで膨らみます!←?
いくら悲しい事があっても、それがあったから今の明日があるから良いんです!!
それでは、楽しみに待っていますので!!


短くて申し訳ありません・・・(汗)あんでぃでした☆


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15695いーや、現在進行形で降ってます。みてい 5/30-21:29
記事番号15692へのコメント

>こんばんは♪レス魔あんでぃです!!
>前のツリーにもレスしたかったのですが、時間の関係で・・・・・ごめんなさい(> <)いえいえ、どうもみていは皆様の忙しい時期に投稿しているようなので…。お越しいただき感謝です。
ではあらためましてみていでございます。

>さてさて、この番外編は時が十年以上さかのぼると言う事で、リナちゃんは一体何歳だらうか?(笑)などと考えてみたり(笑)
>ですから、この話の主役がリナちゃんということは無いだろうなぁ・・・・という風に思ってみたりしてみました。
…一桁でしょう。まぁ若いv
>そして、この話の流れ的にガウリイくんたちが主役を張っているのかしら?などとも思ってみました☆←勝手な予想
ランディが主役張ってます。ガウリイも端々に出てきます。
時間軸が前後しますので、わかりにくいかも…(努力します)

>しかも、私の予想が当たっていたとしたら・・・・・あう。
>また私の嫌いな(こんな事をみていさんに言っちゃ失礼なのですが・・・・・)あいつが出てくるのではないかしら?←過去ですから出てきても不思議は無いのですが
出てきます。えぇまぁ昔からこんな奴だったみたいです。
>あともう一人、こちらはちらりと通り名だけ聞いた方が出てくるのかな?なんて(爆)
通り名?…誰だろう?
今回めでたくなく固有名がついてしまった方がいます。その人のことかな…???
>当たっていますか?
どうでしょうv

>列をずらす技術♪かっこいいです(> <)
>なにげに私は断念した技術です(笑)
映画の予告編みたくなるかなと挑戦してみました。
難しっすわぁ…。
>この列をずらすことによって、誰かの中の心に残っていた、その投げられた言葉たちが一気に放出されたような気分になります(なんだか上手く説明できないのですが・・・/汗)
>これらの言葉たちが誰の中に残っていた言葉なのか、これらの事がどう話に繋がっていくのか・・・・
>あと、雨の中に起きた何かということでしょうか?
『雨』はキィワードですね。はい☆
>猛烈に気になります!!
わー実は大風呂敷だったかも…(汗)

>過去の話ですから、へこんだら未来の話(現在の話?)を読んで膨らみます!←?
>いくら悲しい事があっても、それがあったから今の明日があるから良いんです!!
ええ是非未来の話読んでください。今現在では超重量級です。
間違い無くへこみます。(こんな予告していーんだろか)
>それでは、楽しみに待っていますので!!
ありがとうございますっ!
今日前編あがる予定です。

>短くて申し訳ありません・・・(汗)あんでぃでした☆
みていでございました。
これからもおつきあいを。多謝。

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15697WaterView 「前編」みてい 5/31-00:20
記事番号15683へのコメント

雨です。みていです。番外編です。

前中後編の3話完結予定です。
前編がやったら長い上に超重量級です。そのつもりでお読みくださいませ。

ランディ視点で、時間軸が動きます。

イズ、あんたっていい人だわ…。

ではでは、おつきあいください。
*********************************************************************
 
 朝からよく降る。
 もう梅雨に入るか。

 昔から、転機には雨が付き物だった。
 あのときも―――



【WaterView 前編】



「…あ…テラ……」

 この現実はいったい何だ?
 何が起こっている?

「―――――――――――――――ッ!」

 閃光が狼狽する弟を照らす。
 その手には見覚えの無い剣の柄。

「……ランディ…?」

 こちらを認める瞳は二つ。
『現実』が『本質』を苛む。

「僕に、任せろ…」

 どうにか絞り出した声は届いたか。
 雷鳴にかき消されたか。

「! 待て!!」

 狂ったウサギのように踵を返して駆け出す相手に、僕はその名を自分でも驚くほどの声量で叫んだ!

「ガウリイ!!!!」


 我ながら、どう屋敷まで戻ってきたか定かでない。
 髪も服も雨で張り付き、気分が悪いことこの上ない。
「ランディ!」
 僕の姿を認めた誰かがこちらに駆けてくる。
 近付くにつれ、それがキャロメット家の叔父だということがわかった。
 突然掛けられたタオルに、あらためて自分がどんな形(なり)をしているか見回して唖然とした。
 全身に泥が跳ね、愛用の横笛も無残な状態を晒している。
 何気無く触れた頬にざらりとした感触があった。
 おそらく顔も泥だらけだ。
「早く、いくら春口だからといっても風邪をひく!」
 妙に冷えた頭の僕を半ば引きずり込むように叔父は室内へ引き込んだ。
 …家、汚れそう…。
「戻られたか、ランディ」
 慇懃に声をかけられる。
 億劫なので顔は上げなかったが、声でゾル家の嫡男だと知れた。

「テラはどうしたのだ。ガウリイは?『光の剣』を取りに行ったのだろう?」

 その言葉に、僕は目の前がちらつく思いがした。
 事実、ふらついていたのかもしれない。

「先に着替えさせて下さい」

 僕の口を突いたのは、間抜けな、そして今最もしたいことだった。

  ばたん。

 やたらと音が響くな。
 服を脱ごうかと思ったが、どうせ洗わねばならないので泥を落とすのも兼ねてそのまま湯をかぶる。
 どうせ僕が洗うのだ。
 …僕が。
「そうか…」
 一人ごちる。
 湯が顔を伝う。
 ―――ようやく頭が状況に追いついた。
 父が落馬にて世を去り。 
 剣を取りに行った小さい弟はその剣にかかり。
 ガウリイは―――。
 あのときのガウリイの表情が浮かぶ。
 お前ががあんな顔を見せたのは婆様が亡くなったとき以来じゃないだろうか。
 …何だ?
 …何か、ひっかかる。

「今、行きます」

 ダンダンと急かす音。
 時間が無い。
 やらねばならないことが山積している。

「申し訳ありませんが、今夜だけは、家族の死を悼む者でいさせてもらえませんか」

 待ちかねた親族累々の前、僕は押し殺した声で呟く。
 時間をひねり出すための苦肉の策。…薄情にも、そんな感情が微塵も浮かんでこないのだけれど。

「明日の朝、当主の遺言状を提示します。それでは…」

 背後でぼそぼそと話す声が聞こえたが、苦情一切受け付けずに客間から出た。
 あの方々は、これから何を話し合うのだろうか。
 そんなことを思いながら僕は父の引出しを開ける。
 二枚底の中に、白い封筒。
 幸い、封蝋ではない。破らないよう注意しながら紙を開く。
 ―――どうしてヤツにまで継承権があるのだ!
 そう叫んでいたのは誰だったか。
 気無しに窓を見れば、打ちつける雨。
 この天候で、視界の悪さでなお気付く程に輝いた聖木『神聖樹(フラグーン)』。
 こんなこと、話に聞いたことも無い。
*****************
「まだ止まぬか…」
「何か言いましたか、ランディ」
「いや、よく降る雨だと思ってね」
「…洗濯物が乾きません」
****************
 結局、散乱させた本と資料の中で夜明かしをした。
 昨日からの疲労は蓄積しているが、気力だけは充実している。
 ―――収穫は、あった。

  こんこん

 遠慮がちに部屋の戸が叩かれる。
「来てくれないか」
 叔父の声。
 戸を開けると、叔父はひどく困惑した様子だった。
 客間へと続く渡り廊下が長いようにも短いようにも感じられる。
 扉の前で立ち止まり、瞑目する。
 心は落ち着いていた。不気味なほどに。
 
 ―――さあ、ショータイムだ。

「やあ、待っていたよ」

 歓待するのはゾル家の嫡男。
「気を落とすでないぞ」
「大変なことになったな」
 昨日述べられなかった弔辞を聞く。

「これからは我々が盛り立てていくから心配するな」

 訳知り顔の裏に見え隠れする目論見。
 ―――今、やらねばならないことは。

「昨夜は帰られなかったようで、ご苦労様です。昨日の約束どおり、前継承者の遺言状を」
「いや、それには及ばんよ。ランディ」
「と、言いますと?」

 横槍はゾル家の嫡男。最近代替わりしたとかで、名をジャイルと言ったか。
 しばらく村を出ていたとかで最近はあまり面識は無い。

「おれは直接聞いたんだが、何でもガウリイが15の誕生日を迎えるまで『光の剣』継承は見合わせるとか」
「そのとおり、聞いています」
「だから昨日まで待った。今日、本来ならガウリイも交えて継承権の相談をするはずだった。そうだな?」
「間違い無いですね」

「しかし、ここにガウリイはいない。おかしいじゃないか」

 本来ならば、今この場にはガウリイがいて。
 だからその前夜、『光の剣』をテラが取りに行ったのだ。

「いませんね」
「なぜ、いない?」
「いないからに決まってるでしょう。持って回った言い方はお互いやめませんか」

 相手が鼻白むのがわかる。
 平静を装っているものの、目が思い切り『つけ上がるなこの若造』と語っている。
 キャロメットの叔父を除いた三人は発言権をジャイル殿に任せているらしく、動こうとしない。

「テラはどうした。まだ寝ているのか」

 それは、戦略でも何でもなく、ただ思いついたからの発言だったのだろう。
 しかしこっちにとっては予想済みでもされたくなかった質問である。

「…テラは、この世にいない」

 途端に場がどよめき立つ。
 すべての者が目を見張り、疑った。

「昨夜、見届けてきた。すでに埋葬済みです」
「バカな…」
「確かに、ランディの服は泥だらけだったな」
「どこに埋めたんだ!」
「―――墓荒らしでもして確かめるおつもりですか?」

 半分はハッタリだ。
 だが、何故ここまで冷めているんだろうか。

「話を遺言状に戻しましょう。とは言ってもこれに書かれているあらゆる状況と現在が一致しません」

 むさぼるように遺言状が行き来する。
 戻ってくる頃にはしわくちゃだった。
「『光の剣』があれば問題無いじゃないか」
「この場にいる者だけで決めればいい」

「ここには今、『聖刀』しかありません」

 今度こそ、場に沈黙が落ちた。
 ちらっと方便で切り抜けようと思ったが、弟が戻ってきたときのために事実を明かすことにする。

「ガウリイが村を出るときに持っていってしまいましたから」

 この内容は、こっちの切り札でもある。
 効果は絶大だが、時を誤れば自滅を招く。

「…おのれ、小童(=ガキ)のくせに…」

「何か言うのでしたら、周りに聞こえるような大きな声でどうぞ、ジャイル殿?」

 あんまりにも腹が立つと慇懃無礼になるらしい。
 それが相手の怒りを誘うことは知っているのだが、やめる気はさらさら無いので問題無い。

「だいたいおこがましいのだ!継承権を持つこと自体身の程知らずというものだ!!」

 ―――成程、あの諫言はあなたでしたか。
 風が動く。
 勢力図を示すならば、こちらは明らかに不利。
 負けるわけにはいかない。
 だが、引き分ければ、『勝ち』だ。

「言い分はとてもよくわかりました」

「何…?」

「現状と遺言状で示された内容が食い違っている以上、これは無効となります。
 となれば過去の前例に則っての合議制。一度決まってしまえば当代がこの世を去るまで交代は無い。
 そのときに条件に合う者が無ければ、『光の剣』は『聖刀』を受け継いだ者預かりとなる。
 ここまでは今更確認するまでもありませんね?」

 ―――条件とは、『光の剣』を扱うに相応しいだけの手練であること。該当者無き世代の有事には、『聖刀』継承者がそのときに限り他者の使用を認める。

「ジャイル殿が何を捕まえてガウリイの継承権をおこがましいと言われるかわざわざ問いません、が。
 残る『聖刀』を代々引き継いできたのは村で最も直系に近しき者。
 ―――つまり、ガウリイとテラのいない以上『私』が継承するのが筋というものだ。
 異論は、ありませんね?」

 言うと同時に父の遺言状を目の前で破り捨てた。

*******************
「――ディ、ランディ」
「…おや、何か?」
「おや何かじゃありません。
 その心を飛ばしてしまうクセ、何とかなりません?」
「無くて七癖と言うからな」
「治す気、無いんですのね」
 呆れ顔のシャルレに笑って応えて再び外を見る。
「まだ止んでないのか」
「それよりもすでに日が落ちていることに驚いたらどうですか」
 ………言われてみれば、暗い。
 窓を叩く音で今も雨が降っていることは知れるもののその姿は見えない。
 どうやらまだ思考の残滓が残っているらしい。
 こめかみを軽く小突くが、響く雨音に再び意識が引き戻されそうになる。
 かちゃ。
 今ではすっかり馴染んだ香り。
 肘を乗せていた出窓に紅茶が置かれた。
「いくらこの季節とは言え、ずっと窓際に居ては冷えます」
「ありがとう」
 心遣いが嬉しく思う。
 シャルレは髪留めを外すと椅子を運んできて私の正面に横を向いて座った。
 自分で思った以上に凍えていたようで、一口ごとに紅茶の温かさが文字通り染み渡った。
 我知らず、息を吐く。
 静かな刻が流れる。
 
 雨はまだ、止まない。
**************************
「ラーンディーく〜ん、あ〜そ〜ぼ☆」
「何なんだそれは」
「ンだよつきあい悪りぃなぁ。そういうときは『い〜い〜よ♪』とか言うもんだぜ」
「………後で」
「つまんないな〜♪」

 遣いに出ていたとかで村を離れていたイズが屋敷にやってきたのはそれから三日後だった。
 ―――何がどうなってんだ!どうしてガウリイがいないっ!?
 ―――『清流』は枯れたよ。
 ―――おまぁが言うとシャレに聞こえんぜ?
 ―――…離せ。
 ―――マジ、なのか…。

「ずっと家ン中いるときのこが生えるぜ〜。たまにはおれにつきあえって。今プラムリードにバザール出てんだって」

 その翌日。
 イズは何故か台所の椅子に陣取って駄々をこねていたりする。

「なー、行こ〜ぜー」

 この状況で村を離れることに逡巡を覚える。
 プラムリードはここから少し離れた街だ。行って帰ってくるのに丸一日かかる。
 今から出発したとして、戻ってくるのは明日の夕方か。

「ほれっ」

「盛況だな」
「っしょ?連れてきちゃろと思ってたんだって」
 …来てしまった。
 ジャイル殿は騎士団へと戻ったため不安は無いが、念のために出がけに牽制球を放ってきた。
 ―――きっとこれが、出収めになる。
「せっかくだから何か買ってこうぜ。おれっちが値切ってやる」
「そう、だな」
 応えてはみるが、いざとなると思いつかない。
 無意識に腰に手を当てて、それまであったものが無いことを思い出した。
 ここに下げていた横笛は、使い物にならなくなっていた。
「笛が、欲しい、な」
「おっしゃ!そうと決まれば善は急げってなもんだ。
 探すぜ、笛!!」
 背伸びをしたりきょろきょろしたりとイズは普段以上にせわしなくハイテンションだ。
 …ややあって、私を気遣ってのことだとようやく思い至る。

「見つけたぜ、笛!」
 早っ。
「こっちこっち!」
 そんなに大げさに手招きしなくても見えると言うに。…恥ずかしい。

「どれにするね?」

 イズが待っていたのは本通りから一本外れた脇道。
 籠に無造作に差し込まれた笛やら杖やら傘やらの間におばあさんが座っている。
 大小さまざまだが、棒状のもののみを扱う店らしい。
「笛を探しています」
「ホウホウ。笛。じゃったら、この店のどこかに」
「どっかにって、どっかにだなぁ…」
 一つの籠に分類されているのではなく、長さでまとめられているために、傘と笛が同居しているものもある。
 …探すか。

  ね゛〜〜〜〜〜〜〜〜っ

「…おい、買うのか?」
「買わないか?」
「遠慮しときやす」
 私は吹き込み口に被せていた手を離し、念の為に拭いてから元に戻す。
 この後も吹くと何故か蛇が踊りだす笛や背中に痒さを覚えるような奇妙の極みな音のする笛と、言うなれば『レア物』があったが。
 …………普通のでいいんだ。普通ので。
「まともなのねーのかよばっちゃん」
「これ以上絞っても『ババア汁』一滴も出やせんわい」
「ばばあぢる…」
 一番大物の入った籠をぐるぐるその場で回転させながらぼやくイズの手元に、薄汚れてはいるが白い笛が見え隠れしているのがわかった。
 と同時に手を伸ばして引き抜く。
「でいっ!?
 ランディよぉ、いきなり手出したら驚くっしょ?…ってもぉ聞いてねーし」
 布を握って汚れを拭う。
 アンバランスで一般的な型よりも大きい。だが白磁に金細工の細工物。
 試しに口を付けずに息を吹き込む。
「………………v」
 埃だらけだが手入れしなおせば十分使用可能と判断して立ち上がる。
「いくらですか?」
「おありがとうござ〜い」
「たまにはこのイズがプレゼントしちゃおうっ!
 ばっちゃん、こんなはじっこの店で汚れてて保存環境悪くってそれでも気に入って買ってくれようとする人がいるんだぞ。
 そのへんよーく考えて、いくら?」
「へんぴな場所でばっちくて店が汚くてそれでも買ってく物好きに…」
 ―――金額は、定価だった。さすが年の功。
 もっと修行の必要ありだな、イズ。

「おれさ、しばらく村空けるぜ」

 夕食が済み一息ついた頃、突然聞かされた。
「そうか」
 努めて冷静でいたつもりだったが、横笛の掃除をしていた手が止まってしまう。
 きみも、村を去るか。
「昨日、親父と相談した。
 親父は昨日のうちにもう発った。おれも発つ。明日でしばらくお別れってやつだな」
 手を再び作業に戻す。
 …私は、動けない。

「おーいランディさんよ。変な誤解すんなよな。
 いっか?
 おまぁは、動かない。だからおれが『動く』。
 ただ待ってるなんてかっちょ悪いじゃんよ?」

 ―――何かが、胸に落ちた気がした。
 私の顔を見ていたイズが笑う。
 つられて私も笑った。

「餞別代りに一曲v」

「そうだな…」

 選んだのは夜想曲。
 曲として初めて奏でた音が揺れるのを巧妙に誤魔化したつもりだったのだが。

「シケた音出してんじゃねーよ」

 厳しい評価を頂戴した。
 伊達に長年のつきあいじゃないというところか。
 やりにくいが、悪くない。
 
                                  /続/
*********************************************************************
超のつく重量級でございました。へこまれたら未来の話(LMやMR)を思い出されてください。たぶん多少は復帰できます。

流れ上、オリキャラだらけなんですけども。
奴の苗字が出てきてしまいました。あったのね、苗字。
キャロメット父が登場しております。話には出てきませんがガブリエフ父と親交が特にあったため、また子供どうしのつきあいもありますので、ランディは親愛を込めて「叔父」と呼んでいます。

まだ若いランディ、今(LMR)とは少し雰囲気違います。…わからない?がーん(涙)
イズ、地雷踏んでないぞ(強いて言えばばさまとの交渉)
今回はイズに救われてます。彼が出てくる少し前で切ろうかと思ったのですが、あんまりにあんまりだったので。
でも、中編でまたどぞっと重くなります。すまんランディ。
中編ではシャルレも参戦、前編ラストよりは浮上するのではないか、と(希望)

あまりの展開にやっぱり出しちゃった小ネタ。
1.ランディの座っていた窓際。実はMRにも登場してます。
2.『山口さんちのツ○ムくん』
3.毛笛

ではでは、見捨てられないことを本当に祈りつつ…
みていでございました。多謝v


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15707てぇぇぇぇぇらぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!(爆)時貝崎 刻弥 5/31-17:55
記事番号15697へのコメント


 こんにちは、時貝崎です。
 最近、文章を書いているとことごとくフリーズして困るわ・・・(遠い目)
 そういうわけで、やってきましたね!前編!!
 さっそく感想行きます!!

 ああ、相変わらずの文章・・・感動物です。
 みていさん崇拝委員会自称会長として、うれしいことです(えええ?)
 あと、横笛の秘密!こーやって入手したのね、とか・・・。
 様々な秘密が分かりました!ホント、ためになりますよ〜。
 それと・・・・・・テラ!!
 どーした!?どーなった!?(死んだんでしょ)をひ!!気になるです!!
 真相とか、「雨です〜」などの台詞、楽しみにしてますね!!(笑)
 ではでは!!応援してますよ!!

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15708ひょおおおおおおおおわああああああああああっ!?(驚)みてい 5/31-18:06
記事番号15707へのコメント

> こんにちは、時貝崎です。
> 最近、文章を書いているとことごとくフリーズして困るわ・・・(遠い目)
> そういうわけで、やってきましたね!前編!!
> さっそく感想行きます!!
みていでございますっ!スーパーおんらいん状態ですね(苦笑)

> ああ、相変わらずの文章・・・感動物です。
> みていさん崇拝委員会自称会長として、うれしいことです(えええ?)
崇拝…祟られても当方は一切関知しませんぞ?(笑)
> あと、横笛の秘密!こーやって入手したのね、とか・・・。
> 様々な秘密が分かりました!ホント、ためになりますよ〜。
横笛は、ちょっとお疲れモードのランディへの餞別ですv
……でも値切ってる(失敗したけど)
> それと・・・・・・テラ!!
> どーした!?どーなった!?(死んだんでしょ)をひ!!気になるです!!
> 真相とか、「雨です〜」などの台詞、楽しみにしてますね!!(笑)
テラは、科白少ないのにこの番外編でけっこうハバきかします。
夢枕に現れてえぐえぐ泣かれそうな展開になってしまいました。すまんテラ。

> ではでは!!応援してますよ!!
ありがとうございましたっ!続きこれから書きます。

ではでは、みていでございました。多謝。

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15712ね゛ーーーーーーーーーーん、ねころりよ♪←意味不明あんでぃ E-mail 5/31-22:15
記事番号15697へのコメント



こんばんは♪雨です(T T)びしょびしょでした(泣)
悲しいなぁ、のレス魔あんでぃです。


イズさん♪に私は今まさに感動しています!!
だってすごくいい人なんですもん♪さりげなく励まそうとがんばっているところが涙を誘います・・・(T T)
笛をプレゼント(?)したのはイズさんだったんですね♪

なにげに未来(?)でちゃんと肌身離さず持っているランディさんを思い出して人知れず笑みが漏れてみたり・・・・(^ ^)



テラ君の身に一体何があったのでしょうか?

なんだか話を読んでいる限りでは、ガウリイ君とテラ君はちゃんと・・・・・のような気がするのですが、ランディさんとこの2人は・・・・・・のような気がするのです。
でも、とっても仲良しな雰囲気がします♪それがせめてもの救いでしょうか?

しかし、↑の予想が当たっているのならガブリエフ家(?)はとってもすごい家系ですね(汗)本家と派閥みたいな・・・・



超ド級でへこみそうになりましたが、イズさんのおかげでどうにか上昇♪
これからもくじけずに読み続けるぞ!!と、期待と決心を新たにしましたので♪
みていさんの続きを楽しみにしています♪

それでは、あんでぃでした☆


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15714どんぶりごろごろ、どんぶり5♪みてい 5/31-23:14
記事番号15712へのコメント

>こんばんは♪雨です(T T)びしょびしょでした(泣)
>悲しいなぁ、のレス魔あんでぃです。
今日は辛うじて晴れでした。みていでございます。

>イズさん♪に私は今まさに感動しています!!
>だってすごくいい人なんですもん♪さりげなく励まそうとがんばっているところが涙を誘います・・・(T T)
>笛をプレゼント(?)したのはイズさんだったんですね♪
不器用ながらにランディを影に日向に支えようとするキャロメット兄妹にほんとーに感謝(話の流れ上マジで)
いかんせん、突然あの一族の長に立たねばならなくなったランディ、いかに彼とて独りだったらさすがに今の彼は無かっただろうと。
>なにげに未来(?)でちゃんと肌身離さず持っているランディさんを思い出して人知れず笑みが漏れてみたり・・・・(^ ^)
ふっふっふ(意味ありげな笑い)

>テラ君の身に一体何があったのでしょうか?
んーと〜まぁ、この問いに関しては出ちゃってるよなものですが、中編の核にもなってるので今は保留にさせてください。
…あまりに気になられましたらLegendMasterの『鎮魂歌』あたりを読まれるとよいかも。
>なんだか話を読んでいる限りでは、ガウリイ君とテラ君はちゃんと・・・・・のような気がするのですが、ランディさんとこの2人は・・・・・・のような気がするのです。
>でも、とっても仲良しな雰囲気がします♪それがせめてもの救いでしょうか?
えーーーーっとぉ、勘の鋭すぎのあんでぃさん、何を想像されましたか…(びくびく)
三人はとっても仲良しですよ。ハイvv
仲良し故に…
>しかし、↑の予想が当たっているのならガブリエフ家(?)はとってもすごい家系ですね(汗)本家と派閥みたいな・・・・
カブリエフ家と言いますか、『親族』の派閥はあります。
そらーもぉ、アノ人がいますから。

>超ド級でへこみそうになりましたが、イズさんのおかげでどうにか上昇♪
>これからもくじけずに読み続けるぞ!!と、期待と決心を新たにしましたので♪
>みていさんの続きを楽しみにしています♪
すいません、中編の途中まではまたへこむかと思います。
後半は、浮上です。ええ、浮上してもらいます。

>それでは、あんでぃでした☆
ありがとうございました。
ではでは、みていでございました。多謝。

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15719印字している私(わたし)♪音読してます私(わたし)♪ゆえ E-mail URL6/1-08:43
記事番号15697へのコメント

おもわず、こねたヒット曲に対抗してみたりなんかいて(苦笑)
大体元歌がわかりにくいっちゅーねん。(串にささったやつのうた)
・・・・・・・・召還歌にしとく方がよかったかしら(待て)

相変わらず前振りが長い、おはようございます。ゆえです♪

楽しみにしておりました『梅雨シリーズ』(←勝手にシリーズ化すな。でも桐生さんも雨ネタだしと言うことで)
ランディさん視点という、今までとは違った感じなので新鮮に感じるのですが。
うぉん・・・・・・重いですねぇ(苦笑)
過去の話と言うことで、覚悟はしていたのですが、ランディさんの置かれている状況に、ただただ泣けるばかりでございます。
その中で、やはりイズくんの存在は救いですよ〜〜。本当にいい人です、彼♪
あくやくーず(名前を言いたくないくらい嫌らしい)も再びのご登場です。
その後の結末は知っているとはいえ、やはりこの悪役ズは一発殴りたくなくなりますね(苦笑)

ランディさんには、雨の風景が似合うなと思ってます。ガウリイとは違って、趣のある落ち着いた感じからですかね。あと霧とかも(笑)

続き、楽しみにしてます♪

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15720間にはさまれクラゲっ♪みてい 6/1-10:35
記事番号15719へのコメント

>おもわず、こねたヒット曲に対抗してみたりなんかいて(苦笑)
>大体元歌がわかりにくいっちゅーねん。(串にささったやつのうた)
>・・・・・・・・召還歌にしとく方がよかったかしら(待て)
にょんにょんにょにょんがにょんばばば♪

>相変わらず前振りが長い、おはようございます。ゆえです♪
おはようございます。最後までレスつけたところでフリーズされちったみていでございます。

>楽しみにしておりました『梅雨シリーズ』(←勝手にシリーズ化すな。でも桐生さんも雨ネタだしと言うことで)
初めて乗りましたの時期ネタです。(バレンタイン蹴倒したヤツ)

>ランディさん視点という、今までとは違った感じなので新鮮に感じるのですが。
>うぉん・・・・・・重いですねぇ(苦笑)
はぁい、超重量級です。
>過去の話と言うことで、覚悟はしていたのですが、ランディさんの置かれている状況に、ただただ泣けるばかりでございます。
いつかはと覚悟はしてたでしょうが、まだ先のことと思っていたのにいきなり渦中に飛び込まざるを得なくなった彼。
あまりありがたくない裏設定ができては闇に葬ってます。
余談ですが、この話考えてるとちらっとアメリア嬢が出てくるんですね。…あ、彼女の叔父もランディだった気が(汗)
>その中で、やはりイズくんの存在は救いですよ〜〜。本当にいい人です、彼♪
>あくやくーず(名前を言いたくないくらい嫌らしい)も再びのご登場です。
いい人すぎて使いッパv(爆)
>その後の結末は知っているとはいえ、やはりこの悪役ズは一発殴りたくなくなりますね(苦笑)
この時期からランディににらまれている人が中編で登場します。
一発殴るどころじゃないメに遭ってますが( ̄ー ̄)
>ランディさんには、雨の風景が似合うなと思ってます。ガウリイとは違って、趣のある落ち着いた感じからですかね。あと霧とかも(笑)
桜散る頃の花時雨なぞいかがでしょうv

>続き、楽しみにしてます♪
ありがとうございました♪
中編からはシャルレも参戦、ランディが動きます。(その前にへこみますが)

ではでは、みていでございました。多謝。

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15761WaterView 「中編」みてい 6/2-17:56
記事番号15683へのコメント
どうもこんにちは。みていでございます。
6月ですね。またみていの住む地域は梅雨入りしていないようですけども。だらだら降られるのも嫌ですが、どばーっと一時に降られるのもカンベンしたいなぁ。

中編です。
前半は前編に輪ぁかけて重いです。重い話は時間かかります。
その代わりと言っては何ですが、後半は浮上してます。

では、おつきあいください。
時間軸と時期が場面により違っています。
**********************************************************************
 ―――考えたくない意味を持つ言葉が甦る。
「テラ、お前は…」


【WaterView 中編】

 
「ランディ、何を考えているんですか?」
「…昔の、十年も前のことだ」
********************
 プラムリードでイズと別れた数日後。
 買い出しから戻る途中の私は、もう屋敷が見えるというところで声をかけられた。

「何でしょうか」
「まあ、悪い話じゃない。立ち話も何だから、どうかね。家へ来ないか」

 内で警鐘が鳴る。
 このまま素直に応じるのは危険だと感じた。
「ここでは話せないような内容ですか」
「こっちは別に構わんのだが…?」
 狐のような目を細めてこちらを窺う。
 あまり、歓迎したい話ではないようだ。
「歩きながら話しましょう。申し訳ありませんが手短に。疲れているんです」
「よかろう」

 再び屋敷へと歩き出す。
 天まで届けとばかりの尖塔を家の一角に持つこのクァール家の主は私の後を付かず離れず歩いてくる。

「ほう、笛を新調されたか」
「それが本筋と関係あるのですか?」
「そう…あると言えばあるな」
「疲れていると言ったはずです。用件をどうぞ」

 いらついたように言い捨ててみると、クァール殿は「おやおや」というように肩を竦めて見せた。
 ……ような、ではなく本当にいらつきそうだ。

「テラ君は、気の毒なことをしましたな」
「ええ…」
「上二人の兄と歳が離れておるからな。寂しい思いもしたろうて」

 じゃり、と踏みつけた小石が音を立てる。
 ―――意図的に、地面にねじ込んだ。
「それで、用件とは」
「そう急くことはなかろう」
「……………」
 血の繋がりのある人間に対しここまで心を鎧わなければならないことに苦いものを感じる。

「なぁランディ。あの晩、『光の剣』を取りに行ったのはテラ君だそうじゃないか」
「!」

 歩調が乱れそうになるのを辛うじて堪える。
 落ち着け、動揺するなと自分に言い聞かせて。

「可哀想に、兄に認めてもらおうとしていたのに」

 ―――じゃあ、ぼくが行ってくる。

「まさかあんな仕打ちを受けてしまうなんてな」

 ―――ラン兄ちゃん。ぼくは、

「おや、本当にお疲れのようですな。顔色が悪いですぞ」
「……何が、させたい…?」


 色良い返事を待っておりますぞ、若き継承者殿。
 そう言い残してクァール家の主は去っていった。
 私は後ろ手に扉を閉め、台所で荷物を下ろす。

  とさっ

 一人が食べる量など知れている。
 なのにその音がやけに大きく響いた。
 それ以上、他の音は聞こえない。
 見渡す。
 歩く。
「この家、独りで住むには広すぎると思わないか?」
 呟きは声にならずに消えた。
******************
「一人で食べても美味しくありませんから」
 謝罪した私にシャルレはそう返してきた。
 普段は彼女に声をかけられた時点でまた没頭してしまうことは無いのだが、今日はずっと引き摺られている。
 そういうときシャルレは、私につきあってか食事を見合わせる。
 …一食に限り。
 ―――空腹で何を考えても妙案なんか浮かびません。食べたらまた好きなだけ考え込んで下さい。
 そう言うのだ。人をくすぐって考え事どころではなくなった頃に。
「食欲ありませんか?」
「いや…」
 箸の止まった私に彼女が問う。
 少し考えて、やっと得心が行く。
「シャルレ」
「何ですか」
「きみがいてくれて、よかった」
********************
  とんとん。
 …煩い。
  とんとんとんっ
 煩い。
  どんどんっ!
 煩いッ!

「ランディ、居ないんですかっ?」

 ……女性の声?
 私は上体を起こした。
 知らぬうちに眠っていたらしい。
「蹴破りますよ!?」
「…それは、困る」
 我ながらシュールな突っ込みをした。
 明かりを手に玄関までやってきて、扉に手を掛けたところで声をかける。

「どちら様ですか」
「シャルレです」
「…イズの妹の?」
「はい」

 扉を開く。
 雨の臭いをまとった女性が中に滑り込んできた。
「お久し振りです」
「ああ…元気そうで。一年振りだったかな」
 シャルレは深々と頭を下げると肩に乗った雫を払った。
 …また降っているのか。
「ランディ?」
「あっ…っと申し訳無い、立たせたままだったな。
 タオルを持ってこよう。そちらで待っていてくれないか」
 見れば肩だけでなく、髪もスカートも雨になっていた。
 持っている荷物が少ない。傘はどうしたのだ?一度家に戻ったにしては濡れすぎではないか?
 疑問符をいくつも抱きつつもそれは口にせずタオルを渡す。
 この時期の霖雨とは言っても、そのままでは冷えてしまう。
 何か温かいものでも淹れようと戸棚に目を遣り。
 伏せられた四つのコップに焦点が合った。
 父の黒いカップ。
 私の茶のカップ。
 ガウリイの青いカップ。
 そして、テラの緑のカップ。

 ―――ボクハ、イラナイ子ジャナイヨネ!

「当然だ…!」
 知らず、声が漏れた。
 ―――かつて一度だけ。
 一度だけテラが私に向かい言った言葉。
 あのときは何故そんなことを言い出したのかわからなかった。
 …今ならわかる。
 テラは、あの幼い身で一族に渦巻く闇を感じていたのだ。
「テラ、お前は…」

  かたんっ

「誰だ!」
「ご、ごめんなさい。驚かすつもりでは…」

 声をあげてから後悔した。
 誰何の声に身を竦ませたシャルレがこちらの様子を窺っている。

「…すまない。少し気が立っていた」
「ランディ…」

 自己嫌悪の嵐だ。
 握っていたタオルをそこの椅子の背に掛け、シャルレが歩み寄ってくる。
 その歩は、互いの手が届くか届かないかと位置で止められた。
 彼女の性格上、辛辣な言葉かもしかすると平手の一つも飛んでくると内心身構えたのだが。
 …なかなかどちらも飛んでこない。
 何かを言いかけては、口をつぐんでいる。
「シャルレ?」
 私の方がたまらなくなってその名を呼んだ。
 
「雨は雨です。それ以上もそれ以下もありますか?」
「どういう…?」
「必ず止みます。ですから、」

「ですから、そんな顔しないでください…!」

「―――――。」

 言葉が出なかった。
 俯いたシャルレの肩が震えていた。
 記憶を遡っても彼女が泣いたをの見た覚えは無い。
 泣く代わりに、怒っていた。
 所在の無い手が彼女の傍をうろつく。

「…ああもう、どうして代わりに泣かなくちゃいけないんですか」

 くす。
 代わりに泣いていると言うシャルレに、不謹慎だが笑いが零れた。
 …私の、代わりに。
 くつくつと喉の奥が震える。
 口を覆った手の上を、熱が一筋通って、落ちた。


 戸一枚を挿んでシャルレが要領良く経緯を話してくれる。
「それでは連絡を受けてすぐに?」
「はい。店の皆さんも許してくれました。先輩のルナさんが後押ししてくれまして」
 聞くと、キャロメットの叔父からの連絡を受けてすぐにシャルレはゼフィーリアを発ったそうだ。
 女性の一人歩きはと、村の手前までルナさんが『翔風界(レイ・ウィング)』で運んでくれ、荷物は後日送るからと、まずはシャルレが少しの着替えだけ持って戻ってきたということだ。
「よかったのですか?わたしが着てしまって」
「ああ。この家に女性物はそれしか無いし、箪笥の肥やしになってしまうよりずっといいだろう」
 部屋を出てきたシャルレが着ているのは、かつて私の母が着ていたものだ。
 ゼフィーリアが晴れていたため傘を忘れ、仕方無くこの屋敷まで走ってきたのだが、彼女同様に着替えも濡れてしまった。
 乾くまでの応急処置である。

「……あと一年は働く予定だったのだろう?そうイズから聞いていたが」
「予定は予定です。それよりもおなか空いていませんか?」
「?」
「疲れた顔してます。空腹で何考えても埒明かないと昔言ったのはランディですよ?」

 …いくら昔馴染みで勝手知ったるとは言え一人で台所にいさせることに抵抗があり、私は邪魔にならないように座っていることにした。
 アルバイトのお陰だろうか。随分と手際がいい。
 ……服のせいだろう。
 刹那、懐かしい記憶が流れて、抜けた。

「ようやく取れましたわね」
「何が?」

 初めて食べる味のスープ(大豆を発酵させた固形調味料を溶いて味付けをするらしい)を啜りながら笑むシャルレに訊き返した。

「眉間の皺です」

*********************
 十年前のあのときと、今の雰囲気が似ていたのだ。
 だから、引き摺られた。
 …昨夜、『神聖樹(フラグーン)』が再び輝くのを見てしまったから。
 世界が震えた。そうとしか表現出来ない瞬間に。
 おそらくそう遠くない未来に、村が『動く』。

 決着を着けねばならないな。互いに…。

 ―――空になった器をシャルレが片付けた。
*******************
 未だに絵画油の臭い残る部屋に私はいた。
 父は私に修行をつける傍ら、時折絵を描いた。風景画を好んだが、稀に肖像画も。
 部屋の中央に据えられた、あと僅かで完成だっただろう絵は――今は亡き母の姿。
 無造作に置かれた太筆のうち、一本を選んで取り上げる。
 続く雨でまだ乾ききってなかった紅が手についたが、構わず握りこんで捻じる。
 ぎじっときしむ音とともに筆はばらばらに解体する。
 落ちた残骸の一つを私は拾い上げ、透かす。
 ―――初めて見る『聖刀』はその刃区(はまち)から切っ先に光を流し、玻瑠の様を見せた。
 一旦『聖刀』をカンバスに置き、今度は腰の横笛を持ち、捻る。
 こきんと軽い音。
 もともと仕込み刀の用途で作られ細工されていた横笛はあっさりと二つに分離する。
 知って選んだ訳ではなかったが、プラムリードの宿で気付いたときにはなかなか皮肉が利いていると思ったものだ。
 ―――仕込み刀を『聖刀』とすげ替え、所在の無くなった刃を親指と掌で挟む。
 手を振り抜く。
 銀の軌跡を描いた刃は床に突き刺さる。

「シャルレ」

 部屋を出て、渡り廊下で控えていたシャルレを呼ぶ。
 髪留めで長い髪をまとめた彼女と視線がかち合う。


「良い返事をもらえるのかな?若き継承者殿」
 招いたのはこちらだが、勧める前にソファに腰掛けると彼はそう言い放った。
「今日シャルレが来たのはそういうことだろう?」
「一晩、考えました。その上で出した結論です。覆すつもりはありません」
「ほう。若いのに世の中をよくわかっておるわ」
 満足げに相手は背もたれに身体を預けた。
「残念ながら、手に負えるものではないでしょう」

「ならば、クァールが正統な『光の剣』の継承者となり、ガウリイはそれを盗んだ泥棒ということで決まったな」

 私は立ち上がる。
 相手も立ち上がり、握手を求めた。
 私は、笑う。

「何を勘違いされているのです。手に負えないのはあなたの方です。『叔父上』」

 差し出された相手の手首を取り、手を返す。
 次の瞬間、私は彼の背後にいた。

「は、離せ!ワシを愚弄する気か!?」
「脅しをかけてくる方が余程卑劣な行いではありませんか」
 背で捻り上げた腕は動くと更なる痛みを呼び起こす。
「表面だけを見て判断すると痛い目に遭いますよ。若輩者の私が言うのも何ですが」

 手を離す。
 相手はつんのめるように離れると私を睨んだ。

「いい度胸じゃな。年長者の言うことは素直に聞くのが利口だと言うに」
「この件は互いに封印しませんか。蒸し返しても面白くないでしょう」
「世間が何と言うかな」
「陳腐な」

「小僧ッ!」

 いくらそれなりの手練だとしても、頭に血が昇っていては動きに乱れが出る。
 私でも見切れる程に。
 寸前で避け、勢いの止まらぬ背に手で力を与える。
 たたらを踏みながらも振り返ろうとする彼の真正面を三本の筋が疾る。

「な…っ」

 顔をこちらに向けたまま瞳が動く。
 壁に突き刺さる串と、それを投げたシャルレを認めて彼の目が見開かれた。

「ここは私の『城』です。踏み込んだ時点で自分から不利になっていたことに気がつきませんでしたか…?」
「…か、覚悟しておけ!」
「私に二度も背を獲られたのに?」

 蒼褪めた顔が再び真っ赤になる。
 私が一歩進むと、クァール家の主は一歩下がる。

「継承の件については、決定どおりとしましょう。
 私に何も無い限り、ガウリイが戻ってきたら『光の剣』の継承者を決定する。それまでは空席です」
「………その言葉に、嘘偽りは無いな?」
「言ったはずです」

 手が腰に伸びる。
 目の前が突然暗くなった。

「――――――――――」

 背中に温度を感じる。
 先程とは逆に背を合わせたからだ。
 もう一つの背中が強張るのがわかる。

「これで、三度目」

 彼の性格を考えればこういう場合にどんな呪文がくるか容易に想像出来る。
 人為的にわだかまる闇を作り視界を塞ぐ、『黒霧炎(ダークミスト)』はぴったりだ。

「もう、止めましょう」

 逆手に持った横笛を動かす。

「あんなことがあったばかりです。これ以上の死は見たくない」

 てこの要領で頭を意志とは関係無く上に向けられくぐもった声があがった。
 意味の通る言葉になっていないが、何が言いたいかはわかった。

「今、背を合わせています。見えません」

 横笛が揺れる。
 生唾を飲み込んだか。
 目で合図をするとシャルレが客間の戸を開けた。

「疑うかも知れませんが、私の本心です。
 しかし、今度このようなことあったときは―――容赦しません」

 がくがくと全身で頷かれる。
 私は横笛を腰に納めると彼から離れた。

「わざわざご足労様でした。お帰りください」

 ―――いつの間にか雨は、止んでいた。
*********************

 刻は巡る。

 年に数度村へ戻ってくるイズは、変な土産物とともに得た情報を伝えてくれる。
 五年程前、ガウリイが生きていたことがわかった。
 信じていたが、嬉しかった。
 一年前、ガイリアで見かけたと言っていた。

 ―――強制はしない。その気になったら帰ってこい。
 ―――村が、帰ってくるに値すると考えたのなら。

 シャルレはあの日からずっとこの屋敷にいてくれる。
 朝食に定番メニューが生まれた。
 作ってほしいと言った覚えは無いのだが、あの日からずっと出続けている。

 刻が来る。

 ひどく慌てた様子で帰ってきたイズはプラムリードに聖王都の使者隊が来ていると言った。
 ……何を、望んでくる?

 再び、村が『動く』。

                                  /続/
*********************************************************************
ほほほほほほっほほほほほほほほっ(壊)

…中編でございました。浮上、しましたよね…??

解説要りますね、けっこう。
○場面について。
今回は大基になっている『十年以上前』と、前編にも紛れていた時間軸(原作の15巻あたり)と、LegendMasterの直前です。
どちらも雨が降っていますが、『十年以上前』は春の長雨、もう一つは梅雨です。
勝手に梅雨にしてしまいました。季節が指定でなかった気がしたので…(自信無し)
○言葉について
『刃区』:刃でも柄に近い端。切っ先と反対側。
『玻瑠』:水晶、ガラスのこと。
『霖雨』:長雨のこと。今回は春で使いました。
○悪役2号
この話でめでたくなく固有名詞が付いてしまった人。むかつかれた方、LMの『逆夢語り』またはMRの『失策』をお読みくださるとちこっとは気が晴れるかと。

今回の小ネタ:味噌汁。

ではでは、みていでございました。
おつきあいが続くことを祈りつつ。多謝。

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15763朝食メニューが判明(笑)桐生あきや 6/2-19:03
記事番号15761へのコメント


 ども、前編レスしそこなった女、桐生です。

 これで聖刀と横笛の謎が解けました。前編読んだときから不思議だったんです(笑)。お父様は絵筆だったんですね、風雅な親子ですねぇ。
 やはりランディ氏はかっこいいです(><)。この時はまだ氏という年じゃないですね(笑)。まだ丸くなりきれてない感じがして、それもまた良しっ(爆)。丸いという表現もおかしいですね……複雑、でもない。円熟……? なんか違う。
 ………すいません、言いたいことさっぱりですね(滝汗)

 いえ、今回の桐生のツボはシャルレさんです(笑)
 ランディ氏に負けず劣らず淡々とした方だなあと思っていたので、今回はちょっと意外な一面を見させていただきました。ますます魅力的です(><)

 なにやら支離滅裂な感想ですが(汗)。後編、楽しみにしております。
 ではでは。桐生でした。

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15771そのうちに漬物のレパートリーも…(笑)みてい 6/2-23:29
記事番号15763へのコメント

> ども、前編レスしそこなった女、桐生です。
あっ、もちょっと待っていれば前編にもレスがいただけたのかも(泣)
今日の晩ゴハンはタマネギの味噌汁でした、みていです。

> これで聖刀と横笛の謎が解けました。前編読んだときから不思議だったんです(笑)。お父様は絵筆だったんですね、風雅な親子ですねぇ。
ガウリイには芸術家っぽいのがまったく感じられませんっ(爆)
…風雅って言葉、いいですねぇ…。

> やはりランディ氏はかっこいいです(><)。この時はまだ氏という年じゃないですね(笑)。まだ丸くなりきれてない感じがして、それもまた良しっ(爆)。丸いという表現もおかしいですね……複雑、でもない。円熟……? なんか違う。
> ………すいません、言いたいことさっぱりですね(滝汗)
その頃はまだ17、8のつもりで書いてます。
その歳にしては老成している方だと思いますが、現在と比べるとまだ余裕と言いますか飄々としてないですね。

> いえ、今回の桐生のツボはシャルレさんです(笑)
> ランディ氏に負けず劣らず淡々とした方だなあと思っていたので、今回はちょっと意外な一面を見させていただきました。ますます魅力的です(><)
彼女も若いですから(笑)
…ってみていが一番驚いています。まさかこうなるとは…(汗)
実はランディとシャルレ、二人が二人とも慣れないことをしてしまったので、妙に気恥ずかしく面と向かって顔が見れなかったという微笑ましいよな照れるよなエピソードが。
あ〜、若い。

> なにやら支離滅裂な感想ですが(汗)。後編、楽しみにしております。
> ではでは。桐生でした。
ありがとうございました。
またおつきあいくださいませ。
ではでは、みていでございました。多謝★

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15776シャルレさーーーーーーん!!(> <)あんでぃ(笑) E-mail 6/3-00:31
記事番号15761へのコメント



こんばんは♪あんでぃです☆


ランディさんが若いねっ♪と一人イズさんのマネをしながら読んでいました♪←やめい
梅雨の季節のWaterView♪夏が来る頃に終わる予定のビーパラナイ(笑)一体いつから始まったのかツッコミがきそうですが(笑)
みていさんがお話を5個近く書いているうちに、私はまだ1個も終わっていないという(笑)なにしてるんだ、私(汗)



テラ君・・・彼はとてもいい子だったのですね(T T)
そんな彼が亡くなってしまうのは、すっごく悲しいです・・・・・
どこの世界でも、時代でもこういう人ばかり減っていく・・・・(泣)



この頃からシャルレさんとランディさんが仲良しこよし♪いい感じ♪になり始めたのですね☆
悲しい話ではありましたけど、その中にあるこのラブラブモードにめろめろの私はなんて節操がないのだろう・・・・(汗)
さらに、ラブラブモードよりもドアを蹴破るといったり、串を投げつけたりするなかなかにたくましいシャルレさんいもめろめろです♪←かなり違う


お味噌汁・・・・・私実はお味噌があんまり得意ではないので、えのきだけのお味噌汁のみ飲んでおります(汗)
毎朝の定番めにゅう♪シャルレさんの 『愛』 を感じますvvv


なんて感動しつつ♪
それでは、たった今顔合わせておりますな♪のあんでぃでした。





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15779「何ですか?」みてい 6/3-00:46
記事番号15776へのコメント

>こんばんは♪あんでぃです☆
こんばんは、みていです★

>ランディさんが若いねっ♪と一人イズさんのマネをしながら読んでいました♪←やめい
若いっしょ?(イズの口調で)
>梅雨の季節のWaterView♪夏が来る頃に終わる予定のビーパラナイ(笑)一体いつから始まったのかツッコミがきそうですが(笑)
>みていさんがお話を5個近く書いているうちに、私はまだ1個も終わっていないという(笑)なにしてるんだ、私(汗)
続き楽しみにしてますv

>テラ君・・・彼はとてもいい子だったのですね(T T)
>そんな彼が亡くなってしまうのは、すっごく悲しいです・・・・・
>どこの世界でも、時代でもこういう人ばかり減っていく・・・・(泣)
健気な子でした。ハイ。
彼にまつわる話をちょこっと、後編に登場させる予定です。

>この頃からシャルレさんとランディさんが仲良しこよし♪いい感じ♪になり始めたのですね☆
お手々繋いでv(違)
>悲しい話ではありましたけど、その中にあるこのラブラブモードにめろめろの私はなんて節操がないのだろう・・・・(汗)
あはは…(苦笑)
>さらに、ラブラブモードよりもドアを蹴破るといったり、串を投げつけたりするなかなかにたくましいシャルレさんいもめろめろです♪←かなり違う
もともとも遭ったと思いますが、某所でのバイト経験がかなり利いているかと(笑)

>お味噌汁・・・・・私実はお味噌があんまり得意ではないので、えのきだけのお味噌汁のみ飲んでおります(汗)
>毎朝の定番めにゅう♪シャルレさんの 『愛』 を感じますvvv
どうして飲んだことの無い味噌汁が登場したかと言いますと、シャルレが帰りがけにお土産(現物支給の賃金かも)で貰ったもの…と。

>なんて感動しつつ♪
>それでは、たった今顔合わせておりますな♪のあんでぃでした。
ありがとうございました。
ではではあっちでもこっちでもオンラインのみていでございました。多謝★

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15784いやぁぁぁっ!!テラぁぁぁぁっ!!(意味のない絶叫)通りすがりのテラファンの時貝崎 6/3-01:48
記事番号15761へのコメント


 こんにちはです(注・夜中の一時過ぎ)、みてい姉さん(勝手に呼んでるし)。時貝崎です。
 ふぅ、中編・・・出た・・・出たよお母さん!(誰?)
 待ってました、イェイ!っていうか私、気づくの遅すぎvやべぇv
 そういうわけで、しっかりレスです!


 まず、言うべき事は・・・・・・
 テラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぁぁぁぁっげほげほっぁぁぁぁぁぁぁっ!!(途中で叫びなおしている)
 ううっ、こんな可愛くて良い子なのにっ(独断)死んでしまうなんてっ。しかも埋葬っ。
 神様酷いわっ!!(違)
 とまぁ、その辺は置いておいて。(ーー)/○/ ←置いた

 今回の見所は、シャルレさんですねv
 いい人です〜vおみそ汁v(違)
 「やっと眉間のしわが取れましたね」ってところで、また優しさを感じました。
 ああ、そして同時にみていさんを崇拝する気持ちが再浮上・・・(その辺に沈没させましょう)
 それに!今回、それとなくガウリイがピンチな気がするのは何故?(笑)
 光の剣奪取ってことで、追われ者になったり・・・?(爆)
 そーなったら、どーなる!? ・・・こーなる!!(笑)
 とまぁ、意味不明なギャグは置いておいて。(−−)/○/

 次回は後編!ラストですね!!
 死ぬほど楽しみです!!
 次回も、どんな格好いい語句が出てくるかと思うと・・・(着眼点違うってバ)
 何はともあれ、頑張ってくださいね!!
 ではでは、みてい姉さん崇拝委員会自称会長兼私的テラファン倶楽部部長の貝でした〜(笑)

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15786「なぁに?」みてい 6/3-10:16
記事番号15784へのコメント

> こんにちはです(注・夜中の一時過ぎ)、みてい姉さん(勝手に呼んでるし)。時貝崎です。
> ふぅ、中編・・・出た・・・出たよお母さん!(誰?)
> 待ってました、イェイ!っていうか私、気づくの遅すぎvやべぇv
> そういうわけで、しっかりレスです!
おはようございます。休日にしては早い時間に起きましたみていでございます。
…『姉さん』が『姐さん』にならないようにしてくださいませ(笑)

> まず、言うべき事は・・・・・・
> テラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぁぁぁぁっげほげほっぁぁぁぁぁぁぁっ!!(途中で叫びなおしている)
> ううっ、こんな可愛くて良い子なのにっ(独断)死んでしまうなんてっ。しかも埋葬っ。
> 神様酷いわっ!!(違)
> とまぁ、その辺は置いておいて。(ーー)/○/ ←置いた
よっこいしょ \○\( ̄ー ̄) ←戻した
このあたりは後編で触れますけども、実はテラ、埋葬ではありません。
LegendMasterでも触れてますが、また叫ばれてしまいそうな展開…(汗)

> 今回の見所は、シャルレさんですねv
> いい人です〜vおみそ汁v(違)
> 「やっと眉間のしわが取れましたね」ってところで、また優しさを感じました。
> ああ、そして同時にみていさんを崇拝する気持ちが再浮上・・・(その辺に沈没させましょう)
ランディ、もともと薄味が好きだったため、この頃から和食派(?)になっていきますv
でも手間かかるんですよね…和食。

> それに!今回、それとなくガウリイがピンチな気がするのは何故?(笑)
> 光の剣奪取ってことで、追われ者になったり・・・?(爆)
> そーなったら、どーなる!? ・・・こーなる!!(笑)
> とまぁ、意味不明なギャグは置いておいて。(−−)/○/
そーれよぉっこいしょ \○\( ̄v ̄) ←戻した
『大怪盗ガウリイ』(嘘)の話はあそこでもう潰えてます。
クァールが単独ランディに刃向かえるだけの器じゃなかったので。
…その『騒動』から十年後、シメられてます。

> 次回は後編!ラストですね!!
> 死ぬほど楽しみです!!
いや、死なんでも…(笑)
> 次回も、どんな格好いい語句が出てくるかと思うと・・・(着眼点違うってバ)
> 何はともあれ、頑張ってくださいね!!
> ではでは、みてい姉さん崇拝委員会自称会長兼私的テラファン倶楽部部長の貝でした〜(笑)
『貝』…ずいぶんと省略されましたね〜。
精進します。ありがとうございました。

ではでは、みていでございました。多謝★

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15791名産品もって参上。(待て)ゆえ E-mail URL6/3-21:09
記事番号15761へのコメント

こんにちは。上の方で地雷踏みまくって自爆している、ゆえです(汗)

やはり本家はかっこいいですっ先生っっ!!食べ過ぎの過食で毎日通いたいくらいですっっ(待て)

ランディさん、やはりこのころはまだ若いといいますか、余裕が少ないですよね。
そんなランディさんの所にバイト先から戻ってきたシャルレさんが・・・・・(ぽっ)
二人の会話がとても好きです、私。

「聖刀」はあーなっていたんですね。お父上は絵筆なのですね。横笛にはあんな話があったとは。
ああ、イズくん本当にいい人だわっっっ。

毎度、感想の半分も書き表せない自分が不甲斐ないのですが、印字して何度も読ませて頂いておりますので。うう、テラくぅん・・・・(涙)

とかく重くなりがちな過去の話なのですが、みていさんのはちゃんと浮上ポイントがあるので、さすがです。
次で最後ですね。楽しみにしてます〜〜♪

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15796有難く頂戴致します(さらに待て)みてい 6/4-02:18
記事番号15791へのコメント

>こんにちは。上の方で地雷踏みまくって自爆している、ゆえです(汗)
レスありがとうございます。地雷を作りまくったみていでございます(爆)

>やはり本家はかっこいいですっ先生っっ!!食べ過ぎの過食で毎日通いたいくらいですっっ(待て)
…お医者さんに行きましょう。食いすぎなら内科かなぁ(笑)

>ランディさん、やはりこのころはまだ若いといいますか、余裕が少ないですよね。
>そんなランディさんの所にバイト先から戻ってきたシャルレさんが・・・・・(ぽっ)
>二人の会話がとても好きです、私。
二人とも若いですね。
ちょっとだいぶべったべたな展開かと思ったのですが、まぁいいんじゃないすか(笑って誤魔化そうとしている)

>「聖刀」はあーなっていたんですね。お父上は絵筆なのですね。横笛にはあんな話があったとは。
>ああ、イズくん本当にいい人だわっっっ。
買った当時はランディもイズも横笛の裏の顔を知りませんで。
で、宿で手入れしているときに気がついたんですよ。
「…おい、それって」
「『聖刀』の鞘を探す手間が省けた。好都合だな」
「……………………」
「そう難しい顔をするな。私の代わりにきみが動くのだろう?」
「………そーだけどよ…」
「…疲れたら、帰って来い」
「………………………………人が悪すぎだぜぇ、ランディ」

「餞別代わりに一曲v」

(前編で削除した部分でした。入れてもよかったかな)


>毎度、感想の半分も書き表せない自分が不甲斐ないのですが、印字して何度も読ませて頂いておりますので。うう、テラくぅん・・・・(涙)
テラ、後編に登場します。
それで少しは浮上していただけたら、と。『お約束』な展開かもしれないですけど。
LMとMRの伏線にもなってます。

>とかく重くなりがちな過去の話なのですが、みていさんのはちゃんと浮上ポイントがあるので、さすがです。
>次で最後ですね。楽しみにしてます〜〜♪
公言しているハッピーエンド好きなみていですのでv
後編は今書いてます。現役(?)のランディとシャルレが登場します。

ではでは、みていでございました。多謝★

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